JP2014069610A - 車両のフロントピラー部構造 - Google Patents

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【課題】降雨時の車両の走行中のフロントドアのガラス部分への雨水の流通を規制するとともに、車両の走行中における空気抵抗の軽減、降雪時の排雪性の向上および車両の見栄えの向上を図ることが可能な車両のフロントピラー部構造を提供する。
【解決手段】フロントガラス3とピラーアウタカバー40との隙間部分に前方に向かって開口した流入口41aに流入した空気は、ピラーアウタカバーとフロントピラーとの間に形成された流通路41を流通するする。流通路41を流通する空気は、リブによって雨水と分離された後、流通路41の後上方へと流通して、ルーフパネル2の前端部を覆うルーフカバー50内に形成された上部流通路へと流入する。上部流通路を流通する空気は、ルーフカバー50の略中央部の上部に形成された排気口51aから外部へと排出される。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のフロントガラスの幅方向両側に位置し、ルーフパネルの前側を支持するフロントピラー部構造に関するものである。
従来、車両のフロントピラー部構造としては、車体の前面側に設けられたフロントガラスと、車体の幅方向両側に設けられたフロントドアと、フロントガラスとフロントドアとの間に位置するフロントピラーと、フロントピラーの外面側に設けられたピラーアウタカバーと、を備え、フロントガラスとピラーアウタカバーとの間に段差を形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このフロントピラー部構造では、降雨時の車両の走行中において、フロントガラスの前面を幅方向両側に向かって流れる雨水をフロントガラスとピラーアウタカバーとの段差に沿って流通させることによって、フロントドアのガラス部分への雨水の流通を規制し、車両の降雨時の走行中における側方の視界を保持している。
特開2011−5939号公報
前記フロントピラー部構造では、車両の走行中において、フロントガラスとピラーアウタカバーとの間の段差によって空気の流れが乱れるため、空気抵抗が大きくなるおそれがある。また、前記フロントピラー部構造では、降雪時の車両の走行中において、フロントガラスに付着した雪をワイパで払拭すると、ワイパによって払拭された雪がフロントガラスのピラーアウタカバーとの間の段差部分に堆積してしまい、必要な視界を確保することができなくなるおそれがある。さらに、前記フロントピラー部構造では、フロントガラスとピラーアウタカバーとの間の段差が、車両の意匠上の見栄えを悪くする原因となる場合がある。
そこで、本発明は、降雨時の車両の走行中のフロントドアのガラス部分への雨水の流通を規制するとともに、車両の走行中における空気抵抗の軽減、降雪時の排雪性の向上および車両の見栄えの向上を図ることが可能な車両のフロントピラー部構造を提供することを目的とする。
第1の発明に係る車両のフロントピラー部構造は、車体の前面側に設けられたフロントガラスと、車体の幅方向両側に設けられたフロントドアと、フロントガラスとフロントドアとの間に位置するフロントピラーと、を備えた車両のフロントピラー部構造であって、フロントピラーの外面側に設けられ、フロントピラーとの間に車両前面から空気と雨水とが流入可能な流通路が形成されるピラーアウタカバーと、流通路に設けられ、空気と雨水とを分離する気水分離手段と、フロントピラーおよびピラーアウタカバー以外の車体の所定位置に設けられ、流通路と連通し空気を外部へ排出する排気部と、気水分離手段によって空気から分離された雨水を車体の下方向へ排出する排水部と、を備えたことを特徴とする。
また、第2の発明に係る車両のフロントピラー部構造は、第1の発明に係る車両のフロントピラー部構造であって、排気部は、車体のルーフパネルの前端部分に設けられていることを特徴とする。
また、第3の発明に係る車両のフロントピラー部構造は、第1の発明に係る車両のフロントピラー部構造であって、排気部は、流通路と連通する車両構成部品に設けられ、車両の走行時にフロントガラスの前面部分よりも負圧となる車両外部へ空気を排出することを特徴とする。
