JP2014069288A - ロボットアームおよびロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】作業スペースの狭小化と動力伝達剛性の確保とを両立させること。
【解決手段】実施形態に係るロボットアームは、第1アームと、第2アームと、リンク部とを備える。第1アームは、基端部がアームベースに対して回転可能に連結される。第2アームは、基端部が上記第1アームの先端部に対して回転可能に連結され、先端部においてはロボットハンドが回転可能に連結される。リンク部は、基端部がアームベースに対して回転可能に支持され、第1アームとの間で平行リンク機構を形成して、第1アームに対して第2アームを回転させる。また、リンク部の先端部は、第1アームの中途部において第1アームに対して相対回転可能に支持されるとともに、第1アームの内部へ貫入され、リンク部は、上記相対回転を第2アームの基端部へ伝達することによって第2アームを回転させる。
【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、ロボットアームおよびロボットに関する。
従来、ガラス基板や半導体ウエハ等のワークを搬送するロボットとして、水平多関節ロボットが知られている。水平多関節ロボットは、2つのアーム部が関節を介して連結された伸縮アームを備えるロボットであり、各アーム部を回転動作させることによって伸縮アームの先端部に設けられたエンドエフェクタを直線的に移動させる。さらに、水平多関節ロボットは、伸縮アームを支持するベース部が、鉛直軸である旋回軸を中心として回転可能に構成される。
このような水平多関節ロボットでは、伸縮アームの先端部に取り付けられるエンドエフェクタの向きがアーム部の回転動作によって変化しないことが求められる。そこで、本願出願人は、各アーム部の回転動作に追従して動作するリンク機構を設けてエンドエフェクタの回転を規制する多関節ロボットを、たとえば特許文献1において提案した。
具体的に、特許文献1に開示の多関節ロボットは、基端側のアーム部(第1アーム)と先端側のアーム部(第2アーム)とを連結する関節に、第2アームと同軸で軸支された少なくとも1つの補助リンクを含む複数個の補助リンクからなる平行リンク機構を用いてエンドエフェクタの回転を規制する。
なお、第1アームの基端側および第2アームの基端側にはそれぞれ減速機が設けられており、駆動源であるモータの動力は、かかる減速機とベルトプーリ機構とを介して伝達され、第1アームおよび第2アームを回転させている。
特開2005−66718号公報
しかしながら、上述した従来技術には、作業スペースの狭小化を図るうえで更なる改善の余地がある。たとえば、上述した従来技術では、平行リンク機構に第1アームあるいは第2アームと同一長の補助リンクが含まれており、水平多関節ロボットが伸縮アームを縮めた状態でベース部の旋回軸を中心として回転する場合に、かかる補助リンクが最も外側に突き出してしまい、最小旋回径を大きくしてしまっていた。
また、上述のように、第1アームと第2アームとを連結する関節には、少なくとも1つの補助リンクが第2アームと同軸で軸支されるうえ、さらには減速機を要するため、伸縮アーム全体の厚みを大きくしていた。
この点、動力伝達機構を単純なベルトプーリ機構のみで構成することによって伸縮アーム全体の厚みを小さくすることは可能であるが、かかる構成には、動力伝達剛性を著しく低下させてしまうという欠点がある。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、作業スペースの狭小化と動力伝達剛性の確保とを両立させることができるロボットアームおよびロボットを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るロボットアームは、第1アームと、第2アームと、リンク部とを備える。前記第1アームは、基端部がアームベースに対して回転可能に連結される。前記第2アームは、基端部が前記第1アームの先端部に対して回転可能に連結され、先端部においてはロボットハンドが回転可能に連結される。前記リンク部は、基端部が前記アームベースに対して回転可能に支持され、前記第1アームとの間で平行リンク機構を形成して、前記第1アームに対して前記第2アームを回転させる。また、前記リンク部の先端部は、前記第1アームの中途部において前記第1アームに対して相対回転可能に支持されるとともに、前記第1アームの内部へ貫入され、前記リンク部は、前記相対回転を前記第2アームの基端部へ伝達することによって該第2アームを回転させる。
実施形態の一態様によれば、作業スペースの狭小化と動力伝達剛性の確保とを両立させることができる。
