JP2014091118A - 粉粒体材料の除粉装置及びこれを備えた粉砕材除粉システム - Google Patents

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隆 濱田
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Abstract

【課題】略連続的な除粉処理が可能でありながらも除粉を効果的に行い得る粉粒体材料の除粉装置及びこれを備えた粉砕材除粉システムを提供する。
【解決手段】粉粒体材料の除粉装置1は、空気吸引源31と、下部側に空気輸送される粉粒体材料を受け入れる材料導入口13を設け、この材料導入口よりも上部側に前記空気吸引源に接続される吸引管2の接続管19及びこの接続管に向かう輸送空気から粉粒体材料を分離させる分離部21を設けた捕集器10と、前記捕集器の下端側に設けられ、排出先5側とは略気密を維持した状態で略連続的に排出可能な材料排出器25と、前記空気吸引源の駆動モーター32の回転数を変更可能とした回転数変更手段38と、前記回転数変更手段によって変更された回転数で前記駆動モーターを駆動させる制御部35と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気輸送される粉粒体材料を捕集し、除粉する粉粒体材料の除粉装置及びこれを備えた粉砕材除粉システムに関する。
従来より、下端に排出部を設け、上部に空気吸引源に通じる吸引管及びこの吸引管に向かう輸送空気から粉粒体材料を分離させるフィルターを設け、下部側に空気輸送される粉粒体材料を受け入れる材料導入口を設けた捕集ホッパー(捕集器)が知られている。このような捕集ホッパーにおいては、空気輸送された粉粒体材料を気流作用により捕集ホッパー内において流動(攪拌・拡散)させることで、粉粒体材料から微粉や塵埃等を輸送空気とともにフィルターで分離させたり、空気輸送される複数種の粉粒体材料を捕集ホッパー内において混合したりすることができるものではあった。
例えば、下記特許文献1では、空気吸引源を所定時間運転し、原料供給源からの未混合原料を原料混合ホッパー内に吸引して攪拌混合し、攪拌混合が終わると、原料混合ホッパー下端の原料排出部に設けられた開閉弁を開成する構成とされた原料混合装置が開示されている。
特開2005−161290号公報
しかしながら、上記したような従来の混合ホッパー等の捕集ホッパーは、除粉や混合のために、捕集ホッパー内において所定時間、粉粒体材料を滞留させ、流動させる構成とされている。そのため、例えば、輸送元からの被処理材を略連続的に除粉処理したいような場合には、更なる改善が望まれていた。例えば、成形工場等において略連続的に生成される粉砕材を被処理材とする場合には、粉砕材が比較的に高温である場合があり、このような場合には、ブリッジ防止等の観点から粉砕材を輸送元(粉砕材収容部)において滞留させずに略連続的に輸送し、除粉処理することが望まれる場合がある。
輸送元からの被処理材を略連続的に除粉処理すべく、例えば、捕集ホッパーの下端の開閉弁を設けずに、または開閉弁を常時開放させ、捕集ホッパーに向けて被処理材を空気輸送するための空気吸引源を略連続的に作動させる態様とすることも考えられる。しかしながら、このような場合には、捕集ホッパーの下端開放側の構成によっては、空気輸送自体が困難となったり、十分な除粉等がなされないまま排出されてしまうようなことが考えられる。または、十分に除粉等がなされるよう比較的に空気吸引源の吸引力を大きくすることも考えられるが、この場合には、フィルター等の構成によっては、粉粒体材料が吸い付き、目詰まりし易くなったり、若しくは粉粒体材料自体も吸引管側に向けて吸引されてしまうようなことも考えられる。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、略連続的な除粉処理が可能でありながらも除粉を効果的に行い得る粉粒体材料の除粉装置及びこれを備えた粉砕材除粉システムを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る粉粒体材料の除粉装置は、空気吸引源と、下部側に空気輸送される粉粒体材料を受け入れる材料導入口を設け、この材料導入口よりも上部側に前記空気吸引源に接続される吸引管の接続管及びこの接続管に向かう輸送空気から粉粒体材料を分離させる分離部を設けた捕集器と、前記捕集器の下端側に設けられ、排出先側とは略気密を維持した状態で略連続的に排出可能な材料排出器と、前記空気吸引源の駆動モーターの回転数を変更可能とした回転数変更手段と、前記回転数変更手段によって変更された回転数で前記駆動モーターを駆動させる制御部と、を備えていることを特徴とする。
本発明においては、前記回転数変更手段を、前記回転数を変更するための入力がなされる操作部を備えたものとしてもよい。
また、本発明においては、前記捕集器の分離部を、前記捕集器の内天面及び上端部内周面との間に前記接続管に向かう輸送空気が通過する隙間を隔てて配設された空気流通不能な邪魔板状体からなるものとしてもよい。
また、本発明においては、前記接続管を、前記捕集器の内天面において開口するように設けるようにしてもよい。この場合、前記捕集器の邪魔板状体の当該捕集器に対する上下位置の調整を可能とする上下位置調整部を更に備えたものとしてもよい。
また、本発明においては、前記捕集器内の粉粒体材料の貯留レベルが所定以上となったことを検出するレベル計を更に備えたものとしてもよい。
