JP2014074033A - プロパルギル化アミノインダンの分離のための方法 - Google Patents

プロパルギル化アミノインダンの分離のための方法 Download PDF

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エドゥアード・グレビチ
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Abstract

【課題】MAO−Bの選択的阻外剤で、パーキンソン病等の治療に有用であるモノ−プロパルギル化アミノインダン(ラサギリン)の塩を、反応混合物から単離する方法の提供。
【解決手段】下記の構造を有するモノ−プロパルギル化アミノインダンの塩を、反応混合物から単離する方法であって、方法が、a)反応混合物への酸の添加;b)モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩の形成に適した条件下でのモノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶化;及びc)モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩の回収工程を含む製造方法。また、結晶性ジアステレオ異性塩及び塩を含む医薬組成物。

【選択図】なし

Description

本発明は、反応混合物からの二級プロパルギル化アミノインダンの分離の方法に関する。
本願を通して、様々な刊行物、公開済み特許出願、および特許が参照される。これらの文献の開示は、その全てにおいて、本発明が属する技術分野をより十分に記述するために、本願に援用される。
二級プロパルギル化アミノインダンであるラサギリン(rasagiline)は、MAO−Bの選択的阻害剤であり、パーキンソン病およびその他の様々な症状の治療に有用であることが示されてきた。米国特許第5,532,415は、ラサギリン(R(+)−N−プロパルギル−1−アミノインダン(R(+)PAI))、その製法、およびその様々な医薬的に許容可能な塩を開示している。
別の二級プロパルギル化アミノインダンは、R(+)−6−(N−メチル、N−エチル−カルバモイルオキシ)−N’−プロパルギル−1−アミノインダン、別名(3R)−3−(プロプ−2−イニルアミノ)−2,3,−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル エチルメチルカルバメートであり、これは、PCT国際出願公開第WO98/27055(米国特許第6,303,650、2001年10月16日発行、Chorev)に開示されている。加えて、その製法およびその塩は、1/2L−酒石酸塩を含めて開示されている。1/2L−酒石酸塩は、非専売名ラドスティギル酒石酸塩(ladostigil tartrate)として提供されている。そのCAS登録番号は、209394−46−7である。PCT国際出願公開第WO98/27055は、また、以下の式を有するアミノインダンを開示している:
ここにおいて、bは1または2であり;mは0−3であり;YはOまたはSであり;Xはハロゲンであり;Rは水素またはC1−4アルキルであり;Rは水素、C1−4アルキル、または任意に置換されたプロパルギルであり;ならびにRおよびRは、それぞれ独立に、C1−8アルキル、C6−12アリール、C6−12アラルキル、それぞれ任意にハロゲン置換されている、または水素である。これらの化合物は、うつ病、注意欠陥障害(ADD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、トゥーレット症候群、アルツハイマー病およびその他の痴呆の治療に有用であることが開示されている。
これらのアミノインダンは、アミノ基が結合するキラル炭素を有する。従って、ラセミ出発物質を使用する場合、鏡像異性的に純粋な化合物を得るために、これらの化合物の鏡像異性の分割が必要となる。ラセミの1−アミノインダンが出発物質として使用される場合、このことは一般に該当する。米国特許第5,532,415には、鏡像異性的に純粋なアミノインダン誘導体が、プロパルギルアミノインダン誘導体のR−およびS−鏡像異性体のラセミ混合物の光学分割によって得てよいことが開示されている。そのような分割は、当業者に周知の何れかの従来の分割法にて達成することが可能であり、例えば、J.Jacques、A.ColletおよびS.Wilenらの文献(「Enantiomers, Racemates and Resolutions」Wiley, N.Y. (1981))に記載される方法が使用可能である。例えば、分割は、キラルカラムにおける分取クロマトグラフィーによって実行してよい。
米国特許第5,532,415は、有機また無機塩基の存在下および任意に適切な溶媒の存在下において、臭化プロパルギルもしくは塩化プロパルギルまたはプロパルギルスルホン酸エステルとの反応によって、1−アミノインダンの光学的に活性なR−鏡像異性体から直接的に鏡像異性的に純粋なプロパルギルアミノインダンを如何にして調製することができるかを開示している。そのような反応に使用するための適切な有機または無機塩基は、例えば、トリエチルアミン、ピリジン、アルカリ金属炭酸塩、および炭酸水素塩を含む。反応が溶媒の存在下において行われる場合、溶媒は、例えばトルエン、メチレン塩化物およびアセトニトリルから選択してよい。
先行技術にて言及される全てのアミノインダン誘導体分離法は、しかしながら、それぞれ欠点を有している。クロマトグラフィーは、処分するのが困難な大量の溶媒を使用するため、スケールアップが困難である。蒸留は、アミノインダン誘導体の高い沸点のために実質的に不可能である。例えば、一級アミノインダン誘導体1−アミノインダンでさえ、13mbarにて95℃から97℃で沸騰し、同じ圧力において、二級および三級プロパルギル化アミノインダン誘導体は、より高い温度が要求されると考えられ、これは工業的に不可能な温度である。選択的抽出もまた不利である。というのは、大量の溶媒が必要となり、処理の困難な大量の酸溶媒が生成されるためである。加えて、多くの工程が、抽出、再抽出および二級プロパルギルアミノインダン遊離塩基誘導体の単離に必要とされる。二級プロパルギルアミノインダン誘導体塩の取得のために、二級プロパルギルアミノインダン遊離塩基誘導体の単離の後に、塩形成の付加的な工程を追加しなければならない。
主題の発明は、以下の構造を有するモノ−プロパルギル化アミノインダンの塩を、反応混合物から単離する方法であって、
ここにおいて、RはH、ヒドロキシル、アルコキシまたは
であり、
ここにおいて、YはOまたはSであり;RおよびRは、それぞれ独立に、C1−8アルキル、C6−12アリール、C6−12アラルキル、それぞれ任意にハロゲン置換されている、または水素であり;
前記反応混合物が更に、溶媒、以下の構造を有する一級アミノインダン(ここにおいて、Rは上記のように定義される)、
および以下の構造を有する三級アミノインダンを含む方法であって、
前記方法が、以下の工程を含み:
a)前記反応混合物への酸の添加;
b)モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩の形成に適した条件下でのモノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶化;および
c)モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩の回収、
ここにおいて、前記方法が、有機溶媒を添加することなく行われる方法を提供する。
主題の発明は、また、以下の構造を有するモノ−プロパルギル化アミノインダンのジアステレオ異性塩を、反応混合物から単離する方法であって、
ここにおいて、RはH、ヒドロキシル、アルコキシまたは
であり、
ここにおいて、YはOまたはSであり;RおよびRは、それぞれ独立に、C1−8アルキル、C6−12アリール、C6−12アラルキル、それぞれ任意にハロゲン置換されている、または水素であり;
前記反応混合物が、更に、溶媒、以下の構造を有するラセミ一級アミノインダン(ここにおいて、Rは上記のように定義される)、
および以下の構造を有するラセミ三級アミノインダンを含む方法であって、
前記方法が、以下の工程を含む方法を提供する:
a)前記反応混合物に、一級アミノインダンの結晶性酸付加塩を形成するのに十分な量で第1の酸を添加し、;
b)前記反応混合物から前記一級アミノインダンの前記結晶性酸付加塩を除去し、それによって、前記反応混合物から前記一級アミノインダンを分離する;
c)モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩の形成に適した条件下で、前記反応混合物に第2の酸を添加する;および