図1は、実施形態に係るロボットの構成を示す模式断面図である。 図2Aは、ロボットアームを最も縮めた状態を示す模式平面図である。 図2Bは、ロボットアームを伸ばした状態を示す模式平面図である。 図3Aは、従来と同様の平行リンク機構を採用した場合におけるロボットの構成を示す模式断面図である。 図3Bは、従来と同様の平行リンク機構を採用した場合におけるロボットの最小旋回径を示す模式平面図である。 図4は、従来と同様のベルトプーリ機構を採用した場合におけるロボットの構成を示す模式断面図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示するロボットアームおよびロボットの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、ロボットが、真空チャンバ内に設置され、被搬送物として半導体ウエハやガラス基板等を搬送する搬送ロボットである場合を例に挙げて説明を行う。また、これら被搬送物については「ワーク」と記載する。また、エンドエフェクタである「ロボットハンド」については「ハンド」と記載する。
まず、実施形態に係るロボット1の構成について図1を用いて説明する。図1は、実施形態に係るロボット1の構成を示す模式断面図である。
なお、説明を分かりやすくするために、図1には、鉛直上向きを正方向とし、鉛直下向きを負方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。したがって、XY平面に沿った方向は、「水平方向」を指す。かかる直交座標系は、以下の説明に用いる他の図面においても示す場合がある。
図1に示すように、ロボット1は、水平方向に伸縮する伸縮アームを備える水平多関節ロボットである。具体的には、ロボット1は、胴体部10と、ロボットアーム20とを備える。
胴体部10は、ロボットアーム20の下部に設けられるユニットであり、筐体11と、フランジ部12と、支持部13とを備える。筐体11は、略筒状に形成されており、その内部に第1アーム22を回転させるモータ等の駆動源を備える。
フランジ部12は、筐体11の上部に形成され、真空チャンバ30に固定されることによって、ロボットアーム20を真空チャンバ30の内部へ設置する。支持回転部26は、ロボットアーム20の基端部(後述する第1アーム22の基端部)を支持する。また、支持回転部26は、上述の駆動源により回転駆動され、第1アーム22を軸P1まわりに回転させる。
ロボットアーム20は、支持部13を介して胴体部10と連結されたユニットである。具体的には、ロボットアーム20は、アームベース21と、支持回転部26と、第1アーム22と、第2アーム23と、ハンド24と、リンク部(後述)とを備える。
アームベース21は、支持部13の上面側に固定された、ロボットアーム20の基部である。また、アームベース21は、支持部13が回転するのにともなって、フランジ部12の上方で旋回する。第1アーム22は、アームベース21に対して軸P1まわりに回転可能となるように、その基端部が支持回転部26に連結される。
また、第1アーム22の先端部上側には、軸P2まわりに回転可能に第2アーム23の基端部が連結される。また、第2アーム23の先端部上側には、軸P3まわりに回転可能にハンド24の基端部が連結される。
また、ロボットアーム20は、支柱25aと、第1リンクバー25bと、第2リンクバー25cとを備える。これらは、リンク部を構成する。
支柱25aは、アームベース21に立設される。第1リンクバー25bは、その基端部が支柱25aによって軸P4まわりに回転可能に軸支される。
第2リンクバー25cは、その基端部が、第1アーム22の下面および第1リンクバー25bよりも下側(すなわち、アームベース21側)で、第1リンクバー25bの先端部に対して軸P5まわりに回転可能に連結される。
また、第2リンクバー25cは、その先端部が、第1アーム22の下面からその内部へ貫入される。ここで、かかる第2リンクバー25cの先端部が貫入されるのは、第1アーム22の基端部と先端部との間の中途部である。
なお、かかる第1アーム22の中途部は、第2アーム23の基端部の近傍であることが好ましい。かかる点については、図2A以降を用いた説明で詳しく述べる。
そして、第1アーム22の中途部においてその内部へ貫入された第2リンクバー25cの先端部は、第1アーム22に対して軸P6まわりに相対回転可能に支持されるとともに、固定プーリ22aが設けられる。したがって、第1アーム22が軸P1まわりに回転した場合、これにともなって固定プーリ22aが相対回転することとなる。
これに対し、第2アーム23の基端部には、かかる基端部に対し、固定プーリ22aと同じ高さ位置で直結された固定プーリ23bが設けられる。なお、固定プーリ23bの中央部には、第1アーム22の先端部の内部に立設された支柱22bが貫通している。
かかる固定プーリ23bと固定プーリ22aとは、所定のプーリ比で構成され、互いにタイミングベルトTB1で連結される。なお、所定のプーリ比については、図2A以降を用いた説明で後述する。また、タイミングベルトTB1の素材としては、クロロプレンゴム等を好適に用いることができる。
