JP2014081517A - カメラモジュール - Google Patents

カメラモジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2014081517A
JP2014081517A JP2012229776A JP2012229776A JP2014081517A JP 2014081517 A JP2014081517 A JP 2014081517A JP 2012229776 A JP2012229776 A JP 2012229776A JP 2012229776 A JP2012229776 A JP 2012229776A JP 2014081517 A JP2014081517 A JP 2014081517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base frame
unit
frame member
camera module
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012229776A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6145988B2 (ja
Inventor
Tsukasa Yamada
司 山田
Fumihiro Yamagami
文弘 山上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2012229776A priority Critical patent/JP6145988B2/ja
Priority to CN201310487514.XA priority patent/CN103780809B/zh
Publication of JP2014081517A publication Critical patent/JP2014081517A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6145988B2 publication Critical patent/JP6145988B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】撮像素子に入る光を効果的に遮断するカメラモジュールを提供すること。
【解決手段】センサユニット140では、ベース枠部材150が、撮像素子144を実装するセンサ基板142上に、撮像素子144の周囲を囲み上方で開口して取り付けられる。ベース枠部材150は、接着剤130を介して取り付けられたレンズ駆動ユニット120により覆われている。レンズ駆動ユニット120は、レンズユニット110を光軸方向に移動自在に収納して、撮像素子144上に配置させる。レンズ駆動ユニット120の遮光部材180では、ボス部123がベース枠部材150の上部の段差部190に嵌合し、ヨークの下端部1281がベース枠部材150を外側面側で覆うことで、レンズ駆動ユニット120とベース枠部材150との接着領域を外側面側で覆い、当該接着剤領域内の撮像素子表面へ侵入する外部からの光を遮光する。
【選択図】図9

Description

本発明は、主に、携帯電話、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)、スマートフォン等の携帯端末に搭載されるカメラモジュールに関する。
従来、携帯端末に搭載されるカメラモジュールは、CCDイメージセンサ(Charge Coupled Device Image Sensor)、COMS(Complementary Metal Oxide Semiconductor Image Sensor)等の半導体撮像素子とレンズとを備える(例えば、特許文献1、2参照)。
一般的にカメラモジュールは、特許文献1及び特許文献2に示すように、半導体撮像素子(以下、「撮像素子」と称することもある)を透光性部材で覆うセンサユニットに、レンズを備えるレンズユニットを保持するモジュール本体を接合することで構成されている。なお、カメラモジュールでは、オートフォーカスやズーム等を目的として、コイルに流れる電流により発生する磁界と、ヨーク及びマグネットにより構成された磁気回路の磁界との相互作用によって、レンズユニットを光軸方向に変位するレンズ駆動アクチュエータを備えたものが知られている。レンズ駆動アクチュエータとしては、磁界中のコイルに電流を流したときに発生する力を利用してレンズユニットを駆動するVCM(Voice Coil Motor)方式のものや、ピエゾ素子の圧電効果により発生する力を利用してレンズユニットを駆動するピエゾ方式のものなどがある。
図1は従来のカメラモジュールの要部の説明に供する図であり、図1(a)は、同カメラモジュールの概略構成を模式的に示す断面図であり、図1(b)は、図1(a)において接着剤の塗布領域を示すセンサユニットの概略斜視図である。