d)前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩を回収する。
主題の発明は、また、以下の構造を有するモノ−プロパルギル化アミノインダンのジアステレオ異性塩を、反応混合物から単離する方法であって、
ここにおいて、RはH、ヒドロキシル、アルコキシまたは
であり、
ここにおいて、YはOまたはSであり;RおよびRは、それぞれ独立に、C1−8アルキル、C6−12アリール、C6−12アラルキル、それぞれ任意にハロゲン置換されている、または水素であり;
前記反応混合物が更に、溶媒、以下の構造を有するラセミ一級アミノインダン(ここにおいて、Rは上記のように定義される)、
および以下の構造を有するラセミ三級アミノインダンを含む方法であって、
前記方法が、以下の工程を含む方法を提供する:
a)前記反応混合物へ、前記モノ−プロパルギル化アミノインダンと等しい量でキラル酸を添加し、モノ−プロパルギル化アミノインダンの粗製ジアステレオ異性塩を形成する;
b)前記反応混合物から前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの粗製ジアステレオ異性塩を分離する;
c)水中で前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの粗製ジアステレオ異性塩を再結晶し、前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性ジアステレオ異性塩を単離する;および
d)前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性ジアステレオ異性塩を回収する。
主題の発明は、また、鏡像異性的に純粋なN−プロパルギル−1−アミノインダンの塩、または鏡像異性的に純粋な6−(N−メチル、N−エチル−カルバモイルオキシ)−N’−プロパルギル−1−アミノインダンの塩を反応混合物から単離する方法であって、ここにおいて、前記反応混合物は、更に、以下の構造を有する一級アミノインダン
(ここにおいて、Rは、Hまたは以下の構造
であり)
および、以下の構造を有する三級アミノインダンを含み、
前記方法は、鏡像異性的に純粋なN−プロパルギル−1−アミノインダンの塩または鏡像異性的に純粋な6−(N−メチル、N−エチル−カルバモイルオキシ)−N’−プロパルギル−1−アミノインダンの塩の結晶化を含み、
ここにおいて、前記方法は、有機溶媒を添加することなく行われる方法を提供する。
図1は、一級アミノインダン結晶化を介したラサギリン酒石酸塩の単離を示すブロック線図である。 図2は、水における再結晶化を介したラサギリン酒石酸塩の単離を示すブロック線図である。 図3のaおよびbは、例1に従って作製したラサギリン酒石酸塩結晶の顕微鏡写真(それぞれ、100xおよび50xの拡大率)である。 図4のaおよびbは、例15に従って作製したラサギリン酒石酸塩結晶の顕微鏡写真(それぞれ、100xおよび50xの拡大率)である。 図5のaおよびbは、例16に従って作製したラドスティギル酒石酸塩結晶の顕微鏡写真(それぞれ、150xおよび300xの拡大率)である。 図6のaおよびbは、例18に従って作製したラサギリン酒石酸塩結晶の顕微鏡写真(それぞれ、100xおよび50xの拡大率)である。 図7のaおよびbは、例19に従って作製したラサギリン酒石酸塩結晶の顕微鏡写真(それぞれ、100xおよび50xの拡大率)である。
発明の詳細な説明
主題の発明は、以下の構造を有するモノ−プロパルギル化アミノインダンの塩を、反応混合物から単離する方法であって、
ここにおいて、RはH、ヒドロキシル、アルコキシまたは
であり、
ここにおいて、YはOまたはSであり;RおよびRは、それぞれ独立に、C1−8アルキル、C6−12アリール、C6−12アラルキル、それぞれ任意にハロゲン置換されている、または水素であり;
前記反応混合物が更に、溶媒、以下の構造を有する一級アミノインダン(ここにおいて、Rは上記のように定義される)、
および以下の構造を有する三級アミノインダンを含む方法であって、
前記方法が、以下の工程を含み:
a)前記反応混合物への酸の添加;
b)モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩の形成に適した条件下でのモノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶化;および
c)モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩の回収、
ここにおいて、前記方法が、有機溶媒を添加することなく行われる方法を提供する。
モノ−プロパルギル化アミノインダンの構造において使用される波線は、ラセミの、鏡像異性的に純粋な、または鏡像異性的に濃縮された化合物を意味する。
方法の実施態様において、a)は以下の工程を含む:
1)一級アミノインダンの結晶性酸付加塩を形成するのに十分な量で反応混合物に第1の酸を添加する;および
2)反応混合物から一級アミノインダンの結晶性酸付加塩を除去し、それによって、モノ−プロパルギル化アミノインダンおよび三級アミノインダンから一級アミノインダンを分離する。
方法の別の実施態様において、工程b)は、モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩の形成に適した条件下における、反応混合物への第2の酸の添加を含む。
主題の発明は、また、以下の構造を有するモノ−プロパルギル化アミノインダンのジアステレオ異性塩を、反応混合物から単離する方法であって、
ここにおいて、RはH、ヒドロキシル、アルコキシまたは
であり、
ここにおいて、YはOまたはSであり;RおよびRは、それぞれ独立に、C1−8アルキル、C6−12アリール、C6−12アラルキル、それぞれ任意にハロゲン置換されている、または水素であり;
前記反応混合物が更に、溶媒、以下の構造を有するラセミ一級アミノインダン(ここにおいて、Rは上記のように定義される)、
および以下の構造を有するラセミ三級アミノインダンを含む方法であって、
前記方法が、以下の工程を含む方法を提供する:
a)前記反応混合物に、一級アミノインダンの結晶性酸付加塩を形成するのに十分な量で第1の酸を添加し、;
b)前記反応混合物から前記一級アミノインダンの前記結晶性酸付加塩を除去し、それによって、前記反応混合物から前記一級アミノインダンを分離する;
c)モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩の形成に適した条件下で、前記反応混合物に第2の酸を添加する;および
d)前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩を回収する。
方法の実施態様において、第1の酸は、反応混合物において一級アミノインダンをクエンチする(quench)量で添加される。
方法の別の実施態様において、第1の酸は、硫酸または酒石酸である。
方法のまた別の実施態様において、反応混合物における溶媒はイソプロパノールである。
方法の更に別の実施態様において、一級アミノインダンの結晶性酸付加塩は濾過によって除去される。
方法は、更に、モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩の洗浄の工程を含む。
方法の更なる実施態様において、工程a)は以下を含む:
1)モノ−プロパルギル化アミノインダンの粗製ジアステレオ異性塩を形成するために、モノ−プロパルギル化アミノインダンに等しい量で反応混合物にキラル酸を添加する;および
2)反応混合物からモノ−プロパルギル化アミノインダンの粗製ジアステレオ異性塩を分離する。
方法の更なる実施態様において、工程b)は、水におけるモノ−プロパルギル化アミノインダンの粗製ジアステレオ異性塩の再結晶を含む。
主題の発明は、また、以下の構造を有するモノ−プロパルギル化アミノインダンのジアステレオ異性塩を、反応混合物から単離する方法であって、
ここにおいて、RはH、ヒドロキシル、アルコキシまたは
であり、
ここにおいて、YはOまたはSであり;RおよびRは、それぞれ独立に、C1−8アルキル、C6−12アリール、C6−12アラルキル、それぞれ任意にハロゲン置換されている、または水素であり;
前記反応混合物が更に、溶媒、以下の構造を有するラセミ一級アミノインダン(ここにおいて、Rは上記のように定義される)、
および以下の構造を有するラセミ三級アミノインダンを含む方法であって、
前記方法が、以下の工程を含む方法を提供する:
a)前記反応混合物へ、前記モノ−プロパルギル化アミノインダンと等しい量でキラル酸を添加し、モノ−プロパルギル化アミノインダンの粗製ジアステレオ異性塩を形成する;
