JP2538415Y2 - 研削用砥石の端面シール構造 - Google Patents

研削用砥石の端面シール構造

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JP2538415Y2
JP2538415Y2 JP306692U JP306692U JP2538415Y2 JP 2538415 Y2 JP2538415 Y2 JP 2538415Y2 JP 306692 U JP306692 U JP 306692U JP 306692 U JP306692 U JP 306692U JP 2538415 Y2 JP2538415 Y2 JP 2538415Y2
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正明 宮内
文雄 芳賀
直秀 畑
祥高 今江
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば歯車研削装置を
構成する研削用砥石の端面シール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、歯車研削装置に使用される研削
用砥石は、その外周部にねじ状研削面が形成されてお
り、スピンドルユニットを構成する回転軸に取り付けら
れた状態でこの回転軸と一体的に回転駆動されることに
より、前記ねじ状研削面を介して歯車素材の外周部に歯
車研削加工を施すよう構成されている。
【0003】この種の砥石は、慣性重量を軽減すべく軽
量化が望まれており、従来から、回転軸に固着される円
筒状ボス部と、前記ボス部の外周部から半径方向外方に
張出する薄肉状環板部と、前記環板部の外端に前記ボス
部と同心的に設けられかつその外周に研削面が設けられ
た円筒部とを備えた砥石が使用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記の砥石
では、研削加工時に発生する切り屑等が円筒部内に堆積
し易く、このため、砥石の回転バランスが変動して加工
不良を惹起するという問題がある。そこで、本出願人
は、回転軸にシール板が固定されるとともに、このシー
ル板に砥石の円筒部の端面に弾発的に当接するシール部
材が設けられた端面シール構造(実公昭62−4654
0号公報参照)や、前記円筒部の両端面とこの両端面に
対向してそれぞれ配置されたシール板との間にシール構
造が設けられた端面シール構造(実公昭63−9374
号公報参照)等を提案している。
【0005】この場合、回転軸に固定されるシール板
は、砥石と一体的に回転されるため、特にこのシール板
の外周部分に設けられたシール部材をより軽量化するこ
とが望まれている。また、回転軸の前面側に配設されて
いるシール板は、固定されており、このシール板に設け
られたシール部材は、回転する砥石に摺接するためにシ
ール性および耐磨耗性を一層向上させることが望まれて
いる。
【0006】本考案は、この種の研削用砥石の端面シー
ル構造についてなされたものであって、研削用砥石の円
筒部内に切り屑等が堆積することを確実に阻止でき、し
かも構成を簡素化しかつ軽量化を容易に遂行することが
可能な研削用砥石の端面シール構造を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本考案は、回転軸に固着される円筒状ボス部と、
前記ボス部の外周部から半径方向外方に張出する薄肉状
環板部と、前記環板部の外端に前記ボス部と同心的に設
けられかつその外周に研削面が設けられた円筒部とを備
えた研削用砥石の端面シール構造であって、前記砥石の
一方の端面側に配設される第1シール部材と、前記砥石
の他方の端面側に配設される第2シール部材とを備え、
前記第1シール部材は、前記回転軸に固定される第1固
定部と、前記円筒部の一方の端面周縁に圧接される薄肉
円板状の第1シール部とを備えるとともに、前記第2シ
ール部材は、前記円筒状ボス部に固定される第2固定部
と、前記円筒部の他方の端面周縁に圧接される薄肉円板
状の第2シール部とを備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】本考案の研削用砥石の端面シール構造では、砥
石の一方の端面側に配設される第1シール部材が回転軸
に固定されるとともに、この砥石の他方の端面側に配設
される第2シール部材が前記砥石のボス部に固定されて
いる。このため、第1および第2シール部を円筒部の一
端部周縁に確実に密着させることができ、シール性を容
易に向上させることが可能になり、しかも磨耗を考慮す
る必要がない。さらに、第1および第2シール部を薄肉
円板状に構成することにより、第1および第2シール部
材全体の軽量化が可能になる。
【0009】
【実施例】本考案に係る研削用砥石の端面シール構造に
ついて、これを組み込む歯車研削装置との関連で実施例
