JP2010080212A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 半導体発光素子の放熱性を向上させ、更に、リフレクタに装備した複数の配光パターン相互の干渉を防止して、各配光パターンを高精度化することができる車両用灯具を提供すること。
【解決手段】 車両用灯具1は、2つの半導体発光素子3,4と、これら半導体発光素子3,4からの光を灯具前方へ反射するリフレクタ5とを備える。リフレクタ5は、灯具前方を開放した略半球形状を成すと共に、該リフレクタ5内を横断する板状仕切り部材7によって2つの反射領域11,12に区画される。半導体発光素子3,4は、各反射領域11,12における板状仕切り部材7上に、素子自体の光軸3a,4aを灯具光軸Axに略垂直に向けて配置される。各反射領域11,12におけるそれぞれの反射面が、回転モータ15によって板状仕切り部材7に対して個別に水平方向へ回動される。
【選択図】 図1
【解決手段】 車両用灯具1は、2つの半導体発光素子3,4と、これら半導体発光素子3,4からの光を灯具前方へ反射するリフレクタ5とを備える。リフレクタ5は、灯具前方を開放した略半球形状を成すと共に、該リフレクタ5内を横断する板状仕切り部材7によって2つの反射領域11,12に区画される。半導体発光素子3,4は、各反射領域11,12における板状仕切り部材7上に、素子自体の光軸3a,4aを灯具光軸Axに略垂直に向けて配置される。各反射領域11,12におけるそれぞれの反射面が、回転モータ15によって板状仕切り部材7に対して個別に水平方向へ回動される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数の半導体発光素子と、これらの半導体発光素子からの光を灯具前方へ反射するリフレクタと、を備える車両用灯具に関する。
近年、消費電力の軽減、発熱量の軽減等に有効な車両用灯具として、略半球状に反射面を形成したリフレクタの中心軸(光軸)上に円柱状又は角柱状の光源支持柱を装備し、前記光源支持柱の外周面に、光源となる複数のLED(半導体発光素子)を配置した構成のものが各種提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
ところが、上記のようにリフレクタの中心軸上に位置する光源支持柱の周囲に複数のLEDを配置する構成では、発熱体であるLEDが狭小な光源支持柱上に高密度に集中配置されることになり、LEDの周囲に十分な放熱面積を確保できず、過昇温によりLEDの発光光率が低下したり、あるいは寿命が低下したりする虞があった。
また、上記の各特許文献では、一つの灯具で複数の配光パターンが選択できるように、LEDが配置される光源支持柱の周囲に、周方向に位置をずらして、反射特性が異なる複数個の反射面を形成したリフレクタが開示されている。しかしながら、一つのLEDから出射される光が、配光パターンの異なる複数の反射面に入射したり、あるいは一つの反射面で反射された光の一部が他の反射面で再反射されたりすることが起こり、これにより複数の配光パターンの干渉が起こるため、各配光パターンの高精度化が難しいという問題も生じた。
そこで、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、光源として取り付けられた半導体発光素子の放熱性を向上させ、更に、リフレクタに装備した複数の配光パターン相互の干渉を防止して、各配光パターンを高精度化することができる車両用灯具を提供することである。
本発明の上記目的は、複数の半導体発光素子と、これら半導体発光素子からの光を灯具前方へ反射するリフレクタと、を備える車両用灯具であって、
前記リフレクタは、灯具前方を開放した形状を成し、該リフレクタ内を横断する板状仕切り部材によって複数の反射領域に区画され、
前記半導体発光素子は、各反射領域における前記板状仕切り部材上に、素子自体の光軸を灯具光軸に略垂直に向けて配置され、
前記各反射領域におけるそれぞれの反射面が、灯具ボディに固定された前記板状仕切り部材に対して個別に移動可能とされることを特徴とする車両用灯具により達成される。
前記リフレクタは、灯具前方を開放した形状を成し、該リフレクタ内を横断する板状仕切り部材によって複数の反射領域に区画され、
前記半導体発光素子は、各反射領域における前記板状仕切り部材上に、素子自体の光軸を灯具光軸に略垂直に向けて配置され、
前記各反射領域におけるそれぞれの反射面が、灯具ボディに固定された前記板状仕切り部材に対して個別に移動可能とされることを特徴とする車両用灯具により達成される。
