JP2014072434A - 保護シート、及び、太陽電池モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】ブロッキングの発生を抑えることと、フッ素樹脂層と基材との間の密着性を高めることとの両立が可能な保護シート、及び、太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】保護シート1は、基材10と、基材10上に塗布形成されたフッ素樹脂層11と、を備える。そして、フッ素樹脂層11は、微粒子と表面調整剤とを含み、フッ素樹脂層11のガラス転移温度が40℃以下であり、フッ素樹脂層11の厚さに対する微粒子の平均粒子径の比が、0.7以上1.3未満である。
【選択図】図1
【解決手段】保護シート1は、基材10と、基材10上に塗布形成されたフッ素樹脂層11と、を備える。そして、フッ素樹脂層11は、微粒子と表面調整剤とを含み、フッ素樹脂層11のガラス転移温度が40℃以下であり、フッ素樹脂層11の厚さに対する微粒子の平均粒子径の比が、0.7以上1.3未満である。
【選択図】図1
Description
本開示の技術は、保護シート、及び、該保護シートを備える太陽電池モジュールに関する。
近年、環境負荷が小さい発電方法として、光電変換素子により起電力を得る太陽光発電が注目されている。太陽光発電に用いられる太陽電池モジュールは、主として、電気的に接続された複数の光電変換素子、光電変換素子を封止する封止材、モジュールの表面を保護する表面保護シート、及び、モジュールの裏面を保護する裏面保護シートから構成される。また、表面保護シートでは、透明性や化学的安定性や機械的強度を高めるために、樹脂製の基材にフッ素樹脂層が形成される。
フッ素樹脂層の形成方法としては、接着材を用いてフッ素樹脂フィルムを基材に貼り付ける方法や、フッ素樹脂を含む塗布液を基材に塗布する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。フッ素樹脂層を塗布形成する方法は、フッ素樹脂層を接着形成する方法と比較して、製造プロセスが簡便であるとともに、フッ素樹脂層へ機能を付与する際の自由度が高い。
ところで、フッ素樹脂層を塗布形成する方法では、形成された保護シートがロールに巻き取られる際に、内側に巻き取られるフッ素樹脂層の表面が、外側に巻き取られる基材の裏面と接触する。そして、内側に巻き取られる表面保護シートの表面と、外側に巻き取られる表面保護シートの裏面とが固着するブロッキングが発生する場合がある。また、フッ素樹脂層を塗布形成する方法は、フッ素樹脂層が接着形成される方法とは異なり、基材とフッ素樹脂層とが接着層によって接着されない。それゆえに、フッ素樹脂層が塗布形成された表面保護シートでは、上述のブロッキングを抑えることと、フッ素樹脂層と基材との間の密着性を高めることとの両立が望まれている。
本開示の技術は、ブロッキングの発生を抑えることと、フッ素樹脂層と基材との間の密着性を高めることとの両立が可能な保護シート、及び、太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための保護シートは、基材と、前記基材の表面に塗布形成されたフッ素樹脂層と、を備える。そして、前記フッ素樹脂層は、微粒子と表面調整剤とを含み、前記フッ素樹脂層のガラス転移温度が40℃以下であり、前記フッ素樹脂層の厚さに対する前記微粒子の平均粒子径の比が、0.7以上1.3未満である。
上記課題を解決するための太陽電池モジュールは、表面に保護シートを備える太陽電池モジュールであって、前記保護シートは、基材と、前記基材の表面に塗布形成されたフッ素樹脂層と、を備える。そして、前記フッ素樹脂層は、微粒子と表面調整剤とを含み、前記フッ素樹脂層のガラス転移温度が40℃以下であり、前記フッ素樹脂層の厚さに対する前記微粒子の平均粒子径の比が、0.7以上1.3未満である。
上記構成によれば、ブロッキングの発生を抑えることと、フッ素樹脂層と基材との間の密着性を高めることとの両立が可能になる。
上記保護シートにて、前記フッ素樹脂層のぬれ性が、ぬれ試薬で34未満である事が好ましい。この構成によれば、保護シートでのブロッキングの発生がさらに抑えられる。
上記保護シートにて、前記フッ素樹脂層のぬれ性が、ぬれ試薬で34未満である事が好ましい。この構成によれば、保護シートでのブロッキングの発生がさらに抑えられる。
上記保護シートにて、前記フッ素樹脂層は、紫外線吸収剤を含むことが好ましい。この構成によれば、保護シートにおける基材が紫外線によって劣化することが抑えられる。
上記保護シートにて、前記基材は、ポリエステルからなることが好ましい。また、上記保護シートにて、前記基材は、ポリエチレンテレフタレートからなることが好ましい。また、上記保護シートにて、前記基材は、ポリエチレンナフタレートからなることが好ましい。これらの構成によれば、保護シートにおいて良好な透明性及び耐候性が得られる。
上記保護シートにて、前記基材は、ポリエステルからなることが好ましい。また、上記保護シートにて、前記基材は、ポリエチレンテレフタレートからなることが好ましい。また、上記保護シートにて、前記基材は、ポリエチレンナフタレートからなることが好ましい。これらの構成によれば、保護シートにおいて良好な透明性及び耐候性が得られる。
上記保護シートにて、前記基材は、バリアフィルムであることが好ましい。この構成によれば、保護シートに対する水蒸気の通過が抑えられる。
上記保護シートにて、前記基材の厚さが、10μm以上1000μm以下であることが好ましい。この構成によれば、フッ素樹脂層の塗布形成するにあたり、塗布工程を行いやすくなる。
上記保護シートにて、前記基材の厚さが、10μm以上1000μm以下であることが好ましい。この構成によれば、フッ素樹脂層の塗布形成するにあたり、塗布工程を行いやすくなる。
上記保護シートにて、前記基材における前記フッ素樹脂層が形成された面と反対の面に積層されたバリアフィルムをさらに備えることが好ましい。この構成によれば、保護シートに対する水蒸気の通過が抑えられる。
