JP2014090313A - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】固体撮像装置が撮像してからライブビュー画像を生成して表示デバイスに表示するまでの遅延時間を短くすることができる撮像装置および撮像方法を提供する。
【解決手段】被写体光に応じた画素信号を予め定めた第1の同期信号のタイミングから出力する固体撮像装置を具備し、画素信号に応じた撮像画像データを出力する撮像部と、撮像画像データに対して第1の画像処理を行った第1の画像データ、または第2の画像処理を行った第2の画像データのいずれか一方の画像データを生成する複数の画像処理部と、予め定めた第2の同期信号のタイミングから入力された画像データに応じた画像を表示する表示装置に、第2の画像データに応じた画像を表示させる表示処理部と、第1の同期信号と第2の同期信号との位相差の設定を変更するとともに、複数の画像処理部のそれぞれが実行する画像処理を切り替える制御部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置および撮像方法に関する。
光学ファインダを備えていない電子カメラなどの撮像装置では、撮影する被写体を確認するための構成として、TFT(薄膜トランジスター:Thin Film Transistor)液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や、EVF(電子ビューファインダ:Electronic View Finder)などの表示デバイスを備えている。そして、いわゆる、ライブビューの機能を利用して、撮影する被写体の動画を表示デバイスに表示している。このライブビューの機能では、イメージセンサから連続的に取り込んだ各フレームの画素信号から、表示デバイスに表示するための各フレームの画像(以下、「ライブビュー画像」という)を生成し、各フレームのライブビュー画像をフレーム毎に順次表示デバイスに表示している。
図9は、従来の撮像装置におけるイメージセンサのタイミングと表示デバイスのタイミングとの関係の一例を示したタイミングチャートである。図9に示した垂直同期信号CCDVDは、イメージセンサが撮像した画素信号の出力を開始するタイミングを表す撮像用の垂直同期信号であり、垂直同期信号TFTVDは、表示デバイスがライブビュー画像の表示を開始するタイミングを表す表示用の垂直同期信号である。図9に示したように、垂直同期信号CCDVDと垂直同期信号TFTVDとを同期させ、垂直同期信号CCDVDと垂直同期信号TFTVDとの位相差(図9の位相差P参照)を所定の値に保つことによって、イメージセンサが撮像した画像を一定の時間後に表示デバイスに表示させることができる。
また、例えば、特許文献1や特許文献2には、複数の画像処理部を備えた撮像装置の技術が開示されている。特許文献1や特許文献2で開示された技術では、それぞれの画像処理部が、記録する静止画を生成する記録用の画像処理、または表示する画像を生成する表示用の画像処理のいずれか一方の画像処理を行うことによって、記録用の画像処理と表示用の画像処理とを同時に並行して実行することができる。この特許文献1や特許文献2で開示された技術を用いることによって、記録する静止画を確認するための画像を、早いタイミングで表示デバイスに表示させることができる。
特許第3988461号公報 特開2010−103935号公報
ところで、ライブビューの機能によるライブビュー画像の表示(以下、「ライブビュー表示」という)では、静止画を撮影するタイミング、いわゆる、シャッターチャンスを逃さないために、イメージセンサが撮像してからライブビュー画像を表示デバイスに表示するまでの遅延時間(以下、「表示レイテンシ」という)を短くすることが求められている。しかし、上述したように、ライブビュー表示では、イメージセンサから取り込んだ画素信号に対して、表示デバイスに表示するライブビュー画像を生成するための表示用の画像処理を行い、この表示用の画像処理によって生成したライブビュー画像を表示デバイスに表示している。このため、表示レイテンシを短くするためには、表示用の画像処理を行う時間を考慮した上で、最速のタイミングに位相差Pを設定するのが望ましい。
しかしながら、位相差Pが依存している表示用の画像処理を実行する時間は、単にイメージセンサから取り込んだ画素信号に対して画像処理を行っている時間のみではなく、撮像装置内に備えた各構成要素の間で行われるDMA(Direct Memory Access)転送によるDMAバスの混雑度の影響によって変動してしまう。このため、位相差Pの設定は、表示レイテンシがDMAバスの混雑度に影響されないように、ある程度の余裕(マージン)をもった値に設定しなくてはならず、あまり短い時間に設定することができない。
また、特許文献1や特許文献2で開示された技術を用いると、イメージセンサから撮影した静止画用の画素信号を取得している期間に、表示しているライブビュー画像が同じ画像に固定されてしまうフリーズ状態や、ライブビュー画像が表示されずに黒表示となるブラックアウト状態から、ライブビュー画像の表示を早いタイミングで復帰(再開)させることができると考えられる。
しかしながら、特許文献1や特許文献2には、ライブビュー表示の表示レイテンシを短縮する技術に関しては開示されていない。このため、特許文献1や特許文献2で開示された技術は、撮像装置で静止画を撮影する際のシャッターチャンスを逃さないために、ライブビュー表示の表示レイテンシを短縮するための技術として適用することができない。
本発明は、上記の課題認識に基づいてなされたものであり、固体撮像装置が撮像してからライブビュー画像を生成して表示デバイスに表示するまでの遅延時間を短くすることができる撮像装置および撮像方法を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の撮像装置は、入射された被写体光に応じた画素信号を、予め定めた第1の同期信号のタイミングから出力する固体撮像装置を具備し、該固体撮像装置が出力した前記画素信号に応じた撮像画像データを出力する撮像部と、前記撮像部から出力された前記撮像画像データに対して第1の画像処理を行った第1の画像データ、または前記撮像画像データに対して第2の画像処理を行った第2の画像データのいずれか一方の画像データを生成する複数の画像処理部と、予め定めた第2の同期信号のタイミングから入力された画像データに応じた画像を表示する表示装置に、前記第2の画像データを出力し、前記第2の画像データに応じた画像を表示させる表示処理部と、前記第1の同期信号と前記第2の同期信号との位相差の設定を変更するとともに、複数の前記画像処理部のそれぞれが実行する画像処理を切り替える制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の前記制御部は、複数の前記画像処理部の予め定めた画像処理部が前記第1の画像データを生成し、前記予め定めた前記画像処理部と異なる画像処理部が前記第2の画像データを生成する場合に、前記第1の同期信号と前記第2の同期信号との位相差の設定を第1の位相差に設定し、前記第1の同期信号と前記第2の同期信号との位相差の設定を、前記第1の位相差よりも短い第2の位相差に設定する場合には、複数の前記画像処理部の所定の複数の画像処理部が、同じ前記撮像画像データに対する前記第1の画像処理または前記第2の画像処理のいずれか一方の画像処理を分担して並列に実行するように、複数の前記画像処理部のそれぞれが実行する画像処理を切り替える、ことを特徴とする。
