JP2014072093A - 燃料電池システムの排ガス処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】排ガスが中和剤供給管を逆流することを防止できる、燃料電池システムの排ガス処理装置を提供する。
【解決手段】燃料電池11のエア流路から排出される気体(排ガス)は、パージ管52を流通する。パージ管52と接続管106との間には、スクラバ103が介装されている。スクラバ103には、中和剤供給管102が接続されている。中和剤供給管102には、中和剤ポンプ105が介装されている。中和剤ポンプ105の働きにより、燃料電池11からの排ガスに含まれるアンモニアを中和するための中和剤が中和剤供給管102からスクラバ103に送り込まれる。エアコンプレッサ41による燃料電池11へのエアの供給の開始に先立ち、中和剤ポンプ105が始動される。言い換えれば、中和剤ポンプ105が始動された後、燃料電池11へのエアの供給が開始される。
【選択図】図1
【解決手段】燃料電池11のエア流路から排出される気体(排ガス)は、パージ管52を流通する。パージ管52と接続管106との間には、スクラバ103が介装されている。スクラバ103には、中和剤供給管102が接続されている。中和剤供給管102には、中和剤ポンプ105が介装されている。中和剤ポンプ105の働きにより、燃料電池11からの排ガスに含まれるアンモニアを中和するための中和剤が中和剤供給管102からスクラバ103に送り込まれる。エアコンプレッサ41による燃料電池11へのエアの供給の開始に先立ち、中和剤ポンプ105が始動される。言い換えれば、中和剤ポンプ105が始動された後、燃料電池11へのエアの供給が開始される。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃料電池システムに適用され、燃料電池からの排ガスを処理する排ガス処理装置に関する。
燃料電池システムとして、液体燃料であるヒドラジンを燃料電池に供給するものが知られている。
燃料電池は、たとえば、固体高分子膜の両側にアノード(燃料極)およびカソード(酸素極)を貼り合わせて一体化した膜/電極接合体を備えている。アノードには、燃料循環路が接続されている。すなわち、燃料循環路の一端がアノードの燃料供給口に接続され、その他端がアノードの燃料排出口に接続されている。アノードには、燃料循環路からヒドラジンが供給され、アノードを通過したヒドラジンは、燃料循環路に排出される。一方、カソードには、空気が供給される。
アノードでは、窒素ガス(N2)、水(H2O)および電子(e−)が生成される。電子は、外部回路(図示せず)を介して、カソードに移動する。窒素ガスおよび水は、未反応のヒドラジンとともに、燃料循環路に排出される。一方、カソードでは、アニオン(OH−)が生成される。アニオンは、固体高分子膜を透過して、アノードに移動する。その結果、アノードとカソードとの間に、発電反応(電気化学反応)による起電力が発生する。
また、アノードでは、ヒドラジンの自然分解が起こり、分解物として、アンモニア(NH3)が生成する。そのため、アノードから排出される排出物には、ヒドラジン、窒素ガスおよび水の他に、アンモニアが含まれる。そのため、その排出物を液体であるヒドラジンおよび水と気体である窒素ガスおよびアンモニアとに分離した後、窒素ガスおよびアンモニアを含む排ガスからアンモニアを除去する処理が必要となる。
この処理のために、排ガスが流通する排ガス流路の途中部にスクラバを介装し、スクラバに中和剤供給管を接続して、中和剤供給管の先端の噴射口からスクラバ内に中和剤を噴射することにより、スクラバ内で排ガス中のアンモニアと中和剤とを反応させる構成が考えられる。中和剤は、ポンプにより、中和剤供給管を噴射口に向けて圧送される。
ところが、中和剤供給管内の圧力がスクラバ内の圧力よりも低いときに、排ガスが中和剤供給管を逆流するおそれがある。ポンプの駆動前に、排ガスが中和剤供給管を逆流すると、ポンプの始動時にエア噛みが生じ、中和剤を良好に送ることができない。
