JP2014084080A - 船舶の居室構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】居住区画の面積を縮小できる船舶の居室構造を提供する。
【解決手段】この船舶は、複数の個室3A〜3Dを居住区画に備える。また、居住区画が、歩廊2と、この歩廊2に沿って歩廊2の左右に2つずつ配置された4つの個室3A〜3Dとを少なくとも有する居住ユニットUを備える。また、居住区画が、複数の居住ユニットUを所定配列して構成される。また、歩廊2が、外部に開口する共用採光窓22を有する。また、4つの個室3A〜3Dが、歩廊2に開口する個室採光窓32をそれぞれ有する。また、4つの個室3A〜3Dが、ベッド33U,33Lをそれぞれ有する。また、隣接する2つの個室3A、3B;3C、3Dが、ベッドを上下方向に相互に重ねて配置される。
【選択図】図3
【解決手段】この船舶は、複数の個室3A〜3Dを居住区画に備える。また、居住区画が、歩廊2と、この歩廊2に沿って歩廊2の左右に2つずつ配置された4つの個室3A〜3Dとを少なくとも有する居住ユニットUを備える。また、居住区画が、複数の居住ユニットUを所定配列して構成される。また、歩廊2が、外部に開口する共用採光窓22を有する。また、4つの個室3A〜3Dが、歩廊2に開口する個室採光窓32をそれぞれ有する。また、4つの個室3A〜3Dが、ベッド33U,33Lをそれぞれ有する。また、隣接する2つの個室3A、3B;3C、3Dが、ベッドを上下方向に相互に重ねて配置される。
【選択図】図3
Description
この発明は、船舶の居室構造に関し、さらに詳しくは、居住区画の面積を縮小できる船舶の居室構造に関する。
近年の船舶では、乗組員の居住区画の面積を縮小するために、複数人用の乗組員室のベッドとして二段ベッドが配置されている。かかる構成を採用する従来の船舶として、特許文献1に記載される技術が知られている。
一方で、近年の船舶では、乗組員のプライベートを重視して、乗組員室を個室としたい旨の要望がある。しかしながら、居住区画に多くの個室を設けると、居住区画の面積が増大するという課題がある。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、居住区画の面積を縮小できる船舶の居室構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる船舶の居室構造は、複数の個室を居住区画に備える船舶であって、前記居住区画が、歩廊と、前記歩廊に沿って前記歩廊の左右に2つずつ配置された4つの前記個室とを少なくとも有する居住ユニットを備えると共に、複数の前記居住ユニットを所定配列して構成され、前記歩廊が、外部に開口する共用採光窓を有すると共に、前記4つの個室が、前記歩廊に開口する個室採光窓をそれぞれ有し、且つ、前記4つの個室が、ベッドをそれぞれ有すると共に、隣接する2つの前記個室が、前記ベッドを上下方向に相互に重ねて配置することを特徴とする。
この発明にかかる船舶の居室構造では、隣接する2つの個室がベッドを上下方向に相互に重ねて配置するので、ベッドの配置スペースが共用されて、居住区画の面積を縮小できる利点がある。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
[船舶の個室の配置構造]
図1は、この発明の実施の形態にかかる船舶の居住区画を示す構成図である。図2および図3は、図1に記載した居住区画の居住ユニットを示す平面図(図2)および斜視図(図3)である。これらの図において、図1は、24人分の個室の配置構造を示している。また、図2および図3には、4人分の個室から成る居住ユニットを示している。
図1は、この発明の実施の形態にかかる船舶の居住区画を示す構成図である。図2および図3は、図1に記載した居住区画の居住ユニットを示す平面図(図2)および斜視図(図3)である。これらの図において、図1は、24人分の個室の配置構造を示している。また、図2および図3には、4人分の個室から成る居住ユニットを示している。
この船舶1は、全ての船種の居室(乗組員、その他の定員、旅客用を含む)に適用される。
