JP2014069269A - 産業用ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機とモータとが関節部に配置される産業用ロボットにおいて、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機へモータからの動力を適切に伝達することが可能な産業用ロボットを提供する。
【解決手段】この産業用ロボットでは、旋回フレーム3と第1アーム4とを連結する関節部13に、モータ14と、モータ14の回転速度を減速して伝達する減速機31とが配置されている。減速機31は、減速機31の軸中心を中心とする同心円上に配置される複数の入力歯車31aを有する偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機である。モータ14は、旋回フレーム3または第1アーム4のいずれか一方に固定され、減速機31の出力側は、旋回フレーム3または第1アーム4のいずれか他方に固定されている。また、モータ14の出力軸14aには、入力歯車31aに係合する出力軸歯車14bが直接、形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、関節部にモータおよび減速機が配置される産業用ロボットに関する。
従来、モータと偏心揺動型減速機とが関節部に配置される産業用ロボットが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の産業用ロボットでは、モータの出力軸の外周側に軸部材が固定されている。この軸部材の長さは、モータの出力軸の、モータ本体からの突出部分の長さよりも長くなっている。また、この軸部材の一端側には、モータの出力軸が挿入されて固定される挿入孔が形成され、軸部材の他端側の外周面には、偏心揺動型減速機の内部に配置される入力歯車に係合する歯車が形成されている。
特開2006−297558号公報
特許文献1に記載の産業用ロボットでは、軸部材に形成される挿入孔にモータの出力軸が挿入されて固定されているため、モータの出力軸と軸部材の挿入孔との間の隙間の影響で、モータの出力軸の軸方向に対して軸部材に形成される歯車の軸方向が倒れるおそれがある。また、この産業用ロボットでは、モータの出力軸の、モータ本体からの突出部分の長さよりも長い軸部材の他端側の外周面に歯車が形成されており、この歯車とモータ本体との距離が長くなるため、モータの出力軸の軸方向に対して歯車の軸方向が倒れると、歯車のずれ量が大きくなる。軸部材に形成される歯車のずれ量が大きくなると、偏心揺動型減速機の内部に配置される入力歯車と軸部材に形成される歯車とが適切に係合しなくなって、モータの動力が偏心揺動型減速機に適切に伝達されなくなるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機とモータとが関節部に配置される産業用ロボットにおいて、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機へモータからの動力を適切に伝達することが可能な産業用ロボットを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の産業用ロボットは、第1部材と、第1部材に回動可能に連結される第2部材と、第1部材と第2部材とを連結する関節部に配置されるモータと、関節部に配置されモータの回転速度を減速して伝達する減速機とを備え、減速機は、減速機の軸中心を中心とする同心円上に配置される複数の入力歯車を有する偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機であり、モータは、第1部材または2部材のいずれか一方に固定され、減速機の出力側は、第1部材または第2部材のいずれか他方に固定され、モータの出力軸には、複数の入力歯車に係合する出力軸歯車が直接、形成されていることを特徴とする。
本発明の産業用ロボットでは、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機の複数の入力歯車に係合する出力軸歯車がモータの出力軸に直接、形成されている。そのため、本発明では、モータの出力軸の軸方向に対する出力軸歯車の軸方向の傾きをなくすことが可能になり、出力軸歯車のずれ量を小さくすることが可能になる。また、本発明では、出力軸歯車がモータの出力軸に直接、形成されているため、出力軸歯車とモータ本体との距離を短くすることが可能になる。すなわち、モータ本体の内部に配置される出力軸の軸受と出力軸歯車との距離を短くすることが可能になる。したがって、仮に、モータの出力軸自体が傾いていても、出力軸歯車のずれ量を小さくすることが可能になる。このように、本発明では、出力軸歯車のずれ量を小さくすることが可能になるため、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機の複数の入力歯車と出力軸歯車とを適切に係合させて、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機へモータからの動力を適切に伝達することが可能になる。
本発明において、入力歯車は、減速機の軸方向におけるモータ側端に配置されていることが好ましい。このように構成すると、入力歯車に係合する出力軸歯車とモータ本体との距離をより短くして、モータ本体の内部に配置される出力軸の軸受と出力軸歯車との距離をより短くすることが可能になる。したがって、仮に、モータの出力軸自体が傾いていても、出力軸歯車のずれ量をより小さくすることが可能になる。
