JP2016161562A - 渦電流検査装置及び渦電流検査方法 - Google Patents

渦電流検査装置及び渦電流検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016161562A
JP2016161562A JP2015044089A JP2015044089A JP2016161562A JP 2016161562 A JP2016161562 A JP 2016161562A JP 2015044089 A JP2015044089 A JP 2015044089A JP 2015044089 A JP2015044089 A JP 2015044089A JP 2016161562 A JP2016161562 A JP 2016161562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calibration curve
inspection
eddy current
probe
output value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015044089A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6175091B2 (ja
Inventor
森 雅司
Masashi Mori
雅司 森
正太 山邉
Shota Yamabe
正太 山邉
竜也 古下
Tatsuya Koshimo
竜也 古下
恭平 吉川
Kyohei Yoshikawa
恭平 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Non Destructive Inspection Co Ltd
Original Assignee
Non Destructive Inspection Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Non Destructive Inspection Co Ltd filed Critical Non Destructive Inspection Co Ltd
Priority to JP2015044089A priority Critical patent/JP6175091B2/ja
Publication of JP2016161562A publication Critical patent/JP2016161562A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6175091B2 publication Critical patent/JP6175091B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)

Abstract

【課題】 付着物を除去することなく効率よく且つ精度良く検査でき、しかも、欠陥の深さを推定することの可能な渦電流検査装置及びこれを用いた渦電流検査方法を提供すること。
【解決手段】 プローブ10のリフトオフ距離と一方の検査コイルの出力値との関係を示す第一検量線と、試験片に形成した模擬欠陥の深さと一対の検査コイルの出力値差との関係を示す第二検量線を所定のリフトオフ距離毎に備える第二検量線群とを有する。第一検量線から測定した一方の検査コイルの出力値に対応するリフトオフ距離を付着物の膜厚として求める。求めた膜厚に相当するリフトオフ距離に対応する第二検量線を第二検量線群から選択する。選択した第二検量線から測定した一対の検査コイルの出力値差に対応する模擬欠陥の深さを欠陥の深さとして求める。
【選択図】 図1

Description

本発明は、渦電流検査装置及びこれを用いた渦電流検査方法に関する。さらに詳しくは、表面に付着物が付着した被検査体の表層部に渦電流を発生させるプローブと、前記プローブのインピーダンス変化による信号を処理する信号処理部とを備え、前記信号に基づいて前記表層部に形成される欠陥を検査する渦電流検査装置及びこれを用いた渦電流検査方法に関する。
従来、例えば上述の如き被検査体の検査方法は、火力発電用のボイラ火炉の水管等の伝熱管の外表面に付着した付着物をサンドブラスト等で取り除き、伝熱管表面を露出させた上で、磁気探傷検査を行っていた。しかし、付着物を除去しなければならず、膨大な数の伝熱管に対し磁気探傷を実施することは煩雑であるため、検査に膨大な時間、費用が必要となっていた。しかも、磁気探傷検査では、検査員が目視で腐食検出を行うため、個人差が生じやすく、検出精度の向上が望まれている。さらに、広範囲の検査部位から詳細な検査が必要な箇所を選別するスクリーニングによる検査効率の向上も望まれている。
また、例えば特許文献1に示す如き方法も知られている。この方法は、各種亀裂評価項目を画像処理により測定し、この亀裂評価項目と亀裂深さとの相関関係に基づいて測定した亀裂評価項目から亀裂深さを推定するものである。このような手法においても、画像撮影前に火炉壁管の表面に付着した酸化スケールを除去しなければならず、検査に膨大な時間、費用が必要となっていた。また、評価手法も煩雑となっていた。
特開2009−175110号公報
