JP2014086273A - 二輪車用前照灯 - Google Patents

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    • F21S41/336Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature the reflector consisting of patch like sectors with discontinuity at the junction between adjacent areas

Abstract

【課題】1対の灯具ユニットを備えた二輪車用前照灯において、二輪車用配光パターンとして上端部に水平カットオフラインを有する配光パターンを形成可能とし、かつこれを視認性に優れた配光パターンとして形成可能とする。
【解決手段】左右1対の灯具ユニット20L、20Rを備えた構成とする。そして、各灯具ユニット20L、20Rの発光素子22L、22Rにおける発光面22La、24Raの端縁形状を利用して、各リフレクタ24L、24Rからの反射光によって形成される配光パターンを、上端部に水平カットオフラインを有する基本配光パターンとして形成するようにする。その上で、各発光素子22L、22Rから各リフレクタ24L、24Rの前方側へ向けて出射した直射光により、基本配光パターンの拡散領域の明るさを補強する付加配光パターンを形成するようにする。
【選択図】図2

Description

本願発明は、複数の灯具ユニットを備えた二輪車用前照灯に関するものである。
従来より、二輪車用前照灯として、複数の灯具ユニットからの照射光により二輪車用配光パターンを形成するように構成されたものが知られている。
例えば「特許文献1」には、上下1対の灯具ユニットを備えた二輪車用前照灯が記載されている。この二輪車用前照灯においては、上側の灯具ユニットが、上向きに配置された発光素子とその上方側に配置されたリフレクタとを備えた構成となっており、下側の灯具ユニットが、下向きに配置された発光素子とその下方側に配置されたリフレクタとを備えた構成となっている。
特開2012−104423号公報
上記「特許文献1」に記載された二輪車用前照灯のように、1対の灯具ユニットが、その発光素子を互いに背中合わせにした状態で配置された構成とすることにより、両灯具ユニットをスペース効率良く配置することが可能である。
しかしながら、上記「特許文献1」に記載された二輪車用前照灯のように、1対の灯具ユニットが上下に配置された構成では、二輪車用配光パターンとして上端部に水平カットオフラインを有する配光パターンを形成することは困難であり、また、各灯具ユニットにおいて発光素子からリフレクタの前方側へ向けて出射する直射光を、上記配光パターンの視認性を高めるために有効利用することも困難である。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、1対の灯具ユニットを備えた二輪車用前照灯において、二輪車用配光パターンとして上端部に水平カットオフラインを有する配光パターンを形成することができ、かつこれを視認性に優れた配光パターンとして形成することができる二輪車用前照灯を提供することを目的とするものである。
本願発明は、1対の灯具ユニットの配置およびその構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る二輪車用前照灯は、
複数の灯具ユニットからの照射光により二輪車用配光パターンを形成するように構成された二輪車用前照灯において、
上記複数の灯具ユニットとして左右1対の灯具ユニットを備えており、
上記左右1対の灯具ユニットのうち、一方の灯具ユニットが、左向きに配置された発光素子と、この発光素子の左側に配置されたリフレクタとを備えており、他方の灯具ユニットが、右向きに配置された発光素子と、この発光素子の右側に配置されたリフレクタとを備えており、
上記各リフレクタで反射した上記各発光素子からの光により、上端部に水平カットオフラインを有する基本配光パターンを形成するとともに、上記各発光素子から上記各リフレクタの前方側へ向けて出射した直射光により、上記基本配光パターンの拡散領域の明るさを補強する付加配光パターンを形成するように構成されている、ことを特徴とするものである。
上記「発光素子」の種類は特に限定されるものではなく、例えば発光ダイオード等が採用可能である。
上記「基本配光パターン」は、上端部に水平カットオフラインを有する配光パターンであれば、その具体的な形状は特に限定されるものではない。
上記「付加配光パターン」は、基本配光パターンの拡散領域の明るさを補強する配光パターンであれば、その具体的な形状や形成位置等は特に限定されるものではない。
上記構成に示すように、本願発明に係る二輪車用前照灯は、左右1対の灯具ユニットのうち、一方の灯具ユニットが、左向きに配置された発光素子からの光をリフレクタで反射させる構成となっており、また、他方の灯具ユニットが、右向きに配置された発光素子からの光をリフレクタで反射させる構成となっているので、各発光素子における発光面の端縁形状を利用して、両リフレクタからの反射光によって形成される配光パターンを、上端部に水平カットオフラインを有する基本配光パターンとして形成することができる。そしてこれにより、二輪車用配光パターンとして上端部に水平カットオフラインを有する配光パターンを形成することができる。
その上で、上記一方の灯具ユニットにおいては、左向きに配置された発光素子からリフレクタの前方側へ向けて出射した直射光により、基本配光パターンの左側にその拡散領域の明るさを補強する付加配光パターンを形成することができ、また、上記他方の灯具ユニットにおいては、右向きに配置された発光素子からリフレクタの前方側へ向けて出射した直射光により、基本配光パターンの右側にその拡散領域の明るさを補強する付加配光パターンを形成することができる。そしてこれにより、二輪車用配光パターンを視認性に優れたものとすることができる。
このように本願発明によれば、1対の灯具ユニットを備えた二輪車用前照灯において、二輪車用配光パターンとして上端部に水平カットオフラインを有する配光パターンを形成することができ、かつこれを視認性に優れた配光パターンとして形成することができる。
その際、左側の付加配光パターンは、左向きに配置された発光素子からの直射光により形成されるので、灯具正面方向から左方向に大きく離れた位置を中心にして形成され、また、右側の付加配光パターンは、右向きに配置された発光素子からの直射光により形成されるので、灯具正面方向から左方向に大きく離れた位置を中心にして形成されることとなる。したがって、これら付加配光パターンが形成されたことによって、前走車ドライバや対向車ドライバ等にグレアを与えてしまうおそれはない。
上記構成において、各リフレクタにおける反射面の上端縁部に、各発光素子から前方へ向けて上向きに出射する光を遮光する遮光板が配置された構成とすれば、各発光素子からの直射光によって車両前方路面の路肩部分にいる歩行者等にグレアを与えてしまうおそれをなくすことができる。
その際、各遮光板の下面に光反射処理が施された構成とすれば、各遮光板によって遮光されるべき光を、車両前方路面を照射するための光として積極的に利用することができる。そしてこれにより、二輪車用配光パターンを一層視認性に優れたものとすることができる。
上記構成において、上記一方の灯具ユニットが上記他方の灯具ユニットに対して左側に配置された構成とすれば、左右1対の灯具ユニットが、その発光素子を互いに背中合わせにした状態で配置された構成となるので、両灯具ユニットをスペース効率良く配置することができる。
上記構成において、各灯具ユニットが上下方向に複数個ずつ配置された構成とすれば、二輪車用配光パターンをより明るく視認性に優れたものとすることができる。なお、二輪車の車両構造において、二輪車用前照灯を配置するためのスペースを左右方向に関して大きく確保することは容易でないが、上下方向に関して大きく確保することは比較的容易であるので、このような構成を採用することが特に効果的である。
本願発明の一実施形態に係る二輪車用前照灯を示す正面図 図1のII−II線断面図 図1のIII−III線断面図 上記二輪車用前照灯から前方へ照射される光により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される二輪車用配光パターンを透視的に示す図 上記実施形態の変形例を示す、図1と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る二輪車用前照灯10を示す正面図である。また、図2は、図1のII−II線断面図であり、図3は、図1のIII−III線断面図である。
これらの図に示すように、この二輪車用前照灯10は、ランプボディ12とその前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー14とで形成される灯室内に、左右1対の灯具ユニット20L、20Rが収容されてなる横長の灯具であって、両灯具ユニット20L、20Rからの照射光により、二輪車用配光パターンとしてロービーム用配光パターンを形成するように構成されている。
なお、二輪車用前照灯10としては、図2において、Xで示す方向が「前方」(車両としても「前方」)であり、Yで示す方向が「前方」と直交する「左方向」である。
左側の灯具ユニット20Lは、左向きに配置された発光素子22Lと、この発光素子22Lの左側に配置されたリフレクタ24Lとを備えた構成となっている。一方、右側の灯具ユニット20Rは、右向きに配置された発光素子22Rと、この発光素子22Rの右側に配置されたリフレクタ24Rとを備えた構成となっている。その際、両灯具ユニット20L、20Rは左右対称の構成を有している。
これら各灯具ユニット20L、20Rにおけるリフレクタ24L、24Rの反射面24La、24Raは、複数の反射素子24Ls、24Rsで構成されている。その際、これら複数の反射素子24Ls、24Rsの各々は、各発光素子22L、22Rからの光を、上下方向に関しては前方へ向けてやや下向きの平行光として反射させるとともに、水平方向に関しては前方へ向けて左右両側に広がる拡散光として反射させるようになっている。
各発光素子22L、22Rは、矩形状の発光面22La、22Raを有している。そして、左側の灯具ユニット20Lの発光素子22Lは、その発光面22Laを灯具前後方向と直交する左方向に向けた状態で、その発光面22Laの上端縁を水平にした状態で配置されており、また、右側の灯具ユニット20Rの発光素子22Rは、その発光面22Raを灯具前後方向と直交する右方向に向けた状態で、その発光面22Raの上端縁を水平にした状態で配置されている。
これら各発光素子22L、22Rは、灯具前後方向に延びる鉛直面に沿って配置された光源支持部材32に支持されている。この光源支持部材32は、両リフレクタ24L、24Rよりも後方まで延びており、その後端部においてホルダ34を介して両リフレクタ24L、24Rに固定されている。
各リフレクタ24L、24Rにおける反射面24La、24Raの上端縁部には、各発光素子22L、22Rから前方へ向けて上向きに出射する光を遮光する遮光板26が配置されている。その際、この遮光板26は、両灯具ユニット20L、20Rに関して共通の部材として構成されている。そして、この遮光板26は、両リフレクタ24L、24Rと一体的に形成されている。
この遮光板26は、前方へ向けてやや上向きに延びるように形成されており、各反射面24La、24Raの左右前端縁よりもやや前方まで延びている。また、この遮光板26の下面26aには、アルミ蒸着等による光反射処理が施されている。そしてこれにより、各発光素子22L、22Rから遮光板26に到達した光を、その下面26aにおいて前方へ向けて下向きに反射させるようになっている。
一方、各リフレクタ24L、24Rにおける反射面24La、24Raの下端縁部には、各発光素子22L、22Rから前方へ向けて下向きに出射する光を遮光する遮光板28が配置されている。その際、この遮光板28は、両灯具ユニット20L、20Rに関して共通の部材として構成されている。そして、この遮光板26は、両リフレクタ24L、24Rと一体的に形成されている。
この遮光板28は、前方へ向けてやや下向きに延びるように形成されており、各反射面24La、24Raの左右前端縁よりもやや前方まで延びている。また、この遮光板28の上面28aには、アルミ蒸着等による光反射処理が施されている。この光反射処理は、灯室内の見映えを高めるためのものである。
この遮光板28の上面28aには、灯具前後方向に延びる複数の拡散反射素子28sが形成されている。そして、これら複数の拡散反射素子28sの各々により、各発光素子22L、22Rから遮光板28に到達してその上面28aにおいて前方へ向けて上向きに反射する光を、左右方向に大きく拡散させるようになっている。
図4は、二輪車用前照灯10から前方へ照射される光により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される二輪車用配光パターンを透視的に示す図である。
この二輪車用配光パターンは、上端部に水平カットオフラインCLを有するロービーム用配光パターンPLであって、その水平カットオフラインCLは、灯具正面方向の消点であるH−Vを通る水平線H−Hよりもやや下方に位置している。
このロービーム用配光パターンPLは、左右1対の基本配光パターンP0L、P0Rと左右1対の付加配光パターンPaL、PaRとで構成されている。
左右1対の基本配光パターンP0L、P0Rは、ロービーム用配光パターンPLの主要部を形成する配光パターンであって、H−Vを通る鉛直線V−Vを中心にして左右方向に互いに僅かにずれた状態で形成されている。そして、これら基本配光パターンP0L、P0Rによってロービーム用配光パターンPLの水平カットオフラインCLが形成されるようになっている。