図1に示すように、船舶1は、居住区画Aに複数の個室を備える。居住区画Aは、水面上にあり、後述する共用採光窓22から外光を取り入れ得る。また、居住区画Aは、複数の居住ユニットUを同一デッキ(同一甲板)上に縦横に配列して構成される。例えば、図1の構成では、居住区画Aが全体として矩形状を有し、船体の前後方向に伸びるT字状のメイン通路10を中央部に有している。また、メイン通路10に区画された左右の領域に、3つずつ合計6つの居住ユニットUが配置されている。また、各居住ユニットUが、メイン通路10に沿って配置されてメイン通路10にそれぞれ面している。また、メイン通路10が、デッキと居住区画Aとを仕切るドア4I、4Oを有している。これらのドア4I、4Oは、内扉4Iおよび外扉4Oから成る二重ドアであり、居住区画Aの出入り口を構成する。
図2および図3の構成では、1つの居住ユニットUが、1つの歩廊2と、4つの個室3A〜3Dとを備える。したがって、図1に示す複数の居住ユニットUは、4人分の個室3A〜3Dをそれぞれ備えている。
歩廊2は、居住区画Aのメイン通路10に通じる共用通路であり、居住ユニットUを横断して配置される。また、歩廊2は、共用ドア21と、共用採光窓22と、洗面台23とを有する。共用ドア21は、居住ユニットUと外部との出入口のドアであり、4つの個室3A〜3Dの居住者に共用される。この共用ドア21は、主として防火のために用いられる。共用採光窓22は、居住区画Aの外部に開口する窓であり、外光を採り入れ得る。洗面台23は、4つの個室3A〜3Dの居住者に共用される。
例えば、図1〜図3の構成では、歩廊2が、直線状の通路であり、居住区画Aのメイン通路10から直交する方向に分岐している。また、共用ドア21が、歩廊2と居住区画Aのメイン通路10とを仕切る位置に配置されて、居住ユニットUからメイン通路10への唯一の出入口となっている。また、共用採光窓22が、共用ドア21から見た歩廊2の突き当たり壁面に配置されて、居住区画Aの外部に開口している。また、図1に示すように、共用採光窓22が船体の舷側壁に位置することにより、共用採光窓22から居住区画Aの外が見える。また、洗面台23が、共用採光窓22の下方の壁面に設置されている。
4つの個室3A〜3Dは、乗組員の居室あるいは乗客の客室として使用される。これらの個室3A〜3Dは、壁材により区画された独立スペースであり、歩廊2に沿って歩廊2の左右に2つずつ配置される。また、各個室3A〜3Dは、個室ドア31と、個室採光窓32と、ベッド33U;33Lとをそれぞれ有する。個室ドア31は、歩廊2に通ずるドアであり、各個室3A〜3Dにそれぞれ設置される。個室採光窓32は、歩廊2に開口する採光窓であり、各個室3A〜3Dにそれぞれ設置される。ベッド33U、33Lは、各個室3A〜3Dにそれぞれ設置される。また、図3に示すように、隣接する2つの個室3A、3B;3C、3Dが、各ベッド33U、33Lを上下方向に重ねて配置される。図3は、上段のベッドを符号33Uで示し、下段のベッドを符号33Lで示している。なお、各個室3A〜3Dには、例えば、居住者用のデスクおよびイス、冷蔵庫、ワドローブなどの家具がそれぞれ配置され得る(図示省略)。
例えば、図2および図3の構成では、4つの個室3A〜3Dが、壁材に区画された矩形床面の室内空間をそれぞれ有している。また、4つの個室3A〜3Dが、歩廊2を挟んでボックス状に配置されている。具体的には、2つの個室3A、3Bが相互に隣接しつつ歩廊2の片側に面して配置され、他の2つの個室3C、3Dが相互に隣接しつつ先の2つの個室3A、3Bに対向して歩廊2を挟んで配置されている。これにより、歩廊2が居住ユニットUの中心に配置され、また、居住ユニットUが全体として矩形状を有している。
また、各個室3A〜3Dが個室ドア31をそれぞれ有し、また、図3に示すように、各個室ドア31が1つの個室採光窓32をそれぞれ有している。したがって、各個室3A〜3Dからは、この個室採光窓32を通して、共用採光窓22から歩廊2に入り込む外光を視認できる。
また、隣接する2つの個室3A、3B;3C、3Dが、ベッド33U、33Lの長手方向を相互に揃えて配置されている。具体的には、図3に示すように、隣接する個室3A、3B;3C、3Dのベッド33U、33Lが、二段ベッドを構成し、また、これらのベッド33U、33Lが相互に隔壁をもって仕切られている。これにより、隣接する個室3A、3B;3C、3Dが、相互に独立したベッド33U、33Lをそれぞれ有し、また、ベッド33U、33Lの配置スペースを共用している。
また、各個室3A〜3Dのベッド33U、33Lが、長手方向を船体の長手方向に揃えて配置されている。したがって、乗客は、ベッド33U、33Lの利用時にて、頭を船首側あるいは船尾側にむけて寝ることとなる。これにより、ベッド33U、33Lの利用者の船酔いが緩和される。
[変形例]
