JP2014092692A - 液晶装置、及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示特性に影響を及ぼすことを抑えることができる液晶装置100、及び電子機
器を提供する。
【解決手段】素子基板10と対向基板20とにより挟持された液晶層15と、を含み、素
子基板10は、複数の画素電極27と、複数の画素電極27の液晶層15と反対側に設け
られたBPSG膜41と、複数の画素電極27と液晶層15との間に設けられた増反射膜
44と、を含み、増反射膜44は、BPSG膜41より透湿性が低く、BPSG膜41の
端部41aは、増反射膜44の端部より表示領域E側に位置する。
【選択図】図5

Description

本発明は、液晶装置、及び電子機器に関する。
上記液晶装置の一つとして、例えば、画素電極をスイッチング制御する素子としてトラ
ンジスターを画素ごとに備えたアクティブ駆動方式の液晶装置が知られている。液晶装置
は、例えば、直視型ディスプレイやプロジェクターのライトバルブなどにおいて用いられ
ている。
例えば、特許文献1には、反射型の液晶装置において、アルミニウム等の反射性材料か
らなる画素電極の下層に、膜の表面の平坦化性に優れたBPSG膜(ボロン及びリンを含
む酸化シリコン膜)が用いられていることが記載されている。これにより、画素電極の表
面が平滑となり、反射率を向上させることができる。
特開2012−108169号公報
しかしながら、BPSG膜は、絶縁膜の中でも吸湿性の高い材料であり、製造過程で吸
湿したり使用時に露出した端部から吸湿したりすることから、絶縁膜に吸湿された水分が
ITO膜を介して液晶層に侵入し、表示特性に影響を及ぼすという課題がある。
本発明の態様は、上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以
下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る液晶装置は、第1基板と、前記第1基板に対向配置された
第2基板と、前記第1基板と前記第2基板とにより挟持された液晶層と、を含み、前記第
1基板は、複数の画素電極と、前記複数の画素電極の前記液晶層と反対側に設けられた第
1絶縁膜と、前記複数の画素電極と前記液晶層との間に設けられ、平面視で少なくとも表
示領域に形成された第2絶縁膜と、を含み、前記第2絶縁膜は、前記第1絶縁膜より透湿
性が低く、平面視で、前記第1絶縁膜の端部は、前記第2絶縁膜で覆われていることを特
徴とする。
本適用例によれば、第2絶縁膜の端部より表示領域側に第1絶縁膜の端部が配置されて
いるので、第1絶縁膜の端部を第2絶縁膜で覆うことになり、第1絶縁膜の端部が外部に
露出しないため、第1絶縁膜が外部の水分を吸湿することを防ぐことができる。よって、
吸湿した第1絶縁膜から第2絶縁膜を介して液晶層に水分が浸入することを防ぐことがで
き、表示品質の変化を防ぐことができる。
[適用例2]上記適用例に係る液晶装置において、前記液晶装置は、前記第1基板と前
記第2基板とを貼り合わせるシール材を含み、前記第1絶縁膜の端部は、前記シール材の
外縁よりも前記第1基板の端部側に位置することが好ましい。
本適用例によれば、第1絶縁膜の端部がシール材より外側に配置されている。そのため
、例えば、第1絶縁膜を除去することで第1絶縁膜の端部を第2絶縁膜の端部より表示領
域側にする製造方法の場合、シール材形成領域の第1絶縁膜を除去しないので、シール材
形成領域における第1基板の厚さのバラツキが少なく、セルギャップを正規の状態に制御
することができる。
[適用例3]上記適用例に係る液晶装置において、前記液晶装置は、前記第1基板と前
記第2基板とを貼り合わせるシール材を含み、前記第1絶縁膜の端部は、前記シール材の
外縁よりも前記表示領域側に位置することが好ましい。
本適用例によれば、第1絶縁膜の端部がシール材より内側に配置されているので(つま
り、シール材によって囲まれた中に第1絶縁膜の端部があるので)、第1絶縁膜の端部が
シール材の外側にある場合と比較して、防湿効果を高めることができる。また、シール材
の外側において、第2絶縁膜を介して外部から水分が第1絶縁膜に浸入し、第1絶縁膜の
液晶層直下の領域まで水分が広がり、それが再び第2絶縁膜を介して液晶層に侵入するこ
とを防ぐことができる。
[適用例4]上記適用例に係る液晶装置において、前記シール材の下側にエッチングス
トッパー層が設けられていることが好ましい。
本適用例によれば、シール材の下側にエッチングストッパー層が設けられているので、
例えば、平面視でシール材と重なる領域の第1絶縁膜をエッチングした際に、シール材の
下側の絶縁膜が余計にエッチングされることを抑えることができる。よって、シール材の
高さに起因してセルギャップが変わることを抑えることができる。
[適用例5]上記適用例に係る液晶装置において、外部と接続するための外部接続用端
子を有し、前記外部接続用端子が設けられた領域と平面視で重なる領域に前記第1絶縁膜
が設けられていることが好ましい。
本適用例によれば、第1絶縁膜における外部接続用端子の領域と平面視で重なる領域を
残すので(除去しないので)、除去した場合のように、平坦性が悪くなることを抑えるこ
とができる。
[適用例6]本適用例に係る電子機器は、上記に記載の液晶装置を備えることを特徴と
