JP2014092656A - 現像剤及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写ベルトのフッ素樹脂粒子が分散された表面層が存在する外表面に清掃装置の板状部材が接触することに起因して当該表面層から露出するフッ素樹脂粒子が脱落しても、中間転写ベルトから被記録材へのトナー像の二次転写効率が低下することを抑制できる画像形成装置等を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、外添剤が付着したトナーを含む現像剤で現像された現像剤像を、フッ素樹脂粒子が分散された表面層が存在する外表面に転写した後に被記録材に再転写させる二次転写部まで搬送するよう回転する中間転写ベルトと、中間転写ベルトの二次転写部を通過した外表面に接触して残留するトナーを取り除く板状部材を有する清掃装置を備え、現像剤として、トナーの外添剤が球形でない異形の外添剤であり、かつ、異形の外添剤の体積平均粒径が中間転写ベルトの表面層から露出する部分のフッ素樹脂粒子の平均粒径よりも小さい関係にある現像剤を使用する。
【選択図】図6

Description

この発明は、現像剤及び画像形成装置に関するものである。
現像剤で構成される画像を形成するプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置のなかには、次の中間転写方式を採用する形式のものがある。
すなわち、外添剤が被覆されたトナーを含む現像剤で現像されたトナー像を、トナーとの離型性を付与するフッ素樹脂粒子が分散された表面層が存在する外表面に転写した後に記録紙等の被記録材に再転写させる二次転写部まで搬送するよう回転する中間転写ベルトと、その中間転写ベルトの二次転写部を通過した外表面に接触して残留するトナーを取り除く板状部材を有する清掃装置とを備えた画像形成装置である。
従来、このような中間転写ベルトを備えた画像形成装置として、例えば、中間転写ベルトとして特定の硬度のフッ素樹脂層からなる最外周層を形成したものを使用し、しかも現像剤として一次粒子の凝集体が特定の平均粒径及び密度である外添剤をトナー表面に含むものを使用する画像形成装置が知られている(特許文献1)。
特許文献1には、この画像形成装置によれば、硬度の高い樹脂からなる中間転写ベルトを用いても、そのベルトにトナーが強く付着するのを抑制でき、その結果、転写中抜けやかぶり等の転写不良が発生することを防止できることが示されている。
特開2010−2748号公報
この発明は、中間転写ベルトのフッ素樹脂粒子が分散された表面層が存在する外表面に清掃装置の板状部材が接触することに起因して当該表面層から露出するフッ素樹脂粒子が脱落しても、その中間転写ベルトから被記録材へのトナー像の二次転写効率が低下することを抑制することができる現像剤及び画像形成装置を提供するものである。
この発明(A1)の現像剤は、
外添剤が付着したトナーを含む現像剤であって、前記現像剤で現像されたトナー像を、フッ素樹脂粒子が分散された表面層が存在する外表面に転写した後に被記録材に再転写させる二次転写部まで搬送するよう回転する中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの前記二次転写部を通過した外表面に接触して残留するトナーを取り除く板状部材を有する清掃装置とを備えた画像形成装置に使用される現像剤であり、
前記外添剤が球形でない異形の外添剤であり、かつ、前記異形の外添剤の体積平均粒径が前記中間転写ベルトの表面層から露出する部分の前記フッ素樹脂粒子の平均粒径よりも小さいことを特徴とするものである。
この発明(A2)の現像剤は、上記発明A1の現像剤において、前記中間転写ベルトの表面層から露出する部分のフッ素樹脂粒子の平均粒径が200nm以上300nm以下であるときに、前記異形の外添剤は、体積平均粒径が90nm以上180nm以下であり、平均円形度が0.7以上0.8以下であるものである。
この発明(A3)の現像剤は、上記発明A1又はA2の現像剤において、前記異形の外添剤はシリカ粒子であるものである。
この発明(B1)の画像形成装置は、
外添剤が付着したトナーを含む現像剤で現像された現像剤像を像保持体に形成する作像装置と、前記作像装置の像保持体に形成されたトナー像を、フッ素樹脂粒子が分散された表面層が存在する外表面に転写した後に被記録材に再転写させる二次転写部まで搬送するよう回転する中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの前記二次転写部を通過した外表面に接触して残留するトナーを取り除く板状部材を有する清掃装置とを備え、
前記現像剤として、前記トナーの外添剤が球形でない異形の外添剤であり、かつ、前記異形の外添剤の体積平均粒径が前記中間転写ベルトの表面層から露出する部分の前記フッ素樹脂粒子の平均粒径よりも小さい関係にある現像剤が使用されることを特徴とするものである。
この発明(B2)の画像形成装置は、上記発明B1の画像形成装置において、前記中間転写ベルトの表面層から露出する部分のフッ素樹脂粒子の平均粒径が200nm以上300nm以下であり、かつ、前記異形の外添剤は、体積平均粒径が90以上180nm以下であり、平均円形度が0.7以上0.8以下であるものである。
この発明(B3)の画像形成装置は、上記発明B1又はB2の画像形成装置において、前記異形の外添剤はシリカ粒子であるものである。
上記発明A1の現像剤及び発明B1の画像形成装置によれば、中間転写ベルトのフッ素樹脂粒子が分散された表面層が存在する外表面に清掃装置の板状部材が接触することに起因して当該表面層から露出するフッ素樹脂粒子が脱落しても、その中間転写ベルトから被記録材へのトナー像の二次転写効率が低下することを抑制することができる。
上記発明A2の現像剤及び発明B2の画像形成装置では、その発明の構成を有しない場合に比べて、中間転写ベルトの外表面に異形の外添剤を確実に存在させることができ、上記発明A1及びB1の効果を確実に得ることができる。
上記発明A3の現像剤及び発明B3の画像形成装置では、その発明の構成を有しない場合に比べて、異形の外添剤により中間転写ベルトとトナーの付着力の付着力を低減させることができ、上記発明A1及びB1の効果をより確実に得ることができる。
