JP2014088921A - 弁装置および給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で簡易な構成で分配比または混合比を調整可能で、かつ配管の接続が容易な弁装置およびそれを有する給湯装置を提供する。
【解決手段】流路11Aは、第1の開口部11a、第2の開口部11bおよび第3の開口部11dを有している。軸体12に接続される第1の弁体13aは、流路11A内において第1の開口部11aと第2の開口部11bとの間の流路11Aの開度を制御可能である。第2および第3の開口部11b、11dは、軸体12を挟んで第1の開口部11aと対向する側の流路11Aの壁面に設けられている。第2および第3の開口部11b、11dと第1の開口部11aとが対向する方向から見て、第2の開口部11bの中心11b1および第3の開口部11dの中心11d1は、軸体12の軸線C−Cに直交する方向において互いにずれて配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、弁装置および給湯装置に関するものである。
給湯装置には、バイパス回路と熱交換器とへの分配比を調整するための弁装置が設けられている。弁装置は、たとえば特開平4−141709号公報に記載されている。この公報に記載の弁装置は、湯水混合弁であって、湯流路と水流路との双方に接続された混合室内に移動させることで、湯用弁体による湯用弁座に対する開度と、水用弁体による水用弁座に対する開度とが調節されて、湯水の混合比率が制御される。
特開平4−141709号公報
しかしながら上記公報に記載の弁装置では、湯水の混合比率を制御するために、弁軸の回転により弁軸を軸方向に移動させる必要がある。このため、弁軸にネジ切りをする必要があり、弁軸を太くする必要がある。よって、弁軸の外周に嵌められるOリングも大型のものを使用する必要がある。これにより、弁軸の回転時に生じるOリングによる抵抗が大きくなるため摺動トルクが大きくなる。したがって弁軸を回転させるために大型のモータが必要となり、装置が大型化・複雑化するおそれがある。
また弁装置を小型化する際には、弁装置への配管の接続が容易か否かも考慮する必要がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型で簡易な構成で分配比または混合比を調整可能で、かつ配管の接続が容易な弁装置およびそれを有する給湯装置を提供することである。
本発明の弁装置は、弁本体と、第1の弁体と、軸体とを備えている。弁本体は、第1の開口部、第2の開口部および第3の開口部を有する流路を含んでいる。第1の弁体は、流路内において第1の開口部と第2の開口部との間の流路の開度を制御可能である。軸体は、第1の弁体を接続されている。第2および第3の開口部は、軸体を挟んで第1の開口部と対向する側の流路の壁面に設けられている。第2および第3の開口部と第1の開口部とが対向する方向から見たときに、第2の開口部の中心および第3の開口部の中心は、軸体の軸線に直交する方向において互いにずれて配置されている。
本発明の弁装置によれば、第2の開口部の中心と第3の開口部の中心とが軸体の軸線に直交する方向において互いにずれている。このため、第2の開口部の中心と第3の開口部の中心との距離を確保しながら第2の開口部と第3の開口部との軸線方向に沿う距離を短くすることができる。これにより弁装置の軸線方向に沿う寸法を簡易な構成で小型化することが可能となる。また弁装置の軸線方向に沿う寸法を小型化しながらも、第2の開口部の中心と第3の開口部の中心との距離を確保できるため、第2および第3の開口部の各々への配管の取付のスペースを大きく確保することができる。これにより、弁装置への配管の接続を容易に行うことができる。
上記の弁装置においては、第2の開口部は軸体の軸線に対して一方側にずれて配置されており、かつ第3の開口部は軸体の軸線に対して一方側とは反対側の他方側にずれて配置されている。
このように第2および第3の開口部を軸線に対して互いに逆側にずらして配置することにより、第2の開口部の中心と第3の開口部の中心との距離をより大きく確保することが可能となる。
上記の弁装置においては、流路は壁面に形成された第4の開口部を有している。弁装置は、第1の開口部と第4の開口部との間の流路の開度を制御可能なように軸体に接続された第2の弁体をさらに備えている。
これにより第1の開口部から第2および第4の開口部への流体の分配比率と、第2および第4の開口部から第1の開口部への流体の混合比率とを第1および第2の弁体により制御することができる。
上記の弁装置においては、第1の弁体は軸線を中心とした円盤形状に第1の切欠が形成された形状を有し、かつ第2の弁体は軸線を中心とした円盤形状に第2の切欠が形成された形状を有している。第1の切欠は第2の切欠に対して軸線を中心とした点対称となるように配置されている。
これにより軸体を回転させることで、第1の切欠の開閉と第2の切欠の開閉とを対称に制御することが容易となる。
上記の弁装置は、第1の切欠を開閉可能に構成された第1の遮蔽部と、第2の切欠を開閉可能に構成された第2の遮蔽部とをさらに備えている。
これにより第1および第2の切欠をそれぞれ第1および第2の遮蔽部により開閉制御可能となる。
