JP2014069740A - 鞍乗型車両における点灯制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リーク電流及びノイズの影響による灯火器の誤点灯を防止する鞍乗型車両における点灯制御装置を提供する。
【解決手段】鞍乗型車両における点灯制御装置10は、灯火器16を点灯させるためのウインカスイッチ12等と、ウインカスイッチ12等に対して間欠的に一定の電圧を印加する間欠電源付加手段32と、ウインカスイッチ12等から出力された電圧に基づいて、ウインカスイッチ12等が操作されたか否かを判断する制御部34とを備え、間欠電源付加手段32は、リーク電流の有無を識別するための特有のパターン波形の電圧を生成してウインカスイッチ12等に印加する。
【選択図】図1

Description

本発明は、運転者のスイッチ操作に応じて灯火器を点灯させる鞍乗型車両における点灯制御装置に関する。
下記に示す特許文献1には、スイッチに間欠的にパルス電圧を印加することで、そのスイッチにリーク電流が流れることによって発生する灯火器の誤点灯を防止する構成が開示されている。詳しくは、スイッチに接続された誤点灯防止用抵抗の電圧に基づいて、リーク電流による発光ダイオードの誤点灯を防止することが開示されている。
特開2012−11970号公報
しかしながら、スイッチにおけるリーク電流の発生を抑える場合は、スイッチに印加する電圧は低い方が望ましいが、車両には、ホーンの吹鳴等によってノイズが発生するため、印加電圧を低くするとS/N比が低下し、ノイズの影響を受けやすくなり、発光ダイオードが誤点灯するという課題が生じる。
そこで、本発明は、定電圧におけるリーク電流及びノイズの影響による灯火器の誤点灯を防止する鞍乗型車両における点灯制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る鞍乗型車両における点灯制御装置(10)は、以下の特徴を有する。
第1の特徴;灯火器(16)を点灯させるためのスイッチ手段(12、14)と、前記スイッチ手段(12、14)に対して間欠的に一定の電圧を印加する間欠電源付加手段(32)と、前記スイッチ手段(12、14)から出力された出力電圧に基づいて、スイッチ手段(12、14)が操作されたか否かを判断する制御手段(34)と、を備える鞍乗型車両における点灯制御装置(10)において、前記間欠電源付加手段(32)は、予め定められた複数の異なるデューティ比で構成されたパターン波形の電圧を生成して前記スイッチ手段(12、14)に印加することを特徴とする。
第2の特徴;灯火器(16)を点灯させるためのスイッチ手段(12、14)と、前記スイッチ手段(12、14)に対して間欠的に一定の電圧を印加する間欠電源付加手段(32)と、前記スイッチ手段(12、14)から出力された出力電圧に基づいて、スイッチ手段(12、14)が操作されたか否かを判断する制御手段(34)と、を備える鞍乗型車両における点灯制御装置(10)において、前記間欠電源付加手段(32)は、予め定められた複数の異なる周波数変調で構成されたパターン波形の電圧を生成して前記スイッチ手段(12、14)に印加することを特徴とする。
第3の特徴;前記間欠電源付加手段(32)は、人的な前記スイッチ手段の操作による周波数より高く、且つ、前記鞍乗型車両に設けられたホーンの吹鳴周波数より低い周波数のパルス電圧を生成することを特徴とする。
第4の特徴;前記スイッチ手段(12、14)に印加される電圧は、0〜2ボルトの電圧であることを特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、スイッチ手段に対して間欠的に一定の電圧を印加する間欠電源付加手段は、予め定められた複数の異なるデューティ比で構成されたパターン波形の電圧を生成して前記スイッチ手段に印加するので、間欠的に印加する電圧を小さくすることでリーク電流の発生を抑えることができ、リーク電流の影響による誤点灯、ノイズの影響による誤点灯を防止することができる。また、間欠的に印加する電圧を小さくすることでS/N比が低下した場合であっても、誤点灯を防止することができる。
