JP2014091118A - 粉粒体材料の除粉装置及びこれを備えた粉砕材除粉システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】粉粒体材料の除粉装置1は、空気吸引源31と、下部側に空気輸送される粉粒体材料を受け入れる材料導入口13を設け、この材料導入口よりも上部側に前記空気吸引源に接続される吸引管2の接続管19及びこの接続管に向かう輸送空気から粉粒体材料を分離させる分離部21を設けた捕集器10と、前記捕集器の下端側に設けられ、排出先5側とは略気密を維持した状態で略連続的に排出可能な材料排出器25と、前記空気吸引源の駆動モーター32の回転数を変更可能とした回転数変更手段38と、前記回転数変更手段によって変更された回転数で前記駆動モーターを駆動させる制御部35と、を備えている。
【選択図】図1
Description
例えば、下記特許文献1では、空気吸引源を所定時間運転し、原料供給源からの未混合原料を原料混合ホッパー内に吸引して攪拌混合し、攪拌混合が終わると、原料混合ホッパー下端の原料排出部に設けられた開閉弁を開成する構成とされた原料混合装置が開示されている。
輸送元からの被処理材を略連続的に除粉処理すべく、例えば、捕集ホッパーの下端の開閉弁を設けずに、または開閉弁を常時開放させ、捕集ホッパーに向けて被処理材を空気輸送するための空気吸引源を略連続的に作動させる態様とすることも考えられる。しかしながら、このような場合には、捕集ホッパーの下端開放側の構成によっては、空気輸送自体が困難となったり、十分な除粉等がなされないまま排出されてしまうようなことが考えられる。または、十分に除粉等がなされるよう比較的に空気吸引源の吸引力を大きくすることも考えられるが、この場合には、フィルター等の構成によっては、粉粒体材料が吸い付き、目詰まりし易くなったり、若しくは粉粒体材料自体も吸引管側に向けて吸引されてしまうようなことも考えられる。
また、本発明においては、前記捕集器の分離部を、前記捕集器の内天面及び上端部内周面との間に前記接続管に向かう輸送空気が通過する隙間を隔てて配設された空気流通不能な邪魔板状体からなるものとしてもよい。
また、本発明においては、前記接続管を、前記捕集器の内天面において開口するように設けるようにしてもよい。この場合、前記捕集器の邪魔板状体の当該捕集器に対する上下位置の調整を可能とする上下位置調整部を更に備えたものとしてもよい。
また、本発明においては、前記捕集器内の粉粒体材料の貯留レベルが所定以上となったことを検出するレベル計を更に備えたものとしてもよい。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略し、また、材料や空気が流通する管路等を実線にて模式的に示している。
本実施形態に係る粉粒体材料の除粉装置1は、図1に示すように、輸送元40から空気輸送される粉粒体材料を捕集する捕集器10と、この捕集器10に吸引管2を介して接続された空気吸引源31と、この捕集器10の下端側に設けられ、排出先5に向けて粉粒体材料を排出する材料排出器25と、を備えている。また、除粉装置1は、空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を変更可能とした回転数変更手段36,38と、空気吸引源31の駆動モーター32等を制御する制御部35と、を備えている(図3(b)参照)。
また、上記材料としては、樹脂ペレットや樹脂繊維片等の合成樹脂材料、金属材料、半導体材料、木質材料、薬品材料、食品材料等どのようなものでもよい。
また、粉粒体材料としては、例えば、合成樹脂成形品を成形する場合には、ナチュラル材(バージン材)やマスターバッチ材、各種添加材等が挙げられる。
本実施形態では、除粉装置1は、図1に示すように、当該除粉装置1の輸送元(材料元)を、被粉砕材を粉砕する粉砕機40とし、この粉砕機40とによって粉砕材除粉システムAを構成している。つまり、粉砕材除粉システムAは、除粉装置1と粉砕機40とを備え、除粉装置1の捕集器10において粉粒体材料としての粉砕材を捕集し、除粉する構成とされている。
また、図例では、粉砕機本体41の上部に、粉砕機本体41の投入口側(下方側)及び一側方側に向けて開口するケース状の投入ホッパーを設けた例を示している。