また、前記目的を達成するために、本発明に係る粉砕材除粉システムは、本発明に係る粉粒体材料の除粉装置と、この除粉装置の捕集器の材料導入口に材料輸送管を介して接続され、被粉砕材を粉砕する粉砕機と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る粉粒体材料の除粉装置及び粉砕材除粉システムは、上述のような構成としたことで、略連続的な除粉処理が可能でありながらも除粉を効果的に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る粉粒体材料の除粉装置の一例及びこれを備えた粉砕材除粉システムの一例を模式的に示す概略システム構成図である。 図3(a)におけるX−X線矢視に対応させた一部を省略した一部破断概略縦断面図である。 (a)は、同除粉装置の一例を模式的に示す一部省略概略平面図、(b)は、同除粉装置(同粉砕材除粉システム)の概略制御ブロック図である。 同除粉装置(同粉砕材除粉システム)において実行される基本動作の一例を模式的に示す概略フローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略し、また、材料や空気が流通する管路等を実線にて模式的に示している。
図1〜図3は、本実施形態に係る粉粒体材料の除粉装置の一例及びこれを備えた粉砕材除粉システムの一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る粉粒体材料の除粉装置1は、図1に示すように、輸送元40から空気輸送される粉粒体材料を捕集する捕集器10と、この捕集器10に吸引管2を介して接続された空気吸引源31と、この捕集器10の下端側に設けられ、排出先5に向けて粉粒体材料を排出する材料排出器25と、を備えている。また、除粉装置1は、空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を変更可能とした回転数変更手段36,38と、空気吸引源31の駆動モーター32等を制御する制御部35と、を備えている(図3(b)参照)。
ここに、上記粉粒体材料は、粉体・粒体状の材料を指すが、微小薄片状や短繊維片状、スライバー状の材料等を含む。
また、上記材料としては、樹脂ペレットや樹脂繊維片等の合成樹脂材料、金属材料、半導体材料、木質材料、薬品材料、食品材料等どのようなものでもよい。
また、粉粒体材料としては、例えば、合成樹脂成形品を成形する場合には、ナチュラル材(バージン材)やマスターバッチ材、各種添加材等が挙げられる。
本実施形態では、除粉装置1は、図1に示すように、当該除粉装置1の輸送元(材料元)を、被粉砕材を粉砕する粉砕機40とし、この粉砕機40とによって粉砕材除粉システムAを構成している。つまり、粉砕材除粉システムAは、除粉装置1と粉砕機40とを備え、除粉装置1の捕集器10において粉粒体材料としての粉砕材を捕集し、除粉する構成とされている。
粉砕機40は、被粉砕材が投入される上方開口の投入口を設けた粉砕機本体41と、この粉砕機本体41内に設けられ、投入された被粉砕材を粉砕し、粉粒体状にする回転刃(粉砕刃)や粗砕刃、固定刃等からなる粉砕部42と、粉砕機本体41の下端に設けられ、粉砕された粉砕材を受ける受ホッパーや粉砕材を排出する排出口等からなる排出部43と、を備えている。この排出部43に、捕集器10に向けて被処理材としての粉砕材を空気輸送する材料輸送管3の一端が接続されている。また、この排出部43の受ホッパーには、受ホッパー内の粉砕材の貯留レベルが所定レベル以上となったことを検出する粉砕材レベル計44が設けられている。この粉砕材レベル計44としては、接触式のレベルスイッチや、静電容量式や超音波式等の非接触の近接センサー、その他のレベル計を採用するようにしてもよい。また、この粉砕材レベル計44は、受ホッパー内に貯留される粉砕材のブリッジを防止する観点等から、比較的に低いレベル(少ない貯留量)を検出する態様としてもよい。
なお、排出部43は、開閉制御可能な開閉弁を設けた態様としてもよい。また、この粉砕機40の排出部43の開閉弁や粉砕材レベル計44、粉砕機本体41の回転刃を回転駆動する駆動モーター等を、信号線等を介して除粉装置1の制御部35に接続するようにしてもよい(図3(b)参照)。また、排出部43に、材料輸送管3や粉砕機本体41内へ空気(二次空気)を取り入れるための空気取込口を設けるようにしてもよい。この場合は、空気取込口を開閉する開閉弁や、流量を調整する流量調整弁等を設けるようにしてもよい。
また、図例では、粉砕機本体41の上部に、粉砕機本体41の投入口側(下方側)及び一側方側に向けて開口するケース状の投入ホッパーを設けた例を示している。
この粉砕機40によって粉砕される被粉砕材としては、射出成形機や押出成形機、ブロー成形機等の種々の成形機から取り出されて成形品と分離されたスプルやランナ、バリ等の成形副産物や、成形不良品等としてもよい。
また、この粉砕機40の投入口(投入ホッパー)への被粉砕材の投入は、適宜の成形副産物取出装置やベルトコンベア等の搬送手段4によって略連続的になされるものとしてもよい。この場合は、粉砕機40において粉砕が略連続的になされるものとしてもよい。また、成形副産物や成形不良品が比較的に大型である場合には、搬送手段4の上流側に、大型の成形副産物や成形不良品を粉砕機40において粉砕可能なように予め破砕する破砕機等を更に設けるようにしてもよい。
当該除粉装置1の排出先5としては、当該除粉装置1(粉砕材除粉システムA)において捕集し、除粉した粉粒体材料を一時的に貯留する貯留タンクや貯留ホッパー等の貯留部としてもよい。または、除粉処理された粉粒体材料を計量する計量ホッパー等の計量装置や、粉粒体材料を乾燥する乾燥ホッパー等の乾燥装置、複数種の粉粒体材料を配合する配合ホッパー等の配合装置、その他、上記したような種々の成形機等を排出先5としてもよい。また、材料排出器25の下端排出口に材料輸送管を接続し、その材料輸送管を排出先5とし、適宜の供給先に向けて更に空気輸送がなされるものとしてもよい。当該除粉装置1(粉砕材除粉システムA)の排出先5としては、その他、どのようなものでもよい。
捕集器10は、図1及び図2に示すように、下部側に空気輸送される粉粒体材料を受け入れる材料導入口13を設け、この材料導入口13よりも上部側に空気吸引源31に接続される吸引管2の接続管19及びこの接続管19に向かう輸送空気から粉粒体材料を分離させる分離部21を設けた構成とされている。
また、捕集器10は、本実施形態では、上部側部位が略円筒形状とされた円筒部11とされ、下部側部位が略逆円錐形状とされたコニカル部14とされたホッパー状とされている(図3(a)も参照)。
