JP6251081B2 - 反射ユニット、及びledモジュール - Google Patents

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本発明は、反射ユニット、及びLEDモジュールに関する。
近年、LED等の発光素子は高出力化、及び高輝度化が進み、照明器具の光源に用いられるようになっている。
しかしながら、発光素子が高輝度化するほど、発光素子の直射光はグレア源となり、人間の目に入ると不愉快な感情を抱かせる。
一方、グレアを抑制する技術としては、高輝度な光源の光軸上に反射面を対面配置し、この反射面が光源の側に光を反射することで、光源の直射光が外部に照射されないようにする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−84805号公報
しかしながら、単純に光源に反射面を対面配置すると、器具効率の低下に繋がるという問題がある。特に、グレア防止用の反射面は、光源に比較的近い位置に配置されることから、この反射面では光度が高い直射光が反射されている。このような高い光度の直射光が反射によってロスされると、器具効率の低下に大きな影響を与える。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、器具効率の低下を抑えつつ、グレアの防止を図ることができる反射ユニット、及びLEDモジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の発光素子を基板上に配置したLEDパッケージが底部に配置される凹形状反射面を有し、当該凹形状反射面は入射する光を当該凹形状反射面の先端開口に向けて反射する反射ユニットにおいて、前記LEDパッケージの発光面中心軸上に、前記発光面の中心から縁部の側に外れた位置に焦点を持つ放物面からなる補助反射面を備え、前記補助反射面は、凹形状反射面内に配置され、前記先端開口の側からみた前記補助反射面の径は、前記凹形状反射面の前記先端開口の径よりも小さく、前記LEDパッケージの発光面の径よりも大きいことを特徴とする。
また本発明は、上記反射ユニットにおいて、前記凹形状反射面は、前記底部の側に、前記補助反射面から入射される反射光を二次反射する二次反射領域を有し、前記先端開口の側の前記補助反射面の上端部を、前記二次反射領域の上端部の境界の高さに合わせたことを特徴とする。
また本発明は、上記反射ユニットにおいて、前記凹形状反射面の先端開口に設けられる透明性のカバー部材と、前記補助反射面が前記LEDパッケージを覆っている領域内で前記カバー部材から延びて当該補助反射面を支持する支持部材と、を備えることを特徴とする。
また本発明は、上記目的を達成するために、前記LEDパッケージと、前記LEDパッケージの熱を放熱する放熱部材と、上記のいずれかに記載の反射ユニットと、を備え、前記LEDパッケージの発光面の中心軸上に配置され、当該発光面の径よりも小さな径の開口が設けられた、光を拡散する拡散性の絶縁材と、を備えることを特徴とするLEDモジュールを提供する。
本発明によれば、LEDパッケージの直射光が補助反射面によって反射されるため直射光によるグレアを抑制できる。これに加え、この補助反射光は、凹形状反射面により先端開口に向けて反射されて出射されるのでグレア抑制のロスを抑え有効に利用することで器具効率の低下が抑制できる。
本発明の実施形態に係るLEDモジュールの構成を示す斜視図である。 LEDモジュールの構成を示す六面図であり、(A)は平面図、(B)は底面図、(C)は正面図、(D)は背面図、(E)左側面図、(F)は右側面図である。 図2(A)におけるI−I線断面図である。 LEDモジュールの分解斜視図である。 LEDパッケージの構成を模式的に示す図である。 反射ユニットの配光制御を説明する説明図である。 本発明の変形例に係る反射ユニットの断面図である。 本発明の応用例に係るLEDモジュールの斜視図である。 同応用例に係るLEDモジュールの設置例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係るLEDモジュール1の構成を示す斜視図である。図2はLEDモジュール1の構成を示す六面図であり、図2(A)は平面図、図2(B)は底面図、図2(C)は正面図、図2(D)は背面図、図2(E)左側面図、図2(F)は右側面図である。また図3は、図2(A)におけるI−I線断面図である。図4はLEDモジュール1の分解斜視図である。なお、図1、及び図2では、後述する前面カバー42を外した状態を示している。
