JP2014072411A - コンテナ型データセンタ、空調制御プログラム及び空調制御方法 - Google Patents

コンテナ型データセンタ、空調制御プログラム及び空調制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力を抑えたコンテナ型データセンタ、空調制御プログラム及び空調制御方法を提供する。
【解決手段】コンテナ11は、サーバ31及び管理サーバ32を搭載する。全体ファン121は、コンテナ11の中に外気を取り込み、取り込んだ外気をサーバ31に送る。サーバ内蔵ファン311は、サーバ31に内蔵され、サーバ31に搭載されたCPUを冷却する。ファン動作管理部321は、CPUの温度を基にサーバ内蔵ファン311及び全体ファン121の回転数を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンテナ型データセンタ、空調制御プログラム及び空調制御方法に関する。
サーバや通信機器を含む大量のハードウェアを集中的に設置し運用する施設として、データセンタがある。データセンタには、既存の建物の一部として設置されるものがある。そして、近年、クラウド化などが進み、データセンタの規模は拡大の一途をたどっている。大規模なデータセンタにおいては、さらなる省電力化が望まれている。
このような大規模なデータセンタを構築するにあたり、初期投資コストが安いコンテナ型データセンタが提案されている。コンテナ型データセンタは、データセンタ全体の規模に応じて増設が容易な可搬型のデータセンタであり、総消費電力を低減し省電力を実現するには有効な形態であることなどから、急速に普及し始めている。
このようなコンテナ型データセンタ内に設置する機器としては、ネットワーク装置、ストレージ装置及びサーバなどの電子計算機などがある。そして、データセンタ内に配置された機器には、演算装置としてのCPU(Central Processing Unit)や記憶装置としてのメモリ等といった発熱する部品を有するものがある。これらの部品の温度が上昇した場合には、空調により部品の温度を下げることが行われる。また、これにより、コンテナ内の温度も下げられる。
ここで、コンテナ型データセンタの空調方式の一つとして、チラーを使ったエアコン方式がある。しかし、エアコン方式を用いた場合、電力を使用して空気の冷却が行われる。そのため、エアコン方式では、電力の消費量が増加することが考えられる。そこで、空調の省電力化の観点から、外気冷却方式が注目されてきている。特に、外気をコンテナ型データセンタ内に取り込みその外気を用いてCPUなどの発熱した部品やコンテナ内の温度を下げる直接外気方式は、省電力化には有効な空調方式の一つである。
直接外気方式として、コンテナに取り付けられた大型の空調ファンを用いてコンテナ外から空気を吸い込み、サーバはその空気を自己が有するファンを用いて筐体内に取り込み発熱部品等の冷却を行う従来技術が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。この従来技術では、サーバを冷却するために十分な風量を発生させる空調ファンが、冗長性も考慮されて複数台設置されている。
また、データセンタの空調システムとして、サーバの稼働率からフロアファンの風量を調整する従来技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、データセンタ内の複数台のサーバの組を区画で仕切り、その区画に対して空調を行う従来技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。さらに、コンテナ内の温度に応じてコンテナのファンの回転を調整する従来技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2011−226737号公報 特開2012−48549号公報 特開2012−38100号公報
SGI(登録商標) IceCube(商標)Air 製品カタログ、日本SGI株式会社
データセンタにおけるサーバ内蔵ファンは、内部の温度や発熱部品の温度などを基準に、冷却するために適切な回転数に調整されている。これに対して、コンテナ型データセンタでは、コンテナに設けられたファンによってもサーバに向けて風が送られる。そのため、コンテナに設けられたファンによる冷却効果によっても発熱部品などの温度を下げることができる。そこで、コンテナに設けられたファンの冷却効果及びサーバ内蔵ファンの冷却効果の双方を考慮してそれぞれのファンの回転数を決定することが望ましい。しかしながら、従来の空調システムでは、サーバ内蔵ファンとコンテナに設けられたファンとはそれぞれ独立して動作していたため、効率的な冷却を行うことができず消費電力を抑えることが困難であった。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、消費電力を抑えたコンテナ型データセンタ、空調制御プログラム及び空調制御方法を提供することを目的とする。
本願の開示するコンテナ型データセンタ、空調制御プログラム及び空調制御方法は、一つの態様において、コンテナは、電子機器を搭載する。第1ファンは、該コンテナの中に外気を取り込み、取り込んだ外気を前記電子機器に送る。第2ファンは、前記電子機器に内蔵され、前記電子機器の内部を冷却する。制御部は、前記第2ファンの回転数を基に前記第1ファンの回転数を制御する。
本願の開示するコンテナ型データセンタ、空調制御プログラム及び空調制御方法の一つの態様によれば、消費電力を抑えることができるという効果を奏する。
図1は、コンテナ型データセンタの概略構成図である。 図2は、実施例1に係るコンテナ型データセンタのブロック図である。 図3は、実施例1に係るコンテナ型データセンタにおけるCPU温度に対応するサーバ内蔵ファン及び全体ファンの回転数を示す図である。 図4は、サーバ内蔵ファン及び全体ファンの回転数の遷移をグラフで表した図である。 図5は、実施例1に係るコンテナ型データセンタの昇温時における空調制御のフローチャートである。 図6は、実施例1に係るコンテナ型データセンタの降温時における空調制御のフローチャートである。 図7は、サーバ内蔵ファンの消費電力の一例を説明するための図である。 図8は、全体ファンの消費電力の一例を説明するための図である。 図9は、実施例1に係るサーバ内蔵ファンの回転数の遷移を表す図である。 図10は、サーバを独立して使用した場合のサーバ内蔵ファンの回転数の遷移を表す図である。 図11は、サーバを独立して使用した場合の省電力モデルでのサーバ内蔵ファンの回転数の遷移を表す図である。 図12は、実施例2に係るコンテナ型データセンタのブロック図である。 図13は、実施例3に係るコンテナ型データセンタのブロック図である。
以下に、本願の開示するコンテナ型データセンタ、空調制御プログラム及び空調制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示するコンテナ型データセンタ、空調制御プログラム及び空調制御方法が限定されるものではない。
図1は、コンテナ型データセンタの概略構成図である。図1では、本発明の説明に用いる部分以外の構成を省略して記載している。例えば、コールドエリアとホットエリアとを結ぶダクトなどは省略している。
コンテナ型データセンタ1は、コンテナ11の中に、ファンユニット12、ラック13、外気導入口14、排気口15、仕切板16、仕切板17及び電源盤18が配置されている。
コンテナ11は、ラック13、仕切板16及び仕切板17によって、ラック13に搭載されたサーバが吸引する冷気を収容する空間であるコールドアイル及びラック13に搭載されたサーバの排熱を収容する空間であるコールドアイルを形成する。図1では、仕切板16より右側の空間及びラック13の右側で仕切板17の下の空間がコールドアイルを形成している。また、ラック13の左側の空間及び仕切板16の左側で仕切板17の上の空間がホットアイルを形成している。
外気導入口14は、コンテナ11のコールドアイル側に外気を取り込む口である。
