JP2014090702A - コケ植物養生基板、及び、その生産方法 - Google Patents

コケ植物養生基板、及び、その生産方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
比較的単純な構造でコスト面に優れると同時に、「コケ植物の好み」に合った環境を容易に提供できるコケ植物の植生基板を提供することを課題とする。
【解決手段】
繊維、及び、コケ植物、を含有する混合物が、コケ植物の養生部として、不織布等にて構成される基板部の表層側において、ニードルパンチ法等により積層固定されてなるコケ植物養生基板、を提供することにより上記の課題を解決し得ることを見出した。繊維、及び、コケ植物、を含有する混合物は、解綿された状態の繊維、及び、コケ植物を、混合槽において互いに攪拌させながら混合することにより得ることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、植生基板に関する技術分野の発明であり、より具体的には、主にコケ植物を養生するためのコケ植物養生基板、及び、その生産方法に関する発明である。
コケ植物を用いた植生基盤は、コケ植物の軽量性、乾燥に対する耐久性、使用面に対する非浸潤性等の観点から、又、コケ植物それ自体の審美性が評価され、近年、屋上緑化、壁面緑化等の分野において、益々着目されつつある。
しかしながら、コケ植物を、植生基板を用いて人為的手段により養生する場合には、「コケ植物の好み」に合った環境を作出する必要がある。
コケ植物は、通常の種子植物とは異なり根を持たずに仮根により活着するという特徴を有し、この特徴は上記の使用面に対する非浸潤性を発揮すると同時に、「好み」に合わない環境からは容易に脱落する可能性を意味するものである。
「コケ植物の好み」に合った環境を提供することが可能で、かつ、現実の実施に際してのコスト面でも優れた、コケ植物の植生基板を提供する試みが種々になされている。
実用新案登録第3124228号公報
本発明は、比較的単純な構造でコスト面に優れると同時に、「コケ植物の好み」に合った環境を容易に提供できるコケ植物の植生基板を提供することを課題とする発明である。
本発明者は、「繊維、及び、コケ植物、を含有する混合物が、コケ植物の養生部として、基板部表層側において積層固定されてなる、コケ植物養生基板」(以下、本発明の基板ともいう)を提供することにより、上記の課題を解決することが可能であることを見出し、本発明を完成した。特許文献1には、「繊維質基板の上にコケの生育部分を均一密度で載せ、その上に紙を被せて繊維質基材と紙とをニードルパンチで固定したことを特徴とするコケ植生マット」が開示されているが、繊維とコケ植物の混合物を用いることに関しては開示されていない、このような「混合物」を用いることの効果は後述の通りである。
(1)「繊維」について
上記の「繊維」としては、人造繊維(再生繊維、合成繊維、半合性繊維、人造無機繊維)、天然繊維(植物繊維、動物繊維、鉱物繊維)と特に限定されるものではないが、本発明の基板はコケ植物を長期間屋外に晒すことが前提となるため、太陽光、風雨に対する脆化に対する抵抗性が認められるものが好適である。その点においては、少なくとも当該脆化に対する抵抗性が最も認められる人造繊維が好適であり、少なくとも繊維の中に当該人造繊維を含有させることが好適である。当該人造繊維としては、例えば、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアクリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、ポリプロピレン系繊維、又は、ポリウレタン系繊維等;ビスコース人絹(レーヨン)、銅アンモニア人絹、酢酸繊維素人絹等の人絹糸;レーヨンスフ、ビスコーススフ、キュプラスフ、アセテートスフ、ポリノジックスフ等のスフ;が挙げられる。
