JP2000201288A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2000201288A
JP2000201288A JP11001377A JP137799A JP2000201288A JP 2000201288 A JP2000201288 A JP 2000201288A JP 11001377 A JP11001377 A JP 11001377A JP 137799 A JP137799 A JP 137799A JP 2000201288 A JP2000201288 A JP 2000201288A
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JP11001377A
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Akira Inoue
晃 井上
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動画像及び静止画像データを同時に記録し得る
電子カメラにおいて、より高画質な静止画像を取得し得
る電子カメラを提供することである。 【解決手段】被写体像を光電変換する第1の撮像素子4
6を含む動画用の第1の撮像手段55と、被写体像を光
電変換し、第1の撮像素子よりも多画素の第2の撮像素
子28を含む静止画用の第2の撮像手段30と、動画像
データを生成する第1の記録手段と、静止画像データを
生成する第2の記録手段と、動画像データと静止画像デ
ータを記録する記録媒体48・40と、動画像を記録指
示する第1の記録操作手段77と、静止画像を記録指示
する第2の記録操作手段76とを備え、各画像データの
記録動作を単独で実行し得ると共に、動画像の記録動作
中にはこれを中断せずに静止画像の記録動作を並行して
実行するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子カメラ、詳
しくは撮影光学系により結像される被写体像を光電変換
する撮像素子を利用して、動画像及び/又は静止画像を
表わす画像データを記録媒体に記録し得る電子カメラに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、撮影レンズ等の撮影光学系によっ
て結像される被写体像をCCD(Charge Coupled De
vice;電荷結合素子)等からなる撮像素子を利用して電
気信号に光電変換し、これにより得られた電気的な画像
信号をデジタルデータ等の画像データとして記録媒体等
に記録し得るように構成されたデジタルスチルカメラや
デジタルビデオカメラ等(以下、単に電子カメラとい
う)が広く普及している。
【0003】このような従来の電子カメラにおいては、
動画像を表わす画像データを記録媒体に記録し得ると共
に、静止画像を表わす画像データを記録媒体に記録し得
るように構成したものが、例えば特開平7−28400
5号公報、特開平7−7647号公報等によって種々提
案されており、また一般的に実用化されている。
【0004】上記特開平7−284005号公報によっ
て開示されている電子カメラは、撮影光学系により結像
された被写体像を光電変換する撮像素子を一つ備え、こ
の単一の撮像素子を用いて生成された画像信号に基づい
て動画像を表わす画像データ(以下、動画像データとも
いう)と静止画像を表わす画像データ(以下、静止画像
データともいう)とを同時に生成し、これらの画像デー
タを所定の記録媒体に記録するようにしている。そし
て、動画像データを生成するための画像信号を扱う動画
像専用記録系と、静止画像データを生成するための画像
信号を扱う静止画像専用記録系とをそれぞれ独立させて
設けることにより、動画像データ及び静止画像データと
を同時に記録することができるようにしているというも
のである。
【0005】また、上記特開平7−7647号公報に開
示されている電子カメラは、複数の記録動作モード、例
えば静止画像を記録するための静止画像記録モード、音
声を記録するための音声記録モード、動画像を記録する
ための動画記録モード等、複数の記録動作モードを有す
ると共に、これらの動作モードを切り換えるモード切換
スイッチ等からなる切換手段を備えて構成したものであ
る。そして、この電子カメラによって記録動作を実行す
る際には、その都度モード切換スイッチを操作して所望
の動作モードに切り換えるようにするというものであ
る。
【0006】なお、この特開平7−7647号公報によ
って開示されている電子カメラにおいては、撮影又は音
声記録の各動作を開始させるため指令を発生させるため
の操作部材(スタート/ストップボタン)は、全ての記
録モードにおいて共通のものを用いるようにしており、
記録動作を開始する際には、これとは別に設けた上記モ
ード切換スイッチに連動した切換ボタンを記録動作に先
立って予め操作し、所望の記録モードを設定しておくよ
うになっている。そして、設定した動作モードの状態
は、これらの操作部材の近傍に配置されている情報表示
手段の表示画面上に表示されるようにしている。これに
より、様々な記録対象について単一の装置(電子カメ
ラ)で記録することができるというものである。
【0007】一方、撮像素子等を有するカメラ部を複数
備えてなる電子カメラシステムについての提案が、例え
ば特開平8−237648号公報等によって従来よりな
されている。
【0008】上記特開平8−237648号公報に開示
されている電子カメラは、動体を撮影するのに最適化さ
れた動体優先カメラと、静物を撮影するのに最適化され
た静物優先カメラとの二つのカメラ部を有して構成され
ている。そして、これにより撮影を行なう場合には、被
写体に応じてこれら二つのカメラのいずれか一方を使用
するように所定の切り換え操作を行なうことで、最適な
画質の画像データを得るようにしたものである。
【0009】さらに、従来においては、撮影光学系によ
り結像された被写体像を写真フイルムに露光することに
より所望の画像を取得すると同時に、同被写体像を受け
てこれを光電変換することで電気的な画像信号を取得す
る撮像素子を設け、これによって得られた動画像信号に
より生成される動画像データを所定の記録媒体に記録す
るようにした、いわゆる複合カメラについての提案が、
例えば特開平8−125895号公報等によってなされ
ている。
【0010】ところで、一般的な従来の電子カメラにお
いては、撮像素子によって取得される画像信号に基づい
て生成される画像の品質、いわゆる画質は、適用される
撮像素子の画素数に依存しており、撮像素子の画素数に
比例して高画質な画像を得ることができるようになって
いる。したがって、より高画質な画像を表わす画像信号
を取得するためには、多画素タイプの撮像素子を用いる
のが、一般的に望ましいものとされている。
【0011】そこで、主に静止画像を表わす静止画像デ
ータを取得し記録するように構成された電子カメラで
は、撮像素子によって得られる画像信号に基づいて生成
される静止画像の高画質化に対する要求が、近年におい
て特に強く所望されている。このことから、静止画像デ
ータのみを扱う電子カメラにおいては、近年、より多く
の画素数を有する多画素タイプの撮像素子が用いられる
傾向にある。
【0012】しかし、その反面、多画素タイプの撮像素
子によって得られる画像信号を構成する画像ファイル
は、そのファイルサイズが大きいものとなるので、これ
に起因して表示装置等によって画像を表示する際の表示
速度や画像ファイルを読み出す(ロードする)際の読出
速度、また撮像素子により取得した画像信号に対して施
す所定の画像処理にかかる時間や、画像データを記録媒
体に記録する際の記録速度等が遅くなってしまうことに
なる。
【0013】一方、従来の電子カメラにおいて、撮影光
学系により結像された被写体像を撮像素子を用いて光電
変換し、これにより動画像データを取得する場合には、
次のような手段が用いられるのが普通である。即ち、撮
像素子は、撮影光学系により結像された被写体像を順次
光電変換し、これにより得られる静止画像を表わす画像
信号を順次出力するようになっている。そして、この撮
像素子からの出力信号に対して所定の信号処理を施した
後、その一連の画像信号を動画像データとして記録媒体
に記録するようにしている。つまり、動画像データは、
複数の静止画像データにより構成されているものであ
る。
【0014】このようにして記録された動画像データを
構成する複数の静止画像データは、所定のレート(例え
ば30画像毎秒;fps)によって連続的に表示される
ように所定の信号処理がなされた上で表示装置等に出力
され、これにより動画像として表示することができるよ
うになる。
【0015】また、従来の電子カメラでは、上述のよう
にして記録される動画像データとは別に、撮影動作時に
おける撮像素子からの出力を信号処理回路を介して表示
装置に出力することで、これにより動画像の表示を行な
うようにしているのが普通である。
【0016】つまり、従来の電子カメラにおける表示装
置は、観察用の画像を表示することで撮影時における構
図や画像の状態等を確認するための電子ビューファイン
ダーの役目をしていると共に、記録済みの画像を表示さ
せる画像再生装置としての役目を兼ね備えているもので
