JP2014089817A - 照明器具および照明器具の製造方法 - Google Patents

照明器具および照明器具の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 接続不良がより生じにくい照明器具および照明器具の製造方法を提供すること。
【解決手段】 照明器具101は、第1の発光素子21A1と、第1の方向xに沿って前記第1の発光素子21A1と並ぶ第2の発光素子21B1と、第1の発光素子21A1と導通する第1の配線パターン320A、第1の配線パターン320Aと導通する第1のメインランド31A、および、第1の配線パターン320Aから電気的に離間する第1のサブランド33Aを具備する第1の基板3Aと、第2の発光素子21B1と導通する第2の配線パターン320B、および、第2の配線パターン320Bと導通する第2のメインランド35Bを具備する第2の基板3Bと、第1のメインランド31Aと第2のメインランド35Bとを接続する接続配線51と、を備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、発光ダイオード(以下、LED)を用いた照明器具に関する。
従来、蛍光灯に替えて、省電力化を図り易いLEDを光源とする照明器具が知られている(たとえば、特許文献1参照)。LEDを用いた照明器具は、複数のLEDと、これら複数のLEDを搭載するための基板とを備えている。直管型の照明器具においては基板が長くなる傾向があり、長大な基板を製造するコストが問題となることがあった。このため、比較的短い基板を複数個並べた構成が採用されることがあった。この場合、隣り合う基板同士を導通接続させる必要がある。たとえば、2つの長矩形状の基板同士を導通接続させる場合、各基板の長手方向における端部にランドを設けておき、各基板のランド同士をリード線により接続する。リード線をランドに接続する工程は、たとえば、手作業によるはんだ付けによって行われる。
はんだ付け作業の具体的な工程は、たとえば、一方の基板のランドにリード線の一端を接続し、次にリード線の他端を他方の基板のランドに接続するという手順で行われる。リード線は小さな力が加わっただけでも向きが変わったり、移動したりしてしまうことがある。このようなことを防ぐために、最初にリード線の一端をランドに接続する際には、リード線が動かないように手で押さえておくことが望ましい。しかしながら、はんだ付け作業を続けていると、はんだごてからの熱が伝わってリード線が加熱される。このため、はんだ付け作業が終わるまでリード線を手で押さえておくのが困難な問題があった。また、ピンセット等の道具を用いてリード線を押さえる場合には、基板を移動させたりする際に持ち替える必要が生じ、作業効率の低下を招く可能性があった。
このような問題を回避する1つの方法として、一方の基板にリード線の一端を仮止めした後に、リード線の他端を他方の基板にはんだ付けする方法がある。仮止めを行った部位に対しては、後に本止めを行う。具体的には、仮止めは、リード線があまり熱くならない程度の比較的短い時間で行うはんだ付け作業である。本止めは、リード線とランドとの電気的な接続状態が十分なものとなるように、時間をかけて行うはんだ付け作業である。仮止めを行うことで、リード線の一端が基板の一方に固定された状態となる。この状態であれば、リード線を特に支持する必要はなく、はんだごてを用いてリード線の他端をランドに当てることが可能となる。ただし、仮止め状態では、はんだ付け作業が不十分であるため、導線とランドとの電気的な接続状態は不十分なものとなっている。
上記の方法によれば、仮止めしたランドに対して再度のはんだ付け、本止めを行う必要がある。リード線とランドとの電気的な接続状態が不十分なまま放置しておくと、時間経過により、リード線とランドとが離間して製品が動作不良を起こすことが起こり得るためである。しかしながら、リード線とランドとが仮止めされているだけなのか、あるいは、本止めされているのか目視で判断するのは困難であり、仮止めされただけの状態で放置されてしまうことが起こり得る。さらに、仮止めされただけであっても、電気的に接続されているため、出荷前に通電させて検査したとしても不良を検出するのが困難であった。
また、上述のような仮止めを行わない場合であっても、リード線とランドとの接続状態が不十分となることは起こり得る。リード線とランドとの接続が不十分な状態で照明器具を使用すると、接続部周辺が発熱したり、スパークが生じたりすることも起こり得る。このような事態を予防する方策が求められている。
特開2004−335426号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、接続不良がより生じにくい照明器具および照明器具の製造方法を提供することをその主たる課題とする。
本発明の第1の側面によって提供される照明器具は、第1の発光素子と、第1の方向に沿って前記第1の発光素子と並ぶ第2の発光素子と、前記第1の発光素子と導通する第1の配線パターン、前記第1の配線パターンと導通する第1のメインランド、および、前記第1の配線パターンから電気的に離間する第1のサブランドを具備する第1の基板と、前記第2の発光素子と導通する第2の配線パターン、および、前記第2の配線パターンと導通する第2のメインランドを具備する第2の基板と、前記第1のメインランドと前記第2のメインランドとを接続する接続配線と、を備えていることを特徴とする。
このような構成によれば、前記第1の基板と前記第2の基板とを接続する際に、第1のサブランドを用いて仮止め行うことができる。たとえば、前記接続配線を設置する際に、前記第1のサブランドに前記接続配線の一端を短時間ではんだ付け(仮止め)することで、前記接続配線を前記第1の基板に仮接続することができる。この仮接続を行った状態であれば、たとえば、はんだごてを用いて前記接続配線の他端を前記第2のメインランドへ移動させ、そのままはんだ付け作業を行うことができる。前記第1のサブランドは前記第1のメインランドとは別に設けられており、接続配線の接続先を見ることで、仮接続状態か否かは容易に判断可能である。さらに、仮に仮接続状態のまま次の製造工程に送ってしまっても、前記第1のサブランドは前記第1の配線パターンから電気的に離間しているため、通電検査によって検出可能である。このため、上記構成の照明器具は、組み立ての際に仮止めされただけの状態で放置されることが生じにくくなる。従って、本発明に基づく照明器具は、接続不良が生じにくい構成を備えている。
好ましくは、前記第1のメインランドおよび前記第1のサブランドは、前記第1の方向において、前記第1の発光素子よりも前記第2の基板に近い位置に設けられており、前記第2のメインランドは、前記第1の方向において、前記第2の発光素子よりも前記第1の基板に近い位置に設けられている。
好ましくは、前記第1の基板は、前記第1のメインランドおよび前記第1のサブランドが設けられる主面を具備しており、前記第1の発光素子は前記主面に設置されている。
好ましくは、前記第1のサブランドは前記第1のメインランドよりも小さく形成されている。
好ましくは、前記第1のメインランドと前記接続配線とがはんだにより接続されている。
好ましくは、前記第1の基板は、前記第1の方向において、前記第1の発光素子よりも前記第2の基板に近い位置に設けられ、かつ、前記第1の配線パターンと導通する追加の第1のメインランドを具備しており、前記第2の基板は、前記第1の方向において、前記第2の発光素子よりも前記第1の基板に近い位置に設けられ、かつ、前記第2の配線パターンと導通する追加の第2のメインランドを具備しており、前記追加の第1のメインランドと前記追加の第2のメインランドとを接続する追加の接続配線をさらに備えており、前記第1のサブランドは、前記追加の第1のメインランドよりも前記第1のメインランドに近い位置に設けられている。
好ましくは、前記第1の基板は、前記第1の方向において、前記第1の発光素子よりも前記第2の基板に近い位置に設けられ、かつ、前記第1の配線パターンから電気的に離間する追加の第1のサブランドを具備しており、前記追加の第1のサブランドは、前記第1のメインランドよりも前記追加の第1のメインランドに近い位置に設けられている。
好ましくは、前記第1の基板は、前記第1の方向において、前記第1の発光素子を間に挟んで前記第1のメインランドの反対側に位置し、かつ、前記第1の配線パターンと導通する第3のメインランドを具備しており、前記第2の基板は、前記第2の配線パターンと導通する第4のメインランド、および、前記第2の配線パターンから電気的に離間する第2のサブランドを具備しており、前記第4のメインランドおよび前記第2のサブランドは、前記第1の方向において、前記第2の発光素子を間に挟んで前記第2のメインランドの反対側に位置している。
