JPH08298363A - 半導体デバイスの実装構造 - Google Patents

半導体デバイスの実装構造

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JPH08298363A
JPH08298363A JP7102287A JP10228795A JPH08298363A JP H08298363 A JPH08298363 A JP H08298363A JP 7102287 A JP7102287 A JP 7102287A JP 10228795 A JP10228795 A JP 10228795A JP H08298363 A JPH08298363 A JP H08298363A
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terminal
circuit board
semiconductor device
mounting structure
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/11Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/363Assembling flexible printed circuits with other printed circuits by soldering

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コスト化を実現しながら入力側端子リード
の損傷を確実に防止することができる半導体デバイスの
実装構造を提供する。 【構成】 本発明に係る半導体デバイスの実装構造は、
離間して配置された回路基板1及びLCD2と、これら
上に跨がって載置されたフィルムキャリアデバイス3と
を備え、このフィルムキャリアデバイス3の入力側端子
リード3aが回路基板1の接続電極1aに対して半田付
け接続されたものであり、フィルムキャリアデバイス3
を構成するフィルム基材4の回路基板側部分にはデバイ
ス側半田付け端子部10を入力側端子リード3aとは別
に設けるとともに、デバイス側半田付け端子部10と対
応する回路基板1の所定位置ごとには基板側半田付け端
子部11を設けており、かつ、これらのデバイス側及び
基板側半田付け端子部10,11同士を半田付け接続し
ていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体デバイスの実装構
造に係り、詳しくは、回路基板及び液晶ディスプレイ
(以下、LCDという)と、これら上に載置されたフィ
ルムキャリアデバイスとを備えて構成された半導体デバ
イスの実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、カードタイプの薄型電卓や電
子手帳などのような電子機器に組み込んで使用される半
導体デバイスのうちには、図13及び図14で示すよう
に、互いに離間して配置されたLCD駆動用の回路基板
1及び表示用のLCD2と、これら上に跨がって載置さ
れたフィルムキャリアデバイス3とを備えてなるLCD
表示装置があり、ここでのフィルムキャリアデバイス3
は、入力側端子リード3a及び出力側端子リード3bが
被着して形成されたフィルム基材4と、外装樹脂でもっ
て封止されたうえでフィルム基材4上に搭載されたLS
Iチップ部品5とから構成されている。そして、この半
導体デバイスにおいては、入力側端子リード3aを回路
基板1の接続電極1aに対して半田付け接続する一方、
その出力側端子リード3bをLCD2の接続電極2aに
異方性導電接着剤6を用いて接続した実装構造を採用す
ることが行われている。
【0003】あるいはまた、電子機器構成上の必要か
ら、図15で示すように、回路基板1とLCD2とを上
下に離間した位置ごとに配置したうえ、フィルム基材4
を打ち抜いて形成された開口部4a上に架設された出力
側端子リード3bを曲がり変形させた状態で回路基板1
及びLCD2間に跨がるようにしてフィルムキャリアデ
バイス3を取り付けることも行われている。なお、図1
3では接続電極1a,2a及び出力側端子リード3bそ
れぞれの図示を省略し、また、図15において図14と
互いに同一となる部品、部分には同一符号を付してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来構
造を採用した際における回路基板1とフィルムキャリア
デバイス3とは、接続電極1a及び入力側端子リード3
a間を接続した半田7のみを介して連結されているに過
ぎないことになっている。そのため、この半導体デバイ
スに外的ストレスが加わった場合、この外的ストレスは
入力側端子リード3aに対して直接的に作用することに
