JP2011086580A - 車両用前照灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の投影型光学ユニットで構成されたすれ違いビーム用光源ユニットによりすれ違いビーム用配光パターンが形成される車両用前照灯において、運転者にとって視認性が良好で対向車にとって眩惑がなく、且つ薄型小型で意匠性に優れた車両用前照灯を提供することにある。
【解決手段】複数の光源からなる光源群6と投影レンズ7a〜7cにより投影型の光学系が形成された複数の光学ユニット4a〜4cを、互いに隣り合う光学ユニット同士が等角度となるように車幅方向に配置してすれ違いビーム用光源ユニット4を構成した。各光学ユニット4a〜4cで形成される夫々の配光パターンは投影レンズ7a〜7cの材質及びその曲率を変えることで設定され、それら配光パターンの合成によってすれ違いビーム用配光パターンが形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用前照灯に関するものであり、詳しくは、半導体発光素子を発光源とする複数の光学ユニットによりロービーム(すれ違いビーム)用配光パターンを形成する車両用前照灯に関する。
従来、この種の車両用前照灯には、図11〜図15に示す構成のものが提案されている。
そのうち図11のものは、互いに平行に並設された複数のプロジェクタ型の光学ユニット50〜52とリフレクタ型の光学ユニット53の組み合わせで構成され、各光学ユニット50〜53で形成される夫々の配光パターンの重畳により垂直基準線Vの対向車線側の水平カットオフラインと走行車線側の斜めカットオフラインを有するロービーム(すれ違いビーム)配光パターンを形成するものである。
具体的には、プロジェクタ型の光学ユニット50〜52により水平カットオフライン、斜めカットオフライン及び両カットオフライン近傍の高照度領域を形成し、リフレクタ型の光学ユニット53により広範囲に亘る照射領域を形成している(例えば、特許文献1参照。)。
また図12のものは、複数のプロジェクタ型の光学ユニット60〜63が互いに所定の角度を持って配設され、各光学ユニット60〜63で形成される夫々の配光パターンの合成により曲路用配光パターンを形成するものである。
この場合、各光学ユニット60〜63はいずれも夫々の光軸Z60〜Z63に対して略同一の配光パターンを有しており、所定のピッチを保って形成された各配光パターンの光量制御を夫々独立して行うことにより照射範囲を変えることなくホットゾーンの位置のみを変えることができるものである(例えば、特許文献2参照。)。
また図13のものは、複数のプロジェクタ型の光学ユニット70〜74をブラケット75に回動可能に保持し、車両の走行状況に応じて回動する各光学ユニット70〜74により照射光の照射方向や照射範囲を追従変化させるAFSを構成するものである(例えば、特許文献3参照。)。
また図14のものは、夫々発光素子80を備えたリフレクタ81からなる複数の光学ユニット82〜86の該リフレクタ81の前方に車幅方向に延びるシリンドリカルレンズ87が配設され、各光学ユニット82〜86からの照射光によりシリンドリカルレンズ87を介して配光パターンを形成するものである。
このとき、光学ユニット82〜86のうち互いに平行に並設された光学ユニット84〜86により水平カットオフライン、斜めカットオフライン及び両カットオフライン近傍の高照度領域が形成され、互いに所定の角度を持って配設された光学ユニット82、83により走行車線側に大きく広がる照射領域が形成されている(例えば、特許文献4参照。)。
また図15のものは、複数のプロジェクタ型の光学ユニット90〜93と複数のリフレクタ型の光学ユニット94、95によって構成され、車両の正面方向に向けて配設されたプロジェクタ型の光学ユニット90〜93により配光パターンの水平カットオフライン及び斜めカットオフラインが形成され、互いに所定の角度を持って車幅方向側方側に向かって配設されたリフレクタ型の光学ユニット94、95により水平カットオフラインの下方近傍から車幅方向外側に延びる横長の配光パターンが形成される。
これにより、車体後方へ回り込んだ形状の車両用灯具であっても薄型化が可能であると共に、各光学ユニットからの照射光が隣接する光学ユニットに遮蔽されることがないために光利用効率が良好で照射範囲の広い配光パターンを形成することができる(例えば、特許文献5参照。)。
特開2008−13014号公報 特開2006−172829号公報 特開2007−5182号公報 特開2005−294176号公報 特開2005−141919号公報
半導体発光素子を発光源とする車両用前照灯(特に、ロービーム用配光パターンを形成する車両用前照灯)は、法規で規定された配光規格を満足させるためにリフレクタやレンズを用いて半導体発光素子からの出射光の配光制御が行われる。