本発明の目的は、排ガスが中和剤供給路を逆流することを防止できる、燃料電池システムの排ガス処理装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る燃料電池システムの排ガス処理装置は、燃料電池と、前記燃料電池に液体燃料を供給する燃料供給手段と、前記燃料電池にエアを供給するエア供給手段とを含む燃料電池システムに適用され、前記燃料電池からの排ガスを処理する。前記排ガス処理装置は、前記燃料電池からの排ガスが流通する排ガス流路と、前記排ガス流路の途中部に介装されたスクラバと、前記スクラバに接続され、前記燃料電池からの排ガスに含まれる有害物質を中和するための中和剤が流通する中和剤供給路と、前記中和剤供給路の途中部に介装され、中和剤を前記スクラバに向けて送るための中和剤ポンプと、前記エア供給手段による前記燃料電池へのエアの供給の開始に先立ち、前記中和剤ポンプを始動させるポンプ制御手段とを含む。
この構成によれば、燃料電池からの排ガスは、排ガス流路を流通する。排ガス流路の途中部には、スクラバが介装されている。スクラバには、中和剤供給路が接続されている。中和剤供給路には、中和剤ポンプが介装されている。中和剤ポンプの働きにより、燃料電池からの排ガスに含まれる有害物質を中和するための中和剤が中和剤供給路からスクラバに送り込まれる。スクラバにおいて、排ガスと中和剤とが混ざり合い、排ガス中の有害物質が中和剤で中和されることにより、排ガス中から有害物質が除去される。
エア供給手段による燃料電池へのエアの供給の開始に先立ち、中和剤ポンプが始動される。言い換えれば、中和剤ポンプが始動された後、燃料電池へのエアの供給が開始される。これにより、中和剤ポンプの始動前に、排ガスが中和剤供給路を逆流することを防止できる。その結果、中和剤ポンプの始動時にエア噛みが発生することを防止でき、中和剤ポンプを良好に始動させることができる。
また、排ガスがスクラバを流通し始める前に、スクラバに中和剤が供給されているので、燃料電池からの排ガスの排出の開始時から、排ガス中の有害物質を良好に除去することができる。その結果、有害物質を含む排ガスが外部に放出されることを防止できる。
中和剤ポンプの始動後であっても、中和剤ポンプの吐出圧がスクラバの出入口間の差圧よりも小さいと、スクラバから中和剤供給路に排ガスが流入するおそれがある。
そこで、ポンプ制御手段は、エア供給手段によって燃料電池に供給されるエアの流量に基づいて、スクラバの出入口間の差圧を取得し、中和剤ポンプの吐出圧が差圧以上となるように、中和剤ポンプを制御することが好ましい。
これにより、中和剤ポンプの始動後に、スクラバから中和剤供給路に排ガスが流入することを防止でき、排ガスが中和剤供給路を逆流することを防止できる。また、スクラバの出入口間の差圧が考慮されずに、中和剤の流量が中和剤供給路における排ガスの逆流の防止に対して十分な余裕を有する流量となるように、中和剤ポンプが駆動される構成と比較して、中和剤ポンプの消費電力を低く抑えることができる。
スクラバは、排ガスの流通方向における上流側の端部が下流側の端部よりも上方に位置するように水平方向に対して傾斜していることが好ましい。
このスクラバの傾斜により、排ガスが中和剤噴射口から中和剤供給路に流入することを一層防止できる。
本発明によれば、中和剤ポンプの始動前に、排ガスが中和剤供給路を逆流することを防止できる。その結果、中和剤ポンプの始動時にエア噛みが発生することを防止でき、中和剤ポンプを良好に始動させることができる。また、燃料電池からの排ガスの排出の開始時から、排ガス中の有害物質を良好に除去することができる。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る排ガス処理装置が備えられた燃料電池システムの構成図である。
燃料電池システム1は、液体燃料を用いる燃料電池システム(FCシステム)であり、たとえば、自動車に駆動源として搭載される。
燃料電池システム1は、燃料電池11を備えている。
燃料電池11は、所定数(たとえば、100〜200)のセルが一方向に積層された、いわゆるセルスタックを有している。各セルは、膜/電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)、膜/電極接合体の両側に配置されたセパレータ、および膜/電極接合体と各セパレータとの間に介在されたガス拡散層(GDL:Gas Diffusion Layer)を備えている。
膜/電極接合体は、固体高分子膜の両側にアノード(燃料極)およびカソード(酸素極)を貼り合わせて一体化したものである。固体高分子膜は、たとえば、アニオン(OH−)を透過させる性質を有する。