上記保護シートにて、前記基材の厚さが、150μm以上1000μm以下であることが好ましい。また、上記保護シートにて、前記バリアフィルムに積層された支持基材をさらに備えることが好ましい。また、上記保護シートにて、前記基材の厚さが、10μm以上50μm以下であり、前記支持基材の厚さが、150μm以上1000μm以下であることが好ましい。これらの構成によれば、保護シートにおいて良好な電気絶縁性が得られる。
上記保護シートにて、前記支持基材は、ポリエステルからなることが好ましい。この構成によれば、良好な透明性及び耐候性が得られる。
本開示の技術によれば、ブロッキングの発生を抑えることと、フッ素樹脂層と基材との間の密着性を高めることとの両立が可能になる。
図1〜図4を参照して、保護シート、及び、太陽電池モジュールの一実施形態について説明する。本実施形態の保護シートは、太陽電池モジュールの表面を保護する表面保護シートとして用いられる。
[保護シートの構成]
まず、図1を参照して、保護シートの構成について説明する。
図1に示されるように、保護シート1は、基材10と、基材10の上に塗布形成されたフッ素樹脂層11とから構成される。
まず、図1を参照して、保護シートの構成について説明する。
図1に示されるように、保護シート1は、基材10と、基材10の上に塗布形成されたフッ素樹脂層11とから構成される。
基材10の材料は、透明性と耐候性を有する材料であれば特に限定されない。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂や、ポリカーボネート系樹脂は、高い透明性と耐候性を有するため、基材10の材料に適している。特に、PETは、耐久性と価格とのバランスがよいため、好適に用いられる。その他の材料系についても、耐熱性、強度物性、電気絶縁性等などの観点から適宜選択できる。
基材10にPETが用いられる場合、PETの種類は特に限定されず、例えば透明性や耐加水分解性等、太陽電池用の保護シートに必要な性能を考慮して選択される。例えば、数十年の屋外暴露が想定される場合、分子鎖の末端の処理や分子量の調整によって耐加水分解性が付与されたPETを用いることが好ましい。また、フッ素樹脂層11が紫外線を遮蔽する成分を含まない場合や、フッ素樹脂層11に含まれる紫外線を遮蔽する成分が少ない場合は、紫外線吸収剤を含んだPETを用いることが好ましい。
基材10の厚さは特に限定されず、例えば、電気絶縁性や水蒸気バリア性等、太陽電池用の保護シートに必要な性能を考慮して選択される。なお、フッ素樹脂層11の塗布工程における作業効率を考慮した場合、基材10の厚さは10μm以上1000μm以下が好ましい。また、良好な電気絶縁性を得るためには、基材10の厚さは150μm以上が好ましい。
基材10の熱収縮率は、150℃、30分において5%以下であることが好ましい。150℃、30分という条件は太陽電池の一般的な封止条件である。この条件下において熱収縮率が5%以下であれば、太陽電池の封止工程において、基材10にシワが生じたり、基材10の寸法が変化したりすることを抑えることができる。熱収縮率を抑えるためには、アニール処理が行われる。
フッ素樹脂層11は、ポリイソシアネートによって架橋されたフッ素樹脂と、微粒子としてのフィラーと、表面調整剤とを含む。
フッ素樹脂層11の形成工程は、塗布工程と、乾燥工程と、エージング工程とを含む。塗布工程では、主剤のフッ素樹脂と硬化剤のポリイソシアネートとを含む溶液である塗布液が、基材10に塗布される。塗布液には、フィラーと表面調整剤とが添加されている。乾燥工程では、加熱乾燥によって、塗布液から溶剤が除去されるとともに、主剤と硬化剤との重合が行われる。これによって、フッ素樹脂の水酸基とポリイソシアネートのイソシアネート基とが結合してウレタン結合が形成されることにより、フッ素樹脂が架橋される結果、フッ素樹脂層11が硬化する。通常、フッ素樹脂の水酸基と硬化剤のイソシアネート基の結合は短時間では十分に進行しないため、硬化を促進するためにエージング工程が行われる。
フッ素樹脂層11の形成工程は、塗布工程と、乾燥工程と、エージング工程とを含む。塗布工程では、主剤のフッ素樹脂と硬化剤のポリイソシアネートとを含む溶液である塗布液が、基材10に塗布される。塗布液には、フィラーと表面調整剤とが添加されている。乾燥工程では、加熱乾燥によって、塗布液から溶剤が除去されるとともに、主剤と硬化剤との重合が行われる。これによって、フッ素樹脂の水酸基とポリイソシアネートのイソシアネート基とが結合してウレタン結合が形成されることにより、フッ素樹脂が架橋される結果、フッ素樹脂層11が硬化する。通常、フッ素樹脂の水酸基と硬化剤のイソシアネート基の結合は短時間では十分に進行しないため、硬化を促進するためにエージング工程が行われる。
フッ素樹脂としては、樹脂骨格に水酸基を含み汎用溶剤に可溶なフッ素樹脂が用いられる。例えば、テトラフルオロエチレン(TFE)共重合体やクロロトリフルオロエチレン(CTFE)共重合体やフルオロアルキル基含有ポリマーを用いるとよい。上述の化合物の他にも、フッ素樹脂としては、水酸基価や、その他の特性が異なる各種の化合物を用いることができる。
フッ素樹脂の具体的な例としては、旭硝子株式会社製のLUMIFLON(登録商標)、AGCコーテック株式会社製のオブリガート(登録商標)、セントラル硝子株式会社製のCEFRALCOAT(登録商標)、DIC株式会社製のフルオネート(登録商標)等のクロロトリフルオロエチレン(CTFE)を主成分としたポリマー類や、ダイキン工業株式会社製のZEFFLE(登録商標)等のテトラフルオロエチレン(TFE)を主成分としたポリマー類や、E.I.du Pont de Nemours and Company製のZonyl(商品名)、ダイキン工業株式会社製のUNIDYNE(登録商標)等のフルオロアルキル基を有するポリマー、およびフルオロアルキル単位を主成分としたポリマー類が挙げられる。
上記の材料の中でも、耐候性及び基材10との間の密着性を高めるためには、CTFEを主成分としたポリマー、もしくは、TFEを主成分としたポリマーを用いることが好ましい。特に、上記オブリガート(登録商標)、もしくは、上記ZEFFLE(登録商標)が最も好ましい。
