JP2014069652A - オープニングトリムウエザストリップ - Google Patents

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憲生 安田
Yoji Otsuka
洋史 大塚
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Abstract

【課題】製造が容易で、シール性が確保できる自動車用オープニングトリムウエザストリップを提供する。
【解決手段】オープニングトリムウエザストリップ10は、取付基部20と、シール部30を有する。取付基部20は、車外側側壁21、車内側側壁22及び底壁23から構成される断面略U字形に形成さる。車外側側壁21の先端にフランジ7と当接する車外側シールリップ26を設け、車外側シールリップ26と車外側側壁21との接合面は、先端側が車外側に傾斜した傾斜面で形成されるとともに、車外側シールリップ26は、先端側が細く、根元側が太く膨らんだ断面卵形に形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車ドアと車体開口部周縁との間をシールする自動車用のオープニングトリムウエザストリップに関するものである。
従来、自動車のドアと車体開口部周縁との間のシールは、ドアのドアフレーム2の内周のチャンネル(図示せず)に取付けられるガラスラン(図示せず)と、車体開口部周縁6の開口付近に取り付けられた開口部ウエザストリップ(図示せず)と、車体開口部周縁6のフランジ7に取付けられた後述するオープニングトリムウエザストリップ110とによりなされる。
図3及び図4に示すように、オープニングトリムウエザストリップ110は、1本の押出成形で成形され、接続部111で環状に接続され、車体の車体開口部周縁6のほぼ全周に取付けられて、ドアを閉めると、ドアフレーム2又はドアパネルの外周に当接してシールする。図5に示すように、車体開口部周縁6にはフランジ7が設けられ、フランジ7にオープニングトリムウエザストリップ110が取付けられ、フランジ7は、インナーパネル8とアウターパネル9の先端が溶接により固着されて形成されている。
オープニングトリムウエザストリップ110は、図5に示すように、中空シール部130と断面略U字形の取付基部(トリム部)120を有し、取付基部(トリム部)120により上記のフランジ7に取付けられる。このトリム部120は、車外側側壁121、車内側側壁122及び底壁123から形成された断面略U字形に形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
図5に示すように、車外側側壁121および車内側側壁122の断面略U字形のそれぞれの内面には、フランジ7を把持するために、車外側保持リップ124と車内側保持リップ125が形成されている。フランジ7がトリム部120に挿入されると、車外側保持リップ124と車内側保持リップ125の先端が撓んで、フランジ7のそれぞれの側面に圧接されてフランジ7を保持し、オープニングトリムウエザストリップ110を取付けることができる。
そして、中空シール部130は、フランジ7の根元側の側壁を構成する第1側部シール壁131と、フランジ7の先端側の側壁を構成する第2側部シール壁132とから構成される。中空シール部130は、ドア閉時にドアフレーム2に当接して、ドアと車体開口部周縁6との間をシールするが、ドア閉力を軽減させるために、第2側部シール壁132に屈曲部138が形成されている。
このため、図5に示すように、ドアフレーム2のドアフレーム膨出部2aが中空シール部130に当接すると、屈曲部138が折り畳まれるように屈曲して、中空シール部130が撓むことができる。
そして、フランジ7と取付基部(トリム部)120との間をシールするために、車外側側壁121の先端に車外側シールリップ126が設けられていた。
しかしながら、この車外側シールリップ126のシール性を確保するために、図5に示すような屈曲したリップや湾曲したリップを車外側側壁121の先端に形成するように押出成形すること、特にシール性を向上させるために発泡倍率を大きくして押出成形することは困難になってきている。
また、図6に示すように、オープニングトリムウエザストリップ210は、中空シール部230と断面略U字形の取付基部(トリム部)220を有し、取付基部(トリム部)220をクリップ240により上記のフランジ7に取付けるものもある。このトリム部220は、車外側側壁221、車内側側壁222及び底壁223から形成された断面略U字形に形成されている(例えば、特許文献2参照。)。