図1に示す従来のカメラモジュール1は、被写体の像を結像させるレンズユニットを保持するレンズ駆動アクチュエータ2と、レンズユニットにより受光面上に結像した被写体像の光信号を電気信号に変換して出力する撮像素子3を実装したセンサユニット4と、を備える。
このように構成されるカメラモジュール1は、センサユニット4に、レンズユニットを収容したレンズ駆動アクチュエータ2を載置する。そして、レンズ駆動アクチュエータ2をXYZ方向等に空間調整することによってレンズユニットの光軸と、撮像素子3の有効画素領域とを対応させる調整を行う。そして、レンズ駆動アクチュエータ2は、撮像素子3を囲むように設けられた接着剤5を介して、内部が封止された状態でセンサユニット4に固定される。このようにしてカメラモジュール1は組み立てられている。
特許第4378394号公報 特開2004−296453号公報
しかしながら、従来のカメラモジュール1においては、撮像素子3が配設された内部空間は、レンズユニットを保持するレンズ駆動アクチュエータ2と、撮像素子3を有するセンサユニット4とを接合する接着剤5によって封止されている。このため、接着剤部分に強い光、特に、携帯機器に内蔵されたフラッシュ用のLED等の光が照射されると、接着剤部分を透過して、撮像素子3が配設された空間内に光が侵入する虞がある。この光の侵入によって、撮像素子3は、レンズユニットにより結像された映像を電気信号に変換して映像を取り出せるようにする際に、正確に変換できず、ゴースト、フレア等が発生し、正確なセンサ画像として取り出すことができない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、撮像素子に入る光を効果的に遮断するカメラモジュールを提供することを目的とする。
本発明のカメラモジュールの一つの態様は、撮像素子が実装されたセンサ基板上に、前記撮像素子の周囲を囲み、且つ、前記撮像素子の上面側で開口するベース枠部材が取り付けられたセンサユニットと、前記撮像素子に被写体の像を結像させるレンズユニットと、前記レンズユニットを光軸方向に移動自在に収納し、且つ、前記ベース枠部材を覆うよう前記ベース枠部材に接着剤を介して取り付けられ、前記レンズユニットを前記撮像素子上に配置させる駆動ユニットと、を備え、前記ベース枠部材は、前記開口を囲む上面で前記駆動ユニットが接着される枠状本体と、前記枠状本体の外側面から外方に突出して形成されてなり、前記枠状本体の上面よりも低い段差面を含む窪み部を備えるフランジ部とを有し、前記駆動ユニットは、前記枠状本体の上面と前記フランジ部の段差面とによりなる段差部に嵌合して、前記駆動ユニット及び前記ベース枠部材の接着剤領域と前記窪み部を外側面側から被覆して前記撮像素子表面へ侵入する外光を遮光する筒状の遮光部材とを有し、前記遮光部材は、前記接着剤領域の外側面側に配置されるとともに前記窪み部に挿入されるボス部と、前記ボス部の外側面側で、前記ボス部及び前記窪み部を被覆する外側被覆板部とを備える構成を採る。
本発明によれば、撮像素子に入る光を効果的に遮断することができる。
従来のカメラモジュールの概略構成を模式的に示す図 本発明の一実施の形態に係るカメラモジュールの構成を示す斜視図 同カメラモジュールの分解斜視図 同カメラモジュールの平面図 図4に示す同カメラモジュールのA−A線矢視断面図 図4に示す同カメラモジュールのB−B線矢視断面図 図4に示す同カメラモジュールのC−C線矢視断面図 図4に示す同カメラモジュールのD−D線矢視断面図 本発明の一実施の形態に係るカメラモジュールにおいて、駆動ユニットとベース枠部材との隙間の拡大図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施の形態に係るカメラモジュールの構成を示す斜視図であり、図3は、同カメラモジュールの分解斜視図である。
図2及び図3に示すカメラモジュール100は、レンズユニット110と、レンズユニット110を光軸方向に駆動するレンズ駆動ユニット120と、レンズ駆動ユニット120が取り付けられるセンサユニット140とを有する。図4は、同カメラモジュールの平面図である。
図2〜図4に示すように、カメラモジュール100は、ここでは、平面視略正方形の直方体状をなしており、その中心に光軸が配置されるようにレンズユニット110が配置されている。
センサユニット140は、図3に示すように、センサ基板142と、撮像素子144と、フレキシブル基板(FPC:Flexible printed circuits)146と、フィルタ148と、ベース枠部材150とを有する。
図5は図4に示す同カメラモジュールのA−A線矢視断面図であり、図6は図4に示す同カメラモジュールのB−B線矢視断面図である。また、図7は図4に示す同カメラモジュールのC−C線矢視断面図であり、図8は図4に示す同カメラモジュールのD−D線矢視断面図である。
