JP2015161451A - データセンタ、データセンタの制御方法及び制御プログラム - Google Patents

データセンタ、データセンタの制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 情報処理装置を適切に冷却しつつ、消費電力を低減することが可能なデータセンタ等の提供。
【解決手段】 データセンタは、ファンをそれぞれ内蔵する複数の情報処理装置と、前記複数の情報処理装置のそれぞれの所定部の温度が所定温度になるように前記ファンのそれぞれを制御するファン制御装置と、前記複数の情報処理装置に対して風を供給する冷却ファンと、冷気を生成する冷却器とを備える冷却装置と、前記冷却装置の風量を所定量変化させたときの前記冷却装置における消費電力の変化量と前記複数の情報処理装置における消費電力の変化量との比較結果に基づいて、前記冷却装置の風量を制御する冷却装置制御装置とを含む。
【選択図】 図4

Description

本開示は、データセンタ、データセンタの制御方法及び制御プログラムに関する。
従来から、電子機器収容用ラックと、ラックが設置されている室内に設置され、該室内の温度を制御する主空調機と、ラック内に設けられ、排気用ファンへの電源供給を制御する制御回路とを有する空気調和システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。制御回路は、排気用ファンの動作情報、又は、ラックに収容された電子機器の消費電力に関する情報を主空調機に送出し、主空調機は受信した情報に基づいて出力を制御する。
特開2004-286365号公報
ところで、データセンタにおいては、情報処理装置の内蔵ファン及び冷却装置により情報処理装置を適切に冷却しつつ、情報処理装置及び冷却装置の各消費電力を足し合わせた消費電力(データセンタの消費電力)を低減することが有用となる。
そこで、開示の技術は、情報処理装置を適切に冷却しつつ、消費電力を低減することが可能なデータセンタ等の提供を目的とする。
本開示の一局面によれば、ファンをそれぞれ内蔵する複数の情報処理装置と、
前記複数の情報処理装置のそれぞれの所定部の温度が所定温度になるように前記ファンのそれぞれを制御するファン制御装置と、
前記複数の情報処理装置に対して風を供給する冷却ファンと、冷気を生成する冷却器とを備える冷却装置と、
前記冷却装置の風量を所定量変化させたときの前記冷却装置における消費電力の変化量と前記複数の情報処理装置における消費電力の変化量との比較結果に基づいて、前記冷却装置の風量を制御する冷却装置制御装置とを含む、データセンタが提供される。
本開示の技術によれば、情報処理装置を適切に冷却しつつ、総消費電力を低減することが可能なデータセンタ等が得られる。
コンテナ型データセンタの一例を概略的に示す斜視図。 モジュラー型データセンタの一例を概略的に上面視で示す図。 サーバの一例を示す上面図。 データセンタの制御系の一例を示す図。 サーバのファン制御装置により実行される処理の一例を示すフローチャート。 目標CPU温度の設定方法の一例の説明図。 空調ファンの風量とサーバ内の各部品の温度との関係を示す図(その1)。 空調ファンの風量とサーバ内の各部品の温度との関係を示す図(その2)。 環境温度とサーバ内蔵ファンのデューティとの関係を示す図。 空調ファンの風量と空調機消費電力との関係を示す図。 管理マネージャにより実行される処理の一例を示すフローチャート。 管理マネージャにより実行される処理の他の一例を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、コンテナ型データセンタの一例を概略的に示す斜視図である。コンテナ型データセンタ1は、コンテナ2を含み、コンテナ2には、外気の吸気口20と、排気口22とが形成される。吸気口20及び排気口22の各位置は任意であるが、図1に示す例では、コンテナ2における互いに対向する側面に形成される。コンテナ2には、他の吸気口21が形成されてもよい。
コンテナ2内には、ラック30、及び、冷却装置40が配置される。ラック30には、サーバ(情報処理装置の一例)50が収容される。ラック30は、典型的には、1つのコンテナ2に対して複数個設けられる。また、サーバ50は、1つのラック30に対して複数個設けられる。
冷却装置40は、冷気を生成する冷却器42と、コンテナファン(冷却ファンの一例)44とを含む。冷却器42による冷気の生成原理は任意であり、例えば気化式であってよい。冷却器42及びコンテナファン44の各数は、任意である。冷却装置40は、例えば図1に示すように、コンテナ2内におけるラック30よりも吸気口20に近い側に配置される。コンテナファン44は、作動時、図1にて矢印P1に示すように、吸気口20を介して外気をコンテナ2内に導入する。このようにして導入された外気は、冷却器42により冷却される。冷却器42により冷却された外気は、コンテナファン44の作用により、図1にて矢印P2に示すように、ラック30へと流れる。これにより、ラック30内に収容された各サーバ50が冷却される。各サーバ50の冷却に供された外気は、コンテナファン44の作用により、図1にて矢印P3に示すように、排気口22を介してコンテナ2外へと排出される。このようにして、ラック30内に収容された各サーバ50の冷却が実現される。尚、冷却装置40により生成される全体としての風量は、コンテナファン44の回転数(駆動デューティ)によって決まる。
尚、図1に示すコンテナ型データセンタ1は、あくまで一例であり、冷却装置40やラック30の位置等は任意である。
図2は、モジュラー型データセンタの一例を概略的に上面視で示す図である。図2には、モジュラー型データセンタ内における空気の流れが模式的に矢印で示されている。
モジュラー型データセンタ1Aは、ラック30と、冷却装置40Bとを含む。ラック30には、同様に、サーバ(図示せず)が収容される。
冷却装置40Bは、冷却器42B(図4参照)と、空調ファン44B(冷却ファンの一例、図4参照)とを備える空調機の形態であり、冷却装置40と同様、冷気を含む風をラック30に送ることができる。例えば、冷却器42Bは、冷気を生成するためのコンプレッサを含む。図2に示す例は、8ラック単位のモジュラー型データセンタ1Aであり、冷却装置40Bは、4つのラック30に対して1つ設定されている。但し、冷却装置40B及びラック30の各数や配置態様は任意である。
