JP2014092717A - 竿取付装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】会議用テーブルなどの横にのぼりを簡易に取り付けるための装置はこれまでなかった。
【解決手段】上記課題を解決するために、竿をテーブル状の板台の横に縦に取付けるための竿取付装置であって、竿をその長手方向に添って支える支板と、支板を固定するために前記板台上面に配置して板台を挟持するための上板と、支板を固定するために前記板台下面に配置して板台を挟持するための下支持部と、前記板台の端面を受けるための端面受と、からなる竿取付装置を提供する。
【選択図】図2
【解決手段】上記課題を解決するために、竿をテーブル状の板台の横に縦に取付けるための竿取付装置であって、竿をその長手方向に添って支える支板と、支板を固定するために前記板台上面に配置して板台を挟持するための上板と、支板を固定するために前記板台下面に配置して板台を挟持するための下支持部と、前記板台の端面を受けるための端面受と、からなる竿取付装置を提供する。
【選択図】図2
Description
本発明は、会議用テーブルや陳列台などにのぼりや旗などを立てて取り付けるための竿取付装置に関する。
祭りや催事、店舗などの案内や宣伝のためにのぼりや旗などが用いられることが多い。のぼりなどを設置する際には、例えば、コンクリート製や鉄製の重い基台に旗竿を挿して設置したり、ガードレールや柱などに取り付けて設置したりしている。
ところで、物産展などの催事においては商品や物品を会議用テーブルなどに載せて提示する場合がある。出品者や出展者としては、商品等を宣伝するため会議用テーブルの傍にのぼりを設置することを望む。しかしながら、上記の基台の重量は10kgを超えるものばかりで簡易に設置及び撤去できるとは言い難い。また、特許文献に記載の技術はガードレールや柱に取り付けるための装置であり、会議用テーブルなどにのぼりを取り付ける役には立たない。
このような事情により、これまでは会議用テーブルなどの脚に旗竿を紐やロープなどで括りつけたり、接着テープで張り付けるなどしてのぼりを取り付ける他に手段がなく、係る作業は簡便ではなく、その仕上がりは見栄え良いとは言い難い。
そこで、上記課題を解決するために本発明において、以下の竿取付装置などを提供する。すなわち、第一の発明としては、竿をテーブル状の板台の横に縦に取付けるための竿取付装置であって、竿をその長手方向に添って支える支板と、支板を固定するために前記板台上面に配置して板台を挟持するための上板と、支板を固定するために前記板台下面に配置して板台を挟持するための下支持部と、前記板台の端面を受けるための端面受と、からなる竿取付装置を提供する。
第二の発明としては、前記板台の下支持部固定位置と前記板台の前記端面受によって受けられる端面との距離は、5センチメートル以上30センチメートル以下である第一の発明に記載の竿取付装置を提供する。
第三の発明としては、前記支板は、長手方向に直交する断面形状が略V字状である第一の発明又は第二の発明に記載の竿取付装置を提供する。
本発明により、簡便な作業でのぼりなどの竿をテーブル等に取り付けることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を用いて説明する。なお、本発明は、これら実施形態に何ら限定されるべきものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
<実施形態 概要>
<実施形態 概要>
本実施形態に係る竿取付装置が用いられる態様を図1に示す。テーブル(0101)には物品が載置され、その横にはのぼり(0102)が竿取付装置(0103)により取り付けられている。ここで、竿取付装置は、のぼりの竿を立たせた姿勢にするとともに、その姿勢でのぼりがテーブルの横に取り付けられるための働きをする。この竿取付装置により、簡便にのぼりなどを取り付けることができ、物品等を提示する環境の美観を損ねることもない。
<実施形態 構成>
<実施形態 構成>
図2は、本実施形態の竿取付装置の一例を示す概念図である。竿取付装置は、竿をテーブル状の板台の横に縦に取付けるための装置であって、支板(0201)と、上板(0202)と、下支持部(0203、0204、0205)と、前記上板の支板接合側で前記板台の端面を受けるための端面受(0206)とからなる。「竿」は、のぼりや旗などを構成する棒状の部材である。「テーブル状の板台」は、物などを載せることのできる概ね平らな板状体である。例えば、会議用テーブルや机などである。
