JP2014076210A - ファスナ部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な製造プロセスにて製造可能であると共に、結合対象との結合力を向上できるファスナ部材を提供することを目的とする。
【解決手段】表面を有する基部と、表面上に立設された複数の係合部材と、を具備し、係合部材を結合対象に係合させることで当該結合対象と機械的に結合するファスナ部材であって、係合部材は、第1の方向に互いに対向し、表面視において第1の方向と直交する第2の方向に沿って広がる一対の側面を有し、基部から突出する軸部と、一対の側面にそれぞれ設けられた矢じり部と、を備え、一対の側面の少なくとも一方の側面に設けられる矢じり部は、表面視において、第1の方向及び第2の方向と交わる方向へ延びる、ファスナ部材。
【選択図】図2

Description

本発明の一形態は、ファスナ部材に関する。
従来、表面を有する基部と、この表面上に立設された複数の係合部材と、を備え、係合部材を結合対象に係合させることにより当該結合対象と機械的に結合するファスナ部材が知られている。この種の技術として、例えば特許文献1には、ファスナ部材を形成するための溶融材料を、恒久的基部用鋳型、破壊的離脱可能脚部用鋳型及び恒久的頭部用鋳型に射出し、鋳型内で固化させることによってファスナ部材を成形することが記載されている。このファスナ部材は、基部用鋳型及び頭部用鋳型の除去後に、脚部用鋳型を除去している。
特表平07−509668号公報
ここで、上記ファスナ部材では、製造プロセスが複雑化するという問題があった。一方で、ファスナ部材と結合対象とが結合した際の結合力を向上させることも求められている。以上より、簡易な製造プロセスにて製造可能であると共に、結合対象との結合力を向上できるファスナ部材が要請されている。
本発明の一形態に係るファスナ部材は、表面を有する基部と、表面上に立設された複数の係合部材と、を具備し、係合部材を結合対象に係合させることで当該結合対象と機械的に結合するファスナ部材であって、係合部材は、第1の方向に互いに対向し、表面視において第1の方向と直交する第2の方向に沿って広がる一対の側面を有し、基部から突出する軸部と、一対の側面にそれぞれ設けられた矢じり部と、を備え、一対の側面の少なくとも一方の側面に設けられる矢じり部は、表面視において、第1の方向及び第2の方向と交わる方向へ延びる、ファスナ部材である。
このような形態によれば、軸部の第1の方向に対向する側面に設けられる矢じり部は、表面視において、第1の方向及び第2の方向と交わる方向へ延びている。このように、矢じり部が、第1の方向及び第2の方向の両方の方向成分を有して延びているため、結合対象と結合可能な範囲を広くすることができる。このように、一つあたりの係合部材が結合対象と係合し易くなることにより、ファスナ部材の中で結合対象と係合している係合部材を増やすことができるため、ファスナ部材全体としての結合力を向上することができる。また、矢じり部は、第1の方向及び第2の方向の両方の方向成分を有していても、第1の方向に対向する側面から延びているものであるため、当該側面を形成するために第2の方向へ移動するスライド金型によって形成可能である。このように一つのスライド方向で係合部材の製造が可能となるため、製造プロセスを容易化することができる。以上により、ファスナ部材は、簡易な製造プロセスにて製造することができると共に、結合対象との結合力を向上できる。
別の形態に係るファスナ部材では、少なくとも一方の側面には、矢じり部が複数設けられてよい。
別の形態に係るファスナ部材では、矢じり部の表面側には、結合対象を引っ掛けるための凹部が形成されていてよい。
別の形態に係るファスナ部材では、係合部材は、表面視において格子状に配置されていてよい。
別の形態に係るファスナ部材では、矢じり部は、表面視において、軸部よりも第2の方向へ延びる部分を有してよい。
別の形態に係るファスナ部材では、一対の側面に設けられたそれぞれの矢じり部は、軸部を介して対称となるように設けられていてよい。
本発明の一側面によれば、簡易な製造プロセスにて、結合対象との結合力を向上できる。
一実施形態に係るファスナ部材を示す斜視図である。 ファスナ部材の係合部材のZ方向視における構成を示す図である。 ファスナ部材の係合部材のX方向視における構成を示す図である。 ファスナ部材の係合部材のY方向視における構成を示す図である。 ファスナ部材の係合部材の配列構造の一例を示す図である。 ファスナ部材の係合部材の配列構造の一例を示す図である。 (a)は比較例に係るファスナ部材の係合部材の斜視図であり、(b)は(a)に示す係合部材を製造するための金型構造を示す斜視図である。 (a)は比較例に係るファスナ部材の係合部材の斜視図であり、(b)は(a)に示す係合部材を製造するための金型構造を示す斜視図である。 (a)は比較例に係るファスナ部材の斜視図であり、(b)は(a)に示すファスナ部材を下方から見た様子を示す斜視図であり、(c)は(a)に示すファスナ部材の係合部材を製造するための金型構造を示す斜視図である。 変形例に係るファスナ部材の係合部材のZ方向視における構成を示す図である。 変形例に係るファスナ部材の係合部材のY方向視における構成を示す図である。 (a)は変形例に係るファスナ部材の係合部材Y方向視における構成を示す図であり、(b)はZ方向視における構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また「X方向」、「Y方向」及び「Z方向」の語は、図示する方向に基づいており便宜的なものである。