本発明の第2の特徴によれば、スイッチ手段に対して間欠的に一定の電圧を印加する間欠電源付加手段は、予め定められた複数の異なる周波数変調で構成されたパターン波形の電圧を生成して前記スイッチ手段に印加するので、間欠的に印加する電圧を小さくすることでリーク電流の発生を抑えることができ、リーク電流の影響による誤点灯、ノイズの影響による誤点灯を防止することができる。また、間欠的に印加する電圧を小さくすることでS/N比が低下した場合であっても、誤点灯を防止することができる。
本発明の第3の特徴によれば、間欠電源付加手段は、人的なスイッチ手段の操作による周波数より高く、且つ、鞍乗型車両に設けられたホーンの吹鳴周波数より低い周波数のパルス電圧を生成するので、生成するパルス電圧の周波数が人的な操作による周波数及びホーンの吹鳴周波数と重なることがなく、誤点灯の防止精度が向上する。
本発明の第4の特徴によれば、スイッチ手段に印加される電圧は、0〜2ボルトの電圧であるので、リーク電流の発生を抑えることができる。
鞍乗型車両における点灯制御装置のブロック図である。 周波数が変調した間欠電源付加手段からの出力電圧の波形を示す図である。 デューティ比が変化した間欠電源付加手段からの出力電圧の波形を示す図である。 点灯制御装置の左ウインカの点灯動作を示すフローチャートである。 点灯制御装置の右ウインカの点灯動作を示すフローチャートである。
本発明に係る鞍乗型車両における点灯制御装置について、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
図1は、鞍乗型車両における点灯制御装置10のブロック図である。点灯制御装置10は、自動二輪車等の鞍乗型車両に設けられたウインカスイッチ(スイッチ手段)12、ハザードスイッチ(スイッチ手段)14と、灯火器16と、運転者のウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14の操作に応じて灯火器16を点灯させる制御装置18とを備える。
灯火器16は、左ウインカを構成する前記鞍乗型車両のフロント及びリアの左側に設けられたフロント左側LED20L及びリア左側LED22Lと、右ウインカを構成する前記鞍乗型車両のフロント及びリアの右側に設けられたフロント右側LED20R及びリア右側LED22Rと、左ウインカが点灯したことを示すインジケータLED24Lと、右ウインカが点灯したことを示すインジケータLED24Rとを有する。インジケータLED24L及び24Rは、前記鞍乗型車両に搭載された図示しないメータユニット内に設けられ、点灯確認用のインジケータとして機能する。
制御装置18は、降圧手段30、間欠電源付加手段32、制御部(制御手段)34、及び駆動部36L、36Rを有する。降圧手段30には、バッテリ38が接続され、バッテリ38から、例えば、8〜16V(ボルト)の電圧が降圧手段30に供給される。降圧手段30は、供給された電圧を所定電圧(例えば、5V)に降圧して制御部34及び間欠電源付加手段32に供給する。なお、駆動部36L、36Rには、バッテリ38から電圧が直接供給される。
また、間欠電源付加手段32は、ウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14に間欠的に一定電圧の電圧V1を印加する。例えば、間欠電源付加手段32は、図示しないが、降圧手段30から供給された所定電圧を分圧する分圧回路と、分圧回路によって分圧された一定の電圧V1(例えば、0〜2V)の出力をオンオフするスイッチを有する。そして、制御部34の制御下で、間欠電源付加手段32の該スイッチがオンオフ動作することで、パルス電圧を生成し、該生成した電圧V1のパルス電圧をウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14に印加する。なお、間欠的にウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14に印加する電圧V1を8〜16V等の高い電圧にすると、リーク電流が発生し易くなるが、本実施の形態では、電圧V1を小さい電圧にすることで、リーク電流の発生を抑制することができる。
ここで、間欠電源付加手段32が出力する電圧の波形は、ウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14にリーク電流が発生したか否かを識別するための特有のパターン波形を有する。
