JP2013143242A - 固体酸化物形燃料電池および該燃料電池のカソード形成用材料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
本発明によって、一般式:LnaAebCecMdO3−δ(Lnはランタノイドから選択される1種以上の元素であり、AeはSr、CaおよびBaからなる群から選択される1種以上の元素であり、MはCo、Mn、Ni、Fe、Ti、Al、Zr、Ga、Mg、Cu、In、Sn、V、Cr、Zn、Ge、ScおよびYからなる群から選択される1種以上の元素であり、a,b,c,dは、0.3≦a≦0.7、0.3≦b≦0.7、0.01≦c≦0.3、1.7≦a+b+c+d≦2.0を満たす実数である。)で示されるペロブスカイト型酸化物と、セリウム酸化物を含む混合状態からなる、固体酸化物形燃料電池のカソード形成用材料が提供される。
【選択図】図1
Description
SOFCの典型的な構造は、酸素イオン伝導体(典型的には酸素イオン伝導性のセラミック体)から成る緻密な固体電解質(例えば緻密膜層)の一方の面に多孔質構造のカソード(空気極)が形成され、他方の面に多孔質構造のアノード(燃料極)が形成(例えば積層)されることにより構成されている。
上記ペロブスカイト型の酸化物と上記セリウム酸化物は、どちらも、いわゆる酸素イオン−電子混合伝導体であり、比較的低い温度領域(例えば600℃〜800℃)においても電極として優れた性能を発揮し得る。また、ペロブスカイト型の酸化物とセリウム酸化物の双方にCe元素が含まれていることで、該酸化物粒子間の接触抵抗が低減され、カソードの電子伝導性を向上することができる。さらに、ペロブスカイト型酸化物は、結晶構造中に4価のセリウム(Ce4+)を含んでいるため、酸素欠損の増大により酸素イオン伝導性をより一層向上させることができる。このため、ここで開示される材料は、SOFCのカソード形成用材料として好適に用いることができる。
上記元素を含むペロブスカイト型の酸化物は、電極として、より優れた性能を発揮し得るため、SOFCのカソード形成用材料として好適に用いることができる。
ペロブスカイト型の酸化物中のCe元素の比率が上記範囲にある場合、結晶構造の安定性に優れ、且つ電極として優れた性能を発揮し得る。このため、SOFCのカソード形成用材料として好適に用いることができる。
上記元素を含むセリウム酸化物は、酸素イオンとの反応性が高く、且つ酸素イオン伝導性にも優れているため、電極として更に優れた性能を発揮し得る。よって、SOFCのカソード形成用材料としてより好適に用いることができる。
上記の質量比率を満たすコンポジット状態からなる材料は、電極として優れた性能を有しており、且つ該材料粒子間の抵抗が低く抑えられているため、電極として優れた性能を発揮し得る。よって、SOFCのカソード形成用材料としてより好適に用いることができる。
ここで開示される材料は、SOFCのカソードを形成するために用いられる。かかる用途においては、該カソードの構成材料を1種以上の分散溶媒に分散(もしくは溶解)させペースト状に調製したものを用いることで、均質なカソード層を安定して作製することができる。
上記カソードでは、酸素イオン伝導性や電子伝導性がより向上している。このため、かかるカソードを備えたSOFCは、高い発電性能を発揮し得る。
上記カソードは、電極として優れた性能を有しているため、かかるカソードを用いたSOFCは、従来に比べ低い温度領域においても、高い発電性能を発揮することができる。
ここで開示される製造方法では、従来に比べ低温領域において優れた発電性能を発揮し得るSOFCを製造することができる。
ここで開示される複合材料を用いたカソードは、種々の構造のSOFC、例えば、従来公知の平板型(Planar)、MOLB型、縦縞円筒型(Tubular)、あるいは円筒の周側面を垂直に押し潰した扁平円筒型(Flat tubular)、一体積層型等のSOFCに対して好適に用いることができ、形状やサイズは特に限定されない。また、支持体(基材)についても特に限定はなく、例えばアノードやカソード、固体電解質等であり得る。
かかるSOFCに電流を印加すると、カソード30において、酸素含有ガス(典型的には空気)中の酸素が、酸素イオン(O2−)となる。該酸素イオンは、カソード30から固体電解質20を介してアノード10に供給される。そして該アノード10において、燃料ガスと反応して水(H2O)を生成し、電子を放出することにより、発電が行われる。
また、上記一般式(1)中の「Ae」は、アルカリ土類金属を示すものである。典型的には、ストロンチウム(Sr)、カルシウム(Ca)およびバリウム(Ba)からなる群から選択される1種または2種以上の元素である。なかでも、Srが含まれているものが好ましい。さらに、Srの含有率の高い組成のものが好適であり、例えば、Srのみから構成されている、あるいはSrが高い含有率で含まれている(例えば、「Ae」中においてSrが50モル%以上含まれている)と特に好ましい。
