JP2014078026A - 引出線配線装置及び画像表示装置 - Google Patents

引出線配線装置及び画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の引出線26の抵抗値を十分に均一化できるようにする。
【解決手段】電気絶縁する絶縁層24、絶縁層24を貫通して設けられた接続部32、絶縁層24の一方の面に形成された外部接続端子28、絶縁層24の他方の面に形成された引出線26を設ける。そして、接続部32により外部接続端子28と引出線26とが接続される。また、引出線26の一方の端部は、導電体27に接続される。引出線26の他方の端部は、導電体27側の外部接続端子28の第1の端部から所定距離離れた位置において、接続部32により外部接続端子28と接続される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、信号線と駆動回路とを接続する引出線配線装置、画像表示装置及び引出線配線装置の製造方法に関する。
液晶パネル等の表示パネルを備えた画像表示装置が、市場に提供されている。この液晶パネルは、薄型軽量であり、かつ、低消費電力のフラットパネルディスプレイである。
かかる液晶パネルは、パネル中央部に設けられた画像表示を行う表示領域、この表示領域の外周領域に設けられた額縁領域、この額縁領域の外周領域に設けられた端子領域を備える。
表示領域には、複数の走査線が、所定の間隔をおいて並設されている。また、この走査線に直交して、複数のデータ線が、所定の間隔をおいて並設されている。端子領域には、外部信号を出力する駆動回路のピン(端子)を接続するための複数の外部接続端子が、形成されている。額縁領域には、走査線やデータ線を外部接続端子に接続するための複数の引出線が、形成されている。そして、走査線とデータ線とにより囲まれる最小領域が1つの画素をなしている。
このような構成で、画像表示は、走査線とデータ線との外部信号に基づき各画素の透過率を制御することにより行なわれる。
以下の説明では、走査線やデータ線を総称して信号線と記載すると共に、信号線の隣接間隔を信号線ピッチと記載する。また、信号線を流れる外部信号を制御信号と記載する。
さらに、駆動回路のピン数に対応した数の外部接続端子の群を端子ブロックと記載する。この場合、複数の外部接続端子は、複数の端子ブロックに分けられる。また、端子ブロックにおける外部接続端子の間隔は、端子ピッチと記載される。
一般的に信号線ピッチは端子ピッチより大きいため、引出線は、信号線ピッチと端子ピッチとのピッチ調整を行いながら信号線と外部接続端子とを接続する。このとき、接続する外部信号端子と信号線との位置関係により、引出線の長さが異なる。
引出線の長さが異なると、その抵抗値も異なる。引出線の抵抗値が大きいと、外部接続端子から画素に伝達される制御信号の伝送特性が大きく劣化する。制御信号の伝送特性は、表示画像の画質低下の原因となる。
1つの端子ブロックにおける各引出線の長さは、連続的に変化する。従って、端子ブロック内の各引出線の抵抗値も徐々に変化する。このため、1つの端子ブロックにおける外部接続端子からの制御信号により制御される画素の画質は、徐々に変化する。画質が徐々に変化するので、画質低下は余り目立たない。
しかし、端子ブロック間においては引出線の長さは、不連続的に変化する。従って、引出線の抵抗値も不連続的に変化する。このため、画質が不連続的に変化する。画質が不連続的に変化するので、画質低下が目立つようになる。
そこで、複数の引出線の抵抗値を均一化する技術開発が行われている。例えば、特開平10−153791号公報(特許文献1)や特開2003−140181号公報(特許文献2)は、以下の提案を行っている。即ち、特許文献1及び特許文献2においては、引出線を蛇行させて抵抗値を増大させ、また線幅を変えて抵抗値を調整する。これにより、複数の引出線の抵抗値が均一になるようにしている。