セパレータの両面には、たとえば、葛折り状に屈曲した凹溝(図示せず)が形成されている。膜/電極接合体のアノードに対向する凹溝は、燃料流路として形成されている。燃料流路の一端および他端は、それぞれ燃料入口12および燃料出口13に接続されている。膜/電極接合体のカソードに対向する凹溝は、エア流路として形成されている。エア流路の一端および他端は、それぞれエア入口14およびエア出口15に接続されている。また、各セル間では、一方のセルのセパレータに形成された凹溝と他方のセルのセパレータに形成された凹溝とが重なり合い、それらの凹溝が冷却水流路を形成している。冷却水流路の一端および他端は、それぞれ冷却水入口16および冷却水出口17に接続されている。
燃料電池システム1は、燃料循環システム20を備えている。
燃料循環システム20には、第1燃料タンク21、第2燃料タンク22、燃料サブタンク23および気液分離器24が含まれる。
第1燃料タンク21には、液体燃料として、たとえば、常温のヒドラジン(N2H4)が貯留されている。第1燃料タンク21には、第1燃料補給管25の一端が接続されている。第1燃料補給管25の他端は、燃料サブタンク23に接続されている。第1燃料補給管25の途中部には、第1燃料供給ポンプ26が介装されている。
第2燃料タンク22には、電解液として、たとえば、常温の水酸化カリウム水溶液(KOH)が貯留されている。第2燃料タンク22には、第2燃料補給管27の一端が接続されている。第2燃料補給管27の他端は、燃料サブタンク23に接続されている。第2燃料補給管27の途中部には、第2燃料供給ポンプ28が介装されている。
燃料サブタンク23には、電解液に混合された液体燃料、たとえば、水酸化カリウム水溶液に混合されたヒドラジンが貯留されている。燃料サブタンク23には、燃料供給管29の一端が接続されている。燃料供給管29の他端は、燃料電池11の燃料入口12に接続されている。燃料供給管29の途中部には、燃料循環ポンプ30が介装されている。
燃料電池11の燃料出口13には、燃料排出管31の一端が接続されている。燃料排出管31の他端は、気液分離器24に接続されている。
気液分離器24の底部には、燃料帰還管32の一端が接続されている。燃料帰還管32の他端は、燃料サブタンク23に接続されている。燃料帰還管32の途中部には、ストレーナ33が介装されている。また、気液分離器24の上部には、パージ管34の一端が接続されている。
燃料電池システム1は、給排気システム40を備えている。
給排気システム40には、エアコンプレッサ41および気液分離器42が含まれる。
エアコンプレッサ41の吸込口には、吸気管43の一端が接続されている。吸気管43の他端は、エアクリーナ44に接続されている。吸気管43には、吸気管43を流通するエアの流量を検出するエア流量計45が設けられている。
エアコンプレッサ41の吐出口には、エア供給管46の一端が接続されている。エア供給管46の他端は、燃料電池11のエア入口14に接続されている。エア供給管46の途中部には、インタークーラ47が介装されている。
燃料電池11のエア出口15には、エア排出管48の一端が接続されている。エア排出管48の他端は、気液分離器42に接続されている。
気液分離器42の底部には、回収管49の一端が接続されている。回収管49の他端は、気液分離器24に接続されている。回収管49の途中部には、環流電磁弁50およびフィルタ51が気液分離器42側からこの順に介装されている。気液分離器42の上部には、パージ管52の一端が接続されている。パージ管52の途中部には、エア背圧調整弁53が介装されている。
また、給排気システム40には、排ガス処理装置100が含まれる。
排ガス処理装置100は、中和剤タンク101、中和剤供給管102、スクラバ103および気液分離器104を備えている。
中和剤タンク101には、中和剤として、たとえば、硫酸(H2SO4)が貯留されている。
中和剤供給管102の一端は、中和剤タンク101に接続されている。中和剤供給管102の途中部には、中和剤ポンプ105が介装されている。
スクラバ103の入口には、気液分離器42から延びるパージ管52の他端が接続されている。スクラバ103における入口の近傍には、中和剤供給管102の他端が接続されている。スクラバ103の出口には、接続管106の一端が接続されている。接続管106の他端は、気液分離器104の側壁に接続されている。
気液分離器104の側壁にはさらに、気液分離器24から延びるパージ管34の他端が接続されている。気液分離器104の底部には、中和剤帰還管107の一端が接続されている。中和剤帰還管107の他端は、中和剤タンク101に接続されている。また、気液分離器104の上部には、排気管108の一端が接続されている。