図2に示す様に、間欠電源付加手段32からの出力電圧の波形(特有のパターン波形)は、例えば、0Vの電圧V0と電圧V1とで交互に変化し、その周波数が変調したパルス電圧の波形であってもよい。つまり、予め定められた複数の異なる周波数変調で構成されたパターン波形の電圧であってもよい。図2に示す例では、デューティ比が50%で、周波数が100Hz、50Hz、200Hzで変調するように構成されたパターン波形である。
また、図3に示す様に、間欠電源付加手段32からの出力電圧の波形は、例えば、0Vの電圧V0と電圧V1とで交互に変化し、デューティ比が異なる複数のパルス電圧の波形であってもよい。つまり、予め定められた複数の異なるデューティ比で構成されたパターン波形の電圧であってもよい。図3に示す例では、周波数が一定であり、デューティ比が50%、25%、75%で変化するように構成されたパターン波形である。なお、間欠電源付加手段32からの出力電圧の波形は、0Vの電圧V0と電圧V1とで交互に変化し、その周波数が変調したパルス電圧の波形であり、且つ、デューティ比が異なる複数のパルス電圧の波形であってもよい。
間欠電源付加手段32からの出力電圧の周波数は、人的な操作(例えば、運転者が行うウインカスイッチ12やハザードスイッチ14のオンオフ操作や、前記鞍乗型車両に設けられるホーン(警笛)を操作するスイッチ操作)による周波数(数Hz程度)より高く、前記鞍乗型車両に設けられるホーンの吹鳴周波数(例えば、380Hz〜440Hz)より低い周波数で設定される。なお、間欠電源付加手段32からの出力電圧の波形は、単に周波数が変調したパルス電圧の波形、又は、デューティ比が異なる複数のパルス電圧の波形であってもよい。
ウインカスイッチ12は、左ウインカの点灯及び右ウインカの点灯をオンオフさせるスイッチであり、運転者は、左ウインカを点灯させたい場合は、ウインカスイッチ12を第1接点12aに接続させ(左ウインカのスイッチがオン)、右ウインカを点灯させたい場合は、ウインカスイッチ12を第2接点12bに接続させる(右ウインカのスイッチがオン)。
第1接点12aは、制御装置18の誤点灯防止用抵抗40(抵抗値Rref)を介して接地されており、第2接点12bは、制御装置18の誤点灯防止用抵抗42(抵抗値Rref)を介して接地されている。ウインカスイッチ12が第1接点12aに接続されていると、間欠電源付加手段32から電圧V1が間欠的に誤点灯防止用抵抗40の両端に印加され、ウインカスイッチ12が第2接点12bに接続されていると、間欠電源付加手段32から電圧V1が間欠的に誤点灯防止用抵抗42の両端に印加される。
ハザードスイッチ14は、ハザードの点灯(左ウインカ及び右ウインカの同時点灯)をオンオフさせるスイッチであり、ハザードを点灯させたい場合は、ハザードスイッチ14を第3接点14aに接続させる(ハザードスイッチ14がオン)。第3接点14aは、誤点灯防止用抵抗40、42をそれぞれ介して接地されている。ハザードスイッチ14がオンになると、間欠電源付加手段32から電圧V1が間欠的に誤点灯防止用抵抗40、42の両端に印加される。この誤点灯防止用抵抗40、42の両端に生じる電圧VL、VRは、信号線46、48を介して制御部34に入力される。
間欠電源付加手段32から電圧V1が間欠的にウインカスイッチ12に印加されているので、ウインカスイッチ12がオフの時(第1接点12a及び第2接点12bの何れにも接続されていない状態時)に、ウインカスイッチ12に水分が付着する等の理由でリーク電流が発生した場合には(リーク抵抗値Rmは、例えば1kΩ)、ウインカスイッチ12から電圧V2(V2=Rref×V1/(Rm+Rref))が間欠的に誤点灯防止用抵抗40、42の両端に印加される。つまり、電圧V0と電圧V2と交互に変化する電圧が誤点灯防止用抵抗40、42に印加される。
また、間欠電源付加手段32から電圧V1が間欠的にハザードスイッチ14に印加されているので、ハザードスイッチ14がオフの時に、ハザードスイッチ14に水分が付着する等の理由でリーク電流が発生した場合には(リーク抵抗値Rmは、例えば1kΩ)は、ハザードスイッチ14から電圧V2(V2=Rref×V1/(Rm+Rref))が間欠的に誤点灯防止用抵抗40、42の両端に印加される。つまり、電圧V0と電圧V2と交互に変化する電圧が誤点灯防止用抵抗40、42に印加される。抵抗値Rrefが、例えば100Ωであれば、電圧V2は、(100/1100)V1≒0.09V1となり、電圧V1より小さい値となる。
