JP2014082203A - 固体酸化物形燃料電池のハーフセル及び固体酸化物形燃料電池セル - Google Patents

固体酸化物形燃料電池のハーフセル及び固体酸化物形燃料電池セル Download PDF

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Abstract

【課題】運転初期において出力電圧の低下を抑制し得るSOFCのハーフセルを提供する。
【解決手段】本発明のSOFCのハーフセルは、導電成分及び電解質成分を含むアノードと、前記アノードの一方の主面に形成された電解質層と、を備える。アノードは、導電成分と電解質成分とを含んでいる。ハーフセルは、H2とN2との体積比が1:9、気圧1atmの混合気体の雰囲気にあり、温度750℃である電気炉の内部で4時間静置した後に、導電成分の電解質成分に対する剥離度が10%以下を示す。
【選択図】図1A

Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池のハーフセル及び固体酸化物形燃料電池セルに関する。
近年、燃料電池は、クリーンエネルギー源として注目されている。燃料電池のうち、電解質に固体のセラミックスを使用している固体酸化物形燃料電池(以下、「SOFC」と記載することがある)は、作動温度が高いため排熱を利用でき、さらに高効率で電力を得ることができる等の長所を有しており、家庭用電源から大規模発電まで幅広い分野での活用が期待されている。
SOFCは、基本構造として、カソード(空気極)とアノード(燃料極)との間にセラミックスからなる固体電解質層が配置された構造を有する。例えば平型のSOFCは、カソード、固体電解質層及びアノードを重ね合せたものを単セルとし、この単セルがインターコネクターを挟んで複数積み重ねられることによって高出力を得る。このような平型のSOFCには、電解質を支持体としてセルの強度を維持する電解質支持型セル(ESC)、アノードを支持体としてセルの強度を維持するアノード支持型セル(ASC)及びカソードを支持体とするカソード支持型セル(CSC)等がある。
SOFCのアノードとしては例えばニッケル−ジルコニアのサーメット(焼結体)が一般的に用いられている。SOFCの使用のたびに燃料極が高温雰囲気にさらされるので、燃料極中のニッケルが凝集し、燃料極の導電性が低下するためSOFCの発電性能が低下してしまうという問題が指摘されている。こうした問題を解決するために、特許文献1では、固体酸化物形燃料電池セルの燃料極材料として、酸化アルミニウム(Al23)などの酸化金属添加剤を含む材料が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献2には、アノードの骨格構造としてNiに代えてNi−Mn合金又はNi−Mo合金からなる骨格構造を採用したSOFCセルが提案されている。このSOFCセルにおいては、骨格構造の合金の凝集が抑制されており、長期間運転してもセル電圧低下率が小さい。
特開2011−198758号公報 特開2010−232135号公報
ところで、SOFCの発電性能に関しては、運転初期において出力電圧が低下してしまうことがあるという問題があった。
そこで、本発明は、SOFCの運転初期において出力電圧の低下を抑制し得るSOFCのハーフセル及びSOFCセルを提供することを目的とする。
本発明は、
固体酸化物形燃料電池のハーフセルであって、
導電成分及び電解質成分を含むアノードと、
前記アノードの一方の主面に形成された電解質層と、を備え、
2とN2との体積比が1:9、気圧1atmの混合気体の雰囲気にあり、温度750℃である電気炉の内部で前記ハーフセルを4時間静置した後に、前記導電成分の前記電解質成分に対する剥離度が10%以下である、ハーフセルを提供する。
また、本発明は、上記のハーフセルにカソードが形成されている、固体酸化物形燃料電池セルを提供する。