排気管108の途中部には、マフラー109が介装されている。排気管108には、排気管108からの排気中のアンモニア濃度を検出するNH3センサ110が設けられている。
燃料電池システム1は、冷却システム120を備えている。
冷却システム120は、燃料電池11の冷却水入口16から冷却水流路に冷却水を供給する。冷却水は、冷却水流路を流通した後、冷却水出口17から排出されて、冷却システム120に戻される。冷却水が冷却水流路を流通することにより、燃料電池11が冷却される。
<発電動作>
燃料電池11による発電のために、燃料循環ポンプ30が駆動される。燃料循環ポンプ30が駆動されると、燃料サブタンク23に貯留されている液体燃料を含む液体が燃料供給管29に吸い出される。そして、燃料供給管29を液体が流通し、その液体が燃料電池11の燃料入口12から燃料電池11の燃料流路に供給される。
また、燃料電池11による発電のために、エアコンプレッサ41が駆動される。エアコンプレッサ41が駆動されると、エア(大気)がエアクリーナ44を通して吸気管43に取り込まれる。吸気管43に取り込まれたエアは、エアコンプレッサ41で圧縮されて、エアコンプレッサ41からエア供給管46に送り出される。エアコンプレッサ41での圧縮に伴って温度が上昇したエアは、エア供給管46を流通する途中で、インタークーラ47によって冷却される。そして、冷却後のエアは、燃料電池11のエア入口14を通して、燃料電池11のエア流路に供給される。
燃料電池11の燃料流路を液体燃料を含む液体が流通し、エア流路をエアが流通すると、燃料電池11において、発電反応(電気化学反応)が生じ、その電気化学反応による起電力が発生する。
具体的には、アノードにおいて、反応式(1)で示される反応が生じ、窒素ガス(N2)、水(H2O)および電子(e−)が生成される。電子は、外部回路(図示せず)を介して、カソードに移動する。窒素ガスおよび水は、未反応の液体燃料とともに、燃料流路から燃料出口13を通して燃料排出管31に流出する。一方、カソードでは、反応式(2)で示される反応が生じ、アニオン(OH−)が生成される。アニオンは、固体高分子膜を透過して、アノードに移動する。
NH2NH2+4OH−→N2+4H2O+4e− ・・・(1)
O2+2H2O+4e−→4OH− ・・・(2)
O2+2H2O+4e−→4OH− ・・・(2)
この結果、アノードとカソードとの間に、発電反応(電気化学反応)による起電力が発生する。
燃料電池11の燃料流路を流通した液体は、燃料出口13から燃料排出管31に排出される。燃料電池11のアノードでは、液体燃料であるヒドラジンの自然分解が起こり、分解物として、アンモニア(NH3)が生成する。そのため、燃料排出管31に排出される液体には、ヒドラジン、窒素ガスおよび水の他に、アンモニアが含まれる。燃料排出管31に排出される液体は、燃料排出管31を通して、気液分離器24に流入する。気液分離器24では、燃料排出管31から流入する液体からその液体に含まれる気体(窒素ガスおよびアンモニア)が分離される。
脱気された液体は、気液分離器24内の下部(底部)に集まり、気液分離器24から燃料帰還管32に流出する。燃料帰還管32に流出した液体は、燃料帰還管32を流通し、その途中でストレーナ33を通過する。液体がストレーナ33を通過することにより、液体から異物(固形物)が除去される。その後、燃料帰還管32を流通する液体は、燃料帰還管32から燃料サブタンク23に戻る。
こうして、液体燃料を含む液体は、燃料サブタンク23、燃料供給管29、燃料電池11の燃料流路、燃料排出管31、気液分離器24および燃料帰還管32を含む燃料循環路を循環する。
気液分離器24内で液体から分離された気体は、気液分離器24からパージ管34に流出し、パージ管34を排ガス処理装置100に向けて流通する。そして、パージ管34を流通する気体は、排ガス処理装置100を経由して、大気に放出される。
燃料電池11のエア流路を流通したエアは、エア出口15からエア排出管48に排出される。
燃料電池11内では、水および液体燃料が膜/電極接合体のアノードから固体高分子膜を透過してカソードに移動する、いわゆるクロスリークが発生する。そのため、エア排出管48に流出するエアには、そのクロスリークした液体燃料(ヒドラジン)、その液体燃料の自然分解によって生成されるアンモニアおよび水の蒸気が含まれる。
エア排出管48に流出した気体は、エア排出管48を流通して、気液分離器42に流入する。気液分離器42では、エア排出管48から流入する気体とそのエアに含まれる液体燃料などの液体とが分離される。
