JP2014093148A - 車両用灯具の半導体型光源、車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】LEDチップにおいて発生する熱を外部に効率良く放射させることが重要である。
【解決手段】この発明は、LEDチップ3と、LEDチップ3が実装されているパッケージ部材4と、LEDチップ3に電流を供給する給電部材5と、パッケージ部材4が固定されていて、LEDチップ3において発生する熱を外部に放射させる放熱部材6と、を備える。パッケージ部材4は、金属基板40から構成されている。LEDチップ3は、金属基板40に金属接合材7を介して接合されている。この結果、この発明は、LEDチップ3において発生する熱を外部に効率良く放射させることができる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、車両用灯具の半導体型光源に関するものである。また、この発明は、半導体型光源と配光制御部材とを備える車両用灯具に関するものである。
この種の半導体型光源は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3)。従来の半導体型光源は、セラミック基板にLEDチップを実装してなるものである。LEDチップに電流を供給することにより、LEDチップが発光する。そして、その光を車両用灯具を介して照明用の光や信号用の光や装飾用の光などとして利用するものである。ここで、LEDチップに電流が供給されて、LEDチップが発光すると、LEDチップにおいて熱が発生する。
特開2008−16362号公報 特開2010−55897号公報 特開2011−187451号公報
かかる車両用灯具においては、LEDチップの発光効率を向上させるために、LEDチップにおいて発生する熱を外部に効率良く放射させることが重要である。
この発明が解決しようとする課題は、LEDチップにおいて発生する熱を外部に効率良く放射させることが重要である、という点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、LEDチップと、LEDチップが実装されているパッケージ部材と、LEDチップに電流を供給する給電部材と、パッケージ部材が固定されていて、LEDチップにおいて発生する熱を外部に放射させる放熱部材と、を備え、パッケージ部材が、金属基板から構成されていて、LEDチップが、金属基板に金属接合材を介して接合されている、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、金属接合材が、金属バンプ、半田材、金属表面融解を利用した金属接合材、もしくは、金属のナノ粒子が含有されているペーストを硬化させたもの、である、ことを特徴とする。
この発明(請求項3にかかる発明)は、金属基板と放熱部材との間には、放熱グリース、もしくは、金属接合材が設けられている、ことを特徴とする。
この発明(請求項4にかかる発明)は、LEDチップが、フェースアップ実装タイプであり、LEDチップの発光面と反対側が、金属基板に金属接合材を介して接合されていて、LEDチップの発光面側の電極に対応する箇所には、高抵抗層が設けられている、ことを特徴とする。
この発明(請求項5にかかる発明)は、LEDチップが、フリップチップ実装タイプであり、LEDチップの発光層側の電極が、金属基板に金属接合材を介して接合されている、ことを特徴とする。
この発明(請求項6にかかる発明)は、前記の請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用灯具の半導体型光源と、半導体型光源からの光を配光制御する配光制御部材と、を備える、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具の半導体型光源、および、この発明の車両用灯具は、LEDチップがパッケージ部材の金属基板に金属接合材を介して接合されているので、LEDチップにおいて発生する熱が金属接合材を介してパッケージ部材の金属基板に効率良く伝達され、その金属基板に伝達された熱が放熱部材を介して外部に効率良く放射される。このために、LEDチップにおいて発生する熱を外部に効率良く放射させることができる。これにより、LEDチップの発光効率を向上させることができる。すなわち、強い光が得られる。
特に、この発明の車両用灯具の半導体型光源、および、この発明の車両用灯具は、LEDチップを実装する基板に金属基板を使用する。この金属基板は、従来の半導体型光源のセラミック基板と比較して、強度が大であるから、大型化することができる。これにより、LEDチップにおいて発生する熱が広い面積の金属基板に効率良く伝達される。さらに、金属基板は、従来の半導体型光源のセラミック基板と比較して、割れ難いため、強固に放熱部材にスクリュー止めすることができ、LEDチップが実装されているパッケージ部材をヒートシンク部材に固定する給電ホルダーなどの固定部材が不要である。その上、熱伝導率が低い放熱グリースを使用する場合であっても、その放熱グリースをバラツキなく薄くすることができるので、放熱性のバラツキを小さくすることができる。この結果、金属基板に伝達された熱を放熱部材を介して外部に効率良く放射させることができ、LEDチップにおいて発生する熱を外部に効率良く放射させることができる。これにより、LEDチップの発光効率を向上させることができる。すなわち、強い光が得られる。
