JP2014086416A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大光束が要求される場合にもLED光源の熱を放熱する放熱性が良好で、高い発光効率が得られ、小型化および軽量化に有利であるとともに、光源ユニットの搭載個数や配置の自由度が高く、同じ装置サイズにおいて光束クラスあるいは表面発光強度分布の変更を容易に実現することができ、かつ組立性に優れた安価な照明装置を提供すること。
【解決手段】本発明の照明装置1は、LED光源3とLED光源3から伝わった熱を放熱する放熱部とを有する複数の光源ユニット2と、複数の光源ユニット2を支持する光源ユニット支持体20と、を備え、複数の光源ユニット2の各々が互いに間隔をあけて配置され、各々の光源ユニット2の放熱部の間を空気が流れ、光源ユニット支持体20は、LED光源3の発光部を露出させる長尺開口21を有し、長尺開口21の形状は、幅より長い長さを有する形状である。
【選択図】図3

Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode)を用いた照明装置に関する。
従来のLED照明器具、特に、高天井に設置するLED照明器具としては、比較的小型で小光束のLEDパッケージを複数搭載した基板を、大型の放熱フィンに装着し、その放熱効果によりLED温度を低温化させ、高い発光効率を維持しようとする装置構成が主流である(例えば、特許文献1参照)。また、同じように放熱性改善を目的とした他の装置構成としては、個々のLED光源に対し放熱部を備えた光源ユニットを複数備えた構成が提案されている(例えば、特許文献2および3参照)。特許文献2では、LED光源と一体化電源(制御回路)との間の距離を長くしたことで、熱放散性を高めた高輝度照明装置を提供することを目的としている。特許文献3では、LED部品の散熱ルートを独立させ散熱性の高い灯具を得ることを目的としている。
特開2010−262846号公報 特表2008−542982号公報 実用新案登録第3165565号公報
特許文献1のような器具では、放熱ヒートシンクが一体のものであるため、大光束化に伴い装置が大型化、重量化、高コスト化する。また、小光束LEDが多数必要となるため、LED実装負荷が大きくなるという課題もある。
また、特許文献2のような構成では、特に装置直下を照明するような用途においては、発光クラスタランプ終端部に設けられた電源部が放熱性を妨げ、かつ、熱が電源部に篭りやすくなるといった欠点がある。そのため、意図した放熱効果が十分得られず、光源が大光束であるほど電源効率やLEDの発光効率の低下が顕著となり、装置総合効率を高めることができないといった課題がある。
更に、特許文献2および3に共通の課題として、LED光源の数および配置位置が予め定められているため、その個数調整や配置位置を容易に変更できないという欠点がある。すなわち、ある規定サイズの器具で、光束や表面発光強度分布(配光、輝度分布に関係)を調整したい場合に自由度がなく、個別の光学的要求仕様に合わせて個々の装置を作らねばならず、コスト上昇要因となっている。また、用いるLED光源が小光束である場合、大光束装置を得るためには、LED光源と放熱部とからなる光源ユニットをかなりコンパクト化し、多数の光源ユニットを組込まねばならず、組立性に支障を与えるという課題もある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、大光束が要求される場合にもLED光源の熱を放熱する放熱性が良好で、高い発光効率が得られ、小型化および軽量化に有利であるとともに、光源ユニットの搭載個数や配置の自由度が高く、同じ装置サイズにおいて光束クラスあるいは表面発光強度分布の変更を容易に実現することができ、かつ組立性に優れた安価な照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、LED光源と、LED光源から伝わった熱を放熱する放熱部とを有する光源ユニットを複数備え、複数の光源ユニットの各々が互いに間隔をあけて配置され、各々の光源ユニットの放熱部の間を空気が流れる照明装置において、複数の光源ユニットを支持する光源ユニット支持体を備え、光源ユニット支持体は、LED光源の発光部を露出させる長尺開口を有し、長尺開口の形状は、幅より長い長さを有する形状であるものである。
本発明によれば、大光束が要求される場合にもLED光源の熱を放熱する放熱性が良好で、高い発光効率が得られ、小型化および軽量化に有利であるとともに、光源ユニットの搭載個数や配置の自由度が高く、同じ装置サイズにおいて光束クラスあるいは表面発光強度分布の変更を容易に実現することができ、かつ組立性に優れた安価な照明装置を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態1の照明装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1の照明装置から外側筐体を取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1の照明装置の分解斜視図である。 本発明の実施の形態1の照明装置が備える光源ユニットを斜め前から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1の照明装置が備える光源ユニットを斜め後ろから見た一部切欠き斜視図である。 本発明の実施の形態1の照明装置が備える光源ユニットの変形例を斜め後ろから見た一部切欠き斜視図である。 本発明の実施の形態1の照明装置の光源ユニットおよび光源ユニット前方支持体の前面図である。 本発明の実施の形態1の照明装置に2個の光源ユニットを組み込む場合の光源ユニットおよび光源ユニット前方支持体の前面図である。 本発明の実施の形態1の照明装置に2個の光源ユニットを組み込む場合の光源ユニット、光源ユニット前方支持体、反射体および開口被覆部材の分解斜視図である。 本発明の実施の形態1の照明装置に3個の光源ユニットを組み込む場合の光源ユニットおよび光源ユニット前方支持体の前面図である。 本発明の実施の形態1の照明装置に4個の光源ユニットを組み込む場合の光源ユニットおよび光源ユニット前方支持体の前面図である。 本発明の実施の形態1の照明装置に4個の光源ユニットを組み込む場合の光源ユニット、光源ユニット前方支持体、反射体および開口被覆部材の分解斜視図である。 本発明の実施の形態1の照明装置に5個の光源ユニットを組み込む場合の光源ユニットおよび光源ユニット前方支持体の前面図である。 本発明の実施の形態1の照明装置に2個の光源ユニットを組み込む場合の光源ユニット、光源ユニット前方支持体および反射体の前面図である。 本発明の実施の形態1の照明装置が備える光源ユニット前方支持体の第1の変形例および光源ユニットを拡大して示す前面図である。 本発明の実施の形態1の照明装置が備える光源ユニット前方支持体の第2の変形例および光源ユニットを拡大して示す前面図である。 本発明の実施の形態1の照明装置の他の構成例における光源ユニット、光源ユニット前方支持体、光反射性材および内部反射枠の分解斜視図である。 本発明の実施の形態2の照明装置が備える光源ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態2の照明装置が備える光源ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態2の照明装置が備える光源ユニット後方支持体を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3の照明装置が備える、隣り合う一組の放熱体の前面図である。 