を挙げて以下詳細に説明する。
【0010】図1において、参照符号10は、歯車研削
装置を示し、この歯車研削装置10を構成するベッド1
2の上面に、切込テーブル14が矢印A方向に進退自在
に配設される。この切込テーブル14は、第1モータ1
6に連結されたボールねじ18に係合されている。切込
テーブル14上に、トラバーステーブル20が矢印B方
向に進退自在に配設され、このトラバーステーブル20
は、第2モータ22に連結されたボールねじ24に係合
されている。
【0011】トラバーステーブル20上には、ワーク保
持機構26が設けられ、このワーク保持機構26は、主
軸台28と心押台30とを備えるとともに、この主軸台
28は、歯車素材であるワークWを回転させるための第
3モータ32を備える。このトラバーステーブル20上
に、ワークWに近接してワークセンサ34が配設され
る。
【0012】ベッド12上には、切込テーブル14の進
行方向前方にコラム36が立設され、このコラム36に
旋回テーブル38が保持される。旋回テーブル38は、
第4モータ40により矢印C方向に旋回自在であり、こ
の旋回テーブル38の前面上部に第5モータ42が固着
され、この第5モータ42に連結されて矢印D方向に延
びるボールねじ44にシフトテーブル46が係合する。
このシフトテーブル46には、砥石スピンドルユニット
48が係着される。この砥石スピンドルユニット48
は、砥石回転駆動用の第6モータ50を備え、この第6
モータ50により回転軸52が回転駆動される。
【0013】図3および図4に示すように、回転軸52
の先端部にリング状の取付板54が固着されるととも
に、この先端部から軸線方向にテーパ軸部56が設けら
れ、このテーパ軸部56は、先細り状を呈して端部に第
1ねじ部58aと第2ねじ部58bとが同軸的に形成さ
れる。この第1および第2ねじ部58a、58bには、
ナット60a、60bが螺合して研削用砥石62を回転
軸52に保持している。砥石62は、回転軸52のテー
パ軸部56に嵌着されるテーパ孔64を有した円筒状ボ
ス部66と、このボス部66の外周部から半径方向外方
に張出する薄肉状環板部68と、この環板部68の外端
に前記ボス部66と同心的に設けられかつその外周にね
じ状研削面70が設けられた円筒部72とを備える。
【0014】この砥石62に、本実施例に係る端面シー
ル構造74が設けられる。この端面シール構造74は、
砥石62の一方の端面側、すなわち回転軸52の先端部
側に配設される第1シール部材76と、この砥石62の
他方の端面側、すなわちテーパ軸部56の先端部側に配
設される第2シール部材78とを備える。第1シール部
材76は、金属材料で形成されており、回転軸52に固
定された取付板54に固着されるリング状の第1固定部
80と、砥石62の円筒部72の一方の端面周縁72a
に弾発的に圧接される薄肉円板状の第1シール部82と
を備える。この第1固定部80には、所定角度ずつ離間
して孔部84が形成され、この孔部84を介して第1固
定部80が取付板54に対してボルト85により固着さ
れる。
【0015】第2シール部材78は、同様に金属材料で
形成され、ボス部66に固定されるリング状の第2固定
部86と、円筒部72の他方の端面周縁72bに弾発的
に圧接される薄肉円板状の第2シール部88とを備え
る。この第2固定部86は、ナット60bを介してボス
部66に対し固定される。
【0016】次に、このように構成される歯車研削装置
10の動作を、本実施例に係る端面シール構造74との
関連で説明する。
【0017】まず、回転軸52に対して砥石62が装着
される。すなわち、回転軸52の先端部に固着された取
付板54に第1シール部材76の第1固定部80がボル
ト85により装着された後、砥石62のボス部66に形
成されたテーパ孔64にテーパ軸部56が嵌着される。
この状態で、第1および第2ねじ部58a、58bにナ
ット60a、60bが螺合される。このため、第1シー
ル部材76の第1シール部82が、砥石62の円筒部7
2の一方の端面周縁72aに圧接される。また、ボス部
66の前面側に第2シール部材78が配設されており、
その第2固定部86がナット60bを介してこのボス部
66に固定されて第2シール部88が円筒部72の他方
の端面周縁72bに圧接される。
【0018】一方、ワーク保持機構26を構成する主軸
台28と心押台30とにワークWが保持されており、第
1および第2モータ16、22の駆動作用下に切り込み
テーブル14およびトラバーステーブル20を介してこ
のワーク保持機構26が、矢印A方向および矢印B方向
の所定の位置に変位される。
【0019】砥石62側では、まず第4モータ40の駆
動作用下に旋回テーブル38が矢印C方向の所定の角度
まで旋回され、この旋回テーブル38と一体的に砥石5
6がワークWに対して所定の角度に傾斜する。そして、
