JP2014084926A - プロファイル用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 高い把持力を発揮でき、締結手段を締め過ぎてもコネクタ要素の破断が生じない、安全性と耐久性とを兼ね備えた新規なプロファイル用コネクタを提供すること。
【解決手段】 各コネクタ要素の軸方向一端には第1プロファイルの被把持部の片側端に係合する把持爪部と分割面を備えた頭部が設けられ、軸方向他端には第2プロファイル内に挿入されて第2プロファイルの内周面に押圧され螺線状係合面を備えた押圧部が設けられ、分割面を対向・配置させ螺旋状係合面を係合させて組み合わせ、各把持爪部を第1プロファイルの被把持部を挟むように位置させ各押圧部を第2プロファイルの一端面から内部に挿入し、一対のコネクタ要素を締結手段によって締結・固定して、把持爪部を相互に接近させて第1プロファイルの被把持部を把持し、押圧部の外周面を相互に離間させて第2プロファイルの内周面に押し当てて内方から把持するようにしたもの。
【選択図】 図5

Description

本発明は、中空状をなす第1プロファイルに中空状をなす第2プロファイルを垂直に当接させた状態で連結・固定する際に使用する一対のコネクタ要素からなるプロファイル用コネクタに係り、特に一対のコネクタ要素の押圧部の係合面の形状に特徴を有するプロファイル用コネクタに関する。
下記の特許文献1に示すように、中空状をなす第1プロファイルに中空状をなす第2プロファイルを垂直に当接させた状態で連結・固定する際に使用する一対のコネクタ要素からなるプロファイル用コネクタが種々発案されている。
そして、特許文献1に開示されているプロファイル用コネクタは、対向・配置された一対のコネクタ要素をボルト・ナットを締め付けることによって接近させ、上記各コネクタ要素の軸方向一端に設けられている爪部によって上記第1プロファイルの外周面に突設されている外ウェブを外方から把持するようにしている。
又、上記各コネクタ要素の軸方向他端にはクランプジョが延びており、対向・配置された一対のクランプジョによって上記第2プロファイルの内周面に突設されている内ウェブを同じく外方から把持するようにしている。
したがって、特許文献1では、対向・配置された上記一対の爪部と、同じく対向・配置された上記一対のクランプジョとを、共に接近させることで上記第1プロファイルと第2プロファイルの連結・固定を図っている。
又、図11乃至図13に示すような構造のプロファイル用コネクタも提案されている。このプロファイル用コネクタ101は、第1プロファイルを把持するための構成としては、上述した特許文献1に開示されているのと同様の爪部103を備えた構成が採用されている。
一方、第2プロファイルを把持するための構成としては、上記爪部103を有するコネクタ要素102の頭部105から軸方向Yの他端に向って延びる扇形断面の首部107と、該首部107から上記頭部105の分割面106を挟んでその反対側に延び、さらに軸方向Yの他端に向って延長形成されている半円形断面の押圧部109とを備える構成が採用されている。
具体的には、このようにして構成されるプロファイル用コネクタ101では、分割面106、106を挟んで対向・配置されている頭部105、105に設けられている一対の爪部103、103がC方向に接近することで第1プロファイル111の外周面112に突設されている被把持部113を外方から把持している。
一方、分割面106を挟んで反対側に位置する上記一対の押圧部109、109は、上記C方向に移動する爪部103、103の動きによってD方向に離間するようになり、第2プロファイル115の内周面116に当接して該内周面116を外方に押し拡げるようにして該第2プロファイル115を把持している。
特表2002−531794号公報
しかし、上記特許文献1に開示されているプロファイル用コネクタの場合には、構造上、第2プロファイル側の把持力をあまり高く設定することができず、使用中の振動や衝撃等によって第2プロファイルの連結・固定状態が解除されて脱落してしまうおそれが懸念された。
一方、図11乃至図13に開示されているプロファイル用コネクタ101の場合には、第1プロファイル111と第2プロファイル115の双方で高い把持力が期待できるが、締結手段であるボルト・ナットを締め過ぎると断面積の小さな(1/4円の大きさ)首部107、107に負荷が掛かって、該首部107、107でコネクタ要素102、102が破断するおそれがあった。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、第1プロファイルと第2プロファイルの双方で高い把持力を発揮でき、締結手段を締め過ぎてもコネクタ要素の破断が生じない、安全性と耐久性とを兼ね備えた新規なプロファイル用コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1によるプロファイル用コネクタは、中空状をなし外周面に被把持部を備えた第1プロファイルに対して同じく中空状をなし外周面に被把持部を備えた第2プロファイルを垂直に当接させて連結・固定する際に使用するプロファイル用コネクタにおいて、一対のコネクタ要素からなり、上記各コネクタ要素の軸方向一端には上記第1プロファイルの被把持部の片側端に係合する把持爪部と分割面を備えた頭部が設けられ、 上記各コネクタ要素の軸方向他端には上記第2プロファイル内に挿入されて上記第2プロファイルの内周面に押圧されると共に螺線状係合面を備えた押圧部が設けられ、上記各コネクタ要素をそれぞれの頭部の分割面を対向・配置させるとともに押圧部の螺旋状係合面を係合させた状態で組み合わせ、上記各把持爪部を上記第1プロファイルの被把持部を挟むように位置させる共に上記各押圧部を上記第2プロファイルの一端面からその内部に向けて挿入し、上記一対のコネクタ要素を締結手段によって締結・固定することにより、各コネクタ要素の把持爪部を相互に接近させて上記第1プロファイルの被把持部を両側から把持し、一方、各コネクタ要素の押圧部の外周面を相互に離間させて上記第2プロファイルの内周面に押し当てて内方から把持し、それによって、第1プロフィルに対して第2プロファイルを垂直に当接させて連結・固定するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項2によるプロファイル用コネクタは、請求項1記載のプロファイル用コネクタにおいて、上記第2プロファイルの内周面には係合凹部が設けられていて、一方、上記一対のコネクタ要素の押圧部の外周面には上記係合凹部に係合する係合凸部が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるプロファイル用コネクタは、請求項1又は2記載のプロファイル用コネクタにおいて、上記締結手段は、上記各コネクタ要素の上記把持爪部が設けられている頭部を締結するボルト・ナットであることを特徴とするものである。
又、請求項4によるプロファイル用コネクタは、請求項1〜3の何れかに記載のプロファイル用コネクタにおいて、上記押圧部の螺旋状係合面は、上記把持爪部が設けられている頭部と上記押圧部の境界から出発して、上記頭部の分割面を挟んでその反対側に張り出すように延び、上記押圧部の終端面では、上記押圧部の基端面と180°角度を異ならせて位置するように形成されていることを特徴とするものである。
又、請求項5によるプロファイル用コネクタは、請求項1〜4の何れかに記載のプロファイル用コネクタにおいて、上記一対のコネクタ要素の上記把持爪部が設けられている頭部の対向するそれぞれの分割面を当接させると、上記頭部の分割面を挟んでその反対側に位置している上記押圧部の外周面がそれぞれ所定の張出し量だけ外方に突出し、一方、一対のコネクタ要素の押圧部の対向するそれぞれの螺旋状係合面を係合・当接させると、上記頭部の対向するそれぞれの分割面が上記押圧部の張出し量に対応した所定の移動量、外方に移動して両者の間に隙間ができるように構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項6によるプロファイル用コネクタは、請求項1〜5の何れかに記載のプロファイル用コネクタにおいて、上記一対のコネクタ要素は、同一形状、同一サイズのコネクタ要素によって構成されていることを特徴とするものである。
したがって、本発明によるプロファイル用コネクタによると、第1プロファイル側の固定を、対向する一対の把持爪部を相互に接近させて第1プロファイルの外周面の被把持部を把持することによって行い、第2プロファイル側の固定を、対向する一対の押圧部を相互に離間させて第2プロファイルの内周面を内方から押し拡げることによって行っているから、第1プロファイルと第2プロファイルの双方で高い把持力が発揮されて、第1プロファイルと第2プロファイルの連結・固定状態の不用意な解除が防止される。
又、上記一対の押圧部に互いに合致させた状態で組み合わされる螺旋状係合面を設けたことにより、従来のプロファイル用コネクタに設けられていた断面積が小さく応力が集中し易い首部を省略して、断面積が軸方向の基端部から終端部にかけて一様で必要な大きさの断面積を確保することができ、破損のおそれのない耐久性に優れたプロフィル用コネクタを提供できるようになる。
又、上記第2プロファイルの内周面に係合凹部を設け、上記一対のコネクタ要素の押圧部の外周面に上記係合凹部に係合する係合凸部を設けた場合には、押圧部による第2プロファイルの把持力が向上し、押圧部の外周面に対する第2プロファイルの内周面の周方向の回転も防止される。