する。
本適用例によれば、上記した液晶装置を備えているので、表示特性に影響を及ぼすこと
が抑えられる電子機器を提供することができる。
液晶装置の構成を示す模式平面図。 図1に示す液晶装置のH−H’線に沿う模式断面図。 液晶装置の電気的な構成を示す等価回路図。 液晶装置の構造を示す模式断面図。 (a)は第1実施形態の液晶装置のうち主に素子基板の構成を示す模式平面図、(b)は(a)に示す液晶装置のA−A’線に沿う模式断面図。 (a)は液晶装置のうち主に外部接続用端子の構成を画素の構成と比較して示す模式平面図、(b)は(a)に示す外部接続用端子及び画素を断面方向から見た模式断面図。 液晶装置を備えた電子機器の構成を示す模式図。 (a)は第2実施形態の液晶装置のうち主に素子基板の構成を示す模式平面図、(b)は(a)に示す液晶装置のA−A’線に沿う模式断面図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。なお、使用する図
面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大または縮小して表示してい
る。
なお、以下の形態において、例えば「基板上に」と記載された場合、基板の上に接する
ように配置される場合、または基板の上に他の構成物を介して配置される場合、または基
板の上に一部が接するように配置され、一部が他の構成物を介して配置される場合を表す
ものとする。
本実施形態では、液晶装置として、薄膜トランジスター(TFT:Thin Film Transist
or)を画素のスイッチング素子として備えたアクティブマトリックス型の液晶装置を例に
挙げて説明する。この液晶装置は、例えば、投射型表示装置(液晶プロジェクター)の光
変調素子(液晶ライトバルブ)として好適に用いることができるものである。
(第1実施形態)
<液晶装置の構成>
図1は、液晶装置の構成を示す模式平面図である。図2は、図1に示す液晶装置のH−
H’線に沿う模式断面図である。図3は、液晶装置の電気的な構成を示す等価回路図であ
る。以下、液晶装置の構成を、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の液晶装置100は、対向配置された素子基板
10(第1基板)および対向基板20(第2基板)と、これら一対の基板によって挟持さ
れた液晶層15とを有する。素子基板10を構成する第1基材10a、および対向基板2
0を構成する第2基材20aは、例えば、ガラス基板、石英基板などの透明基板が用いら
れている。
素子基板10は対向基板20よりも大きく、両基板は、対向基板20の外周に沿って配
置されたシール材14を介して接合されている。平面視で環状に設けられたシール材14
の内側で、素子基板10は対向基板20の間に正または負の誘電異方性を有する液晶が封
入されて液晶層15を構成している。シール材14は、例えば熱硬化性又は紫外線硬化性
のエポキシ樹脂などの接着剤が採用されている。シール材14には、一対の基板の間隔を
一定に保持するためのスペーサー(図示省略)が混入されている。
シール材14の内縁より内側には、複数の画素Pが配列した表示領域Eが設けられてい
る。表示領域Eは、表示に寄与する複数の画素Pに加えて、複数の画素Pを囲むように配
置されたダミー画素を含むとしてもよい。また、図1及び図2では図示を省略したが、表
示領域Eにおいて複数の画素Pをそれぞれ平面的に区分する遮光部(ブラックマトリック
ス;BM)が対向基板20に設けられている。
素子基板10の1辺部に沿ったシール材14と該1辺部との間に、データ線駆動回路2
2が設けられている。また、該1辺部に対向する他の1辺部に沿ったシール材14と表示
領域Eとの間に、検査回路25が設けられている。さらに、該1辺部と直交し互いに対向
する他の2辺部に沿ったシール材14と表示領域Eとの間に走査線駆動回路24が設けら
れている。該1辺部と対向する他の1辺部に沿ったシール材14と検査回路25との間に
は、2つの走査線駆動回路24を繋ぐ複数の配線29が設けられている。
対向基板20における環状に配置されたシール材14と表示領域Eとの間には、遮光膜
18(見切り部)が設けられている。遮光膜18は、例えば、遮光性の金属あるいは金属
酸化物などからなり、遮光膜18の内側が複数の画素Pを有する表示領域Eとなっている
。なお、図1では図示を省略したが、表示領域Eにおいても複数の画素Pを平面的に区分
する遮光部が設けられている。
これらデータ線駆動回路22、走査線駆動回路24に繋がる配線は、該1辺部に沿って
配列した複数の外部接続用端子61に接続されている。以降、該1辺部に沿った方向をX
方向とし、該1辺部と直交し互いに対向する他の2辺部に沿った方向をY方向として説明
する。
図2に示すように、第1基材10aの液晶層15側の表面には、画素Pごとに設けられ
た光反射性を有する反射画素電極としての画素電極27およびスイッチング素子である薄
膜トランジスター(TFT:Thin Film Transistor、以降、「TFT30」と呼称する)
と、信号配線と、これらを覆う配向膜28とが形成されている。
画素電極27は、光反射性の例えばAl(アルミニウム)やAg(銀)またはこれらの
金属の合金や酸化物などの化合物を用いて形成することができる。また、TFT30にお