実施の形態1等に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。 図1の画像形成装置における作像装置の構成を示す説明図である。 図1の画像形成装置における中間転写ベルトの断面構成を模式的に示す断面説明図である。 図3の中間転写ベルトの清掃板による摺擦を受ける状態を模式的に示す断面説明図である。 中間転写ベルトの清掃板による摺擦を受けた後の状態を模式的に示す断面説明図である。 図5の中間転写ベルトに異形の外添剤が入り込んだ状態を模式的に示す断面説明図である。 PTFE10%の中間転写ベルトに関する性能試験の結果を示すグラフ図である。 PTFE30%の中間転写ベルトに関する性能試験の結果を示すグラフ図である。 PTFE10%の中間転写ベルトに関する物性試験1の測定結果を示すものであり、(a)はフッ素被覆率の測定結果を示すグラフ図、(b)はシリカ被覆率の測定結果を示すグラフ図である。 PTFE30%の中間転写ベルトに関する物性試験1(各RUN数に対するフッ素被覆率及びシリカ被覆率)の測定結果をそれぞれ示すグラフ図である。 3種のシリカからなる外添剤を塗布した中間転写ベルトに関する物性試験2(シリカ被覆率と二次転写率)の測定結果を示すグラフ図である。
以下、この発明を実施するための形態(以下「実施の形態」という)について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態1]
図1から図3は、実施の形態1に係る画像形成装置を示すものである。図1はその画像形成装置の概要を示し、図2はその画像形成装置における作像装置を示し、図3はその画像形成装置における中間転写ベルトの一部(断面構成)を示している。
実施の形態1に係る画像形成装置1は、例えばカラープリンタとして構成されたものである。この画像形成装置1は、図1に示されるように、筐体2の内部に、トナーを含む現像剤8で現像されるトナー像を形成する複数の作像装置10と、各作像装置10で形成されたトナー像をそれぞれ保持して最終的に被記録材の一例としての記録用紙9に二次転写する中間転写装置20と、中間転写装置20に供給すべき所要の記録用紙9を収容して搬送する給紙装置30と、中間転写装置20で現像剤像が転写された記録用紙9のトナー像の定着を行う定着装置40等を配置している。
作像装置10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(黒:K)の4色の現像剤像をそれぞれ専用に形成する4つの作像装置10Y,10M,10C,10Kで構成されている。この4つの作像装置10(Y,M,C,K)は、筐体2の内部空間において直列に並べた状態となるよう配置されている。また、各作像装置10(Y,M,C,K)は、以下に示すようにほぼ共通した構成のものである。
各作像装置10(Y,M,C,K)は、図1や図2に示されるように、矢印Aで示す方向に回転する感光ドラム11を備えており、この感光ドラム11の周囲に、次のような各装置が主に配置されている。主な装置とは、感光ドラム11の像形成が可能な像保持面(外周面)を所要の電位に帯電させる帯電装置12と、感光ドラム11の帯電された外周面に画像の情報(信号)に基づく光を照射して電位差のある(各色用の)静電潜像を形成する露光装置13と、その静電潜像を対応する色(Y,M,C,K)の現像剤8のトナーで現像することにより可視像であるトナー像とする現像装置14(Y,M,C,K)と、そのトナー像を中間転写装置20(の中間転写ベルト)に転写する一次転写装置15と、転写後の感光ドラム11の像保持面に残留して付着するトナー等の付着物を取り除いて清掃するドラム清掃装置16等である。
感光ドラム11は、接地処理される円筒又は円柱状の基材の周面に感光材料からなる光導電性層(感光層)を有する像保持面を形成したものであり、図示しない回転駆動装置から動力を受けて矢印で示す方向に回転する。帯電装置12は、感光ドラム11の像保持面に所要の間隔をあけた状態で配置される放電ワイヤに帯電電流を印加してコロナ放電により帯電させる非接触型の帯電装置が使用されているが、感光ドラム11の像保持面に接触した状態で配置されるとともに帯電バイアスが供給される帯電ロール等の接触部材を備えた接触型の帯電装置等であってもよい。帯電バイアスとしては、現像装置14が反転現像を行うものである場合、その現像装置から供給されるトナーの帯電極性と同じ極性の電圧又は電流が供給される。
露光装置13は、画像形成装置1に入力される画像の情報に応じて構成される光(矢付き点線)を、帯電された後の感光ドラム11の像保持面に対して照射して静電潜像を形成するものである。露光装置13としては、発光ダイオードと光学部品等を用いて構成される非走査型の露光装置や、半導体レーザとポリゴンミラー等の光学部品を用いて構成される走査型のものが使用される。この露光装置13には、画像形成装置1に入力されるプリント対象となる画像の情報について図示しない画像処理装置で必要な画像処理が施され、その処理後に得られる各色成分の画像信号が送信されるようになっている。
現像装置14(Y,M,C,K)は、トナーとキャリアを含む二成分現像剤8を使用するものであり、図2に示すように、容器状の筐体14aに収容されている前記4色のいずれかの色の二成分現像剤8を、図示しない攪拌搬送部材により攪拌して所要の極性に摩擦帯電させた後に、現像バイアスが供給されて回転する現像ロール14bに保持させて感光ドラム11と対向する現像域まで供給し、その感光ドラム11に形成されている潜像を現像するものである。一次転写装置15は、感光ドラム11の像保持面に接触して回転するとともに一次転写バイアスが供給される一次転写ロールを備えた接触型の転写装置である。一次転写バイアスとしては、現像剤8の帯電極性と逆の極性を示す直流の電圧等が図示しない転写用電源部から印加される。
ドラム清掃装置16は、容器状の筐体16aと、一次転写後の感光ドラム11の外周面に毛材を接触させた状態で回転する回転ブラシ16bと、感光ドラム11の外周面における回転ブラシ16bとの接触部よりも回転方向下流側の位置で所要の圧力で接触するように配置されて残留して付着するトナー等の付着物を掻き取る清掃板16cと、回転ブラシ16の毛材に付着するトナー等の付着物を掻き落とすフリッカー16dと、回転ブラシ16の毛材から掻き落とされたトナー等を回収して図示しない回収システムに搬送するスクリューオーガー等の回収搬送部材16e等で構成されている。清掃板16cとしては、可撓性のあるゴム、樹脂等からなる板状の部材が使用される。
