JP2014064341A - 調整装置、および調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング電源回路からの出力電流に加算される電流量の誤差を低減させることができる。
【解決手段】調整装置100は、設定された指定値に応じた電流量の電流を生成可能な電流源回路112の指定値を所定値に設定し、スイッチング電源回路101からの出力電流がキャパシタ111へ流れていない状態でスイッチ113を放電側に切り替えることによって、キャパシタ111の放電を完了させる。調整装置100は、キャパシタ111の放電が完了し、指定値が設定された後に、スイッチ113を充電側に切り替えることによりキャパシタ111を充電させ、スイッチ113が充電側に切り替えられてからキャパシタ111の電位差が閾値を超えるまでの時間を計測する。調整装置100は、計測された時間と所定値とに基づいて、計測される時間が所定時間となる指定値を算出し、電流源回路112の指定値を算出された指定値に設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、調整装置、および調整方法に関する。
従来、直流電圧をスイッチング電源回路によって降下または上昇させて出力する技術が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。たとえば、スイッチング電源回路内のスイッチング用の素子のオン時間とオフ時間の比を増減させることにより、スイッチング電源回路から出力される電圧値が一定値に維持される。
このような構成においては、スイッチング電源回路からの電流をフィードバックすることによってスイッチング用の素子のオン期間が制御される際に、サブハーモニック発振が発生する可能性がある。そこで、スイッチング電源回路を制御するスイッチング電源回路からの電流をフィードバックする際に所定の電流を加算することにより、サブハーモニック発振を防止する技術が知られている(たとえば、下記特許文献2,3参照。)。
特開平11−299224号公報 特開2011−91888号公報 特開2011−101479号公報
しかしながら、製造条件、使用状態におけるデバイス温度や電圧などのばらつきによって、スイッチング電源回路からの出力電流に加算される電流量の誤差が大きくなる。
1つの側面では、本発明は、出力電流へ加算される電流量の誤差を低減させることができる調整装置、および調整方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、スイッチング電源回路からの出力電流が充電されるキャパシタと、設定された指定値に応じた電流量の電流を生成して前記キャパシタに充電させる電流源回路と、前記電流源回路からの電流による前記キャパシタの充電と、前記キャパシタの放電と、を切り替えるスイッチと、前記電流源回路の前記指定値を所定値に設定する第1設定部と、前記出力電流が前記キャパシタへ充電されていない状態で前記スイッチを放電側に切り替えることによって、前記キャパシタの放電を完了させる第1制御部と、前記第1制御部によって前記キャパシタの放電が完了し、前記第1設定部によって前記指定値が設定された後に、前記スイッチを充電側に切り替えることにより前記キャパシタを充電させる第2制御部と、前記第2制御部によって前記スイッチが充電側に切り替えられてから前記キャパシタの電位差が閾値を超えるまでの時間を計測する計測部と、前記計測部によって計測された時間と前記所定値とに基づいて、前記計測部によって計測される時間が所定時間となる前記指定値を算出する算出部と、前記電流源回路の前記指定値を前記算出部によって算出された指定値に設定する第2設定部と、を有する調整装置、および調整方法が提案される。
本発明の他の側面によれば、スイッチング電源回路からの出力電流が充電されるキャパシタと、設定された指定値に応じた電流量の電流を生成して前記キャパシタに充電させる電流源回路と、前記電流源回路からの電流による前記キャパシタの充電と、前記キャパシタの放電と、を切り替えるスイッチと、前記電流源回路の前記指定値を、設定可能な各値に順次設定する第1設定部と、前記第1設定部によって前記指定値が設定される都度、前記出力電流が前記キャパシタへ充電されていない状態で前記スイッチを放電側に切り替えることによって、前記キャパシタの放電を完了させる第1制御部と、前記第1制御部によって前記キャパシタの放電が完了した場合に、前記スイッチを充電側に切り替えることにより前記キャパシタを充電させる第2制御部と、前記第2制御部によって前記スイッチが充電側に切り替えられてから前記キャパシタの電位差が閾値を超えるまでの時間が所定時間であるか否かを判定する判定部と、前記電流源回路の前記指定値を、前記第1設定部によって設定された値の中で、前記判定部によって前記閾値を超えるまでの時間が前記所定時間であると判定された値に設定する第2設定部と、を有する調整装置、および調整方法が提案される。
本発明の一態様によれば、スイッチング電源回路からの出力電流へ加算される電流量の誤差を低減させることができる。
図1は、実施の形態1にかかる調整装置例を示す説明図である。 図2は、スイッチング電源回路の一例を示す説明図である。 図3は、実施の形態1にかかる調整装置の詳細例を示す説明図である。 図4は、PWM生成回路によるduty比の制御例を示す説明図である。 図5は、電圧のフィードバック制御例を示す説明図である。 図6は、電流のフィードバック制御例を示す説明図である。 図7は、電流のフィードバック制御時に電流変動が発生する例を示す説明図である。 図8は、スロープ補償例を示す説明図である。 図9は、可変電流源の一例を示す説明図である。 図10は、可変抵抗の一例を示す説明図である。 図11は、調整例を示す説明図である。 図12は、実施の形態1にかかる調整装置による調整処理手順の一例を示すフローチャートである。 図13は、実施の形態2にかかる調整装置を示す説明図である。 図14は、実施の形態2にかかる調整装置の詳細例を示す説明図である。 図15は、実施の形態2にかかる指定値の設定例1を示す説明図である。 図16は、実施の形態2にかかる指定値の設定例2を示す説明図である。 