これら円筒部11及びコニカル部14の上下寸法や径、下方に向けて先細り状とされたコニカル部14の立体角等は、後記するように気流作用により粉粒体材料がスムーズに流動し、また、スムーズに排出されるよう適宜、設定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、円筒部11の下端部に、材料導入口13を設けた材料導入管12を設けている。この材料導入管12は、円筒部11の側周壁を貫通するように設けられ、その円筒部11の外方側に露出する部位に、材料輸送管3の他端が接続される構成とされている。また、図例では、この材料導入管12を、捕集器10に対して略水平方向に形成された管路を上方側に屈曲させたようなエルボ状とし、その材料導入口13を捕集器10内において上方に開口させた形状としている。また、この材料導入管12は、その材料導入口13が、円筒部11内の平面視における略中心に位置するように設けられている(図3(a)も参照)。なお、この材料導入口13は、当該捕集器10内の上下方向中央よりも下側に位置するように設けるようにしてもよい。
コニカル部14の下端部には、円筒部11及びコニカル部14と略同心状で略直管状の排出管が連なるように形成されており、その下端開口が捕集器10の排出口15とされている。
なお、材料導入管12を、上記のような円筒部11の下端部に設けた態様に限られず、コニカル部14に設けるようにしてもよい。また、円筒部11やコニカル部14を貫通するように材料導入管12を設けた態様に代えて、例えば、コニカル部14や排出管の内壁面(内周面)において開口するように材料導入口13を設けた態様としてもよい。さらには、例えば、材料導入管12を、捕集器10内に垂れ下がるように設け、材料導入口13を下方に開口させた態様としてもよい。その他、種々の態様とされた材料導入管12及び材料導入口13の採用が可能である。
また、本実施形態では、円筒部11の上端側に、円筒部11よりも小径状の上端円筒部16を連なるように設けている。この上端円筒部16は、円筒部11と略同心状で円筒部11の上端部を絞ったような形状とされている。この上端円筒部16の上下寸法や径等は、後記する分離部21に応じて適宜、設定するようにしてもよく、このような上端円筒部16を設けないようにしてもよい。なお、図例では、これら上端円筒部16、円筒部11、コニカル部14及び排出管からなるホッパー本体部を、上端円筒部16の下端側に円筒部11の上端側の一部を一連に設け、コニカル部14の上端側に円筒部11の下端側の一部を一連に設けて上下に複数に分割された部材をフランジ接合したような態様とした例を示しているが、他の部位において分割された複数の部材を接合した態様としてもよく、または、これらの一部若しくは全てを一体的に形成したような態様としてもよい。
また、上端円筒部16(円筒部11、ホッパー本体部)の上端部は上方に向けて開口しており、該開口は蓋部材17によって開閉自在に封止されている。この蓋部材17と上端円筒部16の上端部とは、アジャスターファスナー等のファスナー金具(固定止金具)によって着脱自在に固定する態様としてもよい。または、蓋部材17を蝶番等の連結部材によって回動自在に上端円筒部16の上端部に連結するとともに、上記同様の固定止金具によって開閉自在に固定する態様としてもよい。
また、本実施形態では、この蓋部材17に、吸引管2の一端が接続される接続管19を設けている。つまり、本実施形態では、接続管19を、当該捕集器10の内天面となる蓋部材17の下面17aにおいて開口するように設けている。
また、本実施形態では、蓋部材17(上端円筒部16内)の平面視における略中心に上下方向に貫通する開口18を設け、この開口18に整合させるようにエルボ状とされた接続管19の一端を接続した例を示しており、この開口18が接続管19の捕集器10側の開口となる。また、本実施形態では、蓋部材17を、その中心側(開口18側)から外周側に向かうに従い僅かに下るように傾斜する形状としている。
なお、この蓋部材17の外周部位下面側と上端円筒部16の上端周縁部との間に、これらの間を気密にする環状のシール部材を設けるようにしてもよい。
また、蓋部材17を開閉自在に上端円筒部16の上端部に固定する態様としては、上記した例に限られず、その他の締結手段や固定手段等を採用するようにしてもよい。また、蓋部材17を上端円筒部16に対して開閉自在に設けた態様に代えて、例えば、上端円筒部16の上方開口を封止する部材を上端円筒部16に一体的に形成し、当該捕集器10の上下方向の途中部位を上下に分離自在(開閉自在)としたものとしてもよい。また、捕集器10の形状は、図例のような形状に限られず、種々の形状とされたものとしてもよい。
分離部21は、当該捕集器10内の上下方向において、材料導入口13と接続管19の捕集器10側の開口18との間に位置するように設けられている。
また、本実施形態では、この分離部21を、捕集器10の蓋部材17の下面(当該捕集器10の内天面)17a及び上端円筒部16の内周面(当該捕集器10の上端部内周面)16aとの間に接続管19に向かう輸送空気が通過する隙間を隔てて配設された空気流通不能な邪魔板状体21としている。つまり、本実施形態では、例えば、多孔状体等からなる空気の流通を許容する多孔状フィルターに代えて、邪魔板状体21を分離部として設けた言わばフィルターレス構造としている。
この邪魔板状体21と蓋部材17の下面17a及び上端円筒部16の内周面16aとの間の隙間は、当該邪魔板状体21による圧力損失を低減する観点等や、輸送空気とともに捕集する粉粒体材料に含まれる微粉や塵埃等の通過が可能となるように適宜、設定するようにしてもよく、捕集すべき粉粒体材料の粒径や見掛比重等に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、この邪魔板状体21を、捕集器10(上端円筒部16)内の平面視における形状に応じて平面視して略円形状とし、捕集器10内に略同心状に配置している。また、本実施形態では、この邪魔板状体21を、上端円筒部16の概ね上下内に位置するように設けている。
