JP5230353B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
また、本発明に係る撮像装置は、映像データを生成する撮像手段と、前記撮像手段により得られた映像データを処理する複数の処理手段と、前記処理手段により処理される映像データを記憶する記憶手段であって、複数の記憶領域を有し、前記記憶領域の単位で、通常動作状態と、前記通常動作状態よりも消費電力が少ない低消費電力状態とに制御が可能な記憶手段と、パワー制御を行う制御手段であって、撮影モードを検出し、前記撮影モードに応じて、前記記憶手段を、前記通常動作状態と前記低消費電力状態とに制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記映像データのフィールド単位又はフレーム単位で、前記撮影モードにおいて前記処理手段による処理のために使用される前記記憶領域を検出し、前記処理手段による処理のために使用される前記記憶領域を前記通常動作状態とし、前記処理手段による処理のために使用されない前記記憶領域を前記低消費電力状態とすることを特徴とする。
図1に示す撮像装置において、レンズ11により結像された映像は、撮像素子であるセンサ部12へ入射される。センサ部12に入射された映像は、センサ部12で光電変換され、AD(アナログ−デジタル)変換部13でAD変換される。
上述した信号処理部15、動画リサイズ部16、NR部17、ビデオIF部18、動画符号化部19、IP変換部20、静止画リサイズ部21、静止画符号化部22、及びカードIF部23によって映像データに係る各種処理を施す処理手段が構成される。なお、これらの全部ではなく一部によって、処理手段を構成するようにしても良い。
センサ部12により得られた映像データは、信号処理部15で処理されてメモリA29の領域VFR0へ格納される。次のフィールド周期で、動画リサイズ部16は、領域VFR0から映像データを読み出し、図示しない表示部への表示サイズにリサイズしてメモリA29の領域VFR1へ格納する。ビデオIF部18は、領域VFR1から表示サイズにリサイズされた映像データを読み出し、図示しない表示部へ出力する。
センサ部12により得られた映像データは、信号処理部15で処理されてメモリA29の領域VFR0へ格納される。次のフィールド周期で、動画リサイズ部16は、領域VFR0から映像データを読み出し、動画サイズにリサイズしてメモリA29の領域VFR1へ格納する。NR部17は、リサイズされた映像データを領域VFR1から読み出し、ノイズリダクション処理を行いメモリA29の領域VFR2へ格納する。ビデオIF部18は、領域VFR2からノイズリダクション処理された映像データを読み出して表示部、動画記録処理部へ供給する。
センサ部12の全画素について読み出した映像データは、信号処理部15で処理されてメモリB30の領域YCC0へ格納される。動画リサイズ部16は、領域YCC0から映像データを読み出し、動画サイズにリサイズしてメモリA29の領域VFR1へ格納する。NR部17は、リサイズされた映像データを領域VFR1から読み出し、ノイズリダクション処理を行いメモリA29の領域VFR2へ格納する。ビデオIF部18は、領域VFR2からノイズリダクション処理された映像データを読み出して表示部、動画記録処理部へ供給する。
プレビュー表示を行っているとき、領域VFR2及び領域VFR3からなるメモリA29の領域BとメモリB30は使用されない。したがって、メモリパワー制御部28による制御によって、プレビュー表示動作時には、メモリA29の領域B及びメモリB30はパワーダウン状態(もしくは電流供給が停止された状態)とされる。
システム制御部26は、フィールド周期単位(又はフレーム周期単位)で撮像装置における撮影モードの遷移を観測しており、例えば、図6に示すように通常の動画撮影時である期間2Vにおいて静止画の同時撮影を開始する指示を検出する。期間2Vで静止画の同時撮影の開始指示が検出されると、期間3V〜4Vにおいてセンサ部12等の駆動が切り替わる。例えば、撮像素子であるセンサ部12での信号の読み出しモードが切り替えられる。
システム制御部26は、フィールド周期単位(又はフレーム周期単位)で撮像装置における撮影モードの遷移を観測しており、例えば、図7に示すように通常の動画撮影時である期間3Vにおいて高解像度の動画撮影を開始する指示を検出する。システム制御部26が高解像度の動画撮影の開始指示を検出すると、期間4Vでセンサ部12等の駆動が切り替わる。以降、動画リサイズ部16は期間5Vの開始から、NR部17は期間6Vの開始から、ビデオIF部18は期間7Vの開始から、通常動画処理から高解像度動画処理に処理が各々切り替わる。
ここで、シャッタースピードが1/7.5sである場合、8フィールド単位でセンサ部12等が駆動される。それに伴い、撮影された映像データに係る各処理は離散的に行われる。
センサ部12により得られた映像データは、信号処理部15で処理されてメモリA29の領域VFR0へ格納される。動画リサイズ部16は、領域VFR0から映像データを読み出し、それをリサイズ処理してメモリB30の領域YCC0へ格納する。ビデオIF部18は、領域VFR1から映像データを読み出して表示部、動画記録処理部へ供給する。