制御部34は、信号線46、48を介して入力された誤点灯防止用抵抗40、42の両端の電圧VL、VRに基づいて、ウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14のスイッチ状態を判別する。詳しくは、制御部34は、ウインカスイッチ12に電圧V1が印加されるタイミングで、誤点灯防止用抵抗40の両端の電圧VLが閾値Vt(V2<Vt<V1)以上となる場合は、ウインカスイッチ12が第1接点12aに接続された(左ウインカのスイッチがオン)と判断し、誤点灯防止用抵抗42の両端の電圧VRが閾値Vt以上となる場合は、ウインカスイッチ12が第2接点12bに接続された(右ウインカのスイッチがオン)と判断する。また、制御部34は、ハザードスイッチ14に電圧V1が印加されるタイミングで、誤点灯防止用抵抗40、42の両端の電圧VL、VRが共に閾値Vt以上となる場合は、ハザードスイッチ14がオンされたと判断する。
一方、制御部34は、ウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14に電圧V1が印加されるタイミングで、誤点灯防止用抵抗40、42の両端の電圧VL、VRが共に閾値Vtより低い場合は、左ウインカ及び右ウインカのスイッチがオフ(ウインカスイッチ12が第1接点12a及び第2接点12bの何れにも接続されていない状態)であり、ハザードスイッチ14がオフであると判断する。これにより、ウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14にリーク電流が発生した場合であっても、ウインカスイッチ12が第1接点12a又は第2接点12bに接続されたと判断されることはなく、ハザードスイッチ14がオンされたと判断されることもない。
ここで、間欠電源付加手段32がウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14に印加する電圧V1を小さくすることで、ノイズ成分が大きくなりS/N比が低下するため、ノイズ(前記ホーンの吹鳴等の点灯制御装置10の周囲によって発生するノイズ)の影響によって誤点灯防止用抵抗40、42の両端の電圧VL、VRが閾値Vt以上になってしまう場合が考えられる。このような場合であっても、間欠電源付加手段32がウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14に印加する電圧は、特有のパターン波形を有するので、ノイズの影響によってウインカスイッチ12が第1接点12a又は第2接点12bに接続されたと判断したり、ハザードスイッチ14がオンになったと判断することを防止することができる。
簡単に説明すると、制御部34は、間欠電源付加手段32がウインカスイッチ12に印加した電圧のパターン波形と、誤点灯防止用抵抗40の両端に発生した電圧VLのパターン波形とが一致した場合のみ、ウインカスイッチ12が第1接点12aに接続されたと判断する。制御部34は、間欠電源付加手段32がウインカスイッチ12に印加した電圧のパターン波形と、誤点灯防止用抵抗42の両端に発生した電圧VRのパターン波形とが一致した場合のみ、ウインカスイッチ12が第2接点12bに接続されたと判断する。また、制御部34は、間欠電源付加手段32がウインカスイッチ12に印加した電圧のパターン波形と、誤点灯防止用抵抗40、42の両端に発生した電圧VL、VRとが共に一致した場合のみハザードスイッチ14がオンになったと判断する。
駆動部36Lは、フロント左側LED20L、リア左側LED22L、及びインジケータLED24Lを点灯させるものであり、制御部34は、ウインカスイッチ12が第1接点12aに接続されたと判断すると、駆動部36Lを制御して、フロント左側LED20L、リア左側LED22L、及びインジケータLED24Lを点灯させる。駆動部36Rは、フロント右側LED20R、リア右側LED22R、及びインジケータLED24Rを点灯させるものであり、制御部34は、ウインカスイッチ12が第2接点12bに接続されたと判断すると、フロント右側LED20R、リア右側LED22R、及びインジケータLED24Rを点灯させる。また、制御部34は、ハザードスイッチ14がオンになったと判断すると、フロント左側LED20L、リア左側LED22L、フロント右側LED20R、リア右側LED22R、インジケータLED24L、及びインジケータLED24Rを点灯させる。
