JP2014072352A - 熱処理装置 - Google Patents

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浩二 渋田
Takahiro Kimura
貴弘 木村
Yutaka Kuwata
豊 鍬田
Tatsufumi Kusuda
達文 楠田
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Abstract

【課題】処理間での基板の受け渡しを削減することができる熱処理装置を提供する。
【解決手段】基板Wを保持するステージ20の熱処理プレート22にはヒータ23および冷却機構24が設けられている。基板受渡部10がステージ20に未処理の基板Wを渡し、ステージ20によって基板Wのアライメント処理および予備加熱処理が行われる。その後、ステージ20がランプハウス50に対向する位置にまで上昇し、フラッシュランプFLから基板Wに対してフラッシュ光が照射される。その後、ステージ20が再び下降し、ステージ20上にて基板Wの冷却処理が行われる。基板Wがステージ20に保持されたままフラッシュ加熱処理に関連する全ての処理が実行されるため、各処理間での基板Wの受け渡しは生じない。よって、各処理間で基板Wを受け渡すための搬送ロボットが不要となり、熱処理装置100のフットプリント増大を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、矩形のガラス基板、特にフラットパネルディスプレイ(FPD)用途などに用いられる大型の基板の表面にフラッシュ光を照射することによって当該基板を加熱する熱処理装置に関する。
半導体デバイスの製造プロセスにおいて、不純物導入は半導体ウェハー内にpn接合を形成するための必須の工程である。現在、不純物導入は、イオン打ち込み法とその後のアニール法によってなされるのが一般的である。イオン打ち込み法は、ボロン(B)、ヒ素(As)、リン(P)といった不純物(ドーパント)の元素をイオン化させて高加速電圧で半導体ウェハーに衝突させて物理的に不純物注入を行う技術である。注入された不純物はアニール処理によって活性化される。
近年、半導体デバイスのさらなる微細化の進展にともなって、より浅い接合が求められており、フラッシュランプアニール(FLA)によって不純物を極めて短時間加熱して拡散を抑制しつつ活性化させる技術が試みられている。フラッシュランプアニールは、キセノンのフラッシュランプを使用して半導体ウェハーの表面にフラッシュ光を照射することにより、不純物が注入された半導体ウェハーの表面のみを極めて短時間(数ミリ秒以下)に昇温させる熱処理技術である。数ミリ秒以下の極めて短時間のフラッシュ光照射であれば、半導体ウェハーの表面近傍のみを選択的に昇温できるため、不純物を深く拡散させることなく、不純物活性化のみを実行して浅い接合を実現することができるのである。
特許文献1には、このような半導体ウェハーのフラッシュランプアニールを行う装置が開示されている。特許文献1に開示の装置には、半導体ウェハーの位置決めを行うアライメントチャンバー、熱処理後の半導体ウェハーの冷却を行う冷却チャンバー、および、半導体ウェハーにフラッシュ加熱処理を行う処理チャンバーが設けられている。そして、これらの各チャンバーは搬送ロボットを備えた搬送室に接続されている。アライメントチャンバー、冷却チャンバー、処理チャンバーおよび搬送室は、内部が清浄に維持されるようにそれぞれに高純度の窒素ガスが供給され、特にフラッシュ加熱処理を行う処理チャンバー内は最も酸素濃度が低くなるようにされている。
特開2011−204741号公報
特許文献1に開示されるように、半導体用途では処理毎に専用のチャンバーを設け、チャンバー間では搬送ロボットによって半導体ウェハーの受け渡しを行うシステムが有効である。一方、フラッシュランプアニールは、FPD用途に用いられるガラス基板上に成膜された機能層(例えば、電極層や不純物注入されたシリコン層など)の熱処理にも有効であることが判明している。
しかしながら、液晶ディスプレイ(LCD)などのFPD用途に用いられるガラス基板のサイズは大型化の一途を辿っており、例えば、第5世代(G5)のガラス基板では1100mm×1300mm、第8世代(G8)のガラス基板では2200mm×2500mmにもなる(なお、特許文献1の半導体ウェハーはφ300mmである)。このような大型の基板を処理するのに、特許文献1に開示されるとの同様の搬送システムを採用すると、各チャンバーが大型化するのに加えて、処理間で基板の受け渡しを行う搬送ロボットも巨大なものとなる。その結果、装置全体のフットプリントも非常に大きくなるとともに、処理間での基板の搬送にも長時間を要することとなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、処理間での基板の受け渡しを削減することができる熱処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、基板の表面にフラッシュ光を照射することによって当該基板を加熱する熱処理装置において、基板を載置して保持するステージと、フラッシュ光を出射するフラッシュランプを内蔵するランプハウスと、前記ランプハウスに対して前記ステージを相対的に移動させ、前記ステージに保持された基板を前記フラッシュランプに対向させる移動手段と、を備え、前記ステージは、前記基板を加熱する加熱手段と、前記基板を冷却する冷却手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る熱処理装置において、少なくとも前記ステージを収容するチャンバーをさらに備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る熱処理装置において、前記ステージに保持された基板が前記フラッシュランプに対向したときに、前記ステージと前記ランプハウスとの間の空間を閉塞して前記基板を外部雰囲気から隔離する雰囲気隔離部をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの発明に係る熱処理装置において、前記基板は主面の面積が1m以上であることを特徴とする。
請求項1から請求項4の発明によれば、加熱手段および冷却手段を備えたステージをランプハウスに対して相対的に移動させ、ステージに保持された基板をフラッシュランプに対向させるため、ステージに基板を保持したまま予備加熱処理、フラッシュ加熱処理および冷却処理を行うことができ、処理間での基板の受け渡しを削減することができる。
本発明に係る熱処理装置の全体概略構成を示す図である。 ステージの平面図である。 処理位置にまで上昇したステージおよびランプハウスを示す図である。 第2実施形態の熱処理装置の全体概略構成を示す図である。 第3実施形態の熱処理装置の全体概略構成を示す図である。 第4実施形態の熱処理装置の全体概略構成を示す図である。 第5実施形態の熱処理装置の全体概略構成を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<1.第1実施形態>
