JP3113233U - カプセルベッド及びこのカプセルベッドを用いた就寝用カプセル施設 - Google Patents

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有限会社ピーエフノグチ
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Abstract


【課題】 隣り合う利用者同士が顔を合わせることが無く、利用者個人のプライバシーを守りつつ、のんびりと落ち着いた状態で利用できると共に、比較的簡単な構成で低コストにてプライベート空間を設けることを可能にした実用性の高いカプセルベッドを提供する。
【解決手段】 全体が横長で中空の略箱型形状に構成した2組のカプセルベッド体1,10を、上下2段に積層して一体化し、これ等2つのカプセルベッド体1,10の相反する側の側面に、利用者が出入りする出入口2,12を開口形成する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、各種のホテルや従業員用の仮眠施設、或いは、サウナ等の休憩室等に利用可能なカプセルベッドと、このカプセルベッドを用いて構築されてカプセルホテル等として使用可能な就寝用カプセル施設に関するものである。
従来のカプセルベッドは、特許文献1に示すように人間の出入口がカプセルベッドの端面側に開口形成されたものと、特許文献2に示されているように、カプセルベッドの側面に開口されたものとが存在し、使用に際しては、これ等の各カプセルベッドをその出入口を同じ通路(廊下)やホール等に向けた状態で、多列及び多層に構築している。
特開平5−248107号公報 特開平11−182078号公報
上述したように、従来のカプセルベッドはその出入口を同じ通路やホール等に向けて多列及び多層に構築されるため、狭い空間内に比較的多数のカプセルベッドを列設して、合理的に利用できる実用性を備えている。
しかし、上記従来の構成によると、左右或いは上下に隣接し合うカプセルベッドの出入口が同一方向に向いているため、出入りに際して隣の人と顔が合ったり、カプセル内部が覗かれたりして、利用者個人のプライバシーが守れない問題があった。
加えて、カプセルホテル等において、カプセルベッドの内部以外の場所は殆どオープンスペースに成っていて、個人のプライベート空間が無いため、カプセルベッドから出ると他の利用者(利用客)やホテル従業員等と顔を合わせる可能性が高く、のんびりと落ち着いて利用できない問題もあった。
本考案は上述した問題点を解決するために提案されたものであって、その技術的課題は、隣り合う利用者同士が顔を合わせることが無く、利用者個人のプライバシーを守りつつ、のんびりと落ち着いた状態で利用できると共に、比較的簡単な構成で低コストにてプライベート空間を設けることを可能にした実用性の高いカプセルベッドを提供することである。
(1) 上記の技術的課題を解決するために、本考案の請求項1に係るカプセルベッドは、一側面に開口した出入口から人間が出入りして内部に寝ることができ、且つ、全体を横長で中空の略箱型形状に構成した2組のカプセルベッド体を、出入口を反対方向に向けて上下2段に積み重ねた状態で一体に構成したことを特徴としている。
(2) また、本考案の請求項2に係るカプセルベッドは、上下2段に積み重ねたカプセルベッド体の端面部に、各カプセルベッド体用に構成した2台のロッカーを背中合せに設けたことを特徴としている。
(3) 更に、本考案の請求項3に係る就寝用カプセル施設は、カプセルベッドが設置される建物の内部に、前面が通路又はホールに接し、前後の奥行きを横長のカプセルベッドを組み込める寸法に構成し、且つ、全体の横幅をカプセルベッドの横幅の少なくとも2倍〜4倍に構成した複数の個室を区画形成して、これ等各個室の内部中央に前記請求項1又は2に記載の上下2段式カプセルベッドを設置して、各カプセルベッドの両サイドのスペースを各カプセルベッド専用のプライベート空間と成すと共に、各プライベート空間の上記通路又はホールに通じる部分を、利用者用のエントランスとしたことを特徴としている。