また、本発明の前記制御部は、前記第1の同期信号と前記第2の同期信号との位相差の設定を前記第2の位相差に設定した状態で前記第1の同期信号を検知すると、該検知した前記第1の同期信号に対応したタイミングで、最初に、前記所定の複数の画像処理部が前記第2の画像処理を分担して並列に実行するように切り替え、該第2の画像処理によって前記第2の画像データの生成が終了した後に、前記所定の複数の画像処理部が前記第1の画像処理を分担して並列に実行するように切り替える、ことを特徴とする。
また、本発明の前記制御部は、前記第2の位相差の設定で、前記所定の複数の画像処理部が前記第1の画像処理を分担して並列に実行しているときに前記第1の同期信号を検知すると、該検知した前記第1の同期信号に対応したタイミングで、前記所定の複数の画像処理部が現在実行している前記第1の画像処理を中断し、中断した該第1の画像処理の現在の設定や状態をそれぞれ退避させた後に、前記所定の複数の画像処理部に前記第2の画像処理を分担して並列に実行させ、該第2の画像処理によって前記第2の画像データの生成が終了した後に、中断した前記第1の画像処理の設定や状態をそれぞれ復帰させ、その後、前記所定の複数の画像処理部に続きの前記第1の画像処理を再開させる、ことを特徴とする。
また、本発明の前記制御部は、前記撮像画像データの領域を左右方向に複数の領域に分割し、該分割した領域のそれぞれの撮像画像データに対する前記第1の画像処理または前記第2の画像処理のいずれか一方の画像処理を、複数の前記画像処理部のいずれかの画像処理部に実行させることによって、分割前の同じ前記撮像画像データに対する前記第1の画像処理または前記第2の画像処理のいずれか一方の画像処理を、複数の前記画像処理部で分担して並列に実行させる、ことを特徴とする。
また、本発明の前記制御部は、前記撮像画像データの領域を上下方向に複数の領域に分割し、該分割した領域のそれぞれの撮像画像データに対する前記第1の画像処理または前記第2の画像処理のいずれか一方の画像処理を、複数の前記画像処理部のいずれかの画像処理部に実行させることによって、分割前の同じ前記撮像画像データに対する前記第1の画像処理または前記第2の画像処理のいずれか一方の画像処理を、複数の前記画像処理部で分担して並列に実行させる、ことを特徴とする。
また、本発明の前記制御部は、前記撮像画像データの領域を上下左右方向に複数のブロック領域に分割し、該分割したブロック領域のそれぞれの撮像画像データに対する前記第1の画像処理または前記第2の画像処理のいずれか一方の画像処理を、複数の前記画像処理部のいずれかの画像処理部に実行させることによって、分割前の同じ前記撮像画像データに対する前記第1の画像処理または前記第2の画像処理のいずれか一方の画像処理を、複数の前記画像処理部で分担して並列に実行させる、ことを特徴とする。
また、本発明の前記第1の画像処理は、前記撮像画像データに応じた画像を記録するための記録画像データを、前記第1の画像データとして生成する記録用の画像処理であり、前記第2の画像処理は、前記固体撮像装置が前記第1の同期信号のタイミングに基づいて出力した各フレームの画素信号に応じたそれぞれのフレームの前記撮像画像データに応じた画像を前記表示装置に表示するための表示画像データを、前記第2の画像データとして生成する表示用の画像処理である、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像方法は、入射された被写体光に応じた画素信号を、予め定めた第1の同期信号のタイミングから出力する固体撮像装置が出力した前記画素信号に応じた撮像画像データを出力する撮像ステップと、前記撮像ステップによって出力された前記撮像画像データに対して第1の画像処理を行った第1の画像データ、または前記撮像画像データに対して第2の画像処理を行った第2の画像データのいずれか一方の画像データを生成する複数の画像処理ステップと、予め定めた第2の同期信号のタイミングから入力された画像データに応じた画像を表示する表示装置に、前記第2の画像データを出力し、前記第2の画像データに応じた画像を表示させる表示処理ステップと、前記第1の同期信号と前記第2の同期信号との位相差の設定を変更するとともに、複数の前記画像処理ステップのそれぞれが実行する画像処理を切り替える制御ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、固体撮像装置が撮像してからライブビュー画像を生成して表示デバイスに表示するまでの遅延時間を短くすることができるという効果が得られる。
本発明の実施形態における撮像装置の概略構成を示したブロック図である。 本実施形態の撮像装置におけるイメージセンサおよび表示デバイスのタイミングと、実行する画像処理との関係の一例を示したタイミングチャートである。 本実施形態の撮像装置における画像データの流れを模式的に示した図である。 本実施形態の撮像装置における画像データの流れを模式的に示した図である。 本実施形態の撮像装置においてそれぞれの画像処理部が画像処理を実行する画像データの領域の分割方法の一例を模式的に示した図である。 本実施形態の撮像装置におけるライブビュー画像の表示レイテンシの変更と実行する画像処理の切り替えとの処理手順を示したフローチャートである。 本実施形態の撮像装置における設定データの流れを模式的に示した図である。 本実施形態の撮像装置における設定データの流れを模式的に示した図である。 従来の撮像装置におけるイメージセンサのタイミングと表示デバイスのタイミングとの関係の一例を示したタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態における撮像装置の概略構成を示したブロック図である。図1に示した撮像装置10は、イメージセンサ100と、撮像部200と、2つの画像処理部301および画像処理部302と、表示処理部400と、表示デバイス401と、メディアI/F部500と、記録媒体501と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)600と、CPU700と、を備えている。
撮像装置10内の撮像部200と、画像処理部301および画像処理部302と、表示処理部400と、メディアI/F部500とのそれぞれは、例えば、DMA転送によって、DRAM600へのデータの格納(書き込み)、およびDRAM600からのデータの取得(読み出し)を行う。
イメージセンサ100は、不図示のレンズによって結像された被写体の光学像を光電変換するCCD(Charge Copled Device:電荷結合素子)イメージセンサや、CMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)イメージセンサに代表される固体撮像装置である。イメージセンサ100は、被写体光に応じた画素信号を撮像部200に出力する。なお、イメージセンサ100は、撮像装置10がライブビュー表示を行うとき、被写体光に応じた各フレームの画素信号を順次、撮像部200に出力する。
撮像部200は、イメージセンサ100から入力された画素信号に対して各種の処理を施し、画素信号に応じた画像データ(以下、「撮像画像データ」という)をDRAM600に格納する(書き込む)。また、撮像装置10がライブビュー表示を行うとき、撮像部200は、イメージセンサ100から入力された各フレームの画素信号に応じたそれぞれのフレームの撮像画像データを、順次DRAM600に格納する(書き込む)。