図4および図5は、図1に記載した船舶の居住区画の変形例を示す説明図である。これらの図において、図1〜図3に記載した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4および図5は、図1に記載した船舶の居住区画の変形例を示す説明図である。これらの図において、図1〜図3に記載した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図1〜図3の構成では、1つの居住ユニットUが、1つの歩廊2と、4つの個室3A〜3Dとを備えることにより、4人用の居住ユニットとなっている。
これに対して、図4の構成では、1つの居住ユニットUが、1つの歩廊2と、4つの個室3A〜3Dを一組とする2組の個室群とを備えている。したがって、1つの居住ユニットUが、8つの個室3A〜3D、3A〜3Dを備えることにより、8人用の居住ユニットとなっている。具体的には、4つの個室3A〜3Dが図2に記載した位置関係を有し、これらの4つの個室3A〜3Dを一組として、2組の個室群が1つの歩廊2に沿って配置されている。このように、1つの居住ユニットUは、少なくとも、図2に記載した位置関係を有する4つの個室3A〜3Dを有すれば良い。また、図4に示すような2組の個室群、さらには、3組以上の個室群(図示省略)が1つの歩廊2に沿って配置されても良い。
また、図1の構成では、居住区画Aが1本のメイン通路10を備え、複数の居住ユニットUがメイン通路10の両側にそれぞれ配列されている。また、各居住ユニットUが、メイン通路10に面して配置され、各居住ユニットUの歩廊2がメイン通路10にそれぞれ通じている。
これに対して、図5の構成では、居住区画Aが2本のメイン通路10を備え、複数の居住ユニットUが各メイン通路10の舷側にそれぞれ配列されている。また、各居住ユニットUが、メイン通路10に面して配置され、各居住ユニットUの歩廊2がメイン通路10にそれぞれ通じている。このように、複数の居住ユニットUがメイン通路10の片側にのみ配列されても良い。なお、図5の構成において、2本のメイン通路10の間のスペース11には、例えば、ロッカー、階段室、電気機器室、便所、洗面所、浴室、脱衣所、洗濯機室、ダクトおよび電線のスペース、娯楽室、事務所などが配置され得る。
また、図1および図5の構成では、各居住ユニットUが、それぞれ舷に沿って配置されることにより、各居住ユニットUの歩廊2の共用採光窓22が、それぞれ舷側に面する舷窓となっている。しかし、これに限らず、各居住ユニットUの歩廊2の共用採光窓22が、船首側あるいは船尾側に面して配置されても良い(図示省略)。
[効果]
以上説明したように、この船舶1の居室構造は、複数の個室3A〜3Dを居住区画Aに備える(図1参照)。また、居住区画Aが、歩廊2と、この歩廊2に沿って歩廊2の左右に2つずつ配置された4つの個室3A〜3Dとを少なくとも有する居住ユニットUを備える。また、居住区画Aが、複数の居住ユニットUを所定配列して構成される。また、歩廊2が、外部に開口する共用採光窓22を有する(図2および図3参照)。また、4つの個室3A〜3Dが、歩廊2に開口する個室採光窓32をそれぞれ有する。また、4つの個室3A〜3Dが、ベッド33U、33Lをそれぞれ有する。また、隣接する2つの個室3A、3B;3C、3Dが、ベッド33U、33Lを上下方向に相互に重ねて配置される。
以上説明したように、この船舶1の居室構造は、複数の個室3A〜3Dを居住区画Aに備える(図1参照)。また、居住区画Aが、歩廊2と、この歩廊2に沿って歩廊2の左右に2つずつ配置された4つの個室3A〜3Dとを少なくとも有する居住ユニットUを備える。また、居住区画Aが、複数の居住ユニットUを所定配列して構成される。また、歩廊2が、外部に開口する共用採光窓22を有する(図2および図3参照)。また、4つの個室3A〜3Dが、歩廊2に開口する個室採光窓32をそれぞれ有する。また、4つの個室3A〜3Dが、ベッド33U、33Lをそれぞれ有する。また、隣接する2つの個室3A、3B;3C、3Dが、ベッド33U、33Lを上下方向に相互に重ねて配置される。
かかる構成では、歩廊2が、外部に開口する共用採光窓22を有し、4つの個室3A〜3Dが、歩廊2に開口する個室採光窓32をそれぞれ有するので、共用採光窓22から歩廊2に入り込む外光を、各個室3A〜3Dから個室採光窓32を通してそれぞれ視認できる利点がある。この点は、特に、乗組員居室に採光用の窓を設ける必要があるなどの船舶設備規定の要求があるときに、有益である。なお、旅客、及びその他の定員の居室については省略することが出来る。