図3は、図2に示した竿取付装置により竿を板台に取り付けた態様を示す概念図である。支板(0301)に支えられる竿(0307)は固定のためのベルト(0308)により縛られる。上板(0302)は板台(0309)の上面に配置され、端面受(0306)は板台の端面を受ける。そして、上板と下支持部(0303、0304、0305)とで板台を挟持する。
「支板」は、竿をその長手方向に添って支える。長手方向に添って支えることで竿の姿勢を定め、その姿勢にて取り付けることができる。支板の材料は、木、金属、樹脂などとすることができる。
支板は、竿の姿勢を定める機能を果たすものであるので、その形状は支える竿の動きをある程度規制し得るものが好ましい。例えば、図2及び図3においては、長手方向に直交する断面形状を略V字状に形成した支板を用いている。この支板の谷側の面で竿を支える。このように形成した支板を用いることで、円形の断面であることがほとんどである竿の動きを規制し一定の姿勢を維持することに資する。また、支板の長手方向の長さは、支えるべき竿の長さや重量に応じて適宜定め得る。例えば、長く重い竿を支える場合には、支板の長手方向の長さを相応に長くする。逆もまた然りである。
また、図4に示すように竿の断面の円の直径の大小にも容易に対応し得る。例えば、図4(a)は比較的小径の竿を支える態様を示すもので、断面形状がV字を構成する支板(0401)の2辺のいずれにも竿(0402)が当接することで竿の動きを規制するとともにベルトなどで縛ることで固定する。また、図4(b)は比較的大径の竿を支える態様を示しているが、この場合においても、支板(0401)の2辺のいずれにも竿(0403)が当接することで竿の動きを規制するとともにベルトなどで縛ることで固定する。
上記のような本実施形態の支板の形状に対して、従来技術においては、管状部材に竿を挿入することで竿の姿勢を定める装置がある。このような装置においては、かかる管状部材を大小さまざまな竿の径に応じさせるために相応の複雑な機構が求められ、簡易に製造し、また、廉価にて提供することは容易ではない。
竿を支板に固定するためには、紐、ベルト、粘着テープ、面ファスナーなどを用いることができ、また、それらが支板にあらかじめ装着されていてもよい。さらに、竿に当接する支板の谷側の面にゴムなどの滑り止めを設けることも好ましい。
「上板」は、支板を固定するために前記板台上面に配置して板台を挟持する。板台の挟持は、下支持部と協働して行う。板台の挟持を安定化させるために、板台の上面と接する側にゴムなどを設けることも好ましい。
「下支持部」は、支板を固定するために前記板台下面に配置して板台を挟持する機能を有する。ここで、下支持部の機能は、図2においては、上板の下方に位置し支板と接合している板状部材(0203)と、当該板状部材において支板と接合する側の反対側に位置する当接部材(0204)と、締めることで当接部材を挟持する板台の下面に押し付ける締め具(0205)とにより実現されている。ここで、板状部材は、当接部材及び締め具によって板台に対して働く力の作用点と、支板とを隔てる機能を果たすものである。したがって、下支持部は、板台を挟持するための力を作用させる機能と、かかる作用点と支板とを隔てる機能と、を果たし得るように構成すればよい。例えば、上記の板状部材を棒状部材や管状部材に替え、当接部材と締め付け部材とを押しばねや板ばねに替えるなどしてもよい。
「端面受」は、前記板台の端面を受ける。図5は、板台を挟持する竿取付装置を上方視した概念図(a)と、側方視した概念図(b)である。図示するように、端面受(0504)は、上板(0502)の支板(0501)と接合する側にて、板台(0505)の端面に当接するように上板に対して略直交して設けられる。これにより、上板と端面受とで直交する2つの面が構成される。板台の上面と端面とは多くの場合直交して角をなしているため、上板と端面受とにより構成される2つの面は板台の角に掛合する。掛合した状態で上板と下支持部(0503)とで挟持するため、上板及び端面受が板台と密着するように取り付けることができる。
図6は、端面受を有さない場合の竿取付装置と端面受を有する竿取付装置とを比較した概念図である。図6(a)に示すように、端面受を有さない場合に図中の矢印(0606)で示すような力が竿(0605)に対して加えられるとする。竿取付装置の上板(0601)は、その力により板台(0603)の上面と端面との角と接する他離れてしまう。したがって、上板が面として板台の上面に配置されているときに働いていた摩擦力が失われてしまう。また、当接部材(0602)についても板台と点でのみ接することになり摩擦力が失われてしまう。そのため、上板と下支持部とで板台を挟持する力が弱くなり、水平方向に働く力に対する係止力が弱まり竿もろとも竿取付装置が板台から外れてしまいかねない。