LEDモジュール1は、発光素子を光源に備えたモジュール体であり、投光器や照射器、照明器具などの各種の光照射用の器具の器具本体に内蔵されて、当該器具の光源として使用される。このLEDモジュール1は、それ単体で、放射光の配光制御の機能、及び放熱の機能を備え、光照射用の器具への組み込みが容易となっている。
LEDモジュール1は、大別すると、モジュール本体2と、反射ユニット4と、放熱ユニット6とを備えている。
モジュール本体2は、光源たる発光素子を備え、かつ、反射ユニット4、及び放熱ユニット6の組み付けベースを構成するものである。このモジュール本体2は、図3、及び図4に示すように、LEDパッケージ10と、このLEDパッケージ10の基板取付部材たるベースユニット12と、LED押え部材14と、を備えている。
LEDパッケージ10は、発光素子たる複数のLED9を備えた高出力型のパッケージの一例である。すなわち、LEDパッケージ10は、図4、及び図5に示すように、多数のLED9をLED基板11の上に密集配置して、半径D(図6)の平面視略円形(四角形も有り得る)の面状の発光面11Aを形成したチップオンボード(Chip On Board:COB)構造の発光デバイスである。LEDパッケージ10は、多数のLEDが密集配置されていることから大光量化、及び高輝度化な光源が得られる。
また、このLEDパッケージ10には、白色光を出力する白色LEDが用いられている。すなわち、図5に示すように、LED9には青色LEDが用いられ、黄色蛍光体を分散させた蛍光体樹脂13によって、これらのLED9を封止して発光面11Aが構成されている。これにより、LED9の発光色である青色と黄色蛍光体の蛍光色である黄色とを混色した白色光が発光面11Aから出力されることとなる。
ベースユニット12は、LEDパッケージ10が直接的に取り付けられる基板取付部材であり、例えばアルミニウムといった金属材等の高熱電導性材から形成されている。ベースユニット12は、略板状に形成され、その表面12Aの中央にLED載置部16が設けられており、このLED載置部16に上記LEDパッケージ10のLED基板11が直接載置されている。
なお、LEDパッケージ10からLED載置部16への伝熱を促進するために、両者の接触面に熱伝導グリス等を塗布したり熱伝導シートを介在させて両者間の熱抵抗を小さくしても良い。
このLEDモジュール1では、LEDパッケージ10がLED載置部16に他の基板を介在することなく直接載置されることから、LEDパッケージ10を駆動するための回路基板30は、このLEDパッケージ10を覆うように上側に設けられている。具体的には、上記LED載置部16は凸状に形成され、回路基板30の外形は、このLED載置部16の凸状に嵌り込み、LEDパッケージ10に上側から当接するように形成されている。この回路基板30の中央部には発光面露出開口32が形成され、この発光面露出開口32からLEDパッケージ10の発光面11Aが露出している。
ベースユニット12の縁部には、表裏に貫通する配線引込孔部36が設けられ、この配線引込孔部36に電線ブッシュ35が嵌め込まれ、当該電線ブッシュ35を通じて、回路基板30に接続された複数本の電線37(電力線や各種信号線)が外部に引き出される。
LED押さえ部材14は、LED押さえ板18と、このLED押さえ板18を支持する環状枠体20とを備え、これらが例えば樹脂材等の電気絶縁材から一体に形成されている。環状枠体20は、ベースユニット12と略径に形成され、このベースユニット12にネジ止め固定される。このネジ止めに伴い、LED押さえ板18がLEDパッケージ10のLED基板11を上側から押し付けて固定し、LEDパッケージ10の固定に加え、LEDパッケージ10とLED載置部16の密着性が高められている。このLED押さえ板18には、略中央部に、LEDパッケージ10の発光面11Aよりも大きな寸法形状の発光面露出開口22が形成され、この発光面露出開口22から発光面11Aが反射ユニット4の側に露出している。
また環状枠体20の内周面には、ねじ込み穴27が形成されており、このねじ込み穴27に反射ユニット4の底部に設けられた係合片25がねじ込まれて、当該反射ユニット4が着脱自在に取り付けられる。このねじ込み式構造により、反射ユニット4の交換が容易となっている。