ける半導体層に光が入射してスイッチング動作が不安定になることを防ぐ遮光構造が採用
されている。本発明における素子基板10は、少なくとも画素電極27、TFT30、信
号配線、配向膜28を含むものである。
対向基板20の液晶層15側の表面には、遮光膜18と、これを覆うように成膜された
平坦化層33と、平坦化層33を覆うように設けられた対向電極31と、対向電極31を
覆う配向膜32とが設けられている。本発明における対向基板20は、少なくとも遮光膜
18、対向電極31、配向膜32を含むものである。
遮光膜18は、図1に示すように、表示領域Eを取り囲むと共に、平面的に走査線駆動
回路24、検査回路25と重なる位置に設けられている(図示簡略)。これにより対向基
板20側からこれらの駆動回路を含む周辺回路に入射する光を遮蔽して、周辺回路が光に
よって誤動作することを防止する役目を果たしている。また、不必要な迷光が表示領域E
に入射しないように遮蔽して、表示領域Eの表示における高いコントラストを確保してい
る。
平坦化層33は、例えば酸化シリコンなどの無機材料からなり、光透過性を有して遮光
膜18を覆うように設けられている。このような平坦化層33の形成方法としては、例え
ばプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法などを用いて成膜する方法が挙げら
れる。
対向電極31は、例えばITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電膜からなり、平坦
化層33を覆うと共に、図1に示すように対向基板20の四隅に設けられた上下導通部2
6により素子基板10側の配線に電気的に接続している。
画素電極27を覆う配向膜28および対向電極31を覆う配向膜32は、液晶装置10
0の光学設計に基づいて選定される。例えば、気相成長法を用いてSiOx(酸化シリコ
ン)などの無機材料を成膜して、負の誘電異方性を有する液晶分子に対して略垂直配向さ
せた無機配向膜が採用されている。
このような液晶装置100は反射型であって、画素Pが非駆動時に暗表示となるノーマ
リーブラックモードや、非駆動時に明表示となるノーマリーホワイトモードの光学設計が
採用される。光学設計に応じて、光の入射側(射出側)に偏光素子が配置されて用いられ
る。本実施形態ではノーマリーブラックモードが採用されている。
図3に示すように、液晶装置100は、少なくとも表示領域Eにおいて互いに絶縁され
て直交する複数の走査線3aおよび複数のデータ線6aと、容量線3bとを有する。走査
線3aが延在する方向がX方向であり、データ線6aが延在する方向がY方向である。
走査線3aとデータ線6aならびに容量線3bと、これらの信号線類により区分された
領域に、画素電極27と、TFT30と、容量素子16とが設けられ、これらが画素Pの
画素回路を構成している。
走査線3aはTFT30のゲートに電気的に接続され、データ線6aはTFT30のデ
ータ線側ソースドレイン領域(ソース領域)に電気的に接続されている。画素電極27は
、TFT30の画素電極側ソースドレイン領域(ドレイン領域)に電気的に接続されてい
る。
データ線6aは、データ線駆動回路22(図1参照)に接続されており、データ線駆動
回路22から供給される画像信号D1,D2,…,Dnを画素Pに供給する。走査線3a
は、走査線駆動回路24(図1参照)に接続されており、走査線駆動回路24から供給さ
れる走査信号SC1,SC2,…,SCmを各画素Pに供給する。
データ線駆動回路22からデータ線6aに供給される画像信号D1〜Dnは、この順に
線順次で供給してもよく、互いに隣り合う複数のデータ線6a同士に対してグループごと
に供給してもよい。走査線駆動回路24は、走査線3aに対して、走査信号SC1〜SC
mを所定のタイミングで供給する。
液晶装置100は、スイッチング素子であるTFT30が走査信号SC1〜SCmの入
力により一定期間だけオン状態とされることで、データ線6aから供給される画像信号D
1〜Dnが所定のタイミングで画素電極27に書き込まれる構成となっている。そして、
画素電極27を介して液晶層15に書き込まれた所定レベルの画像信号D1〜Dnは、画
素電極27と液晶層15を介して対向配置された対向電極31との間で一定期間保持され
る。
保持された画像信号D1〜Dnがリークするのを防止するため、画素電極27と対向電
極31との間に形成される液晶容量と並列に容量素子16が接続されている。容量素子1
6は、TFT30の画素電極側ソースドレイン領域と容量線3bとの間に設けられている
。容量素子16は、2つの容量電極の間に誘電体層を有するものである。
図4は、液晶装置の構造を示す模式断面図である。以下、液晶装置の構造を、図4を参
照しながら説明する。なお、図4は、各構成要素の断面的な位置関係を示すものであり、
明示可能な尺度で表されている。
図4に示すように、液晶装置100は、一対の基板のうち一方の基板である素子基板1
0と、これに対向配置される他方の基板である対向基板20とを備えている。素子基板1
0を構成する第1基材10a、及び対向基板20を構成する第2基材20aは、上記した
ように、例えば、石英基板等によって構成されている。
第1基材10a上には、チタン(Ti)やクロム(Cr)等からなる下側遮光膜3cが