本発明のハーフセルでは、所定条件下でアノードを還元処理した後の、導電成分の電解質成分に対する剥離度が10%以下となっている。このため、アノードの導電成分が燃料である水素によって還元され収縮しても、電解質成分から剥離する程度が低く抑えられている。これによって、導電成分、電解質成分及び気相との三相界面が少なくなることを抑制でき、SOFCの運転初期における出力電圧の低下が抑制され得る。
SOFCのハーフセルの一実施形態を示す断面図 SOFCセルの一実施形態を示す断面図 水素還元処理後の実施例3に係るアノード活性層断面のSEM写真 水素還元処理後の比較例5に係るアノード活性層断面のSEM写真
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明は本発明の一例に関するものであり、本発明はこれらによって限定されるものではない。
図1Aに示す通り、ハーフセル1は、アノード10と、アノード10の一方の主面に形成された電解質層20と、電解質層20のアノード10と接する面と反対側の面に形成されたバリア層30とを有している。図1Bは、ハーフセル1にカソード40が形成されたSOFCセル2を示している。
アノード10は、アノード活性層11とアノード支持基板12とからなる。アノード活性層11は導電成分と電解質成分とを主な成分としており、電気化学反応が実質的に行われる層である。電解質成分はセラミックス質からなる骨格成分ということもできる。アノード支持基板12は、導電成分と電解質成分とを主な成分としており、アノード活性層11に水素などの燃料ガスを導くとともに、電解質層20及びカソード10を支持し、ハーフセル1又はSOFCセル2全体の支持体として機能するものである。つまり、本実施形態のハーフセルはアノード支持型セル(ASC)のハーフセルである。アノード支持基板12に含まれる電解質成分はセラミックス質からなる骨格成分でもある。アノード支持基板12がアノードとして十分に機能する場合には、アノード活性層11は省略してもよい。
アノード10(アノード活性層11又はアノード支持基板12)は、導電成分の粉体と電解質成分の粉体とを含む混合物の焼成体として構成されている。この混合物において、導電成分の粉体及び電解質成分の粉体が800〜1050℃で、0.2〜3時間の条件で仮焼処理されている。これにより、後述する剥離度が低い値を示す。
本実施形態のハーフセル1を所定の条件で水素還元処理して走査型電子顕微鏡(SEM)で観察して以下のようにして剥離度を求めると、本実施形態のハーフセル1のアノード活性層11の導電成分の電解質成分に対する剥離度は10%以下を示す。ハーフセル1の水素還元処理は、水素と窒素との体積比が1:9、気圧1atmの混合気体の雰囲気にあり、温度750℃である電気炉の内部でハーフセル1を4時間静置することにより行われる。
また剥離度は、水素還元処理後のハーフセル1のアノード活性層11の断面を20000倍に拡大した4.5μm×6μmの領域をSEMで観察した写真において、任意の6個以上の導電成分の粒体の周長(空孔と接している部分を除く)の総和をLaとし、導電成分の粒体が電解質成分の粒体と接していない部分の長さの総和をLbとしたときに、以下の式で定義される。
剥離度[%]=(Lb/La)×100
アノード活性層11において導電成分の電解質成分に対する剥離度が10%以下を示すハーフセルを用いたSOFCは、剥離度が10%よりも大きいハーフセルを用いたSOFCに比べて、運転初期における発電性能の低下が抑制されている。
アノード活性層11の導電成分が運転初期に燃料である水素によって還元されて収縮することにより、導電成分が電解質成分から剥離することがあると考えられる。この導電成分と電解質成分との剥離は、導電成分、電解質成分及び気相との三相界面を減少させるので、運転初期の発電性能(出力電圧)の低下をもたらすものと考えられる。本実施形態においては、アノード活性層11の導電成分が、運転初期に燃料である水素によって還元されて収縮しても、導電成分の電解質成分からの剥離が抑制されているので、運転初期の発電性能の低下が抑制されている。