センサ部12により得られた映像データは、信号処理部15で処理されてメモリA29の領域VFR0へ格納される。動画リサイズ部16は、領域VFR0から映像データを読み出し、それをリサイズ処理してメモリB30の領域YCC0へ格納する。NR部17は、領域YCC0から映像データを読み出してノイズリダクション処理を行いメモリA29の領域VFR1へ格納する。ビデオIF部18は、領域VFR1から映像データを読み出して表示部、動画記録処理部へ供給する。
NR部17は、メモリB30の領域YCC0から映像データを読み出してノイズリダクション処理を行いメモリA29の領域VFR1へ格納する。ビデオIF部18は、領域VFR1から映像データを読み出して表示部、動画記録処理部へ供給する。
撮像装置に対して電源が投入されると、システム制御部26からの指示に応じて、メモリパワー制御部28は、メモリA29のパワーアップシーケンスを行う(S1)。次に、メモリパワー制御部28は、メモリA29の領域Bにセルフリフレッシュ設定をして、プレビュー表示に必要な領域Aのみをパワーオン状態(通常動作状態)にする(S2)。
まず、パワーアップシーケンスが開始されると、メモリに対するクロックの供給が開始され(S11)、その後、200μsの期間、ウエイトする(S12)。次に、メモリに対してPRE_ALLコマンド及びREFコマンドが発行され(S13、S14)、続いてメモリへのモード設定(MRSコマンドの発行)が行われる(S15)。最後に、タイミング調整(キャリブレーション)が行われ(S16)、パワーアップシーケンスが完了する。
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置又はシステム内のコンピュータ(CPU又はMPU)に対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムを供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータに格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、前記ソフトウェアのプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム自体は本発明を構成する。また、そのプログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、供給されたプログラムがコンピュータにて稼働しているオペレーティングシステム又は他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたプログラムがコンピュータに係る機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムの指示に基づいてその機能拡張ボード等に備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
15 信号処理部
16 動画リサイズ部
17 ノイズリダクション部
18 ビデオインタフェース部
19 動画符号化部
20 IP変換部
21 静止画リサイズ部
22 静止画符号化部
23 カードインタフェース部
24 顔検出リサイズ部
25 顔検出部
26 システム制御部
27 アクセス制御部
28 メモリパワー制御部
29、30 メモリ
Claims (12)
- 映像データを生成する撮像手段と、
前記撮像手段により得られた映像データを処理する複数の処理手段と、
前記処理手段により処理される映像データを記憶する記憶手段と、
パワー制御を行う制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記映像データのフィールド単位又はフレーム単位で撮影モードを検出し、前記検出された撮影モードに応じて、前記記憶手段を、通常動作状態と、前記通常動作状態よりも消費電力が少ない低消費電力状態とに制御することを特徴とする撮像装置。 - 前記記憶手段は複数の記憶領域を有し、前記制御手段は、前記検出された撮影モードにおける前記処理手段による処理のために使用される前記記憶領域を前記通常動作状態とし、前記検出された撮影モードにおける前記処理手段による処理のために使用されない前記記憶領域を前記低消費電力状態とすることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記撮影モードは、前記処理手段により処理された映像データを表示部に表示するプレビュー表示モードと、前記処理手段により前記映像データに動画用の処理を施して記録媒体に記録する動画撮影モードとを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記撮影モードとして第1の撮影モードが検出され、前記検出された第1の撮影モードにおける処理のために使用される記憶領域が前記低消費電力状態であった場合、前記第1の撮影モードの処理の開始前に、前記低消費電力状態の記憶領域を前記通常動作状態にすることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記撮影モードとして第1の撮影モードが検出され、前記検出された第1の撮影モードにおける処理のために使用される記憶領域が前記低消費電力状態であった場合、前記第1の撮影モードを検出した次のフィールド又はフレームにおいて、前記第1の撮影モードにおける処理のために使用される記憶領域を前記通常動作状態にする処理を実行することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