図1は、本発明に係る熱処理装置100の全体概略構成を示す図である。この熱処理装置100は、いわゆる大型ガラス基板を含む基板Wに対してフラッシュ光を照射することによって、当該基板Wを加熱するフラッシュランプアニール装置である。なお、図1および以降の各図においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数を誇張または簡略化して描いている。
熱処理装置100は、主たる要素として、基板Wを載置して保持するステージ20と、フラッシュ光を出射するフラッシュランプFLを内蔵するランプハウス50と、ランプハウス50に対してステージ20を移動させるステージ駆動機構40と、を備える。また、熱処理装置100は、ステージ20に対して基板Wの受け渡しを行う基板受渡部10と、装置に設けられた各種動作機構を制御して処理を進行させる制御部9と、を備える。
基板受渡部10は、ステージ20に対して未処理の基板Wを渡すとともに、ステージ20から処理済みの基板Wを受け取る。基板受渡部10は、ステージ20に対して基板Wの受け渡しを行う移載ロボット(図示省略)を備える。
ステージ20は、断熱プレート21および熱処理プレート22を備える。熱処理プレート22は、断熱プレート21の上面に固定設置されている。図2は、ステージ20の平面図である。熱処理プレート22および断熱プレート21は、いずれも矩形の平板状の部材である。熱処理プレート22の平面サイズは、処理対象となる基板Wのサイズよりも若干大きい。また、断熱プレート21の平面サイズは、熱処理プレート22の平面サイズよりも大きい。
断熱プレート21は、断熱性に優れた材質(例えば、セラミックス)にて形成されている。熱処理プレート22は、耐熱性に優れた金属材料(例えば、ステンレススチール)にて形成されており、少なくともその上面は水平な平坦面とされている。また、ステージ20の熱処理プレート22には、真空吸着機構が設けられており、熱処理プレート22の上面に載置された基板Wを吸着保持する。さらに、ステージ20は、リフトピンを備えており(いずれも図示省略)、そのリフトピンを介して基板受渡部10と基板Wの授受を行う。
図1に戻り、ステージ20の熱処理プレート22は、ヒータ23および冷却機構24を内蔵する。ヒータ23は、例えばニクロム線などの抵抗加熱線にて構成されており、図外の電力供給源からの電力供給を受けて発熱し、熱処理プレート22を加熱する。一方、冷却機構24は、例えば水冷管やペルチェ素子にて構成されており、熱処理プレート22を冷却する。
熱処理プレート22には、例えば熱電対を用いて構成された温度センサが設けられている。温度センサは熱処理プレート22の上面近傍の温度を測定し、その測定結果は制御部9に伝達される。制御部9は、温度センサによる測定結果に基づいて、ヒータ23および冷却機構24を制御し、熱処理プレート22を所定の温度とする。熱処理プレート22に保持された基板Wは、熱処理プレート22によって所定の温度に加熱または冷却されることとなる。
第1実施形態のステージ駆動機構40は、例えばリニアアクチュエータなどの直動機構を用いて構成されており、ステージ20を鉛直方向に沿って昇降移動させる。ステージ駆動機構40は、矢印AR1にて示すように、基板受渡部10と基板Wの受け渡しを行う受渡位置(図1の実線位置)と、ステージ20に保持された基板WがフラッシュランプFLと対向する処理位置(図1の二点鎖線位置)との間でステージ20を昇降させる。なお、ステージ駆動機構40は、リニアアクチュエータに限定されるものではなく、入れ子構造の複数の支持体を伸縮させる機構(いわゆるテレスコピック機構)やボールネジを用いた機構など公知の種々の直動機構を採用することができる。また、ステージ駆動機構40には、ステージ10の水平面内における角度を調整するためのθ補正機構が設けられており、ステージ20に保持された基板Wを鉛直方向に沿った軸を中心として回動させることができる。
第1実施形態においては、ステージ駆動機構40によって昇降されるステージ20の上方にランプハウス50が設置されている。ランプハウス50は、箱状の筐体であり、複数本(図1では図示の便宜上7本としているが、これに限定されるものではない)のフラッシュランプFLと、それら全体の上方を覆うように設けられたリフレクタ52と、を内側に備える。また、ランプハウス50の底部には放射窓53が装着されている。放射窓53は、石英により形成された板状の石英窓であり、フラッシュランプFLはこの放射窓53を介してフラッシュ光を照射する。
複数のフラッシュランプFLは、それぞれが長尺の円筒形状を有する棒状ランプであり、それぞれの長手方向が水平方向に沿って互いに平行となるように平面状に配列されている。本実施形態では、フラッシュランプFLとしてキセノンフラッシュランプを用いている。キセノンフラッシュランプFLは、その内部にキセノンガスが封入されその両端部にコンデンサーに接続された陽極および陰極が配設された棒状のガラス管(放電管)と、該ガラス管の外周面上に付設されたトリガー電極とを備える。キセノンガスは電気的には絶縁体であることから、コンデンサーに電荷が蓄積されていたとしても通常の状態ではガラス管内に電気は流れない。しかしながら、トリガー電極に高電圧を印加して絶縁を破壊した場合には、コンデンサーに蓄えられた電気が両端電極間の放電によってガラス管内に瞬時に流れ、そのときのキセノンの原子あるいは分子の励起によって光が放出される。このようなキセノンフラッシュランプFLにおいては、予めコンデンサーに蓄えられていた静電エネルギーが0.1ミリ秒ないし100ミリ秒という極めて短い光パルスに変換されることから、連続点灯のランプに比べて極めて強い光を照射し得るという特徴を有する。
また、リフレクタ52は、複数のフラッシュランプFLの上方にそれら全体を覆うように設けられている。リフレクタ52の基本的な機能は、複数のフラッシュランプFLから出射されたフラッシュ光を下方に向けて反射するというものである。
図3は、処理位置にまで上昇したステージ20およびランプハウス50を示す図である。ステージ20の断熱プレート21には、熱処理プレート22の外周を取り囲むようにリフト壁30が設けられている。リフト壁30の上端には、セラミックスの絶縁部31が設けられる。絶縁部31は、高電圧が供給されているランプハウス50とステージ20との絶縁を確実にするためのものである。断熱プレート21には、リフト壁30を昇降する機構が設けられており、矢印AR3にて示すように、断熱プレート21に対してリフト壁30を昇降させる。
ステージ20が処理位置にまで上昇し、ステージ20に保持された基板WがフラッシュランプFLに対向した状態にて、リフト壁30が上昇すると絶縁部31がランプハウス50の放射窓53の下面に当接する。これにより、ステージ20の断熱プレート21と放射窓53との間の空間がリフト壁30によって閉塞されて密閉空間となる。熱処理プレート22およびそれに載置された基板Wは、リフト壁30によって形成された密閉空間内に収容されることとなり、外部雰囲気から隔離されることとなる。なお、ステージ20が処理位置にまで上昇したときにおける、熱処理プレート22の上面から放射窓53の下面までの間隔は数mm〜10mmである。