例えば、リフレクタとレンズの組み合わせにより配光制御を行う、所謂プロジェクタ型の光学ユニットは前照灯の薄型化に伴う厚み(車両に搭載したときの奥行方向の厚み)制限により発光源とレンズとの距離に制約が加わり、車両前方の左右40°程度の範囲しか照射することができない。そのため、車両前方の遠方を高照度で照らすには適しているが、車両前方の横方向の照明には適するものとはいえない。 一方、主にリフレクタにより配光制御を行う、所謂リフレクタ型の光学ユニットは広範囲の照明が可能であるが配光パターンの各カットオフラインを形成することが困難である。
そこで、特許文献1に記載された車両用前照灯は、プロジェクタ型の光学ユニット50〜52とリフレクタ型の光学ユニット53とを組み合わせることにより夫々の利点を生かした前照灯を実現したものである。
しかしながら、このような構成の前照灯は、プロジェクタ型とリフレクタ型の異なる形状の光学ユニットで構成されるため車両前方から前照灯を観視したときのデザインに違和感を感じる人もある。また、リフレクタ型の光学ユニット53は非点灯時に光源が直接見えるため、光源が半導体発光素子と蛍光体とで構成された場合に蛍光体色の黄色部分が目立って見え、見栄えの悪いものとなってしまう。つまり、前照灯としては意匠性に乏しいものとなってしまう。
また、特許文献2に記載された車両用前照灯は、前照灯を構成する複数の光学ユニット60〜63の夫々がほぼ同一の配光パターンを有しているため、すれ違いビーム配光パターンに特有のエルボーや種々のカットオフラインを形成することが不可能である。更に、各光学ユニット60〜63が所定の角度を持って配設されているため、各光学ユニット60〜63からの光は上限垂直線VU−VDに対して前方右方向に、例えば夫々10°、15°、20°、30°、40°の角度で照射される。
そのため、互いに隣接して配設された光学ユニット60〜63の照射光で形成される夫々の配光パターンを結ぶ中間部に低輝度領域が生じることになり、前照灯の配光パターンとしては高輝度領域と低輝度領域が交互に存在する輝度むらを有するものとなってしまう。
また、特許文献3に記載された車両用前照灯は、車両の走行状況に応じて照射光の照射方向や照射範囲を変化させるため、常時広範囲を照射することは不可能である。
また、特許文献4に記載された車両用前照灯は、夫々発光素子80を備えたリフレクタ81からなる複数の光学ユニット82〜86と1つのシリンドリカルレンズ87により構成されているため、各光学ユニット82〜86からの出射光の配光を1つのシリンドリカルレンズ87で個別に制御することは不可能であり、前照灯としての所望の配光パターンを自在に得ることができない。
また、特許文献5に記載された車両用前照灯は、プロジェクタ型の光学ユニット90〜93とリフレクタ型の光学ユニット94、95とで構成されるため、特許文献1と同様に意匠性に乏しいものとなってしまう。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、その目的とするところは、夫々半導体発光素子を発光源とする略同一形状の複数の光学ユニットで構成し、車両の左右方向を広範囲に亘って高輝度で且つ輝度むらの少ない照射光で照射すると共に、すれ違いビーム配光パターンに特有のエルボーや種々のカットオフラインを明瞭に形成することが可能な薄型で意匠性に優れた車両用前照灯を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、光源と前記光源から出射された光の光路を制御して前方に投影する投影レンズを備えた複数の投影型の光学ユニットによりすれ違いビーム用配光パターンを形成するすれ違いビーム用光源ユニットが構成され、前記複数の光学ユニットは、車両の車幅方向に、互いに隣り合う光学ユニット同士が前記車幅方向に対して所定の角度をなすように配置され、前記複数の光学ユニットのうち少なくとも、車両の最も中央側に位置する第1の光学ユニットは前記車両の前後方向に沿った中心線と略平行に向き且つ車幅方向の照射範囲が最も狭く、前記第1の光学ユニットの隣に位置する第2の光学ユニットは前記中心線に対して側方側を向き且つ前記第1の光学ユニットよりも車幅方向の照射範囲が広く、前記複数の光学ユニットのうち、少なくとも1つの光学ユニットは、PMMA樹脂で形成された投影レンズを備え、少なくとも1つの光学ユニットは、PMMA樹脂よりも屈折率の高い部材で形成された投影レンズを備えていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記第1の光学ユニットはPMMA樹脂で形成された投影レンズを備え、前記第