なり、入力側端子リード3aには外的ストレスの作用に
伴う破断や損傷が発生することになってしまう。特に、
図15で示した構成の半導体デバイスでは、ポリイミド
樹脂などのような剛性を有する素材を用いて作製された
フィルム基材4が常に平板状態へと戻ろうとする反発力
を生じているため、入力側端子リード3aに対する更な
る外的ストレスが加わることになっていた。
【0005】そこで、前記従来例においては、フィルム
キャリアデバイス3を構成するフィルム基材4の回路基
板側部分と回路基板1とを両面接着テープ8などによっ
て接着して固定することにより、入力側端子リード3に
対して外的ストレスが直接的に作用するのを防止する手
立てが採用されている。しかしながら、両面接着テープ
8などを用いた手立てによっては、固定が不十分となる
ばかりか、材料費及び取り付け費を要することになり、
かつ、取り付け作業に手間や時間がかかるという不都合
を生じてしまう。
【0006】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであって、低コスト化を実現しながら入力側
端子リードの損傷を確実に防止することができる半導体
デバイスの実装構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体デバ
イスの実装構造は、離間して配置された回路基板及びL
CDと、これら上に跨がって載置されたフィルムキャリ
アデバイスとを備えており、このフィルムキャリアデバ
イスの入力側端子リードが回路基板の接続電極に対して
半田付け接続される一方、その出力側端子リードがLC
Dの接続電極に対して接続されたものであり、上記目的
を達成するため、フィルムキャリアデバイスを構成する
フィルム基材の回路基板側部分にはデバイス側半田付け
端子部を入力側端子リードとは別に設けるとともに、デ
バイス側半田付け端子部と対応する回路基板の所定位置
ごとには基板側半田付け端子部を設けており、かつ、こ
れらのデバイス側及び基板側半田付け端子部同士を半田
付け接続していることを特徴とするものである。
【0008】そして、ここでのデバイス側半田付け端子
部はフィルム基材の厚み方向に沿って貫通する切欠き部
の回路基板側面を覆って設けられたうえで切欠き部内に
露出したものであってもよく、さらに、フィルム基材の
切欠き部内に露出するデバイス側半田付け端子部には貫
通孔を形成しておいてもよい。また、基板側半田付け端
子部上にはピン端子を突設する一方、フィルム基材の切
欠き部内に露出するデバイス側半田付け端子部にはピン
端子の挿通に従って拡がり変形する切込み片部を形成し
ておくことも好ましい。
【0009】
【作用】上記構成によれば、デバイス側及び基板側半田
付け端子部同士が互いに半田付け接続されているのであ
るから、フィルム基材の回路基板側部分を具備したフィ
ルムキャリアデバイスは入力側端子リード及びデバイス
側半田付け端子部のそれぞれを各別に介したうえで回路
基板に対して強固に連結されていることになる。そこ
で、半導体デバイスに加わった外的ストレスは、入力側
端子リードのみならず、デバイス側半田付け端子部に対
しても作用することになり、これらデバイス側半田付け
端子部によって外的ストレスが受け止められる結果、入
力側端子リードに作用する外的ストレスは大幅に低減さ
れることになる。また、フィルム基材の切欠き部内にデ
バイス側半田付け端子部を露出させておけば、これらデ
バイス側半田付け端子部に対して半田ゴテを直接的に当
てつけたうえでの半田付け作業を行うことが可能とな
る。
【0010】さらに、フィルム基材の切欠き部内に露出
するデバイス側半田付け端子部に貫通孔を形成しておく
と、この貫通孔を利用したうえでの位置合わせや半田付
け後の確認を行うことが可能となる。さらにまた、基板
側半田付け端子部上にピン端子を突設したうえでデバイ
ス側半田付け端子部に切込み片部を形成しておけば、ピ
ン端子が切込み片部を挿通することによってフィルムキ
ャリアデバイスの位置決めを行うことが可能になるとと
もに、切込み片部が拡がり変形することに伴う半田付着
範囲の増大を図ることが可能になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】第1実施例 図1は本発明の第1実施例に係る半導体デバイスの実装
構造を示す平面図、図2は第1実施例に係る半導体デバ
イスの実装構造を示す側面図、図3及び図4のそれぞれ
は第1及び第2の変形例を示す平面図であり、図5は第
3の変形例を示す側面図である。なお、この実施例に係
る半導体デバイスの実装構造は従来例と基本的に異なら
ないから、図1ないし図5において図13ないし図15
と互いに同一となる部品、部分には同一符号を付してい
る。
【0013】本実施例に係る半導体デバイスは、図1及