画像処理部301および画像処理部302のそれぞれは、DRAM600に格納されている撮像画像データを取得し(読み出し)、取得した撮像画像データに対して、ノイズ除去、YC変換処理、リサイズ処理、およびJPEG圧縮処理などの記録用の画像処理を施して記録用の画像データ(以下、「記録画像データ」という)を生成し、生成した記録画像データを再びDRAM600に格納する(書き込む)。なお、画像処理部301および画像処理部302のそれぞれが実行する記録用の画像処理は、従来の撮像装置における処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
また、画像処理部301および画像処理部302のそれぞれは、取得した撮像画像データに対して、表示デバイス401が表示することができる画像の大きさへのリサイズ(縮小)などの表示用の画像処理を施して表示用の画像データ(以下、「表示画像データ」という)を生成し、生成した表示画像データを再びDRAM600に格納する(書き込む)。また、撮像装置10がライブビュー表示を行うとき、画像処理部301および画像処理部302のそれぞれは、DRAM600に格納されている各フレームの撮像画像データを順次取得し(読み出し)、取得したそれぞれのフレームの撮像画像データに対して順次表示用の画像処理を施して生成したそれぞれのフレームの表示画像データを、ライブビュー画像として、順次DRAM600に格納する(書き込む)。なお、画像処理部301および画像処理部302のそれぞれが実行する表示用の画像処理は、従来の撮像装置における処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
また、画像処理部301および画像処理部302のそれぞれは、DRAM600に格納されている記録画像データを取得し(読み出し)、JPEG伸張処理などの再生用の画像処理を施して再生用の画像データ(以下、「再生画像データ」という)を生成し、生成した再生画像データを再びDRAM600に格納する(書き込む)。なお、画像処理部301および画像処理部302のそれぞれが実行する再生用の画像処理は、従来の撮像装置における処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
表示処理部400は、DRAM600に格納されている表示画像データや再生画像データを取得し(読み出し)、取得した表示画像データや再生画像データに、OSD(On−Screen Display)表示用のデータを重畳する重畳処理などの表示処理を施して、表示デバイス401に出力する。また、撮像装置10がライブビュー表示を行うとき、表示処理部400は、DRAM600に格納されている各フレームのライブビュー画像を順次取得し(読み出し)、取得したライブビュー画像に対して表示処理を施して表示デバイス401に順次出力する。
表示デバイス401は、TFT−LCDや、有機ELディスプレイなどの表示装置であり、表示処理部400から出力された表示処理後の表示画像データや再生画像データやライブビュー画像に応じた画像を表示する。なお、表示デバイス401は、EVFなどの表示デバイスや、テレビなどの外部ディスプレイであってもよい。また、図1においては、表示デバイス401も撮像装置10の構成要素としているが、表示デバイス401は、撮像装置10に着脱可能な構成であってもよい。
メディアI/F部500は、DRAM600に格納されている記録画像データを取得し(読み出し)、記録媒体501に記録させる。また、メディアI/F部500は、記録媒体501に記録している画像データを読み出し、読み出した画像データを記録画像データとしてDRAM600に転送する(書き込む)。
記録媒体501は、SDメモリカード(SD Memory Card)やコンパクトフラッシュ(CompactFlash:CF(登録商標))などの記録媒体であり、メディアI/F部500から出力された記録画像データを記録する。また、メディアI/F部500によって記録している画像データが読み出される。なお、図1においては、記録媒体501も撮像装置10の構成要素としているが、記録媒体501は、撮像装置10に着脱可能な構成である。
DRAM600は、撮像装置10に備えたそれぞれの構成要素からアクセスされるメモリである。DRAM600は、撮像装置10内のそれぞれの構成要素の処理過程における様々なデータを記録する。なお、図1では、撮像装置10内の各構成要素がDRAM600にアクセスする構成を示しているが、例えば、不図示のDRAMコントローラによってDRAM600に対するアクセス制御がされる構成であってもよい。この場合には、撮像装置10内の各構成要素が、例えば、DMA転送によるDRAM600へのアクセス要求をDRAMコントローラに対して出力し、DRAMコントローラが、各構成要素から入力されたDMA転送でのDRAM600へのアクセス要求に応じて、接続されているDRAM600へのデータの格納(書き込み)、およびDRAM600からのデータの取得(読み出し)の制御を行うことになる。
CPU700は、撮像装置10内のそれぞれの構成要素、すなわち、撮像装置10全体を制御する。例えば、撮像装置10における撮影動作や再生動作に応じて、撮像装置10内の各構成要素の動作を制御する。また、撮像装置10がライブビュー表示を行うとき、CPU700は、表示デバイス401に表示させるライブビュー画像の表示レイテンシを変更するために、撮像装置10内の各構成要素の設定の変更などの制御を行う。なお、CPU700が行う表示レイテンシを変更するための制御に関する詳細な説明は、後述する。
次に、撮像装置10がライブビュー表示を行うときの制御について説明する。まず、撮像装置10におけるライブビュー画像の表示レイテンシと、撮像装置10内の各構成要素の動作の関係について説明する。図2は、本実施形態の撮像装置10におけるイメージセンサ100および表示デバイス401のタイミングと、実行する画像処理との関係の一例を示したタイミングチャートである。なお、図2に示した垂直同期信号CCDVDは、イメージセンサ100が撮像した被写体光に応じた画素信号の出力を開始するタイミングを表す撮像用の垂直同期信号であり、垂直同期信号TFTVDは、表示デバイス401がライブビュー画像の表示を開始するタイミングを表す表示用の垂直同期信号である。
図2は、表示デバイス401にライブビュー画像を表示しながら、記録媒体501に記録する静止画の記録画像データを生成するために、ライブビュー画像の各フレームの表示用の画像処理と、記録する静止画の記録用の画像処理とを並行して実行している状態のタイミングチャートである。図2に示したように、垂直同期信号CCDVDと垂直同期信号TFTVDとを同期させ、垂直同期信号CCDVDと垂直同期信号TFTVDとの位相差を所定の値に保つことによって、イメージセンサ100が撮像した画像を一定の時間後に表示デバイス401に表示させることができる。
図2(a)には、撮像装置10がライブビュー画像の表示レイテンシを短縮していない場合、すなわち、イメージセンサ100が撮像してからライブビュー画像を表示デバイス401に表示させるまでの遅延時間が、従来の撮像装置におけるライブビュー表示と同様である場合(以下、「表示レイテンシ通常モード」という)における画像処理部301および画像処理部302の動作のタイミングを示している。また、図2(b)には、撮像装置10がライブビュー画像の表示レイテンシを短縮する場合、すなわち、イメージセンサ100が撮像してからライブビュー画像を表示デバイス401に表示させるまでの遅延時間を、従来の撮像装置におけるライブビュー表示よりも短くした場合(以下「表示レイテンシ短縮モード」という)における画像処理部301および画像処理部302の動作のタイミングを示している。