図1は、この発明にかかる車両用灯具の半導体型光源の実施形態1、および、この発明にかかる車両用灯具の実施形態1を示し、車両用灯具の概略説明図である。 図2は、半導体型光源を示す斜視図である。 図3は、図2におけるIII−III線断面図である。 図4は、LEDチップを示す説明図である。 図5は、一部拡大断面図である。 図6は、この発明にかかる車両用灯具の半導体型光源の実施形態2、および、この発明にかかる車両用灯具の実施形態2を示す断面図(図3に対応する断面図)である。 図7は、発光チップを示す説明図である。 図8は、一部拡大断面図である。
以下、この発明にかかる車両用灯具の半導体型光源の実施形態(実施例)、および、この発明にかかる車両用灯具の実施形態(実施例)の2例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施形態1の構成の説明)
図1〜図5は、この発明にかかる車両用灯具の半導体型光源の実施形態1、および、この発明にかかる車両用灯具の実施形態1を示す。以下、この実施形態1における車両用灯具の半導体型光源およびこの実施形態1における車両用灯具の構成について説明する。図1〜図3、図5において、符号1は、この実施形態1における車両用灯具の半導体型光源である。図1において、符号100は、この実施形態1における車両用灯具である。
(車両用灯具100の説明)
前記車両用灯具100は、たとえば、自動車用前照灯のヘッドランプである。前記車両用灯具100は、車両の前部の左右両側にそれぞれ搭載されている。前記車両用灯具100は、ランプハウジング(図示せず)と、ランプレンズ(図示せず)と、前記半導体型光源1と、配光制御部材2と、を備える。
前記ランプハウジングおよび前記ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターレンズなど)は、灯室(図示せず)を画成する。前記半導体型光源1および前記配光制御部材2は、ランプユニットを構成する。前記ランプユニット1、2は、前記灯室内に配置されていて、かつ、上下方向用光軸調整機構(図示せず)および左右方向用光軸調整機構(図示せず)を介して前記ランプハウジングに取り付けられている。
(配光制御部材2の説明)
前記配光制御部材2は、前記半導体型光源1からの光(図1中の実線矢印を参照)を配光制御するものであって、リフレクタ20と、光学レンズ21と、から構成されている。前記リフレクタ20には、反射面22が設けられている。前記反射面22は、前記半導体型光源1からの光を前記光学レンズ21側に反射させる。前記光学レンズ21は、前記反射面22からの反射光を所定の配光パターンとして車両の前方に照射する。所定の配光パターンは、この例では、ロービーム配光パターン(すれ違い配光パターン)、もしくは、ハイビーム配光パターン(走行配光パターン)である。
(半導体型光源1の説明)
前記半導体型光源1は、LEDチップ3と、前記LEDチップ3が実装されているパッケージ部材4と、前記LEDチップ3に電流を供給する給電部材5と、前記パッケージ部材4が固定されていて、前記LEDチップ3において発生する熱を外部に放射させる放熱部材(ヒートシンク部材)6と、を備えるものである。
(LEDチップ3の説明)
前記LEDチップ3は、この例では、青色の光を放射するものである。前記LEDチップ3は、図4に示すように、フェースアップ実装タイプであって、P電極30(金等の金属からなる)と、透明電極層31と、高抵抗層32と、電流拡散層(P型GaN層)33と、P型半導体層(P型InGaN層、もしくは、P型GaN層)34と、発光層(MQW、すなわち、多重粒子井戸構造で微妙に組成の異なるInGaN積層部)35と、N型半導体層(N型GaN層)36と、N電極37(金等の金属からなる)と、絶縁体のサファイヤ基板(Al2O3、サファイヤなどの透明支持層)38と、裏面電極(接合層、金等の金属からなる)39と、から構成されている。なお、前記電流拡散層33と前記P型半導体層34とは、兼用される場合がある。
前記裏面電極39は、前記サファイヤ基板38の一面(裏面、下面)に設けられている。前記サファイヤ基板38の他面(表面、上面)には、前記N型半導体層36が設けられている。前記N型半導体層36には、段差が設けられている。前記N型半導体層36の低い段差には、前記N電極37が設けられている。前記N型半導体層36の高い段差には、前記発光層35が設けられている。前記発光層35には、前記P型半導体層34が設けられている。前記P型半導体層34には、前記電流拡散層33が設けられている。前記電流拡散層33には、前記透明電極層31と前記高抵抗層32とが設けられている。前記透明電極層31には、前記P電極30が設けられている。
前記透明電極層31の表面(前記電流拡散層33側の面と反対側の面)は、発光面である。前記P電極30は、前記透明電極層31の表面に設けられている。この結果、フェースアップ実装タイプの前記LEDチップ3において、前記P電極30は、発光面側の電極である。前記高抵抗層32は、発光面側すなわち前記透明電極層31側の前記P電極30に対応する箇所であって、前記電流拡散層33と前記透明電極層31との間に設けられている。
(パッケージ部材4の説明)