また、この粉砕機40の投入口(投入ホッパー)への被粉砕材の投入は、適宜の成形副産物取出装置やベルトコンベア等の搬送手段4によって略連続的になされるものとしてもよい。この場合は、粉砕機40において粉砕が略連続的になされるものとしてもよい。また、成形副産物や成形不良品が比較的に大型である場合には、搬送手段4の上流側に、大型の成形副産物や成形不良品を粉砕機40において粉砕可能なように予め破砕する破砕機等を更に設けるようにしてもよい。
また、捕集器10は、本実施形態では、上部側部位が略円筒形状とされた円筒部11とされ、下部側部位が略逆円錐形状とされたコニカル部14とされたホッパー状とされている(図3(a)も参照)。
これら円筒部11及びコニカル部14の上下寸法や径、下方に向けて先細り状とされたコニカル部14の立体角等は、後記するように気流作用により粉粒体材料がスムーズに流動し、また、スムーズに排出されるよう適宜、設定するようにしてもよい。
なお、材料導入管12を、上記のような円筒部11の下端部に設けた態様に限られず、コニカル部14に設けるようにしてもよい。また、円筒部11やコニカル部14を貫通するように材料導入管12を設けた態様に代えて、例えば、コニカル部14や排出管の内壁面(内周面)において開口するように材料導入口13を設けた態様としてもよい。さらには、例えば、材料導入管12を、捕集器10内に垂れ下がるように設け、材料導入口13を下方に開口させた態様としてもよい。その他、種々の態様とされた材料導入管12及び材料導入口13の採用が可能である。
また、本実施形態では、蓋部材17(上端円筒部16内)の平面視における略中心に上下方向に貫通する開口18を設け、この開口18に整合させるようにエルボ状とされた接続管19の一端を接続した例を示しており、この開口18が接続管19の捕集器10側の開口となる。また、本実施形態では、蓋部材17を、その中心側(開口18側)から外周側に向かうに従い僅かに下るように傾斜する形状としている。
また、蓋部材17を開閉自在に上端円筒部16の上端部に固定する態様としては、上記した例に限られず、その他の締結手段や固定手段等を採用するようにしてもよい。また、蓋部材17を上端円筒部16に対して開閉自在に設けた態様に代えて、例えば、上端円筒部16の上方開口を封止する部材を上端円筒部16に一体的に形成し、当該捕集器10の上下方向の途中部位を上下に分離自在(開閉自在)としたものとしてもよい。また、捕集器10の形状は、図例のような形状に限られず、種々の形状とされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、この分離部21を、捕集器10の蓋部材17の下面(当該捕集器10の内天面)17a及び上端円筒部16の内周面(当該捕集器10の上端部内周面)16aとの間に接続管19に向かう輸送空気が通過する隙間を隔てて配設された空気流通不能な邪魔板状体21としている。つまり、本実施形態では、例えば、多孔状体等からなる空気の流通を許容する多孔状フィルターに代えて、邪魔板状体21を分離部として設けた言わばフィルターレス構造としている。
また、本実施形態では、この邪魔板状体21を、捕集器10(上端円筒部16)内の平面視における形状に応じて平面視して略円形状とし、捕集器10内に略同心状に配置している。また、本実施形態では、この邪魔板状体21を、上端円筒部16の概ね上下内に位置するように設けている。
また、図例では、当該邪魔板状体21を、その底面側を開放させた略円錐筒形状(略傘形状)とした例を示している。なお、この邪魔板状体21の底面側を封止するようにしてもよく、中実状に形成するようにしてもよい。また、この邪魔板状体21の下端側に、略逆円錐状部を設けるようにしてもよい。また、この邪魔板状体21は、空気流通不能な金属系材料や硬質の合成樹脂系材料から形成されたものとしてもよい。また、この邪魔板状体21の外周縁部の傾斜上面に対向するように、上端円筒部16の内周面から環状の邪魔板状部を突出させるように更に設けるようにしてもよい。
雄ねじ部22は、邪魔板状体21の平面視における中心部(上端部)に連結されるように固定されている。図例では、邪魔板状体21を上下方向に貫通した雄ねじ部22の下端部にナット状の固定具を螺合させ、当該雄ねじ部22の下端側を邪魔板状体21に固定した例を示している。また、この雄ねじ部22は、その上端部がエルボ状とされた接続管19のコーナー部の側周壁を貫通するように配置されている。接続管19のコーナー部には、この雄ねじ部22が挿通される継手状部19aが上方に向けて突出するように設けられている。