また、上記一般式(1)中の「M」は、コバルト(Co)、マンガン(Mn)、ニッケル(Ni)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、ジルコニウム(Zr)、ガリウム(Ga)、マグネシウム(Mg)、銅(Cu)、インジウム(In)、スズ(Sn)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、亜鉛(Zn)、ゲルマニウム(Ge)、スカンジウム(Sc)およびイットリウム(Y)からなる群から選択される1種または2種以上の元素である。なかでも、Co、Mn、Ni、Feのいずれか、あるいはこれらのいずれか2種の組み合わせが好ましい。上記元素を含む場合、他のペロブスカイト型酸化物に比べ、高い反応性や酸素イオン伝導性を有しているため、比較的低い温度領域においても電極として優れた性能を発揮することができる。
上記ペロブスカイト型酸化物の具体例としては、例えば、「Ln」としてLaを選択し、「Ae」としてSrを選択し、「M」としてCoを選択した「LaaSrbCecCodO3−δ(以下、「LSCC」という。)」や、「Ln」としてLaを選択し、「Ae」としてSrを選択し、「M」としてFeを選択した「LaaSrbCecFedO3−δ(以下、「LSCF」という。)」や、「Ln」としてLaを選択し、「Ae」としてSrを選択し、「M」としてNiを選択した「LaaSrbCecNidO3−δ(以下、「LSCN」という。)」等が挙げられる。
ここで、一般式(2)中の「X」は、セリウム酸化物中に含まれ得るセリウム(Ce)以外の構成元素であり、例えば、上述したランタノイド(Ln)のうちから選択される1種または2種以上の元素であり得る。より具体的には、ガドリニウム(Gd)、ランタン(La)、サマリウム(Sm)、イットリウム(Y)等を用いることができ、例えば、Gd、La、Sm等を好ましく用いることができる。セリウム酸化物中に上記元素を含む場合、電極として優れた性能を発揮することができる。
また、上記一般式(2)中のyは、上記セリウム酸化物において「Ce」が「X」によって置換された割合を示す値であり、0≦y<1の範囲内であればいずれの実数をとってもよい。
上記セリウム酸化物の具体的な例としては、例えば、y=0であるCeO2が挙げられる。また、CeO2にGdをドープした酸化ガドリニウム安定化セリア(GDCともいう。)や、Laをドープした酸化ランタン安定化セリア(LDCともいう。)、Smをドープした酸化サマリウム安定化セリア(SDCともいう。)等が挙げられる。
次に、かかる混合粉末を適当な高温条件下で焼成する。該焼成は、800℃〜1500℃(例えば、1000℃〜1200℃)の温度で凡そ1時間〜10時間とすることが好ましい。そして、上記焼成した混合粉末を適宜、粉砕および/または分級処理する。かかる粉砕処理では、従来用いられる装置のうち一種または二種以上を特に限定なく用いることができる。例えば、ジェットミル、プラネタリーミキサー等の非媒体型分散機や、ボールミル等の媒体型分散機を用いることができる。また、粉砕処理の条件(例えば、粉砕速度や粉砕時間)は、所望の粒径が得られるよう、適宜を調節するとよい。これにより、例えば、平均粒径が凡そ0.1μm〜10μm(典型的には0.1μm〜3μm、好ましくは0.5μm〜2μm、より好ましくは0.5μm〜1.5μm)である、ペロブスカイト型酸化物を得ることができる。
なお、本明細書において「平均粒径」とは、例えば従来公知のレーザー回折・光散乱法に基づく粒度分布測定により測定した体積基準の粒度分布において、累積50%に相当する粒径D50値(メジアン径ともいう。)を指す。
該分散溶媒としては、上記複合材料の構成素材を好適に分散できるもののうち、一種または二種以上を特に限定することなく用いることができる。かかる溶媒は有機系溶媒、無機系溶媒のいずれを用いてもよい。有機系分散溶媒としては、例えば、エーテル系溶剤、エステル系溶剤、ケトン系溶剤、または他の有機溶剤が挙げられる。例えば、テルピネオール、ブチルジグリコールアセテート、イソブチルアルコール等が好適に用いられる。また、無機系分散溶媒としては、水または水を主体とする混合溶媒であることが好ましい。該混合溶媒を構成する水以外の溶媒としては、例えば、水と均一に混合し得る有機溶剤(低級アルコール、低級ケトン等)の一種または二種以上を適宜選択して用いることができる。かかるペーストにおける溶媒の含有率は、特に限定されないが、スラリー全体の凡そ1質量%〜50質量%(典型的には5質量%〜35質量%)が好ましい。