アノード活性層11に含まれる導電成分は、酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化鉄のように燃料電池稼働時の還元性雰囲気で導電性金属に変化する金属酸化物;あるいはこれらの酸化物を2種以上含有するニッケルフェライトやコバルトフェライトのような複合金属酸化物、が挙げられる。これらは単独で使用し得るほか、必要により、2種以上を適宜組み合わせて使用できる。これらの中でも、酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化鉄が好ましい。
アノード活性層11に含まれる電解質成分としては、ジルコニア、アルミナ、マグネシア、チタニア、窒化アルミニウム、ムライト等の単独もしくは複合物が使用される。また、これらの中でも最も汎用性の高いのは安定化ジルコニアである。安定化ジルコニアとしては、ジルコニアに、安定化剤としてMgO、CaO、SrO、BaO等のアルカリ土類金属の酸化物;Y23、La23、CeO2、Pr23、Nd23、Sm23、Eu23、Gd23、Tb23、Dy23、Er23、Tm23、Yb23等の希土類元素の酸化物;Sc23;Bi23;及びIn23等から選ばれる少なくとも何れか1種の酸化物を固溶させたもの、あるいは更に、これらに分散強化剤としてアルミナ、チタニア、Ta25及びNb25等が添加された分散強化型ジルコニア等が好ましいものとして例示される。また、電解質成分として、CeO2又はBi23に、CaO、SrO、BaO、Y23、La23、Ce23、Pr23、Nb23、Sm23、Eu23、Gd23、Tb23、Dr23、Ho23、Er23、Yb23、PbO、WO3、MoO3、V25、Ta25及びNb25から選ばれる少なくとも何れか1種を添加した、セリア系又はビスマス系セラミックスも使用可能である。また、LaGaO3のようなガレート系セラミックスも使用可能である。これらは単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、3〜10mol%のイットリアで安定化されたジルコニア、3〜10mol%のイッテルビアで安定化されたジルコニアが好ましく、具体的には、3mol%イットリア安定化ジルコニア(3YSZ)、8mol%イットリア安定化ジルコニア(8YSZ)、10mol%イットリア安定化ジルコニア(10YSZ)、3mol%イッテルビア安定化ジルコニア(3YbSZ)、8mol%イッテルビア安定化ジルコニア(8YbSZ)及び10mol%イッテルビア安定化ジルコニア(10YbSZ)を用いることが好ましい。
アノード支持基板12に含まれる導電成分及び電解質成分は、アノード活性層11について述べたのと同様の成分が選択されうる。アノード支持基板12に含まれる導電成分及び電解質成分は、アノード活性層11に含まれる導電成分及び電解質成分と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
アノード活性層11の厚さは特に限定されないが、例えば5μm〜30μmである。アノード支持基板12に厚さは特に限定されないが、例えば150μm〜1500μmである。
電解質層13には、一般的なSOFCの電解質層が適用できるので、その材料は特に限定されない。詳しくは、電解質層13は、セラミックス質を主成分として含む。セラミックス質としては、通常、SOFCの電解質層の材料として用いられるものであれば特に限定されず、例えば、イットリア、セリア、スカンジア、イッテルビア等で安定化されたジルコニア;イットリア、サマリア、ガドリニア等がドープされたセリア;ランタンガレート、及びランタンガレートのランタン又はガリウムの一部がストロンチウム、カルシウム、バリウム、マグネシウム、アルミニウム、インジウム、コバルト、鉄、ニッケル、銅等で置換されたランタンガレート型ペロブスカイト構造酸化物等を使用することができる。これらは単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、イットリア、スカンジア、イッテルビア等で安定化されたジルコニアが好適である。