び図2で示すように、平面的に離間した並列状態として
配置された回路基板1及びLCD2と、これら上に跨が
って載置されたフィルムキャリアデバイス3とを備えて
構成されたLCD表示装置であり、フィルムキャリアデ
バイス3を構成するフィルム基材4に被着して形成され
た入力側端子リード3aのアウターリード側は回路基板
1の接続電極1aに対して半田付け接続される一方、そ
の出力側端子リード3bのアウターリード側はLCD2
の接続電極2aに対して異方性導電接着剤6を用いたう
えで接続されている。そして、このフィルム基材4上に
は外装樹脂でもって封止されたLSIチップ部品5が搭
載されており、このLSIチップ部品5の電極は入力側
及び出力側端子リード3a,3bそれぞれのインナーリ
ード側と接続されている。なお、図1においては接続電
極1a,2a及び出力側端子リード3bの図示を省略し
ており、図2中の符号7は接続電極1a及び入力側端子
リード3a間を接続した半田を示している。また、出力
側端子リード3bの接続電極2aに対する接続が異方性
導電接着剤6による接着に限定されることはなく、半田
付けなどであってもよいことは勿論である。
【0014】さらに、この際、フィルムキャリアデバイ
ス3を構成するフィルム基材4の回路基板側部分におけ
る両側端部の所定位置ごとにはデバイス側半田付け端子
部10が入力側端子リード3aとは別に設けられてお
り、これらの新たに設けられたデバイス側半田付け端子
部10は所定面積を有し、かつ、入力側及び出力側端子
リード3a,3bと同時に形成されたものとなってい
る。つまり、ここでのフィルム基材4はガラス繊維入り
エポキシ樹脂やポリイミド樹脂などのような剛性を有す
る素材を用いて作製されたものである一方、入力側及び
出力側端子リード3a,3bとデバイス側半田付け端子
部10とのそれぞれはフィルム基材4の一面上を全面的
に覆って被着された銅箔のエッチング処理を行うことに
よって形成されたものであり、これらのデバイス側半田
付け端子部10を設けるための新たな工程は全く不要と
なっている。
【0015】さらにまた、これらのデバイス側半田付け
端子部10と対応する回路基板1の所定位置ごとには基
板側半田付け端子部11が接続電極1aとは別に設けら
れており、基板側半田付け端子部11の各々に対しては
デバイス側半田付け端子部10のそれぞれが半田付けで
もって接続されている。なお、これらの基板側半田付け
端子部11も回路基板1の導体パターン作製時における
銅箔のエッチング処理によって同時形成されたものであ
り、図1及び図2中の符号12はデバイス側及び基板側
半田付け端子部10,11同士を接続した半田を示して
いる。そして、この際におけるデバイス側及び基板側半
田付け端子部10,11同士の半田付け作業は、入力側
端子リード3aの接続電極1aに対する半田付け作業と
同時に行われる。
【0016】すなわち、本実施例においては、フィルム
キャリアデバイス3の入力側端子リード3aが回路基板
1の接続電極1aに半田付け接続されるとともに、デバ
イス側半田付け端子部10が基板側半田付け端子部11
に半田付けされた実装構造が採用されているのであり、
フィルムキャリアデバイス3におけるフィルム基材4の
回路基板側部分は入力側端子リード3a及びデバイス側
半田付け端子部10を介したうえで回路基板1に対して
強固に連結されたことになっている。従って、本実装構
造を採用してなる半導体デバイスに対して加わった外的
ストレスは、入力側端子リード3aのみならず、デバイ
ス側半田付け端子部10に対しても作用することにな
り、これらデバイス側半田付け端子部10によって外的
ストレスが受け止められる結果、入力側端子リード3a
に対して作用する外的ストレスは大幅に低減されること
になる。
【0017】ところで、図3で示す第1の変形例のよう
に、LSIチップ部品5の搭載位置よりも出力側寄り位
置となるフィルム基材4の回路基板側部分における両側
端部ごとにデバイス側半田付け端子部10を設けておい
ても、あるいは、図4で示す第2の変形例のように、接
続電極1aに対して半田付け接続される入力側端子リー
ド3aのアウターリード側とLSIチップ部品5との間
に位置するフィルム基材4の両側端部ごとにデバイス側
半田付け端子部10を設けておいてもよい。そして、こ
れらの際におけるデバイス側半田付け端子部10の配設
位置をLSIチップ部品5の搭載領域A(図3,4中の
仮想線で示す範囲)から離間させておけば、外的ストレ
スによる影響がLSIチップ部品5や入力側及び出力側
端子リード3a,3bそれぞれのインナーリード側に対
して及ぶことを防止しうるという利点が得られる。
【0018】また、電子機器構成上の都合から、図5で
示す第3の変形例のように、回路基板1とLCD2とを
上下に離間した位置ごとに配置しておき、かつ、フィル