ところで、LEDパッケージ10には、LED9の発光色と蛍光色の混色により白色光を得る白色LEDが用いられていることから、混色のバランスが崩れた箇所で色ムラが生じるという問題がある。
具体的には、図5に示すように、蛍光体樹脂13は、それぞれのLED9を一定の厚みdで封止するように構成されていることから、LED9からみて発光面中心軸Kに沿った方向Lと、発光面中心軸Kに対して傾斜する方向Mとでは、蛍光体樹脂13を通過するときの光路長が相違し、混色のバランスが変化する。方向Mの光路長は、発光面中心軸Kに対する傾斜が大きくなるほど長くなり、これに応じて蛍光色がLED9の発光色に対して強くなる。このため、発光面11Aの縁部15から出射される光が蛍光色に偏るという色ムラが生じる。
この色ムラを有した放射光が、そのまま照射光として出射されるのを防止するために、このLEDモジュール1では、図4に示すように、遮蔽シート38が設けられている。遮蔽シート38は、LEDパッケージ10の発光面11Aの縁部15の全周を覆い、蛍光色に偏った光成分を遮蔽し、電気絶縁性を有した絶縁材である。すなわち、発光面11Aの寸法よりも当該縁部15を遮蔽する分だけ小さくした開口39を有し、この開口39を、回路基板30の発光面露出開口32から露出した発光面11Aに重ねるようにして、ベースユニット12のリブに位置決めされ、LED押さえ部材14により、LEDパッケージ10と回路基板30とともにベースユニット12に固定される。これにより、LEDパッケージ10の放射光のうち、蛍光色に偏った光成分は遮蔽シート38で遮蔽されるから、出射光の色ムラが抑制される。
なお、この遮蔽シート38はLEDパッケージ10の発光面11Aの縁部15を覆える位置であれば任意の位置に配置可能であり、例えば回路基板30とLEDパッケージ10の間に設けても良い。また回路基板30の発光面露出開口32の開口径を、遮蔽シート38の開口39と等しくすることで、この回路基板30が発光面11Aの縁部15の全周を覆い、遮蔽シート38の機能を兼ねるようにもできる。
放熱ユニット6は、LEDパッケージ10からベースユニット12に伝えられた熱を放熱するユニットである。具体的には、放熱ユニット6は、複数枚の散熱フィン24と、ベースユニット12に伝えられたLEDパッケージ10の熱を散熱フィン24に伝えるヒートパイプ26とを備えている。
散熱フィン24は、略矩形状の板材であり、熱伝導性に優れ軽量な金属材であるアルミニウム板で形成されている。多数枚の散熱フィン24を上記ヒートパイプ26が貫通し、これらの散熱フィン24が互いに所定間隔をあけるように積層して一体に束ねられている。これら散熱フィン24は、放熱ベース板28によって、ベースユニット12の裏面から垂直に真下に延びるように配置される。放熱ベース板28は、図3に示すように、ベースユニット12の裏面に密接状態で取り付けられる。
なお、ベースユニット12から放熱ベース板28への伝熱を促進するために、両者の接触面に熱伝導グリス等を塗布したり、熱伝導シートを介在させて両者間の熱抵抗を小さくしても良い。
ヒートパイプ26は、内部に作動液を封入した管体であり、略コ字状に折り曲げ成形されている。すなわち、ヒートパイプ26は、放熱ベース板28の裏面に沿って延びる一端部26Aを有する。放熱ベース板28の裏面には、パイプ溝29が設けられており、このパイプ溝29にヒートパイプ26の一端部26Aが通されることで、放熱ベース板28にヒートパイプ26が入り込み、効率よく熱が回収され、散熱フィン24から散熱されることとなる。
図6は、反射ユニット4の配光制御を説明する説明図である。
反射ユニット4は、モジュール本体2に設けられたLEDパッケージ10の放射光を配光制御するユニットであり、図3、及び図6に示すように、主反射鏡40と、前面カバー42と、補助反射鏡44と、支持柱46とを備え、主反射鏡40がモジュール本体2にねじ込み式で着脱自在に取り付けられる。
主反射鏡40は、配光制御の主たる配光を作る凹面鏡である。この凹面鏡の内面には、主たる配光制御のための凹形状の凹形状反射面48が形成されている。この主反射鏡40は、樹脂材を母材とし、その表面に反射材をコーティングすることで構成されており、金属材から形成する場合に比べて軽量化が図られている。
