JP2014072458A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回動可能なパネルを所定の姿勢に安定して保持することができる装置を提供する。
【解決手段】当該装置は、表示部及び入力部を有するパネル70と、パネル70を回動可能に保持するプリンタ筐体14と、パネル70を所定の回動角度に保持する保持機構81と、を備える。保持機構81は、プリンタ筐体14に設けられた保持部43と、パネル70に設けられており、保持部43に保持される被保持部44と、被保持部44に連結し、弾性変形していない第1状態と弾性変形している第2状態とに状態変化可能な弾性変形部46と、弾性変形部46に当接して弾性変形部46を状態変化させる当接部35と、当接部35と弾性変形部46とを当接させる操作が行われる操作部45と、を備える。被保持部44は、弾性変形部46が第1状態において保持部43に保持され、弾性変形部46が上記第2状態において保持部43から離間される。
【選択図】図7

Description

本発明は、本体に回動可能に設けられたパネルと、当該パネルを所定の回動角度に保持する保持機構と、を備える電子装置に関する。
従来、プリンタ、スキャナ、コピー機、ファクシミリ機等において、パネルを有する電子装置が設けられたものがある。
パネルは、装置の上面側から操作される場合と、装置の正面側から操作される場合が想定される。したがって、パネルを装置上面側に向ければ装置正面側からの操作性が悪くなる。一方、パネルを装置正面側に向ければ装置上面側からの操作性が悪くなる。これを解消するために、パネルが回動可能に装置本体に設けられて、パネルが装置上面側又は装置正面側の任意の方向を向くように姿勢変化できるものが提案されている。このような電子装置には、パネルを所定の姿勢に保持できるようにする機構、いわゆるチルト機構が備えられている。
チルト機構の多くには、パネルを所定の姿勢に保持するためのロック機構が設けられている。例えば、特許文献1には、本体に設けられた凹部に、パネルに設けられた爪部材を係合させることによって、パネルを所定の姿勢にロックする機構が設けられた装置が開示されている。
特開2004−133243号公報
特許文献1に開示された装置では、爪部材を凹部に係合させる向きに付勢させるコイルスプリングなどの付勢手段が設けられている。これにより、パネルが所定の姿勢に維持される。また、特許文献1に開示された装置では、パネルに設けられた押圧部材を押圧することにより、爪部材を付勢手段による付勢力に抗って凹部から離脱させている。
しかしながら、特許文献1に開示された装置では、パネルが所定の姿勢に維持されている状態において、付勢手段は、常時、爪部材を凹部に係合させる向きに付勢されている。そのため、以下の問題が発生する。つまり、付勢手段が常時付勢されている状態であるために、付勢手段は経年劣化を生じやすい。その結果、経年劣化した付勢手段は、安定した付勢力で爪部材を凹部に係合させることができなくなる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、回動可能なパネルを所定の姿勢に安定して保持することができる電子装置を提供することにある。
(1) 本発明に係る電子装置は、表示を行う表示部または装置の動作の指示が入力される入力部を有するパネルと、上記パネルを回動可能に保持する本体と、上記パネルを所定の回動角度に保持する保持機構と、を備える。上記保持機構は、上記本体に設けられた保持部と、上記パネルに設けられており、上記保持部に保持される被保持部と、上記被保持部に連結し、弾性変形していない第1状態と、弾性変形している第2状態と、に状態変化可能な弾性変形部と、上記弾性変形部に当接し、上記弾性変形部を状態変化させる当接部と、上記当接部と上記弾性変形部とを当接させる操作が行われる操作部と、を備える。上記被保持部は、上記弾性変形部が上記第1状態において上記保持部に保持され、上記弾性変形部が上記第2状態において上記保持部から離間される。
本構成によれば、弾性変形部は、被保持部が保持部から離間されることによってパネルが回動されるときにのみ弾性変形され、被保持部が保持部に保持されることによってパネルが所定の回動角度に保持されているときに弾性変形されない。ここで、パネルが所定の回動角度に保持されている時間は、パネルが回動されている時間よりも圧倒的に長い。よって、本構成によれば、弾性変形部が弾性変形された状態が長期間に亘ることによる弾性変形部の経年劣化を低減することができる。
(2) 上記弾性変形部は、上記操作部の操作に応じて外部から力を加えられることによって撓むものであってもよい。その場合、上記第1状態は、外部から力を加えられていない定常状態であり、上記第2状態は、上記弾性変形部が上記当接部に押圧されることによって、上記定常状態から当該押圧の向きに撓んだ状態であってもよい。
(3) 上記弾性変形部は、上記操作部と連結されており、上記当接部に当接して撓む第1可撓部と、上記被保持部と連結されており、上記第1可撓部の撓みに応じて撓むことによって、上記被保持部を上記保持部から離間させる第2可撓部と、を備える。
操作部に対する押圧などの操作と弾性変形部の弾性変形とが連動している場合、操作部と弾性変形部との間隔が大きくなると、操作部の少しの操作量に対して、弾性変形部は大きく弾性変形してしまう。そこで、本構成によれば、操作部に対する押圧などの操作は、第1可撓部を介して第2可撓部に伝達される。その結果、操作部と弾性変形部との間隔が大きい場合であっても、操作部の操作量に対する弾性変形部の弾性変形の量を小さく抑えることができる。
(4) 上記弾性変形部が上記第1状態であると、上記第1可撓部は、上記第2可撓部と当接状態を維持する。
本構成によれば、第1可撓部は、弾性変形部が第1状態において、第2可撓部と接触はしているため、弾性変形部ががたつくことがない。
(5) 上記第1可撓部は、上記操作部と連結される操作連結部と、上記当接部と当接し、当該操作連結部から延びて先端側が移動可能に弾性変形する板状の第1板状部と、有していてもよい。
(6) 上記第2可撓部は、上記第1板状部と当接して変形する板状の第2板状部を有していてもよい。
(7) 上記第2可撓部の上記第2板状部は、上記被保持部と連結していてもよい。
(8) 上記保持部は、二つ設けられている。上記被保持部は、上記保持部の各々に対応して設けられている。上記弾性変形部は、上記被保持部の一方と連結された第1連結部と、上記被保持部の他方と連結された第2連結部と、を備える。上記第1連結部及び上記第2連結部は、上記第1状態から上記第2状態への状態変化において互いに近づく向きに撓む。
本構成によれば、二つの保持部は、被保持部の撓み方向において、二つの被保持部の外側に配置される。これにより、二つの保持部の間隔を大きくすることができる。その結果、パネルを所定の姿勢に安定して保持することができる。
(9) 上記第1可撓部は、上記操作部と連結される操作連結部と、当該操作連結部から延びた第1板状部を2つ有し、上記第1連結部と上記第2連結部とは、上記第2可撓部に設けられており、2つの上記第1板状部の先端の間に配置され、上記当接部は、上記第1板状部の外側から当接してもよい。
(10) 上記第1可撓部の上記第1板状部は、その先端側が基端側よりも互いに近づくよう配置されていてもよい。