図17は、実施の形態2にかかる調整装置による調整処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 図18は、実施の形態2にかかる調整装置による調整処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる調整装置、および調整方法の実施の形態を詳細に説明する。調整装置は、スイッチング電源回路に与えられる方形波電圧を制御する回路である。スイッチング電源回路は、直流電圧(DC)を交流電圧(AC)にし、再度直流電圧(DC)にする(DC−DCコンバータ方式と称する。)ことによって、入力となる直流電圧を降下または上昇させる。DC−DCコンバータのスイッチング周期を決める方式として、PWM(Pulse Width Modulation)方式がある。本実施の形態の調整装置は、スイッチング電源回路のスイッチング用に方形波電圧を与える際にスイッチング電源回路からの出力電流をフィードバックさせる。調整装置は、この出力電流を安定化させるために出力電流に所望の電流量の電流を加算するスロープ補償の機能が設けられている。出力電流に加算される電流量は、上述したように、製造、温度、電圧などのばらつきによって誤差が生じる。
本明細書では、出力電流に加算される電流量の誤差を低減させる調整装置に関する実施の形態1と実施の形態2との2つの実施の形態について説明する。実施の形態1では、出力電流に加算される電流によるキャパシタの充電時間を計測することにより電流源回路に設定する指定値を求める。実施の形態2では、加算される電流によってキャパシタの電位差が閾値を超えるまでの時間が所定時間である指定値を特定する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる調整装置例を示す説明図である。調整装置100は、スイッチング電源回路101からの出力電流に加算される電流量が一定となるように調整する。スイッチング電源回路101に与えるスイッチング用の方形波電圧などの説明については、図を用いて後述する。調整装置100は、キャパシタ111と、電流源回路112と、スイッチ113と、第1設定部114と、第1制御部115と、第2制御部116と、計測部117と、算出部118と、第2設定部119と、を有する。
キャパシタ111には、スイッチング電源回路101からの出力電流が流れる。電流源回路112は、設定された指定値に応じた電流量の電流を生成し、生成した電流をキャパシタ111に充電させる。スイッチ113は、電流源回路112からの電流によるキャパシタ111の充電と、キャパシタ111の放電と、を切り替える。
第1設定部114は、電流源回路112の指定値を所定値に設定する。所定値は、調整装置100の利用者や設計者によって決定され、あらかじめ調整装置100内のレジスタなどの記憶装置に記憶されていることとする。第1制御部115は、出力電流がキャパシタ111へ流れていない状態でスイッチ113を放電側に切り替えることによって、キャパシタ111の放電を完了させる。第2制御部116は、第1制御部115によってキャパシタ111の放電が完了し、第1設定部114によって指定値が設定された後に、スイッチ113を充電側に切り替えることによりキャパシタ111を充電させる。
計測部117は、第2制御部116によってスイッチ113が充電側に切り替えられてからキャパシタ111の電位差が閾値を超えるまでの時間を計測する。キャパシタ111の電位差とは、キャパシタ111に生じる電位差である。計測部117は、コンパレータ121と、カウンタ122と、を有する。コンパレータ121は、この電位差が閾値を超えたか否かを判定する。カウンタ122は、コンパレータ121による判定結果に基づいて、第2制御部116によってスイッチ113が充電側に切り替えられてからキャパシタ111の電位差が閾値を超えるまでの時間をカウントする。なお、カウンタ122はカウンタ331と区別されているが、一つのカウンタであってもよく、たとえば、カウンタ331が、カウンタ122の機能を有していてもよい。
算出部118は、計測部117によって計測された時間と所定値とに基づいて、計測部117によって計測される時間が所定時間となる指定値を算出する。所定時間は、出力電流に加算させたい所望の電流量に応じて決定され、あらかじめ調整装置100内のレジスタなどの記憶装置に記憶されていることとする。所望の電流量は、方形波電圧の周期や方形波電圧のオン期間などによって決定される。第2設定部119は、電流源回路112の指定値を算出部118によって算出された指定値に設定する。
これにより、製造ばらつきがあっても、スロープ補償により加算される電流量を一定にすることができ、スイッチング電源回路101の動作を安定させることができる。
ここで、調整装置100の詳細例を説明する前に、スイッチング電源回路101と、スイッチング電源回路101に与えるスイッチング用の方形波の発振と、について簡単に説明する。
図2は、スイッチング電源回路の一例を示す説明図である。図2に示すスイッチング電源回路101は、降圧型の簡易例である。スイッチング電源回路101は、バッテリー等の電圧源201から供給される直流電圧を降下させて負荷回路208へ与える。負荷回路208とは、たとえば、DCモーターなどが挙げられる。より具体的には、たとえば、スイッチング電源回路101は、スイッチング用のMOS(Metal−Oxide−Semiconductor)202と、パワースイッチ203と、カレントトランス204と、還流ダイオード205と、インダクタ(コイル)206と、キャパシタ207と、を有する。
たとえば、MOS202は調整装置100(マイコン)からの方形波電圧によってオンオフを切り替える。スイッチング電源回路101では、カレントトランス204によってパワースイッチ203を流れる電流がセンスされて電圧に変換され、インダクタ206とキャパシタ207によってカレントトランス204からの電圧が整流されて直流電圧になる。カレントトランス204によって電圧変換された後の電流が出力電流(測定電)であり、直流電圧が出力電圧(測定電圧)である。