モジュラー型データセンタ1Aは、ラック30の各列間に、コールドアイル62とホットアイル64とを交互に含む。図2に示す例では、第1のラック列301と第2のラック列302との間にコールドアイル62が形成され、第2のラック列302と第3のラック列303との間にホットアイル64が形成されている。コールドアイル62には、図2にて矢印で模式的に示すように、第1のラック列301内の冷却装置40Bから冷気が送られると共に、第2のラック列302内の冷却装置40Bから冷気が送られる。コールドアイル62内の空気は、第1のラック列301及び第2のラック列302内の各サーバの冷却に利用される。ホットアイル64には、図2にて矢印で模式的に示すように、第2のラック列302内のサーバの冷却に供された空気が送られると共に、第3のラック列303内のサーバの冷却に供された空気が送られる。尚、ホットアイル64内の空気は、モジュラー型データセンタ1Aの外部へと排出されてもよい。
図3は、サーバ50の一例を示す上面図である。図3には、内部構成が分かるように、ケースを開けた状態でサーバ50が示されている。図3では、1つのサーバ50について代表的に示しているが、他のサーバ50についても同様であってよい。
サーバ50は、CPU52と、サーバ内蔵ファン54と、PDU(Power Distribution Unit)56と、環境温度センサ59とを含む。
CPU52は、CPU52の温度(以下、「CPU温度」という)を測定するCPU温度センサ58(図4参照)を内蔵する。図3に示す例では、1つのサーバ50に対してCPU52は2個実装されているが、CPU52の数は任意である。サーバ内蔵ファン54は、サーバ50内の電子部品(例えば、CPU52、PDU56等)の冷却のために設けられる。
サーバ内蔵ファン54は、典型的には、図3に示すように、複数個設けられる。サーバ内蔵ファン54は、サーバ50内の任意の位置に設けられてよい。
PDU56は、サーバ50内の各種負荷(CPU52、サーバ内蔵ファン54等)の電源として機能する。PDU56は、サーバ50の消費電力(以下、「サーバ消費電力」ともいう)を計測する消費電力計57(図4参照)を内蔵する。消費電力計57は、PDU56からの各種負荷への供給電流を検出する電流センサと、供給電圧を検出する電圧センサとを含んでよい。この場合、サーバ消費電力は、電流値と電圧値の積に基づいて算出される。
環境温度センサ59は、環境温度を測定する。環境温度センサ59は、サーバ50における吸気側に配置されてよい。
図4は、データセンタの制御系の一例を示す図である。以下では、一例として、データセンタは、図2に示したモジュラー型データセンタ1Aであるとする。コンテナ型データセンタ1の場合は、以下の説明において、「冷却装置40B」を「冷却装置40」に読み替え、「冷却器42B」を「冷却器42」に読み替え、「空調ファン44B」を「コンテナファン44」に読み替えればよい。
モジュラー型データセンタ1Aの制御系は、図4に示すように、管理マネージャ(冷却装置制御装置の一例)100と、サーバ50内のファン制御装置56と、冷却装置40B内の空調制御装置46とを含む。
ファン制御装置56は、図4に示すように、モジュラー型データセンタ1A内の複数のサーバ50のそれぞれに設けられる。但し、ファン制御装置56は、モジュラー型データセンタ1A内の複数のサーバ50に対して共通に1つだけ設けられてもよい。
空調制御装置46は、図4に示すように、モジュラー型データセンタ1A内の複数の冷却装置40Bのそれぞれに設けられる。但し、空調制御装置46は、モジュラー型データセンタ1A内の複数の冷却装置40Bに対して共通に1つだけ設けられてもよい。
管理マネージャ100は、コンピューターにより実現されてよい。管理マネージャ100は、モジュラー型データセンタ1A内に配置されてもよいし、モジュラー型データセンタ1A外に配置されてもよい。
管理マネージャ100は、例えば、図4に示すように、制御部101、主記憶部102、補助記憶部103、ドライブ装置104、ネットワークI/F部106、入力部107を含む。制御部101は、主記憶部102や補助記憶部103に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力部107や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、記憶装置などに出力する。主記憶部102は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などであり、制御部101が実行する基本ソフトウェアであるOSやアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。補助記憶部103は、HDD(Hard Disk Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。ドライブ装置104は、記録媒体105、例えばフレキシブルディスクからプログラムを読み出し、記憶装置にインストールする。記録媒体105は、所定のプログラムを格納する。この記録媒体105に格納されたプログラムは、ドライブ装置104を介して管理マネージャ100にインストールされる。インストールされた所定のプログラムは、管理マネージャ100により実行可能となる。ネットワークI/F部106は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器(例えば、サーバ50等)と管理マネージャ100とのインターフェースである。入力部107は、カーソルキー、数字入力及び各種機能キー等を備えたキーボード、マウスやスライスパット等を有する。尚、図4に示す例において、以下で説明する図11等に示す処理は、プログラムを管理マネージャ100に実行させることで実現することができる。また、プログラムを記録媒体105に記録し、このプログラムが記録された記録媒体105を管理マネージャ100に読み取らせて、以下で説明する図11等に示す処理を実現させることも可能である。なお、記録媒体105は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。なお、記録媒体105には、搬送波は含まれない。
管理マネージャ100は、各サーバ50と例えばIPMI(Intelligent Platform Management Interface)に基づいて通信可能である。管理マネージャ100は、各サーバ50から消費電力を表す情報(以下、「サーバ消費電力情報」という)等を取得する。また、管理マネージャ100は、各サーバ50に目標CPU温度を通知してもよい。