次に、点灯制御装置10の動作を、図4及び図5のフローチャートに従って説明する。図4は、左ウインカの点灯動作を、図5は、右ウインカの点灯動作を示すフローチャートである。まず、左ウインカの点灯動作について説明する。
制御部34は、読み込みタイミングが到来したか否かを判断する(図4のステップS1)。この読み込みタイミングは、間欠電源付加手段32がウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14に間欠的に電圧V1を印加するタイミングと同期するタイミングである。
ステップS1で、読み込みタイミングが到来していないと判断すると、到来するまでステップS1に留まり、読み込みタイミングが到来したと判断すると、制御部34は、左ウインカに対応する電圧VL(誤点灯防止用抵抗40の両端の電圧VL)を読み込む(ステップS2)。
次いで、制御部34は、ステップS2で読み込んだ電圧VLが閾値Vt以上であるか否かを判断し(ステップS3)、電圧VLが閾値Vt以上であると判断すると、制御部34は、カウント値C1をインクリメントする(ステップS4)。
運転者のウインカスイッチ12の操作によって、ウインカスイッチ12が第1接点12aに接続された場合、又は、ハザードスイッチ14がオンにされた場合は、電圧VLは電圧V1となるので、電圧VLは閾値Vt以上となる。また、ウインカスイッチ12が第1接点12aに接続されていない場合、又は、ハザードスイッチ14がオフの場合に、リーク電流が発生すると、電圧VLは電圧V2となるので、電圧VLは閾値Vt以下となるが、ノイズの影響によって電圧VLが閾値Vt以上となる場合がある。
次いで、制御部34は、カウント値C1が一定値以上であるか否かを判断する(ステップS5)。カウント値C1が一定値以上であるか否かを判断する理由としては、ノイズの影響によって電圧VLが閾値Vt以上と判断される場合があるので、ステップS5ではノイズの影響による誤点灯を防止するために、所定回数連続してステップS2で読み込んだ電圧VLが閾値Vt以上であるか否かを判断している。言い換えるならば、ある時間範囲内で、間欠電源付加手段32が印加した電圧のパターン波形と、誤点灯防止用抵抗40の両端に発生した電圧のパターン波形とが一致しているかどうかを判断している。
ウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14に間欠的に印加されるパルス電圧の波形は、特有のパターン波形なので、ノイズの影響によって電圧VLが閾値Vt以上と判断される場合はあっても、電圧V1が印加されるタイミングで読み出される電圧VLが所定回数連続して閾値Vt以上となることはない。また、印加されるパルス電圧の周波数は、人的な操作による周波数より高く、前記鞍乗型車両に設けられるホーンの吹鳴周波数より低い周波数なので尚更である。
ステップS5で、カウント値C1が一定値以上でないと判断するとステップS1に戻り、カウント値C1が一定値以上であると判断すると、制御部34は、駆動部36Lを制御して左ウインカの点滅を開始させて(ステップS6)、ステップS1に戻る。つまり、フロント左側LED20L及びリア左側LED22Lの点滅を開始する。この時、インジケータLED24Lの点滅も開始させる。なお、既に左ウインカの点滅が行われている場合は、ステップS6の動作を行わず、そのままステップS1に戻る。
一方、ステップS3で、カウント値C1が一定値以上になる前に、電圧VLが閾値Vt以上でないと判断されると、カウント値C1をクリア(0)にし(ステップS7)、左ウインカを消灯させて(ステップS8)、ステップS1に戻る。この時、インジケータLED24Lも消灯させる。既に左ウインカが消灯している場合は、ステップS8の動作を行わない。
このように、間欠電源付加手段32が間欠的に電圧V1をウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14に印加するタイミングに同期した読み込みタイミングで、左ウインカに対応する電圧VLを読み込み、所定回数連続して該電圧VLが閾値Vt以上であると判断すると、左ウインカを点滅させるので、リーク電流が発生した場合であっても、ノイズやリーク電流の影響による左ウインカの誤点灯(誤点滅)を防止することができる。
