JP2014067923A - 熱伝導シート - Google Patents

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美香 賀川
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大輔 北原
Kazuya Kitagawa
和哉 北川
Akihiko Tobisawa
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Abstract

【課題】熱伝導性フィラーの配向性が良好で厚み方向において十分な熱伝導性を有する熱伝導シートを提供する。
【解決手段】熱伝導シート40は、硬化状態とされた有機樹脂11中に熱伝導性フィラー12を含んでなる。熱伝導シート40は、熱伝導性フィラー12を含む有機樹脂11からなる複数の四角柱形状部41を有する。複数の四角柱形状部41は、互いに並列に配置され且つ互いに接合されて、一枚のシート形状をなしている。各四角柱形状部41において、シート厚み方向における熱伝導性フィラー12の寸法が、シート面方向における熱伝導性フィラー12の寸法よりも大きくなるように、熱伝導性フィラー12が配向されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱伝導シートに関する。
半導体チップなどの発熱体と、ヒートシンクなどの放熱体と、の間などのように、高い熱伝導性が要求される接合界面に設けられる熱伝導シートが知られている(特許文献1乃至6)。
特許文献1及び2に記載された熱伝導シートの製造方法では、先ず、熱伝導性フィラーの長軸方向が一次シートの面方向に配向された樹脂製の一次シートを作製し、次に、一次シートを積層して成形体を得て、次に、成形体を加熱して硬化させる。そして、一次シートの積層方向に成形体をスライスすることにより、熱伝導性フィラーの長軸方向が熱伝導シートの厚さ方向に配向された熱伝導シートを得る。
また、特許文献3にも特許文献1、2と同様の製造方法が記載されている。ただし、特許文献3に記載された熱伝導シートの製造方法は、成形体を加熱して硬化させる工程を含まない。
更に、特許文献4及び5には、両面又は片面に粘着層が形成された熱伝導シートが記載され、特許文献6には、両面又は片面に絶縁層が形成された熱伝導シートが記載されている。
特開2012−38763号公報 特開2011−162642号公報 特開2012−15273号公報 特開2012−109313号公報 特開2012−109312号公報 特開2011−230472号公報
上記の製造方法では、樹脂が未硬化の状態の一次シートを積層して成形体を得るため、一次シートの相互間で樹脂が流動し、樹脂の流動につられて熱伝導性フィラーの配向が乱れてしまう。その結果、上記の製造方法により得られる熱伝導シートは、その厚み方向における熱伝導性が不十分となる可能性がある。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、熱伝導性フィラーの配向性が良好で厚み方向において十分な熱伝導性を有する熱伝導シートを提供する。
本発明は、硬化状態とされた有機樹脂中に、鱗片状、楕球状又は棒状の熱伝導性フィラーを含んでなる熱伝導シートであって、
当該熱伝導シートは、前記熱伝導性フィラーを含む前記有機樹脂からなる複数の四角柱形状部を有し、
前記複数の四角柱形状部は、各々の軸方向に長尺であり、互いに並列となるように当該熱伝導シートの面方向に沿って配置され、且つ、隣り合う前記四角柱形状部の側面同士が直接又は間接に接合されて、一枚のシート形状をなし、
前記複数の四角柱形状部の各々において、当該熱伝導シートの厚み方向における前記熱伝導性フィラーの寸法が、当該熱伝導シートの面方向における前記熱伝導性フィラーの寸法よりも大きくなるように、前記熱伝導性フィラーが配向されている熱伝導シートを提供する。
この熱伝導シートによれば、複数の四角柱形状部の各々において、熱伝導シートの厚み方向における熱伝導性フィラーの寸法が、熱伝導シートの面方向における熱伝導性フィラーの寸法よりも大きくなるように、熱伝導性フィラーが配向されている。すなわち、各々の四角柱形状部内において、熱伝導性フィラーが熱伝導シートの厚み方向に配向されている。よって、熱伝導シートの厚み方向において良好な熱伝導性が得られる。
また、このような構成の熱伝導シートは、個々の四角柱形状部内において熱伝導性フィラーが熱伝導シートの厚み方向に配向されているため、厚み方向において良好な熱伝導性を示す製品を、製造安定性良く、高歩留まりで製造することが可能な構造であるといえる。
本発明によれば、熱伝導シートの厚み方向において良好な熱伝導性が得られる。
第1の実施形態に係る熱伝導シートの模式図であり、このうち(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は(b)のA部の拡大断面図である。 第1の実施形態に係る熱伝導シートの製造方法を説明するための図であり、このうち(a)はフローチャートを示し、(b)〜(f)の各図は、各工程による成型物を示す模式的な斜視図である。(b)は第1シートを、(c)は第1シートに接着剤を塗布した状態を、(d)は第1シートを接着剤を介して積層する様子を、(e)は積層体を、(f)は熱伝導シートを、それぞれ示す。 第1の実施形態に係る熱伝導シートの他の例を示す模式的な要部断面図である。 第2の実施形態に係る熱伝導シートの模式図であり、このうち(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は(b)のA部の拡大断面図である。 第2の実施形態に係る熱伝導シートの製造方法を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る熱伝導シートの製造方法における各工程による成型物を示す模式的な斜視図であり、このうち(a)は第1シートを、(b)は第2シートを、(c)は第1シート及び第2シートを交互に積層する様子を、(d)は積層体を、(e)は熱伝導シートを、それぞれ示す。 第2の実施形態に係る熱伝導シートの他の例を示す模式的な要部断面図である。 第3の実施形態に係る熱伝導シートの模式的な要部断面図である。 第3の実施形態に係る熱伝導シートの製造方法を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る熱伝導シートの製造方法における各工程による成型物を示す模式的な斜視図であり、このうち(a)は第1シートを、(b)は第2シートを、(c)は第1シートに接着剤を塗布した状態を、(d)は第1シート(接着剤無し)と、第2シートと、第1シート(接着剤付き)とを積層する様子を、(e)は積層体を、(f)は熱伝導シートを、それぞれ示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係る熱伝導シート40を示す模式図であり、このうち図1(a)は斜視図、図1(b)は正面図、図1(c)は図1(b)のA部の拡大断面図である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本実施形態に係る熱伝導シート40は、硬化状態とされた有機樹脂11中に、鱗片状、楕球状又は棒状の熱伝導性フィラー12を含んで構成されている。熱伝導シート40は、熱伝導性フィラー12を含む有機樹脂11からなる複数の四角柱形状部41を有する。