また、ステージ20には、窒素供給機構35および排気機構37が付設されている。窒素供給機構35は、リフト壁30によってステージ20とランプハウス50との間に形成された密閉空間に窒素ガス(N)を供給する。排気機構37は、当該密閉空間内の雰囲気を外部に排出する。窒素供給機構35および排気機構37によって、当該密閉空間の雰囲気を大気雰囲気から窒素雰囲気に置換することができる。なお、リフト壁30は上下に昇降するため、窒素供給機構35および排気機構37の配管をリフト壁30に設ける場合は、その配管を可撓性を有するものとするのが好ましい。また、断熱プレート21に給気ポートおよび排気ポートを固定設置し、それらに窒素供給機構35および排気機構37の配管をそれぞれ接続するようにしても良い。
制御部9は、熱処理装置100に設けられた上記の種々の動作機構を制御する。制御部9のハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。すなわち、制御部9は、各種演算処理を行うCPU、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAMおよび制御用ソフトウェアやデータなどを記憶しておく磁気ディスクを備えて構成される。制御部9のCPUが所定の処理プログラムを実行することによって熱処理装置100における処理が進行する。
次に、上記構成を有する熱処理装置100における基板Wの処理手順について説明する。以下に説明する熱処理装置100の処理手順は、制御部9が熱処理装置100の各動作機構を制御することにより進行する。
まず、ステージ20が受渡位置にまで下降している状態において、基板受渡部10がステージ20に対して処理対象となる基板Wを渡す。本実施形態の基板Wは、矩形のガラス基板の上面に電極層やシリコン層などの機能層を形成して構成される。また、本実施形態の基板Wの平面サイズは、1100mm×1300mm(G5)である。
ステージ20に渡された基板Wは熱処理プレート22の上面に載置されて水平姿勢にて吸着保持される。基板Wは表面を上面側に向けて熱処理プレート22に保持される。基板Wの表面とは機能層が形成された側の面であり、裏面とはその反対側(ガラス基板側)の面である。基板Wがステージ20に保持された時点では、ステージ20の上方は開放されており、基板Wの周辺雰囲気は大気雰囲気である。
基板Wがステージ20に渡された後、必要に応じてアライメント処理を行う。具体的には、ステージ20に保持された基板Wを鉛直方向に沿った軸を中心としてステージ駆動機構40により若干回動させて基板Wの向きをフラッシュ加熱に適切な向きに調整する。このようなアライメント処理のために、矩形の基板Wの4隅にアライメントマーク(例えば十字のマーク)を設けるようにしても良い。4つのアライメントマークをCCDカメラ等によって観察し、アライメントマークが所定の位置に整合するように基板Wを回動させることにより、高精度なアライメント処理を行うことができる。
また、基板Wがステージ20に渡された後、予備加熱処理を行う。予備加熱処理は、フラッシュ加熱処理の前に基板Wを所定の予備加熱温度にまで昇温しておく処理である。このような予備加熱処理は、フラッシュ光照射のみでは必要な処理温度が得られない場合に有効である。予備加熱処理は、ヒータ23が熱処理プレート22を予備加熱温度に加熱することによって行われる。熱処理プレート22の温度は制御部9によって制御されている。すなわち、熱処理プレート22の温度センサの測定結果が設定された予備加熱温度となるように、制御部9がヒータ23の出力をフィードバック制御している。
ステージ20に渡された基板Wがヒータ23によって加熱された熱処理プレート22に保持されて接触することによって、基板Wが熱伝導により予備加熱温度にまで加熱される。予備加熱処理時には、表面に形成された機能層を含む基板Wの全体がほぼ均一に加熱される。
第1実施形態においては、アライメント処理および予備加熱処理は、ステージ20が受渡位置にまで下降している状態にて行われる。よって、アライメント処理および予備加熱処理は大気雰囲気にて行われる。
予備加熱処理によって基板Wが予備加熱温度にまで昇温された後、ステージ駆動機構40によってステージ20が処理位置にまで上昇する。そして、ステージ20が処理位置に到達し、基板WがフラッシュランプFLに対向した後、リフト壁30が上昇して絶縁部31がランプハウス50の放射窓53に当接する。これにより、ステージ20の断熱プレート21、ランプハウス50の放射窓53、および、リフト壁30で囲まれた密閉空間が形成され、基板Wが外部雰囲気から隔離される。排気機構37がこの密閉空間から雰囲気を排出するとともに、窒素供給機構35が当該密閉空間に窒素ガスを供給することにより、当該密閉空間は窒素雰囲気に置換される。
リフト壁30によって形成された密閉空間が窒素雰囲気に置換された後、制御部9の制御によりランプハウス50の複数のフラッシュランプFLが一斉に点灯する。フラッシュランプFLから出射されたフラッシュ光(リフレクタ52によって反射されたフラッシュ光を含む)は放射窓53を透過して熱処理プレート22に保持された基板Wへと向かう。
フラッシュランプFLから出射されるフラッシュ光は、コンデンサーに予め蓄えられていた静電エネルギーが極めて短い光パルスに変換された、照射時間が0.1ミリ秒以上100ミリ秒以下程度の極めて短く強い閃光である。フラッシュランプFLからフラッシュ光が照射された基板Wの機能層は瞬間的に目標の処理温度にまで昇温され、その後急速に降温する。このようなフラッシュ加熱によって、機能層に対する必要な熱処理(例えば、機能層がシリコン層である場合のドーパントの活性化処理)が行われる。フラッシュ加熱処理はリフト壁30によって外部雰囲気から隔離された窒素雰囲気中にて行われる。
フラッシュランプFLの照射時間は0.1ミリ秒以上100ミリ秒以下程度の極めて短時間であるため、基板Wの表面側に形成された機能層のみが必要な処理温度にまで昇温され、下地のガラス基板はほとんど昇温しない。従って、機能層を高温にフラッシュ加熱する場合であっても、ガラス基板に熱的ダメージを与えることを最小限に抑制することができる。また、短時間の加熱処理が要求されている場合であっても、フラッシュ加熱であればその要求を満足することができる。
フラッシュ加熱処理が終了した後、リフト壁30が下降して基板Wの周辺が大気開放される。フラッシュ加熱処理では、基板Wの機能層が目標処理温度にまで昇温している時間が極めて短いため、フラッシュ加熱後に基板Wの周辺を大気開放したとしても問題は生じない。