次に、右ウインカの点灯動作について説明する。制御部34は、読み込みタイミングが到来したか否かを判断する(図5のステップS11)。この読み込みタイミングは、上述したように、間欠電源付加手段32がウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14に間欠的に電圧V1を印加するタイミングと同期するタイミングである。
ステップS11で、読み込みタイミングが到来していないと判断すると、到来するまでステップS11に留まり、読み込みタイミングが到来したと判断すると、制御部34は、右ウインカに対応する電圧VR(誤点灯防止用抵抗42の両端の電圧VR)を読み込む(ステップS12)。
次いで、制御部34は、ステップS12で読み込んだ電圧VRが閾値Vt以上であるか否かを判断し(ステップS13)、電圧VRが閾値Vt以上であると判断すると、制御部34は、カウント値C2をインクリメントする(ステップS14)。
運転者のウインカスイッチ12の操作によって、ウインカスイッチ12が第2接点12bに接続された場合、又は、ハザードスイッチ14がオンにされた場合は、電圧VRは電圧V1となるので、電圧VRは閾値Vt以上となる。また、ウインカスイッチ12が第2接点12bに接続されていない場合、又は、ハザードスイッチ14がオフの場合に、リーク電流が発生すると、電圧VRは電圧V2となるので、電圧VRは閾値Vt以下となるが、ノイズの影響によって電圧VRが閾値Vt以上となる場合がある。
次いで、制御部34は、カウント値C2が一定値以上であるか否かを判断する(ステップS15)。カウント値C2が一定値以上であるか否かを判断する理由としては、ノイズの影響によって電圧VRが閾値Vt以上と判断される場合があるので、ステップS15ではノイズの影響による誤点灯を防止するために、所定回数連続してステップS12で読み込んだ電圧VRが閾値Vt以上であるか否かを判断している。言い換えるならば、ある時間範囲内で、間欠電源付加手段32が印加した電圧のパターン波形と、誤点灯防止用抵抗42の両端に発生した電圧のパターン波形とが一致しているかどうかを判断している。
ウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14に間欠的に印加されるパルス電圧の波形は、特有のパターン波形なので、ノイズの影響によって電圧VRが閾値Vt以上と判断される場合はあっても、電圧V1が印加されるタイミングで読み出される電圧VRが所定回数連続して閾値Vt以上となることはない。また、印加されるパルス電圧の周波数は、人的な操作による周波数より高く、前記鞍乗型車両に設けられるホーンの吹鳴周波数より低い周波数なので尚更である。
ステップS15で、カウント値C2が一定値以上でないと判断するとステップS11に戻り、カウント値C2が一定値以上であると判断すると、制御部34は、駆動部36Rを制御して右ウインカの点滅を開始させて(ステップS16)、ステップS11に戻る。つまり、フロント右側LED20R及びリア右側LED22Rの点滅を開始する。この時、インジケータLED24Rの点滅も開始させる。なお、既に右ウインカの点滅が行われている場合は、ステップS16の動作を行わず、そのままステップS11に戻る。
一方、ステップS13で、カウント値C2が一定値以上となる前に、電圧VRが閾値Vt以上でないと判断されると、カウント値C2をクリア(0)にし(ステップS17)、右ウインカを消灯させて(ステップS18)、ステップS11に戻る。この時、インジケータLED24Rも消灯させる。既に右ウインカが消灯している場合は、ステップS18の動作を行わない。
このように、間欠電源付加手段32が間欠的に電圧V1をウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14に印加するタイミングに同期した読み込みタイミングで、右ウインカに対応する電圧VRを読み込み、所定回数連続して該電圧VRが閾値Vt以上であると判断すると、右ウインカを点滅させるので、リーク電流が発生した場合であっても、ノイズやリーク電流の影響による右ウインカの誤点灯(誤点滅)を防止することができる。
運転者のウインカスイッチ12の操作によって、ウインカスイッチ12が第1接点12aに接続されると、図4に示した動作で左ウインカが点滅し、ウインカスイッチ12が第2接点12bに接続されると、図5に示した動作で右ウインカが点滅する。また、運転者の操作によってハザードスイッチ14がオンされると、図4及び図5に示した動作で、左ウインカ及び右ウインカが同時に点滅することになる。