特に、セラミックス質として、3〜10mol%のイットリアで安定化されたジルコニア、3〜12mol%のスカンジアで安定化されたジルコニア、3〜15mol%のイッテルビアで安定化されたジルコニア、8〜12mol%のスカンジアと0.5〜5mol%のセリアで安定化されたジルコニアを用いることが好ましい。また、これらの安定化ジルコニアに、アルミナ、シリカ、チタニア等を焼結助剤や分散強化剤として添加した材料も好適に用いることができる。これらの中でも、セラミックス質として例えば、10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニアを好適に用いることができる。
電解質層20の厚みは特に限定されないが、例えば5〜30μmである。
バリア層30は、SOFCセル2の作製過程においてカソード40を焼成する際や、SOFCの運転中に電解質層20とカソード40とが反応して高抵抗物質層が形成され発電性能低下が起こることを防ぐ役割を担う。バリア層の材料としてはCeO及び希土類元素を主成分とする材料を用いることができる。例えば、ガドリニアをドープしたセリア(GDC)、サマリアをドープしたセリア(SDC)等を用いることができる。バリア層30の厚みは特に限定されないが、例えば1〜20μmである。また、バリア層30は必須の構成ではなく、電解質20とカソード40との組み合わせによっては省略してもよい。
カソード40の材料としては、例えば金属、金属の酸化物、金属の複合酸化物等を用いることができる。このうち金属としては、Pt、Au、Ag、Pd、Ir、Ru、Ru等の金属又は2種以上の金属を含有する合金を挙げることができる。また、金属の酸化物としては、La、Sr、Ce、Co、Mn、Fe等の酸化物(例えば、La23、SrO、Ce23、Co23、MnO2、FeO等)を挙げることができる。また、金属の複合酸化物としては、La、Pr、Sm、Sr、Ba、Co、Fe、Mn等のうちの少なくとも1種を含有する各種の複合酸化物(例えば、La1-xSrxCoO3系複合酸化物、La1-xSrxFeO3系複合酸化物、La1-xSrxCo1-yFey3系複合酸化物、La1-xSrxMnO3系複合酸化物、Pr1-xBaxCoO3系複合酸化物、Sm1-xSrxCoO3系複合酸化物等)を挙げることができる。ここで、0<x<1、0<y<1である。これらの中でも、カソード40の材料としては、La1-xSrxCo1-yFey3系複合酸化物(以下、「LSCF」ということがある)が好ましく用いられる。この場合、熱膨張によるバリア層30との剥離の抑制及び酸化物イオンのイオン伝導度の向上のために、カソード40は、GDC又はSDCを含んでいてもよい。
次に、本実施形態のハーフセル1及びSOFCセル2の製造方法について説明する。アノード支持基板12、アノード活性層11、電解質層20、バリア層30及びカソード40は、それぞれ、これらを構成する原料の粉体にバインダー及び溶剤を添加し、さらに必要に応じて分散剤、可塑剤、潤滑剤及び消泡剤等を添加してスラリー又はペーストを調製し、このスラリー又はペーストを乾燥させてグリーンシート又はグリーン層を形成し、これを焼成することによって得ることができる。アノード支持基板12、アノード活性層11、電解質層20、バリア層30及びカソード40を作製するために調製されるスラリー又はペーストのバインダー及び溶剤としては、従来の製造方法で公知となってバインダー及び溶剤の中から適宜選択できる。
ASCにおいては、まずアノード10が準備される。アノード支持基板12は、導電成分を構成する材料の粉体、電解質成分を構成する材料の粉体、バインダー及び溶剤を添加し、さらに必要に応じて空孔形成剤、分散剤、可塑剤、潤滑剤及び消泡剤等を添加してスラリーを調整し、このスラリーをシート状に形成した後に乾燥させて、アノード支持基板12用のグリーンシートを作製する。
続いて、アノード支持基板12用のグリーンシートの一方の主面に、アノード活性層11を構成する導電成分及び電解質成分、バインダー及び溶剤を添加し、さらに必要に応じて空孔形成剤、分散剤、可塑剤、潤滑剤及び消泡剤等を添加して調整したアノード活性層用ペーストを所定の厚さで塗布し、その塗膜を乾燥させることによってアノード活性層11用のグリーン層を形成する。