図5〜図8に示すように、センサユニット140では、FPC146上にセンサ基板142が実装され、このセンサ基板142上に撮像素子144が実装されている。撮像素子144は、センサ基板142上に取り付けられたベース枠部材150により囲まれた撮像素子収容領域内に配設されている。
撮像素子144は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の半導体撮像素子である。撮像素子144は、例えば樹脂系接着剤によりセンサ基板142に固定(ダイボンディング)された後、撮像素子144の電極とセンサ基板142の接続パッドが金属ワイヤーで接続(ワイヤボンディング)されることで、センサ基板142に実装される。
撮像素子144は、レンズユニット110により受光面上に結像した被写体像の光信号を電気信号に変換して、携帯端末本体側の信号処理部(DSP:Digital Signal Processor、図示省略)に出力する。
この撮像素子144の表面には、撮像素子144を覆うフィルタ148が配設されている。フィルタ148は、IRカットフィルタであり、近赤外光を遮断して可視光を透過することで、レンズユニット110により結像される光を撮像素子144に導入する。
なお、レンズユニット110は、外周に雄ねじ部が形成された円筒状をなすレンズバレル112内に、レンズ群114を収容して形成されている。レンズユニット110は、被写体の像を撮像素子144の受光面に結像させる。
FPC146は、柔軟性を有する絶縁基板を用いたプリント配線基板であり、センサ基板142を携帯端末本体側に接続する。このFPC146は、帯状に形成され、一端部でセンサ基板142の裏面側に接続されている。このFPC146の他端部には、携帯端末本体側とのコネクタが実装される。
センサ基板142は、レンズ駆動ユニット120の平面視形状と略同一の正方形状(例えば8.5mm×8.5mm)に形成されたプリント配線基板である。センサ基板142には、図示しない複数の接触パッド、配線パターンが形成されている。なお、図示しないが接触パッドとしては、撮像素子144、AFドライバ(図示省略)、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory:図示省略)等のチップ部品を表面実装する接続パッド、FPC146用の接続パッド、アクチュエータユニット用の接続パッドなどが挙げられる。なお、図示しないAFドライバ、EEPROMは、センサ基板142上に実装されており、センサ基板142に樹脂製接着剤を介して取り付けられたベース枠部材150で覆われている。
ベース枠部材150は、図3、図5〜図8に示すように、センサ基板142上で、撮像素子144を囲むように配置されるとともに上面で開口する矩形枠状の枠状本体152を有する。この枠状本体152の上面の開口を介して、撮像素子144にレンズユニット110のレンズ群114からの光が侵入する。
ベース枠部材150の上面(詳細には、枠状本体152の上面)152aは、レンズ駆動ユニット120の下部内の接着面120a(図5〜図8参照)に本固定用の接着剤(接着部)130を介して接合される。すなわち、ベース枠部材150の上面(枠状本体152の上面)152aは接着剤130が配設される接着剤領域となっている。
この枠状本体152の下部には、外面から水平方向外方に突出するフランジ部154(154a〜154d)が形成されている。これらフランジ部154のそれぞれの上面は、枠状本体152の上面152aより低い位置に形成された段差面(上面152aよりも高さレベルの低い段差面)を有している。これらフランジ部154は、ベース枠部材150にレンズ駆動ユニット120が取り付けられた際に、レンズ駆動ユニット120内に配置される。これにより、ベース枠部材150は、レンズ駆動ユニット120の下部に内嵌した状態で、外周側及び上面側で被覆されている。
また、フランジ部154における上面の段差面は、ここでは、窪み部155、156により形成され、窪み部155、156の底面に相当する。窪み部155、156内には、レンズ駆動ユニット120において下方に突出する筒状の遮光部材180(図5〜図9参照)のボス部123(図5〜図9参照)が挿入される。また、窪み部155、156には、レンズ駆動ユニット120をベース枠部材150に取り付ける際に、仮固定用の接着剤170(図5、図9参照)が貯留される。これにより、接着剤170が貯留された窪み部155、156内に遮光部材180のボス部123を挿入して仮固定できるため、窪み部155、156は、遮光部材180を仮固定する仮止め用接着部として機能する。
なお、図3に示すように枠状本体152から突出するフランジ部154のうち、正面側と背面側の側壁部の外面から突出するフランジ部154a、154cは、それぞれの側壁部の中央部分に突設されている。それぞれの上面では、段差面を形成する窪み部155は、3つに仕切られている。