管理マネージャ100は、各冷却装置40Bと例えばTCP(Transmission Control Protocol)に基づいて通信可能である。管理マネージャ100は、各冷却装置40Bから消費電力(以下、「空調機消費電力」ともいう)を表す情報(以下、「空調機消費電力情報」という)等を取得する。各冷却装置40Bは、消費電力計48を備える。消費電力計48は、冷却装置40Bにより消費される消費電力を計測する。消費電力計48は、冷却装置40B内の各種負荷(空調ファン44B、冷却器42B等)への供給電流を検出する電流センサと、供給電圧を検出する電圧センサとを含んでよい。この場合、空調機消費電力は、電流値と電圧値の積に基づいて算出される。また、管理マネージャ100は、各冷却装置40Bに空調ファン44Bの制御目標値を通知する。制御目標値は、風量に関連する任意の物理量に関する目標値であってよく、例えば風量自体であってもよいし、ファン回転数、デューティ等に関する目標値であってよい。
図5は、サーバ50のファン制御装置56により実行される処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、1つのサーバ50における処理について説明するが、他のサーバ50の処理についても同様であってよい。図5に示す処理は、例えば、サーバ50の電源オン時に起動され、その後、所定周期毎に繰り返し実行される。
ステップ500では、目標CPU温度を管理マネージャ100から受信する。目標CPU温度は、CPU温度の許容上限値以下の温度範囲内で設定される。目標CPU温度の設定方法の例については後述する。
ステップ502では、CPU温度センサ58の検出結果に基づくCPU温度と目標CPU温度との間の偏差に応じて、目標CPU温度が実現されるように各サーバ内蔵ファン54の制御目標値を決定し、各サーバ内蔵ファン54を制御する。制御目標値は、各サーバ内蔵ファン54間で異なる値であってもよいが、典型的には、各サーバ内蔵ファン54間で同一である。このようにして、CPU温度と目標CPU温度との間の偏差に応じて各サーバ内蔵ファン54がフィードバック制御される。フィードバック制御の態様は、任意であり、例えばPI(Proportional Integral)制御であってもよいし、PID(Proportional Integral Derivative)制御、モデル制御等であってよい。サーバ内蔵ファン54の制御目標値は、風量に関連する任意の物理量に関する目標値であってよく、例えば風量自体であってもよいし、ファン回転数、デューティ等に関する目標値であってよい。
尚、ステップ502において、サーバ50がアイドル状態である場合等、サーバ内蔵ファン54の風量を最小にしても、CPU温度が目標CPU温度よりも小さくなる場合がある。この場合は、ファン制御装置56は、サーバ内蔵ファン54の風量が最小値(例えば0)になるようにサーバ内蔵ファン54の目標値を決定することになる。
ステップ504では、消費電力計57の検出結果に基づいて、現在のサーバ50の消費電力を表すサーバ消費電力情報を生成し、管理マネージャ100に送信する。尚、図5に示す例では、サーバ消費電力情報は、所定周期毎に管理マネージャ100に送信されるが、複数の周期毎に管理マネージャ100に送信されてもよいし、管理マネージャ100からの要求に応じて管理マネージャ100に送信されてもよい。
ステップ502及びステップ504の各処理は、サーバ50の電源がオン状態である間、所定周期毎に繰り返される。
尚、図5に示すのステップ502の処理に関して、サーバ50内にCPU52が複数個存在する場合は、各サーバ内蔵ファン54は、各CPU温度が目標CPU温度になるように制御されてよい。目標CPU温度は、CPU52毎に異なってもよいし(図6を参照して後述)、同一であってもよい。或いは、各サーバ内蔵ファン54は、各CPU温度のうちの最も高いCPU温度が目標CPU温度になるように制御されてよい。
図6は、目標CPU温度の設定方法の一例の説明図である。図6において、(A)は、1つのサーバ50におけるCPU52のCPU温度とCPU52の消費電力(CPU消費電力)との関係を示す図であり、(B)は、CPU温度とサーバ内蔵ファン54の消費電力(ファン消費電力)との関係を示す図である。また、(C)は、CPU温度とサーバ消費電力との関係を示す図である。
CPU52は、負荷をかけると電力を消費するが、CPU温度が高温になると、CPU52の回路にはリーク電流が生じる。リーク電流とCPU温度の関係は、CPU52の回路とCPU52の種類によって決まり、リーク電流はCPU温度に比例する。従って、CPU消費電力は、図6(A)に示すように、CPU温度の増加と共に線形的に増加する。
一方、サーバ内蔵ファン54の回転数とサーバ内蔵ファン54の消費電力の関係は、サーバ内蔵ファン54の回転数が増加するにつれ、内蔵ファン54の消費電力が指数関数的に増加する。また、サーバ内蔵ファン54の回転数を下げていくと,CPU52を冷却するための風量が少なくなるため、CPU温度が上昇していく。従って、CPU温度とファン消費電力の関係は、図6(B)に示すように、指数関数の関係となる。
ここで、簡易的に、CPU消費電力とファン消費電力の合計をサーバ消費電力であるとすると、サーバ消費電力とCPU温度との関係は、図6(C)のようになる。即ち、図6(C)に示す曲線は、図6(A)に示す曲線と図6(B)に示す曲線の和に対応する。図6(C)に示すように、サーバ消費電力は、特定のCPU温度Ttにて極小値となる。従って、このCPU温度Ttを目標CPU温度として設定することとしてよい。これにより、サーバ50単位でサーバ消費電力が最小となるような制御を実現することができる。
尚、図6に示す特性は、1つのCPU52の特性、及び、1つのサーバ内蔵ファン54の特性に関する。実際には、サーバ50は、上述の如く、複数のCPU52及び複数のサーバ内蔵ファン54を含みうるので、その場合、各特性を足し合わせることで、図6(C)に示すようなサーバ消費電力とCPU温度の関係が得られる。この場合も、同様に極小値が現れるので、その極小値を目標CPU温度として設定すればよい。