好ましくは、前記第1の基板は、前記第1の方向に延びる長矩形状に形成されており、前記第1の基板上に設けられ、前記第1の方向に沿って配列された複数の追加の第1の発光素子を備えており、前記複数の追加の第1の発光素子は、前記第1の配線パターンと導通している。
好ましくは、前記第2の基板は、前記第1の方向に延びる長矩形状に形成されており、前記第2の基板上に設けられ、前記第2の方向に沿って配列された複数の追加の第2の発光素子を備えており、前記複数の追加の第2の発光素子は、前記第2の配線パターンと導通している。
本発明の第2の側面によって提供される照明器具の製造方法は、第1の発光素子に導通接続される第1の配線パターン、前記第1の配線パターンと導通する第1のメインランド、および、前記第1の配線パターンから電気的に離間する第1のサブランドを具備する第1の基板と、第2の発光素子に導通接続される第2の配線パターン、および、前記第2の配線パターンと導通する第2のメインランドを具備する第2の基板とを、接続配線を介して接続する接続工程を備えており、前記接続工程は、前記第1のサブランドと前記接続配線とを接続する仮止め工程と、前記接続配線と前記第2のメインランドとを接続する工程と、前記接続配線と前記第1のメインランドとを接続する本止め工程と、を有していることを特徴とする。
本発明の第3の側面によって提供される照明器具は、第1の発光素子と、第2の発光素子と、前記第1の発光素子を支持し、前記第1の発光素子と導通する第1のランドを具備する第1の基板と、前記第2の発光素子を支持し、前記第2の発光素子と導通する第2のランドを具備する第2の基板と、前記第1のランドと前記第2のランドとを導通接続させる接続配線と、を備えており、前記接続配線は、前記第1のランドにはんだ付けされる第1の接合部および前記第2のランドにはんだ付けされる第2の接合部を具備しており、前記第1の接合部が延びる方向と、前記第2の接合部が延びる方向とが異なっていることを特徴とする。
好ましくは、前記第1の基板は長矩形状に形成されており、前記第1の接合部が延びる方向は、前記第1の基板の長手方向において前記第1の発光素子から遠ざかるにつれて、前記第1の基板の短手方向において前記第1の発光素子から遠ざかるように、前記第1の基板の長手方向に対して傾斜している。
好ましくは、前記第2の基板は長矩形状に形成されており、前記第2の接合部が延びる方向は、前記第2の基板の長手方向において前記第2の発光素子から遠ざかるにつれて、前記第2の基板の短手方向において前記第2の発光素子から遠ざかるように、前記第2の基板の長手方向に対して傾斜している。
好ましくは、前記第1のランドは、前記第1の接合部が延びる方向に長く延びる長矩形状に形成されており、前記第2のランドは、前記第2の接合部が延びる方向に長く延びる長矩形状に形成されている。
好ましくは、前記第1の基板は、前記第1の基板の短手方向において、前記第1のランドの反対側に位置し、前記第1の発光素子と導通する追加の第1のランドを具備し、前記第2の基板は、前記第2の基板の短手方向において、前記第2のランドの反対側に位置し、前記第2の発光素子と導通する追加の第2のランドを具備しており、前記追加の第1のランドと前記追加の第2のランドとを導通接続させる追加の接続配線をさらに備えており、前記追加の接続配線は、前記追加の第1のランドにはんだ付けされる追加の第1の接合部および前記追加の第2のランドにはんだ付けされる追加の第2の接合部を具備しており、前記追加の第1の接合部が延びる方向は、前記第1の基板の長手方向において前記第1の発光素子から遠ざかるにつれて、前記第1の基板の短手方向において前記第1の発光素子から遠ざかるように、前記第1の基板の長手方向に対して傾斜しており、前記追加の第2の接合部が延びる方向は、前記第2の基板の長手方向において前記第2の発光素子から遠ざかるにつれて、前記第2の基板の短手方向において前記第2の発光素子から遠ざかるように、前記第2の基板の長手方向に対して傾斜している。
好ましくは、前記追加の第1のランドは、前記追加の第1の接合部が延びる方向に長く延びる長矩形状に形成されており、前記追加の第2のランドは、前記追加の第2の接合部が延びる方向に長く延びる長矩形状に形成されている。
本発明の第4の側面によって提供される照明器具は、発光素子と、前記発光素子を支持する基材と、前記発光素子と導通する経路部、および、前記経路部に繋がる接続部を有する配線パターンと、前記接続部を露出させる開口部が形成され、かつ、前記経路部を覆う保護層と、前記接続部に接続される接続配線と、を備えており、前記配線パターンは、前記基材上に設けられた第1層と、前記第1層上に設けられ、かつ、前記第1層とは異なる材質からなる第2層とを有しており、前記経路部は、前記第1層からなり、前記接続部は、前記第1層および前記第2層からなることを特徴とする。
好ましくは、前記接続部は、前記経路部に繋がる帯状部と、前記帯状部に繋がり、かつ、前記帯状部よりも幅広に形成された幅広部と、を有しており、前記帯状部は、前記接続配線が延びる方向において、前記接続配線から遠ざかるように延びており、前記接続配線は前記幅広部に接続されている。
好ましくは、前記帯状部に切欠きが形成されている。
好ましくは、前記第1層は銅製であり、前記第2層ははんだにより形成されている。
本発明の第5の側面によって提供される照明器具は、発光素子と、前記発光素子を支持する基材と、前記発光素子と導通する経路部、および、前記経路部に繋がる接続部を有する配線パターンと、前記接続部を露出させる開口部が形成され、かつ、前記経路部を覆う保護層と、前記接続部に接続される接続配線と、を備えており、前記保護層を覆い、前記保護層とは異なる材質からなる追加の保護層を備えており、前記追加の保護層は前記経路部と重なっていることを特徴とする。
好ましくは、前記保護層は、ソルダーレジストであり、前記追加の保護層は、シリコーン樹脂からなる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に基づく照明器具を示す図である。 図1に示す照明器具の一部を示す平面図である。 図1に示す照明器具の要部を詳細に説明するための拡大平面図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図3のV−V線に沿う断面図である。 図1に示す照明器具の製造方法を説明するための図である。 接続配線の一端を仮止めした状態を示す図である。 接続配線の他端を本止めした状態を示す図である。 接続配線の一端の仮止めを外した状態を示す図である。 接続配線の一端を本止めした状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に基づく照明器具を説明するための図である。 図11に示す照明器具の要部を詳細に説明するための拡大平面図である。 図11に示す照明器具の製造方法の一例を説明するための図である。 図13に示す工程に続く工程を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に基づく照明器具を説明するための図である。 図15に示す照明器具の要部拡大平面図である。 図16のXVII−XVII線に沿う断面図である。 本発明の第4実施形態に基づく照明器具を説明するための図である。 本発明の第5実施形態に基づく照明器具を説明するための図である。 本発明の第6実施形態に基づく照明器具を説明するための図である。 本発明の第7実施形態に基づく照明器具を説明するための図である。 本発明の第8実施形態に基づく照明器具を説明するための図である。 本発明の第9実施形態に基づく照明器具を説明するための図である。 本発明の第10実施形態に基づく照明器具を説明するための図である。 図24のXXV−XXV線に沿う断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図5は、本発明の第1実施形態に基づく照明器具を示している。本実施形態の照明器具101は、天井W1に固定され、室内を照明するのに使用される。以下において、照明器具101の長手方向をx方向とし、このx方向と直交する方向をy,z方向とする。z方向は、天井W1から床面に向かう方向と合致する。図1に示す例では、商用電源に接続された電源装置P1と、電源装置P1に接続されたソケットS1と、x方向においてソケットS1から離間するソケットS2とが、天井W1に設けられている。照明器具101は、x方向における図1中右方の端部がソケットS1に嵌め込まれ、図1中左方の端部がソケットS2に嵌め込まれることにより、天井W1に固定されている。