このような構成により、雄ねじ部22または雌ねじ部23を、雌ねじ部23または雄ねじ部22に対してねじ回せば、雄ねじ部22とともに邪魔板状体21が捕集器10内において上下に移動し、邪魔板状体21の上面と蓋部材17の下面17aとの間の隙間の調整が可能とされている。
なお、雄ねじ部22は、全長に亘ってその周面にねじ溝が形成されたものとしてもよく、上端側部位にのみねじ溝が形成されたものとしてもよい。また、上下位置調整部としては、上記したような態様に限られず、例えば、邪魔板状体21側に雌ねじ部を設け、接続管19から垂れ下がるように設けられ、該雌ねじ部に螺合する雄ねじ部に対して邪魔板状体21が雌ねじ部とともに上下に移動するような態様としてもよい。その他、種々の態様とされた上下位置調整部の採用が可能である。
なお、レベル計24としては、このようなものに限られず、静電容量式や超音波式等の非接触の近接センサーや、その他のレベル計を採用するようにしてもよい。
本実施形態では、図1及び図2に示すように、この材料排出器25を、ローター(回転体)27を備えたロータリーバルブとした例を示している。
この材料排出器25は、ローター27を収容する弁体ハウジング26と、ローター27を回転駆動する駆動モーター28と、を備えている。
ローター27は、駆動モーター28に連結される回転軸を有し、複数枚(図例では、8枚)の羽根(ベーン)を周方向に沿って略等間隔を空けて径方向に突出させるように放射状に設けた構造とされている。
また、この弁体ハウジング26は、その上下方向途中部位に、ローター27を収容する収容凹所を設けた構造とされている。この収容凹所は、この収容凹所の上下両側部位の管路のうちの少なくとも上側部位の管路よりも大径状とされ、ローター27の外郭形状に応じた形状とされている。この収容凹所は、ローター27の軸方向両側の内壁面がローター27の軸方向両側面に近接対面し、ローター27の径方向両側の内壁面がローター27の羽根先端に近接対面するように形成されている。
また、この材料排出器25の駆動モーター28は、図3(b)に示すように、制御部35に信号線等を介して接続されている。
なお、この材料排出器25の排出能力(単位時間当たりにおける粉粒体材料の排出量)は、後記するように回転数の変更がなされる空気吸引源31の駆動モーター32を初期回転数(初期出力周波数)で回転駆動した場合、つまりは、捕集器10における捕集能力(輸送能力、単位時間当たりにおける粉粒体材料の捕集量(輸送量))を最大とした場合にも、捕集器10内において粉粒体材料が略滞留することなく排出可能となるよう適宜、設定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、図1に示すように、この空気吸引源31を、捕集器10から離れた場所に設置される吸引輸送機30に組み込んだ例を示している。この空気吸引源31の駆動モーター32は、図3(b)に示すように、信号線等を介して制御部35に接続されている。
また、この吸引輸送機30は、空気吸引源31の吸込み側に設けられ、吸引管2に接続された集塵ユニット33を備えている。
この集塵ユニット33は、吸引管2の吸引空気に含まれる微粉や塵埃等を捕捉する構成とされている。この集塵ユニット33の集塵手段としては、サイクロン式フィルターやバグフィルター等を採用するようにしてもよい。
なお、この集塵ユニット33の上流側の吸引管2の適所に、吸引管2内の圧力を検出する圧力センサーや圧力ゲージ等の圧力計を設けるようにしてもよい。
また、集塵ユニット33の集塵手段としては、図例のものに限られず、種々の集塵手段の採用が可能である。
また、本実施形態では、吸引輸送機30を、捕集器10とは離して設置した態様とした例を示しているが、当該除粉装置1の排出先5の態様等によっては、捕集器10に集塵手段や空気吸引源31を組み込むような態様としてもよい。
また、この制御盤34は、図3(b)に示すように、計時手段や演算処理部等を有し、上記した各部を予め設定された所定のプログラムに従って制御するCPU等からなる制御部35と、この制御部35に信号線等を介してそれぞれ接続された表示操作部(操作部)としての操作パネル36及び記憶部37と、同様にこの制御部35に信号線等を介して接続され、上記した空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を変更するための回転数変更手段としてのインバーター38と、を備えている。なお、インバーター38は、制御盤34に内蔵されたものとしてもよく、制御盤34とは別体的に設置されるものとしてもよい。