本発明の実施の形態4の照明装置が備える光源ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態5の照明装置が備える光源ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態6の照明装置が備える光源ユニット前方支持体を示す前面図ある。 本発明の実施の形態7の照明装置が備える光源ユニット前方支持体を示す前面図ある。 本発明の実施の形態8の照明装置が備える光源ユニット前方支持体を示す前面図ある。 本発明の実施の形態9の照明装置が備える光源ユニット前方支持体を示す前面図ある。 本発明の実施の形態10の照明装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態11の照明装置を示す斜視図である。 比較例の照明装置を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の照明装置を示す斜視図である。図1に示す本実施形態の照明装置1は、装置本体を天井面に埋込み、発光面を床面に向けて照明するように使用されるダウンライトであり、数千〜数万ルクスの大光束を発する照明装置として特に好適なものである。図1に示すように、照明装置1は、光源ユニット2と、反射体24と、透光板29と、表面反射枠30と、外側筐体31とを有している。本実施形態の照明装置1は、図1中での下方向に向かって投光する。本実施形態の照明装置1の全体形状は、投光方向から見たとき、ほぼ円形をなす。
図2は、本発明の実施の形態1の照明装置1から外側筐体31を取り外した状態を示す斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1の照明装置1の分解斜視図である。以下では、図1乃至図3中での下方向に相当する方向を「前」とし、図1乃至図3中での上方向に相当する方向を「後」として説明する。図3に示すように、本実施形態の照明装置1は、複数個(図1乃至図3の構成では7個)の光源ユニット2を備えている。光源ユニット前方支持体20(光源ユニット支持体)は、これら複数個の光源ユニット2を一括して支持する。また、光源ユニット前方支持体20は、光源ユニット2の前方の部分を支持する。ここで、光源ユニット2の前方の部分とは、光源ユニット2の前半分に含まれる所定箇所を言うものとする。光源ユニット前方支持体20の前面側には、必要な光質を与えるための複数の光制御部材を設置可能である。本実施形態の照明装置1は、光制御部材として、反射体24、透光板29および表面反射枠30を備えている。
反射体24(光制御部材)には、複数の個別開口25が形成されている。各々の個別開口25は、各々の光源ユニット2が備えるLED光源3の発光部を個別に露出させる。反射体24は、例えば高反射性樹脂材料で成形され、板状をなしている。個別開口25の内周面は、すり鉢状をなしており、前方に向かって内径が連続的に拡大している。個別開口25の内周面は、LED光源3の発光部を囲むように配置される。反射体24は、LED光源3の側方発光成分を、個別開口25の内周面で反射させて、前面側へ光線方向を制御するような光学的機能を有する。
透光板29は、反射体24の前面側に配置される。透光板29は、光源保護および配光制御の機能を有する。透光板29は、目的とする光質に合わせて、表面がクリアまたはブラスト状の透光性樹脂材料で構成されることが好ましい。また、目的によっては、透光板29がレンズ機能を兼ね備える構成であっても良い。
表面反射枠30は、反射体24および透光板29の外周を囲むように配置される。表面反射枠30は、金属を主材料とし、少なくとも内周面が拡散状あるいは高反射性の鏡面状であることが好ましい。表面反射枠30は、光を反射する配光制御あるいはグレア防止機能を有する。また、本実施形態の表面反射枠30には、天井面に照明装置1を埋め込んで設置する際に照明装置1を支持可能とする支持部30aが腕状に突出して設けられている。
更に、本実施形態の照明装置1は、複数個の光源ユニット2を一括して支持する光源ユニット後方支持体23(第2の光源ユニット支持体)と、複数個の光源ユニット2の側方を一括して覆う外側筐体31とを備えている。光源ユニット後方支持体23は、LED光源3からの距離が、光源ユニット前方支持体20とLED光源3との距離よりも遠くなる位置で、光源ユニット2を支持する。すなわち、光源ユニット後方支持体23は、光源ユニット前方支持体20よりも後方の位置で、光源ユニット2を支持する。外側筐体31は、円筒形状をなしている。外側筐体31には、多数の通風口が形成されている。
図4は、本発明の実施の形態1の照明装置1が備える光源ユニット2を斜め前から見た斜視図である。図4に示すように、光源ユニット2は、LED(Light Emitting Diode)光源3と、LED光源3を取り付ける取り付け面5aを有する放熱部とを備えている。本実施形態では、光源ユニット2が備える放熱部は、前面に取り付け面5aを有する光源設置部4と、光源設置部4の取り付け面5aの反対側に位置する放熱体7(ヒートシンク)とを備えている。
本実施形態では、光源ユニット2が備えるLED光源3は、給電端子を備えた金属基板またはセラミック基板に複数のLEDベアチップを直接に実装して樹脂封止することにより構成された、チップ・オン・ボード(Chip On Board:COB)タイプのLED光源(以下、「COB形LED光源」と称する)である。本実施形態では、LED光源3としては、例えば、基板上に複数の青系LEDベアチップを配置し、黄色系蛍光体混合の樹脂材料で封止した白色発光のCOB形LED光源を好適に用いることができる。また、LED光源3としては、照明装置1の用途にもよるが、約5〜30W程度(例えば、基板の一辺の長さが15〜40mm程度、発光効率が100ルーメン/W程度)の、投入電力が大きく、大光束のCOB形LED光源を用いることが好ましい。このようなCOB形LED光源をLED光源3として用いることにより、従来のように1WクラスのパッケージLEDを高密度に相当数実装することなく、数千ルーメンクラスの照明装置1を数個のLED光源3で実現できる。ただし、このようなCOB形LED光源は、非常に発熱量が大きいため、放熱性を良好にし、低温化してLEDチップ性能(発光効率)を十分引き出す形で使用することが重要となる。
本実施形態におけるLED光源3の基板は、略正方形をなしている。また、LED光源3の発光面は、略円形をなしている。ただし、LED光源3の基板および発光面の形状は、このような形状に限定されず、いかなる形状でも良い。
放熱部(光源設置部4)の取り付け面5aは、LED光源3の基板に覆われていない領域を有する。本実施形態では、取り付け面5aのほぼ中心にLED光源3が配置されており、取り付け面5aは、LED光源3の周囲に、LED光源3の基板に覆われていない領域を有する。
本実施形態では、照明装置1が備える複数のLED光源3の各々に対して個別に放熱部(放熱体7)を設けることにより、LED光源3の熱を放熱する放熱性、すなわちLED光源3を低温化する機能を良好とし、高い発光効率が得られるとともに、小型化および軽量化に有利である。
また、本実施形態では、放熱部(光源設置部4)の取り付け面5aは、LED光源3の基板に覆われていない領域を有しており、この領域の少なくとも一部は、樹脂モールド等に覆われることなく露出する。このような構成により、本実施形態では、放熱体7からの放熱に加えて、光源設置部4の取り付け面5aのLED光源3の基板に覆われていない領域からも、熱放射、空気あるいは光源ユニット前方支持体20への伝熱により、効率良く放熱可能になる。このため、放熱性を更に良好とし、LED光源3を更に低温化することができる。
