JP2014063861A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】工程を省略した製造効率の高い半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、半導体装置の製造方法が提供される。第1熱膨張係数を有するベース基体と、ベース基体の上に設けられ第1格子定数を有する中間結晶層と、マスク層と、を含む基板部を用意する。中間結晶層は、第1、第2領域と、それらの間の中間領域と、を含む主面を有する。マスク層は、中間領域の上に設けられる。第1熱膨張係数よりも大きい第2熱膨張係数と、第1格子定数よりも大きい第2格子定数と、を有する半導体結晶を含む第1、第2下層を第1、第2領域の上に成長させる。第1、第2下層の上から半導体結晶を含む第1、第2上層をマスク層の上に延在するように成長させて、マスク層の上で第1、第2上層を互いに接触させる。温度を下げ、マスク層の上の第1、第2上層の境界で第1、第2上層を互いに離間させる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、半導体装置の製造方法に関する。
LD(Laser Diode)やLED(Light Emitting Diode)、HEMT(High electron mobility transistor)などの窒化物半導体を用いた半導体装置がある。これらの半導体装置において、結晶成長から実装までの製造工程を短縮し、コストを低減することが求められている。
特開2004−336040号公報
本発明の実施形態は、工程を省略した製造効率の高い半導体装置の製造方法を提供する。
本発明の実施形態によれば、半導体装置の製造方法が提供される。前記製造方法は、第1熱膨張係数を有するベース基体と、前記ベース基体の上に設けられ第1格子定数を有する中間結晶層と、第1マスク層と、を含む基板部であって、前記中間結晶層は、第1領域と、前記ベース基体から前記中間結晶層に向かう積層方向に対して垂直な第1方向において前記第1領域と離隔した第2領域と、前記第1領域と前記第2領域との間に設けられた第1中間領域と、を含む主面を有し、前記第1マスク層は、前記第1中間領域の上に設けられている、基板部を用意することを含む。前記製造方法は、前記第1熱膨張係数よりも大きい第2熱膨張係数と、前記第1格子定数よりも大きい第2格子定数と、を有する半導体結晶を含む第1下層を第1温度で前記第1領域の上に成長させ、前記半導体結晶を含む第2下層を前記第1温度で前記第2領域の上に成長させる第1成長を実施することを含む。前記製造方法は、第2温度で、前記第1下層の上から前記半導体結晶を含む第1上層を前記第1マスク層の上に延在するように成長させつつ、前記第2下層の上から前記半導体結晶を含む第2上層を前記第1マスク層の上に延在するように成長させて、前記第1マスク層の上で前記第1上層と前記第2上層とを互い接触させて前記第1上層及び前記第2上層で前記第1マスク層を覆う第2成長を実施することを含む。前記製造方法は、前記基板部、前記第1下層、前記第2下層、前記第1上層及び前記第2上層の温度を、前記第1温度及び前記第2温度よりも低い第3温度に下げて、前記第1マスク層の上で前記接触した前記第1上層と前記第2上層との第1境界で、前記第1上層と前記第2上層とを互いに離間させる降温処理を実施することを含む。
第1の実施形態に係る半導体層の製造方法を示すフローチャート図である。 図2(a)〜図2(f)は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程順模式的断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す模式的平面図である。 図4(a)〜図4(f)は、窒化物半導体の特性を示す光学顕微鏡写真像である。 半導体装置の製造方法に関する特性を示すグラフ図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す電子顕微鏡写真像である。 半導体装置の製造方法を示す電子顕微鏡写真像である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す模式的断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置を示す模式的断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置を示す模式的断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置を示す模式的断面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す模式的平面図である。 図13(a)及び図13(b)は、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す模式的断面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す模式的斜視図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す模式的平面図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施の形態)
第1の実施形態は、半導体装置の製造方法に係る。
半導体装置は、例えば、半導体発光素子、半導体受光素子、及び、電子デバイスなどを含む。半導体発光素子は、例えば、発光ダイオード(LED)及びレーザダイオード(LD)などを含む。半導体受光素子は、フォトダイオード(PD)などを含む。電子デバイスは、例えば、高電子移動度トランジスタ(HEMT)、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)、電界トランジスタ(FET)及びショットキーバリアダイオード(SBD)などを含む。
本実施形態は、上記の半導体装置の形成のための半導体ウェーハにも応用できる。半導体ウェーハには、例えば、半導体装置の少なくとも一部、または、半導体装置の少なくとも一部となる部分が設けられる。半導体ウェーハを製造した後に、半導体ウェーハに所定の加工を施して半導体装置が製造される。
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示するフローチャート図である。
図2(a)〜図2(f)は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する工程順模式的断面図である。
図3は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的平面図である。図2(a)〜図2(f)は、図3のA1−A2線断面に相当する断面図である。
