JP6326276B2 - クランクシャフトミラーの工具保持装置 - Google Patents
クランクシャフトミラーの工具保持装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6326276B2 JP6326276B2 JP2014092522A JP2014092522A JP6326276B2 JP 6326276 B2 JP6326276 B2 JP 6326276B2 JP 2014092522 A JP2014092522 A JP 2014092522A JP 2014092522 A JP2014092522 A JP 2014092522A JP 6326276 B2 JP6326276 B2 JP 6326276B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter
- crankshaft
- adapter
- vibration
- holding device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 21
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 241001272720 Medialuna californiensis Species 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C3/00—Milling particular work; Special milling operations; Machines therefor
- B23C3/06—Milling crankshafts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/08—Disc-type cutters
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/26—Securing milling cutters to the driving spindle
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Description
また、カッタアダプタは、切削時にカッタがぶれないようにカッタを強固に支えるために、その剛性が高く設定されており、カッタアダプタそれ自体は振動を吸収し得る機能を有しないものとなっている。
クランクシャフトを切削するカッタを保持するためのカッタアダプタを備え、
該カッタアダプタが、前記カッタを着脱可能に嵌合装着するリング状面板部と、このリング状面板部と同軸をなす円筒状部とを一体的に結合してなるクランクシャフトミラーの工具保持装置であって、
前記円筒状部に、周方向に間隔をあけて軸線方向に沿って切り込まれる一対のスリットを設けることで自由振動可能な可振動部を形成するとともに、該可振動部の一端側を前記リング状面板部に固定するようにし、かつ該可振動部の振動を粘弾性体で減衰するようにしたことを特徴とするものである。
図1に示されるクランクシャフトミラー1は、水平Z軸方向に延びるベッド2を備え、このベッド2上に互いに対向するように2基のワークヘッド3が設置され、これらワークヘッド3の間に2基のカッタユニット4が設置され、各ワークヘッド3の対向面にワーク(クランクシャフト)Wを掴むチャック5がそれぞれ配されて構成されている。ここで、カッタユニット4は、チャック5が挿通可能な内周部6aを有する内刃式のカッタ6を、このカッタ6を保持するカッタアダプタ7を介して、カッタハウジング8内に回転自在に組み込まれたカッタドラム9に装着し、このカッタドラム9を図示されないカッタ回転駆動機構で回転駆動することにより、カッタアダプタ7を介してカッタ6を回転させることができるようになっている。また、カッタユニット4においては、いずれも図示省略するが、カッタハウジング8を水平Z軸方向と直交する水平Y軸方向にスライドさせるスライド機構と、カッタハウジング8を支軸の周りの上下X軸方向に揺動させる揺動機構とが装備されている。そして、カッタドラム9の回転駆動でカッタ6を回転させながらカッタハウジング8の水平方向のスライド運動と上下方向の揺動運動との組み合わせでカッタ6をクランクシャフトWの周りに公転させることにより、クランクシャフトWのジャーナル部やピン部の切削加工を行うようにされている。
図2(a)に示されるように、カッタ6は、円環状をなすカッタ本体10の内周側に所要の刃先交換式チップ11(以下、単に「チップ11」という。)を装着して構成されている。このカッタ6においては、各チップ11のエッジで切削刃を構成し、複数個のチップ11でワークWの被切削域を分担切削するようにそれらチップ11が組み合わされている。
図2(b)に示されるように、カッタアダプタ7は、カッタ6が着脱可能に嵌合装着されるリング状面板部7aと、このリング状面板部7aと同軸をなす円筒状部7bとが一体的に結合されてなるものである。
図2(a)に示されるように、リング状面板部7aの内周面には、カッタ6における凸部12に対応させたテーパスプライン溝等のキー溝状の複数の凹部14が前述した凸部12と同一ピッチで同数設けられている。リング状面板部7aにおけるカッタ挿入方向後側の面には、前記ひとつおきの凸部12に対応するひとつおきの凹部14の近傍部位に、円板の一部が半月状に切り欠かれたような形状のクランパ15が回動可能に埋め込まれている。このクランパ15の回動中心部を貫くようにクランプボルト16がリング状面板部7aに螺合され、クランプボルト16が緩んでいる状態でそのクランプボルト16を中心にしてクランパ15が回動することができ、クランプボルト16の締付でクランパ15がリング状面板部7aに締結・固定されるようになっている。