その際、左側の基本配光パターンP0Lは、左側の灯具ユニット20Lのリフレクタ24Lで反射した発光素子22Lからの光により形成される配光パターンであり、右側の基本配光パターンP0Rは、右側の灯具ユニット20Rのリフレクタ24Rで反射した発光素子22Rからの光により形成される配光パターンである。
一方、左右1対の付加配光パターンPaL、PaRは、両基本配光パターンP0L、P0Rの拡散領域の明るさを補強するための配光パターンであって、左側の付加配光パターンPaLは、両基本配光パターンP0L、P0Rの左端部と部分的に重複するようにして形成され、右側の付加配光パターンPaRは、両基本配光パターンP0L、P0Rの右端部と部分的に重複するようにして形成されている。
その際、左側の付加配光パターンPaLは、左側の灯具ユニット20Lの発光素子22Lからそのリフレクタ24Lの前方側へ向けて出射した直射光により形成される配光パターンであり、右側の付加配光パターンPaRは、右側の灯具ユニット20Rの発光素子22Rからそのリフレクタ24Rの前方側へ向けて出射した直射光により形成される配光パターンである。
ここで、左向きに配置された発光素子22Lからの直射光の光度分布は、灯具正面方向から左方向に大きく離れた方向において最も光度が高いものとなるので、左側の付加配光パターンPaLは、灯具正面方向から左方向に大きく離れた位置を中心にして形成され、また、右向きに配置された発光素子22Rからの直射光の光度分布は、灯具正面方向から右方向に大きく離れた方向において最も光度が高いものとなるので、右側の付加配光パターンPaRは、灯具正面方向から右方向に大きく離れた位置を中心にして形成されることとなる。
そして、これら各付加配光パターンPaL、PaRは、各発光素子22L、22Rからの直射光によって形成されるので、その直射光に含まれる上向き光の成分によって水平カットオフラインCLよりも上方まで拡がる配光パターンとして形成されることとなる。
ただし、これら各付加配光パターンPaL、PaRは、H−Vの位置から左右両側に離れた位置に形成されるので、水平カットオフラインCLよりも上方まで拡がった部分によって前走車ドライバや対向車ドライバ等にグレアを与えてしまうおそれはない。
しかも、各灯具ユニット20L、20Rの発光素子22L、22Rから前方へ向けて大きい上向き角度で出射した直射光は、遮光板26に到達して遮光されるので、各付加配光パターンPaL、PaRの水平カットオフラインCLからの上方突出量は比較的小さいものとなる。したがって、各付加配光パターンPaL、PaRによって歩行者等にグレアを与えてしまうおそれもない。
その際、遮光板26に到達した光は、その下面26aにおいて前方へ向けて下向きに反射するので、各付加配光パターンPaL、PaRにおける水平カットオフラインCLよりも下方の領域はより明るいものとなる。
なお、各灯具ユニット20L、20Rの発光素子22L、22Rから前方へ向けて下向きに出射して遮光板28に到達した直射光は、その上面28aにおいて上向きに反射するが、その際、この上面28aに形成された複数の拡散反射素子28sにより左右方向に大きく拡散するので、グレア光が発生してしまうおそれはない。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る二輪車用前照灯10は、左右1対の灯具ユニット20L、20R、その発光素子22L、22Rを互いに背中合わせにした状態で配置された構成となっているので、両灯具ユニット20L、20Rをスペース効率良く配置することができる。
その際、左側の灯具ユニット20L(すなわち一方の灯具ユニット)は、左向きに配置された発光素子22Lからの光をリフレクタ24Lで反射させる構成となっており、また、右側の灯具ユニット20R(すなわち他方の灯具ユニット)は、右向きに配置された発光素子22Rからの光をリフレクタ24Rで反射させる構成となっているので、各発光素子22L、22Rにおける発光面22La、24Raの端縁形状を利用して、両リフレクタ24L、24Rからの反射光によって形成される配光パターンを、上端部に水平カットオフラインCLを有する基本配光パターンP0L、P0Rとして形成することができる。そしてこれにより、二輪車用配光パターンとして上端部に水平カットオフラインCLを有するロービーム用配光パターンPLを形成することができる。