特開平10−153791号公報 特開2003−140181号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2が開示する引出線を蛇行させ、あるいは線幅を変えて抵抗値を調整すると言った方策を実施するには、相応のスペースの確保が必要であるにもかかわらず、このスペースの確保が困難となる場合があった。即ち、引出線を蛇行させるためには、引出線を蛇行させるためのスペースを確保しなければならない。また、引出線の線幅を太くする場合は、隣接する引出線が短絡しないように、引出線の隣接間隔を広くするためのスペースを確保しなければならない。
しかし、画像表示が高精細でありながら、額縁領域の狭い表示パネルの開発が望まれている画像表示装置においては、上記スペースの確保が困難となり、引出線の抵抗値を十分に均一化できない問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決した引出線配線装置、画像表示装置及び引出線配線装置の製造方法を提供することを主目的とする。
上記課題を解決するため、引出線配線装置は、電気絶縁する絶縁層と、絶縁層を貫通して設けられた接続部とを備える。また、絶縁層の一方の面に形成された外部接続端子と、絶縁層の他方の面に形成された引出線とを備える。そして、外部接続端子と引出線とが接続部により接続される。引出線の一方の端部は、導電体に接続される。また、引出線の他方の端部は、外部接続端子における導電体側の第1の端部から所定距離離れた位置において、接続部によって外部接続端子と接続される。
外部接続端子における導電体側の端部から所定距離離れた位置において、接続部によって引出線の一方の端部を外部接続端子と接続したので、引出線の抵抗値の調整範囲を拡大できる。従って、引出線の抵抗値が均一化できる。
関連技術の考察に適用される液晶パネルの上面図である。 関連技術の考察に適用される引出線が端子ブロックの中心軸線に対して対称に配置されている場合の端子領域及び額縁領域を示す上面図である。 関連技術の考察に適用される引出線が端子ブロックの中心軸線に対して非対称に配置されている場合の端子領域及び額縁領域を示す上面図である。 関連技術の考察に適用される引出線が蛇行した構成を示す図である。 関連技術の考察に適用される外部接続端子を含む表示パネルの部分断面図である。 第1の実施形態の説明に適用される引出線配線装置における外部接続端子を含む断面図である。 第2の実施形態の説明に適用される引出線配線装置における端子領域及び額縁領域の部分上面図である。 図7におけるB−B線に沿った断面図である。 第2の実施形態の説明に適用される引出線配線装置における外部接続端子を拡大した部分上面図である。 第2の実施形態の説明に適用される引出線配線装置の製造方法を示すフローチャートである。 第2の実施形態の説明に適用される引出線の蛇行部を説明する図である。 第2の実施形態の引出線配線装置と関連技術にかかる引出線配線装置とにおける1つの端子ブロック内での引出線の抵抗値分布を比較した図である。 第3の実施形態の説明に適用される引出線配線装置を示す上面図である。 第3の実施形態と関連技術とにかかる引出線配線装置における引出線の抵抗値分布を測定した結果を示す図である。 第4の実施形態の説明に適用される引出線配線装置における外部接続端子の上面図で、額縁領域から遠い外部接続端子の端部近傍に各コンタクトホールを形成した場合の図である。 第4の実施形態の説明に適用される引出線配線装置における外部接続端子の上面図で、額縁領域に近い外部接続端子の端部近傍に各コンタクトホールを形成した場合の図である。 第4の実施形態の説明に適用される引出線配線装置における外部接続端子の上面図で、各コンタクトホールが外部接続端子の領域全体に分散するように形成した場合の図である。 第5の実施形態の説明に適用される液晶表示装置の構成を示す斜視図である。
まず、関連技術を考察する。図1は、一般的な液晶パネル2の上面図を示している。液晶パネル2は、表示領域4、額縁領域6、端子領域8を備える。表示領域4は、複数の走査線10aや複数のデータ線10b等の信号線10を備えている。走査線10aとデータ線10bは、鎖交状態で直交している。
端子領域8には、複数の外部接続端子12が形成されている。この外部接続端子12は、図示しない駆動回路毎に1つの端子ブロック13としてブロック化されている。額縁領域6には、信号線10と外部接続端子12とを接続する複数の引出線16が形成されている。なお、以下に示す各図においては、図の簡略化のために信号線、外部接続端子及び信号線等の一部を適宜図示省略する。