形成されている。下側遮光膜3cは、平面的に格子状にパターニングされており、各画素
の開口領域を規定している。なお、下側遮光膜3cは、走査線3aの一部として機能する
ようにしてもよい。第1基材10a及び下側遮光膜3c上には、酸化シリコン膜等からな
る下地絶縁層11aが形成されている。
下地絶縁層11a上には、TFT30及び走査線3a等が形成されている。TFT30
は、例えば、LDD(Lightly Doped Drain)構造を有しており、ポリシリコン等からな
る半導体層30aと、半導体層30a上に形成されたゲート絶縁膜11gと、ゲート絶縁
膜11g上に形成されたポリシリコン膜等からなるゲート電極30gとを有する。上記し
たように、走査線3aは、ゲート電極30gとしても機能する。
半導体層30aは、例えば、リン(P)イオン等のN型の不純物イオンが注入されるこ
とにより、N型のTFT30として形成されている。具体的には、半導体層30aは、チ
ャネル領域30cと、データ線側LDD領域30s1と、データ線側ソースドレイン領域
30sと、画素電極側LDD領域30d1と、画素電極側ソースドレイン領域30dとを
備えている。
チャネル領域30cには、ボロン(B)イオン等のP型の不純物イオンがドープされて
いる。その他の領域(30s1,30s,30d1,30d)には、リン(P)イオン等
のN型の不純物イオンがドープされている。このように、TFT30は、N型のTFTと
して形成されている。
ゲート電極30g、下地絶縁層11a、及び走査線3a上には、酸化シリコン膜等から
なる第1層間絶縁層11bが形成されている。第1層間絶縁層11b上には、容量素子1
6が設けられている。具体的には、TFT30の画素電極側ソースドレイン領域30d及
び画素電極27に電気的に接続された画素電位側容量電極としての第1容量電極16aと
、固定電位側容量電極としての容量線3b(第2容量電極16b)の一部とが、誘電体膜
16cを介して対向配置されることにより、容量素子16が形成されている。
容量線3b(第2容量電極16b)は、例えば、Ti(チタン)、Cr(クロム)、W
(タングステン)、Ta(タンタル)、Mo(モリブデン)等の高融点金属のうち少なく
とも一つを含む、金属単体、合金、金属シリサイド、ポリシリサイド、これらを積層した
もの等からなる。或いは、Al(アルミニウム)膜から形成することも可能である。
第1容量電極16aは、例えば、導電性のポリシリコン膜からなり容量素子16の画素
電位側容量電極として機能する。ただし、第1容量電極16aは、容量線3bと同様に、
金属又は合金を含む単一層膜又は多層膜から構成してもよい。第1容量電極16aは、画
素電位側容量電極としての機能のほか、コンタクトホールCNT51,52,53,55
、中継電極6b,7bを介して、画素電極27とTFT30の画素電極側ソースドレイン
領域30d(ドレイン領域)とを中継接続する機能を有する。
容量素子16上には、第2層間絶縁層11cを介してデータ線6aが形成されている。
データ線6aは、第1層間絶縁層11b及び第2層間絶縁層11cに開孔されたコンタク
トホールCNT54を介して、半導体層30aのデータ線側ソースドレイン領域30s(
ソース領域)に電気的に接続されている。
データ線6aおよび中継電極6bの上層側には酸化シリコン膜等からなる透光性の第3
層間絶縁層11dが形成されており、第3層間絶縁層11dの上層側には、遮光層7aお
よび中継電極7bが同一の導電膜によって形成されている。第3層間絶縁層11dは、例
えば、プラズマCVD法等により形成した酸化シリコン膜からなり、その表面は平坦化さ
れている。
遮光層7aおよび中継電極7bは、導電性の導電膜からなる。本形態において、遮光層
7aおよび中継電極7bは、例えば、アルミニウム合金膜からなる。中継電極7bは、第
3層間絶縁層11dを貫通するコンタクトホールCNT53を介して中継電極6bに導通
している。遮光層7aは、データ線6aと重なるように延在しており、遮光層として機能
している。
遮光層7aおよび中継電極7bの上層側には、NSG膜(Nondoped Silicate Glass、
図示省略)を介してBPSG(Boron Phosphorus Silicon Glass)からなるBPSG膜4
1(第1絶縁膜)が形成されている。BPSG膜41の上層側には、アルミニウム膜やア
ルミニウム合金膜等の反射性金属膜を備えた画素電極27(反射層)が形成されている。
具体的には、BPSG膜41と画素電極27との間に、NSGからなるキャップ層42が
形成されている。
なお、キャップ層42におけるボロン(B)の含有量は、例えば、5×1013atoms/
cm3以下であればよい。また、キャップ層42におけるリン(P)の含有量は、例えば
、1×1015atoms/cm3以下であればよい。
本実施形態において、画素電極27は、例えば、下層側のチタン窒化膜と、上層側のア
ルミニウム膜との2層構造になっている。BPSG膜41(キャップ層42)には、BP
SG膜41を貫通して中継電極7bまで到達したコンタクトホールCNT55が形成され
ており、画素電極27は、第2層間絶縁層11c及び第3層間絶縁層11dに開孔された
コンタクトホールCNT52,53、中継電極6bを介して第1容量電極16aに接続さ