また、フラッシュ加熱処理が終了した後、ステージ駆動機構40によってステージ20が受渡位置にまで上昇する。さらに、制御部9の制御下にて、ヒータ23による加熱が停止されるとともに、冷却機構24による熱処理プレート22の冷却が開始される。冷却機構24が熱処理プレート22を冷却することによって、熱処理プレート22に保持された基板Wも冷却される。予備加熱時と同様に、熱処理プレート22の温度は制御部9によって制御されている。基板Wの冷却処理も大気雰囲気にて行われる。
ステージ20が受渡位置に下降し、基板Wが冷却機構24によって所定温度以下にまで冷却された後、基板受渡部10がステージ20から処理後の基板Wを受け取る。これにより、熱処理装置100における一連の熱処理が完了する。
第1実施形態においては、ステージ20が熱処理プレート22にヒータ23および冷却機構24を備えており、ステージ20によって基板Wの予備加熱処理および冷却処理を行うことができる。そして、基板受渡部10がステージ20に基板Wを渡した後、基板Wがそのステージ20に保持されたままフラッシュ加熱処理に関連する全ての処理(つまり、アライメント処理、予備加熱処理、フラッシュ加熱処理、および、冷却処理)が実行される。その後、基板受渡部10は、全ての処理が完了した後の基板Wをステージ20から受け取る。すなわち、基板受渡部10は未処理の基板Wおよび処理後の基板Wをステージ20に対して受け渡すのみであり、アライメント処理、予備加熱処理、フラッシュ加熱処理、および、冷却処理の各処理間での基板Wの受け渡しは生じない。よって、各処理間で基板Wを受け渡すための搬送ロボットが不要となり、熱処理装置100のフットプリント増大を抑制することができる。
特に、第1実施形態のように、基板Wが大型である場合(第1実施形態では1100mm×1300mm)には、基板Wを搬送するための搬送ロボットも大型となるため、処理間での基板Wの受け渡しを削減して搬送ロボットを不要とすることによるフットプリント増大抑制効果は大きい。
また、第1実施形態では、ランプハウス50の下方にてステージ20が受渡位置と処理位置との間で昇降することによって全ての処理が完了する。このため、熱処理装置100のフットプリント増大を最小限に抑制することができる。
また、アライメント処理、予備加熱処理、フラッシュ加熱処理、および、冷却処理の各処理を行うための専用のチャンバーを設けていないため、熱処理装置100の大型化を抑制するとともにコストダウンにも繋がる。各処理専用のチャンバーを設けていないことにより、チャンバーの搬出入口を開閉するゲートバルブも不要となる。また、フラッシュ加熱処理を行うためのチャンバーに設けられるべき石英窓が存在しないため、フラッシュランプFLから照射されるフラッシュ光のエネルギーロスを低減することができる。
また、ステージ20が処理位置にまで上昇したときにリフト壁30によって形成される狭い密閉空間(熱処理プレート22から放射窓53までの間隔は数mm〜10mm)を窒素雰囲気に置換すれば足りるため、窒素ガスの消費量増大をも抑制することができる。
さらに、リフト壁30によって形成される密閉空間の天井部はランプハウス50の放射窓53であり、窒素ガスを供給することによって放射窓53を冷却することができる。このため、ランプハウス50に、放射窓53を冷却するための専用の機構を設ける必要が無くなる。放射窓53が冷却されてフラッシュランプFLが冷却されることで、フラッシュランプFLの寿命を長くすることもできる。
<2.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図4は、第2実施形態の熱処理装置200の全体概略構成を示す図である。図4において、第1実施形態と同一の要素については同一の符号を付している。第2実施形態の熱処理装置200は、主たる要素として、基板Wを載置して保持するステージ20と、フラッシュ光を出射するフラッシュランプFLを内蔵するランプハウス50と、ステージ20に対してランプハウス50を移動させるランプハウス駆動機構140と、を備える。また、熱処理装置200は、装置に設けられた各種動作機構を制御して処理を進行させる制御部9を備える。
ステージ20については、第1実施形態と同一である。但し、第2実施形態においては、ステージ20が可動ではなく、熱処理装置200のフレームに固定設置されている。ステージ20の近傍には、第1実施形態と同様の基板受渡部が設けられている。また、ステージ20には、保持する基板Wを鉛直方向に沿った軸を中心として回動させて水平面内における角度を調整するためのθ補正機構が設けられている。
一方、複数のフラッシュランプFLおよびリフレクタ52を内蔵するランプハウス50の構成も第1実施形態と同様である。第2実施形態においては、ランプハウス駆動機構140によってランプハウス50が水平方向に沿ってスライド移動される。ランプハウス駆動機構140は、例えばリニアモータなどの直動機構を用いて構成される。ランプハウス駆動機構140は、矢印AR4にて示すように、ステージ20の直上であってステージ20に保持された基板WがフラッシュランプFLと対向する処理位置(図4の二点鎖線位置)と、ステージ20の上方から外方に外れた待機位置(図4の実線位置)との間でランプハウス50を水平方向に沿って移動させる。
ランプハウス50が処理位置にまで移動した状態においては、ステージ20のリフト壁30が上昇することによって絶縁部31が放射窓53の下面に当接する。これにより、ステージ20の断熱プレート21と放射窓53との間の空間がリフト壁30によって閉塞されて密閉空間となる(図3参照)。この密閉空間に対しては、排気機構37によって排気を行いつつ、窒素供給機構35から窒素ガスを供給することによって、窒素雰囲気に置換することができる。
ステージ20を鉛直方向に昇降させるステージ駆動機構40に代えて、ランプハウス50を水平方向に移動させるランプハウス駆動機構140を設けている点以外については、第2実施形態の熱処理装置200の構成は第1実施形態と概ね同一である。
第2実施形態にて基板Wを処理する際には、まず基板受渡部からステージ20に対して処理対象となる基板Wを渡す。第2実施形態の基板Wも、矩形のガラス基板の上面に電極層やシリコン層などの機能層を形成して構成され、その平面サイズは1100mm×1300mmである。ステージ20に基板Wを渡すときには、ランプハウス50は待機位置にて待機している。
第1実施形態と同様に、基板Wがステージ20に渡された後、アライメント処理および予備加熱処理を行う。すなわち、ステージ20に設けられたθ補正機構によって基板Wの水平面内における向きを調整するとともに、ヒータ23が熱処理プレート22を加熱することによって熱処理プレート22に保持された基板Wを予備加熱する。これらの処理を行うときには、ランプハウス50は待機位置にて待機している。よって、アライメント処理および予備加熱処理は大気雰囲気にて行われる。
予備加熱処理によって基板Wが予備加熱温度にまで昇温された後、ランプハウス駆動機構140によってランプハウス50が処理位置にまで移動する。そして、ランプハウス50が処理位置に到達し、ステージ20に保持された基板WがフラッシュランプFLに対向した後、リフト壁30が上昇して絶縁部31がランプハウス50の放射窓53に当接する。これにより、ステージ20の断熱プレート21、ランプハウス50の放射窓53、および、リフト壁30で囲まれた密閉空間が形成される。排気機構37がこの密閉空間から雰囲気を排出するとともに、窒素供給機構35が当該密閉空間に窒素ガスを供給することにより、当該密閉空間は窒素雰囲気に置換される。