フッ素樹脂の水酸基価は、20[mgKOH/g]以上200[mgKOH/g]以下であることが好ましく、40[mgKOH/g]以上120[mgKOH/g]以下であるとより好ましい。水酸基価が20[mgKOH/g]以上であると、適度な架橋密度が得られるため、フッ素樹脂層11の機械的強度や基材10との間の密着性が向上する。水酸基価が200[mgKOH/g]以下であると、フッ素樹脂層中の相対的なフッ素含量が適正な範囲内に保たれるため、フッ素樹脂層11の耐候性が向上する。
ポリイソシアネートとしては、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート等の各種材料の変性体、あるいはその他のプレポリマーを用いることができる。ポリイソシアネートの形態としては、単体(モノマー)、三量体(トリマー)その他の多量体、各種アルコール付加体(アダクト)、アロファネート基含有多量体等の変性体を用いることができる。
イソシアネート基の水酸基に対する物質量比(以下、(NCO/OH)比)は、0.3以上2.0以下であることが好ましく、0.4以上1.5以下であることがより好ましい。(NCO/OH)比が0.4以上であると、適度な架橋密度が得られるため、フッ素樹脂層11の機械的強度が向上する。また、(NCO/OH)比が1.5以下であると、フッ素樹脂層11の基材10との間の密着性が向上する。
フッ素樹脂層11のエージング工程後のガラス転移温度が40℃以下である場合には、フッ素樹脂層11と基材10との間の密着性が良好となる。この条件を満たすためには、ポリイソシアネートは、アダクト体変性体、あるいは、アロファネート基含有多量体を用いることが好ましい。また、プレポリマーは、ヘキサメチレンジイソシアネートが好ましく、ヘキサメチレンジイソシアネートのアダクト体変性体、あるいは、アロファネート基含有多量体であることが好ましい。
フィラーとしては、無機物又は樹脂からなる透明粒子が用いられる。無機物からなる透明粒子としては、例えば、シリカ、アルミナ、チタニア等の酸化物からなる粒子、又は、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の粒子を用いることができる。樹脂からなる透明粒子としては、アクリル樹脂、スチレン樹脂、アクリルスチレン樹脂、もしくは、それらの架橋体、メラミンホルムアルデヒド樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、ペルフルオロアルコキシ樹脂、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ポリフルオロビニリデン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体等のフッ素樹脂、シリコーン樹脂からなる粒子を用いることができる。
上記の材料のうち、シリカフィラー、あるいは、アクリルフィラーが、透明性やフッ素樹脂層との屈折率差が良好であるため好ましい。特に、フッ素樹脂層11の耐久性を高める上では、シリカフィラーが好ましい。シリカフィラーの例としては、富士シリシア株式会社製のサイリシア(商品名)、サイロスフェア(登録商標)、サイロホービック(登録商標)が挙げられる。
フィラーは、フッ素樹脂層11の厚さに対するフィラーの平均粒子径の比が、0.7以上1.3未満であるフィラーが用いられる。上記比が0.7以上であるとブロッキングの発生が抑制される。また、上記比が1.3未満であると、保護シート1の紫外線に対する耐久性が向上する。
なお、フッ素樹脂層11の厚さとは、フッ素樹脂層11の断面にてフィラーが含まれない箇所における厚さである。フッ素樹脂層11の厚さは、走査型電子顕微鏡(SEM)によってフッ素樹脂層11の断面を観察することにより求められる。また、フィラーの平均粒子径は、JIS規格に定められるレーザー回折法(JIS Z 8825)によって求められる。なお、フィラーの平均粒子径とは、フッ素樹脂層11の断面における任意の100個の粒子について、各粒子の最大径を粒子径としたときの粒子径の平均値としてもよい。
フィラーの添加量は、樹脂固形分に対して1質量%以上40質量%以下であることが好ましい。フィラーの添加量が1質量%以上であることによって、ブロッキングの発生が抑制される。また、フィラーの添加量が40質量%以下であることによって、耐候性が高められる。こうしたフィラーの添加量は、3質量%以上20質量%以下であるとより好ましく、5質量%以上10質量%以下であるとさらに好ましい。
表面調整剤は、フッ素樹脂層11の表面に偏析し、フッ素樹脂層11の表面エネルギーを制御する。表面調整剤は、フッ素系、シリコン系等の表面調整剤を適宜選択できる。表面調整剤の例としては、DIC株式会社製のメガファック(登録商標)、ビックケミー株式会社製のBYK(登録商標)、BYK−UV、BYK−SILCLEAN(何れも商品名)が挙げられる。これらの表面調整剤のうち、水酸基含有タイプの表面調整剤を用いると、表面調整剤がフッ素樹脂層から離脱することが抑えられる。
フッ素樹脂層11は、必要に応じて各種の添加剤を含んでいても良い。添加剤としては、例えば、スズやチタン化合物などウレタン反応触媒、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、カップリング剤、消泡剤、増粘剤、レベリング剤、ゲル化防止剤、充填剤などが挙げられる。
フッ素樹脂層11に紫外線吸収剤が添加される場合には、基材10が紫外線により劣化することが抑えられる。紫外線吸収剤の種類は、特に限定されるものではなく、フッ素樹脂との相溶性や必要な紫外線カット性を考慮して、適宜選択して用いられる。例えば、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤や、ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤等を用いることができる。紫外線吸収剤の添加量は、フッ素樹脂100質量部に対して、0.1質量部以上50質量部以下であることが好ましく、0.5質量部以上10質量部以下であることがより好ましい。このような紫外線吸収剤の例としては、BASF社製のTINUVIN477、TINUVIN479が挙げられる。