なお、固定プーリ22aと固定プーリ23bとは、双方で厚みが異なっていてもよい。したがって、固定プーリ22aと固定プーリ23bとが同じ高さ位置で設けられる点は、タイミングベルトTB1が第1アームの主面方向に沿って略平行となるように配置される、と言い換えてもよい。
かかる構成により、第1アーム22が軸P1まわりに回転した場合に、これにともなって固定プーリ22aが相対回転し、かかる相対回転はタイミングベルトTB1を介して固定プーリ23bへ伝達され、第2アーム23を第1アーム22に対して相対的に反対方向に軸P2まわりに回転させる。
また、支柱22bの先端部にはさらにプーリ23cが固定され、ハンド24の基端部にはプーリ24aが直結されて設けられる。そして、かかるプーリ23cとプーリ24aとは、タイミングベルトTB2を介して連結される。
したがって、第1アーム22が軸P1まわりに回転した場合、これにともなってプーリ23cが第2アーム23に対して相対回転し、かかる相対回転はタイミングベルトTB2を介してプーリ24aへ伝達され、ハンド24を第2アーム23に対して相対的に反対方向に軸P3まわりに回転させることとなる。
次に、ロボットアーム20を平面視した場合について、図2Aおよび図2Bを用いて説明する。図2Aは、ロボットアーム20を最も縮めた状態を示す模式平面図であり、図2Bは、ロボットアーム20を伸ばした状態を示す模式平面図である。
なお、図2Aに示す円R1は、ロボットアーム20を最も縮めた状態で軸P1まわりに旋回した場合に、第2アーム23の先端部あるいはハンド24の基端部が描く軌跡、すなわち「最小旋回径」である。また、符号Wが付与された部材は「ワーク」を示している。
図2Aに示すように、第1リンクバー25bおよび第2リンクバー25cを含んでなるリンク部は、アームベース21と第1アーム22との間でいわゆる平行リンク機構を形成する。
そして、本実施形態では、かかる平行リンク機構において、第1リンクバー25bあるいは第2リンクバー25cの長さL2を、第1アーム22の長さL1より小さくしている。
具体的には、かかる長さL2およびこれに基づく第1リンクバー25bの基端部の配設位置、第2リンクバー25cの先端部の配設位置(すなわち、上述の第1アーム22の中途部の位置)は、ロボットアーム20を最も縮めた最小旋回姿勢をとった場合に、平行リンク機構が円R1の内側に収まるように決められる。
なお、このとき、第1アーム22の中途部の位置が、第2アーム23の基端部の近傍となるように決められることが望ましい。これにより、タイミングベルトTB1(図1参照)の長さを短くすることができるので、タイミングベルトTB1によって動力伝達剛性が低下するのを抑えることができる。
また、図2Bに示すように、最小旋回姿勢からロボットアーム20を伸ばす際、ハンド24については、その移動方向と向きを所定の方向、向き(図中のX軸方向)に規制する必要がある。
そこで、本実施形態では、上述の「所定のプーリ比」によってこれを規制する。具体的には、第1アーム22に対する第2アーム23の回転量がアームベース21に対する第1アーム22の回転量の2倍となるように、第1アーム22および第2アーム23を回転させる。
たとえば、第1アーム22がアームベース21に対してα度回転させる場合に、第2アーム23を第1アーム22に対して2α度回転させる。これは、上述の固定プーリ22aおよび固定プーリ23bのプーリ比を「2:1」にすることによって行うことができる。
また、かかる場合、ハンド24については、第2アーム23に対してα度回転させればよい。したがって、上述のプーリ23cおよびプーリ24aのプーリ比を「1:2」としておけば、ハンド24を第1アーム22の回転量と同じ回転量で第2アーム23とは反対方向に回転させることができる。
これにより、ロボットアーム20を伸縮させる場合であっても、ハンド24の移動方向と向きを所定の方向、向きに規制することができる。
ここで、これまで説明した本実施形態によって奏することができる効果について、従来と同様の構成を採用した場合との比較において、図3A〜図4を参照しつつ説明する。
図3Aは、従来と同様の平行リンク機構を採用した場合におけるロボット1’の構成を示す模式断面図である。また、図3Bは、従来と同様の平行リンク機構を採用した場合におけるロボット1’の最小旋回径を示す模式平面図である。また、図4は、従来と同様のベルトプーリ機構を採用した場合におけるロボット1’’の構成を示す模式断面図である。
なお、ロボット1’およびロボット1’’については、本実施形態に係るロボット1との比較のうえで必要となる構成要素についてのみ説明することとし、その他の構成要素については図示および説明を省略する。
図3Aに示すように、ロボット1’のロボットアーム20’は、第1アーム22’と、第2アーム23’と、第1リンクバー25b’および第2リンクバー25c’を含んでなるリンク部とを備える。