b)前記反応混合物から前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの粗製ジアステレオ異性塩を分離する;
c)水中で前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの粗製ジアステレオ異性塩を再結晶し、前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性ジアステレオ異性塩を単離する;および
d)前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性ジアステレオ異性塩を回収する。
方法の一実施態様において、RはHである。
方法の別の実施態様において、Rは以下の構造であり、
ここにおいて、RはHまたはC−Cアルキルであり、およびRはC−Cアルキルである。
方法のまた別の実施態様において、Rはメチルであり、およびRはエチルである。
方法の更なる実施態様において、Rは6位の炭素に結合する。
方法のまた更なる実施態様において、キラル酸はL−酒石酸であり、およびジアステレオ異性塩はL−酒石酸塩である。
方法のまた更なる実施態様において、モノ−プロパルギル化アミノインダン酒石酸塩は、99%純粋であり、98%純粋であり、97%純粋であり、95%純粋でありまたは90%純粋である。
方法のまた更なる実施態様において、モノ−プロパルギル化アミノインダン酒石酸塩は、99%鏡像異性的に濃縮されており、98%鏡像異性的に濃縮されており、97%鏡像異性的に濃縮されており、95%鏡像異性的に濃縮されておりまたは90%鏡像異性的に濃縮されている。
方法のまた更なる実施態様において、モノ−プロパルギル化アミノインダン酒石酸塩は、ラドスティギル酒石酸塩である。
方法は、更に、モノ−プロパルギル化アミノインダンジアステレオ異性塩のメシレート塩への転換を含んでよい。
方法の更なる実施態様において、モノ−プロパルギル化アミノインダンジアステレオ異性メシレート塩は、ラサギリンメシレートである。
主題の発明は、また、鏡像異性的に純粋なN−プロパルギル−1−アミノインダンの塩、または鏡像異性的に純粋な6−(N−メチル、N−エチル−カルバモイルオキシ)−N’−プロパルギル−1−アミノインダンの塩を、反応混合物から単離する方法であって、ここにおいて、前記反応混合物は、更に、以下の構造を有する一級アミノインダン
(ここにおいて、Rは、Hまたは以下の構造
であり)
および、以下の構造を有する三級アミノインダンを含み、
前記方法は、鏡像異性的に純粋なN−プロパルギル−1−アミノインダンの塩または鏡像異性的に純粋な6−(N−メチル、N−エチル−カルバモイルオキシ)−N’−プロパルギル−1−アミノインダンの塩の結晶化を含み、
ここにおいて、前記方法は、有機溶媒を添加することなく行われる方法を提供する。
方法の一実施態様において、鏡像異性的に純粋なN−プロパルギル−1−アミノインダンはR(+)−N−プロパルギル−1−アミノインダンであり、および鏡像異性的に純粋な6−(N−メチル、N−エチル−カルバモイルオキシ)−N’−プロパルギル−1−アミノインダンはR(+)−6−(N−メチル、N−エチル−カルバモイルオキシ)−N’−プロパルギル−1−アミノインダンである。
方法の別の実施態様において、R(+)−N−プロパルギル−1−アミノインダンの塩は酒石酸塩であり、およびR(+)−6−(N−メチル、N−エチル−カルバモイルオキシ)−N’−プロパルギル−1−アミノインダンの塩は酒石酸塩である。
主題の発明は、また、本願に記載の方法によって製造される、15未満、12未満または10未満のアスペクト比を有するモノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性ジアステレオ異性塩、および結晶性ジアステレオ異性塩を含む医薬組成物を提供する。
主題の発明は、また、15未満、12未満または10未満のアスペクト比を有する結晶性ラサギリン酒石酸塩、および結晶性ラサギリン酒石酸塩を含む医薬組成物を提供する。
ラセミ一級アミノインダン誘導体とプロパルギル化試薬との反応は以下のスキーム1に要約される。
スキーム1において、Rは、H、ヒドロキシル、アルコキシルまたは以下の構造として定義され、
ここにおいて、YはOまたはSであってよく;RおよびRは、それぞれ独立に、C1−8アルキル、C6−12アリール、C6−12アラルキル、それぞれ任意にハロゲンで置換される、または水素であってよく;および、XはCl、Br、I、PhSO、MeSOまたはMe−PheSOであってよい。
この反応は、また、出発試薬として鏡像異性的に純粋な一級アミンと共に行うことができ、このことは、ただ1つの二級アミン鏡像異性体の形成をもたらすだろう。
アミノインダン誘導体とプロパルギル化試薬との反応は選択的ではない。出発アミノインダン誘導体とプロパルギル化試薬とのモル比が約1:1である場合、反応混合物は、「一級」アミノインダン誘導体、「二級」またはプロパルギルアミノインダン誘導体、および「三級」またはジ−プロパルギル化アミノインダン誘導体のラセミ混合物に帰する。過剰のプロパルギル化試薬の添加は、出発アミノインダン誘導体の完全な転換に帰するが、それは、ジ−プロパルギル化アミノインダン誘導体の収量を増大させる。出発物質は反応混合物から回収できるが、過剰のジ−プロパルギル化アミノインダン誘導体は避けるべきである。それゆえ、プロパルギル化試薬と出発アミノインダンとの好ましいモル比は1:1である。
従って、ラセミ1−アミノインダン誘導体と、塩化プロパルギル、臭化プロパルギルまたは硫酸プロパルギルエステルとの反応は、未反応の一級アミノ誘導体、所望の二級アミノ誘導体のラセミ混合物および三級アミンN,N−ビスプロパルギルアミノ生成物の混合物をもたらす。所望の二級アミン、例えばR(+)−N−プロパルギル−1−アミノインダンは、例えばクロマトグラフィー、蒸留および選択的抽出を含む従来の分離方法によって、この混合物から分離することができる。所望の二級プロパルギル化アミン誘導体の分離の後、塩形成および/または鏡像異性体の単離を行うことができる。言及される通り、従来の分離方法はそれぞれ欠点を有する。
分割方法の別の例は、キラル酸、例えば酒石酸、リンゴ酸、マンデル酸、またはアミノ酸のN−アセチル誘導体、例えばN−アセチルロイシンとの、ジアステレオ異性塩の形成、それに続く、所望のR鏡像異性体のジアステレオ異性塩の単離のための再結晶である。そのような直接の単離方法は、本願で議論されるアミノインダン誘導体のために試みられた。直接単離方法は、追加的な分離工程を回避するために、反応混合物から直接的に所望の生成物を結晶化または沈殿するために設計された方法である。直接単離方法の全体像は、Anderson,N.による文献(Organic Process Research & Development, Vol. 8, No. 2, 2004, 260−265)にて提供される。しかしながら、どのように直接単離を適用できるのか、または本願で議論されるアミノインダン誘導体の状況において、それが成功するのかどうかについての情報は、以前は利用できなかった。
本願で議論されるアミノインダン誘導体の単離のために行われるアプローチは、所望の生成物を直接沈殿させるためのキラル酸の使用を含んだ。アミノインダン反応混合物における反応生成物および出発物質の相対的量は、例えば高圧液体クロマトグラフィーといった容易に利用可能な方法によって決定できる。反応混合物中の反応生成物および出発物質の相対量が一旦わかれば、結晶化の開始に必要な酸の量を計算することができる。
キラル酸は、4つの異なる基に囲まれ、重ね合わせができない鏡像である(光学異性をもたらす)異性体をもたらす炭素原子を含む。そのようなキラル酸の例は、酒石酸、リンゴ酸、マンデル酸またはアミノ酸のN−アセチル誘導体、例えばN−アセチルロイシンを含む。当該分野において既知のキラル酸のその他の例は、J.Jacques、A ColletおよびS.Wilenの文献(“Enantiomers, Racemates and Resolutions”Wiley, New York (1981))に開示される。
本願で使用される「キラル酸」とは、アミノインダン誘導体遊離塩基のラセミ混合物と併用された場合に、主に1つの鏡像異性体とともにジアステレオ異性塩を形成するであろう酸である。本願で使用される「ジアステレオ異性塩」は、ラセミ体とキラル的に純粋な化合物とを混合することで形成される、2つのキラル中心を有する塩を意味する。
アミノインダン誘導体を直接単離する最初の試みは成功しなかった。反応混合物からの二級プロパルギルアミノインダン誘導体の1つの鏡像異性体の直接の結晶化は、反応混合物へ、二級プロパルギルアミノインダン誘導体の1つの鏡像異性体に等しい量でL−酒石酸を添加することで試みられた。(例3、4および5参照)。これらの例において、しかしながら、純粋なラサギリン酒石酸塩は形成されなかった。形成された粗製塩は、有意な量の一級アミノインダンおよび(S)−PAIが混入していた。