このベース枠部材150の上部には、ベース枠部材150における枠状本体152の上面152aを内包するように、レンズ駆動ユニット120が取り付けられている。
これら枠状本体152の上面152aと、フランジ部154の段差面とによって、遮光部材180を受ける段差部190(図3、図5〜図8)が構成される。言い換えれば、ベース枠部材150の上面は、内側部分で高く外側部分で低い段差を有する。ベース枠部材150は、上面のうち内側の面(上面152a)を、レンズ駆動ユニット120を接着する接着面として、レンズ駆動ユニット120の接着面120aと接着剤130とともに接着領域を形成している。
また、ベース枠部材150は、上面のうち、内側の接着面152aと、内側の接着面の外側に配置された外側の面(フランジ部154の上面における段差面)とで形成される段差部190に、レンズ駆動ユニット120の下部が外嵌する。このとき、レンズ駆動ユニット120は、ベース枠部材150を覆うように取り付けられる。
レンズ駆動ユニット120は、レンズユニット110を収容し、駆動機構部によりレンズユニット110を光軸方向に移動させる。これにより、カメラモジュール100自体は、オートフォーカス機能を実現できる。ここでは、レンズ駆動ユニット120の駆動機構部は、VCM(Voice Coil Motor)方式のレンズ駆動装置であり、レンズ駆動ユニット120のユニットベース部121の上部に配置されている。駆動機構部は、主に、図6を参照すると、レンズユニット110を保持するホルダ122、コイル124と、マグネット126と、ヨーク128と、板状のスプリング129a、129b等とを有する。
コイル124は、ホルダ122の外周に固着されており、コイル124の外方にマグネット126が配置されている。ヨーク128は、マグネット126を収容している。板状のスプリング129aは、コイル124及びホルダ122の下面に溶着されており、板状のスプリング129bは、ヨーク128の上面に溶着されている。なお、駆動機構部の上方には、レンズ駆動ユニット120のカバー120bが配設されている。
レンズ駆動ユニット120は、磁界中のコイル124に電流を流したときに発生する力を利用してホルダ122を駆動し、ホルダ122と共にホルダ122に螺合されたレンズユニット110を、光軸方向に移動する。
なお、レンズ駆動ユニット120の駆動機構部を、ピエゾ素子の圧電効果により発生する力を利用してレンズユニットを駆動するピエゾ方式のレンズ駆動装置で構成することもできる。このレンズ駆動ユニット120は、カメラモジュール100に要求される外形サイズに合わせて略直方体状に形成される。
図5〜図8に示すように、レンズ駆動ユニット120の下部には、ベース枠部材150における枠状本体152の上面152aに接着される接着面120aの外側で、下方に突出して筒状(ここでは角筒状)の遮光部材180が設けられている。
遮光部材180は、レンズ駆動ユニット120の下部を形成するユニットベース部121の下面外縁部から下方に突設されるボス部123と、接着剤(接着部)130による層の外方に配置されるヨーク128の下端部(外側被覆板部)1281とを備える。この遮光部材180が段差部190に外嵌する。
ボス部123は、ユニットベース部121の下面において、ホルダ122を囲む内側部分の接着面120aの外側(ここでは下面外縁部)で下方に突設されており、接着面120aとで段差部190に嵌合する形状(段差形状)をなしている。なお、フランジ部154b、154dの窪み部155に挿入されるボス部123の下端部は外側で面取り(R面取り)されており、先端側が細くなっている。
ヨーク128は、レンズ駆動ユニット120においてレンズユニット110、ユニットベース部121、ホルダ122の外周及び上縁部を覆う。また、ユーク128の下端部1281は、センサユニット140近傍まで延出し、窪み部155、156を、外側面側から被覆している。つまり、ヨーク128は、下端部1281で、ベース枠部材150を囲み、ベース枠部材150全体を外周面側から被覆している。
すなわち、図5〜図8に示すように、レンズ駆動ユニット120とベース枠部材150(枠状本体152)との接着部分(接着面120aと上面152a)は、遮光部材180(レンズ駆動ユニット120におけるユニットベース部121のボス部123と、ヨーク128の下端部1281)とで、外周側を覆われている。また、窪み部155、156へのボス部123の内嵌部分は、その外周側で、ヨーク128の下端部(外側被覆板部)1281により覆われている。
このように、レンズ駆動ユニット120は、その内部にベース枠部材150を位置させた状態でセンサユニット140に取り付けられる。レンズ駆動ユニット120及びベース枠部材150の接着剤130領域と窪み部155、156を外側面側から被覆して撮像素子144表面へ侵入する外光を遮光する。