液体が除去された気体は、気液分離器42からパージ管52に流出し、パージ管52を排ガス処理装置100に向けて流通する。そして、パージ管52を流通する気体は、排ガス処理装置100を経由して、大気に放出される。
一方、気体から分離した液体は、気液分離器42内の下部(底部)に集まる。環流電磁弁50が閉じられている間、その液体は、気液分離器42内の下部に溜められる。気液分離器42内に溜められた液体は、エア背圧調整弁53の開度が小さくされて、気液分離器42内の圧力が通常よりも高められた状態で、環流電磁弁50が開かれることにより、回収管49を通して、気液分離器24に送られる(回収される)。液体が回収管49を流通する途中でフィルタ51を通過することにより、液体から異物が除去される。気液分離器24に流入した液体は、気液分離器24内の下部(底部)に集まり、気液分離器24から燃料帰還管32に流出し、燃料帰還管32を流通して、燃料帰還管32から燃料サブタンク23に戻る。
<燃料補給動作>
燃料電池システム1の稼働中に、燃料サブタンク23に液体燃料を補給する必要が生じると、第1燃料供給ポンプ26および/または第2燃料供給ポンプ28が駆動される。
第1燃料供給ポンプ26が駆動されると、第1燃料タンク21から第1燃料補給管25に液体燃料(ヒドラジン)が汲み出される。そして、その液体燃料が第1燃料補給管25を通して燃料サブタンク23に供給される。
第2燃料供給ポンプ28が駆動されると、第2燃料タンク22から第2燃料補給管27に電解液(水酸化カリウム水溶液)が汲み出される。そして、その電解液が第2燃料補給管27を通して燃料サブタンク23に供給される。
<スクラバ>
図2は、スクラバの構成を図解的に示す側面図である。
スクラバ103は、管状部材131および充填材132を備えている。
管状部材131は、その入口133が出口134よりも高い位置に位置するように、水平方向に対して傾斜している。管状部材131の入口133は、スクラバ103の入口をなし、気液分離器42(図1参照)から延びるパージ管52が接続されている。管状部材131の出口134は、スクラバ103の出口をなし、接続管106の一端が接続されている。
管状部材131の周面における入口133の近傍の位置には、中和剤供給口135が形成されている。中和剤供給口135には、管状部材131の外側から、中和剤供給管102が接続されている。
管状部材131内には、中和剤噴射管136が設けられている。中和剤噴射管136の基端は、中和剤供給口135に接続されている。中和剤噴射管136は、その基端から管状部材131の中心軸線に向けて延び、出口134側に湾曲している。そして、中和剤噴射管136の先端は、中和剤噴射口137として開放されており、管状部材131を排ガスの流通方向に直交する面で切断したときの断面における中央部に、中和剤噴射口137を出口134側に向けて配置されている。
充填材132は、管状部材131内において、中和剤噴射口137よりも出口134側に配置されている。
<電気的構成>
図3は、排ガス処理装置の電気的構成の要部を示すブロック図である。
燃料電池システム1は、CPUおよびメモリを含む構成のFC−ECU(電子制御ユニット)141を備えている。燃料電池システム1の各部は、FC−ECU141によって制御される。
排ガス処理を実行するため、FC−ECU141には、エア流量計45およびNH3センサ110が接続されている。そして、FC−ECU141は、メモリに格納されたプログラムに従い、エア流量計45およびNH3センサ110から入力される信号に基づいて、中和剤ポンプ105の駆動を制御することにより、排ガス処理を実行する。
<排ガス処理>
図4は、排ガス処理の開始時に実行される制御の流れを示すフローチャートである。
排ガス処理の開始時には、まず、中和剤ポンプ105の動作(駆動)が開始される(ステップS1)。
中和剤ポンプ105が駆動されると、中和剤タンク101から中和剤供給管102に中和剤である硫酸を含む液体が汲み出される。この中和剤を含む液体は、中和剤供給管102をスクラバ103に向けて流通する。そして、中和剤を含む液体は、スクラバ103の中和剤噴射口137から管状部材131内に噴射される。
次に、中和剤ポンプ105の始動から一定時間が経過したか否かが判断される(ステップS2)。一定時間は、中和剤ポンプ105の動作が安定するのに十分な時間に設定されている。