尚、上述の極小値となるCPU温度Ttは、設計段階で試験等により既知となる。しかしながら、サーバ50の固体差や経年的な特性変化を考慮して、極小値となるCPU温度Ttは、サーバ50毎に導出されてよく、及び/又は、定期的に更新されてよい。例えば、設計段階で得られたCPU温度Ttに対して±3℃以内で目標CPU温度を変化させ、各目標CPU温度におけるサーバ消費電力を比較し、サーバ消費電力が最小となるときの目標CPU温度を使用すればよい。この場合、CPU52毎に目標CPU温度が異なりうる。また、上述の極小値となるCPU温度Ttは、環境温度に応じて異なるので、環境温度に応じて予め導出されてよい。この場合、図5のステップ500では、環境温度に応じた目標CPU温度が管理マネージャ100から受信されることになる。
図7は、空調ファン44Bの風量とサーバ50内の各部品の温度との関係を示す図である。図7において、(A)は、サーバ内蔵ファン54が40%のデューティで駆動されている場合を示し、(B)は、サーバ内蔵ファン54が60%のデューティで駆動されている場合を示す。また、(C)は、サーバ内蔵ファン54が80%のデューティで駆動されている場合を示す。測定された各部品の温度は、2つのCPU52のそれぞれの温度、及び、システムボードの温度である。
図7に示すように、CPU温度及びシステムボードの温度は、空調ファン44Bの風量が増加すると低下することが分かる。また、温度低下幅は、サーバ内蔵ファン54のデューティが小さいほど(回転数が低いほど)大きくなることが分かる。
図8は、空調ファン44Bの風量とサーバ50内の各部品の温度との関係を示す図である。図8において、(A)は、環境温度が25度の場合を示し、(B)は、環境温度が30度の場合を示す。また、図8は、サーバ内蔵ファン54が60%のデューティで駆動されているときの上記関係を示す。尚、図7は、環境温度が18度の場合のデータであり、図7(B)は、図8(A)及び図8(B)と環境温度違いのデータとなる。
図8に示すように、サーバ内蔵ファン54が100%以下の60%のデューティで駆動されているときでも、空調ファン44Bの風量が増加することで、CPU温度の許容上限値T未満にCPU温度を抑えることができることが分かる。
図9は、環境温度とサーバ内蔵ファン54のデューティとの関係を示す図である。図9には、空調ファン44Bの風量が2500m/hの場合と、6000m/hの場合と、10000m/hの場合の3通りについて示されている。図9は、CPU52の負荷率を100%として、CPU温度が許容上限値T(ここでは89度)以下になるときの上記関係を示す。
図9に示すように、例えば、環境温度18度では、空調ファン44Bの風量が2500m/hや6000m/hの場合にはサーバ内蔵ファン54のデューティは約60%となる。他方、環境温度18度では、空調ファン44Bの風量が10000m/hの場合にはサーバ内蔵ファン54のデューティは約40%となる。これから、空調ファン44Bの風量を増加することで、CPU温度を許容上限値T以下に維持しつつ、サーバ内蔵ファン54のデューティを低減することが可能であることが分かる。
同様に、例えば、環境温度30度では、空調ファン44Bの風量が2500m/hの場合にはサーバ内蔵ファン54のデューティは約80%となる。他方、環境温度30度では、空調ファン44Bの風量が10000m/hや6000m/hの場合にはサーバ内蔵ファン54のデューティは約60%となる。これから、空調ファン44Bの風量を増加することで、CPU温度を許容上限値T以下に維持しつつ、サーバ内蔵ファン54のデューティを低減することが可能であることが分かる。
図10は、空調ファン44Bの風量と冷却装置40Bの消費電力(空調機消費電力)との関係を示す図である。図10においては、環境温度が18度の場合と、環境温度が25度の場合と、環境温度が30度の場合の3通りについて示されている。
図10に示すように、空調機消費電力は、空調ファン44Bの風量が増加するにつれて増加することが分かる。尚、図10に示す例では、最大消費電力と最小消費電力との差分は、約2kWとなっている。
図7乃至図10に示すように、空調ファン44Bの風量を増加することで、CPU温度を許容上限値T以下に維持しつつ、サーバ内蔵ファン54のデューティを低減することが可能である。これは、空調ファン44Bの風量を増加することで、CPU温度を目標CPU温度に維持しつつ、サーバ内蔵ファン54のデューティを低減することが可能であることを意味する。このとき、空調ファン44Bの風量の増加に起因した空調機消費電力の増分よりも、空調ファン44Bの風量の増加によるサーバ消費電力の低減分の合計が大きければ、モジュラー型データセンタ1A全体として消費電力を低減することができる。以下、このような知見に基づいて実行される管理マネージャ100の処理について説明する。
図11は、管理マネージャ100により実行される処理の一例を示すフローチャートである。図11に示す処理は、例えば、モジュラー型データセンタ1Aの稼動開始時に起動され、その後の稼働中に、所定周期毎に繰り返し実行される。尚、以下の処理は、モジュラー型データセンタ1A内の複数の冷却装置40Bに対して一括して実行される処理である。即ち、複数の冷却装置40Bは、各冷却装置40B内の空調ファン44Bの風量が同一になるように制御されるものとする。
ステップ1100では、モジュラー型データセンタ1A内の各冷却装置40Bの制御目標値(例えば、目標風量)を所定の初期値に設定する。ここでは、所定の初期値は、空調ファン44Bの消費電力が略最小となるときの最小風量である。例えば、図10に示したように、例えば環境温度が30度のときは、空調ファン44Bの風量が約4000m/hまでは空調ファン44Bの消費電力は略最小値となる。従って、この場合、所定の初期値は、4000m/hに設定される。尚、図10からも分かるように、所定の初期値は、環境温度に応じて可変されてもよい。或いは、簡易的に、所定の初期値は、2500m/hといった固定値であってもよい。
ステップ1102では、空調機消費電力情報をモジュラー型データセンタ1A内の各冷却装置40Bからそれぞれ取得する。
ステップ1104では、サーバ消費電力情報をモジュラー型データセンタ1A内の各サーバ50からそれぞれ取得する。
ステップ1106では、上記ステップ1102及びステップ1104で取得した各情報に基づいて、現在のモジュラー型データセンタ1Aの消費電力を算出する。モジュラー型データセンタ1Aの消費電力は、空調機消費電力とサーバ消費電力の合計として算出されてよい。