撮像装置10が、表示レイテンシ通常モードでライブビュー画像を表示しながら静止画の記録画像データを生成する場合には、図2(a)に示したように、垂直同期信号CCDVDと垂直同期信号TFTVDとの位相差を位相差Pに設定する。そして、一方の画像処理部(図2(a)では画像処理部301)が静止画の記録画像データを生成する記録用の画像処理を実行し、他方の画像処理部(図2(a)では画像処理部302)が各フレームのライブビュー画像を生成する表示用の画像処理を実行する。
ここで、撮像装置10が表示レイテンシ通常モードでライブビュー画像を表示しながら静止画の記録画像データを生成する場合における画像データの流れについて説明する。図3は、本実施形態の撮像装置10における画像データの流れを模式的に示した図である。図3(a)には、静止画の記録画像データを生成して記録媒体501に記録させる際の画像データの流れを示し、図3(b)には、ライブビュー画像を生成して表示デバイス401に表示させる際の画像データの流れを示している。なお、図3に示したそれぞれの画像データの流れは、従来の撮像装置においてそれぞれの動作を行う際の画像データの流れと同様である。
撮像装置10が表示レイテンシ通常モードにおいて静止画の記録画像データを記録媒体501に記録させる際には、図3(a)に示したように、まず、イメージセンサ100が撮像し、垂直同期信号CCDVDのタイミングから出力した画素信号に対して撮像部200が各種の処理を施した撮像画像データを、DRAM600に格納する(書き込む)。
続いて、画像処理部301が、DRAM600に格納されている撮像画像データを取得し(読み出し)、取得した撮像画像データに対して記録用の画像処理を施した記録画像データを、再びDRAM600に格納する(書き込む)。
最後に、メディアI/F部500が、DRAM600に格納されている記録画像データを取得して(読み出して)、記録媒体501に記録させる。
また、撮像装置10が表示レイテンシ通常モードにおいてライブビュー画像を生成して表示デバイス401に表示させる際には、図3(b)に示したように、まず、イメージセンサ100が撮像し、垂直同期信号CCDVDのタイミングから出力した今回のフレームの画素信号に対して撮像部200が各種の処理を施した撮像画像データを、DRAM600に格納する(書き込む)。
続いて、画像処理部302が、DRAM600に格納されている今回のフレームの撮像画像データを取得し(読み出し)、取得した撮像画像データに対して表示用の画像処理を施した表示画像データ(ライブビュー画像)を、再びDRAM600に格納する(書き込む)。
最後に、表示処理部400が、DRAM600に格納されているライブビュー画像を取得して(読み出して)、垂直同期信号TFTVDより前のタイミングで表示デバイス401に出力する。これにより、今回のフレームのライブビュー画像に応じた画像が、垂直同期信号TFTVDのタイミングから表示デバイス401に表示される。以降、同様に、次のフレームの撮像と、表示用の画像処理と、表示デバイス401へのライブビュー画像の出力とを繰り返して、ライブビュー表示を行う。
一方、撮像装置10が、表示レイテンシ短縮モードでライブビュー画像を表示しながら静止画の記録画像データを生成する場合には、図2(b)に示したように、画像処理部301と画像処理部302との2つの画像処理部で、同じフレームのライブビュー画像を生成する表示用の画像処理を分担して実行する。また、図2(b)に示したように、それぞれのフレームのライブビュー画像の生成が終了した後に、画像処理部301と画像処理部302との2つの画像処理部で、同じ静止画の記録画像データを生成する記録用の画像処理を分担して実行する。
なお、図2(a)を見てわかるように、1つの静止画を生成する記録用の画像処理が終了するまでには、複数の垂直同期信号CCDVDおよび垂直同期信号TFTVDに跨った期間の時間が必要である。このため、撮像装置10では、図2(b)に示したように、記録用の画像処理を実行しているときに、次のフレームのライブビュー画像を生成するタイミングになった場合には、画像処理部301と画像処理部302とは、一旦、現在実行している記録用の画像処理を中断し、次のフレームのライブビュー画像の生成が終了した後に、続きの記録用の画像処理を再開するというような動作を行う。
ここで、撮像装置10が表示レイテンシ短縮モードでライブビュー画像を表示しながら静止画の記録画像データを生成する場合における画像データの流れについて説明する。図4は、本実施形態の撮像装置10における画像データの流れを模式的に示した図である。図4(a)には、ライブビュー画像を生成して表示デバイス401に表示させる際の画像データの流れを示し、図4(b)には、静止画の記録画像データを生成して記録媒体501に記録させる際の画像データの流れを示している。
撮像装置10が表示レイテンシ短縮モードにおいてライブビュー画像を生成して表示デバイス401に表示させる際には、図4(a)に示したように、まず、イメージセンサ100が撮像し、垂直同期信号CCDVDのタイミングから出力した今回のフレームの画素信号に対して撮像部200が各種の処理を施した撮像画像データを、DRAM600に格納する(書き込む)。この処理は、表示レイテンシ通常モードと同様である。
続いて、画像処理部301および画像処理部302のそれぞれが、DRAM600に格納されている今回のフレームの撮像画像データにおいて対応する領域の撮像画像データをそれぞれ取得し(読み出し)、それぞれ取得した撮像画像データに対して表示用の画像処理をそれぞれ施したそれぞれの領域の表示画像データ(ライブビュー画像)を、再びDRAM600に格納する(書き込む)。なお、画像処理部301および画像処理部302のそれぞれがライブビュー画像を、再びDRAM600に格納する際には、それぞれのライブビュー画像が1つのライブビュー画像となるように、DRAM600に格納される。なお、画像処理部301および画像処理部302のそれぞれが対応する撮像画像データの領域に関する詳細な説明は、後述する。
最後に、表示処理部400が、DRAM600に格納されているライブビュー画像を取得して(読み出して)、垂直同期信号TFTVDより前のタイミングで表示デバイス401に出力する。これにより、今回のフレームのライブビュー画像に応じた画像が、垂直同期信号TFTVDのタイミングから表示デバイス401に表示される。この処理は、表示レイテンシ通常モードと同様である。以降、同様に、次のフレームの撮像と、表示用の画像処理と、表示デバイス401へのライブビュー画像の出力とを繰り返して、ライブビュー表示を行う。
また、撮像装置10が表示レイテンシ短縮モードにおいて静止画の記録画像データを記録媒体501に記録させる際には、図4(b)に示したように、まず、イメージセンサ100が撮像し、垂直同期信号CCDVDのタイミングから出力した画素信号に対して撮像部200が各種の処理を施した撮像画像データを、DRAM600に格納する(書き込む)。この処理は、表示レイテンシ通常モードと同様である。