ム基材4を打ち抜いて形成された開口部4a上に架設さ
れた出力側端子リード3bを曲がり変形させた状態でフ
ィルムキャリアデバイス3を回路基板1及びLCD2間
に跨がるようにして取り付けておく必要がある場合にお
いても、デバイス側半田付け端子部10をLSIチップ
部品5よりも出力側寄りで回路基板1の端部と対応する
位置に設けておけば、フィルム基材4が平板状態に戻ろ
うとして生じる反発力を回路基板1に半田付け接続され
たデバイス側半田付け端子部10でもって受け止めるこ
とが可能となる結果、この反発力による外的ストレスが
入力側端子リード3aに対して及ぶのを防ぎうることに
なる。なお、以上説明した各種の端子や電極はいずれも
錫メッキ処理が施されたものであり、また、出力側端子
リード3bが剥き出し状態のままでは信頼性が十分でな
い場合にはこれらをポリイミド樹脂などからなる薄板で
もって両側から覆うことが行われている。
【0019】第2実施例 図6は本発明の第2実施例に係る半導体デバイスの実装
構造を示す平面図、図7は第2実施例に係る半導体デバ
イスの実装構造を示す側面図であり、図8は第4の変形
例を示す平面図である。なお、この実施例に関わる図6
ないし図8において、第1実施例に関わる図1及び図2
と互いに同一となる部品、部分には同一符号を付し、こ
こでの詳しい説明は省略する。
【0020】本実施例に係る半導体デバイスは、図6及
び図7で示すように、離間して配置された回路基板1及
びLCD2と、これら上に載置されたフィルムキャリア
デバイス3とを備えており、このフィルムキャリアデバ
イス3の入力側端子リード3aは回路基板1の接続電極
1aに対して半田付け接続される一方、その出力側端子
リード3bはLCD2の接続電極2aに対して接続され
ている。そして、フィルムキャリアデバイス3を構成す
るフィルム基材4の回路基板側部分における両側端部の
所定位置ごとには、第1実施例同様の所定面積を有する
デバイス側半田付け端子部10が入力側端子リード3a
とは別に設けられており、これらのデバイス側半田付け
端子部10はフィルム基材4の厚み方向に沿って貫通す
る切欠き部13の回路基板側面を覆って設けられ、か
つ、切欠き部13内に露出したものとなっている。
【0021】一方、デバイス側半田付け端子部10と対
応する回路基板1の所定位置ごとには基板側半田付け端
子部11が接続電極1aとは別に設けられており、これ
ら基板側半田付け端子部11の各々に対してはデバイス
側半田付け端子部10が半田付けでもってそれぞれ接続
されている。そして、この際においては、デバイス側半
田付け端子部10のそれぞれがフィルム基材4の切欠き
部13内に露出しているから、これらのデバイス側半田
付け端子部10に対して半田ゴテを直接的に当てつける
ことが可能となる結果、半田付け温度を低く設定したう
えでの短時間しか必要としない半田付け作業を実現する
ことができる。また、デバイス側及び基板側半田付け端
子部10,11間を接続した半田12がデバイス側半田
付け端子部10上にも回り込んで付着することになるの
で、半田付け強度が向上するという利点も得られる。
【0022】ところで、以上説明した第1実施例及び第
2実施例においては、フィルムキャリアデバイス3を構
成するフィルム基材4の側端部にデバイス側半田付け端
子部10を設けることとしているが、これらデバイス側
半田付け端子部10の配設位置がフィルム基材4の側端
部に限られることはなく、例えば、図8で示す第4の変
形例のように、デバイス側半田付け端子部10をフィル
ム基材4の回路基板側部分における所定の内側位置に設
けておくことも可能である。そして、この図8では、フ
ィルム基材4に切欠き部13を設けることによってデバ
イス側半田付け端子部10を露出させているが、切欠き
部13を設けずにデバイス側半田付け端子部10を露出
させない状態としておいても差し支えないことは勿論で
ある。
【0023】第3実施例 図9は本発明の第3実施例に係る半導体デバイスの実装
構造を示す平面図であり、図10は半導体デバイスの実
装手順を示す側面図である。なお、これらの図9及び図
10において、図1及び図2と互いに同一となる部品、
部分には同一符号を付し、ここでの詳しい説明は省略す
る。
【0024】この実施例に係る半導体デバイスのフィル
ムキャリアデバイス3を構成するフィルム基材4の回路
基板側部分には、図6及び図7で示した場合と同様、フ
ィルム基材4の切欠き部13を覆って形成されたデバイ
ス側半田付け端子部10が入力側端子リード3aとは別
に設けられており、各切欠き部13内に露出したデバイ
ス側半田付け端子部10にはその厚み方向に沿って形成
された貫通孔14が設けられている。そして、これらの
貫通孔14は、入力側及び出力側端子リード3a,3b
とデバイス側半田付け端子部10とを形成するための銅