図1に示すように、照明器具101は、直管型の蛍光灯と似たような外観となるように、x方向に長く延びる円筒状に形成された拡散カバー1と、x方向に沿って配列された複数の発光部2とを備えている。拡散カバー1は、複数の発光部2を覆っている。さらに、照明器具101は、複数の基板3と、これらの基板3に接する放熱部材4と、複数の接続配線5と、エンドキャップ61,62と、口金71,72とを備えている。図1に示すように、エンドキャップ61および口金71は、x方向における図中右側に位置し、エンドキャップ62および口金72はx方向における図中左側に位置している。
拡散カバー1は、たとえば、塩化水銀などの拡散材を添加された透明なポリカーボネート樹脂により形成されている。このような拡散カバー1は、発光部2からの光を拡散しつつ透過する。なお、図2〜図5では簡略化のために拡散カバー1を省略している。
図4に示すように、各発光部2は、LEDチップ21と、LEDチップ21を覆う透光樹脂22とを有している。なお、簡略化のために図1〜図3では透光樹脂22を省略している。透光樹脂22は、たとえばエポキシ樹脂に蛍光材料を添加したものである。この蛍光材料は、LEDチップ21からの光によって励起されて光を発する。発光部2が出射する光の色は、LEDチップ21が発する光と、透光樹脂22内の蛍光材料が発する光とが合わさったものとなる。たとえば、LEDチップ21が青色光を発し、蛍光材料が青色光を受けて黄色光を発するようにすると、発光部2が発する光の色は白色光となる。
LEDチップ21は、たとえば、2ワイヤタイプのものであり、図示しないワイヤを介して基板3に接続される。透光樹脂22はLEDチップ21とともにワイヤも保護するように形成されている。なお、LEDチップ21としては、1ワイヤタイプのものや、フリップチップ型のものを用いてもよい。また、LEDチップ21を基板3に直接設置する構成とせずに、モジュール化されたものを実装しても構わない。
各基板3は、x方向に長く延びる長矩形状に形成されている。換言すると、各基板3の長手方向はx方向に一致し、短手方向はy方向と一致している。図2に示すように、複数の基板3はx方向に沿って一列に並べられている。隣り合う基板3同士は、接続配線5によって電気的に接続される。各発光部2は、複数の基板3のいずれかによって支持されている。本実施形態では、各基板3は、同一の構成を備えるように形成されており、各基板3が支持する発光部2の数は一定である。各基板3は、x方向における図2中右端部に、右隣の基板3との接続を行うための1対のメインランド31,32と、1対のサブランド33,34とを備えている。また、各基板3は、x方向における図2中左端部に、左隣の基板3との接続を行うための1対のメインランド35,36を備えている。さらに、図4に示すように、各基板3はセラミック製の基材310と、基材310上に設けられた金属製の配線パターン320と、配線パターン320を保護する保護層330とを備えている。
なお、本実施形態では基材310はセラミック製であるが、基材310としてエポキシ樹脂を用いても構わない。配線パターン320は、たとえば銅製である。保護層330は、たとえば、熱硬化性エポキシ樹脂からなるソルダーレジストである。保護層330には、メインランド31,32,35,36を露出させるための開口部340およびサブランド33,34を露出させるための開口部350が形成されている(図5参照)。
より具体的な説明を行うために、図3には、隣り合う2つの基板3の接続部付近を拡大して示している。以下、図3に表れる基板3のうち、図中左方に位置するものを第1の基板3Aとし、図中右方に位置するものを第2の基板3Bとする。本実施形態の基板3はいずれも同じ構成を備えているが、説明の便宜上、第1の基板3Aの各構成要素には符号Aを付し、第2の基板3Bの各構成要素には符号Bを付して区別する。なお、図3では、各発光部2の透光樹脂22および放熱部材4を省略している。
第1の基板3A上には、x方向に沿って複数のLEDチップ21A1およびLEDチップ21A2が並べられている。LEDチップ21A2は、第1の基板3Aの右端部に設置されている。複数のLEDチップ21A1は、いずれもLEDチップ21A2よりも図中左方に設置されている。なお、LEDチップ21A1は、本発明の請求項における第1の発光素子に相当している。
第2の基板3B上には、x方向に沿って複数のLEDチップ21B1およびLEDチップ21B2が並べられている。LEDチップ21B2は、第2の基板3Bの左端部に設置されている。複数のLEDチップ21B1は、いずれもLEDチップ21B2よりも図中右方に設置されている。なお、LEDチップ21B1は、本発明の請求項における第2の発光素子に相当している。
図3に示すように、複数のLEDチップ21A1、LEDチップ21A2、複数のLEDチップ21B1、および、LEDチップ21B2はx方向に沿って一列に並ぶように配置されている。さらに、複数のLEDチップ21A1、LEDチップ21A2、複数のLEDチップ21B1、および、LEDチップ21B2は一定のピッチで並べられている。このような配置を実現するために、LEDチップ21A2は、第1の基板3Aの右端からピッチの半分程度左方に設置され、LEDチップ21B2は、第2の基板3Bの左端からピッチの半分程度右方に設置されている。
第1の基板3Aは、第1の配線パターン320Aと、第1のメインランド31Aと、追加の第1のメインランド32Aと、第1のサブランド33Aと、追加の第1のサブランド34Aとを備えている。図3では省略しているが、図5に示すように、第1の基板3A上には発光部2A1が設けられている。発光部2A1は、LEDチップ21A1と、透光樹脂22A1とを有している。
第1の配線パターン320Aは、複数のLEDチップ21A1およびLEDチップ21A2と導通している。第1のメインランド31Aおよび追加の第1のメインランド32Aは、第1の配線パターン320Aと導通している。一方、第1のサブランド33Aおよび追加の第1のサブランド34Aは、第1の配線パターン320Aから電気的に離間している。具体的には、第1のサブランド33Aおよび追加の第1のサブランド34Aは、保護層330によって第1の配線パターン320A、第1のメインランド31Aおよび追加の第1のメインランド32Aと隔てられている。
図3に示すように、第1のメインランド31A、追加の第1のメインランド32A、第1のサブランド33A、および、追加の第1のサブランド34Aは、x方向において、LEDチップ21A1よりも第2の基板3Bに近い位置に設けられている。より具体的には、第1のメインランド31A、追加の第1のメインランド32A、第1のサブランド33A、および、追加の第1のサブランド34Aは、LEDチップ21A2よりも図中左方に位置し、最も右に位置するLEDチップ21A1よりも図中右方に位置している。なお、このような位置関係は一例に過ぎず、第1のメインランド31A等がLEDチップ21A2よりも図中右方に位置してもよく、逆に、LEDチップ21A1の一部よりも左方に位置してもよい。
本実施形態では、第1のメインランド31Aは、x方向に長く延びる長矩形状に形成されている。第1のサブランド33Aは、第1のメインランド31Aよりも小さい長矩形状に形成されている。具体的には、第1のサブランド33Aは、第1のメインランド31Aよりもy方向における幅が小さく、かつ、x方向における長さも短い。
追加の第1のメインランド32Aは、第1のメインランド31Aと同様の長矩形状に形成されている。追加の第1のサブランド34Aは、追加の第1のメインランド32Aよりも小さい長矩形状に形成されている。具体的には、追加の第1のサブランド34Aは、第1のサブランド33Aと同様の長矩形状に形成されている。
第1のメインランド31Aと追加の第1のメインランド32Aとは、y方向において複数のLEDチップ21A1を間に挟んで互いに反対の位置となるように配置されている。具体的には、第1のメインランド31Aは、第1の基板3A上のy方向における図3中上端寄りの位置に設けられ、追加の第1のメインランド32Aは、図3中下端寄りの位置に設けられている。