そして、フランジ7と取付基部(トリム部)220との間をシールするために、車外側側壁224の先端にフランジ7に対して円弧状に突出したスポンジ材226が設けられていた。この場合には、クリップ240は、フランジ7に対して所定間隔をおいて取付けられるため、フランジ7に対して単純に当接する場合には、クリップ240が取付けられていない部分では、スポンジ材226の反発力により、取付基部(トリム部)220がフランジ7に対して傾いてしまい、中空シール部230のシール性が低下することとなっている。
特開2011−189880号公報 特開2004−1588号公報
このため、本発明は、製造が容易で、シール性が確保できる自動車用オープニングトリムウエザストリップを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車の車体開口部周縁に形成されたフランジに取付けられ自動車ドアと車体開口部周縁との間をシールするオープニングトリムウエザストリップにおいて、
オープニングトリムウエザストリップは、フランジに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に設けられ、自動車ドアのドアフレーム又はドアパネルの外周に当接して自動車ドアと車体開口部周縁との間をシールするシール部を有し、
取付基部は、車外側側壁、車内側側壁及び底壁から構成される断面略U字形に形成され、
車外側側壁の先端にフランジと当接する車外側シールリップを設け、車外側シールリップと車外側側壁との接合面は、先端側が車外側に傾斜した傾斜面で形成されるとともに、車外側シールリップは、先端側が細く、根元側が太く膨らんだ断面卵形に形成されたことを特徴とするオープニングトリムウエザストリップである。
請求項1の本発明では、フランジに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に設けられ、自動車ドアのドアフレーム又はドアパネルの外周に当接して自動車ドアと車体開口部周縁との間をシールするシール部を有する。このため、取付基部がフランジに取付けられると、シール部がドアフレーム又はドアパネルの外周に当接してドアフレーム又はドアパネルの外周と車体開口部周縁との間をシールすることができる。
取付基部は、車外側側壁、車内側側壁及び底壁から構成される断面略U字形に形成されるため、フランジを断面略U字形の内部で保持して、車外側側壁と車内側側壁の内部に形成された車外側保持リップと車内側保持リップとで強固に挟持することができる。
車外側側壁の先端にフランジと当接する車外側シールリップを設けたため、取付基部をフランジに取付けると、車外側シールリップがフランジの根元部分に当接して、アウターパネルと車外側側壁の隙間を塞ぎ、アウターパネルと車外側側壁の間から雨水が車室内に進入することを防止できる。
車外側シールリップと車外側側壁との接合面は先端側が車外側に傾斜した傾斜面で形成されているため、車外側シールリップがフランジの根元部分に当接したときに、フランジに当接しつつ、傾斜面に沿って車外方向に変形することができる。従って、フランジとの間のシール性を確保しつつ、車外側シールリップの反発力を減少させて、取付基部がフランジに対して傾斜することがなく、シール部のシール性を確保することができる。
車外側シールリップは、先端側が細く、根元側が太く膨らんだ断面卵形に形成されたため、車外側シールリップの根元側がフランジに当接すると、フランジにより圧縮された車外側シールリップは、フランジと当接しつつ、先端側に移動することができる。このため、車外側シールリップの根元側は、フランジにより圧縮されて、変形して、先端側にずれることができる。
請求項2の本発明は、車外側シールリップは、比重が0.2〜0.4のスポンジ材で形成されたオープニングトリムウエザストリップである。
請求項2の本発明では、車外側シールリップは、比重が0.2〜0.4のスポンジ材で形成されたため、柔軟性に富み、フランジと車外側側壁の間の隙間を確実に塞ぐことができるとともに、フランジに対する車外側シールリップの反発力を減少させて、取付基部がフランジに対して傾斜することがなく、シール部のシール性を確保することができる。
請求項3の本発明は、車外側シールリップは、根元側が太く膨らんでフランジと当接する車外側シールリップ当接部を形成し、車外側シールリップ当接部が円弧状に形成されたたオープニングトリムウエザストリップである。