排気口15は、コンテナ11のホットアイルの空気を外部に排出する口である。
ファンユニット12には、全体ファン121を複数搭載している。さらに、ファンユニット12は、本実施例では、コンテナ11の中に3つ搭載されている。
全体ファン121は、回転することで、外気導入口14から外気をコンテナ11の中に吸引する。さらに、全体ファン121は、回転することで、コールドアイルの空気をラック13に向けて送風する。全体ファン121がラック13に向けて送った風により、ラック13に搭載された電子機器または情報処理装置としてのサーバの演算処理装置であるCPUや記憶装置であるメモリが冷却される。この全体ファン121が、「第1ファン」の一例にあたる。
ラック13は、例えば、サーバ、スイッチ及びストレージなどの電子機器を複数搭載している。図1では、ラック13内に格納されているため、サーバ、スイッチ及びストレージなどは図示していない。特に、本実施例では、ラック13には、各サーバの管理や全体ファン121などの管理を行う管理サーバ(以下では、「管理サーバ」という。)及び実際の処理を行うサーバ(以下では、単に「サーバ」という。)が搭載されている。
サーバにはCPUやメモリを冷却するためのサーバ内蔵ファン(不図示)が搭載されている。サーバ内蔵ファンは、回転することにより、コールドアイル側の空気を吸引し、CPUやメモリなどに向けて吸引した空気を送風することでCPUやメモリを冷却する。すなわち、CPUやメモリは、全体ファン121による送風及びサーバ内蔵ファンの双方によって冷却される。
全体ファン121及びサーバ内蔵ファンが送った空気は、CPUやメモリから熱を奪うことで暖められる。そして、暖められた空気は、コンテナ11内のホットアイル側に排出される。ホットアイル側の空気は、排気口15により外部に排出される。
電源盤18は、ラック13内のサーバやファンユニット12に電力を供給する電力系統が集合している。電源盤18は、外部から電力を取り込む。そして、電源盤18は、各電力系統を用いて、電力をサーバなどの電子機器やファンユニット12に供給する。サーバなどの電子機器やファンユニット12は、電源盤18から供給された電力を用いて動作する。
次に、図2を参照して、本実施例に係るコンテナ型データセンタ1の空調制御の処理について説明する。図2は、実施例1に係るコンテナ型データセンタのブロック図である。
図2に示すように、例えば、本実施例に係るコンテナ型データセンタ1に搭載されたラック13には、サーバ31及び管理サーバ32が配置されている。ここで、図2では、サーバ31は1台のみ記載しているが、複数台搭載されていてもよい。このサーバ31が、「電子機器」の一例にあたる。また、ラック13も、複数台あってもよい。また、コンテナ型データセンタ1が有するファンユニット12には、全体ファン121及び全体ファン制御部122が搭載されている。さらに、コンテナ型データセンタ1は、ラック13のコールドアイル側とホットアイル側との圧力差を計測する差圧センサ111を有している。
差圧センサ111は、ラック13のファンユニット12側、すなわちコールドアイル側と、排気口15側、すなわちホットアイル側との圧力差を計測する。差圧センサ111は、コールドアイル側の圧力からホットアイル側の圧力を減算して差圧を求める。ここで、差圧について説明する。ラック13の中に搭載されているサーバ31では、CPUやメモリを冷却するため、コールドアイル側の空気をホットアイル側へ送っている。このため、ラック13においては、コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力より高いことが好ましい。すなわち差圧センサ111が計測した差圧が正であることが好ましい。
サーバ31は、サーバ内蔵ファン311、サーバ内蔵ファン制御部312及びCPU温度センサ313を有している。
サーバ内蔵ファン311は、サーバ内蔵ファン制御部312から指示された回転数で回転し、コールドアイル側の空気を吸い込む。そして、サーバ内蔵ファン311は、吸い込んだコールドアイル側の空気をサーバ31に搭載されているCPU(不図示)へ向けて送る。サーバ内蔵ファン311は、最小回転数を有している。すなわち、サーバ内蔵ファン311は、サーバ31の電源がオンの場合には、最小回転数以上で回転する。このサーバ内蔵ファン311が、「第2ファン」の一例にあたる。
CPU温度センサ313は、サーバ31に搭載されているCPU温度を計測する。CPUが複数ある場合、CPU温度センサ313は、各CPUのCPU温度を計測する。そして、CPU温度センサ313は、計測結果をサーバ内蔵ファン制御部312及び後述する管理サーバ32のファン動作管理部321へ出力する。このCPU温度センサ313が、「温度センサ」の一例にあたる。
サーバ内蔵ファン制御部312は、例えば、サーバ31に内蔵された管理チップであるBMC(Base Management Controller)内のファームウェアによってその機能が実現される。サーバ内蔵ファン制御部312は、CPU温度とサーバ内蔵ファン311の回転数との対応が記載してある温度回転数対応テーブルを記憶している。温度回転数対応テーブルの一例として、以下のような基準を設けても良い。例えば、CPUの温度の許容値の上限から20℃低い温度を超えた場合、サーバ内蔵ファン311の回転数のDutyが60%とする。また、CPUの温度の許容値の上限から10℃低い温度を超えた場合、温度回転数対応テーブルでは、サーバ内蔵ファン311の回転数のDutyが80%とする。そして、CPU温度が許容値の上限に達する場合、温度回転数対応テーブルでは、サーバ内蔵ファン311は最大回転数とする。この場合、許容値の上限から20℃低い温度が「第1閾値」の一例にあたり、許容値の上限から10℃低い温度が「第2閾値」の一例にあたる。そして、Dutyが60%の回転数が「第1回転数」の一例にあたり、Dutyが80%の回転数が「第2回転数」の一例にあたる。
より具体的には、例えば、温度回転数対応テーブルは、図3のCPU温度を表す列401とサーバ内蔵ファン回転数を表す列402で構成されるテーブルである。ここで、図3は、実施例1に係るコンテナ型データセンタにおけるCPU温度に対応するサーバ内蔵ファン及び全体ファンの回転数を示す図である。図3は、CPU温度に対するサーバ内蔵ファン311及び全体ファン121の実測値の一例であるが、ここでは、温度回転数対応テーブルの登録内容の一例として説明に用いた。図3の列401及び列402の内容を有する温度回転数対応テーブルの場合、CPUの温度の許容値の上限は100℃である。
サーバ内蔵ファン制御部312は、CPU温度の計測結果の入力をCPU温度センサ313から受ける。そして、サーバ内蔵ファン制御部312は、受信したCPU温度に対応するサーバ内蔵ファン311の回転数を温度回転数対応テーブルから取得する。そして、サーバ内蔵ファン制御部312は、取得した回転数で回転するようにサーバ内蔵ファン311を制御する。また、CPUが複数ある場合には、サーバ内蔵ファン制御部312は、CPU温度センサ313から入力されたCPU温度の中で最も高い温度をCPU温度とする。
ここで、サーバ内蔵ファン制御部312が、図3の列401及び列402の内容を有する温度回転数対応テーブルを記憶している場合で説明する。例えば、CPU温度が20℃〜70℃の場合、サーバ内蔵ファン制御部312は、最小回転数である2000rpmで回転するようにサーバ内蔵ファン311を制御する。また、CPU温度が70℃以上80℃未満の場合、サーバ内蔵ファン311は、12000rpmで回転するようにサーバ内蔵ファン311を制御する。また、CPU温度が80℃以上90℃未満の場合、サーバ内蔵ファン311は、14500rpmで回転するようにサーバ内蔵ファン311を制御する。さらに、CPU温度が90℃以上に達した場合、サーバ内蔵ファン311は、15000rpmで回転するようにサーバ内蔵ファン311を制御する。以下では、サーバ内蔵ファン制御部312が、最小回転数から12000rpmで回転するようにサーバ内蔵ファン311の回転数を上げる段階を回転数上昇の1段階目という。また、サーバ内蔵ファン制御部312が、12000rpmから14500rpmで回転するようにサーバ内蔵ファン311の回転数を上げる段階を回転数上昇の2段階目という。この場合の、70℃が、「第1閾値」の一例にあたり、80℃が、「第2閾値」の一例にあたる。そして、12000rpmが「第1回転数」の一例にあたり、14500rpmが「第2回転数」の一例にあたる。