図1に示すように、本実施形態のファスナ部材10は、例えば車両の内装パネルの固定に用いられるものであり、対面係合式の面ファスナを構成する。ここでのファスナ部材10は、結合の相手方である結合対象(例えば、図3に示すようなループ部材30)に対し、係着して機械的に結合するフック部材として用いられる。なお、結合対象であるループ部材30は、面ファスナの雌側に対応するものであって、基部の表面から突出する複数のループ糸31を有して構成されており、当該ループ糸31が環状に延びて、結合時において係合部材12に引っ掛かり係合するものである。このようなループ部材30は、直接又はブラケット、テープ、又は接着剤等を介して、例えば車両の車体側の部材に固定される。
ファスナ部材10は、面ファスナの雄側に対応するものであって、樹脂材料による一体成形で形成されている。ファスナ部材10は、基部11と、この基部11上に立設された複数の係合部材12と、を備えている。
基部11は、例えば、板状を呈し、略平坦な平面状の表面15を有している。このような基部11は、直接又はブラケット、テープ、又は接着剤等を介して、例えば内装パネル側の部材に固定される。本実施形態において、表面15は、X方向及びY方向に広がっている。なお、基部11の形状は特に限定されず、表面15も完全な平面でなくともよく、一部に段差や傾斜などを有していてもよい。
係合部材12は、表面15からZ方向へ立ち上がるように設けられ、表面視(Z方向視)において所定間隔で格子状に整列して並置されている。なお、係合部材12の整列の態様については後述する。係合部材12は、表面15からZ方向へ延びる軸部20と、当該軸部20の先端側に設けられた矢じり部21と、を備えている。
図2〜図4を参照して、係合部材12の構成について詳細に説明する。係合部材12は、当該係合部材12に対してZ方向に相対的に移動する第2の金型と、Y方向に移動するスライド金型を用いて射出成形によって形成される部分である。係合部材12の形状のうち、Z方向視における外形形状(図2に示す形状)及び上側領域の形状(図3や図4に示す形状のうち、上方から見て確認できる領域の形状、すなわち図2で確認可能な領域の形状)は第2の金型で形成される。係合部材12の形状のうち、下側領域、すなわちZ方向視における外形形状よりも内側に潜り込んだアンダーカット部UE(図4においてハッチングを付した領域)の形状は、一の方向へ移動するスライド金型のみによって形成される。なお、図3においてハッチングを付した領域は、X方向視において内側に潜り込んでいる潜り込み部SEを示しており、当該潜り込み部SEは、アンダーカット部UEのうちの一部の領域である(図3では、理解を容易とするために、アンダーカット部UE全体にはハッチングを付さず、潜り込み部SEのみにハッチングを付している)。この潜り込み部SEは、一の方向へ移動するスライド金型のみによって、アンダーカット部UEを形成するときに、同時に形成される。なお、以下の説明においては、Y方向と直交する仮想的な平面を「基準平面CP1」とし、X方向と直交する仮想的な平面を「基準平面CP2」として説明を行う。また、X方向が請求項における「第1の方向」に対応し、Y方向が請求項における「第2の方向」に対応するものとする。
軸部20は、表面15から当該表面15と直交する方向(Z方向)へ突出する略四角柱状の部材である。軸部20は、X方向視において基準平面CP1を介して面対称な構成を有し、Y方向視において基準平面CP2を介して面対称な構成を有している。すなわち、基準平面CP1が軸部20のX方向視(図3に示す方向)における中心平面となり、基準平面CP2がY方向視(図4に示す方向)における中心平面となる。軸部20のX方向及びY方向における寸法は約0.2〜約2.0mm又は約0.4〜約1.2mmに設定され、Z方向における寸法は約0.7〜約3.0mm又は約1.2〜約2.3mmに設定される。
軸部20は、Z方向視において、X方向に互いに対向し、Y方向に沿って広がる一対の側面22A,22Bを有している(図2参照)。本実施形態では、側面22A,22Bは、Z方向視において、Y方向に沿って平行となるように広がる平面によって形成されている。側面22A,22Bは、表面15側において基準平面CP2と平行な平面となる基端領域22aと、先端側において基準平面CP2と平行な平面となる先端領域22bを有している。先端領域22bは、基端領域22aよりも基準平面CP2に対して外側に配置されている。