なお、これらレンズ駆動ユニット120と、センサユニット140とにおいて、撮像素子144を囲む位置で互いに対向する表面は、ここでは、シボ加工により梨地面(例えば、表面粗さRz=2μm)となっている。具体的には、遮光部材180であるボス部123の表面、これに対向するベース枠部材150の表面(フランジ部の上面、枠状本体の外面)等が梨地面となっている。なお、レンズ駆動ユニット120と、センサユニット140とにおいて、撮像素子144を囲む位置で互いに対向する表面はシボ加工されていなくてもよい。
次に、このように構成されたカメラモジュール100の組立方法を説明する。
まず、センサユニット140(詳細には、ベース枠部材150)に、レンズユニット110を収容したレンズ駆動ユニット120を載置する。詳細には、レンズ駆動ユニット120は、ベース枠部材150(枠状本体152)の上面152a上に接着剤130を介して載置される。このとき、レンズ駆動ユニット120において遮光部材180を構成するボス部123は、ベース枠部材150におけるフランジ部154の窪み部155、156内に配置する。この窪み部155、156内には仮固定用の接着剤170(図6に窪み部155内の仮固定用の接着剤170を示す)が貯留されており、この接着剤170を介してレンズ駆動ユニット120をセンサユニット140に仮固定する。なお、仮固定用の接着剤170は、例えば、UV嫌気型、またはUV熱硬化型の接着剤であり、接着剤170にUVを外部から照射、または加熱して仮固定する。これにより、接着剤130を用いてレンズ駆動ユニット120とセンサユニット140とを本固定する前に、レンズユニット110の光軸と、撮像素子144との位置関係の調整を行うことができる。
また、フランジ部154b、154dの窪み部155に挿入されるボス部123では、その先端部の外側が面取り(R面取り)されている。このため、接着剤170が貯留する窪み部155内に、ボス部123を挿入した際に、接着剤170が外部に飛び出すことを防止している。
そして、レンズ駆動ユニット120を、X方向、Y方向、Z方向、α方向、β方向、θ方向(図2参照)に微調整移動する。これにより、レンズ駆動ユニット120が収納するレンズユニット110の光軸を、センサユニット140内の撮像素子144に対して好適な位置に位置させる。
そして、接着剤130を使用してセンサユニット140にレンズ駆動ユニット120を固定する。接着剤130は、ここでは、高チクソ性熱硬化型の接着剤であり、外部から加熱することで、センサユニット140にレンズ駆動ユニット120を接合して固着する。
これにより、レンズ駆動ユニット120は、内部が封止された状態でセンサユニット140に固定されることになり、カメラモジュール100として組み立てられる。なお、駆動ユニットの端子、端子パッドは、例えば半田付け又はエポキシ樹脂系の熱硬化性樹脂を基材とする導電性ペーストにより、電気的に接続される。
このように構成されたカメラモジュール100によれば、センサユニット140(ベース枠部材150)とレンズ駆動ユニット120とを接合する本固定用の接着剤130が、外方で、遮光部材180(ボス部123或いはヨーク128の下端部)により覆われている。これにより、撮像時に、カメラモジュール100の外部で強い発光(特に携帯機器に内蔵された夜間撮影用のフラッシュとしてのLED等の光)があっても、この光が外部から接着剤130を介してカメラモジュール100の内部(接着剤領域で囲まれる内側領域、つまり、接着剤領域内)に直線的に侵入して撮像素子144に至ることを防ぐことができる。
これにより、外光が内部の撮像素子144の表面(受光面)に侵入することなく、撮像素子144により電気信号に変換されるセンサ画像にフレア、ゴーストなどの影響を及ぼすことがない。よって、好適な画像を取り出すことができる。
また、図9に示すように、カメラモジュール100によれば、光軸を調整するために、センサユニット140(ベース枠部材150)とレンズ駆動ユニット120とを完全に固定する前に、両者の間に隙間(調整しろ)が形成される。この隙間は、遮光部材180(ボス部123)の表面、この表面に連続する接着面120a、ベース枠部材150における枠状本体152の表面(上面152aも含む)、フランジ部154の上面等、角度の異なる面によって画成されている。
この隙間は、カメラモジュール100の内部(撮像素子144の実装領域)への外光の侵入経路Lと考えられ、複数の反射を繰り返した経路となっている。
このように、カメラモジュール100では、撮像素子144を囲むレンズ駆動ユニット110の部位とセンサユニット140の部位とをオーバーラップさせた状態で、両者が接着剤130を介して固定される。