ステップ1108では、モジュラー型データセンタ1A内の各冷却装置40Bの制御目標値を所定量ΔV増加する。所定量ΔVは、小さいほど精度良く最適値(モジュラー型データセンタ1Aの消費電力が極小値となる各冷却装置40Bの制御目標値)を求めることができる反面、処理負荷が高くなる。従って、所定量ΔVは、必要とされる精度と処理負荷との関係で適宜決定されてよい。所定量ΔVは、例えば500m/hであってよい。このようにして変更された制御目標値は、各冷却装置40Bに送信される。これを受けて、各冷却装置40Bの空調制御装置46は、変更された制御目標値が実現されるように、対応する空調ファン44Bを制御する。尚、この制御態様は、任意であるが、サーバ内蔵ファン54と同様のフィードバック制御等であってよい。
ここで、ステップ1108の処理が実行されると、各冷却装置40Bの空調ファン44Bの風量が増加するので、モジュラー型データセンタ1A内の各サーバ内蔵ファン54のデューティが低減される傾向となる。即ち、図7等に示したように、冷却装置40Bの空調ファン44Bの風量が増加すると、CPU温度が低下する傾向となるので、その分だけ、各サーバ内蔵ファン54の風量が低下する傾向となる。このような各サーバ内蔵ファン54の風量の低減は、図5に示した処理により実現されることになる。即ち、各サーバ内蔵ファン54は、CPU温度が目標CPU温度となるようにフィードバック制御されているので、CPU温度が空調ファン44Bの風量増加に起因して低下傾向となると、各サーバ内蔵ファン54の風量が低下傾向となる。尚、実際には、各冷却装置40Bの空調ファン44Bの風量が増加しても、モジュラー型データセンタ1A内の各サーバ内蔵ファン54のデューティが低減されない場合もありうる。これは、例えば環境温度及び/又は負荷率が高く、空調ファン44Bの風量を増加してもCPU温度が有意に低下しない場合等がありうるためである。
ステップ1110では、上記ステップ1108による空調ファン44Bの風量増加後の空調機消費電力情報をモジュラー型データセンタ1A内の各冷却装置40Bからそれぞれ取得する。
ステップ1112では、上記ステップ1108による空調ファン44Bの風量増加後のサーバ消費電力情報をモジュラー型データセンタ1A内の各サーバ50からそれぞれ取得する。
ステップ1114では、上記ステップ1110で取得した空調機消費電力情報(今回値と前回値との差)に基づいて、上記ステップ1108による空調ファン44Bの風量増加に起因した空調機消費電力の増加量ΔWf2を算出する。尚、増加量ΔWf2は、各冷却装置40Bにおいて同一であると仮定して、特定の1つの冷却装置40Bに対する増加量ΔWf2のみを算出してもよい。この場合、空調機消費電力情報の取得は、当該特定の1つの冷却装置40Bから得られればよい。
ステップ1116では、上記ステップ1112で取得したサーバ消費電力情報(今回値と前回値との差)に基づいて、上記ステップ1108による空調ファン44Bの風量増加に起因したサーバ消費電力の減少量ΔWf1を算出する。減少量ΔWf1は、好ましくは、各サーバ50毎に算出される。
ステップ1118では、各サーバ50におけるサーバ消費電力の減少量ΔWf1の合計(=ΔWf1total)が、各冷却装置40Bの空調機消費電力の増加量ΔWf2の合計(=ΔWf2total)よりも大きいか否かを判定する。ΔWf1totalがΔWf2totalよりも大きい場合は、ステップ1108に戻り、ステップ1108からの処理を繰り返す。他方、ΔWf1totalがΔWf2total以下である場合は、ステップ1120に進む。
このようにして、ΔWf1totalがΔWf2total以下となるまで、空調ファン44Bの風量が所定量ΔVずつ増加されていく。ΔWf1totalがΔWf2totalよりも大きいことは、空調ファン44Bの風量の増加によりモジュラー型データセンタ1Aの消費電力が低減されたことを意味する。従って、空調ファン44Bの風量を所定量ΔV増加していきながら、モジュラー型データセンタ1Aの消費電力が極小値となるときの最適値(空調ファン44Bの風量の最適値)が探索されていることになる。
ステップ1120では、モジュラー型データセンタ1A内の各冷却装置40Bの制御目標値を所定量ΔV減少する。即ち、上記ステップ1108の処理をキャンセルする。これは、ΔWf1totalがΔWf2total以下となることは、空調ファン44Bの風量の増加前がモジュラー型データセンタ1Aの消費電力が極小値であったことを意味するためである。これにより、モジュラー型データセンタ1Aの消費電力が極小値となる状態に戻すことができる。
ステップ1122では、モジュラー型データセンタ1A内のサーバ稼動数に変化があったか否かを判定する。サーバ稼動数は、所定負荷率以上で稼動しているサーバ50の数であってもよい。サーバ稼動数が変化すると、モジュラー型データセンタ1Aの消費電力が極小値となるときの空調ファン44Bの風量が変化しうるためである。モジュラー型データセンタ1A内のサーバ稼動数に変化があった場合には、再び最適値を探索すべく、ステップ1100に戻り、ステップ1100からの処理を行う。他方、サーバ稼動数に変化がない場合は、空調ファン44Bの風量を変化させず、現状を維持する。
図11に示す処理によれば、各冷却装置40Bの空調ファン44Bの制御目標値を増加させながら、モジュラー型データセンタ1Aの消費電力が極小値となる制御目標値を求めることができる。これにより、モジュラー型データセンタ1Aの消費電力が極小値となるように、各冷却装置40Bの空調ファン44Bの風量を設定することができる。この結果、CPU温度を適切な温度(本例の場合、目標CPU温度)に維持しつつ、モジュラー型データセンタ1Aの消費電力を低減することが可能となる。
尚、図11に示す処理は、前提として、図5に示した処理によりCPU温度が目標CPU温度又はそれ以下となるように正常に制御されている状況下で実行される。従って、例えば、各サーバ内蔵ファン54のデューティが100%となっている状態でCPU温度が目標CPU温度を有意に超えてしまう場合は、図11に示す処理は中断されてよい。換言すると、サーバ50のファン制御装置56は、各サーバ内蔵ファン54のデューティを100%にしてもCPU温度が目標CPU温度を有意に越える場合は、管理マネージャ100に空調ファン44Bの風量の増加を要求してよい。この場合、管理マネージャ100は、図11に示す処理を中断し、各冷却装置40Bの空調ファン44Bの制御目標値を直ちに増加することとしてよい。或いは、図11に示す処理の中断は、各サーバ内蔵ファン54のデューティが100%となっている状態でCPU温度が許容上限値T(図8(B)参照)に対して所定マージン以下になった場合に実行されてもよい。即ち、ファン制御装置56は、各サーバ内蔵ファン54のデューティを100%にしてもCPU温度が許容上限値Tに対して所定マージン以下になった場合は、管理マネージャ100に空調ファン44Bの風量の増加を要求してよい。この場合、同様に、管理マネージャ100は、図11に示す処理を中断し、各冷却装置40Bの空調ファン44Bの制御目標値を直ちに増加することとしてよい。
