JP2014079816A - 研削盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度加工が可能になる研削盤を提供する。
【解決手段】砥石18を有する第2回転軸15とプーリ17を有する第1回転軸14とを同一軸線上において、それぞれ支持アーム38,55により対称状に支持するとともに、該第2回転軸15と第1回転軸14との端部間を弾性カップリング16によって連結し、該第2回転軸15の他方の端部を支持部材39によって、該第1回転軸14の他方の端部を支持部材56によってサポートした。
【選択図】図1

Description

この発明は、カム等のワークの外周面を研削する際に用いられる研削盤に関するものである。
従来、この種の研削盤としては、例えば特許文献1のような構成が知られている。この従来構成においては、ベッド上に砥石軸が支持され、その砥石軸の一端にはベルトを介してモータに連結されたプーリが設けられるとともに、他端には砥石が設けられている。そして、モータにより砥石軸を介して砥石が回転され、その砥石にワークが接触されることにより、ワークが研削されるようになっている。
特開2006-150485号公報
特許文献1の研削盤においては、砥石軸の両端に砥石とプーリとが設けられている。このため、砥石とプーリとが剛体である砥石軸を介して連結されている。従って、モータやベルトの振動が砥石に直接伝わるため、高精度加工を得ることができない要因となった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、高精度加工を達成することができる研削盤を提供することにある。
上記の目的を達成するための研削盤は、砥石を有する砥石側回転軸とプーリを有するプーリ側回転軸とを同一軸線上において対称状に支持するとともに、両回転軸の端部間を弾性カップリングによって連結したことを特徴とする。
以上のように構成すれば、プーリに作用するベルトやモータからの振動等を弾性カップリングによって吸収できるとともに、回転軸間の変位も弾性カップリングによって吸収できて、高精度加工に寄与できる。
前記砥石側回転軸及びプーリ側回転軸の砥石及びプーリ側の端部をサポート部材によってサポートすれば、ワーク加工時において砥石を振動したり、撓んだりしたりすることなく芯合わせ位置で保持することができて、高精度加工が可能となる。
以上のように、この研削盤によれば、高精度加工が可能になるという効果を発揮する。
一実施形態の研削盤を示す部分破断平面図。 図1の研削盤の右側面図。 図1の研削盤の一部拡大左側面図。 図1の4−4線における部分拡大断面図。 図4の一部を拡大して示す部分断面図。
以下に、研削盤の一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、この実施形態の研削盤においては、研削盤の機台11の上面前部にプーリ側ユニットとしての第1ユニット12のユニットフレーム54及び砥石側ユニットとしての第2ユニット13のユニットフレーム25が近接状態で並設されている。第1ユニット12のユニットフレーム54及び第2ユニット13のユニットフレーム25には、それぞれプーリ側回転軸としての第1回転軸14及び砥石側回転軸としての第2回転軸15が左右方向へ水平に延びる同一軸線上で支持されている。これらの回転軸14,15は左右対称状に配置され、両回転軸14,15の対向端部間には弾性カップリング16が介装されており、その弾性カップリング16によって回転軸14,15が連結されている。この弾性カップリング16は、両回転軸14,15間の軸方向と直交する方向の変位と,一方の回転軸が他方の回転軸に対して傾斜する方向の変位及び両回転軸14,15間の回転方向の変位とを吸収する。
第1回転軸14の自由端部(図1の右端部)には被動プーリ17が取り付けられるとともに、第2回転軸15の自由端部(図1の左端部)には砥石18が装着されている。この砥石18には、2つの研削面181,182が形成されている。
図1及び図2に示すように、前記機台11の後部上面には駆動モータ19が配置されている。駆動モータ19の駆動軸191には、駆動プーリ20が取り付けられている。駆動軸191上の駆動プーリ20と前記第1回転軸14上の被動プーリ17との間には、ベルト21が掛けられている。そして、駆動モータ19の回転により、駆動プーリ20、ベルト21及び被動プーリ17を介して第1回転軸14が回転されるとともに、弾性カップリング16を介して第2回転軸15が一体回転されて、砥石18が回転される。この状態で、図1に鎖線で示すように、砥石18の研削面181,182がカム等のワーク22の被研削面に接触されることにより、そのワーク22の被研削面が研削される。