図3に示すように、第1のサブランド33Aは、追加の第1のメインランド32Aよりも第1のメインランド31Aに近い位置に設けられている。また、追加の第1のサブランド34Aは、第1のメインランド31Aよりも追加の第1のメインランド32Aに近い位置に設けられている。具体的には、第1のサブランド33Aは、y方向において複数のLEDチップ21A1よりも図中上方に位置し、かつ、第1のメインランド31Aよりも図中下方に位置している。追加の第1のサブランド34Aは、y方向において複数のLEDチップ21A1よりも図中下方に位置し、かつ、追加の第1のメインランド32Aよりも図中上方に位置している。さらに、第1のサブランド33Aおよび追加の第1のサブランド34Aのy方向における図中右端は、第1のメインランド31Aおよび追加の第1のメインランド32Aのy方向における図中右端とほぼ同じ位置にある。
第2の基板3Bは、第2の配線パターン320Bと、第2のメインランド35Bと、追加の第2のメインランド36Bとを備えている。なお、便宜上名称を違えているが、第2の基板3Bは第1の基板3Aと同じ構成を備えており、図3に表れない方の端部にメインランド31,32およびサブランド33,34を備えている。また、第1の基板3Aも図3に表れない方の端部にメインランド35,36を備えている。
第2の配線パターン320Bは、複数のLEDチップ21B1およびLEDチップ21B2と導通している。第2のメインランド35Bおよび追加の第2のメインランド36Bは、第2の配線パターン320Bと導通している。
図3に示すように、第2のメインランド35Bおよび追加の第2のメインランド36Bは、x方向において、LEDチップ21B1よりも第1の基板3Aに近い位置に設けられている。より具体的には、第2のメインランド35B、および、追加の第2のメインランド36Bは、LEDチップ21B2よりも図中右方に位置し、最も左に位置するLEDチップ21B1よりも図中左方に位置している。なお、このような位置関係は一例に過ぎず、第2のメインランド35B等がLEDチップ21B2よりも図中左方に位置してもよく、逆に、LEDチップ21B1の一部よりも右方に位置してもよい。
本実施形態では、第2のメインランド35Bは、x方向に長く延びる長矩形状に形成されている。追加の第2のメインランド36Bは、第2のメインランド35Bと同様の長矩形状に形成されている。第2のメインランド35Bおよび追加の第2のメインランド36Bは第1のメインランド31Aと同程度の大きさである。
第2のメインランド35Bと追加の第2のメインランド36Bとは、y方向において複数のLEDチップ21B1を間に挟んで互いに反対の位置となるように配置されている。具体的には、第2のメインランド35Bは、y方向において第1のメインランド31Aとほぼ同じ位置となるように配置され、追加の第2のメインランド36Bは、追加の第1のメインランド32Aとほぼ同じ位置となるように配置される。
第1の基板3Aと第2の基板3Bとは、複数の接続配線5のうちの2本の接続配線5によって接続されている。各接続配線5は、たとえば銅からなる芯線を塩化ビニルで被覆したものである。接続配線5の両端部においては芯線が塩化ビニルから露出している。以下、2本の接続配線5の一方を接続配線51とし、他方を接続配線52として説明を行う。
接続配線51は、第1のメインランド31Aと第2のメインランド35Bとを接続している。接続配線51の図3中左端は、はんだからなる接合部材53によって第1のメインランド31Aに接続および固定されている。図5に示すように、接続配線51は、第1のメインランド31Aに直接接しており、接合部材53は接続配線51と第1のメインランド31Aとの接触部分を覆っている。接続配線51の図3中右端は接合部材53によって第2のメインランド35Bに固定されている。接続配線51と第2のメインランド35Bとの接続部の構成は、接続配線51と第1のメインランド31Aとの接続部と同様となっている。
接続配線52は、追加の第1のメインランド32Aと追加の第2のメインランド36Bとを接続している。接続配線52の図3中左端は、接合部材53によって追加の第1のメインランド32Aに接続および固定されている。図5に示すように、接続配線52は、追加の第1のメインランド32Aに直接接しており、接合部材53は接続配線52と追加の第1のメインランド32Aとの接触部分を覆っている。接続配線52の図3中右端は接合部材53によって追加の第2のメインランド36Bに固定されている。接続配線52と追加の第2のメインランド36Bとの接続部の構成は、接続配線52と追加の第1のメインランド32Aとの接続部と同様となっている。
図2に示すように放熱部材4は、全体としてx方向に長く延びるように形成されている。図4に示すように、放熱部材4は、板状の支持部41と、支持部41の図中左端から図中下方に延び出す側部42と、支持部41の図中右端から図中下方に延び出す側部43とを備えている。本実施形態では、支持部41と側部42との境界部分はなだらかに屈曲している。支持部41と側部43との境界部分もなだらかに屈曲している。支持部41には溝411が形成されており、各基板3はこの溝411に嵌め込まれている。各基板3の図4中下端は溝411の底に当接している。LEDチップ21が点灯時に発する熱は基板3を介して速やかに放熱部材4に伝達される。
本実施形態では、側部42にy方向における図4中左方へ突き出る凸部421が設けられており、側部43にはy方向における図4中右方へ突き出る凸部431が設けられている。これらの凸部421,431は、z方向における同じ位置に設けられている。これらの凸部421,431は、たとえば、照明器具101の製造過程において、通電検査を行う際などに、放熱部材4を所望の位置に係止しておくのに用いることができる。
以下、図6〜図10を参照しつつ、照明器具101の製造方法について説明を行う。
照明器具101を製造する際には、第1の基板3Aと第2の基板3Bとを接続する接続工程が行われる。以下で説明するのは、第1の基板3Aと第2の基板3Bとを接続する接続工程についてであるが、他の基板3同士を接続する際にも同様の工程が行われる。
図6には、接続前の第1の基板3Aおよび第2の基板3Bを示している。第1の基板3Aと第2の基板3Bとの接続工程は、第1のサブランド33Aに接続配線51の一端を仮止めする仮止め工程を有している。図7には、第1のサブランド33Aに接続配線51の図中左端を仮止めした状態を示している。仮止め工程は、以降の工程で行われるはんだ付け作業よりも短い作業時間で行われる。仮止め工程により、第1のサブランド33Aと接続配線51の図7中左端とを接続する仮接合部材54が形成される。この工程により、接続配線51の図7中左端が第1の基板3Aに固定され、仮に意図しない力が加わった場合でも、接続配線51が大きく動いてしまうことを防ぐことができる。このため、たとえばはんだごてを用いて接続配線51の図7中右端を第2のメインランド35Bの位置まで円滑に移動させることができる。
第1の基板3Aと第2の基板3Bとの接続工程は、第2のメインランド35Bと接続配線51とを接続する工程を有している。この工程は、仮止め工程の後に行われる。図8には、第2のメインランド35Bに接続配線51の図中右端を接続した状態を示している。図8に示すように、接続配線51の図中右端は接合部材53によって第2のメインランド35Bに電気的に接続され、かつ、物理的に固定されている。第2のメインランド35Bと接続配線51とを接続する工程は、具体的にははんだ付け作業により行われ、接合部材53ははんだが固まったものである。なお、このときのはんだ付け作業では、先の仮止め工程よりも多量のはんだが使用される。このため、接合部材53は、仮接合部材54と比較して大きく形成される。
第1の基板3Aと第2の基板3Bとの接続工程は、仮止めを解除する工程を有している。この工程は、第2のメインランド35Bと接続配線51とを接続する工程を行った後に行われる。図9には、仮止めを解除してさらに接続配線51の図中左端を第1のメインランド31Aと重なる位置にまで移動させた状態を示している。仮止めを解除する工程では、仮接合部材54を除去し、接続配線51の図9中左端を第1のサブランド33Aから引き離す。仮接合部材54の除去は、たとえば物理的に圧力を加えたり、はんだごてで加熱したりすることによって行うことができる。仮止め工程は短時間で少量のはんだを用いて行われるため、仮接合部材54を外すのは容易である。
仮止めを解除後、接続配線51の図9中左端を第1のメインランド31Aと重なる位置にまで移動させる作業は、たとえば、はんだごてを用いて接続配線51の図9中左端を引っ張ることで行うことができる。接続配線51の図9中右端が第2のメインランド35Bに固定されているため、この作業は容易に行うことができる。