図2及び図3は、端子領域8及び額縁領域6の上面図である。なお、図2及び図3等に示すように端子ブロック13は矩形状である。そこで、端子ブロック13の辺であって、表示領域4側の辺の中心を通り、端子領域8から表示領域4に向かう線を中心軸線としたとき、この中心軸線に対して端子ブロック13の引出線16は対称又は非対称に配置されている。図2は、引出線16は中心軸線に対して対称に配置されている場合を示している。図3は、引出線16は中心軸線に対して非対称に配置されている場合を示している。
このような引出線16、外部接続端子12及び信号線10等は、フォトリソグラフィ法を用いて形成される。そこで、複数の引出線16の抵抗値分布を均一化するために、フォトリソグラフィ法における解像度等のプロセス条件(例えば、引出線16の最小隣接間隔)を満たしながら、引出線16の線長や線幅が設定される。
例えば、長い線長の引出線16は、線幅を太くすることにより、この引出線16の低抵抗化が図られる。また、短い線長の引出線16は、線幅を細くすることにより、この引出線16の高抵抗化が図られる。これにより長い線長の引出線16の抵抗値と短い線長の引出線16の抵抗値との差は、小さくなる。
図2及び図3における拡大図Bは、端子領域8と額縁領域6との境界部分の拡大図であり、拡大図Cは、表示領域4と額縁領域6との境界部分の拡大図である。なお、本明細書では、図2,図3等に示すように、端子領域8の長手方向に平行な線Kと引出線16とがなす鋭角を引出角αと定義する。
このように引出角αを定義した場合、引出線16の引出角αは、引出線16毎に異なる値となる。引出角αが小さくなると、引出線16の隣接間隔Sも狭くなる。この隣接間隔Sの最小値は、上述したフォトリソグラフィ法における解像度等のプロセス条件によって決まる。従って、このプロセス条件内でしか、引出線16の線幅Wは太くできない。
引出線の線幅に上限があり、この上限を満たしながら各引出線の抵抗値分布を均一化することが困難であるため、特許文献2は、図4に示すように、引出線16を蛇行させる構成を提案している。図4に示す構成は、外部接続端子12と信号線10との直線距離Lが長い線長の引出線16aは、太い線幅となっている。また、外部接続端子12と信号線10との直線距離Lが短い線長の引出線16bは、細い線幅とし、かつ、蛇行20している。従って、引出線を蛇行させるには、相応のスペースが必要となる。
近年、表示領域4のサイズを変えずに画素数を増大させたり、または額縁領域6を狭くした高精細液晶パネルの開発が進んでいる。画素数の増大により、引出線の数も増加する。また、かかる高精細液晶パネルの技術開発と相俟って、駆動回路の多ピン化(ピン数が大きくなる)が進んでいる。
従って、信号線ピッチと端子ピッチとのピッチ差が大きくなって、引出線の線幅を太くすることが困難になる。また、狭い額縁領域に多数の引き出し配線を形成しなければならないため、引出線を蛇行させるスペースの確保が困難になっている。
上記外部接続端子12及び引出線16からなる表示パネルの引出線配線装置を、図5を参照して更に詳しく検討する。図5は、外部接続端子12を含む表示パネルの部分断面図である。
ガラス基板22の上に絶縁層24が形成され、この絶縁層24の上に引出線16が形成されている。さらに、引出線16の上には、ITO(Indium Tin Oxide)等からなるパターン12aが形成されている。外部接続端子12は、パターン12aと引出線16とが重なった領域である。
このような構成において、本願発明者は、これまで使われていなかった場所(例えば、ガラス基板22と絶縁層24との間)に引出線が形成できることを見出した。
次に、上述した考察によりなされた本発明の第1の実施形態を説明する。図6は、本実施形態にかかる引出線配線装置の部分断面図である。
引出線配線装置30は、外部接続端子28、絶縁層24、引出線26、接続部(コンタクトホール)32を備える。外部接続端子28は、外部信号(制御信号)が入力する電気導電体の端子である。絶縁層24は、電気絶縁体からなる。引出線26は、電気導電体からなる。コンタクトホール32は、絶縁層24を貫通して形成されている。
