JP6464979B2 - 回転制御方法、回転制御プログラム、及び情報処理装置 - Google Patents

回転制御方法、回転制御プログラム、及び情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、冷却ファンの回転を制御する技術に関する。
コンピュータシステムにはCPU(Central Processing Unit)、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、及びPSU(Power Supply Unit)等のハードウエアコンポーネント(以下、単にコンポーネントと呼ぶ)が搭載される。電源が投入されたコンポーネントが動作すると、電気エネルギーが熱エネルギーに変換され、それに伴ってコンポーネントの温度が上昇するが、過度な温度上昇はコンポーネントの破壊等をもたらす。そのため、通常は冷却用のファンがコンピュータシステム内に設置され、ファンからの送風によってコンポーネントが冷却される。
ファンの回転速度が速くなるほど送風が強くなるため、温度上昇によってコンポーネントが破壊されるリスクを低減することができるが、回転速度が速くなるほど消費される電力が多くなる。例えばデータセンタにおいては、コンピュータシステムの稼働によって多量の電力が消費されることが問題になっており、コンピュータシステムの安定的な稼働という観点だけでなく、消費電力の抑制という観点からもファンの回転を制御することが好ましい。
ファンの回転制御に関する従来技術の中には、電力消費を抑制することを目的とした技術が存在する。例えば或る文献には、ファンの吸気温度と、冷却ファンにより冷却されるコンポーネントの温度とに基づき、ファンの回転を制御し、電力消費を抑制することが開示されている。
しかし、例えば休日のオフィス等においては、空調が止まっているため部屋の温度が高いものの、コンポーネントは動作していないため低負荷であるというような状態が発生する。このように負荷が低いためコンポーネントの温度が低い状態であるにもかかわらず、吸気温度(或いは、コンピュータシステムが設置された部屋の温度)を考慮して回転を制御すると、コンポーネントを過度に冷却し、無駄に電力を消費することになる。
特開2010−211269号公報 特開2011−151131号公報
従って、本発明の目的は、1つの側面では、冷却用のファンによって消費される電力を削減するための技術を提供することである。
本発明に係る回転制御方法は、情報処理装置内のコンポーネントの温度と、コンポーネントについて許容される温度の上限との差である第1の差を算出し、情報処理装置が設置された環境の温度と、環境について許容される温度の上限との差である第2の差を算出し、第1の差と第2の差との比較結果に基づき、コンポーネントを冷却するファンの回転速度を設定する処理を含む。
1つの側面では、冷却用のファンによって消費される電力を削減できるようになる。
図1は、コンポーネント温度に基づく回転制御の一例を示す図である。 図2は、環境温度に基づく回転制御の一例を示す図である。 図3は、環境温度に基づく回転制御における温度と回転速度との関係を示す図である。 図4は、環境温度に基づいて設定される回転速度とコンポーネント温度に基づいて設定される回転速度との関係を示す図である。 図5は、コンポーネントの負荷が100%である場合における、環境温度に基づく回転制御とコンポーネント温度に基づく回転制御との関係を示す図である。 図6は、コンポーネントの負荷が0%である場合における、環境温度に基づく回転制御とコンポーネント温度に基づく回転制御との関係を示す図である。 図7は、サーバのハードウエア構成図である。 図8は、本実施の形態における冷却の態様を示す図である。 図9は、BMCの機能ブロック図である。 図10は、回転速度と温度との関係を表すグラフを示す図である。 図11は、温度テーブルの一例を示す図である。 図12は、電力テーブルの一例を示す図である。 図13は、各ファンに設定される回転速度について説明するための図である。 図14は、メインの処理フローを示す図である。 図15は、第1制御処理の処理フローを示す図である。 図16は、第2制御処理の処理フローを示す図である。 図17は、本実施の形態における回転制御について説明するための図である。
通常、コンポーネントの負荷が増えればその負荷の分だけコンポーネントの温度(以下、コンポーネント温度と呼ぶ)が上昇する。そのため、コンポーネント温度が予め定められた温度に達した場合、ファンの回転速度を上げてコンポーネントの温度を下げることができれば、コンポーネント温度が、コンポーネントのエラーが発生する温度に達することを防ぐことができる。以下では、コンポーネントのエラーが発生する温度(すなわち、コンポーネントについて許容される温度の上限)のことを、コンポーネントの限界温度と呼ぶ。