スイッチング電源回路101では、インダクタ206とキャパシタ207によって整流された直流電圧の理想値は「α×電圧源201からの入力電圧」である。αは、duty比であり、「Ton/Ts」である。Tsはスイッチング電源回路101に入力される方形波電圧の周期を示し、Tonは、方形波電圧の各周期のオン期間を示す。図2の調整装置100内に記載の例では、整流された直流電圧を負荷電圧(DC)と示し、インダクタ206を流れる電流をインダクタ電流と示している。
本実施の形態1、スイッチング電源回路101からの出力電圧または出力電流をセンスしてフィードバック制御が行われる。
図3は、実施の形態1にかかる調整装置の詳細例を示す説明図である。調整装置100は、フィードバック制御部301と、キャリブレーション回路302と、スロープ補償回路303と、キャリブレーション制御回路304と、クロック供給源305と、セレクタ306と、セレクタ307と、を有する。調整装置100は、たとえば、マイコンである。調整装置100の各回路や各部は、たとえば、否定論理回路であるINVERTER、論理積回路であるAND、論理和回路であるOR、ラッチ、FF(Flip Flop,フリップフロップ)、容量、抵抗素子、トランジスタなどの素子によって形成される。
フィードバック制御部301は、誤差検出部311と、補償器312と、変換部313と、判定回路314と、PWM生成回路315と、出力電圧を受け付けるADC(Analog Digital Converter)316と、出力電流を受け付けるADC317と、コンパレータ318と、を有する。
PWM生成回路315は、判定回路314から入力されたTonに関する情報と、カウンタ331によってカウントしたTsと、によって方形波電圧を生成してスイッチング電源回路101に出力する。
図4は、PWM生成回路によるduty比の制御例を示す説明図である。アナログ回路によるPWM生成回路315は、Tonに関する情報として入力される制御電圧と、1周期がTsであるのこぎり波形電圧と、をコンパレータ400によって比較することによって方形波電圧を出力する。たとえば、図4の制御電圧Aは制御電圧Bよりも高いため、制御電圧Aが入力される場合、制御電圧Bが入力される場合よりもTonが長い方形波電圧がコンパレータ400から出力される。なお、後述する電流をフィードバックさせる場合には、コンパレータ318によって方形波電圧が生成される。
ディジタル回路によるPWM生成回路315は、Tonを示すディジタル値が判定回路314から入力される。そして、PWM生成回路315は、カウンタ331によってカウントされたTsのうち、TonについてHighレベルの電圧(以下、「“H”」と示す。)を出力し、残りの期間についてLowレベルの電圧(以下、「“L”」と示す。)を出力する。これにより、PWM生成回路315は、方形波電圧を生成してスイッチング電源回路101に出力する。
本実施の形態1では、フィードバック制御部301は、電圧のフィードバック制御と、電流のフィードバック制御と、スロープ補正を行った電流のフィードバック制御と、を併用する。電圧のフィードバック制御については、ADC316と、誤差検出部311と、補償器312と、によって行われる。アナログ回路の場合、ADC316は不要である。電流のフィードバック制御については、ADC317と、変換部313と、コンパレータ318と、によって行われる。アナログ回路の場合、ADC317は不要である。スロープ補正を行った電流のフィードバック制御は、スロープ補償回路303によって行われる。
電圧のフィードバック制御よりも電流のフィードバック制御の方が応答性がよい。たとえば、負荷回路208への電圧が上昇しすぎた場合に、電流のフィードバック制御の方が電圧のフィードバック制御よりも下がるのが早い。一方、電流のフィードバック制御よりも電圧のフィードバック制御の方が収束性がよい。そのため、電圧のフィードバック制御と電流のフィードバック制御を組み合わせてもよい。
判定回路314は、補償器312と、コンパレータ318と、スロープ補償回路303と、からの3つの入力からいずれかを選択してPWM生成回路315へ入力する。いずれのフィードバック制御をどのようなタイミングで切り替えるかは、調整装置100であるマイコンの利用者によって決定される。
(電圧のフィードバック制御)
まず、電圧のフィードバック制御について説明する。誤差検出部311は、電圧制御値と出力電圧との誤差を検出する。電圧制御値とは、出力電圧の目標値である。具体的には、たとえば、誤差検出部311は、アンプである。補償器312は、電圧制御値に対しての、収束性と、定常誤差をなくす機能を有する。定常誤差をなくすとは、電圧制御値と出力電圧を一致させることであり、収束性とは、循環しても発振しないことである。
図5は、電圧のフィードバック制御例を示す説明図である。PWM生成回路315がアナログ回路によってduty比を制御する場合の補償器312の出力について説明する。補償器312は、誤差検出部311によって検出された電圧制御値と出力電圧との誤差に基づいて、上述したコンパレータ400に与える制御電圧を調整し、当該制御電圧を判定回路314へ出力する。たとえば、誤差検出部311によって出力電圧が電圧制御値よりも上昇したことが検出された場合、補償器312は所定値よりも制御電圧を下げる。ここで、所定値は、設計時にあらかじめ定められた値である。これにより、出力電圧が電圧制御値と一致している場合よりも方形波電圧のTon(図5中Ton1)が短くなり、duty比が小さくなるため、出力電圧が低くなる。たとえば、誤差検出部311によって出力電圧が電圧制御値よりも下降したことが検出された場合、補償器312は所定値よりも制御電圧を上げる。これにより、出力電圧が電圧制御値と一致している場合よりも方形波電圧のTon(図5中Ton2)が長くなり、duty比が大きくなるため、出力電圧が高くなる。
定常誤差がない定常状態になるまでの時間Tkは、補償器312の設計に依存する。たとえば、アナログ回路の補償器312は、積分回路、微分回路や積分回路と微分回路との組み合わせ回路を有し、時間Tkは、積分回路や微分回路のパラメータによって依存する。たとえば、ディジタル回路の補償器312は、「C(s)=Kp+Ki(1/s)+Kd×S」を計算し、比例係数Kp、積分係数Ki、微分係数Kdは、設計者によってあらかじめ設定され、時間Tkは、比例係数Kp、積分係数Ki、微分係数Kdに依存する。