又、上記締結手段を、上記各コネクタ要素の把持爪部が設けられている頭部を締結するボルト・ナットによって構成した場合には、締結手段を安価に簡単な構造で構成でき、ボルト・ナットの締め付け具合を調節することで上記把持爪部の内方への移動量と上記押圧部の外方への移動量を可変して第1プロファイルと第2プロファイルの必要な連結・固定状態を得ることができる。
又、上記押圧部の螺旋状係合面を上記把持部が設けられている頭部と上記押圧部の境界面から出発して、上記頭部の分割面を挟んでその反対側に張り出すように延び、上記押圧部の終端面で上記基端面と180°角度を異らせて位置するように形成した場合には、押圧部の有する上記高い剛性を確保しつつ、第2プロファイルの内周面に直接当接する上記押圧部の外周面を上記頭部から離間した当該押圧部の終端面寄りの部位に設定できるから、第1プロファイルと第2プロファイルの連結・固定状態が更に確実になって安定する。
又、上記一対の頭部の対向するそれぞれの分割面を当接させると、上記押圧部の外周面がそれぞれ所定の張出し量、外方に突出し、一方、上記一対の押圧部の対向するそれぞれの螺旋状来周面を当接させると、上記頭部の対向するそれぞれの分割面が上記張出し量に対応した所定の移動量、外方に移動して両者の間に隙間ができるように構成した場合には、上記押圧部の張出し量と上記頭部の移動量の範囲で第1プロファイルの被把持部に対する把持状態と把持解除状態とを切り替えることができ、第2プロファイルの内周面に対する押圧状態と押圧解除状態とを切り替えることができるようになる。
又、上記一対のコネクタ要素を同一形状、同一サイズのコネクタ要素によって構成した場合には、部品の共通化によって製品コストを低く抑えることが可能になり、プロファイル用コネクタの組立て時の誤装着による組立てロスをなくして、効率の良い組み立てを可能にする。
本発明の一実施の形態を示す図で、プロファイル用コネクタを使用して第1プロファイルと第2プロファイルを連結・固定した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、プロファイル用コネクタを使用して第1プロファイルと第2プロファイルを連結・固定する様子を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図3(a)はプロファイル用コネクタの一対のコネクタ要素、第1プロファイル、第2プロファイル及び締結手段を示す分解斜視図、図3(b)はコネクタ要素を外側からみた斜視図、図3(c)はコネクタ要素を内側から見た斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、プロファイル用コネクタを使用して第1プロファイルと第2プロファイルを連結・固定した状態を示す正面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、プロファイル用コネクタを使用して第1プロファイルと第2プロファイルを連結・固定した状態を示す図3中のIV−IV断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、プロファイル用コネクタを組み立てた状態を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、プロファイル用コネクタを組み立てた状態を示す正面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、プロファイル用コネクタを組み立てた状態を示す背面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図9(a)はプロファイル用コネクタを組み立てた状態であって連結・固定解除状態を示す側面図、図9(b)はプロファイル用コネクタを組み立てた状態であって連結・固定状態の側面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図10(a)はプロファイル用コネクタを組み立てた状態であって連結・固定解除状態を示す平面図、図10(b)はプロファイル用コネクタを組み立てた状態であって連結・固定状態の底面図である。 従来例を示す図で、プロファイル用コネクタを組み立てた状態を示す正面図である。 従来例を示す図で、プロファイル用コネクタを使用して第1プロファイルと第2プロファイルを連結・固定しようとする状態を示す側面図である。 従来例を示す図で、プロファイル用コネクタを組み立てた状態を示す底面図である。
以下、図1乃至図10を参照して本発明の一実施の形態によるプロファイル用コネクタの構造と、その組立て手順と作動態様について説明する。
本実施の形態によるプロファイル用コネクタ1は、中空状をなし外周面3に被把持部5を備えた第1プロファイル7に対して、同じく中空状をなし外周面3に被把持部5を備えた第2プロファイル9を垂直に指向させて連結・固定する際に使用される。
(1)プロファイル用コネクタの構造