尚、図11に示す例では、ステップ1118の処理において、上述の如く、空調ファン44Bの風量増加後のサーバ消費電力の減少量ΔWf1の合計と、空調ファン44Bの風量増加後の空調機消費電力の増加量ΔWf2の合計とを比較している。しかしながら、等価的に、ステップ1118の処理において、空調ファン44Bの風量増加前のモジュラー型データセンタ1Aの消費電力と、空調ファン44Bの風量増加後のモジュラー型データセンタ1Aの消費電力とを比較してもよい。この場合、空調ファン44Bの風量増加後のモジュラー型データセンタ1Aの消費電力が風量増加前の同消費電力よりも小さい場合は、ステップ1108の処理に戻り、それ以外の場合は、ステップ1120に進むこととしてよい。
また、図11に示す例では、ステップ1122において、上述の如く、サーバ稼動数の変化を判定し、サーバ稼動数の変化があった場合に、ステップ1100に戻ることとしている。しかしながら、他の条件でステップ1100に戻ることとしてもよい。例えば、ステップ1120の処理を行ってから所定時間(例えば、5分)経過した場合に、ステップ1100に戻ることとしてもよい。或いは、ステップ1120の処理後、モジュラー型データセンタ1Aの消費電力が極小値となるときの最適値に変動を引き起こす他の変化(例えば、環境温度の有意な変化等)が発生した場合に、ステップ1100に戻ることとしてもよい。
また、図11に示す処理は、特にサーバ50の稼動数が多いときに好適となる。これは、サーバ50の稼動数が多いほど、各冷却装置40Bの風量増加時における各サーバ50におけるサーバ消費電力の減少量ΔWf1の合計(=ΔWf1total)が大きくなる傾向があるためである。従って、図11に示す処理は、サーバ稼動数が所定数以上であるときに実行されることとしてもよい。
図12は、管理マネージャ100により実行される処理の他の一例を示すフローチャートである。図12に示す処理は、例えば、モジュラー型データセンタ1Aの稼動開始時に起動され、その後の稼働中に、所定周期毎に繰り返し実行される。尚、以下の処理は、モジュラー型データセンタ1A内の複数の冷却装置40Bに対して一括して実行される処理である。即ち、複数の冷却装置40Bは、各冷却装置40B内の空調ファン44Bの風量が同一になるように制御されるものとする。
図12に示す処理は、図11に示した処理に対して、以下の点で異なる。図11に示した例では、ステップ1100における所定の初期値は空調ファン44Bの最小風量に対応し、空調ファン44Bの風量を徐々に増加させながら、モジュラー型データセンタ1Aの消費電力が極小値となるときの最適値を探索している。これに対して、図12に示す処理では、所定の初期値は空調ファン44Bの最大風量に対応し、空調ファン44Bの風量を徐々に減少させながら、モジュラー型データセンタ1Aの消費電力が極小値となるときの最適値を探索する。
図12に示す処理において、ステップ1202乃至ステップ1206は、図11に示したステップ1102乃至ステップ1106とそれぞれ同一である。また、図12に示す処理において、ステップ1210、ステップ1212及びステップ1222は、図11に示したステップ1110、ステップ1112及びステップ1122とそれぞれ同一である。以下、図12に示す処理に特有の構成について説明する。
ステップ1200では、モジュラー型データセンタ1A内の各冷却装置40Bの制御目標値(例えば、目標風量)を所定の初期値に設定する。ここでは、所定の初期値は、空調ファン44Bの最大風量である。例えば、所定の初期値は、10000m/hに設定される。
ステップ1208では、モジュラー型データセンタ1A内の各冷却装置40Bの制御目標値を所定量ΔV低減する。所定量ΔVは、例えば500m/hであってよい。このようにして変更された制御目標値は、各冷却装置40Bに送信される。これを受けて、各冷却装置40Bの空調制御装置46は、変更された制御目標値が実現されるように、対応する空調ファン44Bを制御する。
ここで、ステップ1208の処理が実行されると、各冷却装置40Bの空調ファン44Bの風量が減少するので、モジュラー型データセンタ1A内の各サーバ内蔵ファン54のデューティが増加される傾向となる。即ち、図7等に示したように、冷却装置40Bの空調ファン44Bの風量が減少すると、CPU温度が増加する傾向となるので、その分だけ、各サーバ内蔵ファン54の風量が増加する傾向となる。このような各サーバ内蔵ファン54の風量の増加は、図5に示した処理により実現されることになる。即ち、各サーバ内蔵ファン54は、CPU温度が目標CPU温度となるようにフィードバック制御されているので、CPU温度が空調ファン44Bの風量減少に起因して増加傾向となると、各サーバ内蔵ファン54の風量は増加傾向となる。尚、実際には、各冷却装置40Bの空調ファン44Bの風量が減少しても、モジュラー型データセンタ1A内の各サーバ内蔵ファン54のデューティが増加されない場合もありうる。これは、例えば環境温度及び/又は負荷率が低く、空調ファン44Bの風量を減少してもCPU温度が有意に増加しない場合等がありうるためである。
ステップ1214では、上記ステップ1210で取得した空調機消費電力情報(今回値と前回値との差)に基づいて、上記ステップ1208による空調ファン44Bの風量減少に起因した空調機消費電力の減少量ΔWf4を算出する。尚、減少量ΔWf4は、各冷却装置40Bにおいて同一であると仮定して、特定の1つの冷却装置40Bに対する減少量ΔWf4のみを算出してもよい。この場合、空調機消費電力情報の取得は、当該特定の1つの冷却装置40Bから得られればよい。
ステップ1216では、上記ステップ1212で取得したサーバ消費電力情報(今回値と前回値との差)に基づいて、上記ステップ1216による空調ファン44Bの風量減少に起因したサーバ消費電力の増加量ΔWf3を算出する。増加量ΔWf3は、好ましくは、各サーバ50毎に算出される。
ステップ1218では、各冷却装置40Bの空調機消費電力の減少量ΔWf4の合計(=ΔWf4total)が、各サーバ50におけるサーバ消費電力の増加量ΔWf3の合計(=ΔWf3total)よりも大きいか否かを判定する。ΔWf4totalがΔWf3totalよりも大きい場合は、ステップ1208に戻り、ステップ1208からの処理を繰り返す。他方、ΔWf4totalがΔWf3total以下である場合は、ステップ1220に進む。