外光がカメラモジュール100において隙間を形成する各部品(遮光部材180の表面、この表面に連続する接着面120a、ベース枠部材150における枠状本体152の表面(上面152aも含む)、フランジ部154の上面等)に反射する場合、部品の反射率を15%とすると、反射を繰り返す度に0.15倍される。つまり、外光光量をG、反射回数をnとすると、撮像素子144に届く光量Kは、K=G×0.15の式で表せる。つまり、反射を繰り返す度に光量は急激に減少することとなる。
この点を鑑みて、本実施の形態では、接着剤130、170がレンズ駆動ユニット110とセンサユニット140とをまだ接着していない状態でも、侵入経路Lでは、カメラモジュール100の外部から内部の撮像素子144に至るまで7回反射させている。これにより、センサユニット140に、レンズ駆動ユニット110を被せるだけでも、撮像素子144の表面に外光が殆ど届かないようになっている。
また、本実施の形態のカメラモジュール100では、隙間を形成する各部品の表面はシボ加工によって梨地面となっている。これにより、梨地面で反射された光は、より散乱されることになり、更に撮像素子144に届きにくくなっている。これにより、撮像した画像に一層フレアやゴーストなどが発生しにくくなっている。この状態で、経路L途中に、仮固定用の接着剤170と接着剤130とが配設され、経路を閉塞することから、カメラモジュール100では、撮像素子に入る光を効果的に遮断している。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係るカメラモジュールは、撮像素子に入る光を効果的に遮断する効果を有し、携帯電話、スマートフォンなどカメラ付きの携帯端末に用いられるものとして有用である。
100 カメラモジュール
110 レンズユニット
120 レンズ駆動ユニット(駆動ユニット)
120a 接着面
121 ユニットベース部
123 ボス部(遮光部材)
130 接着剤
140 センサユニット
142 センサ基板
144 撮像素子
150 ベース枠部材
152 枠状本体
152a 上面
154、154a、154c フランジ部
155、156 窪み部
170 仮固定用の接着剤
180 遮光部材
190 段差部
1281 ヨークの下端部(遮光部材)

Claims (4)

  1. 撮像素子が実装されたセンサ基板上に、前記撮像素子の周囲を囲み、且つ、前記撮像素子の上面側で開口するベース枠部材が取り付けられたセンサユニットと、
    前記撮像素子に被写体の像を結像させるレンズユニットと、
    前記レンズユニットを光軸方向に移動自在に収納し、且つ、前記ベース枠部材を覆うよう前記ベース枠部材に接着剤を介して取り付けられ、前記レンズユニットを前記撮像素子上に配置させる駆動ユニットと、
    を備え、
    前記ベース枠部材は、前記開口を囲む上面で前記駆動ユニットが接着される枠状本体と、前記枠状本体の外側面から外方に突出して形成されてなり、前記枠状本体の上面よりも低い段差面を含む窪み部を備えるフランジ部とを有し、
    前記駆動ユニットは、前記枠状本体の上面と前記フランジ部の段差面とによりなる段差部に嵌合して、前記駆動ユニット及び前記ベース枠部材の接着剤領域と前記窪み部を外側面側から被覆して前記撮像素子表面へ侵入する外光を遮光する筒状の遮光部材を有し、
    前記遮光部材は、前記接着剤領域の外側面側に配置されるとともに前記窪み部に挿入されるボス部と、前記ボス部の外側面側で、前記ボス部及び前記窪み部を被覆する外側被覆板部とを備える、
    カメラモジュール。
  2. 前記遮光部材と前記段差部とが互いに対向する面は、互いに対応した角度の異なる複数の面を有する、
    請求項1記載のカメラモジュール。
  3. 前記駆動ユニットと前記ベース枠部材とで互いに対向する面のうち少なくとも前記遮光部材及び前記段差部の互いに対向する面はシボ加工されている、
    請求項1または2記載のカメラモジュール。
  4. 前記窪み部には、仮止め用の接着材が貯留される、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
JP2012229776A 2012-10-17 2012-10-17 カメラモジュール Active JP6145988B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012229776A JP6145988B2 (ja) 2012-10-17 2012-10-17 カメラモジュール
CN201310487514.XA CN103780809B (zh) 2012-10-17 2013-10-17 照相机模块

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012229776A JP6145988B2 (ja) 2012-10-17 2012-10-17 カメラモジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014081517A true JP2014081517A (ja) 2014-05-08