そして、絶縁層24が外部接続端子28と引出線26とを電気的に絶縁している。また、引出線26の一方の端部は導電体27に接続され、他方の端部は絶縁層24に形成されたコンタクトホール32を介して外部接続端子28と接続されている。
上記構成により、引出線26は、外部接続端子28における導電体27側の第1の端部からコンタクトホール32までの距離だけ長くできる。従って、引出線26の抵抗値の調整範囲が拡大できる。よって、引出線26の抵抗値分布が、高均一化される。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。なお、上記実施形態と同一構成に関しては同一符号を用いて説明を適宜省略する。
図7は、本実施形態にかかる引出線配線装置における端子領域8及び額縁領域6の部分上面図を示している。図8は、図7におけるB−B線に沿った断面図である。また図9は、外部接続端子28を拡大した部分上面図である。
引出線配線装置30は、絶縁層24を挟んで設けられた外部接続端子28と引出線26とを備えている。なお、絶縁層24には、コンタクトホール(接続部)32が形成されている。引出線26は、ガラス基板22と絶縁層24との層間に形成されている。
絶縁層24は、外部接続端子28と引出線26とを電気的に隔離する膜で、その材料として二酸化珪素や窒化珪素等が例示できる。引出線26は、クロミューム、モリブデン、アルミニューム等を材料に含む単層又は多層膜である。外部接続端子28は、クロミューム、モリブデン、アルミニューム等を材料に含む金属パターン28aとITO等のパターン28bとの積層体である。
このような引出線配線装置30の製造方法を図10を参照して説明する。まず、ガラス基板22の上にクロミューム、モリブデン、アルミニューム等を材料に含む金属膜が、スパッタ法等を用いて形成される。その後、フォトリソグラフィ法を用いて、金属膜をパターニングすることにより、引出線26が形成される(ステップSt1)。
次に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等を用いて引出線26の上に二酸化珪素や窒化珪素を成膜することにより、絶縁層24が形成される(ステップSt2)。その後、コンタクトホール32が、エッチング技術を用いて絶縁層24に形成される(ステップSt3)。
コンタクトホール32を形成した後に、クロミューム、モリブデン、アルミニューム等を材料に含む金属膜が成膜され、その上にITO膜が成膜される。そして、フォトリソグラフィ法を用いて、金属膜及びITO膜をパターニングすることにより、外部接続端子28が形成される(ステップSt4)。
このようにして形成された外部接続端子28と引出線26とは、図7に示すようにコンタクトホール32の位置で電気接続される。このコンタクトホール32は、外縁端34側の外部接続端子28の端部(第2の端部)の近傍に形成されている。即ち、コンタクトホール32は、外部接続端子28の第2の端部から所定距離離れた位置に形成されている。そして、長い線長の引出線26の線幅は広く形成され、また短い線長の引出線26の線幅は狭く形成されている。
コンタクトホール32は、表示領域4から最も離れた外部接続端子28の第2の端部から所定距離離れた位置に形成されているので、引出線26は端子領域8の幅に略相当する分だけ長くできる。言い換えれば、引出線26の抵抗値の調整範囲は、端子領域8だけ広げることが可能になっている。
即ち、額縁領域6の一般的な幅は約2〜5mm程度であり、外部接続端子28の長さは約1.5〜3mmである。従って、本実施形態にかかる額縁領域6は、実質的に約1.5〜3mm広げることが可能になる。
また、図7に示したように、端子領域8における引出線26は、互いに平行に設けられると共に、外部接続端子28に沿って設けられている。具体的には、端子領域8からの各引出線26は平行で、かつ、外部接続端子28に平行に引き出され、その後に所定の引出角で信号線10の方向に延びている。このため、端子領域8における引出線26の隣接間隔は、最も大きくなる。従って、端子領域8における引出線26の線幅を広い幅に設定することが可能になる。