このようにして、ΔWf4totalがΔWf3total以下となるまで、空調ファン44Bの風量が所定量ΔVずつ減少されていく。ΔWf4totalがΔWf3totalよりも大きいことは、空調ファン44Bの風量の減少によりモジュラー型データセンタ1Aの消費電力が低減されたことを意味する。従って、空調ファン44Bの風量を所定量ΔV減少していきながら、モジュラー型データセンタ1Aの消費電力が極小値となるときの最適値(空調ファン44Bの風量の最適値)が探索されていることになる。
ステップ1220では、モジュラー型データセンタ1A内の各冷却装置40Bの制御目標値を所定量ΔV増加する。即ち、上記ステップ1208の処理をキャンセルする。これは、ΔWf4totalがΔWf3total以下となることは、空調ファン44Bの風量の減少前がモジュラー型データセンタ1Aの消費電力が極小値であったことを意味するためである。これにより、モジュラー型データセンタ1Aの消費電力が極小値となる状態に戻すことができる。
図12に示す処理によれば、図11に示した処理と実質的に同様の効果が得られる。即ち、図12に示す処理によれば、各冷却装置40Bの空調ファン44Bの制御目標値を減少させながら、モジュラー型データセンタ1Aの消費電力が極小値となる制御目標値を求めることができる。これにより、モジュラー型データセンタ1Aの消費電力が極小値となるように、各冷却装置40Bの空調ファン44Bの風量を設定することができる。この結果、CPU温度を適切な温度(本例の場合、目標CPU温度)に維持しつつ、モジュラー型データセンタ1Aの消費電力を低減することが可能となる。
尚、図12に示す処理の考え方は、図11に示した処理の考え方と組み合わせることができる。例えば、ステップ1222で肯定判定された場合は、ステップ1200に戻るのではなく、ステップ1208に戻ることととしてもよい。この結果、ステップ1218で肯定判定された場合は、ステップ1208に戻る一方、ステップ1218で否定判定された場合は、図11のステップ1108に進み、ステップ1108からの処理を行うこととしてもよい。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、サーバ内蔵ファン54はCPU温度が目標CPU温度になるように制御されているが、サーバ50内の他の部位の温度が所定の目標温度になるように制御されてもよい。
また、上述した実施例では、各冷却装置40Bの空調ファン44Bは、共通の制御目標値により一括的に制御されているが、各冷却装置40Bの空調ファン44Bは、個別の制御目標値により独立して制御されてもよい。この場合、図11の処理では、管理マネージャ100は、ステップ1100、ステップ1108等において個別の制御目標値を設定すればよい。
また、上述した実施例において、各冷却装置40Bにおける冷却器42Bの制御方法については任意である。例えば、冷却器42Bは、環境温度等に基づいて制御されてもよい。
また、上述した実施例において、管理マネージャ100の機能の一部又は全部は、他の制御装置(例えば、空調制御装置46やファン制御装置56)により実現されてもよい。また、他の制御装置(例えば、空調制御装置46やファン制御装置56)の一部又は全部が管理マネージャ100により実現されてもよい。
また、上述した実施例では、ラック30にはサーバ50が収容されているが、他の情報処理装置が収容されてもよい。
なお、以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
ファンをそれぞれ内蔵する複数の情報処理装置と、
前記複数の情報処理装置のそれぞれの所定部の温度が所定温度になるように前記ファンのそれぞれを制御するファン制御装置と、
前記複数の情報処理装置に対して風を供給する冷却ファンと、冷気を生成する冷却器とを備える冷却装置と、
前記冷却装置の風量を所定量変化させたときの前記冷却装置における消費電力の変化量と前記複数の情報処理装置における消費電力の変化量との比較結果に基づいて、前記冷却装置の風量を制御する冷却装置制御装置とを含む、データセンタ。
(付記2)
前記冷却装置制御装置は、前記冷却装置の風量を所定量増加させ、増加後の前記冷却装置における消費電力の増加量が、同増加後の前記複数の情報処理装置における消費電力の減少量の合計よりも小さい場合は、前記冷却装置の風量を更に増加させる、付記1に記載のデータセンタ。
(付記3)
前記冷却装置制御装置は、前記冷却装置の風量を所定量減少させ、減少後の前記冷却装置における消費電力の減少量が、同減少後の前記複数の情報処理装置における消費電力の増加量の合計よりも大きい場合は、前記冷却装置の風量を更に減少させる、付記1又は2に記載のデータセンタ。
(付記4)
前記冷却装置制御装置は、前記冷却装置の風量を所定量増加させ、増加後の前記冷却装置における消費電力の増加量が、同増加後の前記複数の情報処理装置における消費電力の減少量の合計以上である場合は、前記冷却装置の風量を前記所定量だけ減少させる、付記2に記載のデータセンタ。
(付記5)
前記冷却装置制御装置は、前記冷却装置の風量を所定量減少させ、減少後の前記冷却装置における消費電力の減少量が、同減少後の前記複数の情報処理装置における消費電力の増加量の合計以下である場合は、前記冷却装置の風量を前記所定量だけ増加させる、付記3記載のデータセンタ。
(付記6)
前記冷却装置は、複数個あり、
前記冷却装置制御装置は、前記複数の冷却装置の風量を所定量変化させたときの前記複数の冷却装置における消費電力の変化量の合計と前記複数の情報処理装置における消費電力の変化量の合計との比較結果に基づいて、前記冷却装置の風量を制御する、付記1に記載のデータセンタ。
(付記7)
前記冷却装置は、空調機である、付記1〜6のうちのいずれか1項に記載のデータセンタ。
(付記8)
前記冷却装置の風量が前記所定量変化された場合、前記ファン制御装置は、その変化前後において、前記複数の情報処理装置のそれぞれの前記所定部の温度が前記所定温度になるように前記ファンのそれぞれをフィードバック制御する、付記1〜7のうちのいずれか1項に記載のデータセンタ。
(付記9)
前記所定部の温度は、CPU温度である、付記1〜8のうちのいずれか1項に記載のデータセンタ。
(付記10)
コンテナ型データセンタ又はモジュラー型データセンタである付記1〜9のうちのいずれか1項に記載のデータセンタ。