基端領域22aは、側面22A,22Bのうち、成形時にスライド金型によって形成される領域である。先端領域22bは、側面22A,22Bのうち、成形時に第2の金型によって形成される部分である。なお、本実施形態では、先端領域22bの略全領域に矢じり部21が形成されているため、先端領域22bにおける側面22A,22Bは、軸部20と矢じり部21との間の境界部分における仮想的な面となる。第2の金型及びスライド金型を用いた成形方法(詳細な説明は後述する)で形成可能な限り、側面22A,22Bの形状はどのような形状としてもよい。例えば、基端領域22aと先端領域22bとを同一平面としてもよい。例えば、Y方向視(図4に示す方向)において、基端領域22aにおける側面22A,22Bが、テーパー状に傾斜するような平面や曲面であってもよい。また、例えば、Z方向視(図2に示す方向)において、先端領域22bにおける側面22A,22Bが外側又は内側へ湾曲するような形状であってもよい。
軸部20は、Z方向視において、Y方向に互いに対向し、X方向に沿って広がる一対の側面23A,23Bを有している(図2参照)。本実施形態では、側面23A,23Bは、Z方向視において、X方向に沿って平行となり、Z方向に沿って略平行となる平面によって形成されている。側面23A,23Bは、成形時に第2の金型によって形成される部分である。第2の金型で形成可能な限り、側面23A,23Bの形状はどのような形状としてもよい。例えば、Z方向視(図2に示す方向)において、側面23A,23Bが外側又は内側へ湾曲するような形状であってもよい。
軸部20は、表面15と対向し、XY方向に沿って広がる先端面24を有している。本実施形態では、先端面24は、表面15と平行となるように広がる。先端面24は、成形時に第2の金型によって形成される部分である。第2の金型で形成可能な限り、先端面24はどのような形状としてもよいが、詳細な変形例については後述する。
矢じり部21は、X方向に対向する一対の側面22A,22Bにそれぞれ設けられている。矢じり部21は、Z方向視において、X方向及びY方向と交わる方向へ延びる。すなわち、矢じり部21の延在方向は、X方向成分及びY方向成分のいずれか一方のみの方向成分で構成されているのではなく、X方向成分及びY方向成分の両方の方向成分で構成されている。また、矢じり部21は、Y方向視において、表面15に近づくに従って、軸部20から外側へ広がるように延びている。矢じり部21は、帯状をなして側面22A,22Bの先端領域22bから、下方外側へ延びている。また、矢じり部21の下方にはアンダーカット部UEが形成されることによって、矢じり部21の下端側(表面15側)の部分と基部11の表面15との間には空間が形成されている。当該空間にループ部材30のループ糸31が入り込むことで、矢じり部21と引っ掛かり、係合される。また、矢じり部21は、側面22A,22Bにそれぞれ複数設けられている。本実施形態では、側面22Aに矢じり部21A,21Bが形成されており、側面22Bに矢じり部21C,21Dが形成されることにより、一つの係合部材12に四つの矢じり部21が形成されている。
まず、図2を参照して、Z方向視における各矢じり部21の構成について説明する。なお、図2に示すように、各矢じり部21A〜21Dの構成を説明するため、Z方向視において、各矢じり部21A〜21Dに対して軸線SLA〜SLDを設定する。軸線SLA〜SLDは各矢じり部21A〜21Dの延在方向に沿って延びる線であり、各矢じり部21A〜21Dの幅Wにおける中心位置によって定義されるものとする。
軸部20の側面22Aにおける側面23A側の領域(図2における紙面右上の領域)には、矢じり部21Aが設けられている。矢じり部21Aは、側面22AからX方向外側へ向かうに従って基準平面CP1からY方向外側へ遠ざかるように延びている。具体的には、矢じり部21Aの軸線SLAの始点P1が側面22Aのうち、基準平面CP1と側面23Aとの間の略中央位置に設定され、当該始点P1から軸線SLAが基準平面CP1に対して所定の角度θで傾斜する方向に延びるように設定されている。本実施形態では、当該所定の角度θは45°に設定されているが、約0°〜約65°又は約35°〜約53°の範囲で任意の角度に設定してもよい。
矢じり部21Aの幅方向における側面21b,21cは、軸線SLAに沿って延びている。すなわち、側面21b,21cは、X方向外側へ向かうに従って基準平面CP1からY方向外側へ遠ざかるように延びている。なお、側面21b,21cは、Z方向に沿って略平行となる(Z方向に対しては、抜き勾配が必要となるため、僅かに傾斜している)。具体的には、Y方向外側の側面21bの始点P2が側面22Aと側面23Aとの間の角部に設定され、当該始点P2から側面21bが軸線SLAと平行となるように延びる。なお、所定の角度θが45°であるため、側面21bは、軸部20の対角線上に配置されることとなる。また、Y方向内側の側面21cの始点P3が側面22AのY方向における中央位置(基準平面CP1上)に設定され、当該始点P2から側面21cが軸線SLAと平行となるように延びる。矢じり部21Aの幅Wの寸法は、約0.2〜約1.0mm又は約0.2〜約0.5mmに設定される。矢じり部21Aの端部21dは、Y方向と平行となる。ただし、端部21dの形状は限定されないが、変形例については後述する。矢じり部21AのX方向の突出量(ここでは、側面22Aと端部21dとの距離)は、約0.2〜約1.0mm又は約0.2〜約0.5mmに設定される。