更に広範な研究の後、関心ある二級アミノインダン誘導体(例えば、ラサギリンおよびラドスティギル)の最終的な結晶化は、一級アミノインダンの存在下で行ってはいけないことがわかった。この知見に基づいて、開発された方法は直感に反するものであった。すなわち、キラル酸との関心ある二級アミノインダン誘導体の最終的な結晶化の前に、大部分の一級アミノインダンを除去するというものであった。
開示される方法の2つの例は、「アミノインダン結晶化法(aminoindan crystallization method)」および「水再結晶化法(water recrystallization method)」と名付けられた。
「アミノインダン結晶化法」は図1に表され、および以下の工程を含む:
−一級の任意に置換されたアミノインダン酸付加塩を形成するために、等しい量で反応混合物に第1の酸を添加する、
−反応混合物から任意に置換された一級アミノインダン酸付加塩を除去する、
−モノ−プロパルギル化アミノインダン酒石酸塩を形成するために反応混合物にL−酒石酸を添加する、および
−反応混合物からモノ−プロパルギル化アミノインダン酒石酸塩を除去する。
「アミノインダン再結晶化法」の利点の1つは、高い純度の一級アミノインダン誘導体が、単離されおよびプロパルギル化反応において再利用してもよいことである。別の利点は、この方法が、必要と成る有機溶媒の量が先行技術の抽出法よりも少なく、大量の酸溶媒を廃棄する必要がないことである。
「水再結晶法」は図2に表され、以下を含む:
−粗製塩を形成するために、モノ−プロパルギル化アミノインダン誘導体の鏡像異性体の1つに等しい量でL−酒石酸を反応混合物に添加する、
−反応混合物から粗製モノ−プロパルギル化アミノインダン誘導体酒石酸塩を分離する、
−水の中で粗製モノ−プロパルギル化アミノインダン誘導体酒石酸塩を再結晶し、純粋なモノ−プロパルギル化アミノインダン誘導体酒石酸塩を形成する、および
−水から前記純粋な塩を分離する。
「水再結晶法」の1つの利点は、先行技術の方法よりも必要とする有機溶媒が少なく、方法は、大量の酸溶媒の廃棄を必要としないことである。
水におけるラサギリン酒石酸塩の再結晶化の別の利点は、より小さい針状結晶ではなく、大きいロッド状結晶の生成である。針状結晶は、その作業性を減少させる凝集およびより低い密度によって特徴付けられる。ロッド状結晶は、スラリーの流動性、固体濾過可能性および向上したケーキ洗浄(cake wash)を含む、生成物のよりよい加工性を提供することができる。
加えて、針状結晶は、従来の錠剤化装置を用いて医薬組成物を作る場合、加工性の問題を引き起こすことが示されている。例えば、針状結晶は、コーティングすることがしばしば困難であり、そのため、徐放性医薬剤形における使用が不可能である。例えば、Rouhiによる文献(Chemical & Engineering News, Washington, February 24, 2003)が参照される。一方で、ロッド状結晶はそのような制限を受けない。
本発明の方法は、スケールアップ生成が可能である。
水再結晶は、しばしば、不純物を除去するために粗製塩を精製するために使用されるものの、本願で議論される関心ある一級アミノインダンとともに使用される場合、水再結晶法は、予想外にも、付加的な鏡像異性の純度を提供した。従って、例14に示されるように、水再結晶法はアミノインダンの不純物を除去し、予想外にも付加的な鏡像異性の純度を提供する。
以下は文脈中で使用される略語の表である:
AI:インダン−1−イルアミン
HPLC:高圧液体クロマトグラフィー
m.p.:融点
PAI:N−プロパルギル−1−アミノインダン
PBS:プロパルギルベンゼンスルホネート
(R)−CAI:エチル−メチル−カルバミン酸(R)−3−アミノ−インダン−5−イルエステル
(R)−CPAI:エチル−メチル−カルバミン酸(R)−3−プロプ−2−イニルアミノ−インダン−5−イルエステル(ラドスティギル)
TLC:薄層クロマトグラフィー。
本願で使用される「純粋」とは、利用可能な技術によって検出可能な程度まで、あらゆる種の外来性因子が存在しないことを意味する。
本願で使用される「鏡像異性的に純粋」とは、利用可能な技術によって検出可能な程度まで、1つの鏡像異性体が存在しない状態を意味する。
[抽出法−例1−2]
例1−抽出法を使用したラサギリン酒石酸塩の単離
1−アミノインダン(45g)、トルエン(135ml)、水(85ml)およびNaOH(25%溶液で60g)を反応器に導入し、撹拌し、およびPBS(67.5g)を外界温度にて添加した。反応マス(reaction mass)を45℃に加熱し、この温度で4時間維持した。
撹拌機を停止し、反応混合物を安定化させた。相分離の後、下位の水相を捨てた。上位の有機相を300mlの水と混合し撹拌した。得られる混合物を66%硫酸で酸性化してpH2.2にし、撹拌を停止した。混合物を1/2時間安定化させ、下位の相(酸性水層)を分離した。上位の有機相を捨てた。
水相を、撹拌しながら250mlのトルエンと混合し、25%のNaOH溶液でpHを6.3に塩基性化した。pHを6.3に調整した後、撹拌機を停止し、混合物を安定化させた。下位の水相および上位のトルエン相を分離した。水相を反応器に再導入し、付加的な200mlのトルエンと混合した。反応器を撹拌し、25%のNaOH溶液でpHを7.0に調整した。pH調整の後、撹拌機を停止し、混合物を安定化させた。下位の水相を分離し捨てた。有機トルエン相を、以前の抽出による有機トルエン相と混合し、200mlの水で洗浄した。洗浄および安定化の後、水相を分離し、生成される有機トルエン相を、減圧下、ロータリーエバポレーターで蒸発させた。トルエンの蒸発の後、残留物を80mlのイソプロパノールに溶解し、同一の条件で溶媒を蒸発させた。38.6gの褐色油(PAI塩基)が得られた。L−酒石酸の水溶液を、19.6gの水に12.36gの酸を溶解することで作製した。
PAI塩基を225mlのイソプロパノールに溶解し、撹拌し、加熱して還流させ、およびL−酒石酸の溶液を還流の条件のもとPAI溶液に添加した。添加により、固体ラサギリン酒石酸塩の結晶化が起こった。懸濁物を室温まで冷却し、ろ過し、および固体生成物を、フィルター上で2回分に分けたイソプロパノールで洗浄した。
湿った固体生成物を乾燥させて一定の塊にし、分析した。収量24.0g(28.8%)。
分析:
m.p.176.3−176.8℃、TLCによる純度:1スポット。
HPLCによる純度:AI含量0.1%;S−異性体含量:<4%;残部R−PAI
固体形状:凝集した、小さい(100−300ミクロン)針状結晶。
例2−抽出法を用いたラドスティギル酒石酸塩の単離
26.3gの100%(R)−CAI(30.1gの技術的等級シロップ様化合物の形態)を、水(75ml)、トルエン(100ml)およびNaOH(34.8gの25%溶液)とともに反応器に導入した。21.4gのPBSを導入し、撹拌を開始した。反応マスを45−46℃で5時間撹拌した。撹拌を停止し、混合物を安定化させた。
下位の水相を捨て、上位の有機相を250mlの水と混合し撹拌した。混合物を66%硫酸で酸性化してpH2.0にした。酸性化の後、撹拌を停止し、混合物を安定化させた。相分離の後、上位の有機層を捨て、下位の水相を反応器に再導入した。
酸性水相を200mlトルエンと混合し、撹拌し、25%NaOHで塩基性化してpHを5.2にした。混合物を45℃で撹拌し、撹拌を停止し、および混合物を安定化させた。上位の有機相および下位の水相を分離し、水相を反応器に再導入した。
150mlのトルエンを添加し、25%NaOH溶液でpHを5.2に調整した。混合物を45℃で撹拌し、撹拌を停止し、および混合物を安定化させた。上位の有機相および下位の水相を分離した。水層を捨て、有機層を以前の分離による有機相と混合した。混合した有機溶液を、減圧下、ロータリーエバポレーターで蒸発させ、残留物を50mlのイソプロパノールに溶解し、および溶媒を同一の条件で蒸発させた。
21.8gの褐色油(R)−CAPI遊離塩基が得られた。反応器において撹拌しながら、遊離塩基を137mlのイソプロパノールに溶解した。
6.0gのL−酒石酸を70mlのイソプロパノールに溶解した。反応器を加熱し、酒石酸溶液を、60−65℃で反応器にドロップワイズ(dropwise)で導入した。
ラドスティギル酒石酸塩の結晶化は酒石酸溶液の添加の間に生じた。添加の完了後、混合物を3℃まで冷却し、固体生成物を濾過し、冷却したイソプロパノールで洗浄した。得られる湿ったラドスティギル酒石酸塩を減圧乾燥し、サンプリングし、および分析した。
分析:
m.p.145.4−145.7℃、TLCによる純度:1スポット((R)−CPAI)