本実施形態における光源設置部4は、取り付け面5aを有する板状(本実施形態では円板状)の光源取り付け板5と、光源取り付け板5の取り付け面5aと反対側の面に接触して設けられた板状(本実施形態では円板状)の放熱体取り付け板6とにより構成されている。光源取り付け板5は、セラミックス製、特に、例えばアルミナ等のファインセラミックス製であることが好ましい。放熱体取り付け板6は、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金等の金属製であることが好ましい。放熱体取り付け板6を熱伝導率の高い金属製にすることにより、放熱性を向上することができる。光源取り付け板5をセラミックス製にすることにより、LED光源3と、放熱体取り付け板6および放熱体7とを確実に絶縁しつつ、良好な放熱性が得られる。光源取り付け板5と放熱体取り付け板6とは、隙間無く接触している。これにより、光源取り付け板5と放熱体取り付け板6との間の伝熱を促進し、放熱性を向上することができる。放熱体取り付け板6がアルミニウム製またはアルミニウム合金製である場合には、放熱体取り付け板6の表面にアルマイト処理が施されていることが好ましい。放熱体取り付け板6の表面にアルマイト処理を施すことにより、放射率を高めることができ、放熱性を更に向上することができる。
本実施形態では、LED光源3は、光源設置部4(光源取り付け板5)の取り付け面5aに対し、ねじ12を用いて固定されている。LED光源3の基板の裏面と、取り付け面5aとの間に、接触熱抵抗を抑えるための薄い放熱性シートまたはグリスを介在させてもよい。また、本実施形態では、LED光源3に給電する給電線11は、LED光源3上の接続端子に、はんだ付けで直結されている。本実施形態では、LED光源3の基板はアルミニウムで構成されているものとするが、セラミックスなどの他の基板材料のものでもよい。
放熱体7は、光源設置部4(放熱体取り付け板6)の後面6aに接触して設けられている。放熱体7は、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金等の金属製であることが好ましい。放熱体7を熱伝導率の高い金属製にすることにより、放熱性を向上することができる。放熱体7がアルミニウム製またはアルミニウム合金製である場合には、放熱体7の表面にアルマイト処理が施されていることが好ましい。放熱体7の表面にアルマイト処理を施すことにより、放射率を高めることができ、放熱性を更に向上することができる。
図5は、本発明の実施の形態1の照明装置1が備える光源ユニット2を斜め後ろから見た一部切欠き斜視図である。図5に示すように、本実施形態における放熱体7は、中空の円筒形の支柱部8と、支柱部8から放射状に外側に突出する複数のフィン9とを有する形状をなしている。なお、図5では、説明の都合上、支柱部8の周方向の一部とその部分から突出するフィン9とを切り欠いて除去した状態を示している。放熱体7をこのような形状にすることにより、広い面積のフィン9を設けることができ、放熱性を向上することができる。また、支柱部8を中空の円筒形にしたことにより、光源ユニット2の軽量化が図れる。また、照明装置1の使用状態でフィン9は、鉛直方向に平行になる。このため、フィン9の表面で熱せられた空気が上昇気流になってフィン9の表面に沿って効率良く流れることができる。その結果、放熱性を向上することができる。
支柱部8の軸方向は、放熱体取り付け板6に対し垂直になっている。支柱部8の後端は、開口している。このため、支柱部8の中空部に空気が流通可能になるので、放熱性を向上することができる。一方、支柱部8の前端には、開口を覆う前壁8aが形成されている。支柱部8の前端に形成された前壁8aが光源設置部4(放熱体取り付け板6)の後面6aに接触することにより、光源設置部4と放熱体7との接触面積を大きくすることができ、光源設置部4から放熱体7への伝熱を促進し、放熱性を向上することができる。また、本実施形態では、フィン9の前端面も光源設置部4(放熱体取り付け板6)の後面6aに接触している。このため、光源設置部4と放熱体7との接触面積を更に大きくすることができ、光源設置部4から放熱体7への伝熱を更に促進し、放熱性を更に向上することができる。
本実施形態では、光源設置部4の直径は、支柱部8の直径より大きく、かつ、放熱体7全体の直径(フィン9の先端での外径)とほぼ同じ寸法になっている。このような構成により、光源ユニット2の外径は、前方から後方まで、ほぼ同じ大きさになっている。このため、光源ユニット2として高い放熱性すなわち光源低温化機能を持つとともに、照明装置1へ装着する際に、複数の光源ユニット2を小さなスペースに効率良く配置することができるので、照明装置1の小型化に寄与する。
本実施形態の放熱部は、光源設置部4を貫通し、更に支柱部8の前壁8aを連続して貫通する貫通孔18を有している。LED光源3に給電する給電線11は、光源設置部4の取り付け面5a側から、この貫通孔18を通って、支柱部8の内部に達する。そして、給電線11は、支柱部8の内部を通って支柱部8の後端の開口部から外部へ延び、外部電源の接続端子に接続可能になっている。このような構成により、給電線11の配設状態を容易に整えることができる。
図6は、本発明の実施の形態1の照明装置1が備える光源ユニット2の変形例(光源ユニット2A)を斜め後ろから見た一部切欠き斜視図である。図6に示す光源ユニット2Aは、上述した光源ユニット2の変形例であり、給電線11の配設方法が異なること以外は光源ユニット2とほぼ同様である。なお、図6では、説明の都合上、支柱部8の周方向の一部とその部分から突出するフィン9とを切り欠いて除去した状態を示している。図6に示す光源ユニット2Aでは、放熱体7の支柱部8の側壁に給電用開口14が形成され、給電用開口14の形成箇所においてフィン9が一部欠損している。LED光源3に給電する給電線11は、光源設置部4の取り付け面5a側から、貫通孔18を通って支柱部8の内部に達する。そして、給電線11は、支柱部8の内部から給電用開口14を通って支柱部8の側方(放熱体7の側方)に出て外部へ延び、外部電源の接続端子に接続可能になっている。このような構成により、給電線11の配設状態を容易に整えることができる。
なお、給電線11の配設方法は、図5あるいは図6に示す構成に限定されるものではなく、例えば、給電線11がLED光源3の発光部に重ならないように給電線11を光源設置部4の取り付け面5a上に通して、外部電源の接続端子に接続する構成としてもよい。
図4および図5に示す光源ユニット2の実施例として、直径250mm程度の照明装置1に装着可能な光源ユニット2を製作し、温度測定を行い、効果を確認した。この実施例1の光源ユニット2のLED光源3としては、基板寸法19mm×19mm、1400ルーメン、11Wのものを用いた。光源設置部4(光源取り付け板5および放熱体取り付け板6)の直径は、約54mmとした。光源取り付け板5は、アルミナ製、厚さ6mmとした。放熱体取り付け板6は、アルミニウム製、厚さ3mmとした。放熱体7は、アルミニウム製、直径55mm、軸方向の長さ100mmとした。この実施例1の光源ユニット2のLED光源3の温度を測定した結果、光源温度が約60℃となった。従来、光束ランクの大きいダウンライト器具内の光源温度は、一般に、60〜90℃程度である。したがって、実施例1の光源ユニット2は、従来のものに比較して、良好な放熱特性を示すことが確認された。
図30は、比較例の照明装置を示す斜視図である。図30に示す比較例の照明装置100は、7個のLED光源101と、これら7個のLED光源101の熱を一括して放熱する放熱体102(ヒートシンク)とを有している。実施例1の光源ユニット2を用いた照明装置1によれば、図30に示す比較例の照明装置100に比べて、放熱部を製造するために必要なアルミニウム材料が25〜45%少なくて済み、大幅に削減できた。このように、本実施形態の照明装置1によれば、軽量、小型、かつ安価な照明装置を得ることができる。また、本実施形態によれば、実施例1により実証されたように、図30に示すような一体形ヒートシンクの照明装置に比較して、より優れた放熱性(光源低温化効果)が得られる。このため、LED光源3の本来の発光特性の実力を確実に発揮させることができ、高い発光効率の照明装置1を得ることができる。