そして、サーバ内蔵ファン制御部312は、サーバ内蔵ファン311の回転数を後述する管理サーバ32のファン動作管理部321へ通知する。
管理サーバ32は、ファン動作管理部321を有している。ファン動作管理部321は、ラック13におけるコールドアイル側の圧力とホットアイル側の圧力の差圧の計測結果の入力を差圧センサ111から受ける。また、ファン動作管理部321は、サーバ31のCPU温度の入力をCPU温度センサ313から受ける。さらに、ファン動作管理部321は、サーバ内蔵ファン311の回転数の入力をサーバ内蔵ファン制御部312から受ける。
また、ファン動作管理部321は、サーバ内蔵ファン制御部312がサーバ内蔵ファン311の回転数を上昇させる温度よりも低い温度を準備閾値として記憶している。例えば、図3の列401及び列402の内容の温度回転数対応テーブルを用いてサーバ内蔵ファン311が制御される場合、ファン動作管理部321は、80℃より低い温度である60℃を準備閾値として記憶している。
また、ファン動作管理部321は、昇温時にはサーバ内蔵ファン311の回転の上昇に適切に追従するために全体ファン121を予め回転させておくための助走回転数を記憶している。同様に、ファン動作管理部321は、降温時には冷めにくいCPUの冷却を進ませるために全体ファン121を予め回転させておくための回転数として助走回転数よりも高い回転数である冷却回転数を記憶している。本実施例では、ファン動作管理部321は、助走回転数として2000rpmを記憶している。また、ファン動作管理部321は、冷却回転数として助走回転数よりも500rpm大きい2500rpmを記憶している。ここで、助走回転数及び冷却回転数の値は、サーバ内蔵ファン311の回転の上昇度合いに応じて、適切に追従できる値となるように設定されることが好ましい。
さらに、ファン動作管理部321は、昇温時に最低回転数から助走回転数へと全体ファン121の回転数を変化させるための、CPU温度変化と回転数の変化とが記載された助走用テーブルを記憶している。また、ファン動作管理部321は、降温時に冷却回転数から最低回転数へと全体ファン121の回転数を変化させるための、CPU温度変化と回転数の変化とが記載された冷却用テーブルを記憶している。
また、ファン動作管理部321は、回転数を上昇又は下降させるための昇温時用のテーブル及び降温時用のテーブルを有している。この降温時用のテーブルは、1段階目の回転数の上昇時には昇温時用のテーブルに比べてCPU温度が1℃ずれた場合の回転数の増減が大きくなっている。例えば、ファン動作管理部321は、70℃から80℃において2000回転から3500回転になるような傾きの一次関数と、80℃から90℃において3500回点から4500回点になるような傾きの一次関数とからなる関数を表すテーブルを昇温時用のテーブルとして記憶している。また、ファン動作管理部321は、70℃から80℃において2000回転から4000回転になるような傾きの一次関数と、80℃から90℃において4000回点から4500回点になるような傾きの一次関数とからなる関数を表すテーブルを降温時用のテーブルとして記憶している。
ファン動作管理部321は、ファンユニット12の電源がオンになると、全体ファン121を最小回転数で回転させるように、全体ファン制御部122に指示する。本実施例では、全体ファン121の最小回転数は1500rpmである。
その後、ファン動作管理部321は、CPU温度センサ313から受信したCPU温度が準備閾値を超えたか否かを判定する。CPU温度センサ313から受信したCPU温度が準備閾値を超えていない場合、ファン動作管理部321は、全体ファン121の回転数を最小回転数で維持するよう全体ファン制御部122に指示する。
一方、CPU温度センサ313から受信したCPU温度が準備閾値を超えている場合、ファン動作管理部321は、CPU温度が昇温時であるか降温時であるかを判定する。昇温時であれば、ファン動作管理部321は、差圧が負の場合、助走用テーブルを参照して、CPU温度1℃分の上昇させる回転数を取得する。そして、ファン動作管理部321は、全体ファン121の回転数を取得した回転数分だけ上昇させ、温度70℃において助走回転数にするように全体ファン制御部122に指示する。本実施例では、この場合、ファン動作管理部321は、全体ファン121の回転数が助走回転数である2000rpmにするように全体ファン制御部122に指示する。これに対して、降温時であれば、ファン動作管理部321は、差圧が負の場合、冷却用テーブルを参照して、CPU温度1℃分の回転数を取得する。そして、ファン動作管理部321は、全体ファン121の回転数を取得した回転数分だけ上昇させる。本実施例では、この場合、ファン動作管理部321は、全体ファン121の回転数が温度60℃において冷却回転数である2500rpmにするように全体ファン制御部122に指示する。
さらに、ファン動作管理部321は、サーバ内蔵ファン制御部312から受信したサーバ内蔵ファン311の回転数が最初の回転上昇における回転数になった場合、CPU温度が昇温時であるか降温時であるかを判定する。そして、昇温時に、ファン動作管理部321は、差圧センサ111から受信する差圧が負である場合、昇温時用のテーブルからCPU温度1℃分の上昇させる回転数を取得する。そして、ファン動作管理部321は、取得した回転数分全体ファン121の回転数が上昇するように制御することを全体ファン制御部122に指示する。また、降温時に、ファン動作管理部321は、差圧センサ111から受信する差圧が負である場合、降温時用のテーブルからCPU温度1℃分の減少させる回転数を取得する。そして、ファン動作管理部321は、取得した回転数分全体ファン121の回転数が減少するように制御することを全体ファン制御部122に指示する。
さらに、ファン動作管理部321は、サーバ内蔵ファン制御部312から受信したサーバ内蔵ファン311の回転数が2段階目の回転上昇における回転数になった場合、CPU温度が昇温時であるか降温時であるかを判定する。そして、昇温時に、ファン動作管理部321は、差圧センサ111から受信する差圧が負である場合、昇温時用のテーブルからCPU温度1℃分の上昇させる回転数を取得する。そして、ファン動作管理部321は、取得した回転数分全体ファン121の回転数が上昇するように制御することを全体ファン制御部122に指示する。また、降温時に、ファン動作管理部321は、差圧センサ111から受信する差圧が負である場合、降温時用のテーブルからCPU温度1℃分の減少させる回転数を取得する。そして、ファン動作管理部321は、取得した回転数分全体ファン121の回転数が減少するように制御することを全体ファン制御部122に指示する。
また、ファン動作管理部321は、サーバ内蔵ファン制御部312から受信したサーバ内蔵ファン311の回転数が最大回転数の場合、昇温時及び降温時ともに、全体ファン121の回転数を最大回転数に制御することを全体ファン制御部122に指示する。さらに、この状態で、ラック13におけるコールドアイルの圧力がホットアイルの圧力よりも小さい場合には、ファン動作管理部321は、サーバ内蔵ファン311の回転数を落とすようにサーバ内蔵ファン制御部312に指示する。
以上のように、ファン動作管理部321が全体ファン121の回転数を制御した場合の回転数の遷移が図3で表される。ここで、図3を参照して、サーバ内蔵ファン311及び全体ファン121の回転数の遷移を説明する。
図3に示す、列403の値が昇温時の全体ファン121の回転数を表しており、列404の値が降温時の全体ファン121の回転数を表している。