また、コンポーネントの負荷が高い状態で維持されている(例えば負荷が100%)場合においては、コンピュータシステムが設置された部屋の温度(以下、環境温度と呼ぶ)が変化するとそれに応じてコンポーネント温度が変化する。この場合にも、コンポーネント温度が予め定められた温度に達した場合、ファンの回転速度を上げてコンポーネントの温度を下げるように制御すれば、コンポーネント温度が限界温度に達することを防ぐことができる。
図1に、コンポーネント温度に基づく回転制御の一例を示す。図1には、コンポーネントの負荷が100%である場合において、回転速度が低速の場合におけるコンポーネント温度と、回転速度が中速の場合におけるコンポーネント温度と、回転速度が高速の場合におけるコンポーネント温度と、環境温度とが示されている。縦方向の軸は温度を表す。
そして、回転速度が低速である場合において、コンポーネント温度が温度T1まで上昇すると、回転速度は低速から中速に切り替えられる。逆に、回転速度が中速である場合において、コンポーネント温度がT1まで下がると、回転速度は中速から低速に切り替えられる。また、回転速度が中速である場合において、コンポーネント温度が温度T2まで上昇すると、回転速度は中速から高速に切り替えられる。逆に、回転速度が高速である場合において、コンポーネント温度がT2まで下がると、回転速度は高速から中速に切り替えられる。
次に、環境温度に基づいてファンの回転を制御することを考える。図2に、環境温度に基づく回転制御の一例を示す。図2には、コンポーネントの負荷が100%である場合において、回転速度が低速である場合におけるコンポーネント温度と、回転速度が中速である場合におけるコンポーネント温度と、回転速度が高速である場合におけるコンポーネント温度と、環境温度とが示されている。また、白抜きの破線2001は、図1を用いて説明した回転制御を表し、白抜きの実線2002は、環境温度に基づく回転制御を表す。縦方向の軸は温度を表す。Tfs(room)は、ファンの回転速度の上昇を開始する環境温度であり、Tfe(room)は、ファンの回転速度が最大になる環境温度である。
なお、実線2002に示すように、コンポーネントの負荷が100%である場合、環境温度がTfs(room)より低ければ回転速度は低速であり、環境温度がTfs(room)に達すると、環境温度に基づく回転制御が開始する。環境温度がTfs(room)以上であり且つTfe(room)以下である場合、環境温度に応じて回転速度が設定される。環境温度がTfe(room)より高い場合、回転速度は高速に設定される。
実線2002で示した制御は、例えば図3に示すようなグラフを表すデータに従って行われる。図3においては、横軸が温度を表し、縦軸がファンの回転速度(rpm(revolution per minute))を表す。環境温度がTfs(room)以下である場合、ファンの回転速度は約4000rpmに設定される。環境温度がTfs(room)以上であり且つTfe(room)以下である場合、環境温度が上昇するほどファンの回転速度が大きくなる。環境温度がTfe(room)より高い場合、ファンの回転速度は約14000rpmに設定される。
次に、図4乃至図6を用いて、環境温度に基づく回転制御とコンポーネント温度に基づく回転制御との関係について説明する。まず、図4に、環境温度に基づいて設定される回転速度とコンポーネント温度に基づいて設定される回転速度との関係を示す。図4においては、横軸が温度を表し、縦軸が回転速度を表す。環境温度に基づく回転制御が破線4001で示されており、コンポーネント温度に基づく回転制御が実線4002で示されている。Tfs(comp)は、ファンの回転速度の上昇を開始するコンポーネント温度であり、Tfe(comp)は、ファンの回転速度が最大になるコンポーネント温度である。環境温度に基づき回転制御を行う場合、環境温度が約25度に達した場合にファンの回転速度の上昇を開始し、環境温度が約35度に達した場合にファンの回転速度が最大になる。コンポーネント温度に基づき回転制御を行う場合、コンポーネント温度が約75度に達した場合にファンの回転速度の上昇を開始し、コンポーネント温度が約85度に達した場合にファンの回転速度が最大になる。
図5に、コンポーネントの負荷が100%である場合における、環境温度に基づく回転制御とコンポーネント温度に基づく回転制御との関係を示す。図5には、コンポーネントの負荷が100%である場合において、回転速度が低速の場合におけるコンポーネント温度と、回転速度が中速の場合におけるコンポーネント温度と、回転速度が高速の場合におけるコンポーネント温度と、環境温度とが示されている。縦方向の軸は温度を表す。白抜きの実線5001は環境温度に基づく回転制御を表し、実線5002はコンポーネント温度に基づく回転制御を表す。
コンポーネントの負荷が100%である場合には、コンポーネント温度が高くなると考えられる。コンポーネント温度に基づき回転制御を実行する場合、実線5002に示すように、コンポーネント温度がTfs(comp)に達すると、コンポーネント温度に基づく回転制御が開始される。この場合、ファンの回転速度を徐々に低速から高速にすることで、コンポーネント温度の上昇が抑制される。一方、環境温度に基づき回転制御を実行する場合、実線5001に示すように、たとえコンポーネント温度がTfs(comp)に達したとしても環境温度がTfs(room)に達するまでは回転速度を低速に維持することができる。環境温度がTfs(room)に達するとファンの回転速度は徐々に低速から高速に上昇し、環境温度がTfe(room)より高い場合には高速回転の状態が維持される。