中和剤ポンプ105の始動から一定時間が経過すると(ステップS2のYES)。中和剤ポンプ105の動作が安定したと判断されて、エアコンプレッサ41の動作が許可される(ステップS3)。
この許可を受けて、エアコンプレッサ41の動作(駆動)が開始される。
エアコンプレッサ41が駆動されると、吸気管43、エア供給管46、燃料電池11のエア流路、エア排出管48、気液分離器42およびパージ管52をエアが流通する。エア排出管48、気液分離器42およびパージ管52を流通するエア(気体)には、燃料電池11内でクロスリークした液体燃料(ヒドラジン)の自然分解によって生成されるアンモニアが含まれる。
アンモニアを含む気体は、パージ管52からスクラバ103の管状部材131内に流入する。中和剤噴射口137から噴射される中和剤を含む液体は、管状部材131内でパージ管52から送り込まれる気体に混ざり、充填材132を通過する。このとき、中和剤と気体とが十分に接触し、気体に含まれるアンモニアと中和剤である硫酸とが中和して、硫酸アンモニウム((NH4)2SO4)が生成される。
充填材132を通過する中和剤および硫酸アンモニウムを含む気体は、スクラバ103から接続管106を通して気液分離器104に流入する。一方、気液分離器104には、パージ管34を流通する気体が送り込まれる。気液分離器104内では、スクラバ103からの中和剤を含む液体とパージ管34から送り込まれる気体とが混ざり合い、その気体に含まれるアンモニアと中和剤である硫酸とが中和する。そして、気液分離器104内において、中和剤を含む液体とアンモニアが除去された気体とが分離される。
中和剤を含む液体は、気液分離器104内の下部(底部)に集まり、中和剤帰還管107を通して、中和剤タンク101に戻る。このようにして、中和剤である硫酸を含む液体は、中和剤タンク101、中和剤供給管102、スクラバ103、気液分離器104および中和剤帰還管107を含む中和剤循環路を循環する。
気液分離器104内で中和剤を含む液体から分離された気体は、排気管108を流通し、その途中でマフラー109を通過し、その際にアンモニアなどの有害物質がさらに除去された後、大気に放出される。
エアコンプレッサ41の動作が許可された後、スクラバ103の出入口間の差圧が取得される(ステップS4)。
エアコンプレッサ41が制御されて、スクラバ103を通過する気体の流量(エア流量)が変更される。その一方で、スクラバ103内の圧力が検出される。そして、スクラバ103を通過する気体の流量とスクラバ103内の圧力との関係が求められて、その関係(P−Q特性)がFC−ECU141のメモリに記憶されている。そのP−Q特性およびエア流量計45によって検出されるエアの流量に基づいて、スクラバ103の出入口間の差圧を取得することができる。
スクラバ103の出入口間の差圧が取得されると、中和剤ポンプ105の吐出圧がその回転数から求められる。そして、中和剤ポンプ105の吐出圧がスクラバ103の出入口間の差圧以上となるように、中和剤ポンプ105に供給される目標電力値が補正され、その補正後の目標電力値に基づいて、中和剤ポンプ105が制御される(ステップS5)。
その後、スクラバ103への中和剤の供給量が不足していないか否かが判断される(ステップS6)。スクラバ103内および気液分離器104内でのアンモニアの中和に必要な中和剤の量は、燃料電池11の発電状態、具体的には、燃料電池11に供給される液体(液体燃料)の温度、その液体中の液体燃料の濃度および燃料電池11に供給されるエアの流量に基づいて予測可能である。
スクラバ103への中和剤の供給量が不足している場合には(ステップS6のYES)、中和剤ポンプ105の回転数が上昇するように、中和剤ポンプ105に供給される目標電力値が補正され、その補正後の目標電力値に基づいて、中和剤ポンプ105が制御される(ステップS7)。
スクラバ103への中和剤の供給量が不足していない場合には(ステップS6のNO)、その時点における中和剤ポンプ105の回転数がそのまま保持される。
その後、NH3センサ110の出力が参照される。そして、マフラー109を通過した気体に含まれるアンモニアの濃度に基づいて、排ガス処理の能力が依然として不足していないか否かが判断される(ステップS8)。
排ガス処理の能力が依然として不足している場合には(ステップS8のYES)、中和剤ポンプ105の回転数がさらに上昇するように、中和剤ポンプ105に供給される目標電力値が補正され、その補正後の目標電力値に基づいて、中和剤ポンプ105が制御される(ステップS9)。