図1に表したように、本実施形態に係る半導体装置の製造方法は、基板部を用意し(ステップS105)、第1成長を実施し(ステップS110)、第2成長を実施し(ステップS120)、降温処理を実施する(ステップS130)。
図2(a)に表したように、例えば、ベース基体5の上に、中間結晶層40が設けられている。この例では、中間結晶層40は、AlN層45と、AlGaN層46と、を含む。AlGaN層46は、AlN層45の上に設けられる。AlGaN層46には、Alx1Ga1−x1N(0<x1<1)層が用いられる。この例では、中間結晶層40は、GaN層47をさらに含む。GaN層47は、AlGaN層46の上に設けられる。
中間結晶層40は、主面40a(上面)を有している。ベース基体5から中間結晶層40に向かう積層方向を、例えばZ軸方向とする。
ベース基体5は、第1熱膨張係数を有する。中間結晶層40は、第1格子定数を有する。図2(b)以降の図では、図を見易くするために、AlN層45、AlGaN層46及びGaN層47は、描かない。
図2(b)に表したように、中間結晶層40の主面40aの上の一部にマスク層41(第1マスク層41)が設けられる。例えば、主面40aは、第1領域R1と、第2領域R2と、第1中間領域M1と、を含む。第2領域R2は、積層方向に対して垂直な第1方向において第1領域R1と離隔する。第1方向は、例えば、X軸方向である。第1中間領域M1は、第1領域R1と第2領域R2との間に設けられる。
第1領域R1の第1方向の幅は、第1幅wr1である。第2領域R2の第1方向の幅は、第2幅wr2である。第1中間領域M1の第1方向の幅は、第1中間幅wm1である。例えば、第1中間幅wm1は、第1幅wr1よりも小さく、第2幅wr2よりも小さい。
図3に表したように、第1領域R1は、例えば、Y軸方向に延在する帯状である。第2領域R2は、Y軸方向に延在する帯状である。Y軸方向は、Z軸方向及びX軸方向に対して垂直である。実施形態において、第1領域R1のパターン形状及び第2領域R2のパターン形状は任意である。
図2(b)及び図3に表したように、第1マスク層41aは、第1中間領域M1の上に設けられている。第1マスク層41aは、例えば、中間結晶層40の主面40aの上に開口部を有するマスクを配置し、このマスクを介して、例えば、気相(例えば蒸着)で形成できる。マスク層41(第1マスク層41a)は、例えば金属酸化物を含む。例えば、マスク層41(第1マスク層41a)には、シリコン酸化物が用いられる。
上記のように、ステップS105では、ベース基体5と中間結晶層40と第1マスク層41aとを含む基板部5uを用意する。
図2(c)に表したように、ステップS110では、第1下層51lを第1領域R1の上に成長させ、第2下層52lを第2領域R2の上に成長させる。これらの成長は、第1温度で行われる。第1温度は、例えば500℃以上1300℃以下である。
第1下層51lは、第1領域R1の中間結晶層40の上に成長される。第2下層51lは、第2領域R2の中間結晶層40の上に成長される。
第1下層51l及び第2下層52lは、第2熱膨張係数と第2格子定数とを有する。第2熱膨張係数は、ベース基体5の第1熱膨張係数よりも大きい。第2格子定数は、中間結晶層40の第1格子定数よりも大きい。
例えば、ベース基体5には、例えば、シリコン基板が用いられる。一方、半導体結晶には、例えば、窒化物半導体が用いられる。窒化物半導体の熱膨張係数は、シリコンの熱膨張係数よりも大きい。例えば、ベース基体5は、(111)面または(100)面の方位を有する。
中間結晶層40にも、窒化物半導体が用いられる。中間結晶層40の組成は、第1下層51l及び第1下層52lに用いられる半導体結晶の組成とは、異なる。すなわち、中間結晶層40は、第1窒化物半導体を含み、半導体結晶は、第2窒化物半導体を含む。
例えば、中間結晶層40は、上記のように、Alx1Ga1−x1N(0<x1≦1)層(AlN層45及びAlGaN層46の少なくともいずれか)を含む。半導体結晶は、Alx2Ga1−x2N(0≦x2<1、x2<x1)層を含む。x1は、例えば、0.05以上0.09以下である。x2は、例えば、0.05未満である。
中間結晶層40は、例えば、AlN層45を含む。半導体結晶(第1下層51l及び第2下層52l)は、例えばGaN層を含む。
図2(d)に表したように、ステップS120では、第1下層51lの上から第1上層51uを第1マスク層41aの上に延在するように成長させつつ、第2下層52lの上から第2上層52uを第1マスク層41aの上に延在するように成長させる。第1上層51uの成長、及び、第2上層52uの成長は、第2温度で行われる。第2温度は、第1温度と同じでも良く、異なっても良い。第2温度は、例えば500℃以上1300℃以下である。
第1上層51uの成長、及び、第2上層52uの成長は、例えば、第1上層51u及び第2上層52uを横方向成長させることを含む。横方向成長においては、Z軸方向の成長速度よりも、Z軸方向に交差する方向(横方向)の成長速度が高い。例えば、第2温度が第1温度よりも高いことが好ましい。これにより、横方向成長が促進される。
図2(e)に表したように、第1上層51u及び第2上層52uの成長を続けると、第1マスク層41aの上で、第1上層51uと第2上層52uとが接触する。そして、第1上層51uと第2上層52uとが合体する。これにより、第1マスク層41aは、第1上層51u及び第2上層52uで覆われる。第1下層51l、第2下層52l、第1上層51u及び第2上層52uを、成長結晶層50cと言うことにする。成長結晶層50cの熱膨張係数は、第2熱膨張係数であり、ベース基体5の第1熱膨張係数よりも大きい。
このように、ステップS120では、第1マスク層41aの上で第1上層51uと第2上層52uとを互いに接触させて、第1上層51u及び第2上層52uで第1マスク層41aを覆う。
ステップS130では、基板部5u及び成長結晶層50c(第1下層51l、第2下層52l、第1上層51u及び第2上層52u)の温度を、第3温度に下げる。第3温度は、第1温度よりも低く、第2温度よりも低い。
図2(f)に表したように、この降温処理により、第1マスク層41aの上で接触した第1上層51uと第2上層52uとの第1境界55aで、第1上層51uと第2上層52uとを互いに離間させる。
成長結晶層50cの熱膨張係数(第2熱膨張係数)が、ベース基体5の第1熱膨張係数よりも大きいため、降温処理により、成長結晶層50cの収縮の程度は、ベース基体5の収縮の程度よりも大きい。このため、成長結晶層50cには、引っ張り応力が加わる。成長結晶層50cにおいては、第1マスク層41aの上の、第1上層51uと第2上層52uとの第1境界55aにおける機械的強度は、他の部分よりも低い。このため、降温処理による発生する引っ張り応力により、第1境界55aに沿って、第1上層51uと第2上層52uとが互いに離間する。この離間は、第1上層51uと第2上層52uとを劈開により離間させることを含む。