図6に、コンポーネントの負荷が0%である場合における、環境温度に基づく回転制御とコンポーネント温度に基づく回転制御との関係を示す。図6には、コンポーネントの負荷が0%である場合において、回転速度が低速の場合におけるコンポーネント温度と、回転速度が中速の場合におけるコンポーネント温度と、回転速度が高速の場合におけるコンポーネント温度と、環境温度とが示されている。縦方向の軸は温度を表す。白抜きの実線6001は環境温度に基づく回転制御を表し、実線6002はコンポーネント温度に基づく回転制御を表す。
コンポーネントの負荷が0%である場合には、コンポーネント温度が低くなると考えられる。環境温度に基づき回転制御を実行する場合、実線6001に示すように、環境温度がTfs(room)に達するまでは回転速度は低速である。環境温度がTfs(room)に達するとファンの回転速度は徐々に低速から高速に上昇し、環境温度がTfe(room)より高い場合には高速回転の状態が維持される。一方、コンポーネント温度に基づき回転制御を実行する場合、たとえ環境温度がTfs(room)に達したとしてもコンポーネント温度がTfs(comp)に達するまでは回転速度は低速である。コンポーネント温度がTfs(comp)に達すると、コンポーネント温度に基づく回転制御が開始される。この場合、実線6002に示すように、ファンの回転速度を徐々に低速から高速にすることで、コンポーネント温度の上昇が抑制される。
図6に示したように、コンポーネントの負荷が0%である場合には、環境温度に基づき回転制御が行われると、コンポーネント温度が高くない状態においてもファンの回転速度が上昇するので、無駄な電力が消費されることになる。これは、低負荷時においてはコンポーネント温度がTfs(comp)よりも大幅に低いため、環境温度が先にTfs(room)に達してしまうことが理由である。そこで、以下では、コンポーネントの負荷が低い場合においても消費電力の抑制を可能とする方法を示す。
図7に、本実施の形態におけるサーバ1のハードウエア構成図を示す。例えば物理サーバであるサーバ1は、HDD1h乃至4hと、冷却用のファン1f乃至4fと、CPU1cと、メモリ1mと、PSU1pと、サーバ1内のハードウエアの監視及び制御等を実行するBMC(Baseboard Management Controller)10と、温度センサ1s乃至8sとを有する。なお、BMC10と各コンポーネント及び各ファンとはバスによって接続されるが、図面を見やすくするためバスは省略されている。図7においては、HDD及びファンの数は4であり、CPU、メモリ、及びPSUの数は1であるが、数に限定は無い。
HDD1h乃至4h、CPU1c、メモリ1m、PSU1p及びサーバ1の筐体には、温度センサが取り付けられており、温度センサによって温度が測定される。具体的には、HDD1hには温度センサ1sが取り付けられており、HDD2hには温度センサ2sが取り付けられており、HDD3hには温度センサ3sが取り付けられており、HDD4hには温度センサ4sが取り付けられており、CPU1cには温度センサ5sが取り付けられており、メモリ1mには温度センサ6sが取り付けられており、PSU1pには温度センサ7sが取り付けられており、サーバ1の筐体には温度センサ8sが取り付けられている。測定された温度の情報は、バスを介してBMC10に転送される。温度センサ8sは、吸気温度を測定するためのセンサであり、本実施の形態においては、温度センサ8sによって測定された温度が「環境温度」として使用される。
図8に、本実施の形態における冷却の態様を示す。本実施の形態においては、コンポーネントを4つのグループに分け、各グループにおいてファンが他のコンポーネントを冷却するようになっている。具体的には、グループ1において、ファン1fが、吸気によってHDD1hを冷却し、排気によってCPU1cを冷却する。グループ2において、ファン2fが、吸気によってHDD2hを冷却し、排気によってメモリ1mを冷却する。グループ3において、ファン3fが、吸気によってHDD3hを冷却する。グループ4において、ファン4fが、吸気によってHDD4hを冷却し、排気によってPSU1pを冷却する。
図7の説明に戻り、BMC10は、CPU101と、メモリ102と、不揮発性記憶媒体103とを有する。本実施の形態の処理を実行するためのプログラム(例えばファームウエア)は不揮発性記憶媒体103に格納されており、CPU101によってメモリ102にロードされて実行される。図9に、BMC10の機能ブロック図を示す。BMC10は、プログラムとCPU101との組み合わせによって実現される管理部111と、不揮発性記憶媒体103上に設けられた制御テーブル格納部112及びデータ格納部113とを含む。管理部111は、制御テーブル格納部112に格納されたデータ及びデータ格納部113に格納されたデータに基づき、ファン1f乃至4fの回転制御を実行する。