(電流のフィードバック制御)
つぎに、電流のフィードバック制御と、スロープ補正による電流のフィードバック制御と、について説明する。
コンパレータ318は、電流制御値と出力電流との大小関係を比較し、比較結果を判定回路314へ出力する。電流制御値は、出力電流の目標値であり、変換部313からの出力であり、信号COMP_Vの値である。判定回路314が、電流のフィードバック制御が選択する場合、比較結果が直接スイッチング電源回路101のスイッチング用のMOS202へ与えられる。出力電流が電流制御値となったらスイッチング電源回路101内のパワースイッチ203がオフされ、電圧源201からの電流が遮断される。負荷回路208の前にインダクタ206と還流ダイオード205が設けられているため、負荷回路208には、電流が流れる。つぎの周期で、再度パワースイッチ203がオンされ、電圧源201から電流が供給される。
図6は、電流のフィードバック制御例を示す説明図である。たとえば、コンパレータ318は、出力電流が電流制御値よりも高い場合、コンパレータ318は、Highレベルの電圧を出力する。これにより、パワースイッチ203がオフする。たとえば、出力電流が電流制御値より低い場合に、コンパレータ318は、“L”を出力する。インダクタ(コイル)206の手前の電流がコンパレータ318に入力されているため、計測される電流の定常状態は、図6に示すようにノコギリ波である。図6のように、時刻t1で出力電流がΔI増えると、出力電流が電流制御値になるまでの時間が短くなる。そのため、スイッチング電源回路101のパワースイッチ203のオン時間(Ton)が短くなり、スイッチング電源回路101のパワースイッチ203のオフ時間(Toff)が長くなる。したがって、平均すると、出力電流は減少し、負荷回路208にかかる電圧(上述した負荷電圧)は高くなる。
図7は、電流のフィードバック制御時に電流変動が発生する例を示す説明図である。ここでは、出力電流に電流変動ΔIs(s=1,2,3・・・)が発生する例を示している。図7の上側で示すように、duty比が50[%]より小さい場合、周期TsごとにΔI0>ΔI1であるためΔIは次第に減少する。
図7の下側で示すように、duty比が50[%]より大きい場合、周期TsごとにΔI0<ΔI1であるためΔIは次第に増加し、収束しないため、出力電流が不安定になり低調波発振する場合がある。
そこで、電流のフィードバック制御では、出力電流にスロープ電流を加算することにより、duty比が50[%]より大きくてもduty比が50[%]より小さい場合のように、収束させる。
図8は、スロープ補償例を示す説明図である。出力電流にスロープ電流が加算されることにより、出力電流が電流制御値に達するまでの時間が1/2×Tsより早くなるため、duty比が50[%]より小さい場合と同じような動作となる。
製造、電圧、温度などのばらつきが発生すると、出力電流に加算される電流量に誤差が生じる。より具体的には、電流源回路112の基準電圧や基準抵抗、キャパシタ111、コンパレータ121のオフセットが製造、電圧、温度などのばらつきによって誤差が生じることにより、出力電流に加算される電流量に誤差が生じる。duty比が50[%]より大きい場合に、出力電流に加算される電流量に誤差が生じると、図7で示したように方形波電圧が発振してしまう可能性がある。そこで、本実施の形態1では、製造、電圧、温度などのばらつきがあっても、出力電流に加算される電流量が一定となるようにするキャリブレーション回路302によって、出力電流に加算される電流の電流量を調整する。これにより、出力電流に加算される誤差を低減させることができる。したがって、所望の方形波電圧がスイッチング電源回路101に与えることができ、スイッチング電源回路の動作を安定させることができる。
キャリブレーション回路302は、スロープ補償回路303によって出力電流に加算される電流量を調整する機能を有する。キャリブレーション回路302は、電流値制御回路321と、カウンタ122と、算出部118と、を有する。キャリブレーション回路302は、クロック供給源305からカウンタ122がカウントするためのクロック信号を受け付ける。
電流値制御回路321は、図1で示した第1設定部114と、第1制御部115と、第2制御部116と、第2設定部119と、を有する。スロープ補償回路303は、コンパレータ121と、キャパシタ111と、スイッチ113と、電流源回路112と、を有する。カウンタ122と、コンパレータ121と、によって図1で示した計測部117が実現される。
キャパシタ111は、スイッチング電源回路101からの出力電流が流れる。より具体的には、スイッチング電源回路101からの出力電流が抵抗102と抵抗103によって分圧されてキャパシタ111へ流れる。電流源回路112は、設定された指定値CALに応じた電流量の電流を生成し、生成した電流をキャパシタ111に充電させる。電流源回路112は、たとえば、可変電流源341と、可変抵抗342と、MOS343と、アンプ344と、MOS345と、基準電圧Vrefを生成する基準電圧回路346と、を有する。ここでは、可変電流源341と可変抵抗342とによって電流源回路112から生成される電流の電流量が調整されるが、可変電流源341と可変抵抗342とのうちいずれか一方だけが可変であってもよいし、両方が可変であってもよい。
図9は、可変電流源の一例を示す説明図である。可変電流源341は、たとえば、デコーダ901と、複数のMOS902と、複数のMOS902の各々に対応するスイッチ903と、を有する。可変電流源341は、デコーダ901によって指定値CALをデコードして各スイッチ903のオンオフを切り替えることにより、電流量を調整する。
図10は、可変抵抗の一例を示す説明図である。可変抵抗342は、たとえば、デコーダ1001と、複数の抵抗1002と、複数の抵抗1002の各々に対応するスイッチ1003と、を有する。可変抵抗342は、デコーダ1001によって指定値CALをデコードして各スイッチのオンオフを切り替えることにより、電流量を調整する。