CPU温度411のようにCPU温度が50℃以上となると、助走回転数に全体ファン121の回転数を上昇させるタイミングである。この時、回転数412のように、サーバ内蔵ファン311の回転数は最低回転数である2000rpmのままである。一方、全体ファン121の回転数は、昇温時であれば、50℃以上60℃未満の間で、回転数413のように2000rpmまで上昇する。その後、70℃を越えるまで、全体ファン121の回転数は、2000rpmに維持される。このように、全体ファン121の回転数を助走回転数に上げておくことで、次の1段階目のサーバ内蔵ファン311の回転数の上昇に適切に全体ファン121の回転数が追従できる。また、降温時であれば、全体ファン121の回転数は、50℃以上70℃未満の間で回転数414のように2500rpmに維持される。このように、全体ファン121の回転数を最小回転数よりも高い回転数に維持しておくことで、冷めにくくなっているCPUの冷却を進めることができる。
70℃以上であるCPU温度421が、1段階目のサーバ内蔵ファン311の回転数の上昇のタイミングである。この時、回転数422のように、サーバ内蔵ファン311の回転数は12000rpmとなる。そして、サーバ内蔵ファン311の回転数が1段階目の回転に上昇すると、昇温時であれば、全体ファン121の回転数は、ラック13におけるコールドアイルの圧力がホットアイルの圧力よりも大きくなるように制御され、回転数423で示す3500rpmまで上昇する。逆に、降温時であれば、全体ファン121の回転数は、ラック13におけるコールドアイルの圧力がホットアイルの圧力よりも大きくなる回転数になるように制御され、80℃以上のときの回転数から回転数424で示す4000rpmまで下降する。このように、昇温時よりも降温時の全体ファン121の回転数を高くすることで、冷めにくいCPUの冷却を適切に進めることができる。
さらに、80℃以上であるCPU温度431が、2段階目のサーバ内蔵ファン311の回転数の上昇のタイミングである。この時、回転数432のように、サーバ内蔵ファン311の回転数は14500rpmとなる。そして、サーバ内蔵ファン311の回転数が1段階目の回転に上昇すると、昇温時及び降温時ともに、全体ファン121の回転数は、ラック13におけるコールドアイルの圧力がホットアイルの圧力よりも大きくなるように制御される。そして、昇温時及び降温時ともに、全体ファン121の回転数は、回転数433及び434で示す4500rpmとなる。
そして、全体温度が90℃以上の場合、サーバ内蔵ファン311の回転数は15000rpmとなる。そして、昇温時及び降温時ともに、ファン動作管理部321により、全体ファン121の回転数は4500rpmとされる。この状態で、ラック13におけるコールドアイルの圧力がホットアイルの圧力よりも小さい場合には、ファン動作管理部321は、サーバ内蔵ファン311の回転数を落とすようにサーバ内蔵ファン制御部312に指示する。このファン動作管理部321が、「制御部」の一例にあたる。
図2に戻って説明を続ける。ファンユニット12は、全体ファン121及び全体ファン制御部122を有している。
全体ファン121は、全体ファン制御部122から指示された回転数で回転し、外気導入口14(図1参照)からコンテナ11のコールドアイル側に外気を吸い込む。そして、全体ファン121は、吸い込んだ外気をサーバ31へ向けて送る。全体ファン121は、最小回転数を有している。すなわち、全体ファン121は、電源がオンの場合には、最小回転数以上で回転する。
全体ファン制御部122は、ファン動作管理部321から全体ファン121を回転させる回転数の指示を受ける。そして、全体ファン制御部122は、指示された回転数で回転するように全体ファン121を制御する。
図4は、サーバ内蔵ファン及び全体ファンの回転数の遷移をグラフで表した図である。図4は、縦軸に各ファンのDutyを表し、横軸に温度を表している。図4では、グラフ500は、サーバ内蔵ファン311の回転数の遷移を表している。また、グラフ501は、昇温時の全体ファン121の回転数の遷移を表している。また、グラフ502は、降温時の全体ファン121の回転数の遷移を表している。また、ファンのDutyは、最大回転数を100%とし、最小回転数を0%とし、最大回転数と最小回転数との間の値は最小回転数からの増加分の最大回転数に対する比率となっている。この場合、昇温時に対する降温時の回転数の加算値を昇温時の回転数に対して最大回転数と最小回転数の差の10%を加算した場合を示している。
図4に示すように、全体ファン121のDutyは、常にサーバ内蔵ファン311のDuty以上となっていることがわかる。すなわち、本実施例に係るコンテナ型データセンタ1は、全体ファン121をより多く回し、サーバ内蔵ファン311の回転をなるべく減らしている。また、本実施例に係るコンテナ型データセンタ1では、CPU温度が80℃になるまでサーバ内蔵ファン311が回転しない。サーバ31を独立させて、サーバ内蔵ファン311のみでCPUを冷却する場合は、例えば、20℃や30℃からサーバ内蔵ファン311の回転数を上昇させていた。すなわち、本実施例に係るコンテナ型データセンタ1では、従来に比べてCPU温度が高温になるまでサーバ内蔵ファン311が最小回転数で回転し続ける。
また、降温時の方が昇温時に比べて全体ファン121の回転数は高く設定されており、冷めにくいCPUの冷却を適切に進ませている。
さらに、点511に示すように助走回転数に全体ファン121の回転数を上げておくことで、点521に示すサーバ内蔵ファン311の回転上昇に対応する回転数に適切に遷移することができる。また、点522で示す回転数を下げる場合に、一旦点512に示す回転数を維持することで、CPUの冷却を適切に進ませることができる。
次に、図5を参照して、本実施例に係るコンテナ型データセンタの昇温時における空調制御の流れについて説明する。図5は、実施例1に係るコンテナ型データセンタの昇温時における空調制御のフローチャートである。実際には、上述したように、ファン動作管理部321は、全体ファン制御部122を介して全体ファン121の回転数を制御するが、ここでは、説明の便宜上、ファン動作管理部321が、全体ファン121の回転を制御するように説明する。また、図5では、1回のCPU温度の測定によるサーバ内蔵ファン311及び全体ファン121の回転数の調整を説明しているが、実際には、昇温時には、図5のフローチャートの処理が繰り返される。
ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、CPU温度が50℃未満か否かを判定する(ステップS101)。50℃未満の場合(ステップS101:肯定)、サーバ内蔵ファン制御部312は、2000rpmでサーバ内蔵ファン311を回転させる。また、ファン動作管理部321は、1500rpmで全体ファン121を回転させる(ステップS102)。その後、ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、現在のCPU温度による空調制御を終了する。
CPU温度が50℃以上の場合(ステップS101:否定)、ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、CPU温度が60℃未満か否かを判定する(ステップS103)。CPU温度が60℃未満の場合(ステップS103:肯定)、サーバ内蔵ファン制御部312は、サーバ内蔵ファン311を2000rpmで回転させる(ステップS104)。そして、ファン動作管理部321は、差圧を基に、ラック13におけるコールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも大きいか否かを判定する(ステップS105)。コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも大きい場合(ステップS105:肯定)、ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、現在のCPU温度による空調制御を終了する。これに対して、コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力以下の場合(ステップS105:否定)、ファン動作管理部321は、助走用テーブルを参照して1℃分の回転数を取得し、全体ファン121の回転数を取得した回転数分上昇させる(ステップS106)。その後、ファン動作管理部321は、ステップS105に戻る。
CPU温度が60℃以上の場合(ステップS103:否定)、ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、CPU温度が70℃未満か否かを判定する(ステップS107)。70℃未満の場合(ステップS107:肯定)、サーバ内蔵ファン制御部312は、2000rpmでサーバ内蔵ファン311を回転させる。また、ファン動作管理部321は、助走回転数である2000rpmで全体ファン121を回転させる(ステップS108)。その後、ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、現在のCPU温度による空調制御を終了する。
CPU温度が70℃以上の場合(ステップS107:否定)、サーバ内蔵ファン制御部312は、CPU温度が80℃未満か否かを判定する(ステップS109)。CPU温度が80℃未満の場合(ステップS109:肯定)、サーバ内蔵ファン制御部312は、サーバ内蔵ファン311を12000rpmで回転させる(ステップS110)。次に、ファン動作管理部321は、差圧を基に、ラック13におけるコールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも大きいか否かを判定する(ステップS111)。コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも大きい場合(ステップS111:肯定)、ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、現在のCPU温度による空調制御を終了する。これに対して、コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力以下の場合(ステップS111:否定)、ファン動作管理部321は、昇圧用のテーブルを参照して1℃分の回転数を取得し、全体ファン121の回転数を取得した回転数分上昇させる(ステップS112)。その後、ファン動作管理部321は、ステップS111に戻る。
CPU温度が80℃以上の場合(ステップS109:否定)、サーバ内蔵ファン制御部312は、CPU温度が90℃未満か否かを判定する(ステップS113)。CPU温度が90℃未満の場合(ステップS113:肯定)、サーバ内蔵ファン制御部312は、サーバ内蔵ファン311を14500rpmで回転させる(ステップS114)。次に、ファン動作管理部321は、差圧を基に、ラック13におけるコールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも大きいか否かを判定する(ステップS115)。コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも大きい場合(ステップS115:肯定)、ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、現在のCPU温度による空調制御を終了する。これに対して、コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力以下の場合(ステップS115:否定)、ファン動作管理部321は、昇圧用のテーブルを参照して1℃分の回転数を取得し、全体ファン121の回転数を取得した回転数分上昇させる(ステップS116)。その後、ファン動作管理部321は、ステップS115に戻る。
CPU温度が90℃以上の場合(ステップS113:否定)、サーバ内蔵ファン制御部312は、サーバ内蔵ファン311を15000rpmで回転させる(ステップS117)。次に、ファン動作管理部321は、全体ファン121を4500rpmで回転させる(ステップS118)。その後、ファン動作管理部321は、差圧を基に、ラック13におけるコールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも大きいか否かを判定する(ステップS119)。コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも大きい場合(ステップS119:肯定)、ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、現在のCPU温度による空調制御を終了する。これに対して、コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力以下の場合(ステップS119:否定)、ファン動作管理部321は、サーバ内蔵ファン311の回転数を100rpm下げることをサーバ内蔵ファン制御部312に指示する。サーバ内蔵ファン制御部312は、サーバ内蔵ファン311の回転数を100rpm下げる(ステップS120)。その後、ファン動作管理部321は、ステップS119に戻る。
次に、図6を参照して、本実施例に係るコンテナ型データセンタの降温時における空調制御の流れについて説明する。図6は、実施例1に係るコンテナ型データセンタの降温時における空調制御のフローチャートである。ここでも、説明の便宜上、ファン動作管理部321が、全体ファン121の回転を制御するように説明する。また、図6でも、1回のCPU温度の測定によるサーバ内蔵ファン311及び全体ファン121の回転数の調整を説明しているが、実際には、降温時には、図6のフローチャートの処理が繰り返される。
ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、CPU温度が50℃未満か否かを判定する(ステップS201)。50℃未満の場合(ステップS201:肯定)、サーバ内蔵ファン制御部312は、2000rpmでサーバ内蔵ファン311を回転させる。また、ファン動作管理部321は、1500rpmで全体ファン121を回転させる(ステップS202)。その後、ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、現在のCPU温度による空調制御を終了する。
CPU温度が50℃以上の場合(ステップS201:否定)、ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、CPU温度が60℃未満か否かを判定する(ステップS203)。CPU温度が60℃未満の場合(ステップS203:肯定)、サーバ内蔵ファン制御部312は、サーバ内蔵ファン311を2000rpmで回転させる(ステップS204)。そして、ファン動作管理部321は、差圧を基に、ラック13におけるコールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも大きいか否かを判定する(ステップS205)。コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力以下の場合(ステップS205:否定)、ファン動作管理部321は、冷却用テーブルから1℃分の回転数を取得し、全体ファン121の回転数を取得した回転数分上昇させる(ステップS206)。その後、ファン動作管理部321は、ステップS205に戻る。これに対して、コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも大きい場合(ステップS205:肯定)、ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、現在のCPU温度による空調制御を終了する。