JP6145988B2 JP6145988B2 (ja) 2017-06-14

Family

ID=50572604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012229776A Active JP6145988B2 (ja) 2012-10-17 2012-10-17 カメラモジュール

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6145988B2 (ja)
CN (1) CN103780809B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105072222A (zh) * 2015-08-04 2015-11-18 青岛海信移动通信技术股份有限公司 移动终端和移动终端闪光灯的控制方法

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08327869A (ja) * 1995-05-29 1996-12-13 Nikon Corp レンズ鏡筒およびレンズ系の偏芯調整方法
JP2006227102A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Sony Corp レンズユニット及び撮像装置
US20070086769A1 (en) * 2005-10-14 2007-04-19 Konica Minolta Opto, Inc. Image taking apparatus
JP2007108534A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Konica Minolta Opto Inc 撮像装置
JP2008032842A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Fujinon Corp レンズ鏡胴
JP2008122470A (ja) * 2006-11-08 2008-05-29 Nidec Sankyo Corp レンズ駆動装置、およびその製造方法
JP2010510542A (ja) * 2006-11-16 2010-04-02 テッセラ・ノース・アメリカ・インコーポレイテッド 光学積層体を採用したカメラシステムにおける迷光の制御およびその関連方法
US20110109969A1 (en) * 2009-11-06 2011-05-12 Fujifilm Corporation Lens barrel having light path
JP2011211482A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Konica Minolta Opto Inc 撮像装置
JP2012018319A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Konica Minolta Opto Inc アクチュエータユニット、撮像装置及びアクチュエータユニットの調整方法
JP2012037828A (ja) * 2010-08-11 2012-02-23 Sony Corp 焦点検出装置、および撮像装置
JP2012133227A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Seiko Instruments Inc 駆動モジュール及び電子機器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100578277C (zh) * 2005-04-27 2010-01-06 京瓷株式会社 光学组件及便携式终端
JP2007271821A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Mitsumi Electric Co Ltd カメラモジュール

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08327869A (ja) * 1995-05-29 1996-12-13 Nikon Corp レンズ鏡筒およびレンズ系の偏芯調整方法
JP2006227102A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Sony Corp レンズユニット及び撮像装置
US20070086769A1 (en) * 2005-10-14 2007-04-19 Konica Minolta Opto, Inc. Image taking apparatus
JP2007108534A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Konica Minolta Opto Inc 撮像装置