続いて、ランプハウス50の複数のフラッシュランプFLが一斉に点灯して基板Wに対するフラッシュ加熱処理が行われる。フラッシュ加熱処理により、基板Wの機能層は瞬間的に目標の処理温度にまで昇温され、その後急速に降温する。フラッシュ加熱処理はリフト壁30によって外部雰囲気から隔離された窒素雰囲気中にて行われる。
フラッシュ加熱処理が終了した後、リフト壁30が下降して基板Wの周辺が大気開放される。そして、ランプハウス駆動機構140によってランプハウス50が待機位置にまで再び移動する。また、ヒータ23による加熱が停止されるとともに、冷却機構24による熱処理プレート22の冷却が開始される。冷却機構24が熱処理プレート22を冷却することによって、熱処理プレート22に保持された基板Wも冷却される。基板Wの冷却処理も大気雰囲気にて行われる。
ランプハウス50が待機位置にまで戻り、基板Wが冷却機構24によって所定温度以下にまで冷却された後、基板受渡部がステージ20から処理後の基板Wを受け取る。これにより、第2実施形態の熱処理装置200における一連の熱処理が完了する。
第2実施形態においても、基板受渡部がステージ20に基板Wを渡した後、基板Wがそのステージ20に保持されたままフラッシュ加熱処理に関連する全ての処理(アライメント処理、予備加熱処理、フラッシュ加熱処理、および、冷却処理)が実行される。そして、基板受渡部は、全ての処理が完了した後の基板Wをステージ20から受け取る。すなわち、アライメント処理、予備加熱処理、フラッシュ加熱処理、および、冷却処理の各処理間での基板Wの受け渡しは生じない。よって、第1実施形態と同様に、各処理間で基板Wを受け渡すための搬送ロボットが不要となり、熱処理装置200のフットプリント増大を抑制することができる。
<3.第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図5は、第3実施形態の熱処理装置300の全体概略構成を示す図である。図5において、第1実施形態と同一の要素については同一の符号を付している。第3実施形態の熱処理装置300は、主たる要素として、基板Wを載置して保持するステージ20と、フラッシュ光を出射するフラッシュランプFLを内蔵するランプハウス50と、ランプハウス50に対してステージ20を移動させるステージ駆動機構240と、を備える。また、熱処理装置300は、装置に設けられた各種動作機構を制御して処理を進行させる制御部9を備える。
ステージ20の構成については、第1実施形態と同一である。第3実施形態においては、ステージ駆動機構240によってステージ20が水平方向に沿ってスライド移動される。ステージ駆動機構240は、例えばリニアモータなどの直動機構を用いて構成される。ステージ駆動機構240は、矢印AR5にて示すように、基板Wの予備加熱処理を行う予備加熱位置(図5の実線位置)と、ランプハウス50の直下であってステージ20に保持された基板WがフラッシュランプFLと対向する処理位置(図5の中央の二点鎖線位置)と、処理位置を挟んで予備加熱位置と反対側に位置して基板Wの冷却処理を行う冷却位置(図5の右側の二点鎖線位置)と、の間でステージ20を水平方向に沿って移動させる。ステージ20の予備加熱位置および冷却位置の近傍には、第1実施形態と同様の基板受渡部が設けられている。また、ステージ20には、保持する基板Wを鉛直方向に沿った軸を中心として回動させて水平面内における角度を調整するためのθ補正機構が設けられている。
複数のフラッシュランプFLおよびリフレクタ52を内蔵するランプハウス50の構成は第1実施形態と同様である。ステージ20が処理位置に移動した状態においては、ステージ20のリフト壁30が上昇することによって絶縁部31が放射窓53の下面に当接する。これにより、ステージ20の断熱プレート21と放射窓53との間の空間がリフト壁30によって閉塞されて密閉空間となる(図3参照)。この密閉空間に対しては、排気機構37によって排気を行いつつ、窒素供給機構35から窒素ガスを供給することによって、窒素雰囲気に置換することができる。
ステージ駆動機構240が、ステージ20を水平方向に沿って予備加熱位置、処理位置および冷却位置の3つの位置の間で移動させる点以外については、第3実施形態の熱処理装置300の構成は第1実施形態と概ね同一である。
第3実施形態にて基板Wを処理する際には、まず予備加熱位置近傍の基板受渡部から予備加熱位置のステージ20に対して処理対象となる基板Wを渡す。第3実施形態の基板Wも、矩形のガラス基板の上面に電極層やシリコン層などの機能層を形成して構成され、その平面サイズは1100mm×1300mmである。
第1実施形態と同様に、基板Wがステージ20に渡された後、アライメント処理および予備加熱処理を行う。すなわち、ステージ20に設けられたθ補正機構によって基板Wの水平面内における向きを調整するとともに、ヒータ23が熱処理プレート22を加熱することによって熱処理プレート22に保持された基板Wを予備加熱する。これらの処理は、ステージ20が予備加熱位置に位置している状態にて行われる。よって、アライメント処理および予備加熱処理は大気雰囲気にて行われる。
予備加熱処理によって基板Wが予備加熱温度にまで昇温された後、ステージ駆動機構240によってステージ20が予備加熱位置から処理位置にまで移動する。そして、ステージ20が処理位置に到達し、ステージ20に保持された基板WがフラッシュランプFLに対向した後、リフト壁30が上昇して絶縁部31がランプハウス50の放射窓53に当接する。これにより、ステージ20の断熱プレート21、ランプハウス50の放射窓53、および、リフト壁30で囲まれた密閉空間が形成される。排気機構37がこの密閉空間から雰囲気を排出するとともに、窒素供給機構35が当該密閉空間に窒素ガスを供給することにより、当該密閉空間は窒素雰囲気に置換される。
続いて、ランプハウス50の複数のフラッシュランプFLが一斉に点灯して基板Wに対するフラッシュ加熱処理が行われる。フラッシュ加熱処理により、基板Wの機能層は瞬間的に目標の処理温度にまで昇温され、その後急速に降温する。フラッシュ加熱処理はリフト壁30によって外部雰囲気から隔離された窒素雰囲気中にて行われる。
フラッシュ加熱処理が終了した後、リフト壁30が下降して基板Wの周辺が大気開放される。そして、ステージ駆動機構240によってステージ20が処理位置から冷却位置にまで移動する。また、ヒータ23による加熱が停止されるとともに、冷却機構24による熱処理プレート22の冷却が開始される。冷却機構24が熱処理プレート22を冷却することによって、熱処理プレート22に保持された基板Wも冷却される。基板Wの冷却処理も冷却位置の大気雰囲気にて行われる。