また、上記の課題を解決するため、本発明の産業用ロボットは、ベースフレームと、ベースフレームに回動可能に連結される旋回フレームと、ベースフレームと旋回フレームとを連結する第1関節部に配置される第1モータと、第1関節部に配置され第1モータの回転速度を減速して伝達する第1減速機とを備え、第1減速機は、第1減速機の軸中心を中心とする同心円上に配置される複数の第1入力歯車を有する偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機であり、第1モータは、ベースフレームまたは旋回フレームのいずれか一方に固定され、第1減速機の出力側は、ベースフレームまたは旋回フレームのいずれか他方に固定され、第1モータの出力軸には、複数の第1入力歯車に係合する第1出力軸歯車が直接、形成されていることを特徴とする。
本発明の産業用ロボットでは、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機の複数の第1入力歯車に係合する第1出力軸歯車が第1モータの出力軸に直接、形成されている。そのため、本発明では、第1モータの出力軸の軸方向に対する第1出力軸歯車の軸方向の傾きをなくすこと、および、第1出力軸歯車と第1モータ本体との距離を短くして、第1モータ本体の内部に配置される出力軸の軸受と第1出力軸歯車との距離を短くすることが可能になる。したがって、本発明では、第1出力軸歯車のずれ量を小さくすることが可能になり、その結果、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機の複数の第1入力歯車と第1出力軸歯車とを適切に係合させて、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機へ第1モータからの動力を適切に伝達することが可能になる。
さらに、上記の課題を解決するため、本発明の産業用ロボットは、ベースフレームと、ベースフレームに回動可能に連結される旋回フレームと、ベースフレームに対する旋回フレームの回動の軸方向である第1方向に直交する第2方向を回動の軸方向とする回動が可能になるように旋回フレームにその基端側が連結される第1アームと、旋回フレームと第1アームとを連結する第2関節部に配置される第2モータと、第2関節部に配置され第2モータの回転速度を減速して伝達する第2減速機とを備え、第2減速機は、第2減速機の軸中心を中心とする同心円上に配置される複数の第2入力歯車を有する偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機であり、第2モータは、旋回フレームまたは第1アームのいずれか一方に固定され、第2減速機の出力側は、旋回フレームまたは第1アームのいずれか他方に固定され、第2モータの出力軸には、複数の第2入力歯車に係合する第2出力軸歯車が直接、形成されていることを特徴とする。
本発明の産業用ロボットでは、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機の複数の第2入力歯車に係合する第2出力軸歯車が第2モータの出力軸に直接、形成されている。そのため、本発明では、第2モータの出力軸の軸方向に対する第2出力軸歯車の軸方向の傾きをなくすこと、および、第2出力軸歯車と第2モータ本体との距離を短くして、第2モータ本体の内部に配置される出力軸の軸受と第2出力軸歯車との距離を短くすることが可能になる。したがって、本発明では、第2出力軸歯車のずれ量を小さくすることが可能になり、その結果、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機の複数の第2入力歯車と第2出力軸歯車とを適切に係合させて、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機へ第2モータからの動力を適切に伝達することが可能になる。
本発明において、旋回フレームには、第2方向における旋回フレームの一方の面から第2方向の他方に向かって窪む第1凹部と、第2方向における旋回フレームの他方の面から第2方向の一方に向かって窪む第2凹部とが形成され、第1凹部の中に、第2モータの少なくとも一部が配置され、第2凹部の中に、第2減速機の少なくとも一部が配置されていることが好ましい。このように構成すると、第2方向において、第2関節部を小型化することが可能になる。また、第2方向において、第2関節部を小型化することが可能になるため、ベースフレームに対して旋回フレームが回動する際に必要となるモーメントを小さくすることが可能になる。
本発明において、産業用ロボットは、ベースフレームと旋回フレームとを連結する第1関節部に配置される第1モータを備え、第1アームは、第2方向における旋回フレームの他方の面側に配置され、第1方向と第2方向とから構成される第1仮想平面に直交する方向から見たときに、第2減速機は、第2方向において、第1モータの出力軸である第1出力軸より第1アーム側に配置されるとともに、第1出力軸の仮想延長線は、第2モータの出力軸である第2出力軸と交わっていることが好ましい。このように構成すると、第2方向における第2関節部のバランスを取りやすくなる。したがって、ベースフレームに対して旋回フレームが回動する際に旋回フレームの振動を抑制することが可能になる。