本発明の給湯装置は、上記のいずれかの弁装置と、第2および第4の開口部の一方に接続された熱交換器と、第2および第4の開口部の他方に接続されたバイパス回路とを備えている。
本発明の給湯装置によれば、熱交換器側への流量とバイパス回路側への流量とを同時に制御することが可能になるとともに、装置の小型化を図ることができる。
以上説明したように本発明によれば、小型で簡易な構成で分配比または混合比を調整可能で、かつ配管の接続が容易な弁装置およびそれを有する給湯装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1における弁装置およびステッピングモータの構成を概略的に示す斜視図である。 図1の弁装置の構成を示す概略的に示す平面図である。 図1および図2に示す弁装置およびステッピングモータにおける弁装置部分を図2の2点鎖線B−Bに沿って軸体の軸線に向かって切った断面を概略的に示す断面図である。 図1に示す弁装置の構成を概略的に示す分解斜視図である。 図1に示す弁装置に用いられる第1および第2の弁体の形状を説明するための図である。 図1に示す弁装置に用いられるスペーサの構成を下側から概略的に示す斜視図である。 図1に示す弁装置に用いられる軸体、弁体、スペーサなどの構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示す弁装置に用いられる弁本体の破断斜視図である。 図1に示す弁装置において弁本体にスペーサが固定された様子を示す断面図である。 図1に示す弁装置において弁体と弁本体内部の流路壁面との間の径方向の隙間を説明するための断面図である。 図1に示す弁装置の第2の開口部の中心と第3の開口部の中心との距離を説明するための平面図である。 図1に示す弁装置およびステッピングモータを用いた追焚付き給湯装置の構成を概略的に示す図である。 図1に示す弁装置の動作を説明するための図である。 比較例の弁装置の構成を概略的に示す平面図である。 図1に示す弁装置において弁装置の構成を小型化できることを説明するための平面図である。 図1に示す弁装置が樹脂成型品である場合に樹脂成型時の型割り面を示す平面図である。 第2および第3の開口部を構成する筒状部が第1の開口部を構成する筒状部の延びる方向に対して傾斜して延びる構成を示す概略斜視図である。 第2および第3の開口部を構成する筒状部が折れ曲がった構成を示す概略斜視図である。 第2および第3の開口部が矩形状である場合の構成を示す概略斜視図(A)および平面図(B)である。 切欠が180°未満の範囲で弁体に設けられた場合の構成を説明するための図である。 切欠が180°を超えた範囲で弁体に設けられた場合の構成を説明するための図である。 弁体に設けられた切欠が切欠開口である場合の軸体、弁体などの構成を概略的に示す斜視図である。 図22に示す軸体、弁体などを有する弁装置において弁体の円盤形状の外周全周が弁本体の流路内における壁面に沿った様子を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
まず本実施の形態の弁装置およびステッピングモータの構成を図1〜図10を用いて説明する。
主に図1および図2を参照して、本実施の形態の弁装置1にはステッピングモータ2が取付け固定されている。このステッピングモータ2により、後述するように弁装置1内の軸体および弁体が回転駆動可能なように構成されている。
主に図3および図4を参照して、本実施の形態の弁装置1は、弁本体11と、軸体12と、第1および第2の弁体13a、13bと、スペーサ14と、弁カラー15と、Oリング16a、16bとを主に有している。
弁本体11は、内部に流路11Aを有している。その流路11Aは、第1の開口部11aと、その第1の開口部11aを挟むように配置された第2の開口部11bおよび第3の開口部11dとを有している。第2および第3の開口部11b、11dは、軸体12を挟んで第1の開口部11aと対向する側の流路11Aの壁面に設けられている。
また流路11Aは、その流路11Aの壁面に形成された第4の開口部11cを有している。この第4の開口部11cは、第2の開口部11bとの間で第1の開口部11aを挟むように配置されている。第3の開口部11cは、第1の開口部11aと第4の開口部11cとの間に配置されている。
この弁装置1が分配弁である場合には、第1の開口部11aは流体(たとえば湯水)のたとえば流入口であり、第2および第4の開口部11b、11cの各々は流体のたとえば流出口である。この場合、第3の開口部11dは流体の流出口であることが好ましい。また弁装置1が混合弁である場合には、第1の開口部11aは流体のたとえば流出口であり、第2および第4の開口部11b、11cの各々は流体のたとえば流入口である。
軸体12は、弁本体11の流路11A内に配置されており、かつ仮想の軸線C−Cを中心に回転可能に構成されている。つまり軸体12は、その外周部に取付られた弁カラー15を介在して弁本体11に取付けられることにより、軸線C−Cを中心に回転可能である。