ステージ20が冷却位置に移動し、基板Wが冷却機構24によって所定温度以下にまで冷却された後、冷却位置近傍の基板受渡部がステージ20から処理後の基板Wを受け取る。これにより、第3実施形態の熱処理装置300における一連の熱処理が完了する。
第3実施形態においても、基板受渡部がステージ20に基板Wを渡した後、基板Wがそのステージ20に保持されたままフラッシュ加熱処理に関連する全ての処理(アライメント処理、予備加熱処理、フラッシュ加熱処理、および、冷却処理)が実行される。そして、基板受渡部は、全ての処理が完了した後の基板Wをステージ20から受け取る。すなわち、アライメント処理、予備加熱処理、フラッシュ加熱処理、および、冷却処理の各処理間での基板Wの受け渡しは生じない。よって、各処理間で基板Wを受け渡すための搬送ロボットが不要となり、熱処理装置300のフットプリント増大を抑制することができる。
<4.第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図6は、第4実施形態の熱処理装置400の全体概略構成を示す図である。図6において、第3実施形態(図5)と同一の要素については同一の符号を付している。第4実施形態の熱処理装置400は、主たる要素として、基板Wを載置して保持するステージ20と、フラッシュ光を出射するフラッシュランプFLを内蔵するランプハウス50と、ランプハウス50に対してステージ20を移動させるステージ駆動機構240と、を備える。第4実施形態においては、ステージ20およびステージ駆動機構240を収容するチャンバー410を熱処理装置400に設けている。また、熱処理装置400は、装置に設けられた各種動作機構を制御して処理を進行させる制御部9を備える。
複数のフラッシュランプFLおよびリフレクタ52を内蔵するランプハウス50は第3実施形態と同様である。また、ステージ20およびステージ駆動機構240も、第3実施形態と同様のものである。すなわち、ステージ駆動機構240は、ステージ20を予備加熱位置と処理位置と冷却位置との間で水平方向に沿って移動させる。ステージ20の予備加熱位置および冷却位置の近傍には、第1実施形態と同様の基板受渡部が設けられている。また、ステージ20には、保持する基板Wを鉛直方向に沿った軸を中心として回動させて水平面内における角度を調整するためのθ補正機構が設けられている。
第4実施形態においては、ステージ20およびステージ駆動機構240がチャンバー410内に収容されることによって外部雰囲気から隔離されている。チャンバー410は、例えばステンレススチールなどにて形成された筐体である。チャンバー410の天井部のうち、ランプハウス50の直下、つまりステージ20の処理位置の上側には石英窓415が装着されている。石英窓415は、ランプハウス50の放射窓53と同程度のサイズを有する石英製の窓である。また、チャンバー410の両端、すなわちステージ20の予備加熱位置および冷却位置の近傍には基板受渡部との間で基板Wを受け渡しするための搬出入口が設けられている。搬出入口は、ゲートバルブなどによって開閉される。
また、チャンバー410には、窒素供給機構135および排気機構137が付設されている。窒素供給機構135は、チャンバー410内に窒素ガスを供給する。排気機構137は、チャンバー410内の雰囲気を外部に排出する。窒素供給機構135および排気機構137によって、ステージ20が収容されたチャンバー410内の雰囲気を大気雰囲気から窒素雰囲気に置換することができる。
一方、第4実施形態においては、ステージ20にリフト壁30が設けられていない。ステージ20およびステージ駆動機構240を収容するチャンバー410を設けている点、並びに、ステージ20に固有の雰囲気隔離部を設けていない点を除いては、第4実施形態の熱処理装置400の構成は第3実施形態と同一である。
第4実施形態にて基板Wを処理する際には、まず予備加熱位置近傍のチャンバー410の搬出入口が開放され、基板受渡部から予備加熱位置のステージ20に対して処理対象となる基板Wを渡す。第4実施形態の基板Wも、矩形のガラス基板の上面に電極層やシリコン層などの機能層を形成して構成され、その平面サイズは1100mm×1300mmである。
第4実施形態では、予備加熱位置のステージ20に基板Wが渡され、搬出入口が閉鎖されてチャンバー410内が密閉空間とされた後、排気機構137がチャンバー410内から雰囲気を排出するとともに、窒素供給機構135がチャンバー410内に窒素ガスを供給する。これにより、チャンバー410内の空間全体が大気雰囲気から窒素雰囲気に置換される。
また、基板Wがステージ20に渡された後、アライメント処理および予備加熱処理を行う。すなわち、ステージ20に設けられたθ補正機構によって基板Wの水平面内における向きを調整するとともに、ヒータ23が熱処理プレート22を加熱することによって熱処理プレート22に保持された基板Wを予備加熱する。アライメント処理および予備加熱処理は、ステージ20がチャンバー410内の予備加熱位置に位置している状態にて行われるものであり、第4実施形態では窒素雰囲気中にて行われる。
予備加熱処理によって基板Wが予備加熱温度にまで昇温された後、ステージ駆動機構240によってステージ20が予備加熱位置から処理位置にまで移動する。第4実施形態では、チャンバー410内の全体が窒素雰囲気とされているため、リフト壁30による密閉空間形成は行わない。
続いて、ランプハウス50の複数のフラッシュランプFLが一斉に点灯して基板Wに対するフラッシュ加熱処理が行われる。フラッシュランプFLから出射されたフラッシュ光は放射窓53およびチャンバー410の石英窓415を透過してステージ20に保持された基板Wに照射される。フラッシュ加熱処理により、基板Wの機能層は瞬間的に目標の処理温度にまで昇温され、その後急速に降温する。フラッシュ加熱処理は、チャンバー410内の窒素雰囲気中にて行われる。
フラッシュ加熱処理が終了した後、ステージ駆動機構240によってステージ20が処理位置から冷却位置にまで移動される。また、ヒータ23による加熱が停止されるとともに、冷却機構24による熱処理プレート22の冷却が開始される。冷却機構24が熱処理プレート22を冷却することによって、熱処理プレート22に保持された基板Wも冷却される。基板Wの冷却処理は、ステージ20がチャンバー410内の冷却位置に位置している状態にて行われるものであり、第4実施形態では窒素雰囲気中にて行われる。
ステージ20が冷却位置に移動し、基板Wが冷却機構24によって所定温度以下にまで冷却された後、冷却位置近傍のチャンバー410の搬出入口が開放され、基板受渡部がステージ20から処理後の基板Wを受け取る。これにより、第4実施形態の熱処理装置400における一連の熱処理が完了する。なお、チャンバー410の搬出入口を開放する前に、チャンバー410内を窒素雰囲気から大気雰囲気に置換するようにしても良い。