第1の基板3Aと第2の基板3Bとの接続工程は、第1のメインランド31Aと接続配線51とを接続する本止め工程とを有している。この本止め工程は、仮止めを解除する工程を行い、さらに接続配線51の図9中左端を第1のメインランド31Aにまで移動させた後に行われる。図10には、本止め工程を行った後の状態を示している。この本止め工程は、接続配線51の図10中左端と第1のメインランド31Aとをはんだ付けすることにより行われる。本止め工程におけるはんだ付け作業は、第2のメインランド35Bと接続配線51とを接続する工程におけるはんだ付け作業と同様に行う。
その後、追加の第1のサブランド34Aに接続配線52(図3参照)の一端を仮止めしてから、追加の第2のメインランド36Bおよび追加の第1のメインランド32Aに接続配線52をはんだ付けする。これらの作業は、先に説明した手順を繰り返すことにより行うことができるため、説明を省略する。
以下、照明器具101および照明器具101の製造方法の作用について説明を行う。
照明器具101は、実際の接続に用いられるメインランド31,32,35,36の他に製造工程で使用されるサブランド33,34を備えている。上述した製造方法では、接続配線51の一端を第1のサブランド33Aに仮止めすることで、接続配線51の他端を第2のメインランド35Bにはんだ付けしやすくしている。第1のサブランド33Aに限らず、他のサブランド33,34も同様に仮止めに使用される。照明器具101は仮止め用のサブランド33,34を備えているため、製造過程において仮止めされているだけの状態か否かを容易に確認することが可能となる。すなわち、接続配線5の一端がサブランド33あるいはサブランド34に接続されていれば仮止め状態であると容易に判断することが可能であり、仮止めされただけのものを次の工程に送るミスは生じにくくなる。
本実施形態では、第1のサブランド33Aおよび追加の第1のサブランド34Aが、第1のメインランド31Aおよび追加の第1のメインランド32Aよりも小さく形成されている。なお、これは、他のサブランド33,34にも言えることである。サブランド33,34がメインランド31,32よりも小さく形成されているため、サブランド33,34とメインランド31,32との区別を付けるのは容易となっている。このことは、仮止め状態か否かを目視で素早く判断する際に有利に作用する。
さらに、サブランド33,34は、配線パターン320と導通していないため、仮止めしただけでは、基板3同士の電気的な接続は完了しない。このため、仮に、仮止め状態であるのを見過ごしたとしても、通電検査を行った際に仮止め状態で放置されていることを検出することが可能である。
以上のように、照明器具101の構成によれば、製造過程で仮止めが放置される可能性を小さくすることができる。このことは、出荷される照明器具101に接続不良が生じる可能性を小さくすることに繋がる。
図11〜図25は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図11および図12には、本発明の第2実施形態に基づく照明器具を示している。図11および図12に示す照明器具102の基本的な構成は照明器具101と共通であるが、隣り合う基板3同士を接続する手法が照明器具101の場合と異なっている。以下、照明器具102の隣り合う基板3同士の接続手法について説明を行う。
照明器具101では、基板3に仮止めに使用するサブランド33,34が設けられていたが、本実施形態の基板3にはサブランド33,34が設けられていない。また、本実施形態の基板3は、照明器具101の基板3におけるメインランド31,32,35,36に替えて、ランド37a,37b,38a,38bを具備している。図11に示すように、ランド37aおよびランド37bは、各基板3の図中右端付近に位置し、ランド38aおよびランド38bは各基板3の図中左端付近に位置している。また、ランド37aとランド37bとはy方向においてLEDチップ21を挟んで互いに反対側に位置している。ランド38aとランド38bとはy方向においてLEDチップ21を挟んで互いに反対側に位置している。図11では、ランド37aおよびランド38aは各LEDチップ21の上方に位置し、ランド37bおよびランド38bは各LEDチップ21の下方に位置している。
図11に示すように、本実施形態の接続配線5は、照明器具101の場合と平面視の形状が異なっている。照明器具101における接続配線5はx方向に沿う直線状に形成されているが、本実施形態の接続配線5は中ほどで折れ曲がる形状となっている。
図12には隣り合う第1の基板3Aおよび第2の基板3Bを示している。照明器具101の場合と同様に、第1の基板3Aには、x方向に沿って複数のLEDチップ21A1およびLEDチップ21A2が並べられている。また、第2の基板3Bには、x方向に沿って複数のLEDチップ21B1およびLEDチップ21B2が並べられている。照明器具101の場合と同様に、第1の基板3Aは複数のLEDチップ21A1およびLEDチップ21A2と導通する配線パターンを有している。この配線パターンは、第1の基板3Aのランド37a,37b,38a,38bと導通している。また、第2の基板3Bは複数のLEDチップ21B1およびLEDチップ21B2と導通する配線パターンを有しており、この配線パターンは、第2の基板3Bのランド37a,37b,38a,38bと導通している。なお、便宜上区別しているが、第1の基板3Aおよび第2の基板3Bは同一の構成を備えたものである。
図12には、第1の基板3Aのランド37aおよびランド37bが表れており、第2の基板3Bのランド38aおよびランド38bが表れている。本実施形態では、ランド37aおよびランド37bは、x方向において、LEDチップ21A2よりも図12中左方に位置し、最も右に位置するLEDチップ21A1よりも図12中右方に位置している。なお、このような位置関係は一例に過ぎず、ランド37aおよびランド37bがLEDチップ21A2よりも図中右方に位置してもよく、逆に、LEDチップ21A1の一部よりも左方に位置してもよい。
ランド38aおよびランド38bは、x方向において、LEDチップ21B2よりも図12中右方に位置し、最も左に位置するLEDチップ21B1よりも図12中左方に位置している。なお、このような位置関係は一例に過ぎず、ランド38aおよびランド38bがLEDチップ21B2よりも図中左方に位置してもよく、逆に、LEDチップ21B1の一部よりも右方に位置してもよい。
図12に示すように、ランド37aとランド38aとは、複数の接続配線5の1つである接続配線51によって接続されている。ランド37bとランド38bとは、複数の接続配線5の1つである接続配線52によって接続されている。
図12に示すように、接続配線51は、第1の基板3Aのランド37aに接合部材53を介して接合される第1の接合部511、および、第2の基板3Bのランド38aに接合部材53を介して接合される第2の接合部512を具備している。具体的には、第1の接合部511はランド37aにはんだ付けされており、第2の接合部512はランド38aにはんだ付けされている。
第1の接合部511は、図12に示す第1の延伸方向X1に沿って延びており、第2の接合部512は、図12に示す第2の延伸方向X2に沿って延びている。第1の延伸方向X1と第2の延伸方向X2とは互いに異なる方向であり、共にx方向に対して傾斜している。第1の延伸方向X1は、x方向においてLEDチップ21A1から遠ざかるにつれて、y方向においてもLEDチップ21A1から遠ざかるように、x方向に対して傾斜している。第2の延伸方向X2は、x方向においてLEDチップ21B1から遠ざかるにつれて、y方向においてもLEDチップ21B1から遠ざかるように、x方向に対して傾斜している。
ランド37aは、第1の延伸方向X1に長く延びる長矩形状に形成されており、ランド38aは、第2の延伸方向X2に長く延びる長矩形状に形成されている。
図12に示すように、接続配線52は、第1の基板3Aのランド37bに接合部材53を介して接合される第1の接合部521、および、第2の基板3Bのランド38bに接合部材53を介して接合される第2の接合部522を具備している。具体的には、第1の接合部521はランド37bにはんだ付けされており、第2の接合部522はランド38bにはんだ付けされている。