(付記11)
それぞれの所定部の温度が所定温度になるように制御されるファンをそれぞれ内蔵する複数の情報処理装置と、前記複数の情報処理装置に対して風を供給する冷却ファン及び冷気を生成する冷却器を備える冷却装置とを含むデータセンタの制御方法であって、
前記複数の情報処理装置に対して前記冷却装置から第1所定風量の風を供給し、
前記第1所定風量の風を供給しているときの前記複数の情報処理装置の消費電力を表す情報と前記冷却装置の消費電力を表す情報とを取得し、
前記複数の情報処理装置に対して、前記冷却装置から前記第1所定風量とは異なる第2所定風量の風を供給し、
前記第2所定風量の風を供給しているときの前記複数の情報処理装置の消費電力を表す情報と前記冷却装置の消費電力を表す情報とを取得し、
前記第1所定風量の風を供給しているときの各消費電力を表す情報と、前記第2所定風量の風を供給しているときの各消費電力を表す情報とに基づいて、前記第1所定風量から前記第2所定風量に風量を変化させたときの前記冷却装置における消費電力の変化量と前記複数の情報処理装置における消費電力の変化量とを比較し、
前記比較の結果に基づいて、前記冷却装置の風量を決定することを含む、データセンタの制御方法。
(付記12)
それぞれの所定部の温度が所定温度になるように制御されるファンをそれぞれ内蔵する複数の情報処理装置に対して、冷却ファン及び冷却器を備える冷却装置から第1所定風量の風を供給する指示を生成し、
前記第1所定風量の風を供給しているときの前記複数の情報処理装置の消費電力を表す情報と前記冷却装置の消費電力を表す情報とを取得し、
前記複数の情報処理装置に対して、前記冷却装置から前記第1所定風量とは異なる第2所定風量の風を供給する指示を生成し、
前記第2所定風量の風を供給しているときの前記複数の情報処理装置の消費電力を表す情報と前記冷却装置の消費電力を表す情報とを取得し、
前記第1所定風量の風を供給しているときの各消費電力を表す情報と、前記第2所定風量の風を供給しているときの各消費電力を表す情報とに基づいて、前記第1所定風量から前記第2所定風量に風量を変化させたときの前記冷却装置における消費電力の変化量と前記複数の情報処理装置における消費電力の変化量とを比較し、
前記比較の結果に基づいて、前記冷却装置の風量を決定する、
処理をコンピューターに実行させる制御プログラム。
1 コンテナ型データセンタ
1A モジュラー型データセンタ
2 コンテナ
40,40B 冷却装置
42,42B 冷却器
44 コンテナファン
44B 空調ファン
46 空調制御装置
48 消費電力計
50 サーバ
54 サーバ内蔵ファン
56 ファン制御装置
57 消費電力計
58 CPU温度センサ
100 管理マネージャ

Claims (5)

  1. ファンをそれぞれ内蔵する複数の情報処理装置と、
    前記複数の情報処理装置のそれぞれの所定部の温度が所定温度になるように前記ファンのそれぞれを制御するファン制御装置と、
    前記複数の情報処理装置に対して風を供給する冷却ファンと、冷気を生成する冷却器とを備える冷却装置と、
    前記冷却装置の風量を所定量変化させたときの前記冷却装置における消費電力の変化量と前記複数の情報処理装置における消費電力の変化量との比較結果に基づいて、前記冷却装置の風量を制御する冷却装置制御装置とを含む、データセンタ。
  2. 前記冷却装置制御装置は、前記冷却装置の風量を所定量増加させ、増加後の前記冷却装置における消費電力の増加量が、同増加後の前記複数の情報処理装置における消費電力の減少量の合計よりも小さい場合は、前記冷却装置の風量を更に増加させる、請求項1に記載のデータセンタ。
  3. 前記冷却装置制御装置は、前記冷却装置の風量を所定量減少させ、減少後の前記冷却装置における消費電力の減少量が、同減少後の前記複数の情報処理装置における消費電力の増加量の合計よりも大きい場合は、前記冷却装置の風量を更に減少させる、請求項1又は2に記載のデータセンタ。
  4. それぞれの所定部の温度が所定温度になるように制御されるファンをそれぞれ内蔵する複数の情報処理装置と、前記複数の情報処理装置に対して風を供給する冷却ファン及び冷気を生成する冷却器を備える冷却装置とを含むデータセンタの制御方法であって、
    前記複数の情報処理装置に対して前記冷却装置から第1所定風量の風を供給し、
    前記第1所定風量の風を供給しているときの前記複数の情報処理装置の消費電力を表す情報と前記冷却装置の消費電力を表す情報とを取得し、
    前記複数の情報処理装置に対して、前記冷却装置から前記第1所定風量とは異なる第2所定風量の風を供給し、
    前記第2所定風量の風を供給しているときの前記複数の情報処理装置の消費電力を表す情報と前記冷却装置の消費電力を表す情報とを取得し、
    前記第1所定風量の風を供給しているときの各消費電力を表す情報と、前記第2所定風量の風を供給しているときの各消費電力を表す情報とに基づいて、前記第1所定風量から前記第2所定風量に風量を変化させたときの前記冷却装置における消費電力の変化量と前記複数の情報処理装置における消費電力の変化量とを比較し、
    前記比較の結果に基づいて、前記冷却装置の風量を決定することを含む、データセンタの制御方法。
  5. それぞれの所定部の温度が所定温度になるように制御されるファンをそれぞれ内蔵する複数の情報処理装置に対して、冷却ファン及び冷却器を備える冷却装置から第1所定風量の風を供給する指示を生成し、
    前記第1所定風量の風を供給しているときの前記複数の情報処理装置の消費電力を表す情報と前記冷却装置の消費電力を表す情報とを取得し、
    前記複数の情報処理装置に対して、前記冷却装置から前記第1所定風量とは異なる第2所定風量の風を供給する指示を生成し、
    前記第2所定風量の風を供給しているときの前記複数の情報処理装置の消費電力を表す情報と前記冷却装置の消費電力を表す情報とを取得し、
    前記第1所定風量の風を供給しているときの各消費電力を表す情報と、前記第2所定風量の風を供給しているときの各消費電力を表す情報とに基づいて、前記第1所定風量から前記第2所定風量に風量を変化させたときの前記冷却装置における消費電力の変化量と前記複数の情報処理装置における消費電力の変化量とを比較し、
    前記比較の結果に基づいて、前記冷却装置の風量を決定する、
    処理をコンピューターに実行させる制御プログラム。
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