続いて、画像処理部301および画像処理部302のそれぞれが、DRAM600に格納されている撮像画像データにおいて対応する領域の撮像画像データをそれぞれ取得し(読み出し)、それぞれ取得した撮像画像データに対して記録用の画像処理をそれぞれ施したそれぞれの領域の記録画像データを、再びDRAM600に格納する(書き込む)。なお、画像処理部301および画像処理部302のそれぞれが記録画像データを、再びDRAM600に格納する際には、それぞれの記録画像データが1つの記録画像データとなるように、DRAM600に格納される。なお、画像処理部301および画像処理部302のそれぞれが対応する撮像画像データの領域に関する詳細な説明は、後述する。
最後に、メディアI/F部500が、DRAM600に格納されている記録画像データを取得して(読み出して)、記録媒体501に記録させる。この処理は、表示レイテンシ通常モードと同様である。
次に、撮像装置10において、画像処理部301および画像処理部302のそれぞれが、ライブビュー画像を生成する表示用の画像処理、または静止画の記録画像データを生成する記録用の画像処理を分担して実行する際に、画像処理を行う1つの画像データの領域を複数の領域に分割する方法について説明する。
図5は、本実施形態の撮像装置10においてそれぞれの画像処理部(画像処理部301および画像処理部302)が画像処理を実行する画像データの領域の分割方法の一例を模式的に示した図である。図5(a)には、画像処理を行う1つの画像データの領域を示し、図5(b)〜図5(e)には、図5(a)に示した画像データの領域を、画像処理部301と画像処理部302とが対応するそれぞれの領域に分割した場合の一例を示している。
図5(b)には、図5(a)に示した画像データの領域を左右方向に2つの領域に分割し、画像処理部301が左側の領域の画像データを画像処理し、画像処理部302が右側の領域の画像データを画像処理する場合を示している。
また、図5(c)には、図5(a)に示した画像データの領域を上下方向に2つの領域に分割し、画像処理部301が上側の領域の画像データを画像処理し、画像処理部302が下側の領域の画像データを画像処理する場合を示している。
また、図5(d)には、図5(a)に示した画像データの領域を横方向に4つの短冊状の領域に分割し、画像処理部301が奇数番目の短冊の領域の画像データを画像処理し、画像処理部302が偶数番目の短冊の領域の画像データを画像処理する場合を示している。なお、縦方向に複数の短冊状の領域に分割した場合も同様に考えることができる。
また、図5(e)には、図5(a)に示した画像データの領域を左右方向に4つ、上下方向に5つに分割した20個のブロックの領域に分割し、画像処理部301と画像処理部302とがそれぞれ異なるブロックの領域の画像データを画像処理する場合を示している。
なお、画像処理部301と画像処理部302とのそれぞれが画像処理を行う画像データの領域の分割方法は、図5に示した一例に限定されるものではなく、他の様々な方法で画像データの領域を分割することができる。
このように、表示レイテンシ短縮モードでライブビュー画像を表示しながら、静止画の記録画像データを生成する場合には、表示用の画像処理と記録用の画像処理とを時分割にして、画像処理部301と画像処理部302とが並列に同じ画像処理を行う。このように、表示用の画像処理を2つの画像処理部で並列に実行することによって、1つの画像処理部で表示用の画像処理を実行するよりも少ない時間で各フレームのライブビュー画像を生成することができる。これにより、垂直同期信号CCDVDと垂直同期信号TFTVDとの位相差を位相差Pよりも短い位相差P2に設定することが可能となり、従来の撮像装置よりも短い表示レイテンシで表示デバイス401にライブビュー画像を表示することができる。また、記録用の画像処理を2つの画像処理部で並列に実行することによって、2つの画像処理部が表示用の画像処理を並列に実行していたにもかかわらず、1つの画像処理部で記録用の画像処理を実行していたのと同様の時間で静止画の記録画像データを生成することができ、記録媒体501に静止画の記録画像データを記録させることができる。
なお、表示レイテンシ短縮モードにおいて、垂直同期信号CCDVDと垂直同期信号TFTVDとの位相差を位相差P2に設定した場合であっても、垂直同期信号CCDVDと垂直同期信号TFTVDとのそれぞれの周期は、表示レイテンシ通常モードと同じである。従って、表示レイテンシ短縮モードでは、イメージセンサ100が撮像してからライブビュー画像を表示デバイス401に表示させるまでの表示レイテンシ(遅延時間)のみが、従来の撮像装置におけるライブビュー表示よりも短くなる。
また、図2においては、画像処理部301と画像処理部302とのそれぞれが、垂直同期信号CCDVDまたは垂直同期信号TFTVDのタイミングに合わせて動作している場合を示している。しかし、画像処理部301と画像処理部302とのそれぞれが動作するタイミングは、図2に示した一例のタイミングに限定されるものではなく、垂直同期信号CCDVDまたは垂直同期信号TFTVDに対応したタイミングであれば、いかなるタイミングであってもよい。例えば、垂直同期信号TFTVDに基づいて生成した垂直同期信号CCDVDよりも前のタイミングで画像処理部301と画像処理部302とのそれぞれが、表示用の画像処理を開始する構成であってもよい。
なお、撮像装置10による表示レイテンシ通常モードと表示レイテンシ短縮モードとの切り替え、すなわち、ライブビュー画像の表示レイテンシの変更と、画像処理部301および画像処理部302の動作の切り替えとは、CPU700が制御する。つまり、図2(a)に示した位相差Pの設定、画像処理部301および画像処理部302の動作と、図2(b)に示した位相差P2の設定、画像処理部301および画像処理部302の動作との切り換えは、CPU700によって行われる。
次に、撮像装置10においてCPU700が行うライブビュー画像の表示レイテンシの変更と、画像処理部301および画像処理部302の動作の切り替え処理について説明する。図6は、本実施形態の撮像装置10におけるライブビュー画像の表示レイテンシの変更と実行する画像処理の切り替えとの処理手順を示したフローチャートである。図6には、表示レイテンシ短縮モードにおいてCPU700が撮像装置10内のそれぞれの構成要素に対して行う制御の処理手順を示している。図6に示した表示レイテンシの変更と画像処理の切り替えとのフローチャートの説明においては、短い表示レイテンシで表示するライブビュー画像の各フレームの表示用の画像処理と、記録する静止画の記録用の画像処理とを並行して実行する場合の例を説明する。
CPU700は、表示レイテンシ短縮モードへの切り替えが必要であるか否かを判定し、表示レイテンシ短縮モードへの切り換えが必要であると判定した場合に、図6に示した表示レイテンシ短縮モードにおける処理手順を開始する。なお、CPU700は、撮像装置10のユーザ(撮影者)が、例えば、撮像装置10のメニュー設定を変更して、ライブビュー表示を表示レイテンシ短縮モードで行う設定がされたときや、撮像装置10のモードダイヤルを操作して、ライブビュー表示を表示レイテンシ短縮モードで行うモードが選択されたときに、表示レイテンシ短縮モードへの切り替えが必要であると判定する。また、CPU700は、例えば、撮像装置10に搭載しているシーン判別の機能によって、ライブビュー表示を表示レイテンシ短縮モードで行うモード(例えば、スポーツモードなど)であると判別したときに、表示レイテンシ短縮モードへの切り替えが必要であると判定する。また、CPU700は、例えば、TFT−LCDとEVFとの両方を表示デバイス401として備えている撮像装置10において、撮影者(ユーザ)がEVFに接眼したことによってライブビュー画像の表示先をEVFに切り替えたときに、表示レイテンシ短縮モードへの切り替えが必要であると判定する。