カッタ6とカッタアダプタ7とにおいては、座溝13が設けられたひとつおきの凸部12とクランパ15が配置されたひとつおきの凹部14との位置を合わせるように、カッタ6の凸部12をカッタアダプタ7におけるリング状面板部7aの凹部14に挿入して、カッタ6とカッタアダプタ7とを互いにテーパ嵌合することにより、そのテーパ嵌合部の作用でカッタ6がカッタアダプタ7の中心に正確に高精度に芯出しされるようになっている。
このようにして、カッタ6とカッタアダプタ7とがテーパ嵌合している状態において、クランプボルト16を中心としてクランパ15を座溝13に掛けるように回動して係止した後、クランプボルト16を締め付けることにより、カッタ6をカッタアダプタ7に固定することができる。
図2(a)に示されるように、カッタアダプタ7には、自由振動可能な複数(本例では4個)の可振動部20が周方向に等角度間隔で形成されている。
なお、カッタアダプタ7は、円筒状部7bの可振動部20を除いた円周上に設けられたボルト取付部(ボルト35)によりカッタドラム9に取り付けられている。
図2(a)(c)に示されるように、可振動部20は、リング状面板部7aと円筒状部7bとの境界部に周方向に所定間隔をあけて1対の丸孔21を設け、この丸孔21を起点に、円筒状部7bに周方向に所定間隔をあけて軸線方向に沿って切り込まれる一対のスリット22を設けることで形成され、該可振動部20の一端側がリング状面板部7aに固定される一方で他端側が自由振動可能とされている。こうして、カッタ6(カッタ本体10)の強度に影響を与えることなく、カッタアダプタ7に可振動部20を容易に形成することができる。
可振動部20の他端面には、スペーサ30を介して押さえ板31がボルト32によって締着され、この押さえ板31に平板状の粘弾性体33がカッタドラム9の端面に接触可能に介在されるように貼り付けられている。
ここで、粘弾性体33は、ばね要素と減衰要素とを有するものであり、非線形なばね定数を有するものである。つまり、荷重を加えることによって粘弾性体33を変形させた場合、粘弾性体33のばね定数は荷重の大きさによって変化することになる。粘弾性体33としては例えばゴム等が挙げられる。
なお、スペーサ30の厚みを調整することにより、カッタドラム9の端面に対する粘弾性体33の押付力や、粘弾性体33の初期の変形代等を調整することができる。
カッタ6の肉厚は比較的薄く振動し易い構造となっているため、切削時にカッタ6が振動する場合がある。
本実施形態のクランクシャフトミラーの工具保持装置によれば、切削時のカッタ6の振動に伴いカッタアダプタ7に形成された可振動部20が振動され、この可振動部20の振動エネルギが粘弾性体33によって消費されるので、カッタ6およびカッタアダプタ7全体での振動が減衰されることになり(振動のモード減衰理論)、切削時のカッタ6の振動を抑えることができる。したがって、切削時のカッタ6の振動に起因する加工面不良や騒音等を防止するために加工速度を遅くするなどして負荷を下げて加工する必要がなく、高負荷での切削加工が可能となり、加工能率を向上させることができる。
6 カッタ
7 カッタアダプタ
7a リング状面板部
7b 円筒状部
20 可振動部
22 スリット
33 粘弾性体
Claims (1)
- クランクシャフトを切削するカッタを保持するためのカッタアダプタを備え、
該カッタアダプタが、前記カッタを着脱可能に嵌合装着するリング状面板部と、このリング状面板部と同軸をなす円筒状部とを一体的に結合してなるクランクシャフトミラーの工具保持装置であって、
前記円筒状部に、周方向に間隔をあけて軸線方向に沿って切り込まれる一対のスリットを設けることで自由振動可能な可振動部を形成するとともに、該可振動部の一端側を前記リング状面板部に固定するようにし、かつ該可振動部の振動を粘弾性体で減衰するようにしたことを特徴とするクランクシャフトミラーの工具保持装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014092522A JP6326276B2 (ja) | 2014-04-28 | 2014-04-28 | クランクシャフトミラーの工具保持装置 |
DE112015002020.9T DE112015002020B4 (de) | 2014-04-28 | 2015-01-06 | Werkzeugaufnahme für Kurbelwellenfräse |
PCT/JP2015/050139 WO2015166667A1 (ja) | 2014-04-28 | 2015-01-06 | クランクシャフトミラーの工具保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014092522A JP6326276B2 (ja) | 2014-04-28 | 2014-04-28 | クランクシャフトミラーの工具保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015208816A JP2015208816A (ja) | 2015-11-24 |
JP6326276B2 true JP6326276B2 (ja) | 2018-05-16 |
Family
ID=54358408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014092522A Active JP6326276B2 (ja) | 2014-04-28 | 2014-04-28 | クランクシャフトミラーの工具保持装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6326276B2 (ja) |