CPU温度が60℃以上の場合(ステップS203:否定)、ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、CPU温度が70℃未満か否かを判定する(ステップS207)。70℃未満の場合(ステップS207:肯定)、サーバ内蔵ファン制御部312は、2000rpmでサーバ内蔵ファン311を回転させる。また、ファン動作管理部321は、冷却回転数である2500rpmで全体ファン121を回転させる(ステップS208)。その後、ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、現在のCPU温度による空調制御を終了する。
CPU温度が70℃以上の場合(ステップS207:否定)、サーバ内蔵ファン制御部312は、CPU温度が80℃未満か否かを判定する(ステップS209)。CPU温度が80℃未満の場合(ステップS209:肯定)、サーバ内蔵ファン制御部312は、サーバ内蔵ファン311を12000rpmで回転させる(ステップS210)。次に、ファン動作管理部321は、差圧を基に、ラック13におけるコールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも大きいか否かを判定する(ステップS211)。コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力以下の場合(ステップS211:否定)、ファン動作管理部321は、1℃分の回転数を取得し、全体ファン121の回転数を取得した回転数分上昇させる(ステップS212)。その後、ファン動作管理部321は、ステップS212に戻る。これに対して、コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも大きい場合(ステップS211:肯定)、ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、現在のCPU温度による空調制御を終了する。
CPU温度が80℃以上の場合(ステップS209:否定)、サーバ内蔵ファン制御部312は、CPU温度が90℃未満か否かを判定する(ステップS213)。CPU温度が90℃未満の場合(ステップS213:肯定)、サーバ内蔵ファン制御部312は、サーバ内蔵ファン311を14500rpmで回転させる(ステップS214)。次に、ファン動作管理部321は、差圧を基に、ラック13におけるコールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも大きいか否かを判定する(ステップS215)。コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも大きい場合(ステップS215:肯定)、ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、現在のCPU温度による空調制御を終了する。これに対して、コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力以下の場合(ステップS215:否定)、ファン動作管理部321は、1℃分の回転数を取得し、全体ファン121の回転数を取得した回転数分上昇させる(ステップS216)。その後、ファン動作管理部321は、ステップS215に戻る。
CPU温度が90℃以上の場合(ステップS213:否定)、サーバ内蔵ファン制御部312は、サーバ内蔵ファン311を15000rpmで回転させる(ステップS217)。次に、ファン動作管理部321は、全体ファン121を4500rpmで回転させる(ステップS218)。その後、ファン動作管理部321は、差圧を基に、ラック13におけるコールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも大きいか否かを判定する(ステップS219)。コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも大きい場合(ステップS219:肯定)、ファン動作管理部321及びサーバ内蔵ファン制御部312は、現在のCPU温度による空調制御を終了する。これに対して、コールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力以下の場合(ステップS219:否定)、ファン動作管理部321は、サーバ内蔵ファン311の回転数を100rpm下げることをサーバ内蔵ファン制御部312に指示する。サーバ内蔵ファン制御部312は、サーバ内蔵ファン311の回転数を100rpm下げる(ステップS220)。その後、ファン動作管理部321は、ステップS219に戻る。
図7は、サーバ内蔵ファンの消費電力の一例を説明するための図である。図8は、全体ファンの消費電力の一例を説明するための図である。
図7に示すように、サーバ内蔵ファン311は、回転数のDutyが60%を超える付近から消費電力が急増する。図7では、ラック13に搭載されたサーバ31におけるサーバ内蔵ファン311が稼動している場合の消費電力である。この時、1台のサーバ31の場合サーバ内蔵ファン311の消費電力は60%〜100%の間で平均70Wである。そこで、1つのラック13にサーバ31が40台搭載されており、そのラック13が8ラックあり、サーバ31の稼働率を50%とすると、サーバ内蔵ファン311の消費電力は、70×40×8×0.5=11.2kWとなる。
一方、図8のグラフ601〜603は、コンテナ11の中に3つのファンユニット12が搭載されているとした場合の、各ファンユニット12のそれぞれの消費電力を表している。グラフ601〜603の縦軸は、電力比を表し、横軸は時刻を表している。ここで、消費電力の電力比とは、最高回転数の場合の消費電力を1とした場合の消費電力の値である。そして、グラフ601〜603では、ある時間において全体ファン121の回転数のDutyを変更していった場合のファンユニット12の消費電力が表されている。そして、グラフ601〜603で示すように、全体ファン121が回転数のDutyが90%の場合、各ファンユニット12の消費電力は、0.82kW、0.83kW及び0.84.kWとなっている。そこで、全体ファン121が回転数のDutyが90%の場合であっても、ファンユニット12の総消費電力は、2.49kWとなる。
このように、コンテナ型データセンタ1に搭載された、サーバ31のサーバ内蔵ファン311は、ファンユニット12と比較して非常に多くの電力を消費する。そのため、サーバ内蔵ファン311の回転を抑えて、その分ファンユニット12を回転させることで、CPUを冷却された方が消費電力を抑えることができる。
ここで、図9は、実施例1に係るサーバ内蔵ファンの回転数の遷移を表す図である。また、図10は、サーバを独立して使用した場合のサーバ内蔵ファンの回転数の遷移を表す図である。さらに、図11は、サーバを独立して使用した場合の省電力モデルでのサーバ内蔵ファンの回転数の遷移を表す図である。
サーバ31を独立して使用した場合、サーバ内蔵ファン311は、周囲温度を基準に制御される。そして、省電力モデルでなければ、図10に示すように、周囲温度が30℃付近でサーバ内蔵ファン311の回転数が増加し始める。また、省電力モデルであっても、図11に示すように、周囲温度が35℃付近でサーバ内蔵ファン311の回転数が増加し始める。図10における30℃付近及び図11における35℃付近からサーバ内蔵ファン311の回転数が上昇し一定の回転数になった状態の温度が、「第2ファンが独立して電子機器の内部を冷却する場合の第2ファンが第1回転となる温度」の一例にあたる。
これに対して、本実施例に係るコンテナ型データセンタ1に配置されたサーバ31のサーバ内蔵ファン311は、図9に示すように、CPU温度が70℃付近で回転数が上昇し始める。これは、本実施例に係るコンテナ型データセンタ1では、全体ファン121が回転することでCPU温度が下げられるため、サーバ内蔵ファン311を回転させなくてもCPU温度を抑えることができるからである。
以上に説明したように、本実施例では、サーバ内蔵ファンの回転を低減させ、代わりに全体ファン121を回転させることでCPU温度を下げるので、コンテナ型データセンタの全体の消費電力を低減することができる。