複数の四角柱形状部41は、各々の軸方向(四角柱形状における底面の中心と上面の中心とを結ぶ方向)に長尺である。複数の四角柱形状部41は、互いに並列となるように熱伝導シート40の面方向に沿って(図1(a)、図1(b)において左右方向に)配置され、且つ、隣り合う四角柱形状部41の側面同士が直接又は間接に接合されて、一枚のシート形状をなしている。
なお、四角柱形状部41の軸方向に対して直交する方向で、且つ、熱伝導シート40の面方向における四角柱形状部41の寸法(図1の左右方向における四角柱形状部41の寸法)は、例えば、100μm以上2mm以下とすることができる。
図1(c)に示すように、複数の四角柱形状部41の各々において、熱伝導シート40の厚み方向における熱伝導性フィラー12の寸法が、当該熱伝導シート40の面方向における熱伝導性フィラー12の寸法よりも大きくなるように、熱伝導性フィラー12が配向されている。以下、このような向きに熱伝導性フィラー12が配向されていることを、熱伝導シート40の厚み方向に配向されている、或いは、単に、厚み方向に配向されているなどという。すなわち、複数の四角柱形状部41の各々において、熱伝導性フィラー12が熱伝導シート40の厚み方向(図1(c)における上下方向)に配向されている。
なお、ここで言う熱伝導性フィラー12の配向は、必ずしも四角柱形状部41内のすべての熱伝導性フィラー12について、熱伝導シート40の厚み方向に配向されていることを意味する訳ではない。例えば、四角柱形状部41内の熱伝導性フィラー12の60%以上が熱伝導シート40の厚み方向に配向されていること、四角柱形状部41内の熱伝導性フィラー12の70%以上が熱伝導シート40の厚み方向に配向されていること、或いは、四角柱形状部41内の熱伝導性フィラー12の80%以上が熱伝導シート40の厚み方向に配向されていることなど、四角柱形状部41内のある一定割合以上(ただし過半数以上)の熱伝導性フィラー12が熱伝導シート40の厚み方向に配向されていることを意味する。
熱伝導シート40は、隣り合う四角柱形状部41間にまたがって配置された熱伝導性フィラー12を有していないことが好ましい。また、熱伝導シート40は、隣り合う四角柱形状部41どうしの接合部(接着層)のうち、少なくとも何れか1つの接合部において、隣り合う四角柱形状部41間にまたがって配置された熱伝導性フィラー12を有していないことが好ましい。
熱伝導性フィラー12の材質は、熱伝導性が良好で、有機樹脂11の硬化処理を経ても所定の形状に維持されるものであれば良い。
熱伝導シート40は、その厚み方向に電気伝導性を有するものであっても良いし、絶縁性のものであっても良い。厚み方向に電気伝導性を有する熱伝導シート40を作製する場合、熱伝導性フィラー12としては、導電性のものを用いることが好ましい。絶縁性の熱伝導シート40を作製する場合、熱伝導性フィラー12としては、絶縁性のものを用いる。
熱伝導性フィラー12は、鱗片状、楕球状又は棒状の形状のものである。より具体的には、例えば、熱伝導性フィラー12は、結晶中の六角平面が、鱗片の面方向、楕球の長軸方向又は棒の軸方向に配向している六方晶窒化ホウ素粒子又は黒鉛粒子である。或いは、熱伝導性フィラー12は、鱗片状のアルミナであっても良い。熱伝導性フィラー12の粒径(熱伝導性フィラー12の個々の粒子の最大寸法)は、例えば、8μm以上150μm以下とすることができる。
有機樹脂11は、エポキシ樹脂、ポリイミド又はベンゾオキサジンであることが挙げられる。エポキシ樹脂は、ビスフェノールA型又はビスフェノールF型の何れでも良い。エポキシ樹脂は、硬化剤として、イミダゾール、アミン又はフェノール化合物を含有している。
本実施形態の場合、隣り合う四角柱形状部41の側面同士は、接着剤15からなる層(以下、接着層という)を介して相互に接合されている。すなわち、本実施形態の場合、隣り合う四角柱形状部41の側面同士は間接的に接合されている
接着層の内部には、熱伝導性フィラー12が存在していない。すなわち、隣り合う四角柱形状部41同士が、熱伝導性フィラー12を含まない接着層を介して相互に接合されている。なお、熱伝導シート40の面方向における接着層の厚み(図1の左右方向における接着層の寸法)は、同方向における四角柱形状部41の寸法よりも小さい。
接着剤15は、例えば、硬化剤を含有するエポキシ樹脂又はポリイミドなどからなる。
熱伝導シート40の厚さは、例えば、50μm以上250μm以下とすることができ、好ましくは、180μm程度とすることができる。
熱伝導シート40は、例えば、発熱体(半導体チップなど)と放熱体(ヒートシンクなど)との間などのように、高い熱伝導性が要求される接合界面に設けられ、発熱体から放熱体への熱伝導を促進する。なお、熱伝導シート40を有する具体的な半導体装置構造の一例としては、例えば、半導体チップが配線基板(インターポーザ)上に搭載され、且つ、この配線基板がヒートシンク上に搭載されており、半導体チップと配線基板との接合界面、並びに、配線基板とヒートシンクとの接合界面に、それぞれ熱伝導シート40を設けた構造が挙げられる。
次に、上記のような構造の熱伝導シート40を製造する方法の一例を説明する。
図2は熱伝導シート40を製造する方法を説明するための図である。このうち(a)はフローチャートを示し、(b)〜(f)の各図は、各工程による成型物を示す模式的な斜視図である。これらのうち(b)は第1シート10を、(c)は第1シート10に接着剤15を塗布した状態を、(d)は第1シート10を接着剤15を介して積層する様子を、(e)は積層体30を、(f)は熱伝導シート40を、それぞれ示す。
この製造方法は、以下の(1)〜(3)の工程を有する。
(1)薄膜状に形成され且つ硬化状態とされた有機樹脂11中に、鱗片状、楕球状又は棒状の熱伝導性フィラー12を含んでなる複数の第1シート10を作製する工程(図2(a)のステップS2及びS3、図2(b))。ここで、第1シート10は、第1シート10の厚み方向における熱伝導性フィラー12の寸法よりも第1シート10の面方向における熱伝導性フィラー12の寸法の方が大きくなるように熱伝導性フィラー12を配向させて作製する。