アノード活性層11用のペーストは、アノード活性層11を構成する導電成分の粉体原料及び電解質成分の粉体原料を含み、バインダー、溶剤等が添加された混合物を所定の条件で解砕・混練することにより得られる。この解砕・混練に用いる導電成分の粉体原料及び電解質成分の粉体原料としては、仮焼処理されたものが用いられる。これにより、本実施形態のハーフセル1のアノード活性層11における上述の剥離度が低い値を示すものと考えられる。導電成分の粉体原料及び電解質成分の粉体原料の仮焼の温度は、例えば、800〜1050℃であり、850〜1000℃が好ましく、900〜950℃がより好ましい。また、仮焼の時間は、例えば0.2〜3時間であり、0.5〜2時間が好ましく、1〜1.5時間がより好ましい。導電成分の粉体原料及び電解質成分の粉体原料の仮焼は、導電成分の粉体原料と電解質成分の粉体原料との混合物を仮焼することにより実施してもよい。また、導電成分の粉体原料の仮焼と電解質成分の粉体原料の仮焼とを別々に行ってもよい。
続いて、アノード活性層11用のグリーン層の上に、電解質層20用のペーストを所定の厚さで塗布し、その塗膜を乾燥させることによって電解質層20用のグリーン層を形成する。また、電解質層20用のグリーン層の上に、バリア層30用のペーストを所定の厚さで塗布し、その塗膜を乾燥させることによってバリア層20用のグリーン層を形成する。
続いて、アノード活性層11のグリーン層、電解質層20のグリーン層及びバリア層30のグリーン層が形成されたアノード支持基板12のグリーンシートを焼成することにより、本実施形態のハーフセル1が得られる。
上述のようにして得られたハーフセル1のバリア層30上にカソード40用のペーストを塗布して、この塗膜を乾燥させることによりカソード40用のグリーン層を形成する。その後、カソード40用のグリーン層が形成されたハーフセルを焼成することにより、本実施形態のSOFCセル2が得られる。
上述の実施形態ではASCについて説明したが、本発明は電解質支持型セル(ESC)として実施することもできる。この場合、ESCのハーフセル及びESCタイプのSOFCセルは例えば以下の方法により製造するとよい。まず、ボールミル等で電解質用スラリーを調整する。この電解質用スラリーをドクターブレード法で塗工・乾燥することにより電解質グリーンシートを作製する。次に、その電解質グリーンシートを所定の温度で焼成して、電解質シートを得る。その後、この電解質シートの一方の主面にアノード用のペーストを塗布し、この塗膜を乾燥させてアノード用のグリーン層を形成する。また、必要に応じて電解質層用のグリーンシートの他方の主面にバリア層用のペーストを塗布してこの塗膜を乾燥させてバリア層用のグリーン層を形成する。アノード用のグリーン層及びバリア層用のグリーン層が形成された電解質シートを焼成することにより、ESCのハーフセルを得ることができる。また、このESCのハーフセルのバリア層上にカソード用のペーストを塗布し、この塗膜を乾燥させてカソード用のグリーン層を形成し、これを焼成することにより、ESCタイプのSOFCセルを得ることができる。
次に、実施例により本発明を詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<剥離度の測定方法>
まず、実施例及び比較例の評価方法を説明する。剥離度の測定は、以下で説明する水素還元処理後のハーフセルの、アノード支持基板、アノード活性層、電解質層及びバリア層の積層方向に沿った断面をSEMで観察することによって実施した。水素還元処理は、ハーフセルを、H2とN2との体積比が1:9、気圧1atmの混合気体の雰囲気にあり、温度750℃である電気炉(光洋サーモシステム社製、KTF045N)の内部に4時間静置することにより、実施した。