制御信号の伝送特性のばらつきを抑えるために、各引出線の抵抗値分布は均一化していることが好ましい。加えて、制御信号の伝送特性の劣化量を抑えるために、各引出線の抵抗値は低いことが好ましい。引出線を端子領域8において外部接続端子と接続する場合、端子領域8における引出線26の抵抗値により、引出線26の全長に渡る抵抗値が高くなる。
このような場合には、図7の拡大図Gに示すように、端子領域8における引出線26の線幅W1を額縁領域6の線幅W2より太い線幅に設定する。即ち、引出線26の線幅を途中から変える。なお、図7の拡大図Gは、額縁領域6及び端子領域8における線長が長い引出線26の上面図である。これにより、各引出線の抵抗値の十分な均一化を達成しながら、引出線26の抵抗値が高くなることが抑制できる。
上記説明では、引出線26は直線的であり蛇行する構成でなかったが、本実施形態は、引出線26を蛇行させる構成を排除するものではない。即ち、図11に示すように、引出線26の抵抗値を高くしたい場合には、この引出線26に蛇行部39を設けて線長を長くする。蛇行の回数等は、調整したい抵抗値に応じて、適宜設定することができる。
図12は、上記構成の引出線配線装置と関連技術にかかる引出線配線装置とにおける1つの端子ブロック内での引出線の抵抗値分布を比較した図である。○印が本実施形態にかかる引出線配線装置の引出線の抵抗値を示し、■印が関連技術にかかる引出線配線装置の引出線の抵抗値を示している。また、横軸は端子ブロックにおける外部接続端子のピン番号を示し、縦軸はその番号の外部接続端子に接続された引出線の抵抗値を示している。
関連技術にかかる引出線配線装置の場合には、抵抗値が大きく変動している。これは引出線を蛇行させたり線幅を調整したりしても、これらの調整スペースの制約から、抵抗値の十分な均一化が図れないことを示している。これに対し本実施形態にかかる引出線配線装置の場合には、抵抗値の変動は、抑制されている。これは引出線を端子領域におけるコンタクトホールの位置まで延長することで、抵抗値の調整スペースが広がり、抵抗値の十分な均一化が図れたことを示している。
従って、液晶パネルの寸法等の基本仕様を変えることなく、引出線の抵抗値分布を高均一化した引出線配線装置が可能となる。よって、かかる引出線配線装置を用いた高画質の画像表示装置が提供できる。
また、額縁領域が端子領域まで実質的に拡張されるので、端子領域の幅を狭くできる。従って、ガラス基板が同じ寸法であっても、端子領域の幅を狭くした分だけ表示領域を大きくすることが可能になる。逆に、表示領域が同じであっても、ガラス基板のサイズが小さい表示パネルの製造ができる。
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。なお、上記実施形態と同一構成に関しては同一符号を用いて説明を適宜省略する。
実施形態にかかる引出線配線装置は、引出線を直線状に形成した構成に関する。図13を参照して説明する。図13は、本実施形態にかかる引出線配線装置を示す上面図である。
引出線26と外部接続端子28とは絶縁層を介して隔てられ、コンタクトホール32により接続されている。そして、引出線26は、コンタクトホール32から信号線10との間を略直線状に形成されている。
引出線26を直線状に形成するため、引出線26の線長は短くなる。引出線26を短くすることにより、その引出線の抵抗値は小さくなる。従って、各引出線の抵抗値分布を均一化しながら、かつ、各引出線の抵抗値の平均値を小さくすることができる。先に説明したように、抵抗値が小さいと、制御信号における伝送特性の劣化も小さくなる。よって、表示画像の画質低下を抑えながら、均一な画質の表示パネルが実現できる。
図14は、本実施形態と関連技術とにかかる引出線配線装置における引出線の抵抗値分布を測定した結果を示す図である。○印が本実施形態にかかる引出線配線装置の引出線の抵抗値を示し、■印が関連技術にかかる引出線配線装置の引出線の抵抗値を示している。また、横軸は端子ブロックにおける外部接続端子のピン番号を示し、縦軸はその番号の外部接続端子に接続された引出線の抵抗値を示している。測定は、2つの隣接する端子ブロックに接続された引出線について行っている。