JP2008032842A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Fujinon Corp レンズ鏡胴
JP2008122470A (ja) * 2006-11-08 2008-05-29 Nidec Sankyo Corp レンズ駆動装置、およびその製造方法
JP2010510542A (ja) * 2006-11-16 2010-04-02 テッセラ・ノース・アメリカ・インコーポレイテッド 光学積層体を採用したカメラシステムにおける迷光の制御およびその関連方法
US20110109969A1 (en) * 2009-11-06 2011-05-12 Fujifilm Corporation Lens barrel having light path
JP2011211482A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Konica Minolta Opto Inc 撮像装置
JP2012018319A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Konica Minolta Opto Inc アクチュエータユニット、撮像装置及びアクチュエータユニットの調整方法
JP2012037828A (ja) * 2010-08-11 2012-02-23 Sony Corp 焦点検出装置、および撮像装置
JP2012133227A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Seiko Instruments Inc 駆動モジュール及び電子機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105072222A (zh) * 2015-08-04 2015-11-18 青岛海信移动通信技术股份有限公司 移动终端和移动终端闪光灯的控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6145988B2 (ja) 2017-06-14
CN103780809A (zh) 2014-05-07
CN103780809B (zh) 2018-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5277105B2 (ja) カメラモジュール
TWI643496B (zh) 相機模組
TWI595301B (zh) Camera module and camera
JP5464596B2 (ja) カメラモジュール
KR101060951B1 (ko) 카메라 모듈 패키지
US8958690B2 (en) Camera module
KR20130057257A (ko) 카메라 모듈
JP5730678B2 (ja) 撮像装置及びこれを用いた電子機器
KR20150054494A (ko) 카메라 모듈
JP2011101228A (ja) セラミックパッケージおよびカメラモジュール
JP6232789B2 (ja) 撮像ユニット及び撮像装置
CN114527549A (zh) 光学元件驱动机构
US9148556B2 (en) Camera module configured to prevent introduction of foreign objects and to prevent irregularly reflected light from being introduced to image sensor
JP2018038054A (ja) 撮像ユニット及び撮像装置
KR20190019729A (ko) 카메라 모듈
JP6145988B2 (ja) カメラモジュール
JP4696192B2 (ja) 固体撮像素子ユニット及びその製造方法並びに撮像装置
CN108445692B (zh) 驱动机构
KR101018154B1 (ko) 카메라 모듈 패키지
JP5093324B2 (ja) 固体撮像素子ユニット及びその製造方法並びに撮像装置
JP5780405B2 (ja) カメラモジュール
JP2011109495A (ja) 画像センサ、フォーカス駆動装置、及び駆動回路を整合した整合モジュール
KR102649753B1 (ko) 카메라 모듈, 듀얼 카메라 모듈 및 광학기기
KR101070004B1 (ko) 카메라 모듈
CN112753209B (zh) 摄像模组中的承载结构及制造方法、摄像模组及终端设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6145988

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150