その上で、左側の灯具ユニット20Lにおいては、左向きに配置された発光素子22Lからリフレクタ24Lの前方側へ向けて出射した直射光により、基本配光パターンP0Lの左側にその拡散領域の明るさを補強する付加配光パターンPaLを形成することができ、また、右側の灯具ユニット20Rにおいては、右向きに配置された発光素子22Rからリフレクタ24Rの前方側へ向けて出射した直射光により、基本配光パターンP0Rの右側にその拡散領域の明るさを補強する付加配光パターンPaRを形成することができる。そしてこれにより、ロービーム用配光パターンPLを視認性に優れたものとすることができる。
このように本実施形態によれば、1対の灯具ユニット20L、20Rを備えた二輪車用前照灯10において、両灯具ユニット20L、20Rをスペース効率良く配置した上で、二輪車用配光パターンとして上端部に水平カットオフラインCLを有するロービーム用配光パターンPLを形成することができ、かつこれを視認性に優れた配光パターンとして形成することができる。
その際、左側の付加配光パターンPaLは、左向きに配置された発光素子22Lからの直射光により形成されるので、灯具正面方向から左方向に大きく離れた位置を中心にして形成され、また、右側の付加配光パターンPaRは、右向きに配置された発光素子22Rからの直射光により形成されるので、灯具正面方向から左方向に大きく離れた位置を中心にして形成されることとなる。したがって、これら付加配光パターンPaL、PaRが形成されたことによって、前走車ドライバや対向車ドライバ等にグレアを与えてしまうおそれはない。
しかも本実施形態においては、各リフレクタ24L、24Rにおける反射面24La、24Raの上端縁部に、各発光素子22L、22Rから前方へ向けて上向きに出射する光を遮光する遮光板26が配置された構成となっているので、各発光素子22L、22Rからの直射光によって車両前方路面の路肩部分にいる歩行者等にグレアを与えてしまうおそれをなくすことができる。
その際、遮光板26の下面26aには光反射処理が施されているので、遮光板26によって遮光されるべき光を、車両前方路面を照射するための光として積極的に利用することができる。そしてこれにより、ロービーム用配光パターンPLを一層視認性に優れたものとすることができる。
上記実施形態においては、遮光板26が、前方へ向けてやや上向きに延びるように形成されているものとして説明したが、前方へ向けて水平あるいはやや下向きに延びるように形成された構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、遮光板26、28が、両リフレクタ24L、24Rと一体的に形成されているものとして説明したが、両リフレクタ24L、24Rと別体で形成された構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、二輪車用配光パターンとしてロービーム用配光パターンPLを形成するように構成されているものとして説明したが、フォグランプ用の配光パターン等を形成するように構成されたものとすることも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
図5は、本変形例に係る二輪車用前照灯110を示す、図1と同様の図である。
同図に示すように、この二輪車用前照灯110の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、本変形例においては、上記実施形態における左右1対の灯具ユニット20L、20Rと同様の構成を有する左右1対の灯具ユニット120L、120Rが上下3段で配置された構成となっている。
その際、本変形例においては、左側に位置する各灯具ユニット120Lが、右向きに配置された発光素子122Lと、この発光素子122Lの右側に配置されたリフレクタ124Lとを備えた構成となっており、また、右側に位置する各灯具ユニット120Rが、左向きに配置された発光素子122Rと、この発光素子122Rの左側に配置されたリフレクタ124Rとを備えた構成となっている。
最上段の各灯具ユニット120L、120Rの上端縁部には、上記実施形態の遮光板26の左右半分と同様の構成を有する遮光板126L、126Rがそれぞれ配置されており、また、最下段の各灯具ユニット120L、120Rの下端縁部には、上記実施形態の遮光板28の左右半分と同様の構成を有する遮光板128L、128Rがそれぞれ配置されている。