また、本実施形態では、この邪魔板状体21の上面側を、中心側から外方側に向かうに従い下るように傾斜する傾斜面としている。このような構成とすることで、邪魔板状体21の上面側への微粉や塵埃、粉粒体材料等の堆積等を抑制することができる。
また、図例では、当該邪魔板状体21を、その底面側を開放させた略円錐筒形状(略傘形状)とした例を示している。なお、この邪魔板状体21の底面側を封止するようにしてもよく、中実状に形成するようにしてもよい。また、この邪魔板状体21の下端側に、略逆円錐状部を設けるようにしてもよい。また、この邪魔板状体21は、空気流通不能な金属系材料や硬質の合成樹脂系材料から形成されたものとしてもよい。また、この邪魔板状体21の外周縁部の傾斜上面に対向するように、上端円筒部16の内周面から環状の邪魔板状部を突出させるように更に設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、捕集器10は、この邪魔板状体21の当該捕集器10に対する上下位置の調整を可能とする上下位置調整部22,23を備えている。本実施形態では、上下位置調整部を、下端側が邪魔板状体21に固定され、軸方向を上下方向に沿わせた雄ねじ部22と、この雄ねじ部22にねじ合わされる雌ねじ部23と、によって構成した例を示している。
雄ねじ部22は、邪魔板状体21の平面視における中心部(上端部)に連結されるように固定されている。図例では、邪魔板状体21を上下方向に貫通した雄ねじ部22の下端部にナット状の固定具を螺合させ、当該雄ねじ部22の下端側を邪魔板状体21に固定した例を示している。また、この雄ねじ部22は、その上端部がエルボ状とされた接続管19のコーナー部の側周壁を貫通するように配置されている。接続管19のコーナー部には、この雄ねじ部22が挿通される継手状部19aが上方に向けて突出するように設けられている。
雌ねじ部23は、継手状部19aの貫通孔に整合するように継手状部19aの上端に配置され、雄ねじ部22の上端側に螺合される。図例では、複数のナット状部材を雌ねじ部23として設けた態様としている。なお、上下位置を調整した後の邪魔板状体21の上方側への位置ズレや移動等を防止するために、この雌ねじ部(複数の場合には最下方の雌ねじ部)23を継手状部19aに固定的に設けるようにしてもよい。
このような構成により、雄ねじ部22または雌ねじ部23を、雌ねじ部23または雄ねじ部22に対してねじ回せば、雄ねじ部22とともに邪魔板状体21が捕集器10内において上下に移動し、邪魔板状体21の上面と蓋部材17の下面17aとの間の隙間の調整が可能とされている。
なお、雄ねじ部22は、全長に亘ってその周面にねじ溝が形成されたものとしてもよく、上端側部位にのみねじ溝が形成されたものとしてもよい。また、上下位置調整部としては、上記したような態様に限られず、例えば、邪魔板状体21側に雌ねじ部を設け、接続管19から垂れ下がるように設けられ、該雌ねじ部に螺合する雄ねじ部に対して邪魔板状体21が雌ねじ部とともに上下に移動するような態様としてもよい。その他、種々の態様とされた上下位置調整部の採用が可能である。
また、本実施形態では、除粉装置1は、図2に示すように、捕集器10内の粉粒体材料の貯留レベルが所定以上となったことを検出するレベル計24を備えている。本実施形態では、このレベル計24の検出レベルを、材料導入口13よりも上側で、かつ当該捕集器10内における上下方向の略中間部近傍部位の貯留レベルとしている。また、図例では、レベル計24を、接触式のいわゆるパドル式レベルスイッチとした例を示しており、円筒部11の側周壁を貫通するように、その検出部となるパドル部を捕集器10内に配置した例を示している。このレベル計24は、図3(b)に示すように、信号線等を介して制御部35に接続されている。
なお、レベル計24としては、このようなものに限られず、静電容量式や超音波式等の非接触の近接センサーや、その他のレベル計を採用するようにしてもよい。
材料排出器25は、排出先5側とは略気密を維持した状態で略連続的に粉粒体材料を排出可能な構成とされている。つまり、この材料排出器25は、捕集器10の下端の排出側を略密閉した状態で、略連続的に粉粒体材料の排出が可能な構成とされている。
本実施形態では、図1及び図2に示すように、この材料排出器25を、ローター(回転体)27を備えたロータリーバルブとした例を示している。
この材料排出器25は、ローター27を収容する弁体ハウジング26と、ローター27を回転駆動する駆動モーター28と、を備えている。
ローター27は、駆動モーター28に連結される回転軸を有し、複数枚(図例では、8枚)の羽根(ベーン)を周方向に沿って略等間隔を空けて径方向に突出させるように放射状に設けた構造とされている。
弁体ハウジング26は、上下両側に開口した略筒形状とされ、その上方開口を捕集器10の排出口15に整合させるように捕集器10に連通接続されている。また、この弁体ハウジング26の下方開口が当該除粉装置1の排出先5側への排出口となる。
また、この弁体ハウジング26は、その上下方向途中部位に、ローター27を収容する収容凹所を設けた構造とされている。この収容凹所は、この収容凹所の上下両側部位の管路のうちの少なくとも上側部位の管路よりも大径状とされ、ローター27の外郭形状に応じた形状とされている。この収容凹所は、ローター27の軸方向両側の内壁面がローター27の軸方向両側面に近接対面し、ローター27の径方向両側の内壁面がローター27の羽根先端に近接対面するように形成されている。
また、この弁体ハウジング26のローター27の軸方向両側には、ローター27の回転軸を回転自在に支持する軸受部やシール部材等が適宜、設けられている。また、この弁体ハウジング26のローター27の軸方向一方側には、ローター27の回転軸が挿通された貫通孔が設けられており、該貫通孔を介して外部に露出したローター27の回転軸に、駆動モーター28の出力軸が連結されている。図例では、チェーンやベルト等からなる駆動伝達部材29を介してローター27の回転軸と駆動モーター28の出力軸とを連結した例を示している(図1参照)。なお、このような態様に代えて適宜、ギア等によって連結するようにしてもよく、または直接的に連結したような態様としてもよい。