基材10にPETが用いられる場合、PETの吸収波長帯は290nm〜340nmであることから、この波長帯を有効に吸収する紫外線吸収剤を、必要量だけ添加することが好ましい。具体的には、フッ素樹脂層11の光線透過率を測定した場合に、290nm〜340nmの透過率が1%以下であることが好ましい。
光安定剤としては、ヒンダードフェノール系、リン系、イオウ系、トコフェロール系の酸化防止剤、ヒンダードアミン系の光安定剤を適宜配合することができる。
フッ素樹脂層11の厚さは、3μm以上50μm以下であることが好ましく、5μm以上40μm以下であることがより好ましい。厚さが3μm以上であると、耐候性が向上する。また、厚さが50μm以下であると、製造にかかるコストが高くなりすぎない。フッ素樹脂層11の厚さは、透過型電子顕微鏡、走査型電子顕微鏡、マイクロメーター等を用いることによって測定可能である。
フッ素樹脂層11の厚さは、3μm以上50μm以下であることが好ましく、5μm以上40μm以下であることがより好ましい。厚さが3μm以上であると、耐候性が向上する。また、厚さが50μm以下であると、製造にかかるコストが高くなりすぎない。フッ素樹脂層11の厚さは、透過型電子顕微鏡、走査型電子顕微鏡、マイクロメーター等を用いることによって測定可能である。
[保護シートの作用]
保護シート1の製造プロセスでは、生産性を高めるために、通常、フッ素樹脂層11の形成工程における塗布工程はロール・ツー・ロール方式で行われる。そして、フッ素樹脂層11が形成された基材10が巻き取られた状態でエージング工程が行われる。
保護シート1の製造プロセスでは、生産性を高めるために、通常、フッ素樹脂層11の形成工程における塗布工程はロール・ツー・ロール方式で行われる。そして、フッ素樹脂層11が形成された基材10が巻き取られた状態でエージング工程が行われる。
この際に、ガラス転移温度の低いフッ素樹脂層が用いられると、エージング中にフッ素樹脂層がガラス転移温度以上の状態におかれるため、膜がゴム状になり流動性を持つ。このように、エージング工程において膜が流動性を持つことに起因したブロッキングの発生を抑えるには、フッ素樹脂層に微粒子を添加して、単に表面粗さや表面と裏面との動摩擦係数を規定するだけでは不十分である。
本発明者は、エージング工程前のフッ素樹脂層のガラス転移温度がエージング工程の温度以上であることによってブロッキングが抑えられることを見出した。一方で、ガラス転移温度が過度に高い場合には、フッ素樹脂層と基材との間の密着性が悪化する問題が発生することも見出された。これは、80℃を超えるような高いガラス転移温度を有するフッ素樹脂層が室温にてガラス状態であるために脆いこと、硬化収縮が大きく残留応力が高いこと、これらが原因であることを示唆する。
こうした知見に基づき、本発明者は、以下の条件が満たされることによってブロッキングへの耐性と良好な密着性との双方が得られることを見出した。
・フッ素樹脂層11のエージング工程後のガラス転移温度が40℃以下である。
・フッ素樹脂層11がフィラーと表面調整剤を含む。
・フッ素樹脂層11の厚さに対するフィラーの平均粒子径の比が、0.7以上1.3未満である。
・フッ素樹脂層11のエージング工程後のガラス転移温度が40℃以下である。
・フッ素樹脂層11がフィラーと表面調整剤を含む。
・フッ素樹脂層11の厚さに対するフィラーの平均粒子径の比が、0.7以上1.3未満である。
すなわち、本実施形態の保護シート1によれば、特にエージング工程が行われることに起因して発生するブロッキングが抑えられるとともに、フッ素樹脂層11と基材10との密着性が高められる。したがって、保護シート1は、特に屋外用途における太陽電池モジュールの表面部材として好適に用いられる。
[保護シートの変形例]
図2及び図3を参照して、保護シートの変形例について説明する。
図2に示されるように、基材10のフッ素樹脂層11が形成された側とは反対側に、水蒸気のバリア層であるバリアフィルム12が設けられていてもよい。バリアフィルム12はラミネート加工によって接着層を介して積層される。バリアフィルム12が設けられることによって、保護シート1が太陽電池モジュールの表面部材として用いられた場合に、水蒸気が素子領域に浸入することが抑えられる。バリアフィルム12の例としては、凸版印刷株式会社製のGL−AEH(商品名)が挙げられる。この場合も、上記実施形態と同様に、基材10の厚さは10μm以上1000μm以下が好ましく、良好な電気絶縁性を得るためには、基材10の厚さは150μm以上が好ましい。なお、バリアフィルム12の上に、直接にフッ素樹脂層11を塗布形成してもよい。この場合、バリアフィルム12が保護シート1における基材となる。
図2及び図3を参照して、保護シートの変形例について説明する。
図2に示されるように、基材10のフッ素樹脂層11が形成された側とは反対側に、水蒸気のバリア層であるバリアフィルム12が設けられていてもよい。バリアフィルム12はラミネート加工によって接着層を介して積層される。バリアフィルム12が設けられることによって、保護シート1が太陽電池モジュールの表面部材として用いられた場合に、水蒸気が素子領域に浸入することが抑えられる。バリアフィルム12の例としては、凸版印刷株式会社製のGL−AEH(商品名)が挙げられる。この場合も、上記実施形態と同様に、基材10の厚さは10μm以上1000μm以下が好ましく、良好な電気絶縁性を得るためには、基材10の厚さは150μm以上が好ましい。なお、バリアフィルム12の上に、直接にフッ素樹脂層11を塗布形成してもよい。この場合、バリアフィルム12が保護シート1における基材となる。
図3に示されるように、基材10のフッ素樹脂層11が形成された側とは反対側に、バリアフィルム12と支持基材13とが設けられてもよい。バリアフィルム12は、ラミネート加工によって基材10の上に接着層を介して積層され、支持基材13は、ラミネート加工によってバリアフィルム12の上に接着層を介して積層される。支持基材13の材料は、上述の基材10の材料として挙げた材料の中から選択される。この場合、電気絶縁性は支持基材13によっても発現されるため、基材10の厚さは支持基材13の厚さに応じて調整可能である。こうした構造によれば、電気絶縁性を得るための保護シート1の厚さに関する自由度が高められるため、より良好な電気絶縁性を得ることができる。具体的には、基材10の厚さが10μm以上50μm以下であり、支持基材13の厚さが150μm以上1000μm以上であると、良好な電気絶縁性が得られる。