(2)複数の第1シート10を、接着剤15を介して積層して相互に一体化させることにより、積層体30を作製する工程(図2(a)のステップS4〜S6、図2(c)〜(e))。
(3)積層体30をスライスして熱伝導シート40を作製する工程(図2(a)のステップS7、図2(f))。熱伝導シート40を作製する工程では、積層体30を第1シート10の積層方向に切断する。これにより、熱伝導シート40の厚み方向における熱伝導性フィラー12の寸法が、熱伝導シート40の面方向における熱伝導性フィラー12の寸法よりも大きくなるようにする。
以下、詳細に説明する。
先ず、第1シート10の材料である熱伝導性フィラー12と有機樹脂11とを準備する。
次に、硬化前、且つ半硬化前の有機樹脂11と多数の熱伝導性フィラー12とを混合し、有機樹脂11中に熱伝導性フィラー12が均一に存在するように混練する(図2(a)のステップS1)。以下、有機樹脂11と多数の熱伝導性フィラー12とを混練することにより得られたものを混練物(または樹脂組成物)と称する。
次に、第1シート10を作製する。第1シート10は、上記混練物、すなわち熱伝導性フィラー12を含有する有機樹脂11を薄膜形状に成形した後、当該有機樹脂11を硬化させることにより得られる(図2(a)のステップS2及びステップS3)。有機樹脂11として、エポキシ樹脂やポリイミドを用いる場合、有機樹脂11を薄膜形状に成形した後、当該有機樹脂11をCステージにすることにより、第1シート10が得られる。
ここで、プレス成形などによって上記混練物を薄膜形状に成形する。これにより、第1シート10の厚み方向における熱伝導性フィラー12の寸法よりも、第1シート10の面方向における熱伝導性フィラー12の寸法の方が大きくなるように、第1シート10内における熱伝導性フィラー12が配向される。以下、このような向きに熱伝導性フィラー12を配向することを、面方向に配向する、などという。
なお、ここで言う熱伝導性フィラー12の配向は、必ずしも第1シート10内のすべての熱伝導性フィラー12について、面方向に配向されていることを意味する訳ではない。例えば、第1シート10内の熱伝導性フィラー12の60%以上が面方向に配向されていること、第1シート10内の熱伝導性フィラー12の70%以上が面方向に配向されていること、或いは、第1シート10内の熱伝導性フィラー12の80%以上が面方向に配向されていることなど、第1シート10内のある一定割合以上(ただし過半数以上)の熱伝導性フィラー12が面方向に配向されていることを意味する。
なお、上記混練物を薄膜形状に成形する方法は、プレス成形に限らず、圧延成形、押出成形、又は塗布成形であっても良い。
図2(a)のステップS2において、例えば、上記混練物を薄膜形状に成形する際に、或いは、上記混練物を薄膜形状に成形した後で、第1シート10を構成する有機樹脂11を第1所定温度に加熱することにより、当該有機樹脂11を半硬化状態にする。すなわち、有機樹脂11として、エポキシ樹脂やポリイミドを用いる場合、有機樹脂11をBステージにする。具体的には、例えば、加熱しながらプレス加工を行うことなどにより、上記混練物を薄膜形状に成形しつつ、第1シート10を構成する有機樹脂11を半硬化状態にする。
その後、第1シート10を構成する有機樹脂11を更に加熱(上記第1所定温度よりも高温の第2所定温度に加熱)することにより、当該有機樹脂11を硬化させる。すなわち、有機樹脂として、エポキシ樹脂やポリイミドを用いる場合、当該有機樹脂11をCステージにする。これにより、第1シート10が得られる(図2(a)のステップS3)。この際に、第1シート10の平坦性を良好にするため、例えば、平坦な一対の加熱加圧板を用いて第1シート10を加熱加圧成形することが好ましい。
以上のようにして、複数枚の第1シート10(図2(b))を作製する。
第1シート10の厚さは、例えば、50μm以上2mm以下とすることができる。
次に、第1シート10に接着剤15を塗布する(図2(a)のステップS4、図2(c))。ここで、第1シート10の片面の全面に接着剤15を塗布しても良いし、第1シート10の両面の全面に接着剤15を塗布しても良い。或いは、第1シート10の片面又は両面の複数箇所にスポット的に接着剤15を塗布しても良い。或いは、予めシート状に形成された接着剤15を第1シート10の片面又は両面に貼り付けても良い。なお、積層体30の最上層又は最下層となる第1シート10については、接着剤15を塗布(或いは貼り付け)しなくても良い。
接着剤15としては、例えば、硬化剤を含有するエポキシ樹脂又はポリイミドを用いることができる。
次に、複数の第1シート10を、隣り合う第1シート10同士の間に接着剤15が位置するように積層する(図2(a)のステップS5、図2(d))。
次に、積層された第1シート10を、それらの積層方向にプレス加工(加熱加圧成形)することにより、接着剤15を硬化させる。これにより、隣り合う第1シート10同士を、接着剤15を介して相互に一体化させて、直方体形状の積層体30を成形する(図2(a)のステップS6、図2(e))。
次に、積層体30を第1シート10の積層方向に切断(スライス)することにより、熱伝導シート40を作製する(図2(a)のステップS7、図2(f))。ここで、積層体30をスライスする方法としては、カンナを用いてスライスする方法や、その他の切断刃によりスライスする方法が挙げられる。
これにより、熱伝導シート40の厚み方向における熱伝導性フィラー12の寸法が、熱伝導シート40の面方向における熱伝導性フィラー12の寸法よりも大きくなるように、熱伝導シート40内における熱伝導性フィラー12が配向される。すなわち、熱伝導性フィラー12が厚み方向に配向される。なお、四角柱形状部41は、第1シート10の一部分からなる。
ここで、上記の製造方法においては、硬化状態の有機樹脂11中に熱伝導性フィラー12を含む第1シート10を、接着剤15を介して積層して相互に一体化させることにより、積層体30を作製し、その積層体30をスライスして熱伝導シート40を作製する。
このため、積層体30を作製する段階において、硬化状態の第1シート10の内部において熱伝導性フィラー12の配向性を維持できる。
これにより、積層体30内における熱伝導性フィラー12の配向性を良好にできる。その結果、積層体30を積層方向にスライスすることにより得られる熱伝導シート40における熱伝導性フィラー12の配向性も良好にでき、熱伝導シート40の厚み方向において、十分な熱伝導性が得られる。