(11) 上記第2可撓部の上記第1連結部の先端側と上記第2連結部の先端側とは、上記第1可撓部の2つの上記第1板状部の間に配置され、かつ、上記第1連結部の先端と上記第2連結部の先端とは、上記被保持部に連結されていてもよい。
(12) 上記パネルは、第1位置と、当該パネルの表面が上記本体に対して上記第1位置よりも当該装置の外側に傾斜する第2位置との間で回動するものである。上記操作部は、上記表面における上記パネルの回動軸よりも回動先端側に配置され、押圧されることで上記弾性変形部を上記第2状態に状態変化させる。上記操作部が押圧される向きは、上記第2位置から上記第1位置への回動向きと同じ向きである。
本構成によれば、操作部が押圧されると、弾性変形部が第2状態に変化されて、被保持部が保持部から離間される。これにより、被保持部と保持部との係合が解除されて、パネルは回動可能となる。そして、操作部が更に押圧されると、パネルが第1位置側へ回動される。つまり、本構成によれば、操作部を押圧するという一つの動作のみでパネルを第2位置から第1位置へ回動させることができる。更に、本構成によれば、操作部がパネルの回動先端部に配置されているため、パネルの姿勢変化に要する操作部の押圧力を少なくすることができる。
(13) 上記保持部は、上記パネルの回動軸を中心とする同心円の周方向に沿って少なくとも一つの係合部を備える。上記被保持部は、上記係合部と係脱可能な被係合部を備える。上記パネルの一方の向きへの回動で上記係合部と上記被係合部とが接触したときにおいて、上記係合部における上記被係合部との接触面の、上記被係合部の当該一方の向きに対する角度は、上記パネルの当該一方の向きへの回動を許容する角度である。上記パネルの他方の向きへの回動で上記係合部と上記被係合部とが接触したときにおいて、上記係合部における上記被係合部との接触面の、上記被係合部の当該他方の向きに対する角度は、上記パネルの当該他方の向きへの回動を妨げる角度である。
本構成によれば、パネルの一方の向きへの回動を容易に実行することができる。
(14) 上記パネルは、第1位置と、当該パネルの表面が上記本体に対して上記第1位置よりも当該装置の外側に傾斜する第2位置との間で回動するものである。上記一方の向きは、上記パネルが上記第1位置から上記第2位置へ回動する向きである。上記他方の向きは、上記パネルが上記第2位置から上記第1位置へ回動する向きである。
本構成によれば、操作部が操作されることによって弾性変形部が状態変化されない限り、パネルは、第2位置から第1位置へ回動されない。よって、本構成によれば、パネルが第2位置のときに、パネルに設けられたボタンなどが押圧されることによってパネルが操作されても、パネルが当該ボタンに対する押圧によって誤って第1位置に姿勢変化されてしまうことを防止することができる。
(15) 上記当接部は、上記第1状態の上記弾性変形部に当接した状態を維持している。
本構成によれば、当接部は、弾性変形部が第1状態において、弾性変形部と接触はしているため、弾性変形部ががたつくことがない。
(16) 上記弾性変形部は、上記パネルの回動軸に沿った方向に弾性変形する。
本構成によれば、保持部の配置位置は、パネルの回動軸の位置によって限定されない。つまり、本構成によれば、保持部の配置の自由度を高くすることができる。
(17) 上記弾性変形部は、上記パネルの回動軸と直交し且つ上記パネルの表面に沿った方向に弾性変形する。
本構成によれば、保持部は、パネルの回動先端よりもパネルの回動軸から離れた位置に配置される。すると、保持部と係合されている被保持部、及び当該被保持部と連結されている弾性変形部を、パネルの回動軸から離して配置することができる。その結果、パネルの本体に対する保持を強固にすることができる。
(18) 上記操作部は、上記パネルの表面に、当該表面よりも突出した状態で配置されている。
本構成によれば、操作部を操作し易くすることができる。
本発明によれば、弾性変形部が弾性変形された状態が長期間に亘ることによる弾性変形部の経年劣化を低減することができる。その結果、パネルを所定の姿勢に安定して保持することができる。
図1は、複合機10の外観斜視図であり、(A)には、パネル70が第1位置の状態が示されており、(B)には、パネル70が第2位置の状態が示されている。 図2は、パネル70及び保持機構81の斜視図である。 図3は、パネル70及び保持機構81の分解斜視図である。 図4は、パネル70及び保持機構81の背面図である。 図5(A)は、パネル70が第1位置且つ弾性変形部46が第1状態のときの図4のVA−VA断面を模式的に示した図であり、図5(B)は、パネル70が第1位置且つ弾性変形部46が第1状態のときの図4のVB−VB断面を模式的に示した図である。 図6(A)は、パネル70が第1位置且つ弾性変形部46が第2状態のときの図4のVA−VA断面図であり、図6(B)は、パネル70が第1位置且つ弾性変形部46が第2状態のときの図4のVB−VB断面図である。 図7(A)は、パネル70が第2位置且つ弾性変形部46が第1状態のときの図4のVA−VA断面を模式的に示した図であり、図7(B)は、パネルが第2位置且つ弾性変形部46が第2状態のときの図4のVA−VA断面を模式的に示した図である。 図8は、変形例1におけるパネル70及び保持機構81の斜視図である。 図9は、変形例1におけるパネル70及び保持機構81の縦断面図であり、(A)には、パネル70が第2位置且つ弾性変形部46が第1状態のときの縦断面図が示されており、(B)にはパネル70が第2位置且つ弾性変形部46が第2状態のときの縦断面図が示されており、(C)には、パネル70が第1位置且つ弾性変形部46が第1状態のときの縦断面図が示されている。 図10は、プリンタ部12の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図11は、操作部45と弾性変形部46と被保持部44を底面側から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、複合機10が使用可能に設置された状態(図1(A)の状態)を基準として上下方向7が定義され、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8が定義され、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9が定義される。また、以下の各部材の説明では、当該各部材が複合機10に組み付けられた状態で、上下方向7と前後方向8と左右方向9とが定義されるものとする。
[複合機10の全体構成]
図1に示されるように、複合機10は、概ね直方体に形成されている。複合機10は、その上部に、記録用紙などの原稿に記録された画像をイメージセンサによって読み取って画像データを取得するスキャナ部11を備えている。また、複合機10は、その下部に、上記画像データなどに基づいて、記録用紙15に画像を記録するプリンタ部12を備えている。
スキャナ部11は、所謂フラットベッドスキャナとして構成されているが、ここでは、スキャナ部11の内部構成の詳細な説明は省略される。プリンタ部12は、概ね直方体に形成されており、正面に開口13が形成されたプリンタ筐体14(本発明の本体の一例)を有している。