以上のように、本実施の形態の点灯制御装置10によれば、間欠電源付加手段32は、リーク電流の有無を識別するための特有のパターン波形の電圧を生成してウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14に印加するので、間欠的に印加する電圧V1を小さくすることでリーク電流の発生を抑えることができ、リーク電流の影響による灯火器16の誤点灯、ノイズの影響による灯火器16の誤点灯を防止することができる。
間欠電源付加手段32は、周波数を変調させたパルス電圧を生成する、及び(又は)、デューティ比の異なる複数のパルス電圧を生成するので、間欠的に印加する電圧を小さくすることでS/N比が低下した場合であっても、灯火器16の誤点灯を防止することができる。
間欠電源付加手段32は、人的な操作による周波数より高く、且つ、前記鞍乗型車両に設けられた前記ホーンの吹鳴周波数より低い周波数のパルス電圧を生成するので、生成するパルス電圧の周波数が人的な操作による周波数及びホーンの吹鳴周波数と重なることがなく、灯火器16の誤点灯の防止精度が向上する。
ウインカスイッチ12及びハザードスイッチ14に印加される電圧は、0〜2ボルトの電圧であるので、リーク電流の発生を抑えることができる。
以上、本発明について好適な実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態の記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。また、特許請求の範囲に記載された括弧書きの符号は、本発明の理解の容易化のために添付図面中の符号に倣って付したものであり、本発明がその符号をつけた要素に限定されて解釈されるものではない。
10…点灯制御装置 12…ウインカスイッチ
12a…第1接点 12b…第2接点
14…ハザードスイッチ 14a…第3接点
16…灯火器 18…制御装置
30…降圧手段 32…間欠電源付加手段
34…制御部 36L、36R…駆動部
38…バッテリ 40、42…誤点灯防止用抵抗

Claims (4)

  1. 灯火器(16)を点灯させるためのスイッチ手段(12、14)と、
    前記スイッチ手段(12、14)に対して間欠的に一定の電圧を印加する間欠電源付加手段(32)と、
    前記スイッチ手段(12、14)から出力された出力電圧に基づいて、スイッチ手段(12、14)が操作されたか否かを判断する制御手段(34)と、
    を備える鞍乗型車両における点灯制御装置(10)において、
    前記間欠電源付加手段(32)は、予め定められた複数の異なるデューティ比で構成されたパターン波形の電圧を生成して前記スイッチ手段(12、14)に印加する
    ことを特徴とする鞍乗型車両における点灯制御装置(10)。
  2. 灯火器(16)を点灯させるためのスイッチ手段(12、14)と、
    前記スイッチ手段(12、14)に対して間欠的に一定の電圧を印加する間欠電源付加手段(32)と、
    前記スイッチ手段(12、14)から出力された出力電圧に基づいて、スイッチ手段(12、14)が操作されたか否かを判断する制御手段(34)と、
    を備える鞍乗型車両における点灯制御装置(10)において、
    前記間欠電源付加手段(32)は、予め定められた複数の異なる周波数変調で構成されたパターン波形の電圧を生成して前記スイッチ手段(12、14)に印加する
    ことを特徴とする鞍乗型車両における点灯制御装置(10)。
  3. 請求項1又は2に記載の鞍乗型車両における点灯制御装置(10)において、
    前記間欠電源付加手段(32)は、人的な前記スイッチ手段の操作による周波数より高く、且つ、前記鞍乗型車両に設けられたホーンの吹鳴周波数より低い周波数のパルス電圧を生成する
    ことを特徴とする鞍乗型車両における点灯制御装置(10)。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の鞍乗型車両における点灯制御装置(10)において、
    前記スイッチ手段(12、14)に印加される電圧は、0〜2ボルトの電圧である
    ことを特徴とする鞍乗型車両における点灯制御装置(10)。
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