また、上記の課題を解決するため、本発明の産業用ロボットは、ベースフレームと、ベースフレームに回動可能に連結される旋回フレームと、ベースフレームに対する旋回フレームの回動の軸方向である第1方向に直交する第2方向を回動の軸方向とする回動が可能になるように旋回フレームにその基端側が連結される第1アームと、第2方向と平行な第3方向を回動の軸方向とする回動が可能になるように第1アームの先端側にその基端側が回動可能に取り付けられる第2アームと、第1アームと第2アームとを連結する第3関節部に配置される第3モータと、第3関節部に配置され第3モータの回転速度を減速して伝達する第3減速機とを備え、第3減速機は、第3減速機の軸中心を中心とする同心円上に配置される複数の第3入力歯車を有する偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機であり、第3モータは、第1アームまたは第2アームのいずれか一方に固定され、第3減速機の出力側は、第1アームまたは第2アームのいずれか他方に固定され、第3モータの出力軸には、複数の第3入力歯車に係合する第3出力軸歯車が直接、形成されていることを特徴とする。
本発明の産業用ロボットでは、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機の複数の第3入力歯車に係合する第3出力軸歯車が第3モータの出力軸に直接、形成されている。そのため、本発明では、第3モータの出力軸の軸方向に対する第3出力軸歯車の軸方向の傾きをなくすこと、および、第3出力軸歯車と第3モータ本体との距離を短くして、第3モータ本体の内部に配置される出力軸の軸受と第3出力軸歯車との距離を短くすることが可能になる。したがって、本発明では、第3出力軸歯車のずれ量を小さくすることが可能になり、その結果、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機の複数の第3入力歯車と第3出力軸歯車とを適切に係合させて、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機へ第3モータからの動力を適切に伝達することが可能になる。
本発明において、第2アームには、第3方向における第2アームの一方の面から第3方向の他方に向かって窪む第3凹部と、第3方向における第2アームの他方の面から第3方向の一方に向かって窪む第4凹部とが形成され、第3凹部の中に、第3モータの少なくとも一部が配置され、第4凹部の中に、第3減速機の少なくとも一部が配置されていることが好ましい。このように構成すると、第3方向において、第3関節部を小型化することが可能になる。また、第3方向において、第3関節部を小型化することが可能になるため、ベースフレームに対して旋回フレームが回動する際に必要となるモーメントを小さくすることが可能になる。
本発明において、産業用ロボットは、ベースフレームと旋回フレームとを連結する第1関節部に配置される第1モータを備え、第1アームは、第3方向における第2アームの他方の面側に配置され、第1方向と第3方向とから構成される第2仮想平面に直交する方向から見たときに、第3減速機は、第3方向において、第1モータの出力軸である第1出力軸より第1アーム側に配置されるとともに、第1出力軸の仮想延長線は、第3モータの出力軸である第3出力軸と交わっていることが好ましい。このように構成すると、第3方向における第3関節部のバランスを取りやすくなる。したがって、ベースフレームに対して旋回フレームが回動する際に旋回フレームの振動を抑制することが可能になる。
以上のように、本発明では、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機とモータとが関節部に配置される産業用ロボットにおいて、偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機へモータからの動力を適切に伝達することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる産業用ロボットの概略構成を説明するための側面図である。 図1のE−E方向から産業用ロボットを示す背面図である。 図1に示す第1関節部の構成を説明するための図である。 図1に示す第2関節部の構成を説明するための図である。 図1に示す第3関節部の構成を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(産業用ロボットの概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる産業用ロボット1の概略構成を説明するための側面図である。図2は、図1のE−E方向から産業用ロボット1を示す背面図である。
本形態の産業用ロボット1(以下、「ロボット1」とする。)は、複数の関節部を有する垂直多関節ロボットである。ロボット1は、具体的には、多関節型の溶接ロボットであり、より具体的には、いわゆる6軸多関節型の溶接ロボットである。このロボット1は、所定の設置面に固定されるベースフレーム2と、ベースフレーム2に回動可能に連結される旋回フレーム3と、旋回フレーム3に回動可能に連結される第1アーム4と、第1アーム4に回動可能に連結される第2アーム5と、第2アーム5に回動可能に連結される手首部6とを備えている。手首部6は、第2アーム5に回動可能に連結される旋回部8と、旋回部8に回動可能に連結される揺動部9と、揺動部9に回動可能に連結されるツール取付部10とを備えている。