図6に示すように、主反射鏡40の底部40Aには底部開口50が設けられ、この底部開口50を臨んでLEDパッケージ10が配置され、LEDパッケージ10から放射された放射光が底部開口50から凹形状反射面48に入射し、当該凹形状反射面48によって先端開口52に向けて反射され、当該先端開口52から出射される。この凹形状反射面48は回転曲面であり、その回転の中心軸は、LEDパッケージ10の発光面11Aの中心Oから直上(すなわち、先端開口52の側)に垂直に延びる発光面中心軸Kと同軸に配置されている。このLEDパッケージ10の光軸は発光面中心軸Kと平行である。
前面カバー42は、透光性材から形成された、例えば樹脂材から成るカバー部材であり、主反射鏡40の半径Qの先端開口52に嵌め込まれ、当該先端開口52を閉塞する。
補助反射鏡44は、主反射鏡40に収められ、グレアを防止する部材である。詳述すると、補助反射鏡44は、LEDパッケージ10の直上、すなわちLEDパッケージ10の発光面中心軸Kの上に配置される反射体であり、このLEDパッケージ10から主反射鏡40の先端開口52に向かう直射光成分の大部分を反射して凹形状反射面48に入射する補助反射面45を備える。この補助反射面45は、先端開口52の側から平面視したときに、半径が上記先端開口52の半径Qよりも小さく、なおかつ、LEDパッケージ10の発光面11Aの上記半径Dよりも大きい半径Wの円形に形成されており、この半径Wは、発光面11Aの中心Oと先端開口52とを結ぶ線Aまでの発光面中心軸Kからの垂直距離に相当する。
これにより、LEDパッケージ10の直射光の大部分が補助反射面45で反射されることとなり、グレア源となる直射光が主反射鏡40の先端開口52から照射されることが無いためグレアが防止される。
支持柱46は、補助反射鏡44をLEDパッケージ10の発光面中心軸K上に位置するように支持する部材であり、前面カバー42に一体に形成されている。具体的には、支持柱46は、発光面中心軸Kの上に沿って延び下端部46Aに取付ネジ53が設けられている。一方、補助反射鏡44の上面44Aには、発光面中心軸Kと同軸にネジ穴54が設けられ、このネジ穴54に取付ネジ53を挿入しネジ結合することで、支持柱46に補助反射鏡44が支持される。
ここで、この支持柱46は、前面カバー42のうち、LEDパッケージ10を補助反射鏡44が覆う領域、すなわち発光面中心軸Kを中心に半径Wの円の範囲から下方の補助反射鏡44を支持するように延ばして設けられている。これにより、支持柱46による光の遮蔽が抑えられ、器具効率(光源の光の利用効率)が高められる。
また、支持柱46が発光面中心軸Kに沿って延び、この支持柱46に補助反射鏡44を支持する構成であるから、発光面中心軸Kに補助反射鏡44を合わせて配置できる。特に、凹形状反射面48の先端開口52に固定される前面カバー42に支持柱46を一体に形成したから、前面カバー42を先端開口52に設けるだけで、当該支持柱46を発光面中心軸Kに簡単に位置させることができ、補助反射鏡44の位置合わせを正確、かつ容易に行うことができる。
ところで、この反射ユニット4において、補助反射面45が、水平方向Hよりも下方のLEDパッケージ10の側に反射光を反射した場合、当該反射光が凹形状反射面48ではなくLEDパッケージ10に入射したり、また凹形状反射面48で二次反射した光が再度、補助反射鏡44に入射する等して、器具効率の低下を招く。
そこで、この反射ユニット4では、補助反射面45が、LEDパッケージ10の放射光を、発光面中心軸Kと直交する方向である水平方向Hに反射して、凹形状反射面48に入射し、当該凹形状反射面48によって先端開口52に向けて二次反射され、発光面中心軸Kの方向に導かれる。
これにより、補助反射面45がLEDパッケージ10に入射することが無く、また凹形状反射面48の二次反射光の補助反射面45への再入射が抑制されるから、器具効率の低下が防止される。特に、高出力なLEDパッケージ10を光源に用いることで、例えばHIDランプなどと同等な明るさであり、なおかつグレアを抑えたLEDモジュール1が得られることとなる。
なお、補助反射面45が水平方向Hよりも先端開口52の側に向かう方向に光を反射し、凹形状反射面48に入射しても良い。
かかる補助反射鏡44の構成について詳述すると、この補助反射鏡44は、上記半径Wを有する略円錐体に形成され、LEDパッケージ10の発光面11Aに近接した位置で頂点Pを発光面中心軸Kに一致させて上面44Aが支持柱46に支持され、その側面に補助反射面45が形成されている。この反射ユニット4では、補助反射鏡44は、その頂点Pが凹形状反射面48の底部開口50に大凡一致するように配置されている。
補助反射面45は、LEDパッケージ10の発光面11Aに焦点Fを有する放物面形状に形成され、LEDパッケージ10の放射光を略平行光化して水平方向Hに反射する。この焦点Fは、LEDパッケージ10の発光面11Aの中心Oを外れ、当該中心Oから縁部15の側に寄せた位置に設定されている。すなわち、補助反射面45は、凹形状反射面48に比べて、LEDパッケージ10の発光面11Aまでの距離が短い箇所に対面して配置されることから、発光面11Aが有する大きさの影響が大きくなる。このため、焦点Fを発光面11Aの中心に設定しても補助反射面45の光制御に不正確さが生じ、この光制御の不正確さが光源近くで生じてしまうことで、器具効率を大きく低下させることになる。
これに対し、放物面たる補助反射面45の焦点Fが、発光面11Aの中心Oから縁部15の側に寄せた位置に設定されることで、発光面11Aの大きさの影響が焦点Fの周りで平均化され、器具効率の低下が抑えられることとなる。
放物面からなる補助反射面45は、凹形状反射面と二次反射により制御するため、光制御の不正確さを低減するには、焦点Fの位置は発光面11Aの中心Oと縁部15の間の略中央の位置が望ましい。
この補助反射面45の表面は、光の配光を阻害しない程度に光を拡散するように粗く形成されて拡散面が形成されており、上記遮蔽シート38の組付時の誤差等でLEDパッケージ10の放射光の色ムラが除去仕切れていない場合でも、反射光が拡散されることで照射光の色ムラが抑制される。特に、LEDパッケージ10に近接した補助反射面45に拡散面を設けることで、多少の粗さの拡散面加工でも色ムラを抑制するには十分な拡散効果を得ることができる。
なお、補助反射面45に設けた拡散面を、凹形状反射面48の適宜の箇所に、補助反射面45の拡散面に代えて設け、或いは併用するように設けて、色ムラを防止しても良いことは勿論である。
ところで、この反射ユニット4の凹形状反射面48には、上述の通り、LEDパッケージ10の直射光Gaと、補助反射面45で反射された一次反射光Gbとが入射される。一次反射光Gbは、凹形状反射面48の全面ではなく、補助反射面45の配光によって底部開口50の側の所定の範囲(以下、二次反射領域と称し、符号48Bを付す)に制限して入射される。
一方、補助反射面45は、発光面11Aに近接して配置されることから、この補助反射面45で反射された光の光度は比較的大きく、この反射光の配光を制御することで、当該反射ユニット4の全体の配光を効率よく可変できる。
そこで、この反射ユニット4では、図6に示すように、凹形状反射面48のうち、補助反射面45から入射される一次反射光Gbを二次反射する上記の二次反射領域48Bの配光を、この二次反射領域48Bの上側に連設され、一次反射光Gbが入射されない反射領域48Aの配光と分けて、互いに独立して制御する構成としている。
具体的には、直射光Gaが入射される反射領域48Aは、発光面11Aの中心Oに焦点を有する放物面に形成され、直射光Gaを平行光化して発光面中心軸Kの方向に出射する。
一方、反射領域48Aは、いわゆる鏡像を作る平面状の反射面であり、補助反射面45で平行光化された一次反射光Gbを、発光面中心軸Kとの間に所定の角度θ(図6の例ではθ=0°)を有する方向に二次反射する。この反射領域48Aの反射面の角度αを変えることで、比較的大きな光度の二次反射光の方向を可変することができ、これにより、反射ユニット4の配光を効率よく変えることができる。
例えば、この反射ユニット4では、二次反射領域48Bの角度αを変え、また、この変更に合わせて反射領域48Aの形状を変えることで、発光面中心軸Kに対するビーム拡がり角が13°程度の狭角配光、21°程度の中角配光、36°程度の広角配光のそれぞれを簡単に得ることができる。
また補助反射面45は、上端部45Aの底部開口50からの高さ位置が、上記反射領域48Aと、二次反射領域48Bの境界Eと同じ高さに合わせるように支持柱46の支持によって位置決めされ、より高い精度で配光が制御されるようになっている。
また、凹形状反射面48においては、図6に示すように、直射光Gaを反射する反射領域48Aの範囲Xと、一次反射光Gbを反射する二次反射領域48Bの範囲Yとを調整することで、範囲X、Yで配光される光量比を可変できる。
ただし、補助反射鏡44がLEDパッケージ10の発光面11Aから離れて先端開口52に近づくほど範囲Yが拡がることから、より効果的に配光が制御できるものの、グレアを防止するために必要となる補助反射鏡44の半径Wも大きくなることから、反射ユニット4の出射光の光束断面における遮光範囲も増大し、照射野の中心部が暗くなってしまう。