軸体12と弁カラー15との間にはOリング16aが配置されており、かつ弁カラー15と弁本体11との間にはOリング16bが配置されている。また軸体12は、ステッピングモータ2により回転駆動力を与えられるように構成されている。このステッピングモータ2は、サーボ取付板3を介在して弁本体11に取付け固定されている。
第1および第2の弁体13a、13bの各々は軸体12に取付けられている。第1の弁体13aは、流路11A内において第1の開口部11aと第2の開口部11bとの間に位置している。第2の弁体13bは、流路11A内において第1の開口部11aと第4の開口部11cとの間に位置している。
主に図5を参照して、第1の弁体13aは軸線C−Cを中心Oとした円盤形状に第1の切欠13a1が形成された形状を有している。この第1の切欠13a1は、円盤形状の第1の弁体13aの中心Oの周りに約180°の角度範囲で設けられている。第1の切欠13a1が設けられていない第1の弁体13aの部分13a2は円弧形状を有している。また第1の切欠13a1が設けられた第1の弁体13aの部分はたとえばインボリュート曲線に似た外形を有している。
第2の弁体13bも、第1の弁体13aと同様、軸線C−Cを中心Oとした円盤形状に第2の切欠13b1が形成された形状を有している。この第2の切欠13b1は、円盤形状の第2の弁体13bの中心Oの周りに約180°の角度範囲で設けられている。第2の切欠13b1が設けられていない第2の弁体13bの部分13b2は円弧形状を有している。また第2の切欠13b1が設けられた第2の弁体13bの部分はたとえばインボリュート曲線に似た外形を有している。
第1および第2の弁体13a、13bの双方は1つの軸体12に取付けられているため、第1の弁体13aの中心Oと第2の弁体13bの中心Oとは同一の軸線(直線)C−C上に位置している。第1の弁体13aの円弧部13a2の中心Oからの半径R1は、第2の弁体13bの円弧部13b2の中心Oからの半径R2と同じであってもよく、または異なっていてもよい。本実施の形態においては、半径R1は半径R2よりも小さくなっている。
第1の切欠13a1は、軸線C−C方向から見たときに、第2の切欠13b1に対して軸線C−Cを中心Oとした点対称となるように配置されていることが好ましい。上述のように本実施の形態では半径R1が半径R2よりも小さくなっている場合には、軸線C−C方向から見た第1の弁体13aの形状は第2の弁体13bの形状の相似形状を有している。
主に図4および図6を参照して、スペーサ14は、第1および第2の遮蔽部14a、14bと、連結部14cと、2つの凸状係合部14dとを主に有している。第1および第2の遮蔽部14a、14bの各々は、たとえば半円形状を有している。連結部14cは、第1および第2の遮蔽部14a、14bの双方に接続される部分であり、かつ軸体12の外周面に沿ってその外周面を覆う半円筒形状部を有している。
連結部14cには軸線C−C方向と直交する方向に延びる貫通孔14eが形成されている。2つの凸状係合部14dは、それぞれ連結部14cの両端部に配置されており、かつ第1および第2の遮蔽部14a、14bの双方の外周端部よりも外周側に突き出すとともに、軸線C−C方向に延在している。
主に図3および図7を参照して、スペーサ14は、第1の弁体13aと第2の弁体13bとの間で挟み込まれるとともに、貫通孔14e内に第2の弁体13bを挿通させることにより、軸体12に取付けられている。この取付け状態において、連結部14cの半円筒形状部は軸体12の外周面に沿ってその外周面を覆っている。またこの取付け状態において、第1および第2の遮蔽部14a、14bは、軸線C−Cに対して互いに同じ方向に位置している。
この取付け状態においてスペーサ14に対して軸体12を回転させることにより、第1の切欠13a1を第1の遮蔽部14aで開閉可能であり、かつ第2の切欠13b1を第2の遮蔽部14bで開閉可能である。そして第1および第2の切欠13a1、13b1が軸線C−Cに対して互いに異なる方向に位置し、かつ第1および第2の遮蔽部14a、14bが軸線C−Cに対して互いに同じ方向に位置しているため、第1の遮蔽部14aが第1の切欠13a1を閉じているときに、第2の遮蔽部14bが第2の切欠13b1を開くことができる。また逆に、第1の遮蔽部14aが第1の切欠13a1を開いているときに、第2の遮蔽部14bが第2の切欠13b1を閉じることもできる。
主に図8および図9を参照して、弁本体11の流路11Aの壁面(以下、「流路壁面」とも称する)には、軸線C−Cの延びる方向に延在する直線状の溝11eが形成されている。スペーサ14は、凸状係合部14dが溝11e内に嵌め込まれた状態で、溝11eで案内されながら流路11A内に挿入されることにより、流路壁面に固定され得る。つまりスペーサ14が流路11A内に挿入された状態ではスペーサ14の両側の凸状係合部14dのそれぞれが溝11e内に嵌り込んでいるため、軸体12が軸線C−Cを中心として回転してもスペーサ14が軸体12とともに回転することはない。
主に図8を参照して、弁本体11の流路壁面には、周方向に沿って約180°の角度範囲で延在する溝11fが形成されている。
なお図3に示すように、軸線C−Cに対して第1、第2および第3の開口部11a、11b、11dは直交する向きに設けられており、第4の開口部11cは平行な向きに設けられていることが好ましい。