上記構成とされた材料排出器25は、ローター27の上下方向両側間の空気の流通を略遮断した状態で、ローター27の回転を伴い、略連続的に粉粒体材料の排出が可能とされている。つまり、捕集器10の下端から材料排出器25に向けて流下する粉粒体材料は、上方側に位置するローター27の羽根間に充填され、ローター27の回転を伴い下方側に移動して逐次、排出される構成とされている。材料排出器25を、このようなロータリーバルブとすることで、定量的な排出が可能となる。
また、この材料排出器25の駆動モーター28は、図3(b)に示すように、制御部35に信号線等を介して接続されている。
なお、この材料排出器25の排出能力(単位時間当たりにおける粉粒体材料の排出量)は、後記するように回転数の変更がなされる空気吸引源31の駆動モーター32を初期回転数(初期出力周波数)で回転駆動した場合、つまりは、捕集器10における捕集能力(輸送能力、単位時間当たりにおける粉粒体材料の捕集量(輸送量))を最大とした場合にも、捕集器10内において粉粒体材料が略滞留することなく排出可能となるよう適宜、設定するようにしてもよい。
また、材料排出器25としては、図例のようなロータリーバルブに限られず、その他、種々の態様とされたロータリーバルブの採用が可能である。また、材料排出器25としては、ロータリーバルブに限られず、排出先5側とは略気密を維持した状態で略連続的に粉粒体材料を排出可能なものであればよく、例えば、上下に複数段(例えば、二段)のスライド式ダンパー(スライドシャッター)を間に短管等を介して設け、これらを比較的に高速で交互に開閉制御することで、排出先5側とは略気密を維持した状態で略連続的に粉粒体材料を排出可能とする態様としてもよい。この場合は、駆動モーター28に代えて、適宜、各ダンパーを開閉させる駆動部を制御部35に信号線等を介して接続するようにしてもよい。また、その他、種々の態様とされた材料排出器25の採用が可能である。
空気吸引源31は、吸引ブロワーなどからなり、羽根車等の回転体や該回転体を回転駆動する駆動モーター32等を備えている。
また、本実施形態では、図1に示すように、この空気吸引源31を、捕集器10から離れた場所に設置される吸引輸送機30に組み込んだ例を示している。この空気吸引源31の駆動モーター32は、図3(b)に示すように、信号線等を介して制御部35に接続されている。
また、この吸引輸送機30は、空気吸引源31の吸込み側に設けられ、吸引管2に接続された集塵ユニット33を備えている。
この集塵ユニット33は、吸引管2の吸引空気に含まれる微粉や塵埃等を捕捉する構成とされている。この集塵ユニット33の集塵手段としては、サイクロン式フィルターやバグフィルター等を採用するようにしてもよい。
図例では、集塵ユニット33の集塵手段を、サイクロン式フィルターの吸込み側に吸引管2の他端を接続し、サイクロン式フィルターの下端排出口に捕捉物を収容するダストボックス(収容部)を設け、サイクロン式フィルターの吐出側と空気吸引源31の吸込み側との間にバグフィルターを更に設けた構成とした例を示している。
なお、この集塵ユニット33の上流側の吸引管2の適所に、吸引管2内の圧力を検出する圧力センサーや圧力ゲージ等の圧力計を設けるようにしてもよい。
また、集塵ユニット33の集塵手段としては、図例のものに限られず、種々の集塵手段の採用が可能である。
また、本実施形態では、吸引輸送機30を、捕集器10とは離して設置した態様とした例を示しているが、当該除粉装置1の排出先5の態様等によっては、捕集器10に集塵手段や空気吸引源31を組み込むような態様としてもよい。
上記構成とされた除粉装置1では、空気吸引源31を作動させれば、捕集器10内の空気が接続管19の捕集器10側の開口18を介して吸い込まれて捕集器10外(吸引管2)へ排出され、その負圧作用により、材料導入管12に接続された材料輸送管3を介して捕集器10に向けて粉粒体材料の輸送がなされる。また、捕集器10内に導入された粉粒体材料は、気流作用によって当該捕集器10内において流動(攪拌・拡散)し、微粉や塵埃等(粉塵)が粉粒体材料から輸送空気とともに分離部21において分離され、その粉塵が接続管19を介して吸引管2に向けて排出される。また、粉塵等を除去し、捕集した粉粒体材料を、材料排出器25を介して略連続的に排出可能な構成とされている。
制御部35は、当該除粉装置1(粉砕材除粉システムA)の各部を制御し、適所に設けられる制御盤34に内蔵されている。この制御盤34は、上記した吸引輸送機30や捕集器10等に付設されるように設置されるものとしてもよく、または、適宜の箇所に設置されるものとしてもよい。
また、この制御盤34は、図3(b)に示すように、計時手段や演算処理部等を有し、上記した各部を予め設定された所定のプログラムに従って制御するCPU等からなる制御部35と、この制御部35に信号線等を介してそれぞれ接続された表示操作部(操作部)としての操作パネル36及び記憶部37と、同様にこの制御部35に信号線等を介して接続され、上記した空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を変更するための回転数変更手段としてのインバーター38と、を備えている。なお、インバーター38は、制御盤34に内蔵されたものとしてもよく、制御盤34とは別体的に設置されるものとしてもよい。
操作パネル36は、空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を変更するための入力がなされる回転数変更手段の操作部を構成し、この回転数の他に、各種設定操作や、事前設定入力項目などを設定、入力したり、各種設定条件や、各種運転モードなどを表示したりするための表示操作部を構成する。
記憶部37は、各種メモリ等から構成されており、操作パネル36の操作により設定、入力された回転数等の設定条件や入力値、後記する基本動作等を実行するための制御プログラムなどの各種プログラム、予め設定された各種動作条件や各種データテーブル等が格納される。