中間転写装置20は、図1等に示すように、各作像装置10(Y,M,C,K)の下方の位置に存在するように配置される。この中間転写装置20は、感光ドラム11と一次転写装置15(一次転写ロール)の間となる一次転写位置を通過しながら矢印Bで示す方向に回転(周回移動)する中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21をその内面から所望の状態に保持して回転自在に支持する複数の支持ロール22a〜22dと、支持ロール22dに支持されている中間転写ベルト21の外表面(像保持面)21aに所定の圧力で接触して回転する二次転写装置25と、二次転写装置25を通過した後に中間転写ベルト21の外表面21aに残留して付着する現像剤、紙粉等の不要物を取り除いて清掃するベルト清掃装置26とで主に構成されている。中間転写ベルト21を支持する複数の支持ロール22a〜22dのうち支持ロール22aは駆動ロールとして、支持ロール22cは張力付与ロールとして、支持ロール22dは二次転写支持ロールとして構成されている。
中間転写ベルト21としては、図3に示されるように、例えばポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の合成樹脂にカーボンブラック等の抵抗調整剤を分散させてなるベルト基材210に、トナー(像)に対する離型性を付与する(換言すればトナー像との付着力を低下させる)目的からフッ素樹脂粒子5を分散させた無端状のベルトが使用される。この中間転写ベルト21においては、フッ素樹脂粒子5がベルト基材210の外表面21aとなる少なくとも表層部に存在するように分散されている。表層部に存在するフッ素樹脂粒子5とは、図3中の符合5aで例示するようにベルト基材210の外表面21aに露出せずにベルト基材210(樹脂層)中に埋没した状態で存在するものと、符号5bで例示するようにベルト基材210の外表面21aに一部が露出した状態で存在するものである。
このような中間転写ベルト21は、例えば、ベルト基材210の外表面にフッ素樹脂粒子5を分散させた表面層212を形成することで製作される。表面層212は、例えば、層形成材料として、フッ素樹脂粒子5、カーボンブラック等を分散させたポリアミド酸溶液を用意し、この層形成材料をベルト基材210の外表面に塗布してその塗膜を乾燥させることで形成される。ここで、上記ポリアミド酸溶液からなる層形成材料としては、例えば、カーボンブラックを分散させたポリアミド酸溶液と、フッ素樹脂粒子を分散させたポリアミド酸溶液とを混合したものをイミド化処理したポリイミド樹脂を使用できる。また、中間転写ベルト21としては、この他にも、例えば、ベルト基材210の形成材料にフッ素樹脂を添加して成型して得られるものであってもよい。この構造の中間転写ベルト21においても、そのベルト基材210の表層部に一部のフッ素樹脂粒子5が偏在するようになる。
フッ素樹脂粒子5としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系樹脂からなる樹脂粒子が使用される。また、フッ素樹脂粒子5としては、中間転写ベルト21に可能な限り均一に分散させる必要があるとの事情から、その平均粒径が100nm以上300nm以下という比較的小さい微粒子が使用される。フッ素樹脂粒子5のベルト基材210に対する添加量としては、0.2%以上30%以下の範囲が好ましく、より好ましくは1%以上15%以下の範囲である。この添加量が0.2%よりも少ない場合は、中間転写ベルト21のトナー像に対する付着力が増加して転写効率が低下する等の問題がある。反対に30%を超える場合は、中間転写ベルト21の製造工程においてベルトを冷却するときの熱収縮によりベルトが反って変形する等の問題がある。さらに、中間転写ベルト21は、中間転写ベルト21から記録用紙9へのトナー像の転写効率の向上を確保する等の観点からすると、そのベルトの外表面21aの表面粗さ(十点平均粗さ:Ra)が0.5よりも小さい値であり、またその外表面21aの静摩擦係数が1.0よりも小さい値になるよう設定されたものが好ましい。
二次転写装置25は、無端状の二次転写ベルト25aが、二次転写支持ロール22dに支持されている中間転写ベルト21の外表面(像保持面)に所定の圧力で接触して回転する駆動ロール25bと、単数又は複数の従動ロール25cにかけられて所定の方向に回転するように構成されている。従動ロール25c(又は二次転写ベルト25a)には、二次転写バイアスが図示しない転写用電源部から供給される。二次転写バイアスとしては、現像剤8の帯電極性と同極性(又は逆極性)を示す直流の電圧等が供給される。二次転写ベルト25aとしては、例えば、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の合成樹脂で作製されるものが使用される。
ベルト清掃装置26は、図1に示されるように、中間転写ベルト21の外表面のうち二次転写装置25と駆動ロールとしての支持ロール22aとの間に存在する外表面部分の所要位置に配置される。このベルト清掃装置26は、中間転写ベルト21と向き合う上面部が開口された箱状の筐体26aを有し、この筐体26aに清掃板27、回転ブラシ26b、回収搬送部材26c等の主な部品を配置して構成されている。清掃板27は、例えば、ゴム、樹脂等の弾性変形し得る材質からなるほぼ長方形状の弾性板で構成されており、その長辺側の一端である先端部が中間転写ベルト21の外表面21aに接触するように筐体26aに取り付けられている。また、清掃板27は、中間転写ベルト21の外表面に対する接荷触重が4.9N/m以上49.0N/m以下の範囲になるよう設定される。さらに、清掃板27と回転ブラシ26bがそれぞれ接触する各位置と向き合う中間転写ベルト21の内表面(内周面)の位置には、背面支持ロールがそれぞれ設けられている。
給紙装置30は、中間転写装置20の下方側の位置に存在するように配置される。給紙装置30は、所望のサイズ、種類等の記録用紙9を積載した状態で収容する単数(又は複数)の用紙収容体31と、用紙収容体31から記録用紙9を1枚ずつ送り出す送出装置32とで主に構成されている。定着装置40は、筐体41の内部に、矢印で示す方向に回転するとともに表面温度が所定の温度に保持されるように加熱手段によって加熱される加熱回転体42と、この加熱回転体42の軸方向にほぼ沿う状態で所定の圧力で接触して従動回転する加圧用回転体43とを設置したものである。