ここで「アノード−固体電解質積層体」とは、アノードと固体電解質とが積層された状態を示すものであり、該アノード−固体電解質積層体を用意する方法について特に制限はない。従って、従来知られているSOFCの製造方法における「アノードの作製方法」と「固体電解質の作製方法」を用いることができる。
例えば、まず、図2(a)に示すように、支持基材(支持体)として多孔質構造のアノード10を形成する。具体的には、例えば、上述した8族〜10族の金属元素の材料(例えばニッケル材料)と安定化ジルコニア(例えばYSZ)とを混合し、サーメット材料を得る。次に、該サーメット材料を、バインダ(例えばメタクリル酸エステル系ポリマー)と分散剤等(例えばソルビタントリオレエート)とともに適当な溶媒(例えばキシレン)に分散させ、ペースト状のアノード用材料を調製する。そして、かかるアノード用材料を適当な成形方法(例えばシート成形)で成形し、該成形体を焼成することによって薄板状あるいはシート状のアノード10を形成することができる。上記成形体の焼成処理は、1200℃〜1400℃の温度で1時間〜5時間程度行うとよい。なお、アノード用材料の焼成処理は、後述の固体電解質用材料の焼成処理と同時に行ってもよい。
そして、図2(c)に示すように、アノード−固体電解質積層体110の固体電解質20側の表面に上述の複合材料を付与する。この際、均質な電極を安定して作製するために、構成材料を1種以上の分散溶媒に分散(もしくは溶解)させ、調製したものを好ましく用いることができる。例えば、先ず、ここで開示される複合材料(粉末状)と、分散溶媒(例えばテルピネオール)と、増粘剤(例えばエチルセルロース)等の添加剤と、を任意の混練手法(例えば、ロールミル、ミキサー等)によって混練し、ペースト状に調製する手法を用いることができる。例えば、かかる混練処理において、上記粉末状の複合材料等を50rpm〜300rpmの攪拌速度で、0.5時間〜1時間混練することによって、粉末状の複合材料が好適に分散したペースト状の複合材料が得られる。
そして任意の手法(例えば印刷成形)を用いて、ペースト状の複合材料を固体電解質20上に付与する。なお、かかる複合材料の付与を行う前に、必要に応じて固体電解質20の表面に、例えば固体電解質や電極の構成成分等で構成されるバッファ層(反応抑止層、中間層等ともいう。)を設けることもできる。
次に、該複合材料が付与された積層体を焼成する。焼成の方法等は特に限定されないが、例えば、複合材料が付与された積層体110を、700℃〜900℃(好ましくは750℃〜850℃)で焼成することができる。上記焼成によりカソード30が形成され、アノード10と固体電解質20とカソード30とが積層されたSOFC50を得ることができる。
本実施例では、カソード構成材料の比率が異なる固体酸化物形燃料電池(SOFC)を作製し、その性能を評価した。なお、以下の説明において、「%」は特に断りがない限り質量基準(質量%)である。
先ず、平均粒径0.6μmのイットリア安定化ジルコニア(YSZ)粉末と、平均粒径2μmの酸化ニッケル(NiO)粉末とを凡そ4:6の割合で秤量し混合して、混合粉末を得た。該混合粉末と、バインダ(メタクリル酸エステル系ポリマー)と、分散剤(ソルビタントリオレエート)とを凡そ100:3:0.5の割合で混合し、溶媒(キシレン)中で混練することにより、ペースト状のアノード用材料を調製した。そして、該アノード用材料をシート成形によって成形し、φ20mm、厚み1mm程度のアノード成形体を作製した。
ここで、得られたSOFCカソード形成用材料について、下記の条件でX線回折(XRD:X−Ray Diffraction)測定を行った。典型的な結果として、GDCを10%含む、SOFCカソード形成用材料(実施例3)のXRDチャートを図3に示す。
測定装置:vltrax 18−TTR3−300(株式会社リガク製)
ターゲット:Cu(Kα線)
スリット:発散スリット=1°、受光スリット=0.1mm、散乱スリット=1°
測定温度:室温(25℃)
これによって、アノード、固体電解質、カソードの順に積層したアノード支持型のSOFC(実施例1〜5)を得た。
上記カソード形成用材料にLSCCのみを用いた(即ち、GDCを混入しなかった)こと以外は、上記<実施例1>と同様の方法でアノード支持型のSOFC(比較例1)を作製した。
上記カソード形成用材料として、LSC(ここではLa0.6Sr0.4CoO3−δ)を用いた(即ち、結晶構造中にセリウム元素を有していないペロブスカイト型酸化物を用いた)こと以外は、上記<実施例1>と同様の方法でアノード支持型のSOFC(比較例2)を作製した。
上記作製したSOFC(実施例1〜5、比較例1および2)を試験用セルに設置し、下記の測定条件で発電特性評価を行った。得られた電力密度(W/cm2)を図4および表1の該当箇所に比較して示す。
電流密度:0.5A/cm2
供給ガス:
(アノード側):水素ガス(供給圧力:常圧、供給量:100ml/min.)