上記(1)で述べた手段によれば、上下2段に構成したカプセルベッドの各出入口が、反対方向に向けて設けられているため、カプセルベッドへの出入りに際して、上下の利用者が顔を合わせることが無く、お互いのプライバシーを守ることができると共に、上記の出入口を設けた側の前スペースが当該利用者のプライベート空間として利用することが可能であるため、カプセルベッドの内部以外の場所でも、個人のプライバシーを守ることが可能となる。
更に上記(1)で述べた手段によれば、同じ構造のカプセルベッド体を上下2段に造り、且つ、その出入口を反対方向に設けるだけで、個人のプライバシーを守ることができるカプセルベッドを造ることができるため、比較的低コストにて実現することを可能にする。
上記(2)で述べた手段によれば、ロッカー自体も背中合せに設けられているため、上下の利用者同士が顔を合わせることなく、安心して着替えをしたり、ロッカーに着替えやその他の物を収納することを可能にする。
上記(3)で述べた手段によれば、各カプセルベッド毎に完全なプライベート空間を造ることができるため、他の利用者や従業員等の目を気にすることなく、このプライベート空間を利用して仕事をしたり、読書や軽い運動といった各種の趣味に興じることもできるものであって、狭い部屋の空間内に、各々プライベート空間を有する多数のカプセルベッドを多列に設けることを可能にする。
以上述べた次第で、本考案に係るカプセルベッド及びこのカプセルベッドを用いた就寝用カプセル施設によれば、利用客等のプライバシーを充分に守ることができずに、防音や防火、或いは防振といった住環境対策にのみ注意が向けられていたカプセルベッド及びカプセルホテル等の施設に対して、各カプセルベッド毎にプライベート空間の構築を可能にした画期的な特徴をもたらすことができる。
その結果、利用者は他の利用客や従業員等の目を気にすることなく、カプセルベッドに入って就寝したり、プライベート空間を安心して有効利用できる利点を発揮できるものであって、従来のカプセルホテル等にありがちな暗いイメージを払拭して、カプセルベッド及びカプセルホテル等のイメージを一新できる利点と実用性を発揮することができる。
以下に、上述した本考案に係るカプセルベッド及びこのカプセルベッドを用いた就寝用カプセル施設の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本考案に係るカプセルベッドの全体の構成を概略的に示した斜視図、図2は当該カプセルベッドの一方の側面図、図3は他方の側面図、図4はカプセルベッドの内部構造を説明した断面図であって、これ等の図面において符号KBにて示したカプセルベッドは、下段のカプセルベッド体1の上に上段のカプセルベッド体10を積層した2段式に構成されていて、カプセルベッドKBの全体は木目を表面に現した家具調に仕上げられ、且つ、上下一体構造に造られている。
下段と上段の各カプセルベッド体1,10の全体は、一側面に開口した出入口2,12から人間(利用者)が出入りして、内部で就寝することができるように、全体が横長で中空の略箱型形状に造られているが、本考案では特に、各出入口2,12が各カプセルベッド体1,10の反対の側面に開口形成されている。
図2乃至図4において、2Hと12Hは各出入口2,12に設けたカーテンで、各カプセルベッド体1,10の内部1H,10Hには、テレビ6,16と、折畳式のテーブル7,17と、リクライニング式の背もたれ8,18が設けられ、更に、各カプセルベッド体1,10の内部1H,10Hの床面上には、就寝用のマットや布団等(いずれも図示省略)が敷き込まれいるが、これ等の付属品はいずれも従来公知のものなので、その詳細な説明を省略する。
更に図中、13は上段のカプセルベッド体10に設けた昇降用の梯子、14,15と15Aは、上段のカプセルベッド体10の出入口12の周辺部に設けた手摺、20は下段と上段のカプセルベッド体1,10を区画するパネル板を示し、更に図4において、9,19は各カプセルベッド体1,10の天井部の角に設けた配線用スペースを示す。
また、1Zと10Zは両カプセルベッド体1,10の一端面に背中合せに設けたオープンロッカーで、符号1Zで示したオープンロッカーが下段のカプセルベッド1用として利用され、符号10Zで示したオープンロッカーが上段のカプセルベッド10用として利用される。
