JP2014091247A - 半田印刷機及び半田印刷機の半田にじみ検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板に半田を印刷した後のマスクのパターン孔を含む撮像対象領域内の半田の外縁を正確に認識することができ、半田のにじみ部分を精度よく検出することができる半田印刷機及び半田印刷機の半田にじみ検査方法を提供することを目的とする。
【解決手段】基板2に半田Hdを印刷した後のマスク5のパターン孔5aを含む撮像対象領域Sに対してマスク5の基板2と接触される面(マスク5の下面)の側からマスク5に対する略垂直方向に光を照射することにより撮像対象領域Sを照明する。そして、この状態で撮像対象領域Sを撮像し、得られた撮像対象領域Sを含む二次元画像GZに基づいて撮像対象領域S内の半田Hdのにじみ部分を検出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、マスクのパターン孔を介して基板に半田を印刷する半田印刷機及び半田印刷機の半田にじみ検査方法に関する。
半田印刷機は、パターン孔を有するマスクの一方の面を基板に接触させ、マスク上でスキージを摺動させてマスク上の半田を掻き寄せることによりパターン孔を介して基板に半田を印刷する構成である。
このような半田印刷機では、基板に対する半田の印刷を行うとマスクの基板との接触する側の面に半田が付着してパターン孔内の外部に広がる半田の「にじみ」が形成される。このような半田の「にじみ」は半田印刷機による印刷精度を悪化させる要因となるため、従来、基板の1〜数枚について半田印刷作業を実行するごとに、半田印刷後のマスクのパターン孔を含む撮像対象領域を含む二次元画像を取得し、その取得した撮像対象領域を含む二次元画像から撮像対象領域内の半田のにじみ部分を検出する半田のにじみ検査が行われている(例えば特許文献1)。
特開平10−217427号公報
しかしながら、上記従来の半田にじみ検査では、基板に半田を印刷した後のマスクのパターン孔を含む撮像対象領域を含む二次元画像を低角度照明による撮像で取得している。このため、撮像対象領域内の半田の外縁が鮮明に写らないために撮像対象領域内の半田の領域を正確に認識することができず、半田のにじみ部分を精度よく検出できない。
そこで本発明は、基板に半田を印刷した後のマスクのパターン孔を含む撮像対象領域内の半田の外縁を正確に認識することができ、半田のにじみ部分を精度よく検出することができる半田印刷機及び半田印刷機の半田にじみ検査方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の半田印刷機は、パターン孔を有するマスクの一方の面を基板に接触させ、前記マスク上でスキージを摺動させることにより前記パターン孔を介して前記基板に半田を印刷する半田印刷機であって、前記基板に半田を印刷した後の前記マスクの前記パターン孔を含む撮像対象領域に対して前記マスクの前記基板と接触される面の側から前記マスクに対する略垂直方向に光を照射することにより前記撮像対象領域を照明する照明手段と、前記照明手段により前記撮像対象領域を照明した状態で前記撮像対象領域を前記マスクの前記基板と接触される側から撮像して前記撮像対象領域を含む二次元画像を取得する撮像手段と、前記撮像手段により取得された前記撮像対象領域を含む二次元画像に基づいて前記撮像対象領域内の半田のにじみ部分を検出する半田にじみ部分検出手段とを備えた。
請求項2に記載の半田印刷機は、請求項1に記載の半田印刷機であって、前記半田にじみ部分検出手段は、前記撮像対象領域を含む二次元画像において、前記パターン孔の周りの半田のにじみ部分の領域をそのパターン孔の内部領域とともに認識し、前記認識した領域と前記マスクのパターン孔の設計データとから前記半田のにじみ部分を検出する。
請求項3に記載の半田印刷機は、請求項2に記載の半田印刷機であって、前記半田にじみ部分検出手段は、検出した前記半田のにじみ部分の面積を予め定めた基準値と比較することにより前記半田のにじみ部分の面積が過大であるか否かの判断を行う。