水素還元処理したハーフセルの断面をSEMにより2万倍の倍率で撮影した。撮影した画像において、アノード活性層でみられる導電成分の粒体に注目し、画像解析ソフト(Media Cybernetics社製、Image−Pro)を用いて画像解析を行った。まず、撮影画像において任意に選んだ7個のアノード活性層における導電成分の粒体の周長の総和Laを求めた。ここで、導電成分の粒体の周長からは、空孔と接している部分の長さを除いた。次に、その7個の導電成分の粒体の周長のうち、電解質成分の粒体と接していない部分の長さの総和Lbを求めた。そして、以下の式により、導電成分の電解質成分に対する剥離度を算出した。
剥離度=(Lb/La)×100
<初期発電性能評価>
各実施例及び各比較例に係るSOFCセルに対して以下の通り初期発電性能の評価を行った。まず、SOFCセルのアノードに窒素を100mL/分、SOFCセルのカソードに空気を100mL/分で供給しつつ、100℃/時間の速度で750℃までSOFCセルを昇温させた。昇温後、アノードの出口側のガスの流量及びカソードの出口側のガスの流量を流量計により測定し、漏れがないことを確認した。次に、水素6mL/分と窒素194mL/分の加湿した混合ガスをアノードに供給し、空気を400mL/分でカソードへ供給した。10分以上経過した後に、起電力の発生とガスの漏れがないことを確認した。その後、加湿した水素を200mL/分の流量でアノードへ供給した。起電力が安定してから電流密度を0.4A/cm2で一定とし、SOFCセルの出力電圧の計測を開始した。計測開始から50時間、SOFCセルの出力電圧を測定した。SOFCセルの計測開始時の出力電圧をV0、50時間後のSOFCセルの出力電圧をV50とし、以下の式で50時間後の電圧低下率を求めた。
電圧低下率[%]={(V0−V50)/V0}×100
<実施例1>
(アノード支持基板グリーンシートの作製)
導電成分としての酸化ニッケルの粉体(正同化学社製、商品名:「GREEN」)60質量部、電解質成分としての3mol%イットリア安定化ジルコニアの粉体(東ソー社製、商品名:「TZ3Y」)40質量部、空孔形成剤であるカーボンブラック(SECカーボン社製、SGP−3)10質量部、メタクリレート系共重合体からなるバインダー(分子量:30,000、ガラス転移温度:−8℃、固形分濃度:50質量部)30質量部、可塑剤であるジブチルフタレート2質量部及び分散媒であるトルエン/イソプロピルアルコール(質量比=3/2)の混合溶剤80質量部を、ボールミルにより混合して、スラリーを調製した。このスラリーをドクターブレード法によりシート状に成形し、70℃で5時間乾燥させて、厚さ300μmのアノード支持基板グリーンシートを作製した。
(アノード層用ペーストの作製)
500mlのボールミル用ポットに、導電成分としての酸化ニッケルの粉体(キシダ化学社製)120g、電解質成分としての3mol%イットリア安定化ジルコニアの粉体(東ソー製、商品名「TZ3Y」)80g、及び粉砕メディアであるジルコニアボール500gを入れ、10時間乾式ミルを行った。その後、ポットから粉体を取り出し、950℃で1時間仮焼した。仮焼した粉体をほぐした後、仮焼した粉体60質量部、空孔形成剤であるカーボンブラック(SECカーボン社製、SGP−3)2質量部、溶剤であるα−テルピネオール(和光純薬工業社製)36質量部、バインダーであるエチルセルロース(和光純薬工業製)4質量部、可塑剤であるジブチルフタレート(和光純薬工業社製)6質量部及び分散剤としての市販のソルビタン脂肪酸エステル系界面活性剤4質量部を、乳鉢を用いて混合した後、3本ロールミル(EXAKT technologies社製、型式:「M−80S」)を用いて解砕・混練し、アノード層用ペーストを作製した。
(電解質層用ペーストの作製)
10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニアの粉体(第一稀元素化学工業株式会社製、商品名「10Sc1CeSZ」)60質量部に対し、バインダーであるエチルセルロース(和光純薬工業社製)を5質量部、溶剤であるα−テルピネオール(和光純薬工業社製)を40質量部、可塑剤であるジブチルフタレート(和光純薬工業社製)を6質量部及び分散剤である市販のソルビタン酸エステル系界面活性剤5質量部を、乳鉢を用いて混合した後、3本ロールミル(EXAKT technologies社製、型式「M−80S」)を用いて解砕・混練し、電解質層用ペーストを作製した。