図10に示されるように、プリンタ部12におけるプリンタ筐体14の内部には、開口13から前後方向8に挿抜可能であって内部に記録用紙15が収容される給紙トレイ20と、給紙トレイ20に収容された記録用紙15を搬送路23に沿って搬送させる搬送ローラ対63及び排出ローラ対66と、スキャナ部11によって原稿から読み取られた画像データなどに基づいて、搬送路23を搬送される記録用紙15に画像を記録する記録部24などが配置されている。
画像が記録された記録用紙15は、給紙トレイ20の上側に設けられた排紙トレイ21に排出され、排紙トレイ21に載置される。ここで、排紙トレイ21は、給紙トレイ20の上側に給紙トレイ20と重ねられて設けられており、給紙トレイ20と一体に開口13に挿抜される。
[搬送路23]
図10に示されるように、搬送路23は、給紙トレイ20の後端部を基点として、下方から上方に延びつつUターンしてから、前向きに延びて排紙トレイ21に至る通路である。搬送路23は、所定間隔を隔てて互いに対向する第1ガイド部材31及び第2ガイド部材32によって構成される空間である。記録用紙15は、搬送路23を、図10に破線の矢印で示される向きである搬送向き16に搬送される。
[搬送ローラ対63及び排出ローラ対66]
図10に示されるように、搬送路23における記録部24よりも搬送向き16の上流側には、搬送ローラ61及びピンチローラ62よりなる搬送ローラ対63が設けられている。ピンチローラ62は、ばねなどの弾性部材(不図示)によって搬送ローラ61のローラ面に圧接されている。搬送路23における記録部24よりも搬送向き16の下流側には、排出ローラ64及び拍車65よりなる排出ローラ対66が設けられている。拍車65は、ばねなどの弾性部材(不図示)によって排出ローラ64のローラ面に圧接されている。
搬送ローラ61及び排出ローラ64は、搬送用モータ(不図示)から駆動力が伝達されることによって回転される。駆動力が伝達された搬送ローラ61及び排出ローラ64は、ピンチローラ62及び拍車65との間に記録用紙15を挟持しつつ搬送向き16へ搬送する。
[記録部24]
図10に示されるように、記録部24は、搬送路23の上側に配置されている。記録部24は、搬送路23に対向可能な位置に設けられた記録ヘッド37と、記録ヘッド37を搭載したキャリッジ38とを備えている。記録ヘッド37には、インクカートリッジ(不図示)から供給されたインクを搬送路23に向けて吐出するための複数のノズル36が形成されている。キャリッジ38は、左右方向9に往復移動可能に構成されている。キャリッジ38が左右方向9へ往復移動されながら、搬送路23に沿って搬送される記録用紙15に向かってノズル36からインク滴が吐出される。これにより、記録用紙15に画像が記録される。
なお、本実施形態において、記録部24が記録用紙15に画像を記録する方式は、インクジェット記録方式であるが、記録部24が記録用紙15に画像を記録する方式はインクジェット記録方式に限らず、例えば電子写真方式などであってもよい。
[電子装置の全体構成]
複合機10には、電子装置が搭載されている。電子装置は、図1及び図2に示されるように、上述したプリンタ筐体14と、プリンタ筐体14に回動可能に支持されたパネル70と、パネル70を所定の回転角度に保持する保持機構81と、を備えている。
[パネル70]
図1に示されるように、パネル70の上端部近傍は、プリンタ筐体14の前面41を構成する部材によって回動可能に軸支されている。図2〜図4に示されるように、パネル70の上端部近傍の左右方向9の両端には、外側に延びた突起として回動軸71が形成されている。つまり、回動軸71は、左右方向9に沿って延びている。プリンタ筐体14の前面41を構成する部材において、パネル70の右端から延びた回動軸71と対向する位置には、孔(不図示)が形成されている。回動軸71が当該孔に挿通されることにより、パネル70は、上端部近傍を軸として、回動可能となる。
パネル70は、回動軸71を中心に、図1(A)に示される第1位置と、図1(B)に示される第2位置との間で回動可能である。詳細には、パネル70は、第1位置から第2位置へ回動する矢印17の向き(本発明の一方の向きの一例)と、第2位置から第1位置へ回動する矢印18の向き(本発明の他方の向きの一例)とに回動する。
図1(A)に示されるように、本実施形態において、第1位置のパネル70は、その表面である前面41がプリンタ筐体14に沿って起立している。第2位置のパネル70は、その表面である前面41がプリンタ筐体14に対して複合機10の外側、つまり前側に傾斜している。本実施形態では、第2位置のパネル70は、その下端部が第1位置のときよりも前側に位置している。つまり、第2位置のパネル70は、その回動先端が第1位置のときよりもプリンタ筐体14から離間している。なお、第2位置のパネル70の前面41が第1位置のパネル70の前面41よりも前側に傾斜しているのであれば、第1位置のパネル70の前面41はプリンタ筐体14に沿って起立していなくてもよい。
なお、パネル70の回動軸71は、パネル70の上端部近傍以外に設けられていてもよい。例えば、回動軸71は、パネル70の下端部近傍や上下方向7中央部近傍に設けられていてもよい。また、パネル70の回動軸71は、左右方向9以外に沿って延びていてもよい。例えば、回動軸71は、上下方向7に沿って延びていてもよい。
図3及び図5に示されるように、パネル70は、パネル本体25と、前側カバー26と、後側カバー27とを備えている。
パネル本体25は、概ね直方体形状である。パネル本体25の前面には、タッチパネルの液晶パネル28や、操作キー51などが配置されている。パネル本体25の内部には、タッチパネル及び操作キー51などの制御回路基板(不図示)などが組み込まれている。タッチパネルは、所定の情報を液晶パネル28に表示するとともに、液晶パネル28に表示されたキーが押圧されることによって複合機10の動作の指示が入力される。つまり、タッチパネルは、本発明の表示部及び入力部の一例である。また、操作キー51は、押圧されることによって複合機10の動作の指示が入力される。つまり、操作キー51は、本発明の入力部の一例である。なお、操作キー51は、図2にのみ示されており、図2以外では省略されている。
パネル本体25には、ラバーキー29が設けられている。ラバーキー29は、シリコンラバー、天然ゴム、ウレタンゴムなどの素材で形成された薄膜状の部材である。ラバーキー29の後側は、開放されることによって凹部を形成している。当該凹部には、後述する操作部45が挿入される。これにより、ラバーキー29が前側から押圧されると、ラバーキー29が後側へ撓むことによって操作部45が後側へ押圧される。ラバーキー29は、パネル70の下端部近傍に形成されている。つまり、ラバーキー29は、パネル70の回動軸71よりも回動先端側に形成されている。
前側カバー26は、板状の部材であり、パネル本体25を保護するために、パネル本体25の前面を覆うように取り付けられている。前側カバー26には、液晶パネル28を複合機10の外部に露出させるための開口30が形成されている。開口30は、前側カバー26がパネル本体25に取り付けられた際に、液晶パネル28と対向する位置に形成されている。また、前側カバー26には、上述したラバーキー29が挿通される開口33が形成されている。開口33は、前側カバー26がパネル本体25に取り付けられた際に、パネル本体25に形成されたラバーキー29と対向する位置に形成されている。これにより、前側カバー26がパネル本体25に取り付けられた状態において、ラバーキー29は前側カバー26から露出且つ突出した状態となる。