以上のような構成によって、矢じり部21Aは、Z方向視において、軸部20よりもY方向へ延びる部分を有する。すなわち、矢じり部21Aは、軸部20の側面23AよりもY方向外側へ延びる部分を有する。また、当該部分の下側の領域にはX方向から見て内側に潜り込んだ潜り込み部SEが形成された状態となる(図3参照)。矢じり部21Aの端部21dの一部(または全部でもよい)が、軸部20の側面23AよりもY方向外側に配置されているため、軸部20よりもY方向外側に存在するループ部材30のループ糸31も、矢じり部21Aで引っ掛かけることができる(図3参照)。
なお、成形のし易さを確保するため、側面21bの始点P2を軸部20の角部に設定したが、設定位置は特に限定されず、側面22AのY方向内側の位置に設定されてもよく、側面22AよりもY方向外側の位置(例えば、図2に示す始点P2´)に設定されてもよく、側面23Aにおける角部付近の位置(例えば、図2に示す始点P2´´)に設定してもよい。また、側面21cの始点P3も側面22Aのいずれの位置に設定してもよく、矢じり部21Aと隣り合う矢じり部21Bと交差する位置(例えば、図2に示す始点P3´)に設定されてもよい。また、側面21b,21cは軸線SLAと平行に延びていたが、X方向外側へ向かうに従って幅広となるように延びてもよく、先細りとなるように延びてもよい。ループ部材30のループ糸31との係合のし易さが損なわれない範囲で幅広とした場合、矢じり部21Aの先端側の強度を確保できる。強度を確保できる範囲で先細りとした場合、ループ部材30のループ糸31と矢じり部21Aとの係合し易さを向上できる。なお、Z方向視における矢じり部21の形状は、第2の金型で形成可能な限りどのような形状としてもよいが、詳細な変形例については後述する。
側面22Aにおいて、矢じり部21AとY方向に隣接する矢じり部21Bは、基準平面CP1に対して矢じり部21Aと面対称な構成となる。これにより、軸部20の側面22Aにおける側面23B側の領域(図2における紙面右下の領域)では、矢じり部21Bが、側面22AからX方向外側へ向かうに従って基準平面CP1からY方向外側へ遠ざかるように延びる。ただし、矢じり部21Aと矢じり部21Bは面対称となっていなくともよく、互いに異なる形状であってもよい。
側面22Bに設けられた矢じり部21C,21Dは、軸部20を介して矢じり部21A,21Bと対称となるように設けられている。すなわち、矢じり部21C,21Dは、基準平面CP2に対して矢じり部21A,21Bと面対称な構成となる。これにより、軸部20の側面22Bにおける側面23A側の領域(図2における紙面左上の領域)では、矢じり部21Cが、側面22BからX方向外側へ向かうに従って基準平面CP1からY方向外側へ遠ざかるように延びる。軸部20の側面22Bにおける側面23B側の領域(図2における紙面左下の領域)では、矢じり部21Dが、側面22BからX方向外側へ向かうに従って基準平面CP1からY方向外側へ遠ざかるように延びる。ただし、矢じり部21C,21Dと矢じり部21A,21Bは面対称となっていなくともよく、互いに異なる形状であってもよい。
次に、図4を参照して、Y方向視における各矢じり部21A〜21Dの構成について説明する。図4に示すように、矢じり部21Aは、側面22Aのうち先端領域22bにおいて軸部20と連結されている。矢じり部21Aは、Z方向に対して傾斜するように表面15側へ延びており、表面15へ近づくに従って、軸部20の側面22Aから遠ざかるように延びている。矢じり部21Aの外側の傾斜面21aは、軸部20の先端面24側から表面15側へ向かって、軸部20の側面22Aから遠ざかるように延びる。傾斜面21aは、Y方向に沿って平行に広がっており、本実施形態は傾斜した平面によって構成されている。具体的には、傾斜面21aは、始点P4が先端面24と側面22との間の角部に設定され、当該始点P4からX方向外側へ向かって傾斜するように、表面15側へ真っ直ぐに延びている。矢じり部21AのZ方向における大きさ、すなわち傾斜面21aの上端(ここでは、先端面24と同位置である)と、傾斜面21aの下側の端部21dとの間のZ方向における寸法は、約0.3〜約2.0mm又は約0.5〜約1.5mmに設定される。なお、Y方向視における傾斜面21aの形状は、第2の金型で形成可能な限りどのような形状としてもよく、外側又は内側へ湾曲するような形状であってもよい。また、始点P4も側面22の先端領域22bにおけるどの位置に形成されてもよい。また、傾斜面21aと先端面24との間にR形状が設けられていてもよい。
矢じり部21Aの表面15側には、ループ部材30のループ糸31を引掛けるための凹部26が形成されている。凹部26は、矢じり部21Aの表面15側の下側領域に対して、所定の形状でY方向に沿って平行に延びる溝によって構成されている。凹部26は、Y方向へ移動するスライド金型で形成されるアンダーカット部UEの一部である。本実施形態では、傾斜面21aの端部21dから軸部20の側面22Aへ向かって下端面21eが延びており、当該下端面21eに対して凹部26が形成されている。凹部26は、軸部20の基端領域22aにおける側面22Aと、外側の傾斜面21aと対向する傾斜面26aと、傾斜面26aの上端部と側面22Aとを連結する連結面26bと、によって構成されている。