また、保水性に優れた繊維素材であることも好適条件であり、その意味では、綿繊維、カポック繊維、麻繊維、市皮繊維、ケナフ繊維、ラフィア繊維、ニュージーランドフラックス繊維、ここやし繊維、羊毛繊維、絹繊維、石綿等の天然繊維も、本発明において用いる繊維として好適である。綿繊維(公定水分率:8.5程度)、絹繊維(公定水分率:11程度)、麻繊維(公定水分率12〜13程度)、羊毛繊維(公定水分率14〜19程度)である。また、割高ではあるが絹繊維も好適である。また、公定水分率4以上の保水性に優れた人造繊維として、レーヨン(公定水分率11程度)、ベンベルグ(公定水分率11程度)、アセテート(公定水分率6程度)、ポリアミド系繊維(公定水分率4.5程度)を挙げることができるが、他の素材であっても、例えば繊維の太さを細くして繊維密度を大きくすることにより、コケ植物を含有する当該繊維使用部分の保水性を向上させることができる。
(2)「コケ植物」について
本発明の基板において用い得るコケ植物は、自然界に自生しているコケ植物をそのまま用いることも可能である。例えば、全長が2〜3mmの発生初期の状態から、植物体長がある程度の長さ、具体的には、2〜3cm以上(上限は、そのコケ植物の植物体長の最大限までで特に限定されない)程度であっても用いることができる。これらのコケ植物は、栽培法により得たコケ植物であっても、また、いわゆる培養法〔例えば、「植物バイオテクノロジーII」,東京化学同人:現代化学・増刊20の第39頁「蘚苔類の培養」(小野著)等参照のこと〕を用いた「培養ゴケ」を用いることも可能であるが、通常は、栽培法で得たコケ植物を用いることが好ましい。
コケ植物は、用いるコケ植物の種類に応じた既に知られている方法で栽培することができる。
具体的には、例えば水掃けの良好なパレット上に砂等を敷いて、その上にコケ植物を植えて、そのコケ植物の種類に応じた温度条件及び日照条件で養生することにより、所望する種類のコケ植物を栽培することができる。
また、一旦パレットで育てたコケ植物や自然界に自生しているコケ植物を、より大規模に栽培するために、地上に蒔き、これを養生することも可能である。
この場合には、コケ植物の砂等の汚れを落し、これを効率的に地上に分散させることが好ましい。このような汚れが落ちて適度に分散したコケ植物を効率的に得るために、例えば、洗浄前のコケ植物を、水で一旦洗浄し、これに緩徐な遠心処理を施すことができる。一連のコケ植物の洗浄工程は、通常、家庭で行われる洗濯の、洗い→すすぎ(洗浄工程)→脱水(緩徐な遠心工程)という通常の工程に準じて行うことができる。
緩徐な遠心処理は、コケ植物が、ほぼ脱水された状態になった時点で終了することが好ましい。この具体的な遠心処理の回転数は、家庭用の洗濯用の脱水機程度、具体的には、500〜1500回転/分程度で、3分程度行うことが好ましいが、これに限定されるものではない。このようにして得られた、洗浄済みのコケ植物は、通常の篩落し方法により、地上に均等に分散させて蒔くことが可能である。この篩落し方法は、人力による篩落しでも、バイブレーター等の機械力による篩落しであってもよい。
特に、広い面積にコケ植物を蒔く場合には、例えば、トラクター等の移動可能な装篩落して、所望する領域において、均等に、かつ、効率良くコケ植物を蒔くことができる。
本発明に用い得るコケ植物の種類は特に限定されない。
例えば、Atrichum undulatum(Hedw.)P.Beauv(Namigata-Tachigoke)等のAtrichum P.Beauv.(Tachigoke-zoku) ;Pogonatum inflexum(Lindb.)Lac.(Ko-sugigoke) 等のPogonatum P.Beauv(Niwa-sugigoke-zoku);Polytrichastrum formosum(Hedw.)G.L.Smith等のPolytrichastrum G.L.Smith(Miyama-sugigoke-zoku);Polytrichum commune Hedw.(Uma-sugigoke) 等のPolytrichum Hedw.(Sugigoke-zoku);Ceratodon purpureus (Hedw.) Bird.(Yanoueno-akagoke)等のCeratodon Bird.(Yanouenoaka-goke-zoku);Dicranum japonicum Mitt.(Shippogoke) 、Dicranum nipponense Besch(O-shippogoke) 、Dicranum scoparium Hedw.(Kamojigoke)、Dicranum polysetum Sw.