排ガス処理の能力が十分である場合には(ステップS8のNO)、その時点における中和剤ポンプ105の回転数がそのまま保持される。
その後、図4に示される制御がリターンされる。
図5は、排ガス処理の終了時に実行される制御の流れを示すフローチャートである。
排ガス処理の終了時には、まず、エアコンプレッサ41の駆動が停止される(ステップS11)。
次に、エアコンプレッサ41の停止指令の出力から一定時間が経過し、かつ、エアコンプレッサ41の実回転数が予め定められた閾値未満に低下したか否かが判断される(ステップS12)。
そして、エアコンプレッサ41の停止指令の出力から一定時間が経過し、かつ、エアコンプレッサ41の実回転数が予め定められた閾値未満に低下すると(ステップS12)、中和剤ポンプ105が停止される(ステップS13)。
<作用効果>
以上のように、燃料電池11のエア流路から排出される気体(排ガス)は、パージ管52を流通する。パージ管52と接続管106との間には、スクラバ103が介装されている。スクラバ103には、中和剤供給管102が接続されている。中和剤供給管102には、中和剤ポンプ105が介装されている。中和剤ポンプ105の働きにより、燃料電池11からの排ガスに含まれるアンモニアを中和するための中和剤が中和剤供給管102からスクラバ103に送り込まれる。スクラバ103において、排ガスと中和剤とが混ざり合い、排ガス中のアンモニアが中和剤で中和されることにより、排ガス中からアンモニアが除去される。
エアコンプレッサ41による燃料電池11へのエアの供給の開始に先立ち、中和剤ポンプ105が始動される。言い換えれば、中和剤ポンプ105が始動された後、燃料電池11へのエアの供給が開始される。これにより、中和剤ポンプ105の始動前に、排ガスが中和剤供給管102を逆流することを防止できる。その結果、中和剤ポンプ105の始動時にエア噛みが発生することを防止でき、中和剤ポンプ105を良好に始動させることができる。
また、排ガスがスクラバ103を流通し始める前に、スクラバ103に中和剤が供給されているので、燃料電池11からの排ガスの排出の開始時から、排ガス中のアンモニアを良好に除去することができる。その結果、アンモニアを含む排ガスが外部に放出されることを防止できる。よって、マフラー109における有害物質の処理を不要またはその処理によるマフラー109への負担を小さくすることができ、マフラー109の寿命を延ばすことができる。
中和剤ポンプ105の始動後であっても、中和剤ポンプ105の吐出圧がスクラバ103の出入口間の差圧よりも小さいと、スクラバ103から中和剤供給管102に排ガスが流入するおそれがある。
そこで、エアコンプレッサ41によって燃料電池11に供給されるエアの流量に基づいて、スクラバ103の出入口間の差圧が取得され、中和剤ポンプ105の吐出圧が差圧以上となるように、中和剤ポンプ105が制御される。
これにより、中和剤ポンプ105の始動後に、スクラバ103から中和剤供給管102に排ガスが流入することを防止でき、排ガスが中和剤供給管102を逆流することを防止できる。また、スクラバ103の出入口間の差圧が考慮されずに、中和剤の流量が中和剤供給管102における排ガスの逆流の防止に対して十分な余裕を有する流量となるように、中和剤ポンプ105が駆動される構成と比較して、中和剤ポンプ105の消費電力を低く抑えることができる。
中和剤噴射口137は、スクラバ103における排ガスの流通方向の下流側を向いている。
これにより、スクラバ103を流通する排ガスが中和剤噴射口137を介して中和剤噴射管136に流入することを防止できる。その結果、排ガスが中和剤供給管102を逆流することを防止できる。
スクラバ103は、排ガスの流通方向における上流側の端部が下流側の端部よりも上方に位置するように水平方向に対して傾斜、つまり入口133が出口134よりも高い位置に位置するように、水平方向に対して傾斜している。
このスクラバ103の傾斜により、排ガスが中和剤噴射口137から中和剤供給管102に流入することを一層防止できる。
中和剤噴射口137は、スクラバ103を排ガスの流通方向に直交する面で切断したときの断面における中央部に配置されている。
