JP2014077731A - 渦電流探傷装置および渦電流探傷方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】渦電流探傷装置10は、被検査体1に励磁コイル11にパルス状の電流を供給する励磁部12と、被検査体内の渦電流分布変化を検出する検出コイル13に生じる電圧信号を検出する検出部14と、励磁コイルおよび検出コイルを把持し、検出コイルを三次元的に走査させる把持部15と、検出部から取得する電圧信号の波形の上包絡線と下包絡線の差分が前回取得された電圧信号の波形の上包絡線と下包絡線の差分に対して変化した総和の極大値のうち、走査方向に対して連続する2点の極大値の出現位置に基づいて被検査体内に存在するきずの位置を算出する一方、検出部で検出される電圧信号の周波数スペクトルの時間変化に基づいて被検査体内のきずの深さを算出する演算抽出処理部16を具備する。
【選択図】 図1
Description
なお、図3では、説明を簡略化する等の観点から、励磁コイル11および検出素子の一例である検出コイル13がそれぞれ1個の場合における渦電流探傷装置10を示す。
図4は渦電流探傷装置10において計測される検出信号の一例を示した説明図である。
ここで、破線V1はきずが無い場合の検出信号、実線V2はきずが存在する場合の検出信号、破線UE1およびLE1は、それぞれ、検出信号V1の上包絡線および下包絡線、実線UE2およびLE2は、それぞれ、検出信号V2の上包絡線および下包絡線である。
なお、図5は、一次元(x軸方向)の走査の場合を一例として示している。また、符号2aはきず2の表面側の端部である表端部、符号2bはきず2の最も深い位置である深端部、符号43は検出コイル13等の検出素子をケーシングに収容したもの(以下、「検出センサ」と称する。)である。
図6は渦電流探傷装置10によるきず2の深端部2b(図5)の検出時刻を同定する方法を説明する説明図であり、図6(A)は時間に対する検出信号(検出電圧)の変化を示すグラフ(検出電圧の時間チャート)であり、図6(B)は周波数に対する検出信号(検出電圧)の変化を示すグラフ(検出電圧の周波数スペクトル図)である。
図7は渦電流探傷装置10において使用される校正試験片の一例である試験片50を示す概略図である。
Claims (10)
- 被検査体にパルス磁場を励起し渦電流を形成する1つ以上の励磁コイルにパルス状の電流を供給する励磁部と、
前記渦電流の被検査体における過渡的な広がりによる渦電流分布変化を検出する検出素子に生じる電圧信号を検出する検出部と、
前記励磁コイルおよび前記検出素子を把持し、前記検出素子を三次元的に走査させる把持部と、
前記検出部で検出される電圧信号を所定の周期で取得し、取得する電圧信号の波形の上包絡線と下包絡線の差分が前回取得された電圧信号の波形の上包絡線と下包絡線の差分に対して変化した総和を算出することで得られる2点以上の総和の極大値のうち、前記走査方向に対して連続する2点の極大値の出現位置に基づいて被検査体内に存在するきずの位置を算出する一方、算出する位置に存在する前記被検査体内のきずの深さを、前記検出部で検出される電圧信号の周波数スペクトルの時間変化に基づいて算出する演算処理部と、を具備することを特徴とする渦電流探傷装置。 - 前記演算処理部は、前記渦電流が前記被検査体内のきずを深さ方向に伝播する時間と、予め与えられる前記渦電流が前記被検査体内のきずを深さ方向に伝播する速さとに基づいて前記被検査体内のきずの深さを算出するものであり、前記検出部で検出される電圧信号の周波数スペクトルの時間変化を観測し、前記検出部で検出される電圧信号の周波数スペクトルのピーク値をとる周波数が、前記励磁コイルに供給されるパルス状の電流の中心周波数に対して所定量シフトした状態で維持される時間を計測することで得られる時間を前記渦電流が前記被検査体内のきずを深さ方向に伝播する時間とみなして演算することを特徴とする請求項1記載の渦電流探傷装置。
- 前記演算処理部は、前記周波数スペクトルを得る際に、任意の微少な時間領域で分割した時間領域を対象としてフーリエ変換を行い、前記周波数スペクトルの時間変化を観測することを特徴とする請求項1または2記載の渦電流探傷装置。
- 前記演算処理部は、前記走査方向に対して連続する2点の極大値の出現位置の中点を算出し、算出結果を前記被検査体内に存在するきずの位置とすることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の渦電流探傷装置。
- 前記励磁コイルに供給されるパルス状の電流は、表皮深さから算出される係数を持つフーリエ級数から生成されるパルス形状の印加電流であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の渦電流探傷装置。
- 前記把持部は、前記被検査体の被検査面に対して前記励磁コイルと前記検出素子との三次元的な相対的位置関係を変更可能に構成されることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の渦電流探傷装置。
- 前記検出素子は、コイル、ホール素子、および磁気抵抗素子の何れかであることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の渦電流探傷装置。
- 前記渦電流が前記被検査体を深さ方向に伝播する速さは、前記被検査体と少なくとも導電率および透磁率が同じ材料で構成される校正試験片を用いて事前に算出した値であることを特徴とする請求項2から7何れか1項に記載の渦電流探傷装置。
- 前記校正試験片は、前記励磁コイルと前記検出素子とを一緒にして載置可能な面積を持つ平面を複数有し、
前記平面の各々は、底面と平行であって当該底面からの距離がそれぞれ異なることを特徴とする請求項8記載の渦電流探傷装置。 - 被検査体にパルス磁場を励起し渦電流を形成する1つ以上の励磁コイルにパルス状の電流を供給する励磁部と、前記渦電流の被検査体における過渡的な広がりによる渦電流分布変化を検出する検出素子に生じる電圧信号を検出する検出部と、前記検出部で検出される電圧信号に基づいて前記被検査体内に存在するきずの位置および深さの少なくとも一方を算出する演算処理部とを具備する渦電流探傷装置を用いて行う渦電流探傷方法であり、
前記励磁部が、前記被検査体にパルス磁場を励起し渦電流を形成する1つ以上の励磁コイルにパルス状の電流を供給するステップと、
前記検出部が、前記渦電流の被検査体における過渡的な広がりによる渦電流分布変化を検出する検出素子に生じる電圧信号を検出するステップと、
前記演算処理部が、前記検出素子に生じる電圧信号を検出するステップで、走査される前記検出素子が検出する電圧信号を所定の周期で取得し、取得する電圧信号の波形の上包絡線と下包絡線の差分が前回取得された電圧信号の波形の上包絡線と下包絡線の差分に対して変化した総和を算出することで得られる2点以上の総和の極大値のうち、前記走査の方向に対して連続する2点の極大値の出現位置に基づいて前記被検査体内に存在するきずの位置を算出するステップ、および前記検出素子に生じる電圧信号を検出するステップで検出される電圧信号の周波数スペクトルの時間変化に基づいて前記被検査体内に存在するきずの位置として算出される位置に存在するきずの深さを算出するステップの少なくとも一方のステップと、を具備することを特徴とする渦電流探傷方法。
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