この他、画像形成装置1の筐体2には、給紙装置30と中間転写装置20の二次転写位置(中間転写ベルト21と二次転写装置25とが接触する部分)との間に、複数の用紙搬送ロール対33a,33b,33c,…や搬送ガイド材で構成される供給搬送路が設けられている。また、二次転写装置25と定着装置40の間に、二次転写後の記録用紙9を定着装置40まで搬送するベルト式等の用紙搬送装置34が設置されている。さらに、定着装置40の排出側には、複数の搬送ロール対45a、45bや搬送ガイド材で構成される排出搬送路が設けられている。この他、筐体2の外部等の部位には、排出搬送路から排出される画像形成後の記録用紙9を収容する図示しない排出収容部が設けられている。
また、この画像形成装置1(実際には現像装置14)で使用する二成分現像剤8は、前述したようにトナーとキャリアを含むものである。また、二成分現像剤8は、トナーがキャリアに対して所要の含有割合になるよう混合した状態で使用される。
このうちトナーは、非磁性トナーが主に使用される。非磁性トナーは、公知の結着樹脂、着色剤、及び必要に応じて離型剤等の他の添加剤を含むトナー粒子と、所要の機能を付加するためにトナー粒子の表面に付着させる外添剤とで構成されている。このうち結着樹脂としては、例えば、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂等が使用される。また、他の添加剤としては、例えば、離型剤、磁性体、帯電制御剤、無機粉体等が挙げられる。外添剤としては、無機微粒子や有機微粒子を用いることができるが、その中でも、シリカ、チタニア、アルミナ、酸化セリウム、チタン酸ストロンチウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム及びりん酸カルシウムの無機微粒子や、フッ素含有樹脂微粒子、シリカ含有樹脂微粒子及び窒素含有樹脂微粒子の有機樹脂微粒子が好ましい。また、外添剤の表面には、疎水化処理を行うためのシラン化合物、シランカップリング剤、シリコーンオイル等の表面処理剤を用いた表面処理を施してもよい。外添剤の他の条件については後述する。また、トナー粒子の製造方法は、特に限定されるものではないが、例えば、公知の乳化重合凝集法等を採用することができる。非磁性トナーは、トナー粒子と外添剤をヘンシェルミキサー又はVブレンダー等で混合することによって製造される。この非磁性トナーは、体積平均粒子径が3μm以上6m以下であることが好ましい。
磁性キャリアは、例えば、磁性体からなるキャリアや、磁性粉からなる芯材の表面に被覆樹脂を被覆した被覆キャリアや、マトリックス樹脂中に磁性粉が分散・配合された磁性粉分散型キャリアや、多孔質の磁性粉に樹脂を含浸させた樹脂含浸型キャリア等が使用できる。このうち磁性粉としては、例えば、酸化鉄、ニッケル、コバルト等の磁性金属、フェライト、マグネタイト等の磁性酸化物等が挙げられる。被覆樹脂やマトリックス樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等が挙げられる。キャリアの体積平均粒径は、例えば、20μm以上40μm以下が好ましい。
次に、この画像形成装置1による基本的な画像形成動作について説明する。ここでは、前記4つの作像装置10(Y,M,C,K)のすべてを使用して、前記4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像を形成する画像形成動作のパターン(フルカラーモード)を説明する。
画像形成装置1では、画像形成動作(プリント)の要求の指示があると、4つの作像装置10(Y,M,C,K)において、まず各感光ドラム11が矢印Aの方向に回転し、各帯電装置12がその各感光ドラム11の像保持面を所要の極性及び電位にそれぞれ帯電させる。続いて、露光装置13が、帯電後の感光ドラム11の像保持面に対し、画像処理装置から送信された各色成分(Y,M,C,K)に分解された画像データに基づいて発光される光を照射して露光を行い、所要の電位差で構成される各色成分の静電潜像をそれぞれ形成する。続いて、各現像装置14(Y,M,C,K)が、各感光ドラム11に形成された各色成分の静電潜像に対し、所要の極性に帯電された各色(Y,M,C,K)の二成分現像剤8をそれぞれ供給してトナーを静電的に付着させる。これにより、各作像装置11における感光ドラム11の像保持面には、4色(Y,M,C,K)のトナー像のいずれかが形成される。
次いで、各一次転写装置15が、各作像装置10(Y,M,C,K)で感光ドラム11上に形成された4色のトナー像を、中間転写装置20の矢印Bの方向に回転する中間転写ベルト21の外表面に対して順番に重ね合わるようにして一次転写させる。この一次転写が終了した後の感光ドラム11は、その像保持面がドラム清掃装置16により清掃されて次の画像形成工程に備える。
続いて、中間転写装置20では、中間転写ベルト21に一次転写されたトナー像を保持して二次転写位置まで搬送した後、その二次転写位置に給紙装置30から供給搬送路を通して搬送される用紙9に対し、その中間転写ベルト21上のトナー像を二次転写装置25により一括して二次転写させる。この二次転写が終了した後の中間転写ベルト21は、その外表面がベルト清掃装置26により清掃されて次の中間転写工程に備える。
最後に、トナー像が二次転写された記録用紙9は、中間転写ベルト21から剥離された後に用紙搬送装置34により搬送されて定着装置40に導入され、その定着装置45において必要な定着処理(加熱及び加圧)を受けてトナー像の定着がなされる。定着が終了した後の用紙9は、その片面への画像の形成を行うだけの画像形成動作のときは、排出搬送路を通して筐体2の外部に排出されて排出収容部に収容される。
以上の動作により、画像形成装置1では、4色の現像剤像を組み合わせて構成されるフルカラーの画像が形成された記録用紙9が出力される。
ところで、この画像形成装置1においては、図4に示されるように、回転して周回する中間転写ベルト21の外周面21aがベルト清掃装置26の清掃板27の接触により摺擦され続けている。図4では便宜上、固定設置されている清掃板27が、矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21の外周面21aに接触して移動したときの前後の状態として示している。
このため、中間転写ベルト21では、図5に例示するように、そのベルト外周面21aに当初から露出しているフッ素樹脂粒子5b(清掃板27の摺擦により事後的に露出するフッ素樹脂粒子5aも含む)の一部が清掃板27の摺擦により除去されて脱落する。また、露出しているフッ素樹脂粒子5bの他の一部は、フッ素樹脂の伸びやすいという特性から清掃板27の摺擦により露出している部分などが薄膜状に引き伸ばされてベルト外表面21aの所々に薄い皮膜5mの状態になって存在する。