制御テーブル格納部112には、ファン1f乃至4fの回転を制御するためのデータ(以下では、このデータのことを制御テーブルと呼ぶ)が格納される。本実施の形態においては、図10に示すようなグラフについて制御テーブルが格納される。図10においては、横軸が温度を表し、縦軸が回転速度を表す。環境温度に基づく回転制御が破線10001で示されており、コンポーネント温度に基づく回転制御が実線10002で示されている。TL(room)は環境の限界温度であり、環境について許容される温度の上限である。TL(comp)はコンポーネントの限界温度であり、上で述べたとおり、コンポーネントのエラーが発生する温度(すなわち、コンポーネントについて許容される温度の上限)である。なお、実線10002がコンポーネント毎に用意される。また、制御テーブルがファン内部の記憶領域に保存されるようにしてもよい。
図11に、データ格納部113に格納される温度テーブルの一例を示す。図11の例では、各コンポーネント及び環境温度について、温度センサ値と、限界温度と、ファンの回転速度の上昇を開始する温度と、回転速度を最大にする温度とが格納される。「HDDx」はHDD1h乃至4hの各々について情報が格納されることを表す。温度センサ値は、温度センサから取得された値によってリアルタイムに更新される。温度センサ値以外の値は、予め管理者等によって設定された固定値である。
図12に、データ格納部113に格納される電力テーブルの一例を示す。図12の例では、各コンポーネントについて、消費電力と、消費電力の閾値とが格納される。消費電力は、例えば、コンポーネント内部の電流計及び電圧計によって測定された値に基づき管理部111によって計算される。電力テーブルにおける消費電力は、リアルタイムに更新されるが、消費電力の閾値は、予め管理者等によって設定される固定値である。「HDDx」はHDD1h乃至4hの各々について情報が格納されることを表す。
図13を用いて、各ファンに設定される回転速度について説明する。図13に示すように、グループ1に属するファン1fの回転速度は、環境温度に基づく回転速度(以下、F(room)と表す)と、HDD1hの温度に基づく回転速度(以下、F(HDD1h)のように表す)と、CPU1cの温度に基づく回転速度と、低速(以下、F(low)と表す)とのいずれかに設定される。グループ2に属するファン2fの回転速度は、F(room)と、F(HDD2h)と、メモリ1mの温度に基づく回転速度と、F(low)とのいずれかに設定される。グループ3に属するファン3fの回転速度は、F(room)と、F(HDD3h)と、F(low)とのいずれかに設定される。グループ4に属するファン4fの回転速度は、F(room)と、F(HDD4h)と、PSU1pの温度に基づく回転速度と、F(low)とのいずれかに設定される。
次に、図14乃至図17を用いて、BMC10の管理部111が実行する処理について説明する。
BMC10の管理部111は、グループ1乃至4の中から未処理のグループを1つ特定する(図14:ステップS1)。
管理部111は、ステップS1において特定されたグループに属する各コンポーネントについて、時刻(t−Δt)における消費電力のデータを読み出しておく。時刻(t−Δt)は前回ステップS3を実行した時刻であるとする。そして、管理部111は、ステップS1において特定されたグループに属する各コンポーネントについて、時刻tにおける消費電力を計算し、計算された消費電力のデータを、電力テーブルの消費電力の列に保存する(ステップS3)。
管理部111は、ステップS1において特定されたグループに属する各コンポーネントについて、時刻(t−Δt)における消費電力と時刻tにおける消費電力との差を算出する(ステップS5)。
管理部111は、ステップS5において算出された差が、電力テーブルに格納された閾値以上であるコンポーネントが有るか判断する(ステップS7)。差が電力テーブルに格納された閾値以上であるコンポーネントが有る場合(ステップS7:Yesルート)、管理部111は、現状のコンポーネント温度と制御テーブルとに基づき、各コンポーネントについてファンの回転速度を決定し、決定された回転速度をメモリ102に保存する(ステップS9)。
管理部111は、ステップS9において保存されたファンの回転速度のうち最大の回転速度で、ステップS1において特定されたグループに属するファンを回転させる(ステップS11)。具体的には、管理部111は、回転速度をファンに対して設定し、ファンはその回転速度に従って回転する。最大の回転速度でファンを回転することで、いずれのコンポーネントの温度も限界温度に達しないことを担保できるようになる。
一方、ステップS5において算出された差が、電力テーブルに格納された閾値以上であるコンポーネントが無い場合(ステップS7:Noルート)、各コンポーネントの消費電力が安定しており負荷が低い状態にあるとみなすことができる。そこで、管理部111は、第1制御処理を実行する(ステップS13)。第1制御処理については、図15乃至図16を用いて説明する。