実施形態においては、成長結晶層50cは、成長温度(第1温度及び第2温度など)から低温の第3温度(例えば室温)に降温する過程で、分断される。
一般に行われている方法では、結晶成長の後に、成長結晶層50cは、ダイシングなどにより分断する。
本実施形態によれば、ダイシング工程が省略でき、製造効率の高い半導体装置の製造方法が提供できる。ダイシング工程を行わないため、高い歩留まりが得られる。
本実施形態によれば、1つのウェーハ(ベース基体5)上に、微細なサイズを有する複数の半導体装置を簡単に形成することができる。
1つのウェーハの上に、開口部を有するマスク部を設け選択成長を行い、複数の半導体装置を形成する参考例の方法がある。この方法では、マスク部の上では結晶成長させず、マスク部の開口部から露出したウェーハの上で結晶成長させる。そして、マスク部を完全に覆うことがないように結晶を成長させる。すなわち、成長させる高温度において、複数の半導体層は互いに分断されている。この方法では、素子分離工程(ダイシングなど)を省略できる。しかしながら、この方法では、マスク部の幅が広く、1つのウェーハの上に形成できる半導体層(素子)の数が少ない。特に、素子面積が小さい場合に、ウェーハの面積に対する、合計の素子面積の比は小さくなる。
これに対して、本実施形態においては、マスク層41の幅は小さく、成長させる高温度においては、複数の半導体層は互いに接している。そして、降温処理において、複数の半導体層が互いに分断される。本実施形態においては、マスク層41の幅は狭い。このため、1つのウェーハの上に形成できる半導体層の数が多い。本実施形態においては、結晶成長の段階で、材料使用効率が高い。
微小な発光素子部を含む半導体装置の実現が望まれている。このような半導体装置の形成においては、高い、素子分離の制御性が求められる。本実施形態においては、結晶成長の工程において、成長基板と成長結晶層50cとの熱膨張率の差により生じるクラックを利用する。本実施形態を適用するで、素子分離工程を省略でき、素子面の無駄な領域を減少できる。
微小な発光素子部を含む半導体装置は、例えば表示装置に応用できる。例えば、赤、青及び緑などの光をそれぞれ放出する複数の発光素子部を1つのウェーハ上に形成し、表示を行うことができる。
以下、本実施形態に係る半導体装置の製造方法の1つの例について、説明する。
ベース基体5として、(111)面のシリコン基板を用いる。シリコン基板を、HとHSOとの1:1の混合液で13分間洗浄する。次に、2%のHFを用いて10分間、シリコン基板を洗浄する。洗浄後、シリコン基板をMOVPE反応室内に導入する。
サセプタを水素雰囲気下で1130℃に昇温し、シリコン基板の上に、AlN層を形成する。AlN層45の上に、100ナノメートル(nm)の厚さを有するAlx1Ga1−x1N(0<x1<1)層(AlGaN層46)を形成する。Alx1Ga1−x1N(0<x1<1)層の上に、300ナノメートル(nm)の厚さを有するGaN層47を形成する。このAlN層45と、Alx1Ga1−x1N(0<x1<1)層(AlGaN層46)と、GaN層47と、が、中間結晶層40となる。
次に、サセプタを室温まで降温し、ウェーハ(シリコン基板及び中間結晶層40)をMOVPE反応室から取り出す。この時点で、中間結晶層40には、クラック等は発生していない。
次に、ウェーハを蒸着装置に導入する。所定のマスクを用いて第1マスク層41aを形成する。第1マスク層41aの厚さは100nmであり、幅は1500nmである。第1マスク層41aの開口部の幅は、4000nmである。第1マスク層41aの延在方向は、中間結晶層40のGaN層のm面に実質的に平行である。すなわち、第1方向は、m面に対して実質的に直交する。
次に、第1マスク層41aが形成されたウェーハを、HとHSOとの1:1の混合液で13分間洗浄する。次に、ウェーハを2%のHClを用いて3分間、洗浄する。この後、ウェーハをMOCVD反応室に導入する。
サセプタを1130℃に昇温し、第1下層51l、第2下層52l、第1上層51u及び第2上層52uとなるGaN層を形成する。このGaN層が、成長結晶層50cに相当する。このGaN層の厚さは、例えば2000nmである。
サセプタを室温まで降温する。降温の過程で熱膨張係数差に起因する引っ張り応力が成長結晶層50cに作用する。成長結晶層40cに、引っ張り応力によりクラックが生じる。このクラックは、第1マスク層41の上に形成される。これにより、成長結晶層50cは、所望の形状に、自然に分離される。
本実施形態によれば、成長結晶層50cの分離工程(例えばダイシング工程)が省略でき、製造効率の高い半導体装置の製造方法が提供できる。
シリコン基板上にマスク層41を設けないでGaN層を成長させる場合、熱膨張係数の差により、GaN層にクラックが生じる。このクラックは、GaNのm面に沿って生じ易いことが分かった。
一方、シリコン基板上に、帯状のマスク層41を設け、GaN層を成長させた場合には、GaN層に生じるクラックは、マスク層41の延在方向に沿う傾向があることが分かった。
マスク層41の延在方向とGaN層の結晶軸の方向との角度を変えた実験によると、GaN層の横方向成長の成長方向がa軸に沿っている場合は、横方向成長し難い。例えば、横方向成長の成長方向とa軸との間の角度の絶対値が7.5度以下の場合は、GaN層は横方向成長し難い。GaN層の横方向成長の成長方向がm軸に沿っている場合は、横方向成長し易い。例えば、横方向成長の成長方向とm軸との間の角度の絶対値が22.5度以下の場合は、GaN層は横方向成長し易い。
本実施形態においては、第1領域R1と第2領域R2との間に設けられる第1マスク層41aを、第1上層51uと第2上層52uとで覆う。このため、横方向成長の成長方向は、第1方向に沿う。
第1上層51u及び第2上層52uが、窒化物半導体である場合、第1上層51uから第2上層52uに向かう第1方向と、窒化物半導体のm軸と、の間の角度は、22.5度以下であることが好ましい。これにより、第1上層51u及び第2上層52uにより第1マスク層41aを覆うことが容易になる。
本実施形態においては、成長結晶層50cの第2格子定数は、中間結晶層40の第1格子定数よりも大きい。このため、成長の高温時においては、成長結晶層50cには圧縮応力が印加される。このため、成長中には、成長結晶層50cには、クラックが生じない。そして、成長後の降温中に、ベース基体5と成長結晶層50cとの間の熱膨張係数の差により、成長結晶層50cに大きな引っ張り応力が印加される。そして、この引っ張り応力により、第1上層51uと第2上層52uとの第1境界55aにおいて、成長結晶層50cが、分断される。
第2格子定数が第1格子定数よりも小さいと、成長中に引っ張り応力が生じる。このため、降温中に更に引っ張り応力が加わり、第1境界55aの他に、第1上層51uまたは第2上層52uの領域にもクラックが生じる。また、成長中にクラックが発生することがあり、所望の構成が得られない。