図3は第1の実施形態に係る熱伝導シート40の他の例を示す模式的な要部断面図である。
図3に示すように、熱伝導シート40は、図1に示す構成に加えて、表裏両面にそれぞれ形成された密着層45を有していても良い。この密着層45は、熱伝導シート40の設置面に対する熱伝導シート40の密着性を良好にするために設けられる。
密着層45の材質としては、例えば、(メタ)アクリル酸ブチル、又は(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル等の(メタ)アクリル酸エステルなどが挙げられる。なお、密着層45は、熱伝導シート40の何れか一方の面にのみ形成されていても良い。
熱伝導シート40が密着層45を有する場合、密着層45の厚さは、熱伝導シート40における密着層45を除く部分の厚さよりも薄い。密着層45の厚さは、例えば、5μm以上20μm以下とすることができ、好ましくは、10μm程度とすることができる。
以上のような第1の実施形態によれば、複数の四角柱形状部41の各々において、熱伝導シート40の厚み方向における熱伝導性フィラー12の寸法が、熱伝導シート40の面方向における熱伝導性フィラー12の寸法よりも大きくなるように、熱伝導性フィラー12が配向されている。各々の四角柱形状部41内において、熱伝導性フィラー12が熱伝導シート40の厚み方向に配向されている。よって、熱伝導シート40の厚み方向において良好な熱伝導性が得られる。つまり、個々の四角柱形状部41の限られた空間内に熱伝導性フィラー12が閉じ込められているため、熱伝導シート40の高い熱伝導性を実現できる。
また、このような構成の熱伝導シート40は、個々の四角柱形状部41内において熱伝導性フィラー12が熱伝導シート40の厚み方向に配向されているため、厚み方向において良好な熱伝導性を示す製品を、製造安定性良く、高歩留まりで製造することが可能な構造であるといえる。
なお、隣り合う四角柱形状部41間にまたがって配置された熱伝導性フィラー12を有していない構造の場合、各々の四角柱形状部41内における熱伝導性フィラー12の配向性が極めて良好であることを意味する。よって、熱伝導シート40の厚み方向において極めて良好な熱伝導性が得られる。
少なくとも何れか1つの接合部(接着層)において、隣り合う四角柱形状部41間にまたがって配置された熱伝導性フィラー12を有していない構造の場合にも、同様の理由から、熱伝導シート40の厚み方向において極めて良好な熱伝導性が得られる。
〔第2の実施形態〕
図4は実施形態に係る熱伝導シート40を示す模式図であり、このうち図4(a)は斜視図、図4(b)は正面図、図4(c)は図4(b)のA部の拡大断面図である。
本実施形態の場合、隣り合う四角柱形状部同士が直接接着されている。すなわち、本実施形態に係る熱伝導シート40は、第1の実施形態における接着層を有していない。
本実施形態の場合、熱伝導シート40は、第1の四角柱形状部(四角柱形状部41)と、第2の四角柱形状部(四角柱形状部42)と、交互に有している。四角柱形状部41の構造については、上述したとおりである。
また、四角柱形状部42は、四角柱形状部41と同様のものである。四角柱形状部42は、熱伝導性フィラー12を含む有機樹脂21からなり、四角柱形状部41と同形状に形成されている。図4(c)に示すように、複数の四角柱形状部42の各々において、熱伝導シート40の厚み方向における熱伝導性フィラー12の寸法が、熱伝導シート40の面方向における熱伝導性フィラー12の寸法よりも大きくなるように、熱伝導性フィラー12が配向されている。すなわち、複数の四角柱形状部42の各々において、熱伝導性フィラー12が熱伝導シート40の厚み方向に配向されている。
複数の四角柱形状部41と複数の四角柱形状部42とが、互いに並列となるように熱伝導シート40の面方向に沿って配置され、且つ、隣り合う四角柱形状部41、42の側面同士が直接に接着されて、一枚のシート形状をなしている。
より具体的には、四角柱形状部42が、隣り合う四角柱形状部41同士を相互に接着している。
四角柱形状部41と四角柱形状部42との境界には、例えば、平坦な接合界面43が形成されている。
本実施形態においても、熱伝導シート40は、隣り合う四角柱形状部間にまたがって配置された熱伝導性フィラー12を有していないことが好ましい。また、熱伝導シート40は、隣り合う四角柱形状部41どうしの接合部である接合界面43のうち、少なくとも何れか1つの接合界面43において、隣り合う四角柱形状部41間にまたがって配置された熱伝導性フィラー12を有していないことが好ましい。
次に、第2の実施形態の構造の熱伝導シート40を製造する方法の一例を説明する。
図5は第2の実施形態に係る熱伝導シート40を製造する方法を示すフローチャートである。
図6はこの製造方法における各工程による成型物を示す模式図であり、このうち図6(a)は第1シート10を示す斜視図、図6(b)は第2シート20を示す斜視図、図6(c)は第1シート20及び第2シート20を交互に積層する様子を示す分解斜視図、図6(d)は積層体を示す斜視図、図6(e)は熱伝導シートを示す斜視図である。なお、図6(a)に示す第1シート10は、第1の実施形態の図2(b)に示すものと同じである。
この製造方法は、以下の(1)〜(5)の工程を有する。
(1)薄膜状に形成され且つ硬化状態とされた第1有機樹脂11中に、鱗片状、楕球状又は棒状の第1熱伝導性フィラー(熱伝導性フィラー12)を含んでなる複数の第1シート10を作製する工程(図5のステップS2及びS3、図6(a))。ここで、第1シート10は、第1シート10の厚み方向における第1熱伝導性フィラーの寸法よりも第1シート10の面方向における第1熱伝導性フィラーの寸法の方が大きくなるように第1熱伝導性フィラーを配向させて作製する。
(2)薄膜状に形成され且つ半硬化状態とされた第2有機樹脂21中に、鱗片状、楕球状又は棒状の第2熱伝導性フィラー(熱伝導性フィラー12)を含んでなる複数の第2シート20を作製する工程(図5のステップS14、図6(b))。ここで、第2シート20は、第2シート20の厚み方向における第2熱伝導性フィラーの寸法よりも第2シート20の面方向における第2熱伝導性フィラーの寸法の方が大きくなるように第2熱伝導性フィラーを配向させて作製する。
ここで、第1有機樹脂11と第2有機樹脂21とは、同一の種類の有機樹脂であっても良いし、互いに異なる種類の有機樹脂であっても良い。本実施形態では、第1有機樹脂11と第2有機樹脂21とが同一の種類の有機樹脂であるものとする。