本発明によれば、降雨時の車両の走行中にフロントガラスの前面を幅方向両側に向かって流れる雨水は空気と分離して排水口から車体の下方向へと排出されるので、フロントガラスとピラーアウタカバーとが隣接する部分において、フロントガラスの外面とピラーアウタカバーの外面との高さを同一の高さとしても、フロントドアのガラス部分への雨水の流通を抑制することが可能となる。したがって、フロントガラスとピラーアウタカバーとが隣接する部分の外面高さを同一にすることで、車両の走行中における空気抵抗の軽減が可能になるとともに、降雪時の排雪性および車両の見栄えを向上させることができる。
また、本発明によれば、雨水と分離した空気は、フロントピラーおよびピラーアウタカバー以外の車体の位置から排出されるので、流通路への空気の滞留を防止し、雨水がスムーズに流通路に流入するようにすることができる。また、空気に雨水が混入したまま外部に排出されたとしても、当該雨水がフロントピラーに隣接するフロントドアのガラス部分へ流通することを抑止することができる。
車両の全体斜視図である。 図1のA−A´断面図である。 フロントピラー部およびルーフカバーの内部斜視図である。 変形例におけるフロントピラー部およびルーフの内部斜視図である。
図1乃至図3は、本発明の一実施形態を示すものである。
本発明のフロントピラー部構造を備えた車両1は、図1に示すように、車室の上面側に設けられたルーフパネル2と、車室の前面側に設けられたフロントガラス3と、車室の幅方向両側に設けられたフロントドア4と、フロントガラス3とフロントドア4との間に設けられたフロントピラー部10と、を備えている。フロントガラス3の前面の下部には、ワイパ3aが設けられており、ワイパ3aによってフロントガラス3に付着した雨水や雪が払拭される。フロントドア4には、フロントピラー部10の下端近傍に対応する位置にドアミラー4aが設けられている。
フロントピラー部10は、図2に示すように、フロントピラー20と、フロントピラー20の車室内側に設けられたピラーインナカバー30と、フロントピラー20の車室外側に設けられたピラーアウタカバー40と、を備えている。
フロントピラー20は、上下方向に延びて形成されており、フロントガラス3の幅方向側縁部およびフロントドア4の前後方向前縁部の形状に合わせて、上方側が後方となるように後傾した状態で設けられている。また、フロントピラー20は、ピラーリンホースパネル21と、ピラーリンホースパネル21の車室内側に設けられたピラーインナパネル22と、ピラーリンホースパネル21の車室外側に設けられたピラーアウタパネル23と、を有し、これらの部材21,22,23を一体とすることによって強度が保持される。
ピラーインナカバー30は、例えば合成樹脂製の部材からなり、フロントピラー20を車室内側から覆っている。
ピラーアウタカバー40は、例えば合成樹脂製の部材からなり、フロントガラス3とフロントドア4との間に位置するフロントピラー20を外側から覆っている。また、ピラーアウタカバー40は、フロントガラス3側の外面が、フロントガラス3のピラーアウタカバー40に隣接する部分の外面と略同一の高さとなるように形成されている。ピラーアウタカバー40とフロントピラー20との間には、車両1の走行中にフロントガラス3の外面を流通した空気や雨水が流通可能な流通路41をピラーアウタカバー40とフロントピラー20との間に形成するための流通路形成板42がピラーアウタパネル23の外面に沿って設けられている。ここで、ピラーアウタカバー40のフロントガラス3側の外面と、フロントガラス3のピラーアウタカバー40に隣接する部分の外面とが略同一の高さに形成されている、とは、厳密に同一の高さとなる場合だけではなく、例えば2mmから3mm程度の差を有する場合も含まれる。
図2および図3に示すように、ピラーアウタカバー40の内面側には、流通路形成板42に向かって突出するとともに、ピラーアウタカバー40の長手方向に延びる少なくとも1つのリブ40aが設けられている。また、流通路形成板42には、ピラーアウタカバー40に向かって突出するとともに、流通路形成板42の長手方向に延びる少なくとも1つのリブ42aが設けられている。これにより、流通路41は、リブ40a,42aによって蛇行するように形成される。