箔エッチングによって同時に形成されたものとなってい
る。なお、図9における貫通孔14の平面視形状は円形
となっているが、円形に限られることはなく、エッチン
グ時のレジストマスクを選択することによって矩形など
の平面視形状を有する貫通孔を形成することも可能であ
る。
【0025】また、デバイス側半田付け端子部10と対
応する回路基板1の所定位置ごとには基板側半田付け端
子部11が接続電極1aとは別に設けられており、これ
ら基板側半田付け端子部11の各々に対してはデバイス
側半田付け端子部10のそれぞれが半田付けでもって接
続されている。そして、この際の半田付け作業において
は、デバイス側半田付け端子部10に貫通孔14を形成
していることにより、この貫通孔14を利用したうえで
の基板側半田付け端子部11に対する位置合わせを精度
よく行えるばかりか、この貫通孔14を利用して半田付
け後における半田12の付着状態を確認することが容易
になるという利点が得られる。なお、位置合わせの実施
にあたっては、基板側半田付け端子部11に位置合わせ
マークを予め設けておく必要があることは勿論である。
【0026】さらにまた、このような実装構造によれ
ば、デバイス側及び基板側半田付け端子部10,11間
を接続した半田12が貫通孔14を通ったうえでデバイ
ス側半田付け端子部10上にも回り込んでくる結果、半
田付け強度の向上をも図ることが可能になる。そして、
この際、図10で示すように、基板側半田付け端子部1
1上に所定長さのピン端子15を突設しておいてもよ
く、このようにすれば、回路基板1の上側から載置され
るフィルムキャリアデバイス3の位置決めがデバイス側
半田付け端子部10の貫通孔14とピン端子15とによ
って行われるという利点も得られる。なお、図10中の
符号20は、作業用台板である。
【0027】第4実施例 図11は本発明の第4実施例に係る半導体デバイスの実
装構造を示す平面図であり、図12はその要部を拡大し
て示す断面図である。なお、この第4実施例に係る半導
体デバイスの全体構成は第1ないし第3実施例と基本的
に異ならないから、図11及び図12において図1及び
図2と互いに同一となる部品、部分には同一符号を付
し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0028】本実施例に係る半導体デバイスを構成する
回路基板1に設けられた基板側半田付け端子部11上に
は、図10で示した場合と同様、所定長さを有するピン
端子15が上向き状態として突設されている。そして、
フィルムキャリアデバイス3を構成するフィルム基材4
の回路基板側部分には、フィルム基材4の切欠き部13
を回路基板1側から覆って形成されたデバイス側半田付
け端子部10が入力側端子リード3aとは別に設けられ
ており、各切欠き部13内に露出したデバイス側半田付
け端子部10にはピン端子15の挿通に従って拡がり変
形することになる切込み片部16、つまり、放射状のス
リットを介して互いに分離された複数枚の切込み片から
なる切込み片部16が形成されている。なお、この切込
み片部16を構成するスリットは、銅箔エッチングによ
って形成することが可能であるほか、プレス機などを用
いて形成することも可能なものである。
【0029】そして、図10で示したのと同様、回路基
板1の上側からフィルムキャリアデバイス3を載置して
いくと、基板側半田付け端子部11上に設けられたピン
端子15はデバイス側半田付け端子部10に当接するこ
とになり、当接したピン端子15はデバイス側半田付け
端子部10の切込み片部16内へと侵入することにな
る。その結果、切込み片のそれぞれはピン端子15の挿
通に従って上向きに開くように拡がり変形したうえ、挿
通し終わったピン端子15を直径方向に押圧した状態で
保持していることになる。すなわち、本実施例に係る実
装構造を採用した場合には、ピン端子15が切込み片部
16を挿通することによってフィルムキャリアデバイス
3の回路基板1に対する位置決めが行えることになる。
【0030】さらにまた、このようにした際には、ピン
端子15の挿通に従って切込み片が上向きに拡がり変形
しているのであるから、図12で示すように、切込み片
部16が形成されたデバイス側半田付け端子部10と基
板側半田付け端子部11との間における半田12の付着
範囲が増大する結果、半田付け強度が向上するという利
点も得られる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半導
体デバイスの実装構造においては、フィルムキャリアデ
バイスを構成するフィルム基材の回路基板側部分にデバ
イス側半田付け端子部を入力側端子リードとは別に設
け、かつ、デバイス側半田付け端子部と対応する回路基
板の所定位置ごとに基板側半田付け端子部を設けたう