また、第1有機樹脂11中の第1熱伝導性フィラーと第2有機樹脂21中の第2熱伝導性フィラーとは、同一の種類の熱伝導性フィラーであっても良いし、互いに異なる種類の熱伝導性フィラーであっても良い。本実施形態では、第1有機樹脂11中の第1熱伝導性フィラーと第2有機樹脂21中の第2熱伝導性フィラーとは、同一の種類の熱伝導性フィラー(熱伝導性フィラー12)であるものとする。
(3)第1シート10と第2シート20とを交互に積層する工程(図5のステップS15、図6(c))。
(4)第2有機樹脂21を硬化させることによって、隣り合う第1シート10同士を第2シート20を介して相互に一体化させて、積層体30を作製する工程(図5のステップS16、図6(d))。
(5)積層体30をスライスして熱伝導シート40を作製する工程(図5のステップS17、図6(e))。熱伝導シート40を作製する工程では、積層体30を第1シート10及び第2シート20の積層方向に切断する。これにより、熱伝導シート40の厚み方向における第1熱伝導性フィラーの寸法及び第2熱伝導性フィラーの寸法が、熱伝導シート40の面方向における第1熱伝導性フィラーの寸法及び第2熱伝導性フィラーの寸法よりも大きくなるようにする。
以下、詳細に説明する。
先ず、第1シート10及び第2シート20の材料である熱伝導性フィラー12と有機樹脂(第1有機樹脂11、第2有機樹脂21)とを準備する。
次に、硬化前、且つ半硬化前の有機樹脂と多数の熱伝導性フィラー12とを混合し、有機樹脂中に熱伝導性フィラー12が均一に存在するように混練し、混練物(樹脂組成物)を得る(図5のステップS1)。
次に、第1シート10と第2シート20とを作製する。
第1シート10については、上記混練物を用いて、第1の実施形態と同様の方法により作製する(図5のステップS2及びステップS3)。ここで、熱伝導性フィラー12が第1シート10の面方向に配向されている。
一方、第2シート20は、上記混練物、すなわち熱伝導性フィラー12を含有する有機樹脂(第2有機樹脂21)を薄膜形状に成形した後、当該有機樹脂を半硬化させることにより得られる(図5のステップS14)。有機樹脂として、エポキシ樹脂やポリイミドを用いる場合、有機樹脂を薄膜形状に成形した後、当該有機樹脂をBステージにすることにより、第2シート20が得られる。第2シート20の作製は、第1シート10の作製におけるステップS2と同様の処理、すなわち、プレス成形などによって上記混練物を薄膜形状に成形する処理により行う。
これにより、第2シート20の厚み方向における熱伝導性フィラー12の寸法よりも、第2シート20の面方向における熱伝導性フィラー12の寸法の方が大きくなるように、第2シート20内における熱伝導性フィラー12が配向される。すなわち、第2シート20内においても、熱伝導性フィラー12が面方向に配向される。
なお、ここで言う熱伝導性フィラー12の配向は、必ずしも第2シート20内のすべての熱伝導性フィラー12について、面方向に配向されていることを意味する訳ではない。例えば、第2シート20内の熱伝導性フィラー12の60%以上が面方向に配向されていること、第2シート20内の熱伝導性フィラー12の70%以上が面方向に配向されていること、或いは、第2シート20内の熱伝導性フィラー12の80%以上が面方向に配向されていることなど、第2シート20内のある一定割合以上(ただし過半数以上)の熱伝導性フィラー12が面方向に配向されていることを意味する。
以上にようにして、第1シート10(図6(a))と第2シート20(図6(b))とをそれぞれ複数枚ずつ作製する。
第1シート10及び第2シート20の厚さは、例えば、50μm以上2mm以下とすることができる。
次に、第1シート10と第2シート20とを交互に積層する(図5のステップS15)。ここで、図6(c)に示すように、積層体30の最上層と最下層がそれぞれ第1シート10となるように、第1シート10と第2シート20とを交互に積層する。
次に、積層された第1シート10及び第2シート20を、それらの積層方向にプレス加工(加熱加圧成形)することにより、第2シート20を構成する有機樹脂(第2有機樹脂21)を硬化させる。これにより、隣り合う第1シート10同士を、第2シート20を介して相互に一体化させて、直方体形状の積層体30を成形する(図5のステップS16、図6(d))。ここで、第2シート20を構成する有機樹脂は、第1シート10同士を接着する接着剤として機能する。
次に、積層体30を第1シート10及び第2シート20の積層方向に切断(スライス)することにより、熱伝導シート40を作製する(図5のステップS17、(図6(e))。ここで、積層体30をスライスする方法は、第1の実施形態と同じである。
これにより、熱伝導シート40の厚み方向における熱伝導性フィラー12の寸法が、熱伝導シート40の面方向における熱伝導性フィラー12の寸法よりも大きくなるように、熱伝導シート40内における熱伝導性フィラー12が配向される。すなわち、熱伝導性フィラー12が厚み方向に配向される。なお、四角柱形状部41は、第1シート10の一部分からなり、四角柱形状部42は、第2シート20の一部分からなる。
ここで、上記の製造方法においては、硬化状態の第1有機樹脂11中に熱伝導性フィラー12を含む第1シート10と、半硬化状態の第2有機樹脂21中に熱伝導性フィラー12を含む第2シート20とを交互に積層した後で、第2シート20の第2有機樹脂21を硬化させることにより隣り合う第1シート10同士を第2シート20を介して相互に一体化させて積層体30を作製し、その積層体30をスライスして熱伝導シート40を作製する。
このため、積層体30を作製する段階において、硬化状態の第1シート10の内部において熱伝導性フィラー12の配向性を維持できるだけでなく、各第1シート10は、第2シート20の内部の熱伝導性フィラー12の配向性を維持する機能も兼ねる。すなわち、各第1シート10は、第2シート20の内部の熱伝導性フィラー12が第2有機樹脂21の流動につられて隣接する第1シート10側に移動することによる熱伝導性フィラー12の配向の乱れを規制することで、第2シート20内の熱伝導性フィラー12の配向性を維持する。
これにより、積層体30内における熱伝導性フィラー12の配向性を良好にできる。その結果、積層体30を積層方向にスライスすることにより得られる熱伝導シート40における熱伝導性フィラー12の配向性も良好にでき、熱伝導シート40の厚み方向において、十分な熱伝導性が得られる。
図7は第2の実施形態に係る熱伝導シート40の他の例を示す模式的な要部断面図である。