請求項4に記載の半田印刷機の半田にじみ検査方法は、パターン孔を有するマスクの一方の面を基板に接触させ、前記マスク上でスキージを摺動させることにより前記パターン孔を介して前記基板に半田を印刷する半田印刷機の半田にじみ検査方法であって、前記基板に半田を印刷した後の前記マスクの前記パターン孔を含む撮像対象領域に対して前記マスクの前記基板と接触される面の側から前記マスクに対する略垂直方向に光を照射することにより前記撮像対象領域を照明した状態で前記撮像対象領域を撮像して前記撮像対象領域を含む二次元画像を取得する画像取得工程と、前記画像取得工程で取得した前記撮像対象領域を含む二次元画像に基づいて前記撮像対象領域内の半田のにじみ部分を検出する半田にじみ部分検出工程とを含む。
請求項5に記載の半田印刷機の半田にじみ検査方法は、請求項4に記載の半田印刷機の半田にじみ検査方法であって、前記半田にじみ部分検出工程では、前記撮像対象領域を含む二次元画像において、前記パターン孔の周りの半田のにじみ部分の領域をそのパターン孔の内部領域とともに認識し、前記認識した領域と前記マスクのパターン孔の設計データとから前記半田のにじみ部分を検出する。
請求項6に記載の半田印刷機の半田にじみ検査方法は、請求項5に記載の半田印刷機の半田にじみ検査方法であって、前記半田にじみ部分検出工程で検出した前記半田のにじみ部分の面積を予め定めた基準値と比較することにより前記半田のにじみ部分の面積が過大であるか否かの判断を行う判断工程を含む。
本発明では、基板に半田を印刷した後のマスクのパターン孔を含む撮像対象領域に対してマスクの基板と接触される面の側からマスクに対する略垂直方向に光を照射することにより撮像対象領域を照明した状態で撮像対象領域の撮像を行う。これにより、得られた撮像対象領域を含む二次元画像では撮像対象領域内の半田の外縁が鮮明となり、半田の外縁を正確に認識できる。このため撮像対象領域内の半田のにじみ部分を精度よく検出できる。
本発明の一実施の形態における半田印刷機の全体構成図 本発明の一実施の形態における半田印刷機の側面図 本発明の一実施の形態における半田印刷機の正面図 本発明の一実施の形態における半田印刷機の部分平面図 本発明の一実施の形態における半田印刷機が備えるカメラユニットが備える上方撮像カメラの構成図 本発明の一実施の形態における半田印刷機が行う半田印刷作業の実行手順を示すフローチャート 本発明の一実施の形態における半田印刷機が行う半田にじみ検査作業の実行手順を示すフローチャート 本発明の一実施の形態における半田印刷機が画像処理する撮像対象領域を含む二次元画像の例を示す図 本発明の一実施の形態における撮像対象領域内に存在する各半田の外縁を画定した状態を例示する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1、図2及び図3において半田印刷機1は、基板2の搬入及び保持動作、保持した基板2への半田Hdの転写動作及び半田Hdを転写した基板2の搬出動作等から成る一連の工程を繰り返し実行する装置である。
図1、図2及び図3において、半田印刷機1は基台3上に設けられて基板2の搬送、位置決めと保持を行う基板保持部及び保持した基板2の移動を行う基板移動部としての基板保持移動ユニット4、基板保持移動ユニット4に保持された基板2に一方の面(下面)が接触されるマスク5、基板2の上面に接触されたマスク5上を摺動してマスク5上に供給された半田Hdを掻き寄せることにより基板2に半田Hdを転写させるスキージユニット6、マスク5の上方領域を水平方向に移動自在に設けられたカメラユニット7及び各部の作動制御を行う制御装置8を備えている。
以下、説明の便宜上、半田印刷機1において基板2を搬送する水平面内方向をX軸方向とし、X軸方向と直交する水平面内方向をY軸方向、上下方向をZ軸とする。更に、Y軸方向を半田印刷機1の前後方向、X軸方向を横(左右)方向とし、前後方向のうち、半田印刷機1に対してオペレータOP(図4)が作業を行う側(図1及び図2の紙面右方)を半田印刷機1の前方、その反対側を後方とする。