つぎに、スイッチ113は、電流源回路112からの電流によるキャパシタ111の充電と、キャパシタ111の放電と、を切り替える。キャリブレーション回路302によるスロープ電流の調整が行われていない場合には、スイッチ113は、Tsによって充電と放電とが切り替えられる。キャリブレーション回路302によるスロープ電流の調整が行われている場合には、スイッチ113は、電流値制御回路321からの信号Dischによって充電と放電とが切り替えられる。セレクタ306は、たとえば、キャリブレーション制御回路304からの信号SELに基づいて信号Tsと信号Dischとのうち、いずれか一方を選択してスイッチ113へ出力する。たとえば、信号SELが“L”の場合に、セレクタ306は、信号Tsを選択し、信号SELが“H”の場合、セレクタ306は、信号Dischを選択する。
キャリブレーション回路302によるスロープ電流の調整が行われていない場合、コンパレータ318と同様に、出力電流が電流制御値よりも高いと、コンパレータ121は、“H”を出力する。これにより、パワースイッチ203がオフする。たとえば、出力電流が電流制御値より低いと、コンパレータ121は、“L”を出力する。
キャリブレーション回路302によるスロープ電流の調整が行われていない場合には、セレクタ307によって電流制御値を示す信号COMP_Vがコンパレータ121に入力される。キャリブレーション回路302によるスロープ電流の調整が行われている場合には、セレクタ307によって閾値である信号VTがコンパレータ121へ入力される。信号VTは、一定電圧である。セレクタ307は、たとえば、キャリブレーション制御回路304からの信号SELに基づいて信号COMP_Vと信号VTとのうち、いずれか一方を選択してコンパレータ121へ出力する。たとえば、信号SELが“L”の場合に、セレクタ307は、信号COMP_Vを選択し、信号SELが“H”の場合、セレクタ307は、信号VTを選択する。
図11は、調整例を示す説明図である。タイミングチャート1100で示すように、たとえば、キャリブレーション制御回路304は、キャリブレーションを開始する場合に信号START_CALにパルスを出力する。ここでのパルスとは、所定期間の“H”を出力することを示す。PWM生成回路315は、信号START_CALのパルスの立ち下がりタイミングをトリガにしてスイッチング電源回路101への方形波電圧の出力を中断する。
キャリブレーション回路302内の電流値制御回路321は、信号START_CALのパルスの立ち下がりタイミングをトリガにして信号Dischを“H”にすることによってキャパシタ111を放電させる。たとえば、キャリブレーション制御回路304は、信号START_CALにパルスを出力するとともに、セレクタ306とセレクタ307に与える信号SELの値を反転させる。具体的には、たとえば、キャリブレーション制御回路304は、キャリブレーション期間中には信号SELを“L”から“H”にする。これにより、セレクタ307は、信号VTを選択してコンパレータ121へ出力し、セレクタ306は、信号Dischを選択してコンパレータ121へ出力する。
電流値制御回路321は、カウンタ122をリセットし、電流源回路112によって生成される電流の電流量を指定する指定値CALを所定値I1に設定する。所定値I1については、あらかじめ設計者によって決定されていることとする。
電流値制御回路321は、キャパシタ111の放電が完了すると、信号Dischを“H”から“L”にする。これにより、キャパシタ111は電流源回路112によって生成される電流によって充電される。コンパレータ121は、キャパシタ111によって生じる電位差が閾値VTを超えたか否かを判定する。カウンタ122は、信号Dischを“H”から“L”にするとともにカウントを開始する。具体的には、電流値制御回路321は、信号Dischを“H”から“L”にするとともにカウンタ122へのリセット信号の入力を絶つことにより、カウンタ122は、カウントを開始する。
コンパレータ121は、キャパシタ111の電位差Vslopeが閾値VTを超えると、信号COMPを“L”から“H”に変化される。カウンタ122は、コンパレータ121から入力される信号COMPが“L”から“H”に変化すると、カウントを終了し、カウントされた時間T0を算出部118へ出力する。
算出部118は、時間T0と、所定値I0とに基づいて、計測される時間が所定時間T1となる指定値I1を算出する。以下式(1)に示すように、算出部118によって算出される指定値I1は時間T0を、所定時間T1によって除算し、所定値I0を乗算して得られる値である。所定時間T1は、あらかじめ定められた加算する電流量に基づいて決定される。なお、算出部118は、以下式(1)についていずれの順で計算を行ってもよい。
I1=T0/T1×I0・・・(1)
図11の下側で示すように、カウントされた時間T0が所定時間T1よりも短い場合、スロープ電流の電流量を減少させるような指定値I1が算出される。カウントされた時間T0が所定時間T1よりも長い場合、スロープ電流の電流量を増加させるような指定値I1が算出される。
電流値制御回路321は、算出部118によって算出された指定値I1を電流源回路112に設定し、キャリブレーションが終了したことを示す信号END_CALにパルスを出力する。キャリブレーション制御回路304は、信号END_CALを受け付けると、信号SELを“H”から“L”にする。これにより、セレクタ306は、カウンタ331からの出力を選択してスイッチ113へ出力し、セレクタ307は、電流制御値を示す信号COMP_Vを選択してコンパレータ121へ出力する。
これにより、製造ばらつき、電圧ばらつきや温度ばらつきが発生しても、出力電流に加算されるスロープ電流が一定となる。
(実施の形態1にかかる調整処理手順)
図12は、実施の形態1にかかる調整装置による調整処理手順の一例を示すフローチャートである。調整装置100は、キャリブレーションを開始すると(ステップS1201)、信号Dischを“H”に設定することにより、キャパシタ111を放電させる(ステップS1202)。調整装置100は、放電時間を待機しつつ(ステップS1203)、カウンタ122をリセットし(ステップS1204)、指定値CALを初期値である所定値I0に設定する(ステップS1205)。