上記構成の車両用灯具によれば、半導体発光素子が装備される板状仕切り部材は、リフレクタ内を横断する大きな表面積(伝熱面積)を有しているため、光源として取り付けられた半導体発光素子の周囲に十分な放熱面積を確保することができる。そこで、半導体発光素子の発熱を周囲に放散したり、固定された灯具ボディを介して灯室外部に放熱したりすることができるため、半導体発光素子自体の発熱による昇温を抑止することができる。
また、複数の反射領域を区画している板状仕切り部材は、各反射領域に割り当てた半導体発光素子の出射する光が割り当て以外の反射領域に進入することを防止する遮光壁として機能し、さらに、一つの反射面で反射された光の一部が他の反射面で再反射されることを防止する遮光壁としても機能するため、配光パターン相互の干渉を防止して、各反射領域が形成する配光パターンを高精度化することができる。
更に、各反射領域におけるそれぞれの反射面が、灯具ボディに固定された板状仕切り部材に対して個別に移動可能とされるため、配光パターンを容易に変化させることができる。
更に、各反射領域におけるそれぞれの反射面が、灯具ボディに固定された板状仕切り部材に対して個別に移動可能とされるため、配光パターンを容易に変化させることができる。
尚、上記構成の車両用灯具において、前記各反射面は、鉛直方向に延びる回転軸を中心に回動されることが望ましい。
このような構成の車両用灯具によれば、各反射面を板状仕切り部材に対して個別に水平方向へ回動することにより、配光パターンの形状を容易に変えることができる。
このような構成の車両用灯具によれば、各反射面を板状仕切り部材に対して個別に水平方向へ回動することにより、配光パターンの形状を容易に変えることができる。
また、上記構成の車両用灯具において、前記各反射面は、複数のステップから構成されており、少なくとも前記ステップの一部が前記灯具光軸に沿って前後方向に移動されることが望ましい。
このような構成の車両用灯具によれば、各反射面の少なくともステップの一部を板状仕切り部材に対して個別に前後方向に移動することにより、配光パターンにおける照度分布を容易に変えることができる。
このような構成の車両用灯具によれば、各反射面の少なくともステップの一部を板状仕切り部材に対して個別に前後方向に移動することにより、配光パターンにおける照度分布を容易に変えることができる。
本発明に係る車両用灯具によれば、半導体発光素子自体の発熱による昇温を抑止し、過昇温による半導体発光素子の発光性能や寿命の低下を防止することができる。また、配光パターン相互の干渉を防止して、各反射領域が形成する配光パターンを高精度化すると共に、配光パターンを容易に変化させることができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る車両用灯具を詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る車両用灯具の水平断面、図2は図1に示した車両用灯具の正面図である。
図1及び図2に示すように、本第1実施形態の車両用灯具1は、乗用車等の前照灯として使用されるもので、光源として使用される2つの半導体発光素子3,4と、これらの半導体発光素子3,4からの光を灯具前方へ反射するリフレクタ5と、を備え、前方が開口した灯具ボディ20とその前方開口部に取り付けられた透明な前面カバー21とで形成された灯室23内に配置されている。
図1は本発明の第1実施形態に係る車両用灯具の水平断面、図2は図1に示した車両用灯具の正面図である。
図1及び図2に示すように、本第1実施形態の車両用灯具1は、乗用車等の前照灯として使用されるもので、光源として使用される2つの半導体発光素子3,4と、これらの半導体発光素子3,4からの光を灯具前方へ反射するリフレクタ5と、を備え、前方が開口した灯具ボディ20とその前方開口部に取り付けられた透明な前面カバー21とで形成された灯室23内に配置されている。
本第1実施形態のリフレクタ5は、図1に示すように、灯具前方を開放した略半球形状(パラボラ状)のアルミダイキャスト製のリフレクタ本体を左右に二分割した構成であり、左側リフレクタ5aと右側リフレクタ5bとから成る。これら左側リフレクタ5a及び右側リフレクタ5bは、それぞれ鉛直方向に延びる回転軸13を中心に回動自在に配設されており、エイミング機構10のベース部材8を介して灯具ボディ20に取り付けられている。そして、このエイミング機構10を介してリフレクタ5の取り付け角度を変化させることで、車両用灯具1から出射する光の光軸を調整可能としている。
各回転軸13は、一端に取り付けた伝動ギア19に歯合するピニオンギア17を介して、ベース部材8の支持部8aに固定された回転モータ15によりそれぞれ回転駆動される。そこで、左側リフレクタ5a及び右側リフレクタ5bの各反射面は、鉛直方向に延びる回転軸14を中心に回動される。