かかる従来の実情に鑑みて、本発明は、付着物を除去することなく効率よく且つ精度良く検査でき、しかも、欠陥の深さを推定することの可能な渦電流検査装置及びこれを用いた渦電流検査方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る渦電流検査装置の特徴は、表面に付着物が付着した被検査体の表層部に渦電流を発生させるプローブと、前記プローブのインピーダンス変化による出力信号を処理する信号処理部とを備え、前記出力信号に基づいて前記表層部に形成される欠陥を検査する構成において、前記プローブは、少なくとも一対の検査コイルを有し、前記信号処理部は、試験片に対する前記プローブのリフトオフ距離と一方の検査コイルの出力値との関係を示す第一検量線と、前記試験片に形成した模擬欠陥の深さと前記一対の検査コイルの出力値差との関係を示す第二検量線を所定のリフトオフ距離毎に備える第二検量線群とを有し、前記付着物の表面に前記プローブを当接させて前記一対の検査コイルの出力値を測定し、前記第一検量線から測定した前記一方の検査コイルの出力値に対応するリフトオフ距離を前記付着物の膜厚として求め、求めた膜厚に相当するリフトオフ距離に対応する第二検量線を前記第二検量線群から選択し、選択した第二検量線から測定した前記一対の検査コイルの出力値差に対応する模擬欠陥の深さを前記欠陥の深さとして求めることにある。
上記構成によれば、信号処理部は、試験片に対するプローブのリフトオフ距離と一方の検査コイルの出力値との関係を示す第一検量線を有するので、一方の検査コイルの検査時の出力値と第一検量線とから被検査体の付着物の膜厚を求めることができる。しかも、信号処理部は、試験片に形成した模擬欠陥の深さと一対の検査コイルの出力値差との関係を示す第二検量線を所定のリフトオフ距離毎に備える第二検量線群を有する。そして、前記第一検量線により求めた膜厚値を用いて、第二検量線群の中からその膜厚値に相当するリフトオフ距離に対応する第二検量線を選択する。これにより、欠陥深さを求めるに際し、被検査体表面の付着物を物理的に除去することなく、その上からリフトオフ距離の影響を排除(抑制)することができる。さらに、測定した一対の検査コイルの出力値差を用いるので、各コイルに生じるノイズを相殺でき、より高い精度で欠陥の深さを求める(推定する)ことが可能となる。
前記プローブは、検査コイルが互いに直交するように重ねて配置されたクロスコイルプローブであるとよい。これにより、リフトオフ雑音を抑制することができ、さらに精度を向上させることができる。
前記プローブは、前記一方の検査コイルの巻線方向を前記欠陥の形成方向に直交させるガイド手段を有するとよい。これにより、膜厚を求める際に用いる一方の検査コイルのインピーダンス変化(出力値)に対して被検査体の形状に起因するノイズの影響を低減することができ、付着物の膜厚及び欠陥深さの測定精度が向上する。
前記試験片は材質の異なる被膜を表面に形成した複数種の試験片よりなり、前記複数種の試験片に対する前記プローブのリフトオフ距離と一方の検査コイルの出力値との関係から前記第一検量線が1本作成されるとよい。発明者らの実験によれば、所定の膜厚においては膜厚の材質の影響が比較的少ないことが判明した。これにより、材質に応じた検量線を複数用意する必要がなく、被検査体の表面に付着する付着物の材質を特定することなく、検査が可能となる。
前記プローブは、前記被検査体を交流磁化させる交流磁化手段をさらに備えるとよい。交流磁化させることで、表皮効果によって被検査体の表層部に磁束を集中させることができる。それにより、ノイズを低減させ感度も向上するので、付着物の上からでも精度良く検査することが可能となる。しかも、被検査体が磁性材料であっても、プローブの走査性に影響を与えることなく、プローブを適度な吸着力で被検査体に密着させることができるので、不要なリフトオフによるノイズを抑制することも可能となる。
前記交流磁化手段は、前記一対の検査コイルの外周を覆うコイルであるとよい。これにより、プローブ自身を小型化できるので、被検査体の周辺環境や形状等に関わらず検査することができる。
前記被検査体は伝熱管又は複数の伝熱管が連結部材によって前記伝熱管の軸方向に交差する方向に連結固定された水冷管パネルであり、前記欠陥は前記伝熱管又は前記連結部材に前記伝熱管の周方向に沿って形成される溝状腐食であってもよい。このような溝状腐食であっても付着物を除去することなく腐食の深さ(欠陥深さ)を求めることができる。
また、前記被検査体は複数の伝熱管が連結部材によって前記伝熱管の軸方向に交差する方向に連結固定された水冷管パネルであり、前記欠陥は前記連結部材及び/又はその近傍に前記軸方向に沿って形成される割れであってもよい。このような割れ(欠陥)であっても検出可能である。
上記目的を達成するため、本発明に係る渦電流検査方法の特徴は、表面に付着物が付着した被検査体の表層部に渦電流を発生させるプローブのインピーダンス変化による出力信号に基づいて前記表層部に形成される欠陥を検査する方法において、前記プローブは、少なくとも一対の検査コイルを有し、予め、試験片に対する前記プローブのリフトオフ距離と一方の検査コイルの出力値との関係を示す第一検量線と、前記試験片に形成した模擬欠陥の深さと前記一対の検査コイルの出力値差との関係を示す第二検量線を所定のリフトオフ距離毎に備える第二検量線群とを作成しておき、前記付着物の表面に前記プローブを当接させて前記一対の検査コイルの出力値を測定し、前記第一検量線から測定した前記一方の検査コイルの出力値に対応するリフトオフ距離を前記付着物の膜厚として求め、求めた膜厚に相当するリフトオフ距離に対応する第二検量線を前記第二検量線群から選択し、選択した第二検量線から測定した前記一対の検査コイルの出力値差に対応する模擬欠陥の深さを前記欠陥の深さとして求めることにある。
上記本発明に係る渦電流検査装置及びこれを用いた渦電流検査方法の特徴によれば、付着物を除去することなく効率よく且つ精度良く検査でき、しかも、欠陥の深さを推定することが可能となった。