図3〜図5に示されるように、後側カバー27は、前側が開放された概ね箱形状の部材である。後側カバー27には、パネル本体25が装着される。後側カバー27の左右両側面の上端部には、上述した回動軸71が取り付けられている。
後側カバー27には、開口34が形成されている。開口34は、後側カバー27にパネル本体25が装着された際に、パネル本体25に形成されたラバーキー29と対向する位置に形成されている。
後側カバー27の後面には、後述する弾性変形部46に当接される当接部35が設けられている。図5及び図11に示されるように、当接部35は、開口29の右端部及び左端部から後方に延出された一対の側板39、40と、一対の側板39、40の延出端部を繋ぐように配置された背板42とを備えている。一対の側板39、40と背板42とによって区画された空間22(図5参照)には、後述する弾性変形部46が配置される。
本実施形態では、一対の側板39、40が屈曲されており、当該屈曲の先端部である屈曲先端部47が弾性変形部46と当接されることによって弾性変形部46が弾性変形する。
[保持機構81]
保持機構81は、以下で詳述する保持部43と、被保持部44と、弾性変形部46と、操作部45とを備えている。
[保持部43]
図5に示される保持部43は、プリンタ筐体14に取り付けられている。本実施形態では、保持部43は、後述する被保持部44を挟んで2つ設けられている。また、保持部43は、上下方向7において、一対の側板39、40よりも上方に配置されている。左側の保持部43は、左右方向9において、一対の側板39と対向する位置に設けられている。右側の保持部43は、左右方向9において、一対の側板40と対向する位置に設けられている。
2つの保持部43の各々は、少なくとも一つ(本実施形態では3つ)の凹部67(本発明の係合部の一例)を備えている。左側の保持部43においては、右側の面に左側へ凹む凹部67が形成されている。右側の保持部43においては、左側の面に右側へ凹む凹部67が形成されている。各保持部43に設けられた3つの凹部67は、図2(B)に示されるように、パネル70の回動軸71を中心とする同心円の周方向に沿って所定の間隔を空けて形成されている。各凹部67は、後述する被保持部44の先端部48と係合する。
なお、本実施形態では、本発明の係合部の一例として、保持部43には凹部67が設けられていた。しかし、本発明の係合部は、凹部67でなくてもよい。例えば、後述する被保持部44の先端部48に凹部が設けられているのであるならば、本発明の係合部は、当該凹部と係合とする凸部となる。
[被保持部44]
図3〜図5、及び図11に示される被保持部44は、パネル70に取り付けられている。具体的には、被保持部44は、パネル70の一対の側板39、40と背板42とによって形成される空間22に嵌め込まれた後述する弾性変形部46に、取り付けられている。
被保持部44は、保持部43の各々に対応して設けられている。つまり、本実施形態では、被保持部44は、保持部43と同じく2つ設けられている。2つの被保持部44は、左右方向9において、保持部43と対向する位置に設けられている。詳細には、2つの被保持部44の一方は、右側の保持部43の左側に設けられており、2つの被保持部44の他方は、左側の保持部43の右側に設けられている。2つの被保持部44は、後述する弾性変形部46の第2可撓部50に連結されており、第2可撓部50から保持部43に向けて延出されている。被保持部44は、左右方向9に長い板状となっている。左側の被保持部44の左端は、後側が前側よりも左側に位置するよう斜めになっている。同様に、右側の被保持部44の右端は、後側が前側よりも右側に位置するよう斜めになっている。
保持部43に向けて延出された被保持部44の先端部48は、保持部43に設けられた凹部67と係脱可能である。被保持部44は、凹部67と係合されることによって、現状の位置に保持される。被保持部44は、後述する弾性変形部46が弾性変形することによって、凹部67から離間される。
[弾性変形部46]
図3、図5、及び図11に示されるように、本実施形態における弾性変形部46は、第1可撓部49と第2可撓部50とで構成されている。本実施形態において、弾性変形部46は、樹脂で構成されているが、弾性変形部46は、樹脂以外、例えば金属で構成されていてもよい。
第1可撓部49は、パネル70における一対の側板39、40と背板42とによって区画された空間22に、前後方向8に移動可能な状態で配置される。また、第1可撓部49は、図5に示される位置と、図5の位置よりも後方の図6に示される位置とに移動可能である。
第1可撓部49は、厚さ方向が前後方向8の板状部材55と、板状部材55の左右両端部から後方へ延びた一対の弾性板56と、板状部材55の前面の中央部から前方へ延びた突部57とを備えている。この板状部材55と、弾性板56と、突部57と、は、樹脂によって一体に形成されている。
弾性板56(第1板状部の一例)は板状となっており、板状部材55との連結箇所である基端から先端側まで延びている。右側の弾性板56は、先端側が基端側よりも左後方へ斜めに延びており、左側の弾性板56は、先端側が基端側よりも右後方へ斜めに延びている。従って、右側の弾性板59と左側の弾性板59との間の間隔(左右方向9における距離)は、前側が後側よりも小さくなっており、弾性板56の先端側が互いに近づく向きに延びている。一対の弾性板56は、当接部35の側板40の屈曲先端部47と当接している。
一対の弾性板56は、図5の位置から図6の位置に移動する際に、当接部35に対して圧接する。屈曲先端部47は、当接部35に左右2つ形成されており、弾性板56と接触可能に形成されている。詳細には、右側の弾性板56の右側に、右側の弾性板56と接触する屈曲先端部47が配置されている。また、左側の弾性板56の左側に、左側の弾性板56と接触する屈曲先端部47が配置されている。当接部35の屈曲先端部47に圧接した一対の弾性板56は、当該当接部35からの反作用の力によって、板状部材55との連結部を中心として左右方向9に回動するように弾性変形する(図6参照)。つまり、第1可撓部49は、外部である当接部35に当接して、当該当接部35から力を加えられることによって撓む。また、第1可撓部49は、左右方向9、つまりパネル70の回動軸71に沿った方向に弾性変形する。
突部57は、後述する操作部45と嵌合されている。つまり、第1可撓部49は、操作部45と連結されている。以上より、板上部材55及び突部57は、本発明の操作連結部の一例である。
図3及び図5に示されるように、第2可撓部50は、第1可撓部49の後方に、第1可撓部49の一対の弾性板56の先端部と当接した状態で配置される。また、第2可撓部50は、第1可撓部49と同様に、パネル70における一対の側板39、40と背板42とによって区画された空間22に配置される。
第2可撓部50は、厚さ方向が前後方向8の板状部材58と、板状部材58の左右両端部から前方へ延びた一対の弾性板59とを備えている。この板状部材58と弾性板59とは、樹脂によって一体に形成されている。