実施形態においては、成長結晶層50cの第2格子定数を、中間結晶層40の第1格子定数よりも大きく設定することで、成長の高温時におけるクラックを抑制し、成長後の降温中に生じる引っ張り応力により、成長結晶層50cを分断する。成長結晶層50cとして用いられる材料の単体での格子定数A2(無歪みの格子定数)の、中間結晶層40のうちで成長結晶層50cと接する部分の格子定数A1に対する比(A2/A1)は、例えば、100.01%以上101.14%以下が好ましい。これにより、クラックを抑制しつつ、引っ張り応力による成長結晶層50cの分断が効果的に実施できる。実用的な素子サイズ及び材料を考慮すると、上記の比は、100.05%以上100.5%以下がさらに好ましい。
以下、本実施形態に関し、成長結晶層50cに生じる歪み(加わる応力)と、クラックの発生についての実験結果の例について説明する。この実験では、シリコン基板の上に、AlN層45を形成し、その上にAl0.3Ga0.7N層(AlGaN層46)を形成し、その上にGaN層47を形成している。これらの層が、中間結晶層40となる。そして、その上に、成長結晶層50cとなるGaN層が形成される。このGaN層の厚さは、2000nmである。実験では、中間結晶層40の条件を変え、GaN層に加わる応力を変えている。この実験では、クラックが光学顕微鏡により評価される。
図4(a)〜図4(f)は、窒化物半導体の特性を例示する光学顕微鏡写真像である。 図4(a)〜図4(f)は、それぞれ第1〜第6試料SP01〜Sp06の光学顕微鏡写真像である。
第1試料SP01においては、中間結晶層40のAl0.3Ga0.7N層の厚さは200nmである。第2試料SP02においては、中間結晶層40のAl0.3Ga0.7N層の厚さは100nmである。第3試料SP03においては、中間結晶層40のAl0.3Ga0.7N層の厚さは50nmである。第4試料SP04においては、中間結晶層40のAl0.3Ga0.7N層の厚さは20nmである。第5試料SP05においては、中間結晶層40のAl0.3Ga0.7N層の厚さは5nmである。第6試料SP06においては、中間結晶層40のAl0.3Ga0.7N層の厚さは0nmである。すなわち、第6試料SP06においては、AlN層45の上にGaN層47が直接形成されている。これらの中間結晶層40の構成は一例であり、下記に示すように所望の不整合率が得られるならば、これらに限らない。
図4(a)に示すように、第1試料SP01においては、クラック56は3つの方向に延在している。平行な方向に延在する2つのクラック56どうしの間隔は広い。
図4(b)〜図4(f)に示すように、第2試料SP02から第6試料SP06に進むにつれて、クラック56の間隔は狭くなっている。
これらの試料に関して、クラック56の間隔が測定される。上記のように、クラック56の延在方向は、3つの方向である。クラック56の間隔の値は、1つの方向に延在する、互いに平行な2つのクラック56どうしの間隔とする。光学顕微鏡の写真内のクラック56に関して、クラック56の間隔の平均値が算出される。
一方、試料のGaN層に加わる応力は、ラマン散乱分光により求められる。ラマン散乱分光により、得られるラマンシフトの値から、試料の格子間隔がわかる。無歪のGaNのラマンシフトの値は、567.819cm−1である。この値は、ウルツ鉱構造のGaNのE モードのラマンシフトの値である。この値からの変化量が、無歪みの結晶における格子間隔と、実際の試料の格子間隔と、の差に対応する。ラマンシフトは、格子不整合率を表し、格子歪の大きさに対応する。例えば、ラマンシフトの変化量は、a軸の格子不整合率に対応する。a軸の格子不整合率は、ラマンシフトの変化量/(1212.4)×100で表される。
図5は、半導体装置の製造方法に関する特性を例示するグラフ図である。
図5は、室温におけるラマンシフトの変化量ΔL(cm−1)と、クラック56どうしの間隔dc(マイクロメートル:μm)と、の関係の測定結果を示している。クラック56どうしの間隔dcは、各試料の平均値である。図5には、第1試料SP01〜第6試料SP06に関する値が示されている。
図5から分かるように、ラマンシフトの変化量ΔLの絶対値が小さいと、クラック56の間隔dcは大きい。ラマンシフトの変化量ΔLの絶対値が大きいと、クラック56の間隔dcは小さい。
実施形態において、クラック56は、複数の第1マスク層41aの上に生じ、第1領域R1及び第2領域R2のそれぞれにおいては、クラック56が生じない。このために、第1領域R1の幅及び第2領域R2の幅に対応するように、クラック56の間隔dcが設定される。すなわち、第1領域R1の幅及び第2領域R2の幅に対応するように、ラマンシフトの変化量ΔLが設定される。すなわち、第1領域R1の幅及び第2領域R2の幅に対応するように、成長結晶層50cにおける格子不整合率が制御される。
例えば、素子幅が200μmの半導体装置を形成する場合、第1領域R2の幅及び第2領域R2の幅は、200μmである。このとき、図5から、ラマンシフトの変化量ΔLの絶対値は、例えば、1.6cm−1以上1.8cm−1以下が好ましい。
例えば、第1領域R2の幅及び第2領域R2の幅が、180μm以上220μm以下のとき、ラマンシフトの変化量ΔLの絶対値は、例えば、1.6cm−1以上1.8cm−1以下が好ましい。
図5から、ラマンシフトの変化量ΔL(cm−1)と、クラック56どうしの間隔dc(mm)と、の関係は、以下の式で表される

ΔL=1.58・dc−2

このため、実施形態において、ラマンシフトの変化量ΔL(cm−1)は、第1領域R1の第1方向の幅を第1幅wr1(ミリメートル:mm)としたとき、(1.58・wr1−2)と実質的に等しいことが好ましい。例えば、ΔL/(1.58・wr1−2)は、0.8以上1.2以下が好ましい。
図6は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する電子顕微鏡写真像である。
図6は、第1マスク層41aの幅が、1.5μmであり、複数の第1マスク層41aどうしの間隔が1.9μmであるときの試料の断面SEM(Scanning Electron Microscope)像である。第1マスク層41aの幅は、第1方向の幅であり、第1中間幅wm1に対応する。複数の第1マスク層41aどうしの間隔は、第1領域R1の第1幅wr1及び第2領域の第2幅wr2に対応する。成長結晶層50cであるGAN層の厚さは、4.3μmである。
図6から分かるように、GaN層の厚さt1が約1.7μmのときに、GaN層により、第1マスク層41aが覆われている。成長結晶層50cの上面は平坦化されている。
図7は、半導体装置の製造方法を例示する電子顕微鏡写真像である。
図7は、第1マスク層41aの幅(第1中間幅wm1)が、9.5μmであり、複数の第1マスク層41aどうしの間隔(第1幅wr1及び第2幅wr2)が2.5μmであるときの試料の断面SEM像である。成長結晶層50cであるGAN層の厚さは、9.1μmである。図7の試料において、GaN層の成長時間は、図6に例示したGaN層の成長時間と同じである。