したがって、照射野に影響を与えない範囲で、上記範囲X,Yを調整することが好ましい。
以上説明したように、本実施形態によれば、補助反射面45は、凹形状反射面48内に配置され、先端開口52の側からみた補助反射面45の半径Wは、凹形状反射面48の先端開口52の半径Qよりも小さく、LEDパッケージ10の発光面11Aの半径Dよりも大きくした。
これにより、LEDパッケージ10の直射光Gaが補助反射面45によって反射されるため直射光によるグレアを抑制できる。これに加え、この補助反射面45の反射光は、凹形状反射面48により先端開口52に向けて反射されて出射されるのでグレア抑制のロスを抑え有効に利用することで器具効率の低下が抑制できる。
また補助反射面45は、LEDパッケージ10の発光面中心軸K上に、発光面11Aの中心Oから縁部15の側に外れた位置に焦点Fを持つ放物面からなるため、発光面11Aの中心Oに焦点Fを設定した場合に比べ、発光面11Aの大きさの影響が焦点Fの周りで平均化され、器具効率の低下が抑えられる。
また本実施形態によれば、凹形状反射面48は、底部開口50の側に、補助反射面45から入射される反射光を二次反射する二次反射領域48Bを有し、先端開口52の側の補助反射面45の上端部45Aを、二次反射領域48Bの上端部45Aの境界Eの高さに合わせる構成としたため、二次反射領域48Bによる配光制御をより正確に行うことができる。
また本実施形態によれば、凹形状反射面48の先端開口52に設けられる透光性の前面カバー42を備え、補助反射面45がLEDパッケージ10の発光面11Aを覆っている半径Wの領域内で前面カバー42から延びて当該補助反射面45を支持する支持柱46を備える構成とした。
これにより、前面カバー42を先端開口52に取り付けるに伴い、凹形状反射面48に対する補助反射面45の正確な位置合わせが可能となり、また、支持柱46による光の遮蔽も抑制されるので、質が高く、かつ効率の良い反射ユニット4が得られる。
また本実施形態によれば、LEDパッケージ10の発光面11Aの発光面中心軸K上に配置され、当該発光面11Aの半径Dよりも小さな径の開口が設けられた、光を拡散する拡散性の絶縁材たる遮蔽シート38を備える構成とした。
これにより、LEDパッケージ10が蛍光体樹脂13でLED9を封止した構成であっても、当該蛍光体樹脂13の蛍光色による色ムラを防止し、また電気的絶縁を図ることもできる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上述した実施形態において、凹形状反射面48のうち、補助反射面45から入射される一次反射光Gbを二次反射する二次反射領域48Bを平面状の反射面(いわゆる、平面鏡)としたが、これに限らない。すなわち、補助反射面45と、凹形状反射面48との協同によって、所定の配光を得るための形状に変形しても良い。
また、上述した実施形態では、前面カバー42から垂下した支持柱46に補助反射面45を支持する構成としたが、支持構造はこれに限らない。
例えば図7に示すように、凹形状反射面48を、上記反射領域48A、48Bで上下に分割するとともに、これらの間に透明な支持材60を挟み込み、この支持材60で補助反射面45を支持する構成としても良い。支持材60の形状は、補助反射面45を支持する強度が確保できれば棒状であっても、板状であってもいずれでも良い。
また支持材60が、発光面中心軸Kに垂直な方向(水平方向H)に延びて補助反射面45を支持する構成とすることで、補助反射面45の上端部45Aの高さ位置を、上記反射領域48Aと、二次反射領域48Bの境界Eの底部開口50からの高さに合わせることが容易になる。
またLEDパッケージ10は、基板の上に発光素子を密集配置して発光面を形成した発光素子パッケージの一態様であり、発光素子にLED9ではなく、その他の任意の素子を用いた発光素子パッケージをLEDパッケージ10に代えて用いることもできる。
また、上述した実施形態で説明した放熱ユニット6は、あくまでも放熱部材の一例であり、LEDパッケージ10の発熱を放熱できる部材やユニットであれば、任意のものを用いることができる。
なお、上述した放熱ユニット6は、図2、及び図3に示すように、散熱フィン24に切欠部70が設けられており、この切欠部70を設けることで、LEDモジュール1の設置箇所に存在する他部材との干渉を切欠部70で避けることができる。