図2及び図3において、基板保持移動ユニット4は、Yテーブル11、Xテーブル12及びθテーブル13の相対移動によって水平面内での移動が自在であるとともにθテーブル13に対して昇降自在に設けられたベース部14、ベース部14の上面に設けられてY軸方向に対向する一対の支柱15、一対の支柱15に支持された一対の搬送コンベア16、一対の支柱15の上部にY軸方向に開閉自在に設けられた一対のクランプ部材17(図4も参照)及びベース部14の中央部をベース部14に対して昇降自在に設けられた下受け部材18を有して成る。
一対の搬送コンベア16が基板2の両端を下方から支持してX軸方向に搬送及び位置決めする動作は制御装置8が図示しないアクチュエータ等から成る基板保持移動ユニット駆動機構4M(図1)の作動制御を行うことによってなされ、一対のクランプ部材17がY軸方向に開閉して搬送コンベア16上で位置決めされた基板2の両端部をクランプする動作は制御装置8が上記基板保持移動ユニット駆動機構4Mの作動制御を行うことによってなされる(図1)。また、下受け部材18がベース部14に対して昇降作動し、クランプ部材17によってクランプされた基板2の中央部を下方から支持する動作も制御装置8が上記基板保持移動ユニット駆動機構4Mの作動制御を行うことによってなされる(図1)。
図4において、マスク5は平面視において矩形の枠状部材から成るマスク枠5Wによって四辺が支持されており、マスク枠5Wによって囲まれた矩形の領域内には基板2上に設けられた電極2aに対応するパターン孔5aが設けられている。
図4において、基板2の対角位置には2つ一組の基板側マーク2mが設けられており、マスク5には基板側マーク2mに対応して配置された2つ一組のマスク側マーク5mが設けられている。これら基板側マーク2mとマスク側マーク5mとが平面視において一致する状態で基板2をマスク5に接触させると、基板2の電極2aとマスク5のパターン孔5aが合致した状態となる。
図2及び図3において、スキージユニット6は図示しないアクチュエータ等から成るスキージユニット移動機構6M(図1)によってY軸方向に移動されるスキージベース21と、スキージベース21の上面に取り付けられた一対のスキージ昇降シリンダ22によってスキージベース21の下方で昇降自在な前後一対のスキージ23から成る。
図2及び図3において、カメラユニット7は図示しないアクチュエータ等から成るカメラユニット移動機構7M(図1)によって水平面内で移動される。カメラユニット7は撮像視野を上方に向けた上方撮像カメラ31と撮像視野を下方に向けた下方撮像カメラ32を有して成る。
図5において上方撮像カメラ31は(下方撮像カメラ32においても同様)、撮像対象領域Sの撮像を行う撮像部7aと撮像対象領域Sを照明する照明部7bを筐体7c内に有して成る。撮像部7aは例えばCCD撮像素子から成り、カラー撮像タイプのほか、安価なモノクローム撮像タイプのものが採用される。ここでいう撮像対象領域Sとは、上方撮像カメラ31にとっては基板2に半田Hdを印刷した後のマスク5のパターン孔5aを含む領域又はマスク側マーク5mのことであり、下方撮像カメラ32にとっては基板2上に設けられた基板側マーク2mのことである。
図5において、照明部7bは、筐体7c内に設けられた光源7dからの光を同じく筐体7c内に設けられたハーフミラー7eを介して同軸照明により撮像対象領域Sを照明する。詳細には、上方撮像カメラ31ではマスク5の下方から撮像対象領域Sを照明し、下方撮像カメラ32では基板2の上方から撮像対象領域Sを照明する。照明部7bの光源7dの種類は限定されるものではないが、点灯開始から照明光度が安定するまでの時間が短く、発熱量が極めて小さいLEDが用いられることが好ましい。
基板保持移動ユニット4が備えるベース部14の水平面内での移動動作及びベース部14のθテーブル13に対する昇降動作は、制御装置8が前述の基板保持移動ユニット駆動機構4Mの作動制御を行うことによってなされる(図1)。
スキージユニット6が備えるスキージベース21のY軸方向への移動は制御装置8が前述のスキージユニット移動機構6Mの作動制御を行うことによってなされ、スキージベース21に対する各スキージ23の昇降動作は、制御装置8が各スキージ23に対応するスキージ昇降シリンダ22の作動制御を行うことによってなされる(図1)。