また、かかる構成では、隣接する2つの個室3A、3B;3C、3Dがベッド33U、33Lを上下方向に相互に重ねて配置するので、ベッド33U、33Lの配置スペースが共用されて、居住区画Aの面積を縮小できる利点がある。言い換えれば、隣接する個室のベッドの配置スペースを共用しない既存の構成(図示省略)と比較して、個室の床面積を拡大できる利点がある。
また、この船舶1では、隣接する2つの個室3A、3B;3C、3Dが、ベッド33U、33Lの長手方向を相互に揃えて配置される(図2および図3参照)。これにより、ベッド33U、33Lの配置スペースが効率的に共用されて、居住区画Aの面積を効率的に縮小できる利点がある。
また、この船舶1では、ベッド33U、33Lが、長手方向を船体の長手方向に揃えて配置される(図2参照)。これにより、ベッド33U、33Lの利用者の船酔いが緩和される利点がある。
また、この船舶1では、4つの個室3A〜3Dが、歩廊2に通ずる個室ドア31をそれぞれ有すると共に、これらの個室ドア31が、個室採光窓32をそれぞれ有する(図2および図3参照)。かかる構成では、個室採光窓32が個室ドア31に配置されることにより、共用採光窓22から歩廊2に入り込む外光を各個室3A〜3Dから容易に視認できる利点がある。
また、この船舶1では、上記に関わらず、4つの個室3A〜3Dが、各個室3A〜3Dの室内と歩廊2とを仕切るカーテンを有しても良い(図示省略)。カーテンには、例えば、アコーディオンカーテンが含まれる。
また、この船舶1では、歩廊2が、共用の洗面台23を有する(図2および図3参照)。これにより、共用の洗面台23の配置位置が適正化されて、洗面台23の使用の利便性が向上する利点がある。
また、この船舶1では、居住区画Aが、メイン通路10を備える(図1参照)。また、複数の居住ユニットUが、歩廊2をメイン通路10にそれぞれ通じさせつつメイン通路10に沿って配列される。これにより、居住区画Aのメイン通路10と各居住ユニットの歩廊とを連通させつつ、複数の居住ユニットUを効率的に配置できる利点がある。
また、この船舶1では、居住区画Aが、メイン通路10を備えると共に、2組の4つの個室3A〜3D、3A〜3Dが、メイン通路10を挟んで対向して配置される(図1参照)。これにより、居住区画Aのスペースが有効活用される利点がある。
また、この船舶1では、歩廊2とメイン通路10とを仕切る共用ドア21を備える(図2および図3参照)。かかる構成では、共用ドア21により、居住区画Aの防火要求を確保できる利点がある。
1 船舶、2 歩廊、21 共用ドア、22 共用採光窓、23 洗面台、3A〜3D 個室、10 メイン通路、11 スペース、31 個室ドア、32 個室採光窓、33U、33L ベッド、4I、4O ドア、A 居住区画、U 居住ユニット
Claims (9)
- 複数の個室を居住区画に備える船舶の居室構造であって、
前記居住区画が、歩廊と、前記歩廊に沿って前記歩廊の左右に2つずつ配置された4つの前記個室とを少なくとも有する居住ユニットを備えると共に、複数の前記居住ユニットを所定配列して構成され、
前記歩廊が、外部に開口する共用採光窓を有すると共に、前記4つの個室が、前記歩廊に開口する個室採光窓をそれぞれ有し、且つ、
前記4つの個室が、ベッドをそれぞれ有すると共に、隣接する2つの前記個室が、前記ベッドを上下方向に相互に重ねて配置することを特徴とする船舶の居室構造。 - 隣接する2つの前記個室が、前記ベッドの長手方向を相互に揃えて配置される請求項1に記載の船舶の居室構造。
- 前記ベッドが、長手方向を船体の長手方向に揃えて配置される請求項1または2に記載の船舶の居室構造。
- 前記4つの個室が、前記歩廊に通ずる個室ドアをそれぞれ有すると共に、前記個室ドアが、前記個室採光窓をそれぞれ有する請求項1〜3のいずれか一つに記載の船舶の居室構造。
- 前記個室ドアに変えてカーテンとした請求項4に記載の船舶の居室構造。
- 前記歩廊が、共用の洗面台を有する請求項1〜5のいずれか一つに記載の船舶の居室構造。
- 前記居住区画が、メイン通路を備えると共に、複数の前記居住ユニットが、前記歩廊を前記メイン通路にそれぞれ通じさせつつ前記メイン通路に沿って配列される請求項1〜6のいずれか一つに記載の船舶の居室構造。
- 前記居住区画が、メイン通路を備えると共に、2組の前記4つの個室が、前記メイン通路を挟んで対向して配置される請求項1〜7のいずれか一つに記載の船舶の居室構造。
- 前記歩廊と前記メイン通路とを仕切る共用ドアを備える請求項7または8に記載の船舶の居室構造。
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