旋回フレーム3は、第1軸A1を中心とする回動が可能となるように(すなわち、第1軸A1の軸方向である第1方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように)ベースフレーム2に連結されている。ベースフレーム2と旋回フレーム3とを連結する第1関節部としての関節部11には、第1モータとしてのモータ12が配置されている。関節部11の具体的な構成については後述する。
第1アーム4の基端側は、第1軸A1に直交する第2軸A2を中心とする回動が可能となるように(すなわち、第2軸A2の軸方向である第2方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように)旋回フレーム3に連結されている。旋回フレーム3と第1アーム4とを連結する第2関節部としての関節部13には、第2モータとしてのモータ14が配置されている。関節部13の具体的な構成については後述する。
第2アーム5の基端側は、第2軸A2と平行な第3軸A3を中心とする回動が可能となるように(すなわち、第3軸A3の軸方向である第3方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように)第1アーム4の先端側に連結されている。第1アーム4と第2アーム5とを連結する第3関節部としての関節部15には、第3モータとしてのモータ16が配置されている。関節部15の具体的な構成については後述する。
旋回部8の基端側は、第3軸A3に直交する第4軸A4を中心とする回動が可能になるように(すなわち、第4軸A4の軸方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように)第2アーム5の先端側に連結されている。第2アーム5には、モータ20が固定されており、旋回部8は、モータ20の動力で第4軸A4を中心に第2アーム5に対して回動する。
揺動部9の基端側は、第4軸A4に直交する第5軸A5を中心とする回動が可能になるように(すなわち、第5軸A5の軸方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように)旋回部8の先端側に連結されている。旋回部8には、モータ21が固定されており、揺動部9は、モータ21の動力で第5軸A5を中心に旋回部8に対して回動する。
ツール取付部10の基端側は、第5軸A5に直交する第6軸A6を中心とする回動が可能になるように(すなわち、第6軸A6の軸方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように)揺動部9の先端側に連結されている。揺動部9には、モータ22が固定されており、ツール取付部10は、モータ22の動力で第6軸A6を中心に揺動部9に対して回動する。
ツール取付部10には、溶接トーチ23を保持するホルダ24が取付可能となっている。また、第2アーム5には、溶接トーチ23に溶接用のワイヤーを供給するワイヤー供給装置25が取付可能となっている。
(関節部の構成)
図3は、図1に示す関節部11の構成を説明するための図である。図4は、図1に示す関節部13の構成を説明するための図である。図5は、図1に示す関節部15の構成を説明するための図である。
関節部11には、上述のモータ12に加え、モータ12の回転速度を減速して伝達する第1減速機としての減速機30が配置されている。減速機30は、偏心揺動型減速機(RV減速機)であり、減速機30の軸中心を中心とする同心円上に配置される複数の入力歯車30aを備えている。本形態の減速機30は、減速機30の軸中心を中心に120°ピッチで配置される3個の入力歯車30aを備えている。入力歯車30aは、平歯車である。
モータ12は、第1出力軸としての出力軸12aを備えている。このモータ12は、その軸中心が第1軸A1と一致するように旋回フレーム3に固定されている。すなわち、モータ12は、出力軸12aの軸中心が第1軸A1と一致するように旋回フレーム3に固定されている。減速機30は、その軸中心が第1軸A1と一致するように配置されている。また、減速機30は、出力軸12aの突出側に配置されている。すなわち、減速機30は、図3におけるモータ12の下側に配置されている。減速機30のケース30bは、旋回フレーム3に固定されている。減速機30の出力側は、ベースフレーム2に固定されている。具体的には、減速機30の出力側部分を構成する出力軸30cがベースフレーム2に固定されている。
入力歯車30aは、減速機30の軸方向におけるモータ12側端に配置されている。すなわち、入力歯車30aは、図3における減速機30の上端に配置されている。モータ12の出力軸12aには、3個の入力歯車30aに係合する第1出力軸歯車としての出力軸歯車12bが直接、形成されている。本形態では、モータ12が回転すると、旋回フレーム3が第1軸A1を中心にベースフレーム2に対して回動する。
関節部13には、上述のモータ14に加え、モータ14の回転速度を減速して伝達する第2減速機としての減速機31が配置されている。減速機31は、減速機30と同様に、偏心揺動型減速機(RV減速機)であり、減速機31の軸中心を中心とする同心円上に配置される複数の入力歯車31aを備えている。本形態の減速機31は、減速機31の軸中心を中心に120°ピッチで配置される3個の入力歯車31aを備えている。入力歯車31aは、平歯車である。