板状部材58は、背板42に当接した状態で配置されている。弾性板59は、板状部材58との連結箇所である基端から先端側まで延びた板状となっている。右側の弾性板59(本発明の第1連結部の一例)は、先端側が板状部材58との連結部よりも左前方へ延びており、左側の弾性板56(本発明の第2連結部の一例)は、先端側が板状部材58との連結部よりも右前方へ延びている。一対の弾性板59は、その先端部の下側において、第1可撓部49の一対の弾性板56の先端部と当接している。詳細には、右側の弾性板59の先端部は、第1可撓部49の右側の弾性板56よりも左側において、当該右側の弾性板56と当接している。また、左側の弾性板59の先端部は、第1可撓部49の左側の弾性板56よりも右側において、当該左側の弾性板56と当接している。なお、右側の弾性板56の先端は、左向きに屈曲しており、左側の弾性板56の先端は、右向きに屈曲している。そして、第2可撓部50の弾性板59は、第1可撓部49の2つの先端の間に入り込むよう配置されている。
一対の弾性板59(本発明の第2板状部の一例)は、図5の位置から図6の位置に移動する第1可撓部49の一対の弾性板56に圧接されることによって、板状部材58との連結部を中心として左右方向9に回動するように弾性変形する(図6参照)。つまり、第2可撓部50は、第1可撓部50と同様に、左右方向9、つまりパネル70の回動軸71に沿った方向に弾性変形する。
また、図3に示されるように、一対の弾性板59は、板状となっており、先端部の上側において、被保持部44に連結されている。詳細には、弾性板59の先端側は、上側が被保持部44に連結され、下側が第1可撓部50の弾性板59の先端と当接可能となっている。2つ設けられた被保持部44のうちの右側の被保持部44は、右側の弾性板59の先端部の上部から右向きに突出するように配置されている。また、2つ設けられた被保持部44のうちの左側の被保持部44は、左側の弾性板59の先端部の上部から左向きに突出するように配置されている。つまり、第2可撓部50は、被保持部44の一方(右側の被保持部44)と連結された右側の弾性板59と、被保持部44の他方(左側の被保持部44)と連結された左側の弾性板59とを備えている。また、右側の弾性板59と左側の弾性板59との間の間隔(左右方向9における距離)は、前側が後ろ側よりも小さくなるよう、右側の弾性板59と左側の弾性板59とは斜めに配置されている。さらに、弾性板59の先端下部、すなわち、被保持部44の下方は、第1可撓部49の先端と当接するよう、第1可撓部49の2つの先端の間に入りこんでいる。なお、上述したように、2つの被保持部44の先端部48は、保持部43に設けられた凹部67と係脱可能である。
弾性変形部46は、第1可撓部49が前後方向8に移動することによって、第1可撓部49と第2可撓部50とが弾性変形していない図5に示される第1状態と、第1可撓部49と第2可撓部50とが第1状態から弾性変形している図6に示される第2状態とに状態変化する。つまり、第1可撓部49が図5に示される位置のとき、弾性変形部46は第1状態であり、第1可撓部49が図6に示される位置のとき、弾性変形部46は第2状態である。
図5に示されるように、弾性変形部46が第1状態のとき、一対の弾性板56が当接部35から反作用の力を受けないため、第1可撓部49は弾性変形しない。また、弾性変形部46が第1状態のとき、一対の弾性板59が第1可撓部49の一対の弾性板56から圧接されないため、第2可撓部50は弾性変形しない。つまり、第1状態は、弾性変形部46が外部から力を加えられていない定常状態である。このとき、第2可撓部50に連結された被保持部44は、保持部43の凹部67に係合されている。
一方、図6に示されるように、弾性変形部46が第2状態のとき、一対の弾性板56が当接部35から反作用の力を受けるため、第1可撓部49は第1状態から弾性変形している。このとき、右側の弾性板56は左向きに撓み、左側の弾性板56は右向きに撓む。つまり、弾性変形部46が第2状態のとき、第1可撓部49が当接部35の屈曲先端部47に押圧されることによって、上記定常状態から当該押圧の向きに撓む。また、弾性板56の先端側が内側に撓むよう、屈曲先端部47が外側に配置されている 。
また、弾性変形部46が第2状態のとき、一対の弾性板59が第1可撓部49の一対の弾性板56から圧接されるため、第2可撓部50は第1状態から弾性変形している。このとき、右側の弾性板59は左向きに撓み、左側の弾性板59は右向きに撓む。以上より、弾性変形部46が第2状態のとき、第2可撓部50が第1可撓部49の一対の弾性板56に押圧されることによって、上記定常状態から当該押圧の向きに撓む。また、右側の弾性板59及び左側の弾性板59は、第1状態から第2状態への状態変化において互いに近づく向きに撓む。
この撓みに伴って、左右方向9において被保持部44が保持部43と重なっている領域がなくなり、第2可撓部50に連結された被保持部44は、保持部43から離間される。つまり、第2可撓部50は、第1可撓部49の撓みに応じて撓むことによって、被保持部44を保持部43から離間させる。
[操作部45]
図3、図5、及び図11に示されるように、操作部45は、第1可撓部49の板状部材55の前面に、突部57と嵌合されることによって取り付けられている。操作部45は、ラバーキー29の後側に形成された凹部に挿入されている。これにより、操作部45は、ラバーキー29とともに、前側カバー26から開口33を介して突出された状態、つまりパネル70の表面(前側カバー26の前面)よりも突出した状態で配置される。なお、操作部45は、ユーザによって押圧すること及び外側に引っ張ることができることを条件として、パネル70の表面よりも突出されていなくてもよい。
また、上述したように、ラバーキー29は、パネル70の回動軸71よりも回動先端部に形成されている。そのため、操作部45は、パネル70の回動軸71よりも回動先端部に配置されている。
ユーザは、パネル70の前側カバー26から開口33を介して突出されたラバーキー29を押圧することによって、操作部45を後向きに押圧することができる。ここで、操作部45が押圧される向きは、パネル70の前側カバー26の前面、つまりパネル70の表面と直交する向きである。換言すると、操作部45が押圧される向きは、第2位置から第1位置への向きと同じ向き、つまり図1(B)に示される矢印18の向きである。
操作部45が押圧されると、弾性変形部46の第1可撓部49が後向きに移動されて、弾性変形部46が第1状態から第2状態に状態変化される。つまり、操作部45は、押圧という操作をされることによって、第1可撓部49を図5に示される位置から図6に示される位置へ後向きへ移動させて、弾性変形部46を状態変化させる。詳細には、第1可撓部49が後向きに移動されると、屈曲先端部47が一対の弾性板56を押圧し、弾性板56が弾性変形されて第1可撓部56が撓む。第1可撓部49が撓むと、第2可撓部50が第1可撓部49に圧接されることによって撓む。つまり、弾性変形部46は、操作部45の操作に応じて外部から力を加えられることによって撓む。
[電子装置の動作]
以下に、本発明に係る電子装置の動作について説明する。