図7に示すように、本実施形態に係る熱伝導シート40は、図4に示す構成に加えて、表裏両面にそれぞれ形成された密着層45を有していても良い。この密着層45は、第1の実施形態の密着層45と同様のものである。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、隣り合う四角柱形状部同士が直接接着されている。すなわち、熱伝導シート40は、熱伝導性フィラー12を含まない接着層を有していない。これにより、熱伝導シート40の全体における熱伝導性フィラー12の含有率を第1の実施形態よりも高めることができるとともに、熱伝導シート40の全体における熱伝導性フィラー12の分布を第1の実施形態よりも均一にできる。よって、熱伝導シート40の熱伝導性を第1の実施形態よりも均一にすることができる。
〔第3の実施形態〕
図8は実施形態に係る熱伝導シート40の例を示す模式的な要部断面図である。
本実施形態に係る熱伝導シート40は、複数の四角柱形状部41と、1つ以上の四角柱形状部42と、接着剤15からなる接着層と、を有する。複数の四角柱形状部41と1つ以上の四角柱形状部42とが、互いに並列となるように熱伝導シート40の面方向に沿って(図8では左右方向に)配列されている。隣り合う四角柱形状部41どうしの間には、接着剤15からなる接着層(熱伝導性フィラー12を含まない接着層)、又は、四角柱形状部42が存在している。隣り合う四角柱形状部41同士は、接着層又は四角柱形状部42を介して相互に接合されている。
なお、熱伝導シート40は、密着層45を有していても良いし、有していなくても良い。密着層45を有する場合、熱伝導シート40の表裏両面に密着層45を有していても良いし、片面にのみ密着層45を有していても良い。
本実施形態においても、熱伝導シート40は、隣り合う四角柱形状部間にまたがって配置された熱伝導性フィラー12を有していないことが好ましい。また、熱伝導シート40は、隣り合う四角柱形状部どうしの接合部(接着層又は接合界面43)のうち、少なくとも何れか1つの接合部において、隣り合う四角柱形状部間にまたがって配置された熱伝導性フィラー12を有していないことが好ましい。
次に、第3の実施形態の構造の熱伝導シート40を製造する方法の一例を説明する。
図9は第3の実施形態に係る熱伝導シート40を製造する方法を示すフローチャートである。
図10はこの製造方法における各工程による成型物を示す模式的な斜視図である。このうち図10(a)は第1シート10を、図10(b)は第2シート20を、図10(c)は第1シート10に接着剤15を塗布した状態を、図10(d)は第1シート10(接着剤15無し)と、第2シート20と、第1シート10(接着剤15付き)とを積層する様子を、図10(e)は積層体30を、図10(f)は熱伝導シート40を、それぞれ示す。なお、図10(a)に示す第1シート10、及び、図10(c)に示す接着剤15付きの第1シート10は、第1の実施形態の図2(b)、図2(c)に示すものとそれぞれ同じである。また、図10(b)に示す第2シート20は、第2の実施形態の図6(b)に示すものと同じである。
この製造方法は、半硬化状態の第2シート20を作製する点(図9のステップS14)と、隣り合う第1シート10同士の間に接着剤15又は第2シート20が位置するように、第1シート10と第2シート20とを積層する点(図9のステップS26)で、第1の実施形態と相違し、その他の点では、第1の実施形態と同様である。
本実施形態の場合、複数枚の第1シート10と、1枚以上の第2シート20とを作製した後、一部の第1シート10に対して、第1の実施形態と同様に接着剤15を塗布或いは貼り付ける(図9のステップS25、図10(c))。
次に、隣り合う第1シート10同士の間に接着剤15又は第2シート20が位置するように、第1シート10と第2シート20とを積層する(図9のステップS26、図10(d))。なお、第1シート10において、第2シート20に対して対向する(接する)面には、接着剤15を設けておく必要がない。ここで、積層体30の最上層と最下層がそれぞれ第1シート10となるように、(積層体30の最上層及び最下層に第2シート20が位置しないように)第1シート10と第2シート20とを積層する。
次に、積層された第1シート10及び第2シート20を、それらの積層方向にプレス加工(加熱加圧成形)することにより、接着剤15と、第2シート20を構成する有機樹脂(第2有機樹脂21)と、を硬化させる。これにより、隣り合う第1シート10同士を接着剤15又は第2シート20を介して相互に一体化させることにより、直方体形状の積層体30を作製する(図9のステップS27、(図10(e))。ここで、接着剤15だけでなく、第2シート20を構成する第2有機樹脂21も、第1シート10同士を接着する接着剤として機能する。
次に、積層体30を第1シート10及び第2シート20の積層方向に切断(スライス)することにより、熱伝導シート40を作製する(図9のステップS28、(図10(f))。
これにより、熱伝導シート40の厚み方向における熱伝導性フィラー12の寸法が、熱伝導シート40の面方向における熱伝導性フィラー12の寸法よりも大きくなるように、熱伝導シート40内における熱伝導性フィラー12が配向される。
ここで、上記の製造方法においては、積層体30を作製する際に、一部の層(第2シート20)については、半硬化状態のものを用いるため(予め硬化状態にしておく必要がないため)、第1の実施形態と比べて、工程の短縮化が期待できる。
以上のような第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、一部の四角柱形状部については、隣の四角柱形状部に対して直接接着された構造となる。このため、熱伝導シート40の全体における熱伝導性フィラー12の含有率を第1の実施形態よりも高めることができるとともに、熱伝導シート40の全体における熱伝導性フィラー12の分布を第1の実施形態よりも均一にできる。よって、熱伝導シート40の熱伝導性を第1の実施形態よりも均一にすることができる。
(実施例1)
次に、実施例1を説明する。実施例1では、上記の第1の実施形態の構造の熱伝導シート40を作製した。
(樹脂組成物の調整)
熱伝導性フィラー12としては、板状(鱗片状)の窒化ホウ素粉末「PT−110(商品名)」(モメンティブパフォーマンスマテリアルズジャパン合同会社製、平均粒径:45μm、長軸方向と短軸方向の比率:20)を用いた。ここで、平均粒径とは、窒化ホウ素粉末の板面方向における長手寸法(最大寸法)の平均値を意味する。また、長軸方向と短軸方向の比率とは、板状の窒化ホウ素粉末の板厚と、窒化ホウ素粉末の板面方向における長手寸法(最大寸法)と、の比率を意味する。すなわち、窒化ホウ素粉末の平均的な形状は、板厚が1に対して、板面方向における長手寸法(最大寸法)が20である。
有機樹脂は、4,4'−ジアミノベンズアニリド(三井化学ファイン社製)と、ビスフェノールF型エポキシ樹脂「830S(商品名)」(DIC社製、エポキシ当量170)とにより作製した。