次に、第1ユニット12及び第2ユニット13の詳細な構成について説明するが、両ユニット12,13の構成は被動プーリ17と砥石18とを除けば左右対称に配置された同一構成なので、以下には第2ユニット13の構成について詳述する。
図4に示すように、前記第2回転軸15は、第2ユニット13のフレーム25内に複数のボールベアリングよりなる軸受26を介して回転可能に支持されている。第2回転軸15の外端部における同第2回転軸15の軸線上には、砥石18の中心孔183に挿通される小径の連結軸部27が突出形成されている。連結軸部27の中心,すなわち第2回転軸15の軸線上には、嵌合凹部271及びネジ孔272が形成されている。連結軸部27の嵌合凹部271には、砥石18の中心孔183を通して中空筒状の中心軸28が内端の嵌合軸部281において軸線方向へ移動可能に嵌合されている。この中心軸28の最大径部は、連結軸部27と同径となるように形成されている。
図4及び図5に示すように、前記中心軸28の中心には中心ボルト29が挿通されて、その先端のネジ部291が連結軸部27の中心軸線上のネジ孔272に螺入されている。連結軸部27の先端部と中心軸28の内端外周の段差部282との間、及び中心軸28の外端と中心ボルト29の頭部292との間には、それぞれスペーサ30,31が介装されている。そして、第2回転軸15の連結軸部27の嵌合凹部271内に中心軸28の嵌合軸部281が嵌合された状態で、中心ボルト29のネジ部291がネジ孔272に螺入されることによって、中心軸28が連結軸部27に固定されている。
図4及び図5に示すように、前記中心軸28の内端外周には、一対の第1芯合わせ部材32が前記スペーサ30と中心軸28の段差部283との間に配置されている。この第1芯合わせ部材32は、外周側に傾斜面331を有する内側リング33と、内周側に内側リング33の傾斜面331と接触された傾斜面341を有する外側リング34とより構成されている。外側リング34は一部を分断して拡縮可能にしたC形リングよりなりなる。そして、ネジ孔272に対するネジ部291の螺入に従って中心軸28が軸線方向の内方(図4の右方向)に移動されるとき、図5に矢印で示すように、各第1芯合わせ部材32の内側リング33が同方向に移動されるとともに、傾斜面331,341の接触を介して外側リング34が軸線と直交する外側方に拡径される。これにより、外側リング34の外周面が砥石18の中心孔183に接合されて、砥石18が第2回転軸15の連結軸部27及び中心軸28に対して芯合わせされる。
図4に示すように、前記第2回転軸15の端面には、複数のネジ孔35が形成されている。砥石18には、ネジ孔35に対応する複数のボルト挿通孔36が形成されている。各ネジ孔35には、複数のボルト37がボルト挿通孔36を介して螺入されている。そして、砥石18が第2回転軸15の連結軸部27及び中心軸28に対して芯合わせされた状態で、各ボルト37がネジ孔35に螺入されることにより、砥石18が第2回転軸15に対して固定される。
図1、図3及び図4に示すように、前記フレーム25の外側面には、支持アーム38が突設されている。支持アーム38の先端部には、前記中心軸28の砥石18よりも先端側の部分を回転可能に支持するための支持部材39がノックピン391及びボルト392によって固定されている。支持アーム38と支持部材39とによりサポート部材が構成されている。中心軸28の先端側の部分の外周には、カラー40が外嵌されている。そして、このカラー40が複数のボールベアリングよりなる軸受41及びスリーブ42を介して支持部材39に回転可能に支持されている。
図4に示すように、前記中心軸28の先端外周には、一対の第2芯合わせ部材43が前記スペーサ31と中心軸28の段差284との間に配置されている。この第2芯合わせ部材43は、前記第1芯合わせ部材32と同様に、互いに接触した傾斜面を有する内側リング44とC形リングよりなる外側リング45とよって構成されている。そして、前記ネジ孔272に対するネジ部291の螺入に従って中心軸28が軸線方向の内方に移動されるとき、各第2芯合わせ部材43の内側リング44が同方向に移動されるとともに、傾斜面の接触を介して外側リング45が軸線と直交する外側方に拡径される。これにより、外側リング45の外周面がカラー40の内周面に接合されて、カラー40が中心軸28に対して芯合わせされる。