傾斜面26aは、外側の傾斜面21aと略平行となるように形成され、各傾斜面21a,26a同士の下端部が下端面21eで連結されている。これによって、矢じり部21Aの先端側には、先端領域22bに対応する部分に比して肉厚が薄くされた爪部27が形成される。当該爪部27が形成されることによって、ループ部材30のループ糸が矢じり部21Aの凹部26に引っ掛かかり易くなる。爪部27の厚さTは、約0.15〜約0.4mmに設定される。爪部27のZ方向における大きさ、すなわち連結面26bと下端面21eとの間のZ方向における寸法は、約0.1〜約0.8mmに設定される。なお、下端面21e及び連結面26bは、いずれも表面15と平行な平面となる。爪部27をこのような寸法に設定することにより、ループ部材30のループ糸を引っ掛け易くすると共に、十分な強度も確保することができる。
なお、矢じり部21Aの下側領域(下端面21e、傾斜面26a及び連結面26b)は、成形時にスライド金型によって形成されるため、スライド金型で形成可能な限りどのような形状としてもよいが、詳細な変形例については後述する。
前述のように、矢じり部21Bは、基準平面CP1に対して矢じり部21Aと面対称な構成となる。また、側面22Bに設けられた矢じり部21C,21Dは、軸部20を介して矢じり部21A,21Bと対称となるように設けられており、基準平面CP2に対して矢じり部21A,21Bと面対称な構成となる。従って、Y方向視において、矢じり部21Bは矢じり部21Aと同形状となり、矢じり部21C,21Dは矢じり部21A,21Bと基準平面CP2に対して面対称な形状となる。また、X方向視において、矢じり部21Cは矢じり部21Aと同形状となり、矢じり部21Dは矢じり部21Bと同形状となる(図3参照)。なお前述のように、矢じり部21Aと矢じり部21Bは面対称となっていなくともよく、互いに異なる形状であってもよい。また、矢じり部21Aと矢じり部21Cは面対称となっていなくともよく、互いに異なる形状であってもよい。また、矢じり部21Bと矢じり部21Dは面対称となっていなくともよく、互いに異なる形状であってもよい。
本実施形態に係るファスナ部材10は、所定の金型構造を用いて製造される。ファスナ部材10は、Z方向の上側の形状を形成する第1の金型、Z方向の下側の形状を形成する第2の金型及びスライド金型を用いた射出成形によって製造される。スライド金型は、係合部材12の矢じり部21のアンダーカット部UEを形成するためのものであり、Y方向にスライド可能である。
上述のような第1の金型、第2の金型及びスライド金型を組み合わせることでファスナ部材10の形状に対応する内部空間を形成しておき、当該内部空間に対して樹脂を射出する。例えば、樹脂として、ポリエステル系、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリウレタン系、ポリエーテル系、アクリル系、ポリカーボネート系、及びスチレン系樹脂を適用してよい。当該樹脂が冷却されて固まった後、第1の金型をZ方向へ移動させ(または、第2の金型をZ方向へ移動させ)、スライド金型をY方向に移動させることによってスライド金型を抜く。これによって、成形後のファスナ部材10を取出し可能とする。
以上のように、複数方向へ移動するスライド金型は必要なく、一方向へ移動するスライド金型のみで成形可能である。スライド金型が通過する位置には係合部材12を形成することはできないため、複数方向にスライド金型を用いる場合は係合部材12の形成位置が制約を受けるが、本実施形態では一方向のスライド金型のみを用いるため、係合部材12の形成位置の制約が少なく、高密度に形成可能である。
次に、図5及び図6を参照して、係合部材12の配列構成について説明する。上述のように本実施形態に係るファスナ部材10では係合部材12を基部11上に高密度に形成可能である。従って、図5及び図6に示すように、係合部材12をZ方向視において格子状に配置することが可能となる。図5及び図6に示す基部11は、各辺の大きさ(図においてL1,L2で示される寸法)が約5〜約400mm(長い分には金型に入ればいくらでも良い)に設定される。なお、ここではL1とL2が同じ寸法であるが、異なる寸法であってもよい。
図5に示す例では、基部11の各辺は、X方向またはY方向と平行となっている。係合部材12がY方向において一定ピッチで直線状の列をなすように配置されており、当該列がX方向に一定ピッチで複数並べられている。また、一の列に係る係合部材12と、隣りの列に係る係合部材12とでは、Y方向における位置が互いにずれるように配置されている。従って、係合部材12は、X方向に沿って千鳥状に配置されるような構成となる。Y方向においては基部11の辺の大きさL1に対して可能な限りの個数の係合部材12が配置され、X方向においては基部11の辺の大きさL2に対して可能な限りの個数の係合部材12が配置されている。すなわち、複数の係合部材12が、基部11の表面15の一方の縁部から、対向する他方の縁部へ至るまで配置されている。従って、係合部材12は、当該パターンで基部11の表面15の全域にわたって形成されている。列と列の間のピッチ(図においてP1で示される寸法)は、約1.0〜約3.0mm(長い分には金型に入ればいくらでも良い)に設定される。また、一列当たりの係合部材12のピッチ(図においてP2で示される寸法)は、約1.0〜約3.0mm(長い分には金型に入ればいくらでも良い)に設定される。なお、X方向に沿った千鳥配置の幅(図においてP3で示される寸法)は、一列当たりの係合部材12のピッチの半分(P2/2)に設定することができる。