まず、ユーザが操作部45を押圧することによって、パネル70が第2位置から第1位置へ回動される場合について説明する。以下の説明において、弾性変形部46の初期状態は、図7(A)に示される状態であるとする。図7(A)に示される状態では、弾性変形部46は、外部から力を加えられていない定常状態である第1状態である。また、図7(A)に示される状態では、被保持部44の先端部48は、保持部43に形成された凹部67のうち、最も前方の凹部67と係合されることによって、保持部43に保持される。
ユーザがラバーキー29を介して操作部45を押圧すると、図7(B)に示されるように、操作部45と連結された第1可撓部49の一対の弾性板56は、当接部35の屈曲先端部47に押圧されることによって、後側への移動に伴って、左右方向9において相互の間隔が短くなるように撓む。第1可撓部49の一対の弾性板56の左右方向における間隔は、前側が後側よりも大きい。従って、第1可撓部49の後側への移動に伴って、第1可撓部49の先端の間隔は徐々に小さくなる。そして、第2可撓部50の一対の弾性板59は、第1可撓部49の一対の弾性板56が撓むことによって、第1可撓部49との接触箇所が後側となり、左右方向9において相互の間隔が短くなるように撓む。第2可撓部50の一対の弾性板56の左右方向9における間隔は、後側が前側よりも大きい。従って、第1可撓部49との接触箇所が後ろ側になるにつれて、第2可撓部50の先端の間隔は徐々に小さくなる。第2可撓部50が撓むと、第2可撓部50に連結された被保持部48も、第2可撓部50と同じ向きに撓む。これにより、被保持部44の先端部48が、保持部43に形成された凹部67から離間されて、保持部43による保持状態が解除される。
以上より、ユーザがラバーキー29を介して操作部45を押圧すると、弾性変形部46は、パネル70の当接部35に押圧されて、第1状態(図7(A)に示された状態)から第2状態(図7(B)に示された状態)へ状態変化される。
弾性変形部46は、第2状態のときよりも大きく撓まないように構成されている。よって、弾性変形部46が第2状態において、ユーザが更にラバーキー29を介して操作部45を押圧すると、操作部45から第1可撓部49を介して第2可撓部50に押圧力が伝達されて、第2可撓部50の板状部材58が当接部35の背板42を押す。これにより、パネル70は、矢印18の向き(図1(B)参照)へ回動する。
パネル70が矢印18の向きへ回動すると、被保持部44も矢印18の向きへ回動する。具体的には、被保持部44は、保持部43の凹部67のうち最も前側の凹部67と対向する位置から、より後側の凹部67と対向する位置、本例では図6(A)の位置へ移動する。
図6(A)に示される状態において、ユーザがラバーキー29を介して操作部45を押圧する力を緩めると、操作部45と連結された第1可撓部49は前向きに、具体的には図6(A)に示される位置から図5(A)に示される位置に移動する。すると、第1可撓部49の一対の弾性板56は、当接部35の屈曲先端部47に押圧されなくなるため、復元力が作用する。これにより、一対の弾性板56は、左右方向9において相互の間隔が長くなるように撓みが緩和される。そして、第2可撓部50の一対の弾性板59は、第1可撓部49の一対の弾性板56の撓みが緩和されることによって、復元力が作用する。これにより、一対の弾性板59は、左右方向9において相互の間隔が長くなるように撓みが緩和される。第2可撓部50の撓みが緩和されると、第2可撓部50に連結された被保持部48の先端部48が、保持部43に形成された凹部67と係合されて、保持部43によって保持された状態となる。このとき、当接部35の屈曲先端部47は、一対の弾性板56と接触した状態を維持しているが、弾性板56を押圧はしていない。 また、第1可撓部49の先端は、第2可撓部50を押圧していないが、接触した状態を維持している。すなわち、第1可撓部49と第2可撓部50とは、弾性変形していない状態で、被保持部44が保持部43に保持される。
以上より、ユーザがラバーキー29を介して操作部45を押圧する力を緩めると、弾性変形部46は、第2状態(図6に示された状態)から第1状態(図5に示された状態)へ状態変化される。
次に、ユーザがパネル70を矢印17の向きへ引っ張ることによって、パネル70が第1位置から第2位置へ回動される場合について説明する。以下の説明において、弾性変形部46の初期状態は、図5に示される状態であるとする。図5に示される状態では、弾性変形部46は、外部から力を加えられていない定常状態である第1状態である。また、図5に示される状態では、被保持部44の先端部48は、保持部43に形成された凹部67のうち、最も後方の凹部67と係合されることによって、保持部43に保持される。
図5に示される状態において、ユーザがパネル70を矢印17の向きに引っ張ると、第2可撓部50の板状部材58が当接部35の背板42に押されることによって、弾性変形部46も矢印17の向きに移動する。これにより、第2可撓部50に連結された被保持部44の先端部48が、保持部43に形成された凹部67の前側を構成する壁面68と当接する。
壁面68は、左右方向9において被保持部44に近い程に前側となるように傾斜されている。これにより、壁面68の傾斜向きと矢印17の向きとがなす角の角度は、90度よりも小さい所定の角度となる。その結果、前向きに引っ張られている被保持部44は、壁面68との当接によって弾性板59が撓み、壁面68を乗り越えることができる。壁面68を乗り越えた被保持部44においては弾性板59の変形が解消され、それまで係合されていた凹部67よりも前側の凹部67と係合された状態となる。
ここで、所定の角度は、被保持部44を矢印17の向きに引っ張る力が被保持部44または保持部43の少なくとも一方を破損してしまう力よりも小さい力であっても、被保持部44が壁面68を乗り越えることができるような角度に設定される。
一方、パネル70は、ユーザが操作部45を押圧することによってのみ、第2位置から第1位置へ回動可能に構成されている。つまり、パネル70は、ユーザが操作部45以外のパネル70の表面を矢印18の向きに押すことによって、第2位置から第1位置へ回動されない。その理由を以下に説明する。
図5(A)に示されるように、保持部43に形成された凹部67の後側を構成する壁面69は、左右方向9に沿っている。これにより、壁面69の向き(左右方向9)と矢印18の向きとがなす角度は、90度となる。その結果、矢印18の向きに押されている被保持部44は、壁面69を乗り越えることができない。なお、無理に大きな力でパネル70を押圧した場合、被保持部44または保持部43の少なくとも一方が破損してしまう可能性がある。
以上より、パネル70の矢印17の向きへの回動で保持部43の凹部67とと被係合部44の先端部48とが接触したときにおいて、凹部67における先端部48との接触面の、先端部48の矢印17の向きに対する角度は、パネル70の矢印17の向きへの回動を許容する角度である。また、パネル70の矢印18の向きへの回動で保持部43の凹部67と被保持部44の先端部48とが接触したときにおいて、凹部67における先端部48との接触面の、先端部48の矢印18の向きに対する角度は、パネル70の矢印18の向きへの回動を妨げる角度である。
[実施形態の効果]