図7は、本発明の実施の形態1の照明装置1の光源ユニット2および光源ユニット前方支持体20の前面図である。図7に示すように、本実施形態における光源ユニット前方支持体20は、円板状をなしている。各光源ユニット2の光源設置部4(光源取り付け板5)の取り付け面5aは、光源ユニット前方支持体20に接触している。各光源ユニット2の光源設置部4(光源取り付け板5)は、前面側から締め付け可能な4本のねじ15を用いて、光源ユニット前方支持体20に固定されている。すなわち、ねじ15は、光源ユニット前方支持体20に形成されたねじ挿通孔(図示省略)を通り、光源設置部4(光源取り付け板5)に形成された雌ねじ孔(図示省略)に螺合して締め付けられる。本実施形態の照明装置1は、7個の光源ユニット2を組み込むことができる。図7に示すように、7個の光源ユニット2を組み込む場合には、1個の光源ユニット2を中央に配置し、その中央の光源ユニット2の周囲を取り囲むようにして6個の光源ユニット2を等角度間隔に配置することができる。
光源ユニット前方支持体20には、開口19と、2個の長尺開口21とが形成されている。開口19の形状は、円形であり、光源ユニット前方支持体20の中央に配置されている。光源ユニット前方支持体20の中央に取り付けられた光源ユニット2のLED光源3は、開口19から露出している。長尺開口21の形状は、幅方向と長さ方向とを有し、長さ方向が幅方向より長い形状になっている。本実施形態の長尺開口21の形状は、円弧状に湾曲した形状(円弧形状)である。2個の長尺開口21は、光源ユニット前方支持体20の外縁の円と同心的な円弧形状をなしている。すなわち、2個の長尺開口21は、同じ中心の周りに配置されている。2個の長尺開口21は、光源ユニット前方支持体20の中央部を介して反対側に配置されている。本実施形態の長尺開口21では、円弧の径方向が幅方向に相当し、円弧の周方向が長さ方向に相当する。光源ユニット前方支持体20には、3個の光源ユニット2を一方の長尺開口21の長さ方向に沿って並べて取り付け可能である。これら3個の光源ユニット2のLED光源3は、当該一方の長尺開口21から露出する。同様にして、光源ユニット前方支持体20には、3個の光源ユニット2を他方の長尺開口21の長さ方向に沿って並べて取り付け可能であり、これら3個の光源ユニット2のLED光源3は、当該他方の長尺開口21から露出する。本実施形態では、各LED光源3は、その全体が開口19または長尺開口21から露出している。ただし、LED光源3の発光部以外の一部が、開口19あるいは長尺開口21から露出しなくても良い。すなわち、長尺開口21の幅は、LED光源3の発光部を露出させ得る大きさであれば良い。
本実施形態の照明装置1では、組み込む光源ユニット2の数を変更することができる。図8は、本発明の実施の形態1の照明装置1に2個の光源ユニット2を組み込む場合の光源ユニット2および光源ユニット前方支持体20の前面図である。図8に示すように、照明装置1に組み込む光源ユニット2の数を2個にする場合には、2個の長尺開口21にそれぞれ光源ユニット2を1個ずつ配置し、開口19には光源ユニット2を配置しない。図9は、本発明の実施の形態1の照明装置1に2個の光源ユニット2を組み込む場合の光源ユニット2、光源ユニット前方支持体20、反射体24および開口被覆部材26の分解斜視図である。開口被覆部材26については、後述する。
図10は、本発明の実施の形態1の照明装置1に3個の光源ユニット2を組み込む場合の光源ユニット2および光源ユニット前方支持体20の前面図である。図10に示すように、照明装置1に組み込む光源ユニット2の数を3個にする場合には、一方の長尺開口21に光源ユニット2を1個配置し、他方の長尺開口21に光源ユニット2を2個配置し、開口19には光源ユニット2を配置しない。
図11は、本発明の実施の形態1の照明装置1に4個の光源ユニット2を組み込む場合の光源ユニット2および光源ユニット前方支持体20の前面図である。図11に示すように、照明装置1に組み込む光源ユニット2の数を3個にする場合には、一方の長尺開口21に光源ユニット2を1個配置し、他方の長尺開口21に光源ユニット2を2個配置し、開口19に光源ユニット2を1個配置する。図12は、本発明の実施の形態1の照明装置1に4個の光源ユニット2を組み込む場合の光源ユニット2、光源ユニット前方支持体20、反射体24および開口被覆部材26の分解斜視図である。
図13は、本発明の実施の形態1の照明装置1に5個の光源ユニット2を組み込む場合の光源ユニット2および光源ユニット前方支持体20の前面図である。図13に示すように、照明装置1に組み込む光源ユニット2の数を5個にする場合には、2個の長尺開口21にそれぞれ光源ユニット2を2個ずつ配置し、開口19に光源ユニット2を1個配置する。また、図示を省略するが、例えば、2個の長尺開口21にそれぞれ光源ユニット2を3個ずつ配置し、開口19には光源ユニット2を配置しないことにより、照明装置1に組み込む光源ユニット2の数を6個にすることもできる。
以上のように、本実施形態の照明装置1では、組み込む光源ユニット2の数を2個〜7個の間で変更することができる。また、長尺開口21に取り付ける光源ユニット2については、その取り付け位置を長尺開口21の長さ方向に沿って変更可能にしても良い。すなわち、光源ユニット2の固定位置を長尺開口21の長さ方向に沿って位置調整することを可能にしても良い。光源ユニット2の取り付け位置を長尺開口21の長さ方向に沿って変更可能にするためには、例えば、光源ユニット2を固定するねじ15を通すための、光源ユニット前方支持体20に形成されるねじ挿通孔(図示省略)を、長尺開口21の長さ方向に沿って長い長孔にするか、あるいは、複数の取り付け位置を選べるように複数組のねじ挿通孔を設けておけば良い。
このように、本実施形態の照明装置1では、光源ユニット前方支持体20の長尺開口21の長さ方向に沿って取り付ける光源ユニット2の個数あるいは位置を容易に変えることができる。このため、照明装置1に要求される光特性(光束の大きさ、表面発光強度分布等)、あるいは意匠性などの仕様に合わせて、照明装置1に組み込む光源ユニット2の個数あるいは位置を容易に調整可能とすることができる。したがって、ある規定された装置寸法の中で、光特性あるいは意匠性が異なる複数種類の照明装置1を、安価かつ容易に実現することができる。この場合、光源ユニット前方支持体20は、仕様の異なる照明装置1に共通の部品になるので、組立性が良好であり、安価に製造することができる。特に、本実施形態では、長尺開口21を円弧形状とし、複数個の長尺開口21を同じ中心の周りに配置したことにより、照明装置1に組み込む光源ユニット2の個数および位置を、高い自由度で変化させることができる。
光源ユニット前方支持体20の材質は、特に限定されないが、放熱性向上および強度的な視点から、金属製であることが好ましい。また、本実施形態では、光源ユニット2の放熱部の一部である光源設置部4を光源ユニット前方支持体20に接触させて取り付けている。このため、LED光源3の熱が、放熱部(光源設置部4)から光源ユニット前方支持体20へ効率良く伝熱し、光源ユニット前方支持体20の表面からも放熱を促すことができる。このため、LED光源3の放熱性および発光効率を更に向上することができる。また、光源ユニット前方支持体20の表面を、研磨あるいは塗装などにより、高反射率状態に加工しても良い。これにより、光源ユニット前方支持体20からの放熱を更に促進することができ、LED光源3の放熱性および発光効率を更に向上することができる。