更に、このリフレクタ5の内面側は、該リフレクタ5内を垂直方向(上下方向)に延びて横断する板状仕切り部材7によって左右2つの反射領域11,12に区画されている。この板状仕切り部材7は、エイミング機構10のベース部材8の前方側に突設されており、ベース部材8の後方側には放熱フィン9が適宜間隔で突設されている。この放熱フィン9は、半導体発光素子3,4の発熱が板状仕切り部材7を介してベース部材8に伝達された時に、伝達された熱を効率良く外部に逃がす。
本実施形態の場合、各半導体発光素子3,4には、所定の発光強度を持つLEDが使用されており、基板上に載置された発光ダイオード素子と、発光ダイオード素子を覆う半球状カバーとから構成されている。
各半導体発光素子3,4は、図1に示すように、各反射領域11,12における板状仕切り部材7上に、素子自体の光軸(光度分布のピークとなる方向)3a,4aを灯具光軸Axに略垂直に向けて配置されている。
各半導体発光素子3,4は、図1に示すように、各反射領域11,12における板状仕切り部材7上に、素子自体の光軸(光度分布のピークとなる方向)3a,4aを灯具光軸Axに略垂直に向けて配置されている。
更に、板状仕切り部材7上における半導体発光素子3,4の取付位置に着いて説明する。
先ず、反射領域11に割り当てられた半導体発光素子3は、素子自体の光軸3aを灯具光軸Axに垂直な水平方向に向けて、板状仕切り部材7の反射領域11に臨む側面7aに配置されている。また、反射領域12に割り当てられた半導体発光素子4は、素子自体の光軸4aを灯具光軸Axに垂直な水平方向に向けて、板状仕切り部材7の反射領域12に臨む側面7bに配置されている。
即ち、各半導体発光素子3,4は、板状仕切り部材7の各反射領域11,12に臨む両側面7a,7bに分けて配置されている。
先ず、反射領域11に割り当てられた半導体発光素子3は、素子自体の光軸3aを灯具光軸Axに垂直な水平方向に向けて、板状仕切り部材7の反射領域11に臨む側面7aに配置されている。また、反射領域12に割り当てられた半導体発光素子4は、素子自体の光軸4aを灯具光軸Axに垂直な水平方向に向けて、板状仕切り部材7の反射領域12に臨む側面7bに配置されている。
即ち、各半導体発光素子3,4は、板状仕切り部材7の各反射領域11,12に臨む両側面7a,7bに分けて配置されている。
そして、板状仕切り部材7により区画された2つの反射領域11,12は、それぞれの反射面が互いに異なる配光パターンとなるように形成されている。
図2において向かって左側に位置する反射領域11は、水平方向に対して15°傾斜させた複数ステップから成る反射面11aを備えており、反射光11bを集光させる配光を行い、高照度で照射域の狭い集光配光パターンを得る。
図2において向かって右側に位置する反射領域12は、複数ステップから成る反射面のカット方向を全て水平方向に揃えて反射光12bを拡散させる配光を行い、集光配光パターンよりも照度が低いが照射域が水平方向に広がった拡散配光パターンを得る。
図2において向かって左側に位置する反射領域11は、水平方向に対して15°傾斜させた複数ステップから成る反射面11aを備えており、反射光11bを集光させる配光を行い、高照度で照射域の狭い集光配光パターンを得る。
図2において向かって右側に位置する反射領域12は、複数ステップから成る反射面のカット方向を全て水平方向に揃えて反射光12bを拡散させる配光を行い、集光配光パターンよりも照度が低いが照射域が水平方向に広がった拡散配光パターンを得る。
以上に説明した本第1実施形態の車両用灯具1によれば、複数の半導体発光素子3,4が装備される板状仕切り部材7は、リフレクタ5内を横断する大きな表面積(伝熱面積)を有しているため、光源として取り付けられた半導体発光素子3,4の周囲に十分な放熱面積を確保することができる。
そこで、半導体発光素子3,4の発熱を周囲に放散したり、あるいはベース部材8に効率よく伝熱し、さらにベース部材8の大きな背面領域から外部に放熱したりすることができるため、半導体発光素子3,4自体の発熱による昇温を抑止することができる。従って、過昇温による半導体発光素子3,4の発光性能や寿命の低下を防止することができる。
また、2つの反射領域11,12を区画している板状仕切り部材7は、各反射領域11,12に割り当てた半導体発光素子3,4の出射する光が割り当て以外の反射領域11,12に進入することを防止する遮光壁として機能し、さらに、一つの反射面で反射された光の一部が他の反射面で再反射されることを防止する遮光壁としても機能するため、配光パターン相互の干渉を防止して、各反射領域11,12が形成する配光パターンを高精度化することができる。