前記パッケージ部材4は、金属基板40と、絶縁層41と、枠体42と、蛍光部材43と、から構成されている。前記パッケージ部材4には、前記LEDチップ3が実装されている。
前記金属基板40は、たとえば、銅製やアルミニウム製の板からなる。前記金属基板40は、その表面にメッキ(図6、図8中の符号「46」参照)が施されているものであっても良い。前記金属基板40の角部には、複数個(この例では、2個)の位置決め用の孔44とスクリュー挿通用の孔(図6中の符号「47」参照)とが設けられている。2個の前記位置決め用の孔44のうち、1個を円形の孔として、他の1個を長円形の孔とする。
前記金属基板40の一面(上面)には、電気的短絡(電気的ショート)を防ぐ前記絶縁層41が設けられている。前記絶縁層41の中央には、開口部45が設けられている。前記LEDチップ3の発光面と反対側の前記裏面電極39の一面(下面)は、前記開口部45を通して前記金属基板40の一面に、金属接合材7を介して接合されている。
前記絶縁層41の一面(上面)には、前記枠体42が接着されている。前記枠体42は、前記LEDチップ3を包囲する。前記枠体42は、高反射部材(たとえば、酸化チタンなどの高反射材料が含有されている樹脂、セラミック、これらの組み合わせ)から構成されている。前記枠体42の内周面は、傾斜していて、前記LEDチップ3からの光を前記枠体42の開放側(前記金属基板40および前記絶縁層41により閉塞されている側と反対側)に反射させる。なお、前記枠体42の内周面は、垂直面(図6参照)であっても良い。
前記枠体42中には、前記蛍光部材43が充填されている。前記LEDチップ3は、前記蛍光部材43により封止されている。前記蛍光部材43は、この例では、液状シリコーン樹脂に黄色発光蛍光体粒子が含有されているものであって、前記枠体42中に塗布して硬化させてなるものである。前記蛍光部材43は、前記LEDチップ3からの青色光に励起されて白色光を発するものである。
(給電部材5の説明)
前記給電部材5は、前記LEDチップ3に電流を供給するものである。前記給電部材5は、配線パターン(パターン配線部、金等の金属からなる)50、51と、外部リード線52、53と、ワイヤ(金ワイヤ、金等の金属からなる)54、55と、から構成されている。前記外部リード線52、53は、コネクタなど(図示せず)を介して、図示されていない電源(バッテリー)に電気的に接続されている。
前記配線パターン50、51は、前記絶縁層41の一面に前記枠体42の外側から内側にかけて印刷されている。前記配線パターン50、51の前記枠体42の外側の部分には、前記外部リード線52、53の一端がそれぞれ半田56により電気的にかつ機械的に接続されている。前記配線パターン50、51の前記枠体42の内側の部分には、前記ワイヤ54、55の一端が電気的にかつ機械的にそれぞれ接続(接合、ボンディング)されている。前記ワイヤ54、55の他端は、前記LEDチップ3の前記P電極30、前記N電極37に電気的にかつ機械的にそれぞれ接続(接合、ボンディング)されている。
前記ワイヤ54、55の接続(前記配線パターン50、51、および、前記P電極30、前記N電極37への接続)は、所定温度の加熱下において、所定荷重がかけられている状態で、超音波により、行われる。前記ワイヤ54、55の接続においては、温度、荷重、超音波力(振幅×周波数=USパワー)が重要な条件となる。ここで、同じ温度環境において、荷重、超音波力のうち少なくともいずれか一方を、前記LEDチップ3が劣化、損傷、破損しない程度に、大きくすると、前記ワイヤ54、55の接続が行い易くなって、接続の信頼性が向上する。
(放熱部材6の説明)
前記放熱部材6は、たとえば、樹脂や金属製ダイカスト(アルミダイカスト)などの熱伝導率が高い材料からなる。前記放熱部材6は、固定板部60と、前記固定板部60の一面(下面)から一体に設けられている複数のフィン部61と、から構成されている。
前記固定板部60の他面(上面)には、複数個(この例では、2個)の位置決め用のピン(図6中の符号「62」参照)とスクリュー孔(図6中の符号「64」参照)とが、前記位置決め用の孔44と前記スクリュー挿通用の孔とに、それぞれ対応して設けられている。
前記放熱部材6には、前記パッケージ部材4が複数個(この例では、2個)のスクリュー63により、固定されている。すなわち、前記放熱部材6の前記固定板部60の他面に前記パッケージ部材4の前記金属基板40の他面(下面)を、前記固定板部60の他面と前記金属基板40の他面との間に熱伝導材8を介在させて、搭載する。
このとき、前記位置決め用のピンが前記位置決め用の孔44中に嵌合されていて、前記放熱部材6と前記パッケージ部材4とは、相互に位置決めされている。この状態において、前記スクリュー63を前記スクリュー挿通用の孔の中に通して前記スクリュー孔にねじ込む。これにより、前記パッケージ部材4が前記放熱部材6に固定される。この結果、前記放熱部材6は、前記LEDチップ3において発生する熱を、前記金属接合材7、前記金属基板40、前記熱伝導材8を介して、外部に放射させることができる。
(金属接合材7の説明)
前記LEDチップ3を前記金属基板40に固着(接合)する前記金属接合材7は、金属バンプ(Auバンプ等)、AuSnなどの半田材、金属表面融解を利用した金属接合材、もしくは、金属のナノ粒子が含有されているペーストを硬化させたもの、である。
金属表面融解を利用した前記金属接合材7は、Ag(銀)などの粒子をアルコール系の溶媒中に分散させたものであって、前記LEDチップ3の前記裏面電極39の一面と前記パッケージ部材4の前記金属基板40の一面との間に介在させて、約150°の温度で加熱させて金属接合させたものである。すなわち、金属表面融解を利用した前記金属接合材7を約150°位に加熱すると、Ag粒子の表面のみが融けて前記裏面電極39の一面、前記金属基板40の一面に接合し、また、Ag粒子同士が接合する。このために、金属表面融解を利用した前記金属接合材7は、固着、導電性、熱伝導性(半田並みの200W/m・K)において優れている。
金属のナノ粒子が含有されているペーストを硬化させた前記ものは、シリコーンやエポキシ樹脂中に、Agのナノ粒子を高い比率で含有させ、加熱処理後Agの含有量が約99%程度になる金属接合材であって、通常の放熱グリース(4W/m・K)より格段に熱伝導性が良い。
前記熱伝導材8は、この例では、放熱グリース、あるいは、金属表面融解を利用した前記金属接合材を使用する。金属表面融解を利用した前記金属接合材を使用すると、放熱グリース(4W/m・K)より大幅に熱伝導性が改善される。また、LEDチップ3をリードフレームなどに固着するAgペースト(1〜100W/m・K)によっても前記放熱グリースと同様に、熱伝導性が改善される。
(実施形態1の作用の説明)
この実施形態1における車両用灯具の半導体型光源1およびこの実施形態1における車両用灯具100(以下、「この実施形態1における半導体型光源1および車両用灯具100」と称する)は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
LEDチップ3に電流を印加する。すると、電流は、一方(P電極側、陽極側、+側)の外部リード線52→一方(P電極側、陽極側、+側)の配線パターン50→一方(P電極側、陽極側、+側)のワイヤ54→P電極30→透明電極層31→電流拡散層33→P型半導体層34→発光層35→N型半導体層36→N電極37→他方(N電極側、陰極側、−側)のワイヤ55→他方(N電極側、陰極側、−側)の配線パターン51→他方(N電極側、陰極側、−側)の外部リード線53に流れる。この電流がLEDチップ3の発光層35に流れる際に、発光層35が青色に発光する。この発光層35において青色に発光した光の大部分は、図4中の白抜きの矢印および実線矢印に示すように、LEDチップ3の透明電極層31から外部に放射される。なお、LEDチップ3の透明電極層31以外の箇所(金属基板40に実装されている面以外の面)からも光が外部に放射される。
前記の電流の流れにおいて、電流が透明電極層31から電流拡散層33に流れる際に、高抵抗層32に対応する箇所の電流は低く、一方、その他の箇所(高抵抗層32が無い箇所)の電流は高い。このために、図4に示すように、その他の箇所(高抵抗層32が無い箇所)において発生する光(図4中の白抜きの矢印参照)は強く、一方、高抵抗層32に対応する箇所において発生する光(図4中の実線矢印参照)は弱い。
そして、高抵抗層32は、透明電極層31と電流拡散層33との間であって、P電極30に対応する箇所に設けられている。このために、透明電極層31から外部に放射される光のうち、P電極30により放射が阻害されない光は強く、一方、P電極30により放射が阻害される光は弱い。この結果、光は、透明電極層31から効率良く外部に放射される。
LEDチップ3の発光層35において発光した光は、LEDチップ3から外部に放射される。外部に放射された光すなわち青色光は、パッケージ部材4の枠体42中に充填されている蛍光部材43により、励起されて白色光となる。この白色光(以下、「光」と称する)は、パッケージ部材4の蛍光部材43から直接外部に放射され、あるいは、パッケージ部材4の枠体42で反射されて蛍光部材43から外部に放射される。
図1中の実線矢印に示すように、LEDチップ3からの光であって、パッケージ部材4の蛍光部材43から放射された光(白色光)は、半導体型光源1からリフレクタ20側に照射される。その照射された光は、リフレクタ2の反射面22で光学レンズ21側に反射される。その反射光は、光学レンズ21を透過して、所定の配光パターン、ロービーム配光パターン、もしくは、ハイビーム配光パターンとして、車両の前方に照射される。
そして、LEDチップ3が発光すると、LEDチップ3において熱が発生する。この熱は、LEDチップ3の裏面電極39から金属接合材7を介してパッケージ部材4の金属基板40に伝達される。金属基板40に伝達された熱は、さらに、熱伝導材8を介して放熱部材6の固定板部60に伝達される。固定板部60に伝達された熱は、放熱部材6のフィン部61に伝達されてこのフィン部61から外部に放射される。なお、固定板部60に伝達された熱の一部は、この固定板部60から直接外部に放射される。
(実施形態1の効果の説明)
この実施形態1における半導体型光源1および車両用灯具100は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態1における半導体型光源1および車両用灯具100は、LEDチップ3がパッケージ部材4の金属基板40に金属接合材7を介して接合されているので、LEDチップ3において発生する熱が金属接合材7を介してパッケージ部材4の金属基板40に効率良く伝達され、その金属基板40に伝達された熱が放熱部材6を介して外部に効率良く放射される。このために、LEDチップ3において発生する熱を外部に効率良く放射させることができる。これにより、LEDチップ3の発光効率を向上させることができる。すなわち、強い光が得られる。
特に、この実施形態1における半導体型光源1および車両用灯具100は、LEDチップ3を実装する基板に金属基板40を使用する。この金属基板40は、従来の半導体型光源のセラミック基板と比較して、強度が大であるから、大型化することができる。これにより、LEDチップ3において発生する熱が広い面積の金属基板40に効率良く伝達される。さらに、金属基板40は、従来の半導体型光源のセラミック基板と比較して、割れ難いため、強固に放熱部材6にスクリュー63止めすることができ、LEDチップが実装されているパッケージ部材をヒートシンク部材に固定する給電ホルダーなどの固定部材が不要である。その上、熱伝導率が低い放熱グリースを使用する場合であっても、その放熱グリースをバラツキなく薄くすることができるので、放熱性のバラツキを小さくすることができる。この結果、金属基板40に伝達された熱を放熱部材6を介して外部に効率良く放射させることができ、LEDチップ3において発生する熱を外部に効率良く放射させることができる。これにより、LEDチップ3の発光効率を向上させることができる。すなわち、強い光が得られる。
この実施形態1における半導体型光源1および車両用灯具100は、パッケージ部材4の基板として金属基板40を使用するので、基板としてセラミック基板を使用するものと比較して、製造コストを安価にすることができる。
この実施形態1における半導体型光源1および車両用灯具100は、LEDチップ3が実装されているパッケージ部材4が放熱部材6に固定されているので、LEDチップが実装されているパッケージ部材をヒートシンク部材に固定する給電ホルダーなどの固定部材を使用せずに、LEDチップ3が実装されているパッケージ部材4と放熱部材6とを確実にかつ安定してかつ安価に組み立てることができる。
この実施形態1における半導体型光源1および車両用灯具100は、金属接合材7として、金属バンプ(Auバンプ等)、AuSnなどの半田材、金属表面融解を利用した金属接合材、もしくは、金属のナノ粒子が含有されているペーストを硬化させたもの、を使用するものである。たとえば、金属表面融解を利用した金属接合材7は、Ag(銀)などの粒子をアルコール系の溶媒中に分散させたものであって、LEDチップ3の裏面電極39の一面とパッケージ部材4の金属基板40の一面との間に介在させて、約150°の温度で加熱させて金属接合させたものである。すなわち、金属表面融解を利用した金属接合材7を約150°位に加熱すると、Ag粒子の表面のみが融けて裏面電極39の一面、金属基板40の一面に接合し、また、Ag粒子同士が接合する。このために、金属表面融解を利用した前記金属接合材7は、固着、導電性、熱伝導性(半田並みの200W/m・K)において優れている。
金属のナノ粒子が含有されているペーストを硬化させたものは、シリコーンやエポキシ樹脂中に、Agのナノ粒子を高い比率で含有させ、加熱処理後Agの含有量が約99%程度になる金属接合材であって、通常の放熱グリース(4W/m・K)より格段に熱伝導性が良い。この結果、LEDチップ3において発生する熱を、金属接合材7、金属基板40、熱伝導材8、放熱部材6を介して、外部に効率良く放射させることができる。
熱伝導材8は、この例では、放熱グリース、あるいは、金属表面融解を利用した金属接合材を使用する。金属表面融解を利用した金属接合材を使用すると、放熱グリース(4W/m・K)より大幅に熱伝導性が改善される。また、LEDチップ3をリードフレームなどに固着するAgペースト(1〜100W/m・K)によっても放熱グリースと同様に、熱伝導性が改善される。
この実施形態1における半導体型光源1および車両用灯具100は、透明電極層31と電流拡散層33との間であって、P電極30に対応する箇所には、高抵抗層32が設けられている。このために、透明電極層31から外部に放射される光のうち、P電極30により放射が阻害されない光は強く、一方、P電極30により放射が阻害される光は弱い。この結果、光は、透明電極層31から効率良く外部に放射される。
この実施形態1における半導体型光源1および車両用灯具100は、フェースアップ実装タイプのLEDチップ3を使用するものである。これにより、LEDチップ3のうち強度が大きくかつ厚さが厚いサファイヤ基板38が、裏面電極39を介して金属接合材7側に近い位置に配置されている。このために、LEDチップ3の裏面電極39をパッケージ部材4の金属基板40に金属接合材7を介して接合する際において、荷重、超音波力のうち少なくともいずれか一方を、LEDチップ3が劣化、損傷、破損しない程度に、大きくすることができる。この結果、LEDチップ3の裏面電極39とパッケージ部材4の金属基板40との接続が行い易くなって、接続の信頼性が向上する。
この実施形態1における半導体型光源1および車両用灯具100は、パッケージ部材4の金属基板40に位置決め用の孔44を設け、一方、放熱部材6の固定板部60に位置決め用のピンを設けたので、位置決め用の孔44中に位置決め用のピンを嵌合させることにより、パッケージ部材4と放熱部材6との相対位置を高精度に決めることができる。しかも、スクリュー63をパッケージ部材4の金属基板40のスクリュー挿通用の孔の中に通して放熱部材6の固定板部60のスクリュー孔にねじ込むことにより、パッケージ部材4を放熱部材6に高精度に固定することができる。