(バリア層用ペーストの作製)
20mol%サマリウムドープセリア(セイミケミカル社製、比表面積:5.8m2/g、50体積%径D50:0.8μm、90体積%径D90:2.2μm)60質量部に対し、バインダーであるエチルセルロース(和光純薬工業社製)を5質量部、溶剤であるα−テルピネオール(和光純薬工業社製)を40質量部、可塑剤であるジブチルフタレート(和光純薬工業社製)を6質量部及び分散剤である市販のソルビタン酸エステル系界面活性剤5質量部を、乳鉢を用いて混合した後、3本ロールミル(EXAKT technologies社製、型式「M−80S」)を用いて解砕・混練し、バリア層用ペーストを作製した。
(アノード層用グリーン層の形成)
アノード層用ペーストをスクリーン印刷により、上述のアノード支持基板グリーンシートに、厚さ20μmとなるように印刷し、100℃で30分間乾燥させ、アノード層用グリーン層を形成した。
(電解質層用グリーン層の形成)
電解質層用ペーストをスクリーン印刷により、上述のアノード層用グリーン層上に、厚さ15μmとなるように印刷し、100℃で30分間乾燥させ、電解質層用グリーン層を形成した。
(バリア層用グリーン層の形成)
バリア層用ペーストをスクリーン印刷により、上述の電解質層用グリーン層上に、厚さ8μmとなるように印刷し、100℃で30分間乾燥させ、バリア層用グリーン層を形成した。
(ハーフセル焼成)
バリア層用ペーストの乾燥後、バリア層用グリーン層、電解質層用グリーン層及びアノード層用グリーン層が形成されたアノード支持基板グリーンシートを、正方形状に打ち抜いた。その後、1300℃で2時間焼成して実施例1に係るハーフセルを得た。焼成後のハーフセルは6cm×6cmの正方形であった。ハーフセルを複数枚作製し、そのうちの1枚のハーフセルについて上述の剥離度の測定を行った。その測定結果を表1に示す。また、残りのハーフセルについて以下の通りカソードを形成した。
(カソード用のペーストの調製)
La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.83の粉体(セイミケミカル社製)80質量部、20mol%サマリアドープセリア(セイミケミカル社製)20質量部、バインダーであるエチルセルロース3質量部及び溶剤であるα−テルピネオール30質量部を、乳鉢を用いて混合した。その後、3本ロールミル(EXAKT technologies社製、型式「M−80S」)を用いて混練し、カソード用ペーストを得た。
(カソードの形成)
上述のハーフセルの電解質層の表面に、スクリーン印刷により、カソード用ペーストを1cm×1cmの正方形に厚さ20μm塗布し、90℃で1時間乾燥させてカソード用グリーン層を形成した。その後、カソード用グリーン層を形成したハーフセルを1150℃で2時間焼成して実施例1に係るSOFCセルを得た。このSOFCセルについて上述の通り、初期発電性能評価を実施し、50時間後の電圧低下率を求めた。
<実施例2>
電解質成分として8mol%イットリア安定化ジルコニアの粉体(東ソー社製、商品名:「TZ8Y」)を用いてアノード層用ペーストを作製した以外は実施例1と同様にして、実施例2に係るハーフセル及びSOFCセルを得た。
<実施例3>
電解質成分として10mol%イットリア安定化ジルコニアの粉体(東ソー社製、商品名:「TZ10Y」)を用いてアノード層用ペーストを作製した以外は実施例1と同様にして、実施例3に係るハーフセル及びSOFCセルを得た。
<実施例4>
電解質成分として3mol%イッテルビア安定化ジルコニアの粉体を用いてアノード層用ペーストを作製した以外は実施例1と同様にして、実施例4に係るハーフセル及びSOFCセルを得た。
<実施例5>
電解質成分として8mol%イッテルビア安定化ジルコニアの粉体を用いてアノード層用ペーストを作製した以外は実施例1と同様にして、実施例5に係るハーフセル及びSOFCセルを得た。