本実施の形態では、第1プロファイル7と第2プロファイル9は長さが適宜で同一形状、同一サイズの部材によって構成されており、一例としてアルミニウム製の丸パイプ状の部材によって構成されている。
又、上記第1プロファイル7と第2プロファイル9のそれぞれの外周面3に形成されている被把持部5は、例えば、図5に示すように、外方に突設された略扁平に近い円弧状の凸部で、被把持部5の外方先端部のコーナ部には、左右側方に幾分張り出すようにエッジ11、11が形成されている。
そして、本実施の形態では、上記被把持部5が対向するように一例として90°間隔で4つ設けられている。
又、上記被把持部5の内側の第1プロファイル7と第2プロファイル9の内周面には、係合凹部13が、上記被把持部5に対応して4つ設けられている。そして、上記係合凹部13には、後述する一対のコネクタ要素23における押圧部17の外周面19に設けられている係合凸部21が内側から係合するように構成されている。
尚、上記係合凹部13と係合凸部21は、上記被把持部5に対応して略偏平に近い円弧状をした一回り小さな凹部と凸部によって構成されている。
又、このような第1プロファイル7に第2プロファイル9を垂直に指向させた姿勢で連結・固定する本実施の形態のプロファイル用コネクタ1は、一対のコネクタ要素23、23からなり、各コネクタ要素23、23のY軸方向の一端には上記第1プロファイル23の被把持部5の片側のエッジ11に係合する把持爪部25を備える頭部27が設けられている。
又、上記各コネクタ要素23のY軸方向の他端には上記頭部27に一体に設けられ、上記第2プロファイル9内に挿入されて上記第2プロファイル9の内周面29に押圧されると共に螺旋状係合面31を備えた押圧部17が設けられている。
上記頭部27は、一例として内側面が平坦な分割面33によって形成され、外表面35が曲面によって形成され、上端面37と下端面39が略半円形状の平坦面によって形成されている略半円柱形状の部材によって構成されている。
そして、上記分割面33の中央には、締結手段41の一例であるボルト42の軸部42aを受け入れる取付け穴45が上記外表面35の中央に向けてY軸方向と直交する方向に貫通状態で設けられている。
又、上記取付け穴45が貫通している頭部27の外表面35には、上記ボルト42の頭部42bまたは締結手段41の一例であるナット43を受け入れる上記取付け穴45よりも口径の大きな所定深さの収容凹部47が形成されている。
又、上記頭部27の上端面37の外周側の部位には、Y軸方向の一端側に突出する一例として側面視三角形状をした凸部49が設けられており、該凸部49の内側の壁面から内方に突出するように一例として半円形断面をした上述した把持爪部25が上記凸部49の一例として全幅に亘って形成されている。
一方、押圧部17は、上記頭部27との境界面である基端面51から終端面53に向かって螺旋状係合面31が設けられている。そして、上記螺旋状係合面31は、上記把持爪部25が設けられている頭部27との境界面である上述した基端面51から出発して、上記頭部27の分割面33を挟んでその反対側に張り出すように延び、上記終端面53において、上記基端面51と180°角度を異ならせて位置するように螺旋状に捩られた状態で形成されている。
又、上記頭部27の分割面33を挟んでその反対側に張り出して位置している上記押圧部17の終端面53寄りの外周面19には、上述した係合凸部21が形成されている。
そして、このようにして構成されている一対のコネクタ要素23、23をそれぞれの分割面33、33を対向・配置させるとともに、それぞれの螺旋状係合面31、31を係合させ、ボルト42とナット43で締結すると、図6乃至図10に示すように、Y軸方向の一端寄りに一例として円柱形状をした頭部27が位置し、Y軸方向の他端寄りに上記頭部27よりも一回り小さな同じく一例として円柱形状をした押圧部17が位置する本実施の形態によるプロファイル用コネクタ1が組み上げられる。
(2)プロファイル用コネクタの組立て手順と作動態様
次に、このようにして構成されるプロファイル用コネクタ1を使用して第1プロファイル7と第2プロファイル9を連結・固定する場合の組立て手順と作動態様を(A)連結・固定解除時と(B)連結・固定時に分けて具体的に説明する。
(A)連結・固定解除時(図9(a)及び図10(a)参照)
第1プロファイル7の外周面3の被把持部5に、ボルト42とナット43で緩く締結された状態の本実施の形態のプロファイル用コネクタ1における把持爪部25、25を係合させる場合と、第2プロファイル9の内部に、ボルト42とナット43で緩く締結された状態の本実施の形態のプロファイル用コネクタ1における押圧部17、17を第2プロファイル9の一端面から挿入する場合には、図9(a)及び図10(a)に示すように、本実施の形態のプロファイル用コネクタ1を連結・固定解除状態にしてそれぞれの作業を実施する。