ある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、多画素タイ
プの撮像素子を用いることにより高画質な静止画像デー
タを取得し得るようにした電子カメラにおいて、動画像
データをも取得し得るように構成した場合には、次に示
すような問題が生じる。
【0018】即ち、多画素タイプの撮像素子を適用した
電子カメラでは、上述したように一画像当たりの画像フ
ァイルサイズが大きくなることから、表示装置を制御す
るための表示回路等による画像信号の読出速度や処理速
度が遅くなってしまうことに起因して表示装置の表示部
への表示速度等も遅くなってしまうことになる。する
と、撮影動作時においては、撮像素子により得られた画
像信号を動画像として表示するための所定の表示速度を
確保することができず、よってスムーズな動画像を表示
装置の表示部に表示することができないことになる。
【0019】また、再生表示を行なう際には、画像の表
示速度が遅くなると所望の画像を表示させるまでに時間
がかかってしまうので、電子カメラ自体の使用感を損ね
てしまうという問題点がある。
【0020】さらに従来の表示装置としては、主に液晶
表示装置(LCD)等が利用されていることから再生表
示速度が遅いと、LCDを駆動させる時間が長くなり、
これに伴なって無駄な電力が消費されてしまうことにも
なる。
【0021】そこで、多画素タイプの撮像素子を利用す
る従来の電子カメラ等においては、撮影動作時における
動画像を所定の速度で表示させるために、例えば表示回
路が表示に適した画像信号を生成するための画像処理時
に、いわゆる間引き処理等を施す等の手段を用いること
によって、画像ファイルの縮小化を行なう等の手段が考
えられている。
【0022】しかし、このような間引き処理等を施した
場合には、表示装置に表示される表示画像の画質の劣化
は避けられない。したがって、撮影動作時に表示装置の
表示部に表示される画像を利用して構図等の確認を行な
うことはできるが、露出状態や焦点調整状態等を確認す
るといったことはできないので、望ましい手段であると
は言えない。
【0023】一方、上記特開平7−284005号公報
によって開示されている手段によれば、撮影光学系や撮
像素子等からなる撮像系の構成を単一のものとしている
ことから、単純に多画素タイプの撮像素子を適用する
と、上述した種々の問題が生じてしまうことは明らかで
ある。したがって、同手段によって、快適な動作速度等
を確保するためには、比較的少ない画素数からなる撮像
素子を利用せざるを得ないことになる。
【0024】このことは、動画像の表示及び再生及び記
録動作を快適に実行することができる反面、取得し得る
静止画像の画質は、多画素タイプの撮像素子を利用した
ものに比べて、かなり見劣りのするものとなる。この点
において、同手段は、撮像素子により取得された静止画
像データから生成される静止画像の画質の向上は、望み
得ないことになる。
【0025】また、上記特開平8−237648号公報
に開示されている手段によれば、動体を撮影するのに最
適化された動体優先カメラと、静物を撮影するのに最適
化された静物優先カメラとの二つのカメラを有して構成
されていることから、システムが大きくなってしまい、
携帯して使用するような用途には適したものではない。
また、使用するカメラを切り換える操作に連動させて選
択されたカメラに適した信号処理を行なうように電気的
な切り換えを行なうようにしているので、動画像と静止
画像とを同時に記録することはできない構成である。
【0026】さらに上記特開平8−125895号公報
に開示されている手段は、写真フイルムに静止画像を記
録し、撮像素子によって取得される画像信号からは、動
画像データのみを生成し記録するようにしたものであっ
て、撮像素子を利用して静止画像データを取得すること
についての記載はない。
【0027】なお、同手段において動画像データを取得
するために配設されている撮像素子を利用して静止画像
データをも合わせて記録し得るような構成とすることも
可能であるが、この場合には、上述の特開平7−284
005号公報に開示されている手段と同様に配設されて
いる撮像素子は一つのみであるので、動画像を扱うこと
を考慮すると多画素タイプの撮像素子を適用して、快適
な処理を行なわしめることは困難である。したがって、
高画質な静止画像を表わす画像データを取得することは
困難なことである。
【0028】そして、上記特開平7−7647号公報に
開示されている手段においても、単一の撮像素子のみを
用いて動画像や静止画像を記録するようにしており、さ
らに記録を行なうために各種の動作モードを選択し切り
換えるようにしているので、動画像データと静止画像デ
ータとを同時に記録することはできない構成になってい
る。
【0029】さらに、この特開平7−7647号公報に
開示されている手段では、記録動作を行なうのに先立っ
て操作者が所望の動作モードを選択し設定する必要があ
る。そして所望の動作モードに設定した後、単一の操作
部材を操作して所定の記録動作を開始させるように構成
されている。このことから、撮影時における操作が煩雑
になっていると共に、複数の操作部材をそれぞれ設ける
必要があり、カメラ自体の小型化に影響を及ぼす虞があ
る。
【0030】また、同公報に開示されている手段では、
設定されている動作モードが、操作者の所望の動作モー
ドとなっているか否かは、情報表示パネルを視認するし
か手段がないので、確実に所望の動作モードに設定され
ていないような場合にも、それに気がつかずに撮影動作
を続行してしまう虞がある。
【0031】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、動画像データと
静止画像データとを同時に記録し得るようになされた電
子カメラにおいて、より高画質な静止画像を表わす静止
画像データを記録し得ると共に、動画像データを快適に
記録し得る電子カメラを提供することである。
【0032】また、動画像データの記録動作の実行中に
おいても、所望するときには、実行中の記録動作を中断
させることなく、静止画像データの記録動作を並行して
実行することができる電子カメラを提供することを目的
とする。
【0033】さらに、静止画像データの記録動作や動画
像データの記録動作を行なうに際しては、複雑な操作手
順を不要とし、より簡単な操作によって所望の記録動作
を実行することができ、より良好な操作性を備えた電子
カメラを提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による電子カメラは、被写体像を結像さ
せる撮影光学系を有してなる撮影レンズユニットと、上
記撮影光学系により結像される被写体像を受けて電気的
な画像信号に光電変換する第1の撮像素子を有する動画
用の第1の撮像手段と、上記撮影光学系により結像され
る被写体像を受けて電気的な画像信号に光電変換する撮
像素子であって、上記第1の撮像素子よりも多い画素数
からなる第2の撮像素子を有する静止画用の第2の撮像
手段と、上記第1の撮像手段の出力信号を受けて記録す
るのに最適な形態の動画像データを生成する動画用の第
1の記録手段と、上記第2の撮像手段の出力信号を受け
て記録するのに最適な形態の静止画像データを生成する
静止画用の第2の記録手段と、上記第1の記録手段又は
上記第2の記録手段により生成された動画像データ及び
/又は静止画像データを記録する記録媒体と、動画像デ
ータの記録動作を指示するための動画像用の第1の記録
操作手段と、静止画像データの記録動作を指示するため
の静止画像用の第2の記録操作手段とを具備し、静止画
像データのみ若しくは動画像データのみの記録動作を単
独で実行し得ると共に、上記第1の記録操作手段の指示
により動画像データの記録動作の実行中に、上記第2の
記録操作手段によって静止画像データの記録動作を実行
するよう指示された場合には、実行中の動画像データの
記録動作を中断することなく静止画像データの記録動作
を並行して実行し得るようにしたことを特徴とする。
【0035】また、第2の発明は、上記第1の発明によ
る電子カメラにおいて、上記記録媒体は、上記第1の記
録手段により生成された動画像データを記録する動画像
用の第1の記録媒体と、上記第2の記録手段により生成
された静止画像データを記録する静止画像用の第2の記
録媒体との複数の記録媒体により構成されていることを
特徴とする。
【0036】そして、第3の発明は、上記第1の発明又
は上記第2の発明による電子カメラにおいて、上記第1
の記録操作手段は、上記第2の記録操作手段の近傍に配
置されており、上記第1の記録操作手段の操作方向は、
上記第2の記録操作手段の操作方向に対して略直交する
方向となるように構成されていることを特徴とする。
【0037】第4の発明は、上記第1の発明による電子
カメラにおいて、上記第2の記録操作手段が操作された
ときには、上記第1の撮像手段と上記第1の記録手段へ
の電力の供給を禁止するようになされていることを特徴
とする。
【0038】したがって、本発明による電子カメラは、
撮影レンズユニット内部に設けられた上記撮影光学系に
より結像される被写体像を受けて、これを第1の撮像素
子を有する動画用の第1の撮像手段が電気的な画像信号
に光電変換し、上記撮影光学系により結像される被写体
像を受けて、これを上記第1の撮像素子よりも多い画素