[太陽電池モジュールの構成]
図4を参照して、保護シート1を備える太陽電池モジュールの構成について説明する。
図4に示されるように、太陽電池モジュール20は、上述の保護シート1と、複数の太陽電池セル2と、太陽電池セル2を封止する封止材3と、裏面保護シート4とを備える。保護シート1は、表面保護シートとして、太陽電池セル2を封止した封止材3における太陽光の入射側となる面に設けられる。また、封止材3における太陽光の入射側と反対側、すなわち保護シート1が設けられた側と反対側の面に、裏面保護シート4が設けられる。こうした構成において、太陽電池セル2の間や封止材3、裏面保護シートに適宜の配線が施されて太陽電池モジュール20が使用される。
図4を参照して、保護シート1を備える太陽電池モジュールの構成について説明する。
図4に示されるように、太陽電池モジュール20は、上述の保護シート1と、複数の太陽電池セル2と、太陽電池セル2を封止する封止材3と、裏面保護シート4とを備える。保護シート1は、表面保護シートとして、太陽電池セル2を封止した封止材3における太陽光の入射側となる面に設けられる。また、封止材3における太陽光の入射側と反対側、すなわち保護シート1が設けられた側と反対側の面に、裏面保護シート4が設けられる。こうした構成において、太陽電池セル2の間や封止材3、裏面保護シートに適宜の配線が施されて太陽電池モジュール20が使用される。
上記構成によれば、ブロッキングの発生が抑えられるとともに、密着性が高められる保護シート1が用いられることによって、太陽電池モジュール20の性能が高められる。
上述した保護シートの構成材料が有する機能について、以下に挙げる具体的な試験例、実施例、及び、比較例を用いて説明する。
[実施例1]
(塗布材料)
下記のフッ素樹脂溶液、硬化剤、フィラー、表面調整剤、紫外線吸収剤、及び、酢酸ブチルを用いて実施例1のフッ素樹脂層の形成に用いられる塗布液を調整した。
・フッ素樹脂溶液:TFE系フッ素樹脂溶液(ダイキン工業社製、商品名:ゼッフルGK570、樹脂水酸基価:65[mgKOH/g]、固形分濃度:65wt%、溶媒:酢酸ブチル、)
・硬化剤:ヘキサメチレンジイソシアネートのアロファネート体(三井化学社製、商品名:D178NL)
・フィラー:シリカ(富士シリシア化学株式会社製、商品名:サイリシア470、粒径:14.1μm)
・表面調整剤(ビッグケミー・ジャパン株式会社製、商品名:BYK−SILCLEN3700 固形分濃度:25wt%)
・紫外線吸収剤(BASF社製、商品名:TINUVIN477)
・酢酸ブチル(関東化学製、特級)
(塗布液の調液方法)
ポリ容器に秤量したシリカフィラーに、酢酸ブチルを添加し、振り混ぜて分散させた。この溶液に、紫外線吸収剤を加え、振り混ぜて分散させた。この溶液に、フッ素樹脂溶液を加えて、5分間振り混ぜた。この溶液に、硬化剤と表面調整剤とを添加し、10分間振り混ぜて、塗布液とした。各成分の配合量は表1に示される。
[実施例1]
(塗布材料)
下記のフッ素樹脂溶液、硬化剤、フィラー、表面調整剤、紫外線吸収剤、及び、酢酸ブチルを用いて実施例1のフッ素樹脂層の形成に用いられる塗布液を調整した。
・フッ素樹脂溶液:TFE系フッ素樹脂溶液(ダイキン工業社製、商品名:ゼッフルGK570、樹脂水酸基価:65[mgKOH/g]、固形分濃度:65wt%、溶媒:酢酸ブチル、)
・硬化剤:ヘキサメチレンジイソシアネートのアロファネート体(三井化学社製、商品名:D178NL)
・フィラー:シリカ(富士シリシア化学株式会社製、商品名:サイリシア470、粒径:14.1μm)
・表面調整剤(ビッグケミー・ジャパン株式会社製、商品名:BYK−SILCLEN3700 固形分濃度:25wt%)
・紫外線吸収剤(BASF社製、商品名:TINUVIN477)
・酢酸ブチル(関東化学製、特級)
(塗布液の調液方法)
ポリ容器に秤量したシリカフィラーに、酢酸ブチルを添加し、振り混ぜて分散させた。この溶液に、紫外線吸収剤を加え、振り混ぜて分散させた。この溶液に、フッ素樹脂溶液を加えて、5分間振り混ぜた。この溶液に、硬化剤と表面調整剤とを添加し、10分間振り混ぜて、塗布液とした。各成分の配合量は表1に示される。
(保護シート作成方法)
PET基材(商品名:VN(帝人デュポン)、厚さ125μm)を実施例1の基材として準備し、基材に対してコロナ処理を施した。コロナ処理が施されたPET基材の表面に、ワイヤーバー(番手30)を用いて実施例1の塗布液を塗布した。塗布工程後のPET基材を170℃に設定した循環式オーブンEYELA WINDY OVEN WFO−1000ND(東京理化器械社製)に投入して1分間乾燥した。なお、熱電対によりPET基材の温度は140℃まで上昇することを確認している。乾燥工程後の塗布膜が形成されたPET基材を、エージング工程として、40℃の環境下に96時間放置し、実施例1の保護シートを得た。
[評価方法]
(ブロッキング評価)
上述の保護シート作成方法の過程において、乾燥工程後の、エージング前の塗布シートを、7cm×7cmに切り出し、フッ素樹脂面同士が重ならないように5枚重ね合わせる。それを、10cm×10cm×0.7mmtの鉄板ではさみ、100kgの荷重をかけて、40℃で96時間保持する。その後、重ね合わせたシートをはがし、剥離の際に発生する剥離音と、剥離後の塗膜の外観を評価した。
PET基材(商品名:VN(帝人デュポン)、厚さ125μm)を実施例1の基材として準備し、基材に対してコロナ処理を施した。コロナ処理が施されたPET基材の表面に、ワイヤーバー(番手30)を用いて実施例1の塗布液を塗布した。塗布工程後のPET基材を170℃に設定した循環式オーブンEYELA WINDY OVEN WFO−1000ND(東京理化器械社製)に投入して1分間乾燥した。なお、熱電対によりPET基材の温度は140℃まで上昇することを確認している。乾燥工程後の塗布膜が形成されたPET基材を、エージング工程として、40℃の環境下に96時間放置し、実施例1の保護シートを得た。
[評価方法]
(ブロッキング評価)