この結果、画像形成装置1では、中間転写ベルト21において露出しているフッ素樹脂粒子5bの一部が脱落して存在しなくなることにより、中間転写ベルト21の外周面21aにトナーとの離型性を向上させる(換言すればトナーとの付着性を低減させる)ためのフッ素樹脂粒子5の存在割合が少なくなるので、この影響を受けて二次転写位置における中間転写ベルト21上のトナー像が用紙9へ二次転写される効率(二次転写効率)が低下する傾向にある(図7の点線を参照。)。この場合、中間転写ベルト21においては、図5に例示するように、脱落したフッ素樹脂粒子5bが存在していた外表面21aの部分に窪んだ状態の窪み21cが形成され、その窪み21c内に二成分現像剤8におけるトナーの外添剤などが一時的に入り込んだ状態になることが確認されたが、二次転写効率の低下が発生していた。
そこで、実施の形態1に係る画像形成装置1では、二成分現像剤8として、トナーの外添剤85が球形でない異形の外添剤であり、かつ、その異形の外添剤85の体積平均粒径ADが中間転写ベルト21の表面層212から露出する部分のフッ素樹脂粒子5bの平均粒径AEよりも小さい関係(AD<AE)にある現像剤を使用している。
ここで、中間転写ベルト21の表面層212から露出する部分のフッ素樹脂粒子5bの粒径Eとは、図3に例示されるように、未使用段階(ベルト清掃装置26の清掃板27による摺擦を受けていない段階)での中間転写ベルト21の外表面21aから露出しているフッ素樹脂粒子5bのうち実際に露出している部分の各粒径E(E1〜E6)である。この露出する部分のフッ素樹脂粒子5bの粒径E(E1〜E6)は、SEM装置(走査型電子顕微鏡)による拡大写真に基づいて測定される。そして、露出する部分のフッ素樹脂粒子5bの平均粒径AEは、露出する部分のフッ素樹脂粒子5bの粒径Eの測定値を約100個分だけ収集して平均した値である。
この露出する部分のフッ素樹脂粒子5bの平均粒径AEは、200nm以上300nm以下の範囲であることが好ましい。平均粒径AEが200nm未満の場合は、その平均粒径AEのフッ素樹脂粒子5bが清掃板27で削られることも考慮すると、ベルトの外表面21aに露出してトナーの付着力を低減させる効果が小さくなってしまうという問題があり、反対に300nmを超える場合は、その平均粒径AEのフッ素樹脂粒子5bが清掃板27で削られてベルトの外表面21aから脱落しやすくなってしまうという問題がある。露出する部分のフッ素樹脂粒子5bの平均粒径AEが上記範囲にある中間転写ベルト21は、例えば、円筒金型の周面にフッ素樹脂粒子を含有させた中間転写ベルト形成材料を塗布して成形する成形方法により製造される。ちなみに、中間転写ベルト21に分散させるときのフッ素樹脂粒子5としては、前述した通りその平均粒径が100nm以上300nm以下のものが使用される。
二成分現像剤8におけるトナーの異形の外添剤85としては、中間転写ベルト21の表面層から露出する部分のフッ素樹脂粒子の平均粒径AEが200nm以上300nm以下であるときに、その体積平均粒径ADが90nm以上180nm以下、より好ましくは140nm以上160nm以下であり、かつ、その平均円形度ARが0.7以上0.8以下、より好ましくは0.77以上0.8以下であるものが使用される。
異形の外添剤85の体積平均粒径ADは、異形の外添剤85をトナー粒子に外添(分散)させた後の一次粒子100個をSEM装置により4万倍の倍率で観察して、その各一次粒子の最長径及び最短径を一次粒子の画像解析により測定した後、それら(最長径及び最短径)の中間値から球相当径を算出し、得られた球相当径の累積頻度における50%径(D50v)のことである。異形の外添剤85は、その体積平均粒径ADが90以上180nm以下であることにより、中間転写ベルト21の表面層から露出する部分のフッ素樹脂粒子の平均粒径AE(200nm以上300nm以下)よりも小さい関係になる。
この体積平均粒径ADが90nm未満の場合は、その体積平均粒径ADの外添剤85がトナー粒子の内部に埋まり込みやすく(埋没しやすく)なるという問題があり、反対に180nmを超える場合は、その体積平均粒径ADの外添剤85がトナー粒子から脱落しやくなるという問題がある。
また、異形の外添剤85の円形度Rは、トナー粒子に異形外添剤を外添させた後の異形外添剤の一次粒子を、SEM装置により観察して、得られた一次粒子の画像解析から下記式により算出される「100/SF2」として得られるものである。
円形度R=100/SF2=4π×(A/2L)
[式中、Aは外添剤の一次粒子の投影面積(nm2)を示し、Lは画像上における異形外添剤粒子の一次粒子の周囲長(nm)を示す。SF2は二次形状係数を表す。]
そして、異形の外添剤85の平均円形度ARは、上記画像解析によって得られた一次粒子100個の円相当径の累積頻度における50%円形度として得られるものである。
異形の外添剤85は、その平均円形度ARが0.7以上0.8以下であることにより、その形状が球でない異形状となる。
この平均円形度ARが0.7未満の場合は、その平均円形度ARの外添剤の一部に機械的付加が加わった際に応力が集中して当該一部が欠損するおそれがあるとの問題があり、反対に0.8を超える場合は、その平均円形度ARの外添剤がトナー粒子の内部に埋まり込みやすくなるという問題がある。
上記異形の外添剤85としては、前述した無機微粒子や有機微粒子からなる異形の外添剤を使用することができるが、好ましくはシリカ粒子、酸化チタン粒子等からなる異形の外添剤が使用される。これは、シリカ粒子等の場合、硬度が高く、化学的に安定しているという利点があるからである。また、異形の外添剤85のトナーの添加量は、例えば2%以上3%以下であることが好ましい。
このように画像形成装置1では、二成分現像剤8として上記した条件の異形の外添剤85を含む現像剤を使用していることにより、中間転写ベルト21において前述した露出しているフッ素樹脂粒子5bが脱落したとしても、その中間転写ベルト21から記録用紙9へのトナー像の二次転写効率が低下することが抑制され、二次転写効率の低下に起因した画質不良が発生することがない良好な画像の形成を行うことができる。
この場合、この画像形成装置1において二次転写効率の低下が抑制されるのは、以下の理由によるものと推測される。