2の光学ユニット及び前記第3の光学ユニットはポリカーボネート樹脂で形成された投影レンズを備えていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1又は2のいずれか1項において、前記第1の光学ユニットの投影レンズは前記第2の光学ユニットの投影レンズよりも光出射面の車幅方向の曲率が小さく、前記第2の光学ユニットの投影レンズは前記第3の光学ユニットの投影レンズよりも光出射面の車幅方向の曲率が小さいことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載された発明は、請求項1又は2のいずれか1項において、前記互いに隣り合う光学ユニット同士は、車両の側方側に位置する光学ユニットが車両の中央側に位置する光学ユニットよりも車幅方向の照射範囲が狭くないことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載された発明は、請求項4において、前記互いに隣り合う光学ユニット同士の投影レンズは、車両の側方側に位置する光学ユニットの投影レンズが車両の中央側に位置する光学ユニットの投影レンズよりも光出射面の車幅方向の曲率が小さくないことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に記載された発明は、請求項1〜5のいずれか1項において、前記複数の光学ユニットにおいて、互いに隣り合う光学ユニット同士が車幅方向に対してなす角度は全て略同一であることを特徴とするものである。
本発明の車両用前照灯は、光源と異なる材料で形成された投影レンズを備えた複数の投影型の光学ユニットによりすれ違いビーム用配光パターンを形成するすれ違いビーム用光源ユニットを構成し、互いに隣り合う光学ユニット同士が所定の角度を有し且つ車両の測方側に位置する光学ユニットが中央側に位置する光学ユニットよりも車幅方向の照射範囲が狭くならないような配置とした。
その結果、運転者にとって視認性が良好で対向車にとって眩惑がなく、且つ小型薄型で意匠性に優れた車両用前照灯を提供することができた。
本発明に係る実施形態の斜視図である。 光源の説明図である。 屈折率のグラフである。 透過率のグラフである。 光学ユニットの説明図である。 光学ユニットによる投影図である。 スクリーン上に投影されたすれ違い配光パターンを示す図である。 光学ユニットの説明図である。 光学ユニットの説明図である。 図9のA矢視図である。 従来例の説明図である。 従来例の説明図である。 従来例の説明図である。 従来例の説明図である。 従来例の説明図である。
以下、この発明の好適な実施形態を図1から図10を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限られるものではない。
図1は本発明の車両用前照灯(以下、前照灯と略称する)の斜視図である。以下に説明する前照灯は、車両の左右に搭載された一対の前照灯のうち、左側通行の車両の、運転手から見て左側に位置する前照灯とする。
前照灯30の基本構成は図1に示すように、ハウジング1とアウターレンズ2で囲まれた内部空間3にすれ違いビーム(ロービーム)用光源ユニット4と走行ビーム(ハイビーム)用光源ユニット5が配設されている。このうち、すれ違いビーム用光源ユニット4は第1の光学ユニット4a、第2の光学ユニット4b及び第3の光学ユニット4cからなる3つの光学ユニットで構成され、走行ビーム用光源ユニット5は第5の光学ユニット5aからなる1つの光学ユニットで構成されている。
る。
そして、3つの光学ユニット4a〜4cで構成されたすれ違いビーム用光源ユニット4によってすれ違いビーム用配光パターンが形成され、1つの光学ユニット5aで構成された走行ビーム用光源ユニット5によって走行ビーム用配光パターンが形成される。
そのうち、光学ユニット4a〜4cは、夫々複数の光源(本実施形態では4つの光源6a〜6d)からなる光源群6と該光源群6からの出射光の光路制御を行って前方に投影する投影レンズ7a〜7cとの組み合わせにより光学系が構成されている。
光源群6を構成する各光源6a〜6dは、例えば図2に示すように、半導体発光素子8を発光源とし、基材9上に実装された各半導体発光素子8の上面(光出射面)を覆うように封止樹脂10が配設されている。本実施形態においては半導体発光素子8として例えばLED素子が用いられ、封止樹脂10として例えばエポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の透光性樹脂が用いられる。
また、前照灯の照射光として半導体発光素子8の光源光とは異なる色調の光(例えば、白色光)を得る場合は、透光性樹脂に1種あるいは複数種の蛍光体を分散してなる封止樹脂10により半導体発光素子8の光出射面を樹脂封止することもある。