数からなる第2の撮像素子を有する静止画用の第2の撮
像手段が電気的な画像信号に光電変換し、上記第1の撮
像手段の出力信号を受けて記録するのに最適な形態の動
画像データを動画用の第1の記録手段が生成し、上記第
2の撮像手段の出力信号を受けて記録するのに最適な形
態の静止画像データを静止画用の第2の記録手段が生成
し、上記第1の記録手段又は上記第2の記録手段により
生成された動画像データ及び/又は静止画像データは記
録媒体に記録され、動画像用の第1の記録操作手段が動
画像データの記録動作を指示し、静止画像用の第2の記
録操作手段が静止画像データの記録動作を指示する。こ
れにより、静止画像データのみ若しくは動画像データの
みの記録動作を単独で実行し得ると共に、上記第1の記
録操作手段の指示により動画像データの記録動作の実行
中に、上記第2の記録操作手段によって静止画像データ
の記録動作を実行するよう指示された場合には、実行中
の動画像データの記録動作を中断することなく静止画像
データの記録動作を並行して実行する。
【0039】また、上記第1の記録手段により生成され
た動画像データは、動画像用の第1の記録媒体に記録さ
れ、上記第2の記録手段により生成された静止画像デー
タは、静止画像用の第2の記録媒体との複数の記録媒体
に記録される。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1、図2は、本発明の一実施形態
の電子カメラの内部構成を示すブロック構成図であっ
て、図1は前半部を、図2は後半部を示している。ま
た、図3、図4は、本電子カメラにおいて画像の記録動
作を開始させる際に使用する操作部材の詳細を示す図で
あって、図3は本電子カメラの上面図を示し、図4は、
図3のD−D線に沿う要部拡大断面図を示している。な
お、図3、図4においては、その他の構成部材について
は図示を省略している。
【0041】図1、図2に示すように、本電子カメラ1
は、所望の被写体像を光学的な手段(光学系)で結像さ
せ、これにより結像された被写体像を電気的な信号に光
電変換する撮像系を構成するブロックと、被写体からの
光束(以下、被写体光束という)を受けて焦点検出動作
や測光動作を行なってAF処理、AE処理等を行なうA
F系、AE系を構成するブロックと、光学系及び撮像系
によって得られた画像信号に対して所定の処理を施し
て、記録処理、再生処理等を行なう信号処理系を構成す
るブロックと、電源に関する構成部材等からなる電源系
のブロック等によって構成されており、本電子カメラ1
を構成する全ての電気回路は、制御手段である制御回路
61によって制御されるようになっている。
【0042】本電子カメラ1における光学系及び撮像
系、AF系、AE系等からなる前半部のブロック(図1
参照)は、以下のように構成される。即ち、被写体光束
を集光し被写体像を結像させ得る光学系である撮影光学
系及びこの撮影光学系を構成する各部材を駆動する各種
の駆動部及び駆動手段等からなる撮影レンズユニット1
5と、撮影光学系により結像される被写体像を光電変換
し、主に動画像を表わす画像信号を取得する第1の撮像
手段55と、同様に被写体像を光電変換し、主に静止画
像を表わす画像信号を取得する第2の撮像手段30と、
撮影光学系により結像される被写体像の焦点位置を検出
し合焦動作等を行なうAF系を構成するAFユニット5
4と、撮影光学系を透過した被写体光束に基づいて所望
の被写体について測光動作を行なうAE系を構成するA
Eユニット23と、所望の被写体像を光学的に観察する
ために、例えば対物及び接眼レンズ等からなる観察光学
系により構成される光学ファインダーユニット73と、
撮影光学系を透過した被写体光束を分割し、第1の撮像
手段55及び第2の撮像手段30の双方に導く光束分割
手段である第1ミラー16と、この第1ミラー16によ
り第1の撮像手段55の側へと導かれた被写体光束の光
路を折り曲げてその照射方向を変更する第2ミラー17
と、被写体光束の一部をAFユニット54へと導く第3
ミラー18と、被写体光束を分割し、第1の撮像手段5
5の側とAEユニット23及び光学ファインダーユニッ
ト73の側の双方に導くファインダー光束分割手段であ
る第4ミラー19と、第2ミラー17及び第3ミラー1
8の間にあって被写体光束の光路上に固設され、被写体
像を拡大するレンズ等からなる拡大リレー光学系71等
の各構成部材からなり、これらの各構成部材が本電子カ
メラ1の内部においてそれぞれ所定の位置に配置されて
いる。
【0043】撮影レンズユニット15は、撮影光学系を
構成する各種の光学レンズ、即ち変倍光学系であるズー
ムレンズ群12や合焦光学系(AF光学系)であるAF
レンズ群14等と、撮影光学系により集光される被写体
光束の光量を制限する光量制限手段である絞り部13
と、ズームレンズ群12を駆動するズームモータ24
と、AFレンズ群14を駆動するAFモータ26と、絞
り部13を駆動する絞りアクチュエータ25等によって
構成されている。
【0044】なお、ズームモータ24、絞りアクチュエ
ータ25、AFモータ26は、制御回路61(図2参
照)からの指令を受けて制御される駆動手段である駆動
回路62によって制御されるようになっている。
【0045】第1ミラー16は、被写体光束の光路上に
おいて、撮影光学系の光軸Oに対して角度略45度の傾
斜を有して固設された半透過ミラー(以下、ハーフミラ
ーという)により形成されている。そして、その反射面
は、被写体光束を第1の撮像手段55の側に向けて被写
体光束の一部を導き得るように配置されている。
【0046】したがって第1ミラー16は、被写体光束
の光路上にあって、撮影光学系を透過した被写体光束を
二分割し、一方の光束を透過させて直進させることによ
り第2の撮像手段30へと導くと同時に、他方の光束を
角度略90度折曲げて第2ミラー17に向けて照射する
ことで第1の撮像手段55の側へと導くようにする光束
分割手段の役目をしている。
【0047】第2ミラー17は、第1ミラー16によっ
て角度略90度折り曲げられた被写体光束の光路上に配
置され、同光束の光軸Oに対して角度略45度の傾斜を
有するように固設された全反射ミラーにより構成されて
いる。したがって、この第2ミラー17は、第1ミラー
16により角度略90度折り曲げられた被写体光束を、
さらに角度略90度折り曲げて第3ミラー18に向けて
被写体光束を導くようになっている。
【0048】第3ミラー18は、第2ミラー17によっ
てさらに角度略90度折り曲げられた被写体光束の光路
上に配置され、同光束の光軸Oに対して角度略45度の
傾斜を有するように固設されたハーフミラー等により構
成されている。したがって、この第3ミラー18は、被
写体光束の一部を反射させることで同光束の光路を角度
略90度折り曲げてAFユニット54側へと導くと同時
に、他の一部を透過させて第4ミラー19及びAEユニ
ット23、光学ファインダーユニット73の側へと導く
ように構成されている。
【0049】第4ミラー19は、第3ミラー18を透過
した被写体光束の光路上に配置され、同光束の光軸Oに
対して角度略45度の傾斜を有するように固設されたハ
ーフミラー等により構成されている。したがって、第4
ミラー19は、被写体光束の一部を反射して、その光路
を角略度90度折り曲げて第1の撮像手段55へと導く
と同時に、同光束の他の一部を透過させてAEユニット
23及び光学ファインダーユニット73へと導くように
なっている。
【0050】第4ミラー19と光学ファインダーユニッ
ト73の間における被写体光束の光路上には、光学ファ
インダーユニット73により観察し得る被写体像の合焦
状態を確認し得るようにするためのフォーカシングスク
リーン20が配置されている。このフォーカシングスク
リーン20は、一般的な一眼レフレックスカメラ等に適
用されているものと同様のものであって、例えばすりガ
ラス状のマット面を有する板状の光学部材からなるもの
である。
【0051】第2の撮像手段30は、撮影光学系及び第
1ミラー16を透過した被写体光束によって結像される
被写体像を受けて、これを光電変換処理する光電変換素
子であって、比較的多画素タイプの電荷結合素子(Cha
rge Coupled Device;CCD)等からなる第2の撮像
素子28と、撮影光学系を透過した被写体光束のうち第
2の撮像素子28が受光する光束から高周波成分を取り
除くローパスフイルター(LPF)82と、同光束から
赤外光成分を取り除くためのIRカットフィルター83
と、第2の撮像素子28の受光面に照射される被写体光
束の光量を制限する機械式のシャッター手段であり、例
えばフォーカルプレーン方式の機械式シャッター等から
なるメカシャッター27と、制御回路61からの指令を
受けて第2の撮像素子28を駆動させる駆動手段である
と共に、この第2の撮像素子28からの出力信号を受け
て所定の信号処理を施すことにより主に静止画像を表わ
す画像信号を生成する信号処理手段である第2の撮像回
路31等によって構成されている。そして、メカシャッ
ター27は、制御回路61からの指令を受けて制御され
る駆動回路62を介してシャッターアクチュエータ29
によって駆動制御されるようになっている。
【0052】なお、本実施形態の電子カメラ1において
は、メカシャッター27をフォーカルプレーン方式のシ
ャッター等により構成するものとしている。これは、静