かかるロボット1’では、第1アーム22’の回転動作を第2リンクバー25c’で直接関節部M1のギヤ列を駆動させることによって、第2アーム23’を回転させていた。このため、ギヤを上下2段構成にして増速する必要があり、第1アーム22’ひいてはロボットアーム20’全体が厚み方向に大きくなりやすかった。
また、第2リンクバー25c’も第1アーム22’の上面側から接続されるため、やはりロボットアーム20’全体の厚みを増す要因となっていた。このため、作業スペースの狭小化を図りにくかった。
また、図3Bに示すように、ロボット1’のロボットアーム20’では、第1リンクバー25b’あるいは第2リンクバー25c’の長さを、第1アーム22’の長さL1と同一にして平行リンク機構が形成されていた。
このため、最小旋回径が、第2アーム23’の先端部が描く円R1よりも大きい、第1リンクバー25b’および第2リンクバー25c’によって形成される肘部が描く円R2となっていた。したがって、やはり作業スペースの狭小化を図りにくかった。
また、図4に示すように、ロボット1’’のロボットアーム20’’は、プーリ22a’、23b’、23c’、24a’と、タイミングベルトTB1’、TB2’とを備え、これらを単純に連結したベルトプーリ機構を採用している。
かかる場合、タイミングベルトTB1’、TB2’の伸びやたわみ、よれ等によって著しく動力伝達剛性が低下するため、ワークWを所定の向きに向けたままの直線的な移動に支障をきたすおそれがあった。
これらの点につき、本実施形態に係るロボット1によれば、第1アーム22の回転に対する相対回転を1段のベルトプーリ機構で伝達することによって第2アーム23を回転させることとしたので、ロボットアーム20を薄く構成することができる。すなわち、作業スペースの狭小化を図ることができる。
また、第2リンクバー25cを第1アーム22の下面から接続することとしたので、やはりロボットアーム20を薄く構成することができる。したがって、作業スペースの狭小化を図ることができる。
また、第1リンクバー25bあるいは第2リンクバー25cの長さを、第1アーム22の長さL1より小さい長さL2としたので、最小旋回径を小さくすることができる。したがって、やはり作業スペースの狭小化を図ることができる。
また、第2アーム23を回転させるのに平行リンク機構を採用したので、動力伝達剛性を確保することができる。また、第2リンクバー25cを介して、第1アーム22の相対回転を第2アーム23へ伝達するのにあたり、第2リンクバー25cの先端部を第2アーム23の基端部の近傍に配設して短いタイミングベルトTB1を用いることとしたので、ベルトプーリ機構を用いてなお、動力伝達剛性を確保することができる。
したがって、実施形態に係るロボットアーム20およびそれを備えるロボット1によれば、作業スペースの狭小化と動力伝達剛性の確保とを両立させることができる。
なお、図1について補足すれば、実施形態に係るロボット1では、モータといった駆動源等は大気圧に保たれた筐体11の内部に収納され、第1アーム22や第2アーム23等は減圧環境下である真空チャンバ30の内部に収容されている。
すなわち、第1アーム22および第2アーム23の内部は、真空にさらされている。これにより、駆動源の駆動による発塵等で真空チャンバ30の内部が汚染されるのを抑制できるほか、発塵等の影響によって第1アーム22および第2アーム23の内部機構に不具合が生じるのを防止することができる。
上述してきたように、実施形態に係るロボットアームは、第1アームと、第2アームと、リンク部とを備える。第1アームは、基端部がアームベースに対して回転可能に連結される。第2アームは、基端部が上記第1アームの先端部に対して回転可能に連結され、先端部においてはロボットハンドが回転可能に連結される。リンク部は、基端部がアームベースに対して回転可能に支持され、第1アームとの間で平行リンク機構を形成して、第1アームに対して第2アームを回転させる。また、リンク部の先端部は、第1アームの中途部において第1アームに対して相対回転可能に支持されるとともに、第1アームの内部へ貫入され、リンク部は、上記相対回転を第2アームの基端部へ伝達することによって第2アームを回転させる。
したがって、実施形態に係るロボットアームによれば、作業スペースの狭小化と動力伝達剛性の確保とを両立させることができる。
なお、上述した実施形態では、ロボットが、ワークを搬送する搬送ロボットである場合を例に挙げて説明したが、ロボットは、ワークの搬送以外の作業を行うロボットであってもよい。
また、上述してきた実施形態では、ロボットが、真空チャンバ内に設置される場合を例に挙げて説明したが、ロボットが設置されるチャンバは真空チャンバ以外のチャンバであってもよい。
また、上述した実施形態では、プーリ相互の連結部材としてタイミングベルトを用いる場合を例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。たとえば、スチールベルトを用いてもよい。また、ベルト全体のうち、プーリと接触することのない部分を、スチールベルトで部分的に補強することとしてもよい。また、ベルトでなく、ギヤ列を用いてもよい。