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
本発明に係る渦電流検査装置及び被検査体の概略図である。 (a)は被検査体としての伝熱管及びフィンの腐食形態概略図、(b)は(a)における腐食近傍の概略断面図である。 渦電流検査装置のブロック図である。 プローブの概略図である。 (a)は第一検量線の一例を示すグラフであり、(b)は複数種の試験片における測定結果の一例を示すグラフである。 第二検量線の一例を示すグラフであり、(a)は既知の欠陥深さと出力値差との関係を示すグラフ、(b)は第二検量線群の一例を示すグラフである。 治具の概略図である。 直流磁化と交流磁化とのS/Nの比較を示すグラフであり、(a)はリフトオフ距離が0.5mm、(b)はリフトオフ距離が1.0mm、(c)はリフトオフ距離が2.0mmの結果を示す。 渦電流検査方法のフロー図である。 第一検量線の比較例を示すグラフであり、(a)は第一試験片の検量線、(b)は第二試験片の検量線、(c)は第三試験片の検量線を示す。
次に、適宜添付図面を参照しながら、本発明をさらに詳しく説明する。
図1に示すように、本発明の検査対象100としては、例えば複数の水冷管パネル101が連結部材としてのフィン102で溶接により径方向Xに接合されて構成される火力発電用のボイラ火炉の水冷壁や火炉壁管等である。水冷管パネル101は、複数本の伝熱管110と一体形成された連結部材としてのフィン120よりなり、伝熱管110の軸方向Yに交差する径方向Xに連結されている。なお、伝熱管110及びフィン102,120は、例えばフェライト鋼等の磁性材料よりなり、伝熱管110は、軸方向Yが鉛直方向に沿うように配置される。以下、本実施形態において、水冷管パネル101の1本の伝熱管110を被検査体として説明する。
上述の如き伝熱管110では、燃料を燃焼させることで発生する熱を伝熱管110内の水に伝播させ、それを水蒸気や温水に換える熱交換を行っている。そのため、伝熱管110は著しい熱源環境の下にあり、伝熱管110の外面111側を主体として著しい腐食環境が形成される。そして、図2に示すように、ボイラの起動・停止等による伝熱管110の伸縮に伴う熱疲労や、それに伴い付着する酸化スケール131等の付着物130に生じるき裂から腐食性成分が侵入することによって、伝熱管110の表層部110aに欠陥としての溝状腐食D(エレファントスキン、ファイヤークラック)が生じる。この溝状腐食Dは進展すると破孔し損壊しボイラに重大な影響を与えることから、事前に溝状腐食Dを検出する必要がある。本発明は、被検査体上の付着物130を除去することなく、その付着物130の上からこの溝状腐食Dの有無及び程度(深さ)を検出、評価する。
本発明に係る渦電流検査装置1は、図1,3に示すように、大略、表面111に付着物130が付着した伝熱管110の表層部110aに渦電流を発生させるプローブ10と、プローブ10のインピーダンス変化による出力信号を処理する信号処理部としての渦電流探傷器20及び信号処理装置30と、検査結果等を表示する表示器40を備える。
図3に示すように、渦電流探傷装置20は、大略、発振器21、ブリッジ22、移相器23、自動平衡器24、増幅器25、同期検波器26を備える。ブリッジ22は、プローブ10の第一、第二検査コイル11,12と図示しない可変抵抗器により構成されるブリッジ回路である。
発振器21からの交流出力は、ブリッジ22を介して第一、第二検査コイル11,12に加えられて伝熱管110を励磁し、渦電流により生成される磁束の変化に伴うプローブ10のインピーダンス変化を検出する。自動平衡器24はブリッジ出力を零とするものである。第一、第二検査コイル11,12間の不平衡出力が増幅器25で増幅され、同期検波器26に送られて、移相器23の出力とあいまって検波される。そして、渦電流信号をフィルタ27やA/D変換器28を介して信号処理装置30に取り込み、測定結果等を表示器40に表示する。信号処理装置30としては、例えば渦電流探傷装置20に接続されたパーソナルコンピューター(PC)で構成される。
プローブ10の出力信号として、第一検査コイル11からの渦電流出力値と、第一、第二検査コイル11,12からの出力値の出力値差とを用い、これら出力信号及び後述する第一、第二検量線31,32aに基づいて付着物130の膜厚及び溝状腐食Dの深さを求める。
ここで、本実施形態では、プローブ10として、クロスコイルプローブが用いられる。図4に示すように、クロスコイルプローブとは、第一、第二検査コイル11,12を90°に交差させた構成の上置プローブである。これらの検査コイル11,12により誘導される渦電流はコイルの巻き線方向W1,W2に誘導され、それぞれの渦電流の流れる方向は互いに直交する。また、2つの検査コイル11,12は励磁・検出を兼ねており、互いの出力信号の差を出力していることからリフトオフ雑音が発生しにくい。また、プローブ10は指向性を有しており、伝熱管110の周方向Rに沿って形成される欠陥(溝状腐食D)を最もよく検出する方向は第一検査コイル11の巻き線方向W1に直交する方向である。よって、図4に示すように、第一検査コイル11の巻き線が溝状腐食Dの形成方向Lに直交するようにプローブ10を配置することで、溝状腐食Dによる信号のみを出力することができる。
信号処理装置30は、試験片に対するプローブ10のリフトオフ距離と第一検査コイル11の出力値との関係を示す第一検量線31(図5(a))と、試験片に形成した模擬欠陥の深さと第一、第二検査コイル11,12の出力値差との関係を示す第二検量線32aを所定のリフトオフ距離毎に備える第二検量線群32(図6(b))とを有する。これら第一、第二検量線31,32aは、予め、後述の試験片を用いて作成され記憶されている。