一方、図6(b)に示すように、端面受を有する場合には、図中の矢印(0606)で示すような力が竿(0605)に対して加えられても、端面受(0604)により端面に対する反力(0607)が加わり、上板(0601)や当接部材(0602)が板台(0603)から離れることを妨げる。それにより、上板及び当接部材は板台との面での接触を維持し、その接触による摩擦力を失いにくくなる。このような作用により、竿取付装置は板台から外れにくくなる。このように、本実施形態の竿取付装置は、上面に対して略直交する端面を備える板台の横に竿を取付けるために好適な構成を有するものである。
また、図7(a)に示すように、板台(0702)の端面(0703)を受ける端面受(0701)により、図中の両端矢印(0704)で示すような動きも規制される。ここで、図7(b)に示すように、下支持部により挟持するための力が作用する下支持部固定位置(0705)と端面受(0701)により受けられる端面(0703)との距離「l」は、5センチメートル以上であって30センチメートル以下であることがより好ましい。
かかる距離が5センチメートルに満たない場合には、上述した端面受による作用を十分に享受しえない場合があり、一方、30センチメートルを超える場合には、竿取付装置の大型化により使い勝手が低下したり板台の上面を必要以上に占拠してしまうなどのデメリットが生じ得るからである。
図8は、端面受の他の態様を示すものである。図8(a)は、下支持部を構成する板状部材に端面受を設けた態様を示している。また、図8(b)は、支板に端面受を設けた態様を示している。下支持部(0803)に端面受(0804)を設けた場合も、支板(0801)に端面受(0805)を設けた場合においても、端面受は上板(0802)と略直交する面を構成しており、図7において説明したように端面に対して反力を加えることになり、竿取付装置が板台から外れにくくなるようにしている。
<実施形態 効果>
<実施形態 効果>
本実施形態の竿取付装置により、簡便な作業でのぼりなどの竿をテーブル等に取り付けることが可能になる。
0201 支板
0202 上板
0203 板状部材
0204 当接部材
0205 締め具
0206 端面受
0202 上板
0203 板状部材
0204 当接部材
0205 締め具
0206 端面受
Claims (3)
- 竿をテーブル状の板台の横に縦に取付けるための竿取付装置であって、
竿をその長手方向に添って支える支板と、
支板を固定するために前記板台上面に配置して板台を挟持するための上板と、
支板を固定するために前記板台下面に配置して板台を挟持するための下支持部と、
前記板台の端面を受けるための端面受と、
からなる竿取付装置。 - 前記板台の下支持部固定位置と前記板台の前記端面受によって受けられる端面との距離は、5センチメートル以上30センチメートル以下である請求項1に記載の竿取付装置。
- 前記支板は、長手方向と直交する断面形状が略V字状である請求項1又は2に記載の竿取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012243910A JP2014092717A (ja) | 2012-11-05 | 2012-11-05 | 竿取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012243910A JP2014092717A (ja) | 2012-11-05 | 2012-11-05 | 竿取付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014092717A true JP2014092717A (ja) | 2014-05-19 |
Family
ID=50936817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012243910A Pending JP2014092717A (ja) | 2012-11-05 | 2012-11-05 | 竿取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014092717A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2012
- 2012-11-05 JP JP2012243910A patent/JP2014092717A/ja active Pending
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A02 | Decision of refusal |
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