記憶部37は、各種メモリ等から構成されており、操作パネル36の操作により設定、入力された回転数等の設定条件や入力値、後記する基本動作等を実行するための制御プログラムなどの各種プログラム、予め設定された各種動作条件や各種データテーブル等が格納される。
また、以下の基本動作例では、インバーター38の初期出力周波数つまりは空気吸引源31の駆動モーター32の初期回転数を、60Hzとした例を示している。
また、以下の基本動作例では、インバーター38の下限出力周波数つまりは空気吸引源31の駆動モーター32の下限回転数を予め設定した例を示しており、その下限回転数を、15Hzとした例を示している。このような下限回転数は、空気吸引源31の容量(最大出力)や材料輸送管3の径、粉粒体材料の種類(粒径や見掛比重)等に応じて材料輸送管3に粉粒体材料が閉塞しないように適宜、設定するようにしてもよい。また、この下限回転数は、粉砕機40の受ホッパーにおいて粉砕材が滞留しないように、粉砕機40における粉砕能力(単位時間当たりにおける被粉砕材の粉砕量)よりも、空気吸引源31の駆動モーター32を下限回転数で回転駆動した場合における捕集器10の捕集能力が大きくなるように適宜、設定するようにしてもよく、例えば、粉砕機40の粉砕材の貯留量が上記した粉砕材レベル計44の検出レベル以上とならないように適宜、設定するようにしてもよい。
これにより、輸送元となる粉砕機40から被処理材としての粉砕材が捕集器10に向けて輸送され、捕集器10において捕集され、粉塵が邪魔板状体21によって分離される。また、当該除粉装置1の稼働中は、原則的には常時、材料排出器25の駆動モーター28の駆動がなされ、材料排出器25を介して排出先5に向けて略連続的に捕集器10において捕集した粉砕材が排出先5に向けて排出される。
この異常監視は、当該除粉装置1の稼働中は常時なされる(ステップ109)。
また、当該除粉装置1の稼動は、粉砕機40の稼動に連動させる態様としてもよい。例えば、粉砕機40が停止すれば、所定時間経過後等に輸送を停止させ、更に所定時間経過後等に排出を停止させるような態様としてもよい。その他、種々の基本動作の実行が可能である。
また、上記基本動作例では、捕集器10内の粉砕材の貯留レベルが所定以上となったことをレベル計24が検出すれば、所定時間が経過するまで輸送を停止させる態様とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、このような態様に加えて、または代えて、アラームやエラーメッセージ等を鳴動させたり、表示等したり、異常を報知する態様としてもよい。さらには、材料排出器25の駆動モーター28の回転数を変更するインバーター等を設け、材料排出器25の排出能力を所定時間が経過するまで増加させるような態様としてもよい。
また、上記基本動作例において、粉砕機40の受ホッパー内の粉砕材の貯留レベルが所定レベル以上となったことを粉砕材レベル計44が検出すれば、つまり、異常発生を検出すれば、アラームやエラーメッセージ等を鳴動させたり、表示等したり、異常を報知する態様としてもよい。
つまり、捕集器10の下端側に、排出先5側とは略気密を維持した状態で略連続的に排出可能な材料排出器25を設けている。従って、例えば、略連続的に除粉処理すべく、捕集器の下端を常時、開放させたようなものと比べて、効率的な空気輸送が可能でありながらも、捕集器10に空気輸送された粉粒体材料を捕集器10内において流動(攪拌・拡散)させることができ、除粉等が十分になされずに、排出されるようなことを抑制することができる。
また、当該除粉装置1は、空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を変更可能とした回転数変更手段38と、回転数変更手段によって変更された回転数で駆動モーター32を駆動させる制御部35と、を備えている。従って、空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を変更することで、空気輸送された粉粒体材料を捕集器10内においてより効果的に流動(攪拌・拡散)させることができ、分離部21によって粉粒体材料から微粉や塵埃等を効果的に分離させることができ、効果的な除粉を行うことができる。