第2軸A2の軸方向である第2方向の一方側(図4の左側)を「左」側とし、第2方向の他方側(図4の右側)を「右」側とすると、図4に示すように、旋回フレーム3には、旋回フレーム3の左側面(すなわち、第2方向における一方の面)から右側に向かって窪む第1凹部としての凹部3aと、旋回フレーム3の右側面(すなわち、第2方向における他方の面)から左側に向かって窪む第2凹部としての凹部3bとが形成されている。凹部3aと凹部3bとは、凹部3a、3bよりも内径の小さい貫通孔3cを介して繋がっている。また、第1アーム4は、旋回フレーム3の右側に配置されている。
モータ14は、第2出力軸としての出力軸14aを備えている。モータ14は、その軸中心が第2軸A2と一致するように旋回フレーム3に固定されている。すなわち、モータ14は、出力軸14aの軸中心が第2軸A2と一致するように旋回フレーム3に固定されている。モータ14の一部は、凹部3aの中に配置され、モータ14の残りの部分は、旋回フレーム3の左側面から左側へ突出している。
減速機31は、その軸中心が第2軸A2と一致するように配置されている。また、減速機31は、出力軸14aの突出側に配置されている。すなわち、減速機31は、モータ14の右側に配置されている。減速機31のほぼ全体は、凹部3bの中に配置されている。減速機31のケース31bは、旋回フレーム3に固定されている。減速機31の出力側は、第1アーム4に固定されている。具体的には、減速機31の出力側部分を構成する出力軸31cの右端側が旋回フレーム3の右側面からわずかに突出しており、出力軸31cの右端が第1アーム4の基端側に固定されている。
入力歯車31aは、減速機31の軸方向におけるモータ14側端に配置されている。すなわち、入力歯車31aは、減速機31の左端に配置されている。モータ14の出力軸14aには、3個の入力歯車31aに係合する第2出力軸歯車としての出力軸歯車14bが直接、形成されている。本形態では、モータ14が回転すると、第1アーム4が第2軸A2を中心に旋回フレーム3に対して回動する。
第1軸A1の軸方向である第1方向と第2軸A2の軸方向である第2方向とから構成される第1仮想平面(すなわち、図4の紙面に平行な面)に直交する方向(すなわち、図4の紙面に垂直な方向)から見たときに、減速機31は、第2方向において、第1軸A1よりも第1アーム4側(すなわち、右側)に配置されている。すなわち、第1仮想平面に直交する方向から見たときに、減速機31は、モータ12の出力軸12aよりも右側に配置されている。また、第1仮想平面に直交する方向から見たときに、第1軸A1は、モータ14の出力軸14aと交わっている。すなわち、第1仮想平面に直交する方向から見たときに、第1軸A1と一致するモータ12の出力軸12aの仮想延長線は、出力軸14aと交わっている。
関節部15には、上述のモータ16に加え、モータ16の回転速度を減速して伝達する第3減速機としての減速機32が配置されている。減速機32は、減速機30と同様に、偏心揺動型減速機(RV減速機)であり、減速機32の軸中心を中心とする同心円上に配置される複数の入力歯車32aを備えている。本形態の減速機32は、減速機32の軸中心を中心に120°ピッチで配置される3個の入力歯車32aを備えている。入力歯車32aは、平歯車である。
第3軸A3の軸方向である第3方向の一方側(図5の左側)を「左」側とし、第3方向の他方側(図5の右側)を「右」側とすると、図5に示すように、第2アーム5には、第2アーム5の左側面(すなわち、第3方向における一方の面)から右側に向かって窪む第3凹部としての凹部5aと、第2アーム5の右側面(すなわち、第3方向における他方の面)から左側に向かって窪む第4凹部としての凹部5bとが形成されている。凹部5aと凹部5bとは、凹部5a、5bよりも内径の小さい貫通孔5cを介して繋がっている。また、第1アーム4は、第2アーム5の右側に配置されている。
モータ16は、第3出力軸としての出力軸16aを備えている。モータ16は、その軸中心が第3軸A3と一致するように第2アーム5に固定されている。すなわち、モータ16は、出力軸16aの軸中心が第3軸A3と一致するように第2アーム5に固定されている。モータ16の一部は、凹部5aの中に配置され、モータ16の残りの部分は、第2アーム5の左側面から左側へ突出している。
減速機32は、その軸中心が第3軸A3と一致するように配置されている。また、減速機32は、出力軸16aの突出側に配置されている。すなわち、減速機32は、モータ16の右側に配置されている。減速機32の大半部分は、凹部5bの中に配置され、減速機32の残りの部分は、第2アーム5の右側面から右側へ突出している。減速機32のケース32bは、第2アーム5に固定されている。減速機32の出力側は、第1アーム4に固定されている。具体的には、減速機32の出力側部分を構成する出力軸32cの右端が第1アーム4の先端側に固定されている。
入力歯車32aは、減速機32の軸方向におけるモータ16側端に配置されている。すなわち、入力歯車32aは、減速機32の左端に配置されている。モータ16の出力軸16aには、3個の入力歯車32aに係合する第3出力軸歯車としての出力軸歯車16bが直接、形成されている。本形態では、モータ16が回転すると、第2アーム5が第3軸A1を中心に第1アーム4に対して回動する。