まず、管理部111は、第2制御処理を実行する(図15:ステップS21)。第2制御処理については、図16を用いて説明する。
まず、管理部111は、コンポーネントの数を表す変数nをn=1と設定する(図16:ステップS31)。
管理部111は、ステップS1において特定されたグループに属するコンポーネントのうち未処理のコンポーネントを1つ特定する(ステップS33)。
管理部111は、温度テーブルに格納されている環境温度のセンサ値(すなわち、最新の環境速度)がTfs(room)以下であるか判定する(ステップS35)。環境温度がTfs(room)以下である場合(ステップS35:Yesルート)、管理部111は、回転速度としてF(low)を選択し(ステップS37)、ステップS53の処理に移行する。上で説明したように、F(low)は低速回転用の回転速度であり、予め管理者等により設定される。
環境温度がTfs(room)以下ではない場合(ステップS35:Noルート)、管理部111は、温度テーブルに格納されているコンポーネント温度のセンサ値(すなわち、最新のコンポーネント温度)がTfs(comp)以下であるか判定する(ステップS39)。ここでは、ステップS33において特定されたコンポーネントについてのセンサ値とそのコンポーネントについてのTfsとが比較される。例えば、コンポーネントがCPU1cである場合、コンポーネント温度のセンサ値はT(CPU)であり、TfsはTfs(CPU)である。以下も同様とする。
コンポーネント温度がTfs(comp)以下ではない場合(ステップS39:Noルート)、ステップS45の処理に移行する。コンポーネント温度がTfs(comp)以下である場合(ステップS39:Yesルート)、管理部111は、余裕度(room)及び余裕度(comp)を算出し、メモリ102に格納する。そして、管理部111は、余裕度(room)<余裕度(comp)が成立するか判定する(ステップS41)。余裕度(room)は環境温度と環境の限界温度との差であり、余裕度(comp)はコンポーネント温度とコンポーネントの限界温度との差である。余裕度(comp)が余裕度(room)より大きい場合、コンポーネントが低負荷であり且つ環境温度が比較的高い状態にあると考えられる。このような状態においては、たとえ冷却を抑制したとしても即座にコンポーネントに深刻な影響が及ぶことは無い。また、コンポーネントが低負荷である場合にはコンポーネント温度の変化が環境温度の変化に依存するが、たとえ余裕度(room)の分だけ環境温度が上昇したとしても、余裕度(comp)−余裕度(room)であるので、コンポーネントが限界温度に達することはない。そこで本実施の形態においては、余裕度(comp)が余裕度(room)より大きい場合にはF(low)を選択することで、過度の冷却による無駄な電力消費を抑制できるようになる。
余裕度(room)<余裕度(comp)が成立する場合(ステップS41:Yesルート)、管理部111は、、回転速度としてF(low)を選択し(ステップS43)、ステップS53の処理に移行する。
一方、余裕度(room)<余裕度(comp)が成立しない場合(ステップS41:Noルート)、管理部111は、制御テーブル格納部112に格納された制御テーブルに基づき、コンポーネント温度に基づく回転速度F(comp)及び環境温度に基づく回転速度F(room)を算出する(ステップS45)。
管理部111は、F(comp)>F(room)が成立するか判定する(ステップS47)。F(comp)>F(room)が成立しない場合(ステップS47:Noルート)、管理部111は、回転速度としてF(room)を選択し(ステップS49)、ステップS53の処理に移行する。一方、F(comp)>F(room)が成立する場合(ステップS47:Yesルート)、管理部111は、回転速度としてF(comp)を選択する(ステップS51)。
管理部111は、回転速度F(n)を、ステップS37、S43、S49又はS51において選択された回転速度に設定する(ステップS53)。
管理部111は、未処理のコンポーネントが有るか判定する(ステップS55)。未処理のコンポーネントが有る場合(ステップS55:Yesルート)、管理部111は、nを1インクリメントし(ステップS57)、ステップS33の処理に戻る。一方、未処理のコンポーネントが無い場合(ステップS55:Noルート)、呼び出し元の処理に戻る。
図15の説明に戻り、管理部111は、第2制御処理において算出されたF(n)(n=1,2,...,N、Nはグループに属するコンポーネントの数)のうち最大のF(n)を特定する(ステップS23)。最大のF(n)を特定することで、いずれのコンポーネントも限界温度に達しないことを担保できるようになる。
管理部111は、ステップS1において特定されたグループに属するファンの回転速度を、ステップS23において特定されたF(n)に設定する(ステップS25)。そして読み出し元の処理に戻る。