上述の保護シート作成方法の過程において、乾燥工程後の、エージング前の塗布シートを、7cm×7cmに切り出し、フッ素樹脂面同士が重ならないように5枚重ね合わせる。それを、10cm×10cm×0.7mmtの鉄板ではさみ、100kgの荷重をかけて、40℃で96時間保持する。その後、重ね合わせたシートをはがし、剥離の際に発生する剥離音と、剥離後の塗膜の外観を評価した。
ここで、剥離音が無く、外観に変化が無い場合を「◎」とした。また、剥離音があったが、外観変化が無かった場合を「○」とした。また、剥離音があり、外観に変形による模様が表れる変化があった場合を「×」とした。ブロッキングの抑制能が高い順に◎>○>×である。「×」は外観変化があるので明らかに不良である。「◎」は問題が無い。「○」は、剥離音はあるが外観変化は無いため、ロール・ツー・ロール方式で保護シートを作成する場合には、巻き替え等の操作によってブロッキングを抑えることができる。したがって、「○」を実用上において最低限必要なブロッキングの抑制度とした。
(ガラス転移温度測定)
実施例1の塗布液をテフロンシート上に塗布し、上述の保護シート作成方法と同様に、塗布工程の後に乾燥工程とエージング工程を順に行い、テフロンシート上から塗膜を変形しないように注意深く剥がし取り、試験用のフッ素樹脂膜を作成した。そして、試験用のフッ素樹脂膜の動的粘弾性の温度依存性を評価した。動的粘弾性は、SIIナノテクノロジー社製のDMS6200を用いて測定した。測定条件は、引っ張り測定モードで、温度範囲0〜100℃、昇温速度2℃/分、測定周波数1Hz、サンプル形状は長さ20mm、幅10mmである。蒸気DMSで測定したデータの、損失弾性率E“のピーク温度を、フッ素樹脂膜のガラス転移温度とした。
実施例1の塗布液をテフロンシート上に塗布し、上述の保護シート作成方法と同様に、塗布工程の後に乾燥工程とエージング工程を順に行い、テフロンシート上から塗膜を変形しないように注意深く剥がし取り、試験用のフッ素樹脂膜を作成した。そして、試験用のフッ素樹脂膜の動的粘弾性の温度依存性を評価した。動的粘弾性は、SIIナノテクノロジー社製のDMS6200を用いて測定した。測定条件は、引っ張り測定モードで、温度範囲0〜100℃、昇温速度2℃/分、測定周波数1Hz、サンプル形状は長さ20mm、幅10mmである。蒸気DMSで測定したデータの、損失弾性率E“のピーク温度を、フッ素樹脂膜のガラス転移温度とした。
(紫外線耐性測定)
実施例1の保護シートに対して紫外線を照射したのち、基材のMD方向(巻き方向)の引張強度・破断伸度を測定した。紫外線照射は、アイスーパーUV ダイプラ ウィンテスを用い、62.5kWh/m2の条件で100時間照射を行った。引張強度・破断伸度の試験にはオリエンテック社テンシロン万能試験機RTC−1250を用い、引張速度300mm/minで試験片の破断伸度と引張強度を測定した。
実施例1の保護シートに対して紫外線を照射したのち、基材のMD方向(巻き方向)の引張強度・破断伸度を測定した。紫外線照射は、アイスーパーUV ダイプラ ウィンテスを用い、62.5kWh/m2の条件で100時間照射を行った。引張強度・破断伸度の試験にはオリエンテック社テンシロン万能試験機RTC−1250を用い、引張速度300mm/minで試験片の破断伸度と引張強度を測定した。
(密着性)
実施例1の保護シートを、湿熱加速試験機に投入し、プレッシャークッカーテスト(PCT)処理した。使用した加速試験機はETAC社製 Palamount HAST CHAMBER PM 222 である。処理条件は、105℃・100%RHの条件で、0h(未処理)、96h、144h、192hである。PCT処理した試験片に対し、フッ素樹脂層の密着性を評価した。
実施例1の保護シートを、湿熱加速試験機に投入し、プレッシャークッカーテスト(PCT)処理した。使用した加速試験機はETAC社製 Palamount HAST CHAMBER PM 222 である。処理条件は、105℃・100%RHの条件で、0h(未処理)、96h、144h、192hである。PCT処理した試験片に対し、フッ素樹脂層の密着性を評価した。
密着性の評価は次の手順で碁盤目試験を行った。これは、旧JIS K5400:1990に記載されている試験と同様である。
1.幅1mmの切込みを11本入れた後、90°向きを変えてさらに11本切込みを入れる。(1mm角の碁盤目を100個作製する)
2.カットしたフッ素樹脂面にセロハンテープをはりつけ、消しゴムでこすってフッ素樹脂膜にテープを付着させる。
3.テープを付着させてから1分後にテープの端を持ってフッ素樹脂面に直角に保ち瞬間的にひきはがす。
1.幅1mmの切込みを11本入れた後、90°向きを変えてさらに11本切込みを入れる。(1mm角の碁盤目を100個作製する)
2.カットしたフッ素樹脂面にセロハンテープをはりつけ、消しゴムでこすってフッ素樹脂膜にテープを付着させる。
3.テープを付着させてから1分後にテープの端を持ってフッ素樹脂面に直角に保ち瞬間的にひきはがす。
(ぬれ性)
実施例1の保護シートに対してぬれ試薬(和光純薬工業)を用いて評価した。
[試験例]
<ガラス転移温度>
フィラーと表面調整剤とを含まない保護シートについて、ガラス転移温度と密着性及びブロッキングの抑制度との関係を評価した。
実施例1の保護シートに対してぬれ試薬(和光純薬工業)を用いて評価した。
[試験例]
<ガラス転移温度>
フィラーと表面調整剤とを含まない保護シートについて、ガラス転移温度と密着性及びブロッキングの抑制度との関係を評価した。
実施例1の塗布液の調液方法において、フィラーと表面調整剤とを入れない以外は実施例1と同様にして試験例1の保護シートを作成した。
硬化剤の種類を、キシリレンジイソシアネートのアダクト体(三井化学社製、商品名:D110N)に変更した以外は試験例1と同様にして、試験例2の保護シートを作成した。
硬化剤の種類を、キシリレンジイソシアネートのアダクト体(三井化学社製、商品名:D110N)に変更した以外は試験例1と同様にして、試験例2の保護シートを作成した。
硬化剤の種類を、水素添加キシリレンジイソシアネートのアダクト体(三井化学社製、商品名:D120N)に変更した以外は試験例1と同様にして、試験例3の保護シートを作成した。