また、上述した実施形態では、単腕のロボットを例に挙げて説明したが、腕の数を限定するものではない。したがって、双腕以上の多腕ロボットに適用することとしてもよい。
また、上述した実施形態では、被搬送物が主にウエハやガラス基板である場合を例に挙げて説明したが、被搬送物の種別を問うものではない。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 ロボット
10 胴体部
11 筐体
12 フランジ部
13 支持部
20 ロボットアーム
21 アームベース
22 第1アーム
22a 固定プーリ
22b 支柱
23 第2アーム
23b 固定プーリ
23c プーリ
24 ハンド
24a プーリ
25a 支柱
25b 第1リンクバー
25c 第2リンクバー
26 支持回転部
30 真空チャンバ
M1 関節部
P1〜P6 軸
R1、R2 円(最小旋回径)
TB1、TB2 タイミングベルト
W ワーク

Claims (10)

  1. 基端部がアームベースに対して回転可能に連結される第1アームと、
    基端部が前記第1アームの先端部に対して回転可能に連結され、先端部においてはロボットハンドが回転可能に連結される第2アームと、
    基端部が前記アームベースに対して回転可能に支持され、前記第1アームとの間で平行リンク機構を形成して、前記第1アームに対して前記第2アームを回転させるリンク部と
    を備え、
    前記リンク部の先端部は、前記第1アームの中途部において前記第1アームに対して相対回転可能に支持されるとともに、前記第1アームの内部へ貫入され、
    前記リンク部は、前記相対回転を前記第2アームの基端部へ伝達することによって該第2アームを回転させること
    を特徴とするロボットアーム。
  2. 前記リンク部の先端部および前記第2アームの基端部にはそれぞれ前記リンク部の先端部と前記第2アームの基端部にそれぞれ固定される固定プーリが設けられており、
    前記固定プーリのそれぞれは、
    互いを連結するベルトが前記第1アームの主面方向に沿って略平行となるように配置されること
    を特徴とする請求項1に記載のロボットアーム。
  3. 前記リンク部の先端部は、
    前記第1アームの下面から該第1アームの内部へ貫入されること
    を特徴とする請求項1または2に記載のロボットアーム。
  4. 前記リンク部は、
    前記アームベースに立設される支柱と、
    基端部が前記支柱によって軸支される第1リンクバーと、
    基端部が前記第1アームの下面および前記第1リンクバーよりも前記アームベース側で前記第1リンクバーの先端部に対して回転可能に連結され、先端部が前記第1アームの下面から該第1アームの内部へ貫入される第2リンクバーと
    を備えることを特徴とする請求項1、2または3に記載のロボットアーム。
  5. 前記第1アームの中途部は、
    前記第2アームの基端部の近傍であること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のロボットアーム。
  6. ロボットが前記ロボットアームを最も縮めた状態で鉛直方向と平行な旋回軸まわりに旋回した場合に前記第2アームの先端部あるいは前記ロボットハンドの基端部が描く円の内側に収まるように、前記第1リンクバーの長さと基端部の配設位置および前記第2リンクバーの長さと前記中途部の位置が決められていること
    を特徴とする請求項4または5に記載のロボットアーム。
  7. 前記第1アームの先端部の内部には、前記第2アーム内に侵入する支柱が立設されており、
    前記支柱の先端部にはさらにプーリが固定され、
    前記ロボットハンドは、
    該ロボットハンドの基端部に固定されたプーリと、前記支柱の先端部に固定されたプーリとがベルトを介して連結されることによって、前記ロボットハンドの向きが所定の向きへ規制されること
    を特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載のロボットアーム。
  8. 前記支柱が、前記第2アームの基端部に固定された前記固定プーリを貫通すること
    を特徴とする請求項7に記載のロボットアーム。
  9. 前記第1アームおよび前記第2アームの内部が真空にさらされること
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のロボットアーム。
  10. 請求項1〜9のいずれか一つに記載のロボットアーム
    を備えることを特徴とするロボット。
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