図6に示す例では、基部11の各辺は、X方向またはY方向に対して45°傾斜している。係合部材12がY方向(基部11の一方の対角線方向)において一定ピッチで直線状の列をなすように配置されており、当該列がX方向(基部11の他方の対角線方向)に一定ピッチで複数並べられている。なお、一の列に係る係合部材12と、隣りの列に係る係合部材12とでは、Y方向における位置が一致するように配置されている。従って、係合部材12は、X方向に沿って直線状に配置されるような構成となる。基部11の各辺がXY方向に対して45°傾斜しているため、各列の係合部材12の個数は、X方向における位置によって異なる。各列において、基部11の一方の対角線方向における大きさに対して可能な限りの個数の係合部材12が配置される。すなわち、複数の係合部材12が、基部11の表面15の一方の縁部から、対角線方向に対向する他方の縁部へ至るまで配置されている。従って、係合部材12は、当該パターンで基部11の表面15の全域にわたって形成されている。列と列の間のピッチ(図においてP1で示される寸法)及び一列当たりの係合部材12のピッチ(図においてP2で示される寸法)は、図5の例と同等の寸法に設定可能である。
なお、係合部材12の配置は、上述した例に限定されず、Y方向に移動するスライド金型が通過する領域を係合部材12が回避している限り、あらゆる配置に形成可能である。
次に、本実施形態に係るファスナ部材10の作用・効果について説明する。
まず、図7〜図9を参照して比較例に係るファスナ部材について説明する。図7に示すファスナ部材の係合部材212は、軸部220のX方向に対向する側面222からX方向にのみ延びる矢じり部221が設けられている。このような係合部材212の矢じり部221は、Y方向へ移動するスライド金型210で形成することができる。このような係合部材212では、結合対象であるループ部材30のループ糸31が係合部材212とX方向に隣り合う位置に存在していれば矢じり部221に引っ掛かることができるが、軸部220に対してY方向にずれた位置に存在する場合は、矢じり部221に引っ掛かることができない。更に、矢じり部221がX方向にしか延びていないため、ループ部材30のループ糸31の配向性によっては、十分にループ糸31を引っ掛けることができない場合がある。
次に、図8及び図9に示すファスナ部材310の係合部材312は、図8(a)に示すように、軸部320のX方向に対向する側面322からX方向にのみ延びる矢じり部321が設けられ、Y方向に対向する側面323からY方向にのみ延びる矢じり部321が設けられている。これによって、ループ部材30のループ糸31を引っ掛けることができる範囲を広くすることができるが、当該構成とした場合、次のような課題が発生する。すなわち、図8(b)に示すように、X方向に延びる矢じり部321に対するアンダーカット部と、Y方向に延びる矢じり部321に対するアンダーカット部を形成するために、二方向に対してスライド金型が必要となる。例えば、Y方向に延びる矢じり部321に対してY方向へ移動するスライド金型350が必要となり、X方向に延びる矢じり部321に対してX方向へ移動するスライド金型360が必要となる。このような方法を採用した場合、製造コストが上がる。また、スライド金型350,360が通過する位置には係合部材312を配置することができないため、係合部材312の高密度化に影響が及ぼされる。
あるいは、図9に示す方法では、X方向に延びる矢じり部321のアンダーカット部はY方向へスライドするスライド金型301を用い、Y方向に延びる矢じり部321のアンダーカット部は下方から突き上げる金型304を用いている。このような方法を採用した場合、図9(a),(b)に示すように、基部311自体に金型304を通すための貫通孔311aを形成する必要が生じる。貫通孔311aを形成すると、基部311の裏面(他の部材との接着面として機能する)側において、他の部材との接着力が低下すると共に、ファスナー部材としての剛性も低下してしまう。また、貫通孔311aと貫通孔311aが近づきすぎないためのスペースを確保するため、係合部材312の高密度化に影響が及ぼされる。
一方、本実施形態に係るファスナ部材10では、軸部20のX方向に対向する側面22A,22Bに設けられる矢じり部21は、Z方向視において、X方向及びY方向と交わる方向へ延びている。このように、矢じり部21が延びる方向には、X方向成分とY方向成分の両方が含まれることとなるため、図7に示す係合部材212に比してループ部材30のループ糸31を引っ掛けることができる範囲を広くすることができる。このように、一つあたりの係合部材12がループ糸31と係合し易くなることにより、ファスナ部材10の中でループ糸31と結合している係合部材12を増やすことができるため、ファスナ部材10全体としてのループ部材30との結合力を向上することができる。更に、矢じり部21がX方向及びY方向の両方の方向成分を有しているため、ループ部材30のループ糸31の配向性によらず、確実に結合することができる。