れることにより、半導体層30aの画素電極側ソースドレイン領域30d(ドレイン領域
)に電気的に接続されている。
画素電極27の表面側には、第1屈折率を有する第1透光膜44aと、第2屈折率を有
する第2透光膜44bとが形成されている。ここで、第1透光膜44aは、酸化シリコン
膜である。第1透光膜44aの膜厚は、例えば、75nmである。第2透光膜44bは、
窒化シリコン膜である。第2透光膜44bの厚みは、例えば、65nmである。
従って、第1透光膜44a及び第2透光膜44bは、屈折率が異なる誘電体膜が積層さ
れた誘電体多層膜を構成しており、本形態において、第1透光膜44a及び第2透光膜4
4b(誘電体多層膜)は、画素電極27の表面での反射率を高める増反射膜44(第2絶
縁膜)を構成している。
増反射膜44上には、パッシベーション膜45が設けられている。パッシベーション膜
45は、例えば、NSG膜である。パッシベーション膜45は、反射型の液晶装置100
において、画素電極27と対向電極31との仕事関数差による電気的な表示不具合を防止
するために、仕事関数の調整層として用いられる。なお、パッシベーション膜45は、B
PSG膜41と比較して、透湿性が低い。
パッシベーション膜45上には、酸化シリコン(SiO2)などの無機材料を斜方蒸着
した配向膜28が設けられている。配向膜28上には、シール材14(図1及び図2参照
)により囲まれた空間に液晶等が封入された液晶層15が設けられている。
一方、第2基材20a上には、その全面に渡って対向電極31が設けられている。対向
電極31上(図4では下側)には、酸化シリコン(SiO2)などの無機材料を斜方蒸着
した配向膜32が設けられている。対向電極31は、上述の画素電極27と同様に、例え
ばITO膜等の透明導電性膜からなる。
液晶層15は、画素電極27からの電界が印加されていない状態で配向膜28,32に
よって所定の配向状態をとる。シール材14は、素子基板10及び対向基板20をそれら
の周辺で貼り合わせるための、例えば光硬化性樹脂や熱硬化性樹脂からなる接着剤であり
、両基板間の距離(セルギャップ)を所定値とするためのグラスファイバー或いはガラス
ビーズ等のギャップ材が混入されている。
<素子基板の構成>
図5(a)は、液晶装置の構成を示す模式平面図である。図5(b)は、図5(a)に
示す液晶装置のA−A’線に沿う模式断面図である。以下、液晶装置のうち主に素子基板
の構成について、図5を参照しながら説明する。
図5に示すように、素子基板10には、石英基板等の透光性材料からなる第1基材10
a上(液晶層15側)にBPSG膜41が設けられている。BPSG膜41が設けられた
第1基材10a上の全体には、キャップ層42と、増反射膜44と、パッシベーション膜
45とが設けられている。
なお、シール材14と平面視で重なる領域より(シール材14の外縁より)外側の領域
(第1基材10aの端部側)には、BPSG膜41が設けられていない。BPSG膜41
の成膜方法としては、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて成膜し
、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いてパターニングすることにより製造
することができる。
キャップ層42としては、BPSG膜41より透湿性の低い材料であるNSGが用いら
れる。BPSG膜41は、NSGと比較して成膜時の流動性が高い材料なので、表面を平
坦化する(凸凹の段差を埋める)ことができる。これにより、コントラストを向上させる
ことができる。また、BPSG膜41は、NSGと比較して、吸湿性が高い材料である。
キャップ層42は、BPSG膜41より透湿性の低い材料であり、BPSG膜41によ
って吸収された水分が外部、例えば液晶中に放出されることを防ぐキャップ層の役割を果
たすことで表示特性の変化を低減する。また、逆に液晶層15からの水分がTFT30な
どに浸入することを防ぐキャップ層の役割を果たすことで、TFT30の動作特性が変化
することを低減する。
増反射膜44は、上記したように、画素電極27を覆うように第1基材10a上に設け
られている。具体的には、第1屈折率を有する第1透光膜44aと、第2屈折率を有する
第2透光膜44bとが形成されている。
上記したように、第1透光膜44aは、酸化シリコン膜である。第2透光膜44bは、
窒化シリコン膜である。窒化シリコン膜は、酸化シリコン膜よりも水分の侵入抑制効果が
高い。また、第1透光膜44a及び第2透光膜44bは、BPSG膜41より透湿性が低
い。
パッシベーション膜45は、NSGである。パッシベーション膜45におけるボロン(
B)の含有量は、例えば、5×1013atoms/cm3以下である。また、パッシベーション
膜45におけるリン(P)の含有量は、例えば、1×1015atoms/cm3以下である。
このように、BPSG膜41の端部41aが第1基材10aの端部より内側に配置され
ているので、BPSG膜41の端部41aを増反射膜44で覆うことになり、端部41a
が外部に露出することを防ぐことが可能となる。よって、BPSG膜41の端部41aか
ら吸湿した場合のように、水分が増反射膜44を介して液晶層15に侵入することを防ぐ
ことができる。その結果、画像むらなど表示品質が劣化することを防ぐことができる。