止画像を取得するための第2の撮像素子28の受光面が
受光する被写体光束をより効果的に制限するためには、
撮像素子の受光面近傍にシャッター手段を設けることが
望ましいことから、このような構成としているものであ
る。
【0053】つまり、一般的な電子カメラ等における静
止画像の撮影記録動作直後には、不必要な被写体光束が
撮像素子の受光面に照射されるのを防ぐために、シャッ
タ手段等を用いて被写体光束の光路を遮蔽するようにし
ている。即ち、シャッター手段を閉状態とすることで被
写体光束の光路を遮蔽し、これによって撮像素子により
取得されるべき画像信号に有害光等により生じるノイズ
成分等が混入するのを防いでいる。
【0054】従来の一般的な電子カメラにおいては、撮
影光学系と観察光学系とがそれぞれ別体となるように構
成されているのが普通である。このような構成のもので
は、撮影レンズユニット15の内部に設けられる絞り手
段をシャッター手段としても利用するようにしたり、絞
り手段の近傍にシャッター手段を設けるようにして、所
望の効果を得るようにしている。
【0055】しかし、この場合には、シャッター手段の
配設されている位置と撮像素子の受光面との間の距離が
長くなることから、効果的に有害光等を遮蔽することが
できない場合がある。そこで、シャッター手段と撮像素
子の受光面との間隔はできる限り短くするように配置す
るのが望ましい。
【0056】このことを考慮して、本実施形態の電子カ
メラ1においては、メカシャッター27を第2の撮像素
子28の受光面近傍に設けている。これによれば、第2
の撮像素子28によって取得される画像信号へのノイズ
成分等の混入をより効果的に抑止することができること
から、同画像信号に基づいて生成される静止画像の画質
をより良好なものとすることが容易にできるという効果
がある。
【0057】さらに、本実施形態の電子カメラ1は、撮
影光学系と観察光学系(ファインダー光学系)とを兼用
するようにしたいわゆる一眼レフレックス方式のもので
ある。したがって、従来の電子カメラのように、シャッ
ター手段を撮影レンズユニットの内部に配設する手段で
は、次に示すような問題が生じる。
【0058】即ち、上述したようにシャッター手段は、
撮像素子による撮影記録動作直後に撮像素子への入射光
(被写体光束)を遮蔽するために閉状態となるものであ
るが、この場合においては、撮影記録動作直後の所定の
時間、シャッター手段の閉動作によって被写体光束の光
路が遮断されることになる。
【0059】このとき、撮影光学系と観察光学系とがそ
れぞれ別体となるように構成されている従来の電子カメ
ラでは、撮影光学系から撮像素子への被写体光束の光路
が遮断されるのみであって、撮影光学系により被写体像
を観察することができる状態は確保されている。
【0060】しかし、本電子カメラ1のような一眼レフ
レックスカメラにおいて、シャッター手段を撮影レンズ
ユニットの内部に設けた場合には、撮影光学系を透過し
た被写体光束は、ここで遮断されてしまうので、第2の
撮像手段30のみならず、光学ファインダーユニット7
3又は後述する第1の撮像手段55へも到達することが
できないことになる。したがって、撮影レンズユニット
15の内部にシャッター手段を配置した場合には、同シ
ャッター手段が閉状態とされている所定の時間の間は、
被写体像の観察を行なう手段が全くないことになってし
まうという問題がある。
【0061】そこで、本電子カメラ1においては、第2
の撮像素子28の受光面の近傍にメカシャッター27を
配置することによって、このような問題を解消してい
る。これによれば、光学ファインダーユニット73又は
第1の撮像手段55及び表示装置53を利用する電子ビ
ューファインダーを使用することが常に可能となるの
で、静止画像の撮影記録動作の実行中にも常に所望の被
写体像を観察することができるという効果がある。
【0062】一方、第1の撮像手段55は、第2の撮像
素子28よりも少ない画素数からなるCCD等の光電変
換素子である第1の撮像素子46と、制御回路61から
の指令を受けて第1の撮像素子46を駆動させる駆動手
段であると共に、第1の撮像素子46からの出力を受け
て所定の信号処理を施して画像信号を生成する信号処理
手段である第1の撮像回路47と、第4ミラー19によ
って導かれた被写体光束を受けて縮小した被写体像を第
1の撮像素子46の受光面に結像させる縮小光学系45
と、この第1の撮像手段55への被写体光束の光路上の
開口部に設けられ、同光束を透過させ得ると共に、第1
の撮像手段55への塵埃、異物等の進入を防ぎ得る防塵
手段である保護ガラス等の透明部材75b等によって構
成されている。
【0063】なお、第1の撮像素子46においても、上
述の第2の撮像素子28と同様に、その受光面側にはI
Rカットフイルタ、ローパスフイルタ等が配設される
が、その図示は省略している。
【0064】第1の撮像素子46としては、CCD等の
ほかに、例えば相補型金属酸化膜半導体(CMOS:C
omplementary Metal Oxide Semiconductor)等を用
いることができる。このCMOSは、一般的なCCD等
と同等の役目をするものであるが、CCDと比較すると
より低消費電力で駆動させることができるというもので
ある。そして、CCDよりも安価に製造し得るものであ
るので、第1の撮像素子46に適用するのに好適な光電
変換素子である。
【0065】縮小光学系45は、撮影レンズユニット1
5、第1ミラー16、第2ミラー17、拡大リレー光学
系71、第3ミラー18、第4ミラー19を経て第1の
撮像手段55に到達した被写体光束を集光し、これによ
り第1の撮像素子46の受光面に被写体像を再結像させ
るものである。この縮小光学系45は、第1の撮像素子
46の受光面に結像される被写体像が、撮影光学系を透
過して第2の撮像素子28の受光面に結像される被写体
像と略同等の像、即ち撮像素子の画素数に対応した被写
体像となるように縮小して再結像させるためのものであ
る。
【0066】このようにして、第1の撮像手段55によ
り取得される画像信号に基づいて後述する画像表示手段
である表示装置53(図2参照)に表示される画像の画
角(視野角又は撮影範囲)と、第2の撮像手段30によ
り取得される画像信号に基づいて表示され得る画像の画
角(視野角又は撮影範囲)とが略一致するようにしてい
る。したがって、光学ファインダーユニット73とは別
に被写体像を観察するための電子的なファインダーとし
て表示装置53を利用することが問題なくできるように
なっている。
【0067】AFユニット54は、一般的な一眼レフレ
ックスカメラ等に利用されるAF機構であって、いわゆ
るセパレータレンズを利用した位相差検出方式の焦点検
出手段(TTL−AF)により構成されている。
【0068】このAFユニット54の構成を簡単に説明
すると、次のようになる。即ちAFユニット54は、上
述の第2の各撮像素子28の受光面に結像される被写体
像と略同等であって、拡大リレー光学系71により拡大
された被写体像の空中像を二分割して一対の被写体像を
結像させる瞳分割レンズ(セパレータレンズ)42と、
この瞳分割レンズ42により結像された一対の被写体像
を受光して光電変換するCCD等の撮像素子からなるA
Fセンサ43と、このAFセンサ43の出力を受けて焦
点検出のための所定の信号処理を施すAF回路44等に
よって構成されている。
【0069】AEユニット23も一般的な一眼レフレッ
クスカメラ等に利用される自動露出機構(AE機構)が
用いられており、被写体光束を集光する集光レンズ80
と、受光素子等からなるAEセンサ21と、このAEセ
ンサ21の出力を検出し所定の信号処理を行なうAE回
路22等によって構成されている。
【0070】一方、本電子カメラ1の信号処理系は、次
のような各部材によりに構成されている(図2参照)。
即ち、本電子カメラ1の信号処理系は、第1の撮像回路
47により生成された画像信号(アナログ信号)をデジ
タル信号に変換する第1のA/D変換回路49と、この
第1のA/D変換回路49の出力を受けてデジタル化さ
れた画像信号を一時的に記憶するバッファメモリ等の第
1のDRAM50と、第2の撮像回路31により生成さ
れた画像信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換す
る第2のA/D変換回路32と、この第2のA/D変換
回路32の出力を受けてデジタル化された画像信号を一
時的に記憶するバッファメモリ等の第2のDRAM33
と、第1の撮像手段55により取得された画像信号に基
づいて生成される画像データ(主に動画像データ)を電
気的に記録する第1の記録媒体48と、第2の撮像手段
30により取得された画像信号に基づいて生成される画
像データ(主に静止画像データ)を電気的に記録する第
2の記録媒体40と、第1のDRAM50に一時的に記
憶されている画像信号を読み出して所定の信号処理(例
えば圧縮処理や符号化処理等)を施し第1の記録再生回
路39(後述する)へと出力すると共に、この第1の記
録再生回路39によって第1の記録媒体48から読み出
された画像データに対して所定の信号処理(例えば復号
化処理や伸長処理等)を施す第1の圧縮伸長回路38
と、第2のDRAM33に一時的に記憶されている画像
信号を読み出して所定の信号処理(例えば圧縮処理や符