(Nami-shippogke)等のDicranum Hedw.(Shippogoke-zoku);Leucobryum scabrum Lac.(O-shiragagoke)、Leucobryum juniperoideum(Brid.) C.Mull.(Hosoba-okinagoke) 等のLeucobryum Hampe(Shiragagoke-zoku);Bryum argenteum Hedw.(Gingoke) 等のBryum Hedw.(Hariganegoke-zoku);Rhodobryum giganteum(schwaegr.)Par.(O-kasagoke)等のRhodobryum(Schimp.)Hampe(Kasagoke-zoku) 、Plagiomnium acutum(Lindb.)T.Kop.(Kotsubogoke) 等のPlagiomnium T.Kop. (Tsuru-chochingoke-zoku);Trachycystis microphylla(Dozy et Molk.)Lindb.(Kobano-chochingoke)等のTrachycystis Lindb.(Kobano-chochingoke-zoku);Pyrrhobryum dozyanum(Lac.) Manuel(Hinokigoke)等のPyrrhobryum Mitt.(Hinokigoke-zoku);Bartramia pomiformis Hedw.(O-tamagoke) 等のBartramia Hedw.(tamagoke-zoku);Climacium dendroides(Hedw.)Web.et Mohr(Furoso) 、Climacium japonicium Lindb.(Koyano-mannengusa)等のClimacium Web.et Mohr(Koyano-mannengusa-zoku);Racomitrium ericoides(Web.et Brid) Brid(Hai-sunagoke) 、Racomitrium japonicium Dozy et Molk.(Ezo-sunagoke)、Racomitrium canescens(Hedw.) Brid.ssp.latifolium(Sunagoke)、Racomitrium barbuloides Card.(Kobanosunagoke) 等のRacomitrium Brid.(Shimofurigoke-zoku) ;Hypnum plumaeforme Wils.(Haigoke) 等のHypnum Hedw.,nom.cons.(Haigoke-zoku);Thuidium Kanedae Sak.(Toyama-shinobugoke)等のThuidium Bruch et Schimp.in B.S.G.(Shinobugo
ke-zoku)等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
これらのコケ植物は、単独種類のコケ植物を用いることは勿論のこと、2種以上を組み合わせて用いることも可能である。
また、本発明の基板においては、意図的に性質の異なるコケ植物同士、例えば、日光を好むコケ植物(スナゴケ等)と日陰を好むコケ植物(ハイゴケ等)を組み合わせて用いることにより、本発明の基板を施工する場所の具体的な環境に応じ、コケ植物同士で競合遷移を起こさせることも可能である。
本発明において、コケ植物は、全植物体をそのまま用いることも可能であり、細断された形態(好適には、0.5〜2mm長程度)で用いることも可能である。コケ植物においては、一般的に、植物体を細断することにより、再生能力を向上させることができる。コケ植物を細断する手段は、特に限定されず、例えば、乾燥させたコケ植物を、回転刃等で対象物を粉砕可能な粉砕機で粉砕することにより、所望の粉砕処理を行うことができる。また、特に、コケ植物の成長芽は、再生力が強いので、これを選択的に本発明において、コケ植物として用いることが好適である。成長芽の選択的取得は、特に、スナゴケ類等の頂蘚類においては、自生しているコケ植物の植物体頂部(成長芽が位置する)を、バリカン状のハサミ等により容易に行うことができる(スナゴケ類においては、植物体頂部をほうき等で掃くことによっても成長芽を選択的に得ることができる)。なお、コケ植物は、一旦再生芽を除去しても、早期に再生するので、この再生芽の取得作業は、同一のコケ植物において、何度も行うことができる。
(3)「混合物」について
上述した「繊維、及び、コケ植物」、を含有する「混合物」は、繊維の集合物の中にコケ植物が混ざっている状態の対象物を意味するものであり、コケ植物と繊維が可能な限り均等に混じり合った状態であることが好適である。このような混合物を作出する手段は特に限定されるものではないが、典型的には「解綿された状態の繊維、及び、コケ植物を、混合槽において互いに攪拌させながら混合する」ことにより、所望の「混合物」を作出することができる。この場合の繊維とコケ植物の混合比は、繊維やコケ植物の種類によって異なるが、コケ植物の乾燥質量比として「繊維:コケ植物」は、1:5〜1:2の程度である。なお、ここでコケ植物の質量換算基準を「乾燥質量」としたが、これを湿潤質量換算することもできる。コケ植物の適切な含水量は、コケ植物の種類によって異なるので、乾燥したコケ植物に水分を含ませ、当該の水を含ませたコケ植物が元々の「乾燥質量」の何倍になるかを確かめて、その倍量分を上記の「乾燥質量」に乗じて計算することにより、所望する湿潤質量換算を行うことができる。例えば、乾燥状態のコケ植物の質量が「1」であり、湿潤状態のコケ植物の質量が「2」の場合は、上記の「繊維:コケ植物」(コケの湿潤重量)は、1:10〜1:4ということになる。
なお、この「混合物」中には、繊維とコケ植物以外に、必要に応じて例えば、珪藻土、ゼオライト粉末等のコケ植物との相性の良い鉱物;保水性ポリマー、粒状綿等の保水剤;芝等の植物の種子若しくは発芽した植物体;を混合させることができる。上記鉱物を混合することによりコケ植物の良好な生育を促し、保水材を混合することにより本発明の基板のコケ植物の養生面における保水性をよりいっそう向上させ、植物の種子等を混合することにより当該種子植物を基板上でコケ植物と共存させることができる。
(4)「基板部」
上記の「混合物」を積層する対象となる「基板部」の素材は、主に屋外に配置する植生基板としての強度を備えており、かつ、適度な可撓性を有しているものであることが好適である。例えば、不織布、織布、プラスチックボード、木板、石板等が例示されるが、その加工のし易さと、基板自体の保水性、耐久性等を鑑みると、不織布であることが好適である。不織布の種類は特に限定されず、不織布の原料としては、例えば、セルロース系繊維、タンパク質系繊維、ポリエステル、ポリプロピレン、レーヨン、ポリアミド系繊維、ガラス繊維、ビニロン、パルプ、コットン等の基礎的なウェブ素材と、必要に応じた接着剤や添加剤(架橋剤、柔軟剤、難燃剤等)が挙げられる。用いられる不織布の製造方法も特に限定されず、例えば、乾式法、湿式法、スパンボンド法、メルトブローン法、エアレイド法等のウェブ形成法と、ケミカルボンド法(浸漬法、スプレー法)、サーマルボンド法、ニードルパンチ法、水路交絡法等が例示される。さらに具体的には、建築用途や土木用途として用いられる不織布は、本発明において用いられる不織布として好適であり、例えば、ポリエステル不織布、フラッシュ紡糸法によりなる不織布、タフテッドカーペット(麻やポリプロピレンのヘッシャンククロスに、パイル糸を植え込んでパイルを形成させ、次いで裏面に接着剤を塗布して固定したもの)、ニードルパンチ不織布等が挙げられる。基板部を構成する不織布は1種類の単層であっても複層であってもよく、2種類以上を複層化したものであってもよい。
(5)本発明の基板
本発明の基板は、上記の(3)に示した「混合物」が、コケ植物の養生部として、上記の(4)に示した「基板部」の表層側において積層固定されてなる、コケ植物養生基板である。「表層側」は、基板を使用面に設置した際に上側を向く面として設計された側の面を意味するものである。「混合物」が「基板部」の表層側に積層された状態で固定され、当該「混合物」の部分を「養生部」とすることにより、本発明の基板が作出される。
この「基板部」における「混合物」の積層固定方法は特に限定されないが、好ましくは「混合物」を積層した上面(表面)における、繊維素材の薄層の積層固定が挙げられる。
薄層を構成する繊維素材としては、比較的保水性が良好な素材であることが好適であり、例えば、綿、麻、レーヨン、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、又は、アクリル系繊維から、一種又は二種以上を選んで用いることができる。また、薄層は、織布であっても不織布であってもよいが、生産の容易性や、薄布の良好な通気性、後述するニードルパンチ法は不織布において好適に用いることができる技術であることを考慮すると、不織布であることが好適である。
当該の繊維素材の薄層の固定方法としては、ニードルパンチ法が最適である。ニードルパンチ法であれば、熱や化学物質をコケ植物に対して直接晒すことなく所望の固定化を、繊維素材の薄層面と基板面との間におけるニードルパンチにより付与された張力に基づき行うことができるだけではなく、ニードルパンチングによる基板面に向かう垂直方向にかかる力により、積層された「混合物」における一部のコケ植物が、基板面から突き出たように配置される。コケ植物の当該垂直配置により、その発芽を促進させることが可能である。また、同時に他のコケ植物は「混合物」により構成される「養生部」の内部に入り込んだ形になる。この入り込んだコケ植物は、例えば、基板表面近傍のコケ植物(上記の「突き出た」一部のコケ植物等)が、屋外の風雨により脱落した場合に、いわばそれを補完する形での発芽がなされることになり、これにより本発明の基板の施工持続性を向上させることができる。その上、ニードルパンチ法により一体化された本発明の基板は強固であり、風雨や豪雨に対しても耐久性が認められる。
本発明の基板における「基板部」の厚みは、その使用環境等に応じて選択可能であり、概ね1〜2cm程度である。また、「養生部」の厚みも、その使用環境等に応じて選択可能であり、概ね2〜4cm程度である。基板面の大きさ(広さ)は全く限定されない。通常は、平方センチメートル単位から、平方メートル単位の間において、適宜選択される。
(6)本発明の基板の生産方法
上述した構成の本発明の基板の生産は、上述したように、典型的には、「解綿された状態の繊維、及び、コケ植物を混合し、得られた混合物を、基板部表層側に積層し、次いで、当該積層物を固定する」ことにより行うことができる。
「解綿」とは、繊維が纏まった状態ではなく、解された状態であることを意味するものであり、繊維とコケ植物を混合するために必要な状態である、当該解綿作業は手力にて行うことも可能であるが、機械力にて行われることが好適である。また、当該繊維とコケ植物との混合も手力にて行うことも可能であるが、混合槽において互いを回転力等にて攪拌させながら混合することが好適である。このようにして得られた混合物を、基板部表層側に積層することが必要であるが、この積層作業も人力で行うことが可能であるが、好適な手段として空気力による積層が例示される。すなわち、「混合物」を、エアコンプレッサーを介して「基板部」上面に均等に分配配置することにより、所望の積層を効率的に行うことが可能である。
そして、このようにして「混合物」の積層を完了した積層体において、上記(5)に示したニードルパンチ法等の固定方法を施すことにより、本発明の基板を生産することができる。
本発明の基板は、コケ植物が配置された「養生部」(混合物層)とは反対側の基板部裏側を、コケ植物養生基板の使用面に取り付けて、当該コケ植物養生基板におけるコケ植物を養生することができる。取り付け方法は、コケ植物が下面の基板面により、取り付け面の環境からは遮断されていることから、特に限定されない。例えば、コンクリート面等の使用面に対して、接着剤による接着、ビスやアンカー等の取り付け具による取り付け等を行うことができる。また、コンクリート打設時に型枠に基板を取り付けて、コンクリートとの一体化による取り付けを行うこともできる。なお、例えば、本発明の基板を防草シートと一体化することにより期待されない雑草の生育を抑制することも可能である。
本発明の基板は、このように使用されることにより、「基板部」及び「養生部」において適度な水分が保持され、コケ植物の生育に適切な環境が提供される。
本発明により、比較的単純な構造でコスト面に優れると同時に、「コケ植物の好み」に合った環境を容易に提供できるコケ植物の植生基板が提供される。
本発明の基板の全体斜視図である。 本発明の基板の分解斜視図である。 本発明の基板の生産工程図である。 本発明の基板を構成する「繊維、及び、コケ植物、を含有する混合物」の調製工程の一例を示す略図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。本発明の範囲はここに挙げる実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の欄の記載に基づき導き出される範囲、さらには当該文言上の範囲と均等な範囲を含むものである。
図1は本発明の基板10の全体斜視図であり、図2は同分解斜視図である。上述したように、本発明の基板は、「繊維、及び、コケ植物、を含有する混合物(「混合物」)が、コケ植物の「養生部」として、基板部表層側において積層固定されてなる、コケ植物養生基板」である。当該養生部は、「混合物層」を示す12と「薄膜層」を示す13で構成され、基板部は、「基板層」を示す基板111及び112で構成されている。本発明の基板10では、基板部表層側は、基板層112の表側となっている。このような積層状態にて固定化されてなるものが、本発明の基板10である。
上述したように混合物層12に含まれる繊維としては、人絹糸、スフ、又は、合成繊維が例示され、当該合成繊維は、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアクリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、ポリプロピレン系繊維、及び、ポリウレタン系繊維から選ばれる1種又は2種以上が例示される。
また、本発明の基板10の基板層は、上述のように2層の基板111と112にて構成されているが、当該基板は単層であってもよく、逆に本例のように2層であっても、3層以上であってもよい。基板層を構成する基板の層数は、必要に応じて選択されるものであり、限定されるべきものではない。また、当該基板の素材は、不織布、織布、プラスチックボード、木板、石板等が例示されるが、その加工のし易さと、基板自体の保水性、耐久性等を鑑みると、不織布であることが好適であることも、上述した通りである。
さらに上述したように薄膜層13は繊維素材であり、当該薄膜層の繊維素材は、綿、麻、レーヨン、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、及び、アクリル系繊維から選ばれる1種又は2種以上が例示され、薄層は不織布であることが好適である。
本発明の基板における養生部の基板部表層側における積層固定方法は、ニードルパンチ法であることが好適であることも上述した通りであるが、以下の図3等に、ニードルパンチ法を用いる本発明の基板10の生産方法の一例を示す。
図3は、本発明の基板20の生産工程図である。この製造工程図に開示されている自動化又は半自動化装置2あるいは自動化又は半自動化システム2(以下、「装置2」と記載する)を介して生産される本発明の基板20は、積層の構成は本発明の基板10と実質的に同一であるが、長さ方向に延びた帯状形態として作出されるものである。この帯状の基板20に対して適宜裁断を行うことにより、容易に所望する大きさの本発明の基板10を得ることができる。
装置2は、巻き込み方向への柔軟性が認められる帯状部材を案内支持して送りつつ、適切な積層工程を行い、次いでニードルパンチングによる固定化を行うための装置であり、当該図3は、当該装置2の長さ方向の横見略図である。具体的には、回転動力付きの巻き込み軸201、下方支持用送りローラー2112、252、253、上方押さえ用の送りローラー2122、232が配備され、それぞれのローラーは容易に回転動作可能な回転軸を有している。また、上記回転動力は、電気力や水力等に基づく機械力であってもよいし、手力等の人力や動物による牽引力であってもよい。
(1)初期状態