<外部接続用端子の構成>
図6は、液晶装置のうち主に外部接続用端子の構成を画素の構成と比較して示す模式図
である。(a)は、液晶装置のうち外部接続用端子及び画素の構成を示す模式平面図であ
る。(b)は、(a)に示す外部接続用端子及び画素を断面方向から見た模式断面図であ
る。
図6に示すように、外部接続用端子61は、例えば、遮光層7aや中継電極7bと同一
の導電膜からなる配線7s(導電層)に重なるように形成されている。外部接続用端子6
1の形成領域は、画素Pと略同様な断面構成となっている。
外部接続用端子61の形成領域では、画素Pとの高さ寸法を調整すること等を目的に、
画素Pの導電膜と同一の導電膜がこの順に形成されている。さらに、第3層間絶縁層11
dとBPSG膜41及びキャップ層42との層間には、中継電極7bを構成する導電膜と
同一の導電膜からなる配線7sが形成されている。
本実施形態では、配線7sに導通する外部接続用端子61を形成するにあたって、BP
SG膜41、キャップ層42、増反射膜44、パッシベーション膜45を貫通して配線7
sに到達するコンタクトホール61aが形成されており、外部接続用端子61は、コンタ
クトホール61aを介して配線7sに導通している。本実施形態において、外部接続用端
子61はITO膜等からなる。
<電子機器の構成>
図7は、上記した液晶装置を備えた電子機器(反射型の投射型表示装置:液晶プロジェ
クター)の構成を示す模式図である。以下、電子機器の構成について、図7を参照しなが
ら説明する。
図7に示すように、本実施形態の電子機器としての液晶プロジェクター1500は、シ
ステム光軸Lに沿って配置された偏光照明装置1100と、3つのダイクロイックミラー
1111,1112,1115と、2つの反射ミラー1113,1114と、3つの光変
調素子としての反射型の液晶ライトバルブ1250,1260,1270と、クロスダイ
クロイックプリズム1206と、投射レンズ1207とを備えている。
偏光照明装置1100は、ハロゲンランプなどの白色光源からなる光源としてのランプ
ユニット1101と、インテグレーターレンズ1102と、偏光変換素子1103とから
概略構成されている。
偏光照明装置1100から射出された偏光光束は、互いに直交して配置されたダイクロ
イックミラー1111とダイクロイックミラー1112とに入射する。光分離素子として
のダイクロイックミラー1111は、入射した偏光光束のうち赤色光(R)を反射する。
もう一方の光分離素子としてのダイクロイックミラー1112は、入射した偏光光束のう
ち緑色光(G)と青色光(B)とを反射する。
反射した赤色光(R)は反射ミラー1113により再び反射され、液晶ライトバルブ1
250に入射する。一方、反射した緑色光(G)と青色光(B)とは反射ミラー1114
により再び反射して光分離素子としてのダイクロイックミラー1115に入射する。ダイ
クロイックミラー1115は緑色光(G)を反射し、青色光(B)を透過する。反射した
緑色光(G)は液晶ライトバルブ1260に入射する。透過した青色光(B)は液晶ライ
トバルブ1270に入射する。
液晶ライトバルブ1250は、反射型の液晶パネル1251と、反射型偏光素子として
のワイヤーグリッド偏光板1253とを備えている。
液晶ライトバルブ1250は、ワイヤーグリッド偏光板1253によって反射した赤色
光(R)がクロスダイクロイックプリズム1206の入射面に垂直に入射するように配置
されている。また、ワイヤーグリッド偏光板1253の偏光度を補う補助偏光板1254
が液晶ライトバルブ1250における赤色光(R)の入射側に配置され、もう1つの補助
偏光板1255が赤色光(R)の射出側においてクロスダイクロイックプリズム1206
の入射面に沿って配置されている。なお、反射型偏光素子として偏光ビームスプリッター
を用いた場合には、一対の補助偏光板1254,1255を省略することも可能である。
このような反射型の液晶ライトバルブ1250の構成と各構成の配置は、他の反射型の
液晶ライトバルブ1260,1270においても同じである。
液晶ライトバルブ1250,1260,1270に入射した各色光は、画像情報に基づ
いて変調され、再びワイヤーグリッド偏光板1253,1263,1273を経由してク
ロスダイクロイックプリズム1206に入射する。クロスダイクロイックプリズム120
6では、各色光が合成され、合成された光は投射レンズ1207によってスクリーン13
00上に投射され、画像が拡大されて表示される。
本実施形態では、液晶ライトバルブ1250,1260,1270における反射型の液
晶パネル1251,1261,1271として上記実施形態における液晶装置100が適
用されている。
このような液晶プロジェクター1500によれば、反射型の液晶装置100を液晶ライ
トバルブ1250,1260,1270に用いているので、表示品質を向上させることが
可能な反射型の液晶プロジェクター1500を提供できる。
なお、液晶装置100が搭載される電子機器としては、投射型表示装置1000の他、
ヘッドアップディスプレイ、スマートフォン、EVF(Electrical View Finder)、モバ
イルミニプロジェクター、携帯電話、モバイルコンピューター、デジタルカメラ、デジタ
ルビデオカメラ、ディスプレイ、車載機器、オーディオ機器、露光装置や照明機器など各