ここで、プローブ10は、例えば図1,7に示すように、治具50に取り付けられる。この治具50は、伝熱管110の曲率に沿う湾曲面51を有する当接部52を有し、プローブ10の端部を貫通させる貫通孔53が設けられている。当接部52は把持部55と螺合し、把持部55の内部にはプローブ10を収容する筒状体54が収納されている。把持部55の外面には例えばゴム製のカバー55aに覆われ、外気温度等によるインピーダンスの変化を抑制している。プローブ10及び後述する交流磁化手段60は、ケーブル59を介して外部と接続される。
また、本実施形態において、この治具50は、プローブ10を位置決めするための貫通孔55bが一対設けられている。貫通孔55bの貫通方向は、走査方向に沿うように形成されているので、図4に示す如く、第一検査コイル11の巻線方向W1が溝状腐食Dの形成方向Lに直交するようにプローブ10が取付固定することができる。このように、貫通孔55bがガイド手段として機能し、軸方向Yに沿った走査が容易となる。
さらに、治具50は、図1,7に示すように、プローブ10の外周を覆う円筒形状の交流磁化手段60が設けられている。本実施形態では、円筒状の強磁性コア60aとそのコア60aに巻回されたコイル60bよりなる。このコイル60bに交流を流すことで交流磁化手段として機能させることができる。磁束は表皮効果により伝熱管110の表層部110aに集中するので、励磁された磁束間に配置されたプローブ10はノイズを低減させることができ、感度も向上する。しかも、上述の如き強磁性体よりなる伝熱管110の場合、適度な吸着力も発生するので、治具50(プローブ10)を密着させることが容易となり、不要なリフトオフノイズの発生も抑制できる。しかも、走査性が低下することもない。なお、上述のコア60aの形状は、円筒形に限らず、コの字型や馬蹄型であってもよい。
一方、永久磁石等を用いた直流磁化では、対象物(被検査体)の肉厚全体に磁束が広がるため、表面近傍での磁束密度は小さくなり、ノイズ低減効果も小さい。また、直流磁化では磁石による吸着力が強くなり、走査性も低下する。
ここで、発明者らは、直流磁化と交流磁化とのS/Nの比較実験を行った。図8(a)に示すリフトオフ距離が0.5mmの場合、直流磁化の方が若干S/Nが高くなった。一方、同図(b)(c)に示すように、はリフトオフ距離が1.0mm以上となると、交流磁化の方がS/Nが高くなり、リフトオフ距離が大きい場合に交流磁化手段を設けることの優位性が確認できた。
次に、溝状腐食Dの深さ測定工程について以下説明する。
図9に示すように、深さ測定工程は、大略、予め検査対象となる伝熱管110と同一材料の複数の試験片を用意し、第一検量線31及び第二検量線群32を作成する検量線作成工程(S1)と、第一検査コイル11の出力値と第一検量線31に基づいて付着物の膜厚を測定する膜厚測定工程(S2)と、求めた膜厚値に基づいて第二検量線群32の中から第二検量線32aを選択する第二検量線選択工程(S3)と、選択した第二検量線32aと一対の検査コイルの出力値差に基づいて溝状腐食Dの深さを求める欠陥深さ算出工程(S4)よりなる。
検量線作成工程(S1)において、第一検量線31は、図5(a)に示すように、試験片に対するプローブ10のリフトオフ距離を異ならせて、各リフトオフ距離における第一検査コイル11の出力値をプロットし、3次曲線近似(3次多項式)によって作成される。本実施形態においては、同図(b)に示すように、基材の上に磁性被膜を形成した第一試験片と、同基材の上に導電性被膜を形成した第二試験片と、同基材の上にリフトオフを模擬した第三試験片とからなる複数種の試験片を用いて、被膜の膜厚(リフトオフ距離に相当)を異ならせた第一〜第三試験片のそれぞれにおいて第一検査コイル11の出力値を測定し、3次曲線近似(3次多項式)により第一検量線31を作成する。被検査体において、磁性被膜は酸化スケールに相当し、導電性被膜は溶射膜に相当する。なお、第三試験片におけるリフトオフの模擬は、例えば紙類(非磁性且つ非導電性材料)を基材表面に貼り付け、基材とプローブとの距離を調整したものである。
ここで、発明者らは、上述の如く第一〜第三試験片の測定結果に基づいて1本の第一検量線31を生成する場合と、試験片(材質)毎に検量線を生成する場合との比較を行った。第一〜第三試験片のそれぞれにおいて3次曲線近似(3次多項式)により作成した検量線を図10(a)〜(c)に示す。また、全試験片における第一検量線31を図5(a)に示す。
発明者らは、まず、全試験片における第一検量線31と試験片毎の検量線との誤差を調べた。例えば、第一検量線31から各膜厚値(0.1mm〜1.0mm)での出力値を求め、その出力値を各試験片の検量線に代入して算出した値(膜厚値)と当該膜厚値との差を測定誤差として差を求めた。その結果を表1に示す。
Figure 2016161562
次に、発明者らは、各膜厚毎に、最大の算出値となった膜厚値に相当するリフトオフ距離の第二検量線32aに模擬欠陥による信号振幅の出力値を代入して欠陥深さを求め、既知の欠陥深さ(模擬欠陥の深さ)と比較した。その結果を表2に示す。
Figure 2016161562
表2に示すように、欠陥深さの測定誤差は、散在的に大きい箇所が点在するものの、概ね欠陥深さ1mm以下の範囲で誤差が20%以下程度となった。よって、本発明を水冷壁や火炉壁管等の検査対象100のスクリーニング検査に適用することができる。すなわち、リフトオフ1mm以下であれば、試験片(付着物の種類)毎に第一検量線31を作成しなくてもよく、1本の第一検量線31で測定精度を低下させることなく、欠陥深さを推定することができ、信号処理が簡便となる。