第一の基板部材211は、第一の基板部材の巻き出し用ローラー2111に巻き付け保持され、第二の基板部材212は、第二の基板部材の巻き出し用ローラー2121に巻き付け保持されている。そして当該第一の基板部材211は、上記の下方支持用送りローラー2112、252、253、と、上方押さえ用の送りローラー2122、232に挟み込まれ、ニードルパンチの施行装置24を介しつつ、その先頭部が巻き込み軸201に固定保持されている。それと同時に、当該第二の基板部材212は上方押さえ用の送りローラー2122に巻き込み案内されて、第一の基板部材211の上面に積層された状態となって、上記の下方支持用送りローラー252、253、と、上方押さえ用の送りローラー232に挟み込まれ、ニードルパンチの施行装置24を介しつつ、その先頭部が巻き込み軸201に、第一の基板部材の上面に積層された状態で固定保持されている。
さらに、巻き出し用ローラー231に巻き付け保持されている「薄膜層を形成させる素材」(薄膜層が不織布であればウェブ素材に該当する)23は、上記の上方押さえ用の送りローラー232に巻き込み案内されて、第二の基板部材212の上面に積層された状態となって、下方支持用送りローラー253に案内されて、ニードルパンチの施行装置24を介しつつ、その先頭部が巻き込み軸201に、第二の基板部材の上面に積層された状態のままで固定保持されている。ニードルパンチの施行装置24は、これを介し通過する帯状の部材面に対してニードルパンチを行って当該部分を細かい単位のニードルによる押圧により固定化することが可能であり、「ニードルパンチ法による不織布製造装置」としても市販されている。
(2)稼動状態
上記(1)の初期状態から、装置2は以下のような稼動をすることにより、本発明の基板20を生産することができる。
吹き付けノズル221は、第二の基板部材212を第一の基板部材211の上面に積層するための機能を有する、上方押さえ用の送りローラー2122と、薄膜層を形成させる素材23を第二の基板部材212の上面に積層する機能を有する、上方押さえ用の送りローラー232、の間に配置され、混合物22を第二の基板部材212の上面に吹き付け積層することができる。「吹き付け」とは、目的物を、空気圧を用いて被配置物(第二の基板部材212の上面)に、均等性を保ちつつ分配配置することを意味している。
斯くして第二の基板部材の上面には、吹き付けノズル221を介して配置された混合物22が積層された状態となる。この状態から、巻き込み軸201を矢印Aの方向へ回転させることにより、当該巻き込み軸201に固定保持された帯状の積層体に引っ張り力がかかり、第一の基板部材の巻き出し用ローラー2111、第二の基板部材の巻き出し用ローラー2121、及び、薄膜層を形成させる素材の巻き出し用ローラー231が、矢印A方向に回転して、送り用ローラー2122、及び、232、並びに、下方支持用送りローラー2112、252、及び、253、に案内支持されつつ、当該の帯状の積層体は順方向(矢印B方向)へと移動する。その際に、混合物22が上面に配置された部分も順方向へと移動して、送り用ローラー232と接触してこれを通過することにより、当該混合物22の上面には薄膜層を形成させる素材23が積層される。次いで、この素材23が混合物22の上面に積層された部分が、ニードルパンチの施工装置24へと送り出されることにより、当該装置のニードル本体241による当該総積層部分へのニードルパンチ処理がなされる。この「積層後の送り出しからニードルパンチの工程」を繰り返し行うことにより、ニードルパンチ固定がなされた総積層部分が形成されつつ順次矢印A方向へと移動し、巻き込み軸201の周りに螺旋状に巻き付いて行くことになる。このようにして、得られる帯状の積層体が、所望する本発明の基板20である。
図4は、上記の混合物22を調製するための方法を示している。混合槽46にノズル44と45が開口部から内容物を槽内に導入できる状態となっている。一方のノズル44は、コケ植物を混合層46に導入するためのノズルである。ノズル44は、コケ植物の投入室43に繋がっており、当該投入室43に投入された、好ましくは細かくされた乾燥状態のコケ植物31を、吹き出し管42を介したコンプレッサー41による空気圧により、混合槽46に導入することができる。他方のノズル45は、解綿された繊維を導入するためのノズルであり、公知の方法で解綿された状態の、好適には乾燥状態の繊維を、実質的には上記のコケ植物の導入方法と同様の過程(図示せず)により、当該混合槽46に導入することができる。混合槽46内では、攪拌プロペラ461の回転力と攪拌力によりコケ植物32と解綿された繊維33が均等に混合されて、所望する混合物22が調製される。この混合物22が、上述した吹き付けノズル221を介して、第二の基板部材212の上に積層される。