図7から分かるように、この試料では、第1マスク層41aは、成長結晶層50cに覆われない。成長結晶層50cは、ピラミッド状であり、成長結晶層50cの上面は平坦化されていない。第1マスク層41aの幅(第1中間幅wm1)が、過度に大きいと、第1マスク層41aを成長結晶層50cで覆うことが困難になる。
実用的な素子を考慮すると、成長結晶層50cの厚さは、例えば、2μm以上5μm以下である。このため、第1マスク層41aの幅(第1中間幅wm1)は、約9μm以下であることが好ましい。第1マスク層41aの幅(第1中間幅wm1)は、望ましくは、5μm以下である。第1マスク層41aの幅(第1中間幅wm1)は、望ましくは、2μm以下である。
第1領域R1の第1方向の第1幅wr1、及び、第2領域R1の第1方向の第2幅wr2は、製造する半導体装置のサイズに依存する。実用的な観点から、第1幅wr1及び第2幅wr2は、100μm以上3000μm以下であることが好ましい。
図8は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。 図8に表したように、成長結晶層50cの上(第1上層51u及び第2上層52uの上)に、機能層70をさらに形成しても良い。この機能層70も、第1上層51uと第2上層52uとの分離の際に、一緒に分割される。
このように、本製造方法において、第2成長(ステップS120)は、第1上層51u及び第2上層52uの上に機能層70(窒化物半導体結晶層)をさらに成長させることを含むことができる。
このとき、離間(降温処理であるステップS130)は、第1上層51uの上に形成されている機能層70(窒化物半導体結晶層)の第1部分70aと、第2上層52uの上に形成されている機能層70(窒化物半導体結晶層)の第2部分70bと、を第1境界55aに沿って互いに離間させることを含む。
図9は、第1の実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
図9に表したように、機能層70(窒化物半導体結晶層)は、例えば、第1導電形の第1半導体層10と、第1半導体層10の上に設けられた発光層30と、発光層30の上に設けられ第2導電形の第2半導体層20と、を含むことができる。半導体装置は、半導体発光素子である。
発光層30は、複数の障壁層31と、複数の障壁層31の間に設けられた井戸層32と、を含む。井戸層32の数は、1つでも良く、複数でも良い。すなわち、発光層30は、SQW(Single-Quantum Well)構造、または、MQW(Multi-Quantum Well)構造を有することができる。
障壁層31のバンドギャップエネルギーは、井戸層32のバンドギャップエネルギーよりも大きい。井戸層32には、例えば、InGaNが用いられる。障壁層31には、GaNが用いられる。障壁層31にInGaNが用いられる場合は、障壁層31におけるIn組成比は、井戸層32におけるIn組成比よりも小さい。発光層30から放出される光のピーク波長は、例えば200nm以上1300nm以下である。
実施形態において、成長結晶層50cが、第1半導体層10、発光層30及び第2半導体層20の少なくとも一部を含んでも良い。
図10は、第1の実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
図10に表したように、第1上層51uは、第1導電形の第1半導体層10aと、第1半導体層10aの上に設けられた第1発光層30aと、第1発光層30aの上に設けられ第2導電形の第2半導体層20aと、を含む。
そして、第2上層52uは、第1導電形の第3半導体層10bと、第3半導体層10bの上に設けられた第2発光層30bと、第2発光層30bの上に設けられ第2導電形の第4半導体層20bと、を含む。
第1発光層30a及び第2発光層30bのそれぞれが、複数の障壁層31と、複数の障壁層31の間に設けられた井戸層32と、を含む。
機能層70は、例えば、FET構造を有していても良い。
図11は、第1の実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
図14に表したように、本実施形態に係る半導体装置においては、機能層70として、n形半導体層71と、上側半導体層72と、が設けられる。さらに、ソース電極73、ドレイン電極74、及び、ゲート電極75が設けられる。
n形半導体層71は、成長結晶層50cの上に設けられる。上側半導体層72は、n形半導体層71の上に設けられる。上側半導体層72のバンドギャップエネルギーは、n形半導体層71のバンドギャップエネルギーよりも大きい。n形半導体層71は、チャネル層となる。上側半導体層72は、バリア層となる。
n形半導体層71は、例えば、不純物を含まないアンドープのAlαGa1−αN(0≦α≦1)を含む。上側半導体層72は、例えばアンドープまたはn形のAlβGa1−βN(0≦β≦1、α<β)を含む。例えば、n形半導体層71にはアンドープのGaN層が用いられる。上側半導体層72には、アンドープまたはn形のAlGaN層が用いられる。
上側半導体層72の上に、ソース電極73、ドレイン電極74、及び、ゲート電極75が設けられる。ドレイン電極74は、ソース電極73と離間している。ソース電極73及びドレイン電極74は、上側半導体層72の表面とオーミック接触をしている。ソース電極73とドレイン電極74との間に、ゲート電極75が設けられる。ゲート電極75は、上側半導体層72の表面とショットキー接触をしている。
上側半導体層72の格子定数は、n形半導体層71の格子定数よりも小さい。これにより、上側半導体層72に歪みが生じる。ピエゾ効果により、上側半導体層72内にピエゾ分極が生じる。その結果、n形半導体層71における上側半導体層72との界面付近に2次元電子ガス71gが形成される。
ゲート電極75に印加するゲート電圧を制御することで、ゲート電極75下の2次元電子ガス71gの濃度が変化し、ソース電極73とドレイン電極74との間に流れる電流が制御される。半導体装置は、例えば、HEMT(High Electron Mobility Transistor)である。
(第2の実施形態)
本実施形態においては、ウェーハ上の半導体装置が、2次元的に配置される。
図12は、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的平面図である。
図13(a)及び図13(b)は、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的断面図である。
図13(a)は、図12のB1−B2線断面に相当する。図13(b)は、図12のC1−C2線断面に相当する。