第1の接合部521は、図12に示す第3の延伸方向X3に沿って延びており、第2の接合部522は、図12に示す第4の延伸方向X4に沿って延びている。第3の延伸方向X3と第4の延伸方向X4とは互いに異なる方向であり、共にx方向に対して傾斜している。第3の延伸方向X3は、x方向においてLEDチップ21A1から遠ざかるにつれて、y方向においてもLEDチップ21A1から遠ざかるように、x方向に対して傾斜している。本実施形態では、この第3の延伸方向X3は、第1の延伸方向X1と異なる方向となっている。第4の延伸方向X4は、x方向においてLEDチップ21B1から遠ざかるにつれて、y方向においてもLEDチップ21B1から遠ざかるように、x方向に対して傾斜している。本実施形態では、この第4の延伸方向X4は、第2の延伸方向X2と異なる方向となっている。
ランド37bは、第3の延伸方向X3に長く延びる長矩形状に形成されており、ランド38bは、第4の延伸方向X4に長く延びる長矩形状に形成されている。
図13および図14は、接続配線51の設置方法について説明するための図である。
接続配線51を設置する際には、まず、ランド37aに接続配線51の第1の端部511aをはんだ付けする。図13にはランド37aに接続配線51の第1の端部511aをはんだ付けした状態を示している。ランド37aが第1の延伸方向X1に沿うように形成されているため、図13に示すように、接続配線51は第1の延伸方向X1に沿うように設置される。
次に、接続配線51のランド37aに接続されていない方の第2の端部512aがランド38aに沿うように接続配線51を屈曲させる。このとき、接続配線51の芯線を被覆する塩化ビニルが屈曲させる力に反発するが、その反発を押さえながら接続配線51の端部をランド38aにはんだ付けする。このような工程を経ることで、第1の端部511aは第1の延伸方向X1に沿う第1の接合部511となり、第2の端部512aは第2の延伸方向X2に沿う第2の接合部512となる。
なお、接続配線52を設置する場合も接続配線51と同様に行うことができる。また、他の接続配線5を設置する際にも同様に接続配線5を折り曲げる工程を行う。
本実施形態の接続配線5は、はんだ付けの際に折り曲げる工程を経ている。このため、接続配線51の芯線を被覆する塩化ビニルは元の形状に戻ろうとする力を芯線に加え続けることになる。この力は接続配線5とランド37a,37b,38a,38bとの接続部分に加えられることになる。すなわち、本実施形態の構成によれば、接合部材53に接続配線5から力が加え続けられることなる。仮に第2の接合部512とランド38aとの接続が正しく行われておらず、微量の力でも接続が解除されてしまう場合には、接続配線51は図13に示すような直線状の形状に戻ろうとし、第2の接合部512はランド38aから遠ざかる。
このことは、第2の接合部512とランド38aとが不安定な接続状態のまま維持されることを防ぐ上で有効である。たとえば、第2の接合部512とランド38aとが十分にはんだ付けされず、接続配線51の芯線とランド38aとの間に微小な隙間が生じた場合、芯線とランド38aとの間に放電が生じる可能性がある。このような問題を予防する上で、照明器具102の構成は有効である。
本実施形態では、接続配線5の芯線を被覆する塩化ビニルの復元力を利用しているが、より積極的に接続配線5に張力を付与してもよい。たとえば、塩化ビニルの被覆を厚くしたり、より剛性の高い材質で芯線を被覆したりしてもよい。あるいは、接続配線5に弾性部材を取り付けてもよい。
図15〜図17には、本発明の第3実施形態に基づく照明器具を示している。図15〜図17に示す照明器具103の基本的な構成は照明器具101と共通であるが、隣り合う基板3同士を接続する手法が照明器具101の場合と異なっている。以下、照明器具103の隣り合う基板3同士を接続する手法について説明を行う。
本実施形態における基板3は、複数のLEDチップ21を支持する基材310と、配線パターン320と、保護層330とを備えている。配線パターン320は、複数のLEDチップ21と導通する1対の経路部360と、経路部360に繋がる2対の接続部370とを備えている。1対の経路部360は、y方向において複数のLEDチップ21を間に挟んだ両側に設けられている。各接続部370は、1対の経路部360のx方向における両端部のいずれかに繋がっている。たとえば、図15には、図中左方の基板3の右端に位置する1対の接続部370が表れており、図中右方の基板3の左端に位置する1対の接続部370が表れている。図15中左方の基板3の図中上側の接続部370は、同図中右方の基板3の図中上側の接続部370と接続配線5を介して接続されている。また、図15中左方の基板3の図中下側の接続部370は、同図中右方の基板3の図中下側の接続部370と先のとは別の接続配線5を介して接続されている。本実施形態の2つの接続配線5はいずれもx方向に沿って延びるように形成されている。図16には、図15における接続部370のうち、図15中左側の基板3の図15中下方に位置する接続部370を拡大して示している。
本実施形態では、経路部360は、保護層330に覆われている。この保護層330には開口部340が形成されている。接続部370は開口部340内に位置し、保護層330から露出している。
図17に示すように、本実施形態の配線パターン320は、基材310上に設けられた第1層321と、第1層321上に設けられた第2層322とを有している。この第2層322は、第1層321とは異なる材質からなる。具体的には、第1層321は銅製であり、第2層322ははんだ製である。第2層322は、たとえば、第1層321の開口部340から保護層330の外部に露出する部分にクリームはんだを印刷することにより形成される。
第1層321のうち開口部340から露出する範囲内に第2層322が設けられており、保護層330に覆われた経路部360においては第2層322が設けられていない。すなわち、経路部360は第1層321からなり、接続部370は第1層321および第2層322からなる。
図16に示すように、接続部370は、経路部360に繋がる帯状部371と、帯状部371に繋がる幅広部372と、を有している。幅広部372は、x方向に長く延びる長矩形状に形成されている。幅広部372は接合部材53が余裕をもって内側に収まる程度の大きさに形成されている。幅広部372のy方向における幅は、帯状部371のy方向における幅よりも大きく形成されている。帯状部371は、幅広部372のx方向における図16中左端から、接続配線5から遠ざかるように図16中左方へ延びている。帯状部371のy方向における幅は経路部360と同じとなっている。
本実施形態の開口部340は接続部370の形状に合わせて形成されている。すなわち、開口部340は、帯状部371を露出させる帯状開口部341、および、幅広部372を露出させる幅広開口部342を有している。なお、開口部340の形状は適宜調整可能であり、たとえばx方向に長く延びる平面視長矩形状に形成されていてもよい。
図17に示すように、本実施形態の接続配線5は、幅広部372にはんだからなる接合部材53によって接続されている。なお、図17では区別して示しているが、接合部材53および第2層322は双方ともはんだであるため、混ざり合った構成となることもある。
接続配線5と接続部370との接続は手作業によるはんだ付けによって行われることがあり、手作業故に接続不良が生じる可能性をゼロにすることは困難である。たとえば、接続配線5の塩化ビニルで被覆された部分が接続部370に乗り上げ、接続配線5の芯線が接続部370から浮いた状態で固定されることが起こり得る。この場合には、接続配線5の芯線と接続部370との間で放電が生じ、接続部370が高温になることが起こり得る。さらには、この熱によって保護層330が損傷し、経路部360が露出してしまうことも起こり得る。経路部360は銅製であり、高温になると酸化反応を起こしやすい問題がある。
上述の問題を解消するには、発熱する可能性が高い部位、すなわち、接続配線5と接続部370との接触部と、保護層330とを引き離すことが有効である。しかしながら、そのような構成にしようとすると、保護層330の開口部340が大きくなり、開口部340から露出する第1層321の面積が大きくなりすぎる可能性がある。このため、本実施形態では、第1層321の開口部340から露出する部分をはんだ製の第2層322で覆う構成としている。銅製の第1層321がはんだ製の第2層322に覆われているため、第1層321は酸化反応を起こしにくくなる。