また、ピラーアウタカバー40の外面の短手方向中央部には、ピラーアウタカバー40の外面に付着した雨水をフロントピラー20の下端側または上端側に案内するための溝40bが長手方向に延びるように形成されている。
また、流通路41には、フロントガラス3の外面を流通した空気や雨水を流入させる流入口41aと、流通路41に流入して空気と分離された雨水を外部に排出する排水口41bとが設けられている。流入口41aは、フロントガラス3とピラーアウタカバー40との隙間部分に前方に向かって開口されている。排水口41bは、ピラーアウタカバー40の下端部に設けられており、雨水を車両1の下方向へと流出させる。
また、ピラーアウタカバー40は、図1および図3に示すように、上端部がルーフパネル2の前端部分を覆うルーフカバー50の側端部と接続しており、ピラーアウタカバー40とルーフカバー50とは一体として形成されている。ルーフカバー50は、ルーフパネル2の幅方向に延びるように形成され、ルーフカバー50の前縁部はフロントガラス3の上縁部と隣接している。フロントガラス3の上縁部と隣接するルーフパネル2の前端部分には凹部が形成されており、当該凹部をルーフカバー50が覆うことで、フロントガラス3の上縁部からルーフパネル2の上面まで起伏のない滑らかな形状となっている。また、ルーフパネル2の前端部に形成された凹部とルーフカバー50との間には、空気が流通可能な上部流通路51が形成されており、ルーフカバー50の上部の幅方向略中央部には、上部流通路51を流通する空気を排出するための排気口51aが形成されている。そして、ピラーアウタカバー40とフロントピラー20との間に形成されている流通路41は、上端部においてルーフカバー50とフロントガラス3との間に形成されている上部流通路51の側端部と連通している。
以上のように構成されたフロントピラー部構造において、走行中の車両1のフロントガラス3の幅方向両側の空気は、大部分が図2において矢印Aで示すように、ピラーアウタカバー40の外面側に沿って流通して車両1の後方へと流通する。一方、一部の空気は、図2において矢印Bおよび矢印Cで示すように、流入口41aから流通路41へと流入し、流通路41から上部流通路51へと流通する。そして、図3において矢印Dで示すように、ルーフパネル2とフロントガラス3の隣接部分付近に形成された排気口51aから外部へと排出される。
このとき、走行中の車両1のフロントガラス3の幅方向両側から流入口41aを経て流通路41へと流入した空気は、リブ40a,42aによって蛇行しながら流通する。また、フロントピラー20は後傾しているため、流通路41は、前後方向前側から後側に向かって上り傾斜となっている。そのため、前方に向かって開口している流入口41aから流入した空気は、流通路41の後方へと上り傾斜を上がるように流通する。すなわち、流入口41aから流入した空気は、流通路41内を、後方へと蛇行しつつ上方へ流通する。そして、流通路41の上端部に到達した空気は、流通路41と連通する上部流通路51へ、上部流通路51の幅方向側端部から流入する。このように、上部流通路51の幅方向両側部から上部流通路51に流入した空気は、上部流通路51の略中央付近の排気口51aから外部へと排出される。
ここで、車両1の走行中において、フロントガラス3の前面を流通する空気は、フロントガラス3の縦方向上側に向かって前面に沿って流通し、フロントガラス3の上縁部付近から車両1の後方へ向かう気流となる。そのため、フロントガラス3の前縁部の前後方向後方に配置されているルーフパネル2の上面近傍は負圧となり、車両1の空力性能を阻害する要因となりやすい。しかし、フロントガラス3の上縁部付近に設けられたルーフカバー50に上方に向かって開口された排気口51aから空気が排出されるため、ルーフパネル2の上面近傍の負圧を低減させることが可能となる。
また、車両1の降雨時の走行において、フロントガラス3に付着した雨水は、ワイパ3aによって払拭され、一部の雨水がフロントガラス3の幅方向両側に向かって流通する。このとき、フロントガラス3の幅方向両側の雨水は、フロントガラス3とピラーアウタカバー40との間に設けられた流入口41aに空気と共に流入して流通路41を流通する。流通路41に流入した雨水は、リブ40a,42aに接触してリブ40a,42aに付着することで、共に流通路41に流入した空気と分離される。リブ40a,42aに付着して空気と分離された雨水は、図3において矢印Eで示すように、リブ40a,42aに沿って下方へと流れ落ち、ピラーアウタカバー40の下端部に形成された排水口41bから車両1の下方向へと排出される。このため、流通路41において空気と分離された雨水は、フロントドア4のガラス部分を流れることはなく、雨水による車室側面側の視認性の低下を防止することが可能となる。