インバーター38は、例えば、商用駆動電源から入力される交流をコンバータ回路で直流に変換し、インバーター回路で所定の出力周波数及び所定の出力電圧の交流に変換する、VVVF(可変電圧・可変周波数)型のものとしてもよい。このインバーター38の出力周波数を、後記するように、所定のプログラムに従って、制御部35によって変更制御することで、空気吸引源31の駆動モーター32の回転数の変更がなされ、輸送風量の増減がなされる。このようなインバーター38を回転数変更手段として設けることで、後記する基本動作実行時における、駆動モーター32の回転数を容易かつ効率的に変更制御することができる。なお、操作パネル36の回転数変更操作部は、周波数自体の入力が可能な態様としてもよく、回転数自体の入力が可能な態様としてもよく、さらには、複数段階のうちから選択操作可能なような態様等としてもよく、その他、種々の態様とされた操作部の採用が可能である。
次に、上記構成とされた本実施形態に係る粉粒体材料の除粉装置1(及びこれを備えた粉砕材除粉システムA)の基本動作の一例について、図4を参照して説明する。なお、以下の基本動作例は、制御部35の制御によって、予め設定されたプログラムに従って実行される。
また、以下の基本動作例では、インバーター38の初期出力周波数つまりは空気吸引源31の駆動モーター32の初期回転数を、60Hzとした例を示している。
また、以下の基本動作例では、インバーター38の下限出力周波数つまりは空気吸引源31の駆動モーター32の下限回転数を予め設定した例を示しており、その下限回転数を、15Hzとした例を示している。このような下限回転数は、空気吸引源31の容量(最大出力)や材料輸送管3の径、粉粒体材料の種類(粒径や見掛比重)等に応じて材料輸送管3に粉粒体材料が閉塞しないように適宜、設定するようにしてもよい。また、この下限回転数は、粉砕機40の受ホッパーにおいて粉砕材が滞留しないように、粉砕機40における粉砕能力(単位時間当たりにおける被粉砕材の粉砕量)よりも、空気吸引源31の駆動モーター32を下限回転数で回転駆動した場合における捕集器10の捕集能力が大きくなるように適宜、設定するようにしてもよく、例えば、粉砕機40の粉砕材の貯留量が上記した粉砕材レベル計44の検出レベル以上とならないように適宜、設定するようにしてもよい。
まず、操作パネル36を介して回転数の変更がなされれば(ステップ100)、入力された回転数が下限回転数以下であるか否かを判別し、下限回転数以下でなければ、変更後の回転数(例えば、30Hz)で空気吸引源31の駆動モーター32を駆動させる(ステップ101,102)一方、下限回転数以下であれば、下限回転数(例えば、15Hz)で空気吸引源31の駆動モーター32を駆動させる(ステップ101,104)。また、回転数の変更がなされなければ(ステップ100)、初期回転数(例えば、60Hz)で空気吸引源31の駆動モーター32を駆動させる(ステップ103)。
これにより、輸送元となる粉砕機40から被処理材としての粉砕材が捕集器10に向けて輸送され、捕集器10において捕集され、粉塵が邪魔板状体21によって分離される。また、当該除粉装置1の稼働中は、原則的には常時、材料排出器25の駆動モーター28の駆動がなされ、材料排出器25を介して排出先5に向けて略連続的に捕集器10において捕集した粉砕材が排出先5に向けて排出される。
また、本基本動作例では、捕集器10内の粉砕材の貯留レベルが所定以上となったことをレベル計24が検出すれば(ステップ105)、空気吸引源31の駆動モーター32を所定時間が経過するまで停止させ、該所定時間が経過すれば、空気吸引源31の駆動モーター32を再駆動、つまりは、停止前の回転数で再駆動させる制御を実行するようにしている(ステップ106〜108)。上述のように、材料排出器25の排出能力は、捕集能力に比して十分に大きく設定されているため、正常であれば捕集器10内の粉砕材の貯留レベルが所定以上とはならないが、何らかのトラブル等によってスムーズな排出がなされず、捕集器10内に所定以上に粉砕材が滞留すれば、つまり、異常発生を検出すれば、所定時間、輸送を停止するようにしている。つまり、レベル計24をインターロックとして機能させている。
この異常監視は、当該除粉装置1の稼働中は常時なされる(ステップ109)。
なお、上記のような回転数の変更設定は、例えば、上述のように、フィルターレス構造の分離部21を採用した場合には、異なる回転数で空気吸引源31の駆動モーター32を駆動させて事前輸送テストを複数回行い、吸引輸送機30の集塵ユニット33の収容部に収容された微粉等に含まれる除去するのが好ましくない粉砕材(粒径や見掛比重が比較的に大きいもの)の混入度合い等を目視して、好適な回転数を決定し、変更設定するような態様としてもよい。または、分離部21を多孔状体からなるものとした場合には、例えば、捕集器10の少なくとも上端部等に透明の覗き窓等を設け、異なる回転数で空気吸引源31の駆動モーター32を駆動させて事前輸送テストを複数回行い、分離部21への吸い付き度合い等を目視して、好適な回転数を決定し、変更設定するような態様としてもよい。その他、種々の回転数変更要因に基づいて回転数を変更設定するようにしてもよい。
また、上記のような回転数の変更設定は、当該除粉装置1の稼動前(輸送実行前)に事前になされるものとしてもよく、または、図4の二点鎖線で示すように、当該除粉装置1の稼働中(輸送実行中)にも回転数の変更が可能な態様としてもよい。また、回転数の変更設定がなされた後は、回転数のリセット等がなされるまでは、当該除粉装置1が再稼動される際にも前回稼動時における変更後の回転数で空気吸引源31の駆動モーター32の駆動がなされる態様としてもよい。
また、当該除粉装置1の稼動は、粉砕機40の稼動に連動させる態様としてもよい。例えば、粉砕機40が停止すれば、所定時間経過後等に輸送を停止させ、更に所定時間経過後等に排出を停止させるような態様としてもよい。その他、種々の基本動作の実行が可能である。