一方、最上段の各灯具ユニット120L、120Rと中段の各灯具ユニット120L、120Rとの間および中段の各灯具ユニット120L、120Rと最下段の各灯具ユニット120L、120Rとの間には、上記実施形態の遮光板26、28の左右半分の機能を兼ね備えた遮光板140L、140Rがそれぞれ配置されている。すなわち、これら各遮光板140L、140Rの上面140La1、140Ra1および下面140La2、140Ra2には、それぞれアルミ蒸着等による光反射処理が施されており、また、その上面140La1、140Ra1には灯具前後方向に延びる複数の拡散反射素子140Ls、140Rsがそれぞれ形成されている。
本変形例においては、左右1対の光源支持部材132L、132Rが、灯室内の左右両端縁部において3組の灯具ユニット120L、120Rの上端部から下端部まで延びるようにして配置されている。そして、左側の光源支持部材132Lには、左側の3つの灯具ユニット120Lの発光素子122Lが支持されており、右側の光源支持部材132Rには、右側の3つの灯具ユニット120Rの発光素子122Rが支持されている。
本変形例においても、二輪車用前照灯110から前方へ照射される光により、図4に示すロービーム用配光パターンPLと同様のロービーム用配光パターンが形成されることとなるが、その明るさはロービーム用配光パターンPLに比して3倍明るいものとなる。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
しかも本変形例においては、3組の灯具ユニット120L、120Rを備えているので、ロービーム用配光パターンPLをより明るく視認性に優れたものとすることができる。
その際、本変形例においては、3組の灯具ユニット120L、120Rが上下3段で配置されているので、これらを収容するランプボディ112および透光カバー114の横幅を大きくすることなく、上記作用効果を得ることができる。そしてこれにより、二輪車用前照灯110を二輪車の車両構造に適したものとすることができる。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10、110 二輪車用前照灯
12、112 ランプボディ
14、114 透光カバー
20L、20R、120L、120R 灯具ユニット
22L、22R、122L、122R 発光素子
22La、22Ra 発光面
24L、24R、124L、124R リフレクタ
24La、24Ra 反射面
24Ls、24Rs 反射素子
26、28、126L、126R、128L、128R、140L、140R 遮光板
26a、140La2、140Ra2 下面
28a、140La1、140Ra1 上面
28s、140Ls、140Rs 拡散反射素子
32、132L、132R 光源支持部材
34 ホルダ
CL 水平カットオフライン
PL ロービーム用配光パターン
PaL、PaR 付加配光パターン
P0L、P0R 基本配光パターン

Claims (5)

  1. 複数の灯具ユニットからの照射光により二輪車用配光パターンを形成するように構成された二輪車用前照灯において、
    上記複数の灯具ユニットとして左右1対の灯具ユニットを備えており、
    上記左右1対の灯具ユニットのうち、一方の灯具ユニットが、左向きに配置された発光素子と、この発光素子の左側に配置されたリフレクタとを備えており、他方の灯具ユニットが、右向きに配置された発光素子と、この発光素子の右側に配置されたリフレクタとを備えており、
    上記各リフレクタで反射した上記各発光素子からの光により、上端部に水平カットオフラインを有する基本配光パターンを形成するとともに、上記各発光素子から上記各リフレクタの前方側へ向けて出射した直射光により、上記基本配光パターンの拡散領域の明るさを補強する付加配光パターンを形成するように構成されている、ことを特徴とする二輪車用前照灯。
  2. 上記各リフレクタにおける反射面の上端縁部に、上記各発光素子から前方へ向けて上向きに出射する光を遮光する遮光板が配置されている、ことを特徴とする請求項1記載の二輪車用前照灯。
  3. 上記各遮光板の下面に光反射処理が施されている、ことを特徴とする請求項2記載の二輪車用前照灯。
  4. 上記一方の灯具ユニットが、上記他方の灯具ユニットに対して左側に配置されている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の二輪車用前照灯。
  5. 上記各灯具ユニットが、上下方向に複数個ずつ配置されている、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の二輪車用前照灯。
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