旋回テーブル38上に設けられたシフトテーブル46
が、第5モータ42を介して所定の位置まで変位され
る。これにより、ワークWおよび砥石62の位置決めが
行われ、さらにこの砥石62とワークWとの初期位相合
わせが行われた後、砥石スピンドルユニット48の第6
モータ50とワーク保持機構26の第3モータ32とが
同期運転される。このため、砥石62のねじ状研削面7
0を介してワークWの歯車研削加工が行われる。
【0020】この場合、本実施例に係る端面シール構造
74では、実質的に回転軸52に固定される略板状の第
1シール部材76と、砥石62のボス部66に固定され
る略板状の第2シール部材78とを備えるだけでよく、
部品点数が一挙に削減されてコストダウンが容易に可能
になる。しかも、砥石62の円筒部72内に切り屑等が
進入することを防止するためのシール構造として、この
円筒部72の端面周縁72a、72bに圧接される薄肉
円板状の第1および第2シール部82、88を備えると
ともに、第1および第2シール部材76、78が砥石6
2と一体的に回転される。このため、第1および第2シ
ール部82、88の磨耗等を考慮する必要がなく、確実
なシール性を確保することができるという効果が得られ
る。
【0021】さらに、第1および第2シール部材76、
78は、リング状の第1および第2固定部80、86の
外周に薄肉円板状の第1および第2シール部82、88
を備えるだけであり、この第1および第2シール部材7
6、78自体を相当に軽量化することが可能になる。
【0022】
【考案の効果】本考案に係る研削用砥石の端面シール構
造によれば、以下の効果が得られる。
【0023】砥石の一方の端面側に配設される第1シー
ル部材が回転軸に固定されるとともに、この砥石の他方
の端面側に配設される第2シール部材が前記砥石のボス
部に固定されるため、第1および第2シール部を円筒部
に確実に密着させることができる。従って、シール性を
容易に向上させることが可能になり、しかも第1および
第2シール部の磨耗を有効に防止することが可能にな
る。さらに、第1および第2シール部を薄肉円板状に構
成することにより、第1および第2シール部材全体を容
易に軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る研削用砥石の端面シール
構造を組み込む歯車研削装置の全体構成斜視図である。
【図2】前記端面シール構造の縦断側面図である。
【図3】前記端面シール構造の分解斜視説明図である。
【符号の説明】
10…歯車研削装置 48…砥石スピンドルユニット 52…回転軸 54…取付板 62…砥石 66…ボス部 68…環板部 72…円筒部 72a、72b…端面周縁 74…端面シール構造 76、78…シール部材 80…固定部 82…シール部 86…固定部 88…シール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 今江 祥高 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダ エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−89463(JP,U) 実開 平1−81223(JP,U) 実公 昭63−9374(JP,Y2) 実公 昭62−46540(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に固着される円筒状ボス部と、前記
    ボス部の外周部から半径方向外方に張出する薄肉状環板
    部と、前記環板部の外端に前記ボス部と同心的に設けら
    れかつその外周に研削面が設けられた円筒部とを備えた
    研削用砥石の端面シール構造であって、 前記砥石の一方の端面側に配設される第1シール部材
    と、 前記砥石の他方の端面側に配設される第2シール部材と
    を備え、 前記第1シール部材は、前記回転軸に固定される第1固
    定部と、 前記円筒部の一方の端面周縁に圧接される薄肉円板状の
    第1シール部とを備えるとともに、 前記第2シール部材は、前記円筒状ボス部に固定される
    第2固定部と、 前記円筒部の他方の端面周縁に圧接される薄肉円板状の
    第2シール部とを備えることを特徴とする研削用砥石の
    端面シール構造。
JP306692U 1992-01-30 1992-01-30 研削用砥石の端面シール構造 Expired - Lifetime JP2538415Y2 (ja)

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JPH0560764U JPH0560764U (ja) 1993-08-10
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