主剤の種類を、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)を主成分としたポリマー(AGCコーテック株式会社製、商品名:PS246)に変更し、硬化剤の種類を、上記D110Nに変更した以外は試験例1と同様にして、試験例4の保護シートを作成した。
主剤の種類を、上記PS246に変更し、硬化剤の種類を、上記D120Nに変更した以外は試験例1と同様にして、試験例5の保護シートを作成した。
各試験例におけるブロッキング及び密着性の評価結果とガラス転移温度を表2に示す。
各試験例におけるブロッキング及び密着性の評価結果とガラス転移温度を表2に示す。
<フィラーの添加>
次に、密着性は良好であるがブロッキングの抑制度は低い試験例1に対し、フィラーを添加した場合の密着性及びブロッキングを評価した。
上述の実施例1の塗布液の調液方法において、表面調整剤を入れず、フィラーの種類をシリカ(富士シリシア化学株式会社製、商品名:サイロスフェアC−1510、粒径:10μm)に変更した以外は実施例1と同様にして試験例6の保護シートを作成した。
フィラーの種類をシリカ(富士シリシア化学株式会社製、商品名:サイリシア470、粒径:14.1μm)に変更し、フィラーの添加量を塗布液の固形分総重量に対し5wt%に変更した以外は試験例6と同様にして試験例7の保護シートを作成した。
フィラーの種類を上記サイリシア470に変更した以外は試験例6と同様にして試験例8の保護シートを作成した。
フィラーの種類をアクリル(積水化成品工業株式会社製、商品名:テクポリマーMBX−20、粒径:20μm)に変更し、フィラーの添加量を塗布液の固形分総重量に対し5wt%に変更した以外は試験例6と同様にして試験例9の保護シートを作成した。
フィラーの種類をアクリル(積水化成品工業株式会社製、商品名:テクポリマーMBX−20、粒径:20μm)に変更し、フィラーの添加量を塗布液の固形分総重量に対し5wt%に変更した以外は試験例6と同様にして試験例9の保護シートを作成した。
フィラーの種類を上記テクポリマーMBX−20に変更した以外は試験例6と同様にして試験例10の保護シートを作成した。
各試験例において、SEMによる断面観察の結果、フィラーが存在しない箇所のフッ素樹脂層の厚さは15μmであった。各試験例に用いられた構成材料を表3に示し、各試験例における塗膜のブロッキング、密着性、及び、機械特性の保持率の評価結果を表4に示す。なお、機械特性の保持率は、紫外線照射後の引張強度・破断伸度を紫外線照射前の値に対する百分率で表すことにより示した。
各試験例において、SEMによる断面観察の結果、フィラーが存在しない箇所のフッ素樹脂層の厚さは15μmであった。各試験例に用いられた構成材料を表3に示し、各試験例における塗膜のブロッキング、密着性、及び、機械特性の保持率の評価結果を表4に示す。なお、機械特性の保持率は、紫外線照射後の引張強度・破断伸度を紫外線照射前の値に対する百分率で表すことにより示した。
しかし、紫外線照射後の機械特性の保持率は、粒径が20μmのフィラーを用いた試験例9及び試験例10では低かった。特に、試験例9及び試験例10では破断伸度の保持率が70%未満であった。破断伸度の保持率が70%未満であると、保護シートとして実用上必要な紫外線への耐久性が不足する。フッ素樹脂層に、フッ素樹脂層の膜厚より大きいフィラーが存在すると、フッ素樹脂層の所々にフィラーによって貫通される部位ができる。このことが、試験例9及び試験例10で紫外線耐性が低くなった原因であることが示唆される。したがって、ブロッキングの抑制度が改善したとしても、フッ素樹脂層の厚さに対するフィラーの平均粒子径の比が、1.3以上であるフィラーを用いることは紫外線耐性の確保という新たな課題が生じる。これに対し、試験例6、試験例7、試験例8は、ブロッキングの抑制度は低いものの、良好な紫外線耐性が得られることが認められた。すなわち、フッ素樹脂層の厚さに対するフィラーの平均粒子径の比が、0.7以上1.3未満であれば、ブロッキングの抑制度は低いものの、良好な紫外線耐性が得られることが示唆される。
<表面調整剤の添加>
次に、試験例1に対し、良好な紫外線耐性が得られる粒径のフィラーに加えて、表面調整剤を添加した場合の密着性及びブロッキングを評価した。
<表面調整剤の添加>
次に、試験例1に対し、良好な紫外線耐性が得られる粒径のフィラーに加えて、表面調整剤を添加した場合の密着性及びブロッキングを評価した。
実施例1の塗布液の調液方法において、フィラー、及び、表面調整剤を入れない以外は実施例1と同様にして比較例1の保護シートを作成した。なお、比較例1の保護シートは上述の試験例1の保護シートに相当する。
実施例1の塗布液の調液方法において、フィラーを入れない以外は実施例1と同様にして比較例2の保護シートを作成した。
フィラーの添加量を5wt%に変更し、それ以外の条件は実施例1と同様にして、実施例2の保護シートを作成した。
フィラーの添加量を5wt%に変更し、それ以外の条件は実施例1と同様にして、実施例2の保護シートを作成した。
フィラーの添加量を7.5wt%に変更し、それ以外の条件は実施例1と同様にして、実施例3の保護シートを作成した。
各比較例及び実施例における塗膜のブロッキング、密着性、及び、ぬれ性の評価結果を表5に示す。
各比較例及び実施例における塗膜のブロッキング、密着性、及び、ぬれ性の評価結果を表5に示す。
以上の結果から、フッ素樹脂層のエージング工程後のガラス転移温度が40℃以下であると良好な密着性が得られることが認められた。さらに、フッ素樹脂層がフィラーと表面調整剤を含み、フッ素樹脂層の厚さに対するフィラーの平均粒子径の比が、0.7以上1.3未満であると、ブロッキングの発生が抑えられるとともに、良好な紫外線耐性も得られることが認められた。
上記実施形態によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)フッ素樹脂層11のエージング工程後のガラス転移温度が40℃以下であるとともに、フッ素樹脂層11がフィラーと表面調整剤を含み、フッ素樹脂層11の厚さに対するフィラーの平均粒子径の比が、0.7以上1.3未満であるため、ブロッキングの発生を抑えることと、フッ素樹脂層11と基材10との間の密着性を高めることとの両立が可能となる。さらに、良好な紫外線耐性も得られる。なお、上記構成によれば、エージング工程が行われることに起因して発生するブロッキングに限らず、例えば保護シートの運搬中における温度の上昇等、主に温度変化に起因してブロッキングが起こることを抑えることができる。