請求項3の本発明では、車外側シールリップは、根元側が太く膨らんでフランジと当接する車外側シールリップ当接部を形成し、車外側シールリップ当接部が円弧状に形成されたた。このため、取付基部をフランジに取付けたときに、車外側シールリップ当接部がスムースにフランジの根元に当接し、円弧状の部分が変形しやすく、車外側シールリップ当接部が先端側に移動しやすくなる。
請求項4の本発明は、取付基部は、ソリッド材又は微発泡材で形成されるとともに、シール部は比重が0.5〜0.7のスポンジ材で形成されたオープニングトリムウエザストリップである。
請求項4の本発明では、取付基部は、ソリッド材又は微発泡材で形成されたため、フランジを挟持する力が強く、安定してフランジを保持することができる。
シール部は比重が0.5〜0.7のスポンジ材で形成されたため、シール部は柔軟性を有して、自動車ドア形状の変化に応じて当接することができ、シール性を確保することができるとともに、オープニングトリムウエザストリップの全体の重量を軽減して、自動車の軽量化に貢献することができる。
請求項5の本発明は、シール部は、中空状に形成されたオープニングトリムウエザストリップである。
請求項5の本発明では、シール部は、中空状に形成されたため、ドアの組付けのバラツキがあっても確実にドアフレーム膨出部の広い部分に柔軟に当接して、シール性を確保することができる。
請求項6の本発明は、中空シール部は、車外側側壁から一端が延設されフランジの根元側の側壁を構成する第1側部シール壁と、車外側側壁から一端が延設されフランジの先端側の側壁を構成するとともに、先端が第1側部シール壁の先端と接続して中空部を形成する第2側部シール壁とを有し、
第2側部シール壁は、車外側側壁から延設される第2側部シール壁根元部と、第2側部シール壁根元部から一体的に延設される第2側部シール壁屈曲部と、第2側部シール壁屈曲部から円弧状に延設される第2側部シール壁円弧部から形成され、第2側部シール壁根元部と第2側部シール壁屈曲部はソリッド材又は微発泡材で形成されるオープニングトリムウエザストリップである。
請求項6の本発明では、中空シール部は、車外側側壁から一端が延設されフランジの根元側の側壁を構成する第1側部シール壁と、車外側側壁から一端が延設されフランジの先端側の側壁とを構成するとともに、先端が第1側部シール壁の先端と接続して中空部を形成する第2側部シール壁とを有する。このため、ドア閉時に、中空シール部が撓んで、中空シール部30のシール壁の先端の部分がドアフレーム又はドアパネルの外周に当接してシールすることができる。
第2側部シール壁は、車外側側壁から延設される第2側部シール壁根元部と、第2側部シール壁根元部から一体的に延設される第2側部シール壁屈曲部と、第2側部シール壁屈曲部から円弧状に延設される第2側部シール壁円弧部から形成され、第2側部シール壁根元部と第2側部シール壁屈曲部はソリッド材又は微発泡材で形成される。このため、中空シール部にドアフレーム又はドアパネルの外周が当接するときに、ソリッド材又は微発泡材で形成される第2側部シール壁根元部と第2側部シール壁屈曲部の剛性が大きく、第2側部シール壁が倒れにくいため、中空シール部の内部の空間を確保し、中空シール部が大きくアウターパネル側に倒れることがなく、中空シール部のシール性を確保できる。
さらに、中空シール部にドアフレーム又はドアパネルの外周が当接するときに、第2側部シール壁屈曲部が屈曲するため、中空シール部の撓み荷重を低減することができ、ドア閉力を軽減することができる。
車外側側壁の先端にフランジと当接する車外側シールリップを設けたため、アウターパネルと車外側側壁の隙間を塞ぎ、アウターパネルと車外側側壁の間から雨水が車室内に進入することを防止できる。
車外側シールリップと車外側側壁との接合面は先端側が車外側に傾斜した傾斜面で形成されているため、車外側シールリップがフランジの根元部分に当接したときに、傾斜面に沿って車外方向に変形することができる。車外側シールリップは、先端側が細く、根元側が太く膨らんだ断面卵形に形成されたため、フランジにより圧縮された車外側シールリップは、フランジと当接しつつ、先端側に移動することができ、フランジとの間のシール性を確保しつつ、車外側シールリップの反発力を減少させて、シール部のシール性を確保することができる。
本発明の実施の形態であるオープニングトリムウエザストリップをフランジに取付けた状態の断面図である。 本発明の実施の形態であるオープニングトリムウエザストリップをフランジに取付け、ドア閉時のドアフレームとオープニングトリムウエザストリップとの関係を示す断面図である。 自動車のドアを開いた状態における後方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態であるドアオープニングトリムウエザストリップの正面図である。 従来のドアオープニングトリムウエザストリップを自動車の開口部周縁に取付けた状態における断面図である。 従来の他のドアオープニングトリムウエザストリップを自動車の開口部周縁に取付けた状態における断面図である。