- 映像データを生成する撮像手段と、
前記撮像手段により得られた映像データを処理する複数の処理手段と、
前記処理手段により処理される映像データを記憶する記憶手段であって、複数の記憶領域を有し、前記記憶領域の単位で、通常動作状態と、前記通常動作状態よりも消費電力が少ない低消費電力状態とに制御が可能な記憶手段と、
パワー制御を行う制御手段であって、撮影モードを検出し、前記撮影モードに応じて、前記記憶手段を、前記通常動作状態と前記低消費電力状態とに制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記映像データのフィールド単位又はフレーム単位で、前記撮影モードにおいて前記処理手段による処理のために使用される前記記憶領域を検出し、前記処理手段による処理のために使用される前記記憶領域を前記通常動作状態とし、前記処理手段による処理のために使用されない前記記憶領域を前記低消費電力状態とすることを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、第1の処理のために使用されると検出された記憶領域が前記低消費電力状態であった場合、前記処理手段による前記第1の処理の開始前に、前記検出された記憶領域を前記通常動作状態にすることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
- 前記記憶手段は複数のメモリを含み、前記制御手段は、前記メモリの単位で、前記通常動作状態と前記低消費電力状態とに制御することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の撮像装置。
- 前記記憶手段は複数のバンクを含み、前記制御手段は、前記バンクの単位で、前記通常動作状態と前記低消費電力状態とに制御することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の撮像装置。
- 映像データを生成する撮像手段と、
動画撮影モードにおいて前記撮像手段により得られた映像データに動画用の処理を施すと共に、前記動画撮影モードにおける静止画撮影の指示に応じて、前記撮像手段により得られた映像データに対し静止画用の処理を施す処理手段と、
前記処理手段により処理される映像データを記憶する記憶手段であって、複数の記憶領域を有し、前記記憶領域の単位で、通常動作状態と、前記通常動作状態よりも消費電力が少ない低消費電力状態とに制御が可能な記憶手段と、
パワー制御を行う制御手段であって、前記動画撮影モードにおいて、前記動画用の処理のために使用される前記記憶領域を前記通常動作状態とし、前記静止画用の処理のために使用される前記記憶領域を前記低消費電力状態とする制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記動画撮影モードにおいて、前記静止画撮影の指示を、前記映像データのフィールド単位又はフレーム単位で検出し、前記動画撮影モードにおいて前記静止画撮影の指示を検出した場合に、前記静止画用の処理のために使用される前記記憶領域を前記通常動作状態とし、前記静止画用の処理が終了した後に、前記静止画用の処理のために使用される前記記憶領域を前記低消費電力状態とすることを特徴とする撮像装置。 - 映像データを生成する撮像手段と、記憶手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
前記記憶手段を使用して、前記撮像手段により得られた映像データを処理する処理工程と、
前記映像データのフィールド単位又はフレーム単位で撮影モードを検出し、前記検出された撮影モードに応じて、前記記憶手段を、通常動作状態と、前記通常動作状態よりも消費電力が少ない低消費電力状態とに制御する制御工程とを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 映像データを生成する撮像手段と、複数の記憶領域を有し、前記記憶領域の単位で、通常動作状態と、前記通常動作状態よりも消費電力が少ない低消費電力状態とに制御が可能な記憶手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
前記記憶手段を使用して、前記撮像手段により得られた映像データを処理する処理工程と、
撮影モードを検出し、前記撮影モードに応じて、前記記憶手段を、前記通常動作状態と前記低消費電力状態とに制御する制御工程とを有し、
前記制御工程は、前記映像データのフィールド単位又はフレーム単位で、前記撮影モードにおいて前記処理工程による処理のために使用される前記記憶領域を検出し、前記処理工程による処理のために使用される前記記憶領域を前記通常動作状態とし、前記処理工程による処理のために使用されない前記記憶領域を前記低消費電力状態とすることを特徴とする撮像装置の制御方法。
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