図14の説明に戻り、管理部111は、未処理のグループが有るか判断する(ステップS15)。未処理のグループが有る場合(ステップS15:Yesルート)、次のグループについて処理を実行するため、ステップS1に戻る。
一方、未処理のグループが無い場合(ステップS15:Noルート)、管理部111は、終了指示をサーバ1の管理者から受け付けたか判断する(ステップS17)。終了指示を受け付けていない場合(ステップS17:Noルート)、ステップS1に戻る。一方、終了指示を受け付けた場合(ステップS17:Yesルート)、処理は終了する。
図17を用いて、本実施の形態の効果について説明する。図17には、コンポーネントの負荷が0%である場合において、回転速度が低速の場合におけるコンポーネント温度と、回転速度が中速の場合におけるコンポーネント温度と、回転速度が高速の場合におけるコンポーネント温度と、環境温度とが示されている。縦方向の軸は温度を表す。白抜きの実線17001は環境温度に基づく回転制御を表し、実線17002はコンポーネント温度に基づく回転制御を表し、太い実線17003は本実施の形態における回転制御を表す。
本実施の形態においては、環境温度がTfs(room)以下である場合には回転速度が低速に設定される。たとえ環境温度がTfs(room)以下ではない場合であっても、コンポーネント温度がTfs(comp)以下であり且つ余裕度(comp)が余裕度(room)より大きい場合、回転速度が低速に設定される。これにより、コンポーネントが低負荷でありコンポーネント温度が比較的低い状態において、環境温度に基づき回転制御が行われることを防げるので、過度な冷却によって無駄に電力を消費することを抑制できるようになる。
例えば休日のオフィスのように、空調が止まり環境温度が高く、且つコンポーネントの消費電力が安定している(すなわち、コンポーネントが低負荷であるとみなすことができる)場合、回転速度が低速に設定されるので、消費電力を抑制できる。
また、例えばデータセンタにおいては、環境温度が安定する一方、特定の時間帯或いは曜日に負荷が集中してそれ以外の時間帯或いは曜日の負荷が低くなるというような状況が発生する。このような場合に環境温度に基づいてファンの回転速度を設定すると必要以上に回転速度が速くなる可能性があるが、本実施の形態によればファンの回転速度を低速に設定することができるので、消費電力を抑制できる。
以上本発明の一実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上で説明したBMC10の機能ブロック構成は実際のプログラムモジュール構成に一致しない場合もある。
また、上で説明した各テーブルの構成は一例であって、上記のような構成でなければならないわけではない。さらに、処理フローにおいても、処理結果が変わらなければ処理の順番を入れ替えることも可能である。さらに、並列に実行させるようにしても良い。
また、上ではコンポーネントが低負荷であることを消費電力に基づき判定したが、例えばCPU使用率などのコンポーネントの負荷を直接測定することで負荷の量を判定してもよい。さらに、グループの形態、温度の設定値及びファンの回転速度の設定値等は一例であって、上で述べた例に限られるわけではない。
以上述べた本発明の実施の形態をまとめると、以下のようになる。
本実施の形態に係る回転制御方法は、(A)情報処理装置内のコンポーネントの温度と、コンポーネントについて許容されるできる温度の上限との差である第1の差を算出し、(B)情報処理装置が設置された環境の温度と、環境について許容されるできる温度の上限との差である第2の差を算出し、(C)第1の差と第2の差との比較結果に基づき、コンポーネントを冷却するファンの回転速度を設定する処理を含む。
たとえ環境の温度とその上限との差が小さくても、コンポーネントの温度とその上限との差が大きいのであれば、コンポーネントに深刻な影響が及ぶことが無いため、ファンを高速で回転させなくてもよい場合がある。逆に、環境の温度とその上限との差が大きくても、コンポーネントの温度とその上限との差が小さいのであれば、コンポーネントに深刻な影響が及ぶことがあるため、ファンを高速で回転させた方がよい場合がある。従って、上で述べたような処理を実行すれば、ファンの回転速度が適切に設定されることによって、ファンによって消費される電力を削減できるようになる。
また、ファンの回転速度を設定する処理において、(c1)第1の差が第2の差より大きい場合、ファンの回転速度を、電力消費を抑制するための回転速度である第1の回転速度に設定し、第1の差が第2の差以下である場合、ファンの回転速度を、コンポーネントの温度に基づき決定された回転速度と環境の温度に基づき決定された回転速度とのうち大きい方の回転速度に設定してもよい。これにより、温度上昇によってコンポーネントが故障することを防ぎ且つ無駄な電力消費を抑制可能な回転速度に設定できるようになる。