第4実施形態においても、基板受渡部がステージ20に基板Wを渡した後、基板Wがそのステージ20に保持されたままフラッシュ加熱処理に関連する全ての処理(アライメント処理、予備加熱処理、フラッシュ加熱処理、および、冷却処理)が実行される。そして、基板受渡部は、全ての処理が完了した後の基板Wをステージ20から受け取る。すなわち、アライメント処理、予備加熱処理、フラッシュ加熱処理、および、冷却処理の各処理間での基板Wの受け渡しは生じない。よって、各処理間で基板Wを受け渡すための搬送ロボットが不要となり、熱処理装置400のフットプリント増大を抑制することができる。
また、第4実施形態においては、ステージ20およびステージ駆動機構240をチャンバー410内に収容し、チャンバー410の内部空間全体を窒素雰囲気としている。このため、フラッシュ加熱処理前後の予備加熱処理および冷却処理も窒素雰囲気中に行われることとなる。基板Wの上面に形成された機能層によっては、予備加熱温度でも大気中の酸素の影響を受けるものがあり、そのような場合に第4実施形態の熱処理装置400は好適である。また、第4実施形態では、チャンバー410の内部空間全体を窒素雰囲気としているため、ステージ20の酸化を防止して劣化を防ぐことができる。
<5.第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態について説明する。図7は、第5実施形態の熱処理装置500の全体概略構成を示す図である。図7において、第3実施形態(図5)と同一の要素については同一の符号を付している。第5実施形態の熱処理装置500は、主たる要素として、基板Wを載置して保持するステージ20と、フラッシュ光を出射するフラッシュランプFLを内蔵するランプハウス50と、ランプハウス50に対してステージ20を移動させるステージ駆動機構240と、を備える。第5実施形態においては、ステージ20の予備加熱位置および冷却位置のそれぞれの上方に雰囲気隔離板510を設けている。また、熱処理装置500は、装置に設けられた各種動作機構を制御して処理を進行させる制御部9を備える。
複数のフラッシュランプFLおよびリフレクタ52を内蔵するランプハウス50は第3実施形態と同様である。また、ステージ20およびステージ駆動機構240も、第3実施形態と同様のものである。すなわち、ステージ駆動機構240は、ステージ20を予備加熱位置と処理位置と冷却位置との間で水平方向に沿って移動させる。ステージ20の予備加熱位置および冷却位置の近傍には、第1実施形態と同様の基板受渡部が設けられている。また、ステージ20には、保持する基板Wを鉛直方向に沿った軸を中心として回動させて水平面内における角度を調整するためのθ補正機構が設けられている。
第5実施形態においては、図7に示すように、ステージ20の予備加熱位置および冷却位置のそれぞれの上方に雰囲気隔離板510が設けられている。雰囲気隔離板510は、例えばステンレススチールなどにて形成された矩形の板状部材である。雰囲気隔離板510の設置高さ位置は、ランプハウス50の放射窓53と同じである。また、雰囲気隔離板510の平面サイズも放射窓53と同程度であることが好ましい。
第3実施形態と同様に、ステージ20が処理位置に移動した状態においては、ステージ20のリフト壁30が上昇することによって絶縁部31が放射窓53の下面に当接する。これにより、ステージ20の断熱プレート21と放射窓53との間の空間がリフト壁30によって閉塞されて密閉空間となる(図3参照)。この密閉空間に対しては、排気機構37によって排気を行いつつ、窒素供給機構35から窒素ガスを供給することによって、窒素雰囲気に置換することができる。
また、第5実施形態においては、ステージ20が予備加熱位置および冷却位置に移動したときにも、ステージ20のリフト壁30が上昇することによって絶縁部31が雰囲気隔離板510の下面に当接する。これにより、処理位置におけるのと同様に、ステージ20の断熱プレート21と雰囲気隔離板510との間の空間がリフト壁30によって閉塞されて密閉空間となる。この密閉空間に対しても、排気機構37によって排気を行いつつ、窒素供給機構35から窒素ガスを供給することによって、窒素雰囲気に置換することができる。
ステージ20の予備加熱位置および冷却位置に雰囲気隔離板510を設けている点を除いては、第5実施形態の熱処理装置500の構成は第3実施形態と同一である。
第5実施形態にて基板Wを処理する際には、まず予備加熱位置近傍の基板受渡部から予備加熱位置のステージ20に対して処理対象となる基板Wを渡す。第5実施形態の基板Wも、矩形のガラス基板の上面に電極層やシリコン層などの機能層を形成して構成され、その平面サイズは1100mm×1300mmである。
第5実施形態では、予備加熱位置のステージ20に基板Wが渡された後、ステージ20のリフト壁30が上昇して絶縁部31が雰囲気隔離板510に当接する。これにより、ステージ20の断熱プレート21、雰囲気隔離板510、および、リフト壁30で囲まれた密閉空間が形成される。排気機構37がこの密閉空間から雰囲気を排出するとともに、窒素供給機構35が当該密閉空間に窒素ガスを供給することにより、当該密閉空間は窒素雰囲気に置換される。そして、ステージ20に保持された基板Wの周辺が窒素雰囲気とされた状態にてアライメント処理および予備加熱処理が行われる。すなわち、ステージ20に設けられたθ補正機構によって基板Wの水平面内における向きを調整するとともに、ヒータ23が熱処理プレート22を加熱することによって熱処理プレート22に保持された基板Wを予備加熱する。
予備加熱終了後、一旦リフト壁30が下降し、ステージ駆動機構240によってステージ20が予備加熱位置から処理位置にまで移動する。そして、ステージ20が処理位置に到達した後、リフト壁30が再び上昇して絶縁部31がランプハウス50の放射窓53に当接する。これにより、ステージ20の断熱プレート21、ランプハウス50の放射窓53、および、リフト壁30で囲まれた密閉空間が形成される。排気機構37がこの密閉空間から雰囲気を排出するとともに、窒素供給機構35が当該密閉空間に窒素ガスを供給することにより、当該密閉空間は窒素雰囲気に置換される。
続いて、ランプハウス50の複数のフラッシュランプFLが一斉に点灯して基板Wに対するフラッシュ加熱処理が行われる。フラッシュ加熱処理により、基板Wの機能層は瞬間的に目標の処理温度にまで昇温され、その後急速に降温する。フラッシュ加熱処理はリフト壁30によって外部雰囲気から隔離された窒素雰囲気中にて行われる。
フラッシュ加熱処理が終了した後、リフト壁30が再び下降し、ステージ駆動機構240によってステージ20が処理位置から冷却位置にまで移動する。また、ヒータ23による加熱が停止されるとともに、冷却機構24による熱処理プレート22の冷却が開始される。冷却機構24が熱処理プレート22を冷却することによって、熱処理プレート22に保持された基板Wも冷却される。ステージ20が処理位置に到達した後、リフト壁30が再び上昇して絶縁部31が冷却位置の雰囲気隔離板510に当接する。これにより、ステージ20の断熱プレート21、雰囲気隔離板510、および、リフト壁30で囲まれた密閉空間が形成される。排気機構37がこの密閉空間から雰囲気を排出するとともに、窒素供給機構35が当該密閉空間に窒素ガスを供給することにより、当該密閉空間は窒素雰囲気に置換される。そして、ステージ20に保持された基板Wの周辺が窒素雰囲気とされた状態にて冷却処理が行われる。