図1に戻って、投影レンズ7a〜7cは透明樹脂材料で形成され、そのうち投影レンズ7aはメタクリル樹脂またはPMMA樹脂(以下、PMMA樹脂とする)、投影レンズ7b、7cはポリカーボネート樹脂で形成されている。 投影レンズ7aと投影レンズ7b、7cを異なる種類の樹脂で形成したのは、光学ユニット4a〜4cの夫々に求められる光学特性を良好に実現するためである。
そこで、PMMA樹脂とポリカーボネート樹脂の光学特性を比較すると、複屈折については、例えば、円板状の部材において複屈折値をΔn、光学弾性係数をc、部材の半径方向に生じる応力をσ、σに垂直な方向に生じる応力をσ、光路長をtとすると、複屈折値Δn=c(σ−σ)tで表わされ、光学弾性係数cはPMMAが−5.9×10−7、ポリカーボネートが71×10−7である。つまり、複屈折はPMMA樹脂がポリカーボネート樹脂よりもはるかに小さい。
また、色収差については、屈折率の波長依存性を比較すると図3にあるように、可視領域の短波長455nmの光に対する屈折率はPMMAが1.500、ポリカーボネートが1.603であり、可視領域の長波長680nmの光に対する屈折率はPMMAが1.488、ポリカーボネートが1.577である。よって、455nmの光に対する屈折率と680nmの光に対する屈折率の差はPMMAが0.012、ポリカーボネートが0.026である。つまり、屈折率差はポリカーボネートがPMMAの2倍以上である。これより、色収差はPMMA樹脂がポリカーボネート樹脂よりもはるかに小さい。
また、透過率については、図4にあるように、PMMAは波長依存性が小さく450〜800nmの波長領域に亘って約90%の透過率を有するのに対し、ポリカーボネートは波長依存性が大きく、450〜800nmの波長領域において約80〜90%の透過率の変化を有している。
そこで、後述するような、配光パターンのホットゾーン及びカットオフラインを形成する光学ユニット4aの投影レンズ7aを、カットオフを明瞭にし、かつ高照度帯の配光精度を高めるために複屈折及び色収差が小さく、且つ波長依存性が小さく透過率の大きいPMMA樹脂で形成した。
同様に後述するような、広い照射範囲からなる配光パターンを形成する光学ユニット4b、4cの夫々の投影レンズ7b、7cを、ポリカーボネート樹脂で形成した。
この場合、上述したようにポリカーボネート樹脂は透過率に波長依存性があり、且つブルーイングが施されているため、同一の光源を用いると、光学ユニット4aからの出射光と光学ユニット4b、4cからの出射光との間に色調の差が生じてしまい、光学ユニット4aで形成される配光パターンと光学ユニット4b、4cで形成される配光パターンが異なる色調となり、運転者にとって違和感を感じるものとなる。
そこで、このような違和感を感じさせないように、光学ユニット4aと光学ユニット4b、4cの夫々から出射される光の色調を合わせるようにした。具体的には、光学ユニット4aの光源群6を構成する各光源6a〜6dの夫々の封止樹脂10に分散される蛍光体と光学ユニット4b、4cの光源群6を構成する各光源6a〜6dの夫々の封止樹脂10に分散される蛍光体の量を変え、光学ユニット4aの各光源6a〜6dの光源光の色度をx:0.311、y:0.312とし、光学ユニット4b、4cの各光源6a〜6dの光源光の色度をx:0.315、y:0.317とした。その結果、光学ユニット4a、4b、4cからはほぼ同じ色調の出射光が得られるようになり、違和感のない配光パターンが得られるようになった。
一方、ポリカーボネートはPMMAに対して耐熱性が高いという有利な特性を備えており、この特性を利用して光学ユニット4aの各光源6a〜6dを5Wの電力で駆動するのに対し光学ユニット4b、4cの各光源6a〜6dを10Wの電力で駆動するようにした。
このように、光学ユニットを異なる駆動電力により駆動したことで、例えば、光源6a〜6d点灯時の投影レンズ7aの温度は90℃、投影レンズ7b、7cの温度は100℃でいずれも長時間点灯においても変形を生じない温度範囲で広い照射範囲からなる配光パターンを形成する光学ユニット4b、4cからの出射光量の増大を図ることが可能となった。
投影レンズ7a〜7cは両面(対向する面)が互いに外側に向かって凸状に湾曲した三次元自由曲面11、12を有し、一方の三次元自由曲面11にはアルミニウム等の反射材料を蒸着法等の方法で成膜してなる反射膜13による反射面13aが形成されると共に反対側の三次元自由曲面12は全反射面12aと光出射面12bの2つの光学機能面を兼ねている。
このとき、各三次元自由曲面11、12は、いずれも互いに直交する方向の曲率が大きく異なり、三次元自由曲面11と三次元自由曲面12の曲率が大きい方向(曲率が小さい方向)同士は略同一方向となっている。