図14は、本発明の実施の形態1の照明装置1に2個の光源ユニット2を組み込む場合の光源ユニット2、光源ユニット前方支持体20および反射体24の前面図である。図14に示すように、本実施形態における反射体24には、照明装置1に7個の光源ユニット2を組み込んだ場合に対応するように7個の個別開口25が形成されている。照明装置1に2個の光源ユニット2を組み込む場合には、7個の個別開口25のうちの2個に光源ユニット2が割り当てられ、これら2個の個別開口25からLED光源3の発光部が露出する。残りの5個の個別開口25には、光源ユニット2が割り当てられない。このように、光源ユニット2が割り当てられない個別開口25、すなわちLED光源3が配置されない個別開口25がある場合には、透光板29の材質にもよるが、透光板29を通して、LED光源3が配置されない個別開口25の部分が黒っぽく見えるなどの問題が生じることがある。また、LED光源3から発せられた光のうち、透光板29の表面で反射された光の一部が、LED光源3が配置されない個別開口25から後面側に漏れ出るために、照明装置1の発光効率が低下するという問題が生じることもある。これらの問題を解決するため、図9に示すように、個別開口25を被覆する(塞ぐ)ことが可能な開口被覆部材26を用意し、光源ユニット2が割り当てられない個別開口25、すなわちLED光源3が配置されない個別開口25に開口被覆部材26を装着するようにしても良い。図9では、光源ユニット2が割り当てられない5個の個別開口25にそれぞれ開口被覆部材26を装着する。開口被覆部材26は、反射体24の前面側から装着可能であることが、組立性の観点からは好ましい。また、開口被覆部材26の材料は、反射体24と同じ材料、または反射体24の反射特性に近い材料であることが好ましい。開口被覆部材26の材料をそのような材料にすることにより、照明装置1の外観、意匠性、および光特性をより良好にすることができる。
本実施形態における反射体24は、照明装置1に組み込む光源ユニット2の個数が、7個または2個の場合だけでなく、3〜6個の場合にも使用することができる。照明装置1に組み込む光源ユニット2の個数が4個の場合には、図12に示すように、光源ユニット2が割り当てられない3個の個別開口25にそれぞれ開口被覆部材26を装着する。図示を省略するが、照明装置1に組み込む光源ユニット2の個数が3個、5個、または6個の場合には、それぞれ、光源ユニット2が割り当てられない4個、2個、または1個の個別開口25に、それぞれ開口被覆部材26を装着すれば良い。このようにして、本実施形態では、組み込む光源ユニット2の個数が異なる複数種類の照明装置1において共通の反射体24を使用することができる。このため、部品の種類を少なくすることができ、部品製造コストを低減し、部品管理も容易にすることができる。よって、安価で組立性に優れた照明装置1を得ることができる。ただし、このような構成に限らず、照明装置1に組み込む光源ユニット2の個数あるいは取り付け位置に合わせて、個別開口25の個数あるいは位置の異なる複数種類の反射体24を予め用意しておき、その中から選択して使用するようにしても良いことは言うまでもない。
本実施形態では、前述したように、各光源ユニット2は、4本のねじ15を用いて光源設置部4(光源取り付け板5)を光源ユニット前方支持体20に固定することにより、光源ユニット前方支持体20に取り付けられる。これらのねじ15は、すべて同一の方向(本実施形態では光源ユニット2の前面側)から締め付けることができる。このため、組立性のよい照明装置1を得ることができる。なお、ねじ15を光源ユニット前方支持体20に対し後面側から締め付け可能になるように構成してもよい。
図15は、本発明の実施の形態1の照明装置1が備える光源ユニット前方支持体20の第1の変形例(光源ユニット前方支持体20A)および光源ユニット2を拡大して示す前面図である。図15に示す光源ユニット前方支持体20Aは、上述した光源ユニット前方支持体20の第1の変形例であり、下記の点以外は光源ユニット前方支持体20と同様である。図15に示す光源ユニット前方支持体20Aでは、長尺開口21の内周側および外周側に並行して、長尺開口21の長さ方向に沿った細長い開口16が形成されている。この開口16は、ねじ15が挿入可能な幅を有している。この開口16が、光源ユニット2を固定可能な固定部に相当する。この光源ユニット前方支持体20Aの長尺開口21に光源ユニット2を取り付ける際には、開口16にねじ15を通し、光源設置部4(光源取り付け板5)に形成された雌ねじ孔(図示省略)にそのねじ15を螺合させて締め付ければ良い。このような光源ユニット前方支持体20Aによれば、光源ユニット2を固定可能な固定部としての開口16が長尺開口21の長さ方向に沿って連続して設けられていることにより、長尺開口21の長さ方向に沿った光源ユニット2の取り付け個数および取り付け位置を自由に調整することができる。このため、長尺開口21に対する光源ユニット2の取り付け個数および取り付け位置に応じて固定部の位置を変更した光源ユニット前方支持体20Aを用意する必要がなく、共通の光源ユニット前方支持体20Aを使用することができる。このため、部品の種類を少なくすることができ、部品製造コストを低減し、部品管理も容易にすることができる。よって、安価で組立性に優れた照明装置1を得ることができる。なお、長尺開口21に対する光源ユニット2の取り付け位置を位置決めするための目印あるいは嵌合部を光源ユニット前方支持体20A側あるいは光源ユニット側2に設けてもよい。これにより、光源ユニット2を光源ユニット前方支持体20Aに対して位置ずれなく所定位置に取り付けることができる。
図16は、本発明の実施の形態1の照明装置1が備える光源ユニット前方支持体20の第2の変形例(光源ユニット前方支持体20B)および光源ユニット2を拡大して示す前面図である。図16に示す光源ユニット前方支持体20Bは、上述した光源ユニット前方支持体20の第2の変形例であり、下記の点以外は光源ユニット前方支持体20と同様である。図16に示す光源ユニット前方支持体20Bでは、長尺開口21の内周側の縁部に、長尺開口21の長さ方向に沿って、連続する多数の凹凸で構成される固定部17aが設けられている。また、長尺開口21の外周側には、長尺開口21の長さ方向に沿って細長い開口が形成され、その細長い開口の内周側の縁部に、長尺開口21の長さ方向に沿って、連続する多数の凹凸で構成される固定部17bが設けられている。固定部17a,17bの凹部は、ねじ15が挿入可能な幅を有している。この光源ユニット前方支持体20Bの長尺開口21に光源ユニット2を取り付ける際には、固定部17a,17bの凹部にねじ15を挿入した状態で、光源設置部4(光源取り付け板5)に形成された雌ねじ孔(図示省略)にそのねじ15を螺合させて締め付ければ良い。このような光源ユニット前方支持体20Bによれば、光源ユニット2を固定可能な固定部17a,17bが長尺開口21の長さ方向に沿って連続して設けられていることにより、長尺開口21の長さ方向に沿った光源ユニット2の取り付け個数および取り付け位置を自由に調整することができる。このため、長尺開口21に対する光源ユニット2の取り付け個数および取り付け位置に応じて固定部の位置を変更した光源ユニット前方支持体20Bを用意する必要がなく、共通の光源ユニット前方支持体20Bを使用することができる。このため、部品の種類を少なくすることができ、部品製造コストを低減し、部品管理も容易にすることができる。よって、安価で組立性に優れた照明装置1を得ることができる。なお、長尺開口21に対する光源ユニット2の取り付け位置を位置決めするための目印あるいは嵌合部を光源ユニット前方支持体20B側あるいは光源ユニット側2に設けてもよい。これにより、光源ユニット2を光源ユニット前方支持体20Bに対して位置ずれなく所定位置に取り付けることができる。
次に、本実施形態の照明装置1が備える光源ユニット後方支持体23について説明する。図2および図3に示すように、光源ユニット後方支持体23は、照明装置1が備える複数個の光源ユニット2を、光源ユニット前方支持体20より後方の位置で、一括して支持する。本実施形態では、光源ユニット後方支持体23は、光源ユニット2の後端部を支持しているが、光源ユニット2の側面部を支持してもよい。光源ユニット前方支持体20に加えて光源ユニット後方支持体23を設けることにより、長期間の使用や度重なる振動などに対しても、光源ユニット2の位置固定をより強固なものにすることができる。光源ユニット後方支持体23は、放熱体7の後端部あるいは側面部に対し、例えばねじ固定などの方法で固定される。なお、光源ユニット前方支持体20と光源ユニット2との固定強度が十分に高い場合には、光源ユニット後方支持体23を設けなくても良い。