特に、本実施形態の如き伝熱管110においては、付着物130の構成(積層構造)が複数想定され得る。例えば、石炭を燃料としたボイラーでは、図2(b)に示す如く、石炭灰の影響によってクリンカ(石炭灰)132や酸化スケール131が付着(形成)する。また、高温腐食対策として溶射膜を形成(施工)する場合もある。これら付着物130が伝熱管110母材に形成されることで欠陥Dが覆われ、当該付着物130の厚み(リフトオフ距離)によって信号強度も変化する。このような被検査体であっても、各状況に応じた検量線を用意する必要がなく、複雑な信号処理も不要となる。スクリーニング検査として用いることで広範囲を高速に且つ比較的精度良く検査することが可能となる。
また、検量線作成工程(S1)において、第二検量線32aの作成は、まず、図6(a)に示すように、試験片に形成した模擬欠陥としての既知の深さのスリット毎で且つリフトオフ距離毎に出力値差を測定する。次に、既知の欠陥深さ毎にその測定値間で線形補間を行い、リフトオフ距離0.1mm毎に出力値差を算出する。そして、図6(b)に示すように、リフトオフ距離0.1mm毎に算出した出力値差を既知の深さ毎にプロットして3次曲線近似(3次多項式)により第二検量線32aとする。なお、第二検量線32aを作成するリフトオフ距離の間隔や検量線の個数等は、上記に限られず適宜設定するとよい。
次に、膜厚測定工程(S2)において、被検査体としての伝熱管110の付着物130の上から治具50に取付けたプローブ10を当接させて出力値を測定する。そして、出力された第一検査コイル11の出力値を図5(a)に例示の如き第一検量線31に代入し、対応するリフトオフ距離を求め、その値を付着物130の膜厚値とする。
次に、第二検量線選択工程(S3)において、先の膜厚測定工程(S2)で求めた膜厚値に基づいて、図6(b)に例示の如く、第二検量線群32の中から当該膜厚値に相当するリフトオフ距離に対応する第二検量線32aを選択する。
そして、欠陥深さ算出工程(S4)において、先の第二検量線選択工程(S3)で選択した第二検量線32aに第一、第二検査コイル11,12の出力値差を代入し、対応する模擬欠陥の深さを求め、その値を溝状腐食Dの深さとする。
最後に、本発明の他の実施形態の可能性について言及する。なお、上述の実施形態と同様の部材には同一の符号を附してある。
上記実施形態では、伝熱管110の表層部110aに生じる溝状腐食Dの深さを算出したが、被検査体及び欠陥Dは上記に限られるものではない。例えば、溝状腐食Dは、図2に示すようにフィン120にも生じるものであり、これを検査対象とすることも可能である。また、図1に示す如き水冷管パネル101,101の溶接部103や、図2(a)に示す如きフィン120と伝熱管110との連結部分やその近傍には、伝熱管110の軸方向に沿って割れD’が形成される場合があり、この割れD’の場合、割れD’の両端部d’,d’で欠陥信号を検出することが可能であり、本手法を適用できる。さらに、上述の如き伝熱管110に限られるものではなく、他の管状体や板状体であっても同様に検査可能であり、第一、第二検量線31,32aの作成に用いるリフトオフ距離、欠陥深さや出力値は被検査体に応じて適宜設定するとよい。上記実施形態における各値は、一例である。また、被検査体は、上記実施形態の如き磁性体(材料)に限られず、非磁性体(材料)であっても同様に検査可能である。なお、上記実施形態において、伝熱管110の溝状腐食Dは、欠陥の幅方向よりも深さ方向へ進展するケースが大半であるので、第二検量線32aの縦軸に欠陥深さを用いた。しかし、欠陥の性状に応じて欠陥体積を用いることも可能である。
また、上記実施形態において、第一検量線31の作成に際し、想定される付着物130の種類に応じて試験片を準備し、1本の検量線を作成した。しかし、これに限られず、例えば被検査体の付着物の材質が明らかに特定できる場合においては、複数種の試験片を用意する必要はない。もちろん、複数の試験片を用意し、試験片毎に第一検量線を作成しておき、被検査体の付着物の材質に応じて検量線を選択するようにしてもよい。しかし、簡便で且つ効率よく検査可能である点で、上記実施形態が優れている。
上記実施形態において、第一検査コイル11の出力値に基づいて第一検量線31から付着物130の膜厚値を算出したが、プローブ10の一方のコイルの出力値であればよく、上記実施形態に限られない。但し、被検査体の形状に起因するノイズを抑制する点で、上記実施形態の如く、欠陥Dに対してコイルの巻回方向Wが直交するように走査するとよい。また、上記実施形態では、プローブ10にクロスコイルプローブを用いたが、これに限られるものでもない。
上記実施形態において、交流磁化手段としてプローブ10を取り囲むコア60a及びコア60aに巻回させたコイル60bを設けたが、交流磁化手段としては、これに限られるものではなく、例えば交流電磁石でもよい。また、プローブ10に十分な磁束が流れる配置であればよく、その配置も限定されない。なお、もちろん、永久磁石や直流を用いた直流磁化手段を設けることを排除するものではない。但し、リフトオフ距離が1.0mm以上(好ましくは2.0mm以上)で欠陥深さが大きい程、検出精度の点で交流磁化手段を設けるとよい。なお、上記実施形態において、コイル60bに直流と交流とを選択的に流すように構成することも可能である。