この実施形態1における半導体型光源1および車両用灯具100は、LEDチップ3を実装する基板として金属基板40を使用するものである。このために、金属基板40を固定板部60にスクリュー63により強い力で固定することができる。その結果、金属基板40と固定板部60とを高密度に接合することができ、熱伝導材8の厚さをバラツキなく薄くできるので、熱伝導率が向上されて、LEDチップ3の熱の放射効率が向上される。
(実施形態2の構成の説明)
図6〜図8は、この発明にかかる車両用灯具の半導体型光源の実施形態2を示す。図中、図1〜図5と同符号は、同一のものを示す。以下、この実施形態2における車両用灯具の半導体型光源の構成について説明する。
(半導体型光源1Aの説明)
図6、図8において、符号1Aは、この実施形態2における車両用灯具の半導体型光源(以下、「この実施形態2における半導体型光源」もしくは「半導体型光源」と称する)である。この実施形態2における半導体型光源1Aは、前記の実施形態1における半導体型光源1とほぼ同様に、LEDチップ3Aと、前記LEDチップ3Aが実装されているパッケージ部材4と、前記LEDチップ3Aに電流を供給する給電部材5と、前記パッケージ部材4が固定されていて、前記LEDチップ3Aにおいて発生する熱を外部に放射させる放熱部材(ヒートシンク部材)6と、を備えるものである。
前記の実施形態1における半導体型光源1は、フェースアップ実装タイプのLEDチップ3と、半田56付けの外部リード線52、53と、を使用するものである。これに対して、この実施形態2における半導体型光源1Aは、フリップチップ実装タイプ(フェースダウンタイプ)のLEDチップ3Aと、リング57付の外部リード線58、59と、を使用するものである。
(LEDチップ3Aの説明)
フェースアップ実装タイプのLEDチップ3は、発光面がP電極30側に位置するものである。これに対して、フリップチップ実装タイプの前記LEDチップ3Aは、発光面がP電極30と反対側に位置するものである。このために、前記LEDチップ3AのP電極30上層(電流拡散層33側の層)には、銀(Ag)などの反射率が高い層を形成すると良い。前記LEDチップ3Aにおいては、透明電極層31が不要である。
前記P電極30は、電流拡散層33およびP型半導体層34を介して発光層35に設けられている(積層成長されている)。一方、N電極37は、N型半導体層36に設けられている(積層成長されている)。この結果、フリップチップ実装タイプの前記LEDチップ3Aにおいて、前記P電極30は、発光層側の電極である。
前記LEDチップ3Aの発光層側の前記P電極30は、前記パッケージ部材4の金属基板40のメッキ46に金属接合材としての金属バンプ(金等の金属バンプ)70を介して接合されている。一方、前記LEDチップ3Aの前記N電極37は、前記パッケージ部材4の前記金属基板40の他方(N電極側、陰極側、−側)の配線パターン51に金属バンプ(金等の金属バンプ)71を介して接合されている。前記配線パターン51は、電気的短絡(電気的ショート)を防ぐ絶縁層41を介して前記金属基板40に印刷実装されている。Auバンプは、低融点半田ペーストなどをパッケージ基板(パッケージ部材4の金属基板)に微細パターンで塗布または印刷しておいて、LEDチップ3を載せた後加熱することにより、融けた半田材の表面張力により、電気ショートすることなく両極(P極、N極)をパッケージ基板に金属接合することも可能である。
前記メッキ46および前記配線パターン51のうち、前記金属バンプ70、71が接合される箇所(表面)は、前記金属バンプ70、71との接合性に優れた導電層たとえば金層、銀層などとする。
(パッケージ部材4の説明)
前記パッケージ部材4は、前記金属基板40から構成されている。前記金属基板40の一面(上面)には、前記メッキ46と、前記配線パターン51および前記絶縁層41と、がそれぞれ設けられている。前記メッキ46は、前記LEDチップ3Aの前記P電極30が接合される箇所と、一方(P電極側、陽極側、+側)のスクリュー挿通用の孔47の縁との間に設けられている。前記配線パターン51および前記絶縁層41は、前記LEDチップ3Aの前記N電極37が接合される箇所と、他方(N電極側、陰極側、−側)のスクリュー挿通用の孔47の縁との間に設けられている。
(給電部材5の説明)
前記給電部材5は、安価な前記リング57付の前記外部リード線58、59を使用する。前記リング57は、導電性のリングからなる。一方の前記外部リード58の前記リング57を前記パッケージ部材4の前記メッキ46の一面(上面)に載置させる。一方のスクリュー63を一方の前記リング57の孔と一方の前記スクリュー挿通用の孔47とに挿通して一方のスクリュー孔64にねじ込む。これにより、一方の前記リング57を介して一方の前記外部リード58と前記パッケージ部材4の前記メッキ46とが電気的に接続される。
他方の前記外部リード59の前記リング57を前記パッケージ部材4の他方の前記配線パターン51の一面(上面)に載置させる。他方の絶縁性のスクリュー64を他方の前記リング57の孔と他方の前記スクリュー挿通用の孔47とに挿通して他方のスクリュー孔64にねじ込む。これにより、他方の前記リング57を介して他方の前記外部リード59と前記パッケージ部材4の他方の前記配線パターン51とが電気的に接続される。他方のスクリューとして前記絶縁性のスクリュー65を使用することにより、電気的短絡(電気的ショート)を簡単に防ぐことができる。
前記スクリュー63および前記絶縁性のスクリュー65のねじ込みにより、前記LEDチップ3Aが実装されている前記パッケージ部材4が、放熱部材6に固定される。このように、前記パッケージ部材4の前記放熱部材6への固定と、前記パッケージ部材4の前記外部リード線58、59への電気的接続とを、同時に行うことができる。前記パッケージ部材4の前記金属基板40の他面(下面)と、前記放熱部材6の固定板部60の一面(上面)との間には、熱伝導材8が介在されている。
(実施形態2の作用の説明)
この実施形態2における半導体型光源1Aは、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
LEDチップ3Aに電流を印加する。すると、電流は、一方の外部リード線58→一方のリング57→メッキ46→一方の金属バンプ70→P電極30→電流拡散層33→P型半導体層34→発光層35→N型半導体層36→N電極37→他方の金属バンプ71→他方の配線パターン51→他方のリング57→他方の外部リード線59に流れる。この電流がLEDチップ3の発光層35に流れる際に、発光層35が青色に発光する。この発光層35において青色に発光した光は、図7中の白抜きの矢印に示すように、直接透明なサファイヤ基板38から外部に放射され、あるいは、P電極30で反射されて透明なサファイヤ基板38から外部に放射される。なお、LEDチップ3Aの透明なサファイヤ基板38以外の箇所(金属基板40に実装されている面以外の面)からも光が外部に放射される。
LEDチップ3Aの発光層35において発光した光は、LEDチップ3Aから外部に放射される。外部に放射された光すなわち青色光は、パッケージ部材4の枠体42中に充填されている蛍光部材43により、励起されて白色光となる。この白色光(以下、「光」と称する)は、パッケージ部材4の蛍光部材43から直接外部に放射され、あるいは、パッケージ部材4の枠体42で反射されて蛍光部材43から外部に放射される。
LEDチップ3Aからの光であって、パッケージ部材4の蛍光部材43から放射された光(白色光)は、たとえば、図1中の実線矢印に示すように、リフレクタ20側に照射される。その照射された光は、リフレクタ2の反射面22で光学レンズ21側に反射される。その反射光は、光学レンズ21を透過して、所定の配光パターン、ロービーム配光パターン、もしくは、ハイビーム配光パターンとして、車両の前方に照射される。
そして、LEDチップ3Aが発光すると、LEDチップ3Aにおいて熱が発生する。この熱は、LEDチップ3AのP電極30から金属接合材としての金属バンプ70を介して放熱部材6の金属基板40に伝達される。金属基板40に伝達された熱は、さらに、熱伝導材8を介して放熱部材6の固定板部60に伝達される。固定板部60に伝達された熱は、放熱部材6のフィン部61に伝達されてこのフィン部61から外部に放射される。なお、固定板部60に伝達された熱の一部は、この固定板部60から直接外部に放射される。
(実施形態2の効果の説明)
この実施形態2における半導体型光源1Aは、以上のごとき構成および作用からなるので、前記の実施形態1における半導体型光源1とほぼ同様の効果を達成することができる。
特に、この実施形態2における半導体型光源1Aは、フリップチップ実装タイプのLEDチップ3Aを使用し、LEDチップ3Aの発光層側の電極であるP電極30を、パッケージ部材4の金属基板40に金属接合材としての金属バンプ70を介して接合するものである。このために、通電により、発光層35において発生する熱を、発光層側の電極であるP電極30から金属基板40に効率良く伝達させることができる。この結果、LEDチップ3Aの熱の放射効率を向上させることができ、LEDチップ3Aの発光効率を向上させることができる。すなわち、強い光が得られる。
ここで、P電極30の面積を広くし、かつ、金属バンプ70の数(量)を増やすことにより、P電極30から金属基板40への熱伝導率が向上され、LEDチップ3Aの熱の放射効率、発光効率が向上される。
(実施形態1、2以外の例の説明)
なお、実施形態1においては、金属接合材7として、金属のナノ粒子が含有されているペーストを硬化させたものを使用するものである。すなわち、金属接合材7としては、Ag(銀)などの粒子をアルコール系の溶媒中に分散させたものであって、接合する面の間に介在させて、約150°の温度で加熱させて硬化させたものを使用するものである。
ところが、この発明においては、実施形態1の金属接合材7の代わりに、実施形態2の金属接合材としての金属バンプ70、71を使用して接合面、たとえば、裏面電極39の一面と金属基板40の一面とを接合しても良い。また、この発明においては、実施形態1の金属接合材7の代わりに、液状シリコーン樹脂に銀などの金属のナノ粒子が含有されているものを使用しても良い。この場合においては、LEDチップ3の裏面電極39が不要となるので、接合面は、たとえば、サファイヤ基板38の一面と金属基板40の一面とからなる。
