JP2014089092A - 分析装置の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】測定データの保存可能容量の上限値が予め設定された記憶部11と、分析装置を動作させる複数の設定項目のうちの少なくとも1つの設定項目に関してパラメータを使用者に入力させるパラメータ入力手段12と、前記少なくとも1つの設定項目に関するパラメータが入力されると、前記上限値に基づいて残りの設定項目について入力可能なパラメータの範囲を計算し、所定の形式で使用者に提示する入力可能範囲提示手段13と、を備えることを特徴とする分析装置の制御装置10。
【選択図】図3
Description
測定結果データの量は測定時間やサンプリングレート等のパラメータによりほぼ予測することが可能である。使用者が全ての設定項目についてパラメータを入力すると、制御装置は、それらのパラメータに基づいて測定を実行した場合に取得される測定結果データの量が予め設定された上限値以下であるか否かを判断する。そして、データ量が上限値を超える場合には、使用者に警告するとともに、パラメータの再入力を促す画面(図2(c))を表示する。
a) 測定データの保存可能容量の上限値が予め設定された記憶部と、
b) 前記分析装置を動作させる複数の設定項目のうちの少なくとも1つの設定項目に関してパラメータを使用者に入力させるパラメータ入力手段と、
c) 前記少なくとも1つの設定項目に関するパラメータが入力されると、前記上限値に基づいて残りの設定項目について入力可能なパラメータの範囲を計算し、所定の形式で使用者に提示する入力可能範囲提示手段と、
を備えることを特徴とする。
また、未入力の設定項目が複数である場合には、入力可能範囲提示手段は、それら複数の設定項目について可能なパラメータの範囲を関係式で使用者に提示する。例えば、未入力の設定項目が測定時間とサンプリングレートである場合には、(測定時間)/(サンプリングレート)=N(Nは数値)、のような関係式を使用者に提示する。
また、検出部として分光測定装置を備える分析装置では、分光素子により波長分散された光を検出する。そのため、前記複数の設定項目には測定波長範囲や波長分解能が含まれる。これらの設定項目に入力するパラメータも測定結果データの量を大きく増減させる。従って、本発明に係る分析装置の制御装置は、分光測定装置を備えた分析装置の制御装置としても好適に用いることができる。
d) 使用者に、該使用者が有する権限に関する情報を入力させ、その権限が予め設定された基準を満たしているかを判定する権限判定手段と、
e) 前記権限判定手段が前記予め設定された基準を満たしていると判定した場合に、当該使用者に前記上限値を設定させる上限値設定手段と、
を備えることが望ましい。
ポラリティとは、検出信号の処理に関するパラメータである。このパラメータは測定により取得されるデータ量に影響しない。
スペクトル解像度とは、PDA検出器6が有する受光素子により検出された信号の処理に関する設定項目である。上述のとおり、本実施例のPDA検出器6は1024個の受光素子を備えているため、スペクトル解像度の最大値は1024である。例えば、スペクトル解像度を512に設定した場合には、隣接する2個の受光素子から得られた検出信号を平均して1個のデータとして取り扱う。これにより、測定により取得されるデータ量を半減させることができる。
時定数は、検出器信号のデジタルフィルタ処理によりノイズを低減させる機能のパラメータである。このパラメータは測定により取得されるデータ量に影響しない。
続いて、測定開始波長と測定終了波長、及びスペクトル解像度のパラメータを入力する。本実施例では、測定開始波長を190nm、測定終了波長を700nm、スペクトル解像度を1024に設定する。
最大データ採取時間(min)={PDAデータ用メモリサイズ(MB)×10242/4(Byte)}
/{測定終了波長(nm)−測定開始波長(nm)+1(nm)}
×{サンプリング周期(msec)/60000}×0.5
×{受光素子数/スペクトル解像度}
なお、使用者が誤ってこの条件を満たさないパラメータを入力した場合には、入力可能範囲提示部13は、図2(c)に示したものと同様のエラー画面を表示する。
まず、権限判定部14は、使用者が有する権限に関する情報を入力させる画面(権限認証画面)を表示部30に表示する(図5(a))。使用者がID及びパスワードを入力すると、権限判定部14は、予め記憶部11に保存されている使用者権限情報と照合し、当該使用者が装置管理権限を有しているか否かを判定する。使用者が装置管理権限を有していない場合には、権限判定部14は以降の操作を許可しない。これにより、装置管理権限を有しない使用者が不用意に上限値を変更してしまうことを防止する。
上記実施例では、入力可能範囲提示部13が、入力済みのパラメータを所定の数式に入力して最大データ採取時間を画面上に表示したが、他の設定項目の入力可能範囲を画面上に表示させるようにしてもよい。また、図6に示すように、複数のパラメータに関する入力可能範囲を画面上に表示させるようにしてもよい。
2…レンズ
3…試料セル
4…スリット
5…凹面回折格子
6…PDA検出器
10…制御装置
11…記憶部
11a…測定データ記憶領域
12…パラメータ入力部
13…入力可能範囲提示部
14…権限判定部
15…上限値設定部
20…入力部
30…表示部
Claims (4)
- a) 測定データの保存可能容量の上限値が予め設定された記憶部と、
b) 分析装置を動作させる複数の設定項目のうちの少なくとも1つの設定項目に関してパラメータを使用者に入力させるパラメータ入力手段と、
c) 前記少なくとも1つの設定項目に関するパラメータが入力されると、前記上限値に基づいて残りの設定項目について入力可能なパラメータの範囲を計算し、所定の形式で使用者に提示する入力可能範囲提示手段と、
を備えることを特徴とする分析装置の制御装置。 - 前記分析装置がクロマトグラフであることを特徴とする請求項1に記載の分析装置の制御装置。
- 前記分析装置が分光測定装置を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の分析装置の制御装置。
- d) 使用者に、該使用者が有する権限に関する情報を入力させ、その権限が予め設定された基準を満たしているかを判定する権限判定手段と、
e) 前記権限判定手段が前記予め設定された基準を満たしていると判定した場合に、当該使用者に前記上限値を設定させる上限値設定手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の分析装置の制御装置。
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