号化処理等)を施し第2の記録再生回路36(後述す
る)へと出力すると共に、この第2の記録再生回路36
によって第2の記録媒体40から読み出された画像デー
タに対して所定の信号処理(例えば復号化処理や伸長処
理等)を施す第2の圧縮伸長回路35と、第1の圧縮伸
長回路38からの出力を受けて記録するのに最適な画像
データ(動画像データ)を生成し、これを所定の手順で
第1の記録媒体48の所定の領域に記録する第1の記録
手段であると共に、第1の記録媒体48に記録されてい
る画像データを読み出して、これを第1の圧縮伸長回路
38へと出力する第1の記録再生回路39と、第2の圧
縮伸長回路35からの出力を受けて記録するのに最適な
画像データ(静止画像データ)を生成し、これを所定の
手順で第2の記録媒体40の所定の領域に記録する第2
の記録手段であると共に、第2の記録媒体40に記録さ
れている画像データを読み出す第2の記録再生回路36
と、第1のDRAM50に一時的に記憶されている画像
信号を読み出して画像の再生表示等を実行するのに最適
な形態の画像信号を生成する第1の表示処理回路51
と、第2のDRAM33に一時的に記憶されている画像
信号を読み出して画像の再生表示等を実行するのに最適
な形態の画像信号を生成する第2の表示処理回路41
と、液晶ディスプレイ(LCD)等からなり画像信号か
ら生成される画像を表示させる画像表示手段である表示
装置53と、第1の表示処理回路51及び第2の表示処
理回路41からの出力信号を受けて、これに基づいて表
示装置53における所定の表示形態となるように所定の
処理を施す表示制御手段である選択合成回路52等によ
って構成されている。
【0071】なお、第1、第2の記録媒体48、40と
しては、例えばカード形状やスティック形状等からなる
半導体メモリ等や、フロッピーディスク、小型ハードデ
ィスク、磁気テープ等の磁気記録媒体やMO(Magneto
-Optical)ディスク、MD(Mini Disk)等の光磁気
記録媒体等が適用されるものである。
【0072】そして、本電子カメラ1の電源系は、この
電源系全体を制御する電源回路56と、本電子カメラ1
の全体に電力を供給する蓄電池等の電源電池92と、本
電子カメラ1に供給する電力を外部電源装置等(図示せ
ず)から取得するために本カメラ1と外部電源装置等と
を電気的に接続する接続手段である外部電源端子91
と、供給される電力の状態、例えば電池92の残存容量
等を検出する電池状態検出回路57等によって構成され
ている。
【0073】さらに、制御回路61には、各種の操作部
材等からなる操作系が接続されている。この操作系を構
成する操作部材(図示せず)に連動する各種のスイッチ
としては、電源のオン/オフ操作を行なうパワーSW5
8と、本電子カメラ1の動作モード、例えば撮影動作を
行なう記録モードと記録媒体に記録されている画像デー
タを読み込んで表示装置53に再生表示動作を行なう再
生モードとを選択的に切り換える記録/再生SW(RE
C/PLAY−SW)59と、撮影記録時の形態(記録
モード)を切り換える記録モード切換SW70と、撮影
記録時において表示装置53を使用するか否かを切り換
えるモニタSW69と、再生時において動画像データに
基づく画像を再生表示するか又は静止画像データに基づ
く画像を再生表示するかの選択、即ち画像データを読み
出す際の対象となる記録媒体(第1の記録媒体48又は
第2の記録媒体40のいずれか一方)を選択的に切り換
える再生モード切換SW60と、静止画像の撮影動作を
開始するに当ってAE、AF動作の開始等を指示する指
令信号を発生させるファースト(1st.)レリーズS
W65と、第2の撮像素子28やメカシャッター27、
絞り部13等を制御して静止画像のための露光動作を開
始させる信号を発生させるセカンド(2nd.)レリー
ズSW66と、表示装置53に表示される画像の表示形
態を選択し指示するための信号を発生させるモードSW
67と、ズームレンズ群12による撮影倍率を変更する
ためのズームSW68と、第1の撮像手段55を使用し
て動画像の撮影動作を開始させるための指令信号を発生
させる動画像記録SW74等の各種のスイッチ類があ
る。
【0074】1st.レリーズSW65及び2nd.レ
リーズSW66は、図4に示すように本電子カメラ1の
電気回路を構成するフレキシブルプリント基板1bの実
装面に実装された二段スイッチからなり、このフレキシ
ブルプリント基板1bは、本電子カメラ1の外装部材1
aの内部の所定の位置に固設されているものである。そ
して、二段スイッチ(65、66)は、本電子カメラ1
の外装部材1aの上面側に向けて一部が露出するように
配設された第2の記録操作手段であるレリーズボタン7
6に連動するようになっている(図3も参照)。
【0075】つまり、このレリーズボタン76は、主に
静止画像を表わす画像信号に基づいて生成される静止画
像データを取得する際に使用され、図4の矢印Y方向に
移動し得るように配設された、いわゆる位置復帰型のス
イッチ部材からなる。なお、このレリーズボタン76及
びこれに連動する二段スイッチ(65、66)の具体的
な構成は、一般的なカメラ等によって実用化されている
ものと同様であり、その作用も同様であるので、詳細な
説明は省略する。
【0076】一方、レリーズボタン76の周囲には、第
1の記録操作手段であり、輪形状からなる動画像記録ボ
タン77が所定の回転範囲内で回動自在に配設されてお
り、この動画像記録ボタン77が回動するのに連動し
て、動画像記録SW74のオン/オフ状態が切り換わる
ようになっている(詳細は図示せず)。
【0077】この動画像記録ボタン77の外側縁部に
は、指標となる突起部76aが設けられていて、同ボタ
ン77の回動操作を容易となるようにしている。そし
て、動画像記録ボタン77の近傍の外装部材1aには、
指標[REC]及び指標[STOP]が印刷等の手段に
より設けられている。これは、動画像記録ボタン77の
回動範囲を示しており、動画像記録ボタン77を操作す
る際の指標としている。
【0078】例えば動画像記録ボタン77を矢印X方向
に回動操作して、指標[REC]の側に回動させ、突起
部76aと指標[REC]とを略一致させるようにする
と、動画像記録SW74から所定の指令信号が発生し、
記録動作が開始されるようになっており、記録動作の実
行中に指標[STOP]の側に回動させると、同様に動
画像記録SW74から所定の指令信号が発生し、実行中
の記録動作を停止させるようになっている。
【0079】なお、動画像記録ボタン77は、例えば自
動復帰式のロータリースイッチが適用されており、図3
に示すように、通常状態では、指標[REC]と指標
[STOP]との中間位置に突起部76aが配置される
ようになっている。
【0080】また、レリーズボタン76と動画像記録ボ
タン77とは、撮影記録動作を開始させ停止させるため
の操作部材であると共に、記録モード切換SW70にも
連動している。つまり、レリーズボタン76と動画像記
録ボタン77とを組み合わせて操作することによって、
記録モード切換SW70が所定のオン/オフ動作を行な
って、撮影記録時の記録モードが自動的に切り換わるよ
うにしている。
【0081】本電子カメラ1における記録モードには、
第1の撮像手段55を使用して動画像記録を実行してい
るときに、特に切り換え操作を行なうことなく任意にレ
リーズ操作を行なうことにより、つまり動画像記録ボタ
ン77とレリーズボタン76とを同時に操作すること
で、実行中の動画像の記録動作を中断することなく、こ
れに並行して第2の撮像手段30を使用した静止画像の
記録動作を実行し得る通常記録モードと、第2の撮像手
段30を使用して静止画像のみの記録動作を実行する静
止画像記録モードとがある。
【0082】これについてさらに詳しく説明すると、次
のようになる。即ち、動画像のみの撮影記録動作を行な
う場合には、動画像記録ボタン77のみを操作する。こ
のとき動画像記録SW74がオン状態となり制御回路6
1に向けて動画像データの記録動作を開始する旨の指令
信号が発生する。これにより電子カメラ1は通常記録モ
ードで動作する。
【0083】また、静止画像のみの撮影記録動作を行な
う場合には、レリーズボタン76のみを操作する。この
とき1st.レリーズSW65、2nd.レリーズSW
66がオン状態となり制御回路61に向けて静止画像デ
ータの記録動作を開始する旨の指令信号が発生する。こ
れにより電子カメラ1は静止画像記録モードで動作す
る。
【0084】そして、動画像の撮影記録を実行中に静止
画像の記録を並行して行なう場合には、動画像記録ボタ
ン77を操作して、通常記録モードでの動画像の撮影記
録動作を開始させた後、所望するときにレリーズボタン
76を操作する。これにより動画像の撮影記録動作を中
断させずに、所望の静止画像の撮影記録を行なうことが
できるようにしている。
【0085】このように構成された本実施形態の電子カ
メラ1の作用を、以下に説明する。まず、パワーSW5
8に連動する操作部材が操作されると同パワーSW58
からは電力供給を開始させる旨の指令信号が制御回路6
1に伝送され、これを受けた制御回路61は、電源回路
56を制御して電池92又は外部電源端子91を介して
接続される外部電源から本電子カメラ1の各回路への電
力の供給を開始させる。これによって本電子カメラ1の
電力供給状態がオン状態にされる。