更に、各反射領域11,12における左側リフレクタ5a及び右側リフレクタ5bは、鉛直方向に延びる回転軸13を中心に回動自在に配設されている。即ち、左側リフレクタ5a及び右側リフレクタ5bの各反射面11a,12aが、回転モータ15によって板状仕切り部材7に対して個別に水平方向へ回動されるため、車両用灯具1の配光パターンを容易に変えることができる。
図3は本発明の第2実施形態に係る車両用灯具の水平断面、図4は図3に示した車両用灯具の正面図である。尚、本第2実施形態に係る車両用灯具30は、上記第1実施形態の車両用灯具1におけるリフレクタ5に代えてリフレクタ35を用いた以外は、略同様の構成であるので、他の構成部分については詳細な説明を省略する。
本第2実施形態のリフレクタ35は、図3に示すように、灯具前方を開放した略半球形状(パラボラ状)のアルミダイキャスト製のリフレクタ本体を左右に二分割した後、左右の各反射面における複数のステップ毎に鉛直方向に沿ってそれぞれを三分割した構成であり、左右それぞれにおける外側リフレクタ35aと中央リフレクタ35bと内側リフレクタ35cとから成る。即ち、左右それぞれの外側リフレクタ35a、中央リフレクタ35b及び内側リフレクタ35cの各反射面は、鉛直方向に沿った複数ステップのブロックから構成されている。
これら外側リフレクタ35a及び中央リフレクタ35bは、それぞれ灯具光軸Axに沿って前後方向に移動可能に配設されており、エイミング機構10のベース部材8を介して灯具ボディ20に取り付けられている。そして、このエイミング機構10を介してリフレクタ35の取り付け角度を変化させることで、車両用灯具30から出射する光の光軸を調整可能としている。
これら外側リフレクタ35a及び中央リフレクタ35bは、ベース部材8に固定されたアクチュエータ37,38によって、それぞれ前後方向に駆動される。そこで、外側リフレクタ35a及び中央リフレクタ35bの各反射面は、灯具光軸Axに沿って前後方向(図3中、上下方向)に移動される。
更に、このリフレクタ35の内面側は、該リフレクタ35内を垂直方向(上下方向)に延びて横断する板状仕切り部材7によって左右2つの反射領域31,32に区画されている。
更に、このリフレクタ35の内面側は、該リフレクタ35内を垂直方向(上下方向)に延びて横断する板状仕切り部材7によって左右2つの反射領域31,32に区画されている。
そして、板状仕切り部材7により区画された2つの反射領域31,32は、それぞれの反射面が互いに異なる配光パターンとなるように形成されている。
図4において向かって左側に位置する反射領域31は、水平方向に対して15゜傾斜させた複数ステップから成る反射面31aを備えており、反射光31bを集光させる配光を行い、高照度で照射域の狭い集光配光パターンを得る。
図4において向かって右側に位置する反射領域32は、複数ステップから成る反射面32aのカット方向を全て水平方向に揃えて反射光32bを拡散させる配光を行い、集光配光パターンよりも照度が低いが照射域が水平方向に広がった拡散配光パターンを得る。
図4において向かって左側に位置する反射領域31は、水平方向に対して15゜傾斜させた複数ステップから成る反射面31aを備えており、反射光31bを集光させる配光を行い、高照度で照射域の狭い集光配光パターンを得る。
図4において向かって右側に位置する反射領域32は、複数ステップから成る反射面32aのカット方向を全て水平方向に揃えて反射光32bを拡散させる配光を行い、集光配光パターンよりも照度が低いが照射域が水平方向に広がった拡散配光パターンを得る。
以上に説明した本第2実施形態の車両用灯具30によっても、複数の半導体発光素子3,4が装備される板状仕切り部材7は、リフレクタ35内を横断する大きな表面積を有しているため、光源として取り付けられた半導体発光素子3,4の周囲に十分な放熱面積を確保することができる。
そこで、半導体発光素子3,4の発熱を周囲に放散したり、あるいはベース部材8に効率よく伝熱し、さらにベース部材8の大きな背面領域から外部に放熱したりすることができるため、半導体発光素子3,4自体の発熱による昇温を抑止することができる。従って、過昇温による半導体発光素子3,4の発光性能や寿命の低下を防止することができる。
また、2つの反射領域31,32を区画している板状仕切り部材7は、各反射領域31,32に割り当てた半導体発光素子3,4の出射する光が割り当て以外の反射領域31,32に進入することを防止する遮光壁として機能し、さらに、一つの反射面で反射された光の一部が他の反射面で再反射されることを防止する遮光壁としても機能するため、配光パターン相互の干渉を防止して、各反射領域31,32が形成する配光パターンを高精度化することができる。
