JP2014077289A - 落石防止兼浸食防止構造及び工法 - Google Patents

落石防止兼浸食防止構造及び工法 Download PDF

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Abstract

【課題】現場への大型機械の搬入を不要とし、高い安全性を確保しつつ落石の防止と斜面の浸食防止との両立を図ることができる落石防止兼浸食防止構造及び工法を提供すること。
【解決手段】浸食防止材1と金網2とが下側からこの順に積層された状態で配置された浸食防止対象域A上に、縦横に延びるワイヤロープ4,5を略格子状に組んでアンカー3に固定するにあたり、アンカー3の打設後に浸食防止材1及び金網2を浸食防止対象域Aに配置し、この配置後に各ワイヤロープ4,5をアンカー3に固定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、落石対策や斜面の安定化と、表層の浸食防止や緑化とを両立させるのに適した落石防止兼浸食防止構造及び工法に関する。
落石を予防する手法として、ロープ伏工と呼ばれる工法がある(例えば特許文献1参照)。これは、格子状に組んだワイヤロープの端部及び交差部を、斜面に打設したアンカーに固定して、ワイヤロープが斜面の起伏に沿う状態となるようにし、落石の要因となる斜面上の転石等の初期始動を抑える工法であり、自然景観を損ない難い等の利点がある。
特許第2829825号公報
ところで、このロープ伏工に植生基盤吹付工を併用すれば、落石防止と共に斜面の緑化による浸食防止をも図ることができる。しかし、ロープ伏工と植生基盤吹付工とは、目的が異なるために一般には別の工種として設計されているものであり、併用によって不都合が生じ兼ねない。すなわち、ロープ伏工の後に植生基盤吹付工を行おうとすると、植生基盤吹付工を行う作業員は格子状にワイヤロープが張られた斜面上を移動しなければならず、安全性が悪化し、逆に、植生基盤吹付工の後にロープ伏工を行おうとしても、ロープ伏工の作業員が植生基盤層の上を移動する際にその層が崩れる恐れがある。また、植生基盤吹付工の実施には吹付用の特殊大型機械を現場に搬入する必要があり、その搬入作業に多大な労力を要する。
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、現場への大型機械の搬入を不要とし、高い安全性を確保しつつ落石の防止と斜面の浸食防止との両立を図ることができる落石防止兼浸食防止構造及び工法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る落石防止兼浸食防止工法は、浸食防止材と金網とが下側からこの順に積層された状態で配置された浸食防止対象域上に、縦横に延びるワイヤロープを略格子状に組んでアンカーに固定する(請求項1)。
上記落石防止兼浸食防止工法において、前記アンカーの打設後に前記浸食防止材及び前記金網を浸食防止対象域に配置し、この配置後に各前記ワイヤロープを前記アンカーに固定するようにしてもよい(請求項2)。
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る落石防止兼浸食防止構造は、浸食防止対象域上に敷設された浸食防止材と、該浸食防止材の上側に敷設された金網と、該金網上において略格子状に組まれた状態でアンカーに固定された縦横に延びるワイヤロープとを備えてなる(請求項3)。
本願発明では、現場への大型機械の搬入を不要とし、高い安全性を確保しつつ落石の防止と斜面の浸食防止との両立を図ることができる落石防止兼浸食防止構造及び工法が得られる。
すなわち、本願の各請求項に係る発明では、浸食防止のために植生基盤材を吹き付けるのではなく浸食防止材を用いるので、浸食防止材の敷設後に作業員はその上を比較的安全に移動して落石防止のためのワイヤロープを設置することができ、作業員にとっての作業性(施工性)と安全性の向上を図ることができる。
また、本願の各請求項に係る発明では、金網の敷設と略同時に浸食防止材の敷設を行うことで浸食防止工を行ったことになり、従来必要であった植生基盤吹付工程を省略することができ、ひいては工程数削減による工期短縮を図ることも期待できる。
さらに、本願の各請求項に係る発明では、現場への特殊な大型機械の搬入を不要とすることができ、この点でも作業性(施工性)に優れている。