HPLCによる純度:99.8%;S−異性体含量:<0.04%。
考察:
例1および2から、抽出は、純粋な(R)−PAIおよび(R)−CPAI酒石酸塩の単離に使用できることが示される。しかしながら、これらの方法は、多くの工程を必要とし、廃棄することが困難な酸性化有機溶媒を大量に必要とする。
[直接単離方法−例3−5]
例3−ラサギリン酒石酸塩の直接沈殿によるラサギリン酒石酸塩の単離
1−アミノインダン(45g)、トルエン(135ml)、水(85ml)およびNaOH(60gの25%溶液)を反応器に導入し、撹拌し、およびPBS(67.5g)を外界温度にて添加した。反応マスを45℃に加熱し、この温度で4時間維持した。
撹拌器を停止し、反応混合物を安定化させた。相分離の後、下位の水相を捨てた。上位の有機層を70mlの水で洗浄し、減圧下で、ロータリーエバポレーターにて蒸発させた。得られる残留物を70mlのイソプロパノールに溶解し、溶媒を同一条件で再び蒸発させた。
得られる褐色油(55.4g)を、反応器を撹拌しながら、205mlのイソプロパノールに溶解した。19.7mlの水に12.6gのL−酒石酸を溶解した溶液を作製した。
イソプロパノール溶液を含む反応器を加熱し撹拌しながら還流させ、L−酒石酸の溶液を、還流しながらドロップワイズで添加した。固体生成物は、酸の添加の間に沈殿した。得られる懸濁物を25℃に冷却し、固体生成物をろ過し、イソプロパノールで洗浄した。湿った固体を減圧下で乾燥させた。乾燥した固体生成物(28.7gの白色結晶性粉末)をサンプリングし、分析した。
分析:
m.p.162.7−163.2℃、TLCによる純度:2スポット。
HPLCによる純度:AI含量22.6%;S−異性体含量:12%;
残部R−PAI。
例4−ラサギリン酒石酸塩の直接沈殿によるラサギリン酒石酸塩の単離
1−アミノインダン(45g)、トルエン(135ml)、水(85ml)およびNaOH(60gの25%溶液)を反応器に導入し、撹拌し、およびPBS(67.5g)を外界温度にて添加した。反応マスを45℃に加熱し、この温度で4時間維持した。
撹拌器を停止し、反応混合物を安定化させた。相分離の後、下位の水相を捨てた。上位の有機層を70mlの水で洗浄し、減圧下で、ロータリーエバポレーターにて蒸発させた。得られる残留物を70mlのイソプロパノールに溶解し、溶媒を同一条件で再び蒸発させた。
得られた褐色油(56.5g)を、反応器を撹拌させながら、120mlのイソプロパノールに溶解した。L−酒石酸溶液を、125mlのイソプロパノールに12.6gのL−酒石酸に溶解し、加熱して作製した。
反応器の溶液を加熱し、撹拌しながら還流し、その後、L−酒石酸溶液を、還流条件の下、反応器にドロップワイズで導入した。
固体生成物は、添加の間に沈殿した。得られる懸濁物を25℃に冷却し、固体生成物をろ過し、イソプロパノールで洗浄した。湿った固体を減圧下で乾燥させた。白色結晶性粉末の形態の、33.9gの乾燥固体生成物をサンプリングし、分析した。
分析:
m.p.160.8−161.2℃、TLCによる純度−2スポット(AI+PAI)
HPLCによる純度−AI含量25.6%;S−異性体含量16%。
例5−ラサギリン酒石酸の直接延長沈殿(direct prolonged precipitation)(低速結晶化)によるラサギリン酒石酸塩の単離
1−アミノインダン(45g)、トルエン(135ml)、水(85ml)およびNaOH(60gの25%溶液)を反応器に導入し、撹拌し、およびPBS(67.5g)を外界温度にて添加した。反応マスを45℃に加熱し、この温度で4時間維持した。
撹拌器を停止し、反応混合物を安定化させた。相分離の後、下位の水相を捨てた。上位の有機層を70mlの水で洗浄し、減圧下で、ロータリーエバポレーターにて蒸発させた。得られる残留物を70mlのイソプロパノールに溶解し、溶媒を同一条件で再び蒸発させた。
得られた褐色油(56.5g)を、反応器を撹拌させながら、120mlのイソプロパノールに溶解した。
8.2gのL−酒石酸を19mlの水に溶解した。
反応器中の溶液を撹拌しながら加熱して還流し、酒石酸の溶液を、還流条件下でドロップワイズで反応器に導入した。
固体生成物は、添加の間沈殿しなかった。得られた混合物を冷却し、73℃でラサギリン酒石酸塩を播種(seed)した。播種物質は溶解せず、64℃で、バッチの結晶化が観察された。バッチは、12時間を越える時間をかけて、25℃に冷却し、この温度で6時間撹拌した。固体生成物をろ過し、イソプロパノールで洗浄した。湿った固体を減圧下で乾燥した。白色結晶性粉末の形態の20.6gの乾燥固体生成物をサンプリングしおよび分析した。
分析:
m.p.162.9−163.2℃、TLCによる純度−2スポット(AI+PAI)
HPLCによる純度−AI含量39.8%、PAI含量62.2%;S−異性体含量:4%を大きく越える。(注:AIの幅広いピークがS−鏡像異性体のピークに重なるため、S−鏡像異性体の正確な含量を決定することは困難であった)。
考察:
例3、4および5から、反応混合物から純粋なモノ−プロパルギル化アミノインダン誘導体を直接分離することが困難であることがわかった。反応混合物へのL−酒石酸の添加によって生成される粗製塩は、一級アミノインダンならびにS−鏡像異性体が混入している。
[アミノインダン結晶化方法−例6−11]
例6−9はラサギリンに関し、および例10−11はラドスティギルに関する。
例6−アミノインダン酒石酸塩の沈殿および分離によるラサギリン酒石酸塩の分離
ラセミアミノインダン酒石酸塩沈殿
1−アミノインダン(45g)、トルエン(135ml)、水(85ml)およびNaOH(60gの25%溶液)を反応器に導入し、撹拌し、およびPBS(67.5g)を外界温度にて添加した。反応マスを45℃に加熱し、この温度で4時間維持した。
撹拌器を停止し、反応混合物を安定化させた。相分離の後、下位の水相を捨てた。上位の有機層を70mlの水で洗浄し、減圧下で、ロータリーエバポレーターにて蒸発させた。得られる残留物を70mlのイソプロパノールに溶解し、溶媒を同一条件で再び蒸発させた。
得られた褐色油(56.5g)を、反応器を撹拌させながら、225mlのイソプロパノールに溶解した。
4.12gのL−酒石酸塩を6.4mlの水に溶解して、酸溶液を作製した。
反応器中の溶液を、撹拌しながら加熱して還流し、および、酒石酸の溶液を、還流条件の下ドロップワイズで反応器に導入した。
添加の間、固体生成物が沈殿した。生成した懸濁物をろ過し、固体生成物をイソプロパノールで洗浄した。母液ろ液およびイソプロパノール洗浄ろ液の両方を回収し、保存した。湿った固体を減圧下で乾燥させた。白色結晶粉末の形態の7.6gの乾燥固体生成物をサンプリングし分析した。
分析:
m.p.193.0−195.7℃、TLCによる純度−1スポット(AI)
HPLCによる純度−PAI含量0.1%。ラセミAIが得られた。
純粋なラサギリン酒石酸塩の結晶化
ろ液を反応器に導入し撹拌した。8.24gの酒石酸を12.9mlの水に溶解し、酸性溶液を作製した。反応器において溶液を撹拌しながら加熱して還流し、酒石酸の溶液を還流条件下で反応器にドロップワイズして導入した。
添加の間、固体生成物が沈殿した。得られた懸濁物を25℃に冷却し、固体生成物をろ過し、イソプロパノールで洗浄した。湿った固体を減圧下で乾燥させた。白色結晶粉末の形態の23.3gの乾燥固体生成物をサンプリングし分析した。
分析:
m.p.176.7−177.9℃、TLCによる純度−1スポット(R−PAI)
HPLCによる純度−AI含量0.4%、S−異性体含量−<4%。
例7−アミノインダン硫酸塩の沈殿および分離による、ラサギリン酒石酸塩の沈殿
ラセミアミノインダン硫酸塩の沈殿
1−アミノインダン(45g)、トルエン(135ml)、水(85ml)およびNaOH(60gの25%溶液)を反応器に導入し、撹拌し、およびPBS(67.5g)を外界温度にて添加した。反応マスを45℃に加熱し、この温度で4時間維持した。
撹拌器を停止し、反応混合物を安定化させた。相分離の後、下位の水相を捨てた。上位の有機層を70mlの水で洗浄し、減圧下で、ロータリーエバポレーターにて蒸発させた。得られる残留物を70mlのイソプロパノールに溶解し、溶媒を同一条件で再び蒸発させた。
生成される褐色油(56.5g)を、反応器において撹拌しながら205mlのイソプロパノールに溶解した。4.50gの66%硫酸を、外界温度において反応器にドロップワイズで導入した。
酸の添加の間、固体生成物が沈殿した。生成された懸濁物を25℃に冷却し、固体生成物をろ過し、イソプロパノールで洗浄した。母液ろ液およびイソプロパノール洗浄ろ液の両方を回収し保存した。湿った固体を減圧下で乾燥させた。8.0gの乾燥固体生成物(白色結晶粉末)をサンプリングし分析した。
分析:
m.p.236.8−239.8℃、TLCによる純度−2スポット(AI+PAI)
HPLCによる純度−PAI含量1.8%。ラセミAIが得られた(粗製AI硫酸塩が方法により得られた)。
純粋なラサギリン酒石酸塩の結晶化
ろ液を反応器に導入し撹拌した。8.2gのL−酒石酸を13mlの水に溶解して、酸溶液を作製した。反応器中の溶液を撹拌しながら加熱して還流させ、酒石酸の溶液を還流条件の下、反応器にドロップワイズで導入した。
酸の添加の間、固体生成物が沈殿した。生成した懸濁物を25℃まで冷却し、固体生成物をろ過し、イソプロパノールで洗浄した。湿った固体を減圧下で乾燥した。白色結晶粉末の形態の23.4gの乾燥固体生成物をサンプリングし、分析した。
分析:
m.p.177.2−178.5℃、TLCによる純度−1スポット。
HPLCによる純度−AI含量0.1%、S−異性体含量:<4%
純粋なR−PAI酒石酸塩が得られた。
例8−純粋な1−アミノインダン酒石酸塩コントロール沈殿
1gの純粋な1−アミノインダンを、磁気撹拌機および温度計を備えたガラスフラスコ中で、25mlのイソプロパノールに溶解した。溶液を40℃に加熱し、0.54gのL−酒石酸塩を添加した。塩の結晶化はすぐに観察された。生成される懸濁物を25℃に冷却し、ろ過した。固体生成物をフィルター上でイソプロパノールにて洗浄し、減圧下で乾燥させた。白色結晶粉末の形態の1.4gの乾燥固体生成物をサンプリングし、分析した。
分析:
m.p.193.9−194.9℃、TLCによる純度−1スポット(AI)
HPLCによる純度−PAI含量−0.0%。
純粋なラセミAI酒石酸塩生成物が得られた。
例9−純粋な1−アミノインダン硫酸塩コントロール沈殿
5gの純粋な1−アミノインダンを、磁気撹拌機および温度計を備えたガラスフラスコ中で50mlのイソプロパノールに溶解した。2.78gの66%硫酸(1.8g無水酸)を外界温度にてドロップワイズで添加した。添加の間、塩の結晶化が観察された。生成した懸濁物を25℃で1/2時間撹拌し、ろ過した。固体生成物をフィルター上でイソプロパノールで洗浄し、減圧下で乾燥させた。白色結晶粉末の形態の6.7gの乾燥固体生成物をサンプリングし分析した。
分析:
m.p.259.8−261.4℃、TLCによる純度−1スポット(AI)
HPLCによる純度−PAI含量−検出されず。
純粋なラセミAI硫酸塩生成物が得られた。
考察:
例8および9は、アミノインダン塩の純度の比較のためのコントロール化合物を提供した。例6および7における反応混合物由来の結晶化によって形成される一級アミノインダン塩は高い純度であった。これらの塩はプロパルギルアミノインダン合成に再利用され、それによって、有意に無駄な出発物質の量を減少させる。例6および7における反応混合物由来の結晶により形成される(R)−PAI酒石酸塩は高い純度および高い鏡像異性純度であった。このことは、この(R)−PAI酒石酸塩の単離の方法が効果的であることを示している。さらに、これは、より少ない工程を利用し、より少ない溶媒を利用し、および、抽出方法よりも、環境に配慮しない廃棄物の生成がより少ない。
例10−純粋な(R)−CAI硫酸塩沈殿
(R)−PAIおよび硫酸の水溶液を、室温で48時間撹拌した。固体塩がゆっくりと沈殿した。生成される懸濁物をろ過した。固体生成物をフィルター上においてイソプロパノールで洗浄し、減圧下で乾燥させた。白色結晶粉末の形態の3.0gをサンプリングし、分析した。
分析:
m.p.191.3−191.7℃、TLCによる純度−1スポット(R−CAI)
HPLCによる純度−R−CPAI含量:100%。
例11−(R)−CAI硫酸塩の沈殿による、ラドスティギル酒石酸塩の単離
(R)−CAI硫酸塩の沈殿
28.1gの100%(R)−CAIを、水(75ml)、トルエン(100ml)およびNaOH(34.8gの25%溶液)を含んだ反応器に導入した。21.4gのPBSを撹拌しながら導入した。反応マスを5時間を越える間45−46℃にて撹拌した。撹拌機を停止し、混合物を安定化させた。
下位の水層を捨てた。上位の有機層を70mlの水で洗浄し、減圧下、ロータリーエバポレーターで蒸発させた。蒸発により得られる残留物を70mlのイソプロパノールに溶解し、溶媒を同一の条件で蒸発させた。
得られた褐色油(28g)を、反応器中で撹拌しながら207mlのイソプロパノールに溶解した。1.63gの66%硫酸(無水で1.08g)を、外界温度で反応器にドロップワイズで導入した。混合物を15−25℃で、24時間を越える間撹拌し、固体沈殿物は得られなかった。反応器に、例10由来の固体R−CAI硫酸塩を25℃で播種した。播種の直後、生成物の結晶化が観察された。得られた懸濁物を25℃で1時間撹拌し、ろ過した。固体生成物をフィルター上でイソプロパノールによって洗浄し、減圧下で乾燥させた。母液ろ液および洗浄によるろ液を回収し、混合した。白色結晶粉末の形態の6.0gの乾燥固体生成物をサンプリングし分析した。
分析:
m.p.184.9−186℃、TLCによる純度−2スポット((R)−CAI+(R)−CPAI)。
HPLCによる純度−(R)−CAI含量:31.7%。
ラドスティギル酒石酸塩の結晶化および単離
ろ液を反応器に導入し、撹拌した。溶液を反応器中で撹拌しながら加熱して還流し、6.0gの固体L−酒石酸を還流条件下で反応器に導入した。酸の添加後、固体生成物が沈殿した。生成した懸濁物を5℃に冷却し、固体生成物をろ過し、イソプロパノールで洗浄した。湿った固体を減圧下で乾燥させた。白色結晶粉末の23.4gの乾燥固体生成物をサンプリングし分析した。
分析:
m.p.146.0−146.1℃、TLCによる純度−1スポット((R)−CPAI)
HPLCによる純度−(R)−CAI含量:0.15%。
考察:
例11は、純粋なラドスティギル酒石酸塩が、(R)−CAIの先行の塩形成によって反応混合物から単離でき、その後、母液からラドスティギル酒石酸塩の結晶化が可能であることを示している。
[水再結晶方法−例12−16]
例12−水からのラドスティギル酒石酸塩再結晶化、バッチA
14.0gの粗製ラサギリン酒石酸塩(例5の生成物)を反応器中で、140mlの脱イオン水と混合した。バッチを撹拌し60℃に加熱し、固体を溶解させた。溶液を冷却し、40℃で結晶化が観察された。バッチを更に5℃に冷却しろ過した。固体生成物をフィルター上で氷冷水にて洗浄し、減圧下で乾燥させた。白色結晶粉末の形態の4.0gの乾燥固体生成物をサンプリングし分析した。
分析:
m.p.178.3−178.8℃、TLCによる純度−1スポット(PAI)
HPLCによる純度−AI含量:0.73%。
光学純度:実質的に、微量なアミノインダン不純物を含んだ、純粋なラサギリン酒石酸塩が得られた。
例13−水からのラサギリン酒石酸塩再結晶化、バッチB
例12由来のろ液および洗浄液を混合し、撹拌しながら、溶液に窒素を通して30℃で蒸発させた。一部の水の蒸発の後、固体の沈殿が観察された。懸濁物を5℃に冷却しろ過した。固体生成物をフィルター上で氷冷水で洗浄し、減圧下で乾燥させた。白色結晶粉末の形態の1.6gの乾燥固体生成物をサンプリングし分析した。
分析:
m.p.178.3−178.5℃、TLCによる純度−1スポット(PAI)
HPLCによる純度−AI含量:1.2%。
光学純度:実質的に、微量なアミノインダン不純物を含んだ、純粋なラサギリン酒石酸塩が得られた。
例14−水からのラサギリン酒石酸塩の再結晶化
24.5gの粗製ラサギリン酒石酸塩(例3由来)を、反応器中で、120mlの脱イオン水と混合した。懸濁物を撹拌し80℃に加熱し、固体を溶解した。生成した溶液を冷却し、50℃で結晶化が観察された。バッチを更に5℃に冷却しろ過した。固体生成物をフィルター上で氷冷水にて冷却し、減圧下で乾燥させた。白色結晶粉末の形態の14.5gの乾燥固体生成物をサンプリングし分析した。
分析:
m.p.177.8−179.1℃、TLCによる純度−1スポット(PAI)
HPLCによる純度−AI含量:0.3%。
光学純度:実質的に、微量なアミノインダン不純物を含んだ、純粋なラサギリン酒石酸塩が得られた。
例15−水からの純粋なラサギリン酒石酸塩の再結晶化
9.3gのラサギリン酒石酸塩を、反応器中で、150mlの脱イオン水と混合した。反応器を撹拌し65℃に加熱した。加熱の間、固体は溶解した。生成した溶液を冷却し、46℃で結晶化が観察された。バッチを5℃に冷却しろ過した。固体生成物をフィルター上で氷冷水にて冷却し、減圧下で乾燥させた。白色結晶粉末の形態の4.0gの乾燥固体生成物をサンプリングし分析した。
分析:
m.p.177.9−178.6℃、TLCによる純度−1スポット(PAI)
HPLCによる純度−AI含量:検出されず。純粋なラサギリン酒石酸塩が得られた。
例16−水からのラドスティギル酒石酸塩の再結晶化