また、上記基本動作例では、下限回転数を予め設定し、下限回転数以下の回転数の入力がなされれば、下限回転数で空気吸引源31の駆動モーター32を駆動させる制御態様とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、下限回転数以下の回転数の入力がなされれば、エラーメッセージ等を表示させるような態様としてもよく、さらには、下限回転数を設定しない態様等としてもよい。
また、上記基本動作例では、捕集器10内の粉砕材の貯留レベルが所定以上となったことをレベル計24が検出すれば、所定時間が経過するまで輸送を停止させる態様とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、このような態様に加えて、または代えて、アラームやエラーメッセージ等を鳴動させたり、表示等したり、異常を報知する態様としてもよい。さらには、材料排出器25の駆動モーター28の回転数を変更するインバーター等を設け、材料排出器25の排出能力を所定時間が経過するまで増加させるような態様としてもよい。
また、上記基本動作例において、粉砕機40の受ホッパー内の粉砕材の貯留レベルが所定レベル以上となったことを粉砕材レベル計44が検出すれば、つまり、異常発生を検出すれば、アラームやエラーメッセージ等を鳴動させたり、表示等したり、異常を報知する態様としてもよい。
本実施形態に係る粉粒体材料の除粉装置1及びこれを備えた粉砕材除粉システムAは、上述のような構成としたことで、略連続的な除粉処理が可能でありながらも除粉を効果的に行うことができる。
つまり、捕集器10の下端側に、排出先5側とは略気密を維持した状態で略連続的に排出可能な材料排出器25を設けている。従って、例えば、略連続的に除粉処理すべく、捕集器の下端を常時、開放させたようなものと比べて、効率的な空気輸送が可能でありながらも、捕集器10に空気輸送された粉粒体材料を捕集器10内において流動(攪拌・拡散)させることができ、除粉等が十分になされずに、排出されるようなことを抑制することができる。
また、当該除粉装置1は、空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を変更可能とした回転数変更手段38と、回転数変更手段によって変更された回転数で駆動モーター32を駆動させる制御部35と、を備えている。従って、空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を変更することで、空気輸送された粉粒体材料を捕集器10内においてより効果的に流動(攪拌・拡散)させることができ、分離部21によって粉粒体材料から微粉や塵埃等を効果的に分離させることができ、効果的な除粉を行うことができる。
例えば、パンチングメタルやメッシュ状の多孔状フィルターを分離部21として設けた場合には、空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を適宜、変更することで、該フィルターへの粉粒体材料の吸い付きによる流動効率の低下を抑制することができる。
また、本実施形態のように、邪魔板状体を分離部21として設けた言わばフィルターレス構造とした場合には、空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を適宜、変更することで、粉粒体材料自体の吸引を抑制しながらも効果的に流動させることができる。つまりは、回転数を変更することで、見掛比重や嵩が大きいような除去するのが好ましくない粉粒体を効果的に流動させて捕集することができ、言わば、除粉度合い(除粉量)を調整することができる。この結果、例えば、上記のように、粉砕材等を被処理材とした場合には、微粉等を除去しながらも再利用可能な粉砕材を効果的に多く捕集するようなことも可能となり、また、空気吸引源31側の集塵部(集塵ユニット)33の回収部の捕捉物の廃棄や清掃、メンテナンス等の頻度を抑えるようなことも可能となる。また、分離部21を邪魔板状体とすることで、多孔状フィルターを分離部として設けた場合と比べて、粉粒体材料の吸い付きによる目詰まり等を防止することができ、略連続的に除粉処理する除粉装置1としてより好適なものとなる。
また、空気吸引源31は、その最大輸送能力(初期回転数で駆動した場合における単位時間当たりにおける粉粒体材料の輸送量)が必要とされる処理能力よりも十分に大きく設定されているため、その空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を、少なくとも輸送可能で、所期の除粉度合いとなるような回転数に変更することで、省エネルギー化を図ることも可能となる。
また、本実施形態では、空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を変更するための入力がなされる操作部としての操作パネル36を設けている。従って、輸送元40からの粉粒体材料を輸送する材料輸送管3や吸引管2の構成、粉粒体材料の種類等によって一義的に設定し難い空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を、上述のように、適宜、事前輸送テスト等によって手動操作で変更することができる。なお、このように空気吸引源31の駆動モーター32の回転数の変更を手動操作で可能とした態様に代えて、または加えて、事前設定入力項目や各種の検出手段の検出値に基づいて、空気吸引源31の駆動モーター32の回転数の変更制御が制御部35によって言わば自動制御的になされる態様としてもよい。例えば、材料輸送管3の径等に対応させて予め回転数を設定しておき、材料輸送管3の径等を事前設定入力項目として入力させ、それに応じた回転数で駆動させるような態様としてもよい。または、事前稼動テスト等を行ない、材料輸送管3若しくは吸引管2内の圧力(静圧)や風速等を検出する検出手段を設け、該検出手段の検出値に基づいて、空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を変更制御するような態様としてもよい。空気吸引源31の駆動モーター32の回転数を変更する態様としては、その他、種々の態様の採用が可能である。