本発明の一実施の形態に係る落石防止兼浸食防止構造の構成を概略的に示す説明図(標準図)である。 前記落石防止兼浸食防止構造の構成を概略的に示す要部断面図である。 本発明の一実施の形態に係る落石防止兼浸食防止工法のアンカー打設工程(1)を概略的に示す説明図である。 (A)〜(E)は岩部へのアンカー打設方法を概略的に示す説明図である。 土砂部用アンカー材と杭打機の構成を概略的に示す説明図である。 (A)及び(B)は、浸食防止材配置工程(2)を概略的に示す説明図である。 金網配置工程(3)を概略的に示す説明図である。 (A)はロープ設置工程(4)を概略的に示す説明図、(B)は巻付グリップの構成を概略的に示す説明図である。 交差部処理工程(5)を概略的に示す説明図である。 (A)及び(B)は、クロスクリップの構成を概略的に示す正面図及び平面図である。 (A)及び(B)は、もう一つのクロスクリップの構成を概略的に示す斜視図である。 (A)及び(B)は、クロスアンカークリップの構成を概略的に示す正面図及び平面図である。 金網結合工程(6)及びアンカーピン打設工程(7)を概略的に示す説明図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。
図1及び図2に示す本実施の形態に係る落石防止兼浸食防止構造(以下、「本構造」と略称する)は、浸食防止対象域Aの全面にわたって敷設される浸食防止材1によって浸食防止を図りつつ、浸食防止材1の上側に敷設される金網2と、金網2上において略格子状に組まれた状態でアンカー3に固定された縦横に延びるワイヤロープ4、5とによって落石の防止を図るためのものである。尚、図1では、浸食防止対象域Aの全面に敷設される浸食防止材1及び金網2について、便宜上、それぞれ一部のみを図示している。
以下、本構造のより詳細な説明を兼ねて、本構造を構築するための本実施の形態に係る落石防止兼浸食防止工法(以下、「本工法」と略称する)について説明する。本工法は、以下の(1)〜(7)の工程を有する。
(1)まず、図3に示すように、アンカー3の打設を行う(アンカー打設工程)。
ここで、浸食防止対象域Aの外側には、ワイヤロープ4,5の端部を固定するためのアンカー3を打設し、浸食防止対象域Aの内側には、ワイヤロープ4,5の交差部(中間部)を固定するためのアンカー3を略格子状に打設する。尚、本工法では、浸食防止対象域Aの内外にわたってアンカー3を略格子状(縦方向及び横方向に一定間隔ごと(例えば2m毎))に打設するが、浸食防止対象域Aの内側における最上段及び最下段へのアンカー3の打設は省略する。
そして、アンカー3の打設場所の状態(岩部であるか土砂部であるか)によって、アンカー3の打設方法は異なる。すなわち、岩部にアンカー3を打設する場合は、図4(A)に示すように、削岩機6を用いて岩部に所定のビット径で深さが一定以上(例えば900mm以上)の孔7を形成し、図4(B)に示すようにセメントカプセルを水に浸し気泡の発生が無くなるまで含水させて得られるアンカー定着材8を、孔7内に注入する(図4(C)参照)。そして、岩部用アンカー材9(例えば、株式会社テザックの岩部用アンカー「D22(M20)×1000」または「D22(M20)×1500)」)を孔7内で挿抜方向に繰り返し動かし、アンカー定着材8を練り混ぜつつ孔7の底まで押し込んだ後、図4(D)に示すように岩部用アンカー材9を孔7の底まで押し込み、24時間以上養生するとともに支圧板10等を岩部用アンカー材9に取り付けることにより、アンカー3の打設が完了する(図4(E)参照)。
一方、土砂部にアンカー3を打設する場合は、図5に示すように、土砂部用アンカー材11(例えば、株式会社テザックの商品名「アローアンカー25」)の頭部にエア式の杭打機12を装着し、所定の深さまで打ち込めばよい。また、杭打機12を用いた打ち込みが困難な場所については、削岩機6やエア式穿孔機(ニューマチックパンチャー)で下穴をあけてから打ち込むようにすればよい。尚、図5において、13はエアホース(駆動用の圧縮空気供給管)であり、図外のコンプレッサーに接続されている。
(2)次に、図6(A)に示すように、浸食防止対象域Aの全面に浸食防止材1を配置する(浸食防止材配置工程)。
浸食防止材1としては、緑化機能を持たない浸食防止シートや緑化機能が付与された植生マットなど種々のものを使用可能であり、本工法では例えば株式会社テザックの商品名リブマットグリーン(実公平3−20348号の肥料入りのジュート繊維フェルト、育成基盤、種子付布の三者を一体的に縫着したもの)を用い、そのサイズも適宜選択可能(標準は横1m×縦2m)である。