光源ユニット後方支持体23は、照明装置1内に熱が篭らないように、隣り合う光源ユニット2同士を連結する細幅のフレーム状の部材(例えば金属製)を用いて構成することが好ましい。あるいは、光源ユニット後方支持体23が細幅でなくても、光源ユニット後方支持体23の表面に凹凸構造を設けたり、あるいは細かい通気孔を設けたりすることにより、照明装置1の放熱性を高めることが可能である。
また、本実施形態のように、放熱部がLED光源3と反対側に開口部(支柱部8の後端の開口部)を有している場合には、その開口部の全域を光源ユニット後方支持体23で覆うように構成しても良い。これにより、周囲の粉塵が放熱部(支柱部8)の内部に入り込むことを防ぐことができ、保守性のよい照明装置1を得ることができる。なお、その場合において、図5に示すようにLED光源3への給電線11が支柱部8の内部を通っている場合には、支柱部8の後端の開口部を覆う部分の光源ユニット後方支持体23に、給電線11を通すための開口を設け、その開口から給電線11を外部に引き出すように構成しても良い。その場合、引き出した給電線11の端部に図示しないソケット(第1の端子)を設け、そのソケットを接続可能な端子台(第2の端子)を光源ユニット後方支持体23に設けることによって、給電線11を外部電源に接続可能とする構成にしてもよい。
本実施形態の照明装置1は、反射体24を備えたことにより、意匠性および装置全体の発光効率を向上することができる。ただし、照明装置1への要求仕様によっては、反射体24を設けなくても良い。反射体24を設けない場合には、光源ユニット前方支持体20に、何らかの表面処理(例えば高反射率処理、耐腐食処理)を行うことが望ましい。
また、光制御機能を有する反射体24を特に必要としない場合には、LED光源3の発光部に相当する領域を開口させた薄い光反射性材27を反射体24に代えて設けてもよい。図17は、光源ユニット2、光源ユニット前方支持体20、光反射性材27および内部反射枠28の分解斜視図である。以下、図17を参照して、反射体24に代えて薄い光反射性材27を設ける場合の構成例について説明する。光反射性材27は、薄い平板状またはシート状をなしている。光反射性材27には、各々の光源ユニット2のLED光源3を個別に露出させる複数の開口が形成されている。光反射性材27の前面側に、内部反射枠28を設けてもよい。この内部反射枠28を設けることにより、内部反射枠28と表面反射枠30との間で透光板29を挟み込むように固定することができる。なお、内部反射枠28は、高反射性樹脂材料などを用いて構成することが好ましい。内部反射枠28の表面にはLED光源3からの光が間接的に入射するので、内部反射枠28を高反射性樹脂材料で構成することにより、発光効率の低下を抑えることができる。内部反射枠28の厚みにより、透光板29をLED光源3から離すことができるので、透光板29が高温のLED光源3の直上に配置されることがなくなる。このため、透光板29が樹脂製の場合であっても、透光板29の高温黄ばみを確実に防ぐことができる。
また、本実施形態の照明装置1は、外側筐体31を備えているが、外側筐体31は必ずしも必要ではない。外側筐体31の有無は、設置場所により要求される保護状態に応じて定めればよい。また、外側筐体31を設ける場合には、放熱性に優れた金属材料で構成し、開口部を設けて通気性を良好にする構成にすることが好ましい。ただし、設置場所によっては、外側筐体31の少なくとも側面には開口部を持たないものとしてもよい。
また、本実施形態では、光源設置部4の形状が円形であるが、光源設置部4の形状は円形に限定されるものではなく、例えば、正方形、長方形、多角形等でも良い。また、光源ユニット前方支持体20、あるいは、光源ユニット後方支持体23との固定に用いるための側方凸部や嵌合部などを光源設置部4に設けても良い。
実施の形態2.
次に、図18乃至図20を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図18および図19は、それぞれ、本発明の実施の形態2の照明装置1が備える光源ユニット2Bを示す斜視図である。なお、図19では、説明の都合上、放熱体7の半分を除去し、光源設置部4を透視した状態を示している。前述したように、実施の形態1の光源ユニット2では、LED光源3に給電する給電線11は、LED光源3上の接続端子に、はんだ付けで直結されている。これに対し、本実施形態の光源ユニット2Bでは、図18に示すように、給電線11は、LED光源3に隣接して設置された樹脂ソケット10を介してLED光源3に電源供給を行う。また、図19に示すように、本実施形態の光源ユニット2Bでは、放熱体7の支柱部8の後端部に、給電用ソケット13が設置されている。給電線11は、支柱部8の内部を通って、給電用ソケット13の端子13a(第1の端子)に接続されている。
図20は、本発明の実施の形態2の照明装置1が備える光源ユニット後方支持体23Aを示す斜視図である。図20に示すように、本実施形態の光源ユニット後方支持体23Aは、光源ユニット2Bが備える給電用ソケット13の端子13aを接続可能な端子32(第2の端子)を複数個備えている。この光源ユニット後方支持体23Aは、本実施形態の照明装置1に組み込まれる複数の光源ユニット2Bの後端部分を一括して支持する機能に加えて、光源ユニット2Bの給電用ソケット13の端子13aを光源ユニット後方支持体23Aの端子32に接続することにより、LED光源3を外部電源に接続可能とする機能を兼ね備えている。このような構成により、本実施形態では、照明装置1の組立性を更に改善することができる。
実施の形態3.
次に、図21を参照して、本発明の実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図21は、本発明の実施の形態3の照明装置1が備える、隣り合う一組の放熱体7の前面図である。図示を省略するが、本実施形態の光源ユニット2では、光源設置部4の直径は、放熱体7の直径(フィン9の先端での直径)に比べて小さくなっている。そのような本実施形態の光源ユニット2を照明装置1に組み込む場合には、少なくとも一組の隣り合う光源ユニット2の間において、図21に示すように、一方の光源ユニット2のフィン9の少なくとも一つが、他方の光源ユニット2の二つのフィン9の間に位置するように配置することが可能である。照明装置1に組み込まれる複数個の光源ユニット2のうち、少なくとも一組の隣り合う光源ユニット2を図21に示すように配置することにより、放熱特性を良好にしつつ、照明装置1に対して光源ユニット2を高密度搭載(多数搭載)することが可能になり、照明装置1を更に小型化することができる。
実施の形態4.
次に、図22を参照して、本発明の実施の形態4について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図22は、本発明の実施の形態4の照明装置1が備える光源ユニット2Cを示す斜視図である。本実施形態の光源ユニット2Cは、放熱体7Cの構成が異なること以外は、実施の形態1の光源ユニット2と同様である。図22に示すように、本実施形態の光源ユニット2Cが備える放熱体7Cは、互いに平行に設けられた複数の平板状のフィン71によって構成されている。フィン71は、LED光源3を取り付ける取り付け面5aに対して垂直な向きに設けられている。このような放熱体7Cを備えた光源ユニット2Cを用いた場合であっても、実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態5.