図4に示すように、前記支持部材39の外端面には、複数のネジ孔46が形成されている。スリーブ42には、ネジ孔46に対応する複数のボルト挿通孔47が形成されている。各ネジ孔46には、複数のボルト48がボルト挿通孔47を介して螺入されている。そして、カラー40が中心軸28に対して芯合わせされた状態で、各ボルト48がネジ孔46に螺入されることにより、スリーブ42が支持部材39に固定されて、中心軸28の砥石18よりも先端側の部分が支持部材39により安定に支持されている。これにより、砥石18によるワーク22の研削時に、中心軸28及びその中心軸28と一体の第2回転軸15に対して軸線と直交する方向への負荷がかかった場合に、その中心軸28や第2回転軸15に撓みや振動が生じるおそれが抑制される。
図3及び図4に示すように、前記スリーブ42の外端部には、カバー49が複数のボルト50により取り付けられている。カバー49の中央部には開口部491が形成され、その開口部491にはキャップ51が着脱可能に螺着されている。そして、このキャップ51を取り外した状態で、カバー49の開口部491を介して、前記中心ボルト29の頭部292の六角孔をレンチによって回転できるようになっている。
図1及び図2に示すように、前記第1ユニット12側においても第2ユニット13側と同様に、第1回転軸14が第1ユニット12のフレーム54内に図示しない複数の軸受を介して回転可能に支持されている。そして、第1回転軸14の端部にはプーリ17の中心孔171を通して前記中心軸28と同様な筒状の中心軸(図示しない)が軸方向へ移動可能に連結されている。その中心軸の中心には前記ボルト29と同様なボルト(図示しない)が挿通されている。このボルト29は第1回転軸14の端部の前記ネジ孔272と同様なネジ孔(図示しない)に螺入されている。前記中心軸の外周には前記ネジ孔に対するボルトの螺入に従って中心軸とプーリとの芯合わせをするための前記芯合わせ部材32と同様な芯合わせ部材(図示しない)が設けられている。
前記中心軸の先端側の部分の外周には前記カラー40と同様なカラー(図示しない)が設けられている。そのカラーは前記支持部材56に軸受(図示しない)を介して支持され、前記中心軸とカラーとの間には、前記ネジ孔に対するボルトの螺入に従って中心軸とカラーとの芯合わせをするための前記芯合わせ部材43と同様な芯合わせ部材(図示しない)が設けられている。
図1及び図2に示すように、フレーム54の外側面には、支持アーム55が突設されている。支持アーム55の先端部には、第1回転軸14の駆動プーリ20よりも先端側の部分を回転可能に支持するための支持部材56がノックピン561及びボルト562によって固定されている。支持アーム55と支持部材56とによりサポート部材が構成されている。このサポート部材及びフレーム54による第1回転軸14及び被動プーリ17等の支持構造は、前記のように前記第2ユニット13側の第2回転軸15及び砥石18の支持構造と同様な構成になっている。そして、前記駆動プーリ20と被動プーリ17との間にベルト21が掛けられた状態で、第1回転軸14に対して軸線と直交する方向への負荷がかかった場合に、その第1回転軸14の先端部に撓みや振動が生じるおそれがサポート部材によって抑制される。
前記第1ユニット12と第2ユニット13の両ユニットフレーム54,25及び支持アーム55と支持部材56,39は互いに同一構成の部品であって、同一の支持構造となっている。
次に、前記のように構成された研削盤の作用を説明する。
この研削盤において、第2ユニット13の第2回転軸15に対する砥石18の装着は以下の手順で実行される。砥石18の中心孔183を第2回転軸15の連結軸部27に嵌める。この状態で、砥石18のボルト挿通孔36を介して第2回転軸15のネジ孔35にボルト37を螺入させて、砥石18を第2回転軸15に締め付ける。このようにすれば、砥石18は第2回転軸15に芯を合わせた状態で固定される。
一方、中心ボルト29を挿通させた中心軸28の外周にカラー40,軸受41,スリーブ42,カバー49,支持部材39,スペーサ30及び第1,第2芯合わせ部材32,43等をあらかじめ組み付ける。そして、その組み付けユニットの中心軸28を第2回転軸15の連結軸部27の嵌合凹部271に嵌合するとともに、中心ボルト29のネジ部291をネジ孔272に螺合する。この場合の嵌合及び螺合は仮止め程度にしておく。また、支持部材39をノックピン391により支持アーム38に仮止めする。なお、この場合、カバー49のキャップ51は外しておく。
この状態で、六角レンチを用いて中心ボルト29を第2回転軸15のネジ孔272に対して螺入させるとともに、中心軸28の嵌合軸部281を連結軸部27の嵌合凹部271に嵌合する。
このようにして、中心ボルト29を螺入させていくと、中心軸28が軸線方向の内方に移動されて、第1芯合わせ部材32の内側リング33、外側リング34間の斜面の作用により、外側リング34が砥石18に締め付けられて、中心軸28と砥石18とが固定される。それとともに、第2芯合わせ部材43の内側リング44、外側リング45間の斜面の作用により、外側リング34がカラー40に締め付けられて、中心軸28とカラー40とが固定される。そして、中心ボルト29の締め付けにより、ネジ孔272,ネジ部291、スペーサ30,31、芯合わせ部材32,43等を介して中心軸28が第2回転軸15に固定される。
そして、この状態で、スリーブ42のボルト挿通孔47を介して支持部材39のネジ孔46にボルト48を螺入させることにより、スリーブ42が支持部材39に固定される。
その後、支持部材39をボルト392により支持アーム38に対して固定される。このため、中心軸28の砥石18よりも先端側の部分が支持部材39により支持される。その後、カバー49にキャップ51が螺合される。
以上のように、第2回転軸15に対する砥石18の装着に際しては、中心ボルト29を第2回転軸15のネジ孔272に螺入させれば、砥石18を第2回転軸15の連結軸部27及び中心軸28に対して正確に芯を合わせた状態で固定することができる。それともに、中心軸28に対するスリーブ42の芯合わせを行うこともできて、中心軸28の砥石18よりも先端側の部分を支持部材39により安定に支持することができる。
第1ユニット12側においては、プーリ17が砥石18と入れ替わるのみで、プーリ17の装着方法や装着状態は第2ユニット13と同様である。
そして、この研削盤によりカム等のワーク22の外周面を研削する場合には、駆動モータ19を起動させると、駆動プーリ20、ベルト21及び被動プーリ17を介して第1ユニット12の第1回転軸14が回転される。それとともに、弾性カップリング16を介して第2ユニット13の第2回転軸15が一体回転されて、砥石18が回転駆動される。この状態で、砥石18の研削面181,182がカム等のワーク22の被研削面に接触されることにより、そのワーク22の被研削面が研削される。
この場合、プーリ17は支持アーム55及び支持部材56で拘束されているため、モータ19やベルト21が振動してもプーリ17や第1回転軸14が振動することはほどんどなく、仮にわずかに振動したとしても、その振動は、弾性カップリング16で吸収されて、砥石18にはほとんど伝達されない。また、砥石18も支持アーム38や支持部材39によって振動等が拘束されるため、高精度加工が可能となる。
ワーク22の研削時には、第2ユニット13における中心軸28の砥石18よりも先端側の部分が、支持部材39により支持された状態にある。このため、ワーク22に対する砥石18の押圧接触に伴い、中心軸28に対して軸線と直交する方向への負荷がかかっても、その中心軸28の先端部に撓みや振動が生じるおそれはない。また、第1ユニット12においては、第1回転軸14の駆動プーリ20よりも先端側の部分が支持部材56により支持された状態にある。このため、駆動プーリ20と被動プーリ17との間に掛けられたベルト21を介して回転が伝達される際に、ベルト21の張力等によって第1回転軸14に対して軸線と直交する方向への負荷がかっても、その第1回転軸14の先端部に撓みや振動が生じるおそれはない。よって、砥石18が回転軸線を中心にして正確に回転されて、モータ19やベルト21の振動が砥石18に伝達されないことも相俟ってワーク22の被研削面を高精度に研削することができる。
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 中心ボルト29を第1,第2回転軸14,15のネジ孔35に螺入すれば、第1,第2芯合わせ部材32,43の傾斜面を利用したくさび作用によって外側リング34,45を拡径させることにより、砥石18及び被動プーリ17の芯合わせを容易かつ正確に行なうことができる。このため、砥石18及び被動プーリ17の偏心回転を防止できて、振動の発生を回避でき、高精度加工が可能になる。
(2) 中心軸28の砥石18及びプーリ17よりも先端側の部分を支持するための支持部材39,56を設けているため、中心軸28及び回転軸14,15が小径であっても、ワーク加工時において砥石18やプーリ17を芯出し位置において撓んだり、振動したりすることなく保持することができて、高精度加工が可能となる。すなわち、例えば、砥石18として小径のものを用いれば、ワーク22が中心軸28に接近するため、中心軸28及び第2回転軸15を支持する軸受26も小径のものを用いる必要がある。この結果、中心軸28及び第2回転軸15も小径になって剛性が低くなり、加工負荷や駆動モータ19の振動等によって回転軸15や砥石18が振動しやすくなるが、この実施形態においては、このようなことを防止できる。
(3) 中心軸28の先端側の部分の外周にカラー40を設けるとともに、そのカラー40を支持部材39,56に支持し、中心軸28とカラー40との間には、ネジ孔272に対する中心ボルト29の螺入に従って中心軸28とカラー40との芯合わせをするための第1芯合わせ部材32と同様な第2芯合わせ部材43が設けられている。このため、支持部材39,56を中心軸28に対して芯合わせすることができて、より正確な加工が可能となる。
(4) 第1ユニット12及び第2ユニット13を線対称状に配置するとともに、両ユニット12,13の回転軸14,15間を弾性カップリング16によって連結している。このため、短い回転軸14,15を有する同一構成のユニット12,13を用いて、一方に砥石18,他方にプーリ17を設ければよい。このようにすれば、砥石18とプーリ17を除いて同一構成とすることができて、汎用性に優れたものとすることができ、安価に製作することができる。また、プーリ17に作用するベルト21やモータ19からの振動等を弾性カップリング16によって吸収できて、高精度加工に寄与できる。
(5) 芯合わせ部材32,43を、内側リング33と、ボルト29の螺入にともなって径方向の外側に拡径する外側リング34によって構成しているのみであるため、芯合わせを簡単に行なうことができるとともに、構成を簡素化できる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・支持アーム38,55と支持部材39,56とを一体にすること。
・ 支持部材39,56を研削盤の機台11に固定すること。
11…機台、12…第1ユニット、13…第2ユニット、14…第1回転軸、15…第2回転軸、16…カップリング、17…被動プーリ、18…砥石、183…中心孔、19…駆動モータ、191…駆動軸、20…駆動プーリ、21…ベルト、22…ワーク、25…第1ユニットのフレーム、27…連結軸部、271…嵌合凹部、272…ネジ孔、28…中心軸、281…嵌合軸部、29…中心ボルト、291…ネジ部、32…第1芯合わせ部材、38…支持アーム、39…支持部材、40…カラー、41…軸受、42…軸支筒、43…第2芯合わせ部材、54…第2ユニットのフレーム、55…支持アーム、56…支持部材。

Claims (8)

  1. 砥石を有する砥石側回転軸とプーリを有するプーリ側回転軸とを同一軸線上において対称状に支持するとともに、両回転軸の端部間を弾性カップリングによって連結したことを特徴とする研削盤。
  2. 砥石側回転軸を砥石側ユニットのユニットフレームに支持するとともに、プーリ側回転軸をプーリ側ユニットのユニットフレームに支持し、両ユニットフレームを並設したことを特徴とする請求項1に記載の研削盤。
  3. 前記砥石側回転軸及びプーリ側回転軸を前記弾性カップリング側の部分においてそれぞれの前記ユニットフレームに支持し、それぞれ砥石側回転軸及びプーリ側回転軸の砥石及びプーリ側の端部をそれぞれの前記ユニットフレームに固定したサポート部材によってサポートしたことを特徴とする請求項2に記載の研削盤。
  4. 前記砥石側回転軸の端部には砥石の中心孔を通して筒状の中心軸を軸線方向へ移動可能に連結するとともに、その中心軸の中心には砥石側回転軸の端部のネジ孔に螺入するボルトを挿通し、
    前記中心軸の外周には前記ネジ孔に対するボルトの螺入に従って中心軸と砥石との芯合わせをするための芯合わせ部材を設けたことを特徴とする請求項3に記載の研削盤。
  5. 前記プーリ側回転軸の端部にはプーリの中心孔を通して筒状の中心軸を軸方向へ移動可能に連結するとともに、その中心軸の中心には前記プーリ側回転軸の端部のネジ孔に螺入するボルトを挿通し、
    前記中心軸の外周には前記ネジ孔に対するボルトの螺入に従って中心軸とプーリとの芯合わせをするための芯合わせ部材を設けたことを特徴とする請求項4に記載の研削盤。
  6. 前記中心軸の先端側の部分の外周にカラーを設けるとともに、そのカラーを前記サポート部材に軸受を介して支持し、前記中心軸とカラーとの間には、前記ネジ孔に対するボルトの螺入に従って中心軸とカラーとの芯合わせをするための芯合わせ部材を設けたことを特徴とする請求項4または5に記載の研削盤。
  7. 前記芯合わせ部材を、ボルトの螺入にともなって径方向の外側に拡径する部材によって構成したことを特徴とする請求項4〜6のうちのいずれか一項に記載の研削盤。
  8. 前記砥石側ユニットとプーリ側ユニットの両ユニットフレーム及び両サポート部材は互いに同一構成の部品であって、同一の支持構造となっていることを特徴とする請求項3〜7のうちのいずれか一項に記載の研削盤。
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