本発明の実施の形態を、図1〜図4に基づき説明する。
図3に示すように、自動車の車体1は、ドア開口部を有し、そのドア開口部は、開閉部材であるドアにより開閉される。ドア開口部の周囲は、車体開口部周縁6を形成し、車体開口部周縁6には、車体1を構成するアウターパネル9とインナーパネル8等の先端が溶接されたフランジ7(図1、2参照)を備えている。フランジ7は、車体1の車体開口部周縁6の部位により、溶接されるパネルの数が2枚〜8枚程度まで変化する。
このドアと車体開口部周縁6との間のシールは、ドアのチャンネルに取り付けられ、ドアガラス5とドアフレーム2の内周との間をシールするガラスラン(図示せず)と、車体開口部周縁6の開口側をシールする開口部ウエザストリップ(図示せず)と、フランジ7取り付けられ、開口部ウエザストリップよりも車内側をシールするオープニングトリムウエザストリップ10により行われる。
本発明は、このオープニングトリムウエザストリップ10に関するものである。オープニングトリムウエザストリップ10は、押出成形により直線状に成形される。この直線状に形成された1本のオープニングトリムウエザストリップ10は、図4に示すように、車体開口部周縁6の形状に沿って、環状となるようにフランジ7に装着される。装着は、オープニングトリムウエザストリップ10の一方の端末から順次、フランジ7に装着され装着が完了すると、他方の端末が一方の端末と接合することとなる。この端末は、接続部11により型接合されて環状に形成されていてもよい。
また、オープニングトリムウエザストリップ10の端末同士を装着前に接着剤で接着して環状にしてもよい。
オープニングトリムウエザストリップ10は、図1及び図2に示すように、フランジ7に取付けられる、断面略U字形のトリム部(取付基部)20と、トリム部20から一体的に形成され、ドアフレーム2のドアフレーム膨出部2aに当接して、ドアと車体開口部周縁6との間をシールするシール部である中空状の中空シール部30を有する。なお、シール部はリップ状のものも使用することができる。本発明の実施の形態をドアフレーム2に当接するオープニングトリムウエザストリップ10を例にとり説明する。
本発明は、トリム部20の車外側側壁21の外面に、中空シール部30が一体的に設けられている。中空シール部30については後述する。
トリム部20は、車外側側壁21、車内側側壁22と底壁23からなり、断面略U字形に形成されている。トリム部20の内部には、フランジ7を把持する強度を増加させるために、インサート部材27が埋設されている。インサート部材27は、板金や硬質樹脂で形成され、コーナー部に取付けられるときの柔軟性を確保するため、梯子状や、魚の骨状、ジグザグ状等に形成されている。トリム部20はソリッド材又は微発泡材で形成されている。
車外側側壁21と車内側側壁22の内面にはそれぞれ長手方向に延設され、フランジ7を挟持する車外側保持リップ24と車内側保持リップ25が形成される。このため、車外側保持リップ24と車内側保持リップ25のそれぞれの先端がフランジ7の両側の側面にそれぞれ当接して、フランジ7を強固に保持する。このため、トリム部20が倒れることがなく、中空シール部30がドアフレーム2に確実に当接して、シール性を確保することができる。
本実施の形態における車内側保持リップ25は、1本で長く形成されている。このため、車内側保持リップ25により、フランジ7の肉厚が変化しても、車内側保持リップ25が撓んで、フランジ7が車外側側壁21側に押圧されて、フランジ7を安定して保持することができる。車内側保持リップ25の先端は底壁23方向に屈曲して形成され、フランジ7を保持しやすくされている。
本実施の形態における車外側保持リップ24は、押出成形後では、3本短く形成され、車内側保持リップ25は、長く1本で断面略U字形の内部に斜め方向に突出形成されている。このため、フランジ7は車外側側壁21の内面側に位置して、3本の車外側保持リップ24で安定して保持されている。また、フランジ7の凹凸や曲がりに対しても確実に追従しフランジ7に当接し、シール性を確保することができる。
3本の車外側保持リップ24の真ん中の車外側保持リップ24は、スポンジ材で形成することができる。
車内側側壁22と底壁23の連続部分から車内方向にカバーリップ28が延設され、車内に取付けられたガーニッシュの先端を覆っている。