種電子機器に用いることができる。
以上詳述したように、第1実施形態の液晶装置100、及び電子機器によれば、以下に
示す効果が得られる。
(1)第1実施形態の液晶装置100によれば、増反射膜44の端部より表示領域E側
にBPSG膜41の端部41aが配置されているので、BPSG膜41の端部41aを増
反射膜44で覆うことになり、BPSG膜41の端部41aが外部に露出しないため、B
PSG膜41が外部の水分を吸湿することを防ぐことができる。よって、吸湿したBPS
G膜41から増反射膜44を介して液晶層15に水分が浸入することを防ぐことができ、
表示品質の変化を防ぐことができる。
(2)第1実施形態の液晶装置100によれば、BPSG膜41の端部41aがシール
材14より平面視で外側に配置されている。そのため、例えば、BPSG膜41を除去す
ることでBPSG膜41の端部41aを増反射膜44の端部より表示領域E側にする製造
方法の場合、シール材14形成領域のBPSG膜41を除去しないので、シール材14形
成領域における第1基材10a上の厚さのバラツキが少なく、セルギャップを正規の状態
に制御することができる。
(3)第1実施形態の電子機器によれば、上記に記載の液晶装置100を備えるので、
表示特性に影響を及ぼすことが抑えられる電子機器を提供することができる。
(第2実施形態)
<素子基板の構成>
図8(a)は、第2実施形態の液晶装置の構成を示す模式平面図である。図8(b)は
、図8(a)に示す液晶装置のA−A’線に沿う模式断面図である。以下、第2実施形態
の液晶装置のうち主に素子基板の構成について、図8を参照しながら説明する。
第2実施形態の素子基板110は、平面視でBPSG膜141がシール材14と重なら
ない領域に配置されている部分が異なり、その他の構成については概ね同様である。この
ため第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、その他の重複
する部分については適宜説明を省略する。
図8に示すように、第2実施形態の素子基板110は、第1実施形態と同様に、第1基
材10a上に、BPSG膜141、キャップ層42、画素電極27、増反射膜44、パッ
シベーション膜45が形成されている。第2実施形態の素子基板110は、BPSG膜1
41の端部141aが、平面視でシール材14より表示領域E側に(シール材14と重な
らない領域に)なるように設けられている。
パッシベーション膜45上には、第1実施形態と同様に、酸化シリコン(SiO2)な
どの無機材料からなる配向膜28(図4参照)が斜方蒸着法を用いて形成されている。
以上詳述したように、第2実施形態の液晶装置200、及び電子機器によれば、上記し
た第1実施形態の(1)、(3)の効果に加えて、以下に示す効果が得られる。
(4)第2実施形態の液晶装置200によれば、BPSG膜141の端部141aがシ
ール材14より内側に配置されているので(つまり、シール材14によって囲まれた中に
BPSG膜141の端部141aがあるので)、BPSG膜41の端部41aがシール材
14の外側にある場合と比較して、防湿効果(耐湿性)を高めることができる。また、シ
ール材14の外側において、増反射膜44を介して外部から水分がBPSG膜141に侵
入し、BPSG膜141の液晶層15直下の領域まで水分が広がり、それが再び増反射膜
44を介して液晶層15に侵入することを防ぐことができる。
なお、本発明の態様は、上記した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明
細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、
本発明の態様の技術範囲に含まれるものである。また、以下のような形態で実施すること
もできる。
(変形例1)
上記したように、BPSG膜41の端部41aから第1基材10aの端部までのBPS
G膜41を除去することに限定されず、例えば、図6に示すように、外部接続用端子61
の領域と平面視で重なる領域のBPSG膜41を残すようにしてもよい。これによれば、
外部接続用端子61の領域のBPSG膜41を除去した場合のように、平坦性が悪くなる
ことを抑えることができる。
(変形例2)
上記したように、BPSG膜41に設けられた中継電極7bは、画素電極27と画素電
極側ソースドレイン領域30dとを電気的に接続させるための中継層として用いられるこ
とに限定されず、例えば、第2実施形態の液晶装置200のBPSG膜141をパターニ
ングする際のエッチングストッパー層として用いるようにしてもよい。
このエッチングストッパー層(中継電極7b)は、例えば、第2実施形態の液晶装置2
00において有効的に用いることができる。第2実施形態のように、BPSG膜141の
端部141aをシール材14の外縁より表示領域E側に形成する場合、BPSG膜141
をパターニングすると、酸化シリコン膜であるBPSG膜141の下側に酸化シリコン膜
(NSGなど)が設けられているので、エッチング選択比が小さく、BPSG膜141の
下側の酸化膜も除去され、除去されるBPSG膜141及び酸化膜の膜厚がばらつく恐れ
がある。よって、中継電極7bをエッチングストッパー層として、BPSG膜141の端
部141aとBPSG膜141の下層の酸化膜との間(シール材14の形成領域)に形成