上述した(1)及び(2)の工程は、「解綿された状態の繊維、及び、コケ植物を、混合槽において互いに攪拌させながら混合し、得られた混合物を、基板部表層側に空気力を用いて積層し、次いで、当該積層物を固定することにより、コケ植物養生基板を生産することを特徴とする、コケ植物養生基板の生産方法」の一態様として、「積層物の固定方法」を、「解綿された状態の繊維、及び、コケ植物の混合物層の上面に不織布の薄層を被せて、その上からニードルパンチ法を施すこと」を選択した一実施例を示している。
上記の実施例により生産された帯状の本発明の基板20は、必要に応じて適切な大きさに裁断され、混合物層とは反対側の基板部裏側を、コケ植物養生基板の使用面に取り付けて、当該コケ植物養生基板におけるコケ植物を養生することができる。
2:製造工程図に開示されている自動化又は半自動化装置あるいは自動化又は半自動化システム
10、20:本発明の基板
111、211:第一の基板部材
112、212:第二の基板部材
12:混合物層
22:混合物
13:薄膜層
23:薄膜層を形成する素材
24:ニードルパンチの施行装置
241:ニードル本体
201:回転動力付きの巻き込み軸
2112、252、253:下方支持用送りローラー
2122、232:上方押さえ用送りローラー
2111、2121、231:巻き出し用ローラー
A、B:動作の方向を示す矢印
31、32:コケ植物
33:解綿された繊維
41:コンプレッサー
42:連結管
43:コケの投入室
44、45:ノズル
46:混合槽
461:攪拌プロペラ

Claims (11)

  1. 繊維、及び、コケ植物、を含有する混合物が、コケ植物の養生部として、基板部表層側において積層固定されてなる、コケ植物養生基板。
  2. 繊維は、人絹糸、スフ、又は、合成繊維、を含有することを特徴とする、請求項1に記載のコケ植物養生基板。
  3. 合成繊維は、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアクリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、ポリプロピレン系繊維、及び、ポリウレタン系繊維からなる群から選ばれる1種又は2種以上である、請求項2に記載のコケ植物養生基板。
  4. 基板部は、一層の不織布基板、又は、二層以上の不織布の積層基板、である、請求項1〜3のいずれかに記載のコケ植物養生基板。
  5. 繊維、及び、コケ植物、を含有する混合物からなる層の表面に、繊維素材の薄層が積層固定されている、請求項1〜4のいずれかに記載のコケ植物養生基板。
  6. 繊維素材は、綿、麻、レーヨン、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、及び、アクリル系繊維からなる群から選ばれる1種又は2種以上である、請求項5に記載のコケ植物養生基板。
  7. 繊維素材の薄層は不織布である、請求項6に記載のコケ植物養生基板。
  8. 養生部の基板部表層側における積層固定方法は、ニードルパンチ法である、請求項4〜8のいずれかに記載のコケ植物養生基板。
  9. 解綿された状態の繊維、及び、コケ植物を、混合槽において互いに攪拌させながら混合し、得られた混合物を、基板部表層側に空気力を用いて積層し、次いで、当該積層物を固定することにより、コケ植物養生基板を生産することを特徴とする、コケ植物養生基板の生産方法。
  10. 積層物の固定方法は、解綿された状態の繊維、及び、コケ植物の混合物層の上面に不織布の薄層を被せて、その上からニードルパンチ法を施して、積層物全体を固定化する、請求項9に記載のコケ植物養生基板の生産方法。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載のコケ植物養生基板における、混合物層とは反対側の基板部裏側を、コケ植物養生基板の使用面に取り付けて、当該コケ植物養生基板におけるコケ植物を養生する、コケ植物の養生方法。
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