【0086】この場合において、REC/PLAY−S
W59が記録(REC)位置に設定されているときに
は、本カメラ1は記録モードで起動し、REC/PLA
Y−SW59が再生(PLAY)位置に設定されている
ときには、本カメラ1は再生モードで起動する。
【0087】なお、電子カメラ1が起動した状態におい
ては、REC/PLAY−SW59を操作して、その時
点において設定されている動作モード(記録モード又は
再生モード)を示す位置(REC又はPLAY位置)か
ら異なる動作モードを示す所定の位置へと切り換えるこ
とによって、現在の動作モードの設定を任意に切り換え
ることができる。なお、本電子カメラ1においては、記
録モードに設定されて起動すると通常記録モードが設定
されるようになっている。
【0088】このようにして本電子カメラ1が起動する
と、この状態において撮影光学系を透過した被写体光束
は、まず第1ミラー16によって二分割され、一部が第
1の撮像手段55の側へ、他の一部が第2の撮像手段3
0の側へと導かれる。つまり、被写体光束の一部は、第
1ミラー16によって角度略90度折り曲げられて第2
ミラー17へと向かい、この第2ミラー17によってさ
らに角度略90度折り曲げられる。次いで同被写体光束
は、拡大リレー光学系71を透過した後、第3ミラー1
8へと向かう。
【0089】この第3ミラー18は、上述したようにハ
ーフミラーからなるものであるので、この第3ミラー1
8によって一部の光束がその反射面で反射されてAFユ
ニット54へと導かれる。また被写体光束の他の一部
は、第3ミラー18を透過して第4ミラー19へと向か
う。
【0090】上述のように第3ミラー18によりAFユ
ニット54へと導かれた被写体光束は、まず瞳分割レン
ズ42へと入射される。ここで一対の被写体像が形成さ
れて対応するAFセンサ43の一対の受光面上に結像さ
れる。
【0091】AFセンサ43は、例えば1st.レリー
ズSW65(静止画像データの撮影記録時)や動画像記
録SW74(動画像データの撮影記録時)等からの指令
信号等によって撮影動作を開始する旨の宣言がなされた
ときに、その受光面に受光されている被写体像を検出
し、これを電気的な信号に光電変換してAF回路44へ
と出力する。これを受けてAF回路44は、焦点検出の
ための所定の信号処理を施した後、これを制御回路61
へと出力する。すると、これを受けて制御回路61は、
駆動回路62を介してAFモータ26等を駆動制御し、
これによりAFレンズ群14を所定量だけ駆動するAF
動作を実行する。
【0092】一方、第3ミラー18を透過した被写体光
束は、第4ミラー19に到達し、この第4ミラー19に
よって被写体光束の一部が第1の撮像手段55へと導か
れる。この第1の撮像手段55へと導かれた被写体光束
は、透明部材75b及び縮小光学系45を透過して、こ
の縮小光学系45により第1の撮像素子46の受光面に
被写体像が再結像される。これを受けて第1の撮像素子
46は、被写体像の光電変換処理を行なって画像信号を
生成し第1の撮像回路47へと出力する。この第1の撮
像回路47は、同画像信号に対して所定の画像処理を施
して第1のA/D変換回路49へと出力する。そして、
この第1のA/D変換回路49でデジタル信号に変換さ
れた画像信号は、第1のDRAM50に対して順次出力
され、ここに一時的に記憶される。
【0093】第1のDRAM50に一時的に記憶された
画像信号は、第1の表示処理回路51に順次出力され
て、ここで表示装置53の表示部(特に図示せず)で表
示するのに最適な所定の形態の信号処理が施された後、
選択合成回路52を介して表示装置53に出力され、こ
れに所定の画像が所定の形態で表示される。このとき表
示装置53の表示部に表示される画像は、主に観察表示
用の動画像である。これにより表示装置53は、ファイ
ンダーとしての役目をしている。
【0094】また、第4ミラー19に到達した被写体光
束のうち他の一部は、直進して第4ミラー19を透過
し、フォーカシングスクリーン20を経て光学ファイン
ダーユニット73及びAEユニット23の側へと向か
う。
【0095】そして、光学ファインダーユニット73に
おいては、入射された被写体光束に基づいて被写体像が
再結像され、撮影時の撮影範囲や被写体の状態の確認等
を行うための観察像として視認され得る状態となる。つ
まり、光学ファインダーユニット73は、常に被写体像
の観察を行なう光学的なファインダーとしての役目をし
ている。
【0096】また、AEユニット23においては、被写
体光束が集光レンズ80を透過してAEセンサ21に入
射する。このAEセンサ21は、例えば1st.レリー
ズSW65(静止画像データの撮影記録時)や動画像記
録SW74(動画像データの撮影記録時)等からの指令
信号を受けたときに、その時点において受光されている
被写体光束を光電変換し、その信号をAE回路22へと
出力する。これを受けてAE回路22は、検出した信号
に対して所定の信号処理を施した後、これを制御回路6
1へと出力する。これを受けて制御回路61は、駆動回
路62を介して絞りアクチュエータ25等を駆動制御
し、これにより絞り部13を所定の大きさの開口となる
ように駆動すると共に、第1の撮像素子46又は第2の
撮像素子28等を駆動させて、その受光面への受光光量
を電気的に調整することで、画像を記録する際のAE動
作が実行されることになる。なお、動画像データの撮影
記録時には、動画像記録SW74からの指令信号が生じ
たときに順次、AF動作とAE動作とを一フレーム毎に
連続的に行なう。
【0097】次に、動画像記録SW74からの指令信号
により動画像の撮影動作が実行されている場合におい
て、1st.レリーズSW65及び2nd.レリーズS
W66からの指令信号が生じた場合(静止画像データの
撮影記録時)には、この指令信号を受けて制御回路61
は、AFユニット54、AEユニット23によるAF、
AE動作の演算結果に基づき駆動回路62を介して絞り
アクチュエータ25、シャッターアクチュエータ29等
を駆動制御し、絞り部13、メカシャッター27等を駆
動させると共に、さらにズームSW68からのズーム指
示信号等が生じていれば、これに基づいてズームモータ
24等を駆動制御し、ズームレンズ群14を所定の位置
へと移動させて静止画像撮影動作を実行する。このとき
動画像の撮影動作は中断することなく継続してなされて
いる。
【0098】つまり、本電子カメラ1の内部に入射され
た被写体光束は、まず撮影レンズユニット15の内部の
絞り部13によって所定の光量に制限された後、上述し
たように第1ミラー16によって二分割される。そのう
ちの一部は、上述した所定の光路を辿って第1の撮像手
段55へと導かれ、第1の撮像素子46の受光面に被写
体像を結像させる。また他の一部は、第1ミラー16を
透過して第2の撮像手段30へと導かれ、第2の撮像素
子28の受光面に被写体像を結像させる。
【0099】この場合において、両撮像素子46、28
の受光面に照射される被写体光束からは、ローパスフイ
ルタ(82)によって高周波成分が取り除かれ、IRカ
ットフイルタ(83)によって赤外光成分が取り除かれ
る。なお、両撮像素子46、28の受光面に結像される
被写体像は、略同等のものである。
【0100】そして、第1の撮像手段55の側では、上
述した手順によって被写体像を表わす画像信号が順次、
第1のDRAM50へと出力されて、ここに一時的に記
憶され、観察表示用の動画像信号として第1の表示処理
回路51へと出力されている。これと同時に、第1のD
RAM50からは、一時的に記憶されている画像信号
が、後述するように記録用の動画像信号として第1の圧
縮伸長回路38へと出力される。
【0101】一方、第2の撮像手段30の側では、上述
したように第2の撮像素子28の受光面に被写体像が結
像されるが、このときメカシャッター27は、撮影動作
の開始と同時に開放状態となり、所定の露光時間の経過
後に閉状態となる。この動作は、2nd.レリーズSW
66からの指令信号を受けた制御回路61により駆動回
路62を介して駆動制御されるシャッターアクチュエー
タ29の作用によってなされる。これにより不要となる
ノイズ成分等の光成分が、第2の撮像素子28によって
取得されるべき画像信号に混入するのを防いでいる。
【0102】このようにして第2の撮像素子28の受光
面に所定の時間照射された被写体像を形成する光成分
は、第2の撮像素子28によって光電変換がなされて画
像信号が生成される。この画像信号は、第2の撮像回路
31に出力されて所定の信号処理が施された後、第2の
A/D変換回路32へと出力され、ここでデジタル信号
に変換される。そして、このデジタル化された画像信号
は、第2のDRAM33へと出力されて、ここに一時的
に記憶される。
【0103】第2のDRAM33に一時的に記憶された
画像信号は、第2の表示処理回路41に出力されて、表
示装置53の表示部(特に図示せず)で表示するのに最
適な所定の形態の信号処理が施された後、選択合成回路
52を介して表示装置53に出力され、ここに所定の画
像(記録用の静止画像)が所定の形態で表示される。
【0104】この場合において、表示装置53に対して
は、既に第1の表示処理回路51からの出力信号が選択
合成回路52を介して順次入力されており、その表示部
には、動画像が表示されている状態にある。