また、矢じり部21は、X方向及びY方向の両方の方向成分を有していても、X方向に対向する側面22A,22Bから延びているものであるため、当該側面22A,22B(基端領域22aにおける側面22A,22B)を形成するためにY方向へ移動するスライド金型によって同時に形成可能である。このように、複数方向のスライド金型は必要なく、Y方向に移動するスライド金型を用いるだけで、矢じり部21に対して、Y方向から見たときに(図4に示す方向)内側に潜り込んだ部分を有するのみならず、X方向から見たときに(図3に示す状態)内側に潜り込んだ潜り込み部SEも同時に有する、アンダーカット部UEを形成することができる。このように一つのスライド方向のみで製造可能となるため、製造プロセスを容易化することが可能となり、製造コストを低減すると共に、製造スピードを向上することができる。更には、図8及び図9に示す係合部材312の製造に必要とされる、複数方向からのスライド金型や基部11への貫通孔なども不要となるため、係合部材12の配置のための制約を少なくすることが可能となり、基部11の表面15上に係合部材12を高密度に配置することが可能となる。これによって、ループ部材30との結合力を更に向上させることができる。
また、このように性能の高いファスナ部材10を製造するために、他の複雑な成形方法ではなく、一の方向のスライド金型を用いるだけのシンプルな射出成形を採用することができるため、製造コストを安くすることができる。以上により、ファスナ部材10は、簡易な製造プロセスにて製造することができると共に、結合対象との結合力を向上できる。
また、本実施形態に係るファスナ部材10において、側面22A,22Bには、矢じり部21が複数設けられている。このようにX方向及びY方向の両方の方向成分を有する矢じり部21を増やすことで、ループ部材30との結合力を更に向上することができる。
また、本実施形態に係るファスナ部材10において、矢じり部21の表面15側には、ループ部材30のループ糸31を引っ掛けるための凹部26が形成されている。これによって、ループ部材30のループ糸31が矢じり部21に引っ掛かり易くなると共に、引っ掛かった後も強固に保持することが可能となる。これによって、結合力を更に向上することができる。
また、本実施形態に係るファスナ部材10において、係合部材12は、Z方向視において格子状に配置されている。これによって、係合部材12を基部11の表面15上において高密度に配置することが可能となり、ループ部材30との結合力を更に向上することができる。
また、本実施形態に係るファスナ部材10において、矢じり部21は、Z方向視において、軸部20よりもY方向へ延びる部分を有している。これにより、軸部20よりY方向外側に存在するループ糸31を引っ掛けることが可能となる。
また、本実施形態に係るファスナ部材10において、一対の側面22A,22Bに設けられたそれぞれの矢じり部21は、軸部20を介して対称となるように設けられている。これによって、側面22A側に存在するループ糸31も側面22B側に存在するループ糸31も、同様な態様で矢じり部21に引っ掛かることができる。従って、安定して結合力を向上することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
金型で形成可能である限り、Z方向視における矢じり部の形状はどのように設定してもよい。例えば、X方向とY方向の両方の方向成分が含まれる限り、矢じり部が延びる方向は直線状でなくてもよく、曲線状に延びてもよい。例えば、図10(a)に示す係合部材40では、矢じり部41が軸部20の側面22A,22Bから軸部20の外側へ向かって曲線状に延びている。これによって、矢じり部41の両端面が外側へ湾曲するような曲面となる。
また、矢じり部の端部の形状も上述の実施形態のようにY方向に真っ直ぐな形状でなくともよく、あらゆる形状を採用することができる。例えば、図10(b)に示す係合部材50では、矢じり部51の端部はR形状をなして丸まっている。また、図10(c)に示す係合部材60では、端部が矢じり部61の延びる方向と直交するような形状となっている。
また、側面22A,22Bに形成される矢じり部21の個数は特に限定されず、3本以上設けてもよく、あるいは一本だけであってもよい。なお、複数設ける場合は、一部の矢じり部がX方向の方向成分のみ含んでいてもよい。例えば、図10(d)に示す係合部材70では、側面22A,22Bに三本以上の矢じり部71,72が形成されている。また、X方向とY方向の両方の方向成分を含む矢じり部71に加えて、X方向の方向成分のみを含んだ矢じり部72も有している。なお、一本の矢じり部71と一本の矢じり部72は、側面22A,22B付近では互いに結合された状態となっている。また、図10(e)に示す係合部材80では、側面22A,22Bに三本の矢じり部81,82が形成されている。また、X方向とY方向の両方の方向成分を含む矢じり部81に加えて、X方向の方向成分のみを含んだ矢じり部82も有している。なお、一対の矢じり部81と一本の矢じり部82は、側面22A,22B付近では互いに結合された状態となっている。