例えばLEDモジュール1の光軸方向を可変可能にアーム等の支持具に当該LEDモジュール1を支持してユニバーサルダウンライト器具を構成した場合に、光軸調整(エーミング)する際に、当該器具の構造物などに散熱フィン24が干渉する箇所に切欠部70を設けることで、これを簡単に避けることができる。
また例えば、散熱フィン24の切欠部70は、部材の干渉回避の他にも、部材の設置スペースとして利用することもできる。例えば、図2、及び図3に示すように、側面視L字状に散熱フィン24を切り欠いて切欠部70を形成した場合、この切欠部70に、例えば図8に示すように、略直方体形状のボックス体71の端部71Aを係合させて一体に取り付けることができる。このボックス体71には、例えばLEDモジュール1のLEDパッケージ10を点灯するための電源回路等の各種電気回路や、その他の任意の部材を内蔵できる。ボックス体71に電源回路を内蔵して電源装置として構成することで、当該電源装置をLEDモジュール1に対して位置決めし、反射ユニット4に近接させて配置させて、LEDパッケージ10への電源の接続を容易にするとともに、ボックス体71の併置後のLEDモジュール1の外観寸法を抑えることができる。また、このボックス体71は、図9に示すように、天井面等の設置面72にLEDモジュール1を支持するアーム73の取付部としても用いることができる。
このように、この放熱ユニット6によれば、LEDモジュール1の裏面側から延びる複数枚の板状の散熱フィン24を備え、これら散熱フィン24に切欠部70を設けたため、この切欠部70がエーミングの際の他部材との干渉を回避し、或いは、電源回路等を収めたボックス体71との係合構造を構成できる。なお、切欠部70は、放熱ユニット6に要求される放熱性能が維持される範囲で適宜の形状、及び大きさで設けることができる。
1 LEDモジュール
2 モジュール本体
4 反射ユニット
6 放熱ユニット(放熱部材)
9 LED(発光素子)
10 LEDパッケージ
11 LED基板
11A 発光面
15 縁部
38 遮蔽シート(絶縁材)
40 主反射鏡
40A 底部
42 前面カバー(カバー部材)
44 補助反射鏡
44A 上面
45 補助反射面
46 支持柱(支持部材)
48 凹形状反射面
48A 反射領域
48B 二次反射領域
50 底部開口
52 先端開口
60 支持材(支持部材)
D 発光面の半径
F 焦点
Ga 直射光
Gb 一次反射光
K 発光面中心軸
M 先端開口の半径
O 発光面の中心
W 先端開口の側からみた補助反射面の半径

Claims (4)

  1. 複数の発光素子を基板上に配置したLEDパッケージが底部に配置される凹形状反射面を有し、当該凹形状反射面は入射する光を当該凹形状反射面の先端開口に向けて反射する反射ユニットにおいて、
    前記LEDパッケージの発光面中心軸上に、前記発光面の中心から縁部の側に外れた位置に焦点を持つ放物面からなる補助反射面を備え、
    前記補助反射面は、凹形状反射面内に配置され、
    前記先端開口の側からみた前記補助反射面の径は、前記凹形状反射面の前記先端開口の径よりも小さく、前記LEDパッケージの発光面の径よりも大きい
    ことを特徴とする反射ユニット。
  2. 前記凹形状反射面は、
    前記底部の側に、前記補助反射面から入射される反射光を二次反射する二次反射領域を有し、
    前記先端開口の側の前記補助反射面の上端部を、前記二次反射領域の上端部の境界の高さに合わせたことを特徴とする請求項1に記載の反射ユニット。
  3. 前記凹形状反射面の先端開口に設けられる透明性のカバー部材と、
    前記補助反射面が前記LEDパッケージを覆っている領域内で前記カバー部材から延びて当該補助反射面を支持する支持部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の反射ユニット。
  4. 前記LEDパッケージと、
    前記LEDパッケージの熱を放熱する放熱部材と、
    請求項1〜3のいずれかに記載の反射ユニットと、を備え、
    前記LEDパッケージの発光面中心軸上に配置され、当該発光面の径よりも小さな径の開口が設けられた、光を拡散する拡散性の絶縁材と、
    を備えることを特徴とするLEDモジュール。
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