【0105】この状態において、第2の表示処理回路4
1からの出力信号が選択合成回路52に入力されると、
この選択合成回路52では、予め設定されたモードSW
67からの指示に基づく所定の表示形態となるように第
1、第2の表示処理回路51、41からの各画像信号に
対して合成処理等の所定の画像処理を施した後、これを
表示中の動画像のみの信号に代えて表示装置53へと出
力する。これにより表示装置53の表示部には、モード
SW67により選択し指示した所望の表示形態で、動画
像及び静止画像が表示される。
【0106】一方、第1のDRAM50及び第2のDR
AM33に一時的に記憶された画像信号は、上述のよう
に表示用の信号としてそれぞれ第1、第2の表示処理回
路51、41へと出力されるのとは別に、記録用の信号
としてそれぞれ第1の圧縮伸長回路38及び第2の圧縮
伸長回路35へと出力される。
【0107】即ち、第1のDRAM50から第1の圧縮
伸長回路38へと、順次出力される記録用の画像信号
は、この第1の圧縮伸長回路38において、所定の信号
処理が施されてデータ化された後、第1の記録再生回路
39に出力される。この画像データを受けて第1の記録
再生回路39は、記録するのに最適な形態の所定の動画
像データを生成し、これを第1の記録媒体48の所定の
領域に記録する。
【0108】また、第2のDRAM33から第2の圧縮
伸長回路35へと出力された記録用の画像信号は、この
第2の圧縮伸長回路35において、所定の信号処理が施
されてデータ化された後、第2の記録再生回路36に出
力される。この画像データを受けて第2の記録再生回路
36は、記録するのに最適な形態の所定の静止画像デー
タを生成し、これを第2の記録媒体40の所定の領域に
記録する。
【0109】このようにして第1、第2の記録媒体4
8、40に記録された動画像データ及び静止画像データ
は、例えばREC/PLAY−SW59からの指令信号
を受けて本電子カメラ1が再生(PLAY)モードに設
定されたときに、所定の手順を経て第1、第2の記録再
生回路39、36により読み出される。
【0110】即ち、本電子カメラ1が電源オン状態にあ
るときにREC/PLAY−SW59が操作されて再生
(PLAY)位置に設定されるか、又はREC/PLA
Y−SW59が操作されて再生(PLAY)位置に設定
された状態で本電子カメラ1のパワーSW58がオン状
態とされることによって、本電子カメラ1は、再生モー
ドで動作するように設定される。
【0111】この状態において、再生モード切換SW6
0等によって所望の画像を選択し再生するための所定の
操作(詳細は省略する)がなされたときには、第1、第
2の記録再生回路39、36によって該当する画像を表
わす画像信号を形成する所定の動画像データ又は静止画
像データが第1、第2の記録媒体48、40の所定の領
域より読み出される。
【0112】こうして読み出された画像データは、第1
の圧縮伸長回路38又は第2の圧縮伸長回路35に出力
され、ここで所定の信号処理が施された後、第1のDR
AM50又は第2のDRAM33へと出力されて、これ
に一時的に記憶される。
【0113】つまり、本電子カメラ1が再生モードにあ
るときに所望の画像を選択し再生するための所定の操作
がなされると、選択された画像データが記録されている
記録媒体(第1の記録媒体48又は第2の記録媒体40
のいずれか一方)から第1、第2の記録再生回路39、
36へと読み出され、この第1、第2の記録再生回路3
9、36及び第1、第2の圧縮伸長回路38、35にお
いて、その画像データに適した信号処理が施された後、
第1のDRAM50又は第2のDRAM33のいずれか
一方へと出力される。
【0114】上述のようにして第1の表示処理回路51
又は第2の表示処理回路41へと出力された画像信号
は、選択合成回路52へと出力され、ここで所定の表示
形態となるように所定の信号処理が施されて、表示装置
53に出力され、その表示部に所定の画像が表示され
る。
【0115】なお、表示装置53の表示部に表示される
画像の表示形態は、例えば次のようなものとなる。即
ち、パワーSW58により電源がオン状態とされ、RE
C/PLAY−SW59により動作モードが記録(RE
C)モードに設定された状態で起動されると、本電子カ
メラ1においては、通常モニタSW69がオン状態とな
る。これにより表示装置53の表示部には観察用の動画
像が全表示領域に表示される。
【0116】この状態においてモニタSW69をオフ状
態へと切り換える操作を行なうと、表示装置53の表示
部には、画像表示がなされない状態になる。この場合に
は、光学ファインダーユニット73を利用して被写体像
を観察することになる。
【0117】また、パワーSW58がオン状態とされ、
REC/PLAY−SW59によって記録(REC)モ
ードに設定されている状態では、動画像記録SW74を
操作して所定のREC位置に設定することによって、所
望の動画像データの記録動作が開始する。
【0118】このときにモニタSW69がオン状態であ
れば、表示装置53の表示部には、第1の記録媒体48
に記録される動画像データに対応する画像信号と同等の
画像信号に基づく画像が表示されるので、これをファイ
ンダーとして利用することになる。
【0119】また、モニタSW69がオフ状態に設定さ
れていると、表示装置53の表示部には、画像表示がな
されないので、このときには上述したように被写体像の
観察は、光学ファインダーユニット73を利用すること
になる。しかし、この場合においては、表示装置53の
表示によって記録中の画像を確認し得ないだけで、記録
動作は、全く同様に行なわれる。
【0120】さらに、ここで動画像記録SW74(ボタ
ン77)の状態を維持しながら、レリーズボタン76を
操作すると、そのとき実行中の動画像記録動作を中断さ
せることなく、所望の静止画像データの記録動作が開始
される。
【0121】この場合における表示装置53の表示部の
表示形態は次のようになる。まず、レリーズボタン76
が操作される直前までは、表示装置53の表示部には、
上述したように実行中の動画像記録動作により第1の撮
像手段55によって取得される動画像信号に基づく動画
像が表示されている。この状態でレリーズボタン76が
操作されると、表示装置53の表示部には、レリーズボ
タン76に連動する1st.レリーズSW65及び2n
d.レリーズSW66による指令信号が発生した時点の
静止画像を含む所定の形態の表示が所定の時間だけ表示
される。
【0122】このとき表示装置53の表示部に表示され
る所定の形態の画像は、選択合成回路52によって生成
される画像信号に基づく画像である。即ち、この選択合
成回路52には、上述したように第1の撮像手段55に
よって取得された画像信号が第1の表示処理回路51を
介して入力される一方、第2の撮像手段30によって取
得された画像信号が第2の表示処理回路41を介して入
力される。また、撮影記録時の画像の表示形態は、モー
ドSW67によって予め所望の表示形態が設定すること
ができる。
【0123】したがって、選択合成回路52は、モード
SW67からの指令信号に基づいて二つの撮像手段5
5、30からの画像信号に対して、所定の表示形態とな
るような所定の画像処理等を施す。この表示形態として
は、例えば、(1)動画像の表示中に、第2の撮像手段
30により取得された静止画像データに対応する静止画
像を、表示中の動画像データに代えて所定時間だけ表示
し、その後、動画像を再度継続して表示する形態、
(2)動画像の表示中に、第2の撮像手段30により取
得された静止画像データに対応する静止画像の縮小画像
を、表示中の動画像の所定の一部において重畳させた形
態で所定時間だけ表示し、その後、動画像のみを再度継
続して表示する形態、(3)表示中の動画像の表示画面
上の所定の位置に、静止画像記録動作が実行された旨を
表わす文字や絵文字等を表示させ、または点滅表示させ
る等の識別表示を行なって、操作者にその旨を告知する
ようにした形態、等がある。
【0124】なお、本電子カメラ1が通常記録モードに
設定されて起動した状態でレリーズボタン76のみを操
作すると静止画像記録モードに設定され、静止画像の撮
影記録動作が開始する。このときには、消費電力を抑止
する目的から第1の撮像手段55及び第1の記録再生回
路39等の第1の記録手段への電力の供給が禁止される
ように設定されている。したがって、このときに被写体
像を観察するファインダーとしては、表示装置53を使
用せずに光学ファインダーユニット73を使用して撮影
を行なうことになる。
【0125】また、この状態では、静止画像の記録動作
直後に第2の撮像手段30により取得され、第2の記録
媒体40に記録されるべき画像データによって表わされ
る画像と同等の画像が第2の表示処理回路41を経て表
示装置53へと出力されて、その表示部に所定の時間だ
け表示されるようになっている。これにより記録される
静止画像データに基づく静止画像は、その静止画像の記
録動作の直後に表示装置53を用いて確認することがで
きるようになっている。
【0126】この場合においても、予めモニタSW69
を操作して、これをオン状態としておけば、第1の撮像
手段55及び第1の記録手段への電力供給の禁止状態を
解除することができる。これにより表示装置53をファ
インダーとして使用することも可能である。