図12、図13(a)及び図13(b)に表したように、中間結晶層40の主面40aは、上記の第1領域R1、第2領域R1及び第1中間領域M1に加え、第3領域R3、第2中間領域M2、第4領域R4及び第3中間領域M3をさらに有する。
第3領域R3は、第1方向D1と非平行な第2方向D2において第1領域R1と離隔する。第2中間領域M2は、第1領域R1と第3領域R3との間に設けられる。
第4領域R4は、第3領域R3と離隔している。第4領域R4は、第1方向D1と非平行で第2方向D2と非平行な第3方向D3において第1領域R1と離隔する。第3中間領域M3は、第1領域R1と第4領域R4との間に設けられる。
第1領域R1、第2領域R1、第3領域R3及び第4領域R4のそれぞれのパターン形状は三角形である。
基板部5uは、第2中間領域M2の上に設けられた第2マスク層41bをさらに含む。基板部5uは、第3中間領域M3の上に設けられた第3マスク層41cをさらに含む。
図13(a)に表したように、第1成長の実施は、第1温度で、上記の半導体結晶を含む第3下層53lを第3領域R3の上に成長させることを含む。
第1上層51uの成長は、第1上層51uを第2マスク層41bの上にさらに延在するように成長させることを含む。
第2成長の実施は、第2温度で、第3下層53lの上から半導体結晶を含む第3上層53uを第2マスク層41bの上に延在するように成長させることを含む。第2成長の実施は、第2マスク層41bの上で第1上層51uと第3上層53uとを互いに接触させて第1上層51u及び第3上層53uで第2マスク層41bを覆うことをさらに含む。
降温処理の実施は、第3下層53l及び第3上層53uの温度を第3温度にさらに下げて、第2マスク層41bの上で接触した第1上層51uと第3上層53uとの第2境界55bで、第1上層51uと第3上層53uとを互いに離間させることを含む。
そして、第1成長の実施は、第1温度で、半導体結晶を含む第4下層54lを第4領域R4の上に成長させることを含む。
第1上層51uの成長は、第1上層51uを第3マスク層41cの上にさらに延在するように成長させることを含む。
第2成長の実施は、第2温度で、第4下層54lの上から半導体結晶を含む第4上層54uを第3マスク層41cの上に延在するように成長させることを含む。第2成長の実施は、第3マスク層41cの上で第1上層51uと第4上層54uとを互い接触させて第1上層51u及び第4上層54uで第3マスク層41cを覆うことをさらに含む。
降温処理の実施は、第4下層54l及び第4上層54uの温度を第3温度にさらに下げて、第3マスク層41cの上で接触した第1上層51uと第4上層54uとの第3境界55cで、第1上層51uと第4上層54uとを互いに離間させることを含む。
本実施形態においても、工程を省略した製造効率の高い半導体装置の製造方法を提供できる。
本実施形態において、第1方向D1と第2方向D2との間の角度は、約120度(115度以上125度以下)である。第1方向D1と第3方向D3との間の角度は、約120度(115度以上125度以下)である。
第3領域R4から第4領域R4に向かう方向は、第1方向D1に対して実質的に垂直である。第3領域R4から第4領域R4に向かう方向と、第1方向D1と、の間の角度の絶対値は、85度以上95度以下である。
図14は、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的斜視図である。
図14に表したように、中間結晶層40の主面40a上に、3つの方向に延在する3種類の帯状のマスク層41が設けられる。マスク層41の少なくともいずれかの延在方向は、成長結晶層50cのm軸方向に実質的に沿っている。マスク層41の少なくともいずれかの延在方向と、m軸方向と、の間の角度の絶対値は、22.5度以下である。
図15は、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的平面図である。
図15に表したように、この場合も、中間結晶層40の主面40aは、上記の第1領域R1、第2領域R1、第1中間領域M1、第3領域R3、第2中間領域M2、第4領域R4及び第3中間領域M3を有する。
第1領域R1、第2領域R2、第3領域R3及び第4領域R4のそれぞれのパターン形状は六角形である。
この場合も、第1方向D1と第2方向D2との間の角度は、115度以上125度以下である。第1方向D1と第3方向D3との間の角度は、115度以上125度以下である。第3領域R3から第4領域R4に向かう方向と、第1方向D1と、の間の角度の絶対値は、85度以上95度以下である。
第3領域R3の位置を変えると、第1方向D1と第2方向D2との間の角度は、約60度(55度以上65度以下)となる。
実施形態において、マスク層41(第1マスク層41a、第2マスク層41b及び第3マスク層41c)は、例えば帯状である。
複数のマスク層41が設けられ、複数のマスク層41の延在方向は、互い交差しても良い。マスク層41は例えば格子状に設けられる。
複数のマスク層41により形成される複数のマスク層41どうしの間の領域(例えば第1領域R1など)のパターン形状は任意である。パターン形状は、例えば、四角形、または三角形、六角形等である。
複数のマスク層41のそれぞれの材料は、互いに同じでも、異なっても良い。
マスク層41は、例えば、中間結晶層40の主面40aに形成される。マスク層41の少なくとも一部は、中間結晶層40に埋め込まれても良い。
マスク層41は、成長結晶層50cにおける横方向成長が強い方向に対して垂直方向に延在することが好ましい。例えば、成長結晶層50c(窒化物半導体層)は、(0001)面側に成長する。この場合に、マスク層41の延在方向は、窒化物半導体層のm面に沿うことが好ましい。例えば、マスク層41の延在方向と、窒化物半導体層のm面と、の角度の絶対値は、22.5°以内である。この範囲において、窒化物半導体層における横方向成長がより強く、マスク層41を覆うことが容易になる。
成長結晶層50cの厚さは、マスク層41の厚さよりも厚い。例えば、第1上層51uの厚さ及び第2上層52uの厚さは、第1マスク層41aの厚さよりも厚い。
半導体装置に含まれるデバイス構造(例えば機能層70)は、成長結晶層50cの上に形成される。例えば、成長結晶層50cにより、表面が平坦化された後に、成長結晶層50cの上に機能層70が形成される。または、デバイス構造は、成長結晶層50cの中に含まれても良い。
実施形態に係る製造方法により形成された成長結晶層50c(及び機能層70)は、例えば、ベース基体5から剥離されても良い。適宜電極が形成され半導体装置が形成できる。
実施形態によれば、窒化物半導体層の破壊や劣化が少なく良好な結晶性を保持した半導体装置が提供できる。
実施形態によれば、成長用基板とほぼ同面積の窒化物半導体層およびそのデバイス構造を、素子分離工程を経ることなく、独立素子を高い材料歩留まりで得ることができる。