すなわち、図6に例示されるように、中間転写ベルト21では、脱落したフッ素樹脂粒子5bが存在していたベルト外表面21a部分に形成される窪み21cに対し、中間転写ベルト21の表面層から露出している部分のフッ素樹脂粒子5bの平均粒径ARよりも小さい体積平均粒径ADからなる異形の外添剤58が入り込み(埋まり込み)やすくなり、しかも、その窪み21cに入り込んだ異形の外添剤58がその後において清掃板27の摺擦等の外力を受けても簡単に取り出されることがなく入り込んだ状態を維持しやすくなる。この結果、その中間転写ベルト21においては、その窪み21cに入り込んだ異形の外添剤58が、脱落したフッ素樹脂粒子5bの代わりにトナーとの離型性を付与する(トナーとの付着力を低減する)物質として補足的に機能し、これにより二次転写位置における中間転写ベルト21の外表面21cからのトナー像の離脱が良好に行われるようになるためと推測される。ちなみに、フッ素樹脂粒子5bが脱落して形成される窪み21cは、例えばその開口部の直径が0.1〜数μm程度の大きさのものである。
<性能試験>
次に、この画像形成装置1を用いて行った二次転写効率の性能試験について説明する。
図7は、フッ素樹脂粒子5を10%の添加量で分散させた中間転写ベルト21(PTFE10%ベルト)を適用した画像形成装置1での試験結果を示している。図8は、フッ素樹脂粒子5を30%の添加量で分散した中間転写ベルト21(PTFE30%ベルト)を適用した画像形成装置1での試験結果を示している。
試験は、下記二成分現像剤8で現像したテスト用画像(25mm×25mmのサイズからなる矩形のパッチ像。画像面積率:240%)を普通紙からなる用紙9に二次転写して定着するテスト用の画像形成を所要の枚数分だけ連続して行い、このときの中間転写ベルト21上の二次転写前におけるトナー像を構成するトナーの質量と二次転写後に転写されずに残ったトナーの質量を微量トナー吸引装置によりそれぞれ測定して二次転写効率を算出し、その所要の枚数終了ごとに得られる画像の二次転写効率について調べた。PTFE10%の中間転写ベルト21の場合は、RUN数が600,000枚(=600KPV)になるまで画像形成を行った。PTFE30%の中間転写ベルト21の場合は、RUN数が200,000枚(=200KPV)になるまで画像形成を行った。以上の試験は、温度25℃、湿度85%RHの環境(LAB環境)下ですべて行った。
中間転写ベルト21としては、ポリイミド樹脂からなる無端状のベルト基材210(ベルト厚:0.1mm)に、PTFEからなるフッ素樹脂粒子5(平均粒径:100nm以上300nm以下)を添加量が10%又は30%になる割合でそれぞれ分散させて製作した2種類のものを適用した。なお、この未使用段階での中間転写ベルト21の外表面21aから露出している部分のフッ素樹脂粒子5の平均粒径AEは、PTFE10%の中間転写ベルト21では100nm以上300nm以下の範囲内であり、PTFE30%の中間転写ベルト21では100nm以上300nm以下の範囲内であった。
ベルト清掃装置26では、ポリウレタンからなる清掃板(厚さ1.9mm)を中間転写ベルト21の外表面に対する接荷触重が30N/m以上35N/m以下の範囲内になるよう設置した。中間転写ベルト21は、矢印Bで示す方向に309mm/秒の速度で回転させた。
二成分現像剤8としては、ポリエステル樹脂からなる非磁性のトナー粒子(平均粒径3.8μm)と、フェライトや鉄粉等の磁性体を混合した樹脂からなる磁性キャリア粒子(平均粒径35μm)を含むものであり、トナーの含有量が5%の割合に調製したものを使用した。トナーの異形外添剤85としては、体積平均粒径ADが160μm、平均変形度ARが0.775の中径異形シリカ粒子からなる外添剤を使用し、これをトナー粒子に外添した。
図7の結果から、PTFE10%の中間転写ベルト21を使用する画像形成装置1においては、初期の二次転写率の約98%の値が、RUN数600KPVの段階になるまで1%程度の低下が発生する程度に抑えられることがわかる。また図8の結果から、PTFE30%の中間転写ベルト21を使用する画像形成装置1においては、初期の二次転写率の約97%の値が、RUN数200KPVの段階になるまで1%程度の低下が発生する程度に抑えられることがわかる。
<物性試験1>
次に、前記性能試験で使用した2種類の中間転写ベルト21の各外表面21aにおけるフッ素被覆率及びシリカ被覆率について数種類のRUN数(画像形成枚数)で測定した。このときの測定で得られた各結果(図9、図10)に基づいて、最終的にPTFE10%の中間転写ベルト21におけるフッ素被覆率及びシリカ被覆率の推移についてそれぞれ予測した。
フッ素被覆率は、PTFEからなるフッ素樹脂粒子5がベルト外表面21aを被覆(露出して存在)している割合を示すものである。シリカ被覆率は、シリカ粒子からなる異形外添剤85がベルト外表面21aを被覆(窪み21cに存在)している割合を示すものである。これらの被覆率はいずれも、XPS(X-ray Photoelectron Spectroscopy)成分分析装置(日本電子社製:JPS9010MX)を用いて測定した。主な測定条件は、X線加速電圧を10kV/10mAとした。そして、フッ素被覆率は、XPS成分分析装置で測定したフッ素樹脂(フッ素組成比:100%)のフッ素組成比に対する割合を換算した値ある。
図9は、PTFE10%の中間転写ベルト21におけるフッ素被覆率及びシリカ被覆率についてRUN数がゼロのときと600KPVのときに測定した結果を示す。図9中の点線は、後述する予測推移を示す。図10は、PTFE30%の中間転写ベルト21におけるフッ素被覆率及びシリカ被覆率について、RUN数がゼロのときと600KPVのときの場合と、初期段階(RUN数=0、0.1,0.3,0.5、2.0)のときの場合とに分けて測定したときの結果を示す。
◎フッ素被覆率の推移について
はじめに、PTFE30%の中間転写ベルト21におけるフッ素被覆率について考察する。まず、図10の右上に示す初期段階のフッ素被覆率の測定結果からは、そのフッ素被覆率が0.1KPV〜2.0KPVの間で73%から67%に推移して約6%減少しており、そのときの減少率が約3.2%/KPV(=6%/1.9KPV)になっていることがわかる。一方、図10の左上に示す200KPVまでのフッ素被覆率の測定結果からは、フッ素被覆率が65%から5%に減少しているが、実際に5%になる時期は上記減少率を用いてRUN数で算出すると、約19KPV(=(65−5%)/(3.2%/KPV)=60/3.2)になることがわかる。