1:渦電流検査装置、10:プローブ、11:第一検査コイル、12:第二検査コイル、20:渦電流探傷装置、21:発振器、22:ブリッジ、23:移相器、24:自動平衡器、25:増幅器、26:同期検波器、27:フィルタ、28:A/D変換器、30:信号処理装置(パーソナルコンピューター)、31:第一検量線、32:第二検量線群、32a:第二検量線、40:表示器、50:治具、51:湾曲面、52:当接部、53:貫通孔、54:筒状体、55:把持部、55a:カバー、55b:貫通孔(ガイド手段)、59:ケーブル、60:交流磁化手段、60a:コア、60b:コイル、100:検査対象、101:水冷管パネル(被検査体)、102:フィン(連結部材)、103:溶接部、110:伝熱管(被検査体)、110a:表層部、111:外面(表面)、120:フィン(連結部材)、130:付着物、131:酸化スケール、132:クリンカ、D:溝状腐食(欠陥)、D’:割れ(欠陥)、d’:端部、L:形成方向、R:周方向、W:巻線方向、X:径方向、Y:軸方向

Claims (9)

  1. 表面に付着物が付着した被検査体の表層部に渦電流を発生させるプローブと、前記プローブのインピーダンス変化による出力信号を処理する信号処理部とを備え、前記出力信号に基づいて前記表層部に形成される欠陥を検査する渦電流検査装置であって、
    前記プローブは、少なくとも一対の検査コイルを有し、
    前記信号処理部は、試験片に対する前記プローブのリフトオフ距離と一方の検査コイルの出力値との関係を示す第一検量線と、前記試験片に形成した模擬欠陥の深さと前記一対の検査コイルの出力値差との関係を示す第二検量線を所定のリフトオフ距離毎に備える第二検量線群とを有し、
    前記付着物の表面に前記プローブを当接させて前記一対の検査コイルの出力値を測定し、
    前記第一検量線から測定した前記一方の検査コイルの出力値に対応するリフトオフ距離を前記付着物の膜厚として求め、
    求めた膜厚に相当するリフトオフ距離に対応する第二検量線を前記第二検量線群から選択し、
    選択した第二検量線から測定した前記一対の検査コイルの出力値差に対応する模擬欠陥の深さを前記欠陥の深さとして求める渦電流検査装置。
  2. 前記プローブは、検査コイルが互いに直交するように重ねて配置されたクロスコイルプローブである請求項1記載の渦電流検査装置。
  3. 前記プローブは、前記一方の検査コイルの巻線方向を前記欠陥の形成方向に直交させるガイド手段を有する請求項1又は2記載の渦電流検査装置。
  4. 前記試験片は材質の異なる被膜を表面に形成した複数種の試験片よりなり、前記複数種の試験片に対する前記プローブのリフトオフ距離と一方の検査コイルの出力値との関係から前記第一検量線が1本作成される請求項1〜3のいずれかに記載の渦電流検査装置。
  5. 前記プローブは、前記被検査体を交流磁化させる交流磁化手段をさらに備える請求項1〜4のいずれかに記載の渦電流検査装置。
  6. 前記交流磁化手段は、前記一対の検査コイルの外周を覆うコイルである請求項5記載の渦電流検査装置。
  7. 前記被検査体は伝熱管又は複数の伝熱管が連結部材によって前記伝熱管の軸方向に交差する方向に連結固定された水冷管パネルであり、前記欠陥は前記伝熱管又は前記連結部材に前記伝熱管の周方向に沿って形成される溝状腐食である請求項1〜6のいずれかに記載の渦電流検査装置。
  8. 前記被検査体は複数の伝熱管が連結部材によって前記伝熱管の軸方向に交差する方向に連結固定された水冷管パネルであり、前記欠陥は前記連結部材及び/又はその近傍に前記軸方向に沿って形成される割れである請求項1〜6のいずれかに記載の渦電流検査装置。
  9. 表面に付着物が付着した被検査体の表層部に渦電流を発生させるプローブのインピーダンス変化による出力信号に基づいて前記表層部に形成される欠陥を検査する渦電流検査方法であって、
    前記プローブは、少なくとも一対の検査コイルを有し、
    予め、試験片に対する前記プローブのリフトオフ距離と一方の検査コイルの出力値との関係を示す第一検量線と、前記試験片に形成した模擬欠陥の深さと前記一対の検査コイルの出力値差との関係を示す第二検量線を所定のリフトオフ距離毎に備える第二検量線群とを作成しておき、
    前記付着物の表面に前記プローブを当接させて前記一対の検査コイルの出力値を測定し、
    前記第一検量線から測定した前記一方の検査コイルの出力値に対応するリフトオフ距離を前記付着物の膜厚として求め、
    求めた膜厚に相当するリフトオフ距離に対応する第二検量線を前記第二検量線群から選択し、
    選択した第二検量線から測定した前記一対の検査コイルの出力値差に対応する模擬欠陥の深さを前記欠陥の深さとして求める渦電流検査方法。
JP2015044089A 2015-03-05 2015-03-05 渦電流検査装置及び渦電流検査方法 Active JP6175091B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015044089A JP6175091B2 (ja) 2015-03-05 2015-03-05 渦電流検査装置及び渦電流検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015044089A JP6175091B2 (ja) 2015-03-05 2015-03-05 渦電流検査装置及び渦電流検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016161562A true JP2016161562A (ja) 2016-09-05
JP6175091B2 JP6175091B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=56846834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015044089A Active JP6175091B2 (ja) 2015-03-05 2015-03-05 渦電流検査装置及び渦電流検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6175091B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019128161A (ja) * 2018-01-19 2019-08-01 国立大学法人東京工業大学 解析方法、解析プログラム、および解析装置
JP2019174313A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 三菱日立パワーシステムズ株式会社 電気抵抗法を用いた密集亀裂深さ計測方法
JP2019174314A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 三菱日立パワーシステムズ株式会社 電気抵抗法を用いた密集亀裂深さ計測装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10206394A (ja) * 1997-01-23 1998-08-07 Hitachi Ltd ジルコニウム合金部材の非破壊検査方法および装置
JP2001133208A (ja) * 1999-09-17 2001-05-18 Siemens Power Corp 核燃料棒の被覆表面の酸化物材料からなる層の厚さを求める方法
US20020047706A1 (en) * 2000-08-24 2002-04-25 Looijer Mark Theodoor Method for detecting cracks in electrically conducting material
US20030038628A1 (en) * 2001-08-27 2003-02-27 Nath Shridhar Champaknath Self reference eddy current probe, measurement system, and measurement method
JP2004525385A (ja) * 2001-05-17 2004-08-19 フラマトム アンプ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 測定ヘッド
JP2005121506A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Shinko Inspection & Service Co Ltd 渦流探傷装置
JP2009002945A (ja) * 2007-06-12 2009-01-08 Ge Inspection Technologies Ltd パルス式うず電流検査のための自動リフトオフ補償
US20130088222A1 (en) * 2011-05-10 2013-04-11 Bell Helicopter Textron Inc. System and method for measuring wrinkle depth in a composite structure

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10206394A (ja) * 1997-01-23 1998-08-07 Hitachi Ltd ジルコニウム合金部材の非破壊検査方法および装置
JP2001133208A (ja) * 1999-09-17 2001-05-18 Siemens Power Corp 核燃料棒の被覆表面の酸化物材料からなる層の厚さを求める方法
US20020047706A1 (en) * 2000-08-24 2002-04-25 Looijer Mark Theodoor Method for detecting cracks in electrically conducting material
JP2004525385A (ja) * 2001-05-17 2004-08-19 フラマトム アンプ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 測定ヘッド
US20030038628A1 (en) * 2001-08-27 2003-02-27 Nath Shridhar Champaknath Self reference eddy current probe, measurement system, and measurement method
JP2005121506A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Shinko Inspection & Service Co Ltd 渦流探傷装置
JP2009002945A (ja) * 2007-06-12 2009-01-08 Ge Inspection Technologies Ltd パルス式うず電流検査のための自動リフトオフ補償
US20130088222A1 (en) * 2011-05-10 2013-04-11 Bell Helicopter Textron Inc. System and method for measuring wrinkle depth in a composite structure

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019128161A (ja) * 2018-01-19 2019-08-01 国立大学法人東京工業大学 解析方法、解析プログラム、および解析装置
JP2019174313A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 三菱日立パワーシステムズ株式会社 電気抵抗法を用いた密集亀裂深さ計測方法
JP2019174314A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 三菱日立パワーシステムズ株式会社 電気抵抗法を用いた密集亀裂深さ計測装置
JP7116570B2 (ja) 2018-03-29 2022-08-10 三菱重工業株式会社 電気抵抗法を用いた密集亀裂深さ計測方法
JP7174526B2 (ja) 2018-03-29 2022-11-17 三菱重工業株式会社 電気抵抗法を用いた密集亀裂深さ計測装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6175091B2 (ja) 2017-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Kandroodi et al. Defect detection and width estimation in natural gas pipelines using MFL signals
JP6175091B2 (ja) 渦電流検査装置及び渦電流検査方法
JP2011047736A (ja) オーステナイト系ステンレス鋼溶接部の検査方法
JP6452880B1 (ja) 管状体のきず又は欠陥の検査方法及び装置
KR101966168B1 (ko) 비파괴 검사를 위한 와전류 검사 장치
JP2003232776A (ja) 渦流探傷装置および渦流探傷方法
JP6378554B2 (ja) 非破壊検査装置および非破壊検査方法
Gotoh et al. Three-dimensional FEM analysis of electromagnetic inspection of outer side defects on steel tube using inner coil
JP2017067743A (ja) 非破壊検査装置及び非破壊検査方法
Gotoh et al. Electromagnetic inspection of outer side defect on steel tube with steel support using 3-D nonlinear FEM considering non-uniform permeability and conductivity
Ge et al. New parameters for the ACFM inspection of different materials
Goldfine et al. MWM®-Array Electromagnetic Techniques for Crack Sizing, Weld Assessment, Wall Loss/Thickness Measurement, and Mechanical Damage Profilometry
JP6058436B2 (ja) 渦電流探傷装置および渦電流探傷方法
US6563309B2 (en) Use of eddy current to non-destructively measure crack depth
JP3705327B2 (ja) 金属管内部損傷検査方法
US10775347B2 (en) Material inspection using eddy currents
Nagata et al. Eddy current non-destructive evaluation for healthiness of radiator structure
Okolo et al. Finite element method and experimental investigation for hairline crack detection and characterization
JP2015052541A (ja) 磁性伝熱管表面検査装置
JP2002055083A (ja) 渦電流探傷プローブ
JP2743109B2 (ja) 加熱管の非破壊検査方法
Pullen et al. 2.5 D Finite Element Simulation–Eddy Current Heat Exchanger Tube Inspection using FEMM
WO2015194428A1 (ja) 非破壊検査装置及び非破壊検査方法
Daura DIPOLAR MAGNETIC FLUX LEAKAGES FOR PIPELINE RECTANGULAR DEFECT CHARACTERIZATION: ANALYTIC APPROACH
Yoshioka et al. Proposal of leak state mapping technology for water pipes using underwater pulse ECT technology

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6175091

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250