第1軸A1の軸方向である第1方向と第3軸A3の軸方向である第3方向とから構成される第2仮想平面(すなわち、図5の紙面に平行な面)に直交する方向(すなわち、図5の紙面に垂直な方向)から見たときに、減速機32は、第3方向において、第1軸A1よりも第1アーム4側(すなわち、右側)に配置されている。すなわち、第2仮想平面に直交する方向から見たときに、減速機32は、モータ12の出力軸12aよりも右側に配置されている。また、第2仮想平面に直交する方向から見たときに、第1軸A1は、モータ16の出力軸16aと交わっている。すなわち、第2仮想平面に直交する方向から見たときに、第1軸A1と一致するモータ12の出力軸12aの仮想延長線は、出力軸16aと交わっている。
なお、本形態では、関節部11において、ベースフレーム2は、第1部材であり、旋回フレーム3は、第1部材であるベースフレーム2に回動可能に連結される第2部材である。また、関節部13においては、旋回フレーム3は、第1部材であり、第1アーム4は、第1部材である旋回フレーム3に回動可能に連結される第2部材である。また、関節部15においては、第1アーム4は、第1部材であり、第2アーム5は、第1部材である第1アーム4に回動可能に連結される第2部材である。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、減速機30の3個の入力歯車30aに係合する出力軸歯車12bがモータ12の出力軸12aに直接、形成されている。そのため、本形態では、出力軸12aの軸方向に対する出力軸歯車12bの軸方向の傾きをなくすことが可能になり、出力軸歯車12bのずれ量を小さくすることが可能になる。また、本形態では、出力軸歯車12bが出力軸12aに直接、形成されているため、出力軸歯車12bとモータ12の本体との距離を短くして、モータ12の本体の内部に配置される出力軸12aの軸受(図示省略)と出力軸歯車12bとの距離を短くすることが可能になる。特に本形態では、出力軸歯車12bが係合する入力歯車30aが、減速機30の軸方向におけるモータ12側端に配置されているため、出力軸歯車12bとモータ12の本体との距離をより短くして、モータ12の本体の内部に配置される出力軸12aの軸受と出力軸歯車12bとの距離をより短くすることが可能になる。したがって、本形態では、仮に、出力軸12a自体が傾いていても、出力軸歯車12bのずれ量を小さくすることが可能になる。このように、本形態では、出力軸歯車12bのずれ量を小さくすることが可能になるため、3個の入力歯車30aと出力軸歯車12bとを適切に係合させて、減速機30へモータ12からの動力を適切に伝達することが可能になる。
同様に、本形態では、減速機31の3個の入力歯車31aに係合する出力軸歯車14bがモータ14の出力軸14aに直接、形成されているため、出力軸14aの軸方向に対する出力軸歯車14bの軸方向の傾きをなくすこと、および、出力軸歯車14bとモータ14の本体との距離を短くして、モータ14の本体の内部に配置される出力軸14aの軸受(図示省略)と出力軸歯車14bとの距離を短くすることが可能になる。特に本形態では、出力軸歯車14bが係合する入力歯車31aが、減速機31の軸方向におけるモータ14側端に配置されているため、出力軸歯車14bとモータ14の本体との距離をより短くして、モータ14の本体の内部に配置される出力軸14aの軸受と出力軸歯車14bとの距離をより短くすることが可能になる。したがって、本形態では、出力軸歯車14bのずれ量を小さくすることが可能になり、その結果、3個の入力歯車31aと出力軸歯車14bとを適切に係合させて、減速機31へモータ14からの動力を適切に伝達することが可能になる。
また、同様に、本形態では、減速機32の3個の入力歯車32aに係合する出力軸歯車16bがモータ16の出力軸16aに直接、形成されているため、出力軸16aの軸方向に対する出力軸歯車16bの軸方向の傾きをなくすこと、および、出力軸歯車16bとモータ16の本体との距離を短くして、モータ16の本体の内部に配置される出力軸16aの軸受(図示省略)と出力軸歯車16bとの距離を短くすることが可能になる。特に本形態では、出力軸歯車16bが係合する入力歯車32aが、減速機32の軸方向におけるモータ16側端に配置されているため、出力軸歯車16bとモータ16の本体との距離をより短くして、モータ16の本体の内部に配置される出力軸16aの軸受と出力軸歯車16bとの距離をより短くすることが可能になる。したがって、本形態では、出力軸歯車16bのずれ量を小さくすることが可能になり、その結果、3個の入力歯車32aと出力軸歯車16bとを適切に係合させて、減速機32へモータ16からの動力を適切に伝達することが可能になる。
本形態では、旋回フレーム3に形成される凹部3aの中にモータ14の一部が配置され、凹部3bの中に減速機31のほぼ全体が配置されている。そのため、本形態では、第2軸A2の軸方向である第2方向において、関節部13を小型化することが可能になる。同様に本形態では、第2アーム5に形成される凹部5aの中にモータ16の一部が配置され、凹部5bの中に減速機32の大半部分が配置されているため、第3軸3Aの軸方向である第3方向において、関節部15を小型化することが可能になる。また、第2方向において、関節部13を小型化することが可能になり、かつ、第3方向において、関節部15を小型化することが可能になるため、ベースフレーム2に対して旋回フレーム3が回動する際に必要となるモーメントを小さくすることが可能になる。