また、本実施形態のように、邪魔板状体を分離部21として設けた言わばフィルターレス構造とした場合には、空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を適宜、変更することで、粉粒体材料自体の吸引を抑制しながらも効果的に流動させることができる。つまりは、回転数を変更することで、見掛比重や嵩が大きいような除去するのが好ましくない粉粒体を効果的に流動させて捕集することができ、言わば、除粉度合い(除粉量)を調整することができる。この結果、例えば、上記のように、粉砕材等を被処理材とした場合には、微粉等を除去しながらも再利用可能な粉砕材を効果的に多く捕集するようなことも可能となり、また、空気吸引源31側の集塵部(集塵ユニット)33の回収部の捕捉物の廃棄や清掃、メンテナンス等の頻度を抑えるようなことも可能となる。また、分離部21を邪魔板状体とすることで、多孔状フィルターを分離部として設けた場合と比べて、粉粒体材料の吸い付きによる目詰まり等を防止することができ、略連続的に除粉処理する除粉装置1としてより好適なものとなる。
また、空気吸引源31は、その最大輸送能力(初期回転数で駆動した場合における単位時間当たりにおける粉粒体材料の輸送量)が必要とされる処理能力よりも十分に大きく設定されているため、その空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を、少なくとも輸送可能で、所期の除粉度合いとなるような回転数に変更することで、省エネルギー化を図ることも可能となる。
また、粉砕機40から輸送される粉砕材の除粉処理を、略連続的に行うことができる。従って、例えば、成形工場等において略連続的に生成され、比較的に高温である粉砕材を粉砕機40の収容部等の輸送元において滞留させずに略連続的に除粉処理することができ、好適なものとなる。
1 粉粒体材料の除粉装置
10 捕集器
13 材料導入口
16a 上端部内周面
17a 蓋部材の下面(内天面)
19 接続管
21 邪魔板状体(分離部)
22 雄ねじ部(上下位置調整部)
23 雌ねじ部(上下位置調整部)
24 レベル計
25 材料排出器
31 空気吸引源
32 駆動モーター
35 制御部
36 操作パネル(操作部、回転数変更手段)
38 インバーター(回転数変更手段)
40 粉砕機
2 吸引管
3 材料輸送管
5 排出先
Claims (6)
- 空気吸引源と、
下部側に空気輸送される粉粒体材料を受け入れる材料導入口を設け、この材料導入口よりも上部側に前記空気吸引源に接続される吸引管の接続管及びこの接続管に向かう輸送空気から粉粒体材料を分離させる分離部を設けた捕集器と、
前記捕集器の下端側に設けられ、排出先側とは略気密を維持した状態で略連続的に排出可能な材料排出器と、
前記空気吸引源の駆動モーターの回転数を変更可能とした回転数変更手段と、
前記回転数変更手段によって変更された回転数で前記駆動モーターを駆動させる制御部と、
を備えていることを特徴とする粉粒体材料の除粉装置。 - 請求項1において、
前記回転数変更手段は、前記回転数を変更するための入力がなされる操作部を備えていることを特徴とする粉粒体材料の除粉装置。 - 請求項1または2において、
前記捕集器の分離部は、前記捕集器の内天面及び上端部内周面との間に前記接続管に向かう輸送空気が通過する隙間を隔てて配設された空気流通不能な邪魔板状体からなることを特徴とする粉粒体材料の除粉装置。 - 請求項3において、
前記接続管は、前記捕集器の内天面において開口するように設けられており、
前記捕集器の邪魔板状体の当該捕集器に対する上下位置の調整を可能とする上下位置調整部を更に備えていることを特徴とする粉粒体材料の除粉装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項において、
前記捕集器内の粉粒体材料の貯留レベルが所定以上となったことを検出するレベル計を更に備えていることを特徴とする粉粒体材料の除粉装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の粉粒体材料の除粉装置と、この除粉装置の捕集器の材料導入口に材料輸送管を介して接続され、被粉砕材を粉砕する粉砕機と、を備えていることを特徴とする粉砕材除粉システム。
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