カメラユニット7の移動動作は制御装置8が前述のカメラユニット移動機構7Mの作動制御を行うことによってなされ(図1)、カメラユニット7が備える上方撮像カメラ31及び下方撮像カメラ32それぞれの照明部7bによる照明動作(光源7dの点灯・消灯)制御及び撮像部7aによる撮像動作制御は制御装置8によってなされる。上方撮像カメラ31及び下方撮像カメラ32それぞれの撮像動作によって得られた画像データは制御装置8に入力される(図1)。
上記構成を有する半田印刷機1は、パターン孔5aを有するマスク5の一方の面(ここでは下面)を基板2に接触させ、マスク5上でスキージ23を摺動させることによりパターン孔5aを介して基板2に半田Hdを印刷する半田印刷作業を実行する。
半田印刷作業では、図6のフローチャートに示すように、制御装置8は先ず、半田印刷機1の外部から投入された基板2を搬送コンベア16によって搬入し、所定の作業位置に位置決めする(図6に示すステップST1)。そして、一対のクランプ部材17によって基板2の両側部を挟んでクランプするとともに、下受け部材18を上昇させて、基板2を保持する(ステップST2)。
制御装置8は基板2を保持したら、カメラユニット7をマスク5の下方領域内に移動させ、基板2に設けられた基板側マーク2mを基板2の上方から下方撮像カメラ32により撮像して基板側マーク2mの画像データを取得し、次いでマスク5に設けられたマスク側マーク5mをマスク5の下方から上方撮像カメラ31により撮像してマスク側マーク5mの画像データを取得する。そして、得られた基板側マーク2mの画像データに基づく画像認識を行って基板2の位置を算出するとともに、マスク側マーク5mの画像データに基づく画像認識を行ってマスク5の位置を算出する。
制御装置8は、基板2の位置とマスク5の位置を算出したら、カメラユニット7をマスク5の下方領域から外れた位置に移動させる。そして、算出した基板2の位置とマスク5の位置とに基づいて、基板側マーク2mがマスク側マーク5mの直下に位置するように基板保持移動ユニット4を移動させる。これによりマスク5に対して基板2の位置合わせがなされる(ステップST3)。
制御装置8は、マスク5に対する基板2の位置合わせを行ったら、基板保持移動ユニット4のベース部14を上昇させ、基板2の上面をマスク5の下面に接触させる(ステップST4)。これにより基板2の電極2aとマスク5のパターン孔5aが合致した状態となる。
制御装置8は、マスク5に基板2を接触させたら、スキージユニット6を作動させて、予めマスク5上に供給しておいた半田Hdを基板2の電極2aに転写させる(ステップST5)。
この半田Hdの転写作業は、一方のスキージ23をスキージベース21に対して下降させてその下端部をマスク5上に当接させ、スキージベース21を水平方向(Y軸方向)に移動させてスキージ23をマスク5上で摺動させることによって行う。
ここで、スキージベース21を半田印刷機1の前方から後方に(図1及び図2では紙面の右方から左方に)移動させるときには前方に位置するスキージ23をマスク5上に当接させ、スキージベース21を半田印刷機1の後方から前方に(図1及び図2では紙面の左方から右方に)移動させるときには後方に位置するスキージ23をマスク5上に当接させる。
制御装置8は、上記ステップST5の半田Hdの転写作業が終了したら、ベース部14を下降させ、マスク5から基板2を離間させることによって版離れを行う(ステップST6)。これにより基板2上の電極2aに半田Hdが印刷される。
制御装置8は版離れを行ったら、一対のクランプ部材17による基板2の保持(クランプ)を解除する(ステップST7)。そして、搬送コンベア16を作動させて半田印刷機1の外部に基板2を搬出する(ステップST8)。これにより基板2の1枚当たりの半田印刷作業が終了する。
制御装置8は、上述の要領で基板2の1〜数枚について半田印刷作業を実行するごとに、半田Hdのにじみ検査を行う。以下、半田印刷機1における半田Hdのにじみ検査作業(半田にじみ検査方法)の実行手順を図7のフローチャートを用いて説明する。