DE (1) | DE112015002020B4 (ja) |
WO (1) | WO2015166667A1 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5518347A (en) * | 1995-05-23 | 1996-05-21 | Design And Manufacturing Solutions, Inc. | Tuned damping system for suppressing vibrations during machining |
JP4097050B2 (ja) * | 1998-10-12 | 2008-06-04 | コマツ工機株式会社 | インターナルクランクシャフトミラーのカッタ取付け装置 |
JP4190652B2 (ja) * | 1999-04-26 | 2008-12-03 | 本田技研工業株式会社 | 工具ホルダ構造及び工具保持装置 |
JP2002018660A (ja) * | 2000-07-07 | 2002-01-22 | Daishowa Seiki Co Ltd | 工具ホルダー |
JP4556706B2 (ja) * | 2005-03-02 | 2010-10-06 | 三菱マテリアル株式会社 | ピンミラーカッタの取付機構 |
JP2007210036A (ja) * | 2006-02-07 | 2007-08-23 | Mitsubishi Materials Corp | 切削工具 |
JP2012196729A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Hitachi Ltd | 防振機能を備えた回転切削工具 |
-
2014
- 2014-04-28 JP JP2014092522A patent/JP6326276B2/ja active Active
-
2015
- 2015-01-06 WO PCT/JP2015/050139 patent/WO2015166667A1/ja active Application Filing
- 2015-01-06 DE DE112015002020.9T patent/DE112015002020B4/de active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE112015002020T5 (de) | 2017-02-23 |
DE112015002020B4 (de) | 2021-03-18 |
JP2015208816A (ja) | 2015-11-24 |
WO2015166667A1 (ja) | 2015-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9199353B2 (en) | Power tool | |
KR20160088805A (ko) | 마운트 플랜지 | |
JP2018513024A (ja) | 切削機の回生振動を低減する方法 | |
JP6490060B2 (ja) | アクティブ磁気軸受を有する工具軸 | |
WO2018110681A1 (ja) | 作業機械のびびり防止構造 | |
KR101100497B1 (ko) | 작업기계의 흔들림 방지장치 | |
JP2012139809A (ja) | 工具ホルダ | |
JP6326276B2 (ja) | クランクシャフトミラーの工具保持装置 | |
JP6996398B2 (ja) | バリ取り装置 | |
JP2007210036A (ja) | 切削工具 | |
JP2010179447A (ja) | 円筒状穿孔工具 | |
KR101756347B1 (ko) | 면취 장치 | |
KR101145576B1 (ko) | 방진장치 및 그 방진장치가 구비된 절삭공구 | |
JP6502124B2 (ja) | クランクシャフトミラーのカッタ | |
KR101193905B1 (ko) | 피가공물 디버링 장치 | |
JP2017074626A (ja) | チャック装置 | |
CN1826480A (zh) | 离合机构的平衡方法和具有这种机构的盖 | |
JP2008062305A (ja) | 切削工具 | |
JP6009312B2 (ja) | 研削盤 | |
RU2555292C1 (ru) | Режущий инструмент | |
KR100582636B1 (ko) | 허브 블레이드 | |
JP2011230217A (ja) | 工具のびびり防止装置 | |
KR20110113867A (ko) | 방진장치 및 그 방진장치가 구비된 절삭공구 | |
JP2018534162A (ja) | 振動を除去するためのガイドを備えた面取り工具 | |
JP3952264B2 (ja) | 加工装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171214 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180410 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180416 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6326276 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |