JPH05212672A - 研削用砥石の取付構造 - Google Patents

研削用砥石の取付構造

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JPH05212672A
JPH05212672A JP1626392A JP1626392A JPH05212672A JP H05212672 A JPH05212672 A JP H05212672A JP 1626392 A JP1626392 A JP 1626392A JP 1626392 A JP1626392 A JP 1626392A JP H05212672 A JPH05212672 A JP H05212672A
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達也 竹内
Koji Hatanaka
浩二 畑中
Masaaki Miyauchi
正明 宮内
Fumio Haga
文雄 芳賀
Yoshiya Shino
恵也 篠
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Abstract

(57)【要約】 【目的】砥石と回転軸との係合に係る寸法管理が容易と
なるとともに、この砥石を回転軸に対して容易かつ高精
度に取り付けることを可能にする。 【構成】回転軸52と、この回転軸52に同軸的に固着
される取付部材58と、外周面に数条の溝が刻設された
ねじ状研削面60を有しこの取付部材58に固着される
リング状研削用砥石62と、この砥石62と取付部材5
8との間に設けられ、該砥石62の内周面64を半径外
方向に押圧して砥石62を前記回転軸52と同軸的に位
置調整可能な芯出し機構66と、前記砥石62の軸線の
傾きを調整するための面倒れ調整機構68とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば歯車研削装置を
構成する研削用砥石を回転軸に対して取り付けるための
研削用砥石の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、歯車研削装置に使用される研削
用砥石は、その外周部にねじ状研削面が形成されてお
り、スピンドルユニットを構成する回転軸に取り付けら
れた状態でこの回転軸と一体的に回転駆動されることに
より、前記ねじ状研削面を介して歯車素材の外周部に歯
車研削加工を施すよう構成されている。
【0003】この種の砥石を回転軸に取り付ける構造と
しては、例えば実公昭63−9374号公報の従来技術
に開示されているように、リング状の砥石を二枚の金属
フランジ部に挟持させた状態で回転軸に固着するものが
知られている。リング状の砥石を使用することにより、
砥石自体が軽量となって取扱性に優れるという利点があ
るからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、砥石の取付精度がこの砥石や金属フラン
ジ部等の各構成部品の加工精度に依存している。このた
め、各構成部品を高精度に加工しなければならず、この
加工作業が煩雑なものとなるとともに、砥石の取付精度
を有効に維持することが困難になるという問題が指摘さ
れている。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、砥石と回転軸との係合に係る寸法管理が容易とな
るとともに、この砥石を回転軸に対して容易かつ高精度
に取り付けることが可能な研削用砥石の取付構造を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、回転駆動される回転軸と、前記回転軸
に同軸的に固着される取付部材と、外周部に研削面を有
し、前記取付部材に固着されるリング状研削用砥石と、
前記砥石と取付部材との間に設けられ、砥石の内周面を
半径外方向に押圧して該砥石を前記回転軸と同軸的に位
置調整可能な芯出し機構とを備えることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の研削用砥石の取付構造では、回転軸に
固着された取付部材にリング状研削用砥石が固着される
際、芯出し機構を介してこの砥石の内周面が半径外方向
に押圧される。このため、砥石の軸線は、芯出し機構を
介して回転軸の軸線と同軸的に位置調整され、この砥石
を回転軸に対して高精度に取り付けることができる。
【0008】
【実施例】本発明に係る研削用砥石の取付構造につい
て、これを組み込む歯車研削装置との関連で実施例を挙
げて以下詳細に説明する。
【0009】図1において、参照符号10は、歯車研削
装置を示し、この歯車研削装置10を構成するベッド1
2の上面に切込テーブル14が矢印A方向に進退自在に