CPU700は、表示レイテンシの変更と画像処理の切り替え処理を開始すると、まず、ステップS1において、垂直同期信号CCDVDと垂直同期信号TFTVDとの位相差を、短い位相差に設定する。例えば、図2(a)に示した位相差Pから図2(b)に示した位相差P2に、位相差の設定を変更する。これにより、表示レイテンシ短縮モードでのライブビュー表示を開始することができる。
続いて、ステップS2において、CPU700は、垂直同期信号CCDVDを検知したか否かを判定する。そして、ステップS2による判定の結果、垂直同期信号CCDVDを検知していない場合(ステップS2の“No”)には、CPU700は、垂直同期信号CCDVDを検知するまで、ステップS2における垂直同期信号CCDVDの検知を繰り返し、垂直同期信号CCDVDを検知した場合(ステップS2の“Yes”)には、ステップS3に進む。
続いて、ステップS3において、CPU700は、画像処理部301と画像処理部302とが並列に実行している記録用の画像処理があるか否かを判定する。そして、ステップS3による判定の結果、画像処理部301と画像処理部302とが並列に実行している記録用の画像処理がある場合(ステップS3の“Yes”)には、ステップS4に進み、画像処理部301と画像処理部302とが並列に実行している記録用の画像処理がない場合(ステップS3の“No”)には、ステップS5に進む。
ステップS3において、画像処理部301と画像処理部302とが並列に実行している記録用の画像処理がある場合には、ステップS4において、CPU700は、画像処理部301と画像処理部302とが並列に実行している記録用の画像処理を一時停止させる。その後、CPU700は、画像処理部301と画像処理部302とが実行していた記録用の画像処理の現在までの設定や画像処理の状態を、例えば、DRAM600に退避させる。
ここで、CPU700が、画像処理部301と画像処理部302とが実行していた記録用の画像処理における設定値や画像処理の状態(以下、併せて「設定データ」ともいう)を、DRAM600に退避させる場合の設定データの流れについて説明する。図7は、本実施形態の撮像装置10における設定データの流れを模式的に示した図である。図7には、画像処理部301と画像処理部302とが記録用の画像処理を行う際に用いる、例えば、画像処理部301と画像処理部302とのそれぞれのレジスタに設定されている画像処理のパラメータなどの設定値や画像処理の経過情報などの状態を、DRAM600に退避させる際の設定データの流れを示している。
画像処理部301と画像処理部302との設定データを退避させる際には、図7に示したように、まず、CPU700が、画像処理部301と画像処理部302とのそれぞれに設定されている設定データのそれぞれを読み出す。その後、CPU700は、読み出したそれぞれの設定データを、DRAM600に格納する(書き込む)。この処理によって、画像処理部301と画像処理部302とが実行していた現在までの記録用の画像処理の設定を保存することができる。
続いて、ステップS5において、CPU700は、画像処理部301と画像処理部302とがライブビュー画像を生成する表示用の画像処理を並列に実行する際に用いる、例えば、画像処理部301と画像処理部302とのそれぞれのレジスタに設定する画像処理のパラメータなどの設定値を、画像処理部301と画像処理部302とのそれぞれに設定する。このときの設定値は、例えば、図5(b)に示したように、画像データの領域を左右方向に2つの領域に分割した際に、画像処理部301が左側の領域の画像データに対して表示用の画像処理を実行し、画像処理部302が右側の領域の画像データに対して表示用の画像処理を実行するような設定値である。
その後、ステップS6において、CPU700は、画像処理部301と画像処理部302とに、表示用の画像処理を並列に開始させる。これにより、撮像装置10では、表示用の画像処理を1つの画像処理部で実行するよりも少ない時間、例えば、撮像装置10においては、従来の撮像装置に対して約半分の時間で1フレームのライブビュー画像の生成を完了させることができる。このことにより、撮像装置10では、図2(b)に示したように、短く設定した垂直同期信号CCDVDと垂直同期信号TFTVDとの位相差P2で、ライブビュー画像に応じた画像を表示デバイス401に表示することができる。
続いて、ステップS7において、CPU700は、画像処理部301と画像処理部302とが並列に実行している表示用の画像処理が完了したか否かを判定する。そして、ステップS7による判定の結果、画像処理部301と画像処理部302とが表示用の画像処理を完了していない場合(ステップS7の“No”)には、CPU700は、画像処理部301と画像処理部302との表示用の画像処理が完了するまで、ステップS7における表示用の画像処理が完了したか否かの判定を繰り返す。また、画像処理部301と画像処理部302とが表示用の画像処理を完了した場合(ステップS7の“Yes”)には、ステップS8に進む。
続いて、ステップS8において、CPU700は、画像処理部301と画像処理部302とが並列に実行する記録用の画像処理がすでに完了しているか否かを判定する。そして、ステップS8による判定の結果、画像処理部301と画像処理部302とが並列に実行する記録用の画像処理がすでに完了している場合(ステップS8の“Yes”)には、ステップS11に進み、画像処理部301と画像処理部302とが並列に実行する記録用の画像処理がまだ完了していない場合(ステップS8の“No”)には、ステップS9に進む。
ステップS8において、画像処理部301と画像処理部302とが並列に実行する記録用の画像処理がまだ完了していない場合には、ステップS9において、CPU700は、例えば、DRAM600に退避させていた、一時停止させるまで画像処理部301と画像処理部302とが実行していた記録用の画像処理の設定を、画像処理部301と画像処理部302とのそれぞれに再度設定する。すなわち、ステップS4において一時停止されるまで画像処理部301と画像処理部302とが並列に実行していた記録用の画像処理の設定を復帰させる。その後、ステップS10において、CPU700は、画像処理部301と画像処理部302とに、記録用の画像処理を再開させる。
ここで、CPU700が、DRAM600に退避させていた記録用の画像処理における設定データを、画像処理部301と画像処理部302とに復帰させる場合の設定データの流れについて説明する。図8は、本実施形態の撮像装置10における設定データの流れを模式的に示した図である。図8には、DRAM600に退避させていた、例えば、画像処理部301と画像処理部302とのそれぞれのレジスタに設定されている画像処理のパラメータなどの設定値や画像処理の経過情報などの状態を、続きの記録用の画像処理を行えるように画像処理部301と画像処理部302とに復帰させる際の設定データの流れを示している。
画像処理部301と画像処理部302との設定データを復帰させる際には、図8に示したように、まず、CPU700が、DRAM600に格納されている設定データのそれぞれを取得する(読み出す)。その後、CPU700は、読み出したそれぞれの設定データを、画像処理部301と画像処理部302とのそれぞれに設定する。この処理によって、画像処理部301と画像処理部302とがステップS4において一時停止されるまで実行していた記録用の画像処理の設定を復帰することができる。