本実施形態によれば、弾性変形部46は、被保持部44が保持部43から離間されることによってパネル70が回動されるときにのみ弾性変形され、被保持部44が保持部43に保持されることによってパネル70が所定の回動角度に保持されているときに弾性変形されない。ここで、パネル70が所定の回動角度に保持されている時間は、パネル70が回動されている時間よりも圧倒的に長い。よって、本実施形態によれば、弾性変形部46が弾性変形された状態が長期間に亘ることによる弾性変形部46の経年劣化を低減することができる。
また、操作部45に対する押圧などの操作と弾性変形部46の弾性変形とが連動している場合、操作部45と弾性変形部46との間隔が大きくなると、操作部45の少しの操作量に対して、弾性変形部46は大きく弾性変形してしまう。そこで、本実施形態によれば、操作部45に対する押圧などの操作は、第1可撓部49を介して第2可撓部50に伝達される。その結果、操作部45と弾性変形部46との間隔が大きい場合であっても、操作部45の操作量に対する弾性変形部46の弾性変形の量を小さく抑えることができる。
また、本実施形態によれば、二つの保持部43は、被保持部44の撓み方向において、二つの被保持部44の外側に配置される。これにより、二つの保持部43の間隔を大きくすることができる。その結果、パネル70を所定の姿勢に安定して保持することができる。
また、本実施形態によれば、操作部45が押圧されると、弾性変形部46が第2状態に変化されて、被保持部44が保持部43から離間される。これにより、被保持部44と保持部43との係合が解除されて、パネル70は回動可能となる。そして、操作部45が更に押圧されると、パネル70が第1位置側へ回動される。つまり、本実施形態によれば、操作部45を押圧するという一つの動作のみでパネル70を第2位置から第1位置へ回動させることができる。更に、本実施形態によれば、操作部45がパネル70の回動先端部に配置されているため、パネル70の姿勢変化に要する操作部45の押圧力を少なくすることができる。
また、本実施形態によれば、壁面68が、パネル70の回動方向、つまり弾性変形部46の移動方向に対して緩やかに傾斜している。よって、本実施形態によれば、パネル70の矢印17の向きへの回動を容易に実行することができる。
また、本実施形態によれば、操作部45が操作されることによって弾性変形部46が状態変化されない限り、パネル70は、第2位置から第1位置へ回動されない。よって、本実施形態によれば、パネル70が第2位置のときに、パネル70に設けられた操作部45以外のボタンなど、例えばタッチパネルの液晶パネル28や操作キー51が押圧されることによってパネル70が操作されても、パネル70が当該ボタンなどに対する押圧によって誤って第1位置に姿勢変化されてしまうことを防止することができる。
また、本実施形態によれば、弾性変形部46はパネル70の回動軸71に沿った方向に弾性変形するため、保持部43の配置位置は、パネル70の回動軸の位置によって限定されない。つまり、本実施形態によれば、保持部43の配置の自由度を高くすることができる。
また、本実施形態によれば、操作部45はパネル70の表面に当該表面よりも突出した状態で配置されているため、操作部45を操作し易くすることができる。
また、本実施形態によれば、当接部35の屈曲先端部47は、操作部45が操作されていない状態、すなわち弾性変形部47が第1状態において、一対の弾性板56と接触はしているため、弾性変形部46ががたつくことがない。
[変形例1]
上述の実施形態では、弾性変形部46は、パネル70の回動軸71に沿った方向に弾性変形するものであったが、弾性変形部46は、パネル70の回動軸71と直交し且つパネル70の表面に沿った方向に弾性変形してもよい。なお、以下の変形例1における電子装置の構成及び動作の説明において、上述の実施形態と同じ部分については、説明が簡略化または省略される。
図8に示されるように、変形例1において、保持部43は、パネル70の下側に1つのみ設けられている。また、保持部43の凹部67は、保持部43の上面から下向きに凹んでいる。
図9に示されるように、弾性変形部46は、上述の実施形態に対して前後方向8を軸として90度回転させた状態で配置されている。また、被保持部44は、1つのみ設けられており、弾性変形部46の第1可撓部49の下側の弾性板59から下向きに延びるように配置されている。
動作としては、パネル70が第2位置から第1位置へ回動される場合、図9(A)に示される初期状態において、ユーザが操作部45を押圧すると、弾性変形部46が第1状態から第2状態へ状態変化する。これにより、図9(B)に示されるように、被保持部44が保持部43から離間される。
次に、ユーザが更に操作部45を押圧すると、パネル70は矢印18の向きへ回動する。これにより、被保持部44も矢印18の向きへ回動して、図9(B)に実線で示される位置から、図9(C)に示される位置、つまり保持部43の最も後側の凹部67と対向する位置へ移動する。
図9(C)に示される状態において、ユーザが操作部45を押圧する力を緩めると、図9(D)に示されるように、被保持部44が、保持部43に形成された凹部67と係合されて、保持部43によって保持された状態となる。
また、パネル70が第1位置から第2位置へ回動される場合、図9(D)に示される初期状態において、ユーザがパネル70を把持して引っ張ると、パネル70、被保持部44、及び弾性変形部46が、矢印17の向きへ移動する。これにより、被保持部44の先端部48が、保持部43に形成された凹部67の前側を構成する壁面68と当接する。
壁面68は、前側である程に上側となるように緩やかに傾斜されている。これにより、壁面68の傾斜向きと矢印17の向きとがなす角の角度は、上述の実施形態と同様に、所定の角度となる。その結果、前向きに引っ張られている被保持部44は、壁面68を乗り越えることができ、壁面68を乗り越えた被保持部44は、それまで係合されていた凹部67よりも前側の凹部67と係合された状態となる。
一方、保持部43に形成された凹部67の後側を構成する壁面69の傾斜角度は、壁面68の傾斜角度よりも大きい。つまり、壁面69の向きと矢印18の向きとがなす角度は、壁面68の向きと矢印17の向きとがなす角度よりも大きい。その結果、矢印18の向きに押されている被保持部44は、壁面69を乗り越えることができない。
以上より、上述の実施形態と同様に、パネル70は、ユーザが操作部45を押圧することによってのみ、第2位置から第1位置へ回動可能に構成されている。
変形例1によれば、保持部43は、パネル70の回動先端よりもパネル70の回動軸71から離れた位置に配置される。すると、保持部43と係合されている被保持部44、及び当該被保持部44と連結されている弾性変形部46を、パネル70の回動軸から離して配置することができる。その結果、パネル70のプリンタ筐体14に対する保持を強固にすることができる。
[変形例2]
上述の実施形態では、弾性変形部46は、第1可撓部49と第2可撓部50との2つの部材で構成されていたが、弾性変形部46は、1つの部材で構成されていてもよい。この場合、例えば、弾性変形部46が第1可撓部49のみで構成されており、当該第1可撓部49の一対の弾性板56の先端部に被保持部44が取り付けられていればよい。これにより、一対の弾性板56が、当接部35の屈曲先端部47と当接することによって、左右方向9において相互の間隔が短くなるように撓むと、被保持部44が保持部43から離間される。