13.8gのラドスティギル酒石酸塩を、11.5gの脱イオン水と混合し、加熱して混合した。60℃において、固体の完全な溶解が観察され、生成した溶液を冷却し、50℃で播種し、その後20℃に冷却した。結晶化は播種の後に生じた。結晶をろ過によって母液から分離し、イソプロパノールで洗浄し、減圧下で乾燥させた。5.35gの固体ラドスティギル酒石酸塩が得られた。収率38.8%であった。
分析:
m.p.145.0−145.6℃。
考察:
これらの例の結果は、水からの、ラサギリン酒石酸塩、およびラドスティギル酒石酸塩の再結晶により鏡像異性純度を達成することが可能であることを示す。
[アミノインダン誘導体の非ジアステレオ異性塩の形成]
本願で議論されるキラル酸を用いて所望の化合物が一旦単離されると、塩形成は、ジアステレオ異性塩ではない何れかの望ましい塩に容易に変化させることが出来る。この様式において、所望の光学純度の関心あるアミノインダン誘導体の何れかの塩形成は、本願で記載される方法を用いて作製可能である。例えば、R−PAIメシレートは、開示される方法を用いて作製できる。
例17−ラサギリン酒石酸塩のラサギリンメシレートへの転換
ラサギリン塩基の単離
59.0gの湿ったラサギリン酒石酸塩を109.0gの水と混合し、水酸化ナトリウム(31.5gの25%溶液)を添加した。混合物を撹拌し、135gのトルエンを添加した。その後、生成される混合物を安定化させ、下位の水層を分離し捨てた。上位の有機層を水で2回洗浄し(65mlおよび20ml)、溶媒をウォーターバス上で減圧して蒸発させた。蒸発後の残留物を56gのイソプロパノールに溶解し、溶媒を同一条件で蒸発させた。黄色の油として、29.3gのラサギリン遊離塩基を得た。
ラサギリンメシレートの生成
蒸発後の残留物(ラサギリン塩基)を214.5gのイソプロパノールに溶解し、20.4gのメタンスルホン酸を、撹拌し冷却しながら10分間にわたって添加した。添加の間、ラサギリンメシレートの結晶化が生じた。生成した懸濁物を、撹拌しながら加熱して還流し、および、固体の完全な溶解後、10℃に冷却した。冷却により、ラサギリンメシレートが結晶化した。混合物を10℃で15分間撹拌し、ろ過した。固体生成物をフィルター上で新鮮なイソプロパノールにて洗浄し、60℃で減圧乾燥させた。41.0gの乾燥ラサギリンメシレートが得られた。
[結晶のアスペクト比]
本願で使用される「アスペクト比(aspect ratio)」とは、結晶の長さをその幅で割った商である。結晶のアスペクト比は、結晶のバッチの顕微鏡観察により得られる。それぞれの顕微鏡写真を、その後、5つの視野に分割した。それぞれの視野における20の代表的な結晶の長さおよび幅を測定した。それぞれの結晶のアスペクト比を、結晶の長さを結晶の幅で割って計算した。それぞれのバッチの平均アスペクト比を、測定した結晶の数で結晶アスペクト比の総計を割って決定した。結果は、サンプル当たり少なくとも2つの測定の平均として報告される。
上記の通り、直接結晶形成後であるが、実質的に不純物のない、水再結晶化では、より小さい針状結晶ではなく、大きいロッド状結晶が形成される。針状結晶は、その作業性を低減させる凝集性およびより低い密度によって特徴付けられる。大きくロッド状の結晶は、スラリーの流動性、固体濾過可能性および向上したケーキ洗浄を含む、生成物のよりよい加工性を提供する。加えて、針状結晶は、従来の錠剤化装置を用いて医薬組成物を作製する場合に、加工性の問題を引き起こすことがわかっている。例えば、針状結晶は、しばしば、コーティングが困難であり、そのため、徐放性医薬剤形における使用が妨げられる。例えば、Rouhiによる文献(Chemical & Engineering News, Washington, February 24, 2003)が参照される。ロッド状結晶は、一方で、そのような制限を受けない。
例17および18では、以下の通り、米国特許第6,630,514号(2003年10月7日発行、Youdim)の開示に従って、メタノールおよびt−ブチルメチルエーテルの混合物における結晶化によって、並びに、メタノール/イソプロパノール(1:1)における再結晶化によって、ラサギリン酒石酸塩の生産の既知の方法の再現を行った。生成される結晶を、次に、本願で開示される方法によって生産された結晶と比較した。
例18−メタノール/イソプロパノール(1:1)によるラサギリン酒石酸塩の再結晶化
例は、米国特許第6,630,514号、例6B、工程bに開示されるように結晶を生産するよう設計した。
18.5gのラサギリン酒石酸塩を、500mlのメタノール−イソプロパノール混合物(1:1)に懸濁した。懸濁物を撹拌しながら加熱して煮沸させた。付加的な280mlの同一の混合物の溶媒を、完全な固体の溶解が観察されるまで、還流条件の下添加した。
生成される溶液を冷却し、63℃で、結晶化の開始が観察された。バッチを17℃に冷却し、ろ過した。生成物をメタノール−イソプロパノール混合物(1:1)にてフィルター上で洗浄し、減圧乾燥した。16.7gの白色結晶粉末乾燥固体生成物をサンプリングし分析した。
分析:
m.p.176.2−177.3℃、TLCによる純度−1スポット(PAI)
R−PAI酒石酸塩最終生成物を得た。
例19−メタノール/t−ブチルメチルエーテルからのラサギリン酒石酸塩結晶化
例は、米国特許第6,630,514号、例6B、工程bに開示されるように結晶を生産するよう設計した。
55mlのメタノールに5.0gのL−酒石酸を溶解した第1溶液を作製し加熱して還流した。その後、55mlメタノールに5.7gの(R)−PAIを添加した溶液を、加熱および撹拌しながら第1溶液に加えた。
322mlのt−ブチルメチルエーテルを20分にわたって、還流条件下で、生成された混合物に添加した。ラサギリン酒石酸塩の結晶化が添加の間に生じた。
バッチを17℃に冷却しろ過した。固体生成物をフィルター上でt−ブチルメチルで洗浄し、減圧乾燥させた。乾燥固体生成物(7.6g白色結晶粉末)をサンプリングし分析した。
分析:
m.p.176.4−178.4℃、TLCによる純度−1スポット(PAI)。
R−PAI酒石酸塩最終生成物が得られた。
例20−様々な方法により生成されたラサギリン酒石酸塩のアスペクト比の測定
スライドを作成し、以下の表1に挙げられるようなそれぞれの例のそれぞれのバッチで顕微鏡写真をとった。それぞれの顕微鏡写真を5つの視野に分割した。それぞれの視野における20の代表的な結晶の長さおよび幅を測定した。それぞれの結晶のアスペクト比を、結晶の長さを結晶の幅で割って計算した。それぞれのバッチの平均アスペクト比を、測定した結晶の数で結晶のアスペクト比の総計を割って決定した。結果は、サンプル当たり少なくとも2つの測定の平均として報告される。
表1から、例1、18および19に示されるような結晶化および再結晶化の既知の方法は、本発明による水再結晶化を用いて製造されるロッド状結晶よりも、高いアスペクト比を有する針状結晶を製造することが証明される。従って、本願に開示されるような直接単離法は、アスペクト比が向上し、一方でより複雑性が低くより経済的な結晶をもたらす。

Claims (30)

  1. 以下の構造を有するモノ−プロパルギル化アミノインダンの塩を、反応混合物から単離する方法であって、
    ここにおいて、RはH、ヒドロキシル、アルコキシまたは
    であり、
    ここにおいて、YはOまたはSであり;RおよびRは、それぞれ独立に、C1−8アルキル、C6−12アリール、C6−12アラルキル、それぞれ任意にハロゲン置換されている、または水素であり;
    前記反応混合物が更に、溶媒、以下の構造を有する一級アミノインダン(ここにおいて、Rは上記のように定義される)、
    および以下の構造を有する三級アミノインダンを含む方法であって、
    前記方法が、以下の工程を含み:
    a)前記反応混合物への酸の添加;
    b)モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩の形成に適した条件下でのモノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶化;および
    c)モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩の回収、
    ここにおいて、前記方法が、有機溶媒を添加することなく行われる方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、工程a)が以下を含む方法:
    1)前記一級アミノインダンの結晶性酸付加塩を形成するのに十分な量で前記反応混合物に第1の酸を添加する;および
    2)前記反応混合物から前記一級アミノインダンの結晶性酸付加塩を除去し、それによって、前記モノ−プロパルギル化アミノインダンおよび前記三級アミノインダンから前記一級アミノインダンを分離する。