また、本実施形態では、接続管19を捕集器10の内天面17aにおいて開口するように設け、捕集器10の邪魔板状体21の当該捕集器10に対する上下位置を調整可能とした上下位置調整部22,23を設けている。従って、邪魔板状体21と接続管19の開口18が設けられた捕集器10の内天面17aとの間の隙間を調整することができる。これにより、除去するのが好ましくない粉粒体をより効果的に捕集することができる。つまり、該隙間を調整することで、該隙間を通過する輸送空気の風速を調整することができ、除去するのが好ましくない粉粒体の該隙間を介した吸引管2への吸引を抑制することができる。なお、このような上下位置調整部22,23を設けないようにしてもよく、また、上記のような邪魔板状体21に代えて、パンチングメタルやメッシュ状の多孔状フィルターを分離部21として設けた態様としてもよい。また、本実施形態では、接続管19の捕集器10側の開口18を、捕集器10の内天面17aにおいて開口させた例を示しているが、捕集器10の上端部内周面において開口させた態様としてもよい。
また、本実施形態では、捕集器10内の粉粒体材料の貯留レベルが所定以上となったことを検出するレベル計24を設けている。従って、何らかのトラブル等によって捕集器10の下端側の材料排出器25からの排出がスムーズになされなくなったような場合にも対応することができる。これにより、捕集器10内における粉粒体材料の閉塞等を抑制することもできる。なお、このようなレベル計24を設けないようにしてもよい。
また、本実施形態に係る粉砕材除粉システムAは、本実施形態に係る除粉装置1と、被粉砕材を粉砕する粉砕機40と、を備えている。従って、例えば、樹脂ペレット等のバージン材(ナチュラル材)等と比べて、粒径のばらつきが多くなる傾向があり、微粉等が多くなる傾向がある粉砕機40から輸送される粉砕材から微粉等を効果的に除去することができる。
また、粉砕機40から輸送される粉砕材の除粉処理を、略連続的に行うことができる。従って、例えば、成形工場等において略連続的に生成され、比較的に高温である粉砕材を粉砕機40の収容部等の輸送元において滞留させずに略連続的に除粉処理することができ、好適なものとなる。
なお、本実施形態では、輸送元を粉砕機40とした粉砕材除粉システムAを例示したが、このような態様に限られない。例えば、上記したような計量装置や乾燥装置、配合装置等を輸送元とするような態様としてもよく、種々の粉粒体材料の除粉システムとすることができる。また、単一の輸送元に限られず、例えば、相異なる粉粒体材料をそれぞれに貯留する複数の輸送元に材料輸送管3を接続し、これら複数の輸送元からの複数種の粉粒体材料を当該除粉装置1において捕集、除粉、排出する態様としてもよい。このような態様とすれば、当該除粉装置1の捕集器10において混合を行うようなことも可能となる。また、上記した例では、略連続的に輸送される粉粒体材料を連続的に捕集し、除粉、排出する態様とした例を示しているが、当該除粉装置1の設置態様や組み込まれるシステムの態様等によっては、間欠的に輸送される粉粒体材料を捕集し、除粉、排出する態様を除外するものではない。例えば、当該除粉装置1を、他の捕集装置等とともに粉粒体材料の輸送切替システム等に組み込み、単一または複数の輸送元から当該除粉装置1を含む他の捕集装置に向けて交互に輸送を行うような態様として使用されるものとしてもよい。この場合は、材料排出器25を当該除粉装置1への輸送に連動させて適宜、ON/OFF制御するような態様等としてもよい。
A 粉砕材除粉システム
1 粉粒体材料の除粉装置
10 捕集器
13 材料導入口
16a 上端部内周面
17a 蓋部材の下面(内天面)
19 接続管
21 邪魔板状体(分離部)
22 雄ねじ部(上下位置調整部)
23 雌ねじ部(上下位置調整部)
24 レベル計
25 材料排出器
31 空気吸引源
32 駆動モーター
35 制御部
36 操作パネル(操作部、回転数変更手段)
38 インバーター(回転数変更手段)
40 粉砕機
2 吸引管
3 材料輸送管
5 排出先

Claims (6)

  1. 空気吸引源と、
    下部側に空気輸送される粉粒体材料を受け入れる材料導入口を設け、この材料導入口よりも上部側に前記空気吸引源に接続される吸引管の接続管及びこの接続管に向かう輸送空気から粉粒体材料を分離させる分離部を設けた捕集器と、
    前記捕集器の下端側に設けられ、排出先側とは略気密を維持した状態で略連続的に排出可能な材料排出器と、
    前記空気吸引源の駆動モーターの回転数を変更可能とした回転数変更手段と、
    前記回転数変更手段によって変更された回転数で前記駆動モーターを駆動させる制御部と、
    を備えていることを特徴とする粉粒体材料の除粉装置。
  2. 請求項1において、
    前記回転数変更手段は、前記回転数を変更するための入力がなされる操作部を備えていることを特徴とする粉粒体材料の除粉装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記捕集器の分離部は、前記捕集器の内天面及び上端部内周面との間に前記接続管に向かう輸送空気が通過する隙間を隔てて配設された空気流通不能な邪魔板状体からなることを特徴とする粉粒体材料の除粉装置。
  4. 請求項3において、
    前記接続管は、前記捕集器の内天面において開口するように設けられており、
    前記捕集器の邪魔板状体の当該捕集器に対する上下位置の調整を可能とする上下位置調整部を更に備えていることを特徴とする粉粒体材料の除粉装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記捕集器内の粉粒体材料の貯留レベルが所定以上となったことを検出するレベル計を更に備えていることを特徴とする粉粒体材料の除粉装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の粉粒体材料の除粉装置と、この除粉装置の捕集器の材料導入口に材料輸送管を介して接続され、被粉砕材を粉砕する粉砕機と、を備えていることを特徴とする粉砕材除粉システム。
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