続いて、ステップS11において、CPU700は、表示レイテンシ短縮モードでの処理を継続するか否か、すなわち、表示レイテンシ通常モードに切り替えるか否かを判定する。そして、ステップS11による判定の結果、表示レイテンシ短縮モードでの処理を継続する場合(ステップS11の“Yes”)には、ステップS2に戻って、ステップS2からステップS11までの処理を繰り返す。これにより、撮像装置10では、短い表示レイテンシでライブビュー表示を行いながら、静止画の記録画像データの生成を行うことができる。
一方、ステップS11による判定の結果、表示レイテンシ短縮モードでの処理を継続しない場合(ステップS11の“No”)には、ステップS12に進む。なお、CPU700は、撮像装置10のユーザ(撮影者)が、例えば、撮像装置10のメニュー設定を変更して、ライブビュー表示を表示レイテンシ通常モードで行う設定がされたときや、撮像装置10のモードダイヤルを操作して、ライブビュー表示を表示レイテンシ通常モードで行うモードが選択されたときに、表示レイテンシ短縮モードでの処理を継続しないと判定する。また、CPU700は、例えば、撮像装置10に搭載しているシーン判別の機能によって、ライブビュー表示を表示レイテンシ通常モードで行うモード(例えば、ポートレートモードなど)であると判別したときに、表示レイテンシ短縮モードでの処理を継続しないと判定する。また、CPU700は、例えば、TFT−LCDとEVFとの両方を表示デバイス401として備えている撮像装置10において、撮影者(ユーザ)がEVFへの接眼をやめてから予め定めた時間が経過したとき、またはライブビュー画像の表示先をTFT−LCDに切り替えたときに、表示レイテンシ短縮モードでの処理を継続しないと判定する。
ステップS11において、表示レイテンシ短縮モードでの処理を継続しない、すなわち、表示レイテンシ通常モードに切り替える場合には、ステップS12において、CPU700は、垂直同期信号CCDVDと垂直同期信号TFTVDとの位相差を、通常の位相差に設定、つまり、位相差の設定を元に戻して、表示レイテンシ短縮モードでの処理を終了する。例えば、図2(b)に示した位相差P2から図2(a)に示した位相差Pに、位相差の設定を変更する。これにより、表示レイテンシ通常モードでのライブビュー表示に戻すことができる。このことにより、撮像装置10では、図2(a)に示したように、通常の垂直同期信号CCDVDと垂直同期信号TFTVDとの位相差Pで、ライブビュー画像に応じた画像を表示デバイス401に表示することができる。
なお、撮像装置10においては、常に表示レイテンシ短縮モードでの処理を実施することによって、常に短く設定した垂直同期信号CCDVDと垂直同期信号TFTVDとの位相差で、ライブビュー画像に応じた画像を表示デバイス401に表示することも考えられる。しかし、常に表示レイテンシ短縮モードでの処理を実施するということは、常に画像処理部301および画像処理部302が動作することになるため、撮像装置10の全体の消費電力の増大を抑えるために、表示レイテンシ短縮モードでのライブビュー表示を継続しない場合には、表示レイテンシ通常モードでのライブビュー表示に戻すことが望ましい。
上記に述べたとおり、本発明を実施するための形態によれば、撮像装置内に複数の画像処理部を備え、それぞれの画像処理部に実行させる画像処理を切り替えて、同じフレームのライブビュー画像を生成する表示用の画像処理を、それぞれの画像処理部が分担して並列に実行させる。また、それぞれのフレームのライブビュー画像の生成が終了した後に、記録する1つの静止画を生成するための記録用の画像処理を、それぞれの画像処理部が分担して並列に実行させる。すなわち、本発明を実施するための形態では、ライブビュー画像を生成する表示用の画像処理と静止画を生成する記録用の画像処理とを時分割にして、それぞれの画像処理部が並列に同じ画像処理を行うように制御する。
これにより、本発明を実施するための形態では、1つの画像処理部で表示用の画像処理を実行するよりも少ない時間で各フレームのライブビュー画像を生成することができ、イメージセンサが撮像してからライブビュー画像を生成して表示デバイスに表示するまでの遅延時間(表示レイテンシ)を短くすることができる。また、本発明を実施するための形態では、複数の画像処理部が表示用の画像処理を並列に実行していたにもかかわらず、1つの画像処理部で記録用の画像処理を実行していたのと同様の時間で静止画を生成することができる。このことにより、本発明を実施するための形態では、従来の撮像装置と同様の静止画の生成処理の性能を確保した上で、静止画を撮影するタイミング(シャッターチャンス)を逃しにくい撮像装置を提供することができる。
なお、本実施形態においては、ライブビュー画像の各フレームの表示用の画像処理と、記録する静止画の記録用の画像処理とを並行して実行する場合の例について説明した。しかし、表示用の画像処理と並行して実行する画像処理は、本発明を実施するための形態において説明した記録用の画像処理に限定されるものではなく、表示用の画像処理と他の画像処理とを並行して実行する場合であっても、本発明の考え方を適用することができる。
また、本実施形態においては、2つの画像処理部301および画像処理部302を備えた撮像装置10の場合について説明した。しかし、撮像装置内に備える画像処理部の数は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、撮像装置内に3つの画像処理部を備え、それぞれの画像処理部がライブビュー画像を生成する表示用の画像処理と静止画を生成する記録用の画像処理との同じ画像処理を、時分割で並列に行う構成にすることもできる。また、この場合には、撮像装置に備えた複数の画像処理部の内、一部の画像処理部が同じ画像処理を時分割で並列に行う構成にすることもできる。例えば、撮像装置内に3つの画像処理部を備えている場合に、3つの画像処理部の内2つの画像処理部が、表示用の画像処理と記録用の画像処理との同じ画像処理を時分割で並列に行う構成にすることもできる。
また、本実施形態においては、ライブビュー画像の表示レイテンシの変更と、画像処理部301および画像処理部302の動作の切り替えとを、CPU700が制御する場合について説明した。しかし、これらの制御は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、CPU700がライブビュー画像の表示レイテンシの変更と実行する画像処理の切り替えとの処理を制御する代わりに、画像処理部301および画像処理部302内にそれぞれ備えたシーケンサのいずれか一方、または両方が協調して、ライブビュー画像の表示レイテンシの変更と、画像処理部301および画像処理部302の動作の切り替えと制御する構成にすることもできる。
また、本実施形態においては、図6に示した表示レイテンシ短縮モードの処理手順において、ステップS4で画像処理部301と画像処理部302とが並列に実行している記録用の画像処理を一時停止させた後に、画像処理部301と画像処理部302とが実行していた記録用の画像処理の現在までの設定をDRAM600に退避させる場合について説明した。しかし、記録用の画像処理における設定データを退避させるところは、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、画像処理部301および画像処理部302のそれぞれに、画像処理で用いる設定データを記憶するレジスタを2つずつ備えるなど、画像処理部内で設定データを退避させることができる構成であってもよい。この場合には、例えば、CPU700は、ステップS4においてそれぞれの画像処理部内で設定データを退避させるための制御を行い、ステップS9においてそれぞれの画像処理部内で退避させた設定データを復帰させるための制御を行うことになる。