  3. 請求項1に記載の方法であって、工程b)が、モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩の形成に適した条件下における、前記反応混合物への第2の酸の添加を含む方法。
  4. 以下の構造を有するモノ−プロパルギル化アミノインダンのジアステレオ異性塩を、反応混合物から単離する方法であって、
    ここにおいて、RはH、ヒドロキシル、アルコキシまたは
    であり、
    ここにおいて、YはOまたはSであり;RおよびRは、それぞれ独立に、C1−8アルキル、C6−12アリール、C6−12アラルキル、それぞれ任意にハロゲン置換されている、または水素であり;
    前記反応混合物が更に、溶媒、以下の構造を有するラセミ一級アミノインダン(ここにおいて、Rは上記のように定義される)、
    および以下の構造を有するラセミ三級アミノインダンを含む方法であって、
    前記方法が、以下の工程を含む方法:
    a)前記反応混合物に、一級アミノインダンの結晶性酸付加塩を形成するのに十分な量で第1の酸を添加し、;
    b)前記反応混合物から前記一級アミノインダンの前記結晶性酸付加塩を除去し、それによって、前記反応混合物から前記一級アミノインダンを分離する;
    c)モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩の形成に適した条件下で、前記反応混合物に第2の酸を添加する;および
    d)前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩を回収する。
  5. 請求項2または4に記載の方法であって、前記第1の酸が、前記反応混合物において前記一級アミノインダンをクエンチする量で添加される方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、前記第1の酸が硫酸または酒石酸である方法。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載の方法であって、前記反応混合物における溶媒がイソプロパノールである方法。
  8. 請求項2または4から7の何れか1項に記載の方法であって、前記一級アミノインダンの結晶性酸付加塩が濾過によって除去される方法。
  9. 請求項1から8の何れか1項に記載の方法であって、更に、前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性塩の洗浄の工程を含む方法。
  10. 請求項1に記載の方法であって、前記工程a)が以下を含む方法:
    1)前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの粗製ジアステレオ異性塩を形成するために、前記モノ−プロパルギル化アミノインダンに等しい量で前記反応混合物にキラル酸を添加する;および
    2)前記反応混合物から前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの粗製ジアステレオ異性塩を分離する。
  11. 請求項10に記載の方法であって、前記工程b)は、水におけるモノ−プロパルギル化アミノインダンの前記粗製ジアステレオ異性塩の再結晶を含む方法。
  12. 以下の構造を有するモノ−プロパルギル化アミノインダンのジアステレオ異性塩を、反応混合物から単離する方法であって、
    ここにおいて、RはH、ヒドロキシル、アルコキシまたは
    であり、
    ここにおいて、YはOまたはSであり;RおよびRは、それぞれ独立に、C1−8アルキル、C6−12アリール、C6−12アラルキル、それぞれ任意にハロゲン置換されている、または水素であり;
    前記反応混合物が更に、溶媒、以下の構造を有するラセミ一級アミノインダン(ここにおいて、Rは上記のように定義される)、
    および以下の構造を有するラセミ三級アミノインダンを含む方法であって、
    前記方法が、以下の工程を含む方法:
    a)前記反応混合物へ、前記モノ−プロパルギル化アミノインダンと等しい量でキラル酸を添加し、前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの粗製ジアステレオ異性塩を形成する;
    b)前記反応混合物から前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの粗製ジアステレオ異性塩を分離する;
    c)水中で前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの粗製ジアステレオ異性塩を再結晶し、前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性ジアステレオ異性塩を単離する;および
    d)前記モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性ジアステレオ異性塩を回収する。
  13. 請求項1から12の何れか1項に記載の方法であって、前記RがHである方法。
  14. 請求項1から12の何れか1項に記載の方法であって、前記Rが以下の構造であり、
    ここにおいて、RはHまたはC−Cアルキルであり、およびRはC−Cアルキルである方法。
  15. 請求項14に記載の方法であって、前記Rがメチルであり、および前記Rがエチルである方法。
  16. 請求項1から15に記載の方法であって、前記Rが6位の炭素に結合する方法。
  17. 請求項10に記載の方法であって、前記キラル酸がL−酒石酸であり、および前記ジアステレオ異性塩がL−酒石酸塩である方法。
  18. 請求項17に記載の方法であって、前記モノ−プロパルギル化アミノインダン酒石酸塩が純粋である方法。
  19. 請求項18に記載の方法であって、前記モノ−プロパルギル化アミノインダン酒石酸塩が鏡像異性的に濃縮されている方法。
  20. 請求項18または19に記載の方法であって、前記モノ−プロパルギル化アミノインダン酒石酸塩が、ラドスティギル酒石酸塩である方法。
  21. 請求項10または17から19の何れか1項に記載の方法であって、更に、前記モノ−プロパルギル化アミノインダンジアステレオ異性塩のメシレート塩への転換を含む方法。
  22. 請求項21に記載の方法であって、前記モノ−プロパルギル化アミノインダンジアステレオ異性メシレート塩がラサギリンメシレートである方法。
  23. 鏡像異性的に純粋なN−プロパルギル−1−アミノインダンの塩、または鏡像異性的に純粋な6−(N−メチル、N−エチル−カルバモイルオキシ)−N’−プロパルギル−1−アミノインダンの塩を、反応混合物から単離する方法であって、ここにおいて、前記反応混合物は、更に、以下の構造を有する一級アミノインダン
    (ここにおいて、Rは、Hまたは以下の構造
    であり)
    および、以下の構造を有する三級アミノインダンを含み、
    前記方法は、鏡像異性的に純粋なN−プロパルギル−1−アミノインダンの塩または鏡像異性的に純粋な6−(N−メチル、N−エチル−カルバモイルオキシ)−N’−プロパルギル−1−アミノインダンの塩の結晶化を含み、
    ここにおいて、前記方法は、有機溶媒を添加することなく行われる方法。
  24. 請求項23に記載の方法であって、前記鏡像異性的に純粋なN−プロパルギル−1−アミノインダンがR(+)−N−プロパルギル−1−アミノインダンであり、および前記鏡像異性的に純粋な6−(N−メチル、N−エチル−カルバモイルオキシ)−N’−プロパルギル−1−アミノインダンがR(+)−6−(N−メチル、N−エチル−カルバモイルオキシ)−N’−プロパルギル−1−アミノインダンである方法。
  25. 請求項24に記載の方法であって、前記R(+)−N−プロパルギル−1−アミノインダンの塩が酒石酸塩であり、および前記R(+)−6−(N−メチル、N−エチル−カルバモイルオキシ)−N’−プロパルギル−1−アミノインダンの塩が酒石酸塩である方法。
  26. 15未満のアスペクト比を有する、請求項10から25の何れか1項に記載の方法によって製造される、モノ−プロパルギル化アミノインダンの結晶性ジアステレオ異性塩。
  27. 請求項26に記載の結晶性ジアステレオ異性塩を含む医薬組成物。
  28. 15未満のアスペクト比を有する結晶性ラサギリン酒石酸塩。
  29. 12未満のアスペクト比を有する、請求項28に記載の結晶性ラサギリン酒石酸塩。
  30. 請求項28または29に記載の前記結晶性ラサギリン酒石酸塩を含む医薬組成物。
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