制御装置8は先ず、半田印刷後のマスク5上の下方領域にカメラユニット7を移動させて、上方撮像カメラ31の撮像光軸7J(図5)がマスク5上の撮像対象領域Sを通るようにする。そして、照明部7bの光源7dを点灯させ、撮像対象領域Sをマスク5の下面側からマスク5を照明した状態で上方撮像カメラ31に撮像動作を行わせることによって、撮像対象領域Sを含む二次元画像GZ(図8)を取得する(図7に示すステップST11)。
なお、ここで撮像対象領域Sは、マスク5に形成されたそれぞれのパターン孔5aに対して個別に設定され、それぞれのパターン孔5aを含む領域であるのが好ましい。また、二次元画像GZは、上記撮像対象領域Sを複数含むように撮像されてもよいし、個々の撮像対象領域Sごとに撮像されてもよい。
このように本実施の形態において、上方撮像カメラ31の照明部7bは、基板2に半田Hdを印刷した後のマスク5のパターン孔5aを含む撮像対象領域Sに対してマスク5の基板2と接触される面の側(下面側)からマスク5に対する垂直方向(略垂直方向を含む)に光を照射することにより撮像対象領域Sを照明する照明手段となっており、上方撮像カメラ31の撮像部7aは、照明手段である上方撮像カメラ31の照明部7bにより撮像対象領域Sを照明した状態で撮像対象領域Sをマスク5の基板2と接触される面の側(下面側)から撮像して撮像対象領域Sを含む二次元画像GZを取得する撮像手段となっている。
ここで、略垂直方向とは、垂直方向に加えて、実質的に本発明の効果が得られる範囲で垂直方向から数度ずれた方向を含む方向を意味する。
また、上記ステップST11は、基板2に半田Hdを印刷した後のマスク5のパターン孔5aを含む撮像対象領域Sに対してマスク5の基板2と接触される面の側(下面側)からマスク5に対する垂直方向に光を照射することにより撮像対象領域Sを照明した状態で撮像対象領域Sを撮像して撮像対象領域Sを含む二次元画像GZを取得する画像取得工程となっている。
上記ステップST11の画像取得工程で得られる撮像対象領域Sを含む二次元画像GZは、撮像対象領域Sをマスク5の基板2と接触する面の側から垂直方向に照明した状態で撮像して得たものであることから、図8に示すように、撮像対象領域S内の平坦部分であるマスク5の表面が白く写り、エッジ及び曲面部分である半田Hd及びその半田Hdの内部の領域が黒く写って、半田Hdの外縁Egが鮮明な画像となる。
制御装置8は、上記のようにして撮像対象領域Sを含む二次元画像GZを取得したら、その取得した撮像対象領域Sを含む二次元画像GZに基づく画像処理を行い、撮像対象領域S内に存在する各半田Hdの外縁Egを画定することによって、撮像対象領域S内における各半田部分の領域を認識する。ここで半田部分の領域とは、パターン孔5aの周りの半田のにじみ部分の領域とそのパターン孔の内部領域とを併せた部分の領域のことであり、実質的には、撮像対象領域S内における各半田Hdの外縁Egによって囲まれる個々の領域である(ステップST12の半田部分領域認識工程)。
制御装置8は上記のようにして撮像対象領域S内の各半田部分の領域を認識したら、その認識した各半田部分の領域の面積を、その半田部分の領域を構成する画素数と画素ひとつ当たりの面積との積を求めること等によって算出し、撮像対象領域S内の全ての半田部分の領域の面積の総和を半田部分領域総面積として求める(ステップST13の半田部分領域総面積算出工程)。
制御装置8は、上記のようにして半田部分領域総面積を求めたら、半田部分領域総面積から、記憶部8aに記憶された撮像対象領域S内のパターン孔5aの面積を減ずることによって、撮像対象領域S内の半田Hdのにじみ部分の面積を算出する(ステップST14の半田にじみ部分面積算出工程)。なお、上記記憶部8aに記憶されるパターン孔5aの面積は、マスク5の設計データの値を用いて得たものであってもよいし、マスク5を実際に撮像して求めた値を用いて得たものであってもよい。