連結・固定解除状態は、一対のコネクタ要素23、23のそれぞれの押圧部17、17の対向するそれぞれの螺旋状係合面31、31を係合・当接させた図9(a)に示す状態であり、この状態では、上記頭部27、27の対向・配置されたそれぞれの分割面33、33が後述する押圧部17、17の張出し量Tに対応した所定の移動量、外方に移動して両者の間に上記張出し量Tの2倍の隙間Sが図10(a)に示すように形成される。
そして、この状態では、対向・配置される一対の把持爪部25、25間の間隔が第1プロファイル7の被把持部5の左右のエッジ11、11間の幅寸法よりも大きくなるため、上記把持爪部25、25間のスペースに上記被把持部5が進入できるようになっている。
一方、一対の押圧部17、17の外径は、それぞれの螺旋状係合面31、31を係合・当接させた最も小さな寸法になっているから、第2プロファイル9の内周面29に押圧部17、17の外周面19、19を当接させることなく、円滑に押圧部17を第2プロファイル9の一端面からその内部に向けて挿入できるようになっている。
(B)連結・固定時(図9(b)及び図10(b)参照)
上述したように第1プロファイル7と第2プロファイル9を本実施の形態のプロファイル用コネクタ1を利用して組み付けた状態のものを連結・固定する場合には、図9(b)及び図10(b)に示すように、ボルト42とナット43を締結して本実施の形態のプロファイル用コネクタ1を連結・固定状態にする。
連結・固定状態は、一対のコネクタ要素23、23の頭部27、27の対向・配置されているそれぞれの分割面33、33を当接させた図9(b)に示す状態であり、この状態では上記分割面33、33を挟んでその反対側に位置している上記押圧部17、17の外周面19、19がそれぞれ所定の張出し量T、外方に突出して、図10(b)に示すように、対向・配置されている一対の螺旋状係合面31、31が離間した状態になっている。
尚、上記張出し量Tは、第1プロファイル7と第2プロファイル9の形状や大きさの違い等によって適宜調整されるが、本実施の形態では、一例として当該張出し量Tを0.8mm程度に設定している。
そして、この状態では、対向・配置されている一対の把持爪部25、25はC方向に接近するため、第1プロファイル7の被把持部5の左右のエッジ11、11に係合して当該被把持部5を外方から把持することで第1プロファイル7と本実施の形態のプロファイル用コネクタ1の連結・固定が図られる。
一方、対向・配置されている一対の押圧部17、17はD方向Dに離間するため、一対の押圧部17、17の外周面19、19に形成されている係合凸部21、21が第2プロファイル9の内周面29に形成されている係合凹部13、13内に進入して両者の係合状態が形成される。
さらに、一対の押圧部17、17がD方向に離間すると、一対の押圧部17、17の外周面19、19が第2プロファイル9の内周面29に当接して第2プロファイル9を内方から押し拡げるようにして把持し、それによって、第2プロファイル9と本実施の形態のプロファイル用コネクタ1の連結・固定が図られる。
(3)プロフィル用コネクタの効果
そして、このようにして構成される本実施の形態のプロファイル用コネクタ1によれば、第1プロファイル7と第2プロファイル9の双方で高い把持力が発揮されて、第1プロファイル7と第2プロファイル9の不用意な連結・固定状態の解除が防止される。
又、一対の押圧部17、17が頭部27に一体に設けられており、又、押圧部17、17は、基端面51から終端面53に至るまで螺旋状に形成された螺旋状係合面31を備えた形状になっていて、基端面51の首部の横断面積はもとよりそこから終端面53に至るまで均一であって十分な機械的強度を備えた大きさ(半円形)の横断面形状となっているので、破損のおそれのない耐久性に優れたプロファイル用コネクタ1が提供できるようになる。
因みに、従来の場合には、前述したように、首部の横断面形状が1/4円の大きさになっているために、十分な機械的強度を得ることができないという事情があった。
又、押圧部17、17には係合凸部21、21が設けられていて、一方、第2プロフィル9の内周面側には係合凹部13、13が設けられていて、係合凸部21、21が係合凹部13、13に係合する構成になっているのまで、単に押し付ける場合に比べて、第2プロファイル9の回転を確実に規制できる等、より強固な締結・固定状態を得ることができる。
尚、本発明は、前記一実施の形態に限定されるものではない。
例えば、本発明のプロファイル用コネクタ1の形状や大きさは、適用する第1プロファイル7と第2プロファイル9の形状や大きさ等に対応して種々変更することが可能であり、第1プロファイル7と第2プロファイル9が角パイプや多角形パイプ状のものであれば、本発明のプロファイル用コネクタ1の押圧部17を角柱形状や多角柱形状に変更することが可能である。