調整装置100は、キャパシタ111の放電が完了すると、キャパシタ111の充電を開始するとともに(ステップS1206)、カウンタ122によるカウントを開始させ(ステップS1207)、カウンタ122によるクロックのカウントを継続する(ステップS1208)。調整装置100は、COMP=1であるか否かを判定し(ステップS1209)、COMP=1でない場合(ステップS1209:No)、ステップS1208へ戻る。
一方、COMP=1である場合(ステップS1209:Yes)、調整装置100は、カウンタ122によってカウントされた時間T0と、所定値I0に基づいて、計測される時間が所定時間となる指定値I1を算出する(ステップS1210)。調整装置100は、指定値CALを指定値I1に設定し(ステップS1211)、一連の処理を終了する。
(実施の形態2)
実施の形態2では、スイッチが充電側に切り替えられてからキャパシタの電位差が閾値を超えるまでの時間が所定時間である場合の指定値を設定する例を示す。実施の形態2では、実施の形態1と同一の構成については同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
図13は、実施の形態2にかかる調整装置を示す説明図である。調整装置1300は、キャパシタ111と、電流源回路112と、スイッチ113と、第1設定部1301と、第1制御部1302と、第2制御部1303と、判定部1304と、第2設定部1305と、を有する。
第1設定部1301は、電流源回路112の指定値を、設定可能な各値に順次設定する。第1制御部1302は、第1設定部1301によって指定値が設定される都度、出力電流がキャパシタ111へ流れていない状態でスイッチ113を放電側に切り替えることによって、キャパシタ111の放電を完了させる。
第2制御部1303は、第1制御部1302によってキャパシタ111の放電が完了した場合に、スイッチ113を充電側に切り替えることによりキャパシタ111を充電させる。
判定部1304は、第2制御部1303によってスイッチ113が充電側に切り替えられてからキャパシタ111の電位差が閾値を超えるまでの時間が所定時間であるか否かを判定する。たとえば、判定部1304は、コンパレータ121と、カウンタ331と、判断部1311と、を有する。コンパレータ121は、キャパシタ111の電位差が閾値を超えたか否かを判定する。カウンタ331は、第2制御部1303によってスイッチ113が充電側に切り替えられてから所定時間が経過するまでをカウントする。判断部1311は、コンパレータ121の判定結果とカウンタ331のカウント結果とによって、キャパシタ111の電位差が閾値を超えたタイミングと、スイッチ113が充電側に切り替えられてから所定時間経過したタイミングと、が一致するかを判断する。
第2設定部1305は、電流源回路112の指定値を、第1設定部1301によって設定された値の中で、判定部1304によって閾値を超えるまでの時間が所定時間であると判定された値に設定する。
図14は、実施の形態2にかかる調整装置の詳細例を示す説明図である。調整装置1300は、フィードバック制御部301と、キャリブレーション回路302と、スロープ補償回路303と、セレクタ307と、キャリブレーション制御回路304と、を有する。キャリブレーション回路302は、電流値制御回路1401と、ラッチ1402と、を有する。
電流値制御回路1401は、図13に示した第1設定部1301と、第1制御部1302と、第2制御部1303と、判定部1304と、第2設定部1305と、判断部1311と、を有する。キャリブレーションが開始されると、電流値制御回路1401は、カウンタ331からの出力信号である信号Dischによってキャパシタ111を放電させ、放電が完了すると、ラッチ1402をリセットするとともにキャパシタ111の充電を開始させる。
電流値制御回路1401は、キャパシタ111の充電が開始されてから信号Dischが“L”から“H”に変化するタイミングまでの期間を所定時間T0となるようにキャパシタ111の充電を開始させる。または、電流値制御回路1401は、ラッチ1402から出力される信号CMPが“H”から“L”に変化するタイミングから信号Dischが“L”から“H”に変化するタイミングまでの期間を所定時間T0となるようにラッチ1402をリセットしてもよい。
コンパレータ121は、キャパシタ111の電位差Vslopeが閾値VTを超えると信号COMPを“L”から“H”にする。ラッチ1402は、信号COMPの値をラッチ1402によってラッチして、信号CMPとして電流値制御回路1401へ入力する。
電流値制御回路1401は、信号CMPが“L”から“H”に変化するタイミングと、信号Dischが“L”から“H”に変化するタイミングが一致するか否かを判断する。電流値制御回路1401は、設定可能な各設定値について2つのタイミングが一致するか否かを判断し、指定値CALを2つのタイミングが一致する場合の指定値に設定する。
図15は、実施の形態2にかかる指定値の設定例1を示す説明図である。たとえば、タイミングチャートで示すように、電流量が多いと、指定値CALが所定値に設定された場合に信号Dischよりも早いタイミングで信号CMPが“L”から“H”に変化する。そのため、電流値制御回路は、つぎの指定値については前回の指定値よりも電流量が減少するように設定する。
図16は、実施の形態2にかかる指定値の設定例2を示す説明図である。たとえば、タイミングチャートで示すように、電流量が少ないと、指定値CALが所定値に設定された場合に信号Dischが“L”から“H”に変化しても信号CMPが“L”から“H”に変化しない。そのため、電流値制御回路は、つぎの指定値については前回の指定値よりも電流量が増加するように設定する。
(実施の形態2にかかる調整処理手順)