以上、本発明の実施形態について、図面を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においての種々の変更も含まれる。
10・・・撮像装置
100・・・イメージセンサ(固体撮像装置)
200・・・撮像部(固体撮像装置,撮像部)
301,302・・・画像処理部
400・・・表示処理部
401・・・表示デバイス(表示装置)
500・・・メディアI/F部
501・・・記録媒体
600・・・DRAM
700・・・CPU(制御部)

Claims (9)

  1. 入射された被写体光に応じた画素信号を、予め定めた第1の同期信号のタイミングから出力する固体撮像装置を具備し、該固体撮像装置が出力した前記画素信号に応じた撮像画像データを出力する撮像部と、
    前記撮像部から出力された前記撮像画像データに対して第1の画像処理を行った第1の画像データ、または前記撮像画像データに対して第2の画像処理を行った第2の画像データのいずれか一方の画像データを生成する複数の画像処理部と、
    予め定めた第2の同期信号のタイミングから入力された画像データに応じた画像を表示する表示装置に、前記第2の画像データを出力し、前記第2の画像データに応じた画像を表示させる表示処理部と、
    前記第1の同期信号と前記第2の同期信号との位相差の設定を変更するとともに、複数の前記画像処理部のそれぞれが実行する画像処理を切り替える制御部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御部は、
    複数の前記画像処理部の予め定めた画像処理部が前記第1の画像データを生成し、前記予め定めた前記画像処理部と異なる画像処理部が前記第2の画像データを生成する場合に、前記第1の同期信号と前記第2の同期信号との位相差の設定を第1の位相差に設定し、
    前記第1の同期信号と前記第2の同期信号との位相差の設定を、前記第1の位相差よりも短い第2の位相差に設定する場合には、複数の前記画像処理部の所定の複数の画像処理部が、同じ前記撮像画像データに対する前記第1の画像処理または前記第2の画像処理のいずれか一方の画像処理を分担して並列に実行するように、複数の前記画像処理部のそれぞれが実行する画像処理を切り替える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1の同期信号と前記第2の同期信号との位相差の設定を前記第2の位相差に設定した状態で前記第1の同期信号を検知すると、該検知した前記第1の同期信号に対応したタイミングで、最初に、前記所定の複数の画像処理部が前記第2の画像処理を分担して並列に実行するように切り替え、
    該第2の画像処理によって前記第2の画像データの生成が終了した後に、前記所定の複数の画像処理部が前記第1の画像処理を分担して並列に実行するように切り替える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第2の位相差の設定で、前記所定の複数の画像処理部が前記第1の画像処理を分担して並列に実行しているときに前記第1の同期信号を検知すると、該検知した前記第1の同期信号に対応したタイミングで、前記所定の複数の画像処理部が現在実行している前記第1の画像処理を中断し、中断した該第1の画像処理の現在の設定や状態をそれぞれ退避させた後に、前記所定の複数の画像処理部に前記第2の画像処理を分担して並列に実行させ、
    該第2の画像処理によって前記第2の画像データの生成が終了した後に、中断した前記第1の画像処理の設定や状態をそれぞれ復帰させ、その後、前記所定の複数の画像処理部に続きの前記第1の画像処理を再開させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、
    前記撮像画像データの領域を左右方向に複数の領域に分割し、該分割した領域のそれぞれの撮像画像データに対する前記第1の画像処理または前記第2の画像処理のいずれか一方の画像処理を、複数の前記画像処理部のいずれかの画像処理部に実行させることによって、分割前の同じ前記撮像画像データに対する前記第1の画像処理または前記第2の画像処理のいずれか一方の画像処理を、複数の前記画像処理部で分担して並列に実行させる、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記制御部は、
    前記撮像画像データの領域を上下方向に複数の領域に分割し、該分割した領域のそれぞれの撮像画像データに対する前記第1の画像処理または前記第2の画像処理のいずれか一方の画像処理を、複数の前記画像処理部のいずれかの画像処理部に実行させることによって、分割前の同じ前記撮像画像データに対する前記第1の画像処理または前記第2の画像処理のいずれか一方の画像処理を、複数の前記画像処理部で分担して並列に実行させる、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記制御部は、
    前記撮像画像データの領域を上下左右方向に複数のブロック領域に分割し、該分割したブロック領域のそれぞれの撮像画像データに対する前記第1の画像処理または前記第2の画像処理のいずれか一方の画像処理を、複数の前記画像処理部のいずれかの画像処理部に実行させることによって、分割前の同じ前記撮像画像データに対する前記第1の画像処理または前記第2の画像処理のいずれか一方の画像処理を、複数の前記画像処理部で分担して並列に実行させる、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の撮像装置。
  8. 前記第1の画像処理は、
    前記撮像画像データに応じた画像を記録するための記録画像データを、前記第1の画像データとして生成する記録用の画像処理であり、
    前記第2の画像処理は、
    前記固体撮像装置が前記第1の同期信号のタイミングに基づいて出力した各フレームの画素信号に応じたそれぞれのフレームの前記撮像画像データに応じた画像を前記表示装置に表示するための表示画像データを、前記第2の画像データとして生成する表示用の画像処理である、
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1の項に記載の撮像装置。
  9. 入射された被写体光に応じた画素信号を、予め定めた第1の同期信号のタイミングから出力する固体撮像装置が出力した前記画素信号に応じた撮像画像データを出力する撮像ステップと、
    前記撮像ステップによって出力された前記撮像画像データに対して第1の画像処理を行った第1の画像データ、または前記撮像画像データに対して第2の画像処理を行った第2の画像データのいずれか一方の画像データを生成する複数の画像処理ステップと、
    予め定めた第2の同期信号のタイミングから入力された画像データに応じた画像を表示する表示装置に、前記第2の画像データを出力し、前記第2の画像データに応じた画像を表示させる表示処理ステップと、
    前記第1の同期信号と前記第2の同期信号との位相差の設定を変更するとともに、複数の前記画像処理ステップのそれぞれが実行する画像処理を切り替える制御ステップと、
    を含むことを特徴とする撮像方法。
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