[変形例3]
上述の実施形態では、弾性変形部46がパネル70に対して移動可能に配置されており、当接部35がパネル70に固定されて配置されていたが、このような配置に限らない。例えば、弾性変形部46がパネル70に固定されて配置されており、当接部35がパネル70に対して移動可能に配置されていてもよい。そして、操作部45が操作されることによって当接部35が移動し、当接部35が移動することによって弾性変形部46が当接部35に押されて弾性変形してもよい。
[変形例4]
上述の実施形態では、保持部43に保持される被保持部44は、第2可撓部50に形成されていたが、第1可撓部49の変形に応じて第2可撓部50が変形し、その第2可撓部50の変形に応じて被保持部44が保持部43から離間すれば、被保持部44が第2可撓部50に直接形成されていなくてもよい。すなわち、第2可撓部50の変形に応じて変形する第3変形部をさらに有し、第3変形部の変形に応じて被保持部44が保持部43から離間する構成であってもよい。
10・・・複合機
14・・・プリンタ筐体
35・・・当接部
43・・・保持部
44・・・被保持部
45・・・操作部
46・・・弾性変形部
70・・・パネル
81・・・保持機構

Claims (18)

  1. 表示を行う表示部または装置の動作の指示が入力される入力部を有するパネルと、
    上記パネルを回動可能に保持する本体と、
    上記パネルを所定の回動角度に保持する保持機構と、を備え、
    上記保持機構は、
    上記本体に設けられた保持部と、
    上記パネルに設けられており、上記保持部に保持される被保持部と、
    上記被保持部に連結し、弾性変形していない第1状態と、弾性変形している第2状態と、に状態変化可能な弾性変形部と、
    上記弾性変形部に当接し、上記弾性変形部を状態変化させる当接部と、
    上記当接部と上記弾性変形部とを当接させる操作が行われる操作部と、を備え、
    上記被保持部は、
    上記弾性変形部が上記第1状態において上記保持部に保持され、上記弾性変形部が上記第2状態において上記保持部から離間される電子装置。
  2. 上記弾性変形部は、上記操作部の操作に応じて外部から力を加えられることによって撓むものであり、
    上記第1状態は、外部から力を加えられていない定常状態であり、
    上記第2状態は、上記弾性変形部が上記当接部に押圧されることによって、上記定常状態から当該押圧の向きに撓んだ状態である請求項1に記載の電子装置。
  3. 上記弾性変形部は、
    上記操作部と連結されており、上記当接部に当接して撓む第1可撓部と、
    上記被保持部と連結されており、上記第1可撓部の撓みに応じて撓むことによって、上記被保持部を上記保持部から離間させる第2可撓部と、を備える請求項2に記載の電子装置。
  4. 上記弾性変形部が上記第1状態であると、上記第1可撓部は、上記第2可撓部と当接状態を維持する請求項3に記載の電子装置。
  5. 上記第1可撓部は、
    上記操作部と連結される操作連結部と、
    上記当接部と当接し、当該操作連結部から延びて先端側が移動可能に弾性変形する板状の第1板状部と、
    を有する請求項3または4に記載の電子装置。
  6. 上記第2可撓部は、上記第1板状部と当接して変形する板状の第2板状部を有する請求項5に記載の電子装置。
  7. 上記第2可撓部の上記第2板状部は、上記被保持部と連結する請求項6に記載の電子装置。
  8. 上記保持部は、二つ設けられており、
    上記被保持部は、上記保持部の各々に対応して設けられており、
    上記弾性変形部は、上記被保持部の一方と連結された第1連結部と、上記被保持部の他方と連結された第2連結部と、を備え、
    上記第1連結部及び上記第2連結部は、上記第1状態から上記第2状態への状態変化において互いに近づく向きに撓む請求項2から7のいずれかに記載の電子装置。
  9. 上記第1可撓部は、
    上記操作部と連結される操作連結部と、
    当該操作連結部から延びた第1板状部を2つ有し、
    上記第1連結部と上記第2連結部とは、上記第2可撓部に設けられており、2つの上記第1板状部の先端の間に配置され、
    上記当接部は、上記第1板状部の外側から当接する請求項8に記載の電子装置。
  10. 上記第1可撓部の上記第1板状部は、その先端側が基端側よりも互いに近づくよう配置される請求項9に記載の電子装置。
  11. 上記第2可撓部の上記第1連結部の先端側と上記第2連結部の先端側とは、上記第1可撓部の2つの上記第1板状部の間に配置され、かつ、上記第1連結部の先端と上記第2連結部の先端とは、上記被保持部に連結される請求項9または10に記載の電子装置。
  12. 上記パネルは、第1位置と、当該パネルの表面が上記本体に対して上記第1位置よりも当該装置の外側に傾斜する第2位置との間で回動するものであり、
    上記操作部は、上記表面における上記パネルの回動軸よりも回動先端側に配置され、押圧されることで上記弾性変形部を上記第2状態に状態変化させ、
    上記操作部が押圧される向きは、上記第2位置から上記第1位置への回動向きと同じ向きである請求項1から11のいずれかに記載の電子装置。
  13. 上記保持部は、上記パネルの回動軸を中心とする同心円の周方向に沿って少なくとも一つの係合部を備え、
    上記被保持部は、上記係合部と係脱可能な被係合部を備え、
    上記パネルの一方の向きへの回動で上記係合部と上記被係合部とが接触したときにおいて、上記係合部における上記被係合部との接触面の、上記被係合部の当該一方の向きに対する角度は、上記パネルの当該一方の向きへの回動を許容する角度であり、
    上記パネルの他方の向きへの回動で上記係合部と上記被係合部とが接触したときにおいて、上記係合部における上記被係合部との接触面の、上記被係合部の当該他方の向きに対する角度は、上記パネルの当該他方の向きへの回動を妨げる角度である請求項1から12のいずれかに記載の電子装置。
  14. 上記パネルは、第1位置と、当該パネルの表面が上記本体に対して上記第1位置よりも当該装置の外側に傾斜する第2位置との間で回動するものであり、
    上記一方の向きは、上記パネルが上記第1位置から上記第2位置へ回動する向きであり、
    上記他方の向きは、上記パネルが上記第2位置から上記第1位置へ回動する向きである請求項13に記載の電子装置。
  15. 上記当接部は、上記第1状態の上記弾性変形部に当接した状態を維持している請求項1から14のいずれかに記載の電子装置。
  16. 上記弾性変形部は、上記パネルの回動軸に沿った方向に弾性変形する請求項1から15のいずれかに記載の電子装置。
  17. 上記弾性変形部は、上記パネルの回動軸と直交し且つ上記パネルの表面に沿った方向に弾性変形する請求項1から15のいずれかに記載の電子装置。
  18. 上記操作部は、上記パネルの表面に、当該表面よりも突出した状態で配置されている請求項1から17のいずれかに記載の電子装置。
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