実施形態において、ベース基体5には、シリコンの他に、例えば、SiO(二酸化ケイ素)、サファイアなどのアルミニウム酸化物、二酸化ケイ素と酸化アルミニウムとを含む化合物、ZnO及びZrOなど金属酸化物、GaNなど窒化物、SiC及びグラフェンなど炭化物、ZrB、Moなどの金属、または、Mo/Cuなど金属多層積層体を用いても良い。
実施形態において、半導体層の成長には、例えば、有機金属気相堆積(Metal-Organic Chemical Vapor Deposition: MOCVD)法、有機金属気相成長(Metal-Organic Vapor Phase Epitaxy:MOVPE)法、分子線エピタキシー(Molecular Beam Epitaxy:MBE)法、及び、ハライド気相エピタキシー法(HVPE)法などを用いることができる。
例えば、MOCVD法またはMOVPE法を用いた場合では、各半導体層の形成の際の原料には、以下を用いることができる。Gaの原料として、例えばTMGa(トリメチルガリウム)及びTEGa(トリエチルガリウム)を用いることができる。Inの原料として、例えば、TMIn(トリメチルインジウム)及びTEIn(トリエチルインジウム)などを用いることができる。Alの原料として、例えば、TMAl(トリメチルアルミニウム)などを用いることができる。Nの原料として、例えば、NH(アンモニア)、MMHy(モノメチルヒドラジン)及びDMHy(ジメチルヒドラジン)などを用いることができる。
不純物の原料には、例えば、以下を用いることができる。Siの原料ガスとして、例えば、シラン(SiH)を用いることができる。Mgの原料として、例えば、ビスシクロペンタジエニルマグネシウム(CpMg)を用いることができる。Mnの原料として、例えば、トリカルボニルマンガン(MMT)を用いることができる。Feの原料として、例えば、鉄カルボニル(Fe(CO))、フェロセン(CpFe)を用いることができる。酸素(O)の原料として、例えば、酸素プラズマを用いることができる。
実施形態によれば、工程を省略した製造効率の高い半導体装置の製造方法が提供される。
なお、本明細書において「窒化物半導体」とは、BInAlGa1−x−y−zN(0≦x≦1,0≦y≦1,0≦z≦1,x+y+z≦1)なる化学式において組成比x、y及びzをそれぞれの範囲内で変化させた全ての組成の半導体を含むものとする。またさらに、上記化学式において、N(窒素)以外のV族元素もさらに含むもの、導電形などの各種の物性を制御するために添加される各種の元素をさらに含むもの、及び、意図せずに含まれる各種の元素をさらに含むものも、「窒化物半導体」に含まれるものとする。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明の実施形態は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、半導体装置に含まれるベース基体、中間結晶層、マスク層、成長結晶層及び機能層などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した半導体装置の製造方法を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての半導体装置の製造方法も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
5…ベース基体、 10、10a…第1半導体層、 10b…第3半導体層、 20、20a…第2半導体層、 20b…第4半導体層、 30…発光層、 30a…第1発光層、 30b…第2発光層、 31…障壁層、 32…井戸層、 40…中間結晶層、 40a…主面、 41…マスク層、 41a〜41c…第1〜第3マスク層、 45…AlN層、 46…AlGaN層、 47…GaN層、 50c…成長結晶層、 51l…第1下層、 51u…第1上層、 52l…第2下層、 52u…第2上層、 53l…第3下層、 53u…第3上層、 54l…第4下層、 54u…第4上層、 55a〜55c…第1〜第3境界、 56…クラック、 70…機能層、 70a、70b…第1、第2部分、 71…n形半導体層、 71g…2次元電子ガス、 72…上側半導体層、 73…ソース電極、 74…ドレイン電極、 75…ゲート電極、 ΔL…ラマンシフトの変化量、 D1〜D3…第1〜第3方向、 M1〜M3…第1〜第3中間領域、 R1〜R4…第1〜第4領域、 SP01〜SP06…第1〜第6試料、 dc…クラックの間隔、 t1…厚さ、 wm1…第1中間幅、 wr1…第1幅、 wr2…第2幅

Claims (20)

  1. 第1熱膨張係数を有するベース基体と、前記ベース基体の上に設けられ第1格子定数を有する中間結晶層と、第1マスク層と、を含む基板部であって、前記中間結晶層は、第1領域と、前記ベース基体から前記中間結晶層に向かう積層方向に対して垂直な第1方向において前記第1領域と離隔した第2領域と、前記第1領域と前記第2領域との間に設けられた第1中間領域と、を含む主面を有し、前記第1マスク層は、前記第1中間領域の上に設けられている、基板部を用意し、
    前記第1熱膨張係数よりも大きい第2熱膨張係数と、前記第1格子定数よりも大きい第2格子定数と、を有する半導体結晶を含む第1下層を第1温度で前記第1領域の上に成長させ、前記半導体結晶を含む第2下層を前記第1温度で前記第2領域の上に成長させる第1成長を実施し、
    第2温度で、前記第1下層の上から前記半導体結晶を含む第1上層を前記第1マスク層の上に延在するように成長させつつ、前記第2下層の上から前記半導体結晶を含む第2上層を前記第1マスク層の上に延在するように成長させて、前記第1マスク層の上で前記第1上層と前記第2上層とを互い接触させて前記第1上層及び前記第2上層で前記第1マスク層を覆う第2成長を実施し、
    前記基板部、前記第1下層、前記第2下層、前記第1上層及び前記第2上層の温度を、前記第1温度及び前記第2温度よりも低い第3温度に下げて、前記第1マスク層の上で前記接触した前記第1上層と前記第2上層との第1境界で、前記第1上層と前記第2上層とを互いに離間させる降温処理を実施する半導体装置の製造方法。
  2. 前記離間は、前記第1上層と前記第2上層とを劈開により離間させる請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記中間結晶層は、第1窒化物半導体を含み、
    前記半導体結晶は、第2窒化物半導体を含む請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記中間結晶層は、Alx1Ga1−x1N層(0<x1≦1)を含み、
    前記半導体結晶は、Alx2Ga1−x2N層(0≦x2<1、x2<x1)を含む請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記中間結晶層は、AlN層と、前記AlN層の上に設けられたAlx1Ga1−x1N層(0<x1<1)と、を含み、