トリム部20は、3本の車外側保持リップ24の真ん中の車外側保持リップ24以外では、ソリッド材又は微発泡材で形成されている。このため、フランジ7を挟持する力が強く、安定してフランジ7を保持することができる。
車外側側壁21の先端に、フランジ7と当接する車外側シールリップ26が設けられている。車外側シールリップ26は、車外側シールリップ26と車外側側壁21との接合面は先端側が車外側に傾斜した傾斜面を形成するように設けられている。このため、図2に示すように、トリム部20をフランジ7に取付けると、車外側シールリップ26がフランジ7の根元部分に当接して、アウターパネル9と車外側側壁21の隙間を塞ぎ、アウターパネル9を伝わって流入した雨水が、車外側側壁21との間から車室内に進入することを防止できる。
図1に示すように、車外側シールリップ26は、先端側が細く、根元側が太く膨らんだ断面卵形に形成されている。そして、車外側シールリップ26の根元側が太く膨らんでフランジ7と当接する部分は、車外側シールリップ当接部26bを形成し、車外側シールリップ当接部26bは、フランジ7に当接する部分が、円弧状に形成されている。このため、車外側シールリップ当接部26bがスムースにフランジ7の根元に当接し、車外側シールリップ当接部26bが先端側に移動しやすくなる。
さらに、車外側シールリップ26と車外側側壁21との接合面である車外側側壁接合面21aと車外側シールリップ接合面26aは、先端側が車外側に傾斜した傾斜面で形成されている。このため、車外側シールリップ当接部26bがフランジ7の根元部分に当接したときに、車外側側壁接合面21aと車外側シールリップ接合面26aに沿って車外方向に変形することができる。
このため、車外側シールリップ26がフランジ7に当接すると、フランジ7により圧縮された車外側シールリップ当接部26bは、フランジ7と当接しつつ、先端側に移動することができる。従って、車外側シールリップ26は、フランジ7との間のシール性を確保しつつ、車外側シールリップ26の反発力を減少させて、トリム部20がフランジ7に対して傾斜することがなく、シール部がドアフレーム2に確実に当接し、シール部のシール性を確保することができる。
車外側シールリップ26は、比重が0.2〜0.4のスポンジ材で形成することが好ましい。この場合は、車外側シールリップ26が、柔軟性に富み、フランジ7と車外側側壁21の間の隙間を確実に塞ぐことができるとともに、フランジ7に対する車外側シールリップ26の反発力を減少させて、トリム部20がフランジ7に対して傾斜することがなく、シール部のシール性を確保することができる。
次に、シール部である中空シール部30について説明する。
トリム部20の車外側側壁21の外面には、中空シール部30が一体的に形成されている。中空シール部30は、第1側部シール壁31及び第2側部シール壁32から構成される。第1側部シール壁31は、トリム部20の車外側側壁21のフランジ7の根元側外面から一端が延設され、他端は第2側部シール壁32の一端と接続して形成され、中空シール部30の側壁を構成する。
中空シール部30は比重が0.5〜0.7のスポンジ材で形成することが好ましい。この場合には、中空シール部30は柔軟性を有して、自動車ドアのドアフレーム2の変化に応じて当接することができ、ドアフレーム2との間のシール性を確保することができる。さらに、オープニングトリムウエザストリップ10の全体の重量を軽減して、自動車の軽量化に貢献することができる。
第1側部シール壁31は、スポンジ材で形成され、中空シール部30の外部方向に凸に形成されている。外部方向に凸に形成されているため、ドアフレーム2が中空シール部30に当接したときに、第1側部シール壁31は、アウターパネル9の方向である中空シール部30の外部方向に撓むことができる。
本実施の形態では、第1側部シール壁31は、その根元部である第1側部シール壁根元部34は、車外側側壁21からソリッド材又は微発泡材で形成された延出部21bから一体的に形成され、後述する中空保持壁33との連結部分で屈曲して形成されている。このため、中空シール部30がドアフレーム2に当接すると、その屈曲部分で第1側部シール壁31が屈曲しやすくなり、ドア閉力を減少させることができる。
次に第2側部シール壁32について説明する。
第2側部シール壁32は、トリム部20の車外側側壁21から延設されソリッド材又は微発泡材で形成される第2側部シール壁根元部37と、第2側部シール壁根元部37からソリッド材又は微発泡材で一体的に屈曲して形成される第2側部シール壁屈曲部38と、その第2側部シール壁屈曲部38から一体的に延設されスポンジ材で円弧状に延設されスポンジ材で形成される第2側部シール壁円弧部39から形成される。第2側部シール壁円弧部39の先端は、第1側部シール壁31の先端と連結して、中空シール部30の中空部を形成する。