この工程(2)では、初めに浸食防止対象域Aの最上段における端部もしくは中央部において下方への通りの良い箇所から最下段まで浸食防止材1を配置し、この最初の一列の浸食防止材1を張り終えた後は、浸食防止材1を最初の一列から順次左右に展開する。これにより、浸食防止材1を斜面に密着させながら配置する上で浸食防止対象域(斜面)Aの起伏の影響を抑えることができる。
ここで、各列においては、最上段の浸食防止材1の天端部に所定のアンカーピン14を打ち込み、2段目以降の浸食防止材1は、例えば大頭釘15(アンカーピン14等でもよい)を用いて仮止めしながら展開する(図6(B)参照)。尚、アンカーピン14を打ち込む際は、その頭部が例えば5cm程度地上に残るようにする。
また、上下左右に隣接する浸食防止材1どうしが例えば5cm程度重なり合うようにし、上下に隣接する浸食防止材1については、雨水等で浸食防止材1がめくれないように、上方の浸食防止材1の下側に下方の浸食防止材1を差し込むようにする。
さらに、浸食防止対象域A内に打設されたアンカー3を覆う箇所に配置される浸食防止材1には切込みを入れ、アンカー3の頭部を表面に出すようにする。
(3)続いて、浸食防止対象域Aに配置した浸食防止材1に被せるように、金網(例えば菱形金網)2を浸食防止対象域Aの全面に配置する(図7参照)(金網配置工程)。
本工程(3)では、前工程(2)において最上段の浸食防止材1の天端部に打ち込んだアンカーピン14の頭部に金網2の一端部を掛け、ロール状の金網2を最下段まで展開する。また、左右に隣接する金網2どうしは例えば10cm以上重なり合うようにする。
(4)適宜の長さに切断した縦横のワイヤロープ4,5の両端を、浸食防止対象域Aの外側に打設したアンカー3に各々固定する(図8(A)参照)。これにより、浸食防止材1と金網2とが下側からこの順に積層された状態で配置された浸食防止対象域A上において、縦横に延びるワイヤロープ4,5が略格子状に組まれてアンカー3に固定された状態となる(ロープ設置工程)。尚、図8(A)では、便宜上、浸食防止材1及び金網2の図示を省略している。
例えば先に横ワイヤロープ5を設置し、後に縦ワイヤロープ4を設置すればよく、アンカー3に対するワイヤロープ4,5の両端の固定には、図8(B)に示すような巻付グリップ17を用いる。
左右に隣り合う縦ワイヤロープ4どうしの間隔と、上下に隣り合う横ワイヤロープ5どうしの間隔とは、斜面の起伏によって広がる場合があり、間隔が許容範囲(例えば2.5m)を超える場合については、アンカー3及びワイヤロープ4,5を増設し、ワイヤロープ4,5の間隔を許容範囲内に収めるようにする。
(5)縦横のワイヤロープ4,5の交差部を締結し、一部の交差部についてはアンカー3に固定する(図9参照)(交差部処理工程)。尚、図9では、便宜上、浸食防止材1及び金網2の図示を省略している。
具体的には、最上段の横ワイヤロープ5と各縦ワイヤロープ4の交差部X1(図9参照)についてはクロスクリップ18(図10(A)及び(B)参照)で締結し、最下段の横ワイヤロープ5と各縦ワイヤロープ4の交差部X2(図9参照)についてはクロスクリップ19(図11(A)及び(B)参照)で締結し、その他の交差部X3(図9参照)についてはクロスアンカークリップ20(図12(A)及び(B)参照)でアンカー3に締結する。
ここで、クロスクリップ18は、図10(A)及び(B)に示すように、縦横のワイヤロープ4,5の交差部を挟持する状態の押座金18aと受座金18bとを二本のボルト18cで固縛するように構成されたものである。このようなクロスクリップ18としては、例えば株式会社テザックの商品名「交点クリップ」を用いることができる。
また、クロスクリップ19は、図11(A)及び(B)に示すように、四つの縁が立った押座金19aとUボルト19bとで縦横のワイヤロープ4,5の交差部を挟持可能としたものである。このようなクロスクリップ19としては、例えば株式会社テザックの商品名「エックスクリップ」を用いることができる。
一方、クロスアンカークリップ20は、図12(A)及び(B)に示すように、縦横のワイヤロープ4,5の交差部を挟持する状態の押座金20aと受座金20bとを一本のボルト20cとアンカー3の頭部とで固縛するように構成されたものである。このようなクロスアンカークリップ20としては、例えば株式会社テザックの商品名「交点アンカークリップ」を用いることができる。
(6)結合コイル21によって、金網2に対する縦横のワイヤロープ4,5の結合と、金網2どうしの重なり合い部分の結合とを行う(図13参照)(金網結合工程)。尚、図13では、便宜上、浸食防止材1及び金網2の図示を省略している。