このように本実施の形態において、上記ステップST12〜ステップST14は、ステップST11の画像取得工程の後、撮像対象領域Sを含む二次元画像GZにおいて、パターン孔5aの周りの半田Hdのにじみ部分の領域をそのパターン孔5aの内部領域とともに認識し、その認識した領域(半田部分の領域)と予め登録されたマスク5のパターン孔5aの設計データとから、半田Hdのにじみ部分(半田Hdのにじみ部分の面積)を検出することによって(すなわち画像取得工程で取得した撮像対象領域Sを含む二次元画像GZに基づいて)撮像対象領域S内の半田Hdのにじみ部分を検出する半田にじみ部分検出工程となっている。
例えば、図9に示すように、撮像対象領域Sにひとつのパターン孔5aが存在しており、そのひとつのパターン孔5aの周りに第1の半田Hd1が付着しているほか、この第1の半田Hdから離れた箇所に第2の半田Hd2と第3の半田Hd3が付着しているような場合には、制御装置8は、3つの半田Hd1,Hd2,Hd3のそれぞれの外縁Egを画定してその内部の面積(半田部分の面積)を算出し、更に、その総和である半田部分領域総面積を算出する。そして、制御装置8は、半田部分領域総面積から記憶部8aに記憶されたパターン孔5aの面積を減算する。このようにして、撮像対象領域S内の半田Hdのにじみ部分の面積を算出する。
制御装置8は、ステップST14の半田にじみ部分検出工程で撮像対象領域S内の半田Hdのにじみ部分の面積を算出(半田Hdのにじみ部分を検出)したら、その算出した半田Hdのにじみ部分の面積を予め定めた(記憶部8aに記憶されている)基準値と比較することによって、撮像対象領域S内の半田Hdのにじみ部分の面積が過大であるか否かの判断を行う(ステップST15の判断工程)。
この判断において、制御装置8は、ステップST14で算出した撮像対象領域S内の半田Hdのにじみ部分の面積が上記基準値以下であった場合には半田Hdのにじみ部分の面積は過大でないと判断して半田Hdのにじみ検査を終了する。一方、ステップST14で算出した撮像対象領域S内の半田Hdのにじみ部分の面積が基準値を上回っていた場合には、半田Hdのにじみ部分の面積が過大であると判断し、制御装置8に繋がるディスプレイ装置等の報知器40(図1)を介してその旨(マスク5のクリーニングが必要である旨)の報知を行ったうえで(ステップST16の報知工程)、半田Hdのにじみ検査を終了する。
オペレータOPは、報知器40によりマスク5のクリーニングが必要である旨の報知を受けた場合には、半田印刷機1に備えられた図示しないマスククリーニング装置を作動させて、マスク5の下面のパターン孔5aの周りに付着した(にじんだ)半田Hdを除去するマスククリーニング作業を実行する。
このように本実施の形態において、制御装置8は、撮像手段である上方撮像カメラ31の撮像部7aにより取得された撮像対象領域Sを含む二次元画像GZに基づいて撮像対象領域S内の半田Hdのにじみ部分を検出する半田にじみ部分検出手段となっている。そして、この半田にじみ部分検出手段は、撮像対象領域Sを含む二次元画像GZにおいて、パターン孔5aの周りの半田Hdのにじみ部分の領域をそのパターン孔5aの内部領域とともに認識し、その認識した領域と予め登録されたマスク5のパターン孔5aの設計データとから半田Hdのにじみ部分を検出するようになっている。
以上説明したように、本実施の形態における半田印刷機1及び半田印刷機1による半田にじみ検査方法では、基板2に半田Hdを印刷した後のマスク5のパターン孔5aを含む撮像対象領域Sに対してマスク5の基板2と接触する面の側(下面側)からマスク5に対する略垂直方向に光を照射することにより撮像対象領域Sを照明した状態で撮像対象領域Sの撮像を行うので、得られた二次元画像GZでは撮像対象領域S内の半田Hdの外縁Egが鮮明となり、半田Hdの領域を正確に認識することができる。このため撮像対象領域S内の半田Hdのにじみ部分を精度よく検出することができる。
なお、上述の説明では、半田部分領域総面積とパターン孔5aの面積とに基づいてにじみ部分の面積を算出しているが、必ずしもにじみ部分について面積を算出する必要はなく、単に半田部分とパターン孔5aの内部部分との画像比較によりにじみ部分が存在するか否かの検出を行うようにしてもよい。この場合には、にじみ部分の面積の大小の判定はできないが、簡易な方法でにじみの検出をすることができる。