次に、夫々の光学ユニット4a〜4cの光源群6を構成する各光源6a〜6dと投影レンズ7a〜7cとの位置関係及びそれらによる光路形成について図5(断面図)および図6(投影図)を参照して説明する。なお、各光学ユニット4a〜4cは後述するように夫々異なる配光パターンを形成するようにレンズ設計されている。そこで本説明では、3つの光学ユニット4a〜4cのうち、前照灯の前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン20上に投影される配光パターンが、少なくとも3つのカットラインを有する第1の配光パターン21aとなる第1の光学ユニット4aを用いる。
図5より、両面を互いに外側に向かって凸状に湾曲した三次元自由曲面11、12とする投影レンズ7aの、反射膜13が設けられた側の前記投影レンズ7aの中央部に所定の配置で複数の光源6a〜6dが配設されており、それら光源6a〜6dの近傍に該光源6a〜6dを覆うように投影レンズ7aの光入射面14が位置している。光源6a〜6dは投影レンズ7aの三次元自由曲面11、12の曲率が大きい方向と同一方向Xに略直線状に配設されている。
そこで、例えば、光源6aの一点から出射した光線L1は投影レンズ7aの光入射面14から投影レンズ7a内に入射し、投影レンズ7a内を導光されて三次元自由曲面12に至る。投影レンズ7aよりも屈折率が小さい大気との界面を形成する三次元自由曲面12に投影レンズ7a側から入射した光線L1は、該三次元自由曲面12に対する入射角θが臨界角以上の角度となるため三次元自由曲面12が全反射面12aとなって全反射されて投影レンズ7a側に戻る。
投影レンズ7a側に戻った光線L1は三次元自由曲面11側に向けて投影レンズ7a内を導光され、三次元自由曲面11を介して反射膜13による反射面13aに至り、反射面13aで反射されて三次元自由曲面11を介して再度投影レンズ7a側に戻る。
投影レンズ7a側に戻った光線L1は三次元自由曲面12側に向けて投影レンズ7a内を導光され、三次元自由曲面12を光出射面12bとして該光出射面12bで屈折されて投影レンズ7a外に出射される。この出射光線L1により、図6のような第1の配光パターン21aの部分Aが形成される。
このように、光源6aから出射して投影レンズ7aに入射した光線L1は、投影レンズ7a内を導光されて該投影レンズ7aの光出射面12bから外部に出射されて仮想鉛直スクリーン20上の所定の位置Aに至るまでの光路中で、投影レンズ7aの全反射面12aによる全反射及び反射膜13の反射面13aによる反射の2回の反射と、投影レンズ7aの光出射面12bによる1回の屈折が行われる。
つまり、光線L1の光路は、投影レンズ7aの全反射面12aと光出射面12b、及び反射膜13の反射面13aの夫々における光線L1の到達点の極小面の方向によって制御される。
そこで、光学ユニット4aの光源群6からの光で仮想鉛直スクリーン20上に図6に示す第1の配光パターン21aを形成するために、光源群6の光出射面全面から所定範囲内の方向に向けて出射される光線の一本一本についてその光線が形成する配光パターン21aの部分を設定し、その設定に基づく三次元の光線追跡計算によって光路中における投影レンズ7aの全反射面12aと光出射面12b、及び反射膜13の反射面13aの夫々の到達点の極小面の方向を算出する。但し、全反射面12aと光出射面12bは同一面であることが光線追跡計算の要件として設定される。
そして、光源群6からの全光線の光線追跡計算で得られた夫々の極小面を繋ぎ合せることにより、投影レンズ7aの、全反射面12aと光出射面12bの2つの光学機能面を兼ねる三次元自由曲面12及び反射膜13の反射面13aが接する三次元自由曲面11の形状が得られる。
同様の手法によって、第2の光学ユニット4b及び第3の光学ユニット4cについても、図7(a)に示すように夫々第2の配光パターン21b及び第3の配光パターン21cが形成されるように光学設計がなされる。
そこで、各配光パターン21a〜21cを比較すると、配光パターン21aは垂直基準線Vの走行車線側の水平カットオフラインCL1と斜めカットオフラインCL2、及び、垂直基準線Vの対向車線側の水平カットオフラインCL3を有しており、配光パターン21b及び配光パターン21cはいずれも斜めカットオフラインを有しないフラットな配光パターンを形成している。車両の車幅方向に対する照射範囲は第3の光学ユニット4cによる配光パターン21cが最も広く、以下、第2の光学ユニット4bによる配光パターン21b及び第1の光学ユニット4aによる配光パターン21aの順に広くなっている。
つまり、各光学ユニットの車幅方向に対する照射範囲は、前照灯の車両側方側に位置する光学ユニットほど広範囲とされている。