(1)フッ素樹脂層11のエージング工程後のガラス転移温度が40℃以下であるとともに、フッ素樹脂層11がフィラーと表面調整剤を含み、フッ素樹脂層11の厚さに対するフィラーの平均粒子径の比が、0.7以上1.3未満であるため、ブロッキングの発生を抑えることと、フッ素樹脂層11と基材10との間の密着性を高めることとの両立が可能となる。さらに、良好な紫外線耐性も得られる。なお、上記構成によれば、エージング工程が行われることに起因して発生するブロッキングに限らず、例えば保護シートの運搬中における温度の上昇等、主に温度変化に起因してブロッキングが起こることを抑えることができる。
(2)フッ素樹脂層11のぬれ性が、ぬれ試薬で34未満であるため、ブロッキングの発生が抑えられる。
(3)フッ素樹脂層11に紫外線吸収剤が含まれることによって、基材10が紫外線によって劣化することが抑えられる。
(3)フッ素樹脂層11に紫外線吸収剤が含まれることによって、基材10が紫外線によって劣化することが抑えられる。
(4)基材10が、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、及び、ポリエチレンナフタレートのいずれかであることにより、良好な透明性及び耐候性が得られる。特に、基材10がポリエチレンテレフタレートであると、耐久性と価格とのバランスがよい。
(5)基材10の厚さが、10μm以上1000μm以下であると、フッ素樹脂層を塗布形成するにあたり、塗布工程を行いやすくなる。
(6)基材10の厚さが、150μm以上1000μm以下であると、良好な電気絶縁性が得られる。
(6)基材10の厚さが、150μm以上1000μm以下であると、良好な電気絶縁性が得られる。
(7)バリアフィルム12が基材であると、素子領域への水蒸気の浸入が抑えられる。
(8)基材10におけるフッ素樹脂層11が形成された面と反対の面に、バリアフィルム12が積層されると、素子領域への水蒸気の浸入が抑えられる。
(8)基材10におけるフッ素樹脂層11が形成された面と反対の面に、バリアフィルム12が積層されると、素子領域への水蒸気の浸入が抑えられる。
(9)バリアフィルム12に支持基材13が積層されると、良好な電気絶縁性を得やすくなる。
(10)上記構成の場合、基材10の厚さが、10μm以上50μm以下であり、支持基材13の厚さが、150μm以上1000μm以下であると、良好な電気絶縁性が得られる。
(10)上記構成の場合、基材10の厚さが、10μm以上50μm以下であり、支持基材13の厚さが、150μm以上1000μm以下であると、良好な電気絶縁性が得られる。
(11)支持基材13が、ポリエステルであると、良好な透明性及び耐候性が得られる。
上記実施形態は、以下のように変更することができる。
上記実施形態は、以下のように変更することができる。
・フッ素樹脂層11に、フィラーが2種類以上添加されていてもよい。
・フッ素樹脂層11に、表面調整剤が2種類以上添加されていてもよい。
・保護シートの用途は太陽電池モジュールの表面部材に限られない。保護シートは、特に、屋外に設置される装置や部品等の保護シートとして好適に用いることができる。
・フッ素樹脂層11に、表面調整剤が2種類以上添加されていてもよい。
・保護シートの用途は太陽電池モジュールの表面部材に限られない。保護シートは、特に、屋外に設置される装置や部品等の保護シートとして好適に用いることができる。
1…保護シート、2…太陽電池セル、3…封止材、4…裏面保護シート、10…基材、11…フッ素樹脂層、12…バリアフィルム、13…支持基材、20…太陽電池モジュール。
Claims (14)
- 基材と、
前記基材の表面に塗布形成されたフッ素樹脂層と、を備え、
前記フッ素樹脂層は、微粒子と表面調整剤とを含み、
前記フッ素樹脂層のガラス転移温度が40℃以下であり、
前記フッ素樹脂層の厚さに対する前記微粒子の平均粒子径の比が、0.7以上1.3未満である
保護シート。 - 前記フッ素樹脂層のぬれ性が、ぬれ試薬で34未満である
請求項1に記載の保護シート。 - 前記フッ素樹脂層は、紫外線吸収剤を含む
請求項1または2に記載の保護シート。 - 前記基材は、ポリエステルからなる
請求項1〜3のいずれか一項に記載の保護シート。 - 前記基材は、ポリエチレンテレフタレートからなる
請求項1〜3のいずれか一項に記載の保護シート。 - 前記基材は、ポリエチレンナフタレートからなる
請求項1〜3のいずれか一項に記載の保護シート。 - 前記基材は、バリアフィルムである
請求項1〜6のいずれか一項に記載の保護シート。 - 前記基材の厚さが、10μm以上1000μm以下である
請求項1〜7のいずれか一項に記載の保護シート。 - 前記基材における前記フッ素樹脂層が形成された面と反対の面に積層されたバリアフィルムをさらに備える
請求項1〜6のいずれか一項に記載の保護シート。 - 前記基材の厚さが、150μm以上1000μm以下である
請求項9に記載の保護シート。 - 前記バリアフィルムに積層された支持基材をさらに備える
請求項9に記載の保護シート。 - 前記基材の厚さが、10μm以上50μm以下であり、
前記支持基材の厚さが、150μm以上1000μm以下である
請求項11に記載の保護シート。 - 前記支持基材は、ポリエステルからなる
請求項11または12に記載の保護シート。 - 表面に保護シートを備える太陽電池モジュールであって、
前記保護シートは、
基材と、
前記基材の表面に塗布形成されたフッ素樹脂層と、を備え、
前記フッ素樹脂層は、微粒子と表面調整剤とを含み、
前記フッ素樹脂層のガラス転移温度が40℃以下であり、
前記フッ素樹脂層の厚さに対する前記微粒子の平均粒子径の比が、0.7以上1.3未満である
太陽電池モジュール。
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