ここで、金網2と縦ワイヤロープ4との結合には例えば2個/2mの間隔で結合コイル21を用い、金網2と横ワイヤロープ5との結合には例えば4個/2mの間隔で結合コイル21を用い、金網2どうしの重なり合い部分の結合には例えば4個/2mの間隔で結合コイル21を用いることができる。尚、結合コイル21を用いた上記各結合は浸食防止対象域A全体にわたって行うのであり、図13には、便宜上、その一部のみを示してある。
(7)浸食防止材1及び金網2を斜面に固定するための所定のアンカーピン22を打設する(図13参照)(アンカーピン打設工程)。
ここで、本工法では、縦横のワイヤロープ4,5に対しては、3本/2mの間隔でアンカーピン22を打設し、縦横のワイヤロープ4,5で区画される約4m2 の広さの各枠内には6本のアンカーピン22を打設する。尚、図13には、便宜上、アンカーピン22の打設状況を一部のみ示している。
上記の構成からなる本構造及び本工法では、浸食防止のために植生基盤材を吹き付けるのではなく浸食防止材1を敷設するので、浸食防止材1の敷設後に作業員はその上を比較的安全に移動して落石防止のためのワイヤロープ4,5を設置することができ、作業員にとっての作業性(施工性)と安全性の向上を図ることができる。
また、本構造及び本工法では、金網2の敷設と略同時に浸食防止材1の敷設を行うことで浸食防止工を行ったことになり、従来必要であった植生基盤吹付工程を省略することができ、ひいては工程数削減による工期短縮を図ることも期待できる。
さらに、本構造及び本工法では、植生基盤吹付工を実施しないので、特殊な大型機械を現場に搬入する必要がなく、この点でも作業性(施工性)に優れている。
なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のように変形することができる。
上記工程(1)では、縦横のワイヤロープ4,5の両端を、浸食防止対象域A外に打設したアンカー3に固定しているが、浸食防止対象域A内に打設したアンカー3に固定するようにしてもよい。
また、上記工程(1)では、セメントカプセルを用いてアンカー3の定着を図っているが、他の定着方法を採用してもよい。
上記工程(5)では、交差部X1にクロスクリップ18を用い、交差部X2にクロスクリップ19を用いるようにしているが、交差部X1にクロスクリップ19を用い、交差部X2にクロスクリップ18を用いるようにしてもよい。また、交差部X3に用いているクロスアンカークリップ20を交差部X1,X2に用いるようにしてもよく、この場合は、アンカー3を浸食防止対象域Aの最上段及び最下段にも打設するようにすればよい。
本工法では、先に(工程(1)で)アンカー3を打設し、その後に(工程(2)で)浸食防止材1を配置しているが、この順を逆にしてもよい。この場合、アンカー3の打設場所を浸食防止材1が覆っているときには、例えば浸食防止材1に切込みを入れてアンカー3を打設することができる。
本工法における金網2の配置に関する工程(3)及び工程(6)を省略してもよく、この場合、縦横のワイヤロープ4,5の間隔を狭める等してもよい。
なお、上記変形例どうしを適宜組み合わせてもよいことはいうまでもない。
1 浸食防止材
2 金網
3 アンカー
4 縦ワイヤロープ
5 横ワイヤロープ
6 削岩機
7 孔
8 アンカー定着材
9 岩部用アンカー材
10 支圧板
11 土砂部用アンカー材
12 杭打機
13 エアホース
14 アンカーピン
15 大頭釘
17 巻付グリップ
18 クロスクリップ
18a 押座金
18b 受座金
18c ボルト
19 クロスクリップ
19a 押座金
19b Uボルト
20 クロスアンカークリップ
20a 押座金
20b 受座金
20c ボルト
21 結合コイル
22 アンカーピン
A 浸食防止対象域
X1 交差部
X2 交差部
X3 交差部

Claims (3)

  1. 浸食防止材と金網とが下側からこの順に積層された状態で配置された浸食防止対象域上に、縦横に延びるワイヤロープを略格子状に組んでアンカーに固定することを特徴とする落石防止兼浸食防止工法。
  2. 前記アンカーの打設後に前記浸食防止材及び前記金網を浸食防止対象域に配置し、この配置後に各前記ワイヤロープを前記アンカーに固定する請求項1に記載の落石防止兼浸食防止工法。
  3. 浸食防止対象域上に敷設された浸食防止材と、該浸食防止材の上側に敷設された金網と、該金網上において略格子状に組まれた状態でアンカーに固定された縦横に延びるワイヤロープとを備えたことを特徴とする落石防止兼浸食防止構造。

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