それと同時に、第2の光学ユニット4bによる配光パターン21b及び第3の光学ユニット4cによる配光パターン21cの夫々の水平カットオフラインCL4が第1の光学ユニット4aによる配光パターン21aの水平カットオフラインCL3の下方に位置するように設定されている。
これにより、複屈折が大きいポリカーボネート樹脂で形成された投影レンズ7bを有する第2の光学ユニット4bによって形成された配光パターン21b、及び投影レンズ7cを有する第3の光学ユニット4cによって形成された配光パターン21cの夫々の水平カットオフラインCL4が複屈折及び色収差によってぼけ、それによってPMMA樹脂で形成された投影レンズ7aを有する第1の光学ユニット4aによって形成された配光パターン21aの明瞭な明暗境界線からなる水平カットオフラインCL3がぼけるといった不具合が生じることがないように考慮されている。
この照射範囲の設定は上述のように、主に投影レンズの全反射面と光出射面の2つの光学機能面を兼ねる三次元自由曲面12の車幅方向の曲率を変えることにより行われ、照射範囲の広い光学ユニットほど光出射面12bの曲率を大きくしている。つまり、各光学ユニットの三次元自由曲面12の車幅方向の曲率は、前照灯の車両側方側に位置する光学ユニットほど大きく設定されている。
また、各光学ユニット4a〜4cは、互いに隣り合う光学ユニット同士が所定の角度を保って配設されており、各光学ユニット4a〜4cの夫々の光軸をZa〜Zcとすると、車両の前後方向に沿った中心線Zの方向に対して車両の幅方向の側方側に向かってZaは0、Zbはα、Zcは2αの角度をなしている(図1参照)。
つまり、光学ユニット4aは車両の正面を向き、各光学ユニット4a〜4cのうちの互いに隣り合う光学ユニット同士はいずれも車両の幅方向の測方側に向かってαの角度を保って配置されている。
また、各光学ユニット4a〜4cが形成する配光パターン21a〜21cの夫々の中央側端部を形成する照射光は、各光学ユニット4a〜4cの配置方向及び照射範囲の違いに基づいて、該光学ユニット4a〜4cの夫々から車両の中心線Zの方向に対して略同一角度となるように設定されている。
これにより、仮想鉛直スクリーン20上に形成される配光パターン21a〜21cの夫々の中央側端部は垂直基準線Vに平行な略直線V1上に位置している。
更に、各配光パターン21a、21b〜21cは、垂直基準線Vの対向車線側の照射光が対向車を眩惑しないように少なくとも水平カットオフラインCL3、CL4が水平基準線Hの下側に位置し、特に配光パターン21aは水平カットオフラインCL3の高さが水平基準線Hの下側で一致するように調整されている。ここでいう一致とは、本発明の前照灯の前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン20上で、垂直基準線V(0°)に対して対向車線側の1.5°、2.5°、3.5°の各直線上において高さ方向に0.05°間隔で前照灯の光度を測定したときに、各測定値から得られるG値が最大となる高さが一致することを意味する。
ここで、G値とはカットオフラインの定義として使用され、スクリーン光度の垂直断面を切ったときの各ポイントでの傾きを表し、以下の式で表わされる。
G=(logEβ−logE(β+0.1°)) β:垂直角度(°)
Gが大きいほどカットオフラインが明瞭であることを示す。
このように、各光学ユニット4a〜4cが形成する配光パターン21a〜21cを合成することによりすれ違いビーム用配光パターン21が形成される。この場合のすれ違いビーム用配光パターン21からわかるように、第1の光学ユニット4aで形成された第1の配光パターン21aの一部を覆うように第2の光学ユニット4bで形成された第2の配光パターン21bが位置し、第1の光学ユニット4aで形成された第1の配光パターン21aの一部及び第2の光学ユニット4bで形成された第2の配光パターン21bを覆うように第3の光学ユニット4cで形成された第3の配光パターン21cが位置しており、各光学ユニット4a〜4c毎の照射範囲の違いによる明暗差を運転者に感じさせることがなく、運転者にとって違和感のない、照射領域の広い、視認性の良好な前照灯を実現することが可能となる。
また、光学ユニット4aにより形成される配光パターン21aは垂直基準線Vの走行車線側の水平カットオフラインCL1と斜めカットオフラインCL2、及び、垂直基準線Vの対向車線側の水平カットオフラインCL3を有すると共に光学ユニット4b、4cにより形成される配光パターン21b、21cはいずれも垂直基準線Vの走行車線側及び対向車線側の両側にまたがる水平カットオフラインCL4を有しており、明瞭な明暗境界線からなる水平カットオフラインCL3に対して多少ぼけた水平カットオフラインCL4をその下方に位置するように設定されている。そのため合成配光パターンからなるすれ違いビーム用配光パターン21は各カットオフラインCL1〜CL3の夫々が明瞭に形成され、特に垂直基準線Vの対向車線側は配向パターンの上限が所定の位置に設定されて対向車を眩惑することのない前照灯を実現することが可能となっている。