また、この実施形態2においては、金属接合材として金属バンプ70を使用するものである。ところが、この発明においては、実施形態2の金属バンプ70の代わりに、低融点半田ペーストなどをパッケージ基板(パッケージ部材4の金属基板)に微細パターンで塗布または印刷しておき、LEDチップ3を載せた後加熱することにより、融けた半田材の表面張力により、電気ショートすることなく両極(P極、N極)をパッケージ基板に金属接合することも可能、さらに、実施形態1の金属接合材7、あるいは、液状シリコーン樹脂に銀などの金属のナノ粒子が含有されているものを使用しても良い。
また、この実施形態1においては、パッケージ部材4の金属基板40の他面と放熱部材6の固定板部60の他面との間を熱伝導材8により接合するものである。ところが、この発明においては、熱伝導材として一般的に使われている放熱グリースの代わりに、前記の金属接合材7を使用しても良い。これにより、熱伝導性は大幅に改善される。
さらに、この実施形態1、2においては、ロービーム配光パターンあるいはハイビーム配光パターンを照射するものである。ところが、この発明においては、ロービーム配光パターンあるいはハイビーム配光パターン以外の配光パターン、たとえば、ロービーム配光パターンとハイビーム配光パターンとを切り替えるバイファンクションの配光パターン、フォグランプ配光パターン、ストップランプ配光パターン、テールランプ配光パターンなどのその他の配光パターンであっても良い。
さらにまた、この実施形態1、2においては、リフレクタ20と光学レンズ21とから構成されている配光制御部材2を使用するものである。ところが、この発明においては、配光制御部材として、リフレクタ20と光学レンズ21とから構成されている配光制御部材2以外の配光制御部材、たとえば、レンズ直射タイプの配光制御部材、プロジェクタタイプの配光制御部材、リフレクタタイプの配光制御部材などを使用するものであっても良い。
さらにまた、この実施形態1、2においては、LEDチップ3、3Aを1個使用するものである。ところが、この発明においては、LEDチップを複数個使用しても良い。この場合においては、複数個のLEDチップを直列もしくは並列もしくは直列と並列との組み合わせにより接続されている。
1、1A 半導体型光源
2 配光制御部材
20 リフレクタ
21 光学レンズ
22 反射面
3、3A LEDチップ
30 P電極
31 透明電極層
32 高抵抗層
33 電流拡散層
34 P型半導体層
35 発光層
36 N型半導体層
37 N電極
38 サファイヤ基板
39 裏面電極
4 パッケージ部材
40 金属基板
41 絶縁層
42 枠体
43 蛍光部材
44 位置決め用の孔
45 開口部
46 メッキ
47 スクリュー挿通用の孔
5 給電部材
50、51 配線パターン
52、53 外部リード線
54、55 ワイヤ
56 半田
57 リング
58、59 外部リード線
6 放熱部材
60 固定板部
61 フィン部
62 位置決め用のピン
63 スクリュー
64 スクリュー孔
65 絶縁性のスクリュー
7 金属接合材
70、71 金属バンプ
8 熱伝導材
100 車両用灯具

Claims (6)

  1. 車両用灯具の半導体型光源において、
    LEDチップと、
    前記LEDチップが実装されているパッケージ部材と、
    前記LEDチップに電流を供給する給電部材と、
    前記パッケージ部材が固定されていて、前記LEDチップにおいて発生する熱を外部に放射させる放熱部材と、
    を備え、
    前記パッケージ部材は、金属基板から構成されていて、
    前記LEDチップは、前記金属基板に金属接合材を介して接合されている、
    ことを特徴とする車両用灯具の半導体型光源。
  2. 前記金属接合材は、金属バンプ、半田材、金属表面融解を利用した金属接合材、もしくは、金属のナノ粒子が含有されているペーストを硬化させたもの、である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具の半導体型光源。
  3. 前記金属基板と前記放熱部材との間には、放熱グリース、もしくは、前記金属接合材が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具の半導体型光源。
  4. 前記LEDチップは、フェースアップ実装タイプであり、
    前記LEDチップの発光面と反対側は、前記金属基板に金属接合材を介して接合されていて、
    前記LEDチップの発光面側の電極に対応する箇所には、高抵抗層が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用灯具の半導体型光源。
  5. 前記LEDチップは、フリップチップ実装タイプであり、
    前記LEDチップの発光層側の電極は、前記金属基板に金属接合材を介して接合されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用灯具の半導体型光源。
  6. 前記請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用灯具の半導体型光源と、
    前記半導体型光源からの光を配光制御する配光制御部材と、
    を備える、ことを特徴とする車両用灯具。
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