また、以上では、CPU温度が70℃以上になったときにサーバ内蔵ファン311を12000rpmで回転させ、80℃以上になったときに14500rpmで回転させ、90℃以上になったときに15000rpmで回転させている。ただし、このサーバ内蔵ファン311の回転数を上昇させるタイミング及び上昇させた後の回転数は、サーバの運用に合わせて設定されることが好ましい。例えば、CPU温度が、CPUの許容温度の上限値より20%低い値になった場合に、60%のDutyで回転させ、上限値より10%低い値になった場合に、80%のDutyで回転させるなどとしてもよい。この場合も、実施例1と同様に、全体ファン121は、サーバ内蔵ファン311の回転が上昇したときに、ラック13のコールドアイル側の圧力がホットアイル側の圧力よりも高くなるように回転する。
さらに、本実施例では、サーバ内蔵ファン311の回転上昇に追従するため、昇温時に、サーバ内蔵ファン311が回転する前に全体ファン121を助走回転数で回転させたが、全体ファン121の反応速度が高いなどの場合、助走回転での回転を行わなくても良い。また、CPUの冷却が十分できるのであれば、降温時にサーバ内蔵ファン311が最小回転数になったあとに、全体ファン121の回転数を最小回転数以上に維持しておくことを行わなくてもよい。
さらに、CPUの温度が下がり易いなどの場合であれば、昇温時と降温時との間に全体ファン121の回転数に差を設けなくても良い。
図12は、実施例2に係るコンテナ型データセンタのブロック図である。本実施例に係るコンテナ型データセンタ1は、実施例1の空調制御に加えて、消費電力の監視によるサーバ内蔵ファン311及び全体ファン121の回転数の制御を行うことが実施例1と異なるものである。そこで、以下では、消費電力の監視による空調制御について主に説明する。図12において、図2と同じ符号を有する各部は、特に説明の無い限り同じ機能を有するものとする。
本実施例に係るコンテナ型データセンタ1は、実施例1の各部に加えて、電源供給部112及び消費電力監視部113を有する。また、本実施例に係るサーバ31は、ファン消費電力監視部314をさらに有している。
電源供給部112は、例えば、図1の電源盤18によって実現される。図12における点線が電源供給部112からの電力供給を表している。ただし、図12の電力供給を表す線は例示であり、電気を使用する他の各部にも、電源供給部112からの電力の供給は行われている。また、実施例1の説明において不要であったため、図2では電源供給部112を記載しなかったが、実施例1においても電源盤18から各部に電力の供給は行われている。
消費電力監視部113は、電源供給部112における全体ファン121へ電力を供給する電力系統における消費電力を監視し、全体ファン121の消費電力を測定する。そして、消費電力監視部113は、全体ファン121の消費電力をファン動作管理部321へ通知する。
ファン消費電力監視部314は、サーバ内蔵ファン311の消費電力を測定する。そして、ファン消費電力監視部314は、サーバ内蔵ファン311の消費電力をファン動作管理部321へ通知する。このファン消費電力監視部314及び消費電力監視部113が、「消費電力計測部」の一例にあたる。
ファン動作管理部321は、全体ファン121の消費電力の通知を消費電力監視部113から受ける。また、ファン動作管理部321は、サーバ内蔵ファン311の消費電力の通知をファン消費電力監視部314から受ける。
そして、ファン動作管理部321は、全体ファン121の消費電力がサーバ内蔵ファン311の消費電力を上回っているか否かを判定する。全体ファン121の消費電力がサーバ内蔵ファン311の消費電力を上回っている場合、ファン動作管理部321は、サーバ内蔵ファン311の回転数を上昇させるようにサーバ内蔵ファン制御部312に指示する。また、この時、ファン動作管理部321は、全体ファン121の回転数を下げるように全体ファン制御部122へ指示する。
以上に説明したように、本実施例に係るコンテナ型データセンタでは、サーバ内蔵ファンの消費電力の方が全体ファンの消費電力よりも小さくなった場合、サーバ内蔵ファンの回転数を上げ、全体ファンの回転数を下げる。これにより、例えサーバ内蔵ファンの消費電力の方が全体ファンの消費電力よりも小さくなったとしても、適切に消費電力を抑えることができる。
図13は、実施例3に係るコンテナ型データセンタのブロック図である。本実施例に係るコンテナ型データセンタ1は、実施例1の空調制御に加えて、外気温によりサーバ内蔵ファン311及び全体ファン121の回転数を調整することが実施例1と異なるものである。そこで、以下では、外気温に応じた空調制御について主に説明する。図13において、図2と同じ符号を有する各部は、特に説明の無い限り同じ機能を有するものとする。
外気温センサ114は、例えば、外気導入口14付近に配置される。ここで、本実施例では、コンテナ11の中に外気温センサ114が配置されるが、外気温センサ114は、外気が測定できる場所であれば、他の場所でも良く、例えば、コンテナ11の外に配置されても良い。
外気温センサ114は、外気導入口14から入ってきた外気の温度を計測する。そして、外気温センサ114は、計測した外気温をファン動作管理部321へ出力する。
ファン動作管理部321は、外気温毎に、助走温度、冷却温度、助走テーブル、冷却テーブル、昇温時用のテーブル及び降温時用のテーブルを有している。これらは、外気温が低くなるほど、全体ファン121の回転数が低くなるように生成されている。
ファン動作管理部321は、外気温の入力を外気温センサ114から受ける。そして、ファン動作管理部321は、受信した外気温に対応する助走温度、冷却温度、助走テーブル、冷却テーブル、昇温時用のテーブル及び降温時用のテーブルを取得する。そして、ファン動作管理部321は、取得した助走温度、冷却温度、助走テーブル、冷却テーブル、昇温時用のテーブル及び降温時用のテーブルを用いて全体ファン121の回転数の調整を行う。
以上に説明したように、本実施例に係るコンテナ型データセンタは、外気温に応じて全体ファンの回転数を調整する。これにより、外気温が低くそれほど全体ファンの回転数を大きくしなくてもCPUを冷却できるような場合、全体ファンの回転数を低く抑えることができ、消費電力を抑えることができる。
また、以上では、CPUの温度に応じてサーバ内蔵ファン及び全体ファンの回転数を制御する方法を説明したが、サーバに搭載されている発熱部品であればCPUに限らず、例えば、メモリの温度に応じて制御しても良い。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)電子機器を搭載したコンテナと、
該コンテナの中に外気を取り込み、取り込んだ外気を前記電子機器に送る第1ファンと、
前記電子機器に内蔵され、前記電子機器に搭載された発熱部品を冷却する第2ファンと、
前記発熱部品の温度を基に、前記第1ファン及び前記第2ファンの回転数を制御する制御部と
を備えたことを特徴とするコンテナ型データセンタ。
(付記2)前記制御部は、前記第1ファン及び前記第2ファンの回転数を複数の段階に分けて制御することを特徴とする付記1に記載のコンテナ型データセンタ。
(付記3)前記発熱部品の温度を計測する温度センサと、
前記第2ファンの吸気側と排気側との差圧を計測する差圧センサとをさらに備え、
前記第2ファンは、前記温度センサの計測温度が第1閾値以上の場合、第1回転数で回転し、前記温度センサの計測温度が第1閾値よりも高い第2閾値以上の場合、前記第1回転数よりも高い第2回転数で回転し、
前記制御部は、前記第2ファンが前記第1回転数又は前記第2回転数で回転している場合、前記差圧センサの計測結果を基に、前記吸気側の圧力が前記排気側の圧力より高くなるように前記第1ファンの回転数を制御する
ことを特徴とする付記1又は付記2に記載のコンテナ型データセンタ。
(付記4)前記第1閾値は、前記発熱部品の温度の許容値の上限から20度低い温度であり、前記第2閾値は、前記許容値の上限から10度低い温度であることを特徴とする付記3に記載のコンテナ型データセンタ。