配設される。この切込テーブル14は、第1モータ16
に連結されたボールねじ18に係合されている。切込テ
ーブル14上に、トラバーステーブル20が矢印B方向
に進退自在に配設され、このトラバーステーブル20
は、第2モータ22に連結されたボールねじ24に係合
されている。
【0010】トラバーステーブル20上には、ワーク保
持機構26が設けられ、このワーク保持機構26は、主
軸台28と心押台30とを備えるとともに、この主軸台
28は、歯車素材であるワークWを回転させるための第
3モータ32を備える。このトラバーステーブル20上
に、ワークWに近接してワークセンサ34が配設され
る。
【0011】ベッド12上には、切込テーブル14の進
行方向前方にコラム36が立設され、このコラム36に
旋回テーブル38が保持される。旋回テーブル38は、
第4モータ40により矢印C方向に旋回自在であり、こ
の旋回テーブル38の前面上部に第5モータ42が固着
され、この第5モータ42に連結されて矢印D方向に延
びるボールねじ44にシフトテーブル46が係合する。
このシフトテーブル46には、砥石スピンドルユニット
48が係着される。この砥石スピンドルユニット48
は、砥石回転駆動用の第6モータ50を備え、この第6
モータ50により回転軸52が回転駆動される。この回
転軸52の先端部に、第1の実施例に係る取付構造54
が設けられる。
【0012】図2に示すように、取付構造54は、回転
軸52と、この回転軸52に同軸的に固着される取付部
材58と、外周部に数条の溝が刻設されたねじ状研削面
60を有しこの取付部材58に固着されるリング状研削
用砥石62と、この砥石62と取付部材58との間に設
けられ、該砥石62の内周面64を半径外方向に押圧し
て砥石62を前記回転軸52と同軸的に位置調整可能な
芯出し機構66と、前記砥石62の軸線の傾きを調整す
るための面倒れ調整機構68とを備える。
【0013】回転軸52の端部から軸線方向にテーパ軸
部70が突出形成され、このテーパ軸部70の先端部に
第1ねじ部72aと第2ねじ部72bとが同軸的に形成
される。この第1および第2ねじ部72a、72bに
は、ナット73a、73bが螺合して取付部材58が回
転軸52に保持されている。この取付部材58は、略リ
ング状を呈しており、その中央部にテーパ軸部70が嵌
着されるテーパ孔74が形成されるとともに、その外周
部に階段状に第1および第2段状部76、78が設けら
れ、この第1段状部76を構成する側面76aに複数の
ねじ穴80が形成される。
【0014】砥石62は、内周面64の両側に半径外方
向に指向して当接面82a、82bを設けるとともに、
内周両端縁部に周回溝84a、84bを介してバランス
ウエイト86a、86bが必要に応じて配設される。
【0015】芯出し機構66は、押圧リング部材88と
固定リング部材90とを備え、この押圧リング部材88
の外周面88aの所定の位置から半径外方向に傾斜する
テーパ面92が形成される。このテーパ面92は、その
内側に設けられた環状溝部94を介して弾性変形可能で
あり、この環状溝部94の内側に取付部材58のねじ穴
80に対応して複数のボルト挿入用孔部96が形成され
る。固定リング部材90は、砥石62の当接面82a、
押圧リング部材88および取付部材58に係合した状態
でこの押圧リング部材88に固着される。
【0016】面倒れ調整機構68は、取付部材58の第
2段状部78を構成する側面78aに固着される第1リ
ング98と、砥石62の当接面82bに係合するととも
に、この砥石62に固着される第2リング100とを備
える。図3および図4に示すように、第1および第2リ
ング98、100の互いに摺接する側部には、軸線に直
交する方向に対して所定角度(例えば、5°ずつ)傾斜
する傾斜接触面102、104が形成される。
【0017】次に、このように構成される歯車研削装置
10の動作を、第1の実施例に係る取付構造54との関
連で説明する。
【0018】まず回転軸52に固着されている取付部材
58に、砥石62が芯出し機構66および面倒れ調整機
構68を介して取り付けられる。すなわち、取付部材5
8の第2段状部78に面倒れ調整機構68を構成する第
1および第2リング98、100が配設される。その
際、第1および第2リング98、100を互いに所定の
角度だけ回転させることにより、それぞれの傾斜接触面
102、104の接触位置が変更される。このため、第
1および第2リング98、100の傾斜接触面102、
104の反対側の面102a、104aは、互いに0°
〜10°の範囲内で選択的に傾斜する(図3および図4
参照)。従って、面102a、104aの互いの傾斜角
度を設定することにより、取付部材58に対する砥石6
2の面倒れを修正することができる。
【0019】このように、取付部材58に面倒れ調整機