え、これらデバイス側及び基板側半田付け端子部同士を
半田付け接続しているので、フィルムキャリアデバイス
は入力側端子リード及びデバイス側半田付け端子部のそ
れぞれを各別に介したうえで回路基板に対して強固に連
結されていることになる。そこで、半導体デバイスに対
して加わった外的ストレスは、デバイス側半田付け端子
部によっても受け止められることになり、入力側端子リ
ードに作用する外的ストレスが大幅に低減される結果、
これらの入力側端子リードが外的ストレスの作用に伴っ
て破断したり損傷を受けたりすることは起こらず、入力
側端子リードの損傷を確実に防止することができる。
【0032】そして、本発明によれば、従来例のような
両面接着テープなどを用いての固定を行う必要がなくな
るため、手間や時間を要する両面接着テープの取り付け
作業が不要となって低コスト化を図ることが容易にな
る。また、本発明においては、フィルム基材の切欠き部
内にデバイス側半田付け端子部を露出させておくことに
よって半田付け作業の容易化を図るとともに、デバイス
側半田付け端子部に貫通孔を形成しておくことによる位
置合わせ及び位置決めの容易化や半田付け接続の確実化
を実現することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る半導体デバイスの実装構造を
示す平面図である。
【図2】第1実施例に係る半導体デバイスの実装構造を
示す側面図である。
【図3】第1の変形例に係る半導体デバイスの実装構造
を示す平面図である。
【図4】第2の変形例に係る半導体デバイスの実装構造
を示す平面図である。
【図5】第3の変形例に係る半導体デバイスの実装構造
を示す側面図である。
【図6】第2実施例に係る半導体デバイスの実装構造を
示す平面図である。
【図7】第2実施例に係る半導体デバイスの実装構造を
示す側面図である。
【図8】第4の変形例に係る半導体デバイスの実装構造
を示す平面図である。
【図9】第3実施例に係る半導体デバイスの実装構造を
示す平面図である。
【図10】第3実施例に係る半導体デバイスの実装手順
を示す側面図である。
【図11】第4実施例に係る半導体デバイスの実装構造
を示す平面図である。
【図12】第4実施例に係る半導体デバイスの実装構造
の要部を拡大して示す断面図である。
【図13】従来例に係る半導体デバイスの実装構造を示
す平面図である。
【図14】従来例に係る半導体デバイスの実装構造を示
す側面図である。
【図15】変形例に係る半導体デバイスの実装構造を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 回路基板 1a 接続電極 2 LCD 3 フィルムキャリアデバイス 3a 入力側端子リード 4 フィルム基材 10 デバイス側半田付け端子部 11 基板側半田付け端子部 12 半田

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】離間して配置された回路基板及び液晶ディ
    スプレイと、これら上に跨がって載置されたフィルムキ
    ャリアデバイスとを備えており、このフィルムキャリア
    デバイスの入力側端子リードが回路基板の接続電極に対
    して半田付け接続される一方、その出力側端子リードが
    液晶ディスプレイの接続電極に対して接続されてなる半
    導体デバイスの実装構造であって、 フィルムキャリアデバイスを構成するフィルム基材の回
    路基板側部分にはデバイス側半田付け端子部を入力側端
    子リードとは別に設けるとともに、デバイス側半田付け
    端子部と対応する回路基板の所定位置ごとには基板側半
    田付け端子部を設けており、かつ、これらデバイス側及
    び基板側半田付け端子部同士を半田付け接続しているこ
    とを特徴とする半導体デバイスの実装構造。
  2. 【請求項2】デバイス側半田付け端子部はフィルム基材
    の厚み方向に沿って貫通する切欠き部の回路基板側面を
    覆って設けられており、この切欠き部内に露出したもの
    であることを特徴とする請求項1に記載した半導体デバ
    イスの実装構造。
  3. 【請求項3】フィルム基材の切欠き部内に露出するデバ
    イス側半田付け端子部には貫通孔を形成していることを
    特徴とする請求項2に記載した半導体デバイスの実装構
    造。
  4. 【請求項4】基板側半田付け端子部上にはピン端子を突
    設する一方、フィルム基材の切欠き部内に露出するデバ
    イス側半田付け端子部にはピン端子の挿通に従って拡が
    り変形する切込み片部を形成していることを特徴とする
    請求項2に記載した半導体デバイスの実装構造。
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