走行ビーム用光源ユニット5を構成する第5の光学ユニット5aは、光学ユニット4a〜4cと同様に投影型の光学ユニットであり、図8のように、光源40と、該光源40を囲むように配置された反射面を有するリフレクタ41と、前記リフレクタ41前方に位置する投影レンズ42と、該投影レンズ42を支持するレンズホルダ43を備えている。これにより、走行ビーム用配光パターンが形成される。
なお、第5の光学ユニット5aは、前照灯を構成する他の光学ユニット4a〜4cよりも車両中央側に位置し、その光軸Zeは車両の前後方向に沿った中心線Zの方向と略同一方向を向いている(図1参照)。
図7(b)に示す配光パターンは、運転手から見て右側に位置する前照灯で形成される配光パターンを示したものである。
この場合、4つの光学ユニットは図示しないが、上述の前照灯における光学ユニットを車両の前後方向に沿った中心線Zに対して対称に配置した構成とされており、車両中央側に1つの光学ユニットで構成された走行ビーム用光源ユニットが位置し、その側方側に3つの光学ユニットで構成されたすれ違いビーム用光源ユニットが位置している。
そして、すれ違いビーム用光源ユニットを構成する各光学ユニットが形成する配光パターン22a〜22cを合成することによりすれ違いビーム用配光パターン22が形成され、走行ビーム用光源ユニットを構成する光学ユニットにより走行ビーム用配光パターン(図示せず)が形成される。
ところで、これまでの説明では、すれ違いビーム用配光パターンを形成するすれ違いビーム用光源ユニットは3つの光学ユニットからなる構成としたが、必ずしもこの構成数に限られるものではなく、複数の光学ユニットで構成することにより本発明の実施が可能となる。
ところで、すれ違いビーム用光源ユニット4を構成する光学ユニット4a〜4cの夫々の投影レンズ7a〜7cは上述の形状あるいは構成に限られるものではなく、種々のものが考えられる。
例えば、図9及び図10(図9のA矢視図)のように、投影レンズ7が両面(対向する面)が互いに外側に向かって凸状に湾曲した三次元自由曲面11、12を有するものとし、一方の三次元自由曲面11にはアルミニウム等の反射材料を蒸着法等の方法で成膜してなる反射膜13による反射面13aが形成されると共に、反対側の三次元自由曲面12には同様にアルミニウム等の反射材料を蒸着法等の方法で成膜してなる反射膜15による反射面15aと光出射面12bの2つの光学機能面が分離して形成されているものとしてもよい。
このとき、各三次元自由曲面11、12は、いずれも互いに直交する方向の曲率が大きく異なり、三次元自由曲面11と三次元自由曲面12の曲率が大きい方向(曲率が小さい方向)同士は略同一方向となっている。
光源6a〜6dで構成された光源群6は投影レンズ7の下方に位置し、光源6a〜6dから出射して投影レンズ7の斜め下方向から光入射面14を介して投影レンズ7内に入射した光線L1は、投影レンズ7内を導光されながら順次反射面15a及び反射面13aに反射されて光出射12bから外部に出射される。
つまり、上述の投影レンズ7における三次元自由曲面12の全反射面12aを本投影レンズ7における三次元自由曲面12の反射膜15による反射面15aに置き換えたものであり、全反射面12a及び反射面15aのいずれも光の反射機能を持たせたことに変わりはない。したがって、この投影レンズ7による配光パターンの形成手法は上述の投影レンズ7による配光パターンの形成手法と光学的には同じである。
また、このような形状及び構成の投影レンズ7に対して、反射膜15による反射面15aの替わりに反射膜を用いない、臨界角に起因する全反射面とすることも可能である。
以上説明したように本発明の車両用前照灯は、夫々半導体発光素子を発光源とする光源と投影レンズにより投影型の光学系が形成された複数の光学ユニットによって、すれ違いビーム用配光パターンを形成するすれ違いビーム用光源ユニットを構成した。
そして、各光学ユニットは該光学ユニットを構成する投影レンズの三次元自由曲面からなる表面の曲率を変えることにより夫々所望の配光パターンを形成すると共に、互いに隣り合う光学ユニット同士を所定の等角度を保った状態で配置するようにした
その結果、各光学ユニットの厚みを薄くすることができたことにより互いに隣り合う光学ユニット同士を狭い間隔で且つ大きな角度をもって配置することが可能となり、薄型小型で且つ投影型でありながら車両の左右方向を広範囲に亘って高輝度で且つ輝度むらの少ない照射光で照射できる車両用前照灯が実現できた。