また、本回転制御方法は、(D)環境の温度が第1の所定温度より高く且つコンポーネントの温度が第2の所定温度以下であるか判定し、(E)環境の温度が第1の所定温度より高く且つコンポーネント温度が第2の所定温度以下である場合、第1の差を算出する処理、第2の差を算出する処理、及びファンの回転速度を設定する処理を実行し、(F)環境の温度が第1の所定温度より低い場合、ファンの回転速度を第1の回転速度に設定し、(G)コンポーネントの温度が第2の所定温度より高い場合、ファンの回転速度を、コンポーネントの温度に基づき決定された回転速度と環境の温度に基づき決定された回転速度とのうち大きい方の回転速度に設定する処理をさらに含んでもよい。これにより、差だけでなく温度そのものをさらに利用して、ファンの回転速度をより適切に設定できるようになる。
また、本回転制御方法は、(H)コンポーネントの消費電力が安定しているか判定し、(I)コンポーネントの消費電力が安定している場合、環境の温度が第1の所定温度より高く且つコンポーネントの温度が第2の所定温度以下であるか判定する処理を実行する処理をさらに含んでもよい。消費電力が安定している場合には、コンポーネントの負荷が比較的低いと考えられる。従って、コンポーネントの負荷が比較的低いと考えられる場合に処理を実行できるようになる。
また、コンポーネントの数が複数であってもよい。そして、(a1)第1の差を算出する処理において、複数のコンポーネントの各々について第1の差を算出し、(c2)ファンの回転速度を設定する処理において、複数のコンポーネントの各々について、第1の差と第2の差との比較結果に基づき、ファンの回転速度を決定する処理を実行し、ファンの回転速度を、決定された回転速度のうち最大の回転速度に設定してもよい。このようにすれば、複数のコンポーネントのいずれにも故障が発生しないようにファンの回転数を設定できるようになる。
なお、上記方法による処理をプロセッサに行わせるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。尚、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
情報処理装置のプロセッサに、
前記情報処理装置内のコンポーネントの温度と、前記コンポーネントについて許容される温度の上限との差である第1の差を算出し、
前記情報処理装置が設置された環境の温度と、前記環境について許容される温度の上限との差である第2の差を算出し、
前記第1の差と前記第2の差との比較結果に基づき、前記コンポーネントを冷却するファンの回転速度を設定する、
処理を実行させる回転制御プログラム。
(付記2)
前記ファンの回転速度を設定する処理において、
前記第1の差が前記第2の差より大きい場合、前記ファンの回転速度を、電力消費を抑制するための回転速度である第1の回転速度に設定し、前記第1の差が前記第2の差以下である場合、前記ファンの回転速度を、前記コンポーネントの温度に基づき決定された回転速度と前記環境の温度に基づき決定された回転速度とのうち大きい方の回転速度に設定する、
付記1記載の回転制御プログラム。
(付記3)
前記プロセッサに、
前記環境の温度が第1の所定温度より高く且つ前記コンポーネントの温度が第2の所定温度以下であるか判定し、
前記環境の温度が前記第1の所定温度より高く且つ前記コンポーネントの温度が前記第2の所定温度以下である場合、前記第1の差を算出する処理、前記第2の差を算出する処理、及び前記ファンの回転速度を設定する処理を実行し、
前記環境の温度が前記第1の所定温度より低い場合、前記ファンの回転速度を前記第1の回転速度に設定し、
前記コンポーネントの温度が前記第2の所定温度より高い場合、前記ファンの回転速度を、前記コンポーネントの温度に基づき決定された回転速度と前記環境の温度に基づき決定された回転速度とのうち大きい方の回転速度に設定する
処理をさらに実行させる付記2記載の回転制御プログラム。
(付記4)
前記プロセッサに、
前記コンポーネントの消費電力が安定しているか判定し、
前記コンポーネントの消費電力が安定している場合、前記環境の温度が前記第1の所定温度より高く且つ前記コンポーネントの温度が前記第2の所定温度以下であるか判定する処理を実行する、
処理をさらに実行させる付記3記載の回転制御プログラム。
(付記5)
前記コンポーネントの数が複数であり、
前記第1の差を算出する処理において、複数のコンポーネントの各々について前記第1の差を算出し、
前記ファンの回転速度を設定する処理において、前記複数のコンポーネントの各々について、前記第1の差と前記第2の差との比較結果に基づき、前記ファンの回転速度を決定する処理を実行し、前記ファンの回転速度を、決定された前記回転速度のうち最大の回転速度に設定する、
付記1記載の回転制御プログラム。
(付記6)
情報処理装置のプロセッサが、
前記情報処理装置内のコンポーネントの温度と、前記コンポーネントについて許容される温度の上限との差である第1の差を算出し、
前記情報処理装置が設置された環境の温度と、前記環境について許容される温度の上限との差である第2の差を算出し、
前記第1の差と前記第2の差との比較結果に基づき、前記コンポーネントを冷却するファンの回転速度を設定する、