また、上述の実施形態では、半田印刷機1は、マスク5に基板2を接触させた状態でスキージ23がマスク5上を摺動する構成であったが、本発明は、マスク5が基板2に対して非接触の状態でスキージ23がマスク5上を摺動し、このスキージ23の摺動時にマスク5が基板2に接触する構成の半田印刷機に対しても適用することができる。
基板に半田を印刷した後のマスクのパターン孔を含む撮像対象領域内の半田の外縁を正確に認識することができ、半田のにじみ部分を精度よく検出することができる半田印刷機及び半田印刷機の半田にじみ検査方法を提供する。
1 半田印刷機
2 基板
5 マスク
5a パターン孔
7a 撮像部(撮像手段)
7b 照明部(照明手段)
8 制御装置(半田にじみ部分検出手段)
23 スキージ
Hd 半田
S 撮像対象領域
GZ 二次元画像

Claims (6)

  1. パターン孔を有するマスクの一方の面を基板に接触させ、前記マスク上でスキージを摺動させることにより前記パターン孔を介して前記基板に半田を印刷する半田印刷機であって、
    前記基板に半田を印刷した後の前記マスクの前記パターン孔を含む撮像対象領域に対して前記マスクの前記基板と接触される面の側から前記マスクに対する略垂直方向に光を照射することにより前記撮像対象領域を照明する照明手段と、
    前記照明手段により前記撮像対象領域を照明した状態で前記撮像対象領域を前記マスクの前記基板と接触される側から撮像して前記撮像対象領域を含む二次元画像を取得する撮像手段と、
    前記撮像手段により取得された前記撮像対象領域を含む二次元画像に基づいて前記撮像対象領域内の半田のにじみ部分を検出する半田にじみ部分検出手段とを備えたことを特徴とする半田印刷機。
  2. 前記半田にじみ部分検出手段は、前記撮像対象領域を含む二次元画像において、前記パターン孔の周りの半田のにじみ部分の領域をそのパターン孔の内部領域とともに認識し、前記認識した領域と前記マスクのパターン孔の設計データとから前記半田のにじみ部分を検出することを特徴とする請求項1に記載の半田印刷機。
  3. 前記半田にじみ部分検出手段は、検出した前記半田のにじみ部分の面積を予め定めた基準値と比較することにより前記半田のにじみ部分の面積が過大であるか否かの判断を行うことを特徴とする請求項2に記載の半田印刷機。
  4. パターン孔を有するマスクの一方の面を基板に接触させ、前記マスク上でスキージを摺動させることにより前記パターン孔を介して前記基板に半田を印刷する半田印刷機の半田にじみ検査方法であって、
    前記基板に半田を印刷した後の前記マスクの前記パターン孔を含む撮像対象領域に対して前記マスクの前記基板と接触される面の側から前記マスクに対する略垂直方向に光を照射することにより前記撮像対象領域を照明した状態で前記撮像対象領域を撮像して前記撮像対象領域を含む二次元画像を取得する画像取得工程と、
    前記画像取得工程で取得した前記撮像対象領域を含む二次元画像に基づいて前記撮像対象領域内の半田のにじみ部分を検出する半田にじみ部分検出工程とを含むことを特徴とする半田印刷機の半田にじみ検査方法。
  5. 前記半田にじみ部分検出工程では、前記撮像対象領域を含む二次元画像において、前記パターン孔の周りの半田のにじみ部分の領域をそのパターン孔の内部領域とともに認識し、前記認識した領域と前記マスクのパターン孔の設計データとから前記半田のにじみ部分を検出することを特徴とする請求項4に記載の半田印刷機の半田にじみ検査方法。
  6. 前記半田にじみ部分検出工程で検出した前記半田のにじみ部分の面積を予め定めた基準値と比較することにより前記半田のにじみ部分の面積が過大であるか否かの判断を行う判断工程を含むことを特徴とする請求項5に記載の半田印刷機の半田にじみ検査方法。
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