関連技術にかかる引出線配線装置における引出線の抵抗値分布は、大きく変動している。しかし、本実施形態にかかる引出線配線装置における引出線の抵抗値分布の変動幅は小さい。このことは、各端子ブロック13内での引出線26の抵抗値分布が均一化されていることを示している。また、各端子ブロック13間での引出線26の抵抗値分布が均一化されていることを示している。よって、本発明の効果を検証することができた。
以上説明したように、液晶パネルの寸法等の基本仕様を変えることなく、引出線の抵抗値の増大を抑え、かつ、各引出線の抵抗値分布を高均一化した引出線配線装置が可能となる。よって、かかる引出線配線装置を用いた高画質の画像表示装置が提供できる。
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。なお、上記実施形態と同一構成に関しては同一符号を用いて説明を適宜省略する。
これまで説明した各実施形態では、コンタクトホールは、表示領域から最も離れた外部接続端子の外縁端近傍から所定距離の位置に形成されていた。例えば、図13に示す構成では、端子ブロック13の上下のブロック端側の引出線の長さは、ブロック中央側の引出線の長さより長い。これに対し、本実施形態では、引出線の抵抗値に応じてコンタクトホールの形成位置を変えるようにしたものである。
図15〜図17は、本実施形態にかかる引出線配線装置における外部接続端子28の上面図である。図15は、外部接続端子28の端部であって、額縁領域6から遠い端部の近傍に各コンタクトホール32を形成した場合を例示している。図16は、外部接続端子28の端部であって、額縁領域6に近い端部の近傍に各コンタクトホール32を形成した場合を例示している。さらに、図17は、各コンタクトホール32が外部接続端子28の領域全体に分散するように形成した場合を例示している。
コンタクトホール32の形成位置は、外部接続端子28の端子領域内であれば、プロセス上の制限を受けない。そこで、図15〜図17に示すように、各引出線26の長さは略同じ長さになるように、即ち各引出線26の抵抗値が均一化されるように、コンタクトホール32の形成位置が調整されている。
図15〜図17においては、線長が長くなるブロック端側の引出線32aと接続されているコンタクトホール32は、額縁領域6に近い位置に形成されている。また、線長が短いブロック中央端側の引出線32bと接続されているコンタクトホール32は、額縁領域6から離れた位置に形成されている。このようにコンタクトホール32の形成位置を調整することで、各引出線26の抵抗値が均一化できる。
なお、引出線は、図15〜図17に示すように端子ブロックの中心軸線に対して対称に形成される場合の他に、図3に示したように端子ブロックの中心軸線に対して非対称に形成される場合もある。いずれの場合についても、各引出線26の長さが略同じ長さになるようにコンタクトホール32の位置を調整する。これにより各引出線の抵抗値分布を高均一化することが可能になる。
以上説明したように、液晶パネルの寸法等の基本仕様を変えることなく、引出線の抵抗値分布を高均一化した引出線配線装置が可能となる。よって、かかる引出線配線装置を用いた高画質の画像表示装置が提供できる。
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。なお、上記実施形態と同一構成に関しては同一符号を用いて説明を適宜省略する。
本実施形態は、これまで説明した各実施形態にかかる引出線配線装置を画像表示装置に適用したものである。なお、画像表示装置として液晶表示装置、プラズマディスプレイ装置、有機EL表示装置などがあり、以下においては液晶表示装置について説明する。
図18に示すように、液晶表示装置50は、液晶パネル51と、バックライト52とを主要構成とする。液晶パネル51は、パネル中央部に画像表示を行う表示領域4、この表示領域4の周囲に設けられた額縁領域6、この額縁領域6の周囲に設けられた端子領域8を備える。端子領域8には、複数の駆動回路53が設けられ、この駆動回路53の端子は、外部接続端子28に接続されている。