次に、図23を参照して、本発明の実施の形態4について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図23は、本発明の実施の形態5の照明装置1が備える光源ユニット2Dを示す斜視図である。本実施形態の光源ユニット2Dは、放熱体7Dの構成が異なること以外は、実施の形態1の光源ユニット2と同様である。図23に示すように、本実施形態の光源ユニット2Dが備える放熱体7Dは、互いに平行に設けられた複数の棒状の放熱要素72によって構成されている。放熱要素72は、LED光源3を取り付ける取り付け面5aに対して垂直な向きに設けられている。このような放熱体7Dを備えた光源ユニット2Dを用いた場合であっても、実施の形態1と同様の効果が得られる。なお、本実施形態における放熱要素72は、円柱状をなしているが、例えば四角柱状などの多角柱状であってもよい。
次に、実施の形態1に比べて光源ユニット前方支持体20が備える長尺開口21の形状および配置が異なる複数の実施の形態について説明する。光源ユニット前方支持体20が備える長尺開口21の形状および配置は、照明装置1に要求される仕様に基づいて決定される光源ユニット2の設置個数および配置を実現可能にするように定められるものであり、以下に説明する実施の形態6乃至9に例示するように、種々の構成が考えられる。
実施の形態6.
次に、図24を参照して、本発明の実施の形態6について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図24は、本発明の実施の形態6の照明装置1が備える光源ユニット前方支持体20Cを示す前面図である。本実施形態の光源ユニット前方支持体20Cは、長尺開口21Cの形状および配置が異なること以外は、実施の形態1の光源ユニット前方支持体20と同様である。図24に示すように、本実施形態の光源ユニット前方支持体20Cが備える長尺開口21Cは、直線的に形成された直線形状をなしている。本実施形態では、3本の長尺開口21Cが互いに平行に配置されている。各々の長尺開口21Cには、複数の光源ユニット2を長尺開口21Cの長手方向に沿って並べて取り付け可能である。また、各々の光源ユニット2の取り付け位置を長尺開口21Cの長手方向に沿って変更(調整)可能になっていても良い。このような光源ユニット前方支持体20Cを備えた照明装置1によれば、光源ユニット前方支持体20Cの長尺開口21Cの長さ方向に沿って取り付ける光源ユニット2の個数あるいは位置を容易に変えることができる。
実施の形態7.
次に、図25を参照して、本発明の実施の形態7について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図25は、本発明の実施の形態7の照明装置1が備える光源ユニット前方支持体20Dを示す前面図である。本実施形態の光源ユニット前方支持体20Dは、長尺開口21Dの形状および配置が異なること以外は、実施の形態1の光源ユニット前方支持体20と同様である。図25に示すように、本実施形態の光源ユニット前方支持体20Dが備える長尺開口21Dの形状は、複数の直線が交差した形状をなしている。特に、本実施形態では、長尺開口21Dは、略十字状をなしている。長尺開口21Dには、複数の光源ユニット2を長尺開口21Dの長手方向に沿って並べて取り付け可能である。また、各々の光源ユニット2の取り付け位置を長尺開口21Dの長手方向に沿って変更(調整)可能になっていても良い。このような光源ユニット前方支持体20Dを備えた照明装置1によれば、光源ユニット前方支持体20Dの長尺開口21Dの長さ方向に沿って取り付ける光源ユニット2の個数あるいは位置を容易に変えることができる。
実施の形態8.
次に、図26を参照して、本発明の実施の形態8について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図26は、本発明の実施の形態8の照明装置1が備える光源ユニット前方支持体20Eを示す前面図である。本実施形態の光源ユニット前方支持体20Eは、長尺開口21Eの形状および配置が異なること以外は、実施の形態1の光源ユニット前方支持体20と同様である。図26に示すように、本実施形態の光源ユニット前方支持体20Eが備える長尺開口21Eは、直線的に形成された直線形状をなしている。本実施形態では、8本の長尺開口21Eが、光源ユニット前方支持体20Eの中心から放射状に配置されている。各々の長尺開口21Eには、1個の光源ユニット2を取り付け可能であり、その取り付け位置を長尺開口21Eの長手方向に沿って変更(調整)可能になっている。このような光源ユニット前方支持体20Eを備えた照明装置1によれば、光源ユニット前方支持体20Eに取り付ける複数の光源ユニット2の取り付け位置の、光源ユニット前方支持体20Eの中心からの距離を容易に変えることができる。
実施の形態9.
次に、図27を参照して、本発明の実施の形態9について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図27は、本発明の実施の形態9の照明装置1が備える光源ユニット前方支持体20Fを示す前面図である。本実施形態の光源ユニット前方支持体20Fは、長尺開口21Fの形状および配置が異なること以外は、実施の形態1の光源ユニット前方支持体20と同様である。図27に示すように、本実施形態の光源ユニット前方支持体20Fが備える長尺開口21Fの形状は、折れ線状の形状をなしている。特に、本実施形態では、長尺開口21Fは、略N字状をなしている。長尺開口21Fには、複数の光源ユニット2を長尺開口21Fの長手方向に沿って並べて取り付け可能である。また、各々の光源ユニット2の取り付け位置を長尺開口21Fの長手方向に沿って変更(調整)可能になっていても良い。このような光源ユニット前方支持体20Fを備えた照明装置1によれば、光源ユニット前方支持体20Fの長尺開口21Fの長さ方向に沿って取り付ける光源ユニット2の個数あるいは位置を容易に変えることができる。
以上、光源ユニット前方支持体20が備える長尺開口21の形状および配置が異なる複数の実施の形態について説明したが、光源ユニット前方支持体20が備える長尺開口21の形状および配置は、上記の例示に限定されるものではなく、種々の変形が考えられる。例えば、光源ユニット前方支持体20が備える長尺開口21は、円弧形状等の湾曲形状と、直線形状とを組み合わせた形状であってもよい。光源ユニット前方支持体20の長尺開口21の形状および配置を、照明装置1に要求される意匠性、光特性などに基づいて定めることにより、明るさに係わる光源ユニット2の個数調整、輝度分布、配光、グレアに係わる光源ユニット2の配置などの種々のバリエーションに対応することができる。また、図15あるいは図16に示すような、光源ユニットを固定するための固定部の構成は、上述した実施の形態6乃至9にも同様に適用可能である。
以上説明した実施の形態では、天井面に埋め込んで使用されるダウンライトに本発明の照明装置を適用した場合について説明したが、本発明の照明装置は、ダウンライトに限らず、屋内および屋外の種々の用途の照明装置に適用可能である。次に述べる実施の形態10および11では、本発明の照明装置のダウンライト以外への適用例について説明する。
実施の形態10.
次に、図28を参照して、本発明の実施の形態10について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図28は、本発明の実施の形態10の照明装置を示す斜視図である。図28に示す本実施形態の照明装置1Aは、高天井に取り付けて試用される例えば数百W程度の照明装置への適用例である。なお、図28では、説明の都合上、外側筐体を透視した状態を示している。本実施形態の照明装置1Aは、装置本体33と、この装置本体33を支持する支持枠34とを有している。支持枠34は、天井面に固定される。装置本体33は、支持枠34に対し、回転軸35を中心に回転可能に支持されている。装置本体33には、複数個の光源ユニット2が組み込まれている。このような本実施形態の照明装置1Aでは、支持枠34に対して装置本体33を回転させることにより、装置本体33の向きを変えて、投光方向を調整することができる。
実施の形態11.
次に、図29を参照して、本発明の実施の形態11について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図29は、本発明の実施の形態11の照明装置を示す斜視図である。図29に示す本実施形態の照明装置1Bは、例えばビルの壁面などを照明するための環境照明装置への適用例である。なお、図29では、説明の都合上、外側筐体を透視した状態を示している。本実施形態の照明装置1Bは、装置本体36と、この装置本体36を支持する支持枠37と、台座38とを有している。支持枠37は、地面に固定された台座38に取り付けられている。装置本体36は、支持枠37に対し、回転軸39を中心に回転可能に支持されている。装置本体36には、複数個の光源ユニット2が組み込まれている。このような本実施形態の照明装置1Bでは、支持枠37に対して装置本体36を回転させることにより、装置本体36の向きを変えて、投光方向を調整することができる。また、台座38に対して支持枠37が回転可能になっていてもよい。
以上、本発明の照明装置の実施の形態について説明したが、本発明の照明装置は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施の形態では、LED光源は、青色系LEDベアチップと黄色系蛍光体混合封止樹脂とで構成した白色光源であるものとしたが、本発明におけるLED光源は、例えば青、緑、赤などのLEDベアチップを非蛍光体混合封止樹脂で構成した非白色光源であってもよい。また、LED光源が非白色光源である場合には、互いに異なる発光色のLED光源を有する光源ユニットを照明装置に組み込み、外部の制御電源を用いて各色の光源ユニットの発光を制御することにより、色調制御する構成としてもよい。更に、LED光源は、赤、緑、青、黄などの複数の発光色のLEDベアチップを用いて蛍光体レスで構成した白色光源としてもよい。また、光源ユニットが備える放熱部は、放熱部材として一部にヒートパイプを用いたものでもよい。
1,1A,1B 照明装置、2,2A,2B,2C,2D 光源ユニット、3 LED光源、4 光源設置部、5 光源取り付け板、5a 取り付け面、6 放熱体取り付け板、7,7C,7D 放熱体、8 支柱部、9 フィン、10 樹脂ソケット、11 給電線、12 ねじ、13 給電用ソケット、14 給電用開口、16 開口、17a,17b 固定部、18 貫通孔、19 開口、20,20A,20B,20C,20D,20E,20F 光源ユニット前方支持体、21,21C,21D,21E,21F 長尺開口、23,23A 光源ユニット後方支持体、24 反射体、25 個別開口、26 開口被覆部材、27 光反射性材、28 内部反射枠、29 透光板、30 表面反射枠、31 外側筐体、32 端子、33 装置本体、34 支持枠、35 回転軸、36 装置本体、37 支持枠、38 台座、71 フィン、72 放熱要素、100 照明装置、101 LED光源、102 放熱体

Claims (23)

  1. LED光源と、前記LED光源から伝わった熱を放熱する放熱部とを有する光源ユニットを複数備え、
    前記複数の前記光源ユニットの各々が互いに間隔をあけて配置され、各々の前記光源ユニットの前記放熱部の間を空気が流れる照明装置において、
    前記複数の前記光源ユニットを支持する光源ユニット支持体を備え、
    前記光源ユニット支持体は、前記LED光源の発光部を露出させる長尺開口を有し、
    前記長尺開口の形状は、幅より長い長さを有する形状である照明装置。
  2. 前記光源ユニット支持体は、湾曲した形状または円弧形状の前記長尺開口を有する請求項1記載の照明装置。
  3. 前記光源ユニット支持体は、円弧形状の前記長尺開口を複数個有し、
    前記複数個の前記円弧形状の前記長尺開口が、同じ中心の周りに配置されている請求項1記載の照明装置。
  4. 前記光源ユニット支持体は、直線形状の前記長尺開口を複数個有する請求項1記載の照明装置。
  5. 前記光源ユニット支持体は、折れ線形状、または、複数の直線が交差した形状の前記長尺開口を有する請求項1記載の照明装置。
  6. 前記複数の前記光源ユニットは、円周上に各々が互いに間隔をあけて配置されている請求項1記載の照明装置。
  7. 前記光源ユニット支持体に対する前記光源ユニットの取り付け位置を前記長尺開口の長さ方向に沿って変更可能である請求項1乃至6の何れか1項記載の照明装置。
  8. 前記光源ユニット支持体に対し複数個の前記光源ユニットを前記長尺開口の長さ方向に沿って並べて取り付け可能である請求項1乃至7の何れか1項記載の照明装置。
  9. 前記光源ユニットを前記光源ユニット支持体に固定可能な固定部が前記長尺開口の長さ方向に沿って設けられている請求項1乃至8の何れか1項記載の照明装置。
  10. 前記光源ユニットと、前記光源ユニット支持体とは、ねじを用いて互いに固定され、
    前記ねじは、すべて、同一の方向から締め付け可能である請求項1乃至9の何れか1項記載の照明装置。
  11. 前記放熱部と前記光源ユニット支持体とが接触している請求項1乃至10の何れか1項記載の照明装置。
  12. 前記複数の前記光源ユニットを支持する第2の光源ユニット支持体を備え、
    前記第2の光源ユニット支持体は、前記LED光源からの距離が、前記光源ユニット支持体と前記LED光源との距離よりも遠くなる位置で、前記光源ユニットを支持する請求項1乃至11の何れか1項記載の照明装置。
  13. 前記放熱部は、前記LED光源と反対側に開口部を有し、
    前記第2の光源ユニット支持体は、前記放熱部の前記開口部を覆う請求項12記載の照明装置。
  14. 前記第2の光源ユニット支持体の形状は、隣り合う前記光源ユニットを連結するフレーム状をなす請求項12または13記載の照明装置。
  15. 前記光源ユニットは、前記LED光源に給電する給電線と、前記給電線に接続された第1の端子とを有し、
    前記第2の光源ユニット支持体は、前記第1の端子と接続可能な第2の端子を有する請求項12乃至14の何れか1項記載の照明装置。
  16. 前記LED光源は、基板とLEDとを有し、
    前記放熱部は、前記LED光源を取り付ける取り付け面を有し、
    前記取り付け面は、前記LED光源の前記基板に覆われていない領域を有し、
    前記取り付け面の前記領域の少なくとも一部は、露出している請求項1乃至15の何れか1項記載の照明装置。
  17. 前記光源ユニットの前記発光部を個別に露出させる個別開口が複数形成された光制御部材と、
    前記複数の前記個別開口のうち、前記光源ユニットが割り当てられない前記個別開口を被覆可能な開口被覆部材と、
    を備える請求項1乃至16の何れか1項記載の照明装置。
  18. 前記放熱部は、前記LED光源を取り付ける取り付け面を有する光源設置部と、前記光源設置部の前記取り付け面の反対側に位置する放熱体とを有する請求項1乃至17の何れか1項記載の照明装置。
  19. 前記光源設置部を貫通する貫通孔を有し、
    前記LED光源に給電する給電線は、前記貫通孔を通って、更に前記放熱体の内部または側方を通るように配設可能である請求項18記載の照明装置。
  20. 前記光源設置部と前記光源ユニット支持体とが固定される請求項18または19記載の照明装置。
  21. 前記放熱部は、支柱部と、前記支柱部から放射状に外側に突出するフィンとを有する請求項1乃至20の何れか1項記載の照明装置。
  22. 隣り合う前記光源ユニットの一方の前記光源ユニットの前記フィンの少なくとも一つが他方の前記光源ユニットの前記フィンの間に位置する請求項21記載の照明装置。
  23. 前記LED光源は、チップ・オン・ボードタイプのLED光源である請求項1乃至22の何れか1項記載の照明装置。
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