また、係合部材の先端側の形状は、金型で形成可能である限り、どのように設定してもよい。例えば、図11(a)に示す係合部材170では、軸部172と矢じり部171との間に大きなR形状が形成されることにより、先端部173が丸みを帯びた形状となっている。また、図11(b)に示す係合部材180では、矢じり部181の外側の傾斜面がそのまま延びて先端で連結されることで、軸部182が平面状の先端面を有することなく、先端部183が尖った形状となっている。
また、矢じり部のアンダーカット部に形成される凹部は、スライド金型で形成可能である限り、どのように設定してもよい。例えば、図11(c)に示す係合部材130では、矢じり部131に対して丸みを帯びた凹部134が形成されている。また、図11(d)に示す係合部材140では、矢じり部141のアンダーカット部全体が傾斜面となるような凹部144が形成されている。また、図11(e)に示す係合部材150では、矢じり部151のアンダーカット部のうち、軸部152付近の領域全体が傾斜面となるような凹部154が形成されている。
矢じり部は金型で形成可能である限り、どのような大きさや幅や形状に設定してもよいが、矢じり部一本当たりの幅や厚さを小さくすると共に、軸部の側面に対して可能な限り多くの本数設けることが、ループ糸が引っ掛かり易くなるため、有効である。一方、引っ掛かったループ部材を保持するために、矢じり部は必要な強度を確保できる程度の幅及び厚さに設定される。なお、矢じり部の材質として高い強度のものを採用した場合、図11(f)に示す係合部材160のように、軸部162設けられた棒状部材を矢じり部161としてもよい。
また、軸部の側面の形状も特に限定されない。例えば、図12に示す係合部材190では、軸部192の側面193A,193Bは、先端領域22bにおいて、基準平面CP2に対して傾斜している。また、先端側領域22bは、基端領域22aよりも基準平面CP2に対して内側に配置されている。
なお、軸部のX方向に対向する側面のうち、何れか一方の側面のみが、X方向及びY方向に交わる方向へ延びる矢じり部を有していてよい。また、ファスナ部材の複数の係合部材のうち、一部の係合部材のみが、X方向及びY方向に交わる方向へ延びる矢じり部を有していてよい。
また、上記実施形態では、ファスナ部材10を車両内装用としているが、ファスナ部材10の用途は限定されるものではない。ファスナ部材10は、種々の分野の結合に適用することができ、例えば、車両内において座席等のその他部材の固定、建築材の固定、マットの固定、椅子の布地固定、カーテン止め、展示パネル等の展示物の固定、サポーターの固定、及び介護器具の固定の用に供することができる。
また、上記実施形態のファスナ部材10は、結合対象としてループ部材30と結合されているが、結合対象は限定されるものではない。ファスナ部材10の結合対象は、例えばループ部材30とは異なる他のループ部材であってもよいし、ファスナ部材10と同様な構造を有するフック部材であってもよい。
10…ファスナ部材、11…基部、12,40,50,60,70,80,130,140,150,160,170,180…係合部材、15…表面、20…軸部、21,41,51,61,71,72,81,82,131,141,151,161,171,181…矢じり部、26,116,134,144,154,22A,22B…側面、30…ループ部材(結合対象)、31…ループ糸(結合対象)。

Claims (6)

  1. 表面を有する基部と、前記表面上に立設された複数の係合部材と、を具備し、前記係合部材を結合対象に係合させることで当該結合対象と機械的に結合するファスナ部材であって、
    前記係合部材は、
    第1の方向に互いに対向し、前記表面視において前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って広がる一対の側面を有し、前記基部から突出する軸部と、
    前記一対の側面にそれぞれ設けられた矢じり部と、を備え、
    前記一対の側面の少なくとも一方の側面に設けられる前記矢じり部は、
    前記表面視において、前記第1の方向及び第2の方向と交わる方向へ延びる、ファスナ部材。
  2. 前記少なくとも一方の側面には、前記矢じり部が複数設けられている請求項1記載のファスナ部材。
  3. 前記矢じり部の前記表面側には、前記結合対象を引っ掛けるための凹部が形成されている請求項1又は2記載のファスナ部材。
  4. 前記係合部材は、前記表面視において格子状に配置されている請求項1〜3の何れか一項記載のファスナ部材。
  5. 前記矢じり部は、前記表面視において、前記軸部よりも前記第2の方向へ延びる部分を有する、請求項1〜4の何れか一項記載のファスナ部材。
  6. 前記一対の側面に設けられたそれぞれの前記矢じり部は、前記軸部を介して対称となるように設けられている請求項1〜5の何れか一項記載のファスナ部材。
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