ステージ20が冷却位置に移動し、基板Wが冷却機構24によって所定温度以下にまで冷却された後、リフト壁30が下降し、冷却位置近傍の基板受渡部がステージ20から処理後の基板Wを受け取る。これにより、第5実施形態の熱処理装置500における一連の熱処理が完了する。
第5実施形態においても、基板受渡部がステージ20に基板Wを渡した後、基板Wがそのステージ20に保持されたままフラッシュ加熱処理に関連する全ての処理(アライメント処理、予備加熱処理、フラッシュ加熱処理、および、冷却処理)が実行される。そして、基板受渡部は、全ての処理が完了した後の基板Wをステージ20から受け取る。すなわち、アライメント処理、予備加熱処理、フラッシュ加熱処理、および、冷却処理の各処理間での基板Wの受け渡しは生じない。よって、各処理間で基板Wを受け渡すための搬送ロボットが不要となり、熱処理装置500のフットプリント増大を抑制することができる。
また、第5実施形態においては、ステージ20の予備加熱位置および冷却位置のそれぞれの上方に雰囲気隔離板510を設けることにより、フラッシュ加熱処理前後の予備加熱処理および冷却処理も窒素雰囲気中にて行うことができる。第5実施形態では、第4実施形態と比較して、リフト壁30によって形成される限られた密閉空間を窒素雰囲気に置換するため、窒素ガスの消費量増加を抑制することができる。
<6.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明はその趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記各実施形態においては、フラッシュ加熱処理は窒素雰囲気中にて行うようにしていたが、これに限定されるものではなく、基板Wの上面に形成された機能層によっては、大気雰囲気中にて行うようにしても良い。フラッシュ加熱処理を大気雰囲気中にて行うことが可能であれば、リフト壁30およびチャンバー410は必ずしも必須の要素では無い。
また、フラッシュ加熱処理を窒素雰囲気中で行うのに代えて、他の処理ガス(例えば、酸素(O)、水素(H)、塩素(Cl)などの反応性ガスやアルゴン(Ar)、ヘリウム(He)などの不活性ガス)を密閉空間に供給し、その処理ガスの雰囲気中にて処理を行うようにしても良い。
第1実施形態において、ステージ20を昇降させるのに代えて、或いは加えて、ランプハウス50をステージ20に対して昇降させるようにしても良い。第3実施形態において、ステージ20のポジションを2つとし、フラッシュ加熱処理後にステージ20を予備加熱位置に戻して基板Wの冷却処理を行うようにしても良い。すなわち、ステージ20の予備加熱位置と冷却位置とを共通のポジションとするようにしても良い。要するに、ランプハウス50に対してステージ20を相対的に移動させ、ステージ20に保持された基板WをフラッシュランプFLに対向させることができる構成であれば良い。
また、第4実施形態において、ステージ20にリフト壁30を設け、チャンバー410内を窒素雰囲気にするのに加えて、リフト壁30によってステージ20の断熱プレート21と石英窓415との間の空間を閉塞して密閉空間とし、当該密閉空間を窒素雰囲気とするようにしても良い。この場合、リフト壁30によって形成される密閉空間内をチャンバー410内よりも酸素濃度の低い窒素雰囲気とするのが好ましい。
第4実施形態では、さらに、ステージ20の予備加熱位置および冷却位置においてもリフト壁30によってステージ20の断熱プレート21とチャンバー410の天井部との間の空間を閉塞して密閉空間とし、当該密閉空間を窒素雰囲気とするようにしても良い。
また、上記各実施形態においては、処理対象となる基板Wの平面サイズを1100mm×1300mm(G5)としていたが、これに限定されるものではなく、基板Wのサイズは適宜のものとすることができる。例えば、基板Wの平面サイズはさらに大型の2200mm×2500mm(G8)であっても良いし、より小型の360mm×460mm(G2)であっても良い。もっとも、処理間で基板Wを受け渡すための搬送ロボットを不要とすることによるフットプリント削減効果は、基板Wの平面サイズが大きい程顕著であるため、主面の面積が1m以上の基板Wの処理に対して本発明に係る熱処理装置を好適に用いることができる。
また、処理対象となる基板Wはガラス基板に限定されるものではなく、金属の基板や樹脂基板であっても良い。基板Wの形状は、矩形に限定されるものではなく、円形などであっても良い。
また、上記各実施形態では、ランプハウス50にキセノンのフラッシュランプFLを備えていたが、これに代えてクリプトンなどの他の希ガスのフラッシュランプを用いるようにしても良い。
本発明に係る熱処理装置は、フラットパネルディスプレイ(FPD)、電子機器、太陽電池、燃料電池、半導体デバイス用途など種々の基板のフラッシュ加熱に適用することができるが、特にFPD用途に用いられる大型の基板の熱処理に好適に利用することができる。
9 制御部
10 基板受渡部
20 ステージ
21 断熱プレート
22 熱処理プレート
23 ヒータ
24 冷却機構
30 リフト壁
31 絶縁部
35,135 窒素供給機構
37,137 排気機構
40,240 ステージ駆動機構
50 ランプハウス
52 リフレクタ
53 放射窓
100,200,300,400,500 熱処理装置
140 ランプハウス駆動機構
410 チャンバー
415 石英窓
510 雰囲気隔離板
FL フラッシュランプ
W 基板

Claims (4)

  1. 基板の表面にフラッシュ光を照射することによって当該基板を加熱する熱処理装置であって、
    基板を載置して保持するステージと、
    フラッシュ光を出射するフラッシュランプを内蔵するランプハウスと、
    前記ランプハウスに対して前記ステージを相対的に移動させ、前記ステージに保持された基板を前記フラッシュランプに対向させる移動手段と、
    を備え、
    前記ステージは、
    前記基板を加熱する加熱手段と、
    前記基板を冷却する冷却手段と、
    を備えることを特徴とする熱処理装置。
  2. 請求項1記載の熱処理装置において、
    少なくとも前記ステージを収容するチャンバーをさらに備えることを特徴とする熱処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の熱処理装置において、
    前記ステージに保持された基板が前記フラッシュランプに対向したときに、前記ステージと前記ランプハウスとの間の空間を閉塞して前記基板を外部雰囲気から隔離する雰囲気隔離部をさらに備えることを特徴とする熱処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の熱処理装置において、
    前記基板は主面の面積が1m以上であることを特徴とする熱処理装置。
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