処理を実行する回転制御方法。
(付記7)
メモリと、
プロセッサと、
を有し、
前記プロセッサが、
前記情報処理装置内のコンポーネントの温度と、前記コンポーネントについて許容される温度の上限との差である第1の差を算出し、当該第1の差を前記メモリに格納し、
前記情報処理装置が設置された環境の温度と、前記環境について許容される温度の上限との差である第2の差を算出し、当該第2の差を前記メモリに格納し、
前記第1の差と前記第2の差との比較結果に基づき、前記コンポーネントを冷却するファンの回転速度を設定する、
処理を実行する情報処理装置。
1 サーバ 10 BMC
101 CPU 102 メモリ
103 不揮発性記憶媒体 111 管理部
112 制御テーブル格納部 113 データ格納部
1h,2h,3h,4h HDD 1f,2f,3f,4f ファン
1c CPU 1m メモリ
1p PSU 1s,2s,3s,4s,5s,6s,7s,8s 温度センサ

Claims (7)

  1. 情報処理装置のプロセッサに、
    前記情報処理装置内のコンポーネントの温度と、前記コンポーネントについて許容される温度の上限との差である第1の差を算出し、
    前記情報処理装置が設置された環境の温度と、前記環境について許容される温度の上限との差である第2の差を算出し、
    前記第1の差と前記第2の差との比較結果に基づき、前記コンポーネントを冷却するファンの回転速度を設定する、
    処理を実行させる回転制御プログラム。
  2. 前記ファンの回転速度を設定する処理において、
    前記第1の差が前記第2の差より大きい場合、前記ファンの回転速度を、電力消費を抑制するための回転速度である第1の回転速度に設定し、前記第1の差が前記第2の差以下である場合、前記ファンの回転速度を、前記コンポーネントの温度に基づき決定された回転速度と前記環境の温度に基づき決定された回転速度とのうち大きい方の回転速度に設定する、
    請求項1記載の回転制御プログラム。
  3. 前記プロセッサに、
    前記環境の温度が第1の所定温度より高く且つ前記コンポーネントの温度が第2の所定温度以下であるか判定し、
    前記環境の温度が前記第1の所定温度より高く且つ前記コンポーネントの温度が前記第2の所定温度以下である場合、前記第1の差を算出する処理、前記第2の差を算出する処理、及び前記ファンの回転速度を設定する処理を実行し、
    前記環境の温度が前記第1の所定温度より低い場合、前記ファンの回転速度を前記第1の回転速度に設定し、
    前記コンポーネントの温度が前記第2の所定温度より高い場合、前記ファンの回転速度を、前記コンポーネントの温度に基づき決定された回転速度と前記環境の温度に基づき決定された回転速度とのうち大きい方の回転速度に設定する
    処理をさらに実行させる請求項2記載の回転制御プログラム。
  4. 前記プロセッサに、
    前記コンポーネントの消費電力が安定しているか判定し、
    前記コンポーネントの消費電力が安定している場合、前記環境の温度が前記第1の所定温度より高く且つ前記コンポーネントの温度が前記第2の所定温度以下であるか判定する処理を実行する、
    処理をさらに実行させる請求項3記載の回転制御プログラム。
  5. 前記コンポーネントの数が複数であり、
    前記第1の差を算出する処理において、複数のコンポーネントの各々について前記第1の差を算出し、
    前記ファンの回転速度を設定する処理において、前記複数のコンポーネントの各々について、前記第1の差と前記第2の差との比較結果に基づき、前記ファンの回転速度を決定する処理を実行し、前記ファンの回転速度を、決定された前記回転速度のうち最大の回転速度に設定する、
    請求項1記載の回転制御プログラム。
  6. 情報処理装置のプロセッサが、
    前記情報処理装置内のコンポーネントの温度と、前記コンポーネントについて許容される温度の上限との差である第1の差を算出し、
    前記情報処理装置が設置された環境の温度と、前記環境について許容される温度の上限との差である第2の差を算出し、
    前記第1の差と前記第2の差との比較結果に基づき、前記コンポーネントを冷却するファンの回転速度を設定する、
    処理を実行する回転制御方法。
  7. メモリと、
    プロセッサと、
    を有し、
    前記プロセッサが、
    前記情報処理装置内のコンポーネントの温度と、前記コンポーネントについて許容される温度の上限との差である第1の差を算出し、当該第1の差を前記メモリに格納し、
    前記情報処理装置が設置された環境の温度と、前記環境について許容される温度の上限との差である第2の差を算出し、当該第2の差を前記メモリに格納し、
    前記第1の差と前記第2の差との比較結果に基づき、前記コンポーネントを冷却するファンの回転速度を設定する、
    処理を実行する情報処理装置。
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