また、降雪時の車両1の走行において、フロントガラス3に付着した雪は、ワイパ3aによって払拭され、一部の雪がフロントガラス3の幅方向両側に向かって移動する。このとき、ピラーアウタカバー40のフロントガラス3側の外面は、フロントガラス3のピラーアウタカバー40に隣接する部分の外面と略同一の高さであるため、フロントガラス3の幅方向両側に雪が溜まることなく、車両1の側方に落下させることが可能となる。
このように、本実施形態の車両のフロントピラー部構造によれば、降雨時の車両1の走行中は、フロントガラス3の前面を流通した雨水は、流入口41aから流通路41に流入し、リブ40a,42aに接触することによって空気と分離される。そして、分離された空気は上部流通路51を経て排気口51aから外部へと排出され、分離された雨水は、リブ40a,42aに沿って下方へと流れ落ち、排水口41bから車両1の下方向へと排出される。したがって、降雨時の車両1の走行において、フロントガラス3の前面からフロントドア4のガラス部分への雨水の流通を軽減して車室側面側の視認性を向上させることができる。
また、これにより、ピラーアウタカバー40のフロントガラス3側の外面を、フロントガラス3のピラーアウタカバー40と隣接する部分の外面と同一の高さとなるように形成することが可能となるので、車両1の走行中における空気抵抗の低減が可能になるとともに、車両の降雪時における走行中にフロントガラス3の幅方向両側に雪が堆積することを防止し、車両1の見栄えを向上させることが可能となる。
なお、本実施形態では、上部流通路51および排気口51aを備えるルーフカバー50をルーフパネル2の前端部分に設けている。しかし、これに限らず、例えば、フロントガラス3の上縁部分を外側から覆うカバー部材を設け、フロントガラス3の前面とカバー部材との間に上部流通路と排気口とを形成するようにしてもよい。
また、本実施形態では、ルーフカバー50は、ルーフパネル2の前端部を全て覆うように幅方向に向かって延びて形成されているが、これに限られるものではない。例えば、ルーフパネル2の右前端部と左前端部とに凹部を形成し、当該それぞれの凹部を覆うルーフカバー50を互いに独立して設けてもよい。この場合は、それぞれのルーフカバー50とルーフパネル2の凹部との間に上部流通路51を形成するとともにルーフカバー50に排気口51aを形成するようにする。これにより、ルーフカバー50の小型化が可能になる。
図4は、本発明の他の実施形態を示すものである。図4は、ピラーアウタカバーとフロントピラーとの間に形成された流通路を流通する空気の流通経路を示すためのフロントピラー部および周辺の斜視図である。なお、前記実施形態と同様の構成部分には同一の符号を付して示す。
このフロントピラー部構造は、ルーフパネル2内に空気が流通可能な管状のルーフ流通路2aが形成されている。このルーフ流通路2aの端部は流通路41の上端部と連通しており、他端部にはルーフパネル2の上面に開口されたルーフ排気口2bが形成されている。このような構成により、車両1の走行中に流入口41aから流通路41に流入してリブ40a,42aによって雨水と分離した空気は、流通路41の上端部からルーフ流通路2aに流入する。そして、ルーフ流通路2aを流通する空気は、ルーフ排気口2bに到達し、ルーフパネル2の上面から外部へと排出される。これにより、流通路41に流入した空気を排出するための構成部品を車両1の外側に設けることなく、流通路41に流入した空気を外部へと排出することができる。また、ルーフパネル2の上面から排出する空気により、車両1の走行中におけるルーフパネル2の上面近傍の負圧を低減することが可能になる。