弁本体11、軸体12、第1および第2の弁体13a、13b、スペーサ14および弁カラー15の材質はたとえばPPS(polyphenylene sulfide)からなっており、サーボ取付板3はたとえば亜鉛めっき鋼板からなっている。また第1および第2の弁体13a、13bは軸体12と一体的に形成されたものであってもよく、また軸体12と別体からなり軸体12に取付け固定されたものであってもよい。
本実施の形態においては、図2に示すように第2および第3の開口部11b、11dと第1の開口部11aとが対向する方向から見たときに、第2の開口部11bの中心11b1および第3の開口部11dの中心11d1が、軸体12の軸線C−Cに直交する方向(以下、「軸線直交方向」とも称する)において互いにオフセットして(ずれて)配置されている。
具体的には図2に示すように第1の開口部11aの中心11a1が軸体12の軸線C−C上に位置するような方向からみたときに、第2の開口部11bの中心11b1が軸線C−C上に位置して、第3の開口部11dの中心11d1が軸線C−C上から軸線直交方向にずれて位置していてもよい。また第3の開口部11dの中心11d1が軸線C−C上に位置して、第2の開口部11bの中心11b1が軸線C−C上から軸線直交方向にずれて位置していてもよい。
また第2の開口部11bの中心11b1が軸線C−C上から軸線直交方向の一方側にずれて位置して、第3の開口部11dの中心11d1が軸線C−C上から軸線直交方向の他方側(一方側とは逆側)にずれて位置していてもよい。
また第2および第3の開口部11b、11dの双方が軸線C−C上から軸線直交方向の同じ側にずれて配置されていても、第2の開口部11bの中心11b1と第3の開口部11dの中心11d1とが軸線直交方向において互いにずれて位置していればよい。
図10を参照して、第2の開口部11bの中心11b1と第3の開口部11dの中心11d1との軸線直交方向の相互のずれ量Yは、中心11b1および中心11d1の軸線C−C方向の相互のずれ量をXとし、中心11b1および中心11d1の距離をA1としたとき、Y≧(2×A1−1)1/2の関係を満たすことが好ましい。以下、そのことを説明する。
図1に示すように第2および第3の開口部11b、11dの各々には、配管(図示せず)を接続するために、たとえばクイックファスナなどの接続具21a、21bを取り付ける必要がある。この接続具21a、21bの取り付けのためには、中心11b1および中心11d1の距離A1が必要であるが、中心11b1および中心11d1の軸線C−C方向のずれ量をXとしたときに、ずれ量Xを距離A1から1mm以上短縮することができれば、給湯装置内のレイアウトにおいて有意差が得られる小型化が達成できたといえる。このことから、中心11b1および中心11d1の距離A1と、中心11b1および中心11d1の軸線C−C方向の相互のずれ量Xとの間には、A1−X≧1(mm)の関係が成り立つ。この関係から、X≦A1−1…式(1)の関係が導かれる。
一方、上記A1、X、Yは、それぞれ三角形の各辺の長さに対応するため、三平方の定理から、A12=X2+Y2の関係が成り立つ。この関係から、X=(A12−Y21/2…式(2)の関係が導かれる。
上記式(1)、(2)から、A1−1≧(A12−Y21/2が導かれ、この関係からさらに、A12−2A1+1≧A12−Y2が導かれ、この関係から、Y≧(2×A1−1)1/2の関係が得られる。このずれ量Yの単位はmmである。
一方、ずれ量Yの上限値は図2に示すように平面視におけるステッピングモータ2の取付部であるサーボ取付板3の幅W以下の寸法であることが好ましい。これにより、図2の平面視において第2の開口部11bの中心11b1と第3の開口部11dの中心11d1との双方をステッピングモータ2の取付部の幅W内に収めることができるため、弁装置1の小型化が容易となる。
なお図1および図2を参照して、上記において第2の開口部11bの中心11b1とは、開口を構成する管の端部(いわゆる開口端)における中心を意味する。また第2の開口部11bの開口端における平面形状が円形の場合には、第2の開口部11bの中心11b1とはその円形の中心を意味する。また第1および第3の開口部11a、11dの中心11a1、11d1とについても第2の開口部11bの中心11b1と同様である。
次に、本実施の形態の弁装置1を有する給湯装置の構成について図12を用いて説明する。
図12を参照して、追焚付き給湯装置100は、弁装置1と、ステッピングモータ2と、給湯側熱交換器31aと、風呂側熱交換器31bと、燃焼バーナ32と、送風機33と、給水配管35と、出湯配管36と、バイパス回路37と、配管38〜44と、逆流防止弁50と、ポンプ60と、逆止弁80a、80bと、注湯電磁弁90とを主に有している。
給湯側熱交換器31aには、給湯側熱交換器31aに給水するための給水配管35と、給湯側熱交換器31aから出湯するための出湯配管36とが接続されている。バイパス回路(バイパス配管)37は、この給水配管35と出湯配管36とを接続している。図1〜図10に示す構成を有する本実施の形態の弁装置1は、たとえば給水配管35とバイパス回路37との接続部に接続されている。
風呂側熱交換器31bの入口側には風呂戻り配管43が接続されており、風呂側熱交換器31bの出口側には風呂往き配管44が接続されている。ポンプ60は、主に浴槽(図示せず)と風呂側熱交換器31bとの間で湯水を循環させるためのものであり、風呂戻り配管43に接続されている。
給湯側熱交換器31aおよび風呂側熱交換器31bの各々は、燃焼バーナ32で発生する燃焼ガスとの間で熱交換を行なうためのものである。送風機33は燃焼バーナ32に対して燃焼に必要な空気を供給するためのものである。
逆流防止弁50は、風呂の雑水と上水とを縁切りするための安全装置である。この逆流防止弁50は、上水の給水元側の圧力(1次圧)と供給先側の圧力(2次圧)との圧力差により通常はオーバーフロー口を閉止するものであり、1次圧を導入するために配管38を通じて給水配管35に接続され、かつ2次圧を導入するために配管39、40と注湯電磁弁90と逆止弁80aとを通じて出湯配管36に接続されている。この配管40は逆止弁80bと配管42とを通じて風呂戻り配管43に接続されている。なお注湯電磁弁90は、風呂湯張り時に開弁して、出湯配管36の湯水を配管42を介して風呂回路に導くものである。
また逆流防止弁50は、断水などで給水元側に負圧が発生すると開弁してオーバーフロー口から雑水を給湯装置100の外部へ排出するため、そのオーバーフロー口は配管41を通じて給湯装置100の排水部に接続されている。
主に図3および図12を参照して、弁装置1の第1の開口部11aは給水配管35の給水側部分35aに接続されており、第4の開口部11cは給水配管35の熱交換器側部分35bに接続されている。また第2の開口部11bはバイパス回路37に接続されている。第3の開口部11dは、逆流防止弁50の1次圧を導入するための水圧導入口に繋がる配管38に接続されている。
次に、本実施の形態の弁装置1の動作について図13(A)〜図13(C)を用いて説明する。
図13(A)を参照して、この状態は、第1の弁体13aの第1の切欠13a1の全体が第1の遮蔽部14aで覆われておらず開いており、かつ第2の弁体13bの第2の切欠13b1の全体が第2の遮蔽部14bで覆われて閉じた状態を示している。この状態では図11に示すように、第1の開口部11aと第2の開口部11bとの間で流体(たとえば湯水)が流通可能であり、かつ第1の開口部11aと第4の開口部11cとの間で流体の流通は遮断されている。
なお第1および第2の切欠13a1、13b1が形成された部分のうち第1および第2の遮蔽部14a、14bで覆われておらず開いた部分には図中ハッチングが付されている。このハッチングは、図13(B)、(C)にも同様に付されている。
図13(B)を参照して、この状態は図13(A)の状態から軸体12を矢印RDで示すように図中時計周りに約90°回転させた状態である。この状態では、第1の弁体13aの第1の切欠13a1の一部が第1の遮蔽部14aで覆われているが、残りの部分は第1の遮蔽部14aで覆われておらず開いている。また第2の弁体13bの第2の切欠13b1の一部が第2の遮蔽部14bで覆われているが、残りの部分は第2の遮蔽部14bで覆われておらず開いている。つまり、第1および第2の切欠13a1、13b1の双方の一部分が開いた状態となっている。このため、この状態では、第1の開口部11aと第2の開口部11bとの間で所定量の流体が流通可能であり、かつ第1の開口部11aと第4の開口部11cとの間でも所定量の流体が流通可能である。
図13(C)を参照して、この状態は図13(B)の状態から軸体12を矢印RDで示すように図中時計回りにさらに約90°回転させた状態である。この状態では、第1の弁体13aの第1の切欠13a1の全体が第1の遮蔽部14aで覆われて閉じており、かつ第2の弁体13bの第2の切欠13b1の全体が第2の遮蔽部14bで覆われておらず開いた状態となっている。この状態では図3に示すように、第1の開口部11aと第2の開口部11bとの間で主たる流体の流通は遮断されており、かつ第1の開口部11aと第4の開口部11cとの間で流体は流通可能である。
このように軸体12を回転させることにより、第1および第2の切欠13a1、13b1の開閉操作を行なうことができる。これにより、第1の開口部11aと第2の開口部11bとの間の流路の開度と、第1の開口部11aと第3の開口部11cとの間の流路の開度とを調整することができる。このため、第1の開口部11aと第2の開口部11bとの間の流量と、第1の開口部11aと第3の開口部11cとの間の流量とを同時に制御することが可能となる。
次に、本実施の形態の作用効果について図14、図15などを用いて説明する。
図14を参照して、第2の開口部11bの中心11b1および第3の開口部11dの中心11d1の双方が軸体の軸線C−C上に位置している場合、中心11b1および中心11d1の間の距離A1は軸線C−Cに沿う距離となる。このため、弁装置1の軸線C−Cに沿う方向の寸法(たとえば中心11b1からステッピングモータ2とは反対側の端部までの寸法B1)を小さくすることは難しい。
これに対して図15に示す本実施の形態では、中心11b1と中心11d1とを軸線直交方向に互いにずらして配置することにより、中心11b1と中心11d1との間の軸線C−Cに沿う方向の長さXを、中心11b1と中心11d1との間の距離A1よりも小さくすることができる。このため、弁装置1の軸線C−Cに沿う方向の寸法(たとえば中心11b1からステッピングモータ2とは反対側の端部までの寸法B1)を小さくすることが可能となる。これにより弁装置1の軸線C−C方向に沿う寸法を簡易な構成で小型化することが可能となる。
また弁装置1の軸線C−C方向に沿う寸法を小型化しながらも、第2の開口部11bの中心11b1と第3の開口部11dの中心11d1との距離A1を大きく確保することができる。このため、第2および第3の開口部11b、11dの各々への配管の取付のスペースを大きく確保することができる。これにより、弁装置1への配管の接続を容易に行うことができる。
また第2および第3の開口部11b、11dの中心11b1、11d1を軸線C−Cに対して互いに逆側にずらして配置することにより、第2の開口部11bの中心11b1と第3の開口部11dの中心11d1との距離A1をより大きく確保しながらも、中心11b1と中心11d1との間の軸線C−Cに沿う方向の長さXをさらに小さくすることが可能となる。
また図3に示すように弁装置1は、第4の開口部11cを有し、かつ第1の開口部11aと第4の開口部11cとの間の流路11Aの開度を制御可能なように軸体12に接続された第2の弁体13bを有している。これにより第1の開口部11aから第2および第4の開口部11b、11cへの流体の分配比率と、第2および第4の開口部11b、11cから第1の開口部11aへの流体の混合比率とを第1および第2の弁体13a、13bにより制御することができる。
また図5に示すように第1の弁体13aは軸線C−Cを中心とした円盤形状に第1の切欠13a1が形成された形状を有し、かつ第2の弁体13bは軸線C−Cを中心とした円盤形状に第2の切欠13b1が形成された形状を有している。第1の切欠13a1は第2の切欠13b1に対して軸線を中心とした点対称となるように配置されている。これにより軸体12を回転させることで、第1の切欠13a1の開閉と第2の切欠13b1の開閉とを対称に制御することが容易となる。
また図13(A)〜図13(C)に示すように弁装置1は、第1の切欠13a1を開閉可能に構成された第1の遮蔽部14aと、第2の切欠13b1を開閉可能に構成された第2の遮蔽部14bとを有している。これにより第1および第2の切欠13a1、13b1をそれぞれ第1および第2の遮蔽部により開閉制御することができる。
また上記開閉制御の開度を調整するためには第1および第2の弁体13a、13bを回転させるだけでよく、第1および第2の弁体13a、13bを軸線C−C方向に移動させる必要はない。つまり第1および第2の弁体13a、13bを回転のみによって上記開度を調整することができる。これにより、軸体12を軸線C−C方向に移動させるために軸体12にネジ切りをする必要がなく、軸体12を細くすることができるため、軸体12を回転させるためのステッピングモータ2を小型化することができる。このため弁装置1を小型で簡易な構成としつつ、分配比または混合比を調整することが可能となる。したがって、この弁装置1を備えた給湯装置100も小型化することが可能となる。
また第1および第2の遮蔽部14a、14bを有するスペーサ14が弁本体11と別体で設けられ、かつ弁本体11の流路壁面に固定されている。これにより2つの弁体13a、13bを1つの軸体12に接合した弁装置1の組立が可能かつ容易となるとともに、軸体12の回転時にスペーサ14が軸体12とともに回転することを防止することができる。
つまり、第1および第2の遮蔽部14a、14bが弁本体11と一体的に形成されていた場合、1つの軸体12に接合された2つの弁体13a、13bを流路11A内に挿入しようとしても、流路11A内の第1および第2の遮蔽部14a、14bが弁体の侵入を遮ることになる。このため、1つの軸体12に接合された2つの弁体13a、13bを流路11A内に挿入することはできず、弁装置1を組み立てることができない。
これに対して本実施の形態では、第1および第2の遮蔽部14a、14bを有するスペーサ14は、弁本体11と別体で形成され、かつ軸体12および弁体13a、13bに組み付けられた状態で流路11A内に挿入される。これにより、第1および第2の弁体13a、13bの流路11A内への挿入が第1および第2の遮蔽部14a、14bによって遮られることがなくなる。このため、2つの弁体13a、13bを1つの軸体12に接合した弁装置1の組立が可能となる。
加えて図9に示すようにスペーサ14の両端部に設けられた2つの凸状係合部14dのそれぞれが、流路壁面に設けられた溝11e内に嵌めこまれる。このため、軸体12の回転時にスペーサ14が軸体12とともに回転することが防止される。これにより、第1および第2の切欠13a1、13b1の開閉操作を正確に行なうことが可能となる。
また第1、第2および第4の開口部11a、11b、11dは軸線C−Cに対して直交する向きに設けられており、第3の開口部11cは軸線C−Cに平行な向きに設けられている。この弁装置1は、上述したように第1および第2の弁体13a、13bの回転により第1および第2の切欠13a1、13b1の開閉操作が可能な構成を有しているため、上記のように軸線C−Cに対して直交する向きだけでなく平行な向きにも第3の開口部11cを設けることが可能となる。そして平行な向きにも第3の開口部11cを設けることができるため、弁装置1を給湯装置100などの器具に組み込んだ際の組立が容易となる。