(付記5)前記第1閾値は、前記電子機器が前記コンテナに配置されておらず前記第2ファンが独立して前記電子機器の内部を冷却する場合の前記第2ファンが前記第1回転数となる温度よりも高い温度であることを特徴とする付記3に記載のコンテナ型データセンタ。
(付記6)前記第2ファンは、前記計測温度が前記第1閾値未満の場合、最小回転数で回転しており、
前記制御部は、前記第2ファンが最小回転数の場合、前記第1ファンを最小回転数で回転させる
ことを特徴とする付記3〜5のいずれか一つに記載のコンテナ型データセンタ。
(付記7)前記制御部は、前記発熱部品の温度が上昇している場合、前記温度センサの計測温度が前記第1閾値に近づくと、前記第1ファンの回転数を最小回転数から段階的に高くしていき、前記発熱部品の温度が下降している場合、前記温度センサの計測温度が前記第1閾値未満になると、前記第1ファンの回転数を最小回転数に向けて段階的に低くしていくことを特徴とする付記3〜5のいずれか一つに記載のコンテナ型データセンタ。
(付記8)前記制御部は、前記発熱部品の温度が上昇している場合に比べて温度が下降している場合に、前記第1ファンの回転数が高くなるように制御することを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載のコンテナ型データセンタ。
(付記9)前記第1ファンの消費電力及び前記第2ファンの消費電力を計測する消費電力計測部をさらに備え、
前記制御部は、前記第1ファンの消費電力が前記第2ファンの消費電力以上の場合、前記第1ファンの回転数を下げ、前記第2ファンの回転数を上げる
ことを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載のコンテナ型データセンタ。
(付記10)外気温度を計測する外気温センサをさらに備え、
前記制御部は、前記差圧センサの計測結果に加えて、前記外気温センサによる外気温度を基に、前記第1ファンの回転数を制御する
ことを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載のコンテナ型データセンタ。
(付記11)電子機器を搭載したコンテナと、
該コンテナの中に外気を取り込み、取り込んだ外気を前記電子機器に送る第1ファンと、
前記電子機器に内蔵され、前記電子機器に搭載された発熱部品を冷却する第2ファンと
を備えたコンテナ型データセンタの空調の制御をコンピュータに実行させる空調制御プログラムであって、
前記発熱部品の温度を基に、前記第1ファン及び前記第2ファンの回転数を制御する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする空調制御プログラム。
(付記12)電子機器を搭載したコンテナと、
該コンテナの中に外気を取り込み、取り込んだ外気を前記電子機器に送る第1ファンと、
前記電子機器に内蔵され、前記電子機器に搭載された発熱部品を冷却する第2ファンと
を備えたコンテナ型データセンタの空調制御方法であって、
前記第1ファン及び前記第2ファンの回転数を制御する
ことを特徴とする空調制御方法。
1 コンテナ型データセンタ
11 コンテナ
12 ファンユニット
13 ラック
31 サーバ
32 管理サーバ
111 差圧センサ
112 電源供給部
113 消費電力監視部
114 外気温センサ
121 全体ファン
122 全体ファン制御部
311 サーバ内蔵ファン
312 サーバ内蔵ファン制御部
313 CPU温度センサ
314 ファン消費電力監視部

Claims (10)

  1. 電子機器を搭載したコンテナと、
    該コンテナの中に外気を取り込み、取り込んだ外気を前記電子機器に送る第1ファンと、
    前記電子機器に内蔵され、前記電子機器に搭載された発熱部品を冷却する第2ファンと、
    前記発熱部品の温度を基に、前記第1ファン及び前記第2ファンの回転数を制御する制御部と
    を備えたことを特徴とするコンテナ型データセンタ。
  2. 前記制御部は、前記第1ファン及び前記第2ファンの回転数を複数の段階に分けて制御することを特徴とする請求項1に記載のコンテナ型データセンタ。
  3. 前記発熱部品の温度を計測する温度センサと、
    前記第2ファンの吸気側と排気側との差圧を計測する差圧センサとをさらに備え、
    前記第2ファンは、前記温度センサの計測温度が第1閾値以上の場合、第1回転数で回転し、前記温度センサの計測温度が第1閾値よりも高い第2閾値以上の場合、前記第1回転数よりも高い第2回転数で回転し、
    前記制御部は、前記第2ファンが前記第1回転数又は前記第2回転数で回転している場合、前記差圧センサの計測結果を基に、前記吸気側の圧力が前記排気側の圧力より高くなるように前記第1ファンの回転数を制御する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンテナ型データセンタ。
  4. 前記第1閾値は、前記電子機器が前記コンテナに配置されておらず前記第2ファンが独立して前記電子機器の内部を冷却する場合の前記第2ファンが前記第1回転数となる温度よりも高い温度であることを特徴とする請求項3に記載のコンテナ型データセンタ。
  5. 前記制御部は、前記発熱部品の温度が上昇している場合、前記温度センサの計測温度が前記第1閾値に近づくと、前記第1ファンの回転数を最小回転数から段階的に高くしていき、前記発熱部品の温度が下降している場合、前記温度センサの計測温度が前記第1閾値未満になると、前記第1ファンの回転数を最小回転数に向けて段階的に低くしていくことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のコンテナ型データセンタ。
  6. 前記制御部は、前記発熱部品の温度が上昇している場合に比べて温度が下降している場合に、前記第1ファンの回転数が高くなるように制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のコンテナ型データセンタ。
  7. 前記第1ファンの消費電力及び前記第2ファンの消費電力を計測する消費電力計測部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1ファンの消費電力が前記第2ファンの消費電力以上の場合、前記第1ファンの回転数を下げ、前記第2ファンの回転数を上げる
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のコンテナ型データセンタ。
  8. 外気温度を計測する外気温センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記差圧センサの計測結果に加えて、前記外気温センサによる外気温度を基に、前記第1ファンの回転数を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のコンテナ型データセンタ。
  9. 電子機器を搭載したコンテナと、
    該コンテナの中に外気を取り込み、取り込んだ外気を前記電子機器に送る第1ファンと、
    前記電子機器に内蔵され、前記電子機器に搭載された発熱部品を冷却する第2ファンと
    を備えたコンテナ型データセンタの空調の制御をコンピュータに実行させる空調制御プログラムであって、
    前記発熱部品の温度を基に、前記第1ファン及び前記第2ファンの回転数を制御する
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする空調制御プログラム。
  10. 電子機器を搭載したコンテナと、
    該コンテナの中に外気を取り込み、取り込んだ外気を前記電子機器に送る第1ファンと、
    前記電子機器に内蔵され、前記電子機器に搭載された発熱部品を冷却する第2ファンと
    を備えたコンテナ型データセンタの空調制御方法であって、
    前記発熱部品の温度を基に、前記第1ファン及び前記第2ファンの回転数を制御する
    ことを特徴とする空調制御方法。
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