又、把持爪部25の形状や大きさは、適用する被把持部5の形状や大きさ等に対応して種々変更することが可能であり、係合凸部21の形状や大きさ、個数はね適用する係合凹部の形状や大きさ、個数等に対応して種々変更することが可能である。
又、上記係合凸部21を有しない押圧部17を採用することも可能である。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
本発明は、中空状をなす第1プロファイルに中空状をなす第2プロファイルを垂直に当接させた状態で連結・固定するプロファイル用コネクタの製造、使用分野等で利用でき、特に高い保持力と安全性及び耐久性とを兼ね備えたプロファイル用コネクタを提供したい場合に利用可能性を有する。
1 プロファイル用コネクタ
3 外周面
5 被把持部
7 第1プロファイル
9 第2プロファイル
11 エッジ
13 係合凹部
17 押圧部
19 外周面
21 係合凸部
23 コネクタ要素
25 把持爪部
27 頭部
29 内周面
31 螺旋状係合面
33 分割面
35 外表面
37 上端面
39 下端面
41 締結手段
42 ボルト
42a 軸部
42b 頭部
43 ナット
45 取付け穴
47 収容凹部
49 凸部
51 基端面
53 終端面
Y 軸方向
C 接近方向
D 離反方向
T 張出し量
S 隙間

Claims (6)

  1. 中空状をなし外周面に被把持部を備えた第1プロファイルに対して同じく中空状をなし外周面に被把持部を備えた第2プロファイルを垂直に当接させて連結・固定する際に使用するプロファイル用コネクタにおいて、
    一対のコネクタ要素からなり、
    上記各コネクタ要素の軸方向一端には上記第1プロファイルの被把持部の片側端に係合する把持爪部と分割面を備えた頭部が設けられ、
    上記各コネクタ要素の軸方向他端には上記第2プロファイル内に挿入されて上記第2プロファイルの内周面に押圧されると共に螺線状係合面を備えた押圧部が設けられ、
    上記各コネクタ要素をそれぞれの頭部の分割面を対向・配置させるとともに押圧部の螺旋状係合面を係合させた状態で組み合わせ、
    上記各把持爪部を上記第1プロファイルの被把持部を挟むように位置させる共に上記各押圧部を上記第2プロファイルの一端面からその内部に向けて挿入し、
    上記一対のコネクタ要素を締結手段によって締結・固定することにより、各コネクタ要素の把持爪部を相互に接近させて上記第1プロファイルの被把持部を両側から把持し、一方、各コネクタ要素の押圧部の外周面を相互に離間させて上記第2プロファイルの内周面に押し当てて内方から把持し、
    それによって、第1プロフィルに対して第2プロファイルを垂直に当接させて連結・固定するようにしたことを特徴とするプロファイル用コネクタ。
  2. 請求項1記載のプロファイル用コネクタにおいて、
    上記第2プロファイルの内周面には係合凹部が設けられていて、一方、上記一対のコネクタ要素の押圧部の外周面には上記係合凹部に係合する係合凸部が設けられていることを特徴とするプロファイル用コネクタ。
  3. 請求項1又は2記載のプロファイル用コネクタにおいて、
    上記締結手段は、上記各コネクタ要素の上記把持爪部が設けられている頭部を締結するボルト・ナットであることを特徴とするプロファイル用コネクタ。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のプロファイル用コネクタにおいて、
    上記押圧部の螺旋状係合面は、上記把持爪部が設けられている頭部と上記押圧部の境界から出発して、上記頭部の分割面を挟んでその反対側に張り出すように延び、上記押圧部の終端面では、上記押圧部の基端面と180°角度を異ならせて位置するように形成されていることを特徴とするプロファイル用コネクタ。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のプロファイル用コネクタにおいて、
    上記一対のコネクタ要素の上記把持爪部が設けられている頭部の対向するそれぞれの分割面を当接させると、上記頭部の分割面を挟んでその反対側に位置している上記押圧部の外周面がそれぞれ所定の張出し量だけ外方に突出し、
    一方、一対のコネクタ要素の押圧部の対向するそれぞれの螺旋状係合面を係合・当接させると、上記頭部の対向するそれぞれの分割面が上記押圧部の張出し量に対応した所定の移動量、外方に移動して両者の間に隙間ができるように構成されていることを特徴とするプロファイル用コネクタ。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載のプロファイル用コネクタにおいて、
    上記一対のコネクタ要素は、同一形状、同一サイズのコネクタ要素によって構成されていることを特徴とするプロファイル用コネクタ。
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