図17および図18は、実施の形態2にかかる調整装置による調整処理手順の一例を示すフローチャートである。調整装置1300は、キャリブレーションを開始し(ステップS1701)、指定値CALを所定値I0に設定する(ステップS1702)。調整装置1300は、キャパシタ111を放電し(Disch=1)(ステップS1703)、放電時間待機する(ステップS1704)。
調整装置1300は、ラッチ1402をリセットし(ステップS1705)、キャパシタ111の充電を開始するとともに(ステップS1706)、カウントを開始する(ステップS1707)。調整装置1300は、カウントを待機し(ステップS1708)、信号COMPまたは信号Dischに変化があるか否かを判定する(ステップS1709)。信号COMPおよび信号Dischに変化がない場合(ステップS1709:No)、ステップS1708へ戻る。
信号COMPまたは信号Dischに変化がある場合(ステップS1709:Yes)、調整装置1300は、COMP=1かつDisch=1であるか否かを判断する(ステップS1710)。COMP=1かつDisch=1である場合(ステップS1710:Yes)、調整装置1300は、指定値CALを現指定値に設定し(ステップS1711)、一連の処理を終了する。
COMP=1かつDisch=1でない場合(ステップS1710:No)、調整装置1300は、Disch=0であるか否かを判断する(ステップS1801)。Disch=0である場合(ステップS1801:Yes)、調整装置1300は、カウントを待機し(ステップS1802)、キャパシタ111を放電する(Disch=1)(ステップS1803)。そして、調整装置1300は、電流量が減少する指定値の中で、設定中の指定値に最も近い指定値を設定済みであるか否かを判断する(ステップS1804)。これにより、調整装置1300は、所望の電流量により近い電流量を示す指定値を順に設定することができる。
設定中の指定値に最も近い指定値を設定済みである場合(ステップS1804:Yes)、調整装置1300は、一連の処理を終了する。設定中の指定値に最も近い指定値を設定済みでない場合(ステップS1804:No)、調整装置1300は、指定値を、電流量が減少する指定値の中で、設定中の指定値に最も近い指定値に設定し(ステップS1805)、ステップS1705へ戻る。
Disch=0でない場合(ステップS1801:No)、調整装置1300は、電流量が増加する指定値の中で、設定中の指定値に最も近い指定値を設定済みであるか否かを判断する(ステップS1806)。これにより、調整装置1300は、所望の電流量により近い電流量を示す指定値を順に設定することができる。
設定中の指定値に最も近い指定値を設定済みである場合(ステップS1806:Yes)、調整装置1300は、一連の処理を終了する。設定中の指定値に最も近い指定値を設定済みでない場合(ステップS1806:No)、調整装置1300は、指定値を、電流量が増加する指定値の中で、設定中の指定値に最も近い指定値に設定し(ステップS1807)、ステップS1705へ戻る。
以上実施の形態1で説明したように、調整装置は、スイッチング電源回路からの出力電流に加算される電流によるキャパシタの充電時間の計測により加算される電流の指定値と充電時間との関係を求め、求めた関係を用いて加算される電流の指定値を設定する。これにより、製造ばらつきがあっても出力電流に加算される電流量の誤差を低減させることができ、出力電流に加算される電流を安定させることができる。したがって、所望のスイッチング波形がスイッチング電源回路に与えられ、スイッチング電源回路の動作を安定させることができる。また、スイッチング電源回路の利用者の環境(電圧や温度)に合わせて、加算される電流量の誤差を低減させることができるため、調整装置内のコンパレータ―のオフセットも補正することができる。
また、求められる指定値は、計測された充電時間を、所定時間によって除算し所定値を乗算して得られる値である。これにより、計測された充電時間と所定値との比率に基づいて所望の電流量に対応する所定時間となる指定値が得られる。
また、調整装置の計測部は、コンパレータと、カウンタと、によって実現される。たとえば、出力電流から方形波を生成するコンパレータを計測部として利用することができ、調整装置の面積を縮小化することができる。
以上実施の形態2で説明したように、調整装置は、スイッチング電源回路からの出力電流に加算される電流によって充電されるキャパシタの電位差が閾値になるまでが所定時間となる指定値を特定し、電流源回路の指定値を特定した指定値に設定する。これにより、製造ばらつきがあっても出力電流に加算される電流量の誤差を低減させることができ、出力電流に加算される電流を安定させることができる。したがって、所望のスイッチング波形がスイッチング電源回路に与えられ、スイッチング電源回路の動作を安定させることができる。また、スイッチング電源回路の利用者の環境(電圧や温度)に合わせて、加算される電流量の誤差を低減させることができるため、調整装置内のコンパレータ―のオフセットも補正することができる。
実施の形態2にかかる調整装置は、実施の形態1にかかる調整装置のような演算回路がないため、面積を小さくすることができる。一方、実施の形態1にかかる調整装置は、実施の形態2にかかる調整装置のように複数回に渡って指定値を設定して充電および放電を繰り返さずに、1回の演算だけで加算される電流量が目標値となる指定値が求まるため、指定値の設定時間を短縮することができる。
調整装置の判定部は、コンパレータと、カウンタと、判断部とによって実現される。たとえば、出力電流から方形波電圧を生成するコンパレータを計測部として利用することができ、調整装置の面積を縮小化することができる。
100,1300 調整装置
101 スイッチング電源回路
111 キャパシタ
112 電流源回路
113 スイッチ
114,1301 第1設定部
115,1302 第1制御部
116,1303 第2制御部
117 計測部
118 算出部
119,1305 第2設定部
121 コンパレータ
122 カウンタ
1304 判定部
1311 判断部
VT 閾値
T1 所定時間
Vslope 電位差

Claims (7)

  1. スイッチング電源回路からの出力電流が充電されるキャパシタと、