中空シール部30にドアフレーム2が当接するときに、ソリッド材又は微発泡材で形成される第2側部シール壁根元部37の剛性が大きく、変形しにくい。そのため、車体開口部周縁6への取り付け位置により、ドアフレーム2が斜め方向から当接して、中空シール部30を引っ張っても、第2側部シール壁32が倒れにくい。
それにより、中空シール部30が大きくアウターパネル9側に倒れることや、中空シール部30が異常変形することがなく、その内部の空間を確保することができる。
中空シール部30の内部には、第1側部シール壁31の根元部分と第2側部シール壁円弧部39の根元部分を連結する中空保持壁33がスポンジ材で一体的に形成されている。中空保持壁33が、第1側部シール壁31と第2側部シール壁円弧部39を連結しているため、ドアフレーム2のドアフレーム膨出部2aが当接しても、中空シール部30の異常変形を防止することができ、シール性を確保することができる。
次に、オープニングトリムウエザストリップ10の製造方法を説明する。
このオープニングトリムウエザストリップ10は、押出成形により成形され、トリム部20を構成するソリッドゴム又は微発泡材、インサート部材27と中空シール部30を構成するスポンジゴムを押出成形機で一体に押出すことができる。
その後、通常の方法により加硫を行い、その後、1本分の所定長さに切断される。
2 ドアフレーム
7 フランジ
10 ドアオープニングトリムウエザストリップ
20 トリム部(取付基部)
21 車外側側壁
21a 車外側側壁接続面
26 車外側シールリップ
26a 車外側シールリップ接続面
26b 車外側シールリップ当接部
30 中空シール部

Claims (6)

  1. 自動車の車体開口部周縁に形成されたフランジに取付けられ自動車ドアと車体開口部周縁との間をシールするオープニングトリムウエザストリップにおいて、
    該オープニングトリムウエザストリップは、上記フランジに取付けられる取付基部と、該取付基部に一体的に設けられ、自動車ドアのドアフレーム又はドアパネルの外周に当接して上記自動車ドアと上記車体開口部周縁との間をシールするシール部を有し、
    上記取付基部は、車外側側壁、車内側側壁及び底壁から構成される断面略U字形に形成され、
    上記車外側側壁の先端に上記フランジと当接する車外側シールリップを設け、該車外側シールリップと上記車外側側壁との接合面は、先端側が車外側に傾斜した傾斜面で形成されるとともに、上記車外側シールリップは、先端側が細く、根元側が太く膨らんだ断面卵形に形成されたことを特徴とするオープニングトリムウエザストリップ。
  2. 上記車外側シールリップは、比重が0.2〜0.4のスポンジ材で形成された請求項1に記載のオープニングトリムウエザストリップ。
  3. 上記車外側シールリップは、根元側が太く膨らんで上記フランジと当接する車外側シールリップ当接部を形成し、該車外側シールリップ当接部が円弧状に形成された請求項1又は請求項2に記載のオープニングトリムウエザストリップ。
  4. 上記取付基部は、ソリッド材又は微発泡材で形成されるとともに、上記シール部は比重が0.5〜0.7のスポンジ材で形成された請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のオープニングトリムウエザストリップ。
  5. 上記シール部は、中空状に形成された請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のオープニングトリムウエザストリップ。
  6. 上記中空シール部は、上記車外側側壁から一端が延設され上記フランジの根元側の側壁を構成する第1側部シール壁と、上記車外側側壁から一端が延設され上記フランジの先端側の側壁を構成するとともに、先端が上記第1側部シール壁の先端と接続して中空部を形成する第2側部シール壁とを有し、
    該第2側部シール壁は、上記車外側側壁から延設される第2側部シール壁根元部と、該第2側部シール壁根元部から一体的に延設される第2側部シール壁屈曲部と、該第2側部シール壁屈曲部から円弧状に延設される第2側部シール壁円弧部から形成され、上記第2側部シール壁根元部と第2側部シール壁屈曲部はソリッド材又は微発泡材で形成される請求項5記載のオープニングトリムウエザストリップ。
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