なお、上記本発明の他の実施形態では、ルーフパネル2内に、ルーフ流通路2aとルーフ排気口2bとを2カ所ずつ形成し、それぞれ車両1の幅方向両側のフロントピラー部10に形成された流通路41を流通する空気を流通させて外部に排出している。しかしこれに限らず、例えば、ルーフ流通路2aをルーフパネル2の幅方向両側に延びるように形成し、側端部がそれぞれ流通路41の上端部と連通し、幅方向略中央にルーフ排気口2bを形成するようにしてもよい。
また、上記本発明の他の実施形態では、流通路41を流通する空気を、ルーフパネル2内に形成されたルーフ排気口2bから排出するものを示したが、これに限られるものではない。例えば、フロントドア4のサッシュ部分に流通路41と連通する空気の流通路と、当該流通路を流通する空気を排出するための排気口を形成することにより、流通路41を流通する空気をフロントドア4のサッシュ部分から排出するなど、他の車両構成部品から流通路41を流通する空気を排出するようにしてもよい。なお、排気口を形成する位置は、車両1の走行中に負圧となる位置の近傍が望ましいが、円滑に空気を排気可能な位置であればこれに限られない。
また、上記の実施形態においては、流通路41に設けられたリブ40a,42aが気水分離手段に相当する。しかし、これに限らず、例えば、吸湿性素材からなる部材を用いて雨水を吸収してもよいし、流通路41に網を張って水を付着させてもよいし、空気が透過するものの水は透過しない膜によって空気と雨水を分離させてもよい。また、本実施形態では、ピラーアウタカバー40の内面に1つのリブ40aを設け、流通路形成板42に2つのリブ42aを設けるようにしたものを示したが、これに限られるものではない。例えば、ピラーアウタカバー40および流通路形成板42の一方に1つのリブが設けられているものでもよいし、ピラーアウタカバー40および流通路形成板42の両方に複数のリブが設けられているものでもよい。
さらに、本実施形態では、ピラーアウタカバー40とフロントピラー20との間に、流通路41を形成するための流通路形成板42を設けるようにしたものを示したが、これに限られるものではない。流通路形成板42を用いることなくピラーアウタカバー40とフロントピラー20との間に流通路を形成するようにしてもよい。この場合、フロントピラー20に直接リブを形成すれば同様の効果を得ることが可能になる。また、中空形状に形成されたピラーアウタカバーによってフロントピラー20の外面を覆うようにしてもよい。この場合も、中空のピラーアウタカバーの内部にリブを設けた流通路を形成すれば、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
1 車両
2 ルーフパネル
2a ルーフ流通路
2b ルーフ排気口
3 フロントガラス
4 フロントドア
10 フロントピラー部
20 フロントピラー
30 ピラーインナカバー
40 ピラーアウタカバー
40a リブ
41 流通路
41a 流入口
41b 排水口
42 流通路形成板
42a リブ
50 ルーフカバー
51 上部流通路
51a 排気口

Claims (3)

  1. 車体の前面側に設けられたフロントガラスと、車体の幅方向両側に設けられたフロントドアと、フロントガラスとフロントドアとの間に位置するフロントピラーと、を備えた車両のフロントピラー部構造であって、
    フロントピラーの外面側に設けられ、フロントピラーとの間に車両前面から空気と雨水とが流入可能な流通路が形成されるピラーアウタカバーと、
    流通路に設けられ、空気と雨水とを分離する気水分離手段と、
    フロントピラーおよびピラーアウタカバー以外の車体の所定位置に設けられ、流通路と連通し空気を外部へ排出する排気部と、
    気水分離手段によって空気から分離された雨水を車体の下方向へ排出する排水部と、を備えたことを特徴とする車両のフロントピラー部構造。
  2. 排気部は、
    車体のルーフパネルの前端部分に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両のフロントピラー部構造。
  3. 排気部は、
    流通路と連通する車両構成部品に設けられ、車両の走行時にフロントガラスの前面部分よりも負圧となる車両外部へ空気を排出することを特徴とする請求項1に記載の車両のフロントピラー部構造。
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