次に、フッ素被覆率については、図9aに示すPTFE10%ベルトの600KPV段階での値と図10の左上に示すPTFE30%ベルトの200KPV段階での値とがほぼ同じ5%になっている。このことから、フッ素被覆率は、5%位まで減少して収束することが予想される。
そして、以上の知見を図9aに示すPTFE10%の中間転写ベルト21におけるフッ素被覆率の測定結果について適用してみると、そのフッ素被覆率が実際に5%位になる時期は、上記減少率を用いてRUN数で算出すると、約9KPV(=(34−4%)/(3.2%/KPV)=30/3.2)になると予測できる。
◎シリカ被覆率の推移について
はじめに、PTFE30%の中間転写ベルト21におけるシリカ被覆率について考察する。まず、図10の右下に示す初期段階のシリカ被覆率の測定結果からは、そのフッ素被覆率が0.1KPV〜2.0KPVの間で0.50%から最大値の0.98%を経由して0.47%に推移しているところ、RUN数が0.5〜2.0kPVまでの平均値でみると、RUN数が0.0kPVのときから約0.6%増加しており、そのときの増加率が約0.3%/KPV(=0.6%/2.0KPV)になっていることがわかる。一方、図10の左下に示す200KPVまでのシリカ被覆率の測定結果からは、シリカ被覆率が0%から6%に増加しているが、実際に6%になる時期は上記増加率を用いてRUN数で算出すると、約20KPV(=6%/(0.3%/KPV))になることがわかる。
次に、シリカ被覆率については、図9bに示すPTFE10%ベルトの600KPV段階での値と図10の左下に示すPTFE30%ベルトの200KPV段階での値とが近い値の4.6[=(5.2+4)/2]〜6%になっている。このことから、フッ素被覆率は、4.6〜6%位まで増加して収束することが予想される。
そして、以上の知見を図9bに示すPTFE10%の中間転写ベルト21におけるシリカ被覆率の測定結果について適用してみると、そのシリカ被覆率が実際に例えば4.6%位になる時期は、上記増加率を用いてRUN数で算出すると、約15KPV(=4.6%/(0.3%/KPV))になると予測できる。
◎フッ素被覆率及びシリカ被覆率の推移の予測について
以上の知見から、図9aに示すPTFE10%の中間転写ベルト21におけるフッ素被覆率の測定結果に、RUN数が0から200KPVに至るまでのフッ素被覆率の推移の予測状態を書き込むと、同図の点線で示す内容になる。
また、図9bに示すPTFE10%の中間転写ベルト21におけるシリカ被覆率の測定結果に、RUN数が0から200KPVに至るまでのシリカ被覆率の推移の予測状態を書き込むと、同図の点線で示す内容になる。
◎考察
図9aに示すフッ素被覆率の予測推移の結果から、PTFE10%の中間転写ベルト21におけるフッ素被覆率は、RUN数が約9KPVになるという比較的早い時期から収束時の5%位の値に減少し、その状態で長く推移することがわかる。これにより、PTFE10%の中間転写ベルト21では、その外表面に露出するフッ素樹脂粒子5bの割合が比較的早い時期から大幅に減少してしまう傾向にあることがわかる。
この事実からすれば、上記中間転写ベルト21では、フッ素樹脂粒子5bの減少に伴いフッ素樹脂粒子5bによるトナーとの離型性を付与する効果が低下し、この結果、そのフッ素樹脂粒子5bが減少した状態のままでは二次転写効率も低下することになるものと認められる。
これに対し、図9bに示すシリカ被覆率の予測推移の結果から、PTFE10%の中間転写ベルト21におけるシリカ被覆率は、RUN数が約14KPVになるという比較的早い時期から収束時の4.6〜6%位の値に増加し、その状態で長く推移することがわかる。これにより、PTFE10%の中間転写ベルト21では、その外表面にシリカ粒子からなる異形外添剤85が比較的早い時期から存在し、また、その異形外添剤85がその後安定して存在していることがわかる。つまり、これは、前述した通り中間転写ベルト21の外表面21aから脱落したフッ素樹脂粒子5bの後に形成される窪み21cに異形外添剤85が入り込み、その状態が長く維持されていることを示していると考えられる。
そして、この事実からすれば、上記中間転写ベルト21では、異形外添剤85が比較的早い時期からある程度の割合で存在してその存在割合が維持され続けるので、(脱落したフッ素樹脂粒子5bに代えて)異形外添剤85によるトナーとの離型性を付与する効果が得られるようになり、この結果、フッ素被覆率が比較的早い時期から低下するにもかかわらず(図9a参照)、二次転写効率の低下が抑制されているものと認められる。
<物性試験2>
次に、ポリイミド樹脂からなる無端状のベルト基材(ベルト厚:0.1mm)のみで構成される単層(ベルト基材210/フッ素樹脂粒子5の分散なし。)の中間転写ベルトに、下記3種類のシリカからなる外添剤を所要の量だけそれぞれ塗布して各テスト用の中間転写ベルトを作製した後、その各中間転写ベルトのシリカ被覆率と二次転写効率について測定し、両者の関係について調べた。このときのシリカ被覆率及び二次転写効率の測定は、前述した性能試験及び物性試験1で適用した各測定方法により同様に行った。この試験2では、上記外添剤を塗布しない単層の中間転写ベルトのシリカ被覆率と二次転写効率についても測定した。二次転写効率については、外添剤を塗布した直後のトナーを使用したときの値を測定した。このときの試験2の結果を図11に示す。
(1)小径球形シリカ(体積平均粒径:140nm、平均円形度:0.937)
(2)大径異形シリカ(体積平均粒径:200nm、平均円形度:0.808)
(3)中径異形シリカ(体積平均粒径:160nm、平均円形度:0.775)
図11に示す結果から、PTFEのフッ素樹脂粒子5を分散していない単層の中間転写ベルトにおける二次転写効率は、シリカの外添剤を塗布する前の状態では89.3%であるのに対し、シリカの外添剤を塗布してシリカ被覆率が2%前後にある状態についてみると、球形シリカでは92%で、異形シリカではいずれも約94%であり、球形シリカと異形シリカとの間で差があることがわかる。なお、平均円形度が小さい中径異形シリカになるほど、二次転写効率が良好になることもわかる。また、シリカ被覆率が2%前後における二次転写効率の向上割合については、小径球形シリカの場合には大径異形シリカや中径異形シリカの場合の約半分になっている。一方、PTFEのフッ素樹脂粒子5を10%の含有量で分散させたPTFE10%の中間転写ベルト21では、そのシリカ被覆率が前述したように600KPVのRUN数になる段階で4〜5.2%まで増加して収束する(図9b参照)。