更に、各反射領域31,32における外側リフレクタ35a及び中央リフレクタ35bは、灯具光軸Axに沿って前後方向に移動可能に配設されている。即ち、ステップの一部である外側リフレクタ35a及び中央リフレクタ35bの各反射面が、アクチュエータ37,38によって板状仕切り部材7に対して個別に前後方向に移動されるため、車両用灯具30の配光パターンにおける照度分布を容易に変えることができる。
なお、本発明の車両用灯具に係る半導体発光素子、リフレクタ、板状仕切り部材及び反射領域等の構成は、上記実施形態の構成に限らず、本発明の趣旨に基づいて種々の構成を採り得ることは勿論である。
例えば、上記第2実施形態に係るリフレクタ35においては、左右の各反射面における複数のステップ毎に鉛直方向に沿ってそれぞれを三分割した構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、二分割或いは四分割以上に分割した構成とすることもでき、水平方向に沿ってそれぞれ分割した構成とすることもできる。
例えば、上記第2実施形態に係るリフレクタ35においては、左右の各反射面における複数のステップ毎に鉛直方向に沿ってそれぞれを三分割した構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、二分割或いは四分割以上に分割した構成とすることもでき、水平方向に沿ってそれぞれ分割した構成とすることもできる。
また、例えば、本発明に係る板状仕切り部材は、リフレクタの中心軸から3方に延出する隔壁として、リフレクタを3つの反射領域に区画したり、あるいは板状仕切り部材を縦横に延出する十字状に形成して、リフレクタを4つの反射領域に区画したり、あるいは板状仕切り部材の装備数をさらに増やして、更に多数の反射領域に区画した構成とすることもできる。
また、反射領域の区画を増やした場合には、それぞれの反射領域毎に、専用の半導体発光素子を装備すると良い。
また、上記各実施形態では、それぞれの反射領域に割り当てる半導体発光素子の数量が一つずつであったが、一つの反射領域毎に複数の半導体発光素子を割り当てたり、あるいは、反射領域毎に装備する半導体発光素子の数量を変えて光量に変化を持たせたりするようにしても良い。
また、LEDの代わりにLD等の他の半導体発光素子を使用するようにしても良い。
また、上記各実施形態では、それぞれの反射領域に割り当てる半導体発光素子の数量が一つずつであったが、一つの反射領域毎に複数の半導体発光素子を割り当てたり、あるいは、反射領域毎に装備する半導体発光素子の数量を変えて光量に変化を持たせたりするようにしても良い。
また、LEDの代わりにLD等の他の半導体発光素子を使用するようにしても良い。
1 車両用灯具
3,4 半導体発光素子
5 リフレクタ
7 板状仕切り部材
8 ベース部材
10 エイミング機構
11,12 反射領域
13 回転軸
15 回転モータ
20 灯具ボディ
21 前面カバー
3,4 半導体発光素子
5 リフレクタ
7 板状仕切り部材
8 ベース部材
10 エイミング機構
11,12 反射領域
13 回転軸
15 回転モータ
20 灯具ボディ
21 前面カバー
Claims (3)
- 複数の半導体発光素子と、これら半導体発光素子からの光を灯具前方へ反射するリフレクタと、を備える車両用灯具であって、
前記リフレクタは、灯具前方を開放した形状を成し、該リフレクタ内を横断する板状仕切り部材によって複数の反射領域に区画され、
前記半導体発光素子は、各反射領域における前記板状仕切り部材上に、素子自体の光軸を灯具光軸に略垂直に向けて配置され、
前記各反射領域におけるそれぞれの反射面が、灯具ボディに固定された前記板状仕切り部材に対して個別に移動可能とされることを特徴とする車両用灯具。 - 前記各反射面は、鉛直方向に延びる回転軸を中心に回動されることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
- 前記各反射面は、複数のステップから構成されており、少なくとも前記ステップの一部が前記灯具光軸に沿って前後方向に移動されることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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- 2008-09-25 JP JP2008246173A patent/JP2010080212A/ja active Pending
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