また図12に示す本実施の形態の給湯装置100によれば、本実施の形態の弁装置1を採用することにより、熱交換器31a側への流量とバイパス回路37側への流量とを同時に制御することが可能にあるとともに、装置100の小型化を図ることができる。
なお本実施の形態において弁装置1が樹脂成型品である場合には、図16で示す一点鎖線D−Dに沿って樹脂成型時の型割り面を構成することによって、樹脂成型が可能となる。この場合、外形部に若干の肉盛形状が生じる可能性があるが、弁装置1の性能に影響はない。
また本実施の形態においては図1に示すように、第2および第3の開口部11b、11dの各々を構成する筒状部が、第1の開口部11aを構成する筒状部の延びる方向と平行に延びている。本発明はこれに限定されるものではなく、図17に示すように第2および第3の開口部11b、11dの各々を構成する筒状部は、第1の開口部11aを構成する筒状部の延びる方向に対して傾斜するように延びていてもよい。この場合、第2および第3の開口部11b、11dの各々を構成する筒状部は、開口部11bと開口部11dとが互いに離れる方向に傾斜していることが好ましい。
また図18に示すように第2および第3の開口部11b、11dの各々を構成する筒状部は、横側へ延びた後に上側に延びるように途中で折れ曲がる形状を有していてもよい。
上記のように本発明においては、第2および第3の開口部11b、11dの各々を構成する筒状部の形状に関わりなく、第2の開口部11bの中心11b1と第3の開口部11dの中心11d1とが軸体12の軸線C−Cに直交する方向において互いにずれて配置されていればよい。
また本実施の形態においては、第2および第3の開口部11b、11dの各々の平面形状が円形である場合について説明したが、これに限定されず、図19(A)に示すように矩形状などであってもよい。第2および第3の開口部11b、11dの各々の平面形状が矩形状である場合、第2および第3の開口部11b、11dの各中心11b1、11d1は図19(B)に示すように矩形の対角線の交点となる。
また本実施の形態においては、第1および第2の切欠13a1、13b1が軸線C−Cに対して互いに異なる方向に位置し、かつ第1および第2の遮蔽部14a、14bが軸線C−Cに対して互いに同じ方向に位置している場合について説明した。しかし、第1および第2の切欠13a1、13b1が軸線C−Cに対して互いに同じ方向に位置し、かつ第1および第2の遮蔽部14a、14bが軸線C−Cに対して互いに異なる方向に位置していてもよい。この場合、第1の遮蔽部14aは、第2の遮蔽部14bに対して軸線C−Cを中心Oとした点対称となるように配置されていることが好ましい。この場合にも、軸体12を回転させることで、第1の開口部11aと第2の開口部11bとの間の流路の開度と、第1の開口部11aと第3の開口部11cとの間の流路の開度との各々の変化を対称にすることが可能かつ容易となる。
また図11に示すように、第1の遮蔽部14aが第1の切欠13a1を閉じているときに第2の遮蔽部14bが第2の切欠13b1を開くことができ、かつ第1の遮蔽部14aが第1の切欠13a1を開いているときに第2の遮蔽部14bが第2の切欠13b1を閉じることができるのであれば、第1および第2の切欠13a1、13b1と第1および第2の遮蔽部14a、14bとの位置は特に制限されるものではない。
また上記実施の形態においては、第1および第2の弁体13a、13bの各々に設けられる第1および第2の切欠13a1、13b1はともに約180°の角度範囲で形成されている。この第1および第2の切欠13a1、13b1の形成角度範囲θ1、θ2は、ともに図20に示すように180°未満であってもよく、また図21に示すように180°を超えていてもよい。
また上記の実施の形態においては図5に示すように第1および第2の切欠13a1、13b1の各々の外周側に第1および第2の弁体13a、13bの肉厚部が存在しない構成について説明した。しかし図22および図23に示すように、第1および第2の切欠13a1、13b1の各々の外周側に第1および第2の弁体13a、13bの肉厚部13a3、13b3が存在していてもよい。
主に図22を参照して、第1の切欠13a1は、第1の弁体13aの円盤形状(軸体12の軸方向から見て円形)の外形を維持したまま、その円盤形状の第1の弁体13aを貫通するように形成された切欠開口である。このため第1の切欠13a1の外周側には、第1の弁体13aの肉厚部(たとえば円弧形状を有する部分)13a3が位置している。これにより軸体12の軸方向から見て第1の切欠13a1の周囲全周は第1の弁体13aの肉厚部により取り囲まれている。
また第2の切欠13b1は、第2の弁体13bの円盤形状(軸体12の軸方向から見て円形)の外形を維持したまま、その円盤形状の第2の弁体13bを貫通するように形成された切欠開口である。このため第2の切欠13b1の外周側には、第2の弁体13bの肉厚部(たとえば円弧形状を有する部分)13b3が位置している。これにより軸体12の軸方向から見て第2の切欠13b1の周囲全周は第2の弁体13bの肉厚部により取り囲まれている。