<実施例6>
電解質成分として10mol%イッテルビア安定化ジルコニアの粉体を用いてアノード層用ペーストを作製した以外は実施例1と同様にして、実施例6に係るハーフセル及びSOFCセルを得た。
<比較例1>
電解質成分として10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニアの粉体(第一稀元素社製)を用いてアノード層用ペーストを作製し、電解質成分の粉体及び酸化ニッケルの粉体の仮焼処理を行わなかったこと以外は、実施例1と同様にして比較例1に係るハーフセル及びSOFCセルを得た。
<比較例2>
電解質成分として6mol%スカンジア安定化ジルコニアの粉体(第一稀元素社製)を用いてアノード層用ペーストを作製し、電解質成分の粉体及び酸化ニッケルの粉体の仮焼処理を行わなかったこと以外は、実施例1と同様にして比較例2に係るハーフセル及びSOFCセルを得た。
<比較例3>
電解質成分として11mol%スカンジア安定化ジルコニアの粉体(第一稀元素社製)を用いてアノード層用ペーストを作製し、電解質成分の粉体及び酸化ニッケルの粉体の仮焼処理を行わなかったこと以外は、実施例1と同様にして比較例3に係るハーフセル及びSOFCセルを得た。
<比較例4>
電解質成分の粉体と酸化ニッケルの粉体の仮焼処理を行わなかったこと以外は、実施例2と同様にして比較例4に係るハーフセル及びSOFCセルを得た。
<比較例5>
電解質成分の粉体と酸化ニッケルの粉体の仮焼処理を行わなかったこと以外は、実施例3と同様にして比較例5に係るハーフセル及びSOFCセルを得た。
<比較例6>
電解質成分の粉体と酸化ニッケルの粉体の仮焼処理を行わなかったこと以外は、実施例5と同様にして比較例6に係るハーフセル及びSOFCセルを得た。
各実施例及び各比較例に係るハーフセルについて、上述の通り剥離度の測定を実施した。測定結果を表1に示す。実施例3のハーフセルの剥離度の測定に用いたSEM写真を図2に示す。比較例5のハーフセルの剥離度の測定に用いたSEM写真を図3に示す。
各実施例及び各比較例に係るSOFCセルについて、上述の通り初期発電性能評価を行った。結果を表1に示す。
表1に示す通り、実施例1〜6に係るハーフセルの剥離度は2〜7%であり、10%以下であった。これに対し、比較例1〜3に係るハーフセルの剥離度はいずれも10%よりも大きな値を示した。実施例1〜6に係るSOFCセルの電圧低下率が1.1〜2.5%であったのに対し、比較例1〜3に係るSOFCセルの電圧低下率は、4.2〜7.3%であった。すなわち、実施例に係るSOFCセルは、比較例に係るSOFCセルよりも電圧低下率が低く、良好な初期発電性能を示した。
Figure 2014082203

Claims (5)

  1. 固体酸化物形燃料電池のハーフセルであって、
    導電成分及び電解質成分を含むアノードと、
    前記アノードの一方の主面に形成された電解質層と、を備え、
    2とN2との体積比が1:9、気圧1atmの混合気体の雰囲気にあり、温度750℃である電気炉の内部で前記ハーフセルを4時間静置した後に、前記導電成分の前記電解質成分に対する剥離度が10%以下である、ハーフセル。
  2. 前記アノードは、前記導電成分の粉体と前記電解質成分の粉体とを含む混合物の焼成体であり、
    前記混合物において、前記導電成分の粉体及び前記電解質成分の粉体が800〜1050℃で、0.2〜3時間の条件で仮焼処理されている、請求項1に記載のハーフセル。
  3. 前記導電成分が酸化ニッケルである、請求項1又は2に記載のハーフセル。
  4. 前記電解質成分が、イットリア安定化ジルコニア又はイットリビア安定化ジルコニアである、請求項1〜3のいずれか1項に記載のハーフセル。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のハーフセルにカソードが形成された、固体酸化物形燃料電池セル。
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