本実施形態では接続部370がx方向に長く延びる長矩形状の幅広部372と、さらに、幅広部372の端から接続配線5から遠ざかるように延び出す帯状部371とを有している。経路部360は帯状部371の端に繋がっている。たとえば帯状部371を設けずに直接幅広部372に繋がる場合と比較して、経路部360は接続配線5からより遠い位置にある。発熱する可能性が高いのは接続配線5の周辺であるため、経路部360をそこから遠ざける構成は、保護層330のうち経路部360を覆う部分が損傷するのを防ぐ上で望ましいものである。
なお、単純に接続配線5と経路部360とを遠ざけるだけならば、帯状部371と幅広部372とを同じ幅寸法に、すなわち接続部370を一定幅の長矩形状に構成しても構わない。しかしながら、接続部370をそのような形状とした場合、はんだ付けの作業を行う者が接続配線5を接続部370にはんだ付けする際に、経路部360に近い位置に接続配線5をはんだ付けしてしまう可能性がある。本実施形態のように、帯状部371を幅広部372よりも細い幅で形成することにより、帯状部371を避けて幅広部372にはんだ付けすることを期待できる。
なお、上記の実施形態では、帯状部371を伝って保護層330の経路部360と重なる部分に熱が伝わる問題が考えられる。帯状部371を熱が伝わるのを予防するためには、帯状部371の一部を狭くして帯状部371の端まで熱が伝わりにくくすることが考えられる。以下、帯状部371の形状を変えたものを、第4〜第9実施形態として図18〜図23を参照にしつつ説明する。
図18に示す照明器具104では、帯状部371に丸みを帯びた切欠き373が形成されている。切欠き373は帯状部371のx方向における図18中左端付近にy方向における図18中下方へ凹むように形成されている。図18に示す例では、帯状部371のx方向における左方には経路部360と重なる保護層330が存在している。このため、帯状部371の途中に切欠き373を設け、帯状部371を通ってx方向に熱が伝わるのを防ぐことで、保護層330の経路部360と重なる部分が熱されるのを防ぐことができる。
図19に示す照明器具105では、帯状部371に丸みを帯びた1対の切欠き373,374が形成されている。切欠き373,374は帯状部371のx方向における図19中左端付近に形成されている。切欠き373は、y方向における図19中下方へ凹むように形成されており、切欠き374はy方向における図19中上方へ凹むように形成されている。帯状部371の切欠き373,374に挟まれた部分は非常に狭くなっており、この部分をより一層に熱が通りにくくなっている。
図20に示す照明器具106では、帯状部371に楔状の切欠き375が形成されている。この切欠き375は形状が異なるだけで照明器具104における切欠き373と同様の効果を発揮する。
図21に示す照明器具107では、帯状部371に楔状の1対の切欠き375,376が形成されている。切欠き376はy方向において切欠き375とは逆側に設けられている。本実施形態では、切欠き375と切欠き376とはx方向において異なる位置に設けられている。このような構成によれば、熱が通りにくい部分を複数用意することができる。
図22に示す照明器具108では、帯状部371に矩形状の切欠き377が形成されている。この切欠き377は形状が異なるだけで照明器具104における切欠き373と同様の効果を発揮する。
図23に示す照明器具109では、帯状部371に矩形状の1対の切欠き377,378が形成されている。これらの切欠き377,378は形状が異なるだけで照明器具105における1対の切欠き373,374と同様の効果を発揮する。なお、照明器具107における切欠き375,376のように、切欠き377,378のx方向における位置をずらしても構わない。
保護層330の損傷を防ぐ別の方法について、第10実施形態として、図24および図25を参照にしつつ説明を行う。
図24および図25に示す照明器具110は、配線パターン320と重なる追加の保護層380を備えている点で照明器具103と異なっている。また、照明器具110では、保護層330に矩形状の開口部340が形成されており、この開口部340から矩形状の接続部370が保護層330の外部に露出している。照明器具110のその他の構成は照明器具103と同様となっている。
追加の保護層380は、保護層330とは別の材質からなり、図24および図25に示すように、経路部360と重なるように保護層330上に設けられている。本実施形態の保護層330は、照明器具101の保護層330と同様にソルダーレジストである。追加の保護層380はたとえば、シリコーン樹脂からなる。
追加の保護層380は保護層330の配線パターン320と重なる部分が酸素に触れるのを防ぐ役割を果たす。仮に加熱されたとしても、酸素と触れることを防ぐことで保護層330が焼けるのを防ぐことができる。
なお、本実施形態では、開口部340および接続部370は矩形状であるが、照明器具103の場合のように帯状開口部341および帯状部371を設けてもよい。さらに、照明器具104〜109のように帯状部371に切欠きを形成しても構わない。
本発明に基づく照明器具および照明器具の製造方法は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に基づく照明器具の具体的な構成および照明器具の製造方法の具体的な工程は、種々に設計変更自在である。
たとえば、上述した照明器具101では、仮止めに用いるサブランド33,34が設けられている。照明器具102〜110にも仮止めのためのサブランドを設けても構わない。
101〜110 照明器具
1 拡散カバー
2 発光部
21 LEDチップ
21A1 LEDチップ(第1の発光素子)
21A2 LEDチップ
21B1 LEDチップ(第2の発光素子)
21B2 LEDチップ
22 透光樹脂
3 基板
3A 第1の基板
3B 第2の基板
31,32,35,36 メインランド
33,34 サブランド
31A 第1のメインランド
32A 追加の第1のメインランド
33A 第1のサブランド
34A 追加の第1のサブランド
35B 第2のメインランド
36B 追加の第2のメインランド
310 基材
320 配線パターン
320A 第1の配線パターン
320B 第2の配線パターン
321 第1層
322 第2層
330 保護層
340 開口部
341 帯状開口部
342 幅広開口部
350 開口部
360 経路部
370 接続部
371 帯状部
372 幅広部
373〜378 切欠き
380 追加の保護層
4 放熱部材
41 支持部
411 溝
42,43 側部
421,431 凸部
5 接続配線
51 接続配線
511 第1の接合部
512 第2の接合部
52 接続配線
521 第1の接合部
522 第2の接合部
53 接合部材
54 仮接合部材
61,62 エンドキャップ
71,72 口金
S1,S2 ソケット
P1 電源装置
W1 天井
X1 第1の延伸方向
X2 第2の延伸方向
X3 第3の延伸方向
X4 第4の延伸方向

Claims (23)

  1. 第1の発光素子と、
    第1の方向に沿って前記第1の発光素子と並ぶ第2の発光素子と、
    前記第1の発光素子と導通する第1の配線パターン、前記第1の配線パターンと導通する第1のメインランド、および、前記第1の配線パターンから電気的に離間する第1のサブランドを具備する第1の基板と、
    前記第2の発光素子と導通する第2の配線パターン、および、前記第2の配線パターンと導通する第2のメインランドを具備する第2の基板と、
    前記第1のメインランドと前記第2のメインランドとを接続する接続配線と、
    を備えていることを特徴とする、照明器具。
  2. 前記第1のメインランドおよび前記第1のサブランドは、前記第1の方向において、前記第1の発光素子よりも前記第2の基板に近い位置に設けられており、
    前記第2のメインランドは、前記第1の方向において、前記第2の発光素子よりも前記第1の基板に近い位置に設けられている、請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記第1の基板は、前記第1のメインランドおよび前記第1のサブランドが設けられる主面を具備しており、
    前記第1の発光素子は前記主面に設置されている、請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記第1のサブランドは前記第1のメインランドよりも小さく形成されている、請求項3に記載の照明器具。
  5. 前記第1のメインランドと前記接続配線とがはんだにより接続されている、請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の照明器具。