主に図23を参照して、上記第1および第2の弁体13a、13bを有する軸体12を弁本体11の流路11A内に配置した状態において、第1および第2の弁体13a、13bは、その外周全周が弁本体11の流路11A内における壁面に沿った状態となる。
図22および図23に示す構成においては、第1および第2の弁体13a、13bが円盤形状の外形を維持できるため、その円盤形状の外周全周を弁本体11の流路11A内における壁面に沿わせることが可能となる。このため、弁本体11と第1および第2の弁体13a、13bとの2部品の軸精度のみを考慮すれば足り、他の部品(スペーサ14)について厳密な軸精度が不要となる。また円盤形状の外周全周を弁本体11の流路11A内における壁面に沿わせることが可能となるため、第1および第2の弁体13a、13bの回転を安定させることができる。
本実施の形態においては第1および第2の切欠13a1、13b1の双方が切欠開口である場合について説明したが、第1および第2の切欠13a1、13b1のいずれか一方のみが切欠開口であって、いずれか他方は図4に示したような切欠の外周側に弁体の肉厚部が存在しない構成であってもよい。
また第1の切欠13a1の外周側に位置する肉厚部13a3と第2の切欠13b1の外周側に位置する肉厚部13b3とは、それぞれ切欠13a1、13b1の外周側の全体を取り囲んでいなくてもよく、切欠13a1、13b1の外周側の一部において途切れていてもよい。
また第1および第2の切欠13a1、13b1はともに約180°の角度範囲で形成されている。この第1および第2の切欠13a1、13b1の形成角度範囲θ1、θ2は、ともに図20に示すのと同様に180°未満であってもよく、また図21に示すのと同様に180°を超えていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、3つの開口部を有する弁装置およびそれを備えた給湯装置に有利に適用され得る。
1 弁装置、2 ステッピングモータ、3 サーボ取付板、11 弁本体、11A 流路、11a 第1の開口部、11b 第2の開口部、11c 第4の開口部、11d 第3の開口部、11e,11f 溝、11a1,11b1,11d1 中心、12 軸体、13a 第1の弁体、13b 第2の弁体、13a1 第1の切欠、13b1 第2の切欠、13a2 第1の円弧部、13b2 第2の円弧部、13a3,13b3 肉厚部、14 スペーサ、14a 第1の遮蔽部、14b 第2の遮蔽部、14c 連結部、14d 凸状係合部、14e 貫通孔、15 弁カラー、16a,16b Oリング、21a,21b 接続具、31a 給湯側熱交換器、31b 風呂側熱交換器、32 燃焼バーナ、33 送風機、35 給水配管、35a 給水側部分、35b 熱交換器側部分、36 出湯配管、37 バイパス回路、38〜44 配管、50 逆流防止弁、60 ポンプ、80a,80b 逆止弁、90 湯電磁弁、100 給湯装置。

Claims (6)

  1. 第1の開口部、第2の開口部および第3の開口部を有する流路を含む弁本体と、
    前記流路内において前記第1の開口部と前記第2の開口部との間の前記流路の開度を制御可能な第1の弁体と、
    前記第1の弁体が接続される軸体と、を備え、
    前記第2および第3の開口部は、前記軸体を挟んで前記第1の開口部と対向する側の前記流路の壁面に設けられ、
    前記第2および第3の開口部と前記第1の開口部とが対向する方向から見たときに、前記第2の開口部の中心および前記第3の開口部の中心は、前記軸体の軸線に直交する方向において互いにずれて配置されている、弁装置。
  2. 前記第2の開口部は前記軸体の軸線に対して一方側にずれて配置されており、かつ前記第3の開口部は前記軸体の前記軸線に対して前記一方側とは反対側の他方側にずれて配置されている、請求項1に記載の弁装置。
  3. 前記流路は、前記壁面に形成された第4の開口部を有し、
    前記第1の開口部と前記第4の開口部との間の前記流路の開度を制御可能なように前記軸体に接続された第2の弁体をさらに備えた、請求項1または2に記載の弁装置。
  4. 前記第1の弁体は前記軸線を中心とした円盤形状に第1の切欠が形成された形状を有し、かつ前記第2の弁体は前記軸線を中心とした円盤形状に第2の切欠が形成された形状を有し、前記第1の切欠は前記第2の切欠に対して前記軸線を中心とした点対称となるように配置されている、請求項3に記載の弁装置。
  5. 前記第1の切欠を開閉可能に構成された第1の遮蔽部と、
    前記第2の切欠を開閉可能に構成された第2の遮蔽部とをさらに備えた、請求項4に記載の弁装置。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の前記弁装置と、
    前記第2および第4の開口部の一方に接続された熱交換器と、
    前記第2および第4の開口部の他方に接続されたバイパス回路とを備えた、給湯装置。
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