以上の如く構成した本考案に係るカプセルベッドKBによれば、下段と上段の各カプセルベッド体1,10の出入口2,12が、反対の側面に開口形成され、且つ、オープンロッカー1Z,10Zも背中合せに設けられていることから、下段と上段のカプセルベッド体1,10への通路を別々に造れば、両カプセルベッド体1,10の利用者(利用客)が利用中に顔を合わせることがなく、就寝中のプライバシーを守ることができると共に、各出入口2,12が開口されている前面のスペースを、各利用者のプライベート空間として利用することが可能になる。
尚、上述したカプセルベッド体1,10の夫々には、防音対策、防火対策、防振対策といった各種の対策が講じられているが、これ等の各対策は従来のカプセルベッドにも講じられている一般的な技術であるため、その説明を省略することにする。
図5は、以上の如く構成したカプセルベッドKBが実施されている、例えばカプセルホテル或いは従業員の仮眠施設といった本考案に係る就寝用カプセル施設の構成例を示したものであって、図中、100はその施設を示し、101…は施設内に設けた通路(廊下)又はホール、102…はこれ等各通路又はホール101…へ出入りするドアー付きの入口を示す。
また、104…,105…は、前記施設100の内部に前面を上記の通路又はホール101に接した状態で、且つ、横幅が前記カプセルベッドKBの横幅の少なくとも2〜4倍の大きさの個室100’を多列に区画形成する壁板で、符号104で示した壁板は通路又はホール101と個室100’の間を仕切り、符号105で示した壁板は各個室100’の間を仕切る仕組みに成っている。
以上の如く構成した各個室100’の内部中央に、各オープンロッカー1Z,10Zを壁板104の内側面に沿わせた状態でカプセルベッドKBを組み込むと、カプセルベッドKBの両側面に下段と上段の各カプセルベッド体1,10専用のプライベート空間となるスペース103,103が造られることになる。また、これ等各スペース103の入口側を通路又はホール101に通じるドアー付きのエントランス104とする一方、その奥にライティングデスク30を置いたり、その他各種用具類等を置いたりすれば、各スペース103を利用者専用のプライベート空間として使用することができるものであって、その結果、他の利用者や従業員等の目を気にすることなく、このスペース103内で仕事をしたり趣味に興じたりすることができ、且つ、各カプセルベッド内での就寝も、他の利用者や従業員等の目を気にすることなく安心して行うことができる利点を備えている。
尚、図5に示した施設100の形状やカプセルベッドKBの配置、或いは、各個室100’の大きさ等は、いずれも実施の一例であって、図示のものに限定されないことは勿論である。
本考案に係るカプセルベッドの概略的構成を示した斜視図。 カプセルベッドの一側面の形状を示した側面図。 カプセルベッドの他側面の形状を示した側面図。 カプセルベッドの内部構造を示した断面図。 本考案に係る就寝用カプセル施設の一例を示した構成図。
符号の説明
KB カプセルベッド
1,10 カプセルベッド体
2,12 出入口
1Z,10Z オープンロッカー
100 施設
100’ 個室
101 通路又はホール
103 スペース(プライベート空間)

Claims (3)

  1. 一側面に開口した出入口から人間が出入りして内部に寝ることができ、且つ、全体を横長で中空の略箱型形状に構成した2組のカプセルベッド体を、出入口を反対方向に向けて上下2段に積み重ねた状態で一体に構成したことを特徴とするカプセルベッド。
  2. 上下2段に積み重ねたカプセルベッド体の端面部に、各カプセルベッド体用に構成した2台のロッカーを背中合せに設けたことを特徴とする請求項1に記載のカプセルベッド。
  3. カプセルベッドが設置される建物の内部に、前面が通路又はホールに接し、前後の奥行きを横長のカプセルベッドを組み込める寸法に構成し、且つ、全体の横幅をカプセルベッドの横幅の少なくとも2倍〜4倍に構成した複数の個室を区画形成して、これ等各個室の内部中央に前記請求項1又は2に記載の上下2段式カプセルベッドを設置して、各カプセルベッドの両サイドのスペースを各カプセルベッド専用のプライベート空間と成すと共に、各プライベート空間の上記通路又はホールに通じる部分を、利用者用のエントランスとしたことを特徴とする就寝用カプセル施設。
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