そして、単層の中間転写ベルトとPTFE10%の中間転写ベルト21の二次転写効率は、使用初期段階では単層の中間転写ベルトの場合に89.3%であり、PTFE10%の中間転写ベルト21の場合に98%である。また、PTFE10%の中間転写ベルト21の二次転写効率は、RUN数が100KPVになるとフッ素被覆率が大幅に低下する(図9a参照)。
以上のことから、前記した被覆率が2%前後における二次転写効率の向上割合の知見に基づいて、球形シリカの外添剤を外添するトナー(二成分現像剤8)を使用した場合のPTFE10%の中間転写ベルト21における二次転写効率の推移を予測し、その推移の予測状態を図7に書き込むと、同図の点線で示す内容になる。つまり、球形シリカの外添剤を適用した場合には、その球形シリカがトナー粒子の内部に埋まり込んでしまう等の理由から、PTFE10%の中間転写ベルト21における二次転写効率が約94%まで低下することが予想される。ちなみに、外添剤が球形のシリカであるトナーを含む二成分現像剤8を使用して画像形成を行った場合、その二次転写効率は、使用初期の段階で約97%が得られるのに対し、RUN数が100kPVの段階(実際には現像装置内でのRUN数:約100kPVに相当する1時間程度の時間だけ空回し駆動した後の現像剤を使用した場合)で約94%に低下することが確認されている。
また、球形シリカの外添剤を適用したときの二次転写効率の推移予測も含めて考察した場合、二次転写効率は、球形シリカの外添剤を適用するときよりも異形シリカの外添剤を適用したときの方が低下しにくくなることがわかる。
ちなみに、図11に示す結果において、二次転写効率は、球形シリカを適用した場合より異形シリカを適用した場合の方が良好である。この二次転写効率の差は、二次転写効率の測定段階においてベルト表面に異形シリカの外添剤の方が球形シリカの外添剤の場合よりも多く付着しており、これにより二次転写効率の向上の寄与しているためであると考えられる。
また、図11におけるシリカ被覆率は、その各シリカの外添剤を塗布した直後の測定データであり、2%程度のほぼ同じ値を示しているのに対し、二次転写効率には差が生じている。これは、二次転写効率を測定する段階(RUN数が5kPVのとき)では、セットアップモードで中間転写ベルト21も回転してそのベルト表面がベルト清掃装置26の清掃板27を複数回通過することになるので塗布された外添剤のシリカが清掃板27により掻き取られて減少しているはずであるが、球形シリカの外添剤が異形シリカの外添剤よりもベルト表面に付着し続けにくい(換言すれば清掃板27により回収されやすい)ことが影響しているものと考えられる。
なお参考までに、図11には、上記3種のシリカの外添剤をそれぞれ多め(シリカ被覆率が約40〜60%になる程度)に塗布した試験用の中間転写ベルトを製作し、その各中間転写ベルトを使用した場合の二次転写効率を測定した結果についても併せて示している。この場合の二次転写効率は、球形シリカの外添剤を適用した場合と異形シリカの外添剤を適用した場合もほぼ近い高い値(98〜99%)になる。このことから、中間転写ベルトの表面に予めある一定以上(シリカ被覆率で40%以上)の量のシリカの外添剤が存在していれば、清掃板27で掻き取られても転写効率の向上に十分に寄与するようになり、シリカの形状に違いによる二次転写効率の違いも出にくくなることがわかる。
1 …画像形成装置
5 …フッ素樹脂粒子
5b…中間転写ベルトの表面から露出するフッ素樹脂粒子
8 …二成分現像剤(現像剤の一例)
9 …記録用紙(被記録材の一例)
10…作像装置
11…感光ドラム(像保持体の一例)
21…中間転写ベルト
21a…外表面
85…異形の外添剤
212…表面層
B …中間転写ベルトの回転方向
E …中間転写ベルトの表面から露出する部分のフッ素樹脂粒子の粒径

Claims (6)

  1. 外添剤が付着したトナーを含む現像剤であって、前記現像剤で現像されたトナー像を、フッ素樹脂粒子が分散された表面層が存在する外表面に転写した後に被記録材に再転写させる二次転写部まで搬送するよう回転する中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの前記二次転写部を通過した外表面に接触して残留するトナーを取り除く板状部材を有する清掃装置とを備えた画像形成装置に使用される現像剤であり、
    前記外添剤が球形でない異形の外添剤であり、かつ、前記異形の外添剤の体積平均粒径が前記中間転写ベルトの表面層から露出する部分の前記フッ素樹脂粒子の平均粒径よりも小さいことを特徴とする現像剤。
  2. 前記中間転写ベルトの表面層から露出する部分のフッ素樹脂粒子の平均粒径が200nm以上300nm以下であるときに、
    前記異形の外添剤は、体積平均粒径が90nm以上180nm以下であり、平均円形度が0.7以上0.8以下である請求項1に記載の現像剤。
  3. 前記異形の外添剤はシリカ粒子である請求項1又は2に記載の現像剤。
  4. 外添剤が付着したトナーを含む現像剤で現像された現像剤像を像保持体に形成する作像装置と、
    前記作像装置の像保持体に形成されたトナー像を、フッ素樹脂粒子が分散された表面層が存在する外表面に転写した後に被記録材に再転写させる二次転写部まで搬送するよう回転する中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトの前記二次転写部を通過した外表面に接触して残留するトナーを取り除く板状部材を有する清掃装置と
    を備え、
    前記現像剤として、前記トナーの外添剤が球形でない異形の外添剤であり、かつ、前記異形の外添剤の体積平均粒径が前記中間転写ベルトの表面層から露出する部分の前記フッ素樹脂粒子の平均粒径よりも小さい関係にある現像剤が使用されることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記中間転写ベルトの表面層から露出する部分のフッ素樹脂粒子の平均粒径が200nm以上300nm以下であり、
    かつ、前記異形の外添剤は、体積平均粒径が90nm以上180nm以下であり、平均円形度が0.7以上0.8以下である請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記異形の外添剤はシリカ粒子である請求項4又は5に記載の画像形成装置。
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