本形態では、図4の紙面に垂直な方向から見たときに、減速機31は、第2方向において、第1軸A1よりも第1アーム4側に配置され、第1軸A1と一致するモータ12の出力軸12aの仮想延長線は、モータ14の出力軸14aと交わっている。そのため、本形態では、第2方向における関節部13のバランスを取りやすくなる。同様に本形態では、図5の紙面に垂直な方向から見たときに、減速機32は、第3方向において、第1軸A1よりも第1アーム4側に配置され、第1軸A1と一致するモータ12の出力軸12aの仮想延長線は、モータ16の出力軸16aと交わっている。そのため、本形態では、第3方向における関節部15のバランスを取りやすくなる。したがって、本形態では、ベースフレーム2に対して旋回フレーム3が回動する際に旋回フレーム3の振動を抑制することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、モータ12および減速機30のケース30bは旋回フレーム3に固定され、減速機30の出力軸30cはベースフレーム2に固定されている。この他にもたとえば、モータ12およびケース30bがベースフレーム2に固定され、出力軸30cが旋回フレーム3に固定されても良い。また、上述した形態では、モータ14および減速機31のケース31bは旋回フレーム3に固定され、減速機31の出力軸31cは第1アーム4に固定されているが、モータ14およびケース31bが第1アーム4に固定され、出力軸31cが旋回フレーム3に固定されても良い。さらに、上述した形態では、モータ16および減速機32のケース32bは第2アーム5に固定され、減速機32の出力軸32cは第1アーム4に固定されているが、モータ16およびケース32bが第1アーム4に固定され、出力軸32cが第2アーム5に固定されても良い。
上述した形態では、図4の紙面に垂直な方向から見たときに、減速機31は、第1軸A1よりも右側に配置されている。この他にもたとえば、図4の紙面に垂直な方向から見たときに、減速機31の一部が第1軸A1より左側に配置されても良い。同様に、上述した形態では、図5の紙面に垂直な方向から見たときに、減速機32は、第1軸A1よりも右側に配置されているが、図5の紙面に垂直な方向から見たときに、減速機32の一部が第1軸A1より左側に配置されても良い。
上述した形態では、減速機30〜32は、3個の入力歯車30a〜32aを備えているが、減速機30〜32は、2個の入力歯車30a〜32aを備えていても良い。また、上述した形態では、減速機30〜32は、偏心揺動型減速機であるが、減速機30〜32は、遊星歯車減速機であっても良い。
上述した形態では、ロボット1は、6軸多関節型のロボットであるが、ロボット1は、5軸多関節型のロボットであっても良いし、4軸多関節型のロボットであっても良い。また、ロボット1は、7軸多関節型のロボットであっても良い。この場合には、第1アーム4が2分割されるとともに、第2軸A2の軸方向に直交する方向を回動の軸方向として、分割された一方のアーム部分が他方のアーム部分に対して相対回動する。また、上述した形態では、ロボット1は、溶接ロボットであるが、ロボット1は、塗装、シーリングまたは組立等の他の用途に用いられるロボットであっても良い。また、ロボット1は、水平多関節ロボット等の、垂直多関節ロボット以外のロボットであっても良い。
1 ロボット(産業用ロボット)
2 ベースフレーム(第1部材)
3 旋回フレーム(第1部材、第2部材)
3a 凹部(第1凹部)
3b 凹部(第2凹部)
4 第1アーム(第1部材、第2部材)
5 第2アーム(第2部材)
5a 凹部(第3凹部)
5b 凹部(第4凹部)
11 関節部(第1関節部)
12 モータ(第1モータ)
12a 出力軸(第1出力軸)
12b 出力軸歯車(第1出力軸歯車)
13 関節部(第2関節部)
14 モータ(第2モータ)
14a 出力軸(第2出力軸)
14b 出力軸歯車(第2出力軸歯車)
15 関節部(第3関節部)
16 モータ(第3モータ)
16a 出力軸(第3出力軸)
16b 出力軸歯車(第3出力軸歯車)
30 減速機(第1減速機)
30a 入力歯車(第1入力歯車)
31 減速機(第2減速機)
31a 入力歯車(第2入力歯車)
32 減速機(第3減速機)
32a 入力歯車(第3入力歯車)

Claims (9)

  1. 第1部材と、前記第1部材に回動可能に連結される第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とを連結する関節部に配置されるモータと、前記関節部に配置され前記モータの回転速度を減速して伝達する減速機とを備え、
    前記減速機は、前記減速機の軸中心を中心とする同心円上に配置される複数の入力歯車を有する偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機であり、
    前記モータは、前記第1部材または前記2部材のいずれか一方に固定され、
    前記減速機の出力側は、前記第1部材または前記第2部材のいずれか他方に固定され、
    前記モータの出力軸には、複数の前記入力歯車に係合する出力軸歯車が直接、形成されていることを特徴とする産業用ロボット。
  2. 前記入力歯車は、前記減速機の軸方向における前記モータ側端に配置されていることを特徴とする請求項1記載の産業用ロボット。