具体的には、66.0gの上記窒化ホウ素粉末と、8.5gの上記4,4'−ジアミノベンズアニリドと、25.5gの上記ビスフェノールF型エポキシ樹脂とを、120℃に加熱して混練することによって樹脂組成物を調製した(図2(a)のステップS1に相当)。
(一次シートの調整)
先に調製した樹脂組成物を、離型処理した一対のPETフィルムにより挟み込み、プレス機を用いて、ツール圧10MPa、ツール温度120℃の条件下で、一対のPETフィルムを挟み込むようにして10秒間にわたってプレスすることにより、厚さが1.0mmの一次シートを得た。すなわち、一次シートは、一方のPETフィルムと、当該PETフィルム上に形成された上記樹脂組成物の薄膜と、当該薄膜上に位置する他方のPETフィルムと、からなる。この操作を繰り返すことによって、多数枚の一次シートを作製した。ここで、この一次シートを構成する有機樹脂は、上記条件でプレス加工することによって、半硬化状態となった(Bステージとなった)(図2(a)のステップS2に相当)。
(1次シートの成形)
先に調整した1.0mmの一次シートの両面のPETフィルムをはがし、一次シートを1辺が10cmの正方形の小片に切り分けた。更に、このように切り分けた一次シートの上下両面に厚さ18μmの電解銅箔(古河サーキットホイル社製、GTSMP)をそれぞれ重ねて、圧力10MPa、温度220℃で180分間の加熱加圧成形を行い、両面銅張板を得た。ここで、この両面銅張板を構成する有機樹脂は、上記条件で加熱加圧成形を行うことによって、硬化状態となった(Cステージとなった)。次に、この両面銅張板をエッチング処理することにより、両面銅張板から、その上下面の銅箔を除去し、厚さ0.9mmのシート成形体である第1シート10を作製した(図2(a)のステップS3に相当)。
なお、ここで一次シートの両面に銅箔を貼る理由は、加熱加圧成形の際に、加圧面に一次シートが貼り付いてしまうことを防止する(加圧後の離型を容易にする)ためである。
(接着剤組成物の調整)
球状のアルミナ粉末「スミコランダムAA−3(商品名)」(住友化学社製、平均粒径:3μm)を47.0gと、アリル変性フェノールノボラック「MEH−8000(商品名)」(明和化成社製、水酸基当量140)を23.7gと、ビスフェノールF型エポキシ樹脂「830S(商品名)」(DIC社製、エポキシ当量170)を29.2gと、2−エチル−4−メチルイミダゾール「2E4MZ(商品名)」(四国化成社製)を0.1gとを、室温でディスパーザーを用いて撹拌し、接着剤組成物を調製した。
(接着剤組成物の塗布)
先に成形した厚さ0.9mmの第1シート10の両面に、バーコーターを用いて、先に調整した接着剤組成物を50μmの厚みで塗工し、厚さ1.0mmの接着剤つき第1シート10を作製した(図2(a)のステップS4に相当)。
(積層体の作製)
次に、上記で得られた接着剤つき第1シート10を20枚積層した。なお、各第1シート10の外形線が平面視において一致するように、各第1シート10の位置を揃えて積層した(図2(a)のステップS5に相当)。
更に、最下層の第1シート10の下面及び最上層の第1シート10の上面にそれぞれ厚さ18μmの電解銅箔(古河サーキットホイル社製、GTSMP)を重ねた後、圧力10MPa、温度220℃で180分間の加熱加圧成形を行い、両面銅張積層体を得た。ここで、接着剤は、上記条件で加熱加圧成形を行うことによって、硬化状態となった(Cステージとなった)。その結果、隣り合う第1シート10同士が、それらの間の接着剤を介して相互に一体化した(図2(a)のステップS6に相当)。
次に、この両面銅張積層体をエッチング処理することにより、両面銅張積層体から、その上下面の銅箔を除去し、厚さ2cmの積層体30を作製した。
なお、ここで最下層の第1シート10の下面及び最上層の第1シート10の上面に銅箔を貼る理由は、加熱加圧成形の際に、加圧面に第1シート10が貼り付いてしまうことを防止する(加圧後の離型を容易にする)ためである。
(熱伝導シートの作製(積層体のスライス))
次に、積層体30を第1シート10の積層方向に切断(スライス)した。具体的には、積層体30の1cm×2cmの積層断面をカンナ(スリット部からの刃部の突出長さ:0.34mm)を用いてスライス(第1シート10のシート面の法線に対し0度の角度でスライス)し、縦1cm、横2cm、厚さ0.5mmの熱伝導シート40を得た(図2(a)のステップS7に相当)。
(比較例)
次に、比較例を説明する。
(樹脂組成物の調整)
上記の実施例1と同じ方法で樹脂組成物を調整した。
(1次シートの調整)
上記の実施例1と同じ方法で多数枚の一次シートを作製した。すなわち、この一次シートを構成する有機樹脂は、半硬化状態となった(Bステージとなった)。
(1次シートの成形)
先に調整した1.0mmの一次シートのPETフィルムをはがし、一次シートを1辺が10cmの正方形の小片に切り分けた。
(積層体の作製)
次に、上記のように切り分けた一次シートを22枚重ねた。なお、各一次シートの外形線が平面視において一致するように、各一次シートの位置を揃えて積層した。
更に、最下層の一次シートの下面及び最上層の一次シートの上面にそれぞれ厚さ18μmの電解銅箔(古河サーキットホイル社製、GTSMP)を重ねた後、圧力10MPa、温度220℃で180分間の加熱加圧成形を行い、両面銅張積層体を得た。ここで、この両面銅張積層体の各一次シートを構成する有機樹脂は、上記条件で加熱加圧成形を行うことによって、硬化状態となった(Cステージとなった)。
次に、この両面銅張積層体をエッチング処理することにより、両面銅張積層体から、その上下面の銅箔を除去し、厚さ2cmの積層体を作製した。
(熱伝導シートの作製(積層体のスライス))
次に、積層体を一次シートの積層方向に切断(スライス)した。具体的には、積層体の1cm×2cmの積層断面をカンナ(スリット部からの刃部の突出長さ:0.34mm)を用いてスライス(一次シートのシート面の法線に対し0度の角度でスライス)し、縦1cm、横2cm、厚さ0.5mmの熱伝導シート(比較例)を得た。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例1では、上記の第2の実施形態の構造の熱伝導シート40を作製した。
(樹脂組成物の調整)
上記の実施例1と同じ方法で樹脂組成物を調整した(図5のステップS1に相当)。
(1次シートの調整)
上記の実施例1と同じ方法で一次シートを調整した(図5のステップS2、S14に相当)。
(1次シートの成形)
先に調整した1.0mmの一次シートの両面のPETフィルムをはがし、一次シートを1辺が10cmの正方形の小片に切り分けた。ここで、このように切り分けた多数枚の一次シートのうちの一部は、第2シート20として用いた。