  6. 前記第1の基板は、前記第1の方向において、前記第1の発光素子よりも前記第2の基板に近い位置に設けられ、かつ、前記第1の配線パターンと導通する追加の第1のメインランドを具備しており、
    前記第2の基板は、前記第1の方向において、前記第2の発光素子よりも前記第1の基板に近い位置に設けられ、かつ、前記第2の配線パターンと導通する追加の第2のメインランドを具備しており、
    前記追加の第1のメインランドと前記追加の第2のメインランドとを接続する追加の接続配線をさらに備えており、
    前記第1のサブランドは、前記追加の第1のメインランドよりも前記第1のメインランドに近い位置に設けられている、請求項5に記載の照明器具。
  7. 前記第1の基板は、前記第1の方向において、前記第1の発光素子よりも前記第2の基板に近い位置に設けられ、かつ、前記第1の配線パターンから電気的に離間する追加の第1のサブランドを具備しており、
    前記追加の第1のサブランドは、前記第1のメインランドよりも前記追加の第1のメインランドに近い位置に設けられている、請求項6に記載の照明器具。
  8. 前記第1の基板は、前記第1の方向において、前記第1の発光素子を間に挟んで前記第1のメインランドの反対側に位置し、かつ、前記第1の配線パターンと導通する第3のメインランドを具備しており、
    前記第2の基板は、前記第2の配線パターンと導通する第4のメインランド、および、前記第2の配線パターンから電気的に離間する第2のサブランドを具備しており、
    前記第4のメインランドおよび前記第2のサブランドは、前記第1の方向において、前記第2の発光素子を間に挟んで前記第2のメインランドの反対側に位置している、請求項2ないし請求項7のいずれかに記載の照明器具。
  9. 前記第1の基板は、前記第1の方向に延びる長矩形状に形成されており、
    前記第1の基板上に設けられ、前記第1の方向に沿って配列された複数の追加の第1の発光素子を備えており、
    前記複数の追加の第1の発光素子は、前記第1の配線パターンと導通している、請求項8に記載の照明器具。
  10. 前記第2の基板は、前記第1の方向に延びる長矩形状に形成されており、
    前記第2の基板上に設けられ、前記第2の方向に沿って配列された複数の追加の第2の発光素子を備えており、
    前記複数の追加の第2の発光素子は、前記第2の配線パターンと導通している、請求項9に記載の照明器具。
  11. 第1の発光素子に導通接続される第1の配線パターン、前記第1の配線パターンと導通する第1のメインランド、および、前記第1の配線パターンから電気的に離間する第1のサブランドを具備する第1の基板と、
    第2の発光素子に導通接続される第2の配線パターン、および、前記第2の配線パターンと導通する第2のメインランドを具備する第2の基板とを、
    接続配線を介して接続する接続工程を備えており、
    前記接続工程は、前記第1のサブランドと前記接続配線とを接続する仮止め工程と、前記接続配線と前記第2のメインランドとを接続する工程と、前記接続配線と前記第1のメインランドとを接続する本止め工程と、を有していることを特徴とする、照明器具の製造方法。
  12. 第1の発光素子と、
    第2の発光素子と、
    前記第1の発光素子を支持し、前記第1の発光素子と導通する第1のランドを具備する第1の基板と、
    前記第2の発光素子を支持し、前記第2の発光素子と導通する第2のランドを具備する第2の基板と、
    前記第1のランドと前記第2のランドとを導通接続させる接続配線と、
    を備えており、
    前記接続配線は、前記第1のランドにはんだ付けされる第1の接合部および前記第2のランドにはんだ付けされる第2の接合部を具備しており、
    前記第1の接合部が延びる方向と、前記第2の接合部が延びる方向とが異なっていることを特徴とする、照明器具。
  13. 前記第1の基板は長矩形状に形成されており、
    前記第1の接合部が延びる方向は、前記第1の基板の長手方向において前記第1の発光素子から遠ざかるにつれて、前記第1の基板の短手方向において前記第1の発光素子から遠ざかるように、前記第1の基板の長手方向に対して傾斜している、請求項12に記載の照明器具。
  14. 前記第2の基板は長矩形状に形成されており、
    前記第2の接合部が延びる方向は、前記第2の基板の長手方向において前記第2の発光素子から遠ざかるにつれて、前記第2の基板の短手方向において前記第2の発光素子から遠ざかるように、前記第2の基板の長手方向に対して傾斜している、請求項13に記載の照明器具。
  15. 前記第1のランドは、前記第1の接合部が延びる方向に長く延びる長矩形状に形成されており、
    前記第2のランドは、前記第2の接合部が延びる方向に長く延びる長矩形状に形成されている、請求項14に記載の照明器具。
  16. 前記第1の基板は、前記第1の基板の短手方向において、前記第1のランドの反対側に位置し、前記第1の発光素子と導通する追加の第1のランドを具備し、
    前記第2の基板は、前記第2の基板の短手方向において、前記第2のランドの反対側に位置し、前記第2の発光素子と導通する追加の第2のランドを具備しており、
    前記追加の第1のランドと前記追加の第2のランドとを導通接続させる追加の接続配線をさらに備えており、
    前記追加の接続配線は、前記追加の第1のランドにはんだ付けされる追加の第1の接合部および前記追加の第2のランドにはんだ付けされる追加の第2の接合部を具備しており、
    前記追加の第1の接合部が延びる方向は、前記第1の基板の長手方向において前記第1の発光素子から遠ざかるにつれて、前記第1の基板の短手方向において前記第1の発光素子から遠ざかるように、前記第1の基板の長手方向に対して傾斜しており、
    前記追加の第2の接合部が延びる方向は、前記第2の基板の長手方向において前記第2の発光素子から遠ざかるにつれて、前記第2の基板の短手方向において前記第2の発光素子から遠ざかるように、前記第2の基板の長手方向に対して傾斜している、請求項15に記載の照明器具。
  17. 前記追加の第1のランドは、前記追加の第1の接合部が延びる方向に長く延びる長矩形状に形成されており、
    前記追加の第2のランドは、前記追加の第2の接合部が延びる方向に長く延びる長矩形状に形成されている、請求項16に記載の照明器具。
  18. 発光素子と、
    前記発光素子を支持する基材と、
    前記発光素子と導通する経路部、および、前記経路部に繋がる接続部を有する配線パターンと、
    前記接続部を露出させる開口部が形成され、かつ、前記経路部を覆う保護層と、
    前記接続部に接続される接続配線と、
    を備えており、
    前記配線パターンは、前記基材上に設けられた第1層と、前記第1層上に設けられ、かつ、前記第1層とは異なる材質からなる第2層とを有しており、
    前記経路部は、前記第1層からなり、
    前記接続部は、前記第1層および前記第2層からなることを特徴とする、照明器具。
  19. 前記接続部は、前記経路部に繋がる帯状部と、前記帯状部に繋がり、かつ、前記帯状部よりも幅広に形成された幅広部と、を有しており、
    前記帯状部は、前記接続配線が延びる方向において、前記接続配線から遠ざかるように延びており、
    前記接続配線は前記幅広部に接続されている、請求項18に記載の照明器具。
  20. 前記帯状部に切欠きが形成されている、請求項19に記載の照明器具。
  21. 前記第1層は銅製であり、
    前記第2層ははんだにより形成されている、請求項18ないし請求項20のいずれかに記載の照明器具。
  22. 発光素子と、
    前記発光素子を支持する基材と、
    前記発光素子と導通する経路部、および、前記経路部に繋がる接続部を有する配線パターンと、
    前記接続部を露出させる開口部が形成され、かつ、前記経路部を覆う保護層と、
    前記接続部に接続される接続配線と、
    を備えており、
    前記保護層を覆い、前記保護層とは異なる材質からなる追加の保護層を備えており、
    前記追加の保護層は前記経路部と重なっていることを特徴とする、照明器具。
  23. 前記保護層は、ソルダーレジストであり、
    前記追加の保護層は、シリコーン樹脂からなる、請求項22に記載の照明器具。
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