また、複数の投影型の光学ユニットが夫々等角度をもって配置されると共に、各光学ユニットの投影レンズが車両の中央部から側方側に位置するにつれて曲率を大きくなるように設定されており、各光学ユニット及び各投影レンズの規則的な配置による優れた意匠性を実現している。
更に、車両の最も中央側に位置する光学ユニットの照射範囲を狭くして高光度化を図ると共に外側に位置するにつれて照射範囲を広くして光束拡散化を図り、同時に各光学ユニットで形成される夫々の配光パターンのカットオフライン同士を略同一線上に位置させている。そのため、各光学ユニットで形成された配光パターンを合成して得られたすれ違いビーム用配光パターンは対向車にとって眩惑がなく且つ運転者にとって遠方及び広範囲の視認性が良好なものとなる。
1 ハウジング
2 アウターレンズ
3 内部空間
4 すれ違いビーム(ロービーム)用光源ユニット
4a 第1の光学ユニット
4b 第2の光学ユニット
4c 第3の光学ユニット
5 走行ビーム(ハイビーム)用光源ユニット
5a 第5の光学ユニット
6 光源群
6a、6b、6c、6d 光源
7 投影レンズ
7a、7b、7c 投影レンズ
8 半導体発光素子
9 基材
10 封止樹脂
11 三次元自由曲面
12 三次元自由曲面
12a 全反射面
12b 光出射面
13 反射膜
13a 反射面
14 光入射面
15 反射膜
15a 反射面
20 仮想鉛直スクリーン
21 すれ違いビーム用配光パターン
21a 第1の配光パターン
21b 第2の配光パターン
21c 第3の配光パターン
22 すれ違いビーム用配光パターン
22a 第1の配光パターン
22b 第2の配光パターン
22c 第3の配光パターン
30 車両用前照灯
40 光源
41 リフレクタ
42 投影レンズ
43 レンズホルダ

Claims (6)

  1. 光源と前記光源から出射された光の光路を制御して前方に投影する投影レンズを備えた複数の投影型の光学ユニットによりすれ違いビーム用配光パターンを形成するすれ違いビーム用光源ユニットが構成され、
    前記複数の光学ユニットは、車両の車幅方向に、互いに隣り合う光学ユニット同士が前記車幅方向に対して所定の角度をなすように配置され、前記複数の光学ユニットのうち少なくとも、車両の最も中央側に位置する第1の光学ユニットは前記車両の前後方向に沿った中心線と略平行に向き且つ車幅方向の照射範囲が最も狭く、前記第1の光学ユニットの隣に位置する第2の光学ユニットは前記中心線に対して側方側を向き且つ前記第1の光学ユニットよりも車幅方向の照射範囲が広く、前記複数の光学ユニットのうち、少なくとも1つの光学ユニットは、PMMA樹脂で形成された投影レンズを備え、少なくとも1つの光学ユニットは、PMMA樹脂よりも屈折率の高い部材で形成された投影レンズを備えていることを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記第1の光学ユニットはPMMA樹脂で形成された投影レンズを備え、前記第2の光学ユニット及び前記第3の光学ユニットはポリカーボネート樹脂で形成された投影レンズを備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記第1の光学ユニットの投影レンズは前記第2の光学ユニットの投影レンズよりも光出射面の車幅方向の曲率が小さく、前記第2の光学ユニットの投影レンズは前記第3の光学ユニットの投影レンズよりも光出射面の車幅方向の曲率が小さいことを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の車両用前照灯。
  4. 前記互いに隣り合う光学ユニット同士は、車両の側方側に位置する光学ユニットが車両の中央側に位置する光学ユニットよりも車幅方向の照射範囲が狭くないことを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の車両用前照灯。
  5. 前記互いに隣り合う光学ユニット同士の投影レンズは、車両の側方側に位置する光学ユニットの投影レンズが車両の中央側に位置する光学ユニットの投影レンズよりも光出射面の車幅方向の曲率が小さくないことを特徴とする請求項4に記載の車両用前照灯。
  6. 前記複数の光学ユニットにおいて、互いに隣り合う光学ユニット同士が車幅方向に対してなす角度は全て略同一であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用前照灯。
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