【0127】したがって本電子カメラ1においては、動
画記録ボタン77とレリーズボタン76のうちレリーズ
ボタン76のみを操作すると、静止画像記録モードに設
定される。このとき、第1の撮像手段55等への電力供
給が禁止状態になる。これにより、表示装置53におけ
る画像の表示がなされないことから、表示装置53をフ
ァインダーとして使用し得ない状態となるので、そのよ
うな状況下においては、光学ファインダーユニット73
を使用して被写体像の観察を行なう。
【0128】また、本電子カメラ1を起動した直後の通
常の状態では、表示装置53は、電力の無駄な消費を抑
止するためにオフ状態となっている。この状態では、光
学ファインダー73を使用すれば被写体像の観察を行な
うことができるが、表示装置53を使用したい場合に
は、任意にモニタSW69をオン状態とする操作を行な
うことによって、同表示装置53に観察用の動画像を表
示させることができる。
【0129】また、上述の(1)項に示す場合におい
て、表示装置53の表示部に表示する静止画像は、第2
の撮像手段30により取得される画像信号に基づくもの
が利用されることになる。しかし、これとは別にレリー
ズボタン76が操作された時点において、第1の撮像手
段55により取得された画像信号を利用して、観察用の
静止画像を生成するようにしても良い。このようにすれ
ば、第2の撮像手段30によって取得される画像信号の
データ量に比べて少ないデータ量となるので、これを処
理するための時間を短縮することができる。したがっ
て、より軽快な表示動作を確保することができる一方、
実際に第2の記録媒体40に記録される画像データは、
多画素タイプの撮像素子(第2の撮像素子28)等から
なる第2の撮像手段30により取得した画像信号に基づ
く画像データであるので、高画質な静止画像を表わす画
像データを容易に取得することができる。
【0130】以上説明したように上記第1の実施形態に
よれば、動画像を主に扱う第1の撮像手段55及び第1
の記録手段と、静止画像を主に扱う第2の撮像手段30
及び第2の記録手段との二系統の撮像手段及び記録手段
を設けて構成したので、動画像の記録動作を実行中に
も、実行中の記録動作を中断することなく、また煩雑な
操作を行なうことなく、動画像データと共に、所望する
ときに適宜高画質となる静止画像を表わす画像データを
手軽に撮影し記録することができる。
【0131】また、動画像データを記録する第1の記録
媒体48と静止画像データを記録する第2の記録媒体4
0を設けて構成したので、比較的データ量が大きい傾向
にある動画像データを記録するための充分な領域を確保
することができる。したがって、動画像の記録時間の延
長化を実現することが容易となる。
【0132】そして、動画像の記録動作を開始させる動
画像記録ボタン77と静止画像の記録動作を開始させる
レリーズボタン76とを略一体的となるように配置した
ので、動画像データの記録動作中においても、静止画像
データの記録動作を容易にかつ確実に実行する操作を行
なうことができ、よって操作性の向上に寄与することが
できる。また、動画像記録ボタン77とレリーズボタン
76との操作時の操作方向を互いに異なる方向としたの
で、誤操作を防ぐことが容易となる。従って、より良好
な操作性を確保することができる。
【0133】さらに、静止画像を表わす画像データのみ
を記録するとき(静止画像記録モード)には、動画像用
の第1の撮像手段55及び第1の記録手段等への電力の
供給を禁止するようにしたので、消費電力を抑制するこ
とができる。
【0134】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、動画
像データと静止画像データとを同時に記録し得るように
なされた電子カメラにおいて、より高画質な静止画像を
表わす静止画像データを記録することができると共に、
動画像データを快適に記録し得る電子カメラを提供する
ことができる。
【0135】また、動画像データの記録動作を実行中し
ている場合にも、所望するときには、実行中の記録動作
を中断させることなく、静止画像データの記録動作を並
行して実行し得る電子カメラを提供することができる。
【0136】さらに、静止画像データの記録動作や動画
像データの記録動作を行なうに際しては、複雑な操作手
順を不要とし、より簡単な操作によって所望の記録動作
を実行することができ、より良好な操作性を備えた電子
カメラを提供することができる。
【0137】また、静止画像データのみを記録するとき
には、動画像用の第1の撮像手段及び第1の記録手段へ
の電力の供給を禁止するようにしたので、消費電力を抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電子カメラの内部構成の
前半部を示すブロック構成図。
【図2】本発明の一実施形態の電子カメラの内部構成の
後半部を示すブロック構成図。
【図3】図1及び図2の電子カメラの上面図であって、
この電子カメラにおいて画像の記録動作を開始させるた
めの操作部材の詳細を示す図。
【図4】図3のD−D線に沿う要部拡大断面図。
【符号の説明】
1……電子カメラ 1a……外装部材 15……撮影レンズユニット 16……第1ミラー(光束分割手段) 23……AEユニット 27……メカシャッター 28……第2の撮像素子(CCD;光電変換素子) 30……第2の撮像手段 31……第2の撮像回路 35……第2の圧縮伸長回路 36……第2の記録再生回路(第2の記録手段) 38……第1の圧縮伸長回路 39……第1の記録再生回路(第1の記録手段) 40……第2の記録媒体 41……第2の表示処理回路 46……第1の撮像素子(CCD;光電変換素子) 47……第1の撮像回路 48……第1の記録媒体 51……第1の表示処理回路 52……選択合成回路(表示制御手段) 53……表示装置(画像表示手段) 54……AFユニット 55……第1の撮像手段 58……パワーSW 60……再生モード切換SW 61……制御回路(制御手段) 65……ファーストレリーズSW(第2の記録操作手
段) 66……セカンドレリーズSW(第2の記録操作手段) 67……モードSW 69……モニタSW 70……記録モード切換SW 73……光学ファインダーユニット 74……動画像記録SW(第1の記録操作手段) 76……レリーズボタン(第2の記録操作手段) 76a……突起部 77……動画像記録ボタン(第1の記録操作手段) 92……電源電池

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を結像させる撮影光学系を有
    してなる撮影レンズユニットと、 上記撮影光学系により結像される被写体像を受けて電気
    的な画像信号に光電変換する第1の撮像素子を有する動
    画用の第1の撮像手段と、 上記撮影光学系により結像される被写体像を受けて電気
    的な画像信号に光電変換する撮像素子であって、上記第
    1の撮像素子よりも多い画素数からなる第2の撮像素子
    を有する静止画用の第2の撮像手段と、 上記第1の撮像手段の出力信号を受けて記録するのに最
    適な形態の動画像データを生成する動画用の第1の記録
    手段と、 上記第2の撮像手段の出力信号を受けて記録するのに最
    適な形態の静止画像データを生成する静止画用の第2の
    記録手段と、 上記第1の記録手段又は上記第2の記録手段により生成
    された動画像データ及び/又は静止画像データを記録す
    る記録媒体と、 動画像データの記録動作を指示するための動画像用の第
    1の記録操作手段と、 静止画像データの記録動作を指示するための静止画像用
    の第2の記録操作手段と、 を具備し、 静止画像データのみ若しくは動画像データのみの記録動
    作を単独で実行し得ると共に、上記第1の記録操作手段
    の指示により動画像データの記録動作の実行中に、上記
    第2の記録操作手段によって静止画像データの記録動作
    を実行するよう指示された場合には、実行中の動画像デ
    ータの記録動作を中断することなく静止画像データの記
    録動作を並行して実行し得るようにしたことを特徴とす
    る電子カメラ。
  2. 【請求項2】 上記記録媒体は、上記第1の記録手段
    により生成された動画像データを記録する動画像用の第
    1の記録媒体と、上記第2の記録手段により生成された
    静止画像データを記録する静止画像用の第2の記録媒体
    との複数の記録媒体により構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】 上記第1の記録操作手段は、上記第2
    の記録操作手段の近傍に配置されており、 上記第1の記録操作手段の操作方向は、上記第2の記録
    操作手段の操作方向に対して略直交する方向となるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 上記第2の記録操作手段が操作された
    ときには、上記第1の撮像手段と上記第1の記録手段へ
    の電力の供給を禁止するようになされていることを特徴
    とする請求項1に記載の電子カメラ。
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