することにより、ギャップ材を含むシール材が形成される領域においてエッチングによる
膜厚のばらつきを抑えることが可能となり、セルギャップを均一に保つことができる。
エッチングストッパー層(中継電極7b)の材料としては、例えば、窒化チタン膜(T
iN)、窒化シリコン膜(SiN)、チタン膜(Ti)、アルミ合金(AlSiCu)な
どである。
(変形例3)
上記したように、BPSG膜41の端部41aより外側(第1基材10aの端部まで)
をエッチングで全て除去することに限定されず、例えば、第1基材10aの全面にBPS
G膜41を成膜し、第1基材10aの端部より内側に入った部分を平面視で環状にエッチ
ングで除去するようにしてもよい。これによれば、BPSG膜41と同層の膜が外部に露
出していたとしても、表示領域を覆うBPSG膜41の端部41aは外部に露出していな
いので、表示領域Eまでの間に接続されていない(繋がっていない)部分があるので、水
分が表示領域E側に侵入する(伝わる)ことを防ぐことができる。
3a…走査線、3b…容量線、3c…下側遮光膜、6a…データ線、6b…中継電極、
7a…遮光層、7b…中継電極、7s…配線、10,110…第1基板としての素子基板
、10a…第1基材、11a…下地絶縁層、11b…第1層間絶縁層、11c…第2層間
絶縁層、11d…第3層間絶縁層、11g…ゲート絶縁膜、14…シール材、15…液晶
層、16…容量素子、16a…第1容量電極、16b…第2容量電極、16c…誘電体膜
、18…遮光膜、20…第2基板としての対向基板、20a…第2基材、22…データ線
駆動回路、24…走査線駆動回路、25…検査回路、26…上下導通部、27…画素電極
、28,32…配向膜、29…配線、30…TFT、30a…半導体層、30c…チャネ
ル領域、30d…画素電極側ソースドレイン領域、30d1…画素電極側LDD領域、3
0g…ゲート電極、30s…データ線側ソースドレイン領域、30s1…データ線側LD
D領域、31…対向電極、33…平坦化層、41,141…第1絶縁膜としてのBPSG
膜、41a,141a…端部、42…キャップ層、44…第2絶縁膜としての増反射膜、
44a…第1透光膜、44b…第2透光膜、45…パッシベーション膜、CNT51,5
2,53,54,55,61a…コンタクトホール、61…外部接続用端子、100,2
00…液晶装置、1000…投射型表示装置、1100…偏光照明装置、1101…ラン
プユニット、1102…インテグレーターレンズ、1103…偏光変換素子、1111,
1112,1115…ダイクロイックミラー、1113,1114…反射ミラー、120
6…クロスダイクロイックプリズム、1207…投射レンズ、1250,1260,12
70…液晶ライトバルブ、1251,1261,1271…液晶パネル、1253,12
63,1273…ワイヤーグリッド偏光板、1254,1255…補助偏光板、1300
…スクリーン、1500…液晶プロジェクター。

Claims (6)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板に対向配置された第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板とにより挟持された液晶層と、
    を含み、
    前記第1基板は、複数の画素電極と、前記複数の画素電極の前記液晶層と反対側に設け
    られた第1絶縁膜と、前記複数の画素電極と前記液晶層との間に設けられ、平面視で少な
    くとも表示領域に形成された第2絶縁膜と、を含み、
    前記第2絶縁膜は、前記第1絶縁膜より透湿性が低く、
    平面視で、前記第1絶縁膜の端部は、前記第2絶縁膜で覆われていることを特徴とする
    液晶装置。
  2. 請求項1に記載の液晶装置であって、
    前記液晶装置は、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせるシール材を含み、
    前記第1絶縁膜の端部は、前記シール材の外縁よりも前記第1基板の端部側に位置する
    ことを特徴とする液晶装置。
  3. 請求項1に記載の液晶装置であって、
    前記液晶装置は、前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせるシール材を含み、
    前記第1絶縁膜の端部は、前記シール材の外縁よりも前記表示領域側に位置することを
    特徴とする液晶装置。
  4. 請求項3に記載の液晶装置であって、
    前記シール材の下側にエッチングストッパー層が設けられていることを特徴とする液晶
    装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の液晶装置であって、
    外部と接続するための外部接続用端子を有し、
    前記外部接続用端子が設けられた領域と平面視で重なる領域に前記第1絶縁膜が設けら
    れていることを特徴とする液晶装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の液晶装置を備えることを特徴とする電子
    機器。
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