スクラバ103の中央部は、その周囲と比較して、排ガスの流速が大きい。中和剤噴射口137がスクラバ103の中央部に配置されているので、中和剤噴射口137から噴射される中和剤が流速の大きい排ガスと衝突することによって微細化する。その結果、微細化された中和剤と排ガスに含まれるアンモニアとを良好に接触させることができ、アンモニアを中和剤で良好に中和することができる。よって、アンモニアの除去能力を向上させることができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、パージ管34を流通する気体が気液分離器104内に流入し、気液分離器104内で、その気体がスクラバ103からの中和剤を含む液体と混合される構成を取り上げた。しかしながら、この構成に限らず、パージ管34を流通する気体とパージ管52を流通する気体とが合流して、その合流した気体がスクラバ103を流通する構成が採用されてもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 燃料電池システム
11 燃料電池
30 燃料循環ポンプ(燃料供給手段)
41 エアコンプレッサ(エア供給手段)
52 パージ管(排ガス流路)
100 排ガス処理装置
102 中和剤供給管(中和剤供給路)
103 スクラバ
105 中和剤ポンプ
106 接続管(排ガス流路)
141 FC−ECU(ポンプ制御手段)
11 燃料電池
30 燃料循環ポンプ(燃料供給手段)
41 エアコンプレッサ(エア供給手段)
52 パージ管(排ガス流路)
100 排ガス処理装置
102 中和剤供給管(中和剤供給路)
103 スクラバ
105 中和剤ポンプ
106 接続管(排ガス流路)
141 FC−ECU(ポンプ制御手段)
Claims (3)
- 燃料電池と、前記燃料電池に液体燃料を供給する燃料供給手段と、前記燃料電池にエアを供給するエア供給手段とを含む燃料電池システムに適用され、前記燃料電池からの排ガスを処理する排ガス処理装置であって、
前記燃料電池からの排ガスが流通する排ガス流路と、
前記排ガス流路の途中部に介装されたスクラバと、
前記スクラバに接続され、前記燃料電池からの排ガスに含まれる有害物質を中和するための中和剤が流通する中和剤供給路と、
前記中和剤供給路の途中部に介装され、中和剤を前記スクラバに向けて送るための中和剤ポンプと、
前記エア供給手段による前記燃料電池へのエアの供給の開始に先立ち、前記中和剤ポンプを始動させるポンプ制御手段とを含む、燃料電池システムの排ガス処理装置。 - 前記ポンプ制御手段は、前記エア供給手段によって前記燃料電池に供給されるエアの流量に基づいて、前記スクラバの出入口間の差圧を取得し、前記中和剤ポンプの吐出圧が前記差圧以上となるように、前記中和剤ポンプを制御する、請求項1に記載の燃料電池システムの排ガス処理装置。
- 前記スクラバは、排ガスの流通方向における上流側の端部が下流側の端部よりも上方に位置するように水平方向に対して傾斜している、請求項1または2に記載の燃料電池システムの排ガス処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012218479A JP2014072093A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 燃料電池システムの排ガス処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012218479A JP2014072093A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 燃料電池システムの排ガス処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014072093A true JP2014072093A (ja) | 2014-04-21 |
Family
ID=50747111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012218479A Pending JP2014072093A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 燃料電池システムの排ガス処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014072093A (ja) |
-
2012
- 2012-09-28 JP JP2012218479A patent/JP2014072093A/ja active Pending
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