    前記半導体結晶は、Alx2Ga1−x2N層(0≦x2<1、x2<x1)を含む請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記x1は、0.05以上0.95以下であり、
    前記x2は、0.05未満である請求項4または5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記ベース基体は、シリコン基板である請求項1〜6のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1マスク層は、金属酸化物を含む請求項1〜7のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1マスク層は、シリコン酸化物を含む請求項1〜7のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1上層及び前記第2上層のラマンシフトの変化量をΔL(cm−1)とし、
    前記第1領域の前記第1方向の幅をwr1(ミリメートル)としたとき、
    ΔL/(1.58・wr1−2)は、0.8以上1.2以下である請求項1〜9のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第1中間領域の前記第1方向の幅は、9マイクロメートル以下である請求項1〜10のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第1領域の前記第1方向の幅、及び、前記第2領域の前記第1方向の幅は、100マイクロメートル以上3000マイクロメートル以下である請求項1〜11のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第2成長は、前記第1上層及び前記第2上層の上に窒化物半導体結晶層を成長させることをさらに含み、
    前記離間は、前記第1上層の上に形成されている前記窒化物半導体結晶層の第1部分と、前記第2上層の上に形成されている前記窒化物半導体結晶層の第2部分と、を前記第1境界に沿って互いに離間させることを含む請求項1〜12のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記窒化物半導体結晶層は、
    第1導電形の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の上に設けられた発光層と、
    前記発光層の上に設けられ第2導電形の第2半導体層と、
    を含む請求項13記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記第1上層は、
    第1導電形の第1半導体層と、
    前記第1半導体層の上に設けられた第1発光層と、
    前記第1発光層の上に設けられ第2導電形の第2半導体層と、
    を含み、
    前記第2上層は、
    第1導電形の第3半導体層と、
    前記第3半導体層の上に設けられた第2発光層と、
    前記第2発光層の上に設けられ第2導電形の第4半導体層と、
    を含む請求項1〜12のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記主面は、
    前記第1方向と非平行な第2方向において前記第1領域と離隔した第3領域と、
    前記第1領域と前記第3領域との間に設けられた第2中間領域と、
    さらに含み、
    前記基板部は、前記第2中間領域の上に設けられた第2マスク層をさらに含み、
    前記第1成長の実施は、前記第1温度で、前記半導体結晶を含む第3下層を前記第3領域の上に成長させることを含み、
    前記第1上層の成長は、第1上層を前記第2マスク層の上にさらに延在するように成長させることを含み、
    前記第2成長の実施は、
    前記第2温度で、前記第3下層の上から前記半導体結晶を含む第3上層を前記第2マスク層の上に延在するように成長させることと、
    前記第2マスク層の上で前記第1上層と前記第3上層とを互いに接触させて前記第1上層及び前記第3上層で前記第2マスク層を覆うことと、
    を含み、
    前記降温処理の実施は、前記第3下層及び前記第3上層の温度を前記第3温度にさらに下げて、前記第2マスク層の上で前記接触した前記第1上層と前記第3上層との第2境界で、前記第1上層と前記第3上層とを互いに離間させることを含む請求項1〜15のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記主面は、
    前記第3領域と離隔しつつ、前記第1方向と非平行で前記第2方向と非平行な第3方向において前記第1領域と離隔した第4領域と、
    前記第1領域と前記第4領域との間に設けられた第3中間領域と、
    さらに含み、
    前記基板部は、前記第3中間領域の上に設けられた第3マスク層をさらに含み、
    前記第1成長の実施は、前記第1温度で、前記半導体結晶を含む第4下層を前記第4領域の上に成長させることを含み、
    前記第1上層の成長は、第1上層を前記第3マスク層の上にさらに延在するように成長させることを含み、
    前記第2成長の実施は、
    前記第2温度で、前記第4下層の上から前記半導体結晶を含む第4上層を前記第3マスク層の上に延在するように成長させることと、
    前記第3マスク層の上で前記第1上層と前記第4上層とを互い接触させて前記第1上層及び前記第4上層で前記第3マスク層を覆うことと、
    を含み、
    前記降温処理の実施は、前記第4下層及び前記第4上層の温度を前記第3温度にさらに下げて、前記第3マスク層の上で前記接触した前記第1上層と前記第4上層との第3境界で、前記第1上層と前記第4上層とを互いに離間させることを含む請求項16記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記第1方向と前記第2方向との間の角度は、115度以上125度以下であり、
    前記第1方向と前記第3方向との間の角度は、115度以上125度以下であり、
    前記第3領域から前記第4領域に向かう方向と、前記第1方向と、の間の角度の絶対値は、85度以上95度以下である請求項17に記載の半導体層の製造方法。
  19. 前記第1方向と前記第2方向との間の角度は、55度以上65度以下、または、115度以上125度以下である請求項16または17に記載の半導体層の製造方法。
  20. 前記ベース基体は、(111)面または(100)面の方位を有する請求項1〜19のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
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