表示領域4には、複数の走査線10aが、所定の間隔で、かつ、平行に設けられている。また、この走査線10aに直交して、複数のデータ線10bが所定の間隔で、かつ、平行に設けられている。そして、隣接する2本の走査線10aと隣接する2本のデータ線10bとにより囲まれる領域が1つの画素56をなしている。
駆動回路53からの制御信号は、外部接続端子28、引出線26を経て走査線10aやデータ線10b等の信号線10に供給されて、各画素56に印加される。そして、この制御信号に基づき各画素56の透過率が制御される。
またバックライト52は、光を液晶パネル51に向けて放射する。画素56の透過率が制御されているので、バックライト52からの光は画素56の透過率に応じて液晶パネル51を透過することになる。これにより画像表示が行われる。
このような液晶パネル51の信号線10は、引出線26により外部接続端子28と接続され、各引出線26は端子領域8まで延長して設けられて抵抗値分布が均一化されている。従って、輝度ムラのない高画質な表示が実現できる。
2 液晶パネル
4 表示領域
6 額縁領域
8 端子領域
10 信号線
13 端子ブロック
22 ガラス基板
24 絶縁層
26 引出線
28 外部接続端子
30 引出線配線装置
32 コンタクトホール(接続部)
39 蛇行部
50 液晶表示装置
51 液晶パネル
52 バックライト
53 駆動回路
56 画素

Claims (3)

  1. 複数の引出線配線装置と、
    前記各引出線配線装置における引出線と接続される信号線、及び、前記信号線を介して前記引出線配線装置における外部からの信号を表示パネルに供給するために設けられた電極端子としての外部接続端子から入力される外部信号によって画像表示が制御される画素を有する表示パネルと、
    前記外部接続端子に前記外部信号を出力する駆動回路とを備え、
    前記表示パネルは、画像を表示する表示領域、前記表示領域の外周領域で前記引出線が形成される額縁領域、及び、前記額縁領域の外周領域で前記外部接続端子が形成される端子領域を備えており、
    前記引出線は、前記額縁領域から前記端子領域まで延びていると共に、前記端子領域に形成された前記接続部における前記外部接続端子と接続されており、
    前記各引出線配線装置は、電気絶縁する絶縁層と、前記絶縁層を貫通して設けられた接続部と、前記絶縁層の一方の面に形成された前記外部接続端子と、前記絶縁層の他方の面に形成された前記引出線とを有し、
    前記外部接続端子と前記引出線とが前記接続部により接続されていると共に、前記引出線の一方の端部が導電体に接続され、前記引出線の他方の端部が前記外部接続端子における前記導電体側の第1の端部から所定距離離れた位置において前記接続部によって前記外部接続端子と接続されており、
    前記接続部が、前記第1の端部とは反対側にある前記外部接続端子の第2の端部から所定距離離れた位置に形成されており、
    前記引出線が、略直線状に形成されていると共に、前記端子領域と前記額縁領域とで異なる幅寸法に設定されており、
    前記外部接続端子が、前記表示パネルの前記端子領域内において前記絶縁層を挟んで前記引出線と少なくとも部分的に重なっており、
    前記引出線が、前記端子領域と前記額縁領域の境界から前記接続部に至るまで前記端子領域において、前記絶縁層の前記外部接続端子が形成された面とは異なる面に形成された前記引出線の長さだけ長くなることから、前記引出線の抵抗値を前記長さに対応して調整することができるとともに、
    前記外部接続端子の少なくとも一部が、互いに異なる線幅を有するように形成されていることから、前記外部接続端子の抵抗値を前記線幅に対応して調整することができることを特徴とする画像表示装置。
  2. 複数の前記接続部の少なくとも一部が、前記外部接続端子の前記第1の端部と前記第2の端部の間において、互いにずれた位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記各引出線配線装置の前記引出線が、前記絶縁層と透明基板の間に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
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