構68を介して砥石62が配設された後、芯出し機構6
6を構成する押圧リング部材88が、この取付部材58
の第1段状部76に配置される。この押圧リング部材8
8は、ボルト106を介して第1段状部76を構成する
側面76aに固着される。その際、押圧リング部材88
の半径外方向に傾斜するテーパ面92が、砥石62の内
周面64に係合するとともに、環状溝部94を介して弾
発的にこの内周面64を半径外方向に押圧する。これに
より、この砥石62を、回転軸52と同軸的かつ高精度
に位置決め保持することができるという効果が得られ
る。
【0020】押圧リング部材88により砥石62の位置
決め保持がなされた後、この押圧リング部材88に固定
リング部材90が固着される。
【0021】一方、ワーク保持機構26を構成する主軸
台28と心押台30とにワークWが保持されており、第
1および第2モータ16、22の駆動作用下に切り込み
テーブル14およびトラバーステーブル20を介してこ
のワーク保持機構26が、矢印A方向および矢印B方向
の所定の位置に変位される。
【0022】砥石62側では、まず第4モータ40の駆
動作用下に旋回テーブル38が矢印C方向の所定の角度
まで旋回され、この旋回テーブル38と一体的に砥石6
2がワークWに対して所定の角度に傾斜する。そして、
旋回テーブル38上に設けられたシフトテーブル46
が、第5モータ42を介して所定の位置まで変位され
る。
【0023】これにより、ワークWおよび砥石62の位
置決めが行われ、さらにこの砥石62とワークWとの初
期位相合わせが行われた後、砥石スピンドルユニット4
8の第6モータ50とワーク保持機構26の第3モータ
32とが同期運転される。このため、砥石62のねじ状
研削面60を介してワークWの歯車研削加工が行われ
る。
【0024】次いで、第2の実施例に係る取付構造20
0を、図5を参照して説明する。
【0025】この取付構造200は、回転軸202と、
この回転軸202に固着される取付部材204と、この
取付部材204に固着されるリング状研削用砥石206
と、前記取付部材204に一体的に設けられる芯出し機
構208とを備える。
【0026】回転軸202の先端部に、位置決め用端面
210が設けられる一方、取付部材204に、この端面
210に当接する基準面212が形成される。取付部材
204の外周部には、段状部214を介してフランジ部
216が設けられ、このフランジ部216に複数のねじ
穴218が形成される。この段状部214を形成する周
面部に、芯出し機構208を構成する押圧面220が設
けられ、この押圧面220の内側に環状溝部222が形
成される。
【0027】砥石206は、外周部にねじ状研削面22
4を備えるとともに、取付部材204のねじ穴218に
対応して複数のボルト挿入用孔部226が形成される。
この砥石206の内周面228は、芯出し機構208の
押圧面220に押圧されるものであり、その内径を押圧
面220の外径と同等以下に設定されている。
【0028】このように構成される第2の実施例に係る
取付構造200では、取付部材204の基準面212を
回転軸202の端面210に当接させて、この取付部材
204が、回転軸202に対して位置決め固定される。
さらに、取付部材204の段状部214に対応して砥石
206が配設され、この砥石206の孔部226にボル
ト230が挿入され、このボルト230の先端がフラン
ジ部216のねじ穴218にねじ込まれることにより、
砥石206が取付部材204に固着される。
【0029】この場合、ボルト230が締め込まれる
と、砥石206の内周面228に芯出し機構208を構
成する押圧面220が圧接され、この内周面228が半
径外方向に押圧されて前記砥石206の芯出し作業が効
率的かつ高精度に遂行されるという効果が得られる。し
かも、砥石206の側面206aが取付部材204のフ
ランジ部216に当接してこの砥石206の面倒れを有
効に防止することができる。
【0030】なお、芯出し機構208を構成する押圧面
220は、回転軸202の軸線方向に平行であってもよ
く、またフランジ部216側に指向して半径外方向に傾
斜するテーパ面であってもよい。
【0031】さらにまた、第3の実施例に係る取付構造
300を、図6を参照して説明する。
【0032】この取付構造300は、回転軸302と、
この回転軸302に固着される取付部材304と、この
取付部材304に固着されるリング状研削用砥石306
と、前記取付部材304と砥石306との間に配設され
る芯出し機構308とを備える。
【0033】回転軸302の先端部に、位置決め用端面
310が設けられる一方、取付部材304に、この端面
310に当接する基準面312が形成される。取付部材
304の外周部には、階段状に第1および第2段状部3
14、315が形成され、この第2段状部315を介し
てフランジ部316が設けられ、このフランジ部316
に複数のねじ穴318が形成される。砥石306は、外
周部にねじ状研削面324を備えるとともに、取付部材
304のねじ穴318に対応して複数のボルト挿入用孔
部326が形成され、この孔部326の内側に内周面3
28が設けられる。
【0034】芯出し機構308は、取付部材304の第
1段状部314に配設されるコレット部材330とプラ
ンジャ部材332とを備え、このコレット部材330を
構成する複数の爪部334の内周面側に、軸線方向内方
に指向して半径方向内方に傾斜するテーパ面336が形
成される。プランジャ部材332は、ボルト338を介
してコレット部材330に固着されるとともに、その外
周部にテーパ面340が形成され、このプランジャ部材
332に挿入されてコレット部材330にねじ込まれる
ボルト342を介し、前記テーパ面340がテーパ面3
36に圧接される。
【0035】このように構成される第3の実施例に係る
取付構造300では、第2の実施例に係る取付構造20
0と同様に、取付部材304が回転軸302に精度よく
固着された後、砥石306がボルト344を介してこの
取付部材304の第2段状部315に対応して固着され
る。このため、砥石306の側面306aが取付部材3
04のフランジ部316に当接してこの砥石306の面
倒れが有効に阻止される。
【0036】そして、ボルト342がコレット部材33
0にねじ込まれると、プランジャ部材332の外周部が
内方に変形されてそのテーパ面340によりコレット部
材330のテーパ面336が押圧される。従って、複数
の爪部334を介して砥石306の内周面328が半径
外方向に押圧され、この砥石306の芯出し作業が迅速
かつ高精度に遂行される。
【0037】次に、第4の実施例に係る取付構造400
を、図7を参照して説明する。
【0038】この取付構造400は、回転軸402と、
この回転軸402に固着される取付部材404と、この
取付部材404に固着されるリング状研削用砥石406
と、前記取付部材404と砥石406との間に配設され
る芯出し機構408とを備える。
【0039】回転軸402の先端部に、位置決め用端面
410が設けられる一方、取付部材404に、この端面
410に当接する基準面412が形成される。取付部材
404の外周部には、段状部414を介してフランジ部
416が設けられ、このフランジ部416に複数のねじ
穴418が形成される。砥石406は、外周部にねじ状
研削面424を備えるとともに、取付部材404のねじ
穴418に対応して複数のボルト挿入用孔部426が形
成され、この孔部426の内側に内周面428が設けら
れる。
【0040】芯出し機構408は、取付部材404の段
状部414にリテーナ430を介して配設される複数の
球体432を備え、この球体432は、リテーナ430
内に所定の間隙を形成した状態で回転自在に収容されて
いる。このリテーナ430は、取付部材404に固着さ
れた固定部材434を介してこの取付部材404に対し
保持されている。
【0041】このように構成される第4の実施例に係る
取付構造400では、取付部材404に芯出し機構40
8が装着された状態で、砥石406がこの芯出し機構4
08に対応して配設され、ボルト436がこの砥石40
6の孔部426に挿入されてフランジ部416のねじ穴
418にねじ込まれる。
【0042】その際、砥石406の内周面428に球体
432が当接しており、この球体432が矢印方向に回
転して前記砥石406の案内機能を有する。さらに、球
体432が内周面428に圧接されるため、この球体4
32に弾性歪みが発生し、この弾性歪みを介して砥石4
06の芯出し作業が有効に行われるという効果が得られ
る。
【0043】次いで、第5の実施例に係る取付構造50
0を、図8を参照して説明する。
【0044】この取付構造500は、回転軸502と、
この回転軸502に固着される取付部材504と、この
取付部材504に固着されるリング状研削用砥石506
と、前記取付部材504と砥石506との間に配設され
る芯出し機構508とを備える。
【0045】回転軸502の先端部に、位置決め用端面
510が設けられる一方、取付部材504に、この端面
510に当接する基準面512が形成される。取付部材
504の外周部には、階段状に第1および第2段状部5
14、515が形成され、この第2段状部515を介し
てフランジ部516が設けられ、このフランジ部516
に複数のねじ穴518が形成される。砥石506は、外
周部にねじ状研削面524を備えるとともに、取付部材
504のねじ穴518に対応して複数のボルト挿入用孔
部526が形成され、この孔部526より内側に内周面
528が設けられる。
【0046】芯出し機構508は、取付部材504の第
1段状部514に配設されるリング部材530を備え、
このリング部材530の外周部を切り欠くとともに、板
体532を固着することにより流体室534が形成され
る。この流体室534は、流体通路536を介してピス
トン室538に連通し、このピストン室538にピスト
ン540が配設される。流体室534および流体通路5
36には、油等の流体が充填されており、ピストン54
0の頭部に押圧ねじ542が当接してこのピストン54
0の進退量が調整される。リング部材530は、固定板
544を介して取付部材504に固定される。
【0047】このように構成される第5の実施例に係る
取付構造500では、取付部材504に芯出し機構50
8が装着された状態で、砥石506が第2段状部515
に対応して配設され、ボルト546がこの砥石506の
孔部526に挿入されてフランジ部516のねじ穴51
8にねじ込まれる。
【0048】この状態で、押圧ねじ542がリング部材
530内にねじ込まれると、ピストン540の頭部が押
圧されてこのピストン540は、流体通路536側に移
動する(図中、矢印参照)。このため、流体通路536
および流体室534内の流体圧が上昇し、板体532を
介して砥石506の内周面528が半径外方向に押圧さ
れ、この砥石506の芯出し作業が遂行される。
【0049】
【発明の効果】本発明に係る研削用砥石の取付構造によ
れば、以下の効果が得られる。
【0050】回転軸に固着された取付部材にリング状研
削用砥石が固着される際、芯出し機構を介してこの砥石
の内周面が半径外方向に押圧されるため、砥石の軸線
は、芯出し機構を介して回転軸の軸線と同軸的に位置調
整される。従って、砥石と回転軸との係合に係る寸法管
理が用途なり、加工作業の効率化が遂行されるととも
に、砥石を回転軸に対して容易かつ高精度に取り付ける
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る研削用砥石の取付
構造を組み込む歯車研削装置の全体構成斜視図である。
【図2】前記第1の実施例に係る取付構造の縦断側面図
である。
【図3】前記第1の実施例に係る取付構造を構成する面
倒れ調整機構の縦断側面図である。
【図4】前記面倒れ調整機構の接触角度を変更した状態
の縦断側面図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る取付構造の縦断側
面図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係る取付構造の縦断側
面図である。
【図7】本発明の第4の実施例に係る取付構造の縦断側
面図である。
【図8】本発明の第5の実施例に係る取付構造の縦断側
面図である。
【符号の説明】
10…歯車研削装置 14…切込テーブル 20…トラバーステーブル 48…砥石スピンドルユニット 52…回転軸 54…取付構造 58…取付部材 62…砥石 60…ねじ状研削面 66…芯出し機構 68…面倒れ調整機構 88…押圧リング部材 90…固定リング部材 98、100…リング 200…取付構造 202…回転軸 204…取付部材 206…砥石 208…芯出し機構 220…押圧面 300…取付構造 302…回転軸 304…取付部材 306…砥石 308…芯出し機構 330…コレット部材 332…プランジャ部材 400…取付構造 402…回転軸 404…取付部材 406…砥石 408…芯出し機構 430…リテーナ 432…球体 500…取付構造 502…回転軸 504…取付部材 506…砥石 508…芯出し機構 530…リング部材 534…流体室 536…流体通路 540…ピストン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芳賀 文雄 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 篠 恵也 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動される回転軸と、 前記回転軸に同軸的に固着される取付部材と、 外周部に研削面を有し、前記取付部材に固着されるリン
    グ状研削用砥石と、 前記砥石と取付部材との間に設けられ、砥石の内周面を
    半径外方向に押圧して該砥石を前記回転軸と同軸的に位
    置調整可能な芯出し機構とを備えることを特徴とする研
    削用砥石の取付構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載の取付構造において、砥石と
    取付部材との間に、前記砥石の軸線の傾きを調整するた
    めの面倒れ調整機構が配設されることを特徴とする研削
    用砥石の取付構造。
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