    設定された指定値に応じた電流量の電流を生成して前記キャパシタに充電させる電流源回路と、
    前記電流源回路からの電流による前記キャパシタの充電と、前記キャパシタの放電と、を切り替えるスイッチと、
    前記電流源回路の前記指定値を所定値に設定する第1設定部と、
    前記出力電流が前記キャパシタへ充電されていない状態で前記スイッチを放電側に切り替えることによって、前記キャパシタの放電を完了させる第1制御部と、
    前記第1制御部によって前記キャパシタの放電が完了し、前記第1設定部によって前記指定値が設定された後に、前記スイッチを充電側に切り替えることにより前記キャパシタを充電させる第2制御部と、
    前記第2制御部によって前記スイッチが充電側に切り替えられてから前記キャパシタの電位差が閾値を超えるまでの時間を計測する計測部と、
    前記計測部によって計測された時間と前記所定値とに基づいて、前記計測部によって計測される時間が所定時間となる前記指定値を算出する算出部と、
    前記電流源回路の前記指定値を前記算出部によって算出された指定値に設定する第2設定部と、
    を有することを特徴とする調整装置。
  2. 前記算出部によって算出される指定値は、
    前記計測部によって計測された時間を、前記所定時間によって除算し、前記所定値を乗算して得られる値であることを特徴とする請求項1に記載の調整装置。
  3. 前記計測部は、
    前記キャパシタの電位差が前記閾値を超えたか否かを判定するコンパレータと、
    前記コンパレータによる判定結果に基づいて、前記第2制御部によって前記スイッチが充電側に切り替えられてから前記キャパシタの電位差が前記閾値を超えるまでの時間をカウントするカウンタと、
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の調整装置。
  4. スイッチング電源回路からの出力電流が充電されるキャパシタと、
    設定された指定値に応じた電流量の電流を生成して前記キャパシタに充電させる電流源回路と、
    前記電流源回路からの電流による前記キャパシタの充電と、前記キャパシタの放電と、を切り替えるスイッチと、
    前記電流源回路の前記指定値を、設定可能な各値に順次設定する第1設定部と、
    前記第1設定部によって前記指定値が設定される都度、前記出力電流が前記キャパシタへ充電されていない状態で前記スイッチを放電側に切り替えることによって、前記キャパシタの放電を完了させる第1制御部と、
    前記第1制御部によって前記キャパシタの放電が完了した場合に、前記スイッチを充電側に切り替えることにより前記キャパシタを充電させる第2制御部と、
    前記第2制御部によって前記スイッチが充電側に切り替えられてから前記キャパシタの電位差が閾値を超えるまでの時間が所定時間であるか否かを判定する判定部と、
    前記電流源回路の前記指定値を、前記第1設定部によって設定された値の中で、前記判定部によって前記閾値を超えるまでの時間が前記所定時間であると判定された値に設定する第2設定部と、
    を有することを特徴とする調整装置。
  5. 前記判定部は、
    前記キャパシタの電位差が前記閾値を超えたか否かを判定するコンパレータと、
    前記第2制御部によって前記スイッチが充電側に切り替えられてから前記所定時間が経過するまでをカウントするカウンタと、
    前記コンパレータによる判定結果と、前記カウンタによるカウント結果と、に基づいて、前記キャパシタの電位差が閾値を超えたタイミングと、前記第2制御部によって前記スイッチが充電側に切り替えられてから前記所定時間経過したタイミングと、が一致するか否かを判断する判断部と、
    を有することを特徴とする請求項4に記載の調整装置。
  6. スイッチング電源回路からの出力電流が充電されるキャパシタと、
    設定された指定値に応じた電流量の電流を生成して前記キャパシタに充電させる電流源回路と、
    前記電流源回路からの電流による前記キャパシタの充電と、前記キャパシタの放電と、を切り替えるスイッチと、
    を有するスロープ補償回路に設定する前記指定値を調整する調整方法であって、
    前記電流源回路の前記指定値を所定値に設定し、
    前記出力電流が前記キャパシタへ充電されていない状態で前記スイッチを放電側に切り替えることによって、前記キャパシタの放電を完了させ、
    前記キャパシタの放電が完了し、前記指定値が設定された後に、前記スイッチを充電側に切り替えることにより前記キャパシタを充電させ、
    前記スイッチが充電側に切り替えられてから前記キャパシタの電位差が閾値を超えるまでの時間を計測し、
    計測された時間と前記所定値とに基づいて、計測される時間が所定時間となる前記指定値を算出し、
    前記電流源回路の前記指定値を算出された指定値に設定する、
    ことを特徴とする調整方法。
  7. スイッチング電源回路からの出力電流が充電されるキャパシタと、
    設定された指定値に応じた電流量の電流を生成して前記キャパシタに充電させる電流源回路と、
    前記電流源回路からの電流による前記キャパシタの充電と、前記キャパシタの放電と、を切り替えるスイッチと、
    を有するスロープ補償回路に設定する前記指定値を調整する調整方法であって、
    前記電流源回路の前記指定値を、設定可能な各値に順次設定し、
    前記指定値が設定される都度、前記出力電流が前記キャパシタへ充電されていない状態で前記スイッチを放電側に切り替えることによって、前記キャパシタの放電を完了させ、
    前記キャパシタの放電が完了した場合に、前記スイッチを充電側に切り替えることにより前記キャパシタを充電させ、
    前記スイッチが充電側に切り替えられてから前記キャパシタの電位差が閾値を超えるまでの時間が所定時間であるか否かを判定し、
    前記電流源回路の前記指定値を、設定された値の中で、前記閾値を超えるまでの時間が前記所定時間であると判定された値に設定する、
    ことを特徴とする調整方法。
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