  3. ベースフレームと、前記ベースフレームに回動可能に連結される旋回フレームと、前記ベースフレームと前記旋回フレームとを連結する第1関節部に配置される第1モータと、前記第1関節部に配置され前記第1モータの回転速度を減速して伝達する第1減速機とを備え、
    前記第1減速機は、前記第1減速機の軸中心を中心とする同心円上に配置される複数の第1入力歯車を有する偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機であり、
    前記第1モータは、前記ベースフレームまたは前記旋回フレームのいずれか一方に固定され、
    前記第1減速機の出力側は、前記ベースフレームまたは前記旋回フレームのいずれか他方に固定され、
    前記第1モータの出力軸には、複数の前記第1入力歯車に係合する第1出力軸歯車が直接、形成されていることを特徴とする産業用ロボット。
  4. ベースフレームと、前記ベースフレームに回動可能に連結される旋回フレームと、前記ベースフレームに対する前記旋回フレームの回動の軸方向である第1方向に直交する第2方向を回動の軸方向とする回動が可能になるように前記旋回フレームにその基端側が連結される第1アームと、前記旋回フレームと前記第1アームとを連結する第2関節部に配置される第2モータと、前記第2関節部に配置され前記第2モータの回転速度を減速して伝達する第2減速機とを備え、
    前記第2減速機は、前記第2減速機の軸中心を中心とする同心円上に配置される複数の第2入力歯車を有する偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機であり、
    前記第2モータは、前記旋回フレームまたは前記第1アームのいずれか一方に固定され、
    前記第2減速機の出力側は、前記旋回フレームまたは前記第1アームのいずれか他方に固定され、
    前記第2モータの出力軸には、複数の前記第2入力歯車に係合する第2出力軸歯車が直接、形成されていることを特徴とする産業用ロボット。
  5. 前記旋回フレームには、前記第2方向における前記旋回フレームの一方の面から前記第2方向の他方に向かって窪む第1凹部と、前記第2方向における前記旋回フレームの他方の面から前記第2方向の一方に向かって窪む第2凹部とが形成され、
    前記第1凹部の中に、前記第2モータの少なくとも一部が配置され、前記第2凹部の中に、前記第2減速機の少なくとも一部が配置されていることを特徴とする請求項4記載の産業用ロボット。
  6. 前記ベースフレームと前記旋回フレームとを連結する第1関節部に配置される第1モータを備え、
    前記第1アームは、前記第2方向における前記旋回フレームの他方の面側に配置され、
    前記第1方向と前記第2方向とから構成される第1仮想平面に直交する方向から見たときに、前記第2減速機は、前記第2方向において、前記第1モータの出力軸である第1出力軸より前記第1アーム側に配置されるとともに、前記第1出力軸の仮想延長線は、前記第2モータの前記出力軸である第2出力軸と交わっていることを特徴とする請求項5記載の産業用ロボット。
  7. ベースフレームと、前記ベースフレームに回動可能に連結される旋回フレームと、前記ベースフレームに対する前記旋回フレームの回動の軸方向である第1方向に直交する第2方向を回動の軸方向とする回動が可能になるように前記旋回フレームにその基端側が連結される第1アームと、前記第2方向と平行な第3方向を回動の軸方向とする回動が可能になるように前記第1アームの先端側にその基端側が連結される第2アームと、前記第1アームと前記第2アームとを連結する第3関節部に配置される第3モータと、前記第3関節部に配置され前記第3モータの回転速度を減速して伝達する第3減速機とを備え、
    前記第3減速機は、前記第3減速機の軸中心を中心とする同心円上に配置される複数の第3入力歯車を有する偏心揺動型減速機または遊星歯車減速機であり、
    前記第3モータは、前記第1アームまたは前記第2アームのいずれか一方に固定され、
    前記第3減速機の出力側は、前記第1アームまたは前記第2アームのいずれか他方に固定され、
    前記第3モータの出力軸には、複数の前記第3入力歯車に係合する第3出力軸歯車が直接、形成されていることを特徴とする産業用ロボット。
  8. 前記第2アームには、前記第3方向における前記第2アームの一方の面から前記第3方向の他方に向かって窪む第3凹部と、前記第3方向における前記第2アームの他方の面から前記第3方向の一方に向かって窪む第4凹部とが形成され、
    前記第3凹部の中に、前記第3モータの少なくとも一部が配置され、前記第4凹部の中に、前記第3減速機の少なくとも一部が配置されていることを特徴とする請求項7記載の産業用ロボット。
  9. 前記ベースフレームと前記旋回フレームとを連結する第1関節部に配置される第1モータを備え、
    前記第1アームは、前記第3方向における前記第2アームの他方の面側に配置され、
    前記第1方向と前記第3方向とから構成される第2仮想平面に直交する方向から見たときに、前記第3減速機は、第3方向において、前記第1モータの出力軸である第1出力軸より前記第1アーム側に配置されるとともに、前記第1出力軸の仮想延長線は、前記第3モータの前記出力軸である第3出力軸と交わっていることを特徴とする請求項8記載の産業用ロボット。
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