(カソード側):空気(供給圧力:常圧、供給量:500ml/min.)
(パージ用) :窒素ガス
測定温度:700℃
さらに、カソード形成用材料として、GDCを10%含有させたコンポジット状態からなる複合材料を用いた実施例2では、比較例1の更に1.3倍超(即ち、比較例2の2倍以上)の電力密度を示した。この理由としては、ペロブスカイト型の酸化物(LSCC)とセリウム酸化物(GDC)との双方にセリウム元素を含んでいることで、該酸化物粒子間の接触抵抗が低減され、カソード内の電子伝導性がより一層向上したことが考えられる。
上記の結果より、SOFCのカソード形成用材料として、結晶構造中にセリウム元素を有しているペロブスカイト型酸化物とセリウム酸化物との複合材料を用いることの意義が示された。
上記の結果より、カソード形成用材料100質量%に対し、GDCを5質量%以上50質量%以下の割合で混在させたカソードを用いることで、より優れた電池性能を有するSOFCを製造し得ることが示された。
20 固体電解質
30 カソード(空気極)
40 接合部
50 SOFC
60 ガス管
110 アノード−固体電解質成形体
Claims (9)
- 以下の一般式(1):
LnaAebCecMdO3−δ (1)
(ここで、Lnはランタノイドから選択される1種または2種以上の元素であり、AeはSr、CaおよびBaからなる群から選択される1種または2種以上の元素であり、MはCo、Mn、Ni、Fe、Ti、Al、Zr、Ga、Mg、Cu、In、Sn、V、Cr、Zn、Ge、ScおよびYからなる群から選択される1種または2種以上の元素であり、a,b,c,dは、0.3≦a≦0.7、0.3≦b≦0.7、0.01≦c≦0.3、1.7≦a+b+c+d≦2.0を満たす実数であり、δは電荷中性条件を満たすように定まる値である。)
で示されるペロブスカイト型の酸化物と、
セリウム酸化物と、の両方を含むコンポジット状態からなる、固体酸化物形燃料電池のカソード形成用材料。 - 前記一般式(1)のM元素は、Co、FeおよびNiのうち1種または2種以上を含む、請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池のカソード形成用材料。
- 前記一般式(1)のcは、0.01≦c≦0.1を満たす実数である、請求項1または2に記載の固体酸化物形燃料電池のカソード形成用材料。
- 前記セリウム酸化物が、以下の一般式(2):
Ce1−yXyO2−δ (2)
(ただし、yは0≦y<1を満たす実数であり、δは電荷中性条件を満たすように定まる値である。)
で示され、
ここで、前記一般式(2)中のXは、Gd、LaおよびSmのうち1種または2種以上の元素である、請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池のカソード形成用材料。 - 前記セリウム酸化物の量は、前記カソード形成用材料100質量%に対し5質量%以上50質量%以下である、請求項1から4のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池のカソード形成用材料。
- 少なくとも1種の分散溶媒を含み、ペースト状に調製されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の固体酸化物形燃料電池のカソード形成用材料。
- アノードと固体電解質とカソードとを備えた固体酸化物形燃料電池であって、
前記カソードは、請求項1から6のいずれか一項に記載の材料で形成されている、固体酸化物形燃料電池。 - 作動温度が600℃以上800℃以下で用いられる、請求項7に記載の固体酸化物形燃料電池。
- アノードと固体電解質とカソードとを備えた固体酸化物形燃料電池の製造方法であって、
前記アノードと、前記アノード上に形成された固体電解質とからなるアノード−固体電解質積層体を用意すること、
前記積層体の固体電解質側の表面に請求項1から6のいずれか一項に記載の材料を付与すること、
前記材料が付与された前記積層体を焼成することによって、前記カソードを形成すること、
を包含する、固体酸化物形燃料電池の製造方法。
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