また、残りの一次シートについては、実施例1と同様の加工を行うことによって、実施例1と同様の第1シート10を作製した(図5のステップS3に相当)。
(積層体の作製、交互積層)
次に、第1シート10と第2シート20とを交互に積層した。ここで、第1シート10を合計11枚、第2シート20を合計10枚用いて、最も外側(最下層及び最上層)にそれぞれ第1シート10が位置するように(最も外側に第2シート20が位置しないように)積層した。なお、各第1シート10及び各第2シート20の外形線が平面視において一致するように、各第1シート10及び各第2シート20の位置を揃えて積層した(図5のステップS15に相当)。
更に、最下層の第1シート10の下面及び最上層の第1シート10の上面にそれぞれ厚さ18μmの電解銅箔(古河サーキットホイル社製、GTSMP)を重ねた後、圧力10MPa、温度220℃で180分間の加熱加圧成形を行い、両面銅張積層体を得た。ここで、この両面銅張積層体の各第2シート20を構成する有機樹脂は、上記条件で加熱加圧成形を行うことによって、硬化状態となった(Cステージとなった)。その結果、隣り合う第1シート10同士が、それらの間の第2シート20を介して相互に一体化した(図5のステップS16に相当)。
次に、この両面銅張積層体をエッチング処理することにより、両面銅張積層体から、その上下面の銅箔を除去し、厚さ2cmの積層体30を作製した。
なお、ここで最下層の第1シート10の下面及び最上層の第1シート10の上面に銅箔を貼る理由は、加熱加圧成形の際に、加圧面に第1シート10が貼り付いてしまうことを防止する(加圧後の離型を容易にする)ためである。
(熱伝導シートの作製(積層体のスライス))
次に、積層体30を第1シート10及び第2シート20の積層方向に切断(スライス)した。具体的には、積層体30の1cm×2cmの積層断面をカンナ(スリット部からの刃部の突出長さ:0.34mm)を用いてスライス(第1シート10(及び第2シート20)のシート面の法線に対し0度の角度でスライス)し、縦1cm、横2cm、厚さ0.5mmの熱伝導シート40を得た(図5のステップS17に相当)。
(配向方向の確認)
実施例1、2で得られた熱伝導シート40の各々について、断面をSEM(走査型電子顕微鏡)を用いて観察し、任意の50個の熱伝導性フィラー12について見えている方向に基づいて、鱗片の長軸方向(面方向)の熱伝導シート40の表面に対する角度を測定した。
同様に、比較例で得られた熱伝導シートについて、断面をSEMを用いて観察し、任意の50個の熱伝導性フィラーについて見えている方向に基づいて、鱗片の長軸方向(面方向)の熱伝導シートの表面に対する角度を測定した。
(熱伝導率の測定)
実施例1、2で得られた熱伝導シート40及び比較例で得られた熱伝導シートの各々について、密度を水中置換法により測定し、比熱をDSC(示差走査熱量測定)により測定し、さらに、レーザーフラッシュ法により熱拡散率を測定した。
そして、実施例1、2で得られた熱伝導シート40及び比較例で得られた熱伝導シートの各々について、厚み方向における熱伝導率を以下の式から算出した。
熱伝導率(W/m・K)=密度(kg/m)×比熱(kJ/kg・K)×熱拡散率(m/S)×1000
(結果)
実施例1: 角度(配向方向):85度
厚み方向における熱伝導率:25W/mK
実施例2: 角度(配向方向):84度
厚み方向における熱伝導率:23W/mK
比較例: 角度(配向方向):70度
厚み方向における熱伝導率:15W/mK
ここで、角度(配向方向)は、最頻値である。
ここに示した結果から、実施例1、2で得られた熱伝導シート40においては、熱伝導性フィラー12の角度(配向方向)が、比較例で得られた熱伝導シートにおける熱伝導性フィラーの角度に比べて、90度に近いことが分かる。すなわち、実施例1、2で得られた熱伝導シート40においては、比較例と比べて、熱伝導性フィラー12が熱伝導シート40の厚み方向に良好に配向している。
そして、実施例1、2で得られた熱伝導シート40においては、比較例で得られた熱伝導シートと比べて、厚み方向における熱伝導率が飛躍的に向上していることが分かる。
10 第1シート
11 第1有機樹脂
12 熱伝導性フィラー(第1熱伝導性フィラー、第2熱伝導性フィラー)
15 接着剤
20 第2シート
21 第2有機樹脂
30 積層体
40 熱伝導シート
41 四角柱形状部(第1の四角柱形状部)
42 四角柱形状部(第2の四角柱形状部)
43 接合界面
45 密着層

Claims (7)

  1. 硬化状態とされた有機樹脂中に、鱗片状、楕球状又は棒状の熱伝導性フィラーを含んでなる熱伝導シートであって、
    当該熱伝導シートは、前記熱伝導性フィラーを含む前記有機樹脂からなる複数の四角柱形状部を有し、
    前記複数の四角柱形状部は、各々の軸方向に長尺であり、互いに並列となるように当該熱伝導シートの面方向に沿って配置され、且つ、隣り合う前記四角柱形状部の側面同士が直接又は間接に接合されて、一枚のシート形状をなし、
    前記複数の四角柱形状部の各々において、当該熱伝導シートの厚み方向における前記熱伝導性フィラーの寸法が、当該熱伝導シートの面方向における前記熱伝導性フィラーの寸法よりも大きくなるように、前記熱伝導性フィラーが配向されている熱伝導シート。
  2. 隣り合う前記四角柱形状部同士が、前記熱伝導性フィラーを含まない接着層を介して相互に接着されている請求項1に記載の熱伝導シート。
  3. 隣り合う前記四角柱形状部同士が直接接着されている請求項1に記載の熱伝導シート。
  4. 当該熱伝導シートは、第1の前記四角柱形状部と、第2の前記四角柱形状部と、を交互に有し、
    前記第2の四角柱形状部が、隣り合う前記第1の四角柱形状部同士を相互に接着している請求項3に記載の熱伝導シート。
  5. 当該熱伝導シートは、第1の前記四角柱形状部と、第2の前記四角柱形状部と、を有し、
    隣り合う前記第1の四角柱形状部同士が、前記熱伝導性フィラーを含まない接着層を介して、又は、前記第2の四角柱形状部を介して、相互に接着されている請求項1に記載の熱伝導シート。
  6. 前記熱伝導性フィラーは、結晶中の六角平面が、鱗片の面方向、楕球の長軸方向又は棒の軸方向に配向している六方晶窒化ホウ素粒子又は黒鉛粒子である請求項1乃至5の何れか一項に記載の熱伝導シート。
  7. 前記有機樹脂は、エポキシ樹脂、ポリイミド又はベンゾオキサジンからなる請求項1乃至6の何れか一項に記載の熱伝導シート。
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